北海道農業・農村の現状と課題

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1 北海道農業 農村の現状と課題 令和元 (2019) 年 6 月北海道農政部

2 目次 Ⅰ 北海道農業 農村の概要 P1 Ⅱ 北海道農業 農村を取り巻く情勢と展開方向 P9 Ⅲ 北海道農業 農村の振興に向けた具体的な取組 P18

3 Ⅰ 北海道農業 農村の概要 1 北海道農業の特徴 本道では全国の 1/4 の耕地面積を活かし 稲作 畑作 酪農などの土地利用型農業を中心とした農業を展開 1 農業経営体当たりの経営耕地面積は 28.9ha と都府県の 13.1 倍 主業農家の割合は 72.9% と都府県の 3.6 倍であり 大規模で専業的な経営を展開 北海道農業の全国シェア 区 分 単位北海道全国シェア年次 耕地面積千 ha 1,145 4, % H30 年 販売農家 36 1, % 専業農家 % 千戸 H30 年兼業農家 (1 種 ) % 兼業農家 (2 種 ) % 農業就業人口千人 89 1, % H30 年 農業産出額 12,762 93, % 耕種億円 5,483 59, % H29 年 畜産 7,279 33, % 全製造業に占める食料品製造業の出荷額のシェア ( 速報値 ) 区分全国北海道 シェア (H29 年 ) 9.1% 35.4% 本道と都府県の農家の比較 1 農業経営体当たり経営耕 地面積 65 歳未満比率 ( 基幹的農業 従事者 ) 区 分 担い手への農地集積率 主業農家率 一戸当たり 単位 北海道 (a) 都府県 (b) a/b 年次 ha H30 年 % H30 年 % H30 年 % H30 年 乳用牛飼養頭数 H30 年頭乳用種肉用牛飼養頭数 H30 年肉専用種肉用牛飼養頭数 経営体当たり 農業粗収益 34,524 5, 千円農業所得 11,187 1, 農外所得 652 1, 農業依存度 % 資料 : 農水省 耕地面積調査 農業構造動態調査 生産農業所得統計 畜産統計 農業経営統計調査 経産省 工業統計調査 ( 産業編 ) 等注 1: 農業産出額 の全国の数値は都道府県合計 全国を推計単位とした 農業総産出額 は 9 兆 2,025 億円 2: 主業農家とは 農業所得が主で 1 年間に 60 日以上農業に従事している 65 歳未満の者がいる農家 3: 農業依存度とは 総所得 ( 農業所得 + 農業生産関連事業所得 + 農外所得 ) に占める農業所得の割合 4: 担い手への農地集積率 における都府県の数値は 平成 29 年度の全国集計値を基に 道で試算 担い手 には 認定農業者 ( 特定農業法人含む ) のほか 基本構想水準到達者 特定農業団体 集落内の営農を一括管理 運営する集落営農を含む H29 年 1

4 2 北海道の食料自給率 本道のカロリーベースの食料自給率は 185% 100% を超えているのは東北を中心とした 5 県のみ 本道の生産額ベースの食料自給率は 207% 本道よりも高い宮崎県などは 収益性の高い品目の生産が多い 本道の農林水産業は 国産供給熱量の約 2 割を占め 我が国における食料の安定供給に大きく貢献 北海道と主な都道府県の食料自給率 ( 平成 28(2016) 年度 ) ( 単位 :%) 食料自給率 カロリー 生産額 全国 38 (38) 66 (67) 北海道 青森 岩手 秋田 山形 新潟 宮崎 鹿児島 資料 : 農林水産省 食料需給表 全国の ( ) は 29 年度 ( 概算値 ) 北海道の国産供給熱量への寄与率 ( 平成 28(2016) 年度 ) ( 国民 1 人 1 日当たり ) 総供給熱量 A 全国 国産供給熱量 B 北海道 C 寄与率 (B/A) 2,430kcal 923kcal 189kcal 20% 資料 : 農林水産省 食料需給表 国産供給熱量及び寄与率は 道農政部による推計値 国産供給熱量全国 A = 総供給熱量 全国の食料自給率北海道 B =1 北海道産熱量 2 北海道総人口 3 全国総人口 1 : 総供給熱量 北海道の食料自給率 2 3: 総務省 人口推計 (10 月 1 日現在 ) 2

5 3 農業産出額の推移及び構成 本道の農業産出額は 平成 29(2017) 年で 1 兆 2,762 億円と全国の 13.6% を占め 昭和 59 (1984) 年以降 1 兆円を超え 29 年は過去最高を更新 全道の農業産出額の構成比では 乳用牛 野菜 畑作物が高い 本道の農業産出額と全国シェア ( 億円 ) 12,000 10,000 8,000 6,000 4,000 2,000 0 S45 年 50 年 55 年 60 年 H2 年 7 年 12 年 17 年 22 年 27 年 28 年 29 年 農業産出額 全国シェア 資料 : 農林水産省 生産農業所得統計 注 : 平成 19 年より 水田 畑作経営所得安定対策の導入等による集計方法の変更があり それ以前の数値と連動はない 12,762 (13.6) (%) 農業産出額の構成比 道 S H 全国 % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 資料 : 農林水産省 生産農業所得統計 米畑作物野菜その他耕種乳用牛その他畜産加工農産物 3

6 4 北海道の農畜産物の全国的な位置づけ 本道は 我が国有数の食料供給地域であり 多くの農畜産物で全国 1 位の生産量と なっている 生産量で北海道が全国一の主な農畜産物 ( 平成 29(2017) 年 ) カッコ内は作付面積又は飼養頭数 小麦 67.0% 大豆 39.7% 小豆 93.3% いんげん 97.0% 馬鈴しょ ( 春植え ) 80.0% 60.8 万トン (12.2 万 ha) 10.1 万トン (4.1 万 ha) 5.0 万トン (1.8 万 ha) 1.6 万トン (0.8 万 ha) 万トン (5.1 万 ha) てん菜 100% そば 53.2% たまねぎ 64.9% かぼちゃ 48.5% にんじん 32.4% 万トン (5.8 万 ha) 1.8 万トン (2.3 万 ha) 79.7 万トン (1.5 万 ha) 9.8 万トン (0.7 万 ha) 19.3 万トン (0.5 万 ha) スイートコーン 40.7% アスパラガス 13.2% 生乳 53.5% 牛肉 19.4% 軽種馬 97.5% 9.4 万トン (0.8 万 ha) 0.3 万トン (0.1 万 ha) 万トン (79.1 万頭 ) 9.1 万トン (51.7 万頭 ) (0.7 万頭 ) 資料 : 農林水産省 作物統計 牛乳乳製品統計 畜産統計 食肉流通統計 ( 公社 ) 日本軽種馬協会 軽種馬統計 注 : 米の全国に占める割合は 7.4%(58.2 万トン ) で 新潟県に次ぎ 第 2 位 4

7 5 北海道農業と関連産業の関係 道内総生産に占める農業総生産の割合は 平成 27(2015) 年で 3.2% となっており 国内総生産に占める農業総生産の 0.9% に比べ 2.3 ポイント高い 道内産業別製造品出荷額等における食品工業 ( ) の構成比は 28 年で 38.7% となっており 全国の 12.9% に比べ 25.8 ポイント高い 食料品製造業及び飲料 たばこ 飼料製造業 国 ( 道 ) 内総生産に占める農業総生産の割合 ( 単位 :%) 資料 : 農林水産省 農業 食料関連産業の経済計算 北海道経済部 道民経済計算 注 :1) 国内総生産は暦年 道内総生産は年度の統計数字 2) 道内総生産の 26 年度の数値は確報値 産業別製造品出荷額等の構成比 ( 平成 28(2016) 年 ) 38.7% 平成 北海道 ( 年度 ) 全国 ( 年 ) 北海道 全国 % 12.9% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 食料品 飲料 たばこ 飼料 木材 木製品 ハ ルフ 紙 紙加工 化学工業製品 石油 石炭製品 窯業 土石製品 鉄鋼 金属製品 電子部品 デバイス 電子回路 輸送用機械器具製造 その他製造業 資料 : 経済産業省 平成 28 年経済センサス ( 従業員 4 人以上の事業所 ) 5

8 6 農業構造の動向 ( 耕地面積 農家戸数等 ) 本道の耕地面積は平成 2(1990) 年をピークに 近年横ばいで推移しており 29 年は 114 万 5 千 ha また 荒廃農地面積は減少し 29 年で 3,050ha 農家戸数は年々減少傾向にある中 65 歳以上の比率は 30 年で 41% まで上昇 1 農業経営体あたりの経営耕地面積は年々増加しており 30 年度で 28.9ha 耕地面積の推移 荒廃農地の推移 ( 実測値 ) ( 千戸 ) , , ,185 1,209 1,201 1,185 1,169 1,156 1,146 1,145 1, ( 千 ha) S50 S55 S60 H2 H7 H12 H17 H22 H28 H29 H30 牧草地 畑 田 資料 : 農林水産省 世界農林業センサス 農林業センサス 耕地面積調査 0 農家戸数と 65 歳以上比率 ( 農業就業人口 ) 資料 : 農林水産省 世界農林業センサス 農林業センサス 農業構造動態調査 S60 H 専業 1 種兼業 2 種兼業販売農家 65 歳以上比率 41 (% (ha) 285, , , , , , , , , , ,000 8, , , ,867 3,497 3,587 3,628 資料 : 農林水産省 荒廃農地の発生 解消状況に関する調査 ( ha ) 279, , ,872 3,126 3,050 H22 H25 H26 H27 H28 H29 都府県 北海道 1 農業経営体あたりの経営耕地面積 資料 : 農林水産省 農林業センサス 農業構造動態調査 H (ha) 9,000 8,000 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 6

9 7 農業の担い手の動向 農業経営体数は年々減少し 平成 30(2018) 年 2 月現在では 3 万 8,400 経営体 効率的で安定的な農業経営を目指す認定農業者は 30 年 3 月現在で 3 万 146 経営体と近年は減少傾向 農地所有適格法人 ( ) は年々増加し 30 年 1 月現在では 3,472 法人 29 年の新規就農者総数は 569 人 農外からの新規参入者は 近年 120 人程度で推移 農外企業等の農業への参入は増加傾向にあり 30 年の農地所有適格法人による参入は 211 経営体 農地賃借による参入は 91 経営体 28 年 4 月の農地法改正により 農業生産法人 から名称変更 農業経営体数と認定農業者数の推移 80,000 60,000 40,000 20,000 0 ( 経営体 ) 64,731 新規就農者数の推移 農業経営体数 54,616 46,549 40,714 39,700 38,800 38,400 32,823 31,286 31,056 30,497 30,146 25,551 13,593 認定農業者数 H12 H17 H22 H27 H28 H29 H30 資料 : 農林水産省 農業構造動態調査 道農政部調べ ( 人 ) H17 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 新規参入者 Uターン就農者 新規学卒就農者 資料 : 道農政部調べ 農地所有適格法人数の推移 ( 法人 ) 2,642 2,182 1,794 1,559 1,318 資料 : 北海道 農地調整年報 農林水産省 農地法の施行状況に関する調査 企業等の農業への参入状況の推移 ( 経営体 ) 一般法人参入件数 ( 農地の賃借 ) 資料 : 道農政部調べ 3,045 3,181 3,302 3,472 H2 H7 H12 H17 H22 H27 H28 H29 H H17 H22 H27 H28 H29 H30 企業等が設立 一部出資した農地所有適格法人数 7

10 8 北海道農業の地域別特色 北海道は地形的に大きな広がりを持ち 気象や立地条件などが地域によって異なることから それぞれの地域において特色ある農業が展開 道央地帯 [ 空知 石狩 胆振 日高 上川 留萌 ] 農業産出額 4,336 億円 (H29) 米 26.2% 野菜 22.3% この地帯では 稲作を中心に 野菜や軽種馬 肉用牛など地域の特色を生かした農業が行われています その他畜産 21.5% 乳用牛畑作物 12.4% 7.8% 肉用牛その他耕 6.3% 種 3.4% 道東 ( 畑作 ) 地帯 [ オホーツク 十勝 ] 農業産出額 5,045 億円 (H29) 乳用牛 40.3% この地帯では 麦類 豆類 てん菜 馬鈴しょを中心とした大規模で機械化された畑作や酪農畜産が行われています 畑作物 27.2% 野菜 16.2% 肉用牛その他畜 10.6% 産 5.1% その他耕種 0.3% 米 0.2% 道南地帯 [ 後志 渡島 檜山 ] この地帯では 稲作や施設園芸 畑作 果樹など集約的な農業が行われています 道東 ( 酪農 ) 道北地帯 [ 宗谷 釧路 根室 ] 農業産出額 2,433 億円 (H29) この地帯では 冷涼な気候を活かした EU 諸国に匹敵する大規模な草地型酪農が展開されています 畑作物 0.7% その他耕種 0.6% 農業産出額 947 億円 (H29) 野菜 31.6% 乳用牛 16.5% 米畑作物 13.8% 13.2% その他畜産 12.5% 肉用牛その他耕 6.7% 種 5.8% 資料 : 農林水産省 市町村別農業産出額 を基に道で推計 乳用牛 90.1% 肉用牛 5.3% その他畜産 2.0% 野菜 1.1% 8

11 Ⅱ 北海道農業 農村を取り巻く情勢と展開方向 1 農産物の貿易ルールを巡る動き (1) 我が国の経済連携協定等の状況 全加盟国の合意を必要とする WTO の多角的貿易体制を補完するものとして 特定の国や地域間同士で貿易等のルールを取り決める FTA( 自由貿易協定 ) や EPA( 経済連携協定 ) の締結が増加 我が国では これまで 21 か国 地域と 18 の EPA が発効 署名済 平成 30(2018) 年 12 月 30 日に TPP11 協定 31 年 2 月 1 日に日 EU EPA が発効 30 年 9 月 日米物品貿易協定交渉開始を合意 31 年 4 月 日にワシントンで行われた第 1 回交渉において 農産品 自動車を含む物品貿易の議論を開始 世界のEPA FTA 締結件数の推移 ( 累積 ) ( 件 ) 日本の EPA/FTA の状況 区分 発効済 署名済 (18) 交渉妥結 実質合意 (1) 相手国等 シンガポール メキシコ マレーシア チリ タイ インドネシア ブルネイ ASEAN 全体 フィリピン スイス ベトナム インド ペルー オーストラリア モンゴル TPP12( 署名済 ) TPP11 日 EU EPA 日 ASEAN EPA の投資サービス交渉 ( 実質合意 ) (2019 年 2 月現在 ) 交渉中 (4) コロンビア 日中韓 RCEP トルコ 資料 :( 独 ) 日本貿易振興機構 ジェトロ世界貿易投資報告 2018 (2018 年 6 月現在 ) 交渉延期中又は中断 (3) GCC 韓国 カナダ *TPP11 協定参加国 : オーストラリア ブルネイ カナダ チリ 日本 マレーシア メキシコ ニュージーランド ペルー シンガポール ベトナム *GCC( 湾岸協力理事会 ) 加盟国 : バーレーン クウェート オマーン カタール サウジアラビア アラブ首長国連邦 *RCEP( 東アジア地域包括的経済連携 ):ASEAN10 カ国 + 日中韓印豪 NZ6 カ国が交渉に参加する広域経済連携 9

12 (2)TPP11 協定及び日 EU EPA による本道農業への影響 平成 30(2018) 年 2 月 道では 国の算出方法に即し 合意内容の最終年における農林水産物の生産額への影響を算出 農畜産物において TPP11 で最大 470 億円 日 EU EPA で最大 299 億円減少すると試算 関税削減等の影響で価格低下による生産額の減少が生じるものの 体質強化対策による生産コストの低減 品質向上や経営安定対策などの国内対策により 引き続き生産や農林漁業者の所得が確保され 国内生産量が維持されるものと見込んでいる TPP11 及び日 EU EPA による農林水産物の生産額への影響 ( 生産減少額 ) TPP11 日 EU EPA ( 単位 : 億円 ) 全国北海道割合全国北海道割合 農林水産物合計 905~1, ~495 34% 626~1, ~329 29~34% 農畜産物 616~1, ~470 43~48% 397~ ~299 44~50% 牛肉 200~399 47~94 24% 94~188 32~65 34~35% 豚肉 124~248 9~17 7% 118~236 8~16 7% 牛乳乳製品 199~ ~280 89~91% 134~ ~184 91~93% 資料 : 北海道 TPP11 及び日 EU EPA による北海道への影響について ( 平成 30 年 2 月 ) TPP11 協定 日 EU EPA による主な品目の関税率 TPP11 協定 日 EU EPA 豚 肉 牛肉 38.5% 発効前 1 年目 (H30 年度 ) 2 年目 (R 元年度 ) 最終年備考 冷蔵 27.5% 冷凍 26.9% 26.6% 9%(16 年目 ) 従量税 ( 最大 )[ 安い部位 ] 482 円 / kg 125 円 / kg 125 円 / kg 50 円 / kg (10 年目 ) 従価税 [ 高い部位 ] 4.3% 2.2% 1.9% 0%(10 年目 ) ソフト系チーズ ( 低関税枠内のみ ) 29.8% 27.9% [3,333t] 26.0% [20,600t] 0%(16 年目 ) [31,000t] ハード系チーズ 29.8% 27.9% 26.0% 0%(16 年目 ) 1 年目は TPP11 協定は H ~H 日 EU EPA は H31.2.1~H [ ] は低関税枠数量 10

13 (3)TPP 等関連対策 本道農業が 安全 安心で良質な農畜産物の安定供給や 地域の基幹産業としての役割を一層発揮していくためには いかなる国際環境下においても 生産者が将来に希望を持ち 安心して経営に取り組んでいくことが何よりも重要 平成 29(2017) 年 11 月 国では 総合的な TPP 等関連政策大綱 を決定し 農業の体質強化などについて取り組むこととし 29 年度補正及び 30 年度補正で予算措置 道としては TPP 等の本道農業への影響について継続的に把握していくとともに 国の施策などを活用し 生産基盤の整備 米や牛肉等の国内外の販路拡大など 本道農業の競争力強化に向けた取組を推進 総合的な TPP 等関連政策大綱の概要 ( 農業分野抜粋 ) 1 強い農林水産業の構築 ( 体質強化対策 ) 2 経営安定 安定供給のための備え ( 重要 5 品目関連 ) 次世代を担う経営感覚に優れた担い手の育成 担い手に対する農業用機械 施設の導入支援 農地の大区画化等の整備推進など 国際競争力のある産地イノベーションの促進 高収益作物 栽培体系への転換支援 水田の畑地化 畑地 樹園地の高機能化等推進など 畜産 酪農収益力強化総合プロジェクトの推進 地域の収益性向上等に必要な機械導入 施設整備等の支援 収穫作業等の受託等に対応した草地整備の推進 酪農家によるチーズ向け原料乳の高品質化等の取組支援など 高品質な我が国農林水産物の輸出等需要フロンティアの開拓 輸出事業者のグローバルな産地づくり 食肉処理施設等の産地基幹施設等の整備など 米 国別枠の輸入量に相当する国産米を政府が備蓄米として買入れ 麦 国産麦の安定供給を図るため 引き続き 経営所得安定対策を着実に実施 パスタ 菓子等の原料となる小麦のマークアップの実質的撤廃 引下げ 牛肉 豚肉 牛 豚マルキンの法制化と補塡率の引上げ (8 割 9 割 ) 豚マルキンの国庫負担水準の引上げ ( 国 1: 生産者 1 国 3: 生産者 1) 肉用子牛保証基準価格を現在の経営の実情に即したものに見直し 乳製品 液状乳製品を追加し 補給金単価を一本化した新たな加工原料乳生産者補給金制度を着実に実施 〇甘味資源作物 加糖調製品を調整金の対象に追加 資料 : 農林水産省 総合的な TPP 等関連政策大綱に基づく農林水産分野の対策 ( 平成 31 年 2 月 ) 抜粋 11

14 2 国の農政の主な動き (1) 食料 農業 農村基本計画 食料 農業 農村基本計画は 食料 農業 農村基本法に基づき 食料 農業 農村に関し 国が中長期的に取り組むべき方針を定めたものであり 情勢変化等を踏まえ 概ね 5 年ごとに変更 平成 27(2015) 年 3 月 24 日の食料 農業 農村政策審議会で新たな食料 農業 農村基本計画が答申され 27 年 3 月 31 日に閣議決定 食料 農業 農村基本計画の主なポイント ( 平成 27(2015) 年 3 月 31 日決定 ) 食料 農業 農村をめぐる情勢 高齢化や人口減少の進行 世界の食料需給をめぐる環境変化 グローバル化の進展 社会構造等の変化と消費者ニーズの多様化 農地集積など農業 農村の構造変化 多様な可能性 ( 国内外の新たな市場 ロボット技術等 ) 東日本大震災からの復旧 復興 中長期的な情勢の変化の見通し 施策推進の基本的な視点 農業や食品産業の成長産業化を促進する 産業政策 と 多面的機能の維持 発揮を促進する 地域政策 とを車の両輪として食料 農業 農村施策の改革を着実に推進 基本法の理念の実現に向けた施策の安定性の確保 食料の安定供給の確保に向けた国民的議論の深化 需要や消費者視点に立脚した施策の展開 農業の担い手が活躍できる環境の整備 持続可能な農業 農村の実現に向けた施策展開 新たな可能性を切り拓く技術革新 農業者の所得の向上と農村のにぎわいの創出 [ 食料自給率の目標 食料自給力の指標の設定 ] 平成 37 年度での実現可能性を考慮し 供給熱量ベースで 45% に引き下げるとともに 生産額ベースでは 73% まで引き上げることを明記 食料の潜在生産能力を評価する食料自給力指標を初めて提示し 食料安全保障に関する国民的議論を深め 食料の安定供給の確保に向けた取組を促進 [ 食料の安定供給の確保 ] 食品の安全確保と 食品に対する消費者の信頼の確保に向けた取組の推進 食育の推進と国産農産物の消費拡大 和食 の保護 継承の推進 農業や食品産業が 消費者ニーズへの的確な対応や新たな需要の取り込み等を通じて健全に発展するため 6 次産業化 農林水産物 食品の輸出 食品産業の海外展開等を促進 食料の安定供給に係る様々なリスクに対応するため 総合的な食料安全保障を確立 [ 農村の振興 ] 多面的機能支払制度 中山間地域等直接支払制度の着実な推進や鳥獣被害への対応強化 高齢化や人口減少の進行を踏まえ 集約とネットワーク化 など地方創生に向けた取組の強化 都市農村交流 多様な人材の都市から農村への移住 定住等の促進 [ 農業の持続的な発展 ] 力強く持続可能な農業構造の実現に向けた担い手の育成 確保 経営所得安定対策の着実な推進 女性農業者が能力を最大限発揮できる環境の整備 農地中間管理機構のフル稼働による担い手への農地集積 集約化と農地の確保 構造改革の加速化や国土強靱化に資する農業生産基盤の整備 米政策改革の着実な推進 飼料用米等の戦略作物の生産拡大 農業の生産 流通現場の技術革新等の実現 気候変動への対応等の推進 12

15 13 (2) 農林水産業 地域の活力創造プランの策定等 平成 25(2013) 年 12 月 政府 ( 農林水産業 地域の活力創造本部 ) は 1 需要フロンティアの拡大 2 需要と供給をつなぐバリューチェーンの構築 3 多面的機能の維持 発揮 4 生産現場の強化を 4 つの柱として 農林水産業 地域の活力創造プラン を策定 30 年 11 月 農林水産物の食品の輸出促進やスマート農業 農地中間管理事業の 5 年後見直しの検討結果などが活力創造プランに追加 農林水産業 地域の活力創造プラン の概要 ( 平成 30(2018) 年 11 月改訂 : 下線が追加部分 ) 1. 国内外の需要を取り込むための輸出促進 地産地消 食育等の推進 ( 農林水産物 食品の輸出促進について追加 ) 2.6 次産業化等の推進 ( スマート農業について追加 ) 3. 農地中間管理機構の活用等による農業構造の改革と生産コストの削減 ( 農地中間管理事業の 5 年後見直しの検討結果について追加 ) 4. 経営所得安定対策の見直し及び日本型直接支払制度の創設 5. 農業の成長産業化に向けた農協 農業委員会等に関する改革の推進 6. 更なる農業の競争力強化のための改革 7. 人口減少社会における農山漁村の活性化 8. 林業の成長産業化と森林資源の適切な管理 ( 森林 林業政策改革について追加 ) 9. 水産資源の適切な管理と水産業の成長産業化 10. 東日本大震災からの復旧 復興 活力創造プランに追加された内容 農林水産業の輸出力の強化 輸出に取り組もうとする産地 事業者の登録を受け それらの産地 事業者に対する情報提供 支援を強化していく取組 (GFP) を推進 先端技術の現場実装の推進 スマート農業新技術の開発 実証 普及を加速させるための 農業新技術の現場実装推進プログラム ( 仮称 ) を 2019 年夏までに策定 農地中間管理機構法施行後 5 年見直し 地域内での話し合いの再活性化に向けた人 農地プランの実質化 農地バンク事業の手続きの簡素化 農地集積 集約化の支援体制を農地バンク事業に統合一体化等

16 14 3 農政の新たな動き ( 農業分野における外国人材の受入 / 主要農作物種子法廃止に伴う種子生産への対応 ) 国は 平成 30(2018) 年 12 月 出入国管理及び難民認定法及び法務省設置法の一部を改正する法律を制定し 特定産業分野において 一定の専門性 技能を有する外国人材を受け入れる新たな在留資格 特定技能 を創設 農業 も特定産業分野となり 31 年 4 月から本制度が開始 国は 28 年 11 月 農業競争力強化プログラム において 主要農作物種子法を廃止するための法整備を進めることとし 30 年 4 月に種子法を廃止 道では 主要農作物等の安定的な供給や品質の確保を図るため 31 年 4 月に 北海道主要農作物等の種子の生産に関する条例 を制定 農業分野における特定技能による受入れの概要 北海道主要農作物等の種子の生産に関する条例の概要 在留資格 : 特定技能 1 号 >> 就労目的 在留期間 : 通算で最長 5 年 従事可能な業務の範囲 : 耕種農業全般 畜産農業全般 技能水準 : 受入れ分野で相当程度の知識又は経験を必要とする技能 ( 一定の専門性 技能が必要 ) 試験等により確認 技能実習 2 号修了者は免除 日本語能力の水準 : ある程度に日常会話ができ 生活に支障がない程度の能力を有することを基本 試験等により確認 技能実習 2 号修了者は免除 外国人材の受入れ主体 ( 雇用主 ): 農業者等派遣事業者 ( 農協 農協出資法人 特区事業を実施している事業者等を想定 )

17 4 北海道農業 農村の振興 (1) 北海道農業 農村振興条例 北海道農業の健全な発展と豊かで住み良い農村の確立を目指して 平成 9(1997) 年 4 月 道では全国初の 北海道農業 農村振興条例 を制定 北海道の農業 農村を貴重な財産として育み 次世代に引き継いでいくことが基本理念 条例では 道としての取組姿勢 や 道農政の基本的な枠組 などを定め 地域重視の考え方に立って 国の施策と合わせて道独自の施策を総合的かつ計画的に推進 この条例に基づき 北海道農業 農村ふれあい促進基金 を設け 同基金を活用して 道民が農業や農村を身近に感じ 広く理解してもらうための取組を促進 施策の基本方針 目的施策の基本方針 農業の健全な発展 豊かで住みよい農村の確立 農業 農村を支える基盤の形成 収益性の高い地域農業の確立 多様でゆとりある農業経営の促進 農業の担い手の育成及び確保 環境と調和した農業の促進 豊かさと活力のある農村の構築 15

18 (2) 第 5 期北海道農業 農村振興推進計画 道では 北海道農業 農村振興条例に基づき 将来に向けて持続的に発展する本道農業 農村づくりを目指して 農業 農村の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため 28(2016) 年 3 月に第 5 期北海道農業 農村振興推進計画 ( 平成 28~ 令和 2(2016~2020) 年度 : 5 か年間 ) を策定 本計画は 第 4 期計画を点検 検証し 北海道農業 農村振興審議会への諮問 答申及び意見聴取 道民からの意見聴取を行い 農業 農村の振興に向けた取組を進めることとし 新たな推進方針として 農業 農村の役割 機能に対する道民意識の共有 と 国内外の食市場を取り込む高付加価値農業の推進 を追加 第 5 期北海道農業 農村振興推進計画の概要 策定趣旨 本道の農業 農村を取り巻く情勢の変化や課題に的確に対応し 将来に向けて持続的に発展する本道農業 農村づくりをめざして 農業 農村の振興に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため 北海道農業 農村振興条例 に基づき策定 計画期間 平成 28 年度 ~ 令和 2(2016~2020) 年度 食を支えるチャレンジ精神旺盛な専業的な農業者を主体に我が国有数の食料供給地域として 国民全体の食を持続的に支える役割 地域と所得を支える食品加工 流通 販売 観光などと結び付き雇用の場の確保など道民の生活や地域経済を支える基幹産業としての役割 公益的機能を発揮する環境にやさしい持続的な農業の展開と洪水防止など国土 環境の保全や景観形成など公益的機能の発揮 教育の場 食を楽しむ場となる人々の憩いや癒やしの場とともに 子どもの教育の場 地域の食を楽しみ 文化に親しむ場としての役割 本道農業 農村の役割 (1) 生産努力目標の設定 米 豆麦類 てん菜 馬鈴しょ 野菜 果樹 生乳 肉類等について 生産 消費の両面における課題と取り組むべき施策と併せて 作付面積 飼養頭数 生産量等の目標を設定目標面積等の水準を多くの品目で維持しつつ 10a 当たり収量や 1 頭当たり乳量の向上により生産を拡大 (2) 自給率試算 生産努力目標の設定を踏まえ試算 カロリーベース 197%(H25) 258%(H37) 生産額ベース 201%(H25) 267%(H37) 参考: 国の目標 カロリーベース 39%(H25) 45%(H37) 生産額ベース 65%(H25) 73%(H37) 農業 農村の振興に関する施策の推進方針と展開方向 1 農業 農村の役割 機能に対する道民意識の共有 2 需要に応じた安全 安心な食料の安定供給とこれを支える持続可能な農業の推進 3 国内外の食市場を取り込む高付加価値農業の推進 4 農業 農村を支える多様な担い手の育成 確保 5 農業生産を支える基盤づくりと戦略的な技術開発 導入 6 活力に満ち 心豊かに暮らしていける農村づくり 本道の農業 農村を貴重な財産として育み 将来に引き継いでいくために必要な道民理解の促進 消費者の期待と信頼に応える食料の生産 供給に向けた取組の推進 国内外の食市場の変化への対応や成長が見込まれる世界の食関連市場の取り込みに向けた取組の推進 地域農業を将来にわたり支えていく多様な担い手の育成 確保と活躍できる環境づくり 生産力を最大限に引き出す基盤整備や ICT など新技術のフル発揮 農地の集積 集約化の推進 地域資源を活かした農村づくりと多面的機能の発揮 快適で安心して暮らせる場の確保 16

19 5 食の安全 安心の確保 道では 平成 17(2005) 年 3 月に 北海道食の安全 安心条例 を制定し 生産から消費に至る各段階での取組を推進 また 同年同月に 北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例 を制定し 遺伝子組換え作物と一般作物との交雑及び混入を防止 北海道食の安全 安心条例 の概要 目 的 食の安全 安心に関する施策を総合的かつ計画的に推進し もって道民の健康を保護し 消費者に信頼される安全で安心な食品の生産及び供給に資する 基本理念 1 道民の安全で安心な食品の選択の機会の確保 2 道民の健康の保護が最も重要であるという認識の下での取組 3 道民の要望及び意見の反映 生産者等その他道民との協働による取組 4 食品の生産から消費に至る各段階における取組 食の安全 安心のための施策 施策等の体系 基本的施策等 安全で安心な食品の生産及び供給 道民から信頼される表示及び認証の推進 情報及び意見の交換 相互理解の促進等 北海道食の安全 安心委員会 情報の提供 食品等の検査及び監視 人材の育成 研究開発の推進 緊急事態への対処等に関する体制の整備等 食品の衛生管理の推進 農産物等の安全及び安心の確保 水産物の安全及び安心の確保 生産資材の適正な使用等 生産に係る環境の保全 適正な食品表示の促進等 道産食品の認証制度の推進 情報及び意見の交換等 食育の推進 道民からの申出 財政上の措置 一般的な附属機関の設置規定 北海道遺伝子組換え作物の栽培等による交雑等の防止に関する条例 の概要 目 的 交雑及び混入の防止 生産上及び流通上の混乱の防止 遺伝子組換え作物の開発等に係る産業活動と一般作物に係る農業生産活動との調整 道民の健康の保護並びに本道の産業の振興 目 区 的 分 開放系一般栽培 許可制 開放系試験栽培 試験研究機関による研究ほ場における試験研究目的の栽培 届出制 概 要 1 栽培者は 地域説明会を開催した後 知事に許可を申請 2 知事は 食の安全 安心委員会の意見を聴取し 許可 不許可を決定上記の委員会の中に研究者からなる専門部会を設置し ここで科学的見地に立って調査審議 3 知事は 栽培許可者に対し 必要に応じて勧告 栽培中止命令 必要な措置命令 許可の取消しを行う 1 試験研究機関は 地域説明会を開催した後 知事に届出 2 知事は 食の安全 安心委員会の意見を聴取上記の委員会の中に研究者からなる専門部会を設置し ここで科学的見地に立って調査審議 3 知事は 届出のあった試験研究機関に対し 必要に応じて勧告 栽培中止命令 必要な措置を命令 17

20 Ⅲ 北海道農業 農村の振興に向けた具体的な取組 1 農業 農村の役割 機能に対する道民意識の共有 農業 農村は 食料の供給や就業の場の提供といった役割をはじめ 国土 環境の保全や美しい農村景観の形成 自然体験 農業体験などの教育の場の提供などの多面的な機能を発揮 道では 農業 農村の役割や機能について広く道民の理解と支援の輪を拡大するため 農業 農村ふれあいネットワーク との連携や ふれあいファームの登録推進 農業 農村情報誌 confa ( コンファ ) の発行などの取組を実施 農業 農村ふれあいネットワーク 会員 北海道経済連合会 北海道消費者協会 北海道農業公社 北海道農業会議 北海道土地改良事業団体連合会 北海道農業協同組合中央会 ( 事務局 ) 北海道信用農業協同組合連合会 ホクレン農業協同組合連合会 北海道厚生農業協同組合連合会 全国共済農業協同組合連合会北海道本部 北海道 主な活動内容 ( 平成 30(2018) 年度実績 ) 総合情報発信事業 消費者 ( 都市 ) と生産者 ( 農村 ) がつながり 相互理解を図るためのラジオ番組の制作 放送 広報誌等を活用した情報発信 意識啓発ポスター作成等 異業種等対話促進事業 農業 農村理解促進に係るフォーラムの開催 農業 農村コンセンサス形成に向けた取組 ふれあいファーム の登録推進 登録数:892 農場 (31(2019) 年 3 月末現在 ) 参加 体験による都市と農村の交流促進 ふれあいファームが共同で実施する農作業 加工体験の取組等に対する助成 農業者と農業関係以外の団体や教育関係機関等が連携して取り組む協働活動に対する助成など 農業 農村情報誌 confa( コンファ ) の発行 発行部数 :40,000 部 ( 年 2 回発行 ) 電子ブックへの登録 ( 北海道 ebooks) 2018 秋号 2019 春号 北海道 ebooks のブックをスマートフォン等でご覧いただくためには専用アプリ ( 無料 ) が必要です 18

21 2 需要に応じた安全 安心な食料の安定供給とこれを支える持続可能な農業の推進 (1) 米チェン 麦チェンの取組 米については 農業団体や流通団体等とともに構成する 北海道米食率向上戦略会議 を中心に 地域のイベントと連携した PR 活動や 幅広い年齢層に向けた食育講座の開催 量販店との連携によるプロモーション活動など 北海道米の道内食率向上を図る取組 ( 米チェン ) を実施 小麦については 輸入から道産への利用転換を図るため 生産から流通 加工 消費に至る関係者が連携し 需要に応じた小麦の生産や消費 流通対策に取り組む 麦チェン 運動を実施 北海道米プロモーションの展開 麦チェンシンボルロゴ 麦チェンの PR シンボルとして地域や団体等において広く使用 (PR 資料 イベント等に活用 ) 北海道米の道内食率の推移 資料 : 北海道農政部調べ 麦チェンサポーター制度 制度の概要 対象店 消費者に直接小麦製品を提供する店舗 ( ベーカリー 飲食店 ( ラーメン ) 等 ( 認定数 31(2019) 年 3 月末現在 422 店 ) 認定要件 店舗総体で道産小麦使用率 30% 以上又は 道産小麦 100% 商品が 1 アイテム以上かつ 将来的に道産小麦 50% 以上使用をめざす 19

22 問合せ先 北海道農政部食の安全推進局食品政策課北海道環境生活部環境局循環型社会推進課 電話 電話 くわしくはこちら どさんこ食育食べ残し対策 全国おいしい食べきり運動ネットワーク協議会全国共同キャンペーン 問合せ先北海道農政部食の安全推進局食品政策課電話 北海道環境生活部環境局循環型社会推進課電話 食品政策課のホームページから 宴会などで使用できる三角柱をダウンロードできます 詳しくはこちら どさんこ食育食べ残し対策検索 (2) 愛食運動の推進 道では 官民一体となって 地産地消 食育 などを総合的に推進する 愛食運動 を展開し 様々な取組を実施 道民の道産品の購買に直接結びつく仕組みづくりとして 愛食の日 を制定するとともに 道産食材のこだわり料理を提供する外食店等を 北のめぐみ愛食レストラン として認定 本道の食育を総合的に推進するため 食育推進優良活動表彰 の実施や 食品ロス削減に向けた どさんこ愛食食べきり運動 を展開 愛食の日 の制定 地産地消が道民の購買活動に直接結びつくように 毎月第 3 土曜日 日曜日を 愛食の日 とし 普及啓発活動を実施 北海道食育推進優良活動表彰 北のめぐみ愛食レストラン 道内の宿泊施設 外食店のうち 北海道産食材を使用したこだわり料理の提供を通じて 道産食材の積極的な利用や素晴らしさをお客様に伝える地産地消に取り組むお店を認定する制度 31(2019) 年 3 月末現在 370 店舗 どさんこ愛食食べきり運動 道民の食育への関心を高めるため 食育活動を積極的に行い 道内の食育の推進に貢献している個人 団体を表彰する制度 31(2019) 年 3 月末現在 17 団体 個人が受賞 表彰式 道内の食品ロス削減に向け おいしく残さず食べきろう! をスローガンに 平成 28(2016) 年から実施している運動 道民一人一人にそれぞれの立場で具体的な行動を取ってもらうため 市町村 企業 団体 学校等と連携しながら取組を実施 感謝を込めて [ 食べきり運動ポスター どさんこ愛食食べきり運動実施中! どさんこ愛食食べきり運動! 忘年会 新年会は 食べきろう! 食べきろう! 食品ロスを減らすために宴会五箇条家庭では 其の一まずは 適量注文買い物は 計画的に! 食べきれる分だけ 調理しよう! 其の二幹事さんから おいしく食べきろう! の声かけ外食の時は 其の三席を立たずにしっかり食べる 適量注文 で好き嫌いなく完食! 食べきりタイム! をつくろう宴会の時は 其の四食べきれない料理は仲間で分け合おう幹事さんの 食べきろうの声がけ と目指すは完食!! でも食べ過ぎ注意 其の五 食べきりタイム で完食! ゴミと身体のダイエットを心がけよう! 20

23 (3) 道産食品の表示に係る取組と環境と調和した農業の推進 道産食品に対する消費者の信頼確保と北海道ブランドの向上を図るため 道産食品独自認証制度 ( きらりっぷ ) や道産食品登録制度による取組の実施 持続可能な農業生産を推進するため 環境との調和に配慮したクリーン農業 有機農業の展開や 食品安全 環境保全 労働安全等の取組である GAP の導入を促進 道産食品独自認証制度 ( きらりっぷ ) 制度の特徴 道内で生産される農畜水産品を使用し 道内で製造 加工された食品 産地名や製造方法などの情報提供 高度な衛生管理 特別な原材料 生産方法など優れた商品特性 官能 ( 食味 ) 検査を実施 第三者機関が厳格にチェック クリーン農業 有機物の施用などにより健全な土づくりを基本に化学肥料や化学合成農薬の使用を必要最小限にとどめる農業 YES!clean 表示制度 クリーン農業技術を使い 化学肥料や化学合成農薬の使用量を減らすなど 一定の基準をクリアした道産農産物 < 対象農産物の要件 > 道内で生産 登録基準に適合 栽培基準に基づき生産 他の農産物と分別収集 保管 出荷等 YES!clean 登録集団 作付面積の推移 区 分 H24 H25 H26 H27 H28 実 集 団 数 作付面積 (ha) 15,625 16,643 17,027 資料 : 北海道クリーン農業推進協議会調べ 安全 安心 おいしさの証きらりっぷマーク 認証状況 31(2019) 年 3 月末現在 24 社に対し 14 品目 52 商品を認証 ( 認証している品目 ) 1 ハム類 2 ベーコン類 3 ナチュラルチーズ 4 アイスクリーム 5 日本酒 6 そば 7 みそ 8 納豆 9 豆腐 10 しょうゆ 11 熟成塩蔵さけ 12 いくら 13 醤油いくら 14 魚醤 17,141 17,600 H ,390 道産食品登録制度 登録基準等 道内で製造 加工 主原材料に道産品を使用 道産原材料は北海道産等と表示 最終出荷形態と消費者の入手形態が同一 登録状況 31(2019) 年 3 月末現在 135 社 377 商品 ( 登録種類 ) 農産物 畜産物 水産物 林産物 その他 有機農業 化学肥料や化学合成農薬を使用しないことを基本として 環境への負荷をできる限り低減した生産方法による農業 有機農産物の検査 認証制度 < 有機 JAS 規格 > たい肥等による土づくり 播種 植付け前 2 年以上及び栽培期間中に化学肥料 農薬を不使用 遺伝子組換え技術を不使用 慣行農法の農産物と仕分け 化学肥料 農薬の飛来 流入防止 戸数 GAP の導入促進 産地や農家が安定した経営を続けるためには 信頼性の確保 環境への配慮 事故防止等の対策が重要であり GAP( 農業生産工程管理 ) の取組が必要 産地への GAP の円滑な普及促進を図るため セミナーによる普及啓発や 研修会の開催などによる地域指導者の 育成の取組を推進 GAP 認証件数 農場数の推移 (JGAP,ASIAGAP,GLOBALG.A.P) H29.3 H30.3 H31.3 件数 農場数 資料 : 日本 GAP 協会 道農政部調べ 1:JGAP ASIAGAPは 穀物と青果物の重複を調整 2: 件数 農場数ともに 学校等の教育機関を含む 有機 JAS マーク ( 国の規格 ) 割合 (%) 年度有機 JAS 認定農家戸数販売農家に占める割合 資料 : 農林水産省 県別有機認定事業者一覧 21

24 3 国内外の食市場を取り込む高付加価値農業の推進 (1) 6 次産業化等の推進 本道の農林水産物は 原料生産 - 研究開発 - 製造加工 - 販売輸出 といったバリューチェーンの強化により その価値は更に高まる可能性を有しており 6 次産業化は重要な取組 本道における農業生産関連事業体数は 平成 29(2017) 年度で 3,470 事業体で販売額は 1,553 億円となる一方 六次産業化法 地産地消法に基づく 6 次産業化事業計画 の総合化事業計画の認定を受けた農業者等は 31 年 3 月末で 152 件 道内における農業生産関連事業体数 ( 平成 29(2017) 年度 ) 区 分 事業体数 農産物の加工 1,350 農産物直売所 1,320 観光農園 370 農家民宿 300 農家レストラン 130 合 計 3,470 資料 : 農林水産省 6 次産業化総合調査 農業生産関連事業販売額 区 分 25 年度 26 年度 27 年度 29 年度 北 海 道 1,400 1,455 1,506 1,517 全 6 次産業化事業計画の認定件数 ( 平成 31 年 3 月末現在 ) 区分 国 18,175 18,672 19,680 資料 : 農林水産省 6 次産業化総合調査 総合化事業計画の認定件数 20,275 農産物林産物水産物 ( 億円 ) 29 年度 1,553 21,044 研究開発成果利用事業計画 北海道 全国 次産業化の取組事例 仲野農園 ( 空知管内長沼町 ) 果樹農家ファームレストランの経営やリンコ シ ュースなどを製造 北海道夢民村 ( 旭川市 ) 農業生産法人米や野菜の産直などに取組 10RWINERY ~ トアールワイナリー ~( 岩見沢市 ) ぶどう生産からワイン製造まで取組ワインの受託製造も実施 JA 中札内村 ( 十勝 ) 枝豆の生産 加工 販売や輸出 JA 士幌町 ( 十勝 ) 馬鈴しょの加工 ( ホ テトチッフ コロッケ等 ) 22

25 (2) 農畜産物等の輸出の現状と取組 道では 平成 30(2018) 年 12 月に 令和 5(2023) 年までに道内食品の輸出額 1500 億円を目指す 北海道食の輸出拡大戦略 < 第 Ⅱ 期 > を策定 農畜産物等では 輸出額を 125 億円に拡大する目標を揚げ 米及び青果物 牛肉等を重点品目とした取組を強化 道とホクレン ぎょれんなどで構成する 北海道農畜産物 水産物海外市場開拓推進協議会 では 平成 27(2015) 年以降アジア地域を中心に 現地調査や現地での物産展開催等の販売促進 道内への現地バイヤー招へいなど 道産農畜産物と水産物のプロモーション活動等を実施 30 年の輸出額は 35 億円で ながいも ミルク等 たまねぎ 米の 4 品目で 8 割以上を占める 30 年 5 月には 石狩湾新港が中国への輸出に必要な精米工場等に指定され 10 月に同港から中国へ北海道米を初出荷 令和元 (2019) 年 5 月には ( 株 ) 北海道畜産公社が設置する十勝総合食肉センターが 牛肉の対米輸出が可能な施設として認定 北海道食の輸出拡大戦略 < 第 Ⅱ 期 > の輸出額の目標 道産食品輸出額 1,500 億円 ( 推進期間 2019~2023 年 ) 農畜産物 農畜産加工品 ( 日本酒含む ) 品目道内港道外港合計 100 億円 25 億円 125 億円 北海道農畜産物 水産物海外市場開拓推進協議会 の取組 年度 プロモーション対象国 ( 地域 ) 27 タイ ( 北海道食品フェア ) 北京( トップセールスによる農水産物フ ロモーションなど ) 等 28 タイ ( 試食販売 トップセールスによる農水産物プロモーションなど ) 等 29 タイ ( 試食販売 商談会 トップセールスによる農水産物プロモーションなど ) 等 30 台湾 ( 常設販売棚の設置 物産展の開催 ) 等 北海道からの主な輸出実績 ( 単位 : トン 百万円 ) 品名 H27 H28 H29 H30 数量金額数量金額数量金額数量金額 主な輸出先 ながいも 5,186 1,852 4,555 1,834 2,918 1,524 4,353 1,543 台湾 米国 ミルク等 2, , , , 香港 たまねぎ 10, , , , 台湾 韓国 米 , 香港 米国 合計 20,869 3,794 30,407 4,153 19,833 3,671 11,866 3,500 資料 : 財務省貿易統計 ( 道内港分 ) 注 1 米は 政府援助米 ( 推定 ) を除く注 2 合計には その他の輸出品も含む 23

26 4 農業 農村を支える多様な担い手の育成 確保 (1) 多様な担い手の育成 確保 本道農業が持続的に発展するためには 新規就農者の育成 確保が重要であることから 道では 北海道農業担い手育成センター ( 北海道農業公社 ) による就農相談会の開催や農業改良普及センターによる技術 経営指導など 幅広い取組を推進 農業次世代人材投資事業 ( 旧青年就農給付金事業 ) や農の雇用事業など 国の制度を積極的に活用するとともに 日本政策金融公庫の経営開始に必要な資金の貸付けなど 関係機関 団体と連携し 新規就農者の育成 確保を促進 新規就農者支援の仕組み 農業高校 農業大学校 先進農家 農業法人 農業改良普及センター 全国農業会議所 日本政策金融公庫 農家子弟 非農家出身者 研修教育の実施 研修斡旋就農相談 実践研修の実施 研修教育 実践研修 農業次世代人材投資事業 ( 準備型 ) 各種助成事業 技術 経営指導 新規就農 農業法人就業 技術 経営指導 農地中間管理事業 農の雇用事業 農場リース事業 経営開始 法人就業 青年等就農資金 担い手確保育成支援事業 スーパー L 資金等 農業次世代人材投資事業 ( 経営開始型 ) 北海道農業担い手育成センター ( 北海道農業公社 ) 農地中間管理機構 ( 北海道農業公社 ) JA グループ 市町村 農業後継者等を対象に養成及び研究課程の教育を実施するとともに U ターン就農者や新規参入者に対する基礎研修等を実施 教育内容 養成課程 ( 畜産経営学科 畑作園芸経営学科 ) 研修部門 ( 稲作経営専攻コース ) 研究課程 ( 農業経営研究科 ) 農業次世代人材投資事業 ( 準備型 ) 就農前の研修 (2 年以内 ) を後押しする資金 (150 万円 / 年 ) を交付 農業次世代人材投資事業 ( 経営開始型 ) 就農直後 (5 年以内 ) の経営確立を支援する資金 ( 最大 150 万円 / 年 ) を交付 農の雇用事業法人等が行う実践的研修の経費支援 ( 年間最大 120 万円 ) 青年等就農資金 [ 平成 26 年度 ~] 農業経営を開始するために必要な資金を長期 無利子で貸し付ける資金 担い手育成センター各種助成事業就農研修者家賃助成事業 大型特殊免許取得支援事業 傷害保険掛金助成等 ( 北海道農業公社 ) 本道農業を担う青年農業者を育成 確保するため 道をはじめ 道内の市町村や関係機関 団体が会員となり 新規就農者に対し 総合的な支援を実施 主な事業内容 就農相談活動など就農促進支援活動 就農支援資金の償還免除 無料職業紹介所の開設 農地中間管理事業 [ 平成 26 年度 ~] 機構が農地を借り入れて 担い手に集約化して貸し付ける事業 農地売買支援事業 [ 平成 26 年度 ~] 機構が離農地等を買い入れて 貸付後に売り渡す事業 農場リース事業公社が離農農家の施設を整備し 貸付後に譲渡する事業 24

27 (2) 地域営農支援組織の取組 担い手の減少や高齢化が進行する中 地域の営農を支える重要な役割を果たすコントラクター TMR センターなど地域営農支援組織の育成を推進 平成 30(2018) 年 3 月末現在のコントラクター数は 326 組織 TMR センター組織数は 77 組織 構成員は 713 戸となっており 道内酪農家戸数に占める割合は 11.3% 30 年 8 月現在の全道のヘルパー利用組合数は 86 組合 利用組合の加入農家戸数は 5,117 戸であり 利用組合への参加率は 91.3% コントラクター数の推移 ( 組織 ) 94 資料 : 北海道農政部 コントラクター実態調査 酪農ヘルパーの利用状況の状況 区分 利用組合数 H12 H17 H22 H27 H28 H29 乳用牛飼養戸数 ( 戸 ) TMR センターの推移 利用組合活動範囲内戸数 ( 戸 ) (A) 利用組合参加戸数 ( 戸 ) (B) 利用組合参加率 (%) (B/A) 資料 :( 一社 ) 酪農ヘルパー全国協会 酪農ヘルパー利用実態調査 ( 各年 8 月 1 日 ) 農林水産省 畜産統計 ( 各年 2 月 1 日 ) 注 : 農家 1 戸当たり利用日数は組合活動区域における実数 区 分 12 年度 TMRセンター組織数 構成員 ( 戸 ) 酪農家戸数に占める割合 (%) 給与頭数 ( 頭 ) - 11,566-75,573 95,725 99,291 乳牛給与頭数に占める割合 (%) 資料 : 北海道農政部 コントラクター実態調査 延べ利用日数 ( 日 ) 利用農家 1 戸当たり利用日数 ( 日 ) 12 年度 94 9,950 8,377 6, , 年度 102 8,790 7,978 6, , 年度 96 7,358 7,026 6, , 年度 90 6,680 6,081 5, , 年度 88 6,490 5,913 5, , 年度 86 6,310 5,797 5, , 年度 86 6,140 5,606 5,

28 26 (3) 企業連携 農業法人化に向けた取組 本道農業を支える多様な担い手の育成 確保を図るため 企業と地域との連携促進や法人化の推進に向けた相談窓口として 平成 28(2016) 年 4 月に 企業連携 農業法人化サポートデスク を設置 サポートデスクでは 情報の一元管理と共有化 フォローアップに努め 相互理解のもと企業と地域農業とのマッチングを実施 経済部とも連携し 企業情報等の収集や管理 活用方法に関するノウハウを蓄積するとともに 企業訪問を実施するなど 北海道農業の魅力を積極的に PR 地域 ( 市町村 ) 地域農業の活性化に資する 企業との連携を期待! 企業農業との連携を希望! 経済部 ( 企業情報の活用ノウハウ等 ) 連携 農政部農業経営課 サポートデスク の設置 相談カード による内容整理 情報を一元管理 企業情報の収集や管理 活用ノウハウを蓄積 取組事例紹介やセミナーの開催 マッチングを実施 - 北海道農業法人化等支援協議会 - 構成員 :18 機関 団体 ( 農業団体 経済団体 士業団体 金融機関 北海道 ( 農政 )) 目的 : 法人化の推進に向けた取組 農業経営に関する相談等 設置後の相談実績 (H31 年 3 月末 ) 相談件数の累計 381 件 内訳 企業からの参入相談 :169 件 ( 実企業数は 115 社 ) 生産者の法人化相談 :73 件 その他 ( 制度照会等 ) :139 件 地域と企業の連携を推進 成果 マッチング件数の累計 15 社 63 件 トヨタとの連携協定 ト メーヌ ト モンティーユ ( 仏 ) の函館参入など 多様な農業の担い手を育成 確保

29 5 農業生産を支える基盤づくりと戦略的な技術開発 導入 (1) 農業生産基盤整備の計画的な推進 農家戸数の減少に伴う経営規模の拡大や営農条件の改善に対応するため ほ場の大区画化水田 ) 起伏修正や排水整備 ( 畑地 草地 ) などの生産基盤の整備を実施し 農地の生産機能の維持を推進 ICT を導入した大区画化ほ場 農家戸数の減少に伴い 一戸当たり経営規模が拡大しており より効率的な営農に向けて ICT の導入や地下かんがいを利用した乾田直播栽培などの省力化技術に対応できる大区画化の整備を推進 農作物被害の多発 近年の異常気象などに伴う農作物被害の多発により 地域では排水対策を中心に整備要望が高まっており これらに対応するため 暗渠排水や排水路整備など総合的な排水対策を推進 水田整備率 (1ha 以上 ) 単位 :% H24 H25 H26 H27 H 資料 : 農林水産省 農業基盤情報基礎調査 による道推計値 畑地 草地排水整備率単位 :% H24 H25 H26 H27 H 資料 : 農林水産省 農業基盤情報基礎調査 による道推計値 農業水利施設の老朽化 これまでに造成された農業水利施設の老朽化が進み 耐用年数を超過した施設が増加する中 ストックマネジメント手法を用いて 機能診断に基づく劣化状況等に応じた補修 更新などを計画的に行う戦略的な保全管理を推進 整備履歴などの地図情報を活用した取組 これらの整備を計画的に推進するため 農地や農業水利施設等の過去の整備履歴などを地図情報と一体的に蓄積 その情報を地域の将来構想づくりのため 関係者に積極的に提供するとともに 農地や農業水利施設等の補修 更新時期の判断や工法の選定などに活用 27

30 (2) 農業生産基盤整備の効果 農業生産基盤整備を行うことにより 暗きょ排水では ほ場の透排水性が改善され 水田における中干し作業の適切な実施や畑地における適期作業が可能となり 収量や品質が向上し 農作物の安定的な生産量確保に寄与 区画整理については ほ場の大区画化や傾斜緩和により 大型機械の効率的な利用が図られ 農業の省力化 大規模化の促進に寄与 1 農業生産基盤整備 ( 暗きょ排水 ) による収量確保の効果 8% UP 17% UP 5% UP 21% UP 12% UP 28%UP 暗きょ排水に対する農家からの評価 (kg/10a) 資料 : 北海道農政部 経済効果検討調査 (H14~24 年度 ) 2 農業生産基盤整備 ( 暗きょ排水 ) による品質確保の効果 品質低下が見られなかったほ場の比率 35ホ イント UP 19ホ イント UP 18ホ イント UP 資料 : 北海道農政部 基盤整備の有効性調査に関する調査 (H24 年度 ) 暗きょ排水の機能 未整備ほ場 降雨による滞水 機械がぬかり作業ができない 根腐れ等生育不良発生 14 ホ イント UP 12 ホ イント UP 整備済みほ場 降雨後に作業が可能 余剰水排除により順調に生育 余剰水を排除 適期の作業 ( 防除 収穫 ) 生育促進 (%) 整備前 整備後 資料 : 北海道農政部 基盤整備の有効性に関する調査 (H21 年度 ) 3 農業生産基盤整備 ( 区画整理 ) による作業性向上の効果 33% 削減 27% 削減 22% 削減 ( 時間 /ha) 資料 : 北海道農政部 経済効果検討調査 (H14~24 年度 ) どちらも秋まき小麦の収穫前の状況 整備前は 排水不良により融雪水や雨水が適切に排除されず 生育被害が発生していたが 整備後は 排水不良が解消され被害の発生は見られなくなった ( 渡島総合振興局管内 ) 28

31 (3) 優良農地の適切な利用の推進 道では 農地法などに基づき 優良農地を確保し その有効利用を推進するとともに 市町村農業委員会 北海道農業会議等と連携しながら 農用地区域への編入促進 除外の抑制や 荒廃農地の発生抑制及び解消 再生 担い手への農地の集積など計画的な土地利用を推進 農業者の将来の経営規模や農用地の利用に関する意向等を踏まえた 人 農地プラン の作成や見直しを通じて 農用地の集積 集約化に向けた合意形成を図るとともに 本プランと連動し 農地中間管理機構などを効果的に活用した担い手への農地の流動化を促進 農業委員会や農地利用円滑化団体等による農地法 農業経営基盤強化促進法 土地改良法等による農地の利用調整や農地保有の合理化に向けた取組を推進 本道における農用地等の面積の目標 現状目標 [H26] 万 ha [H37] 万 ha 内訳 [ 農地面積のすう勢 ( 荒廃農地等 )] 内訳 [ 農地面積のすう勢 ( 荒廃農地等 )] 5 千 ha [ 各種施策効果 ] [ 各種施策効果 ] + 5 千 ha 荒廃農地の発生抑制等 荒廃農地の発生抑制等 (+ 2 千 ha) 編入促進及び除外抑制等 編入促進及び除外抑制等 (+ 3 千 ha) 差し引き +0 千 ha 農用地確保のための各種施策を市町村農業振興地域整備計画へ反映 資料 : 北海道農業振興地域整備基本方針 ( 平成 28 年 4 月改正 ) 29

32 (4) 新技術の開発 普及 生産力 競争力の強化に向け 多様なニーズに応じた新品種 新技術の開発や植物工場など高度な栽培技術による施設園芸の普及 展開を進めるとともに ロボット AI IoT 等の先端技術を効果的に活用したスマート農業の導入を推進 消費者などのニーズに対応した新品種の開発 水稲ゆめぴりか (H20)~ 特 Aを獲得した極良食味米きたくりん (H24) ~いもち病抵抗性の ( 減農薬栽培向き ) 良食味米そらゆき (H26) ~ 多収の業務用米そらゆたか (H28)~ 多収の飼料用米えみまる (H30)~ 直播向けの良食味米 大豆スズマルR(H27)~ダイズシストセンチュウに強い納豆用大豆とよまどか (H30)~ 耐倒伏性が強く 豆腐加工適性が高い大豆 小豆 いんげんまめちはやひめ (H28)~ 病気に強く 作りやすい早生小豆エリモ167(H29)~アズキ落葉病に強い小豆きたロッソ (H29)~ 国内初のサラダ用いんげんまめ いちごゆきララ (H28)~ 規格内収量が多く 果実が大きいいちご たまねぎすらりっぷ (H28)~ 一球重が重く加工適性に優れた長形たまねぎ 種畜勝早桜 5(H26)~ 産肉能力が高く 産子発育能力が高い黒毛和種雄牛北海地鶏 Ⅲ(H31)~ 種鶏の産卵性の向上 育成期間の短縮 小豆の生産拡大 密植栽培技術の導入により小豆の生産拡大を推進 道内の小豆の作付面積 19,100ha( 平成 30 年 ) を令和元年産では 22,000haを目途に拡大 ( 農業団体による作付指標面積 ) 道産小豆の高まる需要に対応植物工場施設園芸の一環として 生育環境 ( 光 温度 湿度 二酸化炭素 養分など ) を高度に制御し 養液で栽培する植物工場の取組を推進作物の周年 計画生産 土壌障害や連作障害の回避 耕起 うね立てなどの重労働の省略化 現状 :145 箇所に点在 ( 平成 29 年 ) 課題 :1イニシャルコストの低減 2 暖房コストの低減など スマート農業の推進 ICT やロボット技術を活用したスマート農業技術の開発 導入が進展 実用化された農業機械 GPS ガイダンスシステムや 進路保持の自動化など走行支援装置 高精度に散布量や散布範囲を制御する作業機械 葉色センサのデータに基づいた可変施肥システム ICT 農業機械の導入効果 作業時間 資材等の効率化 軽労化 生育ムラの解消など 販売が開始された農業機械 無人で自動走行できるロボットトラクタ - など 国による支援 内閣府はスマート一次産業に関する実証について 近未来技術等社会実装事業の対象として選定 ( 道 岩見沢市 更別村の 3 者による共同提案 ) スマート農業加速化実証プロジェクト ( 全道 5 地区 ) 農業用 GPS ガイダンスシステム等の出荷台数 北海道農政部調べ 30

33 31 6 活力に満ち 心豊かに暮らしていける農村づくり 農村地域の多様な資源を発掘し その資源を活かした農村づくりを推進するとともに 農業 農村の持つ多面的機能の実現に向けた共同活動支援のほか グリーン ツーリズムなど 都市と農村の交流 移住 定住の促進 地域コミュニティの維持向上などの取組を推進 現状 担い手の減少や農業就業者の高齢化の進行 集落機能や多面的機能が低下する懸念 北海道の農業 農村の有する多面的機能の評価額( 洪水防止 水資源かん養 景観保全等 ) 価値観やライフスタイルが多様化 食の安全安心 環境保全 スローライフなどへの関心の高まり 12,581 億円 多様な担い手が活き活きと活躍し 地域の個性が輝く農業 農村の実現に向けて 農業 農村の多面的機能を発揮する取組の推進 農地や水路など 地域資源の適切な保全管理に係る地域の共同活動を支援 生産条件が不利な中山間地域等の生産活動を支援 コミュニティの活性化を図るため 住民主体の将来構想づくりや農村の多様な資源を活かした地域住民活動等を支援 農道の草刈り 水路の泥上げ 都市と農村の交流の促進 都市と農村の交流を更に拡大するため 農山漁村の豊かな資源を活用し 農業や観光業など多様な主体が地域ぐるみで農泊や教育旅行などに取り組む 農村ツーリズム を推進 快適で安心して暮らせる生活の場づくり 飲雑用水施設や農道 生活雑排水の処理施設など 快適な暮らしをささえる生活環境基盤の整備を支援 農村環境を良好に保全していくため 生態系保全や景観などに配慮して整備を実施 ハザードマップなど減災対策の検討や災害を未然に防止する施設整備を支援 農道 浄水場

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