安全解析 法 STAMP/STPA の概要と事例紹介 平成 26 年 1 21 有 宇宙システム株式会社 Japan Manned Space Systems Corporation (JAMSS) 安全開発保証部ソフトウェアグループ星野伸

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1 安全解析 法 STAMP/STPA の概要と事例紹介 平成 26 年 1 21 有 宇宙システム株式会社 Japan Manned Space Systems Corporation (JAMSS) 安全開発保証部ソフトウェアグループ星野伸 (hoshino.nobuyuki@jamss.co.jp)

2 Contents 1. 会社紹介 (10 分 ) 2. STAMP/STPA の概要 (20 分 ) 3. 宇宙機における STAMP/STPA の事例 (30 分 ) 1

3 1. 会社紹介

4 設 有 宇宙システム ( 株 ) 本が初めて有 宇宙システム : 国際宇宙ステーション計画を実施するにあたり 平成 2 年 5 に NASDA/ 宇宙開発事業団 ( 現 JAXA/ 宇宙航空研究開発機構 ) を 援する組織として発 日本 国際宇宙ステーション アメリカ 本のモジュールの運 管制 宇宙実験の準備 / 実験 宇宙 / 管制要員の訓練 運 / 実験装置の技術 援 安全開発保証 JAXA 筑波宇宙センター NASA 宇宙センター 3

5 ソフトウェア IV&V 独 検証および有効性確認 (Independent Verification and Validation) 開発組織から独 した組織が うソフトウェアの 信頼化 安全性確保のための評価活動 IV&V による効果 ( メリット ) 開発コストの削減 早期に問題点を検出することで開発の 戻りを防 システム全体としての視点で問題点を検出 ソフトウェア開発 ソフトウェアに偏らず システムの安全性や信頼性に関わる問題点を識別 開発者から独 的な視点をとることで開発者が 逃した問題点を検出 ユーザの期待する動作を実現していることの確実性を向上 インタフェース 特に開発チームが複数あるときのチーム間のインタフェースにおける問題を識別 ソフトウェア IV&V 4

6 IV&V の実績 ( 部 ) 有 システム きぼう JAXA こうのとり JAXA JAXA 物実験装置 JAXA JAXA 重 発 装置 きぼう 地上官制システム 組込みシステム 情報システム JAXA EPSILONE H-2A JAXA JAXA かぐや JAXA JAXA ロケット 安全システム GCOM-W1 JAXA JAXA GCOM-C1 ALOS-2 JAXA きずな JAXA 5 無 システム ロケット 安全システム

7 ソフトウェア IV&V のプロセス システム要求分析 システム仕様書 ソフトウェア要求分析 ソフトウェア要求仕様書 ソフトウェア設計 ソフトウェア設計仕様書 コーディング ソフトウェア開発 ソースコード 単体試験仕様 結合試験仕様 単体試験 統合試験仕様 結合試験 統合試験 ソフトウェアの開発 程 ( 要求分析 統合試験 ) のすべての段階で実施 各開発 程において開発組織が作成する開発成果物を評価 検証 (Verification) 前 程での決定事項に対して正しく作られていることを確認 有効性確認 (Validation) 正しいものが作られていることを確認 ソフトウェア IV&V 検証 有効性確認 6

8 JAMSS IV&V の特徴 当社独 上流 程の IV&V ソフトウェアの要求分析 設計フェーズから検証を実施することで早期に問題点を検出 統合セミフォーマル検証 ハザード解析技術 (STAMP/STPA 等 ) により システム全体の視点で評価 セミフォーマル検証技術により 開発者から独 的な視点で評価 7

9 JAMSS IV&V の特徴上流 程の IV&V 上流 程 下流 程 ソフトウェア開発 組込み以降 システム要求分析 システム仕様書 ソフトウェア開発 ソフトウェア要求仕様書ソフトウェア要求分析 統合試験仕様 統合試験 ソフトウェア設計仕様書ソフトウェア設計 結合試験仕様 結合試験 ソースコード 単体試験仕様 コーディング 単体試験 with 統合セミフォーマル検証 IV&V を実施する他社 ( 国内数 社 1 ) 1 独 テストの実施含む 不具合の 改修コスト 2 ケーススタディ IV&V 実施 IV&V:9 改修 :1 不具合検出!! 10 IV&V 未実施 不具合混 改修 : 100 不具合検出!! McConnell, S( 著 ), クイープ ( 訳 ):Code Complete 第 2 版 < 上 >- 完全なプログラミングを 指して, pp.34-35, 経 BP ソフトプレス (2005). など 8

10 JAMSS IV&V の特徴統合セミフォーマル検証 検証対象を絞る技術 フォーマルメソッドなどを基にしたセミフォーマル検証技術を組み合わせ 規模システムに適 統合セミフォーマル検証 検証対象を絞る技術 セミフォーマル検証技術 ハザード解析技術 FTA STAMP/STPA 1 CBCS 2 安全要求を参考にしたハザード解析 1 Systems-Theoretic Accident Model and Process / STAMP based Process Analysis (MIT と共同研究中 ) 2 Computer-Based Control System 不具合分析技術 検証対象を安全上重要な箇所に絞る モデル解析技術 フォーマルメソッド トレーサビリティ確認技術 TRAD 階層型事故モデル検証対象を過去の (NTSB モデル ) 同種のソフトウェアの CAST 3 不具合分析からモデル検査技術得られたソフトウェア BLAST PAT Pro SPIN の弱点に絞るシミュレーション技術 3 Causal Analysis based on STAMP (MITと共同研究中) UltraC 然 語に近い 語でモデリングすることで仕様書から効率的に 漏れなく情報を抽出 然 語モデリング技術 動モデル変換ツール リーチャビリティ確認技術 RAE 状態遷移の完全性 貫性確認技術 SpecTRM 9

11 2. STAMP/STPA の概要

12 STAMP/STPA の概要 STAMP(Systems-Theoretic Accident Model and Process): システム理論に基づく事故モデル STPA(STAMP based Process Analysis):STAMP に基づく安全解析 法 マサチューセッツ 科 学 (MIT) の Nancy.G.Leveson 教授が 最新 献 Engineering a Safer World の中で提唱 複数のコントローラが介在する複雑なシステムに対する安全解析の 法論 システムを構成するサブシステムやコンポーネントに不具合がなくとも, サブシステムやコンポーネントの組み合わせによって全体のシステムにおける不具合が発 する 11

13 STAMP/STPA の概要 従来の安全解析 法と STPA の違い 分析 法 特徴 従来 法 (FTA, FMEA) STAMP /STPA フォールトツリー図や影響分析表を いて分析する コントロールストラクチャ図とコントロールループ図にガイドワードを適 する 12 機器や組織の単 故障をハザード要因として識別する 分岐条件を論理的に組むことで網羅的に分析できる 深く分析できる反 全体的な視野での分析が難しい 複数の機器や組織 ( 間 ) が 相互作 を う複雑なシステムにおいて 相互作 のハザード要因を識別する 過去の事故事例データに基づくガイドワードにより網羅的に分析できる システム全体の振る舞いを確認しながら分析ができる

14 STAMP/STPA の概要 分析の流れ Step.0 ハザード制御に関わる Control Structure の作成 特徴 従来のハザード解析 法のような 個々のコンポーネント故障に着 するのではなく 複雑に連携するコンポーネント間の相互作 に関連するシステムレベルの問題に着 する Step.1 安全な Control Action の識別によるハザードシナリオの分析 4 つのガイドワードを いて 危険な状態を導くコントローラの動作 ( 安全なコントロールアクション :UCA) を識別する Step.2 Control Loop の作成によるハザード要因の分析 Control Loop 上のガイドワードを いて UCA の要因を識別する 特に ソフトウェアやヒューマンに起因する要因として, コントローラの想定するプロセスモデルが, 実際のプロセスの状態と 盾することで起きる要因を識別する Step.3 安全制約の識別 ハザード要因を制御 / 除去するための安全制約を識別する 13

15 STAMP/STPA の概要 Step.0 ハザード制御に関わる Control Structure の作成 システムのハザード制御に関係するコンポーネント ( システム 機器 計算機 組織 など ) 及び コンポーネント間のデータの授受を識別し Control Structure Diagram を作成する コンポーネント A コマンド 3 コマンド 1 データ 1 コンポーネント B 字 :Control Action ( 指 コマンド ) 字 : フィードバックデータ コマンド 2 データ 2 コンポーネント C 14

16 STAMP/STPA の概要 Step.1 安全な Control Action の識別によるハザードシナリオの分析 Control Structure からハザード制御に必要な Control Action を抽出し, それらに対して 4 つのガイドワードを適 して, ハザードにつながる Unsafe Control Actions を分析する 1. Not Provided 必要なコントロールアクションが供給されない 2. Incorrectly Provided 誤った 安全なコントロールアクションが供給される 3. Provided Too Early, Too Late, or Out of Sequence 意図しないタイミングで供給される 4. Stopped Too Soon 途中で まる ( または必要以上に く実施される ) 15

17 STAMP/STPA の概要 Step.2 Control Loop の作成によるハザード要因の分析 STPA Step1 で識別した Unsafe Control Actions 毎に, 関係する Controller と Controlled Process を識別して Control Loop Diagram を作成し, ガイドワードを適 して, 詳細なハザード要因を分析する コントローラ 上位からの指 や外部情報の誤り 落 Control Action が不適切 無効 落 不 分な制御アルゴリズム ( 作成上の不具合 プロセスモデルがプロセス変更 不 致 不完全不正確な修正 適応 ) フィードバックの不 分 落 遅延 アクチュエータ センサー 動作の遅れ 不 分な動作 プロセスへの の誤り 落 制御対象プロセス 部品故障経時変化 不 分な動作 不正確な情報情報がない測定の不正確さフィードバックの遅延 プロセスからの出 の誤り 意図しない または範囲外の外乱 16

18 STAMP/STPA の概要 Step.3 安全制約の識別 Step.2 で識別したハザード要因毎に ハザード要因を制御 / 除去するための安全制約を識別する 17

19 3. 宇宙機における STAMP/STPA の事例

20 宇宙機におけるSTAMP/STPAの事例 HTV( コウノトリ ) のシステム概要 HTV の主要諸元 Items Specifications 宇宙ステーション補給機 (H-II Transfer Vehicle: HTV) 愛称 : コウノトリ 全 直径 質量 推薬 補給能 廃棄品搭載能 軌道 最 ミッション期間 9.8 m (including thrusters) 4.4 m 10,500 kg 燃料 : MMH 酸化剤 : MON3 (Tetroxide) 6,000 kg - 与圧区 : 4,500 kg - 与圧区 : 1,500 kg Max. 6,000 kg 度 : km 軌道傾斜 : 51.6 degrees Solo flight: 100 時間 Stand-by (on-orbit): > 1 週 Berthed with ISS: Max. 30 間 19

21 宇宙機における STAMP/STPA の事例 キャプチャフェーズへの STPA 適 HTV 運 の概要 : 1. 種 島からH-IIBロケットで打ち上げ 2. ISSへのランデブ 3. ロボットアームによる把持 ( キャプチャ ) 4. ISSへのドッキング 5. アンドック /ISSからの離脱 6. 再突 20

22 宇宙機におけるSTAMP/STPAの事例 Step.0 ハザード制御に関わるControl Structure の作成 システムのハザード制御に関係するコンポーネント 及び コンポーネント間のデータの授受を識別し Control Structure Diagram を作成する HTV: こうのとり ( 輸送船 ) ISS: 国際宇宙ステーション TDRS: データ中継衛星 NASA GS:NASA 地上局 JAXA GS:JAXA 地上局 21

23 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.1 安全な Control Action の識別によるハザードシナリオの分析 Control Structure からハザード制御に必要な Control Action を抽出する ここでは キャプチャ時の通常のコマンドシーケンスを Control Action とする Control Action に対して 4 つのガイドワードを適 して, ハザードにつながる Unsafe Control Actions を分析する ( 次ページ ) キャプチャ時の通常のコマンドシーケンス 短時間 22

24 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.1 安全な Control Action の識別によるハザードシナリオの分析 Category 1 Not Provided Category 2 Incorrectly Provided Category 3 Provided Too Early, Too Late, or Out of Sequence Category 4 Stopped Too Soon 4 つのガイドワードを基に 想定しうるシステムの状態を 開発者も交えてディスカッションした結果 各セルの 中で下線が引かれている部分が ハザードに る可能性のあるシナリオとして識別された ( 次ページに 覧表 ) 23 23

25 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.1 安全な Control Action の識別によるハザードシナリオの分析 (1a) HTV がロボットアームにミスキャプチャされた危険な状態で FRGF を分離できず HTV が回転し始め ロボットアームに衝突する (1b) HTV がキャプチャ可能領域から徐々に外れていった状態で HTV をアクティベート ( 制御開始 ) するコマンドが来ない は遅れることで HTV が浮遊状態のまま ISS に衝突する (2a) アクティベート状態のままキャプチャすると このミスキャプチャが HTV への外乱となり 意図しない姿勢制御 またはアボートとなる (2b) ロボットアームによるキャプチャ前に FRGF が意図せず分離され FRGF の機構部分が浮遊物となり ISS へ衝突する またミッションも喪失する (Ca) ロボットアームが 浮遊状態になった HTV を誤って 突くことで HTV が回転し始め ISS に衝突する (Cb) キャプチャが中途半端に終わり HTV がロボットアームに固定されていない状態となって 回転し始め ロボットアームに衝突する (3a) FRGF 分離がイネーブルの状態で FRGF 分離が実 され HTV をアクティベートするコマンドが来ない は遅れることで HTV が浮遊状態のまま ISS に衝突する (3b) HTV がロボットアームに把持された状態で HTV がアクティベートされ ロボットアームからの張 が HTV への外乱となり 意図しない姿勢制御 またはアボートとなる 各ハザードシナリオに対して 次ページの STPA Step.2 の分析を ったが ここでは (1b) のシナリオのみについて例として採り上げる 24

26 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.2 Control Loop の作成によるハザード要因の分析 STPA Step1 で識別したハザードシナリオ (1b) について Controller と Controlled Process を識別して Control Loop Diagram を作成し, ガイドワードを適 して, 詳細なハザード要因を分析する 分析の結果 従来のハザード解析 (FTA) では識別されなかった原因 ( 字 ) を識別 ISS 機器故障 クルーによるミスオペ ( アクティベーションコマンドをうたない ) ISSクループロセスモデルの 盾 詳細は次ページ アクティベーションの 実施 / 不適切 アクティベーションの遅延 HTV 機器故障 ( マルチパスによる ) 通信障害 SSRMS による外乱 実際の状態とは異なる不適切なフィードバック (FreeDrift 後の時間 位置 ) フィードバック遅延 (FreeDrift 後の時間 位置 ) 誤ったフィードバック (FreeDrift 後の時間 位置 ) 実際の状態とは異なる不適切なフィードバック (Flight Mode) フィードバック遅延 (Flight Mode) 誤ったフィードバック (Flight Mode) 地上システムからの誤った情報 25

27 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.2 Control Loop の作成によるハザード要因の分析 ISS クルーの制御プロセスモデルの 盾 HTVは 無制御状態 だが HTVが 制御状態 だとISSクルーが誤認し クルーはHTV 制御開始のコマンドを送信しない このままの状況が続き HTVは安全が確保されたキャプチャ可能範囲から徐々に外れ ISSに衝突する 26

28 宇宙機における STAMP/STPA の事例 Step.3 安全制約の識別 ISS クループロセスモデルの 盾 クルーは HTV から送られてくるテレメトリの中の Flight Mode が Free Drift から Retreat Hold 及び Abort になったことにより HTV が 無制御状態 から 制御状態 へ変化したことを認識することがルール化する 不適切なフィードバック ( 時間 位置 Flight Mode) INCORRECT: パリティエラー パケットフォーマットエラー Integrity CheckやValidity Check ( 安全要求への合致 ) MISSING: 通信断 ISSとHTV 間の ハートビート 信号の状態を監視 通信断の場合は系切替 クルーへ警告 HTVの安全解析書には STPAで識別した原因の内いくつかが識別されていないが 実際のHTV 設計にはこれら原因に対する安全対策があることを確認した 27

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