( 第 7 回 )BCP 策定促進検討会資料 3 弊行の BCP 策定促進への取組み ~ 気づきからサポート地域との共存共栄を目指して ~ 平成 22 年 1 月 28 日株式会社滋賀銀行営業統轄部副部長中村敏明 All Right Reserved, Copyright 株式会社滋賀銀

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すずりはまもり
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1 ( 第 7 回 )BCP 策定促進検討会資料 3 弊行の BCP 策定促進への取組み ~ 気づきからサポート地域との共存共栄を目指して ~ 平成 22 年 1 月 28 日株式会社滋賀銀行営業統轄部副部長中村敏明 1

2 1. 滋賀県内地震リスクについて琵琶湖西岸断層帯の地震発生確率は我が国の主な活断層 (98 断層 ) の中では高いグループ項目将来の地震発生確率今後 30 年以内の地震発生確率 1% - 3% 今後 50 年以内の地震発生確率 2% - 5% 今後 100 年以内の地震発生確率 4% -10% 今後 300 年以内の地震発生確率 10% - 30% ( 断層帯北部 ) 参考項目 1995 年兵庫県南部地震野島断層 ( 兵庫県 ) M7.3 当地震発生直前の地震発生確率 0.02% - 8% ( 今後 30 年以内の地震発生確率 ) ( 震源が高島市中部の場合 ) ( 出所 : 滋賀県 HP) 2

3 の見解県による被害予測県琵琶湖西岸断層帯は9つの断層から構成される断層帯であり長さ約 59kmに渡るもの地震調査研究推進本部公表琵琶湖西岸断層帯の評価本断層帯は過去の活動時期の違いから断層帯北部と断層帯南部に区分されるマグニチュードは北部 7.1 程度南部 7.5 程度全体 7.8 程度の規模を想定発生確率 (50 年以内 :2%~5% 等 ) を勘案すれば非常に高い確率 ( 平成 21 年 8 月 27 日付琵琶湖西岸断層帯の評価 ( 一部改訂 )) 主な活断層の中では発生確率が高いグループに属し非常に憂慮すべき事態と受け止めている ( 出所 : 滋賀県防災会議結果琵琶湖西岸断層帯の評価 ( 一部改訂 ) 想定地震発生時刻建物被害人的被害地震火災全壊棟数半壊棟数死者数負傷者数重傷者数炎上出火件数琵琶湖西岸断層地震早朝 1,274 10, ケース1 昼間 45,994 54, , 断層の破壊開始が大津市中部夕刻 898 7, 琵琶湖西岸断層地震早朝 1,173 9, ケース2 昼間 43,463 53, , 断層の破壊開始が大津市と志賀町の境夕刻 848 7, 琵琶湖西岸断層地震早朝 885 9, ケース3 昼間 37,976 51, , 断層の破壊開始が高島市中部夕刻 653 7, 早朝ほぼ0 東南海南海地震昼間 1,427 5, ほぼ0 夕刻ほぼ0 避難者数 82,889 80,630 72,947 5,336 3

4 2. 圏内企業の危機管理等への取組み状況現在対策を講じている今後対策が必要 1 経済リスク ( 経済危機株為替材料高騰等 ) 43.4% 2 製品リスク ( 製造物責任欠陥商品特許紛争等 ) 41.8% 3 環境リスク ( 環境汚染廃棄物処理等 ) 29.8% 9 自然災害 ( 地震台風洪水伝染病等 ) 10.8% 10 法務リスク 10.8% 自然災害リスクに対する関心は高まりつつあるものの実際の対策実施については十分に浸透していない 1 経済リスク 46.4% 2 製品リスク 38.6% 3 環境リスク 31.4% 9 自然災害 12.3% 10 法務リスク 9.7% 出典 : しがぎん経済文化センター県内企業動向調査 ( 平成 18 年 6 月実施 ) 4

5 3. 弊行におけるリスク対策への取組み背景事象中越地震福岡沖地震等と大型地震が相次ぎ発生各地域において地震への対策議論が活発化地震に限らず台風豪雨豪雪大規模火災等の企業経営に大きな影響を与える災害や事故の多発平成 7 年 1 月兵庫県南部地震の発生 (M7.3) 平成 15 年 6 月琵琶湖西岸断層長期評価の公表 M7.8 最大発生確率 9%(30 年以内 )( 当時 ) 平成 19 年 7 月新潟県中越沖地震の発生 (M6.8) 全国行政によるリスク対策の標準化への動き内閣府事業継続ガイドライン経済産業省事業継続計画策定ガイドライン中小企業庁中小企業 BCP 策定運用指針 ISO BC の国際標準化等々民間レベルにおいて地震リスク等のリスクマネジメントへの関心の高まり滋賀滋賀県において平成 17 年 4 月 14 日琵琶湖西岸断層帯等による地震被害予測調査を公表地震リスクに対し非常に憂慮すべき事態とのコメントを発表弊行自身の防災対策を BCP に進化させ公共性の高い金融機関として不測の事態が発生した場合でも経済インフラとしての決済システム取引先の経済活動への影響を最小限にとどめ従業員を含めた弊行自身の事業継続体制の整備に努める取引先に対し災害の事前対策から災害 ( 震災 ) 発生後の早期復旧までを強力にサポートする地域金融機関として企業責任を全うし災害に強い企業災害に強い地域社会をつくり地域との共存共栄を目指す 5

6 4. 弊行が目指す取組みイメージ 1 気づき気づき 2 検討検討 3 実施実施 4 サポート地域との共存共栄災害に強い企業地域社会をつくる 1 災害リスクコンサルティンクを提供し現状を認識していただく 2BCP を導入必要なリスク ( 自然災害等 ) 対策を検討していただく 3BCP の策定設備の耐震強化情報システムの保全等の実施 4 災害対策資金の融資対応災害発生後の復旧融資制度の検討 6

7 5. 取組み目的と効果について企業の長期的存続要件 BCM サイクル経営者の姿勢 5 1 BCP のテスト事業を理解する計画的な経営経営革新業績アップ長期ビジョン事業継続従業員とのコミュニケーション維持更新を行う 4 BCP 文化を定着させる 3 2 BCPの準備事前対策を検討する企業の BCP を作成する長期的な存続 ( 出所 : 中小企業庁中小企業 BCP 策定運用指針 ) 顧客市場分析災害への備え BCP 財務の診断マネジメントサイクルの定着による企業運営の高度化を実現経営資源の把握 ( 出所 : 日本規格協会 BCM 入門 ) 7

8 6. 弊行における具体的な取組み 1 月刊経営情報誌かけはし選りすぐったクオリティの高い地域経済情報や経営情報海外情報を掲載しております月間 15,000 部を発行し営業店などを通じお取引先へ配布しておりますまたしがぎん経済文化センター ( しがぎんグループ ) のホームページでもご覧いただけます 8

9 6. 弊行における具体的な取組み 2 BCP 策定のサポートや災害対策取組みを環境対策に次ぐ弊行の CSR として明確に位置づけしがぎん経済文化センターを通じて災害リスクコンサルティングを提供地域業界団体における BCP 勉強会開催のサポートを行う滋賀経済同友会の企業防災マネジメント研究会において地震などの不測の事態で企業がダメージを受けた場合のリスクコントロールや BCM( 事業継続経営 ) 戦略等を研究取引先に対し BCP の必要性を広めるとともにリスク対策に対する気づきを提供する平成 21 年 11 月にパンデミック ( 感染症の世界的大流行 ) を想定リスクとした BCP を追加 BCP 災害対策の考えに基づいた商品企画ならびに提案セールスを行う 9

10 6. 弊行における具体的な取組み 3 件数災害リスクコンサルティンク受付件数推移サービスその他飲食旅館卸小売運輸通信建設不動産製造年上期 (9 月単月 ) 18 年下期 19 年上期 19 年下期 20 年上期 20 年下期 21 年上期 21 年下期 (10~12 月 ) < ご参考 > 平成 19 年 3 月能登半島地震 M6.9 平成 19 年 7 月中越沖地震 M6.8 平成 20 年 6 月岩手宮城内陸地震 M7.2 平成 21 年 8 月駿河湾の地震 M6.5 10

11 6. 弊行における具体的な取組み 4 業種別受付件数比率サービスその他 19% 製造 34% 飲食旅館 5% 卸小売運輸通信 23% 建設不動産 19% ( 平成 21 年 12 月末時点 ) 災害リスクコンサルティンク申込実績 415 件 11

12 6. 弊行における具体的な取組み 5 BCP 策定コンサルティング実績 ( サポート案件を含む ) 10 件 BCP サポートローン実績 10 件 395 百万円 ( 平成 21 年 12 月末時点 ) ( 平成 21 年 12 月末時点 ) BCP 製造策定コンサルティンク取組先業種別シェア 7 建設不動産 0 卸小売運サービス 2 飲食旅館その他 0 サービスそ 10% 1 BCP 製造サホートローン実績業種別シェア 4 建設不動 1 卸小売運サービス 4 その他飲食旅館 0 10% サービスそ 1 卸小売運輸通信 20% 製造 70% 卸小売運輸通信 40% 建設不動産 10% 製造 40% 12

( ご参考 ) しがぎん経済文化センターでは災害コンサルティングとして下記の 3 つの診断サービつの診断サービスをご提供していますスをご提供しています (( 平成平成 18 18 年 8 月現在月現在 )) いずれかのサービスを受けられその防災対策として必要な資金についてはしがぎん事業者向けぎん事業者向けBCP BCPサポートローンのご利用のお申し込みがいただけます 1.

建物の耐震診断設備機器の転倒危険度 ) や地震による予想損害額個別対策アドバイスをご提供します手数料 50,000 円 ( 消費税込 ) が必要です 2.

13 ( ご参考 ) しがぎん経済文化センターでは災害コンサルティングとして下記の 3 つの診断サービつの診断サービスをご提供していますスをご提供しています (( 平成平成年 8 月現在月現在 )) いずれかのサービスを受けられその防災対策として必要な資金についてはしがぎん事業者向けぎん事業者向けBCP BCPサポートローンのご利用のお申し込みがいただけます 1. 地震リスク総合診断サービス提携会社 : エヌケイリスクコンサルティング従業員数 20 名以上の事業先が対象となります地震に対するリスクをヒアリングや現場確認を通して診断し耐震診断評価や地震による予想損害額個別診断アドバイス等をご提供するサービスです事前アンケートにご回答いただくとともに専門スタッフがご訪問しヒアリングと現場確認を行います調査結果をもとに耐震診断評価 ( 建物の耐震診断設備機器の転倒危険度 ) や地震による予想損害額個別対策アドバイスをご提供します手数料 50,000 円 ( 消費税込 ) が必要です 2. 危機管理体制診断サービス提携会社 : 東京海上日動リスクコンサルティング従業員数 50 名以上の事業先が対象となります 60 の質問にご回答いただき貴社の危機管理体制の診断や弱みを克服するための改善策をご提案するサービスですお申込いただくと質問内容が入った CD-ROM をご提供しますので CD-ROM を起動し質問項目にお答えいただき回答結果をメールで送付いただきます貴社にとっての課題をビジュアル化し 9 項目で診断のうえ強みと弱みを明示し弱みを克服するための改善策をご提案します手数料 5,000 円 ( 消費税込 ) が必要です貴社の現状を踏まえた本格的なコンサルティング ( 有料 ) も可能です 3.BC( 事業継続性 ) 現状分析サービス提携会社 : 富士通従業員数 30 名以上の事業先が対象となります地震台風火災等災害に襲われた時組織としての備えについて現状を把握していただくためのサービスです約 50 のご質問に回答いただき貴社の災害対策状況を数値化し他社平均との比較によるデータを提示し対応策をコメントします診断結果に基づき提携会社より最適なソリューションを紹介します無料でご利用いただけます貴社の現状を踏まえた本格的なコンサルティング ( 有料 ) も可能です株式会社しがぎん経済文化センター経済リサーチ部 TEL FAX keizai@keibun.co.jp 13

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16 ご静聴いただき誠にありがとうございました今後とも弊行をよろしくお願い申し上げます 16

ＢＣＰサポートローンへの取組

ＢＣＰサポートローンへの取組 ( 第 9 回災害被害を軽減する国民運動の推進に関する専門調査会地域におけるサポートへの取組み ~ 気づきからサポート地域との共存共栄を目指して ~ 2006 年 10 月 6 日株式会社滋賀銀行代表取締役専務大道良夫 Copyright 滋賀銀行 1 1. 滋賀県内地震リスクについて琵琶湖西岸断層帯の地震発生確率は我が国の主な活断層 (98 断層の中では高いグループ震源が大津市中部の場合