本レポートはキャピタルパートナーズ証券提携先のベトナム大手証券会社とキャピタルパートナーズ証券子会社のキャピタルパートナーズベトナムコンサルティングが共同作成翻訳したものです HD 銀行 HDB HD Bank 年次株主総会議事メモ 2018 年 4 月 23 日単位ドン HDB

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みがねながだき
5 years ago
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1 本レポートはキャピタルパートナーズ証券提携先のベトナム大手証券会社とキャピタルパートナーズ証券子会社のキャピタルパートナーズベトナムコンサルティングが共同作成翻訳したものです HD 銀行 HDB HD Bank 年次株主総会議事メモ 218 年 4 月 23 日単位ドン HDB 左軸 VN指数右軸 55, 1,3 5, 1,2 1,1 45, 1, 4, 9 35, 8 3, 7 出所 Bloomberg データに基づき作成会社概要 HD 銀行は 1989 年創業でベトナム最古の商業銀行である 216 年ムーディーズは同行の預金格付けとして B2 を付与し見通しは安定的とした HD 銀行はベトナムの第 3 位の消費者金融会社である HD セゾンファイナンスの株式 5%を保有している 1

2 株式基本情報業種銀行時価 4 月 23 日終値 46,6 ドン約 223 円現在目標株価 NA 上値余地 NA 配当利回り 2 億米ドル時価総額約 2,194 億円 4,57 万米ドル外国人枠残り約 49.5 億円 73 万米ドル 3.2% 3 日平均日次売買高約 7.9 億円投資収益率 NA 発行済み株式数 9.81 億株政府保有率 % 完全希薄化後株式数 9.81 億株出所 Bloomberg データ及び会社側資料に基づき作成 214 年引当金繰入前営業利益 215 年 216 年 217 年純資金利鞘不良債権比率 % 58.3% 6.5% 54.4% 5.2 倍 4.9 倍 4.9 倍前年同期比税引き後純利益前年同期比経費比率一株当たり配当金 PBR 1,5 ドン約7円 3.2 倍 HDB PER 直近 12 ヵ月同業他社 VNI 23.9 倍 18.5 倍 19.4 倍 PBR 実績 3.2 倍 2.7 倍 3. 倍 ROE ROA

3 PG 銀行との合併は合理性に疑義 218 年 4 月 21 日に HD 銀行の年次株主総会が開催された経営陣は 217 年の業績と 218 年の計画を説明すると同時に PG 銀行との経営統合に関し株主の承認を求め株主からの質問にも回答した 218 年のガイダンスでは合併後の総資産は 267 兆ドン約 1.3 兆円前年比 41.2% 増税引き前利益は 4.7 兆ドン約 224 億円前年比 94.9%増となる見通しである同ガイダンスによると 218 年の連結自己資本比率は 12.3%となると予想される不良債権比率は 2%以下を目標とする 217 年の配当性向は 35%となり内 15%は現金配当で 1 株当たり 1,5 ドン/ 約 7 円若しくは配当利回り 3% 残り 2%は株式配当となる見込みである承認済みの PG 銀行買収価格は 2.6 倍の PBR に相当するが当社はこれは正当化できない価格と考えるその根拠は PG 銀行の ROE は 1.8% ROA は 1.2%であるのに対し同業他社は 217 年の ROE が 14.1% ROA が.8%で 2.7 倍の PBR 実績で売買されているからである株主総会で HD 銀行による PG 銀行との合併を承認同承認を受け HD 銀行は額面 1, ドン約 48 円で 3 億株を発行するこれにより資本金に 3 兆ドン約 143 億円が上乗せされ同行の合併後資本金総額は 12.8 兆ドン約 611 億円に増額される株主総会では 1 対.621 の株式交換も承認された PG 銀行 1 株は HD 銀行.621 株に交換可能従って HD 銀行が発行する 3 億株の内 1 億 8,63 万株が PG 銀行の既存株主に割り当てられることになるこの株式交換は PG 銀行が 2.6 倍の実質 PBR 倍率であることを意味する買収公表前の PG 銀行の店頭取引株価に対し 24.4%のプレミアムに相当残りの 1 億 1,37 万株は HD 銀行の既存株主に割り当てられ既存の HD 銀行 1 株に対し.111 の HD 銀行株を授与そして買収完了後 3 日以内に最大買い入れ価格 13, ドン約 62 円で金庫株として自社株買いの対象になる株式交換の予定日はベトナム国家証券委員会による公募証書発行後の 218 年 7 月である株式買い入れ後 HD 銀行は 3 億株の発行により生じた追加外国人枠に新規の外国人投資家が特定されるまで制限をかけることにより外国資本出資率の調整手続きを継続することになる 3

4 図 1 合併手続きの日程行事予定日 HD 銀行と PG 銀行の年次株主総会で両行の合併が承認される 218 年 4 月 21 日ベトナム国立銀行へ提出する書類の完成 218 年 4 月ベトナム国立銀行による承認 218 年 5 月ベトナム国立銀行総裁による合併承認の最終決定発表 218 年 6 月株主による株式交換 218 年 7 月合併完了 218 年 8 月 PG 銀行は解散し存続企業である HD 銀行が PG 銀行の全資産法定利息支払いを継承 HD 銀行新規発行株式の上場 218 年 9 月経営陣と人員の再編成出所会社側資料に基づき作成図 2 合併前後の所有権株主合併以前の株主構成合併後の株主構成株数 % 13,899, % 13,899, % 85,1, % 85,1, % 186,3, 186,3, 14.5% -ペトロリメックス 74,52, 74,52, 5.8% -ベトナム海運 18,592,74 18,592,74 1.5% 93,187,26 93,187,26 7.3% 186,3, 1,167,299, % 113,7,* 8.9% 1,28,999,999 1.% ソビコ新株全株式数 % ホールディングスその他 PG 銀行の株主商業銀行 -その他全株式数合併後 98,999,979 1% 買い入れ株数合併後株式買い入れ後の全株式数 *1 株 13, ドン約 62 円の買い入れ価格がその時点で魅力的でなければ比例配分を受ける HD 銀行の株主は流通市場で売却するかそのまま保有することになる 4

5 PG 銀行とサコムバンクは両行とも経営難であることから適当な比較対象となる下記は不良債権比率と返済基準における比較である図 3 PG 銀行とサコムバンクの比較比率サコムバンク公表不良債権比率+ベトナム資産管理公社 / PG 銀行 22.7% 9.9% 11.1% 3.4% 平均株主資本利益率(ROAE) 5.1% 1.8% 平均総資産利益率(ROAA).3% 1.2% 融資総額未収利息/融資総額サコムバンクは受取勘定関連の重大な問題を抱えているが PG 銀行はその状況ではない当社は PG 銀行がベトナム資産管理公社の負債を返済するのに 3 年を要すると見ているが一方でサコムバンクは最良の場合であっても同様の負債返済に 3 年は必要とすると思われるしたがって PG 銀行の経営状態はサコムバンクよりは良好であるが PG 銀行の PBR が 2.6 倍であるのに対してサコムバンクはわずか 1.2 倍である PG 銀行は数年にわたって複数の銀行との合併相手として検討の対象になったが結局買収が成立することはなかった HD 銀行は以下の要因により競合他行と比べ優れたシナジー効果があると判断した収益活動の協調体制に期待だが効率性は不透明ペトロリメックスは約 2,5 のガソリンスタンドを利用する 2, 万人以上の顧客と 4, の代理店を国内に有するペトロリメックスとの提携により HD 銀行がペトロリメックスの従業員に対し給与管理サービス提供をすることが可能になる契約を結ぶことによって HD 銀行の全預金に対する当座普通預金口座(CASA)比率は上昇するだろう HD 銀行によるとペトロリメックスとの関係から得られるのは当座預金 3 兆ドン /約 143 億円及びプリペイドカード 9, 件中小企業より小売り消費者金融への融資を重視 217 年に積極的に 19 の支店と営業所を開設した後 218 年以降に HD 銀行は当座預金クレジットカード消費者金融ローンを含む様々な商品を提供することにより新規に獲得した顧客との関係を深めることになると思われる小売りと消費者金融は収 5

6 益性と営業効率の高い分野であり融資総額の 46%を占める一方で営業利益の 6%以上の貢献度を誇っている加えて HD セゾンは消費者金融により支払われる航空券や航空旅行客への保険などの新しく独占的な商品を手掛ける予定である 6

7 本レポートは市況等に関する情報提供を目的として当社と提携証券会社との契約に基づき同社作成のレポートをキャピタルパートナーズ証券株式会社がお届けするものです本レポートは信頼できると考えられる公開情報に基づき作成されたものですがその内容の正確性及び完全性を保証するものではありません本レポートに記載された内容等は作成時点のものであり今後予告なく変更されることがありますまた資料作成者自身の私見等が含まれる場合がありますコメント中に個別銘柄や金融商品について触れている場合であっても本レポートは特定の証券の売買の推奨勧誘又は申込みを目的としたものではありません金融商品への投資には各種リスクとご負担いただく費用等があります投資にあたっては当該金融商品の契約締結前交付書面等により商品性リスクおよび費用等をよくご確認いただき投資家ご自身の判断と責任でお願いいたします資料提供キャピタルパートナーズ証券株式会社調査部商号等キャピタルパートナーズ証券株式会社金融商品取引業者加入協会関東財務局長金商第 62 号日本証券業協会一般社団法人第二種金融商品取引業協会事業所本社本店東京都千代田区内神田四国ビルディング電話番号代表大阪支店大阪府大阪市北区曽根崎梅田パシフィックビルディング電話番号代表福岡支店福岡県福岡市博多区中洲 KDC 福岡ビル電話番号代表 7

2016 年 2017 年上半期 2017 年予測営業収益伸び率 66% 13.9% -11% EPS 伸び率 9% 25.2% -3% 貸付金伸び率 4% -0.1% -4% 営業費用伸び率 71% -10% -25% 損益を通じて公正価格で測定される金融資産 33% 27.5% 29% (FV

2016 年 2017 年上半期 2017 年予測営業収益伸び率 66% 13.9% -11% EPS 伸び率 9% 25.2% -3% 貸付金伸び率 4% -0.1% -4% 営業費用伸び率 71% -10% -25% 損益を通じて公正価格で測定される金融資産 33% 27.5% 29% (FV 本レポートはキャピタルパートナーズ証券提携先のベトナム大手証券会社とキャピタルパートナーズ証券子会社のキャピタルパートナーズベトナムコンサルティングが共同作成翻訳したものですサイゴン証券 (SSI) 四半期決算速報 Saigon Securities Incorporation 作成日 : 2017 年 8 月 2 日単位 : VND SSI VN 指数指数 29,000 27,000