略 す)に 非 常 勤 職 員 の 定 義 すらない 法 適 用 関 係 も 入 り 組 み 例 えば 地 公 法 3 条 3 項 3 号 に 基 づき 採 用 されたと 称 される 特 別 職 非 常 勤 職 員 は 地 方 公 務 員 でありながら 地 公 法 が 適 用 されない では 民 間

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1 地 方 公 務 員 の 臨 時 非 常 勤 職 員 に 係 る 法 適 用 関 係 と 裁 判 例 の 系 譜 上 林 陽 治 はじめに 地 方 自 治 体 に 任 用 されている 臨 時 非 常 勤 職 員 数 は 総 務 省 調 査 で 約 50 万 人 (2008 年 4 月 現 在 ) (1) 自 治 労 調 査 で 推 定 約 60 万 人 (2008 年 6 月 1 日 基 準 日 ) (2) と 報 告 されている いわゆる 定 数 にカウントされる 正 規 の 地 方 公 務 員 数 は 同 年 4 月 1 日 現 在 約 290 万 人 で あるから 臨 時 非 常 勤 職 員 は 当 該 職 員 を 含 む 地 方 公 務 員 全 体 のなかで15~17%を 占 める こととなる 民 間 事 業 所 では 2008 年 度 平 均 統 計 で 事 業 所 規 模 30 人 以 上 のパートタイム 労 働 者 比 率 は 約 22%となっており 公 務 職 場 も 民 間 事 業 所 におけるパート 労 働 者 比 率 に 近 づきつつあるといえよう (3) 総 務 省 調 査 によれば 2005 年 4 月 から2008 年 4 月 までに 自 治 体 の 臨 時 非 常 勤 職 員 数 は 4 万 3,462 人 増 え3 年 間 で 約 1 割 も 増 加 した この 間 正 規 の 地 方 公 務 員 数 は14 万 2,744 人 減 少 していることからすると (4) アウトソーシングされなかった 業 務 について 常 勤 職 員 から 臨 時 非 常 勤 職 員 への 置 き 換 えが 進 行 したこととなる (5) 結 果 として 臨 時 非 常 勤 職 員 は 自 治 体 の 公 共 サービス 提 供 の 主 要 な 担 い 手 といえる 存 在 となっている にもかかわらず 臨 時 非 常 勤 職 員 の 法 的 位 置 づけは いまもってあい まいなままである 地 方 自 治 法 ( 以 下 自 治 法 と 略 す)や 地 方 公 務 員 法 ( 以 下 地 公 法 と (1) 地 方 公 務 員 の 短 時 間 勤 務 の 在 り 方 に 関 する 研 究 会 報 告 書 ( news/s-news/2009/pdf/090123_7_3.pdf)の 参 考 資 料 参 照 (2) 自 治 労 自 治 研 作 業 委 員 会 臨 時 非 常 勤 等 職 員 の 実 態 調 査 報 告 を 参 照 ( (3) 毎 月 勤 労 統 計 調 査 平 成 20 年 度 平 均 統 計 表 第 7 表 2009 年 5 月 18 日 厚 生 労 働 省 発 表 (4) 正 規 職 員 数 の 数 値 については 各 年 の 地 方 公 共 団 体 定 員 管 理 調 査 結 果 ( 総 務 省 )を 参 照 (5) 拙 稿 自 治 体 非 正 規 公 務 員 の 現 状 月 刊 ガバナンス (2009 年 2 月 号 )において 注 (1)の 資 料 に 基 づく 分 析 を 試 みているので ご 参 照 いただきたい

2 略 す)に 非 常 勤 職 員 の 定 義 すらない 法 適 用 関 係 も 入 り 組 み 例 えば 地 公 法 3 条 3 項 3 号 に 基 づき 採 用 されたと 称 される 特 別 職 非 常 勤 職 員 は 地 方 公 務 員 でありながら 地 公 法 が 適 用 されない では 民 間 労 働 諸 法 が 全 面 的 に 適 用 されるのかといえば パート 労 働 法 ( 短 時 間 労 働 者 の 雇 用 管 理 の 改 善 等 に 関 する 法 律 ) 労 働 契 約 法 育 児 介 護 休 業 法 ( 育 児 休 業 介 護 休 業 等 育 児 又 は 家 族 介 護 を 行 う 労 働 者 の 福 祉 に 関 する 法 律 )などは 適 用 されない 自 治 体 の 臨 時 非 常 勤 職 員 が 法 の 狭 間 の 存 在 にあると 称 される 所 以 である このような 法 適 用 関 係 のあいまいさから 長 らく 自 治 体 に 勤 務 したのち 雇 止 めにあった 臨 時 非 常 勤 職 員 は その 地 位 を 確 認 し 権 利 を 保 護 するため 司 法 にその 判 断 を 求 めざる を 得 なかった しかし 雇 用 継 続 の 要 求 は 通 ることなく 終 始 し その 状 況 は 今 日 でも 変 わ らない 臨 時 非 常 勤 職 員 の 勤 務 関 係 の 法 的 性 格 をどう 見 るのか 私 法 上 の 解 雇 権 濫 用 法 理 は 適 用 しうるのか 当 該 法 理 を 適 用 すべき 状 況 下 にあって 雇 止 めにあった 臨 時 非 常 勤 職 員 の 権 利 はどのように 保 護 されるのか そもそも 常 勤 と 非 常 勤 の 差 異 を 何 に 求 めるべ きなのか 等 々 裁 判 例 の 積 み 重 ねが 臨 時 非 常 勤 職 員 の 法 制 上 の 位 置 づけや 定 義 を 補 って きたのであり 一 部 は 判 例 法 理 として 確 立 しているといってよい 状 況 になっている したがって 自 治 体 に 勤 務 する 臨 時 非 常 勤 職 員 の 状 況 を 客 観 的 に 測 定 し 課 題 の 解 決 のために 何 が 必 要 かを 推 し 量 るために 裁 判 例 の 積 み 重 ねの 変 遷 を 辿 り その 到 達 段 階 を 知 ることの 意 味 は 大 きいと 思 われる 以 下 臨 時 非 常 勤 職 員 に 関 する 法 適 用 関 係 ならびに 裁 判 例 の 系 譜 のうち 主 要 なものに ついて その 変 遷 を 含 めて 紹 介 し 若 干 の 解 説 を 行 っていくこととする 1. 臨 時 非 常 勤 職 員 の 公 務 員 関 係 法 の 適 用 関 係 まず 最 初 に 自 治 体 に 勤 務 する 臨 時 非 常 勤 職 員 に 係 る 公 務 員 関 係 法 の 適 用 関 係 につ いて 本 稿 に 必 要 な 限 りにおいて 要 約 しておきたい (1) 地 方 公 務 員 の 種 類 自 治 体 では 常 勤 で 任 期 の 定 めのないいわゆる 正 規 職 員 のほか 臨 時 職 員 非 常 勤 職 員 短 時 間 職 員 などが 任 用 されている これら 職 員 は 表 1のように 分 類 することが できる

3 表 1 地 方 公 務 員 の 類 型 職 区 分 類 型 採 用 の 種 類 任 期 勤 務 形 態 職 務 期 間 その 他 正 式 採 用 地 公 法 17 条 常 勤 いわゆる 正 規 職 員 期 限 なし 非 常 勤 職 員 には 定 年 制 が 適 用 非 常 勤 されず 法 令 上 想 定 されな いが 実 態 上 は 不 明 期 限 あり 労 基 常 勤 一 般 職 任 期 付 法 4 条 法 より 最 長 3 年 非 常 勤 法 の 趣 旨 からは 補 助 的 業 務 一 般 職 特 別 職 臨 時 採 用 再 任 用 任 期 付 地 公 法 22 条 地 公 育 児 休 業 法 6 条 1 項 2 号 期 限 あり 期 間 6 月 で 更 新 1 回 常 勤 非 常 勤 1 年 以 内 常 勤 1 緊 急 の 場 合 2 臨 時 の 職 に 関 する 場 合 3 任 用 候 補 者 名 簿 がない 場 合 常 勤 が 原 則 代 替 される 育 児 休 業 取 得 者 の 請 求 期 間 地 公 法 28 条 の4 期 間 1 年 原 則 常 勤 本 格 的 かつ 恒 常 的 業 務 地 公 法 28 条 の5 65 歳 まで 更 新 可 短 時 間 本 格 的 かつ 恒 常 的 業 務 一 般 職 任 期 付 職 員 採 用 等 に 関 す る 法 律 4 条 同 上 5 条 地 公 育 児 休 業 法 6 条 1 項 1 号 地 公 法 3 条 3 項 3 号 期 間 3 年 から5 年 期 間 3 年 から5 年 期 限 あり 労 基 法 より 最 長 3 年 常 勤 短 時 間 常 勤 非 常 勤 1 一 定 期 間 内 に 業 務 終 了 が 見 込 まれる 場 合 2 一 定 の 期 間 に 限 り 業 務 量 増 加 が 見 込 まれる 場 合 上 記 1 2の 場 合 3 対 住 民 サービスを 向 上 する 場 合 4 部 分 休 業 を 取 得 した 職 員 に 代 替 する 場 合 代 替 される 育 児 休 業 取 得 者 の 請 求 期 間 専 門 性 非 専 務 制 法 の 趣 旨 からは 補 助 的 業 務 1 臨 時 職 員 臨 時 職 員 は 地 公 法 22 条 2 項 または5 項 に 基 づき 正 式 採 用 の 特 例 として 緊 急 の 場 合 や 臨 時 の 職 に 関 する 場 合 に 採 用 できる 任 用 期 間 は6 月 の 期 間 で 更 新 回 数 1 回 最 長 1 年 と 定 められている 育 児 休 業 する 職 員 の 代 替 として 採 用 される 臨 時 職 員 は 地 方 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 6 条 1 項 2 号 に 基 づくもので 任 用 期 間 は1 年 以 内 であるが 6 月 ご との 更 新 は 省 略 されるというものである 2 特 別 職 非 常 勤 職 員 次 に 非 常 勤 職 員 であるが 地 公 法 3 条 3 項 3 号 に 基 づくものと 地 公 法 17 条 に 基 づ

4 くものの2 種 類 がある まず 地 公 法 3 条 3 項 3 号 に 基 づき 任 用 された 非 常 勤 職 員 は 特 別 職 非 常 勤 職 員 と いわれる 自 治 体 に 任 用 されている 非 常 勤 職 員 の 多 くは この3 条 3 項 3 号 に 基 づ く 特 別 職 非 常 勤 職 員 であると 考 えられる (6) ここでいう 特 別 職 とは 地 公 法 3 条 3 項 に 規 定 されている 職 を 指 す その 種 類 を 例 示 すると (a) 就 任 について 公 選 又 は 地 方 公 共 団 体 の 議 会 の 選 挙 議 決 若 しくは 同 意 によることを 必 要 とする 職 (b) 法 令 又 は 条 例 地 方 公 共 団 体 の 規 則 若 しくは 地 方 公 共 団 体 の 機 関 の 定 める 規 程 により 設 けられた 委 員 及 び 委 員 会 ( 審 議 会 その 他 これに 準 ずるものを 含 む )の 構 成 員 の 職 で 臨 時 又 は 非 常 勤 のもの (c) 都 道 府 県 労 働 委 員 会 の 委 員 の 職 で 常 勤 のもの 等 で これらと 並 記 して 同 法 3 条 3 項 3 号 に 臨 時 又 は 非 常 勤 の 顧 問 参 与 調 査 員 嘱 託 員 及 びこれらの 者 に 準 ずる 者 の 職 が 規 定 され この 条 文 に 基 づき 特 別 職 非 常 勤 職 員 として 任 用 されているといわれ ている そしてこれら 特 別 職 の 職 にある 者 には 地 公 法 は 適 用 されない( 地 公 法 4 条 2 項 ) 3 一 般 職 非 常 勤 職 員 地 公 法 17 条 に 基 づき 採 用 された 非 常 勤 職 員 は 一 般 職 非 常 勤 職 員 といわれ 特 別 職 と 異 なり 原 則 として 地 公 法 の 各 条 文 の 規 定 が 適 用 となる( 条 件 付 き 採 用 及 び 定 年 に 係 る 各 条 文 は 非 適 用 ) 一 般 職 非 常 勤 職 員 の 占 める 職 については 行 政 解 釈 ( 通 知 通 達 )からは 以 下 の 職 が 想 定 されているが 採 用 実 態 からすると これらに 限 らずあらゆる 職 に 任 用 されている 学 校 給 食 の 調 理 業 務 に 従 事 するパート 職 員 ( 昭 和 51 年 12 月 3 日 自 治 公 一 第 42 号 ) 公 民 館 の 館 長 以 外 の 非 常 勤 職 員 ( 昭 和 26 年 3 月 30 日 文 部 省 社 会 教 育 局 長 地 方 自 治 庁 次 長 通 知 ) 1 名 の 医 師 を2 町 で 採 用 し 週 3 日 ずつ 両 町 のそれぞれの 公 立 病 院 で 勤 務 させた (6) 総 務 省 地 方 公 務 員 の 短 時 間 勤 務 の 在 り 方 に 関 する 研 究 会 報 告 書 によると 全 自 治 体 で 特 別 職 非 常 勤 職 員 ( 地 公 法 3 条 3 項 3 号 )が 約 20 万 人 一 般 職 非 常 勤 職 員 ( 地 公 法 17 条 )が 約 10 万 人 臨 時 職 員 ( 地 公 法 22 条 2 項 5 項 )が 約 20 万 人 であるとしている 割 合 はそれぞれ 40%:20%:40%となる 自 治 労 調 査 では その 割 合 は32.5%:16.5%:46.9%で 臨 時 職 員 の 割 合 が 高 くなっている これは 総 務 省 調 査 では6 月 未 満 の 任 用 期 間 である 者 を 調 査 対 象 と していないため とりわけ 任 期 の 短 い 臨 時 職 員 がカウントされず それが 臨 時 職 員 数 の 割 合 の 低 さになって 表 れたものと 推 測 される

5 場 合 ( 昭 和 36 年 7 月 6 日 自 治 庁 丁 公 発 55 号 ) 4 任 期 付 任 用 ( 短 時 間 ) 職 員 任 期 付 任 用 職 員 は 1 年 以 上 3~5 年 以 内 の 有 期 雇 用 で 特 別 法 に 基 づき 採 用 さ れるものである 任 用 根 拠 となる 法 律 は (A) 地 方 公 共 団 体 の 一 般 職 の 任 期 付 研 究 員 の 採 用 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 任 期 付 研 究 員 法 と 省 略 ) (B) 地 方 公 共 団 体 の 一 般 職 の 任 期 付 採 用 職 員 の 採 用 等 に 関 する 法 律 ( 以 下 任 期 付 職 員 法 と 省 略 ) (C) 地 方 公 務 員 の 育 児 休 業 等 に 関 する 法 律 6 条 1 項 1 号 である (C)の 場 合 の 任 用 期 間 は 代 替 される 職 員 が 取 得 した 育 児 休 業 の 請 求 期 間 を 限 度 ( 地 方 公 務 員 育 児 休 業 法 の 定 めから3 年 以 内 となる)としている (B)の 任 期 付 職 員 法 による 採 用 に 関 しては 3~5 年 の 任 期 の 常 勤 職 員 として (a) 専 門 的 な 知 識 経 験 を 有 する 任 期 付 任 用 職 員 ( 同 法 3 条 2 項 ) (b) 一 定 期 間 内 に 業 務 終 了 または 一 定 期 間 に 限 り 業 務 量 増 加 が 見 込 まれる 場 合 に 採 用 される 任 期 付 任 用 職 員 ( 同 法 4 条 )のほかに 3 年 ~5 年 の 任 期 の 短 時 間 職 員 として (c) 住 民 サービスを 向 上 する 場 合 等 に 採 用 される 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 ( 同 法 5 条 )の3 種 類 がある 5 高 齢 再 任 用 ( 短 時 間 ) 職 員 地 公 法 は 定 年 退 職 者 等 の 再 任 用 制 度 を 定 めている( 高 齢 再 任 用 制 度 ) 同 制 度 に 基 づき 任 用 された 職 員 の 種 類 は2つあり 地 公 法 28 条 の4は 常 時 勤 務 地 公 法 28 条 の5は 短 時 間 勤 務 の 高 齢 再 任 用 職 員 について 定 めている 両 者 とも 任 期 は1 年 で 原 則 65 歳 までの 間 更 新 が 可 能 ( 最 長 5 年 )となっている 6 日 々 雇 用 職 員 日 々 雇 用 職 員 とは 国 家 公 務 員 制 度 において 一 般 職 非 常 勤 職 員 の 一 つと 位 置 づけ られているものである 人 事 院 規 則 15-15( 勤 務 時 間 )2 条 に 非 常 勤 職 員 の 勤 務 時 間 は 日 々 雇 い 入 れられる 非 常 勤 職 員 については 一 日 につき8 時 間 を 超 えない 範 囲 内 において その 他 の 非 常 勤 職 員 については 常 勤 職 員 の 一 週 間 当 たりの 勤 務 時 間 の4 分 の3を 超 えない 範 囲 内 において 各 省 各 庁 の 長 ( 勤 務 時 間 法 第 3 条 に 規 定 す る 各 省 各 庁 の 長 をいう 以 下 同 じ )の 任 意 に 定 めるところによる とされている 地 方 公 務 員 の 日 々 雇 用 職 員 は 地 公 法 に 定 めがなく いくつかの 自 治 体 の 勤 務 要 綱 等 に 規 定 があって かつ 実 態 としても 日 々 雇 用 職 員 と 称 して 任 用 されている 例 がある 判 例 上 も 例 えば 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 最 高 裁 判 決 ( 昭 和 )で は 上 告 人 の 身 分 について いわゆる 日 々 雇 用 の 非 常 勤 職 員 と 認 定 するなど 実

6 態 を 優 先 させた 判 断 を 行 っている (2) 臨 時 非 常 勤 職 員 の 処 遇 等 の 定 め 方 臨 時 非 常 勤 職 員 の 勤 務 関 係 の 法 的 性 質 については 長 らく 論 争 の 的 になっている が 後 述 するように 司 法 の 判 断 は 公 法 上 の 勤 務 関 係 であるという 立 場 を 基 本 的 に 取 り 続 けており この 点 に 関 しては 判 例 法 理 とまでいえる 状 況 になっている (7) 公 法 上 の 勤 務 関 係 であると 判 断 するにあたり 裁 判 所 が 臨 時 非 常 勤 職 員 を 含 めた 地 方 公 務 員 の 任 用 根 拠 としているのが 自 治 法 172 条 1 項 前 11 条 に 定 める 者 を 除 く ほか 普 通 地 方 公 共 団 体 に 職 員 を 置 く と 同 法 172 条 2 項 前 項 の 職 員 は 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 がこれを 任 免 する である (8) こうした 考 え 方 を 前 提 として 臨 時 非 常 勤 職 員 短 時 間 勤 務 職 員 の 採 用 や 処 遇 等 の 規 定 に 着 目 して その 自 治 法 地 公 法 等 の 適 用 関 係 を 一 覧 的 に 示 すと 図 1のよう になる これを 前 記 (1)をベースに 以 下 に 解 説 する 1 任 用 根 拠 と 採 用 の 分 類 いわゆる 任 用 根 拠 や 勤 務 関 係 を 常 勤 か 非 常 勤 か 恒 常 的 職 員 か 臨 時 的 職 員 かに 関 わらず 自 治 法 172 条 1 項 2 項 に 求 めるとなると 地 公 法 17 条 22 条 ならびに 3 条 3 項 3 号 というのは 巷 間 いわれてきたように 任 用 根 拠 とはなりえず 採 用 の 分 類 を 示 したに 過 ぎないものと 考 えられる 実 際 条 文 上 も 地 公 法 17 条 1 項 は 任 命 権 者 は 採 用 昇 任 降 任 又 は 転 任 のい (7) 川 田 琢 之 は これまでの 学 説 の 状 況 を 臨 時 非 常 勤 職 員 の 勤 務 関 係 の 法 的 性 質 と 雇 止 め 規 制 に 係 る 立 場 から 次 のように 分 類 している 川 田 琢 之 任 期 付 任 用 公 務 員 の 更 新 打 切 りに 対 する 救 済 方 法 筑 波 ロー ジャーナル 3 号 (2008 年 3 月 )pp.130~135 1 公 務 員 法 上 の 任 用 制 度 の 規 制 を 受 けない 純 粋 な 労 働 契 約 関 係 と 構 成 し 民 間 企 業 労 働 者 と 同 様 の 形 で 雇 止 め 法 理 を 適 用 すべきとするもの( 雇 止 め 法 理 直 接 適 用 説 ) 2 公 法 上 の 勤 務 関 係 としつつ 公 務 員 法 上 の 任 用 制 度 の 規 制 を 受 けるものと 解 した 上 で そ のような 勤 務 関 係 においても 更 新 打 切 りに 対 して 任 用 上 の 地 位 を 保 護 する 余 地 を 認 めるも の( 広 義 の 公 務 員 版 雇 止 め 法 理 説 ) 3 信 義 則 等 の 一 般 法 理 を 媒 介 にして 更 新 打 切 りが 一 般 法 理 に 基 づいて 違 法 とされる 場 合 に 更 新 後 の 任 用 上 の 地 位 を 肯 定 するもの( 一 般 法 理 説 ) (8) 例 えば 中 野 区 非 常 勤 保 育 士 事 件 東 京 高 判 平 では ( 改 正 前 の 自 治 法 )172 条 の 吏 員 その 他 の 職 員 については 地 公 法 が 定 める 特 別 職 に 属 する 職 員 も 含 まれることが 明 らかである と 説 示 している( 労 働 法 律 旬 報 1670 号 ) また 婦 人 相 談 所 非 常 勤 嘱 託 員 地 位 確 認 等 請 求 事 件 千 葉 地 判 平 判 例 自 治 272 号 p31の 前 提 事 実 によ ると 千 葉 県 知 事 は 原 告 を 自 治 法 172 条 2 項 に 基 づいて 地 公 法 3 条 3 項 3 号 の 特 別 職 非 常 勤 嘱 託 職 員 として 任 用 していた

7 図 1 短 時 間 職 員 臨 時 非 常 勤 職 員 等 に 関 わる 法 適 用 関 係 チャート

8 ずれか 一 の 方 法 により 職 員 を 任 命 することができる として 任 命 の 方 法 を 規 定 し 地 公 法 22 条 1 項 は 17 条 で 採 用 された 者 について 一 定 期 間 良 好 な 成 績 で 勤 務 した ときに 正 式 採 用 になることを 規 定 しており いわば 正 式 採 用 の 方 法 を 定 め ているに 過 ぎない また 地 公 法 22 条 2 項 5 項 の 臨 時 採 用 も 17 条 に 規 定 す る 方 法 をとれない 場 合 の 臨 時 的 採 用 の 方 法 を 規 定 するに 過 ぎない 2 非 常 勤 職 員 と 報 酬 費 用 弁 償 賃 金 の 支 払 いを 含 む 処 遇 等 の 自 治 法 上 の 規 定 によれば (a) 常 勤 職 員 ( 常 勤 の 臨 時 職 員 含 む)や 高 齢 再 任 用 短 時 間 任 期 付 短 時 間 職 員 と(b) 非 常 勤 職 員 との 場 合 と で その 取 り 扱 いは 大 きく 異 なる (a) 常 勤 職 員 には 自 治 法 204 条 1 項 で 給 料 及 び 旅 費 を 支 給 しなければなら ない とし 同 2 項 で 支 給 できる 諸 手 当 の 種 類 を 列 挙 している また 高 齢 再 任 用 短 時 間 職 員 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 は 常 勤 職 員 と 同 様 に 本 格 的 かつ 恒 常 的 業 務 に 従 事 することが 予 定 されるという 理 由 から 勤 務 時 間 数 に 拘 わらず 常 勤 の 職 員 とみなされて 同 法 204 条 が 適 用 されて 給 料 旅 費 諸 手 当 が 支 給 される (b) 非 常 勤 職 員 は 特 別 職 一 般 職 を 問 わず 同 法 203 条 の2 (9) 第 1 項 で 普 通 地 方 公 共 団 体 の 非 常 勤 の 職 員 に 対 し 報 酬 を 支 給 しなければならない とし また 3 項 で 職 務 を 行 うため 要 する 費 用 の 弁 償 を 受 けることができる と 規 定 しており 諸 手 当 の 種 類 を 列 挙 している 同 法 204 条 2 項 は 常 勤 職 員 等 に 適 用 される 規 定 であるため 非 常 勤 職 員 には 諸 手 当 は 支 給 できないとされている 条 文 上 は 上 記 の 通 りなのだが 自 治 法 上 常 勤 非 常 勤 の 定 義 は 記 されて おらず また 地 公 法 にも 定 義 はない 任 期 1 年 ( 更 新 可 )の 高 齢 再 任 用 短 時 間 職 員 には 常 勤 職 員 と 同 様 に 同 法 204 条 が 適 用 され 給 料 諸 手 当 が 支 給 されるという 取 り 扱 いから 類 推 すると 常 勤 非 常 勤 の 区 分 けは 勤 務 時 間 の 長 短 や 任 期 の 有 無 ではなく 任 用 された 職 の 性 格 すなわち 本 格 的 業 務 か 補 助 的 業 務 かによるものと 思 われるが 明 確 ではない この 点 に 関 しては 常 勤 の 職 員 と 同 様 の 勤 務 実 態 に ある 非 常 勤 の 職 員 は 自 治 法 204 条 の 常 勤 の 職 員 とみなすとする 裁 判 例 が 続 出 しており 後 に 詳 しく 触 れてみることとする ( 本 稿 3.(1)を 参 照 ) また 報 酬 というのも 実 は 法 律 上 の 定 義 はない その 性 格 については 非 (9) 同 条 文 は2008 年 6 月 18 日 に 改 正 され 従 来 の 自 治 法 203 条 は203 条 の2となった

9 常 勤 職 員 に 対 する 報 酬 が 常 勤 職 員 に 対 する 給 料 と 異 なり いわゆる 生 活 給 たる 意 味 はまったく 有 せず 純 粋 に 勤 務 に 対 する 反 対 給 付 としての 性 格 のみをもつ と 解 釈 されている (10) また 給 料 とは 労 務 に 対 する 対 価 の 意 味 においては 報 酬 と 同 じであるが 本 法 においては 常 勤 の 職 員 に 対 するものを 給 料 と 称 している と 解 釈 されている (11) これらの 解 釈 に 立 てば 報 酬 とは 非 常 勤 職 員 に 対 する 純 粋 に 勤 務 に 対 する 対 価 給 料 とは 常 勤 職 員 に 対 する 生 活 給 ( 労 務 に 対 する 対 価 部 分 を 含 む) ということになる なお 国 家 公 務 員 の 非 常 勤 職 員 の 場 合 は 地 方 公 務 員 の 非 常 勤 職 員 と 異 なり 諸 手 当 支 給 制 限 が 存 在 せず 一 般 職 の 職 員 の 給 与 に 関 する 法 律 ( 以 下 給 与 法 と 略 す) 22 条 2 項 ( 前 項 に 定 める 職 員 以 外 の) 常 勤 を 要 しない 職 員 については 各 庁 の 長 は 常 勤 の 職 員 の 給 与 との 権 衡 を 考 慮 し 予 算 の 範 囲 内 で 給 与 を 支 給 する の 定 めにより 給 料 ならびに 諸 手 当 を 含 む 給 与 が 支 給 される また 人 事 院 の 各 府 省 宛 て の 通 知 である 給 実 甲 1064 号 により 通 勤 手 当 に 相 当 する 給 与 を 支 給 すること 長 期 勤 続 の 非 常 勤 職 員 には 期 末 手 当 に 相 当 する 給 与 の 支 給 に 努 めること とされている 地 方 公 務 員 の 非 常 勤 職 員 の 置 かれている 境 遇 とは 格 段 の 差 異 がある 3 臨 時 職 員 の 地 公 法 自 治 法 各 条 文 の 適 用 関 係 地 公 法 の 規 定 のうち 臨 時 職 員 に 適 用 されないのは 条 件 付 採 用 ( 地 公 法 22 条 1 項 ) 定 年 制 ( 地 公 法 28 条 の2) 身 分 保 障 ( 地 公 法 27 条 2 項 28 条 1~3 項 )と 不 服 申 立 ( 地 公 法 第 49 条 1 項 及 び2 項 )である なお 行 政 不 服 審 査 法 も 地 公 法 29 条 の2で 適 用 除 外 とされている 臨 時 職 員 は 常 勤 的 勤 務 に 服 することを 予 定 されているので 基 本 的 には 自 治 法 204 条 による 給 料 旅 費 諸 手 当 の 支 給 が 可 能 と 考 えられるが 勤 務 時 間 の 短 い 非 常 勤 的 勤 務 の 臨 時 職 員 は その 呼 称 に 関 わらず 勤 務 実 態 に 応 じ 自 治 法 203 条 の2 の 非 常 勤 職 員 として 扱 われる 例 が 多 い 4 公 営 企 業 の 非 常 勤 職 員 の 給 与 公 営 企 業 体 に 勤 務 する 職 員 の 給 与 等 については 地 方 公 営 企 業 法 6 条 において 地 方 自 治 法 並 びに 地 方 財 政 法 及 び 地 方 公 務 員 に 対 する 特 例 を 定 めるものとする としており 自 治 法 203 条 の2および204 条 の 特 例 として 地 方 公 営 企 業 法 38 条 1 項 (10) 松 本 英 昭 新 版 逐 条 地 方 自 治 法 第 4 次 改 定 版 ( 学 陽 書 房 2007 年 )p655 (11) 松 本 前 掲 注 (10)p

10 企 業 職 員 の 給 与 は 給 料 及 び 手 当 とする が 適 用 される 同 項 の 企 業 職 員 とは 地 方 公 営 企 業 法 15 条 1 項 の 管 理 者 の 権 限 に 属 する 事 務 の 執 行 を 補 助 する 職 員 を 指 すが 公 営 企 業 法 には 特 段 に 常 勤 職 員 と 非 常 勤 職 員 を 区 分 けする 規 定 はないの で 上 記 の 企 業 職 員 には 非 常 勤 職 員 も 含 まれる (12) すなわち 非 常 勤 の 企 業 職 員 には 自 治 法 203 条 の2の 特 例 として 地 方 公 営 企 業 法 38 条 4 項 に 基 づく 条 例 及 び 労 働 協 約 により 給 料 と 諸 手 当 が 支 給 されるのである 5 地 公 法 57 条 に 規 定 する 単 純 労 務 職 ( 現 業 職 )に 従 事 する 非 常 勤 職 員 の 給 与 結 論 を 先 に 述 べれば 地 公 法 57 条 に 規 定 する 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 職 員 につい ては 地 方 公 営 企 業 法 38 条 が 適 用 され 報 酬 費 用 弁 償 ではなく 給 料 旅 費 諸 手 当 が 支 給 される 地 公 法 57 条 は 職 員 のうち( 中 略 ) 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 者 その 他 その 職 務 と 責 任 の 特 殊 性 に 基 いてこの 法 律 に 対 する 特 例 を 必 要 とするものについては 別 に 法 律 で 定 める としているが 単 純 な 労 務 に 就 く 職 員 については 別 の 法 律 が 制 定 さ れないまま 地 公 企 労 法 附 則 5 項 により 特 別 の 法 律 が 制 定 施 行 されるまでの 間 は この 法 律 ( 第 17 条 を 除 く) 及 び 地 方 公 営 企 業 法 37 条 から 第 39 条 までの 規 定 を 準 用 されているのである (13) ただしここで 注 意 を 要 するのが 実 態 上 特 別 職 非 常 勤 職 員 ( 具 体 的 には 地 公 法 3 条 3 項 3 号 の 嘱 託 職 員 )として 任 用 され 地 公 法 57 条 に 規 定 する 職 に 従 事 する 者 に 対 する 法 適 用 関 係 である 地 公 企 労 法 附 則 5 項 は 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 一 般 職 に 属 する 地 方 公 務 員 の 身 分 取 扱 いに 関 する 規 定 であり 特 別 職 の 場 合 には 適 用 されないと 解 されるが そもそも 職 を 分 類 の 柱 としている 地 公 法 において 地 公 法 57 条 に 定 める 単 純 労 務 の 職 に 就 く 非 常 勤 職 員 を3 条 3 項 3 号 の 特 別 職 に 位 置 づけることが 可 能 なのか なお 検 討 を 要 する この 点 後 述 (3.(2)2)の 裁 判 例 の 大 東 市 事 件 を 参 照 されたい (14) (12) 関 根 則 之 改 訂 地 方 公 営 企 業 法 逐 条 解 説 ( 財 団 法 人 地 方 財 務 協 会 2005 年 改 訂 8 版 )p387 には 次 のような 解 釈 が 記 述 されている なお 本 項 ( 地 公 法 38 条 1 項 )の 企 業 職 員 には 非 常 勤 の 企 業 職 員 も 含 まれているので 非 常 勤 職 員 の 給 与 も 本 項 によって 給 料 及 び 手 当 に 分 類 される (13) 以 下 の 行 政 通 知 も 参 照 のこと 地 公 法 57 条 に 規 定 する 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 一 般 職 に 属 する 地 方 公 務 員 については 本 条 ( 自 治 法 204 条 )の 規 定 は 適 用 されないものと 解 する ( 昭 和 31 年 9 月 28 日 自 丁 行 発 第 82 号 各 都 道 府 県 総 務 部 長 宛 行 政 課 長 通 知 ) (14) 大 東 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 慰 労 金 支 出 差 し 止 め 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 大 阪 地 判 平 ( 判 例 集 未 搭 載 )

11 6 職 員 定 数 条 例 と 臨 時 非 常 勤 職 員 自 治 法 172 条 3 項 は 第 1 項 の 職 員 の 定 数 は 条 例 でこれを 定 める ただし 臨 時 又 は 非 常 勤 の 職 については この 限 りではない としている この 場 合 の 臨 時 の 職 とは 元 来 その 職 が 臨 時 のものと 職 自 体 は 行 政 運 営 上 常 に 必 要 である が その 職 に 任 用 されるものが 臨 時 のものであるとの 両 者 を 含 むものである と 解 釈 (15) されており 臨 時 を 非 常 勤 と 読 み 替 えて 理 解 することも 可 能 である 常 勤 の 公 営 企 業 職 員 については 公 営 企 業 法 15 条 で 管 理 者 の 権 限 に 属 する 事 務 の 執 行 を 補 助 する 職 員 ( 以 下 企 業 職 員 という )は 管 理 者 が 任 免 する と 定 めているので 当 然 に 自 治 法 172 条 2 項 は 適 用 されないが 同 条 3 項 を 排 除 してい ないので 定 数 条 例 の 範 囲 にある ただし 臨 時 非 常 勤 職 員 の 企 業 職 員 は 定 数 には 加 えられない 定 数 条 例 に 臨 時 非 常 勤 職 員 を 定 数 としてカウントしない 理 由 については 専 ら 当 該 臨 時 非 常 勤 職 員 の 任 期 と 予 算 主 義 との 関 連 から 説 明 されている すなわち 臨 時 非 常 勤 職 員 のように 当 該 年 度 中 に 採 用 され かつ 退 職 する 地 方 公 共 団 体 の 公 務 員 については 歳 入 歳 出 予 算 を 通 じて 議 会 の 統 制 が 及 ぶのであるから その 数 について 条 例 で 定 めるまでの 必 要 はない ことになるというものである (16) では 地 公 法 28 条 の5に 基 づく 高 齢 再 任 用 短 時 間 職 員 や 任 期 付 職 員 法 5 条 に 基 づ く 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 の 定 数 上 の 取 り 扱 いは どう 考 えたらよいのだろうか 前 者 の 高 齢 再 任 用 短 時 間 職 員 の 場 合 は 任 期 は1 年 であることから 上 記 の 解 釈 が 成 立 し 定 数 にカウントしない 取 り 扱 いとすることも 可 能 だが 後 者 の 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 は 3 年 から5 年 の 任 期 となっているのに 定 数 にカウントしなくてもよいと する 取 り 扱 いが 許 容 されている 改 正 一 般 職 任 期 付 職 員 法 が 施 行 された 際 総 務 省 自 治 行 政 局 公 務 員 部 長 から 各 都 道 府 県 知 事 等 に 同 法 施 行 に 伴 う 通 知 がなされたが そこではフルタイムの 任 期 付 職 員 は 地 方 自 治 法 172 条 第 3 項 の 規 定 により 定 数 条 例 上 定 数 内 として 取 り 扱 われるもの としている 一 方 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 については (その 職 については) 地 方 自 治 法 上 非 常 勤 の 職 に 当 たることから 同 法 172 条 3 項 の 規 定 により 条 例 で 定 める 定 数 の 対 象 とはならない が 予 算 編 成 の 過 程 等 を 通 じてその 職 員 数 を 別 途 管 理 すべきものである と 明 記 した 任 期 付 (15) 松 本 前 掲 注 (10)p536 (16) 橋 下 勇 新 版 逐 条 地 方 公 務 員 法 第 1 次 改 定 版 ( 学 陽 書 房 2006 年 )p

12 短 時 間 勤 務 職 員 は 常 勤 職 員 と 同 様 の 本 格 的 業 務 に 就 くことを 予 定 され かつ 任 期 が 会 計 年 度 を 超 えるにもかかわらず 非 常 勤 の 職 にあたる という 解 釈 を 新 たに 打 ち 出 し 定 数 にカウントしないとしているのである (17) 2. 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めをめぐる 裁 判 例 の 系 譜 と 傾 向 長 期 にわたり 継 続 して 自 治 体 に 任 用 されてきた 臨 時 非 常 勤 職 員 が 任 期 の 更 新 を 希 望 していたにもかかわらず 任 期 の 満 了 とともに 更 新 を 打 ち 切 られるいわゆる 雇 止 め 問 題 は 臨 時 非 常 勤 職 員 問 題 の 中 心 課 題 となってきた 訴 訟 にあたり 雇 止 めにあった 臨 時 非 常 勤 職 員 ( 原 告 ) 側 は 民 間 部 門 における 労 働 契 約 打 ち 切 り 案 件 の 判 例 法 理 である 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 の 考 え 方 を 公 務 の 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 め 訴 訟 に 類 推 し 地 位 確 認 という 訴 訟 形 式 をとってきた 今 日 まで 雇 止 め 問 題 に 係 る 数 々の 裁 判 例 が 蓄 積 してきたが ほとんどの 裁 判 所 の 判 断 は 公 務 員 の 勤 務 関 係 は 労 働 契 約 関 係 ではなく 公 法 上 の 任 用 関 係 であるとし 雇 止 めにあった 臨 時 非 常 勤 職 員 の 地 位 確 認 請 求 を 認 めてこなかった (18) 冒 頭 で 紹 介 した 自 治 労 調 査 では 臨 時 非 常 勤 職 員 の 平 均 継 続 勤 務 年 数 について 調 査 し ているが 任 用 期 間 が1 年 以 下 であるものが 大 多 数 であるにもかかわらず 実 際 の 勤 続 期 間 は3 年 以 上 の 者 の 合 計 が 全 体 の31.7% 5 年 以 上 が17.8% 10 年 以 上 が6.7%であり 少 なくない 臨 時 非 常 勤 職 員 がすでに 長 期 勤 続 となっている と 報 告 している (19) 一 方 総 務 省 研 究 会 報 告 書 では 地 方 公 共 団 体 によって 採 用 する 職 員 に 明 示 する 勤 務 条 件 等 の 内 容 がまちまち で 十 分 に 明 示 されていない 事 例 があることを 指 摘 している (20) そのようななかで 自 治 体 では 雇 用 予 定 期 間 の 上 限 を 設 定 する 動 きが 拡 大 してきており (17) 平 成 16 年 8 月 1 日 総 行 公 第 54 号 地 方 公 務 員 法 及 び 地 方 公 共 団 体 の 一 般 職 の 任 期 付 職 員 の 採 用 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 の 運 用 について (18) 勝 亦 啓 文 はこうした 裁 判 例 の 状 況 を 判 例 として 確 立 しているといってよいだろう とした 上 で しかしそれは 労 働 契 約 であれば 当 然 に 認 められるべき 法 規 制 が 当 然 には 及 ばないとい う 意 味 にすぎないのであって ( 公 法 上 の) 勤 務 関 係 における 非 常 勤 職 員 を 保 護 する 必 要 性 を 否 定 する 十 分 な 説 明 にはならない としている 勝 亦 啓 文 国 家 公 務 員 非 常 勤 職 員 の 任 用 更 新 拒 絶 の 可 否 労 働 法 律 旬 報 1627 号 ( ) (19) 自 治 労 調 査 注 (2) 参 照 (20) 総 務 省 研 究 会 報 告 書 p11 注 (1) 参 照

13 長 期 間 継 続 して 任 用 されてきた 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 用 不 安 が 増 幅 してきている (21) 本 章 では 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めをめぐる 裁 判 例 の 系 譜 をたどり 今 日 段 階 の 到 達 段 階 を 導 き 出 すこととする (1) 民 間 の 労 働 契 約 関 係 における 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 期 待 権 の 侵 害 最 初 に 民 間 部 門 で 確 立 している 雇 止 めにおける 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 期 待 権 の 侵 害 についておさらいしておきたい 民 間 の 期 間 労 働 者 やパート 労 働 者 については 私 法 上 の 労 働 契 約 関 係 における 判 例 法 理 として 1 期 間 の 定 めのない 労 働 契 約 と 実 質 的 に 異 ならない 状 況 と 認 められる 場 合 2 労 働 者 が 期 間 満 了 後 も 当 然 に 雇 用 が 継 続 されるとの 期 待 を 有 することに 合 理 性 が 認 められる 場 合 について 更 新 打 ち 切 りに 解 雇 権 濫 用 法 理 を 類 推 適 用 し 労 働 契 約 関 係 が 雇 止 め 後 も 継 続 しているとみなすことにより 法 的 保 護 を 与 えようとする 取 り 扱 いが 確 定 している( 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 ) 前 者 1のリーディングケースとなっているのが 東 芝 柳 町 工 場 事 件 (22) である 事 案 は 契 約 期 間 を2ヵ 月 と 記 載 して 労 働 契 約 書 を 取 りかわして 入 社 した 臨 時 工 に 対 し 5 回 ないし23 回 にわたって 労 働 契 約 の 更 新 を 重 ねたのちに いわゆる 雇 止 めの 意 思 表 示 をした 場 合 において こうした 雇 止 めが 解 雇 と 同 様 であると 認 められるかど うかが 争 われたものである 最 高 裁 の 判 断 は 雇 止 めに 解 雇 に 関 する 法 理 を 類 推 適 用 すべきであるとしたのだが そのように 判 断 するに 至 る 要 件 として (a) 臨 時 工 の 仕 事 の 種 類 内 容 の 点 において 本 工 と 差 異 はなく (b)その 採 用 に 際 して 会 社 側 に 長 期 継 続 雇 用 や 本 工 への 登 用 を 期 待 させるような 言 動 があり (c) 契 約 期 間 満 了 の 都 度 直 ちに 新 契 約 締 結 の 手 続 をとっ ていたわけでもなく (d) 従 来 基 幹 臨 時 工 が2ヵ 月 の 期 間 満 了 によって 雇 止 めされた 事 例 は 見 当 たらず ほとんどが 長 期 間 にわたって 継 続 雇 用 されているなどの 事 情 を 挙 げている すなわち (a) 本 工 と 仕 事 が 同 じ (b) 労 働 者 側 の 雇 用 継 続 の 合 理 的 な 期 待 (c) 会 社 側 の 手 続 不 備 (d) 他 の 同 様 の 事 例 との 均 衡 の4つを 挙 げ こうした 事 情 の 下 で 期 間 の 満 了 ごとに 当 然 に 更 新 を 重 ねてきた 労 働 契 約 は 期 間 の 定 めのない 契 約 と 実 質 的 (21) 官 製 ワーキングプアの 現 実 週 刊 東 洋 経 済 ( )pp (22) 東 芝 柳 町 工 場 事 件 最 1 小 昭 民 集 28 巻 5 号 p

14 に 異 ならない 状 態 で 存 在 していたといえ 雇 止 めは 実 質 において 解 雇 で 解 雇 に 関 す る 法 理 を 類 推 適 用 するとしたのである 後 者 2のリーディングケースといえるのが 日 立 メディコ 事 件 (23) である この 事 件 において 最 高 裁 は 上 記 の 東 芝 柳 町 工 場 事 件 の 判 断 をさらに 進 め 期 間 よりも 要 件 を 重 視 する 方 に 重 心 を 移 したものと 考 えられる すなわち 更 新 回 数 がそれほど 度 重 なっていない 場 合 でも 雇 用 関 係 の 継 続 がある 程 度 期 待 されていた 等 の 事 情 のもとで 使 用 者 が 新 契 約 を 締 結 しなかったとするならば 期 間 満 了 後 における 使 用 者 と 労 働 者 間 の 法 律 関 係 は 民 法 627 条 により 従 前 の 労 働 契 約 が 更 新 されたのと 同 様 の 法 律 関 係 と なる としたのである この 判 断 は いわゆる 労 働 契 約 更 新 の 期 待 権 を 認 めたものである (2) 地 方 公 務 員 の 期 限 付 任 用 を 許 容 した 例 地 方 公 務 員 の 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めに 係 る 裁 判 例 は 当 初 期 限 付 任 用 が 許 容 されるのか 否 かから 始 まった それは 地 方 公 務 員 関 係 法 には 公 務 員 に 任 期 を 付 して 採 用 することを 明 示 的 に 認 める 規 定 はしばらくなかったためである (24) この 任 期 付 きで 採 用 することの 諾 否 が 問 題 になった 重 要 判 例 は 東 郷 小 学 校 ( 山 形 県 人 事 委 員 会 ) 事 件 (25) である 事 件 の 概 要 は 定 年 制 導 入 前 の 地 方 公 務 員 制 度 における 高 年 齢 公 務 員 の 退 職 過 程 の 円 滑 化 を 図 るための 手 段 として 一 旦 勧 奨 に 応 じて 退 職 した 上 で 任 期 付 任 用 を 行 った 者 が 数 回 の 期 間 更 新 を 経 てから 更 新 されないことを 不 服 として 争 ったものである 最 高 裁 は 職 員 の 任 用 を 無 期 限 のものとするのが 法 の 建 前 であると 解 すべきだが それは 職 員 の 身 分 を 保 障 し 職 員 をして 安 んじて 自 己 の 職 務 に 専 念 させる 趣 旨 に 出 た ものであるから 職 員 の 期 限 付 任 用 も 1 任 期 付 任 用 を 必 要 とする 特 段 の 事 由 が 存 在 すること 2 任 期 付 任 用 が 公 務 員 法 が 任 期 の 定 めのない 任 用 を 原 則 としていること の 趣 旨 (= 職 員 の 身 分 を 保 障 し 職 員 を 安 んじて 自 己 の 職 務 に 専 念 させること)に 反 しなければ 特 に 法 律 に 期 限 付 任 用 を 認 める 旨 の 明 文 がなくても 許 されると 解 するの が 相 当 として 任 期 付 任 用 を 認 めた (23) 日 立 メディコ 事 件 最 1 小 昭 判 例 時 報 1221 号 p134 (24) 国 家 公 務 員 も 地 方 公 務 員 も 任 期 付 研 究 員 法 続 いて 一 般 職 任 期 付 法 が 任 期 を 付 した 採 用 を 規 定 した 最 初 の 法 令 と 考 えられる (25) 山 形 県 人 事 委 員 会 東 郷 小 学 校 事 件 最 3 小 昭 民 集 17 巻 3 号 p

15 (3) 任 期 付 任 用 を 反 復 更 新 しても 任 期 の 定 めのない 任 用 には 転 化 しないとした 例 先 に 指 摘 したように 民 間 部 門 の 場 合 には 期 間 の 定 めのある 労 働 契 約 の 反 復 更 新 後 において 一 定 の 要 件 の 下 では 当 該 労 働 契 約 は 期 間 の 定 めのない 労 働 契 約 に 転 化 し 期 間 満 了 による 雇 止 めについては 解 雇 権 濫 用 の 法 理 を 適 用 すべき 場 合 がある ところ が この 解 雇 権 濫 用 法 理 は 公 務 部 門 における 任 用 関 係 にはあてはまらないとしたのが 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 (26) である この 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 の 最 高 裁 判 決 は1977 年 6 月 18 日 であるが その3 年 前 の 1974 年 7 月 22 日 には 東 芝 柳 町 工 場 事 件 の 最 高 裁 判 決 が 出 ており 当 然 その 適 用 の 可 否 が 意 識 された 上 告 人 側 も 当 然 退 職 したとすることは 東 芝 柳 町 工 場 事 件 判 決 に 違 反 と 主 張 した しかし 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 における 最 高 裁 の 判 断 は 任 命 行 為 とは 厳 格 な 要 式 行 為 である 行 政 行 為 であるから 任 命 権 者 による 任 期 の 定 めのない 職 員 にするとの 任 命 行 為 がない 以 上 期 限 付 任 用 がいかに 長 期 間 更 新 されたとしても 任 期 の 定 めのな い 任 用 に 転 換 するものではなく 解 雇 権 濫 用 法 理 のような 私 法 上 の 法 理 は 公 務 部 門 にはあてはまらないという 原 判 決 を 維 持 したのである すなわち 公 務 員 の 臨 時 非 常 勤 職 員 の 場 合 は 任 命 権 者 の 任 命 行 為 があって 初 め て 任 用 され 任 用 予 定 期 間 満 了 をもって 退 職 することが 予 定 され 当 然 には 更 新 しな いという 考 え 方 を 示 したものである (4) 更 新 の 期 待 は 法 的 に 保 護 された 権 利 又 は 利 益 とは 認 められないとした 例 先 述 したように 民 間 部 門 の 場 合 には 労 働 者 側 が 当 然 に 雇 用 契 約 が 継 続 すること を 期 待 することが 合 理 的 である 場 合 は 期 間 満 了 による 雇 止 めの 際 に 解 雇 に 関 する 法 理 が 類 推 適 用 される( 日 立 メディコ 事 件 参 照 ) 一 方 公 務 部 門 の 臨 時 非 常 勤 職 員 は 更 新 への 期 待 は 雇 用 継 続 の 要 件 になりうる (27) のだろうか これを 考 察 するのに 参 考 になる 裁 判 例 が 名 古 屋 市 立 菊 井 小 学 校 事 件 である 事 案 の 概 要 は 以 下 の 通 りである 1985 年 4 月 2 日 本 務 欠 員 補 充 のための 教 員 と して 名 古 屋 市 教 育 委 員 会 により 任 期 を 同 日 から 同 年 9 月 30 日 までとして 臨 時 的 任 用 された 一 審 原 告 ( 上 告 人 )が 中 学 校 講 師 として 勤 務 していたところ 市 教 委 は 同 年 (26) 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 最 1 小 昭 労 働 判 例 504 号 p16 (27) 名 古 屋 市 立 菊 井 小 学 校 事 件 最 3 小 平 季 刊 地 方 公 務 員 研 究 33-1(1993)p

16 9 月 2 日 一 審 原 告 に 対 し 同 月 30 日 付 けで 任 用 更 新 しない 旨 告 知 し 10 月 1 日 以 降 の 継 続 任 用 の 意 思 表 示 をしなかった そこで 原 告 は この 任 用 拒 否 は 違 法 であるとし て 国 家 賠 償 法 1 条 に 基 づく 慰 謝 料 等 の 損 害 賠 償 を 求 めて 訴 訟 を 提 起 した 一 審 は 原 告 の 期 待 を 侵 害 する 違 法 な 行 為 であるとして 慰 謝 料 33 万 円 の 支 払 いを 命 じた これを 不 服 とした 名 古 屋 市 が 控 訴 した 二 審 では 原 判 決 が 取 り 消 され 一 審 原 告 の 請 求 を 棄 却 したため 一 審 原 告 が 上 告 した 最 高 裁 の 判 断 は 任 用 更 新 をしなかったことは 任 命 権 者 の 裁 量 権 を 逸 脱 したもので あるとする 上 告 人 の 主 張 を 斥 け 高 裁 判 決 を 支 持 した 名 古 屋 高 裁 判 決 (28) では 1 臨 時 教 員 の 任 用 更 新 の 期 待 の 性 質 は それは 単 なる 希 望 的 観 測 とでもいうべきものに 過 ぎず 法 的 に 保 護 された 権 利 又 は 利 益 とは 認 められない としていたのである そ の 理 由 は 臨 時 的 任 用 は 期 間 の 満 了 により 当 然 に 終 了 するものであり 期 間 の 更 新 も また 臨 時 的 任 用 にほかならず 更 新 を 認 めるかどうかは 任 命 権 者 たる 市 教 委 の 裁 量 に 委 ねられている と 枠 組 みとして 先 の 長 野 農 事 試 験 場 事 件 における 任 用 行 為 説 を 採 用 し 一 審 原 告 ( 臨 時 職 員 側 )の 更 新 の 期 待 は 法 的 に 保 護 された 権 利 ではないと 判 示 したのである (5) 任 用 の 継 続 を 期 待 することが 無 理 からぬものと 認 められるような 特 別 の 事 情 が ある 場 合 は 期 待 権 に 賠 償 が 認 められる 余 地 があるとした 例 前 記 (4)の 名 古 屋 市 立 菊 井 小 学 校 事 件 の 名 古 屋 高 裁 判 決 は 任 用 更 新 の 期 待 の 性 質 論 とは 別 に もっとも 期 間 の 更 新 をしないことが 当 該 事 案 の 概 要 における 諸 般 の 事 情 に 照 らして 著 しく 不 当 であって 任 命 権 者 がその 裁 量 権 を 逸 脱 したと 認 められ る 特 段 の 事 情 がある 場 合 には その 行 為 が 全 体 として 違 法 と 評 価 され 不 法 行 為 の 成 立 する 余 地 もありうる として 一 般 論 として 任 用 事 務 を 担 当 する 者 の 言 動 その 他 に よっては 不 法 行 為 成 立 の 可 能 性 を 示 していた こうした 不 法 行 為 成 立 の 余 地 の 考 え 方 を 一 歩 進 めて 最 高 裁 段 階 で 確 認 したのが 大 (29) 阪 大 学 ( 図 書 館 事 務 補 助 員 ) 事 件 である この 事 案 は 国 家 公 務 員 の 非 常 勤 職 員 ( 日 々 雇 用 職 員 )の 事 案 であるが 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めに 係 る 判 例 の 今 日 の 傾 向 を 形 成 した 点 で 重 要 な 判 例 といえる (28) 名 古 屋 市 立 菊 井 小 学 校 事 件 名 古 屋 高 判 平 季 刊 地 方 公 務 員 研 究 27-3(1991) p38 (29) 大 阪 大 学 ( 図 書 館 事 務 補 助 員 ) 事 件 最 1 小 平 労 働 判 例 655 号 p

17 この 裁 判 は 大 阪 大 学 付 属 図 書 館 の 事 務 補 助 員 として 勤 務 していた 日 々 雇 用 の 非 常 勤 職 員 が 雇 止 めになったことについて 地 位 確 認 及 び 任 用 継 続 についての 期 待 権 を 侵 害 されたことを 理 由 とする 損 害 賠 償 を 国 に 求 めたものである 最 高 裁 判 決 では 先 の 東 郷 小 学 校 事 件 の 判 例 に 沿 いながら 日 々 雇 用 職 員 として 任 用 することを 明 示 した 上 で 上 告 人 をカウンター 業 務 に 従 事 させることを 予 定 して 任 用 したことが 職 員 の 任 用 を 原 則 として 無 期 限 とした 国 家 公 務 員 法 の 趣 旨 に 反 するも のとまでは 解 し 難 い とし かつ 上 告 人 は 昭 和 59 年 3 月 30 日 に 任 用 予 定 期 間 が 満 了 したことによって 当 然 に 退 職 したものとした 原 審 ( 高 裁 判 決 )の 判 断 は 正 当 とし て 是 認 することができ 期 限 の 定 めのない 任 用 への 転 化 ないしは 解 雇 法 理 の 類 推 適 用 について (これを) 採 用 することができない として 公 法 上 の 勤 務 関 係 において は 私 法 上 の 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 という 考 え 方 をあてはめる 余 地 はないことを 改 めて 判 示 した しかし ここで 一 歩 踏 み 込 み 任 命 権 者 が 日 々 雇 用 職 員 に 対 して 任 用 予 定 期 間 満 了 後 も 任 用 を 続 けることを 確 約 ないし 保 障 するなど 右 期 間 満 了 後 も 任 用 が 継 続 されると 期 待 することが 無 理 からぬものとみられる 行 為 をしたというような 特 別 の 事 情 がある 場 合 には 職 員 がそのような 誤 った 期 待 を 抱 いたことによる 損 害 につき 国 家 賠 償 法 に 基 づき 賠 償 を 認 める 余 地 があり 得 る としたのである こうして 法 的 には 誤 った ものとはいえども 任 用 継 続 の 期 待 を 抱 くことが 合 理 的 な 場 合 は 当 該 期 待 は 法 的 保 護 の 対 象 となることを 最 高 裁 判 例 として 初 めて 言 及 したのである (6) 任 用 継 続 保 障 に 係 る 期 待 権 賠 償 を 認 めた 例 大 阪 大 学 ( 図 書 館 事 務 補 助 員 ) 事 件 以 降 は 下 級 審 において 任 命 権 者 の 不 法 行 為 と 期 待 権 の 侵 害 をリンクさせ 損 害 賠 償 の 対 象 とする 裁 判 例 が 現 れている 問 題 は 損 害 賠 償 法 理 によって 保 護 される 利 益 を 何 に 求 めるかであり また 不 法 行 為 の 程 度 をどこまで 解 雇 権 濫 用 法 理 を 適 用 した 場 合 における 措 置 に 近 づけるかにある 1 期 待 権 を 抱 くに 至 る 経 過 で 受 けた 精 神 的 な 苦 痛 や 人 格 的 利 益 の 侵 害 を 賠 償 (30) この 点 で まず 紹 介 すべき 事 例 は 鹿 瀬 町 ( 臨 時 職 員 地 位 確 認 等 請 求 ) 事 件 (30) 鹿 瀬 町 ( 臨 時 職 員 地 位 確 認 請 求 ) 事 件 新 潟 地 判 平 判 例 自 治 265 号 p

18 と 昭 和 町 ( 嘱 託 職 員 不 再 任 ) 事 件 (31) である この2つの 裁 判 例 は その 判 断 の 枠 組 みとして 大 阪 大 学 ( 図 書 館 事 務 補 助 員 ) 事 件 最 高 裁 判 例 を 採 用 し 雇 止 めの 無 効 = 地 位 確 認 は 認 めなかったが 町 長 等 がな した 不 法 な 行 為 により 再 任 用 されなかったとして 賠 償 を 認 めたものである ただし 期 待 権 そのものが 賠 償 の 対 象 となるのではなく 誤 った 期 待 を 抱 くに 至 った 経 過 から 受 けた 精 神 的 な 苦 痛 や 人 格 的 利 益 の 侵 害 が 賠 償 の 対 象 となっ ている すなわち 鹿 瀬 町 事 件 において 新 潟 地 裁 は (a) 原 告 は 地 公 法 22 条 5 項 による 臨 時 的 任 用 であり その 任 用 においては 更 新 を 含 めて1 年 を 超 えることはできず 任 用 期 間 が1 年 を 超 えた 時 点 で 任 命 権 者 の 何 らの 行 為 も 要 せずに 当 然 退 職 したこ とになるので 原 告 の 地 位 確 認 を 求 める 訴 えは 理 由 がないと 斥 けた 上 で (b) 町 長 から 原 告 は 町 長 選 挙 において 反 対 派 の 応 援 をしたので 辞 めてもらうと 言 われ 結 果 原 告 は 再 任 用 されることなく1 年 で 被 告 の 保 育 所 を 退 職 することになったこと (c)その 後 町 長 の 知 り 合 いの 女 性 が 臨 時 職 員 として 別 の 保 育 所 に 採 用 されるに 至 ったことなどから 町 長 の 発 言 がなければ 保 育 に 慣 れていた 原 告 が 再 度 臨 時 職 員 として 任 用 される 蓋 然 性 が 高 かったことから200 万 円 の 慰 謝 料 を 認 める という ものであった また 昭 和 町 事 件 でも (a) 地 方 公 共 団 体 が 地 公 法 3 条 3 項 3 号 所 定 の 嘱 託 職 員 につき 合 理 的 理 由 がない 限 り 再 任 用 するという 運 用 を 行 っていた 場 合 (b) 任 命 権 者 が 再 任 用 を 希 望 していた 当 該 嘱 託 員 につき 合 理 的 理 由 がないのに 差 別 的 な 取 扱 い を 行 って 再 任 用 をしなかったときは (c) 当 該 行 為 は 上 記 嘱 託 員 が 有 していた 再 任 用 について 合 理 的 理 由 なしに 差 別 的 な 取 り 扱 いを 受 けないという 人 格 的 利 益 を 侵 害 するもので 国 家 賠 償 法 上 違 法 となり 慰 謝 料 請 求 を 認 めたものである 2 期 待 権 そのものを 法 的 保 護 の 対 象 = 国 家 賠 償 法 の 対 象 これらをさらに 踏 み 込 み 法 的 に 見 れば 誤 った といえども 再 任 用 されるも のと 考 えてしかるべきであるという 期 待 権 そのものを 法 的 保 護 の 対 象 = 国 家 賠 (32) 償 法 の 対 象 としたのが 中 野 区 ( 非 常 勤 保 育 士 ) 事 件 である 同 高 裁 判 決 では 実 質 的 にみると 雇 止 めに 対 する 解 雇 権 濫 用 法 理 を 類 推 適 用 すべき 程 度 にまで 違 法 (31) 昭 和 町 ( 嘱 託 職 員 不 再 任 ) 事 件 東 京 高 判 平 労 働 判 例 919 号 p22 (32) 中 野 区 ( 非 常 勤 保 育 士 ) 事 件 東 京 高 判 平 前 掲 注 (8) 参 照

19 性 が 強 い 事 情 の 下 に 被 告 は 原 告 らの 期 待 権 を 侵 害 した と 明 言 し したがって 報 酬 の1 年 間 分 に 相 当 する 程 度 の 慰 謝 料 額 を 認 めるのが 相 当 と 任 用 を 継 続 し たのと 同 様 の 報 酬 額 を 支 払 えという 判 決 を 下 した 事 件 の 概 要 は 任 用 期 間 を1 年 間 として 9 回 から11 回 にわたり 2003 年 度 末 ま で 再 任 用 されていた 中 野 区 立 の 保 育 園 の 原 告 ら 非 常 勤 保 育 士 (いずれも 地 公 法 3 条 3 項 3 号 特 別 職 非 常 勤 職 員 )について 2004 年 度 から 指 定 管 理 者 制 度 を 導 入 するた め 非 常 勤 保 育 士 制 度 を 廃 止 することから 2004 年 3 月 31 日 をもって 任 期 満 了 と なると 通 知 し 2004 年 4 月 1 日 以 降 原 告 らを 再 任 用 しなかったことに 対 し 原 告 ら は 再 任 用 しなかったことは 解 雇 権 の 濫 用 で 無 効 であるなどとして 非 常 勤 職 員 と しての 地 位 の 確 認 と 報 酬 の 支 払 い 再 任 用 に 対 する 期 待 権 の 侵 害 を 理 由 とする 損 害 賠 償 を 求 める 訴 訟 を 起 こした 東 京 高 裁 の 判 断 は (a) 原 告 らの 任 用 は 私 法 上 の 雇 用 契 約 と 解 せない 以 上 私 法 上 の 雇 用 関 係 に 適 用 される 解 雇 法 理 ないし 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 は 認 められ ず 原 告 らの 再 任 を 請 求 する 権 利 は 認 められないとした 上 で (b)しかし 解 雇 権 濫 用 法 理 を 類 推 適 用 すべき 程 度 にまで 違 法 性 が 強 い 事 情 の 下 に 被 告 ( 中 野 区 )は 原 告 らの 期 待 権 を 侵 害 したこと しかるに 私 法 上 の 契 約 と 異 なることから 一 審 原 告 らはその 地 位 の 確 認 を 求 めることはできないこと その 他 本 件 に 顕 れた 一 切 の 事 情 を 考 慮 すると 一 審 原 告 らそれぞれにつき 報 酬 の1 年 間 分 に 相 当 する 程 度 の 慰 謝 料 額 を 認 めるのが 相 当 としたのである なお 上 記 事 件 は 中 野 区 が 上 告 しなかったため 確 定 し 再 任 用 されなかった 保 育 士 らは 2008 年 4 月 より 任 期 付 短 時 間 勤 務 職 員 として 復 職 した (7) 権 利 濫 用 法 理 および 信 義 則 は 公 法 関 係 にも 適 用 される 一 般 原 則 であり 特 段 の 事 情 がある 場 合 非 常 勤 職 員 の 任 期 満 了 後 の 更 新 拒 絶 は 違 法 とした 例 このような 雇 止 めをめぐる 裁 判 例 の 流 れと 若 干 異 なるところに 位 置 づけられるのが (33) 情 報 システム 研 究 機 構 ( 国 情 研 ) 事 件 の 東 京 地 裁 判 決 である 東 京 地 裁 判 決 では 公 法 関 係 にも 権 利 濫 用 法 理 や 信 義 則 が 適 用 されることを 前 提 に 特 別 な 事 情 があれば 更 新 拒 否 にも 権 利 濫 用 法 理 が 及 ぶ 余 地 を 認 めたものである 事 件 の 概 要 は 1989 年 5 月 に 当 時 の 学 術 情 報 センターの 非 常 勤 職 員 として 採 用 され (33) 情 報 システム 研 究 機 構 ( 国 情 研 ) 事 件 東 京 地 判 平 労 働 判 例 915 号 p

20 以 後 13 回 にわたって 任 用 の 更 新 を 受 けてきた 国 情 研 の 非 常 勤 職 員 ( 原 告 )について 被 告 ( 国 情 研 )が 2003 年 3 月 31 日 をもって 原 告 の 雇 用 期 間 が 満 了 したとして 雇 止 め を 行 ったところ 原 告 は 国 情 研 との 有 期 雇 用 関 係 における 雇 止 めは 解 雇 と 評 価 され るから 本 件 不 再 任 用 は 無 効 であるとし 地 位 確 認 と2003 年 4 月 以 降 の 賃 金 予 備 的 に 任 用 継 続 の 期 待 権 侵 害 による 賃 金 相 当 額 及 び 慰 謝 料 を 請 求 した というものである 東 京 地 裁 判 決 は 任 期 を 定 めて 任 用 された 職 員 について その 任 用 の 更 新 が 繰 り 返 されたからといって 常 勤 職 員 に 転 化 することがないことはもとより 期 限 の 定 め のない 非 常 勤 職 員 になることもない し 勤 務 条 件 法 定 主 義 を 採 り 法 や 規 則 に 則 って 任 用 及 び 任 用 更 新 手 続 が 履 践 される 非 常 勤 職 員 たる 公 務 員 の 任 用 関 係 において は 考 えにくい したがって 任 用 更 新 が 繰 り 返 されたことによる 非 常 勤 職 員 の 更 新 への 期 待 が 直 ちに 合 理 的 期 待 であるとして 法 的 保 護 が 与 えられると 解 することも 困 難 である とした しかしながら 権 利 濫 用 ないし 権 限 濫 用 の 禁 止 に 関 する 法 理 は 解 雇 に 限 らず 一 般 的 に 妥 当 する 法 理 であって 権 利 の 行 使 及 び 義 務 の 履 行 は 信 義 に 従 い 誠 実 に 行 わ なければならない という 信 義 則 の 法 理 と 共 に 公 法 上 の 法 律 関 係 においても 適 用 の 余 地 のある 普 遍 的 法 原 理 であるというべき とし そして 任 期 付 きで 任 用 された 公 務 員 の 任 用 関 係 が 公 法 的 規 律 に 服 する 公 法 上 の 法 律 関 係 であるとしても これらの 法 理 の 適 用 の 可 能 性 をまったく 否 定 するのは 相 当 でない とした その 上 で 1 任 用 が 継 続 されると 期 待 することが 無 理 からぬものと 見 られる 行 為 を したというような 特 別 な 事 情 があるにも 関 わらず 任 用 更 新 をしない 理 由 に 合 理 性 を 欠 く 場 合 2 裁 量 権 の 範 囲 を 超 え 又 はその 濫 用 があった 場 合 3 任 用 更 新 の 拒 絶 が 著 しく 正 義 に 反 し 社 会 通 念 上 是 認 しえない 場 合 など これを 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 と 呼 ぶかどうかは 別 として 特 段 の 事 情 が 認 められる 場 合 には 権 利 濫 用 権 限 濫 用 の 禁 止 に 関 する 法 理 ないし 信 義 則 の 法 理 が 妥 当 とすることがあり 得 ると 考 えるのが 相 当 により 任 命 権 者 は 当 該 非 常 勤 職 員 に 対 する 任 用 更 新 を 拒 絶 できない とした のである この 判 決 は 公 法 上 の 勤 務 関 係 には 労 働 契 約 関 係 をベースとする 解 雇 権 濫 用 法 理 の 類 推 適 用 とはならないが これとは 別 に 権 利 濫 用 権 限 濫 用 の 禁 止 に 関 する 法 理 ないし 信 義 則 の 法 理 という 一 般 的 な 法 理 が 適 用 されるのであり この 点 から 任 用 更 新 をしないことに 合 理 性 がないときは 任 用 更 新 を 拒 絶 できないとしたのである

21 図 2 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めと 期 待 権 侵 害 に 対 する 裁 判 例 系 譜 行 政 行 為 説 長 野 県 農 事 試 験 場 事 件 最 高 裁 第 一 小 法 廷 昭 兵 庫 県 衛 生 研 究 所 事 件 最 高 裁 第 三 小 法 廷 平 労 働 契 約 説 加 古 川 臨 時 職 員 事 件 神 戸 地 裁 姫 路 支 部 判 昭 市 臨 時 職 員 の 短 期 雇 用 契 約 の 反 復 更 新 は 期 間 の 定 めのない 雇 用 契 約 で 雇 用 関 係 終 了 の 通 告 は 解 雇 に 該 当 解 雇 予 告 手 当 の 支 払 いを 命 じる 解 雇 権 濫 用 法 理 非 適 用 と 期 待 権 賠 償 の 余 地 大 阪 大 学 図 書 館 事 務 補 助 員 事 件 最 高 裁 第 一 小 法 廷 平 成 再 び 任 用 される 権 利 あるいは 再 任 用 を 要 求 する 権 利 は 認 められない 任 用 予 定 期 間 満 了 後 も 任 用 が 継 続 される と 期 待 することが 無 理 からぬ 特 別 の 事 情 があれば 不 法 行 為 が 成 立 する 余 地 あり 権 利 濫 用 解 雇 権 濫 用 法 理 を 適 用 岡 山 中 央 郵 便 局 事 件 岡 山 地 判 平 成 情 報 システム 研 究 機 構 ( 国 情 研 ) 事 件 東 京 地 判 平 成 控 訴 審 は 原 判 決 取 消 請 求 棄 却 任 用 継 続 保 障 に 係 る 期 待 権 賠 償 肯 定 鹿 瀬 町 事 件 新 潟 地 判 平 成 昭 和 町 嘱 託 職 員 不 再 任 事 件 東 京 高 判 平 成 中 野 区 非 常 勤 保 育 士 再 任 用 拒 否 事 件 東 京 高 判 平 成 任 用 継 続 保 障 に 係 る 期 待 権 賠 償 否 定 長 崎 市 再 任 用 拒 否 事 件 長 崎 地 判 平 情 報 システム 研 究 機 構 ( 国 情 研 ) 事 件 東 京 高 判 平 成 同 地 裁 判 決 は 学 界 等 においても 相 当 に 議 論 を 惹 起 した (34) が 控 訴 審 である 東 京 高 裁 判 決 (2006 年 12 月 13 日 )では 非 控 訴 側 ( 一 審 原 告 )が 逆 転 敗 訴 し また 上 告 審 でも 上 告 側 ( 一 審 原 告 )の 上 告 が 棄 却 されている (34) 例 えば 地 裁 判 決 に 疑 問 を 呈 するものとして 下 井 康 史 期 限 付 任 用 公 務 員 の 任 用 更 新 拒 否 国 立 情 報 学 研 究 所 事 件 東 京 地 判 平 日 本 労 働 法 学 会 誌 108 号 ( ) 地 裁 判 決 を 肯 定 する 立 場 として 勝 亦 啓 文 前 掲 注 (17)など

22 3. 臨 時 非 常 勤 職 員 の 処 遇 等 をめぐる 裁 判 例 の 系 譜 と 傾 向 近 年 これまで 見 てきた 臨 時 非 常 勤 職 員 の 雇 止 めと 地 位 確 認 期 待 権 の 侵 害 と 賠 償 の 関 係 をめぐる 裁 判 の 動 向 とは 別 に 臨 時 非 常 勤 職 員 への 一 時 金 や 退 職 金 等 の 支 給 を 違 法 な 公 金 の 支 出 であるとする 住 民 訴 訟 が 各 地 で 提 起 されてきている これらの 裁 判 を 通 じ 臨 時 非 常 勤 職 員 の 処 遇 の 在 り 方 給 与 条 例 主 義 や 財 政 民 主 主 義 との 関 係 などについて 裁 判 所 によっていくつかの 判 断 が 下 されてきている 本 章 では この 間 の 臨 時 非 常 勤 職 員 の 処 遇 等 の 在 り 方 と 法 適 用 関 係 に 係 る 裁 判 例 の 動 向 を 紹 介 しながら 課 題 や 問 題 点 等 を 指 摘 していきたい (1) 常 勤 の 職 員 と 同 様 の 勤 務 実 態 にある 非 常 勤 の 職 員 は 自 治 法 204 条 の 常 勤 の 職 員 とみなすとした 例 本 稿 1 章 の 臨 時 非 常 勤 職 員 の 公 務 員 関 係 法 の 適 用 関 係 で 触 れたように 自 治 法 は 203 条 の2で 普 通 地 方 公 共 団 体 の 非 常 勤 の 職 員 ( 短 時 間 勤 務 職 員 を 除 く)に 対 し 報 酬 と 費 用 弁 償 を 支 給 するとしている 一 方 同 法 204 条 で 常 勤 の 職 員 並 び に 短 時 間 勤 務 職 員 に 給 料 及 び 旅 費 を 支 給 しなければならず 扶 養 手 当 地 域 手 当 期 末 勤 勉 手 当 等 又 は 退 職 手 当 ( 以 下 諸 手 当 と 称 す)を 支 給 することができる として いる しかし 常 勤 非 常 勤 の 定 義 はなく 実 務 上 は 常 勤 職 員 ( 任 期 の 定 めがな く 勤 務 時 間 条 例 に 定 められた 勤 務 時 間 を 勤 務 し 本 格 的 かつ 恒 常 的 業 務 を 担 うとさ れる) 以 外 の 職 員 を 臨 時 非 常 勤 職 員 とみなして 自 治 法 203 条 の2に 規 定 する 報 酬 と 費 用 弁 償 を 支 出 し 給 料 諸 手 当 を 支 給 しないという 取 り 扱 いをしてきたものと 考 えられる 一 方 少 なくない 自 治 体 において 上 記 のような 取 り 扱 いでは 常 勤 職 員 と 非 常 勤 職 員 の 均 衡 を 失 するという 観 点 から 一 時 金 や 退 職 金 について 何 らかの 形 で 支 給 して きたという 実 態 がある こうした 非 常 勤 職 員 への 諸 手 当 等 の 支 払 いが 違 法 な 公 金 の 支 出 であるとして 起 こされた 住 民 訴 訟 において 最 近 の 裁 判 例 は 自 治 法 203 条 の2と204 条 に 定 める 常 勤 の 職 員 非 常 勤 の 職 員 とは 何 であるかをまず 検 討 し 非 常 勤 職 員 の 勤 務 実 態 を 分 析 して その 上 で 自 治 法 の 各 条 文 の 適 用 関 係 を 考 えるというものに なっている

23 結 論 を 先 に 述 べれば 非 常 勤 職 員 の 勤 務 内 容 が 常 勤 職 員 と 同 じで その 報 酬 等 が 生 活 給 とみなされ 勤 務 実 態 からみて 常 勤 職 員 の4 分 の3を 超 える 勤 務 時 間 数 を 勤 務 し ていれば 自 治 法 204 条 に 規 定 する 常 勤 の 職 員 と 推 認 され 給 料 諸 手 当 を 支 給 できると 判 断 している (35) (36) 1 東 村 山 市 ( 非 常 勤 嘱 託 職 員 退 職 金 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 東 村 山 市 事 件 東 京 高 裁 判 決 は 自 治 法 に 規 定 された 非 常 勤 の 職 員 には 諸 手 当 の 支 給 ができないという 枠 組 みを 前 提 とした 上 で 非 常 勤 の 職 員 常 勤 の 職 員 とは 何 であるかを 検 討 し 勤 務 内 容 及 び 態 様 報 酬 の 支 給 その 他 の 待 遇 等 を 総 合 的 に 考 慮 して 実 質 的 に 判 断 すべき として 東 村 山 市 の 嘱 託 職 員 は 勤 務 時 間 のみならずその 職 務 内 容 も 常 勤 職 員 と 同 様 であり 勤 務 実 態 からみて 常 勤 職 員 に 該 当 することが 認 められる と 判 示 した この 裁 判 は 東 村 山 市 の 住 民 であり 同 市 の 市 議 会 議 員 でもある 控 訴 人 ( 一 審 原 告 )らが 東 村 山 市 の 嘱 託 職 員 の 離 職 にあたって 同 市 が 退 職 手 当 を 当 該 嘱 託 職 員 に 支 給 したことについて (a) 本 件 嘱 託 職 員 らは 自 治 法 203 条 ( 現 行 203 条 の2)1 項 にいう 非 常 勤 の 職 員 にあたるところ 本 件 嘱 託 職 員 らに 対 して 退 職 手 当 を 支 給 することは 許 されない (b) 本 件 嘱 託 職 員 らに 対 する 退 職 手 当 の 支 給 は 条 例 に 基 づかないため 無 効 であること 等 を 争 点 とした 住 民 訴 訟 である 東 京 高 裁 は 東 村 山 市 の 嘱 託 職 員 は 勤 務 時 間 のみならずその 職 務 内 容 も 常 勤 職 員 と 同 様 であり 勤 務 実 態 からみて 常 勤 職 員 に 該 当 することが 認 められるから 本 件 嘱 託 職 員 らを 始 めとする 嘱 託 職 員 については 自 治 法 203 条 1 項 非 常 勤 の 職 員 ( 中 略 )に 類 する 者 というよりも むしろ 同 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 に 該 当 するものと 認 めることが 相 当 である とした 原 審 の 東 京 地 裁 判 決 (2007 年 12 月 7 日 )を 維 持 し 本 件 嘱 託 職 員 らに 対 する 退 職 手 当 の 支 給 は 自 治 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 に 該 当 する 職 員 に 対 する 支 給 ということができるから 適 法 としたものである なお この 事 件 は 2009 年 2 月 6 日 最 高 裁 が 上 告 を 棄 却 して 確 定 している (35) 拙 稿 常 勤 と 非 常 勤 の 差 異 を 問 う 月 刊 自 治 研 591 号 ( )pp25-33も 参 照 されたい (36) 東 村 山 市 ( 嘱 託 職 員 退 職 手 当 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 東 京 高 判 平 ( 判 例 集 未 搭 載 )

24 (37) 2 枚 方 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 金 期 末 手 当 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 東 村 山 市 事 件 に 係 る 東 京 高 裁 判 決 は 常 勤 非 常 勤 の 区 分 について 業 務 実 態 を 重 視 する 旨 を 判 示 していたが 業 務 の 性 格 だけで 常 勤 非 常 勤 を 区 分 してよいものだろうか とりわけ 常 勤 非 常 勤 の 区 分 として 一 般 的 に 考 え られている 勤 務 時 間 数 との 関 係 をどのように 考 えるべきだろうか この 点 を 考 察 する 上 で 参 考 となる 裁 判 例 が 枚 方 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 金 期 末 手 当 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 である 事 案 の 概 要 は 枚 方 市 民 である 原 告 が 被 告 枚 方 市 に 対 し 枚 方 市 長 らが 行 った 非 常 勤 職 員 への 特 別 報 酬 ( 退 職 金 )の 支 給 夏 季 一 時 金 の 支 給 が 自 治 法 地 公 法 の 各 規 定 を 満 たさない 違 法 な 支 出 であるとして 被 告 に 対 し 損 害 賠 償 を 行 うよう 請 求 した 事 件 である 争 点 は 次 の4 点 であった 争 点 1は 手 当 の 支 給 を 受 けた 枚 方 市 の 一 般 職 非 常 勤 職 員 は 自 治 法 203 条 の2 にいう 非 常 勤 の 職 員 なのか 自 治 法 204 条 の 常 勤 の 職 員 なのか 争 点 2は 手 当 支 給 の 根 拠 となっている 枚 方 市 職 員 給 与 条 例 の 定 め 方 は 給 与 条 例 主 義 に 反 する のか 争 点 3は 条 例 上 に 根 拠 を 欠 く 違 法 な 支 出 であったとしても 枚 方 市 の 非 常 勤 職 員 が 受 けた 退 職 時 等 特 別 報 酬 や 定 期 特 別 報 酬 ( 夏 季 一 時 金 )は 不 当 利 得 に 該 当 するか 争 点 4は 枚 方 市 は 非 常 勤 職 員 に 対 し 不 当 利 得 返 還 請 求 を 求 めること が 可 能 かであった 大 阪 地 裁 は まず 自 治 法 が 常 勤 の 職 員 と 非 常 勤 の 職 員 で 異 なる 給 与 体 系 を 定 めた 趣 旨 を 検 討 し 自 治 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 とは その 勤 務 の 態 様 に 照 らして 当 該 勤 務 が 当 該 職 員 及 びその 家 族 の 生 計 を 支 えるいわゆる 生 活 の 糧 を 得 るための 主 要 な 手 段 と 評 価 し 得 るような 職 務 に 従 事 する 職 員 をいい そのような 職 員 に 該 当 するか 否 かは 当 該 職 員 の 任 用 形 式 のみならずその 職 務 の 内 容 及 び 性 質 等 をも 勘 案 し 社 会 通 念 に 従 って 決 すべきものとした そして 国 家 公 務 員 の 非 常 勤 職 員 に 係 る 規 定 から 常 勤 職 員 の 週 勤 務 時 間 数 の4 分 の3を 超 えるような 態 様 の 勤 務 に 従 事 する 職 員 は 社 会 通 念 に 照 らしても 当 該 (37) 枚 方 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 金 期 末 手 当 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 大 阪 地 判 平 ( 判 例 集 未 搭 載 ) なお 同 様 の 事 件 として 茨 木 市 ( 臨 時 的 任 用 職 員 一 時 金 支 給 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 大 阪 地 判 平 判 例 地 方 自 治 309 号 p35 同 茨 木 市 事 件 の 高 裁 判 決 は 平 ( 判 例 集 未 搭 載 )で 一 審 判 決 を 維 持 いずれも 給 与 条 例 主 義 の 要 件 を 満 たさない 公 金 の 支 出 であるとして 住 民 側 の 請 求 を 認 めている

25 勤 務 が 当 該 職 員 及 びその 家 族 の 生 計 を 支 えるいわゆる 生 活 の 糧 を 得 るための 主 要 な 手 段 となっているのが 通 常 であると 考 えられることを 併 せ 考 えると 地 方 公 務 員 に ついても 1 週 間 当 たりの 勤 務 時 間 数 が 常 勤 の 職 員 の1 週 間 当 たりの 勤 務 時 間 数 の 4 分 の3を 超 えるような 態 様 の 勤 務 に 従 事 する 職 員 は 自 治 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 に 該 当 するものと 推 定 されるというべきとして 本 件 給 与 条 例 にいう 非 常 勤 職 員 は 市 の 一 般 職 の 職 員 であって 自 治 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 に 該 当 するものをいうと 合 理 的 に 解 することができる したがって 本 件 条 例 の 特 別 報 酬 に 関 する 規 定 は 自 治 法 204 条 1 項 にいう 常 勤 の 職 員 に 該 当 するものに 対 する 同 条 2 項 にいう 期 末 手 当 及 び 退 職 手 当 を 支 給 することを 定 めたものということがで きるから その 限 りにおいては 同 項 の 規 定 に 違 反 するものということはできな い と 判 示 した 争 点 2のいわゆる 給 与 条 例 主 義 との 関 わりについては 後 述 するが 概 要 だけを 記 せば 枚 方 市 職 員 給 与 条 例 の 定 め 方 は 給 与 条 例 主 義 の 要 件 を 満 たさず 同 条 例 に 基 づく 特 別 報 酬 の 支 給 は 違 法 と 判 断 した なお 争 点 3については 当 該 非 常 勤 職 員 の 勤 務 に 対 する 対 価 は 月 額 報 酬 等 として 支 給 される 普 通 報 酬 ( 本 給 )によって 評 価 し 尽 くされているというべきであ り 退 職 時 等 特 別 報 酬 も 定 期 特 別 報 酬 (= 一 時 金 )も 職 員 の 勤 務 に 対 する 対 価 で あるとみることはできない として 非 常 勤 職 員 が 得 ていた 期 末 手 当 や 退 職 金 は 不 当 利 得 に 該 当 するとし また 争 点 4については 枚 方 市 が 非 常 勤 職 員 らに 対 し 各 人 に 支 給 した 特 別 報 酬 相 当 額 の 不 当 利 得 返 還 請 求 をすることができるとした (2) 地 公 法 57 条 に 定 める 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 現 業 職 の 非 常 勤 職 員 への 自 治 法 203 条 の2 204 条 の 適 用 関 係 上 記 (1)は 自 治 法 203 条 の2ならびに204 条 の 枠 組 みを 前 提 として 常 勤 非 常 勤 の 定 義 を 検 討 し それを 実 際 の 非 常 勤 職 員 の 勤 務 態 様 等 に 適 用 して 常 勤 か 非 常 勤 かを 判 断 した では 自 治 法 の 当 該 条 文 が 適 用 されない 地 公 法 57 条 に 定 め る 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 現 業 職 の 非 常 勤 職 員 への 諸 手 当 等 の 支 給 をいかに 考 えるべ きだろうか 参 考 となる 裁 判 例 は 東 大 阪 市 ( 一 般 職 非 常 勤 職 員 給 与 支 出 損 害 賠 償 請

26 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 (38) と 大 東 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 慰 労 金 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 (39) である 先 にも 記 したように( 本 稿 1.(2)5) 地 公 法 57 条 に 規 定 する 単 純 な 労 務 に 雇 用 さ れる 一 般 職 非 常 勤 職 員 については 地 方 公 営 企 業 法 38 条 が 適 用 され 報 酬 費 用 弁 償 ではなく 給 料 と 諸 手 当 が 支 給 される しかし 上 記 の 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 非 常 勤 職 員 が 地 公 法 上 の 任 用 区 分 として 地 公 法 3 条 3 項 3 号 の 特 別 職 非 常 勤 職 員 と 位 置 づけられた 場 合 はどうなるのか 換 言 すれば 単 純 な 労 務 に 就 く 非 常 勤 職 員 の 地 公 法 上 の 条 文 の 適 用 関 係 において 地 公 法 57 条 と 地 公 法 3 条 3 項 3 号 のどちらが 優 先 するのだろうか 前 者 であれば 自 治 法 203 条 の2と204 条 の 各 規 定 が 排 除 され 地 方 公 営 企 業 法 38 条 に 基 づき 給 料 と 諸 手 当 が 支 給 される 一 方 後 者 であれば 当 該 自 治 法 の 条 文 が 適 用 され 本 章 (1)に 戻 り その 勤 務 実 態 から 常 勤 か 非 常 勤 かの 検 討 を 進 めな くてはならない そもそも 地 公 法 57 条 が 適 用 となる 単 純 労 務 職 員 ( 現 業 職 員 )には その 職 の 性 格 か ら 地 公 企 労 法 附 則 5 項 の 準 用 規 定 が 適 用 となるのであり また 職 階 制 や 職 務 給 の 原 則 の 下 職 務 を 分 類 の 柱 とすることを 建 て 前 とする 現 行 地 公 法 におい て 地 公 法 57 条 に 定 める 単 純 労 務 の 職 に 就 く 非 常 勤 職 員 を 地 公 法 3 条 3 項 3 号 に 位 置 づけることがはたして 可 能 なのか その 取 り 扱 いについてなお 検 討 を 要 する この 点 後 述 の 大 東 市 事 件 は 判 断 を 避 けている 1 一 般 職 非 常 勤 職 員 に 位 置 づけられた 単 純 労 務 職 員 ( 現 業 職 員 )への 諸 手 当 の 支 給 が 適 法 であるとされた 例 < 東 大 阪 市 ( 一 般 職 非 常 勤 職 員 給 与 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 > 東 大 阪 市 において 保 育 園 調 理 員 学 校 給 食 調 理 員 清 掃 作 業 員 等 の 現 業 部 門 に おいて2003 年 度 に 新 規 採 用 された 一 般 職 非 常 勤 職 員 の 採 用 と 当 該 一 般 職 非 常 勤 職 員 らに 対 する 給 与 等 の 支 給 に 係 る 支 出 命 令 が 地 公 法 自 治 法 に 違 反 するとして 住 民 である 東 大 阪 市 民 らが 支 出 された 給 与 相 当 額 の 損 害 賠 償 を 当 時 の 市 長 個 人 に 請 (38) 東 大 阪 市 ( 一 般 職 非 常 勤 職 員 給 与 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 大 阪 地 判 平 判 例 タイムズ 1233 号 p211 なお 大 阪 高 裁 判 決 ( 平 成 20 年 1 月 31 日 )は 原 審 の 大 阪 地 裁 判 決 を 維 持 し 控 訴 人 ( 一 審 原 告 )の 控 訴 を 棄 却 した( 判 例 集 未 搭 載 ) (39) 大 東 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 慰 労 金 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 前 掲 注 (14)

27 求 するよう 求 めた 住 民 訴 訟 である 争 点 は 自 治 法 203 条 の2と204 条 の 対 比 から 非 常 勤 職 員 である 本 件 採 用 者 に 給 料 及 び 手 当 を 支 給 することが 違 法 であるかどうかというものであった 大 阪 地 裁 は 地 公 法 57 条 は 単 純 な 労 務 に 雇 用 される 職 員 の 特 例 について 地 公 労 法 制 定 附 則 5 項 により 単 純 労 務 職 員 に 係 る 労 働 関 係 その 他 身 分 取 扱 いについては 地 公 労 法 (17 条 を 除 く) 及 び 地 方 公 営 企 業 法 37 条 から39 条 までの 規 定 を 準 用 するも のとし 地 方 公 営 企 業 法 38 条 1 項 は 企 業 職 員 の 給 与 を 給 料 及 び 手 当 であると 定 め ているところ 同 条 は 企 業 職 員 から 非 常 勤 職 員 を 除 外 していないから 非 常 勤 職 員 たる 単 純 労 務 職 員 も 同 項 の 適 用 を 受 けると 解 するのが 相 当 で 給 料 及 び 手 当 が 支 給 され このことは( 現 行 ) 自 治 法 203 条 の2と 矛 盾 しないと 説 示 した そして 本 件 非 常 勤 職 員 は いずれも 東 大 阪 市 における 単 純 労 務 職 員 範 囲 規 則 に 定 められた 単 純 な 労 務 に 雇 用 されるものということができ したがって 本 件 非 常 勤 職 員 に 給 料 及 び 手 当 を 支 給 すべきである とした なお 上 記 事 件 は 原 告 側 が 控 訴 したが 大 阪 高 裁 は 2008 年 1 月 31 日 原 告 側 控 訴 をすべて 棄 却 し 原 審 判 決 維 持 の 判 決 を 言 い 渡 した 2 特 別 職 非 常 勤 職 員 ( 地 公 法 3 条 3 項 3 号 )に 基 づき 任 用 された 単 純 労 務 職 員 ( 現 業 職 員 )への 退 職 手 当 の 支 給 が 自 治 法 203 条 の2に 反 する 違 法 な 支 出 ではないか が 争 われた 事 例 < 大 東 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 慰 労 金 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 > 大 東 市 では 地 公 法 3 条 3 項 3 号 の 特 別 職 嘱 託 職 員 の 位 置 づけのもと 給 食 調 理 員 児 童 生 徒 介 助 員 宿 直 員 庁 務 員 等 を 非 常 勤 職 員 として 任 用 してきたが これ ら 職 員 への 退 職 慰 労 金 の 支 給 が 条 例 の 根 拠 を 欠 き 違 法 な 支 出 であることが 争 われた 事 案 である 大 東 市 の 住 民 である 原 告 は (a) 上 記 の 非 常 勤 職 員 が 退 職 する 際 に 市 が 退 職 慰 労 金 を 支 給 していることは 条 例 の 根 拠 を 欠 いているから 給 与 条 例 主 義 を 定 めた 自 治 法 204 条 の2 等 の 規 定 に 違 反 し 違 法 である (b)( 現 行 ) 自 治 法 203 条 の2 204 条 の 各 規 定 から 非 常 勤 職 員 は 報 酬 と 費 用 弁 償 を 受 け 取 るとしているところ 本 件 退 職 慰 労 金 は 退 職 手 当 であるから たとえ 条 例 をもって 定 めたとしても その 支 給 は 違 法 である 等 を 主 張 した 大 阪 地 裁 は まず(b)について 本 件 退 職 慰 労 金 は 非 常 勤 職 員 が 退 職 した 場 合 に 支 給 されるものである 上 その 支 給 基 準 は 当 該 職 員 の 退 職 時 の 基 本 報 酬 額 を 基 準

28 としており 退 職 手 当 の 性 格 を 有 していると 認 定 した ところが 原 告 の 主 張 に 見 られる 当 該 退 職 手 当 の 支 給 は 自 治 法 203 条 の2 204 条 の 各 規 定 に 照 らして 違 法 で ある との 主 張 に 何 ら 検 討 を 加 えることなく (a)について 普 通 地 方 公 共 団 体 の 職 員 等 に 対 する 給 与 手 当 等 の 額 及 び 支 給 方 法 は 条 例 で 定 めなければならず その 支 給 も 法 律 又 はこれに 基 づく 条 例 に 基 づかずにはすることができない として 本 件 退 職 慰 労 金 の 支 給 については これを 直 接 定 めた 条 例 の 規 定 はない その 支 給 は 要 綱 に 基 づいて 行 われてきたが 要 綱 は 行 政 内 部 の 規 範 に 過 ぎず 給 与 条 例 主 義 の 前 記 趣 旨 に 照 らせば 要 綱 をもって 条 例 に 変 えることができると 解 する 余 地 は ない として 当 該 退 職 慰 労 金 の 支 出 は 給 与 条 例 主 義 に 違 反 し 違 法 な 公 金 の 支 出 であるとの 判 断 を 示 した (3) 非 常 勤 職 員 と 給 与 条 例 主 義 について 自 治 法 は 非 常 勤 職 員 については203 条 の2 第 4 項 で 報 酬 及 び 費 用 弁 償 の 額 並 びにその 支 給 方 法 は 条 例 でこれを 定 めなければならない とし 常 勤 職 員 について は 204 条 第 3 項 において 給 料 手 当 及 び 旅 費 の 額 並 びにその 支 給 方 法 は 条 例 で これを 定 めなければならない と 定 め さらに204 条 の2において 普 通 地 方 公 共 団 体 は いかなる 給 与 その 他 の 給 付 も 法 律 又 はこれに 基 づく 条 例 に 基 づかずには こ れをその 議 会 の 議 員 203 条 の2 第 1 項 の 職 員 及 び 前 条 第 1 項 の 職 員 に 支 給 すること ができない と 規 定 している これら 自 治 法 の 規 定 を 受 け 地 公 法 は24 条 6 項 で 職 員 の 給 与 勤 務 時 間 その 他 の 勤 務 条 件 は 条 例 で 定 める とし さらに25 条 3 項 では 給 与 に 関 する 条 例 には 次 の 事 項 を 規 定 する ものとしている 一 給 料 表 二 昇 給 の 基 準 に 関 する 事 項 三 時 間 外 勤 務 夜 間 勤 務 及 び 休 日 勤 務 に 対 する 給 与 に 関 する 事 項 四 特 別 地 域 勤 務 危 険 作 業 その 他 特 殊 な 勤 務 に 対 する 手 当 及 び 扶 養 親 族 を 有 する 職 員 に 対 する 手 当 を 支 給 する 場 合 においては これらに 関 する 事 項 五 非 常 勤 職 員 の 職 及 び 生 活 に 必 要 な 施 設 の 全 部 又 は 一 部 を 公 給 する 職 員 の 職 その 他 勤 務 条 件 の 特 別 な 職 があるときは これらについて 行 う 給 与 の 調 整 に 関 する 事 項 六 職 階 制 を 採 用 する 地 方 公 共 団 体 においては その 職 に 職 階 制 が 始 めて 適 用 され

29 る 場 合 の 給 与 に 関 する 事 項 七 前 各 号 に 規 定 するものを 除 く 外 給 与 の 支 給 方 法 及 び 支 給 条 件 に 関 する 事 項 地 方 公 営 企 業 職 員 については 地 方 公 営 企 業 法 38 条 4 項 の 規 定 で 企 業 職 員 の 給 与 の 種 類 及 び 基 準 は 条 例 で 定 める としている なお 地 公 法 57 条 が 適 用 される 単 純 労 務 職 員 ( 現 業 職 員 )にも 地 方 公 営 企 業 法 38 条 4 項 が 準 用 される ここまでをまとめると (a) 常 勤 職 員 であれ 非 常 勤 職 員 であれ 非 現 業 職 員 の 場 合 は 自 治 法 の 規 定 により 条 例 で 額 並 びにその 支 給 方 法 は 条 例 でこれを 定 めなければ なら ず このうち 常 勤 の 一 般 職 非 現 業 職 員 については 条 例 で 給 料 表 昇 給 の 基 準 に 関 する 事 項 諸 手 当 に 関 する 事 項 等 を 規 定 する 必 要 がある (b) 公 営 企 業 職 員 なら びに 現 業 職 員 に 関 しては 常 勤 非 常 勤 に 関 わらず 給 与 の 種 類 及 び 基 準 を 条 例 で 定 めればよく 額 ならびにその 支 給 方 法 は 労 働 協 約 による 上 記 のいわゆる 給 与 条 例 主 義 からみて 条 例 に 何 ら 根 拠 なく 非 常 勤 職 員 に 退 職 手 当 や 一 時 金 等 を 支 出 することは 即 座 に 違 法 な 支 出 とみなされることに 異 論 をさしはさ む 余 地 はない (40) ここで 問 題 となるのは 条 例 においてどこまで 詳 細 に 規 定 しておく 必 要 があるのか である とりわけ 常 勤 的 非 常 勤 に 諸 手 当 を 支 給 していることについて 当 該 職 員 の 勤 務 実 態 等 から 常 勤 の 職 員 とみなし 自 治 法 204 条 の 各 規 定 を 適 用 するとしても 当 該 常 勤 的 非 常 勤 職 員 の 諸 手 当 等 の 支 給 根 拠 となる 条 例 の 定 め 方 が 常 勤 職 員 レベル のものまで 要 求 されるのか 否 かが 重 要 な 課 題 となる 以 下 最 近 の 裁 判 例 から 非 常 勤 職 員 への 諸 手 当 の 支 給 と 給 与 条 例 主 義 の 関 係 性 が 問 われた 事 案 を 紹 介 する 1 地 方 公 営 企 業 法 38 条 が 準 用 される 一 般 職 非 常 勤 の 現 業 職 員 の 場 合 < 東 大 阪 市 ( 一 (41) 般 職 非 常 勤 職 員 給 与 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 > 前 述 の 通 り 東 大 阪 市 の 保 育 園 調 理 員 学 校 給 食 調 理 員 清 掃 作 業 員 等 の 現 業 部 (40) 大 東 市 事 件 前 掲 注 (39)では 条 例 ではなく 非 常 勤 職 員 の 報 酬 等 の 要 綱 に 基 づいて 特 別 職 非 常 勤 職 員 に 退 職 慰 労 金 を 支 出 してきたことについて 要 綱 は 行 政 内 部 の 規 範 に 過 ぎず 給 与 条 例 主 義 の 前 記 趣 旨 に 照 らせば 要 綱 をもって 条 例 に 変 えることができると 解 する 余 地 は ない として 当 該 退 職 慰 労 金 の 支 出 は 自 治 法 の 定 める 給 与 条 例 主 義 に 違 反 し 違 法 な 公 金 の 支 出 であると 判 断 された (41) 東 大 阪 事 件 注 (38) 参 照

30 門 において 一 般 職 非 常 勤 職 員 として 任 用 された 職 員 への 退 職 慰 労 金 の 支 給 が 条 例 に 根 拠 を 欠 き 違 法 であると 主 張 されたものである 大 阪 地 裁 の 判 断 は 本 件 採 用 者 は いずれも 地 方 公 営 企 業 法 37 条 から39 条 までの 準 用 を 受 けるところ その 給 料 及 び 手 当 の 種 類 及 び 基 準 は 条 例 で 定 める( 同 法 38 条 4 項 )が 地 公 法 24 条 から26 条 まで 等 の 規 定 の 適 用 が 除 外 されているので 本 件 採 用 者 については 条 例 自 体 により 給 与 の 支 給 額 を 確 定 しうるものであることが 要 求 されるという 厳 密 な 意 味 での 給 与 条 例 主 義 の 適 用 はないと 解 すべきだが 条 例 で 手 当 の 種 類 を 規 定 するにあたっては 具 体 的 な 手 当 の 種 類 を 限 定 的 に 列 挙 すべきで あって 手 当 の 種 類 や 給 料 決 定 にあたってよるべき 原 則 等 の 決 定 を 包 括 的 に 長 に 委 任 することは 許 されない と 指 摘 した そして 東 大 阪 市 の 単 純 労 務 職 員 給 与 条 例 と 委 任 規 定 を 検 討 し 東 大 阪 市 の 条 例 は 単 純 労 務 職 の 非 常 勤 職 員 の 給 与 は 常 勤 職 員 との 均 衡 を 考 慮 して 支 給 すると 規 定 していることからすれば 同 条 例 の 委 任 規 定 は 非 常 勤 の 単 純 労 務 職 員 に 支 給 される 給 料 及 び 手 当 を 同 一 条 件 の 下 での 常 勤 の 単 純 労 務 職 員 に 支 給 されるものと 種 類 及 び 金 額 の 点 で 均 衡 を 失 しない 範 囲 で 定 めるこ と を 市 長 に 要 求 していると 解 するのが 相 当 で 給 与 の 種 類 及 び 基 準 が 定 まってい ないということはできない と 判 断 した 2 非 定 型 的 臨 時 的 で 報 酬 額 を 予 め 定 め 難 い 非 常 勤 の 嘱 託 員 について 一 定 の 限 度 額 の 範 囲 で 任 命 権 者 に 具 体 的 な 額 の 決 定 を 委 任 することを 許 容 した 例 < 茨 木 市 非 常 勤 嘱 託 職 員 報 酬 支 出 損 害 賠 償 請 求 事 件 控 訴 審 (42) > この 裁 判 は 茨 木 市 の 住 民 である 原 告 らが 茨 木 市 の 建 設 部 長 を 務 めた 後 に 定 年 退 職 して 同 市 の 非 常 勤 嘱 託 員 になった 元 職 員 に 対 し 2003 年 4 月 1 日 から2004 年 3 月 31 日 までの 期 間 報 酬 を 支 給 したことは 自 治 法 等 の 定 める 給 与 条 例 主 義 に 違 反 す るなどと 主 張 して 茨 木 市 に 対 し 当 時 の 茨 木 市 長 に 損 害 賠 償 請 求 することを 求 め た 事 案 の 控 訴 審 である 一 審 の 大 阪 地 裁 は 住 民 側 請 求 を 認 めたため 茨 木 市 が 控 訴 したものである 当 事 案 に 関 する 大 阪 高 裁 の 判 断 は 以 下 の 通 りである a 給 与 条 例 主 義 は 憲 法 に 基 づく 直 接 の 要 請 があるわけでなく 憲 法 の 直 接 の 要 請 に 基 づく 罪 刑 法 定 主 義 や 租 税 法 律 主 義 においてさえ 具 体 的 細 目 的 事 項 につい (42) 茨 木 市 ( 非 常 勤 嘱 託 職 員 報 酬 支 出 損 害 賠 償 請 求 住 民 訴 訟 事 件 ) 事 件 控 訴 審 大 阪 高 判 平 ( 判 例 集 未 搭 載 ) 注 (37)の 茨 木 市 事 件 とは 別 の 案 件 である

31 ては 下 位 の 法 令 に 委 任 することが 許 されている 給 与 条 例 主 義 においても 基 本 的 事 項 の 委 任 や 白 紙 委 任 等 は 許 されないとしても 条 例 によって 一 定 の 基 準 の 下 に 具 体 的 細 目 的 事 項 を 下 位 の 法 令 に 委 任 することは 当 然 に 許 容 される b 国 家 公 務 員 に 対 して 給 与 を 支 給 するための 法 律 は 給 与 法 で 他 方 地 方 公 務 員 に 対 して 給 与 を 支 給 する 根 拠 となるのは 自 治 法 ではなく 地 方 公 共 団 体 の 条 例 であ る 自 治 法 に 給 与 条 例 主 義 が 規 定 され 同 時 に 下 位 法 令 への 委 任 について 規 定 され ていないからといって 直 ちに 委 任 を 禁 じたものと 見 ることはできない( 給 与 法 と 対 比 すべきは 給 与 条 例 ) c 本 件 条 例 においては 非 定 型 的 臨 時 的 で 報 酬 額 を 予 め 定 め 難 い 非 常 勤 の 嘱 託 員 については 報 酬 の 限 度 額 支 給 の 方 法 その 他 の 基 本 的 な 事 項 を 条 例 に 規 定 し 一 定 の 限 度 額 の 範 囲 で 任 命 権 者 に 具 体 的 な 額 の 決 定 を 委 任 し そのほかに 要 綱 を 制 定 しているので 本 件 条 例 の 規 定 する 委 任 の 在 り 方 には 十 分 な 合 理 性 が 認 めら れるもので 任 命 権 者 の 恣 意 的 な 決 定 を 排 し かつ 給 与 条 例 主 義 の 趣 旨 を 没 却 するものではない そして 給 与 法 22 条 2 項 と 同 様 の 内 容 を 定 めれば 給 与 主 義 に 反 しないとした この 茨 木 市 事 件 が 対 象 としているのは 非 定 形 的 業 務 につく 非 常 勤 職 員 に 支 給 さ れる 報 酬 であり その 限 りにおいて 茨 木 市 の 条 例 と 規 則 への 委 任 ならびに 規 則 の 定 めは 給 与 条 例 主 義 に 反 した 取 り 扱 いではないと 判 断 したものといえる なお 本 事 案 は 最 高 裁 判 所 が 一 審 原 告 の 上 告 を 棄 却 している 3 常 勤 的 非 常 勤 職 員 への 諸 手 当 の 支 給 に 係 る 規 定 が 給 与 条 例 主 義 の 要 件 を 満 たさず 違 法 とされた 事 例 < 枚 方 市 ( 非 常 勤 職 員 退 職 金 期 末 手 当 支 給 損 害 賠 償 請 (43) 求 住 民 訴 訟 ) 事 件 > 前 述 の 通 り この 事 案 に 関 し 大 阪 地 裁 は 枚 方 市 職 員 給 与 条 例 の 定 め 方 は 給 与 条 例 主 義 の 要 件 を 満 たさず 同 条 例 に 基 づく 特 別 報 酬 ( 定 期 特 別 報 酬 及 び 退 職 時 等 特 別 報 酬 )の 支 給 は 違 法 と 判 断 した 大 阪 地 裁 の 判 断 の 論 理 は 次 の 通 りである a 普 通 地 方 公 共 団 体 の 職 員 に 対 する 給 与 について 常 勤 の 職 員 の 場 合 であると 非 常 勤 の 職 員 の 場 合 であるとを 問 わず その 支 給 要 件 及 び 支 給 額 を 条 例 において 具 (43) 枚 方 市 事 件 注 (37) 参 照

32 体 的 に 規 定 することを 予 定 している b これを 規 則 等 の 定 めにゆだねる 場 合 においても 少 なくとも 当 該 種 類 の 給 与 の 支 給 要 件 該 当 性 及 び 支 給 額 を 決 定 するための 具 体 的 な 基 準 が 当 該 条 例 自 体 から 読 み 取 れる 程 度 に 条 例 においてこれを 具 体 的 に 規 定 することを 要 するものと 解 すべ きである 条 例 において 単 に 給 与 の 支 給 根 拠 のみを 定 め 具 体 的 な 額 支 給 要 件 等 の 基 本 的 事 項 をすべて 普 通 地 方 公 共 団 体 の 長 又 は 規 則 に 委 任 するようなことは 長 の 恣 意 的 な 給 与 の 支 給 を 許 すことにつながりかねず 給 与 条 例 主 義 の 趣 旨 に 反 し 許 されない c この 点 で 本 件 給 与 条 例 の 特 別 報 酬 に 関 する 規 定 は その 額 の 算 定 の 基 礎 とさ れた 月 額 報 酬 に 関 する 規 定 が その 上 限 額 のみを 規 定 し 当 該 上 限 額 の 範 囲 内 で の 具 体 的 な 金 額 の 決 定 を 任 命 権 者 にゆだねたもので 本 件 給 与 条 例 の 関 係 規 定 か ら 個 々の 非 常 勤 職 員 に 対 する 月 額 報 酬 の 額 を 決 定 するための 具 体 的 基 準 を 読 み 取 ることもできないから いわゆる 給 与 条 例 主 義 を 定 めた 各 規 定 に 抵 触 し 違 法 と いわざるを 得 ない d その 上 ( 退 職 時 等 特 別 報 酬 の) 具 体 的 な 額 の 算 定 方 法 の 定 めを 規 則 にゆだね ているのであるから およそ 個 々の 非 常 勤 職 員 に 対 する 特 別 報 酬 の 額 を 決 定 する に 当 たっての 具 体 的 な 基 準 についての 定 めを 欠 き 給 与 条 例 主 義 の 趣 旨 を 没 却 す るもので 上 記 各 法 令 の 規 定 に 違 反 し 違 法 といわざるを 得 ない この 事 案 における 大 阪 地 裁 の 判 断 は 前 記 2の 茨 木 市 事 件 における 大 阪 高 裁 の 判 断 と 真 っ 向 から 対 立 するように 見 えるが 実 はそうではない 前 記 2の 茨 木 市 事 件 が 対 象 としているのは 本 来 の 非 常 勤 職 員 の 報 酬 であり そ の 限 りにおいて 茨 木 市 の 条 例 規 則 は 自 治 法 203 条 の2 第 4 項 の 規 定 に 反 しない としているのに 対 し この 枚 方 市 事 件 は 常 勤 的 非 常 勤 職 員 に 支 給 されていた 報 酬 の 性 格 は 生 活 給 で 常 勤 職 員 に 支 給 される 給 料 に 近 く 特 別 報 酬 は 手 当 である と 認 定 し その 上 で 常 勤 的 非 常 勤 職 員 に 対 する 生 活 給 たる 報 酬 と 手 当 たる 特 別 報 酬 の 支 給 を 定 めた 枚 方 市 の 諸 規 定 は およそ 自 治 法 204 条 や 地 公 法 における 給 与 条 例 主 義 の 規 定 を 満 たしていないと 判 示 していると 解 されよう

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