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1 本文書は株式会社マイクロネットの所有物です 許可無く複製 利用することはできません プラットフォーム適合評価レポート 被評価機 : VIA Technorogies,inc EPIA-EK10000G INtime 機能適合性結果 良 リアルタイム性能評価結果 優良 評価年月日 : 2006/3/14 プラットフォームベンダ名 VIA Technologies, Inc プラットフォーム EPIA-EK10000G 茨城県神栖市掘割 Windows Version Windows Xp Professional Sp HAL ACPI ユニプロセッサ HAL INtime Version 3.02 評価者名岡野伸哉 動作モード共有モードページ数 14

2 1 プラットフォームの基本スペック 1.1 本体外観 1.2 スペック詳細 カテゴリアイテム情報 Windows CPU メモリディスク BIOS チップセット 内蔵ネットワーク (LAN) バージョン Windows XP Professional SP1 [5.1 Build 2600] HAL の種類 ACPI ユニプロセッサ HAL 名前 VIA Nehemiah クロック周波数 MHz 2 次キャッシュ 64KB[Full: MHz] CPU 個数 1 ハイハ ースレッテ ィンク 機能 エクステンテ ット メモリ 64(EM64) 機能 512MB BIOS ベンダ BIOS 名 BIOS バージョンチップセット名ノースブリッジサウスブリッジビデオチップ Phoenix Technologies, LTD Phoenix - AwardBIOS v6.00pg CN e31 VIA PM880 VIA PM880 VIA VT8237 VIA UniChrome II VIA Compatable Fast Ethernet Adapter, VIA PCI 10/100Mb Fast Ethernet Adapter 拡張スロット PCI(33MHz) 1 PCI-X(166MHz) PCI Express 標準インターフェース RS232C(D-Sub 9 ヒ ン ) シリアルポート 1 USB ホ ート 4 外形寸法 (W D H) 質量 消費電力 1.3 関連する情報 VIA 公式サイト 2/2

3 2 評価結果サマリ 2.1 機能適合性評価結果 INtime ソフトウェアの基本動作判定と INtime からの内蔵ハードウェア機能の利用可否判定結果は以下のとおりでした 評価項目判定詳細 インストール起動 1 INtime の基本動作良停止再起動 INtime Jitter INtime Explorer INscope 2 INtime 付属ユーティリティの動作良 RT Application Loader Spin Doctor Exception Handler コントローラ適合 3 内蔵 USB コントローラの使用テ ハ イス IRQ 確保不可 良好良好良好良好良好良好良好良好良好良好適合しない 4 内蔵シリアルコントローラの使用良 内蔵ネットワークコントローラ ( 系統 1) の使用不可 内蔵ネットワークコントローラ ( 系統 2) の使用不可 6 各 PCI スロットの IRQ 確保良 コントローラ適合 適合 テ ハ イス IRQ 確保 良好 シリアルト ライハ 動作 良好 シリアルト ライハ テスト 良好 コントローラ適合 適合しない テ ハ イス IRQ 確保 ハ ケットト ライハ 動作 基本ネットワークテスト (PING) コントローラ適合適合しないテ ハ イス IRQ 確保ハ ケットト ライハ 動作基本ネットワークテスト (PING) 1 良好 SLOT No. 3/3

4 2.2 リアルタイム性能評価結果 INtime ソフトウェアがこのプラットフォームて実現できるリアルタイム応答時間について測定した結果は以下のとおりでした 1 INtimeJitter 計測 ( 目標 500us) *1 評価項目判定計測値 無負荷状態時 グラフィック負荷時 ディスク負荷時 メモリ負荷時 総合負荷状態時 ( グラフィック + ディスク + メモリ ) 良 良 良 良 良 最大 us 最小 us 平均 us 誤差 +: us -: us 普偏分散値 標準偏差値 最大 us 最小 us 平均 us 誤差 +: us -: us 普偏分散値 標準偏差値 最大 us 最小 us 平均 us 誤差 +: us -: us 普偏分散値 標準偏差値 最大 us 最小 us 平均 us 誤差 +: us -: us 普遍分散値 標準偏差値 最大 us 最小 us 平均 us 誤差 +: us -: us 普遍分散値 標準偏差値 /4

5 2 3 評価項目判定計測値 RT スレッド切替性能 ( 低 -> 高プライオリティ切替 ) 良 割り込みハンドラ応答性能 (Interface PCI-2726C 使用 ) 良 最大 us 最小 us 平均 us 最頻値 us 標準偏差値 最大 us 最小 us 平均 us 最頻値 us 標準偏差値 ハードウェアの構成情報 3.1 内蔵 PCI デバイスのリスト 内蔵されている PCI デバイスリストを掲載します : BUS DEV FN デバイス名 IRQ VIA VT8237 PCI Bridge VIA VT6102 [Rhine-II] VIA VIA VT6420 SATA RAID Controller VIA VT82C586A/B/VT82C686/A/B/VT823x/A/C PIPC Bus Master IDE VIA VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller VIA VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller VIA VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller VIA VT82xxxxx UHCI USB 1.1 Controller VIA USB VIA VT8237 ISA bridge [KT600/K8T800 South] VIA VT8233/A/8235/8237 AC97 Audio Controller VIA VT6102 [Rhine-II] VIA S3 Unichrome Pro VGA Adapter 16 5/5

6 3.2 内蔵 USB コントローラの適合性詳細 内蔵されている USB コントローラのリストと INtime への適合判定結果を掲載します : BUS DEV FN USB コントローラ名 判定 VIA VT82xxxxx UCHI USB 1.1 Controller VIA 適合しない VIA VT82xxxxx UCHI USB 1.1 Controller VIA 適合しない VIA VT82xxxxx UCHI USB 1.1 Controller VIA 適合しない VIA VT82xxxxx UCHI USB 1.1 Controller VIA 適合しない VIA USB 2.0 VIA 適合しない 備考欄 INtime が適合するドライバを提供していないため使用できませんでした 3.3 内蔵シリアルコントローラの適合性詳細 内蔵されているシリアルコントローラのリストと INtime への適合判定結果を掲載します : ポート番号 COM1 COM2 COM3 COM4 判定 適合 *1 未評価 *1 未評価 *1 未評価 備考欄 *1... COM2~COM4 が内部ピンにより提供されているようですが 結線情報が確認できないため評価は見送りました ソフト的には適合できるコントローラとして検出しているようです 3.4 内蔵ネットワークコントローラの適合性詳細 内蔵されているネットワークコントローラのリストと INtime への適合判定結果を掲載します : BUS DEV FN ネットワークコントローラ名 判定 VIA VT6102 [Rhine-ll] VIA 適合しない VIA VT6102 [Rhine-ll] VIA 適合しない 備考欄 INtime が適合するドライバを提供していないため使用できませんでした 6/6

7 3.5 増設 PCI ボードを用いた I/O 割込み制御の試験 各 PCI スロットに増設 PCI ボード (Interface 社デジタル I/O ボード ) を挿入して以下の評価を行いました (1) ボードの検索 単純 I/O が可能であるか (2) ハードウェア割込みが使用可能であるか PCI スロット 番号 IRQ 番号 (1) I/O (2) 割込み 1 17 良好良好なし 競合する PCI デバイス 備考欄 7/7

8 4 評価過程で採集された情報 4.1 システム情報画面 Windows に標準搭載されている msinfo32.exe を使用して システムの概要を採取しました 8/8

9 4.2 デバイスマネージャ画面 Windows デバイスマネージャを用いて このプラットフォームが搭載しているデバイスの一覧を採取しました 9/9

10 4.3 IRQ の利用状況 Windows デフォルト状態での IRQ 割り当て状況について Windows デバイスマネージャより採取しました 4.4 INtime Graphical jitter ツールによるリアルタイム性測定 INtime において カーネルティックを司るタイマハードウェアからの割り込みのバラつき INtime に付属するプラットフォーム調査ツールのひとつ INtime Graphical Jitter ツールで計測することができます 本ツールによりカーネルティックのバラつきを計測します 本データはプラットフォーム上で INtime 動作時に得られる制御精度を知るための参考データとなります カーネルティックの設定は 500us をベースとして計測します 10/10

11 INtime Jitter 計測図 ( 無負荷時 ) INtime Jitter 計測図 ( グラフィック負荷時 ) 11/11

12 INtime Jitter 計測図 ( ディスク負荷時 ) INtime Jitter 計測図 ( メモリ負荷時 ) 12/12

13 4.5 各負荷状態における Jitter グラフ INtime Jitter 計測図 ( 総合負荷グラフィック + ディスク + メモリ ) 回数 No Load Graphic Disk Memory All 10 1 < マイクロ秒 > 備考欄 無負荷状態と比較し 負荷状態では一様に Jitter の値に乱れが生じます この値はシステムのバスが混雑の影響から生じる場合があります 13/13

14 5 補足の情報 5.1 不安定な挙動について 1 予期しない再起動 現象 INtime の動作 / 停止の状態とは関わりなく Windows 動作中 ROM-BIOS 設定画面などにあるとき リアパネルコネクタ部分に触れると システムフリーズや意図しない再起動を起こす場合が比較的多くみられます 再現方法 以下の操作をした場合に この傾向が強いように思われます 放置した状態では問題ないようです USB コネクタに USB メモリを差し込む瞬間 PS/2 キーボード マウスコネクタ付近 あるいは VGA コネクタ付近に触れたとき その他情報 ATX 電源の変更等を試みましたが状況は変わりませんでした メモリモジュールは同梱いただいたものを使用しており メモリモジュールの変更は実施しておりません 5.2 不安定な挙動について 2 リアルタイム制御の停止 現象 APIC 機能を有効としているとき (ROM-BIOS 設定で APIC が有効に設定されており ACPI ユニプロセッサ PC として Windows を構成しているとき ) INtime を運用していると約 10 分ほどでシステム全体が不安定な状態になることがあります 画面描画が機能するのでフリーズではありませんが INtime のカーネルティック割込みやシステム全体の割込みが受け入れられないような状態に見えます INtime のカーネルティック割込みが生じなくなります 再現方法 INtime を開始して約 10 分ほど放置 APIC 機能を使用しない状態 ( 標準 PC HAL に変更した場合 ) ではこのようなことはないようです その他情報 APIC 機能が有効の時 INtime は Local APIC タイマを使用します 振る舞いが Intel チップセットと異なるためなのか あるいは ROM-BIOS のパワーマネージメント機能などが Local APIC タイマに触れているためなど いろいろな要因が考えらるところですが ハード的な故障の疑いもあると思います 14/14