下 岡 友 加 編 広 島 市 渓 水 社 2012 年 6 月 以 下 黄 霊 芝 小 説 選 と 略 記 ))が 新 たに 刊 行 さ れたので 今 後 黄 霊 芝 文 学 が 日 本 でも 広 まるこ とが 期 待 される 黄 霊 芝 の 小 説 は 直 接 間 接 に 近 代 台 湾 社 会

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1 東 アジア 研 究 ( 大 阪 経 済 法 科 大 学 アジア 研 究 所 ) 第 59 号,2013 年,1 15ページ 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 忍 従 性 と 台 湾 的 アイデンティティをめぐって 磯 田 一 雄 1.はじめに: 黄 霊 芝 文 学 における 愛 の 物 語 の 特 徴 2. 展 開 の 意 外 性 と 主 人 公 の 忍 従 性 紫 陽 花 と 喫 茶 店 青 い 鳥 3.ままごとのような 夫 婦 と 愛 の 不 条 理 ピア ピア 車 事 故 ( 三 ) 4. 小 説 的 メルヘンかメルヘン 的 小 説 か 仙 桃 の 花 5. ご 主 人 は 海 外 逃 亡 か? 作 品 の 社 会 的 背 景 を 考 える 6.おわりに: 黄 霊 芝 文 学 における 忍 従 の 根 源 二 度 の 植 民 地 化 と 台 湾 的 アイデンティティ キーワード: 忍 従 性 意 外 な 展 開 二 度 の 植 民 地 化 一 方 的 思 い 込 み 台 湾 的 アイデンティティ 1.はじめに: 黄 霊 芝 文 学 における 愛 の 物 語 の 特 徴 黄 霊 芝 (1928~ 本 名 黄 天 麒 )は 戦 後 台 湾 の 代 表 的 日 本 語 作 家 である 多 くの 優 れた( 主 として 短 編 ) 小 説 を 書 いている 中 国 語 ( 北 京 語 )が 国 語 とされ 長 期 間 日 本 語 が 禁 止 されて いた 戦 後 の 台 湾 では 日 本 語 で 作 品 を 発 表 して も 読 者 はごく 少 数 の 日 本 語 人 (1) に 限 られ てしまう( 中 国 語 に 訳 された 黄 霊 芝 の 作 品 はご くわずかである) 台 湾 にいながら 台 湾 に 一 般 読 者 を 持 ち 得 ない 作 家 であった そのため 刊 行 を 引 き 受 ける 出 版 社 がなく 作 品 はこれまでみ な 私 家 版 ( 非 売 品 )の 黄 霊 芝 作 品 集 (これ までに21 巻 うち 巻 8と 巻 17は 未 刊 行 )に 分 散 して 発 表 されてきた しかし 自 ら 中 国 語 に 訳 し た 処 女 作 蟹 が 1970 年 に 第 一 回 呉 濁 流 賞 を 受 け 2006 年 真 理 大 学 から 台 湾 文 学 家 牛 津 奨 を 受 け 黄 霊 芝 文 学 国 際 学 術 研 討 会 が 開 かれる (2) など ようやく 彼 の 日 本 語 小 説 も 台 湾 文 学 としての 市 民 権 を 獲 得 してきた 黄 霊 芝 はまた 詩 短 歌 俳 句 をよくし1970 年 に 創 設 された 台 北 俳 句 会 の 会 長 として 今 日 に 至 っ ている 台 湾 独 自 の 俳 句 の 季 語 を 集 めて 燕 巣 俳 句 会 の 機 関 誌 燕 巣 に 連 載 した 台 湾 俳 句 歳 時 記 を 改 訂 して 刊 行 された 台 湾 俳 句 歳 時 記 ( 東 京 言 叢 社 2003 年 )は 日 本 国 内 でかな り 好 意 的 な 書 評 を 受 けている 黄 霊 芝 はこれに よって2004 年 度 の 正 岡 子 規 国 際 俳 句 賞 を 受 賞 し 日 本 でも 俳 句 作 家 指 導 者 としてその 名 が 知 られるようになった 小 説 は 黄 霊 芝 の 日 本 植 民 地 時 代 の 名 前 国 江 春 菁 を 著 者 名 とした 岡 崎 郁 子 編 / 解 説 国 江 春 菁 宋 王 之 印 ( 東 京 慶 友 社 2002 年 )という15 篇 の 小 説 集 が 既 に 刊 行 されているが 最 近 小 説 10 篇 を 載 せた 戦 後 台 湾 の 日 本 語 文 学 黄 霊 芝 小 説 選 ( 黄 霊 芝 著 (1) 若 林 正 丈 台 湾 の 台 湾 語 人 中 国 語 人 日 本 語 人 ( 朝 日 新 聞 社 1997 年 ) 参 照 (2)2006 年 11 月 25 日 に 第 十 屆 台 湾 文 学 家 牛 津 奨 曁 黄 霊 芝 文 学 国 際 学 術 研 討 会 が 真 理 大 学 麻 豆 校 で 開 かれ 黄 霊 芝 の 小 説 と 詩 や 俳 句 の 検 討 が 行 なわれた 筆 者 はこの 時 台 湾 俳 句 を 超 えるもの 黄 霊 芝 の 俳 句 観 を 報 告 している なおここでは 言 及 しないが 黄 霊 芝 はさらに 彫 刻 家 でもあれば 古 玉 器 にも 造 詣 が 深 いという 多 芸 多 彩 な 人 である 1

2 下 岡 友 加 編 広 島 市 渓 水 社 2012 年 6 月 以 下 黄 霊 芝 小 説 選 と 略 記 ))が 新 たに 刊 行 さ れたので 今 後 黄 霊 芝 文 学 が 日 本 でも 広 まるこ とが 期 待 される 黄 霊 芝 の 小 説 は 直 接 間 接 に 近 代 台 湾 社 会 の 重 圧 の 下 に 生 まれた 作 品 である とりわけ 二 度 の 植 民 地 化 は 大 きな 影 響 をもたらしている (1)まず 戦 後 の 台 湾 社 会 でほとんど 読 者 が 期 待 できない 日 本 語 作 家 にあえて 黄 霊 芝 がなった こと 自 体 がそれである これは 日 本 の 植 民 地 支 配 から 戦 後 の 国 民 党 支 配 へ 移 る 過 程 で 台 湾 語 か ら 日 本 語 へ 日 本 語 から 中 国 語 ( 北 京 語 )へと 二 度 の 言 語 変 更 を 強 制 されたなかで 質 の 高 い 言 語 能 力 が 不 可 欠 な 文 藝 活 動 のメディアとし て 黄 霊 芝 が 主 体 的 な 選 択 をした 結 果 であって 親 日 でもなければ 受 動 的 な 植 民 地 化 の 後 遺 症 で もないことを 確 認 しておく 必 要 がある (3) (2) 戦 後 台 湾 の 政 治 的 社 会 的 状 況 の 作 品 の 内 容 への 反 映 が 随 所 に 見 られる またそれに 関 連 して 日 本 人 ないし 日 系 人 が 現 れる 作 品 もあ る 黄 霊 芝 小 説 選 に 含 まれている 董 さん 紫 陽 花 仙 桃 の 花 などである (3)おそらく 黄 霊 芝 文 学 の 一 番 の 特 徴 は 多 くの 作 品 に 孤 独 で 内 向 的 な 性 格 ( 忍 従 性 )の 主 人 公 が 登 場 することであろう これは 作 者 黄 霊 芝 の 個 性 の 反 映 であると 見 られると 同 時 に 背 後 の 台 湾 社 会 の 歴 史 的 状 況 を 反 映 してい るようにも 思 われる また 黄 霊 芝 の 作 品 には 読 者 の 意 表 をつく 展 開 がしばしば 見 られるが こ れにも 主 人 公 の 忍 従 的 性 格 が 深 く 関 わっている ことが 多 い この 点 がとりわけ 明 らかに 見 られ るのは 数 は 多 くないが 男 女 の 愛 情 を 主 題 とし た 作 品 であろう 恋 愛 ないし 夫 婦 愛 を 主 題 にした 黄 霊 芝 の 小 説 には 黄 霊 芝 作 品 集 2 所 収 の 蟇 の 恋 ( 小 説 ) ( 下 岡 編 黄 霊 芝 小 説 選 では 蟇 の 恋 ( 短 歌 小 説 ) ) 黄 霊 芝 作 品 集 3 所 収 の 紫 陽 花 喫 茶 店 青 い 鳥 (4) 黄 霊 芝 作 品 集 19 所 収 の 仙 桃 の 花 ピア ピア 車 事 故 の 第 三 部 など 五 篇 がある 蟇 の 恋 ( 小 説 ) は 作 品 集 巻 二 俳 句 短 歌 詩 (1971)に 納 められた 夏 季 の スペイン 語 講 習 会 で 知 り 合 った 乙 女 に 対 する 内 気 な 若 者 の 片 思 いを 詠 った 110 首 の 短 歌 の 連 作 である 短 歌 の 特 長 を 生 かして 孤 独 な 若 者 の 綿 々たる 思 いを 叙 情 的 に 描 き 出 している 点 は 味 わい 深 いものがあるが 小 説 らしい 筋 の 展 開 は ないまま はかなく 失 恋 に 終 わる 一 篇 の 青 春 詩 である 表 題 は 醜 い 蟇 蛙 が 美 しいお 姫 様 に 恋 をした ということで 胸 の 想 いを 訴 えよう もないという 忍 従 を 意 味 している それに 対 し 後 の 四 篇 は 主 人 公 の 性 格 と 物 語 の 展 開 とのかかわりにかなり 顕 著 な 特 徴 があ る 紫 陽 花 と 喫 茶 店 青 い 鳥 は 青 春 期 の 男 女 仙 桃 の 花 と ピア ピア の 第 三 部 は 老 年 期 の 男 女 を 対 象 とした 物 語 であ るが 共 通 するのは 主 要 人 物 が 孤 独 な 内 向 的 性 格 で コミュニケーションに 何 らかの 障 害 があ り その 結 果 唐 突 に 想 定 外 の 事 態 ( 多 くな 悲 劇 的 な)が 起 こること また 一 部 に 日 本 人 や 日 系 人 がかかわっていることなどである (5) 整 理 すると 蟇 の 恋 を 除 く 四 つの 愛 の 物 (3)この 点 に 関 しては 岡 崎 郁 子 黄 霊 芝 物 語 あ る 日 文 作 家 の 軌 跡 ( 研 文 出 版 2004 年 ) 参 照 のこと 他 に 廖 清 秀 呉 濁 流 など 類 似 の 例 がある( 彭 瑞 金 著 中 島 利 郎 澤 井 律 之 訳 台 湾 新 文 学 四 〇 年 東 方 書 店 2005 年 101~102 頁 及 び134 頁 参 照 (4) 岡 崎 郁 子 はこのペアを 前 者 は 視 覚 後 者 は 聴 覚 だけに 頼 って 愛 をはぐくむという 実 験 小 説 だ と 呼 んでいる( 前 掲 黄 霊 芝 物 語 157 頁 (5) 実 は ピア ピア ( 三 )を 独 立 した 小 説 と 見 るのは 若 干 問 題 がある 小 論 で 対 象 としているのは ピア ピア 車 事 故 という 三 部 から なる 小 説 の 全 体 ではなく その 三 だけである 車 事 故 は 確 かに 全 部 に 出 て 来 るが 一 と 二 は 車 事 故 といってもごく 軽 いもので タクシーの 運 転 手 がスピードを 出 しすぎて 急 停 車 した 際 隣 りに 乗 って いた 細 君 がショックで 腰 を 痛 めたり 交 差 点 で 人 を 轢 2

3 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 語 は 青 春 篇 二 篇 と 老 年 篇 二 篇 とに 分 けられる それぞれがコミュニケーション 上 の 限 定 ないし 障 害 を 持 っている 青 春 篇 は 片 や 聴 覚 片 や 視 覚 に 限 定 して 相 手 を 捉 えているので コミュニ ケーションの 欠 落 ないし 歪 曲 が 起 こる 一 方 老 年 篇 は 若 い 時 は 二 人 とも 正 常 なのだが ある 時 期 以 後 女 性 のほうが 正 気 を 失 って コミュニケ ーションがほとんど 不 能 になる 点 が 共 通 してい る 2. 展 開 の 意 外 性 と 主 人 公 の 忍 従 性 紫 陽 花 と 喫 茶 店 青 い 鳥 ほとんど 顔 を 見 ることなく 声 を 聴 いただけで 恋 に 陥 る 青 い 鳥 は 逆 に 喫 茶 店 で 出 会 いなが ら 男 女 共 に 言 葉 を 交 そうとせず 視 覚 のみで 相 手 を 捉 えている 状 況 の 下 で 展 開 する 恋 物 語 であ る つまりどちらの 物 語 においても 相 手 を 認 識 する 感 覚 の 次 元 に 前 者 は 聴 覚 偏 重 後 者 は 視 覚 偏 重 という 対 照 的 な 偏 りがある そのため に 生 ずる 情 報 の 欠 落 からそれぞれ 誤 解 を 招 き その 結 果 生 まれる 意 外 な 結 末 は いっぽうが 恋 の 喪 失 他 方 は 恋 の 成 就 と 対 照 的 である ( 以 下 引 用 はともに 原 典 の 黄 霊 芝 作 品 集 3 によ るが 紫 陽 花 は 黄 霊 芝 小 説 選 にも 収 録 されている) 小 論 の 主 題 はむしろ 老 いた 男 女 の 純 愛 物 語 だ が 黄 霊 芝 文 学 の 特 徴 を 知 るために まず 若 い 男 女 を 対 象 とした 作 品 に 眼 を 通 しておこう そ れは 一 口 に 言 って 主 人 公 の 忍 従 的 性 格 とそれに 伴 うディスコミュニケーション その 結 果 と して 起 こる 意 外 な 結 末 あるいはどんでん 返 しで ある 黄 霊 芝 作 品 集 3 (1972 年 私 家 版 )は 紫 陽 花 と 喫 茶 店 青 い 鳥 ( 以 下 青 い 鳥 と 略 称 する)の 二 篇 からなる ともに20~30 歳 前 後 の 若 者 を 対 象 とした 青 春 物 語 である (6) 紫 陽 花 は 自 宅 で 病 気 療 養 中 の 主 人 公 の 男 性 (20 歳 )が ふと 耳 にした 隣 家 の 若 い 女 性 に 1) 紫 陽 花 の 主 人 公 は 日 本 の 敗 戦 から 四 年 後 の 台 北 の 住 宅 地 に 住 む 台 湾 人 を 父 親 日 本 人 を 母 親 とする 二 十 歳 の 伸 である 父 は 三 年 前 に 亡 くなり 日 本 人 の 母 親 と 二 人 暮 らし である 肺 を 患 って 自 宅 療 養 中 の 伸 はめったに 外 出 することがない 紫 陽 花 の 咲 き 始 める 頃 伸 は 裏 の 三 軒 長 屋 から 漏 れる 何 処 となく 哀 愁 を 帯 びた 少 女 の 声 に 心 を 惹 かれた 言 葉 から してどうやら( 戦 後 国 民 党 政 権 に 伴 って 大 陸 か ら 渡 来 した) 外 省 人 らしい 彼 は 毎 日 外 出 する らしいその 少 女 の 姿 をはっきり 見 たことはない が 彼 には 声 一 つで 睡 蓮 の 花 びらのように 哀 愁 を 湛 えた 一 人 の 少 女 を 思 い 浮 かべることが きそうになって 急 停 車 した 際 歩 行 者 の 女 性 が 転 んで 腰 を 痛 めたのを 病 院 に 運 んだりする 話 で 同 じ 運 転 手 が 一 にも 二 にも 登 場 するが いずれもコミカ ルな 物 語 である それに 対 し 三 は 登 場 人 物 も 場 面 も 全 く 異 なる 一 老 夫 婦 の 物 語 であるが 主 人 公 の 愛 児 が 車 事 故 で 死 ぬとか 主 人 公 の 老 人 も 最 後 に 車 に 轢 か れて 死 んでしまうとかいう 深 刻 な 車 事 故 が 展 開 の 節 目 になっており 内 容 的 にも 全 く 独 立 した 物 語 であ る いささか 奇 妙 な 題 名 の ピア ピア は ユー トピア の 語 頭 省 略 と 思 われるが これは 三 に 登 場 する 舌 がまわらず うまい を まい とい うように 何 でも 語 頭 を 落 としてしまう 婆 さ の 喋 り 方 に 因 んで 命 名 したのではないかと 思 われる して みると 本 来 この 三 こそ ピア ピア とし て 独 立 すべきだったのではなかろうか いずれにせよ この 三 の 対 象 となる 老 夫 婦 の 生 活 の 記 述 は 途 中 から 女 性 が 精 神 的 ショックで 正 気 を 失 って 障 害 者 に なってしまい これを 相 手 の 男 性 が 甲 斐 甲 斐 しく 介 護 するという 共 通 点 がある 点 で 仙 桃 の 花 に 登 場 す る 老 いた 男 女 の 物 語 のカウンターパートとして 見 られ るので これを 独 立 の 小 説 とみなして 論 ずることにす る なおこの 小 説 には 岡 崎 郁 子 も 下 岡 友 加 も 言 及 して いない (6)この 二 篇 については 前 掲 岡 崎 郁 子 黄 霊 芝 物 語 紫 陽 花 については 下 岡 友 加 黄 霊 芝 の 日 本 語 文 学 小 説 紫 陽 花 を 中 心 に ( 現 代 台 湾 研 究 第 35 号 台 湾 史 研 究 会 2009 年 3 月 )に 詳 細 な 論 考 がある 3

4 できた 古 来 盲 人 は 滅 多 に 人 を 誤 ることがな いといわれていた それというのも 視 覚 に 惑 わ されることなく 相 手 を 捕 えることが 出 来 るから だろう 伸 は 耳 で 少 女 を 捕 えていた 視 覚 に 禍 されずに 本 質 的 なものを 捕 えていた と 伸 は 考 えていた しかも 偶 然 ほんの 一 瞬 垣 間 見 た 彼 女 の 顔 は 確 かに 美 しかった ここから 伸 の 少 女 への 恋 が 始 まる 病 気 療 養 で 外 出 できず 学 校 も 休 学 中 の 伸 の 社 会 的 な 孤 立 性 は 明 らかである しかも 母 親 は 日 本 人 で 言 葉 も 通 じず 外 省 人 の 隣 家 と 交 渉 があるは ずもなかった 伸 はごく 限 られた 耳 からの 情 報 により 少 女 を 巡 って 次 から 次 へと 想 像 をたく ましくしていく それはほとんど 妄 想 に 近 かっ た 遂 には 夢 の 中 で 交 わったりした その 妄 想 は 淋 しさ から 来 たものであり その 淋 しさ は 戦 後 台 湾 社 会 に 残 された 日 系 台 湾 人 のおか れた 立 場 から 来 たものだと 下 岡 は 指 摘 する (7) やがて 引 っ 越 したらしく 隣 家 の 娘 の 声 が 聞 えな くなる 伸 は 落 胆 するが しばらくしてラジオ の 語 学 の 時 間 のアナウンサーがそっくり 同 じ 声 の 持 ち 主 であることに 気 づく 伸 はますます 妄 想 を 逞 しくして 遂 にその 声 の 主 を 確 かめに 放 送 局 まで 出 かけたところ 全 くの 別 人 で 隣 の 娘 とは 似 ても 似 つかぬ 不 美 人 であることを 発 見 す る がっかりした 伸 がたまたま 乗 った 帰 りのバ スの 車 掌 が 実 は 隣 の 娘 だった 彼 女 は 伸 の 顔 を 覚 えていたらしく 会 釈 した 折 角 求 め 続 けてき た 相 手 にめぐり 合 ったのに 相 手 がバスの 車 掌 と 知 ると なぜか 伸 は 声 をかけることもできず に 下 車 してしまい 機 会 は 永 久 に 失 われたのだ 伸 のような 性 格 を 忍 従 型 といってもよい だろう その 忍 従 的 性 格 は 孤 立 性 =ディスコミ ュニケーションとセットになっている 両 者 は 互 いに 他 方 の 原 因 でもあり 結 果 でもある 下 岡 の 言 うように 伸 の 孤 立 性 は 病 気 からくることの ほかに 日 本 系 であることにも 関 わりがあるだ ろう しかし 本 来 の 台 湾 人 の 社 会 にも この 淋 しさ ないし 孤 立 性 忍 従 性 が 漂 ってい たのではないか その 原 因 は 後 述 するように 台 湾 の 二 度 の 植 民 地 化 と 深 い 関 係 がある 2) 紫 陽 花 が 主 人 公 伸 の 一 方 的 な 思 い 込 みによって 展 開 しているのに 対 し 青 い 鳥 は 互 いに 惹 かれあっている 二 人 が 相 互 の 観 察 のみで 相 手 の 心 情 を 理 解 したつもりにな り 言 語 コミュニケーションの 欠 落 していたせ いもあって 互 いに 歪 んだ 一 方 的 な 思 い 込 み に 陥 る 物 語 である 岡 崎 郁 子 によれば 最 初 か ら 最 後 まで 二 人 はことばを 交 わすことなく わ ずかに 目 と 目 で 語 り しぐさで 答 え 告 白 し 嫉 妬 し その 間 に 絆 を 深 めてゆく 視 覚 に すべてを 託 した 恋 愛 である (8) ただしその 結 果 は 最 後 の 意 外 な 結 末 で 紫 陽 花 が 失 恋 に 終 わるのに 対 して 青 い 鳥 は 二 人 の 一 方 的 思 い 込 み が 頂 点 に 達 した 時 点 で 突 如 として 幸 運 な どんでん 返 し に 終 わるやや 喜 劇 的 な 作 品 である 喫 茶 店 の 雇 われママである 少 女 (24 歳 )と 客 である 僕 (32 歳 )はお 互 いに 一 目 惚 れに 陥 る だが 共 にシャイな 二 人 は 互 いに 言 葉 を 交 わすことがなく 相 手 の 生 活 の 現 実 になかな か 触 れられない 毎 回 相 手 の 様 子 を 瞥 見 したわ ずかな 現 実 をもとに 自 分 を 好 いている と 相 互 に 思 い 込 み を 積 み 重 ねていく 記 述 は 相 互 の 独 白 を 交 代 で 前 後 八 回 繰 り 返 す 形 で 進 行 するという ユニークな 構 成 になっている そ の 記 述 の 面 白 さが とりわけ 筋 というほどのも のもないこの 小 説 の 核 心 である 例 えば 女 性 側 の 記 述 はこうである その 後 で 彼 は 始 めてあたしのほうに 顔 を (7) 前 掲 下 岡 論 文 頁 (8) 前 掲 黄 霊 芝 物 語 224 頁 4

5 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 向 けた あたしのほうでは 彼 が 入 って 来 た 時 から 彼 を 認 め 彼 を 観 察 していたのに 彼 はずっとあたしを 見 ないふりをしていたの だ 何 と 云 う 人 だろう があたしにはそれ が 彼 の 照 れ 性 から 来 ているのを 知 ってい た 恐 らく 六 日 も 来 なかったのも 来 たく ないからでも 忙 しかったからでもなく 恥 ず かしかったのであろう ひょっとすると 店 の 前 まで 来 ていながらいざ 入 ろうと 云 う 段 になって 急 に 怕 くなって 中 止 したこともあ ったかも 知 れない 男 の 人 って 結 婚 した 後 では 妙 に 威 張 る 癖 に 初 めの 中 はもじもじ してばかりいるのである 今 日 なども 余 程 の 雄 を 鼓 して 入 って 来 たのに 違 いない ( 青 い 鳥 二 の 一 ) これに 対 応 する 男 性 側 の 記 述 はこうである ガルソンに 注 文 したコーヒーを 待 ってい ると 思 いがけないことにラ カンパネラが 鳴 り 出 した それを 耳 にした 時 僕 達 は 合 図 を 受 けたかのように 再 び 目 を 合 わせた そ してごく 自 然 に 微 笑 み 合 った 彼 女 が 僕 の 為 にその 曲 を 選 んだのが 僕 には 解 った 僕 は 羞 まなかったが 彼 女 の 顔 の 赤 らんだのが 見 ないでもはっきりした 僕 は 彼 女 に 歓 迎 されているのをひしひしと 身 に 受 け 止 めていた 直 ぐにラ カンパネラをかけて くれたのもそうだったし むしんに 微 笑 み を 送 ってくれるのもその 証 拠 だった 僕 が 来 るのをひょっとすると 待 っていたのかも しれない ( 青 い 鳥 二 の 二 ) 伸 の 場 合 には 見 たくても 見 られなかったの だが この 二 人 は 相 互 に 想 いを 高 めつつ あえ て 話 しかけず 視 覚 のみに 頼 るどころか 見 な (9) 岡 崎 郁 子 は におい 毛 虫 など 小 さな 日 常 上 描 いた 作 品 にも これがあることを 指 摘 する( 前 掲 宋 くてもわかる とまで 思 い 込 む こうして 相 互 に 相 手 に 対 する 思 い 入 れを 積 み 重 ねているうち に それは 現 実 から 逸 れた 方 向 に 向 かい 始 める やがて 偶 然 少 女 を 訪 ねてきた 彼 女 の 弟 を 見 て 僕 は 彼 女 の 愛 人 と 誤 解 し それなら 復 讐 してやれと 従 妹 を 連 れてきて 少 女 に 見 せ 付 ける それを 見 て 絶 望 した 少 女 は 涙 に 濡 れた 顔 を 洗 いに 洗 面 所 に 入 るが その 直 後 に 洗 面 所 に 来 た 僕 と 鏡 の 中 で 顔 を 見 合 わ せる その 大 きく 潤 んだ 目 には 怨 みが 一 ぱい 詰 まっていた 何 かを 訴 えようとしていた ようである そして 次 の 一 瞬 僕 と 顔 を 合 せた 次 の 一 瞬 に 彼 女 の 顔 がくしゃくしゃに なった 新 しい 涙 が 湧 きあがったのであろ う / 僕 は 走 り 寄 った そして 僕 は 彼 女 の 体 重 が 僕 の 両 の 腕 の 中 に 凭 れ 掛 かって くるのを 感 じた ( 青 い 鳥 七 の 二 ) 黄 霊 芝 の 多 くの 作 品 に 共 通 するのは このよ うに 主 人 公 の 純 情 だが 一 面 的 一 方 的 な 思 い 込 み 小 さな 断 片 的 な 現 実 の 拡 大 解 釈 現 実 を 省 みない 働 きかけや 態 度 などである (9) そ れは 忍 従 性 ( 声 を 上 げない 自 己 主 張 をしない こと)から 来 るディスコミュニケーションと 関 りがある その 結 果 やがて 無 視 されていた 現 実 の 仕 返 しを 受 けて 想 定 外 の 結 果 (どんでん 返 し)が 起 こる それが 彼 の 文 学 のひとつの 魅 力 にもなっているのだが 青 い 鳥 はその 典 型 であろう 一 言 声 をかければ 何 でもないような ことでもそれをせず 内 心 様 々な 想 像 をめぐら せながら 事 態 をじっと 見 守 りあるいはこれに 耐 えているのである(その 結 果 むしろ 程 度 の 差 はあれ 悲 劇 になることが 多 い) これらの 物 語 は 一 見 他 愛 ない ようにも 見 えるが そ 王 之 印 解 説 参 照 5

6 の 底 に 近 現 代 台 湾 社 会 の 問 題 が 透 けて 見 えるよ うに 思 われる この 点 は 老 人 を 対 象 とした 小 説 では 一 層 顕 著 となる 3.ままごとのような 夫 婦 と 愛 の 不 条 理 ピア ピア 車 事 故 ( 三 ) 紫 陽 花 と 青 い 鳥 に 対 比 されるような 老 人 の 愛 情 物 語 のペアが ピア ピア 車 事 故 の 三 ( 以 下 ピア ピア と 略 称 )と 仙 桃 の 花 である ( 以 下 引 用 はそれぞれ 黄 霊 芝 作 品 集 19 ( 私 家 版 2001 年 )によっているが 仙 桃 の 花 は 黄 霊 芝 小 説 選 にも 収 録 されている ともに 一 章 立 てで 節 の 区 分 はない )どちらも 中 核 となる 部 分 は 老 いた 男 性 が 意 識 に 障 害 のある 老 いた 女 性 を 献 身 的 に 介 護 することが 中 心 の 物 語 だ が いろいろな 意 味 で 対 照 的 である 筋 が 比 較 的 単 純 な ピア ピア から 見 ていこう 冒 頭 は 次 のようである 朝 目 が 覚 める 爺 さは 半 ば 身 を 起 こし 横 に 寝 ている 婆 さの 寝 顔 を 眺 める 毎 朝 の ことだったが 窓 越 しの 柔 ら 日 を 受 けて 静 かに 寝 息 を 立 てている 婆 さの 顔 は まるで 穢 れを 知 らぬ 童 女 のようだ 生 涯 の 殆 どの 時 間 を 自 分 に 連 れ 添 ってくれた 婆 さ 貧 し くても 甲 斐 甲 斐 しく 働 き 盡 くしてくれた 童 女 ああ 有 難 うよと 爺 さはその 寝 顔 に 呼 びかける いじらしい 婆 さ 爺 さ と 婆 さ の 出 会 いは 次 のようである まだ 子 供 だったからお 嫁 に 貰 うわけにいか なかった こうして 婆 さは 小 学 校 を 卒 業 す ると 女 学 校 に 行 き やがて 他 の 人 と 結 婚 し てしまった それから 十 何 年 か 経 って 爺 さ は 婆 さにめぐり 合 った 爺 さがまだ 結 婚 し ておらず 今 でも 婆 さの 小 さい 時 の 写 真 を 大 事 に 蔵 っていることを 知 って 婆 さはい たく 心 を 動 かされた それでご 主 人 にわけ を 話 して 別 れ 爺 さのところへ 改 めてお 嫁 に 来 てくれたのだった あれからの 長 い 長 い そして 情 愛 ぶかい 二 人 の 仲 だった ま まごとの 夫 婦 のようであった 爺 さは 婆 さ を 愛 し 子 のように 可 愛 がり 婆 さは 爺 さを 先 生 のように 慕 った やがて 二 人 の 間 に 目 の 大 きな 美 しい 女 の 子 が 生 まれた 女 の 子 はすくすくと 育 った が ヨチヨチ 歩 きの 頃 のある 日 に 車 に 轢 かれて 死 んでしまった その 時 以 来 婆 さ は 大 きな 童 女 になってしまった 婆 さ は 特 に 愛 情 を 感 ずることもなく 言 われるがまま 前 の 夫 と 結 婚 したのかもしれな い しかし 旧 恩 師 である 爺 さ のひたむきな 愛 に 打 たれ 全 く 自 分 の 意 志 で 爺 さ と 再 婚 する 道 をあえて 選 んだのだ 娘 も 生 まれ 幸 せ ここにきわまると 思 われたところに 突 如 悲 劇 が 訪 れたのである 爺 さ の 懸 命 の 介 抱 にもか かわらず 婆 さ は 正 気 を 取 り 戻 すことがな かった だがそんな 状 態 になっても ふたりの 愛 情 関 係 の 相 互 性 はいまだに 失 われていない することなすことしょっちゅう 食 い 違 ってしま うのだが 婆 さ はいつも 爺 さ を 気 遣 って いる 婆 さは 爺 さより 九 つも 年 下 だった 爺 さが 師 範 学 校 を 出 てはじめて 小 学 校 の 先 生 になった 時 婆 さはそこの 生 徒 だった 先 生 は 婆 さが 好 きだった でも 婆 さは 爺 さがどんなに 気 をつかっても 婆 さは 目 を 覚 ましてしまう そして 婆 さも 起 き 上 が ろうとする いいんだよ 婆 さは 寝 ておいで 6

7 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 と 爺 さは 労 わり 深 い 手 つきで 婆 さを 床 に 寝 かせる 婆 さは 素 直 に 寝 床 に 残 るが 爺 さ と 呼 びかける 窓 を ンナ という ガスコンロに 火 を つける 前 に 窓 を 開 けてな という 意 味 であ る ああ わかっているよ と 爺 さは 答 え 部 屋 を 出 て 行 く その 背 後 にまた 婆 さの 声 が 追 う 爺 さ 気 いつけてな いっぽう 婆 さ は 時 折 わがまま 勝 手 なこ とをして 爺 さ をてこずらせる 例 えば 爺 さ が 折 角 植 えた 苗 木 を 片 端 から 抜 き 取 ってし まったりするのだ 爺 さが 冷 蔵 庫 から 野 菜 をとり 出 して 流 し で 洗 いはじめると 婆 さは 包 丁 掛 けから 包 丁 をとりはずして 爺 さに 渡 してくれる ああ ありがとうよ と 爺 さはそれを 受 けとる と それだけでも 婆 さには 嬉 しい らしく 手 を 叩 いて 喜 ぶ ところが 婆 さの お 節 介 はそれだけで 終 わらず 今 度 を 手 を 伸 ばして 水 道 栓 をひねり 野 菜 を 洗 えとい う いいんだよ もう 洗 ったんだよ といってもいうことを 聞 かない 何 が 何 で ももう 一 度 洗 わなければ 承 知 しないのであ る その 反 面 いたずらもする 爺 さが 刻 ん だ 俎 板 の 上 の 野 菜 や 肉 を 俎 板 ごと 引 っくり 返 したりする こらっ! と 爺 さが 大 きな 目 で 睨 んでも ころころと 笑 って 一 人 で 喜 んでいるので 怒 るわけにも いかない こういう 時 に 一 番 効 果 があるの は 婆 さを 胸 に 抱 きしめてやることだった それから 食 卓 へ 連 れて 行 って 坐 らせると 大 人 しく 坐 ってくれる 婆 さがいたずらをす るのは どうやら 新 婚 時 代 の 思 い 出 に 遊 ん でいる 時 のようでもあった 何 事 につけ 二 人 は 大 きな 子 どもだった だが さながら ままごと 遊 び をしているような 無 邪 気 な 二 人 の 生 活 も やがて 続 けられなくなる 時 が 来 た 爺 さ が 直 る 見 込 みのない 悪 い 病 気 になり 日 頃 親 しくしていた 隣 の 農 家 の 権 さ に 助 けられて 入 院 する 婆 さ の 面 倒 も 権 さ が 見 てくれることになった 自 分 の 死 後 婆 さ の 世 話 をする 子 どもを 遺 してやれなかっ たことを 悔 やんだ 爺 さ は 入 院 していた 病 院 から 安 眠 薬 を 盗 んで 逃 げ 出 した どうやら 婆 さ と 無 理 心 中 をするつもりだったら しい ところが 門 のところで 車 に 轢 かれて 死 んでしまった 婆 さ はずっと 続 けて 権 さ の 世 話 になるのだが やがて 彼 の 家 出 息 子 が 妻 子 を 連 れて 戻 ってくる 爺 さ が 婆 さ に 遺 して 行 った 家 はどうやら 権 さ の 息 子 家 族 の 所 有 にやがてなるらしい いかにもありそう な 生 臭 い 後 日 譚 である ピア ピア は 愛 の 不 条 理 を 簡 潔 に 表 した 物 語 ともいえよう 純 愛 に 充 ち よ うやく 夫 婦 になれたのに その 愛 の 結 晶 が 眼 の 前 で 無 残 な 死 を 遂 げてしまった そのショック で 婆 さ は 正 気 を 失 い 爺 さ が 如 何 に 優 しく 励 ましても 意 識 が 元 に 戻 らなかった それ だけでも 十 分 に 残 酷 な 運 命 だが 悪 い 病 気 にかかって 思 いあぐねた 爺 さが 婆 さ と 無 理 心 中 を 決 意 する? 愛 するが 故 に 愛 するも のを 殺 す! しかもその 企 て 故 に 事 故 死 を 遂 げ る! まさに 愛 の 故 に 起 きた 残 酷 な 物 語 で あり 愛 の 不 条 理 そのものが 描 かれているので はないか 問 題 の 本 質 は 子 どもがないものだから 自 分 がいなくなると 婆 さを 世 話 してくれるものが いない と 爺 さ が 信 じ 込 んで 無 理 心 中 を 図 ろうとしたと 見 られる 点 にある 婆 さがこ 7

8 のままずっと 権 さ の 世 話 になるという 見 通 しに 爺 さ は 耐 えられなかったのだ 一 時 的 にはともかく 権 さ は 赤 の 他 人 だ い つまでも 婆 さ の 世 話 は 頼 めない 世 話 をし てもらういわれもない と 思 い 込 む だが 権 さ はじめ 周 りの 人 々は 爺 さが 昔 学 校 の 先 生 だったことを 皆 知 っているので 誰 もが 爺 さに 親 切 だった という このあたりは 台 湾 も 儒 教 社 会 だったことをちらと 匂 わせている それな のに 爺 さ は 社 会 的 に 孤 立 しているわけで はないのに 心 理 的 には 全 く 孤 立 していた 二 人 の 家 が ゆくゆくは 権 さ の 息 子 夫 婦 の 住 いになるという 代 償 があるのなら もう 少 し 権 さ を 頼 ってもよかったのでは と も 思 われるのだが それは 爺 さ の 死 後 にな って 生 まれた 事 情 だ ともかく 正 気 でない 婆 さ を 安 心 して 任 せられる 人 はいないと 爺 さ は 決 め 込 んでいた 背 後 に 老 人 福 祉 の 問 題 があるともいえようが 直 接 には 爺 さ の 忍 従 的 性 格 が 引 き 起 こした 悲 劇 だった 4.メルヘン 的 小 説 か 小 説 的 メルヘ ンか 仙 桃 の 花 ピア ピア には いかにも 台 湾 と 思 われるような 面 が 比 較 的 薄 いのに 対 して 仙 桃 の 花 は 同 じように 老 障 介 護 が 中 心 となる 小 説 であるが 歴 史 的 背 景 や 人 物 構 成 に 戦 後 台 湾 の 独 自 性 が 現 れている またこの 作 品 はメルヘン 風 の 小 説 とも 小 説 風 のメルヘ ンとも 見 られる 点 に 特 徴 がある 黄 霊 芝 の 小 説 中 で 唯 一 です ます 調 が 用 いられているの も 特 徴 の 一 つである 黄 霊 芝 は 文 章 に 非 常 に 細 かい 神 経 を 使 う 作 家 だから 積 極 的 な 理 由 なし にこの 作 品 だけ 異 なった 文 体 を 採 用 するとは 考 えにくい メルヘン(お 伽 話 寓 話 )の 世 界 で は 常 識 で 考 えられないような 不 条 理 不 可 解 な ことも 平 気 で 起 こるが 実 際 この 作 品 の 物 語 は 聊 か 常 識 外 れと 思 われるようなメルヘン 的 特 徴 を 持 っている それに 文 体 を 合 わせたのであろ うか まず 題 目 からして 仙 桃 の 花 はメルヘンに ふさわしい 黄 霊 芝 台 湾 俳 句 歳 時 記 に 台 湾 季 語 の 一 つとして 収 められている 仙 桃 の 解 説 には 常 緑 小 喬 木 で 六 月 頃 一 センチほど の 袋 状 翠 緑 色 の 花 を 着 け 無 数 に 散 らう これ を 拾 って 紐 に 繋 ぎ ままごとの 花 嫁 さんの 首 に 懸 け 今 生 を 夢 みたことがわたしにもあったっ け (10) ( 下 線 = 引 用 者 )とある 仙 桃 の 花 にはも ともとそういうメルヘン 的 な 要 素 が 台 湾 人 の 習 俗 として 存 在 しており いかにもメルヘンにふ さわしい 題 材 である この 作 品 は おじいさん が 山 の 家 で 毎 朝 目 覚 めると 必 ずすることから 始 まる 毎 朝 夜 明 け 近 くになると おじいさん はふっと 目 が 覚 めるのです あるかなしか の 風 がおじいさんの 家 の 窓 を 叩 いて おじ いさんを 呼 びおこすのです それは 毎 朝 そよ 風 がおじいさんに 挨 拶 をしに 来 るみた いでもありましたが おじいさんには 風 が 誰 かの 使 いでやって 来 るようにも 思 われま した /おじいさんは 寝 床 の 上 に 起 き 上 が ると 呼 び 起 こしてくれた 風 にお 礼 をいい ます 老 爺 が 朝 目 覚 めて 起 きる 場 面 から 始 まる 点 は ピア ピア と 似 ているが まるで 散 文 詩 のような 書 き 出 しである 文 体 自 体 がメル ヘン 的 ともいえよう (11) この 小 説 は 全 体 がこの (10) 黄 霊 芝 台 湾 俳 句 歳 時 記 言 叢 社 2003 年 202 頁 (11)ドイツの 初 期 ロマン 派 の 作 家 Novalis( ) は メルヘンはいわば 文 学 の 規 範 である すべて 詩 的 なものはメルヘン 的 でなければならない と 述 べて メルヘンに 大 きな 意 味 を 与 えたという( 横 山 ゆか 金 髪 のエックベルト における 伝 説 的 要 素 伝 説 とメ 8

9 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 ような 詩 的 文 章 に 満 ちている おじいさん は 起 床 すると まず 隣 の 部 屋 の おばあさん の 寝 ている 様 子 を 確 かめ 庭 に 出 て 夏 になると 仙 桃 の 花 を 拾 って 毎 日 毎 日 花 の 首 飾 りを 作 る それから おばあさんの 顔 を 洗 って 差 し 上 げる ために 裏 庭 の 泉 の 水 を 汲 む 介 護 の 対 象 おばあさん に 対 する お じいさん の 限 りなくやさしい 態 度 も ピ ア ピア の 爺 さ と 似 ているが 婆 さ は 爺 さ に 長 年 連 れ 添 った 妻 だから 爺 さ の すぐ 脇 に 寝 ているのに 対 して 仙 桃 の 花 の 二 人 は 夫 婦 ではないから おばあさん は 随 分 長 い 間 おじいさん の 世 話 になって 暮 らし ているのに お 客 様 のように 隣 の 部 屋 に 寝 てい るのだ それには 事 情 がある ピア ピア は 台 湾 人 夫 婦 の 物 語 なのに 仙 桃 の 花 は 台 湾 人 の 男 性 が 美 しい 人 妻 しかも 日 本 人 である 女 性 に 想 いを 寄 せた 物 語 だということで ある おばあさんは 朝 日 の 美 しい 遠 い 国 に 生 ま れ 大 人 になってから 突 然 ある 青 年 に 出 会 い はるばると 南 のこの 国 へ 嫁 いできたの でした ご 両 親 にも 別 れ お 友 達 とも 別 れ 岡 の 上 の 月 見 草 やかたくりの 花 にも 別 れ ご 主 人 一 人 を 頼 ってお 嫁 に 来 たのでした そのようなおばあさんの 淋 しい 心 を 誰 より も あるいはご 主 人 よりも おじいさんは 優 しくいたわって 来 たのでした 朝 日 の 美 しい 遠 い 国 や かたくりの 花 で おばあさん が 日 本 から 来 たことが 暗 示 さ れている 二 人 は 詩 の 会 で 知 り 合 ったのだ が おじいさん も 若 い 頃 日 本 に 留 学 したの で 日 本 趣 味 を 解 していたためか 二 人 は 初 めか ら 何 となく うまが 合 う ことになっている この 日 本 との 関 わり が 逆 に 台 湾 性 を 際 立 た せることになる やがて 二 人 は 愛 の 詩 といっても 禁 欲 的 で 控 えめな(ある 意 味 で 思 わせぶりな) 詩 を 交 換 するようになる 例 えば おばあさん はこんな 詩 を おじいさん に 送 ったことがある 一 人 の 孤 独 な 女 がいた 語 る 相 手 のなかった 女 は 夜 毎 夜 毎 思 いを 綴 っては 日 の 出 の 空 に 白 いハトを 放 った こうして 何 百 何 千 のハトが 翔 びたっては 一 片 の 白 雲 となり 消 えた ある 夜 女 は 息 絶 えようとしていた その 時 星 の 彼 方 より 何 千 何 万 の 白 いハトが 帰 って 来 て 女 を 星 の 彼 方 に 連 れ 去 った こんな 詩 の 交 換 を 通 じて おじいさん は 彼 女 が 自 分 を 慕 ってくれているのに 違 いない と 思 い 込 んで あれこれ 幻 想 を 抱 いていた だ が 夫 にわけを 話 して 別 れてもらい 爺 さ と 再 婚 した ピア ピア の 婆 さ と 違 って この おばあさん は どうしても 大 胆 になれない 人 で 好 きだ などという 言 葉 は はしたない と 口 にすることさえなく お じいさん 宛 ての 手 紙 の 中 に オゼ という 香 水 を 一 滴 したたらせて 送 るのがせいぜいだった とされている ところが おばあさん の ご 主 人 が 彼 女 を 捨 てて 外 国 に 行 ってしまってから 彼 女 は 正 気 を 失 い 心 の 中 を 表 示 すらできない ような 状 態 になってしまった そこでおじいさんが 彼 女 を 引 き 取 って 世 話 をすることになったのであ る といって 男 と 女 の 生 活 が 始 まったわけでは ルヘンの 境 界 成 城 文 藝 第 219 号 2012 年 6 月 94 頁 ) ドイツのメルヘン 論 をそのまま 当 てはめるわ けには 行 くまいが 黄 霊 芝 の 作 品 を 分 析 する 際 のヒン トの 一 つになるかもしれない 9

10 なく 痴 呆 状 態 に 近 い おばあさん を お じいさん は 無 二 の 宝 物 として 王 女 様 に かしずく 召 使 のように 丁 重 に お 世 話 する あ あ もうお 目 覚 めになりましたか 顔 を 洗 っ て 差 し 上 げる などといった 調 子 である 寝 る 部 屋 も 違 えば 沐 浴 をさせる 時 には 風 呂 場 ではなく 居 間 で 裸 体 を 見 ないように 暗 闇 の 中 で 身 体 を 洗 ってさしあげる という 念 の 入 れようである 物 語 の 後 半 における このいさ さか 常 軌 を 逸 した お 世 話 の 詳 細 がこの 物 語 の 中 核 である 中 でも 右 手 と 左 手 左 手 と 右 手 をしっかりと 握 り 合 って 互 いの 霊 魂 を 交 流 させる という 怪 しげな 治 療 を して さしあげる 場 面 がいわば 山 場 であろう お ばあさん に 対 して おじいさん が 召 使 さな がらの 敬 語 を 使 っているのは なんとなく 植 民 地 時 代 の 日 本 人 と 台 湾 人 の 間 柄 を 連 想 させる そんな 生 活 が 三 十 年 も 続 いた 挙 句 ご 主 人 が 突 然 おばあさんを 連 れ 戻 しにやってくる こんなところで 何 をしとるんだ と(ご 主 人 は)いいながら つかつかと 家 の 中 へ 入 り おばあさんが 話 もできず 意 識 もはっ きりしないのを 見 ると 大 声 で さあ 目 を 覚 ますんだ ぼさっとしてな いで といって おばあさんの 肩 を 手 づか みにし 乱 暴 に 前 後 に 揺 すぶりました す ると ああ これは 一 体 どうしたことでし ょう おじいさんがあれほどに 深 い 愛 情 で あれほどに 霊 魂 を 注 ぎ 込 んでも 正 気 に 戻 すことのできなかった 当 のおばあさん が ご 主 人 に 叱 られて 驚 いた 途 端 に 正 気 に 戻 ったではありませんか 夫 婦 とは 本 当 にこんなにも 深 い 絆 をもつものなのでしょ うか しかも 正 気 に 戻 ったおばあさんは 傍 におじいさんがいるのにも 気 づかない 風 で ご 主 人 を 見 て 嬉 しそうに まあ あなた 戻 って 来 て 下 さったのね やっぱり 戻 って 来 てくださったのね とい って 涙 を 流 さんばかりに 感 激 しています おばあさん にとって ご 主 人 はやはり かけがえのない 人 だったのだ ご 主 人 に 去 られる 前 に おばあさん は おじいさん と 盛 んに 詩 を 交 換 して 純 情 な 少 年 のようなお じいさんに 自 分 を 慕 ってくれているのに 違 い ない と 思 い 込 ませていたのだが それはまさ に 詩 のレベルでのことに 過 ぎなかったので はないか もし おじいさん を 密 かに 愛 して いたのなら 夫 に 捨 てられても 童 女 のようにな ってしまうほどのショックは 受 けなかっただろ う おばあさん に 対 する おじいさん の 愛 は 憧 れに 満 ちた 長 い 長 い しかし 瞬 時 にし て 残 酷 な 結 果 に 終 わる 片 思 いに 過 ぎなかったの だ この 三 十 年 というもの この ご 主 人 はど こで 何 をしていたかも 一 切 分 からず おばあさ ん 引 取 りの 際 にもおじいさんを 完 全 に 無 視 し て 話 を 交 わすことはおろか 一 瞥 をくれた 様 子 もない しかも おばあさん は おじいさん など 見 向 きもせず 夫 について 行 ってしまった おじいさん はそれを 止 めるすべもなく た だ 泣 きじゃくるばかり そしてどこかへ 消 えて しまう まさに 忍 従 そのものだ 翌 日 野 菜 売 りがいくらおじいさんを 呼 んでも 返 事 がないので 家 の 中 に 入 ってみ ると どこにもおじいさんの 姿 がありませ んでした ご 主 人 に 連 れ 去 られたおばあさ んを 探 して 町 へ 出 て 行 ったのでしょうか でもその 後 誰 一 人 おじいさんの 姿 を 見 か けた 者 はいなかったとのことです そして 不 思 議 なことに おじいさんの 山 の 家 では それっきりあの 仙 桃 の 木 が 花 を 着 けなくな ったといいます 10

11 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 典 型 的 なメルヘン(お 伽 話 )の 終 わり 方 のよ うに 見 える この 仙 桃 の 木 は おじいさん が おばあさん と 出 会 った 三 十 年 前 に 始 めて 花 をつけたのだが おばあさん が 去 り お じいさん も 姿 を 消 すと 花 をつけなくなったの も 用 が 済 んだらきれいに 消 え 去 るというメル ヘンの 定 石 どおりである これに 対 して ピア ピア は すべ て 常 識 的 なできごとで 不 可 解 不 合 理 な 点 は 全 然 ない 愛 のシンボルのような 詩 も 花 も 出 て こないし 二 人 の 関 係 も 基 本 的 に 対 等 で 完 全 に 相 思 相 愛 だった この 点 は 仙 桃 の 花 の 片 思 い と 全 く 対 照 的 である 仙 桃 の 花 の おばあさん はおとなしく 介 護 されるがま まになっているだけで おじいさん を 気 遣 う 様 子 が 見 られない 仙 桃 の 花 には 愛 の 相 互 性 がない おじいさん は おばあさん を 世 話 するだけの 一 方 性 に 甘 んじている さら にほとんど 植 物 人 間 にも 近 いような 状 態 で 三 十 年 間 も 過 ごしていながら 夫 が 戻 るとたちまち 正 気 が 蘇 るなど 両 作 品 を 比 較 してみると 仙 桃 の 花 のメルヘン 性 が 浮 き 彫 りになるように 思 われる 主 役 の おじいさん はいつも 忍 従 的 で 状 況 に 振 り 回 されている 一 番 の 問 題 点 は ご 主 人 のことを 念 頭 に 置 かずに おばあさんが 自 分 を どう 思 ってくれているか ということだけを 気 にしていることだろう 有 夫 の 女 性 を 恋 するか らには 様 々な 意 味 で 彼 女 の ご 主 人 のこと を 無 視 できないはずである ピア ピ ア では 爺 さ の 真 情 を 知 った 婆 さ が 主 人 に 事 情 を 話 して 別 れてもらったのだから その 大 胆 さに 感 心 するが 話 の 筋 は 通 っている しかし 仙 桃 の 花 の( 若 い 頃 の) おばあさん は ご 主 人 との 関 係 を 見 直 すどころか 実 は ご 主 人 に 捨 てられると 正 気 を 失 うほどの 仲 だった にもかかわらず おじいさん はひた すら 一 方 的 に おばあさん に 尽 した 挙 げ 句 ご 主 人 だけでなく 肝 心 の おばあさん にも 最 後 は 無 視 されてしまったのである この 小 説 の 一 見 意 外 な 展 開 は おじいさん が ご 主 人 の 存 在 を 無 視 していたため 無 視 し 返 えされた 結 果 である ピア ピア に 見 られる 主 人 公 の 社 会 的 心 理 的 孤 立 性 は 仙 桃 の 花 では 一 層 著 し い 家 は 山 の 中 の 一 軒 家 のようで 時 折 肉 や 野 菜 を 売 りにくる 男 が 訪 ねてくるほかは 世 間 か ら 全 く 孤 立 して 二 人 は 生 きているように 描 かれ ている 詩 の 会 の 他 の 会 員 との 交 流 も お じいさん の 親 族 も 出 てこないし 権 さ の ような 近 所 づきあいもない また おばあさん が 日 本 人 で おじいさん が 日 本 語 や 日 本 趣 味 に 通 じていたことは 一 面 で 二 人 を 結 びつけ はしたが 逆 に 外 部 と 疎 遠 になる 効 果 もあった のではないか とも 解 釈 できよう 5. ご 主 人 は 海 外 逃 亡 か? 作 品 の 社 会 的 背 景 を 考 える ここで 考 察 を 終 えるならば 仙 桃 の 花 は 忍 従 性 に 富 んだ 男 性 が 恋 する 女 性 に 生 涯 献 身 的 に 仕 えた 報 われざる まるでメルヘンのよう な 他 愛 ない 物 語 いわば 台 湾 版 痴 人 の 愛? とでもいう 結 論 になるだろう だが 黄 霊 芝 小 説 選 の 編 者 下 岡 友 加 もいうように 黄 霊 芝 の 小 説 の 多 くは1940 年 代 後 半 ~60 年 代 の 戒 厳 令 下 の 台 湾 社 会 白 色 テロの 時 代 を 背 景 としている そこに 何 らかの 関 連 が 見 られな いかと 考 えるのが 自 然 だろう 黄 霊 芝 には1947 年 の 二 二 八 事 件 の 時 に 首 謀 者 側 とみなされて 虐 殺 された 日 本 系 の 台 湾 人 を 扱 った 董 さん と いう 作 品 があるが このような 政 治 と 直 接 関 わ りのある 作 品 だけに 限 らない 呉 濁 流 文 学 賞 を 受 けた 黄 霊 芝 19 歳 の 処 女 作 蟹 は 肺 病 で 喘 息 病 みの 老 乞 食 が 偶 然 高 価 な 蟹 を 恵 んでもら って 一 匹 平 らげてしまってから それまで 眠 11

12 っていた 生 活 意 欲 を 根 底 から 揺 す 振 られ も う 一 度 蟹 を 食 いたいと 悲 しい 努 力 を 重 ねるが その 甲 斐 もなく 海 辺 に 果 てていく 物 語 である この 小 説 について 岡 崎 郁 子 は ( 主 人 公 の) 老 乞 食 は 戦 後 日 本 から 見 放 され 国 民 党 政 府 か らは 迫 害 を 受 けることになった 台 湾 の 知 識 分 子 そのものであり 蟹 は 戦 後 の 台 湾 社 会 に 見 出 そ うとしていた 理 想 を 象 徴 している という さ らに 作 品 中 の もう 終 生 乞 食 以 外 になれるもの はなかった 胃 袋 をぶら 下 げて 町 をうろつくよ り 他 に 生 きる 道 はないのだった という 一 文 は 黄 霊 芝 自 身 の 叫 びであると 同 時 に 台 湾 の 人 びとに 共 通 する 苦 悩 であった と 指 摘 する (12) こういう 視 点 からすれば 仙 桃 の 花 も 単 な る 片 恋 物 語 とは 別 の 見 方 もできるのではなかろ うか 筆 者 の 仮 説 ないし 憶 測 を 念 のため 記 して おこう まずこの 小 説 の 最 大 の 謎 は ご 主 人 である おばあさん を 日 本 から 嫁 に 来 させたり 正 気 を 失 わせたり 甦 らせたりという 物 語 の 核 心 となる 大 役 を 演 じており 彼 なしには 仙 桃 の 花 の 筋 が 成 立 しない 物 語 展 開 の 意 外 性 (ど んでん 返 し)は 実 は ご 主 人 が 引 き 起 こして いるのだ いわば 蔭 の 主 役 であるにもかか わらず 一 体 どんな 人 か 何 故 妻 を 捨 てて 勝 手 に 外 国 へ 行 ってしまったのか いったいどこの 国 か 連 絡 は 取 れたのか 生 死 は 判 明 していた のか 何 故 30 年 も 経 ってから 妻 を 取 り 戻 しに 来 たのかなど 小 説 では 一 切 語 られていない せ いぜい おばあさんが 詩 の 会 に 参 加 したり して いかにも 有 閑 マダムに 見 えるところから ご 主 人 はかなりのエリートではあるまいかと 思 われる 程 度 である 一 方 日 本 人 の おばあさん が 戦 後 台 湾 に 残 留 できたのは 台 湾 人 と 結 婚 し ていたからだろう この ご 主 人 は 妻 を 捨 てて 勝 手 に 外 国 へ 行 (12) 岡 崎 郁 子 蟹 に 見 る 台 湾 作 家 黄 霊 芝 の 日 本 語 能 力 吉 備 国 際 大 学 研 究 紀 要 第 20 号 2010 年 頁 ってしまったことになっているが 本 当 は 当 時 多 かった 白 色 テロにおびえて 海 外 へ 逃 亡 した 事 例 がヒントになってはいまいか 当 時 は 政 府 の 許 可 なくして 勝 手 に 海 外 渡 航 はできない 時 代 だったが 白 色 テロを 避 けて 海 外 に 亡 命 した 人 が 台 湾 のエリート 層 に 多 かった 妻 子 に 経 緯 を 打 ち 明 ける 暇 もなく 海 外 の 居 場 所 も 明 かさ ず 逃 亡 先 で 不 審 死 した 例 もあった おばあ さん は ご 主 人 が 突 然 生 死 不 明 になっ た さらには てっきり 殺 された と 思 い 込 み そのショックで 娘 を 車 事 故 で 失 った ピ ア ピア の 婆 さ と 同 じように 正 気 を 失 ってしまったのではないかという 疑 いが 生 ずる そうした 事 情 に 同 情 して 後 先 を 考 えずに 助 けてくれた 知 人 がいても ご 主 人 が 生 還 したので おばあさん が 正 気 を 取 り 戻 し たとしてもおかしくないだろう また 戒 厳 令 は 38 年 間 続 いたのだから ご 主 人 が30 年 間 台 湾 を 離 れていても 長 すぎるとはいえまい 戒 厳 令 下 においては 逃 亡 からかなりの 年 月 を 経 て いても 例 えばアメリカから 戻 った 場 合 米 国 籍 を 取 得 していないと 危 険 で 落 命 した 例 もあ ったという そう 見 て 来 ると ご 主 人 が 今 なお 追 手 を 警 戒 しているかのように おばあさ んを 慌 しく 連 れ 去 る 様 子 も 現 実 味 を 帯 びてく る 先 の 董 さん は 仙 桃 の 花 と 同 じく 黄 霊 芝 作 品 集 19 (2001 年 )に 収 められているが 岡 崎 郁 子 によれば この 作 品 は 遅 くも1950 年 代 の 始 め 頃 書 かれたというから 執 筆 後 日 の 目 を 見 るまで 約 半 世 紀 もの 間 検 閲 の 目 を 逃 れて 隠 さ れていたことになる (13) 仙 桃 の 花 も 読 者 の 目 に 触 れるという 意 味 での 初 出 は 董 さん と 同 じく2001 年 だが やはり 岡 崎 によればこの 作 品 は 作 者 自 身 のために 編 纂 した 刊 行 する 意 図 のない 黄 霊 芝 作 品 集 8 (1984 年 )に 最 初 (13) 前 掲 台 湾 俳 句 歳 時 記 281 頁 なお 前 掲 黄 霊 芝 物 語 頁 12

13 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 収 められたという (14) すると 遅 くも1980 年 始 め 頃 までに 書 かれたことになる 白 色 テロを 恐 れ た 海 外 逃 亡 をモデルとしたとすれば その 事 情 をありのままに 書 くことは 当 然 憚 られたであろ うから 単 なる 失 踪 とし そのため 生 ずる 不 自 然 さを 隠 すためにメルヘンのような 作 品 に 仕 立 てたのかもしれない 公 権 力 の 目 だけでなく さらに 用 心 して 一 般 の 目 にも 触 れることのない ように 自 分 だけの 作 品 集 に 収 めた 可 能 性 があるのではないか もし 一 般 に 公 表 しても 差 支 えがなければ 第 8 集 の 前 後 に 出 された 黄 霊 芝 作 品 集 7 ( 論 文 小 説 1 篇 1983 年 3 月 ) あるいは 黄 霊 芝 作 品 集 9 ( 小 説 9 篇 1983 年 11 月 )のどちらかに 入 れることができたはず である おじいさん と おばあさん は 詩 の 会 で 知 り 合 うのだが この 詩 の 会 のモデルは 1951 年 に 国 民 党 政 府 により 創 刊 された 日 文 紙 軍 民 導 報 の 文 藝 欄 を 媒 介 に 生 まれた ( 日 文 ) 文 芸 の 会 かもしれない 当 時 病 床 にあった 黄 霊 芝 が 幹 事 を 務 め 毎 月 一 回 俳 句 短 歌 詩 コント などの 作 品 を 集 めて 綴 じ 9 人 ほどの 同 人 に 回 覧 していたという 定 期 的 に 会 合 があ ったわけではないようだ やがて 会 員 は 減 って いったが 一 応 1964 年 頃 まで 続 いたらしい (15) あ るいは1970 年 に 発 足 した 台 北 俳 句 会 の 可 能 性 も 十 分 にある 小 説 では 詩 の 会 での 出 会 いが おじいさん の 片 恋 の 始 まりで その 後 お ばあさん を 引 き 取 って30 年 一 緒 に 暮 らしたこ とになっている この 作 品 は1984 年 の 作 品 集 に 収 録 されているのだから 年 代 こそ 明 示 されて いないが 仙 桃 の 花 はその 生 い 立 ちからし て 白 色 テロの 時 代 とぴったり 重 なる 小 説 という ことになろう いやそんなことより 台 湾 の 庶 民 感 情 からす ればもっと 切 実 なことがあろう 富 の 収 奪 であ る 植 民 地 時 代 日 本 からもたらされたものには 台 湾 の 富 を 増 大 させる 制 度 や 機 構 があった 台 湾 人 はそれを 営 々として 育 ててきた それが 戦 後 有 無 を 言 わさず 国 民 党 政 府 により 収 奪 され 中 国 大 陸 へ 持 っていかれてしまったのである (16) こうしてみると 30 年 も 大 事 に 守 ってきた 日 本 から 来 た 大 切 な 宝 物 おばあさん を あっという 間 に 連 れ 去 られて しかもただ な きじゃくるしかなかった という おじいさん は 実 は 台 湾 人 そのものの 象 徴 のようにも 見 え てくる ただし 仙 桃 の 花 は 蟹 の 場 合 の ように これは 何 の 象 徴 だとすっきり 指 摘 でき るほど 明 確 な 構 造 を 持 っているとはいえない 以 上 はあくまで 一 つの 解 釈 の 可 能 性 を 挙 げてみ たまでである 作 品 をめぐる 謎 は 依 然 深 い だ がメルヘンのように 見 える 物 語 に 対 しても 背 後 にある 社 会 情 勢 や それによって 醸 し 出 され る 鬱 屈 した 心 情 を 通 して 作 品 を 見 て 行 く 必 要 が やはりあるように 思 われる それが 実 際 のモデ ルや 作 者 自 身 の 解 釈 と 食 い 違 うことがあるとし ても 6.おわりに: 黄 霊 芝 文 学 における 忍 従 性 の 根 源 二 度 の 植 民 地 化 と 台 湾 的 アイデンティティ (14) 岡 崎 前 掲 書 288 頁 の 注 3 参 照 (15) 岡 崎 郁 子 前 掲 論 文 28 頁 (16) 若 林 正 丈 はこう 指 摘 している そもそも 台 湾 住 民 の 期 待 と 対 日 戦 争 で 疲 弊 していた 中 国 大 陸 の 現 実 とのギャップは 大 きかった ( 国 民 党 による 台 湾 の) 接 収 はこういう 状 況 の 中 で 行 われ それは 単 な る 敵 資 産 の 移 管 の 範 囲 を 超 えた 台 湾 社 会 そのものから の 富 の 略 奪 ともなった 険 悪 化 する 大 陸 の 政 治 経 済 情 勢 を 前 に 国 民 党 は 宝 の 島 を 探 し 当 てたようなもの であった 復 興 に 使 われるべき 工 場 設 備 や 戦 時 中 備 蓄 されていた 米 や 砂 糖 が 投 機 のために 上 海 に 売 り 飛 ばさ れる 事 態 も 生 じた 若 林 正 丈 台 湾 分 裂 国 家 と 民 主 化 東 大 出 版 会 1992 年 頁 黄 英 哲 台 湾 文 化 再 構 築 1945~1947の 光 と 影 創 土 社 1999 年 186 頁 より 重 引 13

14 黄 霊 芝 の 小 説 には 意 外 な 展 開 結 末 になる ことが 多 い いわば どんでん 返 し ともいう べき 意 外 な 展 開 が 多 くの 作 品 にある この 点 に ついて 黄 霊 芝 は 次 のようにいう 僕 たちは 誰 でも 経 験 を 持 っているが 平 坦 な 地 面 を 歩 いてはいささかも 面 白 くな いものである 反 対 に 山 へ 攀 じのぼり 谷 へ 転 がり 落 ちると 苦 しいには 苦 しいが 興 趣 盎 然 たるを 覚 える 構 図 の 設 定 をするに 当 っ ても 若 干 の 山 谷 を 設 け 陥 阱 を 伏 して 置 くことが 大 切 である 読 者 は 谷 へ 転 げ 落 ち れば 落 ちるほど 山 の 険 しさを 称 え 谷 の 深 さに 感 激 するものである そしてこれは 作 者 にとって 有 利 なことである (17) これに 継 いで 小 説 と 云 うものは 物 語 を 解 説 するものではない 情 節 を 組 み 合 わせて 読 者 を 罠 にかけるのが 小 説 である 作 家 は 常 にペテン 師 であるを 要 する (18) ともいう 創 作 性 と はつまりペテンにかけることで その 核 心 に 山 や 谷 の 設 定 があるということだ ところでそういう 意 表 をつく 展 開 になる 根 底 には 黄 霊 芝 の 場 合 主 人 公 の 性 格 孤 立 性 忍 従 性 無 言 疑 心 暗 鬼 ひとり 合 点 でどん どん 深 読 みをする( 現 実 へのフィードバックが ない) 声 をあげない= 孤 立 している( 社 会 から 隔 絶 身 近 な 友 人 のような 交 流 がない) といった 共 通 性 があるように 思 われる 孤 立 し 忍 従 していることによって 周 囲 からも 理 解 されず 悲 劇 的 な 結 末 に 陥 っていくのだが こ の 主 人 公 の 孤 立 性 その 結 果 としてのディス コミュニケーション は そもそも 訴 えよう (17) 黄 霊 芝 作 品 集 年 88~89 頁 (18) 同 書 89 頁 (19) 河 原 功 作 品 解 説 胡 志 明 について の 台 湾 人 に 服 従 と 忍 耐 を 強 いる 皇 民 化 政 策 への 批 判 日 本 統 治 期 台 湾 文 学 集 成 30 呉 濁 流 作 品 集 緑 陰 書 房 2007 年 505 頁 以 下 なおこの 小 説 は 戦 時 下 に 書 かれ がない 言 いたくてもいえないからこそ 陥 った 忍 従 性 にある これは 黄 霊 芝 の 多 くの 小 説 に 共 通 する 問 題 設 定 のように 思 われる そして 多 く に 共 通 する 物 語 の 展 開 の 意 外 性 ( 飛 躍 どんで ん 返 し)の 要 因 にも この 主 人 公 の 社 会 的 孤 立 性 という 性 格 が 多 くの 場 合 深 く 関 わってい るのである この 性 格 は 多 分 に 作 者 黄 霊 芝 の 内 面 の 表 れ ( 分 身 )と 見 られるが それだけに 留 まらず 背 後 には 戦 前 戦 後 の 困 難 な 時 代 に 形 成 された 孤 立 させられた 台 湾 人 訴 えるにも 道 がな く じっと 耐 え 忍 ぶよりほかになかった 台 湾 人 に 自 ずから 形 成 された 特 質 でもあるのではなか ろうか いうまでもなく 台 湾 人 における 忍 従 の 形 成 にはまず 日 本 の 植 民 地 統 治 が 深 く 関 わってい る 呉 濁 流 は 自 伝 的 日 本 語 小 説 胡 志 明 で 皇 民 奉 公 会 が 台 湾 人 に 忍 耐 と 服 従 を 強 いたことを 批 判 している (19) これが 台 湾 人 の 中 に 忍 従 性 を 形 成 したことは 疑 いなかろうが 台 湾 人 にとってさらに 悲 劇 的 だったのは 頼 みと していた 祖 国 のはずの 中 国 に 絶 望 孤 立 さ せられていたことである 胡 志 明 はそのこ とをも 克 明 に 描 いている 彼 はまず 日 本 へ 留 学 したが そこで 自 分 は 台 湾 人 だといった 途 端 日 本 滞 在 中 の 中 国 人 から 冷 たくされたことを 描 いている( 胡 志 明 第 2 篇 ) 次 いで 憧 れの 中 国 へ 渡 ったが そこでスパイの 嫌 疑 をかけられ ている 日 中 戦 争 の 始 まる 前 の 段 階 で 台 湾 人 は 既 に 中 国 人 から 差 別 され 蔑 視 され はては 疑 われていたのである 彼 が 中 国 に 渡 る 手 がか りとなった 知 人 は 台 湾 人 は 宿 命 的 にどこへ 行 っても 猜 疑 される 畸 形 児 に 見 られているが 1946 年 から1948 年 にかけて 五 分 冊 にして 台 湾 で 刊 行 さ れた その 後 1956 年 から1973 年 にかけて アジアの 孤 児 (または ゆがめられた 島 )の 表 題 で 日 本 で 三 回 刊 行 されたが その 際 分 量 が 大 幅 に 圧 縮 されていると 同 時 に 表 現 の 変 えられた 個 所 もある 14

15 黄 霊 芝 の 恋 愛 小 説 における 主 人 公 の 性 格 と 場 面 構 成 の 相 関 継 子 的 根 性 になってはならない われわれの 正 しさを 言 葉 で 弁 解 しないで どこまでも 行 動 によって 立 証 すべきである と 胡 に 繰 り 返 し 注 意 している (20) やがて 胡 は 南 京 で 日 本 語 教 師 となり 中 国 人 女 性 と 結 婚 し 子 どもまでできたのに 西 安 事 件 の 後 多 くの 台 湾 人 が 逮 捕 されるようになり 彼 も 拘 引 されてしまった 幸 いに 昔 の 教 え 子 た ちの 協 力 で 辛 うじて 南 京 から 上 海 に 脱 出 元 国 民 政 府 の 官 吏 で 今 はブローカーをしている 李 のもとにしばらく 匿 われていたが 上 海 でも 安 全 は 保 障 されず 結 局 台 湾 に 戻 ることになる 日 中 戦 争 の 始 まる 以 前 既 に 台 湾 人 は 兄 弟 で あるはずの 中 国 人 から 相 手 にされないどころ か 敵 の 嫌 疑 まで 受 けていたのだ 当 の 台 湾 で は 一 生 に 一 度 は 大 陸 を 訪 問 したい と 皆 が 祖 国 を 憧 れていたのに ( 胡 志 明 第 3 篇 ) そもそも 台 湾 人 は 日 清 戦 争 の 敗 戦 により 清 国 から 捨 子 にされた 中 華 民 国 になってからも 中 国 本 土 の 同 胞 は 自 分 達 のことで 手 一 杯 だと 台 湾 の 独 立 運 動 を 支 援 してくれなかった 下 手 をすると 日 本 のスパイが 本 土 の 事 情 を 探 りに 来 たのではないか と 疑 われかねなかった 台 湾 人 は 絶 望 的 なまでに 孤 立 していたのだ こう した 状 況 も 戦 前 期 の 台 湾 人 ( 特 に 知 識 階 級 )に 忍 従 を 強 いるもう 一 つの 要 因 になっていただろ う 台 湾 人 の 孤 立 忍 従 は 戦 後 の 国 民 党 支 配 に よる 台 湾 人 に 対 する 圧 制 でさらに 強 化 された 光 復 後 台 湾 人 はそのことを 一 般 庶 民 に 至 るまで 思 い 知 らされることとなった 台 湾 人 は 日 本 による 植 民 地 化 の 結 果 真 の あるいは 汚 れなき 中 国 人 ではなく 汚 染 され 信 頼 でき (20) 前 掲 胡 志 明 173 頁 (21)Leo T. S. Ching, Becoming Japanese, Colonial Taiwan and the Politics of Identity Formation, University of Calofornia Press, 2001, p.182 なおChing は 呉 濁 流 の 作 品 を 資 料 として 用 いているが 胡 志 明 ではなく 1956 年 版 の アジアの 孤 児 によっている ないと 非 難 されたのだ (21) 当 時 の 中 華 民 国 政 府 は この 日 本 化 された 台 湾 人 を 中 国 化 する ことが 台 湾 統 治 の 最 優 先 課 題 だとしていた (22) またこの 日 本 化 されていることを 理 由 に 台 湾 人 が 戦 後 台 湾 の 政 治 的 主 体 となることを 拒 否 したのである こうして 台 湾 人 は 日 本 帝 国 主 義 から 解 放 された と 思 ったのも 束 の 間 今 度 は 本 土 人 ( 外 省 人 )に 植 民 地 支 配 (そ の 実 態 は 白 色 テロ)されることになった しか も 彼 らはそれを 長 い 間 口 に 出 すことさえでき ず その 結 果 白 色 テロの 存 在 すら 知 らない 世 代 が 殖 えてしまう 結 果 となった 台 湾 人 は 身 内 に 二 度 裏 切 られたのだ こうした 体 験 からして 台 湾 人 のアイデンテ ィティ ストラッグルにおいて 忍 従 とディス コミュニケーションはつきものだったと 思 われ る ( 特 にインテリ 層 にとって)いわば 習 い 性 となった 台 湾 人 をめぐる 二 重 の( 見 方 に よれば 三 重 の) 植 民 地 性 によって 形 成 され たこの 性 格 こそが あえて 言 えば 黄 霊 芝 文 学 に おける 台 湾 的 アイデンティティの 表 現 になるの ではなかろうか (23) まとめて 言 えば 黄 霊 芝 の 小 説 にしばしば 見 られる 意 表 をつく 展 開 (どんでん 返 し)は 主 人 公 の 忍 従 的 性 格 と 深 い 関 わりがあることが 多 いのだが この 性 格 は 作 品 の 主 人 公 個 人 の 個 性 を 越 えた 台 湾 性 = 植 民 地 性 の 現 われでもあ るのではなかろうか そう 捉 えれば 黄 霊 芝 作 品 に 見 られる 意 外 性 は 一 作 家 の 方 法 ( 創 作 手 法 )を 越 えた 問 題 なのではないかと 思 われ るのである (22) 前 掲 台 湾 文 化 再 構 築 7 頁 (23) 台 湾 的 アイデンティティ に 関 しては やや 古 い 論 文 ではあるが 拙 論 日 本 統 治 下 台 湾 における 歴 史 意 識 とアイデンティティの 一 考 察 ( 東 アジア 研 究 第 38 号 2003 年 11 月 )をも 参 照 されたい 15

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17 東 アジア 研 究 ( 大 阪 経 済 法 科 大 学 アジア 研 究 所 ) 第 59 号,2013 年,17 33ページ 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 川 口 祥 子 1.はじめに 2. 朝 鮮 共 産 党 の 成 立 とその 解 体 3. 朝 鮮 共 産 党 事 件 の 公 判 と 布 施 辰 治 (1) 朝 鮮 共 産 党 事 件 公 判 とは (2) 訪 朝 までの 動 向 と 朝 鮮 人 の 期 待 (3) 朝 鮮 での 布 施 の 活 動 (4) 東 京 に 戻 っての 活 動 (5) 再 度 の 訪 朝 と 裁 判 の 経 過 (6) 布 施 の 裁 判 支 援 活 動 が 残 したもの 4.おわりに キーワード: 布 施 辰 治 朝 鮮 民 衆 朝 鮮 共 産 党 事 件 1.はじめに 布 施 辰 治 (1880~1953)は 植 民 地 期 に 朝 鮮 人 の 人 権 保 護 に 尽 力 した 数 少 ない 弁 護 士 の 一 人 で ある 彼 は1939 年 5 月 治 安 維 持 法 違 反 容 疑 が 確 定 して 実 刑 判 決 を 受 け 弁 護 士 資 格 を 失 うが 戦 後 に 弁 護 士 資 格 を 回 復 すると 再 びその 没 年 まで 在 日 朝 鮮 人 に 関 わる 数 多 くの 事 件 の 弁 護 を 行 っ てきた 布 施 辰 治 と 植 民 地 期 朝 鮮 人 に 関 しては 戦 後 の (1) 伝 記 類 でも 触 れられているが それ 以 外 の 先 行 研 究 には 年 代 順 に 以 下 のものがある 1 金 一 勉 布 施 辰 治 弁 護 士 と 在 日 朝 鮮 人 忘 れえぬ 人 権 擁 護 の 日 本 法 曹 人 闘 士 布 施 辰 治 (2) 2 水 野 直 樹 弁 護 士 布 施 辰 治 と 朝 鮮 (3) 3 松 田 十 刻 布 施 辰 治 を 巡 る 旅 ある 弁 護 士 に 対 す る 日 韓 の 動 と 静 (4) 4 李 圭 洙 布 施 辰 治 の 韓 国 認 識 (5) 5 大 石 進 布 施 辰 治 の 生 涯 と 朝 鮮 (6) 6 後 藤 守 彦 布 施 辰 治 の 不 屈 (7) 7 山 泉 進 解 題 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 (8) 等 である (1) 布 施 柑 治 ある 弁 護 士 の 生 涯 布 施 辰 治 岩 波 新 書 1963 年 布 施 柑 治 布 施 辰 治 外 伝 未 来 社 1974 年 大 石 進 弁 護 士 布 施 辰 治 西 田 書 店 2010 年 等 (2) 金 一 勉 布 施 辰 治 弁 護 士 と 在 日 朝 鮮 人 忘 れえぬ 人 権 擁 護 の 日 本 法 曹 人 闘 士 布 施 辰 治 日 朝 関 係 の 視 角 ダイヤモンド 現 代 選 書 1974 年 (3) 水 野 直 樹 弁 護 士 布 施 辰 治 と 朝 鮮 季 刊 三 千 里 34 号 1983 年 夏 日 本 人 の 朝 鮮 認 識 研 究 の 上 で 法 律 家 を 取 り 上 げるこ との 重 要 性 を 指 摘 し 布 施 と 朝 鮮 人 との 関 わりを 彼 の 文 章 と 朝 鮮 発 刊 の 新 聞 資 料 を 中 心 に 1923 年 最 初 の 朝 鮮 訪 問 関 東 大 震 災 下 朝 鮮 人 虐 殺 事 件 1927 年 朝 鮮 共 産 党 事 件 での 布 施 の 朝 鮮 認 識 について 分 析 している 布 施 が 関 東 大 震 災 時 の 朝 鮮 人 虐 殺 を 深 く 悲 しみ 怒 り をもった 数 少 ない 日 本 人 の 一 人 であったこと 朝 鮮 共 産 党 事 件 裁 判 において 朝 鮮 の 独 立 運 動 を 正 当 なものと 見 ていること また 政 治 的 立 場 を 越 えて 朝 鮮 人 の 運 動 を 擁 護 しようと 努 めていること 日 常 生 活 レベルでも 朝 鮮 人 の 権 利 擁 護 に 努 め 朝 鮮 人 に 対 して 常 に 誠 実 な 態 度 を 持 ち 続 けたことを 高 く 評 価 している (4) 松 田 十 刻 布 施 辰 治 を 巡 る 旅 別 冊 東 北 学 Vol 年 7 月 (5) 李 圭 洙 布 施 辰 治 の 韓 国 認 識 布 施 辰 治 と 朝 鮮 高 麗 博 物 館 2008 年 한국근현대사연구 2003년여름호제25집 掲 載 論 文 を 翻 訳 したもの 治 安 当 局 からは 赤 色 弁 護 士 朝 鮮 人 からは 社 会 主 義 左 翼 弁 護 士 人 権 民 衆 弁 護 士 特 定 党 派 的 な 立 場 からは 転 向 問 題 天 皇 制 に 関 しての 発 言 などを 理 由 に 低 く 評 価 される 等 多 様 な 評 価 のある 布 施 を 東 アジア 近 現 代 史 の 立 場 植 民 地 民 衆 の 立 場 17

18 布 施 が 朝 鮮 の 人 々を 意 識 した 最 初 の 出 来 事 は 15 歳 くらいの 頃 日 清 戦 争 に 従 軍 してきた 帰 還 兵 士 が 甲 午 農 民 戦 争 の 農 民 軍 を 追 い 詰 め 虐 殺 する 様 を 得 意 げに 語 るのを 聞 き 赦 しがたい 怒 りと 朝 鮮 人 に 対 する 同 情 をもつに 至 った こ とであると 言 われる (9) また 上 京 して 明 治 法 律 学 校 在 学 中 に 一 番 うちとけて 話 したのは 韓 国 と 清 国 からの 留 学 生 であり 彼 等 は 概 して 立 身 出 世 を 思 わず 祖 国 の 現 状 を 憂 える 人 々であったか らだという (10) 植 民 地 期 朝 鮮 に 関 して 布 施 辰 治 が 関 わったと 記 されている 事 柄 を 伝 記 研 究 論 文 等 から 抽 出 しまとめると 以 下 のようになる (11) 11911(M44)? 論 文 朝 鮮 の 独 立 運 動 に 敬 意 を 表 す 検 事 局 の 取 調 べを 受 けるが 不 起 訴 論 文 内 容? 時 期 も? 21919(T8)2.8 朝 鮮 青 年 独 立 団 宣 言 書 に 署 名 した11 人 のうち9 人 ( 崔 八 鏞 白 寛 洙 徐 椿 ら) 出 版 法 違 反 裁 判 の 弁 護 31923(T12)7~8 月 朝 鮮 へ 1 東 京 留 学 生 ら の 思 想 団 体 北 星 会 の 夏 季 巡 回 講 演 会 の 中 心 弁 士 として10 数 回 の 講 演 2 京 城 地 方 法 院 にて 義 烈 団 事 件 金 始 顕 の 弁 護 3 慶 南 金 海 での 衡 平 社 金 海 分 社 創 立 記 念 祝 賀 会 出 席 41923(T12)9.1 関 東 大 震 災 朝 鮮 人 大 虐 殺 の 真 相 糾 明 のための 活 動 9.20 自 由 法 曹 団 変 災 中 における 鮮 人 殺 害 の 真 相 及 其 の 責 任 に 関 する 件 決 定 調 査 にのり 出 す 10 月 初 東 京 の 朝 鮮 人 留 学 生 朝 鮮 人 迫 害 事 実 調 査 会 ( 朝 鮮 同 胞 罹 災 者 慰 問 班 ) 結 成 布 施 は 顧 問 格 で 加 わる 調 査 会 の 経 過 報 告 を 兼 ねる 遭 難 同 胞 追 悼 会 東 京 雑 司 が 谷 の 日 華 青 年 会 館 にて 朝 鮮 人 諸 団 体 の 主 催 布 施 辰 治 と 鈴 木 文 治 が 追 悼 演 説 51924(T13) 義 烈 団 員 金 祉 燮 爆 発 物 取 締 罰 則 違 反 事 件 ( 二 重 橋 爆 弾 事 件 ) 弁 護 東 京 地 裁 61925(T14)7 月 朝 鮮 水 害 罹 災 民 救 援 運 動 71925(T14)7 月 朴 烈 金 子 文 子 大 逆 罪 で 大 審 院 に 起 訴 弁 護 81925(T14)10 月 朝 鮮 人 暴 動 を 想 定 して 行 わ れた 小 樽 高 商 軍 事 教 練 への 抗 議 運 動 から 評 価 せねばならないとする 朝 鮮 との 関 係 を 布 施 の 著 作 と 新 聞 記 事 から 年 代 記 的 に 論 証 し 新 資 料 朝 鮮 旅 行 記 朝 鮮 の 産 業 と 農 民 問 題 をもとに 布 施 の 農 村 問 題 に 対 する 認 識 を 探 り 日 本 の 農 村 問 題 にも 精 通 している 布 施 が 植 民 地 農 業 政 策 は 日 本 の 人 口 問 題 食 糧 問 題 解 決 のためだけのもので 朝 鮮 民 衆 の 利 益 では ないと 看 破 し 植 民 地 支 配 の 本 質 を 把 握 していたこと を 実 証 している 植 民 地 という 暴 圧 体 制 の 中 で 被 圧 迫 民 族 の 利 益 を 自 ら 代 弁 しようとする 布 施 と 朝 鮮 人 の 関 係 は 日 朝 連 帯 闘 争 のかがみであると 評 価 している (6) 大 石 進 布 施 辰 治 の 生 涯 と 朝 鮮 布 施 辰 治 と 朝 鮮 高 史 明 大 石 進 李 熒 娘 李 圭 洙 共 著 高 麗 博 物 館 発 行 2008 年 孫 である 著 者 が2007 年 8 月 に 行 った 講 演 録 (7) 後 藤 守 彦 布 施 辰 治 の 不 屈 只 意 思 あらば 植 民 地 朝 鮮 と 連 帯 した 日 本 人 日 本 経 済 評 論 社 2010 年 差 別 意 識 にとらわれず 独 立 運 動 革 命 運 動 に 立 ち 上 がった 朝 鮮 の 民 衆 と 連 帯 できた 人 物 の 思 想 がどのよ うに 形 成 されたのか という 視 点 で 三 宅 鹿 之 助 金 子 文 子 とともに 布 施 辰 治 をとりあげ 布 施 の 思 想 の 核 は 弱 い 者 虐 げられている 者 差 別 されている 者 のた めに 尽 くすという 精 神 = 利 他 の 精 神 にあるとする (8) 山 泉 進 解 題 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 明 治 大 学 史 資 料 センター 監 修 山 泉 進 村 上 一 博 編 布 施 辰 治 研 究 日 本 経 済 評 論 社 2010 年 (9) 大 石 進 布 施 辰 治 の 生 涯 と 朝 鮮 22 頁 (10) 布 施 柑 治 ある 弁 護 士 の 生 涯 布 施 辰 治 22 頁 (11)この 表 以 外 に 次 の2 件 にも 布 施 が 関 わっていると いう 記 載 があったので 調 べてみたが 今 のところ 確 証 は 見 つかっていない (1) 東 亜 日 報 布 施 氏 義 烈 團 辦 護 이 왕부터 조선사람에게 동정이 만타 今 回 義 烈 団 を 弁 護 した 布 施 辰 治 は 以 前 から 朝 鮮 人 に 同 情 心 が 厚 く 上 海 での 田 中 義 一 陸 軍 大 将 狙 撃 事 件 (1922 年 2 月 28 日 )を 起 こした 義 烈 団 員 金 益 相 の 弁 護 も 無 料 で 行 った という 記 述 がある (2) 後 藤 守 彦 前 掲 書 95 頁 に 1922 年 には 信 濃 川 水 力 発 電 所 工 事 現 場 でおこった 朝 鮮 人 労 働 者 虐 殺 事 件 の 調 査 を 行 った と 書 かれているが 資 料 出 典 等 の 記 載 はない 18

19 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 91926(T15)1 月 三 重 県 木 本 町 ( 現 熊 野 市 ) 朝 鮮 人 殺 害 事 件 の 真 相 調 査 1926(T15)2.26~3.1 朴 烈 金 子 文 子 大 逆 事 件 大 審 院 特 別 法 廷 3.25 死 刑 判 決 (T15)3 月 朝 鮮 へ 全 南 羅 州 郡 の 宮 三 面 土 地 所 有 権 確 認 訴 訟 の 調 査 当 局 の 妨 害 で 訴 訟 にできず 関 東 大 震 災 時 の 朝 鮮 人 虐 殺 に 対 する 謝 罪 文 を 朝 鮮 日 報 東 亜 日 報 に 送 る 4 月 上 野 自 治 会 館 で 朝 鮮 事 情 講 演 会 東 拓 の 合 法 的 詐 欺 行 為 1927(S2)9 月 在 日 朝 鮮 人 主 催 の 朝 鮮 総 督 暴 圧 政 治 批 判 演 説 会 の 弁 士 (S2)10 月 12 月 朝 鮮 へ 朝 鮮 共 産 党 事 件 ( 朴 憲 永 ら101 名 )の 弁 護 日 本 から 布 施 辰 治 古 谷 貞 雄 (S4) 在 日 朝 鮮 人 労 働 産 業 犠 牲 者 救 援 会 崔 承 萬 とともに 発 起 人 代 表 (S5)7 月 愛 知 で 三 信 争 議 ( 鉄 道 工 事 に 従 事 していた 朝 鮮 人 労 働 者 による 賃 金 不 払 い 抗 議 ストを 官 憲 が 弾 圧 ) 弁 護 (S5)11 月 金 漢 卿 らの 治 安 維 持 法 違 反 事 件 弁 護 (S7)2 月 劉 宗 煥 劉 録 鏡 の 私 服 刑 事 殺 害 事 件 弁 護 ( 陪 審 法 廷 で 殺 意 がなかったと 認 めさせる) この 略 年 表 から 布 施 が 朝 鮮 と 関 わった 事 項 の うち 日 本 植 民 地 期 のものが15 項 目 ( 丸 数 字 )あ ることがわかり そのほとんどが1920 年 代 の 出 来 事 である 筆 者 はこれ 等 15 項 目 の 全 てについて その 事 件 事 項 の 内 容 と 布 施 がどの 様 にかかわったか を 調 査 してきた (12) 本 稿 ではその 中 の11 朝 鮮 共 産 党 事 件 をとりあげることにする それはこの 事 件 が 当 時 朝 鮮 において 1911 年 寺 内 総 督 謀 殺 未 遂 事 件 の105 人 事 件 1919 年 3.1 独 立 運 動 時 の48 人 事 件 とともに 朝 鮮 三 大 事 件 と 呼 ばれてお り (13) 朝 鮮 民 衆 が 深 く 関 心 を 持 った 事 件 であった こと さらに 布 施 はこの 事 件 の 弁 護 活 動 のため 二 度 にわたって 訪 朝 しているからである 布 施 がこの 事 件 の 性 質 をどのように 把 握 し いかなる 弁 護 支 援 活 動 を 行 ったのか また 当 時 の 朝 鮮 人 は 布 施 の 活 動 をどのように 受 けとめ ていたか その 両 面 を 当 時 の 朝 鮮 語 新 聞 と 布 施 の 著 作 から 検 討 したい これまで 布 施 辰 治 と 朝 鮮 人 について 詳 細 に 論 じている 水 野 論 文 李 圭 洙 論 文 等 においても 朝 鮮 共 産 党 事 件 に 関 しての 朝 鮮 人 側 の 反 応 についてはあまり 論 及 さ れていないので 朝 鮮 語 新 聞 の 社 説 を 紹 介 しな がら 考 察 してみたいと 思 う (14) 2. 朝 鮮 共 産 党 の 成 立 とその 解 体 1920 年 代 の 朝 鮮 ではさまざまな 大 衆 運 動 が 活 発 に 活 動 を 繰 り 広 げ その 発 展 の 背 景 には 社 会 (12) 布 施 辰 治 と 植 民 地 期 朝 鮮 民 衆 1920 年 代 の 弁 護 支 援 活 動 を 中 心 に 大 阪 大 学 外 国 語 学 部 2010 年 度 卒 業 論 文 (13) 東 亜 日 報 半 島 近 代 史 上 三 大 事 件 의 一 / 朝 鮮 共 産 党 公 判 今 日 開 廷 / 三 年 만에 相 面 될 鐵 窓 裏 의 百 一 名 被 告 / 複 雑 한 事 件 의 内 容. 多 端 한 活 動 의 範 囲 / 法 廷 에 公 開 될 空 前 의 秘 密 史 (14) 朝 鮮 共 産 党 成 立 の 経 過 と 活 動 については 次 の 二 冊 を 参 考 にした 姜 萬 吉 編 太 田 修 / 庵 逧 由 香 訳 朝 鮮 民 族 解 放 運 動 の 歴 史 平 和 的 統 一 への 模 索 法 政 大 学 出 版 局 2005 年 高 峻 石 日 本 の 侵 略 と 民 族 解 放 闘 争 朝 鮮 革 命 運 動 史 第 1 巻 社 会 評 論 社 1983 年 高 峻 石 は 朝 鮮 共 産 党 の 創 立 が 中 国 共 産 党 より4 年 日 本 共 産 党 より3 年 遅 れたのはコミンテルンが 海 外 の 共 産 主 義 者 を 主 軸 として 統 一 党 を 建 設 しようとしたこ とにも 起 因 するが 最 大 の 原 因 は 朝 鮮 国 内 の 各 共 産 主 義 サークルの 分 派 闘 争 のためであったといえよう と 述 べている(90 頁 ) また 朴 哲 河 国 内 民 族 解 放 運 動 の 活 性 化 と 新 幹 会 運 動 ( 前 掲 朝 鮮 民 族 解 放 運 動 の 歴 史 平 和 的 統 一 への 模 索 所 収 )では1920 年 代 の 共 産 党 の 問 題 点 として 人 的 構 成 においてインテリゲ ンチャが 大 部 分 を 占 め 労 働 者 農 民 などの 大 衆 の 中 19

20 主 義 思 想 の 受 容 があったと 言 ってよい 社 会 主 義 思 想 は 日 本 シベリア 満 州 上 海 を 通 じて 朝 鮮 に 入 り 特 に 運 動 の 形 式 方 法 は 北 方 から 理 論 的 内 容 は 日 本 から と 当 時 言 われたように 日 本 へ 渡 った 数 多 くの 留 学 生 から 社 会 主 義 無 政 府 主 義 トルストイ 主 義 国 家 社 会 主 義 など 多 様 な 理 論 が 出 版 物 講 演 会 等 で 紹 介 されたが 次 第 にマルクス レーニン 主 義 が 主 流 をなして いった 社 会 主 義 グループは 高 麗 共 産 党 上 海 派 (ソウル 青 年 会 )とイルクーツク 派 ( 火 曜 会 ) の 国 内 組 織 中 立 党 北 風 会 カエン 党 スパ ルタクス 団 などがあり 合 法 的 空 間 で 思 想 団 体 大 衆 団 体 を 組 織 して 社 会 主 義 思 想 を 広 めてい った 1920 年 4 月 11 日 に 最 初 の 労 働 者 農 民 運 動 の 全 国 組 織 である 朝 鮮 労 働 共 済 会 がソウルで 組 織 され 全 国 に20 余 りの 支 会 と15000 人 の 会 員 を 確 保 し 講 演 会 消 費 組 合 設 立 労 働 小 作 争 議 の 調 査 仲 介 の 活 動 を 行 なった 1922 年 10 月 に 社 会 主 義 者 が 中 心 になりソウルで 朝 鮮 労 働 連 盟 会 が 結 成 されるとこれに 合 流 し 1924 年 4 月 18 日 には 諸 団 体 がソウルに 集 まって 朝 鮮 労 農 総 同 盟 を 創 立 した 朝 鮮 労 農 総 同 盟 は 労 働 者 農 民 階 級 を 解 放 し 完 全 な 新 社 会 の 建 設 を 期 する 団 結 の 威 力 により 最 後 の 勝 利 を 勝 ち 取 る 時 ま で 資 本 家 階 級 と 闘 争 する という 綱 領 を 掲 げ 260 余 の 労 働 者 農 民 運 動 団 体 が 参 加 し 会 員 数 人 余 に 達 した 青 年 団 体 は1920 年 代 当 初 ブルジョワ 的 啓 蒙 運 動 論 を 基 礎 にしていたが 1924 年 4 月 には 朝 鮮 青 年 総 同 盟 が 結 成 され 社 会 主 義 系 列 が 主 導 権 を 握 るようになった 朝 鮮 共 産 党 を 創 立 しようとする 本 格 的 な 動 き は まずコミンテルンと 国 外 朝 鮮 人 社 会 主 義 者 組 織 間 で 始 まった 1922 年 のコミンテルン 第 四 回 朝 鮮 問 題 委 員 会 の 決 定 により 高 麗 共 産 党 上 海 派 とイルクーツク 派 の 統 合 を 前 提 としてコル ビューロー( 国 際 共 産 党 極 東 部 高 麗 中 央 局 )が 組 織 され 1923 年 辛 鐵 と 金 在 鳳 を 国 内 に 派 遣 し 国 内 組 織 が 作 られた しかし 上 海 派 とイルクー ツク 派 のヘゲモニー 争 いにより 成 果 はあがら ず 1924 年 には 再 度 コミンテルンの 指 示 により オルグビューロー( 在 ソ 領 高 麗 共 産 党 創 立 代 表 会 準 備 委 員 会 )が 結 成 され 同 年 鄭 在 達 と 李 載 馥 を 国 内 に 派 遣 し 党 建 設 任 務 を 伝 えた 一 方 朝 鮮 国 内 でも 党 建 設 の 動 きが 進 み ソウ ル 青 年 会 グループは1923 年 2 月 に 高 麗 共 産 同 盟 高 麗 共 産 青 年 同 盟 を 結 成 し 遅 れて1925 年 4 月 17 日 にコルビューローの 国 内 部 系 列 である 火 曜 会 系 を 中 心 に 北 風 派 と 朝 鮮 労 働 党 の 一 部 が 連 合 して 朝 鮮 共 産 党 ( 責 任 秘 書 金 在 鳳 )を 結 成 し その 翌 日 に 高 麗 共 産 青 年 会 ( 責 任 秘 書 朴 憲 永 ) を 組 織 した 朝 鮮 共 産 党 にはソウル 青 年 会 の 非 合 法 前 衛 組 織 である 高 麗 共 産 同 盟 は 参 加 せず あらゆる 社 会 主 義 グループがすべて 結 集 したも のではなかったが 1926 年 4 月 にコミンテルン 朝 鮮 支 部 としてコミンテルンの 承 認 を 受 けた 朝 鮮 共 産 党 は 中 央 機 構 の 中 に 金 在 鳳 金 燦 を 中 心 とする 火 曜 派 と 金 若 水 を 中 心 とする 北 風 会 系 で 訓 練 された 革 命 家 が 少 数 に 過 ぎなかった 日 帝 の 弾 圧 に 対 処 しうる 効 果 的 な 戦 略 戦 術 が 欠 けており 手 工 業 的 な 運 動 方 式 などにより 小 グループ 的 分 派 主 義 という 批 判 を 最 後 まで 拭 い 去 ることができなかった また 当 時 のコミンテルンなどの 国 際 共 産 主 義 機 関 の 指 示 を 主 体 的 に 受 け 入 れられなかったのみならず こ れを 実 践 するに 至 るには 多 くの 限 界 を 抱 えていた と 記 している(165 ~ 166 頁 ) どちらも 分 派 闘 争 を 問 題 点 としているが 梶 村 秀 樹 は 現 代 史 資 料 29 朝 鮮 5 (みすず 書 房 1972 年 )の 解 説 で 次 のように 指 摘 す る(viii ~ ix 頁 ) 朝 鮮 共 産 党 の 結 成 自 体 とそのごの 活 動 が 官 憲 の 徹 底 弾 圧 のもとで どれほどの 困 難 をついて 行 なわれた ものかは 十 分 に 認 識 されなければならない ( 中 略 ) 朝 鮮 共 産 党 の 内 外 に ソウル 上 海 派 火 曜 派 北 風 ML 派 に 大 別 される 母 胎 思 想 サークル ごとの 分 派 がなかなか 統 一 されずにながく 存 続 した 重 大 な 原 因 の 一 つとして 弾 圧 体 制 が 人 と 人 のつながり に 頼 っての 秘 密 裏 の 手 工 業 的 組 織 形 態 を 強 いたこと を あげなければならない 植 民 地 下 非 合 法 組 織 の 困 難 さに 言 及 する 梶 村 の 言 葉 にも 留 意 せねばならないのではないだろうか 20

21 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 との 間 の 分 派 抗 争 があったが 東 亜 日 報 朝 鮮 日 報 時 代 日 報 などの 言 論 機 関 をはじめ として 各 地 区 職 場 に 細 胞 を 作 り 朝 鮮 労 農 総 同 盟 その 他 大 衆 団 体 にフラクション 工 作 を 行 っ た しかし 日 本 の 議 会 で 治 安 維 持 法 が 成 立 する と 勅 令 によって 朝 鮮 においても 内 地 と 同 日 の1925 年 5 月 12 日 に 施 行 され 朝 鮮 共 産 党 は その 適 用 を 受 けきびしく 弾 圧 された 三 回 の 再 建 再 組 織 の 活 動 を 経 て1928 年 7,8 月 の 大 量 検 挙 1928 年 12 月 テーゼ 以 後 1945 年 の 解 放 まで ついに 再 建 されることはなかった その 経 過 を 要 約 すると 次 のとおりである 年 11 月 22 日 第 一 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 新 義 州 で 新 湾 青 年 会 員 が 日 本 人 警 察 官 と 朝 鮮 人 弁 護 士 を 殴 打 する 事 件 が 起 こり この 事 件 の 調 査 過 程 で 朝 鮮 共 産 党 と 高 麗 共 産 青 年 会 関 連 文 書 が 発 見 されたためその 組 織 が 警 察 に 露 出 し た 11 月 ~12 月 に 朴 憲 永 ら 関 係 者 220 人 が 検 挙 され 後 に 発 生 する 第 二 次 共 産 党 事 件 と 一 緒 に 共 同 裁 判 に 付 される 新 義 州 でおこったので 新 義 州 事 件 と 呼 ばれる 年 12 月 15 日 第 二 次 朝 鮮 共 産 党 の 結 成 ( 姜 達 永 党 ) 逮 捕 を 逃 れた 金 在 鳳 金 燦 らが 集 まり 姜 達 永 を 責 任 秘 書 とする 第 二 次 共 産 党 を 結 成 した 高 麗 共 産 青 年 会 の 責 任 秘 書 は 権 五 卨 この 時 期 ブ ルジョア 民 族 主 義 勢 力 との 民 族 共 同 戦 線 の 構 想 を 打 ち 出 し6.10 万 歳 運 動 はその 実 践 過 程 であ る また 朝 鮮 労 農 総 同 盟 の 朝 鮮 労 働 総 同 盟 と 朝 鮮 農 民 総 同 盟 への 分 立 準 備 を 促 進 し 中 国 東 北 地 方 に 満 州 部 を 上 海 ウラジオストク 日 本 に 連 絡 部 を 組 織 するなど 組 織 強 化 に 努 め た さらに 国 内 の 共 産 主 義 運 動 の 統 一 も 促 進 し 1926 年 8 月 に 高 麗 共 産 青 年 同 盟 と 高 麗 共 産 青 年 会 の 合 同 が 実 現 した( 高 麗 共 産 青 年 会 ) 年 6 月 10 日 第 二 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 純 宗 の 葬 儀 を 契 機 に 行 われた6.10 万 歳 運 動 は 朝 鮮 共 産 党 のイニシアティブで 計 画 されたが 事 前 に 発 覚 し 姜 達 永 権 五 卨 はじめ100 余 名 の 党 員 が 検 挙 された 年 9 月 第 三 次 朝 鮮 共 産 党 の 結 成 (ML 党 ) 検 挙 を 逃 れていた 朝 鮮 共 産 党 中 央 委 員 金 綴 洙 は 国 内 外 の 既 存 の 党 組 織 を 土 台 に 高 麗 共 産 同 盟 と 一 月 会 の 安 光 泉 グループを 引 き 入 れて 党 中 央 を 再 建 し 1926 年 11 月 には 正 友 会 宣 言 を 発 表 して 民 族 統 一 戦 線 の 結 成 を 主 張 した 1927 年 2 月 には 民 族 的 単 一 共 同 戦 線 党 の 媒 介 形 態 としての 新 幹 会 を 結 成 する しかし 警 察 の 弾 圧 と 組 織 構 成 をめぐる 内 部 分 裂 により 党 責 任 秘 書 は 金 綴 洙 安 光 泉 金 俊 淵 金 世 鎔 と 変 わり 国 外 組 織 では 火 曜 会 派 とML 派 に 分 裂 して 対 立 し 1927 年 12 月 に 李 英 らはソウル 上 海 派 中 心 の 党 中 央 組 織 ( 春 景 園 党 )を 結 成 した 年 2 月 2 日 第 三 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 第 三 次 朝 鮮 共 産 党 は 分 裂 によって 警 察 に 露 出 することになり 1927 年 11 月 中 旬 から1928 年 2 月 までに 全 国 的 大 量 検 挙 の 旋 風 が 吹 き 荒 れ200 余 名 が 検 挙 された 年 2 月 27 日 第 四 次 朝 鮮 共 産 党 の 結 成 検 挙 の 最 中 にも 党 大 会 を 開 き 先 進 労 働 者 出 身 の 車 今 奉 を 責 任 秘 書 とする 党 中 央 を 再 建 し 朝 鮮 民 族 解 放 運 動 に 関 するテーゼ を 採 択 して 政 治 闘 争 を 重 視 するといった 革 命 路 線 を 鮮 明 に し 機 関 紙 の 発 行 にも 力 を 入 れた 年 7 月 第 四 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 1928 年 7 月 から8 月 にかけて170 人 余 が 検 挙 され 朝 鮮 共 産 党 と 高 麗 共 産 青 年 会 の 責 任 秘 書 であった 車 今 奉 金 在 明 などが 警 察 の 拷 問 によ り 虐 殺 された 朝 鮮 共 産 党 が 事 実 上 崩 壊 状 態 に 陥 った 状 況 でコミンテルンは 朝 鮮 の 農 民 およ び 労 働 者 の 任 務 に 関 するテーゼ( 十 二 月 テー ゼ) を 発 表 し 党 を 解 体 して 新 たな 再 建 を 指 示 した 党 の 満 州 総 局 と 日 本 総 局 はコミン テルンの 一 国 一 党 の 原 則 指 示 によって 解 体 21

22 宣 言 を 出 した (15) 3. 朝 鮮 共 産 党 事 件 の 公 判 と 布 施 辰 治 (1) 朝 鮮 共 産 党 事 件 公 判 とは 朝 鮮 共 産 党 事 件 公 判 とは 2で 述 べた1925 年 11 月 22 日 第 一 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 新 義 州 事 件 と 1926 年 6 月 10 日 第 二 次 朝 鮮 共 産 党 事 件 6.10 万 歳 運 動 の2 回 の 事 件 で 検 挙 された 共 産 党 員 たち101 人 が 治 安 維 持 法 出 版 法 違 反 の 容 疑 で 合 同 起 訴 された 裁 判 である 1927 年 9 月 13 日 に 公 判 が 開 始 され 翌 28 年 1 月 14 日 に 公 判 が 終 了 し 翌 2 月 13 日 に 判 決 が 出 された 1927 年 布 施 は3 月 14 日 から4 月 2 日 にかけ て 二 林 蔗 糖 農 民 組 合 騒 乱 事 件 の 弁 護 で 台 湾 に 渡 り そして10 月 6 日 ~18 日 12 月 17 日 ~24 日 の 2 回 にわたって 朝 鮮 を 訪 れ 朝 鮮 共 産 党 事 件 公 判 で 弁 護 活 動 を 展 開 した (2) 訪 朝 までの 動 向 と 朝 鮮 人 の 期 待 布 施 は 第 一 回 目 の 訪 朝 までに 朝 鮮 の 弁 護 士 等 と 幾 度 となく 手 紙 のやり 取 りを 行 っているが その 内 容 は 東 京 と 京 城 の 間 ( 一 ) (16) に 詳 しく 記 されている まず 最 初 は1927 年 6 月 22 日 付 の 弁 護 士 李 仁 宛 の 手 紙 である 日 程 が 未 決 定 の 状 態 で 仄 聞 する 所 に 依 ると 暑 中 休 暇 中 は 暑 い から 暑 中 休 暇 後 になどという 裁 判 所 側 の 意 見 も あるさうですが 九 十 余 人 の 被 告 を 蒸 し 殺 すや うな 獄 裡 に 押 し 込 んで 置 いて 暑 中 休 暇 中 は 暑 いからなどといふ 意 見 は 誠 に 聞 き 捨 て 為 らぬ 放 言 だと 思 ひます と 憤 り 今 度 の 共 産 党 事 件 には 是 非 法 廷 に 立 って 私 の 誠 意 を 披 露 したい と 日 程 調 節 の 準 備 を 依 頼 している また 獄 中 の 被 告 人 たちにも 今 度 の 共 産 党 事 件 に 就 いては 在 日 朝 鮮 同 胞 の 依 頼 もあり 亦 先 年 渡 鮮 の 折 り の 知 人 から 弁 護 の 懇 嘱 もあり 実 はさうした 依 頼 が 無 くとも 兄 等 が 何 故 に 今 回 の 共 産 党 事 件 検 挙 を 受 けたのかを 考 ふる 時 私 は 共 産 党 事 件 の 重 大 意 義 を 掴 むに 強 きものがあって どうし ても 黙 って 居 る 事 の 出 来 ない 私 の 勇 躍 がありま す と 述 べている 次 いで 公 判 前 に 出 張 して 弁 論 準 備 を 整 えることが 出 来 ないので 別 紙 弁 護 参 考 事 件 調 書 に 何 んの 遠 慮 もなく 有 り 丈 けの 不 平 不 満 を 記 入 してくれるよう 被 告 たちに 頼 ん でいる 同 時 に 西 大 門 刑 務 所 所 長 にも 調 書 に 記 入 させることの 依 頼 状 を 出 している(ともに7 月 25 日 付 ) 開 廷 が8 月 25 日 に 決 まったので 布 施 はその 日 に 合 わせて 日 本 での 仕 事 を 調 整 していたとこ ろ 9 月 13 日 に 延 期 となり 公 判 第 一 日 目 には 出 廷 できなくなった そのため9 月 20 日 には 出 廷 できるように 再 び 調 整 し 李 仁 に 万 一 にも13 日 に 間 に 合 はない 為 に 全 然 私 が 渡 鮮 しないも のの 如 き 誤 解 や 誤 伝 のない 様 にして 下 さい と 念 を 押 し 被 告 人 たちにも 同 様 の 手 紙 を 出 して いる(9 月 1 日 ) 9 月 13 日 極 めて 厳 重 な 警 戒 のもとで 開 廷 と なり 被 告 人 の 住 所 氏 名 と 検 事 の 控 訴 事 実 陳 述 が 終 わるとすぐに 検 事 が 公 開 禁 止 を 要 求 した ところが 傍 聴 人 を 追 い 出 した 後 警 察 官 や 行 政 (15)これとは 異 なる 研 究 がある 和 田 春 樹 劉 孝 鐘 水 野 直 樹 共 同 研 究 コミンテ ルンと 朝 鮮 コミンテルン 文 書 資 料 に 基 づく 若 干 の 考 察 青 丘 学 術 論 集 18 巻 韓 国 文 化 研 究 振 興 財 団 2001 年 3 月 従 来 の 研 究 では コミンテルンの 十 二 月 テーゼ によって 一 国 一 党 原 則 が 打 ち 出 され 国 外 の 朝 鮮 人 居 住 者 が1929 年 から30 年 にかけて 居 住 国 の 党 に 加 入 することになったとされていたが コミンテルンは 1925 年 にすでにこの 指 示 をしており( 朝 鮮 の 共 産 主 義 組 織 の 当 面 の 任 務 ) 十 二 月 テーゼ によって 一 国 一 党 原 則 が 打 ち 出 されたということはない と 述 べている (16) 東 京 と 京 城 の 間 ( 一 ) 解 放 6 巻 21 号 1927 年 12 月 石 巻 文 化 センター 所 蔵 布 施 辰 治 資 料 研 究 準 備 会 編 植 民 地 関 係 資 料 集 vol 年 9 月 28 日 までの 書 簡 はすべて 東 京 と 京 城 の 間 ( 一 ) による 22

23 布 施 辰 治 と 朝 鮮 共 産 党 事 件 官 が 特 別 傍 聴 人 として 入 廷 し 裁 判 官 の 後 ろに 陣 取 ったり 私 服 警 官 が 入 廷 して 筆 記 するなどの 司 法 権 を 侵 害 する 問 題 が 起 こった 弁 護 団 側 は この 司 法 権 侵 害 に 対 する 抗 議 や 裁 判 公 開 の 要 求 新 義 州 地 方 法 院 予 審 中 にソウルに 移 送 され た 被 告 19 人 に 関 する 手 続 きの 不 備 隔 日 開 廷 で はなく 連 日 開 廷 の 要 求 病 人 の 保 釈 要 求 等 を 行 い 事 実 審 理 も 進 まない 状 態 につき 布 施 の20 日 出 廷 を 遅 らせるように 連 絡 している(9 月 22 日 付 李 仁 ) しかし 弁 護 団 も 一 枚 岩 ではなく 他 の 弁 護 士 からすぐ 来 るようにと 催 促 する 電 報 が 来 たりしたが10 月 6 日 に 東 京 を 発 つと 決 め る そして 次 のように 書 き 送 った 只 今 電 報 見 ました 事 件 紛 糾 との 趣 甚 だ 憂 慮 に 堪 えません 尚 京 城 電 報 によると 弁 護 人 総 辞 任 公 判 中 止 との 事 ですが 弁 護 人 は 辞 任 しても 被 告 は 辞 任 の 出 来 ないことを 考 へる と 被 告 諸 氏 のために 一 刻 も 早 く 行 きたいと 思 ひます 又 弁 護 人 諸 氏 の 取 った 態 度 を 対 社 会 的 に 意 義 付 けるためには 闘 はなければなら ないと 思 ってます ( 中 略 ) 私 は 単 なる 弁 護 の 為 に 行 くのでなく 相 当 抗 争 する 覚 悟 で 行 くのですから そのことを 伝 へて 置 いて 下 さ い (9 月 28 日 付 李 仁 宛 ) 実 際 この 文 面 どおり 朝 鮮 にやって 来 た 布 施 は 取 り 得 る 限 りの 様 々な 方 法 を 駆 使 して 抗 争 した では 迎 える 側 の 朝 鮮 では 布 施 の 訪 朝 をどの ように 受 けとめていたであろうか 9 月 12 日 付 東 亜 日 報 の 社 説 日 本 から 来 る 弁 護 士 諸 君 へ には 朝 鮮 人 側 の 見 解 がよく 示 されているので 紹 介 しておきたい 少 々 長 い 文 だが 全 文 を 掲 載 する (17) 一 朝 鮮 共 産 党 に 関 する 裁 判 が 明 日 開 廷 する 朝 鮮 社 会 の 耳 目 はこの 一 点 に 集 中 している 当 局 者 はあらゆる 方 面 に 注 意 に 注 意 を 加 えて おり 被 告 たちの 家 族 はこの 日 を 一 刻 千 秋 の 思 いで 待 っている 社 会 全 体 の 関 心 もまた 少 なくない 二 このような 波 動 は 朝 鮮 だけでなく 日 本 に おいてもかなりの 影 響 を 与 えるようだ それ で 日 本 の 労 働 農 民 党 からは 古 屋 氏 を 自 由 法 曹 団 からは 布 施 中 村 両 弁 護 士 を 派 遣 するこ とになった 我 々は 特 に 日 本 から 来 る 弁 護 士 にひとこと 言 いたい 今 回 の 事 件 が 治 安 維 持 法 という 日 本 と 朝 鮮 に 共 通 する 法 律 によって 裁 断 される 以 上 日 本 においてと 同 一 程 度 に 進 行 されねばならないのであるから この 点 を 特 別 に 監 視 してもらいたい したがって 諸 君 は 法 廷 において 熱 烈 に 公 正 のために 闘 い 法 廷 だけで 不 足 ならば 諸 君 が 採 用 できる 背 景 的 勢 力 を 頼 って 闘 うことを 望 むのである 三 今 回 の 事 件 はその 性 質 上 朝 鮮 とか 日 本 と かその 地 域 によってその 取 扱 いに 違 いをもた せることではないから この 点 を 最 も 力 争 せ ねばならない 司 法 官 は 行 政 官 と 異 なり 自 己 の 法 的 良 心 があるというものの いつもこの ような 重 大 事 件 になると 国 家 の 利 益 に 関 係 す るという 点 で 行 政 官 の 干 渉 を 非 常 に 多 く 受 け その 言 われるままに 非 常 に 苛 酷 な 処 分 を 下 すことがしばしばである 日 本 社 会 の 世 論 に 影 響 を 及 ぼすことの 出 来 る 諸 君 は 諸 君 の 良 心 に 立 脚 し 注 意 力 を 欠 かさずにこの 事 件 に 向 き 合 わねばならない この 点 においては 他 人 が 願 うまでもないことであるが なお 一 層 諸 君 の 決 意 を 強 固 にするために この 言 葉 を 忘 れてはならないのである 諸 君 の 任 務 が 監 視 にあるという 点 から 諸 君 がさまざまな (17) 東 亜 日 報 [ 日 本 에서 오는 弁 護 士 諸 君 에게] 日 本 からは 布 施 辰 治 以 外 に 労 働 農 民 党 から 古 屋 貞 雄 弁 護 士 が9 月 11 日 に 来 てほぼ 全 期 間 朝 鮮 で 弁 護 活 動 を し 10 月 20 日 には 労 働 農 民 党 から 加 藤 貫 一 弁 護 士 も 来 ている 23

24 仕 事 を 抱 えていることは 十 分 わかっていなが らも 我 々は 諸 君 が 裁 判 の 全 期 間 を 通 して 京 城 に 滞 在 されることを 望 む 四 労 働 農 民 党 の 特 派 弁 護 士 に 対 して 特 に 言 いたいのは 日 本 における 無 産 階 級 運 動 の 進 行 と 朝 鮮 でのその 運 動 がどのような 関 係 を 持 つかということを 十 分 に 理 解 すること 又 秘 密 運 動 というものはすべての 表 面 的 運 動 が 抑 圧 されている 所 に 起 こるということを 理 解 し て 日 本 においての 無 産 階 級 の 政 治 運 動 の 進 行 において その 関 係 を 特 別 に 考 慮 すること を 望 む まとめて 言 うと あらゆる 自 由 が 抑 圧 されている 朝 鮮 では 諸 君 が 来 ることは 様 々 な 点 で 歓 迎 するところであるので 諸 君 はど こまでも 公 正 を 期 するために 奮 闘 努 力 しなく てはならない この 文 面 を 読 むと 朝 鮮 社 会 においてこの 裁 判 への 関 心 が 非 常 に 高 かったことが 伺 われる (18) 実 際 新 聞 には 開 廷 以 来 毎 日 のように 関 連 記 事 が 掲 載 され 開 廷 当 初 や 判 決 日 等 は 多 くの 写 真 とともに 何 面 もの 紙 面 が 費 やされている 上 記 社 説 の 筆 者 が 最 も 言 いたかったことは 治 安 維 持 法 という 共 通 の 法 によって 裁 かれるの であるから 朝 鮮 において 特 に 不 利 益 にならぬよ うに (19) また 国 家 の 利 益 という 名 のもとに 行 政 官 の 圧 力 を 受 け 重 罰 を 受 けぬように 厳 重 に (18) 梶 村 秀 樹 は 資 料 東 亜 日 報 にみる 朝 鮮 共 産 党 事 件 と 古 屋 貞 雄 ( 朝 鮮 研 究 年 2.3 月 29 頁 ) で 以 下 のように 記 している 公 判 自 体 が 民 族 解 放 を 切 望 する 民 衆 の 大 きな 関 心 を 集 めていたし ブルジョア 民 族 主 義 者 も 民 族 解 放 の 目 標 への 共 感 から むしろ 被 告 側 に 同 情 的 な 角 度 から 注 目 を 寄 せていたようである かくしてこの 公 判 は 被 告 と 弁 護 団 を 中 心 とする 果 敢 な 公 判 闘 争 により 波 乱 につぐ 波 乱 の 連 続 となった それ 自 体 がいわば 民 族 解 放 闘 争 の 一 環 として 注 目 されるのである (19) 水 野 直 樹 治 安 維 持 法 の 制 定 と 植 民 地 朝 鮮 ( 人 文 学 報 第 83 号 京 都 大 学 人 文 科 学 研 究 所 2000 年 3 月 ) によると 朝 鮮 での 治 安 維 持 法 実 施 に 対 しては 施 行 さ れると 即 刻 朝 鮮 語 新 聞 各 社 が 社 説 で 批 判 を 行 ってい 監 視 してもらいたい ということである しか し 結 果 としてこの 心 配 は これまでの 義 烈 団 裁 判 でもそうであったように 今 回 も 残 念 ながら 的 中 してしまっている さらに 法 廷 だけで 不 足 ならば 諸 君 が 採 用 できる 背 景 的 勢 力 を 頼 って 闘 え ということは 日 本 の 在 野 法 曹 の 支 援 や 日 本 の 世 論 を 喚 起 して 闘 えということではないかと 思 われる また 秘 密 運 動 というものはすべての 表 面 的 運 動 が 抑 圧 されている 所 に 起 こる という 表 現 は 朝 鮮 共 産 党 の 活 動 は 特 殊 なものではなく あらゆる 自 由 が 抑 圧 されている 朝 鮮 の 民 衆 の 抵 抗 の 声 を 代 弁 している と 言 っているように 受 け 取 れる 四 の 内 容 は 少 々わかりにくい 表 現 が 多 い が 日 本 の 無 産 階 級 との 連 帯 支 援 を 期 待 して いると 読 み 取 ってよいのではないか 三 の 最 後 に 記 された 全 期 間 滞 在 して 監 視 してもらいたいという 言 葉 の 中 に 布 施 古 屋 等 日 本 人 弁 護 士 に 対 する 熱 い 期 待 がこめら れているといえよう (3) 朝 鮮 での 布 施 の 活 動 布 施 の 訪 朝 予 告 記 事 は 新 聞 に 数 回 掲 載 され (20) 京 城 到 着 日 の 様 子 は 秘 密 裁 判 は 不 法 / 共 産 党 公 判 に 力 を 尽 くすぞ/ 入 京 した 弁 護 士 布 施 辰 治 氏 談 という 見 出 しで 報 じられた (21) 内 容 を 見 ると 8 日 午 後 7 時 に 到 着 し 弁 護 士 団 が 準 備 し る その 理 由 は 取 り 締 まりはこれまでの 制 令 第 七 号 で 十 分 であり 治 安 維 持 法 によって 思 想 知 識 の 研 究 が 抑 圧 されるのは 文 化 発 展 を 阻 害 する 社 会 の 病 的 現 象 を 解 決 せずに 社 会 運 動 を 抑 圧 するのはかえって 過 激 運 動 を 煽 動 するもの 等 である (20) 東 亜 日 報 の 報 道 ではこのようである 9.12[ 両 弁 護 士 上 釜 / 작야에 입경] 9.21[ 布 施 氏 等 延 着 ] 9.24[ 布 施 弁 護 士 廿 五 日 夜 着 京 ] 9.30[ 自 由 法 曹 団 과 連 絡 / 普 天 下 에 公 開 ]10.4 [ 入 京 할 布 施 氏 八 日 부터 立 会 ] 10.5[ 自 由 法 曹 代 表 륙일에나 입경] 10.8[ 布 施 氏 今 夜 入 京 / 자유법조단의 특파원으로] (21) 東 亜 日 報 [ 秘 密 裁 判 은 不 法 /공산 당공판에는 힘쓰겠소/ 入 京 한 弁 護 士 布 施 辰 治 氏 談 ] 24

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