臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 はじめに このシリーズのテーマは 現 在 の 我 々の 抱 える いの ちと 環 境 についての 現 代 の 問 題 (1, 2)を 宇 宙 開 闢 から 地 球 生 命 の 誕 生 更 に 人 類 の 過 去 を 踏 ま

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1 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 1: 平 成 25 年 (2013 年 )3 月 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 太 陽 地 球 生 命 はビッグバン 燃 える 星 爆 発 する 星 の 内 部 でつくられた 元 素 から 出 来 ている 臼 田 秀 明 帝 京 大 学 教 育 学 部 教 育 文 化 学 科 東 京 都 八 王 子 市 大 塚 359 要 約 本 稿 では 我 々の 宇 宙 観 の 変 遷 について 主 に 概 観 するとともに ものの 基 本 的 な 要 素 に 対 する 概 念 の 変 容 についても 簡 略 に 辿 る 人 類 は 狩 猟 採 集 生 活 の 時 代 から 天 空 の 動 きを 観 察 しそれを 暮 らしに 役 立 てたり 天 空 を 神 々に 見 立 て 宗 教 的 な 対 象 としたり 天 空 がどのように 生 まれたかに 思 いを 巡 らせ 宇 宙 創 造 神 話 を 生 み 出 したりし てきた 天 空 の 動 きについては 我 々は 長 い 間 それを 肉 眼 で 捉 え 思 弁 的 に 理 解 しようとしてきた それ は2 世 紀 のプトレマイオスの 天 動 説 として 大 成 され その 説 を 多 くの 人 が 千 数 百 年 に 亘 って 信 奉 し 続 け た 16~ 17 世 紀 になると コペルニクスの 理 論 あるいはガリレオの 望 遠 鏡 の 観 察 などに 支 えられた 地 動 説 が 唱 えられるようになったが それは 一 般 にはなかなか 認 められなかった 17 世 紀 にはニュートン が 万 有 引 力 の 法 則 を 発 見 し 続 く18 世 紀 に 大 型 望 遠 鏡 による 観 察 が 始 まり 新 たな 天 文 学 が 胎 動 した 更 に 星 の 光 を 色 の 成 分 に 分 解 する 研 究 が 可 能 となり 20 世 紀 には 遠 い 星 の 光 がドップラー 効 果 により 長 い 波 長 の 光 に 変 化 していることが 見 出 された それは 宇 宙 が 従 来 考 えられていたような 永 遠 不 滅 で 静 的 なものではなく 膨 張 し 続 ける 動 的 なものであることを 明 らかにした その 後 可 視 光 線 以 外 の 様 々 な 電 磁 波 の 観 測 が 地 上 あるいは 宇 宙 探 査 機 により 行 われた それらの 観 測 結 果 と 理 論 的 な 研 究 により 現 在 我 々は 宇 宙 が137 億 年 前 に 極 めて 小 さな 超 高 温 の 火 の 玉 のようなところからビッグバンとして 始 まり 膨 張 し 続 けているという 動 的 な 宇 宙 観 を 共 有 するようになった 宇 宙 太 陽 地 球 生 命 などあらゆるものを 構 成 する 元 素 は 宇 宙 創 成 のビッグバン 輝 く 星 の 内 部 ある いは 星 が 死 滅 する 爆 発 の 時 につくられたことが 明 らかにされた 以 上 のことは 我 々に 宇 宙 が 星 の 誕 生 と 死 の 繰 り 返 しにより 成 り 立 っていることと 我 々を 含 む 全 て のものが 宇 宙 で 生 まれた 星 屑 から 出 来 ていることを 知 らしめた このように 宇 宙 の 成 り 立 ち 元 素 の 合 成 過 程 我 々の 基 盤 を 知 る ことは 我 々がどこから 来 た 者 で あるかを 明 らかにしてくれる そのような 視 点 を 持 つことは 我 々が 現 在 抱 えている 環 境 問 題 を 含 んだ 多 くの 課 題 に 対 処 するための 価 値 観 を 構 築 する 際 の 大 きな 礎 となると 考 えられる しかし 一 方 で 知 は 地 球 を 救 えるか という 根 源 的 な 問 いかけが 残 る その 問 は 古 代 ギリシャのソクラテスが 宇 宙 ギリシャ の 社 会 を 始 め 多 くのことを 考 えた 時 に 思 い 至 った 無 知 の 自 覚 と 関 わるものである そのことも 含 め て 最 後 に 知 は 地 球 を 救 えるか について 考 察 する キーワード: 宇 宙 観 元 素 合 成 ビッグバン 膨 張 宇 宙 無 知 の 知

2 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 はじめに このシリーズのテーマは 現 在 の 我 々の 抱 える いの ちと 環 境 についての 現 代 の 問 題 (1, 2)を 宇 宙 開 闢 から 地 球 生 命 の 誕 生 更 に 人 類 の 過 去 を 踏 まえた 上 で 考 え ることである 我 々がどこから 来 たかについて 全 ての 人 が 知 ることは 異 なる 伝 統 文 化 を 持 つ 多 様 な 世 界 の 人 々 の 間 に 通 底 する 世 界 観 を 構 築 し その 問 題 に 立 ち 向 かう ことを 可 能 にすると 考 えたからである 既 に 1 我 々の 抱 えるいのちと 環 境 の 問 題 (1, 2) 2 人 類 の 数 百 万 年 に 亘 る 歩 み(3) 3 農 耕 を 開 始 してから のおよそ1 万 年 に 亘 る 変 遷 と 現 代 に 於 ける 農 業 問 題 (4) 4 人 類 による 森 への 侵 食 の 歴 史 熱 帯 雨 林 の 最 近 の 急 速 な 破 壊 環 境 倫 理 など(5)について 述 べた 今 回 は 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 について 先 ず 現 在 分 かって いる 基 礎 的 な 事 柄 を 整 理 した 上 で 主 に 以 下 の3 点 につ いて 時 間 を 追 いながらまとめる 第 一 は137 億 年 前 の 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 について 神 話 的 世 界 から 永 遠 不 滅 で ある 天 が 不 動 の 地 球 の 周 りを 回 る 天 動 説 を 経 て ビッグ バンに 始 まる 動 的 な 宇 宙 観 にどのように 辿 り 着 いたかに 関 して 第 二 はものを 構 成 する 基 本 単 位 として 火 風 水 土 などを 考 えていた 古 代 から どのように 我 々が 元 素 という 概 念 に 至 ったのかについて 第 三 は 元 素 が 宇 宙 のどこでどのように 生 成 されたかに 関 してである 最 後 に 古 代 から 始 まる 膨 大 な 観 察 研 究 成 果 から 出 来 上 がった 我 々の 宇 宙 像 についての 知 の 歴 史 を 考 え た 時 に 我 々の 知 はどこまで 及 んでいるのだろうか 我 々は 何 を 知 っている のだろうかということを 考 え させられる それは 正 に ソクラテスの 言 う 無 知 の 知 をどのように 受 け 止 めるかということでもある 即 ち 果 たして 知 は 地 球 を 救 えるか と 言 えるのかが 問 われ ることになる そのことについて 最 後 に 考 察 する 今 回 も 筆 者 の 専 門 外 の 原 典 から 頻 繁 に 引 用 するが その 際 には 原 文 を 多 少 平 易 に 要 約 したものもあることを 予 めお 断 りしておく また 宇 宙 誕 生 などについては 筆 者 の 理 解 を 超 えるものが 多 かった 理 解 した 範 囲 で 出 来 る だけ 噛 み 砕 いてまとめることを 心 がけたが 誤 りや 不 十 分 な 所 もあると 思 われる そのような 箇 所 も 含 め 興 味 のある 方 は 是 非 原 典 に 当 たって 頂 きたい 多 少 長 いので 以 下 に 目 次 を 示 す 1. 基 礎 的 事 項 : 生 物 と 時 の 移 ろい 地 球 太 陽 月 の 動 き(144 頁 ) 2. 古 代 の 宇 宙 観 (149 頁 ) 3.ギリシャの 宇 宙 観 地 球 観 物 質 観 (154 頁 ) 4.9~ 15 世 紀 前 半 までの 宇 宙 観 (161 頁 ) 5. 天 動 説 から 地 動 説 へ そしてニュートンによる 天 体 物 理 学 の 幕 開 け(163 頁 ) 6.18~ 19 世 紀 中 頃 の 宇 宙 観 : 巨 大 望 遠 鏡 による 新 たな 発 見 (168 頁 ) 7. 元 素 の 発 見 (170 頁 ) 8.19 世 紀 後 半 ~ 20 世 紀 前 半 の 宇 宙 観 (172 頁 ) 年 代 以 降 の 宇 宙 観 (184 頁 ) 10.いくつかの 天 体 の 特 徴 (189 頁 ) 11. 知 は 地 球 を 救 えるか(193 頁 ) 12.まとめ(201 頁 ) 結 語 (202 頁 ) 1. 基 礎 的 事 項 : 生 物 と 時 の 移 ろい 地 球 太 陽 月 の 動 き 1.1 生 物 と 時 の 移 ろい: 多 くの 生 物 は 地 球 の 自 転 公 転 による 日 周 と 年 周 月 の 満 ち 欠 けのリズムの 中 で 生 き 永 らえ 進 化 してきている 多 くの 動 物 は 日 が 昇 り 夜 が 明 けると 太 陽 の 下 で 活 動 し 始 め 日 が 落 ち 満 天 の 星 空 が 広 がる 夜 に 眠 りにつくよ うな1 日 のリズムを 持 っている 他 の 多 くの 生 物 も1 日 を リズムをもって 生 きている また 春 になると 桜 が 咲 き しばらくすると 田 植 えが 終 わり 梅 雨 が 始 まる 炎 天 下 の 夏 に 旺 盛 に 育 った 稲 は 秋 にたわわな 穂 をつける やがて 冬 が 来 て 梅 の 花 芽 に 雪 がつもり 1 年 が 経 つ 生 物 は1 年 の 季 節 の 移 ろいも 感 知 しながら 生 き 永 らえて 来 た 我 々 人 間 は 生 物 として そのようなリズムを 持 ってい ると 共 に 暦 や 時 計 を 発 明 し 時 の 流 れと 季 節 の 移 ろい を 知 的 に 認 識 するようになった しかし 暦 や 時 計 の 発 明 は 700 万 年 に 及 ぶ 長 い 人 類 の 歩 み( 例 えば 3 参 照 ) の 中 では ごく 最 近 のせいぜい 数 千 年 前 になされたに 過 ぎない 生 物 は 腕 時 計 やカレンダー 無 しに 1 日 1 年 のリズ ムを 捉 えている 例 えば 植 物 は 日 ( 夜 )の 長 さの 変 化 を 感 知 しながら 花 を 咲 かす 準 備 を 始 める( 花 芽 の 形 成 ) しかし 年 によって 桜 の 開 花 時 期 は 多 少 ずれる それは 形 成 された 花 芽 の 成 長 が 温 度 により 影 響 を 受 けるからで ある 植 物 の 開 花 だけでなく 渡 り 鳥 やクジラなども 日 長 変 化 により 季 節 変 化 を 受 け 止 め 季 節 により 快 適 な 生 息 地 域 や 食 べ 物 を 求 めて 移 動 する その 時 には 地 磁 気 を 頼 りにナビゲーションをし 新 たな 場 所 に 移 動 している と 考 えられている( 例 えば 6 参 照 ) 季 節 の 移 ろいを 捉 えるのに 寒 暖 の 変 化 に 頼 ると 時 お り 訪 れる 季 節 外 れの 暖 かい 日 や 寒 い 日 に 混 乱 させられて しまう しかし 日 の 長 さの 変 化 を 感 知 することは た とえ 曇 っていても 昼 は 昼 であり 季 節 変 化 を 正 確 に 捉 え ることを 可 能 にさせる 生 物 はそのような 明 暗 変 化 を 感 知 するしくみを 獲 得 することにより 季 節 変 化 を 捉 える 適 応 力 を 増 して 繁 殖 してきた( 明 暗 に 依 存 しない 生 物 時 計 もある 次 頁 1.3 参 照 ) 日 の 長 さ: 昼 と 夜 からなる1 日 は 地 球 の 自 転 から 生 まれる 現 在 我 々が 使 っている1 時 間 は19 世 紀 の 約

3 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) 100 年 間 における 地 球 の 自 転 による1 日 の 長 さの 平 均 を 24 時 間 として 決 められた(7) しかし 1 地 球 の 自 転 速 度 は 月 の 引 力 による 潮 汐 力 からもたらされる 潮 汐 摩 擦 ( 潮 の 満 ち 引 きによって 起 こる 海 水 と 海 底 との 摩 擦 )に よってだんだん 遅 くなっており 一 定 ではない(7) 一 方 地 球 の 自 転 と 月 の 公 転 の 角 運 動 量 の 合 計 は 一 定 に 保 たれ るために 2 地 球 の 自 転 速 度 の 減 少 は 月 の 公 転 運 動 の 速 度 を 高 めることになる 即 ち 月 の 公 転 運 動 は 速 くなり 月 の 公 転 の 遠 心 力 は 強 まり 月 は 少 しずつ 地 球 から 遠 ざ かることになる(8-230p) 3 また 地 球 の 公 転 に 要 する 時 間 (1 年 の 長 さ)は 太 陽 に よる 引 力 の 影 響 を 受 けるが それはきわめて 小 さく 一 定 と 考 えられる( 例 えば 9) 即 ち 地 球 の 自 転 によりも たらされる1 日 の 長 さは 次 第 に 長 くなっており 1 年 の 日 数 は 地 球 誕 生 後 の 約 46 億 年 間 で 大 きく 変 わってきた ことになる 例 えば 46 億 年 前 の1 日 はおよそ6 時 間 で1 年 は1,434 日 多 くの 化 石 が 見 つかり 始 めるカンブリア 爆 発 の 起 き た5.5 億 年 前 のカンブリア 紀 の1 日 は 約 21 時 間 1 年 は 417 日 であったと 理 論 的 に 推 定 されている(9) このような 理 論 的 な 推 測 以 外 にもサンゴの 化 石 を 用 い てその 成 長 速 度 を 解 析 する 実 証 的 な 研 究 も 行 われた サ ンゴの 成 長 速 度 は 昼 と 夜 で また 季 節 によっても 違 うた めにサンゴの 化 石 には 日 輪 や 年 輪 の 縞 模 様 があらわれ る それを 利 用 すると1 年 の 日 数 を 調 べることが 出 来 る その 結 果 6 億 年 前 の1 年 は424 日 恐 竜 が 滅 びた6,500 万 年 前 の1 年 は371 日 と 推 定 された(10) 一 方 今 から1 億 8 千 万 年 後 には1 日 は25 時 間 になる と 予 想 されている(7) その 時 の1 年 は350 日 になるはず である 1.3 生 物 の 体 内 時 計 :このように1 日 の 長 さは 約 46 億 年 の 長 い 地 球 の 歴 史 の 中 で 大 きく 変 化 してきた 生 物 は 40 億 年 前 に 誕 生 し 27 億 年 前 頃 になると 太 陽 の 光 を 利 用 し 酸 素 を 発 生 する 原 核 生 物 のシアノバクテリアが 増 え 世 界 の 様 相 は 大 きく 変 わっていった 27 億 年 前 の1 日 は10 時 間 強 であったと 推 定 されている(9) シアノバ クテリアは 現 在 も 生 存 している シアノバクテリアがど のように1 日 を 捉 えているか( 体 内 時 計 ) その 仕 組 みが 詳 しく 調 べられている シアノバクテリアから 取 り 出 した3つの 蛋 白 質 とATP ( 生 物 がエネルギー 源 として 利 用 出 来 る 化 学 物 質 のアデ ノシン 三 リン 酸 )を 試 験 管 内 に 共 存 させると 明 暗 の 変 化 が 無 くても24 時 間 のリズムが 発 生 することが 近 藤 孝 雄 らにより 明 らかにされた(11, 12) この 研 究 は 生 物 に は24 時 間 を 体 内 のリズムとして 計 測 出 来 る 体 内 時 計 があることを その 部 品 も 特 定 しながら 明 確 に 示 したも のである 生 物 は 長 い 間 水 の 中 だけで 暮 らしていた 生 物 が 上 陸 を 果 たしたのはオルドビス 紀 の4 億 7500 万 年 前 頃 と 言 わ れている( 例 えば 5 参 照 ) その 頃 の1 日 の 長 さは21 時 間 強 であった(9) 1 日 の 長 さが 次 第 に 長 くなる 中 で 体 内 時 計 がどのように 変 化 したかは 分 からないが 現 生 の 生 物 の 多 くは24 時 間 の1 日 に 対 応 した 体 内 時 計 を 持 って いる その 生 物 の 体 内 時 計 の 多 くは 明 暗 の 変 化 をシグナ ルとして 動 いている しかし 海 外 旅 行 をした 時 に 時 差 にすぐ 対 応 出 来 ず 昼 夜 のリズムが 乱 れてしまうように 新 たな 明 暗 サイクルにリセットされるまでには 個 人 差 などを 含 め 多 少 時 間 が 掛 かる また 大 学 では 入 学 後 大 きく 変 わる 生 活 環 境 に 適 応 出 来 ず 体 調 を 崩 してしまう 学 生 の 悩 みを 聞 くことがある 尋 ねてみると 夜 にうまく 睡 眠 が 取 れなくなることが 原 因 である 場 合 が 多 い 生 物 は1 日 の 明 暗 のシグナルを 利 用 した 体 内 時 計 に 従 い24 時 間 のリズムの 下 で 暮 らしており そのリズムが 乱 れると 様 々な 変 調 をきたしてしまう 勿 論 例 外 もある 例 えば 深 海 で 暮 らす 生 物 には 明 暗 に 基 づく1 日 のリズムはない そこで 暮 らす 生 物 がどの ような 体 内 時 計 をもっているか あるいはどのような1 日 のリズム( 概 日 リズム)を 持 っているかは 分 かってい ない また 極 地 方 では 白 夜 や 極 夜 があり そのような 地 域 に 生 息 する 生 物 は 明 暗 に 依 存 しない 概 日 リズムを 持 っているものとそうでないものがあることが 分 かり 始 めている(13) 例 えば 北 極 地 域 に 住 むトナカイでは 明 暗 に 反 応 してホルモンのメラトニン 4 の 分 泌 が 調 節 され ているが 明 暗 変 化 のない 白 夜 や 極 夜 にはメラトニンの 分 泌 には 概 日 リズムが 認 められないことが 報 告 されてい る(14) それは その 間 には 体 内 時 計 が 働 いていないこ とを 示 す 例 である 我 々の 睡 眠 にもメラトニンが 関 与 しているが その 他 地 球 の 自 転 速 度 が 遅 くなっていることが 分 かったために 1967 年 に1 秒 の 長 さは 原 子 時 計 により 決 め 直 された 例 えば フィギュアスケートの 選 手 が 回 転 する 時 に 次 第 に 手 を 縮 めると 回 転 速 度 は 早 くなる これは 物 体 が 持 っている 回 転 の 強 さを 表 す 物 理 量 である 角 運 動 量 が 保 存 されるために 手 を 縮 めることで 半 径 が 減 った 分 だけ 回 転 速 度 が 上 がった 結 果 である 現 在 では 宇 宙 船 によって 月 面 に 設 置 された 鏡 に 向 けてレーザー 光 を 照 射 し 地 球 に 戻 ってくるまでの 時 間 を 測 定 することに より 月 は1 年 に3.8cmずつ 地 球 から 離 れていることが 分 かっている メラトニンは 松 果 腺 から 分 泌 されるホルモンで その 血 中 濃 度 は 昼 に 低 く 夜 に 高 い 概 日 リズムを 示 し 睡 眠 と 関 連 している

4 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 にも 我 々には 色 々な 概 日 リズムがある 例 えば 我 々の 血 糖 値 は 満 腹 空 腹 時 にもほぼ 一 定 に 保 たれるように なっている 夕 食 後 朝 食 まで 食 べ 物 を 取 らない 間 に 肝 臓 に 貯 めておいた 糖 分 を 使 い 果 たすと 食 物 由 来 の 糖 分 ではなく 我 々の 体 の 成 分 から 糖 をつくる 糖 新 生 という プロセスが 働 き 始 め 血 糖 値 を 高 める 糖 新 生 は 我 々が 睡 眠 中 に 活 発 に 働 く このように 我 々の 概 日 リズムは 意 識 とは 関 係 なく 働 いている( 例 えば 15 参 照 ) 1.4 人 間 と 季 節 :このように 生 物 は40 億 年 の 間 長 さ の 変 わる1 日 や 日 数 の 変 わる1 年 の 季 節 変 化 を 感 知 し ながら 昼 夜 移 ろう 季 節 の 中 で 多 様 に 変 化 する 環 境 食 料 源 に 対 応 しながら 生 き 永 らえてきた 現 生 のチンパ ンジーを 観 察 すると 彼 らが 移 ろいゆく 季 節 を 認 知 し 実 の 熟 す 時 期 や 場 所 を 判 断 し 食 物 を 効 率 よく 採 取 してい ることが 分 かる( 例 えば 16 参 照 ) 彼 らがどのように 季 節 の 移 ろいを 判 断 しているかは 定 かではない 我 々の 祖 先 も 狩 猟 採 集 に 頼 っていた 時 代 から 季 節 の 移 り 変 わりを 認 識 し 食 糧 を 探 していたはずである 時 代 が 下 り 農 業 を 始 めるようになると いつ 種 を 播 くかな ど 季 節 をより 正 確 に 把 握 する 必 要 が 生 まれたに 違 いな い 我 々の 祖 先 は 例 えば 栗 の 花 が 咲 く 頃 に あるいは 遠 くの 山 の 残 雪 の 形 が 馬 のようになったなどの 変 化 を 捉 え 田 植 えを 始 めたと 思 われる 日 本 で 稲 作 が 始 まるの はメソポタミアや 長 江 流 域 で 作 物 の 栽 培 が 始 まった 時 から 遥 かに 時 代 が 下 った 今 からおよそ3000 年 前 頃 であ る 約 1 万 年 以 上 前 に 野 生 のムギやイネの 種 を 撒 き 始 め たメソポタミアや 中 国 の 人 々は 先 史 時 代 の 人 々で 文 字 の 記 録 は 残 っていない しかし 彼 らも それぞれの 地 域 に 特 有 な 生 物 や 風 景 の 変 化 を 手 掛 かりに あるいは 太 陽 月 惑 星 の 動 きや 日 の 長 さの 変 化 を 観 測 することに より 暦 に 匹 敵 するような 概 念 をつくり 暮 らしを 維 持 していたことは 容 易 に 想 像 される 1.5 地 球 太 陽 月 : 地 球 は 赤 道 半 径 が6, km 極 半 径 が6, kmで 赤 道 半 径 のほうが21.385km 長 い 球 に 近 い 回 転 楕 円 体 である 月 は 地 球 の 周 りを 楕 円 軌 道 で 地 球 から 平 均 38.4 万 km 離 れた 所 を 公 転 している 5 月 の 自 転 周 期 と 公 転 周 期 は 等 しく 月 は 地 球 に 常 に 同 じ 面 を 向 けている 月 の 赤 道 半 径 は1,737.9kmで 極 径 1,735.7 kmよりやや 長 く 回 転 楕 円 体 である 月 の 半 径 は 地 球 の4 分 の1 強 である 太 陽 は 地 球 からおよそ1.5 億 km 離 れた 所 にあり その 半 径 は69.6 万 kmで 地 球 の109 倍 であ る 地 球 と 太 陽 との 距 離 は 月 までの 距 離 のおよそ390 倍 で 太 陽 の 半 径 は 月 の 約 409 倍 で 地 球 から 見 た 時 の 月 と 太 陽 の 大 きさはほぼ 同 じである 月 が 地 球 と 太 陽 の 間 に 入 ると 日 食 が 起 きる ある 時 には 月 が 太 陽 を 完 全 に 隠 す 皆 既 日 食 となり ある 時 は 月 が 地 球 から 皆 既 日 食 の 時 より 離 れ 相 対 的 に 小 さくなり 太 陽 を 隠 しきれず 金 環 日 食 となる 以 下 に 見 るように 地 球 の 公 転 軌 道 も 楕 円 軌 道 である 1.6 地 球 の 歳 差 運 動 と 公 転 : 地 球 は 太 陽 の 周 りを 真 円 ではなく 楕 円 軌 道 で 公 転 ( 平 均 速 度 29.78km/ 秒 )してい る 図 1は 極 端 に 示 してあるが 実 際 の 公 転 軌 道 は 円 に 近 い 太 陽 に 最 も 接 近 した 近 日 点 通 過 と 太 陽 から 最 も 遠 ざかった 遠 日 点 通 過 の 際 の 地 球 と 太 陽 の 距 離 の 差 はお よそ400 万 kmで 地 球 と 太 陽 との 平 均 距 離 (1 天 文 単 位 ) 約 1.5 億 kmの3% 弱 である 6 図 1. 地 球 の 公 転 軌 道 と 自 転 軸 の 歳 差 運 動 ( 図 は 概 念 図 で 縮 尺 等 は 事 実 を 反 映 していない 図 11 以 外 の 全 ての 図 も 同 様 の 概 念 図 である) 説 明 本 文 参 照 また 地 球 の 自 転 軸 は 現 在 23.4 度 傾 いているために ほ とんどの 地 域 で 日 の 長 さが1 年 を 通 して 変 わっている この 自 転 軸 の 傾 きは 一 定 ではなく22.1 ~ 24.5 の 間 をお よそ4.1 万 年 の 周 期 で 変 化 している 更 に 地 球 の 自 転 軸 はコマが 傾 いて 回 っている 時 に 軸 が 首 を 振 るのと 同 じ 歳 差 運 動 と 呼 ばれる 動 きをする 地 球 の 歳 差 運 動 の 周 期 はおよそ2.6 万 年 である つまり 図 1 の 上 の 状 態 から 下 の 状 態 に 変 化 し 再 び 上 の 状 態 に 戻 る のに2.6 万 年 かかるのである 地 球 が 図 1の3の 位 置 の 時 は 北 半 球 は 冬 至 であるが 楕 円 軌 道 の 同 じ 所 の4の 位 置 では 北 半 球 は 夏 至 となる 即 ち 現 在 の 冬 至 の 日 は 約 1.3 万 年 後 ( 歳 差 運 動 の 周 期 約 2.6 万 年 の 半 分 )に 夏 至 となる このように 季 節 は1 年 におよそ365.25( 日 / 年 ) 24( 時 間 / 日 ) 26,000( 年 )=0.33 時 間 20 分 ずれている 地 球 が 歳 差 運 動 をするのは 太 陽 や 月 惑 星 の 引 力 によって 傾 いている 地 球 の 地 軸 を 引 き 起 こそうとする 力 が 働 くた 5 6 月 の 地 球 からの 近 地 点 の 距 離 は36.3 万 km 遠 地 点 の 距 離 は40.6 万 kmである 公 転 軌 道 が 完 全 な 真 円 であると その 離 心 率 は0である 離 心 率 が 増 えるにしたがって 長 径 と 短 径 の 差 が 広 がり 離 心 率 が1 となると 放 物 線 となる 現 在 の 地 球 の 公 転 軌 道 の 離 心 率 は0.0167であるが それは 一 定 ではなく ~ 0.058の 間 を 複 数 の 要 因 に 支 配 されて 変 動 している その 変 動 周 期 には 約 9 万 5 千 年 12 万 5 千 年 40 万 年 の3 種 類 がある

5 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) めであると 言 われている 1.7 黄 道 と 春 秋 分 夏 冬 至 : 人 々は 長 い 間 太 陽 恒 星 惑 星 が 地 球 の 周 りを 回 っていると 思 いその 様 子 を 観 察 してきた 地 球 を 中 心 として それらが 運 動 してい ると 考 えられる 球 体 を 天 球 とした 実 際 には 地 球 が 太 陽 の 周 りを 公 転 していることが 分 かったが そのような 仮 想 の 天 球 を 考 えて 太 陽 や 星 の 見 かけの 動 きを 考 えるこ とは 暦 をつくるなど 実 用 的 なことについては 有 効 であ り 正 確 な 暦 が 古 くから 作 られた 不 動 の 地 球 に 対 して 太 陽 や 星 が 動 くと 考 えた 様 子 を 図 2に 示 した それは 地 球 の 自 転 軸 の 北 極 を 延 長 した 所 を 天 球 の 北 極 とした 時 に 仮 想 の 天 球 の 赤 道 にあたると ころを 天 の 赤 道 としたものである 地 球 は 太 陽 に 対 して 23.4 傾 いた 自 転 軸 をもって 自 転 しているので 太 陽 の 見 か けの 通 り 道 を 表 す 黄 道 は 天 の 赤 道 に 対 して23.4 傾 いて いる 天 の 赤 道 と 黄 道 が 交 わる 所 が 北 半 球 の 春 秋 分 点 で 夏 至 と 冬 至 は 図 2に 示 した 通 りである 2010~ 2011 年 では 春 分 点 から 夏 至 までは92 日 17 時 間 56 分 夏 至 から 秋 分 点 までは93 日 15 時 間 41 分 秋 分 点 から 冬 至 ま では89 日 20 時 間 29 分 冬 至 から 春 分 点 までは88 日 23 時 間 43 分 と それぞれの 間 隔 は 一 定 ではない(17) ( 図 3 参 照 ) 図 2. 天 球 上 における 天 の 赤 道 黄 道 黄 道 12 宮 黄 道 は 仮 想 の 天 球 上 における 太 陽 の 見 かけの 通 り 道 天 の 赤 道 は 地 球 の 自 転 軸 の 北 極 を 延 長 した 所 を 天 球 の 北 極 とし た 時 の 仮 想 の 赤 道 にあたる 12 宮 は1から 順 番 に お ひつじ 座 おうし 座 ふたご 座 かに 座 しし 座 お とめ 座 てんびん 座 さそり 座 いて 座 やぎ 座 み ずがめ 座 うお 座 である 黄 道 上 の 矢 印 は 太 陽 の 見 かけの 動 きの 方 向 である 12の 下 の 矢 印 については 本 文 (1.8) 153 頁 脚 注 15 参 照 北 半 球 における 夏 至 の 日 には 太 陽 が 最 も 北 よりの 東 から 昇 り 最 も 北 よりの 西 の 地 点 に 沈 み 南 中 高 度 が 最 も 高 い 冬 至 はその 反 対 で 春 分 と 秋 分 には 太 陽 が 真 東 から 昇 り 真 西 に 沈 む( 図 3) これは 地 球 の 自 転 軸 が 公 転 軌 道 に 対 して23.4 傾 いているためである( 図 1, 2) この ようにして 生 まれる 季 節 変 化 が 我 々を 含 め 生 物 に 大 き な 影 響 を 与 えている 図 3. 仮 想 の 天 球 上 における 北 半 球 の 春 秋 分 夏 至 冬 至 の 日 の 出 と 日 の 入 り 1.8 黄 道 12 宮 : 黄 道 上 に 昼 間 見 えるはずの 星 座 は 実 際 には 見 ることは 出 来 ないが 日 の 出 と 日 没 の 前 後 を 含 め た 星 座 の 観 察 から 昼 間 に 見 える 星 座 を 推 定 し 黄 道 上 に 12の 星 座 を 当 てはめたものが 黄 道 12 宮 である( 図 2) それはその 後 占 星 術 (152 頁 参 照 )に 利 用 された 占 星 術 の 星 座 は 春 分 の 日 の 昼 の 黄 道 に 見 られるはずの 星 座 から 始 まる 数 千 年 前 に 占 星 術 が 生 まれた 頃 は それは おひつじ 座 であった しかし 歳 差 運 動 のために 次 第 にずれ 現 在 ではそれは うお 座 になり 次 には みず がめ 座 になろうとしている( 図 2の12 下 の 矢 印 はその 変 化 の 方 向 を 示 している) 年 :1 年 は 地 球 が 太 陽 の 周 りを 一 回 りする 時 間 で あるが それには 二 通 りの 決 め 方 がある 一 つは 太 陽 が 黄 道 上 の 春 分 点 ( 図 2)から 出 て 再 びそこに 戻 ってくる までで それは 春 分 回 帰 年 ( 太 陽 年 )である 現 在 その1 年 は 日 である それに 対 して 恒 星 年 は 太 陽 が 天 球 上 のある 恒 星 に 対 する 特 定 の 位 置 から 再 び 同 じ 位 置 に 戻 る 時 間 である 即 ち 恒 星 年 は 地 球 が 太 陽 の 周 りを 一 周 する 時 間 で それは 日 で 太 陽 年 よりも 約 20 分 長 い これは 前 述 した 歳 差 運 動 のためで 例 えば 春 分 点 も1 年 に20 分 ずつずれており このような 違 いが 生 ま れる 1.10 月 の 満 ち 欠 け 恒 星 月 朔 望 月 : 月 は 地 球 の 周 り を 公 転 している 一 回 公 転 するのに 要 する 時 間 は 地 球

6 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 から 見 て 月 がある 恒 星 の 向 きに 見 えてから 再 び 同 じ 恒 星 の 向 きに 見 えるまでの 時 間 であり それを 公 転 時 間 とし たものが 恒 星 月 である それは 地 球 が 図 4の1の 位 置 か ら 太 陽 の 周 りを2の 位 置 まで 公 転 した 時 間 で 日 である 一 方 我 々に 馴 染 み 深 いのは 朔 望 月 である 1 の 位 置 では 月 は 地 球 を 向 いた 反 対 側 に 太 陽 の 光 が 当 たっ ている 新 月 である 月 は 次 第 に 三 日 月 上 弦 の 月 満 月 下 弦 の 月 と 変 わり 再 び 新 月 に 戻 る 新 月 は2の 位 置 では なく 更 に 地 球 と 月 が 公 転 した3の 位 置 で 見 られる こ のような 月 の 満 ち 欠 けに 基 づいた 新 月 ( 満 月 )から 新 月 ( 満 月 )までを 朔 望 月 という 現 在 の 朔 望 月 の 長 さは 日 である 即 ち 朔 望 月 の 方 が 恒 星 月 より2 日 強 長 い(17) 図 4. 月 の 公 転 と 恒 星 月 朔 望 月 月 の 公 転 軌 道 は 天 球 上 で は 白 道 と 呼 ばれる 白 道 は 黄 道 に 対 して 天 の 赤 道 から 離 れる 方 向 に 約 5 傾 いている 楕 円 軌 道 である 黄 道 と 白 道 の 交 わる 近 くで 新 月 あるいは 満 月 になった 場 合 に 日 食 と 月 食 が 起 こる 図 5. 地 球 の 自 転 と1 日 説 明 本 文 参 照 1.12 視 差 : 地 球 が 太 陽 の 周 りを 半 周 すると 図 6のPと P の 間 の 距 離 は 地 球 と 太 陽 の 距 離 の2 倍 となる(PP = 約 3 億 km) それぞれの 時 に 見 たある 恒 星 (S)の 位 置 を 観 測 地 点 (P, P )の 天 頂 (Z, Z )に 対 して 求 めれば 年 周 視 差 PSP を 求 めることが 出 来 る( 図 6) それを 三 角 測 量 に 当 てはめれば 地 球 から 恒 星 までの 距 離 を 求 めることが 出 来 る 古 くから 多 くの 人 が 年 周 視 差 の 測 定 に 挑 んだが 恒 星 ははるか 遠 くにあり 年 周 視 差 は 極 めて 小 さいため にその 測 定 は 困 難 であった 初 めて 測 定 されたのは19 世 紀 のことであった 現 在 の 測 定 によれば 地 球 に 最 も 近 く 太 陽 を 除 くと3 番 目 に 明 るい 恒 星 のケンタウルス 座 アル ファ 星 (4.37 光 年 )の 年 周 視 差 は0.755 秒 (17)とごく 僅 かなものである(169 頁 6.5 参 照 ) 顔 の 前 に 指 を 一 本 立 てて 左 右 の 眼 で 交 互 に 指 を 見 る と 指 の 位 置 が 背 景 に 対 して 変 化 する これも 両 目 の 距 離 が 離 れていることにより 生 じる 視 差 で 星 の 年 周 視 差 と 同 じ 原 理 である 1.11 地 球 の 自 転 と1 日 :1 日 は 地 球 が1 回 自 転 する 時 間 であるが それについても 基 準 の 取 り 方 により 二 つの1 日 がある 図 5の1の 地 球 の 位 置 では 地 球 上 のA 点 で 太 陽 が 南 中 し 反 対 側 のB 点 ではある 恒 星 が 南 中 している 地 球 が 自 転 し2の 位 置 になると B 点 では 再 び 恒 星 が 南 中 し 1 恒 星 日 が 経 過 したことになる しかし その 時 にはA 点 では 太 陽 はまだ 南 中 しておらず もう 少 し 時 間 が 経 った3の 位 置 になると A 点 で 再 び 太 陽 が 南 中 する それまでの 時 間 が1 太 陽 日 である 恒 星 日 は23 時 間 56 分 秒 で 平 均 太 陽 日 7 は24 時 間 3 分 秒 である ( 図 5) 図 6. 星 の 年 周 視 差 説 明 は 本 文 参 照 7 太 陽 日 の 長 さは 秋 分 の 頃 は 冬 至 の 頃 より 約 50 秒 短 いなど 季 節 によって 変 わる そこで 一 般 には 平 均 値 が 用 いられている 太 陽 日 は 恒 星 日 より 多 少 長 いが 我 々には 太 陽 日 の 方 が 意 味 がある

7 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) 1.13 星 までの 距 離 : 年 周 視 差 は 星 までの 距 離 を 測 定 す る 一 つの 手 段 である 星 までの 距 離 はたいへん 遠 いので それを 表 すためには 三 つの 単 位 がある 1 天 文 単 位 は 地 球 と 太 陽 との 平 均 距 離 ( 約 1.5 億 km)を1 天 文 単 位 と したものである 2 光 年 は 光 が1 年 かけて 進 む 距 離 ( km)を1 光 年 としている 3パーセクは 星 の 視 差 の 角 度 が1 秒 になる 時 の 距 離 を1パーセク(pc)としてお り それは 約 3.26 光 年 である 長 い 距 離 を 表 す 時 にはメ ガパーセク(Mpc)が 用 いられる(1Mpc 326 万 光 年 ) 我 々の 宇 宙 観 は 宇 宙 の 大 きさを 段 階 的 に 明 らかにする ことによって 大 きく 変 わってきた そのような 宇 宙 に 関 する 様 々に 行 われた 距 離 の 測 定 は 距 離 はしご と 呼 ば れることが 多 い 距 離 はしご を 一 段 登 る 毎 に 我 々の 宇 宙 観 は 大 きな 変 容 を 遂 げてきた 距 離 はしご は 本 論 の 主 要 な 部 分 と 大 きく 関 係 するので ここでその 概 略 を 示 しておく 最 初 の6 段 は 1エラトステネスによる 地 球 の 大 きさ の 推 定 (159 頁 参 照 ) 2ヒッパルコスによる 月 まで の 距 離 の 推 定 (160 頁 参 照 ) 3アリストテレスによ る 月 と 太 陽 の 距 離 の 比 の 推 測 4コペルニクスによる 地 球 公 転 軌 道 半 径 に 対 する 惑 星 の 軌 道 半 径 の 計 算 (163 頁 5.1 参 照 ) 5 遠 い 惑 星 までの 距 離 の 計 算 {ルヴェリエに よる 海 王 星 (170 頁 6.7 参 照 ) トンボーによる 冥 王 星 (176 頁 8.8 参 照 )の 発 見 }6 年 周 視 差 を 利 用 した 三 角 測 量 によ る 星 までの 距 離 ( 約 300 光 年 まで)の 測 定 である 次 の4 段 は 以 下 の 四 つの 方 法 により 本 当 の 星 の 明 るさを 推 定 し それを 見 かけの 星 の 明 るさと 比 較 することでその 星 までの 距 離 を 求 めるものである 7 星 の 色 と 明 るさの 関 係 を 示 す 主 系 列 星 (172 頁 8.2 参 照 )に 当 てはめる( 銀 河 の 果 ての10 万 光 年 程 度 までの 測 定 が 可 能 ) 8 変 光 周 期 と 明 るさの 間 に 一 定 の 関 係 のあるセファイド 変 光 星 (177 頁 参 照 )を 観 測 する(5,000 万 光 年 程 度 までの 測 定 が 可 能 ) 9 渦 巻 星 雲 の 回 転 速 度 と 本 当 の 明 るさの 関 係 を 示 すタリーフィッシャー 関 係 を 利 用 する(3 億 光 年 程 度 までの 測 定 が 可 能 ) 10 明 るさの 変 化 特 に 減 光 の 速 さ と 明 るさに 一 定 の 関 係 があるⅠa 型 超 新 星 を 調 べる(100 億 光 年 程 度 までの 測 定 が 可 能 )(188 頁 9.7 参 照 )(18-105p, 19) 現 在 地 球 から 観 測 されている 一 番 先 のはしごが 一 番 遠 くにある 最 古 の 宇 宙 である それは 宇 宙 誕 生 後 約 38 万 年 の 137 億 年 ほど 前 に 発 せられた 宇 宙 マイクロ 波 背 景 放 射 像 である(184 頁 9.2 参 照 ) 宇 宙 は 極 小 の 世 界 から ビッグバンで 誕 生 しその 後 膨 張 を 続 けており 現 在 の 宇 宙 の 大 きさは 半 径 約 465 億 光 年 と 推 測 されている 以 上 述 べたことは 宇 宙 に 関 する 現 在 の 理 解 の 一 部 であるが そのようなことを 未 だ 知 らなかった 過 去 の 人 々が 空 を 眺 めどのような 宇 宙 観 を 抱 いたのか また それがどのよ うな 変 遷 を 辿 ったのかを 時 代 を 追 いながら 概 観 する 2. 古 代 の 宇 宙 観 2.1 宇 宙 に 関 する 古 代 神 話 : 古 代 の 人 々は 天 地 がどの ように 創 造 されたかについて 思 いを 巡 らしていたはずで ある いつから 人 々がそのようなことを 始 めたかは 分 か らないが 世 界 各 地 の 人 々は 天 地 創 造 あるいは 天 地 開 闢 の 神 話 を 持 っている それらは 神 あるいは 神 々が 宇 宙 世 界 生 命 を 創 ったというものが 多 い 文 字 として 記 録 されているインドの リグ ヴェーダ ( 古 代 インドの 聖 典 で 紀 元 前 12 世 紀 頃 現 在 の 形 に 編 纂 されたもので そ の 中 に 含 まれるものは 紀 元 前 18 世 紀 頃 まで 遡 れるもの もあると 言 われている)の 中 に 宇 宙 開 闢 の 歌 がある そ こには そのとき( 太 初 において) 無 もなかりき 有 もな かりき 空 界 もなかりき その 上 の 天 もなかりき 何 も のか 発 動 せし いずこに 誰 の 庇 護 の 下 に 深 くして 測 るべからざる 水 は 存 在 せりや そのとき 死 もなかりき 不 死 もなかりき 夜 と 昼 の 標 識 ( 日 月 星 辰 )もなかりき かの 唯 一 物 ( 中 性 の 根 本 原 理 )は 自 力 により 風 なく 呼 吸 せり( 生 存 の 兆 候 ) これよりほかに 何 ものも 存 在 せざ りき ( 中 略 )この 創 造 はいずこより 起 こりしや そは( 誰 によりて) 実 行 せられたりや あるいはまたしからざり しや 最 高 天 にありてこの( 世 界 を) 監 視 する 者 のみ 実 にこれを 知 る あるいは 彼 もまた 知 らざるや と 歌 わ れている(20) 古 代 のインドの 人 々はビックバンから 始 まり 膨 張 し 続 ける 現 代 の 宇 宙 観 とも 重 なる 宇 宙 像 を 持 っ ていたとも 言 える また 宇 宙 という 語 は 中 国 の 戦 国 時 代 に 書 かれた 諸 子 百 家 の 一 つの 尸 子 ( 紀 元 前 4 世 紀 )や 淮 南 子 ( 紀 元 前 2 世 紀 )のなかで 往 古 来 今 これを 宙 といい 四 方 上 下 これを 宇 という などと 記 され 漢 語 では 宇 宙 は 時 空 の 広 がりをもつものとして 使 われ 始 めたと 言 われて いる これは 現 在 の 我 々の 宇 宙 観 に 通 ずる 一 方 英 語 の cosmos は ギリシャ 語 の 動 詞 cosmeo( 整 列 させる 秩 序 立 てるといった 意 味 )からやがて 世 界 宇 宙 を 表 す ようになったようである(18-13p, 21-12p) それは ギリ シャでは 天 空 を 秩 序 立 った 完 璧 な 世 界 と 捉 えたためと 考 えられている このような 文 字 記 録 に 残 された 宇 宙 観 を 我 々の 祖 先 が いつごろから 抱 くようになったか 分 かるすべはないが 具 体 的 な 天 体 観 測 の 記 録 は 文 字 が 発 達 する 以 前 に 遡 るこ とが 出 来 る

8 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 2.2 先 史 時 代 の 天 体 観 測 最 古 の 月 の 満 ち 欠 けの 記 録 : 人 類 は 季 節 の 移 ろ いを 様 々な 兆 から 認 識 し 過 酷 な 環 境 変 化 の 中 を 生 き 延 びてきたに 違 いない 特 にホモ サピエンスは 厳 しい 寒 さの 氷 河 期 を 生 き 永 らえる 為 に 天 体 観 測 や 自 然 観 察 を 行 い 季 節 毎 の 生 活 を 営 んでいたと 容 易 に 想 像 出 来 る しかし 一 部 の 地 域 で 文 字 が 使 用 されるのはおよそ5,500 年 前 であり それ 以 前 の 様 子 は 別 の 種 類 の 遺 物 から 探 る 他 ない 月 の 満 ち 欠 けを 観 察 した 絵 と 思 われるもの あ るいはそれを 記 録 したと 思 われる 刻 み 目 を 骨 の 上 に 彫 っ たものが フランスSergeacのAbri Blanchard アフリ カのコンゴ フランスのGrotte du Taï から 見 つかって いる 前 二 者 8 は3 万 ~ 2.5 万 年 前 後 者 は1.2 万 年 前 のも のと 推 定 されている( 例 えば 22 参 照 ) イスラエルのスフール 遺 跡 からはホモ サピエンスが 作 ったと 思 われている10~ 13.5 万 年 前 の 首 飾 りにして いたと 思 われる 貝 殻 のビーズが 見 つかっている(23) そ のようなものは 数 万 年 前 から 次 第 に 増 え3 万 年 前 頃 にな ると ヨーロッパのクロマニヨン 人 はショーベの 洞 窟 壁 画 やヴィーナス 等 の 美 術 品 を 作 り 始 めていた これ らの 遺 物 は 我 々の 祖 先 の 知 的 な 営 為 が 数 万 年 前 に 大 き な 飛 躍 をしたことを 示 していると 考 えられている(3 参 照 ) 人 類 が 何 時 ごろから 天 体 観 測 をし 季 節 の 移 ろいを 知 ることが 出 来 たかは 分 からないが 我 々の 祖 先 は 少 なく とも3 万 年 前 までには 天 体 観 測 により 季 節 を 認 識 し 記 録 しようとしていたに 違 いない 3 万 年 前 といえば ヨー ロッパではクロマニヨン 人 (ホモ サピエンス)とネア ンデルタール 人 が アフリカではホモ サピエンスが 狩 猟 採 集 生 活 をしていた 時 代 である 当 時 の 月 の 満 ち 欠 け の 観 察 の 一 つの 効 用 は 季 節 の 移 ろいを 知 り 食 糧 を 確 保 するためであったろう また 冬 至 夏 至 満 月 新 月 あ るいは 日 食 や 月 食 などを 含 め 天 体 の 動 きを 注 視 していた のは そこに 神 秘 的 な 力 を 感 じそれらを 信 仰 の 対 象 にし ていたと 考 えられる 例 えば 日 が 長 くなり 始 める 冬 至 を 再 び 活 力 が 戻 る 時 と 捉 えるなど 季 節 の 変 わり 目 に 宗 教 的 な 儀 式 を 行 っていたのではないかと 現 在 まで 続 く 風 習 から 想 像 することが 出 来 る Nabta Playaの 環 状 列 石 :アフリカの 今 のヌ ビア 砂 漠 に 位 置 するNabta Playa(カイロの 南 800km Abu Simbelの 西 100km)を 含 む 地 域 には 現 在 人 は 居 住 していない しかし そこからは1 万 年 前 頃 から 数 千 年 前 までの 間 に 人 々が 暮 らしていた 遺 跡 が 見 つかってい る 現 在 は 年 間 を 通 してほとんど 降 雨 がないが 1 万 年 前 頃 には 夏 の 間 には 多 少 雨 が 降 っていたため 人 が 住 むこ とができたと 考 えられている そこでは 遊 牧 民 がガゼル などの 狩 猟 を 行 う あるいは 牛 の 家 畜 化 ムギ 耕 作 など をしながら 土 器 を 作 り 井 戸 を 掘 り 季 節 的 な 定 住 生 活 を 営 んでいたことが 分 かっている(24) そのナブタ 新 石 器 文 化 の 最 後 の 時 期 の 紀 元 前 4400 年 頃 の 遺 跡 からは 共 同 墓 地 や 宗 教 的 な 儀 式 のための 象 徴 あるいは 天 文 台 として の 役 割 を 持 っていた 環 状 列 石 等 が 発 見 されている 埋 葬 のされ 方 を 見 ると 時 として 豪 華 な 副 葬 品 を 伴 う 遺 体 も あるが 多 くには 差 が 見 られないことから 当 時 のナブタ 社 会 には 階 層 はなかったと 思 われる また 歯 の 形 を 見 ると 地 中 海 地 方 の 民 族 とサブサハラ アフリカの 民 族 が 混 在 しており そこから 発 掘 された 遺 物 は そこで 盛 ん な 交 易 が 行 われていたことも 示 している その 環 状 列 石 は 直 径 数 mの 輪 に 石 が 並 んだもので そ の 石 は 北 の 方 角 9 夏 至 の 日 の 出 の 方 角 と 当 時 の 輝 く 星 の 方 向 を 示 すように 配 列 されていた 当 時 の 人 は1 年 の 限 られた 時 期 だけそこで 暮 らし 季 節 毎 に 砂 漠 を 移 動 す る 遊 牧 民 であった 砂 漠 の 海 で 方 角 を 判 断 するためには 天 体 観 測 が 欠 かせなかったと 考 えられている 彼 ら 遊 牧 民 にとって 重 要 なものは 牛 水 死 地 球 太 陽 星 であったと 言 われている(25) しかし そこは 次 第 に 砂 漠 化 が 進 み 紀 元 前 5 千 年 紀 の 後 半 には 天 文 台 を 作 った 人 達 の 痕 跡 が 消 えてしまった 2.3 ストーンヘンジ:ストーンヘンジはイギリス 南 部 ソールズベリーの 近 くにある 円 陣 状 に 並 んだ 直 立 巨 石 とそれを 囲 む 土 塁 からなる 先 史 時 代 の 遺 跡 である そこ では 紀 元 前 8000 年 頃 に 柱 を 建 てた 跡 も 発 掘 されている が その 遺 跡 は 主 に 紀 元 前 3100 年 頃 からおよそ1500 年 間 に 亘 るものである そこからは 最 大 50トンに 及 ぶ 巨 石 を 使 った 環 状 列 石 などが 発 見 された そこで 使 われた80 個 程 のブルーストーンという 石 は 最 大 で 高 さ1.8m 重 さ は4トンである それは 珍 しい 石 なのでどこで 切 り 出 さ れたかが 調 べられ 400kmも 離 れたウェールズのプレ セリ 山 地 で 産 出 されたことが 分 かった その 巨 石 は 川 を 利 用 し 運 ばれたと 考 えられているが 所 々では 海 路 や 陸 8 9 その 遺 物 は 我 々の 祖 先 であるホモ サピエンスのものと 考 えられる それはホモ サピエンスが 抽 象 的 な 思 考 あるいは 芸 術 的 な 表 現 の 点 でネアンデルタール 人 (2 万 数 千 年 前 に 絶 滅 した)より 優 れていたとされているからである(3 参 照 ) しかし 現 在 受 け 入 れられている 両 者 の 違 いは 現 在 活 発 に 行 われている 遺 伝 情 報 の 比 較 や 遺 物 の 研 究 により 見 直 される 可 能 性 もある ネ アンデルタール 人 に 関 する 研 究 の 進 展 は2009 年 にまとめた(3) 後 に 大 きく 進 展 しており 何 れ 補 いたいと 思 っている 地 球 の 自 転 軸 は 約 2 万 6 千 年 周 期 の 歳 差 運 動 (146 頁 1.6 参 照 )をしているために 天 の 北 極 にある 星 は 時 代 により 違 ってくる 当 時 は 天 の 北 極 には 星 がなく その 周 囲 の 星 の 動 きから 北 を 認 識 していたと 考 えられている(25)

9 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) 路 も 使 われたと 推 測 されている 当 時 の 人 々はカバやマ ツ ハシバミの 森 を 伐 り 拓 いて 土 地 を 開 墾 し 農 業 や 牧 畜 を 営 み 組 織 を 作 りこのような 建 造 物 を 造 ったと 考 え られている 当 時 の 人 が 巨 石 を 長 距 離 運 ぶような 苦 労 をしながら 何 の 為 にストーンヘンジを 造 ったかは 文 字 の 記 録 の 無 い 時 代 のことであり 分 からない しかし そ のような 時 代 には 全 てのものは 多 重 の 意 味 をもっていた と 考 えられている そこは 太 陽 や 月 を 信 奉 する 神 殿 天 体 の 動 きを 写 しとる 暦 祖 先 の 霊 をまつる 墓 所 病 気 や けがの 治 療 としての 癒 し を 行 う 場 所 であったであろ う また 神 殿 に 置 かれた 石 は 神 々を 象 徴 すると 同 時 に 地 位 と 権 力 をも 表 したはずである このような 新 石 器 時 代 のイングランドで 続 いた 巨 石 建 造 物 の 伝 統 は ストー ンヘンジで 終 わりを 迎 え 紀 元 前 1500 年 頃 から 人 々の 足 は 遠 のいてしまった(26) ストーンヘンジが 天 文 台 としても 機 能 していたと いう 説 は 1740 年 に 古 物 研 究 家 のウィリアム ステュー クリー(1687~ 1765)が ストーンヘンジ という 本 の 中 で 初 めて 主 張 した 彼 は ストーンヘンジのオーブ リー サークルの 北 北 東 の 方 向 へ 延 びる 約 120mのアベ ニュー(そのほぼ 中 央 にはヒール ストーンと 呼 ばれる 独 立 した 石 がある)の 方 向 が 昼 が 最 も 長 い 日 にほぼ 太 陽 の 昇 る 方 向 を 指 しているというヒントを 示 した そ の 後 19 世 紀 の 終 わりにフリンダース ピートリ 卿 (1853 ~ 1942) 20 世 紀 のはじめにノーマン ロッキャー 卿 (1836~ 頁 8.2 参 照 )( 二 人 ともエジプトのピ ラミッドや 寺 院 の 方 角 が 太 陽 や 天 体 の 動 きと 関 連 して いることを 研 究 していた)もストーンヘンジの 石 の 配 列 と 夏 至 の 日 の 出 の 方 角 などについて 研 究 を 進 めた(27-84~86p) しかし そのことを 実 証 するためには ストーンヘン ジが 建 設 された 当 時 の 太 陽 や 月 の 出 没 の 位 置 と 多 く の 石 や 石 にあけられた 多 数 の 穴 を 結 ぶ 方 向 との 相 関 を 調 べる 必 要 があった ジェラルド ホーキンス(1928~ 2003)は1963 年 に 紀 元 前 の 太 陽 月 星 や 惑 星 の 出 没 する 位 置 と 石 などを 結 ぶ 線 が 作 る 方 向 についての 関 係 を IBM7090のコンピューターを 使 って 調 べた その 結 果 太 陽 の 方 向 とは1 度 以 内 の 精 度 で10 個 の 月 の 方 向 とは 1.5 度 以 内 の 精 度 で14 個 の 明 らかな 相 関 を 示 す 線 が 各 々 存 在 することを 発 見 した 例 えば 夏 至 の 日 にはストーン ヘンジ 全 体 の 中 心 からヒール ストーンの 方 角 に 太 陽 が 上 っていたことが 分 かった(27-68~79p, 28) また ストー ンヘンジの 公 式 地 図 ではSS-91, 92, 93, 94で 示 されるス テーション ストーン(91, 93だけが 現 存 )を 結 ぶ 線 は ほぼ 完 全 な 長 方 形 をなし その 対 角 線 はサーセン ストー ンの 中 心 で 交 わっており その 対 角 線 は 夏 の 月 の 昇 点 の 方 向 を また 一 辺 は 夏 至 の 日 に 太 陽 の 昇 る 方 向 を また 他 の 一 辺 は 冬 至 の 日 の 日 没 の 方 向 を 示 すことも 明 らかに された このような 関 係 を 示 すステーション ストーン が 長 方 形 を 形 成 するのは オックスフォードより 南 側 ボーンマスより 北 側 の 緯 度 の 地 域 だけである このこと は 当 時 の 人 が 天 体 観 測 を 行 い ステーション ストー ンがつくる 四 角 形 の 形 が 緯 度 により 左 右 されることを 知 っており 長 方 形 となるソールズベリーの 近 くに 環 状 列 石 を 築 いたと 考 えられている(27-77~95p) 先 史 時 代 の 暮 らしは 文 字 記 録 が 残 っていないので 状 況 証 拠 から 推 測 するしかない しかし 上 記 の 幾 つかの 遺 物 は 先 史 時 代 の 狩 猟 採 集 で 暮 らしていた 旧 石 器 時 代 の 人 々も 遊 牧 や 農 耕 を 営 んでいた 新 石 器 時 代 の 人 々も 様 々な 思 いで 太 陽 月 恒 星 惑 星 の 動 きを 見 つめてい たことを 確 かに 示 している それらは 食 料 を 確 保 する あるいは 夜 間 涼 しい 時 に 砂 漠 を 移 動 する 際 に 方 角 を 知 る など 実 用 的 な 便 宜 のため 又 は 信 仰 の 対 象 としたり 宗 教 的 な 儀 式 を 執 り 行 ったりするためであったろうと 思 わ れる 2.4 古 代 エジプト シュメール バビロニアの 天 体 観 測 宇 宙 観 エジプトの 天 体 観 測 と 暦 :エジプトでは 毎 年 氾 濫 を 起 こすナイル 川 の 流 域 に 広 がる 肥 沃 な 土 地 で 農 耕 が 盛 んとなり 王 朝 が 築 かれた 紀 元 前 4200 年 頃 から 原 始 王 朝 時 代 が 始 まった 古 代 エジプト 時 代 は 紀 元 前 3100 年 頃 に 誕 生 した 第 一 王 朝 から 始 まる 紀 元 前 332 年 にはア レクサンドロス 大 王 に 征 服 されるが 紀 元 前 305 年 には プトレマイオス 朝 が 成 立 し 紀 元 前 30 年 に 滅 亡 するまで 古 代 エジプト 時 代 が 続 いた そこでは 毎 年 起 こる 氾 濫 の 時 期 を 知 るために 天 体 観 測 により 暦 が 作 られたり 氾 濫 の 後 に 耕 地 を 再 整 備 した りするための 測 量 と 幾 何 学 が 発 達 した また エジプト では 太 陽 神 ラーへの 信 仰 が 篤 く 天 体 に 関 する 観 察 や 占 星 術 が 重 要 であった 古 代 エジプトでは 紀 元 前 3200 年 頃 から 神 聖 文 字 であ るプロトタイプのヒエログリフが 使 われており 多 くの ことを 知 ることが 出 来 る 記 録 によると 当 時 の 人 はナ イル 川 の 氾 濫 の 時 期 を 知 るためにシリウス 10 の 出 没 に 注 目 していたことが 分 かる 太 陽 が 昇 る 東 の 方 角 の 地 平 線 から 日 の 出 の 直 前 に 星 が 昇 ることを 日 出 直 前 出 現 とい 10 おおいぬ 座 のアルファ 星 で 地 球 からは 太 陽 の 次 に 明 るく 見 える 恒 星 である 太 陽 系 からは5 番 目 に 近 い 恒 星 で 地 球 から8.6 光 年 の 距 離 にある

10 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 う シリウスの 日 出 直 前 出 現 が 見 られる 時 期 は4500 年 前 頃 には 現 在 とは 違 い 夏 至 に 近 い 時 期 で 丁 度 その 頃 にナ イル 川 の 氾 濫 が 見 られた そこで 人 々はそれをナイル 川 の 氾 濫 の 兆 しと 捉 え 準 備 をした エジプト 人 はシリウ スを 生 活 全 体 の 基 盤 となる 星 と 捉 え 1 年 の 最 初 の 日 を シリウスの 日 出 直 前 出 現 が 見 られる 日 とした また 彼 らは1 年 を365 日 とする 太 陽 暦 を 編 み 出 したと 考 えられ ている(29-46p) 民 間 では1ヵ 月 を30 日 として 1 年 は12ヵ 月 と 余 分 の5 日 を 最 後 に 加 えた 暦 を 用 いていた しかし 古 代 エ ジプト 人 は1 年 の 長 さは365 日 ではなくほぼ 日 で あることを 知 っていた つまり 当 時 の 人 は1 年 を365 日 とするエジプトの 暦 における1461 年 は 本 来 の 太 陽 年 の 1460 年 と 同 じであることも 分 かっており 1 年 365 日 の 暦 では 次 第 に 季 節 と 日 付 のズレが 生 じるので 神 官 は 4 年 に1 度 の 閏 年 に1 日 の 閏 日 を 加 えた 独 自 の 暦 を 使 っ ていた 民 間 の 暦 と 神 官 の 暦 が 統 一 され4 年 に1 度 1 日 を 増 やす 工 夫 を 取 り 入 れた シリウス 暦 が 施 行 された のは 紀 元 前 239 年 であった また1 日 を24 時 間 としたが 昼 夜 にそれぞれ12 時 間 を 割 り 当 てたので 昼 と 夜 の1 時 間 の 長 さは 昼 夜 あるいは 季 節 で 異 なっていた(29-47p) また 古 代 エジプトではピラミッドや 神 殿 の 方 向 が 意 図 的 に 建 設 されていたようである 11 例 えば 太 陽 神 を 祀 るカルナック 神 殿 の 柱 廊 は 夏 至 の 日 没 線 に 合 わせて 建 設 されていたことも 明 らかにされた(29-48p) このように 当 時 エジプトの 人 が 至 点 や 春 秋 分 点 の 太 陽 の 方 向 を 観 測 しそれらと 関 連 付 けて 建 造 物 を 建 設 したことを 指 摘 した のは ノーマン ロッキャー 卿 に 始 まる 12 彼 はその 後 ス トーンヘンジの 天 文 台 としての 機 能 についても 前 述 した ように 持 論 を 展 開 した(27-85, 137p) 古 代 エジプトの 星 座 と 宇 宙 観 : 古 代 エジプトで は 12ヶ 月 に 相 当 する360 日 に 対 応 するように 天 空 を 10 度 毎 に36に 分 けて それらに 一 つずつ 星 のグループ を 割 り 当 てた 紀 元 前 30 年 頃 に 建 造 されたと 言 われてい るデンデラにあるイシス 神 殿 の 天 井 に 黄 道 に 沿 う36の 星 のグループ(decan)が 描 かれている(29-46p)( 本 頁 参 照 ) またエジプトでは 太 陽 神 への 信 仰 が 強 く 天 空 の 動 きを 太 陽 神 中 心 に 捉 えていた 海 に 見 立 てた 天 空 を 太 陽 神 が 舟 に 乗 って 動 き 日 没 になると 太 陽 神 は 天 空 の 女 神 であるヌーに 食 べられてしまい 翌 朝 再 びその 体 から 生 まれてくると 考 えた このように 彼 らにとって 天 空 の 動 きは 神 々のものであった エジプト 以 外 の 多 くの 人 々 も 天 空 の 世 界 は 数 多 くの 神 々の 世 界 であると 信 じてい たと 思 われる メソポタミアの 天 体 観 測 :メソポタミアの 森 と 草 原 の 狭 間 に 住 む 人 々は1 万 年 以 上 前 から 野 生 のコムギ を 利 用 し 始 め そこから 人 間 にとって 都 合 の 良 い 栽 培 種 を 数 千 年 かけて 選 別 していった さらに 天 水 では 農 業 を 営 めないチグリス ユーフラテスの 中 下 流 域 で 灌 漑 をす ることで 生 産 量 を 増 大 させ 都 市 国 家 を 築 き 始 めた 紀 元 前 3500 年 頃 にはシュメール 文 字 が 使 われるようになり 印 章 も 作 られ 始 めた また 彼 らは 宵 の 明 星 明 けの 明 星 として 知 られるひときわ 明 るい 金 星 をシュメール 神 話 の 女 神 イナンナとして 崇 拝 していた 紀 元 前 3300~ 3200 年 頃 の 印 章 には 太 陽 月 金 星 を 表 すと 考 えられる 星 が 刻 まれていた(30) そこではエジプト 同 様 農 業 を 営 むためあるいは 信 仰 のために 天 体 観 測 が 行 われていたと 想 像 される また その 地 方 では 都 市 の 周 りに 遊 牧 民 も 多 く 暮 らしており 彼 らは 移 動 のために 星 空 を 観 察 していたはずである 紀 元 前 3000 年 頃 になると 月 の 満 ち 欠 けに 基 づいた 太 陰 暦 が 使 われるようになった 太 陰 暦 の12ヵ 月 は 太 陽 の 動 き に 基 づく1 年 にはならないので 3 年 に1 度 1 月 を 加 えて いた(30) この 地 方 には 紀 元 前 1900 年 頃 にバビロン 王 朝 が 築 か れ シュメールの 名 残 を 留 めながら 新 たな 国 家 が 栄 え 天 文 学 科 学 が 興 った そこでは 太 陽 月 惑 星 などの 天 体 の 位 置 や 動 きなどから 人 間 社 会 のあり 方 や 吉 凶 を 占 う 占 星 術 も 生 まれた また 星 を 幾 つかのグループ として 神 話 に 登 場 する 英 雄 や 動 物 などとして 見 立 てる 星 座 という 概 念 も 作 られた 人 がいつ 頃 から 星 座 を 作 り 始 めたかは 定 かではないが 最 初 の 星 座 表 は 紀 元 前 12 世 紀 にバビロンで 作 られた Three stars each である(31) それは 天 空 を 三 つに 分 割 し36の 星 座 13 を 含 むものであっ た その 後 紀 元 前 686 年 に 作 られた Mul Apin には 中 王 国 時 代 からプトレマイオス 朝 にわたって 多 くの 神 殿 などが 建 設 された 時 代 は 下 るが 巨 大 な 建 造 物 が 天 文 台 としての 役 割 を 担 っていた 例 としてマヤ 文 明 の 最 大 級 の 都 市 の 一 つのチチェン イッ ツァ(6~ 12 世 紀 に 栄 えた)に 建 てられたククルカンの 神 殿 もよく 知 られている 春 分 と 秋 分 の 日 に 太 陽 が 沈 む 時 に 真 西 か ら 照 らされて 出 来 る 影 に 残 されて 輝 く 部 分 が ピラミッドの 下 部 にある 蛇 の 頭 につながる 胴 体 を 形 成 する それは ククルカ ンの 降 臨 と 呼 ばれている 現 在 は 国 際 天 文 学 連 合 が 定 めた88 星 座 が 一 般 的 であるが それはバビロンに 始 まり ギリシャのプトレマイオスが 著 書 アル マゲスト (160 頁 参 照 )に 著 した48の 星 座 を 含 んでいる バビロンで 名 付 けられた 星 座 の 名 前 にシュメール 語 に 起 源 を 持 つものがある 星 の 名 前 や 黄 道 12 宮 の 星 座 名 には 砂 漠 を 含 む 乾 燥 地 帯 で 暮 らしていた 遊 牧 民 の 生 活 から 生 まれたものもあ ることなどから 星 座 の 命 名 に 遊 牧 民 も 関 わっていたことを 主 張 する 人 もいるが(32-1~2p) 定 説 とはなっていない(30)

11 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) 71の 星 座 が 登 録 されていた 14 当 時 は 黄 道 上 に 当 てはめ られた 星 座 は12より 多 かったが 紀 元 前 600 年 頃 に 現 在 占 星 術 15 でも 使 われている 黄 道 12 宮 が 定 まった(31)( 図 頁 参 照 ) バビロニアの 占 星 術 は 洪 水 や 旱 魃 や 戦 争 などの 到 来 についてあらかじめ 警 告 を 与 えようとしたものであった (33-3~9p) そこでは 占 星 術 の 他 にも 生 け 贄 にされた 動 物 の 肝 臓 の 状 態 も 凶 事 や 災 害 の 前 兆 を 判 断 するために 用 いられていた(34-70p) これらの 占 いは 国 家 の 運 営 に 重 要 な 役 割 を 果 たしていた バビロニアの 星 座 はホメーロ スが 登 場 する 紀 元 前 8 世 紀 頃 にはギリシャ 神 話 と 混 じり 合 い 紀 元 前 3 世 紀 にはギリシャの 解 釈 にとって 代 わら れていった(35-24P) バビロニアでは 数 学 もまた 発 展 した 彼 らは 日 常 生 活 には 主 に10 進 法 を 使 っていたが 数 学 には60 進 法 を 用 いた 我 々が1 時 間 を60 分 1 分 を60 秒 とする ある いは 円 の 角 度 を360(6 60) 度 とすることはその 時 に 始 まっている(34-135p) また 1 日 を24 時 間 とするのは エジプトで1 年 を12ヵ 月 に 分 けると 共 に 昼 と 夜 をそれ ぞれ12に 分 けたことによっている(151 頁 参 照 ) 当 時 日 食 や 月 食 を 予 測 することは 重 要 なことであっ た バビロニアでは 天 体 観 測 の 結 果 ほぼ 同 じ 条 件 の 日 食 あるいは 月 食 が 起 こるサロス 周 期 16 が 分 かっていた 太 陽 が 黄 道 と 白 道 ( 天 球 上 における 月 の 通 り 道 )の 交 点 から 再 び 同 じ 交 点 に 戻 るまでの 期 間 を1 食 年 ( 日 )という 太 陽 がその 交 点 を 通 過 する 頃 に 月 が 新 月 ( 朔 )であれば 日 食 満 月 ( 望 )であれば 月 食 となる バ ビロニアで 紀 元 前 5 世 紀 の 初 めには 作 られていた 暦 は 太 陰 暦 で 彼 らはそれを 補 正 するために 閏 月 を 適 宜 入 れていた(36-36p) 1 朔 望 月 ( 日 )と1 食 年 との 間 に は223 朔 望 月 = =6, 日 19 食 年 = =6, 日 という 関 係 が 使 われていた(27-157p) また 235 朔 望 月 が 太 陽 暦 の 太 陽 年 19 年 に 相 当 す ることも 分 かっていた つまり 235= と なり 19 年 の 間 に7 回 閏 月 をいれることで 補 正 していた 17 サロス 周 期 も 太 陽 暦 と 太 陰 暦 の 補 正 に 用 いられていた バビロニアの 暦 は 紀 元 前 433 年 にアテナイの 数 学 者 メトンのメトン 周 期 に 引 き 継 がれて 行 ったとされており (3.2.4 参 照 ) バビロニアで 発 達 した 天 文 学 はギリシャに 受 け 継 がれていくことになった 古 代 中 国 の 天 体 観 測 : 中 国 では 殷 王 朝 ( 紀 元 前 17~ 11 世 紀 )になると 甲 骨 文 が 使 われ 天 体 観 測 に 関 す る 記 録 も 残 っている そこでは 太 陰 太 陽 暦 が 用 いられ 月 の 満 ち 欠 けによる 太 陰 暦 を 補 正 するために3 年 に1 回 閏 月 を 置 いたり 日 付 を 表 すのに 十 干 十 二 支 が 使 われた り 10 進 法 と60 進 法 が 活 用 されていたと 考 えられてい る また 紀 元 前 11 世 紀 頃 の 周 王 朝 時 代 には 南 中 時 の 太 陽 がつくる 影 を 測 定 する 測 景 台 とよばれる 天 文 台 ( 登 封 市 告 成 鎮 に 現 存 する)が 造 られていた(29-38~41p) 古 代 インドの 天 体 観 測 :インドではサンスク リットによって 書 かれた 紀 元 前 1000~ 紀 元 前 400 年 頃 の ヴェーダ 18 が 残 っているが そこには 天 文 観 測 に 関 す る 記 載 は 見 られない また 暦 法 も 確 立 されていなかった と 考 えられている 紀 元 前 400 年 以 降 になると バビロ ニアの 影 響 を 受 けて 暦 法 が 作 られた(29-38~41p) アメリカ 先 住 民 の 天 体 観 測 : 紀 元 300 年 頃 から 16 世 紀 初 めまで 続 いたマヤ 文 明 は 天 体 観 測 に 優 れてお り 13 日 の20サイクルの260 日 を 一 周 期 とする 宗 教 的 なカレンダー 更 に360 日 を 周 期 とする 暦 と 1 年 を365 日 とする 太 陽 暦 のカレンダーを 併 用 していた また 天 文 学 と 関 わりのある 建 造 物 がいくつも 建 てられていた(37-46p)(152 頁 脚 注 12 参 照 ) しかし その 文 明 は11 世 紀 頃 には 衰 退 してしまった( 例 えば 5 参 照 ) 一 方 西 欧 では 日 食 月 食 などを 予 測 する 天 文 学 が 古 代 から 連 綿 と 続 いており 新 大 陸 に 向 かったクリスト ファー コロンブス(1451 頃 ~ 1506)もその 知 識 を 習 熟 していた 彼 は 座 礁 したジャマイカで 現 地 人 の 助 けを 受 けることが 出 来 ず 食 料 危 機 に 陥 った 彼 はその 時 直 後 の1504 年 2 月 29 日 に 月 食 が 起 きることを 記 した 西 欧 天 文 学 の 集 大 成 の 一 つであるレギオモンタヌス(162 頁 4.2 参 照 )の 暦 をもっていた そこで 食 糧 を 供 給 して くれなければ 私 たちの 神 が 月 を 消 してしまうだろうと 告 げた その 日 に 月 は 次 第 に 姿 を 消 した 現 地 人 は 恐 怖 におびえ 月 を 返 してくれと 嘆 願 した コロンブスは 食 糧 提 供 を 条 件 に 彼 らに 月 を 返 した(37-91, 92p) 当 時 ジャ マイカに 住 み 着 いていた 人 々の 祖 先 はマヤ 文 明 の 伝 統 に 14 その 源 泉 は 紀 元 前 1000 年 頃 に 遡 ることが 出 来 ると 言 われている(31) 15 占 星 術 は 春 分 の 日 の 昼 の 黄 道 に 見 られるはずの 星 座 からはじまる12の 星 座 によっている 占 星 術 が 生 まれた 頃 は それは お ひつじ 座 であった しかし 地 球 の 自 転 軸 の 歳 差 運 動 で 次 第 にずれて 紀 元 元 年 の 頃 には うお 座 となり 現 代 は みずがめ 座 になろうとしている 占 星 術 では 誕 生 日 の 昼 の12 時 に 真 南 に 見 える 星 座 をその 人 の 星 座 としている 現 在 では その 星 座 は 紀 元 前 600 年 頃 とはずれているが 今 なお 当 時 の 方 法 が 用 いられている(147 頁 図 2 参 照 ) 16 日 食 や 月 食 が 起 こる 日 を 予 測 するのに 用 いられる 周 期 で 1サロス 周 期 は 日 ( 約 18 年 10 日 8 時 間 )である 17 太 陽 年 は 日 で19 太 陽 年 は 日 である また1 朔 望 月 は 日 で235 朔 望 月 は 日 で 両 者 はほぼ 等 しい このような 精 度 で 当 時 の 人 々は 天 体 の 観 測 を 行 なっていた 18 主 にリグ ヴェーダ(149 頁 2.1 参 照 ) サーマ ヴェーダ ヤジュル ヴェーダ アタルヴァ ヴェーダの4つの 宗 教 文 書

12 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 接 する 機 会 がなく 当 時 の 原 住 民 は 暦 についての 理 解 が 進 んでいなかったと 想 像 出 来 る また 北 米 のニューメキシコ 州 のチャコ キャニオンで は 紀 元 900 年 ~ 1150 年 にかけてプエブロ 文 化 が 栄 えた そこからはグレートハウス 遺 跡 が 見 つかっている これ も 当 時 の 人 々が 天 体 観 測 を 行 い 冬 至 の 時 に 儀 礼 を 行 なっ ていたことを 示 すものである そこには 星 や 月 を 描 いた 岩 絵 も 残 されている(37-10~14p) このように 地 域 によって 残 されている 証 拠 の 年 代 は 違 うが 各 地 の 人 々が 天 体 観 測 を 行 うことで 暮 らしを 維 持 していたことは 確 かである また 多 くの 地 域 で 日 食 や 月 食 を 予 測 出 来 るような 正 確 な 暦 をつくり 暮 らしてい たことも 遺 物 や 記 録 によって 裏 づけられている 次 に 主 に 西 欧 において 宇 宙 観 地 球 観 がどのように 変 遷 していったのかを 物 質 観 についても 折 にふれ 言 及 し ながら 概 観 する 3.ギリシャの 宇 宙 観 地 球 観 物 質 観 3.1 概 略 :エーゲ 海 では 紀 元 前 3000 年 頃 から 青 銅 器 時 代 が 始 まり 紀 元 前 1700 年 頃 にはクレタのミノア 文 明 が 最 盛 期 を 迎 えた 紀 元 前 1600 年 頃 にはギリシャ 本 土 にミ ケーネ 文 明 の 中 心 地 が 建 設 され 紀 元 前 1000 年 頃 には ギリシャ 本 土 から 小 アジアの 沿 岸 地 方 イオニアなどへの 植 民 が 始 まった 紀 元 前 776 年 には 第 一 回 のオリンピアの 祭 典 が 催 されるなどギリシャは 発 展 を 続 けた 紀 元 前 8 世 紀 末 の 吟 遊 詩 人 ホメーロスは イーリアス と オデュッ セイア を 残 したとされている また 紀 元 前 700 年 頃 には アテネの 西 北 の 寒 村 に 住 む 農 民 詩 人 のヘシオドスが 仕 事 と 日 々 を 著 した(38-15~45p) このような 中 で ギリ シャでは 自 然 観 察 を 含 む 哲 学 が 隆 盛 を 極 め アリストテ レスを 初 め 多 くの 知 を 愛 する 人 々が 輩 出 された ギリシャを 中 心 とした 科 学 的 思 考 の 発 展 は900 年 に 亘 る 三 つの 時 期 に 大 別 出 来 る 第 一 の 時 期 は 最 も 独 創 的 か つ 創 造 的 であった 紀 元 前 600 年 からアリストテレスの 死 の 紀 元 前 322 年 までの 科 学 の 英 雄 時 代 であった( 中 で も 紀 元 前 400 年 ~ 紀 元 前 320 年 はプラトンとアリストテ レスに 代 表 される 哲 学 の 発 展 が 注 目 され 論 理 学 的 術 語 が 創 作 された 黄 金 時 代 として 特 別 に 扱 うことが 多 い) 第 二 の 時 期 はアレクサンドリア 市 の 建 設 ( 紀 元 前 332 年 ) からキリスト 紀 元 の 初 め 頃 のローマによる 東 方 征 服 の 完 成 までの 教 科 書 の 時 代 で プトレマイオス 朝 の 庇 護 の 下 に 科 学 の 全 部 門 が 発 展 した 最 後 の 時 期 はローマ 帝 国 の 帝 政 への 移 行 ( 紀 元 前 27 年 ) 後 の 約 300 年 である (33-38p) 最 後 の 時 期 には 科 学 の 革 新 的 な 発 展 はなかっ たが 天 文 学 では 天 動 説 を 完 成 させたプトレマイオスが 現 れた 3.2 初 期 英 雄 時 代 ミレトス 学 派 (タレス アナクシマンドロスら): エジプトやバビロニアは 灌 漑 設 備 ピラミッド 神 殿 王 宮 の 造 営 を 行 う 絶 対 的 な 権 威 を 持 つ 中 央 政 府 により 支 配 される 社 会 であった そのような 社 会 を 支 えるために 数 学 的 天 文 学 暦 度 量 衡 が 発 達 したが 王 権 的 な 社 会 の 宇 宙 観 は 神 話 的 要 素 を 多 分 に 含 んだものであった エジプトは 紀 元 前 1000 年 頃 には 衰 退 期 に 入 ったが バビ ロニアの 文 化 はその 後 も 旺 盛 な 成 長 を 遂 げた 一 方 紀 元 前 1000 年 頃 からエーゲ 海 に 面 したアナトリア 半 島 の 南 西 部 に 古 代 ギリシャのイオニア 人 が 住 み 始 め 紀 元 前 800 年 頃 には 都 市 国 家 ミレトスが 造 られた そこでは 政 治 権 力 は 商 業 貴 族 の 掌 中 にあり 実 践 的 な 技 術 の 急 速 な 発 達 が 求 められていた そのためにミレトスで 神 話 的 な 解 釈 から 脱 却 した 自 然 哲 学 が 生 まれた(33) ミレトスのタレス(BC624 頃 ~ BC546 頃 )は 海 を 渡 っ てエジプトに 行 き 多 くの 知 識 を 吸 収 した 彼 は 測 量 術 を 学 ぶと 共 にバビロニアの 天 文 学 にも 通 じていった エジ プトでは 地 に 落 ちたピラミッドの 影 と 自 分 の 影 身 長 と を 比 較 して ピラミッドの 高 さを 推 定 したと 言 われてい る また 紀 元 前 585 年 5 月 28 日 に 起 こったと 考 えられて いる 日 食 を 予 言 したとも 伝 えられている(37-60~61p) また アナクシマンドロス(BC610 頃 ~ BC546 頃 )は 初 めて 世 界 地 図 を 作 った このようにミレトスでは 神 話 的 な 過 去 の 遺 産 を 引 き 継 ぎながらも 商 人 が 利 用 出 来 る 航 海 術 等 の 実 利 的 技 術 を 含 めた 自 然 哲 学 が 誕 生 し 神 話 的 世 界 からの 脱 却 が 始 まった(33) しかし アナク シマンドロスの 宇 宙 観 は 地 球 は 不 動 の 円 盤 状 大 地 で それが 宇 宙 に 君 臨 し その 周 りを 全 ての 天 体 が 同 心 円 状 に 取 り 巻 いているというものであった このように 当 時 の 人 々は 地 球 を 平 らな 大 地 と 見 なしていた しか し 当 時 の 宇 宙 観 は 観 察 に 基 づくものではなく あくま でも 思 弁 的 なもので 惑 星 の 運 動 などについて 数 々の 矛 盾 (157 頁 頁 頁 参 照 )を 抱 えて いた(39-28p) 彼 らは 物 質 の 成 り 立 ちについても 考 えていた タレス は 存 在 する 全 てのものは 水 から 生 成 し 再 び 水 へと 消 滅 していく 即 ち 万 物 の 根 源 (アルケー)は 水 であると 考 えたと 言 われている 19 一 方 アナクシマンドロスは 全 19 アリストテレスは 哲 学 とは 知 を 愛 することであるとした その 中 でも ものごとのそもそもの 始 まり つまり アルケー に 関 する 知 こそが 最 も 根 源 的 なもので タレスはその アルケー について 深 い 思 索 を 最 初 に 行 なった 智 恵 の 愛 求 ( 哲 学 )の 始 祖 であると 形 而 上 学 ( 上 ) の 中 で 高 く 評 価 している(40-32, 33p)

13 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) ての 事 物 の 根 源 は 水 であるというタレスの 考 えに 異 議 を さしはさみ 世 界 を 構 成 しているのは 四 つの 元 素 ( 土 水 火 霧 )なのだから なぜ 全 ての 事 物 が 土 であっては あ るいは 霧 であっては あるいは 火 であってはいけないの かと 問 うた 彼 は これら 四 つのものは 互 いに 他 のもの に 変 わりうるので それは 全 てに 共 通 な 或 る 無 規 定 的 なもの 20 の 四 形 態 であると 言 った 方 が 良 いとした(33-47p) この 他 アナクシメネス(BC585~BC525)は 空 気 を またヘラクレイトス(BC540 頃 ~ BC480 頃 )は 火 を 万 物 の 根 源 と 考 えた(33-49p) ミレトス 派 は 世 界 が 何 で 出 来 ているか について それは 擬 人 化 された 神 の 意 志 ではなく 物 理 現 象 である とし それを 観 察 により 解 き 明 かそうと 試 みていた 人 々 である ギリシャの 古 典 に 精 通 したベンジャミン ファ リントン(1891~ 1974)は 当 時 の 気 風 は 技 術 者 たるこ とを 名 誉 とするものであった 知 恵 または 知 識 と 訳 され るギリシャ 語 ソフィア はその 当 時 には 技 術 的 な 巧 み さ(えらさ)を 意 味 しており 抽 象 的 な 思 索 思 弁 を 意 味 するものではなかった あるいはむしろ いまだなおこ うした 二 義 に 区 別 されるに 及 ばなかった ( 中 略 )そこで は 存 在 の 全 領 域 にわたって 合 理 的 な 思 想 の 確 固 たる 自 覚 ある 運 動 が 展 開 されていた と 要 約 している(33-116p) 万 物 の 根 源 についてはギリシャ 以 外 でも 人 々の 関 心 を 集 めていた 中 国 では 木 火 土 金 水 を 五 行 とし それに 陰 陽 を 加 わえたものによって 宇 宙 の 全 ての 現 象 が 現 れると 考 えられていた また インドに 始 まる 仏 教 では ギリシャの 人 々と 同 じように 万 物 の 根 源 は 地 水 火 風 の 四 大 であると 考 えられていた ピタゴラス 派 :エーゲ 海 の 北 東 部 トルコ 沿 岸 にあるギリシャのサモス 島 に 生 まれたピタゴラス (BC582~ BC496)は 数 学 音 楽 哲 学 の 研 究 を 行 い 現 在 の 南 イタリアのロクリスに 本 拠 を 置 く 宗 教 的 結 社 の ピタゴラス 教 団 を 作 った 彼 は 月 食 の 時 に 見 られる 地 球 の 影 の 形 から 地 球 が 球 形 であると 考 えた(37-64p) ま た 彼 らは 諸 天 体 が 完 全 な 球 で 完 全 な 円 運 動 をするとし た しかし 実 際 には 惑 星 の 運 動 は 不 規 則 であった( 急 速 にあるいは 徐 々に 動 く また 時 には 停 留 所 と 言 われる ところに 立 ちどまる) このような 惑 星 の 動 きは 天 体 が 円 環 的 で 斉 一 的 な 運 動 をするという 彼 らの 仮 説 に 反 する 無 秩 序 なものであり 許 すべからずことであった 彼 ら の 天 文 学 は 天 体 が 神 的 なものであるという 信 仰 に 根 ざし た 宗 教 的 なものであり 完 全 な ということには 数 学 的 及 び 道 徳 的 な 美 しさ という 意 味 が 含 まれていた そ のような 認 識 は 物 質 の 根 源 は 数 であるという 彼 らの 信 念 から 思 弁 的 に 導 かれたもので 観 察 によったもので はなかった 即 ち 彼 らは 数 学 の 諸 命 題 を 純 粋 な 理 性 で 質 料 から 抽 出 して 考 察 することにより 数 学 を 基 本 的 な 諸 原 理 の 上 に 確 立 することに 努 力 したといえる ところ が 惑 星 の 動 きは 彼 らの 宇 宙 観 では 説 明 出 来 ず 大 きな 課 題 として 残 り 続 けた(41-65, 98, 141~144p) ピタゴラス 派 のフィロラオス(BC470 頃 ~ BC385)は 自 然 論 21 を 著 したが 宇 宙 についてはその 中 心 に 中 心 火 と 呼 ばれるものがあり 球 体 である 地 球 がその 周 りを 回 転 しており 太 陽 は 地 球 の 更 に 外 側 を 回 っていると 考 えた 地 球 からは 太 陽 は 見 えるが 宇 宙 の 中 心 の 火 は 地 球 がその 周 りを1 日 で 公 転 すると 同 時 に 同 じ 周 期 で 自 転 しているため 地 球 上 の 人 に 対 して 常 に 足 の 下 ( 地 球 の 裏 側 )に 位 置 しており 見 えないとした(39-31, 32p) フィロラオスの 考 え 方 は 当 時 の 常 識 である 地 球 が 不 動 の 宇 宙 の 中 心 という 考 えに 反 しており コペルニクスに より 再 発 見 されるまで 顧 みられることはなかった(29-60p) またピタゴラス 派 のエクパントス(BC4 世 紀 )も 大 地 は 球 体 であり 星 空 が 回 転 して 見 えるのは 地 球 が 自 転 しているための 見 かけの 動 きであるとしたが 注 目 され なかった(18-27p) 原 子 論 :アナクサゴラス(BC500 頃 ~ BC428 頃 ) は 例 えばパンを 食 べると これが 骨 肉 血 腱 皮 膚 毛 髪 などになるが それは 小 麦 の 粒 子 のうちにそのよう なものになる 微 小 な 構 成 要 素 があるためだと 考 え それ を 種 子 (spermata)と 呼 んだ(33-84p) デモクリトス(BC460 頃 ~ BC370 頃 )はアナクサゴラ スやレウキッポス(BC440~ BC430 頃 に 活 躍 )の 影 響 を 受 け 原 子 論 を 主 張 した それは 宇 宙 が 原 子 と 空 虚 から 成 り 立 っており 宇 宙 が 作 られる 単 位 は 数 学 的 なもので はなく 物 理 的 なものであるというものであった 彼 の 考 えた 原 子 は 微 小 ではあるが 大 きさを 持 っているので 空 間 的 には 可 分 的 であるが 物 理 的 には 不 可 分 なもので あり 不 可 入 的 であった そのような 形 や 大 きさが 異 なる 無 数 の 原 子 が 様 々に 結 合 分 離 することにより 感 覚 で 捉 えられる 性 質 や 生 滅 の 現 象 が 生 じるとした(33-87~89p) しかし ギリシャ 時 代 は 後 にアリストテレスが 発 展 さ せた 自 然 は 空 虚 ( 真 空 )を 嫌 う という 概 念 が 主 流 で 四 大 元 素 の 考 え 方 が 受 け 入 れられており 原 子 論 は 注 目 されなかった デモクリトスは 天 の 川 についてそれは 乳 のように 見 え 20 即 ち 彼 にとってのアルケーは 無 規 定 的 (あるいは 無 限 なもの)なもの アペイロンであった 21 それはピタゴラス 教 団 の 取 り 決 めに 反 し 秘 儀 を 漏 らしたものと 言 われているが プラトンはそれを 読 みピタゴラス 派 の 考 え 方 に 精 通 したとされている

14 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 るが 実 際 は 無 数 の 星 からなっているもので その 光 が 弱 く 互 いに 近 すぎるために 見 分 けられないものであると 主 張 した(35-28p) 一 方 アナクサゴラスは 宇 宙 について 太 陽 は 燃 え 盛 る 巨 大 な 石 の 塊 で 22 月 は 太 陽 の 光 を 反 射 して 光 っており 日 食 は 月 の 影 が 大 地 に 投 影 されることで 生 じ 月 食 は 大 地 の 影 が 月 に 投 影 されて 起 こるとした しかし 彼 の 想 定 した 大 地 はあくまでも 円 盤 で 平 面 であった(39-30p) 太 陽 を 燃 える 石 とした 彼 は 太 陽 神 を 冒 瀆 する 不 敬 の 罪 に 問 われ アテナイを 追 われた(42-50p) メトン 周 期 :アテナイ 生 まれのメトン( 生 年 没 年 は 不 詳 )はギリシャで 最 初 に 正 確 な 観 測 を 行 った 天 文 学 者 の 一 人 で バビロニアの 成 果 を 参 考 に 紀 元 前 433 年 にメトン 周 期 を 発 見 したと 言 われている(152 頁 参 照 ) 彼 は1 太 陽 年 を365 日 ちょうど 1 朔 望 月 =29.53 日 とし 19 太 陽 年 =235 朔 望 月 ( 日 235)=6,940 日 として 計 算 していた メトン 周 期 に 従 うと19 年 間 に 7 回 の 閏 月 を 入 れれば 太 陽 年 とのずれが 解 消 される し かし 19 太 陽 年 と235 朔 望 月 とは 完 全 に 一 致 しておら ず 実 際 には19 太 陽 年 につき 約 日 ずれてしまう この 差 は219 太 陽 年 が 経 過 すると ほぼ1 日 のずれとな る そこで 時 々 改 暦 を 行 い ずれを 矯 正 する 必 要 があっ た そこで カリポス(BC370 頃 ~ BC300 頃 )は1 太 陽 年 を 日 19 年 は6, 日 これを4 倍 した76 年 を27,759 日 とした 即 ち76 年 でメトン 周 期 より1 日 減 っ たことになる 一 方 朔 望 月 の235 月 を4 倍 した940 月 を 27,759 日 とした 即 ち1 朔 望 月 は 日 ということ であった この76 太 陽 年 =940 朔 望 月 =27,759 日 のカリポ ス 周 期 は 紀 元 前 330 年 に 採 用 された 更 に ヒッパルコ ス(160 頁 参 照 )はカリポス 周 期 を4 倍 して1 日 引 き 304 年 =3760 月 =111,035 日 とするヒッパルコス 周 期 をつ くった これによれば1 太 陽 年 はおよそ 日 1 朔 望 月 はおよそ 日 ということで 現 在 測 定 さ れている 太 陽 年 日 また1 朔 望 月 は 日 と 比 べて 遜 色 がない 3.3 黄 金 時 代 : 黄 金 時 代 はソクラテス(BC469 頃 ~ BC399 頃 デモクリトスと 同 時 代 ) プラトン(BC427~ BC347 年 ) アリストテレス(BC384~ BC322)が 活 躍 し た 英 雄 時 代 の 特 別 な 一 時 期 である プラトンらとミレトス 学 派 の 違 い:ソクラテス は 著 述 を 行 なっておらず 彼 の 考 えは 弟 子 のプラトンな どの 著 作 により 伝 えられている プラトンは 天 文 学 生 物 学 数 学 政 治 学 哲 学 について 学 び 紀 元 前 387 年 に は アテナイ 郊 外 に 学 園 アカデメイア 23 を 設 立 し そこ でアリストテレスを 含 む 多 くの 後 進 を 育 成 した 彼 らとミレトス 学 派 の 思 想 の 違 いを 主 にベンジャミ ン ファリントンによって 要 約 したい (33)(157 頁 まで) ミレトス 学 派 の 自 然 哲 学 者 たちは 実 証 科 学 の 理 想 と 普 遍 的 法 則 の 支 配 を 追 求 しようとした 彼 らは 単 なる 自 然 の 観 察 者 であっただけではなく 彼 らの 観 察 眼 は 当 時 の 諸 技 術 に 刺 激 され 鋭 く 活 気 づけられていた これに 対 し ソクラテスは 宇 宙 について 思 索 したり 地 下 の 一 切 を しらべ 上 げたり しようという 自 然 学 者 の 面 も 持 ってい たが 問 答 による 論 理 の 構 成 という 分 野 を 強 く 推 し 進 め た 即 ち 彼 は 自 然 を 実 証 科 学 として 捉 えるのではなく イデア 説 を 持 ち 出 し 自 然 を 目 的 論 的 に 説 明 し 人 間 の 歴 史 を 神 的 摂 理 として 説 明 しようとした ソクラテス はミレトス 学 派 とは 考 えを 大 きく 異 にしていた プラトンも 師 ソクラテスと 同 様 ミレトス 学 派 を 批 判 し た 彼 は 観 察 と 思 惟 の 要 素 を 持 ったミレトス 学 派 が 土 と 空 気 と 火 と 水 の 四 元 素 は 全 て 自 然 と 偶 然 によって 存 在 していて そのいずれも 意 図 または 摂 理 ( 予 見 )によっ て 存 在 するのではなく 諸 元 素 の 次 に 位 する 諸 物 体 ( 大 地 太 陽 月 星 など)はその 絶 対 的 に 無 生 命 な 諸 元 素 に よって 作 られたものであり これらは 相 互 の 間 に 存 在 す る 或 るなんらかの 親 近 性 に 応 じ これらに 内 在 する 或 る 力 によって 動 かされている 即 ち 火 と 水 と 土 と 空 気 とが 万 物 の 根 本 元 素 であり これらが 自 然 を 構 成 してい るのであって 霊 魂 はこれら 根 本 元 素 からのちに 形 成 さ れる と 主 張 していると 批 判 的 に 捉 えた 更 にプラトン は ミレトス 学 派 の 実 践 的 技 術 は 人 間 が 自 分 たちの 利 益 幸 福 のために 自 然 を 知 って 自 然 と 協 働 しようとする 知 的 努 力 に 基 づいており そこから 彼 らは 自 然 は 可 知 的 で ある とみなしているとした 即 ち プラトンは 彼 らの 宇 宙 論 は 物 質 的 世 界 そのもののなかに 一 つの 必 然 的 秩 序 があり 人 間 の 精 神 は これがその 必 然 的 秩 序 をとら えている 限 りにおいて 世 界 の 真 理 を 認 識 しているもの と 考 えたのである またプラトンは ミレトス 学 派 が 必 然 的 秩 序 は 技 術 を 用 いる 人 々の 経 験 が 必 要 な 手 懸 りを 与 える 感 覚 の 明 証 によってのみ 知 ることが 出 来 ると 考 え た と 把 握 した ミレトス 学 派 のこのような 考 えは 以 下 に 述 べるプラトンの 思 想 とは 大 きく 違 うものであった プラトンは 精 神 と 物 質 とはあたかも 主 人 と 奴 隷 のよ うな 関 係 で もし 自 然 になんらかの 規 則 正 しさまた は 美 しさが 存 するとすれば それは 精 神 すなわち 宇 宙 霊 22 エンペドクレス(BC490 頃 ~ BC430 頃 )も 太 陽 は 巨 大 な 火 の 塊 であるとした 年 に 東 ローマ 帝 国 皇 帝 ユスティニアヌス1 世 の 非 キリスト 教 的 学 校 の 閉 鎖 政 策 によって 閉 鎖 されるまで およそ900 年 間 続 いた(195 頁 参 照 )

15 帝 京 大 学 教 育 学 部 紀 要 第 1 号 (2013 年 3 月 ) 魂 が それ 自 らでは 本 来 無 秩 序 な 物 質 に 秩 序 を 与 えてい るからだと 考 えた 彼 は 我 々をこの 世 界 についての 真 の 科 学 ( 真 理 認 識 )に 導 くものは 理 性 であって 感 覚 の 明 証 ではないとした このようにプラトンの 新 見 解 は 以 前 のミレトス 学 派 の 自 然 哲 学 者 たちの 第 一 前 提 からの 徹 底 的 訣 別 を 意 味 するものであった 即 ち プラトンに とっては 真 の 科 学 ( 真 の 認 識 )は 目 的 論 的 で 現 象 をあ る 目 的 に 照 らして 解 釈 することであり しかもその 目 的 というのは 精 神 すなわち 宇 宙 霊 魂 が 万 物 を 指 導 しよう として 初 めから 目 指 しているところのもの(イデア)で あった そして 彼 は この 目 的 は 観 察 によって 発 見 され るのではなく 理 性 によってのみ 発 見 されるとしたので ある 更 に 真 理 の 発 見 は 自 然 に 働 きかけることによって ではなく 目 的 についての 理 性 による 議 論 によってだけ でなされるとした プラトンの 宇 宙 観 :このような 考 え 方 からプラ トンは この 宇 宙 は 神 が 質 料 (ヒュレー)からイデアを 範 型 として 制 作 したものであって 無 から 創 られたもの ではなく 最 高 のイデアは 善 のイデアであり それは 存 在 と 知 識 を 超 える 最 高 原 理 であるとした 更 に 彼 は ピタゴラス 派 が 旨 とする 神 聖 な 数 と 調 和 と 均 斉 のとれ た 数 学 の 概 念 を 引 き 継 ぎ 宇 宙 の 階 層 構 造 を 正 四 面 体 の 火 正 八 面 体 の 空 気 正 二 十 面 体 の 水 と 正 六 面 体 の 土 の 四 大 元 素 の 組 み 合 わせからなるものと 捉 え 正 十 二 面 体 は 王 道 12 宮 に 対 応 するものとした このようにプラトンは 天 体 の 見 かけの 上 の 運 動 がど うであろうと 宗 教 上 の 根 拠 から それらの 真 実 の 運 動 は 斉 一 的 な 速 度 で 完 全 な 円 を 描 く 回 転 運 動 であらねばな らないと 確 信 していた しかし 実 際 に 観 察 されていた 姿 はそのような 斉 一 的 な 規 則 正 しい 円 運 動 を 示 すものば かりではなかった 例 えば 惑 星 は 停 止 したり 後 退 した りしてその 速 度 が 変 わるように 見 えた また 月 も 惑 星 も ともに 黄 道 に 近 寄 ったり 遠 ざかったりして 黄 道 との 距 離 が 一 定 していないように 見 えた 更 に 太 陽 の 速 度 さ え 斉 一 的 でなく 太 陽 が 至 ( 夏 至 冬 至 )から 分 ( 春 分 秋 分 )に 分 から 至 に 達 する 日 数 が 違 っていた 24 (147 頁 1.7 参 照 ) つまり 後 進 に 残 された 課 題 は プラトンの 確 信 を 証 明 するために いかなる 運 動 を 想 定 すれば 惑 星 の 運 動 の 見 かけの 不 規 則 性 を 救 って これを 斉 一 的 な 秩 序 正 しい 運 動 として 説 明 しうるか? であった イオニアとギリシャの 社 会 構 造 の 違 い:イオニ アのミレトス 学 派 とプラトンらの 考 え 方 の 相 違 は 技 術 に 支 えられた 商 業 国 家 のイオニアと 奴 隷 制 度 に 支 えられ ていたアテネの 違 いに 影 響 されたと 考 えられる 古 いイ オニアの 自 然 哲 学 者 たちは 技 術 の 操 作 過 程 を 成 功 させ るために 物 質 の 規 則 正 しい 動 きに 注 目 した 彼 らは 自 然 を 客 観 的 な 秩 序 があるものと 捉 え 客 観 的 秩 序 としての 自 然 の 合 法 則 性 という 観 念 を 初 めて 持 つようになった 彼 らは 天 体 の 運 行 の 秩 序 正 しさからではなくて 限 り なく 繰 返 された 経 験 からそれぞれの 事 物 にはそれぞれ 自 らの 動 き 方 があるということを 悟 った また 彼 らは 自 然 を 無 限 に 多 種 多 様 な 器 用 巧 者 であるとともに 自 分 の 法 則 については 一 歩 も 譲 歩 しない 頑 固 なものとしても 捉 え た そのような 認 識 は 物 質 に 働 きかけてこれを 操 作 的 に 統 制 しようと 試 みる 技 術 者 たちの 抱 く 自 然 概 念 であっ た 一 方 ソクラテスに 代 表 される 自 然 観 は 自 然 は 自 らに 一 定 の 目 的 を 課 していて その 意 志 を 隷 属 者 的 では あるが 強 情 な 物 質 の 上 に 強 行 しようとする 一 つの 力 を 持 っているという 新 たな 概 念 であった それは 奴 隷 を 支 配 する 主 人 のいだく 自 然 概 念 であったと 言 える 黄 金 時 代 は 技 術 による 自 然 支 配 が 既 に 高 い 水 準 に 達 していたが 逆 に 奴 隷 所 有 の 発 達 により 新 たな 危 機 がも たらされた 即 ち 少 数 のギリシャ 人 に 文 化 的 有 閑 生 活 の 可 能 性 が 与 えられたが それと 同 時 に 彼 らの 地 理 的 拡 張 は 弱 小 民 族 や 後 進 民 族 を 奴 隷 にする 可 能 性 も 与 えた のである 奴 隷 制 は 初 めは 家 内 労 働 的 であって 酷 使 的 ではなかったが 次 第 に 運 搬 や 採 鉱 やそのほか 多 くの 農 業 的 工 業 的 重 労 働 を 異 民 族 の 奴 隷 達 に 背 負 わせる 組 織 的 なものとなった 市 民 たる 者 の 理 想 は 手 を 使 う 仕 事 に 携 わらない 者 であることであった そこでは 一 つの 都 合 のいい 理 論 が 生 じた それは 人 類 のうちで 彼 ら 以 外 の 種 族 は 市 民 ( 自 由 人 )に 適 しておらず 手 仕 事 しか 出 来 ない 種 族 であるように 自 然 が 意 図 してそう 創 ったという ものであった 科 学 の 多 くの 部 門 にとって 技 術 の 過 程 に ついての 知 識 は 本 質 的 に 重 要 であるにもかかわらず ギ リシャでは 実 践 的 な 作 業 は 奴 隷 のすべき 仕 事 だとして 技 術 が 奴 隷 の 手 にゆだねられるという 悪 い 結 果 を 生 み 出 し た その 結 果 科 学 の 理 想 は 市 民 に 代 表 される 言 葉 の 上 のものであり 奴 隷 が 関 係 する 実 践 行 為 とは 関 係 の ないものとされた ギリシャ 社 会 は 富 裕 な 市 民 と 貧 乏 な 市 民 とが 奴 隷 による 生 産 物 を 奪 い 合 う 闘 技 場 になろうと していた そのような 社 会 的 条 件 のもとで 関 心 は 自 然 科 学 から 政 治 と 倫 理 に 移 り 変 わったのである(156 頁 からここまで 主 に33-2, 3, 52~60, 109, 128, 220, 221, 225, 226pによる) 後 のアリストテレスも 奴 隷 は 生 きた 財 産 である ( 中 略 ) 奴 隷 と 家 畜 の 用 途 には 大 差 がない なぜなら 両 方 と も 肉 体 によって 人 生 に 奉 仕 するのだから と 奴 隷 制 度 を 24 プラトンの 生 まれたBC427 年 より 数 年 前 にメトン( 前 頁 参 照 )により 確 定 されていた(41-109p)

16 臼 田 : 知 は 地 球 を 救 う 6. 宇 宙 の 誕 生 と 進 化 肯 定 した(43-38~42p) アテナイの 最 盛 期 には 自 由 市 民 の 数 倍 の 奴 隷 がいたともされているが それほど 多 くは なかったとも 言 われており 奴 隷 の 数 ははっきりしない しかし 当 時 のギリシャが 奴 隷 制 度 に 支 えられていたこ とは 確 かである(42-22~24p) ここで 紹 介 したファリン トンの 見 方 は 一 方 的 であるという 批 判 もないことはな い しかし 彼 のミレトス 学 派 とソクラテスらの 考 え 方 の 相 異 に 対 する 見 解 は 本 論 の 最 後 に 知 について 考 察 する 上 で 大 いに 参 考 となる 重 要 なものである 同 心 天 球 説 :エウドクソス(BC407 頃 ~ BC355)はアカデメイアにおいてプラトンの 代 理 を 務 め たり 医 学 と 政 治 学 を 研 究 したりしていた 彼 はプラト ンの 宇 宙 観 に 関 して 残 した 課 題 に 答 えるべく 天 体 の 運 動 について 地 球 を 中 心 にした 幾 つもの 同 心 円 の 天 球 から 成 り 立 つ 同 心 天 球 説 を 唱 えた それは 恒 星 の 出 没 を 示 す 日 周 運 動 に 対 しては 天 の 北 極 と 南 極 を 結 ぶ 線 を 軸 として 回 転 する 天 球 を 太 陽 につい ては 日 周 運 動 のための 天 球 と 黄 道 が 天 の 赤 道 に 対 し て 傾 いていることを 説 明 するための 天 球 更 に 太 陽 の 運 動 の 遅 速 をもたらすための 天 球 の 合 計 三 つの 天 球 を 含 んでいた 同 様 に 月 に 対 しても 三 つの 天 球 が 更 に5つ の 惑 星 ( 水 星 金 星 火 星 木 星 土 星 )については 逆 行 を 含 む 複 雑 な 動 きを 説 明 するためにそれぞれ 四 つの 天 球 が 考 えられ その 説 は 合 計 で27 個 の 天 球 からなる 複 雑 な ものであった しかし それによって 説 明 される 惑 星 の 動 きは 単 純 な 8の 字 運 動 に 過 ぎず 実 際 の 惑 星 運 動 と は 程 遠 かった また 金 星 や 火 星 の 明 るさが 変 化 するこ とは 地 球 との 距 離 が 変 わっていることによるが 同 心 天 球 説 はそれについても 説 明 出 来 ない 不 完 全 なもので あった ところが 当 時 の 多 くの 天 文 学 者 は 何 としも 同 心 球 で 宇 宙 の 説 明 を 完 成 させることに 憂 身 をやつしていた (41-121p, , 101p) エウドクソスよりも 半 世 紀 以 上 前 にメトン(156 頁 参 照 )やエウクテモン( 紀 元 前 5 世 紀 )は 既 に 太 陽 が 円 軌 道 の 二 つの 至 と 二 つの 分 とで 切 られる 四 分 円 のそれぞれ を 通 過 する 時 間 は 同 じでないという 事 実 を 発 見 していた (160 頁 3.4.8と147 頁 図 2 参 照 ) 即 ちエウドクソスは 太 陽 の1 年 間 の 運 動 は 完 全 に 斉 一 的 ではないという 彼 らの 観 測 結 果 を 無 視 して 同 心 天 球 説 を 唱 えたと 考 えられる (41-111p) 支 持 されなかった 異 説 :フィロラオスやエクパ ントスは 天 体 が 回 転 して 見 えることは 地 球 が 自 転 して いる 結 果 であると 考 えたが(155 頁 参 照 ) 当 時 は 不 動 の 大 地 の 上 を 天 体 が 回 転 しているということを 多 くの 人 が 信 じていたため 地 動 説 は 異 端 であり 無 視 された そのような 中 でヘラクレイデス(BC387 頃 ~ BC312 頃 ) も 水 星 と 金 星 は 太 陽 の 周 りを 回 っており そのように 水 星 と 金 星 を 従 えた 太 陽 と 火 星 等 の 外 惑 星 が 地 球 の 回 り をまわっているという 説 を 提 唱 した また 彼 は 地 球 の 周 囲 を 天 が1 日 1 回 転 するように 見 える 見 かけは 地 球 が 自 らの 軸 をめぐって1 日 に1 回 転 するという 仮 定 の 上 に 立 っても 同 じように 説 明 出 来 るとした しかし 彼 の 説 の 評 価 も 芳 しくなかった(39-51p, p) アリストテレス:アリストテレスはマケドニア 王 の 侍 医 ニコマコスの 息 子 としてマケドニアのスタゲイ ラに 生 まれ 後 のアレクサンドロス 大 王 となる 王 子 の 家 庭 教 師 を 務 めた 彼 は 長 い 間 マケドニア 勢 力 の 庇 護 を 受 けたが 生 涯 の 最 後 の 年 に 反 マケドニア 感 情 の 爆 発 した アテナイを 退 去 しなければならなかった アリストテレ スにはソクラテスやプラトンのような 偉 大 な 国 であるギ リシャを 祖 国 に 持 つ 人 の 誇 りや 苦 しみはなく 権 力 者 を 説 得 して 政 治 改 革 を 行 わせようという 熱 意 は 持 っていな かったと 考 えられている 一 方 彼 は 小 国 の 悲 しみと 困 難 を 経 験 し むしろ 与 えられた 国 家 体 制 の 中 で 現 実 的 な 生 活 の 知 恵 を 生 かして 賢 明 に 生 きる 実 際 的 な 人 であった と 思 われている(45-18, 20, 34p) 彼 はプラトンの 弟 子 で 政 治 学 倫 理 学 心 理 学 文 学 理 論 などの 人 文 系 の 学 問 から 天 文 学 気 象 学 化 学 動 物 学 植 物 学 などの 自 然 科 学 系 の 諸 科 学 あるいは 論 理 学 科 学 方 法 論 までを 学 び それらを 専 門 科 学 として 分 化 させるきっかけをつくった (45-9p) ローマの 文 筆 家 キケロ(BC106~ BC43)は 自 然 はアリストテレス 学 派 の 人 たちによって 隈 なく 探 索 さ れ 天 にも 海 にも 陸 にも 彼 らに 見 のがされたところは 一 つもなかった さらにまた 彼 らが 万 物 の 創 成 と 宇 宙 の 構 造 を 取 り 扱 うにあたって 確 立 した 教 説 の 多 くは 単 な る 蓋 然 的 論 議 によるのではなくて 数 学 的 証 明 によって 結 論 づけられたものであり 彼 ら 自 身 の 観 察 にもとづい て 多 量 の 資 料 が 提 供 されたために これまで 知 られずに いたような 事 実 が 発 見 されるようなことになったのであ る と 評 価 した(45-37p) アリストテレスの 宇 宙 観 : 以 下 に 紹 介 するアリ ストテレスの 天 動 説 は その 後 プトレマイオスにより 更 に 数 学 的 完 成 度 が 高 められ 長 い 間 世 界 を 支 配 する 宇 宙 観 となった 地 動 説 を 唱 えたガリレオは 太 陽 黒 点 に 関 する 第 二 書 簡 の 末 尾 で 現 代 まで 隠 されていた 予 期 せざる 驚 異 からなにか 収 穫 するには 今 後 天 空 の 実 体 についてアリストテレスとは 違 ったように 考 える 賢 明 な 哲 学 者 たちに 耳 を 傾 けるのがいいでしょう アリスト テレスその 人 であっても 現 在 の 感 覚 的 測 定 を 知 ってい たら 彼 らの 考 えとそう 違 いはしなかったでしょう な ぜなら 彼 は 自 然 の 諸 問 題 に 関 して 結 論 づけることを 可 能 にする 方 法 として 明 白 な 経 験 を 認 めたのみでなく

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