ソチ冬季オリンピックにおける選手育成・強化・支援等に関する検証チーム 報告書

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1 ソチ 冬 季 オリンピックにおける 選 手 育 成 強 化 支 援 等 に 関 する 検 証 チーム 報 告 書 平 成 26 年 9 月

2 内 容 1.はじめに 競 技 結 果 等 について... 3 (1)ソチ 冬 季 オリンピックの 概 要... 3 (2)ソチ 冬 季 オリンピックにおける 競 技 結 果 について 国 立 スポーツ 科 学 センター(JISS)について... 6 (1) 概 要... 6 (2) 事 業 の 状 況... 6 (3) 活 用 状 況 ナショナルトレーニングセンターについて (1) 概 要 (2) 事 業 の 状 況 (3) 活 用 状 況 マルチサポート 事 業 について (1)アスリート 支 援 (2) 研 究 開 発 (3)マルチサポート ハウス 女 性 アスリートへの 支 援 について (1) 女 性 特 有 の 疾 患, 障 害, 疾 病 等 における 医 学 サポートプログラム (2) 成 長 期 における 医 科 学 サポートプログラム (3) 妊 娠 期, 産 前 産 後 期, 子 育 て 期 におけるトレーニングサポートプログラム 競 技 力 向 上 施 策 の 国 際 比 較 (1)ロシアの 取 組 (2)カナダの 取 組 (3)イギリスの 取 組 (4)オランダの 取 組 おわりに

3 1.はじめに 2014( 平 成 26) 年 2 月 7 日 から 23 日 まで 17 日 間 にわたって, 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (ソチ 冬 季 オリンピック)がソチにおいて 開 催 された 日 本 人 選 手 が, 自 ら の 限 界 に 挑 み, 全 力 で 競 技 に 取 り 組 んでいる 姿 は, 日 本 中 に 感 動 を 巻 き 起 こした 今 大 会 における 日 本 代 表 団 の 成 績 は, 金 メダル 1 個, 銀 メダル 4 個, 銅 メダル 3 個 の 計 8 個,メダル 数 と 合 わせた 入 賞 総 数 は 28 であり, 国 外 で 開 催 された 冬 季 オリンピックでは 過 去 最 多 のメダル 獲 得 数 となった このような 活 躍 の 背 景 としては, 選 手 指 導 者 等 をはじめとする 関 係 者 の 日 頃 からの 努 力 はもとより, 独 立 行 政 法 人 日 本 スポーツ 振 興 センター(JSC)や 公 益 財 団 法 人 日 本 オリ ンピック 委 員 会 (JOC), 競 技 団 体 (NF) 等 による 様 々な 施 策 が 相 互 に 連 携 し, 効 果 的 に 機 能 したことが 考 えられる とりわけ 今 大 会 は,(1)2008( 平 成 20) 年 1 月 に 全 面 供 用 が 開 始 された 北 区 西 が 丘 のナショナルトレーニングセンター(NTC)や 2007( 平 成 19) 年 以 降 に 順 次 指 定 されたナショナルトレーニングセンター 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 ( 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 )における 選 手 の 育 成 強 化 が 行 われ,また,マルチサポート 事 業 によるスポ ーツ 医 科 学 や 情 報 分 野 等 からのアスリート 支 援 及 び 競 技 用 具 器 具 等 の 研 究 開 発 に 4 年 間 をかけて 取 り 組 み, 臨 んだこと,(2) 選 手 村 村 外 において 試 合 直 前 のリカバリー コン ディショニング 等 を 行 うことができる マルチサポート ハウス が 設 置 された 初 めての 冬 季 オリンピックであったこと,(3) 夏 季 大 会 と 異 なり, 競 技 用 具 やワックスといったマ テリアルに 競 技 結 果 が 左 右 されやすいという 冬 季 競 技 の 性 質 などが 特 徴 として 挙 げられる 本 報 告 書 は,これらの 点 や 2011( 平 成 23) 年 6 月 に 制 定 された スポーツ 基 本 法 ( 平 成 23 年 法 律 第 78 号 )に 基 づき 2012( 平 成 24) 年 3 月 に 策 定 された スポーツ 基 本 計 画 ( 平 成 24 年 文 部 科 学 省 告 示 第 65 号 )において 掲 げられた 目 標 に 留 意 しながら, 今 大 会 の 競 技 結 果 や, 今 大 会 に 向 けて 国 の 事 業 として 行 われた 選 手 育 成 強 化 支 援 等 に 関 する 国 立 スポーツ 科 学 センター(JISS),NTC,マルチサポート 事 業 の 効 果 等 について 分 析 検 証 を 行 ったものである 本 報 告 書 における 分 析 検 証 結 果 を,2018( 平 成 30) 年 に 開 催 予 定 の 第 23 回 オリンピ ック 冬 季 競 技 大 会 ( 平 昌 冬 季 オリンピック)をはじめとする 今 後 の 競 技 大 会 に 向 けた 選 手 の 育 成 強 化 支 援 等 に 活 かしていくことが 期 待 される 2

4 2. 競 技 結 果 等 について (1)ソチ 冬 季 オリンピックの 概 要 ソチ 冬 季 オリンピックは 7 競 技 98 種 目 で 行 われ,そのうち 我 が 国 からは 7 競 技 60 種 目 に 参 加 した 今 大 会 の 日 本 代 表 選 手 団 編 成 数 は, 男 子 選 手 48 名, 女 子 選 手 65 名,コ ーチ 等 役 員 135 名 の 計 248 名 であり 国 外 で 開 催 される 冬 季 オリンピックでは 過 去 最 大 の 選 手 数 であった また, 初 めて 女 子 選 手 数 が 男 子 選 手 数 を 上 回 った 大 会 でもあった (2)ソチ 冬 季 オリンピックにおける 競 技 結 果 について 日 本 代 表 選 手 団 の 成 績 は, 金 メダル 1 個, 銀 メダル 4 個, 銅 メダル 3 個 の 計 8 個 であ り, 国 外 で 開 催 された 冬 季 オリンピックでは 過 去 最 多 のメダル 獲 得 数 であった これに 加 えて,4 位 から 8 位 は 計 20,メダル 数 と 合 わせた 入 賞 総 数 は 28 であり,これについ ても 国 外 で 開 催 された 冬 季 オリンピックでは 過 去 最 多 であった( 表 1) なお,メダル 獲 得 数, 入 賞 総 数 ともに, 国 内 で 開 催 された 冬 季 オリンピックも 含 めると,1998( 平 成 10) 年 に 開 催 された 第 18 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 ( 長 野 冬 季 オリンピック)に 次 ぐ 歴 代 2 位 の 成 績 であった( 表 2) しかし, 金 メダルの 獲 得 数 を 見 ると, 長 野 冬 季 オリンピック 後 は 各 大 会 1 個 以 下 と 低 迷 しており, 今 大 会 においても 1 個 にとどまっている この 結 果, 今 大 会 の 金 メダル 獲 得 ランキングは 17 位 となった( 表 3) 表 1 ソチ 冬 季 オリンピックにおける 日 本 選 手 団 のメダル 獲 得 入 賞 結 果 1 位 2 位 3 位 区 分 4 位 5 位 6 位 7 位 8 位 計 ( 金 ) ( 銀 ) ( 銅 ) メダル 獲 得 入 賞 数 ( 出 典 )JOC HPより 作 成 (2014 年 ) 表 2 我 が 国 の 1998 年 以 降 のメダル 獲 得 数 入 賞 総 数 開 催 都 市 ( 開 催 年 ) 入 賞 数 メダル 獲 得 数 入 賞 総 数 ( 入 賞 者 総 数 ) 長 野 (1998) 10 33(75 人 ) ソルトレークシティ(2002) 2 27(45 人 ) トリノ(2006) 1 21(42 人 ) バンクーバー(2010) 5 27(49 人 ) ソチ(2014) 8 28(71 人 ) ( 出 典 )JOC HPより 作 成 (2014 年 ) 3

5 表 3 ソチ 冬 季 オリンピックにおける 金 メダル 獲 得 ランキング(1 位 から 21 位 まで) ( 単 位 : 個 ) 順 位 国 名 金 銀 銅 合 計 1 ロシア ノルウェー カナダ アメリカ オランダ ドイツ スイス ベラルーシ オーストリア フランス ポーランド 中 国 韓 国 スウェーデン チェコ スロベニア 日 本 フィンランド イギリス ウクライナ スロバキア 順 位 は 以 下 の1~3の 順 で 整 理 1 金 メダル 獲 得 数 の 多 い 国 が 上 位 2 金 メダル 獲 得 数 が 同 数 の 場 合, 銀 メダル 獲 得 数 の 多 い 国 が 上 位 3 金 銀 メダル 獲 得 数 が 同 数 の 場 合, 銅 メダル 獲 得 数 の 多 い 国 が 上 位 ( 出 典 )JOC 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (2014/ソチ) 日 本 代 表 選 手 団 報 告 書 より 作 成 (2014 年 ) 他 方, 今 大 会 では, 冬 季 オリンピックでの 日 本 人 選 手 として, 史 上 最 年 少 (15 歳 )や 史 上 最 年 長 (41 歳 )のメダル 獲 得 が 同 時 に 達 成 されるなど, 幅 広 い 年 代 が 活 躍 した 大 会 であったと 言 える また, 史 上 初 のメダル 獲 得 (スノーボード)や, 新 種 目 でのメダル 獲 得 入 賞 (スキーハーフパイプ,スノーボードスロープ 等 )も 見 られた また, 前 回 の 第 21 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (バンクーバー 冬 季 オリンピック) と 比 較 すると,スキー 競 技 ではメダル 数 が 増 加 しているが,スケート 競 技 ではメダル 数 4

6 及 び 入 賞 総 数 ともに 減 少 している( 表 4) 表 4 スキー 競 技 及 びスケート 競 技 におけるメダル 獲 得 入 賞 結 果 競 技 区 分 バンクーバー 冬 季 オリンピック ソチ 冬 季 オリンピック スキー メダル:0 入 賞 総 数 :15 メダル:7 入 賞 総 数 :15 スケート メダル:5 入 賞 総 数 :16 メダル:1 入 賞 総 数 :11 ( 出 典 )JOC HPより 作 成 (2014 年 ) これらの 結 果 から,スポーツ 基 本 計 画 に 掲 げられている 過 去 最 多 を 越 えるメダル 数 の 獲 得, 過 去 最 多 を 越 える 入 賞 者 数, 金 メダル 獲 得 ランキング 10 位 以 上 という 3 つの 目 標 については, 今 大 会 においては 達 成 することができなかったが, 今 後, 次 回 以 降 の 冬 季 オリンピックに 向 けて, 今 大 会 までの 取 組 について 十 分 に 分 析 検 証 し, 今 後 の 育 成 強 化 支 援 等 に 生 かしていくことが 重 要 である 表 5 スポーツ 基 本 計 画 における 目 標 及 びソチ 冬 季 オリンピックにおける 実 績 目 標 実 績 過 去 最 多 を 越 えるメダル 数 の 獲 得 (10 個 ) 8 個 過 去 最 多 を 越 える 入 賞 者 数 (75 人 ) 71 人 金 メダル 獲 得 ランキング 10 位 以 上 17 位 ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 資 料 (2014 年 ) 5

7 3. 国 立 スポーツ 科 学 センター(JISS)について (1) 概 要 JISSは, 我 が 国 の 国 際 競 技 力 向 上 を 図 るため,2001( 平 成 13) 年 に 現 在 の JSC に 機 関 設 置 され,スポーツ 医 科 学 研 究 の 中 枢 機 関 としての 役 割 を 担 い, 研 究 成 果 を 踏 まえ た 科 学 的 トレーニングやスポーツ 障 害 に 対 する 医 学 的 サポート 等 を 一 体 的 に 行 っている 主 要 施 設 には,スポーツ 科 学 研 究 施 設 (バイオメカニクス 実 験 室,ハイパフォーマン ス ジム, 風 洞 実 験 棟 等 ),メディカルセンター 施 設 ( 放 射 線 検 査 室,リハビリテーシ ョン 室, 診 察 室 等 ),トレーニング 施 設 (トレーニング 体 育 館, 射 撃 練 習 場 等 ),サービ ス 施 設 ( 研 修 室,レストラン, 低 酸 素 宿 泊 室 等 )などがある (2) 事 業 の 状 況 JISSでは 主 に 以 下 の4つの 事 業 を 行 っている 1 スポーツ 医 科 学 支 援 事 業 (メディカルチェック) スポーツ 医 科 学 に 基 づく 検 査 測 定 を 行 い, 体 調 やコンディションの 不 良 等 を 把 握 し,その 回 復 方 法 等 に 関 する 科 学 的 情 報 を 選 手 や 指 導 者 に 提 供 している 選 手 のパフォ ーマンスに 影 響 を 及 ぼすと 考 えられる 共 通 項 目 の 測 定 に 加 え,NF との 事 前 協 議 により, 競 技 特 性 を 踏 まえた 項 目 の 測 定 も 可 能 である 2 スポーツ 医 科 学 支 援 事 業 ( 医 科 学 サポート) フィットネス,トレーニング 指 導, 栄 養, 心 理, 動 作 分 析,レース ゲーム 分 析, 映 像 情 報 技 術 の 7 分 野 において,スポーツ 医 科 学, 情 報 等 の 各 側 面 から 競 技 力 向 上 の ための 支 援 事 業 を 行 っている NF の 要 望 を 受 けてプロジェクトチームを 編 成 し, 検 査 測 定 データの 分 析 結 果 に 基 づいた 実 践 的 な 示 唆 を NF や 選 手, 指 導 者 に 提 供 してい る 3 スポーツ 医 科 学 研 究 事 業 NF や 国 内 外 の 研 究 機 関 等 と 連 携 し, 競 技 スポーツの 現 場 で 早 急 に 科 学 的 な 解 明 が 求 められる 課 題 を 中 心 に, 個 別 の 競 技 種 目 に 特 化 した 研 究 から, 種 目 横 断 的 な 研 究 までを 行 っている 例 えば, 酸 素 濃 度 変 化 を 利 用 したトレーニング 方 法 の 開 発 や, 映 像 とセン サーを 利 用 した 即 時 フィードバックシステムの 開 発 などが 行 われている また,これら の 研 究 によって 得 られた 知 見 については, 講 演 会 等 を 通 じて,NF や 研 究 機 関 等 に 広 く 還 元 している 4 スポーツ 診 療 事 業 選 手 のスポーツ 外 傷, 障 害 及 び 疾 病 に 対 する 診 療 やリハビリテーション, 心 理 カウン セリング, 栄 養 相 談 等 を 行 っている 各 サポートにおいては, 競 技 スポーツに 通 じた 専 門 家 が 選 手 のコンディションを 良 好 な 状 態 に 維 持 回 復 させることで,オリンピック 等 6

8 において 最 高 のパフォーマンスを 発 揮 することができるよう 支 援 している また,JOC の 医 学 サポート 部 会 等 と 連 携 し, 競 技 現 場 や 練 習 現 場 を 含 めたネットワークづくりを 行 っている さらに, 女 性 アスリートの 強 化 支 援 体 制 の 充 実 を 図 るため, 女 性 メディカルスタッフ 間 のネットワークの 構 築 強 化 等 に 取 り 組 んでいる( 女 性 アスリートへの 支 援 について は 後 述 ) (3) 活 用 状 況 上 述 した 事 業 は,2008( 平 成 20) 年 1 月 に 全 面 供 用 が 開 始 された NTC や 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 において 行 われる 集 中 的 継 続 的 なトレーニングと 併 せて 実 施 することにより, 選 手 の 育 成 強 化 支 援 に 高 い 効 果 を 発 揮 している 1 スポーツ 医 科 学 支 援 事 業 (メディカルチェック) メディカルチェックは,NF からの 要 望 によって 実 施 する NF 要 望 チェック と, JOC からの 要 望 により,オリンピック 等 の 各 種 競 技 大 会 の 派 遣 前 に 実 施 する 派 遣 前 チ ェック に 大 別 される メディカルチェックの 受 診 件 数 は,ソチ 冬 季 オリンピックの 直 前 である 2013( 平 成 25) 年 では 465 件 となっており, 積 極 的 な 利 用 が 進 んでいると 考 えられる また,それ 以 外 の 時 期 の 受 診 件 数 を 見 ると, 毎 年 平 均 313 回 のメディカルチェックが 実 施 されてい ることから, 定 期 的 なメディカルチェック 受 診 が 恒 常 的 に 実 施 されつつあると 言 える ( 図 1) また, 派 遣 前 チェックと NF 要 望 チェックのそれぞれの 利 用 回 数 を 見 ると, それらが 連 動 して 増 減 していることから,NF 要 望 チェックが 相 補 的 に 活 用 されている ことがわかる なお,2011( 平 成 23 年 ) 年 には 第 25 回 ユニバーシアード 冬 季 競 技 大 会 と 第 7 回 アジ ア 冬 季 競 技 大 会 が,2012( 平 成 24) 年 には 第 1 回 ユースオリンピック 冬 季 競 技 大 会 が 開 催 されているため,それらの 前 年 には 派 遣 前 チェックの 件 数 が 増 加 している このよ うに, 派 遣 前 チェックの 実 施 件 数 の 多 寡 については, 対 象 となる 国 際 競 技 大 会 の 開 催 の 有 無 が 影 響 している 7

9 ( 人 ) 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 NF 要 望 チェック 派 遣 前 チェック 図 1 JISSによるメディカルチェックの 実 施 実 績 1 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) ソチ 冬 季 オリンピックの 派 遣 前 チェックでは, 内 科 歯 科 検 診 により,6 名 の 選 手 に ついて, 早 急 に 治 療 が 必 要 な 疾 病 を 持 つことが 判 明 し, 大 会 前 に 疾 病 を 治 療 することが できた( 無 月 経 4 名, 食 物 アレルギー1 名, 虫 歯 喪 失 歯 1 名 ) このほか,90 名 の 選 手 について, 早 急 な 治 療 は 必 要 ないものの, 選 手 の 競 技 パフォーマンスに 影 響 を 与 える 疾 病, 又 は, 事 前 に 確 認 しておくことで 大 会 中 の 対 応 がスムーズに 行 える 疾 病 を 持 つこ とが 判 明 した これらの 選 手 は,メディカルチェックを 受 けることにより, 良 好 なコン ディションで 競 技 に 臨 むことができたと 考 えられる 体 調 は 選 手 のパフォーマンスに 大 きく 影 響 を 与 える 要 因 となることから, 派 遣 前 チェックのみならず,NF 要 望 チェック もより 積 極 的 に 利 用 されることが 望 ましい 文 部 科 学 省 がソチ 冬 季 オリンピック 出 場 選 手 を 対 象 に 実 施 した 質 問 紙 調 査 2では,メディカルチェックは, 疾 病 などの 身 体 の 不 調 に ついて 診 察 するだけでなく,トレーニング 上 の 課 題 の 発 見 につながるため, 強 化 活 動 に 役 立 っているなどと 多 くの 選 手 から 評 価 されている 2 スポーツ 医 科 学 支 援 事 業 ( 医 科 学 サポート) 医 科 学 サポートは 2010( 平 成 22) 年 以 降,その 実 施 回 数 が 増 加 している( 図 2) 特 に, 競 技 力 向 上 に 関 わる 体 力 やコンディショニングの 諸 要 因 についてスポーツ 科 学 の 1 数 値 は,ソチ 冬 季 オリンピック 実 施 競 技 の 選 手 について 抽 出 したデータである 以 下, 特 段 の 記 載 がない 限 り,その 他 の 図 表 についても 同 様 である 年 7 月,ソチ 冬 季 オリンピック 出 場 選 手 を 対 象 に,ナショナルトレーニングセンタ ー 等 の 利 用 について 調 査 したもの 対 象 :113 名 回 収 率 :92.9%(105 名 ) 8

10 観 点 から 調 査 測 定 を 行 う フィットネスサポート や, 選 手 の 体 の 動 きを 分 析 する 動 作 分 析 の 実 施 回 数 の 増 加 が 著 しい JISS の 医 科 学 サポートは,NF からの 申 請 に 基 づいて 実 施 するものであることから,これらのサポートについては NF や 選 手 のニ ーズが 高 く, 競 技 力 の 向 上 につながるものとして 評 価 されていると 言 える 各 サポートの 回 数 ( 回 ) 合 計 回 数 ( 回 ) フィットネスサポート トレーニング 指 導 栄 養 サポート 心 理 サポート 動 作 分 析 レース ゲーム 分 析 映 像 情 報 技 術 サポート 合 計 回 数 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 0 図 2 JISSによる 医 科 学 サポートの 実 施 実 績 医 科 学 サポートの 回 数 は, 以 下 のとおり 計 上 した 1NF からの 医 科 学 サポート 申 請 に 基 づいて 実 施 し,JISS 研 究 員 が 活 動 申 請 書 を 提 出 したものについて 計 上 21 日 で 終 了 する 活 動 も, 数 週 間 の 出 張 を 伴 う 活 動 も 1 回 として 計 上 31 回 の 活 動 で 複 数 分 野 のサポートを 実 施 する 場 合 は, 各 分 野 について 1 回 として 計 上 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 医 科 学 サポートを 多 く 行 っている 競 技 は,クロスカントリースキー,フリースタイ ルスキー,スノーボードの 順 になっている( 図 3) クロスカントリースキーは 他 の 競 技 と 比 較 してパフォーマンスに 対 する 生 理 学 的 な 要 素 が 大 きく,JISS による 医 科 学 サ ポートに 適 した 競 技 特 性 を 有 していると 考 えられる 一 方,スピードスケートやスキー ジャンプといった 競 技 は,マルチサポート 事 業 による, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 や 競 技 会 で のアスリート 支 援 の 活 用 に 重 点 を 置 いているため, 結 果 的 に,JISS による 医 科 学 サポ ートの 実 施 件 数 が 少 なくなっているものと 考 えられる 9

11 また, 図 3 からは, 競 技 ごとに 利 用 しているサポートの 内 容 が 異 なっていることもわ かる このことから, 各 NF はそれぞれの 競 技 特 性 に 応 じたサポートを 利 用 していると 考 えられる アルペンスキー クロスカントリースキー スキージャンプ ノルディック 複 合 フリースタイルスキー スノーボード スピードスケート フィギュアスケート ショートトラック ボブスレー 等 バイアスロン カーリング アイスホッケー フィットネスサポート トレーニング 指 導 栄 養 サポート 心 理 サポート 動 作 分 析 レース ゲーム 分 析 映 像 情 報 技 術 サポート ( 回 ) 図 3 JISSによる 医 科 学 サポートの 競 技 別 実 施 実 績 回 数 の 計 上 方 法 については, 図 2 と 同 様 数 値 は, 平 成 22 年 度 から 25 年 度 の 実 施 件 数 の 合 計 ボブスレー 等 には,ボブスレー,スケルトン,リュージュが 含 まれる ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 医 科 学 サポートの 具 体 例 として,フィットネスサポートの 一 つとして 行 われている, ノルディック 複 合 における 定 期 的 な 体 力 測 定 を 紹 介 する 最 大 酸 素 摂 取 量 などの 選 手 の 体 力 状 況 を 詳 細 に 測 定 することにより,その 結 果 をトレーニング 内 容 の 検 討 に 利 用 する ことができた( 図 4) また, 動 作 分 析 の 一 つとして,3 次 元 動 作 分 析 や,ポール 反 力 スキー 板 反 力 の 測 定 も 同 時 に 行 われた 10

12 図 4 ノルディック 複 合 における 体 力 測 定 ( 最 大 酸 素 摂 取 量 乳 酸 値 の 測 定 ) ( 出 典 )JSC 3 スポーツ 医 科 学 研 究 事 業 スポーツ 医 科 学 研 究 事 業 の 具 体 例 として,スノーボード ハーフパイプにおける 研 究 を 紹 介 する 同 種 目 においては, 海 外 のトップ 選 手 と 比 較 して,エアの 高 さの 点 で 劣 ることが 日 本 人 選 手 の 課 題 と 考 えられている この 課 題 に 対 応 するため,ハーフパイプ 滑 走 中 の 軌 跡 や 速 度, 滞 空 時 間, 回 転 量 等 を GPS 及 び 慣 性 センサーを 用 いて 計 測 し, 日 本 人 選 手 の 課 題 点 を 明 らかにすることを 目 的 とした 研 究 が 行 われた( 写 真 1) 写 真 1 実 験 に 使 用 した GPS( 左 )と 慣 性 センサー( 右 ) ( 出 典 )JSC 計 測 の 結 果, 日 本 人 選 手 は 海 外 のトップ 選 手 と 比 較 して,1 回 目 と 2 回 目 の 滞 空 時 間 が 短 いことが 明 らかになった( 図 5) 1 回 目 のエアの 滞 空 時 間 を 長 くすることにより, 2 回 目 以 降 のエアで 高 く 跳 ぶことができるため,1 回 目 のエアの 滞 空 時 間 が 得 点 に 及 ぼ す 影 響 は 大 きい この 研 究 により, 選 手 やコーチにとって 有 益 な 情 報 を 提 供 することが できた 11

13 滞 空 時 間 ( 秒 ) 世 界 ランキング1 位 選 手 日 本 人 選 手 A 日 本 人 選 手 B 日 本 人 選 手 C 日 本 人 選 手 D st 2nd 3rd 4th 5th 6th 図 5 スノーボード ハーフパイプ 選 手 の 各 エアにおける 滞 空 時 間 ( 出 典 )JSC 4 スポーツ 診 療 事 業 冬 季 競 技 選 手 のスポーツ 診 療 受 診 件 数 は,2010( 平 成 22) 年 の 902 件 から 2013( 平 成 25) 年 の 1,276 件 まで 増 加 している( 図 6) また, 今 大 会 出 場 選 手 の JISS 診 察 歴 は 過 去 2 大 会 と 比 較 して 大 きく 上 昇 している( 図 7) これのことから, 冬 季 競 技 の NF や 選 手 においてスポーツ 診 療 の 有 用 性 が 認 識 されていると 考 えられる ( 回 ) 1,600 1,400 1,200 1,470 1,276 1, 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 図 6 JISSによるスポーツ 診 療 事 業 の 実 施 実 績 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 12

14 ソチ 96% 4% バンクーバー 72% 28% 受 診 歴 あり 受 診 歴 なし トリノ 54% 46% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 図 7 冬 季 オリンピック 出 場 選 手 の JISS 受 診 歴 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 内 科 整 形 外 科 リハビリテーション 歯 科 眼 科 耳 鼻 科 婦 人 科 皮 膚 科 心 理 カウンセリング 栄 養 相 談 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ( 回 ) 図 8 JISSによるスポーツ 診 療 事 業 の 診 療 部 門 別 実 施 実 績 数 値 は, 夏 季 競 技 冬 季 競 技 の 選 手 全 体 の 利 用 数 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 診 療 部 門 別 に 見 ると,スポーツ 診 療 の 中 でも, 特 にリハビリテーションが 利 用 されて いることがわかる( 図 8) JISS では,リハビリテーション 室 を 設 置 するとともに, 専 門 スタッフを 配 置 して 指 導 を 行 うなど,オリンピック 出 場 選 手 をはじめとするトップア スリートがリハビリテーションに 専 念 できる 環 境 を 整 備 しており,その 上 でオリンピッ 13

15 クの 本 番 を 迎 えることを 可 能 にしている さらに,JISS と NTC が 併 設 されていること から,リハビリテーションからトレーニングへの 移 行 が 容 易 に 行 えるという 特 色 がある これらのことから,ソチ 冬 季 オリンピックに 向 けた 調 整 を 効 果 的 に 行 うことが 可 能 とな り, 多 くの 選 手 に 利 用 されたと 考 えられる また,ある 選 手 については, 気 管 支 ぜん 息 を 有 していることが 派 遣 前 チェックで 確 認 されていたところ, 海 外 遠 征 中 にぜん 息 が 悪 化 したため, 遠 征 を 途 中 で 切 り 上 げて JISS での 診 療 を 行 った 診 療 の 結 果, 入 院 加 療 が 必 要 と 判 断 されたため, 即 座 に 選 手 の 地 元 の 病 院 に 連 絡 を 取 り, 紹 介 状 とともに 帰 郷 させた この 迅 速 な 対 応 により, 万 全 な 体 調 とは 言 えないものの 今 大 会 に 出 場 し,メダルを 獲 得 するに 至 った 5 その 他 (ハイパフォーマンス ジム, 風 洞 実 験 棟 ) 2013( 平 成 25) 年 には,トレーニング 空 間 に 科 学 的 測 定 器 具 を 設 置 することで,ト レーニング 中 の 動 作 や 負 荷 強 度 等 について 測 定 を 行 い,トレーニングの 質 を 最 大 限 に 高 めることを 目 的 とする ハイパフォーマンス ジム(HPG) が JISS 内 に 新 設 された 同 施 設 には, 回 復 力 を 高 める 超 低 温 リカバリー 室 も 設 置 しており,トレーニングだけで なく,リカバリーも 含 めた 競 技 パフォーマンス 向 上 のための 総 合 的 な 拠 点 として 機 能 し ている アルペンスキー クロスカントリースキー スキージャンプ ノルディック 複 合 フリースタイルスキー スノーボード スピードスケート フィギュアスケート ショートトラック ボブスレー スケルトン リュージュ バイアスロン カーリング アイスホッケー ( 回 ) 図 9 HPGの 競 技 別 利 用 実 績 (25 年 度 ) ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 14

16 HPG の 利 用 については, 特 にスノーボードやアルペンスキーでの 利 用 が 目 立 つ( 図 9) 近 年 は 雪 不 足 の 影 響 もあり,スノーボードやアルペンスキーなどの 競 技 は 標 高 3,000m 以 上 の 高 地 で 実 施 される 傾 向 にある このため, 高 地 トレーニングの 一 つとし て,HPG に 設 置 されている 低 酸 素 トレーニング 室 が 多 く 利 用 されたことが 背 景 として 考 えられる 例 えば,スノーボードの 竹 内 選 手 はソチ 冬 季 オリンピックまでに, 体 力 面 での 課 題 を 克 服 するために HPG 内 の 低 酸 素 トレーニング 室 を 多 く 利 用 していた このトレーニン グの 結 果 もあり, 去 年 とは 体 力 が 違 う 酸 欠 にもならなかった と HPG でのトレー ニングを 評 価 している また, 同 年, 各 競 技 の 気 流 環 境 を 再 現 することのできる 風 洞 実 験 棟 も JISS に 新 設 された( 写 真 2 ) 風 洞 実 験 棟 では, 時 速 90~115 km/h の 環 境 下 におけるスキージ ャンプの 助 走 姿 勢 及 び 踏 切 動 作 のトレーニングや, 時 速 50 km/h の 環 境 下 においてスピ ードスケートの 姿 勢 の 高 低 がどのような 影 響 を 及 ぼすかなどについての 測 定 等 が 行 われ た 文 部 科 学 省 が 実 施 した 質 問 紙 調 査 では, スキージャンプは1 回 のトレーニングで 飛 べる 本 数 が 限 られているため, 風 洞 実 験 棟 でのトレーニングは 空 中 技 術 の 向 上 や 模 索 に 大 いに 役 立 った 等 の 声 が, 風 洞 実 験 棟 を 利 用 した 選 手 から 寄 せられている また, 出 場 選 手 のうち 風 洞 実 験 棟 を 利 用 したことがあるのは 14 名 であったが,そのうち 12 名 は 利 用 して 良 かった と 回 答 している 3 このことから, 風 洞 実 験 棟 は, 利 用 した 選 手 か ら 高 く 評 価 されているものと 言 える 写 真 2 風 洞 実 験 棟 でのトレーニング ( 出 典 )JSC 3 回 答 者 は,NTC,JISS 及 びマルチサポート 事 業 における 各 サポートについて, 利 用 の 有 無 を 回 答 し, 利 用 したことのあるサポートのうち 良 かったもの と 課 題 のあるもの をそれぞれ 3つまで 選 択 した 15

17 4.ナショナルトレーニングセンターについて (1) 概 要 NTC は, 我 が 国 の 国 際 競 技 力 の 向 上 を 図 るため,トップレベルの 競 技 者 が 同 一 拠 点 で, 集 中 的 継 続 的 にトレーニング 強 化 活 動 を 行 うための 拠 点 施 設 として,2008( 平 成 20) 年 に 全 面 供 用 が 開 始 された NTC では, 拠 点 施 設 としての 役 割 を 担 うほか, 競 技 者 育 成 プ ログラムに 基 づくジュニアアスリートの 育 成 や,トップアスリートを 強 化 する 指 導 者 (ナ ショナルコーチ)の 質 の 向 上 等 が 推 進 されている (2) 事 業 の 状 況 1 ナショナルトレーニングセンター(NTC) NTC には, 屋 内 トレーニングセンター, 陸 上 トレーニング 場, 屋 内 テニスコート, 宿 泊 施 設 であるアスリートヴィレッジの 各 施 設 がある アスリートヴィレッジを 除 く 各 施 設 には, 競 技 ごとの 専 用 トレーニング 場 が 備 わっている(14 競 技 に 対 応 (JISS の 専 用 トレーニング 場 を 含 む)) しかし, 冬 季 競 技 の 専 用 トレーニング 場 は NTC に 備 わって いないため, 冬 季 競 技 選 手 が 利 用 できる 施 設 は, 共 用 コートやトレーニングルーム 等 に 限 られている 2 ナショナルトレーニングセンター 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 ( 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 ) 冬 季 競 技 のように,NTC のみでは 対 応 が 困 難 な 競 技 及 び 高 地 トレーニングについては, NF からの 要 望 に 基 づき, 全 国 にある 既 存 のトレーニング 施 設 を 2007( 平 成 19) 年 度 から 順 次, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 として 文 部 科 学 省 が 指 定 している(20 競 技 等 25 施 設 ) 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 では,ナショナルチームやジュニアを 含 むナショナルレベルの 競 技 者 の 強 化 活 動 が 行 われているとともに, 強 化 活 動 を 効 果 的 に 実 施 することができ, 我 が 国 の 国 際 競 技 力 の 向 上 に 資 するようなトレーニング 環 境 を 整 備 し, 医 科 学 サポート や 連 携 機 関 とのネットワーク 化 を 図 るなど, 強 化 拠 点 として 当 該 施 設 を 活 用 した 事 業 が 実 施 されている 16

18 表 6 冬 季 競 技 の 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 一 覧 競 技 指 定 施 設 指 定 年 月 スキージャンプ 札 幌 市 ジャンプ 競 技 場 ( 大 倉 山 宮 の 森 ) ノルディック 複 合 白 馬 ジャンプ 競 技 場 及 び 白 馬 クロスカントリー 競 技 場 長 野 市 オリンピック 記 念 アリーナ エムウェーブ スピードスケート 明 治 北 海 道 十 勝 オーバル ( 帯 広 の 森 屋 内 スピードスケート 場 ) フィギュアスケート 中 京 大 学 アイスアリーナ オーロラリンク ショートトラック 帝 産 アイススケートトレーニングセンター ボブスレー スケルトン リュージュ 長 野 市 ボブスレー リュージュパーク スパイラル バイアスロン 西 岡 バイアスロン 競 技 場 カーリング 軽 井 沢 風 越 公 園 カーリングホール ( 軽 井 沢 アイスパーク) アイスホッケー 苫 小 牧 市 白 鳥 アリーナ ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 資 料 (2014 年 ) (3) 活 用 状 況 1 NTC NTC には, 上 述 のとおり, 冬 季 競 技 の 専 用 トレーニング 場 が 備 わっていないため, 冬 季 競 技 の 選 手 は NTC の 共 用 コートやトレーニングルーム 等 を 利 用 することになる 図 10 を 見 ると,トレーニングルームの 利 用 回 数 は,2011( 平 成 23) 年 度 をピークに 減 少 しているが,これは, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 整 備 が 進 んだことや,2013( 平 成 25) 年 に HPG が 設 置 されたことなどによるトレーニング 場 所 の 多 様 化 がその 原 因 と 考 えられ る 17

19 ( 回 ) 計 男 性 女 性 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 図 10 NTC トレーニングルームの 利 用 実 績 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) NTC は JISS と 隣 接 しているため, 基 礎 トレーニング 等 と 測 定 を 兼 ねて 合 宿 を 行 う 場 として 利 用 されている トレーナー,ドクター, 栄 養 士 等 の 専 門 スタッフが 配 置 されて いる JISS との 連 携 によって, 効 率 的 効 果 的 な 強 化 活 動 が 可 能 となり,NF からも 評 価 されている しかし 一 方 で, 冬 季 競 技 選 手 等 が 利 用 できる NTC の 施 設 は 共 用 コートやトレーニン グルーム 等 のみであるため, 他 競 技 の 選 手 等 が 合 宿 を 行 っている 場 合 などは,トレーニ ングスペースが 確 保 できないなどの 意 見 もある NTC においては, 冬 季 競 技 選 手 等 のト レーニングスペースをいかに 確 保 するかが 課 題 となっている なお,NTC では, 研 修 室 等 を 活 用 し, JOC の ナショナルコーチアカデミー や 各 NF が 実 施 する 指 導 者 講 習 会 が 開 催 されるなど, 冬 季 競 技 を 含 む 指 導 者 養 成 等 の 場 としても 利 用 されている 2 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 冬 季 競 技 の 特 性 として, 雪 や 氷 等 の 環 境 が 競 技 パフォーマンスに 大 きな 影 響 を 与 える こと,ポイント 制 が 採 用 されているためにシーズン 中 は 国 際 競 技 大 会 等 に 出 場 すること が 多 いこと 等 が 挙 げられる このため, 冬 季 競 技 選 手 の 多 くは, 年 間 を 通 じて 長 期 の 海 外 遠 征 を 行 っている このような 特 性 があるにも 関 わらず, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 年 間 平 均 稼 働 率 は 5 割 を 超 えている( 図 11) また, 文 部 科 学 省 の 実 施 した 質 問 紙 調 査 の 結 果, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 が 指 定 されている 競 技 の 選 手 (83 名 )のうち,94.0%(78 名 ) が 利 用 しており, 冬 季 競 技 においても 十 分 に 利 用 されていると 言 える( 利 用 していない 選 手 が 3 名,ほか 2 名 が 無 回 答 ) 選 手 からは, 充 実 した 設 備 や 専 門 性 を 有 するスタッ フの 配 置, 選 手 の 優 先 利 用 について 高 く 評 価 されている( 具 体 的 な 設 備 等 については 後 述 ) 18

20 なお, 一 部 の 競 技 において 利 用 率 が 低 くなっているが,フィギュアスケートやアイス ホッケーについては, 個 々の 選 手 や 実 業 団 としての 活 動 が 主 であり,NF の 強 化 活 動 と しての 活 動 が 少 ないことが 理 由 の 一 つとして 挙 げられる % 100.0% 80.0% 60.0% 平 均 :57.4% 80.0% 60.0% 40.0% 40.0% 20.0% 20.0% 0.0% 0.0% 24 年 度 25 年 度 平 均 図 11 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 年 間 稼 働 率 稼 働 率 : 各 NF が 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 を 利 用 した 日 数 を 365 日 で 除 した 値 ボブスレー 等 には,ボブスレー,スケルトン,リュージュが 含 まれる ノルディック 複 合 は 2013 年 9 月 2 日 に 指 定 されたため,121 日 を 母 数 として 算 定 スピードスケートについては,4 月 ~6 月 及 び 9 月 ~3 月 に 長 野 市 オリンピック 記 念 アリーナ エムウェーブ を 使 用 し,7 月 ~9 月 に 明 治 北 海 道 十 勝 オーバル( 帯 広 の 森 屋 内 スピードスケート 場 )を 使 用 することとしている 当 該 図 における 数 値 は, それら 2つの 施 設 の 利 用 日 数 を 合 算 して 計 算 したものである ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 資 料 (2014 年 ) 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 活 用 例 として,スキージャンプの 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 である 札 幌 市 ジャンプ 競 技 場 ( 大 倉 山 宮 の 森 )での 取 組 を 紹 介 する 同 施 設 では,JISS や 近 隣 の 大 学 ( 札 幌 医 科 大 学, 北 翔 大 学 等 )と 連 携 し,トップレベルのスキージャンプ 選 手 に 対 する 医 科 学, 情 報 サポートを 展 開 している 例 えば, 国 際 スキー 連 盟 の 国 際 競 技 ルールでは, 飛 距 離 を 伸 ばすのに 有 利 な 向 かい 風 の 際 のジャンプでは 減 点 し, 不 利 な 追 い 風 の 際 のジャンプでは 加 点 するウィンドファク 4 フィギュアスケートについて, 中 京 大 学 に 在 籍 している 選 手 が, 中 京 大 学 アイスアリー ナを 利 用 する 場 合 は 学 生 利 用 となるため,その 利 用 回 数 は, 図 11 に 反 映 されていない 19

21 ター 方 式 が 採 用 されている 札 幌 市 ジャンプ 競 技 場 では,このルールと 同 等 の 環 境 下 で トレーニングを 行 うことを 目 的 として, 超 音 波 方 式 3 次 元 風 向 風 速 計 測 システムが 独 自 に 開 発 され, 世 界 基 準 の 環 境 でコーチングすることが 可 能 となった( 写 真 3) また, 競 技 中 における 選 手 の 動 作 を 分 析 するために, 選 手 の 試 技 を 撮 影 した 動 画 から ストロモーション( 残 像 表 示 画 像 )を 作 成 している( 写 真 4) ストロモーションによ り, 動 画 だけでは 把 握 が 困 難 な 選 手 の 動 作 や 姿 勢 の 変 化 を 容 易 に 分 析 することが 可 能 と なった さらに, 札 幌 医 科 大 学 のスタッフを 中 心 とした 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 医 学 スタッフが, 定 期 的 なメディカルチェックを 6 月 及 び 10 月 に 実 施 している 大 会 及 び 合 宿 期 間 中 は 医 学 スタッフ( 医 師, 理 学 療 法 士 等 )が 常 駐 し, 障 害 や 疾 病 が 発 症 した 場 合 あるいはそ の 疑 いが 生 じた 場 合 には, 札 幌 医 科 大 学 附 属 病 院 と 連 携 を 図 りながら 対 応 しており, 医 学 面 でのサポートも 充 実 している これらの 取 組 は,スキージャンプが 今 大 会 で 好 成 績 を 残 した 一 つの 要 因 であると 考 え られる 写 真 3 超 音 波 方 式 3 次 元 風 向 風 速 計 測 システム ( 出 典 ) 全 日 本 スキー 連 盟 20

22 写 真 4 ストロモーション(スキージャンプ 競 技 の 踏 切 動 作 ) ( 出 典 ) 全 日 本 スキー 連 盟 一 方 で, 一 部 の 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 では, 設 備 やサポートを 十 分 に 活 用 できていない 現 状 もある 例 えば, 映 像 分 析 用 の 設 備 を 備 えている 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 においては, 分 析 作 業 を 行 う 専 門 スタッフが 常 駐 していないため, 映 像 分 析 をいつでも 活 用 すること ができないといった 事 例 がある このような 課 題 に 対 応 するため, 専 門 スタッフのみな らず, NFスタッフも 映 像 分 析 のノウハウを 習 得 するなどして,いつでも 活 用 できる 体 制 を 整 備 することが 求 められる このほか, 文 部 科 学 省 の 実 施 した 質 問 紙 調 査 において は, 担 当 スタッフがデータの 収 集 で 終 わっていて,そこから 何 をすべきかを 提 示 でき ていない, もう 少 し 高 い 意 識 レベルで 選 手 に 対 応 して 欲 しい など,スタッフの 姿 勢 等 に 対 する 意 見 も 寄 せられた なお, 今 大 会 においてメダルを 獲 得 したスノーボード,フリースタイルスキーをはじ め,アルペンスキー,クロスカントリースキーについては, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 が 指 定 されていない 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 は,NTC と 同 様,トップレベルの 競 技 者 が 同 一 拠 点 で 集 中 的 継 続 的 にトレーニング 強 化 活 動 を 行 うために 指 定 されているものであるが, 冬 季 競 技 には, 自 然 環 境 の 異 なる 世 界 の 競 技 会 場 を 転 戦 するなどの 競 技 特 性 があるため, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 指 定 だけでなく,それぞれの 強 化 活 動 に 応 じた 多 様 な 環 境 整 備 を 考 えていく 必 要 がある 21

23 5.マルチサポート 事 業 について マルチサポート 事 業 は,オリンピック 等 において 我 が 国 のトップアスリートが 世 界 の 強 豪 国 に 競 り 勝 ち, 確 実 にメダルを 獲 得 することができるよう,メダル 獲 得 が 期 待 できる 競 技 をターゲットとして,アスリート 支 援 や 研 究 開 発 について, 多 方 面 から 専 門 的 かつ 高 度 な 支 援 を 戦 略 的 包 括 的 に 実 施 するとともに, 選 手 村 村 外 にスポーツ 医 科 学, 情 報 面 等 から 総 合 的 にサポートするための マルチサポート ハウス を 設 置 するものである マルチサポート 事 業 におけるターゲット 競 技 種 目 は,ターゲット 競 技 種 目 選 定 要 項 ( 平 成 25 年 2 月 14 日 文 部 科 学 省 スポーツ 青 少 年 局 長 決 定 )に 基 づき, 外 部 有 識 者 で 構 成 さ れるターゲット 競 技 種 目 選 定 チームにおいて, 過 去 の 競 技 大 会 の 実 績,NF が 策 定 する 強 化 戦 略 プラン, 今 後 の 選 手 の 状 況, 国 際 的 なスポーツ 動 向 等 を 総 合 的 に 評 価 し, 選 定 され た( 表 7, 表 8) 表 7 ターゲット 競 技 等 の 区 分 個 人 競 技 ターゲット A 金 メダルを 含 む 複 数 のメダル 獲 得 が 期 待 される 競 技 ターゲット B メダル 獲 得 が 期 待 される 競 技 複 数 のメダル 獲 得 の 可 能 性 がある 競 技 チーム 競 技 金 メダル 獲 得 が 期 待 される 競 技 メダル 獲 得 が 期 待 される 競 技 ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 資 料 (2014 年 ) 表 8 ターゲット 競 技 等 の 競 技 結 果 区 分 競 技 種 別 性 別 1 位 2 位 3 位 4 位 ~ ( 金 ) ( 銀 ) ( 銅 ) 8 位 スキー ジャンプ 女 子 ターゲット 男 子 A スケート フィギュアスケート 女 子 ジャンプ 男 子 ノルディック 複 合 男 子 フリースタイル スキー (モーグル) 女 子 ターゲット (ハーフパイプ) B スノーボード 男 子 (ハーフパイプ) スケート スピードスケート 男 子 女 子 ソチ 冬 季 オリンピックにおけるフィギュア 団 体 は, 男 女 混 合 のため 反 映 していない ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 資 料 (2014 年 ) 22

24 今 大 会 では 8 個 のメダルを 獲 得 しており,そのうち 7 個 がターゲット 競 技 によるもので あった(ターゲット A が 1 個,ターゲット B が 6 個 ) 表 9 のとおり, 日 本 選 手 団 が 出 場 した 延 べ 118 種 目 のうち,ターゲット 競 技 は,その 他 の 種 目 と 比 較 すると,メダル 獲 得 や 入 賞 が 多 い このことから,ターゲット 競 技 の 選 定 が 適 切 であったと 評 価 することができ る 今 後 は,これまでの 実 績 に 加 え,NF の 強 化 計 画 や 今 後 の 選 手 の 状 況, 国 際 的 な 動 向 等 を 踏 まえつつ, 的 確 な 評 価 選 定 を 進 めていくとともに,ターゲット 競 の 入 賞 をメダル 獲 得 に 引 き 上 げていく 取 組 が 求 められる 表 9 ターゲット 競 技 とメダル 獲 得 及 び 入 賞 の 関 係 性 区 分 ( 出 場 種 目 数 ) メダル 獲 得 入 賞 総 数 ターゲット 競 技 (62 種 目 出 場 ) 7 (11.3%) 22 (35.5%) ターゲット 競 技 以 外 の 種 目 (56 種 目 出 場 ) 1 (1.8%) 6 (10.7%) ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 作 成 資 料 (2014 年 ) (1)アスリート 支 援 アスリート 支 援 は, 強 化 合 宿 や 競 技 大 会 等 において,ゲーム 分 析, 情 報 収 集, 栄 養 サ ポート,コンディショニングサポート, 心 理 サポートなどの 各 分 野 の 専 門 スタッフが, スポーツ 医 科 学, 情 報 等 を 活 用 して,トップアスリートが 試 合 で 勝 つためのサポート を 行 っている 表 10 アスリート 支 援 の 各 分 野 の 概 要 区 分 概 要 フィットネス 身 体 能 力 の 把 握 等 を 目 的 とした 体 力 測 定 生 理 学 的 測 定 等 トレーニング トレーニングに 関 する 指 導 助 言 等 栄 養 食 事 摂 取 や 栄 養 管 理 に 関 する 指 導 助 言 等 心 理 心 理 面 のコンディショニング 調 整 のための 指 導 助 言 等 動 作 分 析 技 術 的 課 題 を 明 らかにするための 動 作 分 析 等 レース ゲーム 分 析 競 技 中 の 選 手 の 動 き 等 から 行 う 戦 術 分 析 等 映 像 情 報 技 術 競 技 映 像 の 即 時 フィードバックのための 環 境 整 備 等 マネジメント 大 会 及 び 合 宿 等 に 関 わる 情 報 収 集 調 整 等 用 具 整 備 選 手 個 人 の 特 性 と 雪 質 に 合 わせたワックスの 選 択 と 塗 布 等 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 23

25 ( 日 ) ( 種 別 ) 2, ,761 1, ,500 1, ,250 5 種 別 1, 日 数 ( 合 計 ) 日 数 ( 海 外 実 施 ) 日 数 ( 国 内 実 施 ) 0 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 0 図 12 アスリート 支 援 の 実 施 実 績 ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) アスリート 支 援 でのサポート 実 施 日 数 について,2010( 平 成 22) 年 度 は 196 日 の 実 施 にとどまっているが,その 後,ターゲット 種 別 数 の 増 加 と NF においてアスリート 支 援 を 活 用 する 体 制 が 整 えられたことなどから, 毎 年 度 実 施 日 数 が 増 加 している( 図 12) 1 事 例 1 : スキージャンプ 例 えば,スキージャンプにおいては,ジャンプ 時 の 映 像 をパソコンやタブレット 端 末 に 転 送 することで, 試 技 直 後 に 異 なる 場 所 にいる 選 手 と 指 導 者 が 同 じ 踏 切 動 作 や 飛 行 姿 勢 等 の 映 像 を 確 認 できる 即 時 フィードバックシステムを 活 用 している( 写 真 5) 同 競 技 においては,ジャンプ 時 のフォームを 客 観 的 に 確 認 して 課 題 を 把 握 すること,その 課 題 を 次 のジャンプにおいて 修 正 することが 非 常 に 重 要 である 文 部 科 学 省 の 実 施 した 質 問 紙 調 査 においても, 跳 んできてすぐ 映 像 を 見 て 振 り 返 られることにより,まだ 鮮 明 に 頭 に 感 覚 が 残 っているので, 次 のジャンプに 向 けて 的 確 に 反 省 できた という 声 が 選 手 から 寄 せられており,サポートの 効 果 がうかがえる また,スキージャンプ 選 手 のために 設 置 された 即 時 フィードバックシステムであるが, 同 じくジャンプ 競 技 を 実 施 するノルディック 複 合 の 選 手 のためにも 活 用 されている 限 られた 資 源 を 効 果 的 に 活 用 するためには,このように, 競 技 横 断 的 な 展 開 も 視 野 に 入 れ た 上 でサポートを 実 施 していく 必 要 がある 24

26 写 真 5 即 時 フィードバックシステムを 活 用 している 様 子 ( 出 典 )JSC 2 事 例 2 : スピードスケート スピードスケートでは,アスリート 支 援 を 活 用 して, 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 の 長 野 市 オ リンピック 記 念 アリーナ エムウェーブ に 天 井 カメラを 設 置 し, 選 手 の 滑 走 軌 跡 や 速 度 を 計 測 できるシステムを 整 備 した 本 システムを 活 用 することで,コース 取 りを 意 識 したトレーニングなど, 合 理 的 な 滑 走 軌 跡 の 検 討 が 可 能 となった また,スピードスケートでは,ストレート 部 分 を 滑 走 するときの 速 度 とカーブ 部 分 を 滑 走 するときの 速 度 が 異 なるが, 本 システムを 活 用 した 結 果, 選 手 の 感 覚 と 実 際 の 速 度 変 化 とに 差 異 が 生 じていることが 判 明 し,システム 活 用 の 結 果, 選 手 や 指 導 者 が 滑 走 軌 跡 の 重 要 性 を 認 識 するようになった 従 来, 選 手 等 が 意 識 していなかった 点 に 焦 点 を 当 てることができたことは, 今 後 の 選 手 強 化 に 大 きな 影 響 を 与 えるものであると 言 える 現 在 はアスリート 支 援 スタッフがシステムの 運 用 を 担 当 しているが, 今 後 は 効 果 的 効 率 的 なサポートを 実 施 する 観 点 から,NF のスタッフのみでもシステムを 活 用 できる ような 体 制 を 整 備 することが 必 要 である このような 課 題 は, 映 像 分 析 サポートのみな らず, 技 術 的 なサポート 全 般 についても 同 様 と 考 えられる 25

27 スキージャンプ( 女 ) 531 フィギアスケート( 男, 女 ) 0 スキージャンプ( 男 ) スキー ノルディック 複 合 ( 男 ) フリースタイルスキーモーグル( 女 ) フリースタイルスキーハーフパイプ( 女 ) スノーボードハーフパイプ( 男 ) 38 スピードスケート( 男, 女 ) ( 日 ) 図 13 アスリート 支 援 の 競 技 別 実 施 実 績 ( 平 成 25 年 度 ) ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 3アスリート 支 援 の 利 用 状 況 図 13 を 見 ると,アスリート 支 援 の 利 用 状 況 には, 競 技 種 別 によって 格 差 がある ス キージャンプとスピードスケートの 利 用 実 績 が 多 いことがわかる これは, 他 種 目 と 比 較 してスタッフの 数 が 多 いことが 要 因 となっている 他 方,フィギュアスケートはター ゲット A に 指 定 されているが,アスリート 支 援 を 利 用 していない これは, 競 技 特 性 と して, 個 々の 選 手 がそれぞれの 指 導 者 の 下 で 強 化 活 動 を 行 っているため,フィギュアス ケートの 選 手 には 利 用 されなかったものと 考 えられる このことから,ターゲット 競 技 種 目 の 選 定 段 階 で,NF のサポートを 受 ける 体 制 や 状 況 等 の 情 報 も 加 えるなどして 選 定 する 必 要 がある また,NF のニーズに 基 づくサポー トのみならず,より 良 い 進 化 を 図 るためのコンサルテーション 機 能 を 生 かした 新 たなサ ポートの 提 案 も 必 要 と 考 えられる (2) 研 究 開 発 全 ての 競 技 において 用 具 を 用 いる 冬 季 競 技 にとって, 競 技 用 具 がパフォーマンスに 与 える 影 響 が 大 きいことから,メダル 獲 得 のためには, 特 に 競 技 用 具 について 科 学 的 な 検 証 に 基 づき 研 究 開 発 を 行 うことが 非 常 に 重 要 となる 2010( 平 成 22) 年 度 より, 選 手 専 用 (テーラーメイド 型 )の 競 技 用 具 やウェア,シューズ 等, 日 本 人 の 弱 点 を 強 化 する ための 専 用 トレーニング 器 具,コンディショニングや 疲 労 回 復 方 法 等 の 3 分 野 について, ターゲット 競 技 種 目 の 選 手 や 指 導 者,NF からの 要 望 を 踏 まえ, 研 究 開 発 を 実 施 してき た 選 手 や 指 導 者 とのディスカッションや 測 定 観 察 を 経 て, 科 学 的 な 検 証 に 基 づく 研 究 開 発 を 行 い, 試 行 を 重 ねて 改 良 し, 成 果 につながる 競 技 用 具 等 の 開 発 に 努 めてきた 個 々の 研 究 プロジェクトの 実 施 においては, 国 立 大 学 法 人 筑 波 大 学 が 中 心 となって, 26

28 国 内 の 大 学 や 企 業, 研 究 機 関,スポーツ 団 体 等 との 連 携 体 制 を 構 築 してきた このため, 個 々の 研 究 プロジェクトでは,これまで 実 現 できなかった 高 度 な 水 準 の 研 究 開 発 や,こ れまでスポーツとはあまり 関 わりのなかった 企 業 と 協 力 して 新 たな 研 究 開 発 を 実 施 する ことが 可 能 となった 1 競 技 に 関 する 研 究 開 発 競 技 に 関 する 研 究 開 発 については, 選 手 ごとの 形 態 や 体 力, 技 術 などの 選 手 特 性 を 最 大 限 に 引 き 出 すことのできる 用 具 や 器 具,ウェアなどの 研 究 開 発 が 行 われた 既 存 用 具 等 の 改 良 だけでなく, 特 定 の 選 手 専 用 (テーラーメイド 型 )の 用 具 等 の 開 発 も 実 施 され た 表 11 研 究 開 発 プロジェクト 競 技 に 関 する 研 究 開 発 の 概 要 使 用 概 要 状 況 スキー 用 ワックス テーラーメイド 型 スキージャンプスーツ テーラーメイド 型 フィギュアスケート 用 シューズ フィギュアスケート 用 ブレード スピードスケート 用 ブレード( 表 面 加 工 装 置 ) スピードスケート 用 ブレード 形 状 測 定 器 使 用 状 況 の 表 示 は 次 のとおりとする = 選 手 に 提 供 し, 今 大 会 で 使 用 された = 選 手 に 試 作 品 を 提 供 したが, 改 善 が 今 大 会 に 間 に 合 わず, 使 用 されなかった ( 出 典 ) 筑 波 大 学 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 例 えば,スキー 用 ワックスの 開 発 については,2012( 平 成 24) 年 から 仕 様 が 検 討 さ れ, 約 2 年 をかけてワックスが 開 発 された 雪 質 に 応 じて 適 切 なワックスを 使 用 するこ とで,スキー 板 の 滑 走 能 力 を 向 上 させることができるため,ワックスの 適 否 は 選 手 のパ フォーマンスを 大 きく 左 右 する 重 要 な 要 因 となっている ソチ 冬 季 オリンピックでは, 開 会 式 の 翌 々 日 から,ワックス 開 発 スタッフが 現 地 での 実 走 テスト 及 びその 結 果 に 基 づくワックスの 調 整 を 開 始 した 当 初 は, 初 日 の 実 走 テス トの 結 果 を 踏 まえて 調 整 したワックスをレースに 提 供 することとしていたが, 気 温 や 天 候 等 に 影 響 を 受 ける 雪 質 の 変 化 に 対 応 し, 各 レースに 最 適 なワックスを 提 供 するために は, 日 々の 実 走 テストと 調 整 が 必 要 となった 文 部 科 学 省 の 実 施 した 質 問 紙 調 査 の 結 果 では, 開 発 されたワックスを 使 用 したノルデ ィック 複 合 の 選 手 から, チームスタッフとの 連 携 で 気 の 遠 くなるようなフィールドテ ストを 繰 り 返 し,スキーの 滑 走 性 の 向 上 に 大 きな 助 けとなった, クロスカントリーの 27

29 スキーワックスは, 結 果 やパフォーマンスを 大 きく 左 右 する 要 素 であるため,ここを 集 中 的 に 開 発 できたことが 競 技 力 向 上 につながっていた と 高 く 評 価 されている このよ うな 成 果 が 生 まれた 要 因 として, 日 々のトレーニングにおいて 試 作 品 を 使 用 するなど, ワックス 開 発 スタッフとアスリート 支 援 スタッフとが 密 接 に 連 携 できたことが 挙 げられ る 一 方,スピードスケート 用 ブレードの 開 発 については,プラズマ 加 工 装 置 によるブレ ード 加 工 を 実 施 したが, 加 工 したブレードを 使 用 した 選 手 は 1 名 にとどまり, 多 くの 選 手 は 従 来 のブレードを 使 用 することとなった この 要 因 としては,プラズマ 加 工 の 効 果 の 検 証 を 十 分 に 行 うことができないまま 今 大 会 を 迎 えてしまったことが 挙 げられる 摩 擦 抵 抗 の 計 測 等,プラズマ 加 工 の 効 果 がスピ ードスケートにおける 滑 走 速 度 に 及 ぼす 影 響 を 詳 細 に 検 討 するには, 高 度 な 専 用 実 験 設 備 を 用 いて, 十 分 な 期 間 を 確 保 して 研 究 を 行 う 必 要 がある 今 回 作 製 した 専 用 計 測 設 備 では, 速 度 や 荷 重 を 実 際 に 選 手 が 滑 走 している 状 態 にすることができなかったこともあ り, 数 値 として 十 分 な 差 異 を 示 すことができなかった このため, 選 手 の 加 工 ブレード 使 用 時 の 内 省 による 効 果 の 検 証 を 行 い, 効 果 的 な 処 理 技 術 の 開 発 を 進 めたが, 十 分 な 効 果 を 提 示 するには 至 らなかった 上 述 したとおり, 冬 季 競 技 では 競 技 用 具 が 選 手 のパフ ォーマンスに 与 える 影 響 が 大 きいため, 効 果 が 十 分 に 実 証 できない 状 況 において, 競 技 大 会 直 前 で 新 しい 技 術 を 取 り 入 れることは 避 けなければならない ソチ 冬 季 オリンピッ クに 向 けて 開 発 したブレードを 選 手 に 使 用 してもらうために,NF と 開 発 スタッフの 間 で,いつまでに 試 作 品 を 作 成 し,いつまでにテストを 行 い,いつまでに 完 成 させなけれ ばならないかといったスケジュールについて 確 実 に 進 捗 管 理 を 行 い, 十 分 な 連 携 体 制 を 構 築 する 必 要 があった 研 究 開 発 には 長 い 期 間 を 要 するものもあり, 短 期 間 での 成 果 が 出 にくい 面 もある 今 大 会 に 向 けた 研 究 開 発 を 無 駄 にしないためには, 次 回 以 降 の 競 技 大 会 に 向 けて,その 知 見 やノウハウを 生 かした 研 究 開 発 が 継 続 的 に 行 われる 必 要 がある 2 トレーニングに 関 する 研 究 開 発 トレーニングに 関 する 研 究 開 発 については, 移 動 スピードの 強 化 及 び 日 本 人 選 手 の 弱 点 とされている 体 幹 股 関 節 筋 群 の 強 化 等 を 目 的 とするトレーニング 機 器 の 開 発,レー スパターンやゲームパターンの 構 築 及 びトレーニングの 基 本 となる 位 置 情 報 収 集 のため の 移 動 体 追 跡 解 析 技 術 の 開 発 などを 実 施 した 28

30 表 12 研 究 開 発 プロジェクト トレーニングに 関 する 研 究 開 発 の 概 要 使 用 概 要 状 況 体 幹 トレーニングマシン(スピードスケート:エムウェーブに 設 置 ) 慣 性 センサーによる 移 動 体 解 析 システム(スピードスケート) 使 用 状 況 の 表 示 は 次 のとおりとする = 選 手 等 に 試 作 品 を 提 供 し, 使 用 しながら 改 善 を 継 続 中 であった = 選 手 等 に 提 供 したが, 今 大 会 のためのトレーニング 等 で 使 用 されなかった ( 出 典 ) 筑 波 大 学 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 移 動 体 解 析 システムとは, 選 手 の 滑 走 軌 跡 や 速 度 を 計 測 し, 即 時 に 選 手 や 指 導 者 にフ ィードバックできるシステムである 現 在,サッカー 等 において,GPS を 利 用 した 移 動 体 解 析 が 行 われているが,スケート 等 の 屋 内 競 技 では GPS による 移 動 体 解 析 を 行 うこ とができない このため, 選 手 が 身 に 付 けた 慣 性 センサーを 利 用 した 移 動 体 解 析 の 開 発 が 必 要 となった 慣 性 センサーで 計 測 されたデータから 滑 走 速 度 や 軌 跡 を 算 出 する 際 には 様 々な 誤 差 が 生 じるため, 競 技 現 場 での 活 用 に 耐 え 得 る 測 定 精 度 の 高 度 化 のための 測 定 と 改 良 が 繰 り 返 された また,トレーニングの 実 態 に 即 した 利 用 を 実 現 するための 効 果 的 な 解 析 フ ィードバックシステムの 構 築 も 進 められた これらの 研 究 開 発 は 計 測 技 術 上, 難 易 度 の 高 いものであったが, 競 技 大 会 直 前 に 完 成 したプロトタイプによる 計 測 データによって 選 手,コーチが 選 手 固 有 のストロークを 評 価 し, 滑 走 動 作 の 課 題 を 明 確 にすることがで きた このような 難 易 度 の 高 い 研 究 開 発 課 題 は, 競 技 現 場 での 運 用 に 耐 え 得 るシステム 構 築 までに 多 くの 時 間 を 要 する しかし, 滑 走 軌 跡 や 速 度 はパフォーマンスに 直 結 する 重 要 な 指 標 であり,この 詳 細 な 評 価 システムの 活 用 はトレーニング 効 果 を 飛 躍 的 に 向 上 させ る 可 能 性 を 秘 めている 3 コンディショニングに 関 する 研 究 開 発 コンディショニングに 関 する 研 究 開 発 については,ロンドンオリンピックに 向 けて 開 発 されたコンディショニングに 関 する 装 置 やシステムのうち, 特 に 冬 季 オリンピックに おいても 効 果 的 なものを 活 用 した 29

31 表 13 研 究 開 発 プロジェクト コンディショニングに 関 する 研 究 開 発 の 概 要 使 用 成 果 の 概 要 状 況 呼 気 一 酸 化 窒 素 濃 度 を 用 いた 呼 吸 コンディション 評 価 装 置 コンディショニングデータシステム 高 気 圧 酸 素 治 療 による 外 傷 治 療 促 進 法 ( 現 地 で 対 応 準 備 ) 使 用 状 況 の 表 示 は 次 のとおりとする = 今 大 会,あるいはトレーニングにおいて 活 用 された = 選 手 等 に 提 供 したが, 今 大 会 及 びトレーニング 等 で 使 用 されなかった ( 出 典 ) 筑 波 大 学 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 呼 吸 コンディション 評 価 装 置 とは, 呼 気 に 含 まれる 一 酸 化 窒 素 を 測 定 することで, 気 道 の 炎 症 の 程 度 を 評 価 するものである 呼 気 一 酸 化 窒 素 を 継 続 的 に 測 定 することで, 環 境 や 体 調 による 気 道 炎 症 の 変 化 や 風 邪 との 鑑 別 評 価 ができる この 測 定 方 法 や 機 器 の 開 発 は 2010( 平 成 22) 年 から 開 始 され,2012( 平 成 24) 年 には NF の 要 求 に 応 じて 配 付 した また, 今 大 会 のマルチサポート ハウスにも 設 置 された コンディショニングデータシステム とは,トレーニング 内 容 や 食 事, 体 調 等 をス マートフォン 等 の 携 帯 型 端 末 から 記 録 し,その 情 報 を 指 導 者 やスポーツドクター 等 と 共 有 することを 目 的 としたシステムである このシステムを 活 用 することにより, 遠 隔 地 からでも 選 手 のコンディションに 関 する 専 門 的 なアドバイスを 適 時 行 うことができ, 良 好 なコンディションを 維 持 することができるものである 選 手 からも, 日 々の 体 調 を 記 録 する 重 要 性,その 情 報 をトレーナー 等 と 共 有 できる 可 能 性 があり,コンディショニ ングに 役 立 った と 評 価 されている 4 研 究 開 発 に 関 する 総 括 近 年, 各 国 においても 競 技 力 向 上 のための 研 究 開 発 は 積 極 的 に 行 われており,その 技 術 は 日 進 月 歩 で 発 展 している 我 が 国 においても, 新 たな 技 術 を 開 発 し,それを 日 々の トレーニング 等 の 強 化 活 動 に 取 り 入 れていくことが 非 常 に 重 要 である しかしながら, 今 大 会 では 開 発 された 技 術 が 利 用 されなかった 例 も 多 く 見 受 けられた 上 述 のとおり, 効 果 の 有 無 について 十 分 な 実 証 がされていない 状 況 において, 選 手 は 開 発 された 競 技 用 具 を 活 用 することができない 今 回 の 反 省 を 踏 まえ, 今 後 の 研 究 開 発 においては, 事 前 のテストを 繰 り 返 し 行 うことのできるよう, 競 技 大 会 や 選 手 のスケジュールを 適 切 に 把 握 した 上 で, 開 発 担 当 者,NF 及 び 選 手 の 合 意 の 下,より 詳 細 かつ 明 確 な 開 発 プロセス とスケジュールを 策 定 し, 適 切 な 進 捗 管 理 を 行 うなど, 十 分 な 連 携 協 力 体 制 を 整 えるこ とが 求 められる また, 今 大 会 においては,スキー 競 技 のように, 研 究 開 発 の 成 果 を 積 極 的 に 取 り 入 れ 30

32 ることによって, 好 成 績 につなげた 競 技 もある このことからも, 今 後 も,NF や 選 手, 指 導 者 のニーズ 等 を 踏 まえた 研 究 開 発 を 進 めていくとともに, 世 界 の 動 向 を 把 握 した 上 で, 研 究 者 側 から NF や 選 手, 指 導 者 に 提 案 していく 研 究 開 発 を 進 めていくことが 重 要 である (3)マルチサポート ハウス マルチサポート ハウスは, 選 手 村 村 外 におけるスポーツ 医 科 学, 情 報 面 等 の 総 合 的 なサポート 拠 点 として, 冬 季 オリンピックでは 今 大 会 で 初 めて 設 置 された 今 大 会 は,スケート 競 技 等 が 行 われる Coastal Cluster (CC)とスキー 競 技 等 が 行 われ る Mountain Cluster (MC)に 会 場 が 二 分 されていたため, 選 手 村 や 競 技 会 場 へのアクセ ス 等 の 観 点 から, 各 クラスターにそれぞれマルチサポート ハウスが 設 置 された 競 技 場 等 からのアクセスやセキュリティ, 提 供 するサポートに 必 要 なスペースが 確 保 できる こと 等 の 条 件 から,CC ではアルミラホテル,MC ではアイブガホテルを 借 用 してマル チサポート ハウスが 設 置 された( 写 真 6) 写 真 6 アルミラホテル( 左 )とアイブガホテル( 右 ) ( 出 典 )JSC マルチサポート ハウスの 設 置 機 能 を 検 討 するにあたっては,JSC,JOC 及 び NF の 担 当 者 を 加 えた 検 討 会 が 開 催 された この 検 討 会 は,2012( 平 成 24) 年 5 月 以 降, 計 20 回 程 度 開 催 され,NF のニーズ 等 を 踏 まえた 検 討 が 行 われた また,2013( 平 成 25) 年 にソチで 開 催 されたスピードスケート 世 界 距 離 別 選 手 権 大 会 において 冬 季 競 技 用 のマ ルチサポート ハウスを 試 行 的 に 設 置 しており,その 経 験 を 踏 まえ, 設 置 機 能 等 に 改 善 を 加 えた ロンドンオリンピックの 際 に 設 置 したマルチサポート ハウスと 比 較 して, 今 大 会 で は, 冬 季 競 技 の 特 性 を 踏 まえたサポート 内 容 が 充 実 された まず, 冬 季 競 技 における 大 きな 課 題 として, 長 期 の 海 外 遠 征 による 疲 労 からの 回 復 が 挙 げられる 冬 季 オリンピッ 31

33 クは 競 技 シーズンの 終 盤 に 開 催 されることから, 選 手 は 長 期 間 の 海 外 遠 征 を 終 えた 後 に オリンピックに 臨 むことを 強 いられる このため, 日 本 を 長 く 離 れている 選 手 に 対 し, 日 本 国 内 と 同 じような 環 境 でサポートを 行 い, 身 体 的 精 神 的 疲 労 を 取 り 除 くことが 求 められる 次 に, 冬 季 競 技 は 全 ての 競 技 において 用 具 が 必 要 となり, 競 技 用 具 がパフォ ーマンスに 与 える 影 響 が 大 きいことから, 競 技 用 具 の 整 備 等 のサポートを 実 施 した こ の 2 点 が, 今 大 会 のマルチサポート ハウスの 特 徴 であった 表 14 ソチ 冬 季 オリンピックにおけるマルチサポート ハウスの 主 な 機 能 機 能 内 容 コンディショニングミール 疲 労 回 復 やウェイトコントロールなどエネルギー 調 達 可 能 な 選 手 用 の 食 事 の 提 供 リカバリーボックス 持 ち 出 し 用 の 補 食 の 提 供 (おにぎり,オレンジジュ ース 等 ) メディカル ケア マッサージベッド, 多 機 能 電 気 治 療 器, 高 周 波 治 療 器,レーザー 治 療 器 等 の 設 置 リカバリープール MC のみ 交 代 浴 用 のビニールプールの 設 置 トレーニングルーム 自 転 車 エルゴメーター,バランスボール,ストレッ チマット 等 の 設 置 映 像 分 析 映 像 分 析 用 の 作 業 スペースの 提 供 用 具 整 備 サポート プラズマ 処 理 装 置 等 の 設 置 (スピードスケート) メンテナンス 機 器 等 補 完 ストラクチャーマシンの 設 置 (ノルディック 複 合 ) ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) 延 べ 利 用 者 数 は 1,309 人,1 日 の 平 均 利 用 者 数 は CC で 約 27 人,MC では 約 33 人 で あり,スケルトンを 除 く 全 ての 競 技 種 目 が 利 用 した また,メダル 獲 得 選 手 の 100%が, 入 賞 者 の 90%がそれぞれマルチサポート ハウスを 利 用 した 機 能 別 の 利 用 実 績 を 見 ると,コンディショニングミールが 他 の 機 能 と 比 較 して 非 常 に 多 く 利 用 されている( 図 14) コンディショニングミールは, 回 復 に 必 要 な 炭 水 化 物 を 十 分 に 摂 取 できるようにする, 持 久 系 種 目 の 選 手 にとって 重 要 な 鉄 分 を 摂 取 できるよう にするなど, 選 手 が 万 全 の 体 調 で 競 技 に 臨 むことができるよう 冬 季 競 技 の 特 性 を 考 慮 し て 工 夫 されたメニューが 提 供 された 利 用 した 選 手 からは, 栄 養 バランスが 考 えられて いることや, 食 べ 慣 れた 日 本 食 であることが 高 く 評 価 されており,また,コンディショ ニングミールの 充 実 について 事 前 に NF からの 要 望 があったことなどから, 栄 養 サポー トの 重 要 性 が 改 めて 明 らかになった 32

34 コンディショニングミール リカバリーボックス トレーニングルーム メディカル ケア コンセントレーションサポート リカバリーバス CC MC リカバリープール 57 心 理 サポート 映 像 分 析 用 具 整 備 ミーティングルーム ファミリースペース ランドリー ( 回 ) 図 14 マルチサポート ハウスの 機 能 別 利 用 実 績 リカバリープール 及 び 心 理 サポートは MC にのみ 設 置 した ランドリーの 利 用 について,MC では 利 用 者 数 を 計 測 していない ( 出 典 )JSC 提 供 資 料 より 作 成 (2014 年 ) JSC がソチ 冬 季 オリンピック 出 場 選 手 を 対 象 に 行 った 調 査 によれば, 回 答 者 72 名 の うち 66 名 ( 約 92%)がマルチサポート ハウスを 利 用 したと 回 答 しており,そのうち の 63 名 ( 約 95%)が マルチサポート ハウスにおけるサポートが 試 合 前 の 調 整 や 試 合 後 のリカバリーに 役 立 った と 回 答 している 選 手 や 指 導 者 からは, 上 述 したコンデ ィショニングミールに 対 する 感 想 のほか, 日 本 と 同 じ 環 境 で 過 ごせて,リラックスで きた, 毎 日 のお 風 呂 やメディカル ケア,トレーニングが 日 々のコンディション 調 整 に 大 変 役 立 った, マルチサポート ハウスからの 送 迎 にロシア 語 の 通 訳 が 同 乗 してい たことから 不 安 が 少 なかった 等 の 感 想 が 寄 せられた このことから, 上 述 した 日 本 国 内 と 同 じ 環 境 でのサポートを 行 うというコンセプトにおけるサポート 内 容 は, 選 手 や 指 導 者 からも 評 価 されていると 言 える 一 方 で, 選 手 村 から 離 れて 設 置 していたため, もう 少 しアクセスが 良 いとうれしい 等,マルチサポート ハウスの 立 地 やアクセス の 改 善 に 関 する 意 見 もあった マルチサポート ハウスの 利 用 においては 競 技 場 及 び 選 手 村 からのアクセスも 重 要 な 要 素 となるため, 限 られた 地 理 的 範 囲 や 条 件, 各 国 との 競 合 の 中 で 物 件 選 定 は 非 常 に 困 難 を 要 するものと 想 定 されるが, 次 回 以 降 のマルチサポー 33

35 ト ハウスの 設 置 の 際 には 改 めて 立 地 やアクセスについても 十 分 考 慮 しながら 検 討 する 必 要 がある 次 に,マルチサポート ハウスのもう 一 つの 特 徴 である, 競 技 用 具 の 整 備 等 のサポー トについては, 一 部 のターゲット 競 技 種 目 のみを 対 象 として 実 施 された(MC ではノル ディック 複 合,CC ではスピードスケート) 結 果 として,ノルディック 複 合 の 選 手 には よく 利 用 されたが,スピードスケートの 選 手 には 余 り 利 用 されなかった(ノルディック 複 合 は 延 べ 70 回,スピードスケートは 延 べ 14 回 の 利 用 ) これは, 上 述 したように 研 究 開 発 段 階 で 実 証 が 十 分 になされず, 利 用 者 が 1 名 にとどまったためである 34

36 6. 女 性 アスリートへの 支 援 について 今 大 会 から 女 子 スキージャンプが 新 たに 競 技 種 目 として 採 用 されたように, 近 年,オリ ンピックにおいては, 女 性 が 出 場 できる 種 目 数 が 増 加 している それに 伴 い, 我 が 国 でも オリンピック 出 場 女 性 選 手 が 増 加 傾 向 にあり( 図 15), 今 大 会 の 日 本 代 表 選 手 団 において, 女 子 選 手 数 が 初 めて 男 子 選 手 数 を 上 回 った このような 状 況 等 から, 女 性 選 手 に 対 する 競 技 力 向 上 は 重 要 な 課 題 となっているが, 女 性 選 手 に 対 する 効 果 的 な 支 援 の 在 り 方 について は,いまだ 研 究 開 発 の 途 上 にある % 40% 44% 47% 48% 58% 70% 60% 50% 40% % 11% 8% 18% 23% 25% 30% 20% 10% 0 0% 日 本 の 参 加 選 手 数 (うち 女 性 選 手 数 ) 女 性 選 手 の 割 合 図 15 冬 季 オリンピックにおける 日 本 代 表 選 手 数 と 女 性 選 手 の 割 合 ( 出 典 )JOC 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 日 本 代 表 選 手 団 ハンドブック 名 簿 より 作 成 (2014 年 ) 35

37 35 70% % 52% 56% 48% 60% 50% 20 33% 36% 40% 15 30% 10 20% 5 10% 0 0% 入 賞 数 (うち 女 性 選 手 の 入 賞 数 ) 女 性 選 手 の 割 合 図 16 冬 季 オリンピックにおける 日 本 代 表 選 手 女 性 選 手 の 入 賞 状 況 ソチ 冬 季 オリンピックにおけるフィギュア 団 体 は, 男 女 混 合 のため 反 映 していない ( 出 典 )JOC 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (2014/ソチ) 日 本 代 表 選 手 団 報 告 書 より 作 成 (2014 年 ) このような 状 況 を 踏 まえ, 文 部 科 学 省 では 女 性 アスリートの 育 成 支 援 プロジェクト として, 女 性 特 有 の 課 題 に 着 目 した 女 性 アスリートの 戦 略 的 強 化 に 資 する 調 査 研 究 や, 女 性 競 技 種 目 における 戦 略 的 かつ 実 践 的 な 強 化 のためのモデルプログラムによる 女 性 アスリ ートの 育 成, 女 性 特 有 の 課 題 に 対 応 した 医 科 学 サポート 等 に 関 する 支 援 プログラムを 実 施 している このうち 主 に 女 性 特 有 の 課 題 に 対 応 した 支 援 プログラムを 利 用 して 今 大 会 に 臨 んだ 女 性 選 手 は 5 名 である それらの 支 援 内 容 について, 以 下 のとおり 紹 介 する (1) 女 性 特 有 の 疾 患, 障 害, 疾 病 等 における 医 学 サポートプログラム スノーボードのアルペンにおいては, 女 性 用 の 競 技 用 具 が 市 販 されていない このた め, 選 手 Aは, 身 体 的 負 担 が 高 い 男 性 用 の 競 技 用 具 を 使 用 することを 強 いられ, 腰 痛 に 悩 まされていた これに 対 して,JISSのスポーツ 事 業 において 女 性 用 の 競 技 用 具 の 開 発 や, 専 門 医 による 定 期 的 な 診 察 の 実 施 を 行 うとともに, 本 事 業 においても 海 外 遠 征 時 の 専 門 トレーナーの 帯 同 などの 支 援 を 行 った 結 果,メダル 獲 得 に 至 った 選 手 A からは, 女 子 選 手 に 合 うマテリアルを 使 うことができたことは,ソチでの 結 果 に 繋 がるものだ った と 高 く 評 価 されている (2) 成 長 期 における 医 科 学 サポートプログラム 成 長 期 の 選 手 は 心 理 面 においてデリケートな 面 があり,かつ, 選 手 を 取 り 巻 く 関 係 者 36

38 ( 指 導 者, 競 技 団 体 関 係 者, 取 材 者 等 )の 多 くは 男 性 であることから, 特 に 成 長 期 の 女 性 選 手 へのケアは 重 要 であると 考 えられる このため, 選 手 B に 対 し, 成 長 期 にある 女 性 特 有 の 心 理 的 側 面 をケアできる 同 性 の 支 援 スタッフを 競 技 大 会 等 に 帯 同 させ, 取 材 の 時 間 や 場 所, 回 数 のコントロール 等 を 行 うことで, 選 手 の 心 理 状 態 の 維 持 向 上 を 図 り, 競 技 に 集 中 できる 環 境 を 整 えた 支 援 期 間 中 の 同 選 手 の 競 技 成 績 も 良 好 であったことか ら, 同 プログラムが 効 果 的 に 機 能 していたと 考 えられる しかし,ソチ 冬 季 オリンピッ クの 際 は, 選 手 村 に 入 るための ADカードの 数 に 制 限 があったため, 支 援 スタッフは 帯 同 することができなかった (3) 妊 娠 期, 産 前 産 後 期, 子 育 て 期 におけるトレーニングサポートプログラム 子 育 てと 強 化 活 動 の 両 立 には 困 難 を 伴 う 場 面 があり, 特 に,トレーニング 時 間 の 確 保 が 課 題 となっている 中,3 名 の 選 手 が 今 大 会 に 向 けたトレーニングにおいて,トレーニ ング 時 間 の 確 保,トレーニング 及 び 競 技 に 集 中 する 環 境 を 整 えることを 目 的 として 子 育 て 期 におけるトレーニングサポートプログラム を 利 用 していた 同 プログラムでは,トレーニング 時 間 を 確 保 するために,ベビーシッターの 帯 同 費 に 対 する 支 援 などが 行 われた 海 外 遠 征 も 多 く, 子 供 と 一 緒 にいられない 期 間 が 生 じてし まう 選 手 にとって, 子 供 を 預 けられる 体 制 を 整 備 し, 強 化 活 動 に 専 念 できる 環 境 を 整 備 することは 重 要 である JSC からの 報 告 によると, この 事 業 がなければ 出 産 後 に 引 退 していた, 不 安 なくトレーニングを 集 中 して 行 うことができた という 選 手 の 声 が 寄 せられており,また, 長 期 間 の 合 宿 やトレーニング 計 画 の 変 更 等 のイレギュラーな 状 況 に 比 較 的 素 早 く 対 応 できる 本 プログラムの 継 続 を 希 望 する 選 手 は 多 く, 同 プログラムに よる 支 援 は 選 手 から 高 く 評 価 されている 一 方, 競 技 とプライベートの 時 間 を 明 確 に 区 分 することができないことから 謝 金 を 支 給 することが 困 難 なケースがあるなど, 子 育 て の 実 態 に 応 じて 支 援 できないケースがあるといった 課 題 が 挙 げられる このように, 女 性 特 有 の 課 題 に 着 目 した 取 組 を 実 施 することにより, 女 性 選 手 のメダ ル 獲 得 率 が 向 上 するなどの 効 果 を 得 ることができれば, 今 後 は, 各 NF においても 強 化 戦 略 の 一 環 として,それぞれの 強 化 活 動 や 実 態 に 応 じた 取 組 が 積 極 的 に 推 進 されると 考 えられる また, 文 部 科 学 省 の 委 託 事 業 として 行 われている 女 性 アスリートの 育 成 支 援 プロジェクト のほか,JISSによるスポーツ 医 科 学 支 援 事 業 においても,NTC での 託 児 所 の 設 置, 女 性 アスリート 相 談 専 用 窓 口 の 設 置, 女 性 メディカルスタッフのネ ットワーク 構 築 や 育 成,アスリート( 元 アスリートを 含 む)の 人 材 育 成 などが 行 われて いる 37

39 7. 競 技 力 向 上 施 策 の 国 際 比 較 スポーツ 基 本 計 画 に 掲 げる 3 つの 目 標 を 達 成 するためには, 我 が 国 の 競 技 力 向 上 が 不 可 欠 である 競 技 力 向 上 については, 我 が 国 が 行 ってきた 施 策 に 対 する 分 析 検 証 が 必 要 で あるが, 競 技 力 向 上 施 策 が 日 々 進 化 している 現 状 においては, 海 外 の 事 例 について 研 究 す ることが 重 要 である 今 後 の 我 が 国 の 競 技 力 向 上 施 策 の 参 考 とするため,2014( 平 成 26) 年 4 月 に TOKYO J PROJECT SOCHI 2014 がまとめた Final Report を 基 に, 今 回 のソチ 冬 季 オリンピ ックに 向 けた 競 技 力 向 上 施 策 における 特 出 すべき 幾 つかの 国 の 取 組 について,その 施 策 を 概 観 する (1)ロシアの 取 組 ロシアは,1994 年 に 開 催 された 第 17 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (リレハンメル 冬 季 オリンピック)で 金 メダル 11 個 を 獲 得 して 金 メダル 獲 得 ランキング 1 位 となって 以 降, 低 迷 していたが, 今 回 のソチ 冬 季 オリンピックでは 金 メダル 13 個 を 獲 得 し,バン クーバー 大 会 の 11 位 から 1 位 に 返 り 咲 いた ソチ 冬 季 オリンピックに 向 けたロシアの 強 化 施 策 として, 第 一 に 挙 げられるのが 国 主 導 の 強 化 戦 略 である この 強 化 戦 略 において, 強 化 対 象 競 技 に 対 して 強 化 拠 点 の 整 備 や 海 外 コーチの 招 へい,スポーツ 医 科 学 支 援 を 行 うなど, 重 点 強 化 が 図 られた 強 化 戦 略 の 策 定 に 当 たっては,カナダにおける Own The Podium ( 後 述 )の 中 心 メンバー であった Todd Allinger, Cathy Allinger 両 氏 を 雇 用 することで, 強 化 戦 略 をより 効 果 的 なものとした 上 述 した 強 化 戦 略 の 一 例 として, 海 外 からのコーチの 招 へいが 挙 げられる ソチ 冬 季 オリンピックにおいて,コーチを 招 へいした 競 技 とそうでない 競 技 では,そのメダル 獲 得 状 況 に 差 が 見 られた( 表 15) 海 外 コーチを 招 へいした 10 競 技 のうち,9 競 技 でメ ダルを 獲 得,5 競 技 で 金 メダルを 獲 得 している バンクーバー 冬 季 オリンピックの 結 果 と 照 らし 合 わせると,コーチを 招 へいした 競 技 のほとんどがメダル 成 績 を 伸 ばしている ことがわかる また,クロスカントリー 等,バンクーバー 冬 季 オリンピックにおいてメダルを 獲 得 し ている 競 技 がコーチ 招 へい 競 技 の 半 数 以 上 であることから, 既 に 一 定 の 実 績 のある 競 技 に 対 して,メダル 獲 得 を 確 実 にするためのコーチ 招 へいであったと 考 えられる 競 技 力 向 上 を 図 る 上 で, 近 年,ワールドクラスの 高 品 質 なコーチングの 重 要 性 への 認 識 がさらに 強 まっている こうした 中,ロシアは, 競 技 力 向 上 のためのリソースを,コ ーチングの 高 品 質 化 に 対 して 十 分 に 配 分 した 結 果, 大 きな 成 功 を 得 たと 言 える 一 方,ロシア 連 邦 生 物 医 学 局 (FMBA) 体 育 治 療 スポーツ 医 学 センターは, 大 型 バ スを 改 良 した 移 動 式 リカバリーバス を 導 入 し,アスリートの 疲 労 回 復 を 支 援 した ( 写 真 7) 移 動 式 リカバリーバスは, 疲 労 回 復 のためのクライオセラピー 設 備 や 高 圧 酸 素 カプセル 等 を 装 備 している こうした 移 動 式 リカバリーバスは,ツール ド フラ ンスでは 一 般 的 であるが,オリンピックでは 余 り 例 がない より 効 果 的 効 率 的 な 疲 労 38

40 回 復 のためのリカバリー 機 能 のモバイル 化 は 今 後 重 要 になると 考 えられる 写 真 7 移 動 式 リカバリーバス ( 出 典 )ロシア 連 邦 生 物 医 学 局 表 15 ロシアのメダル 獲 得 状 況 と 海 外 コーチの 招 へいとの 関 係 性 海 外 コーチの 招 へい 競 技 種 別 バンクーバー ソチ クロスカントリースキー フリースタイルスキー スノーボード スピードスケート あり ショートトラック スケルトン リュージュ バイアスロン カーリング アルペンスキー スキージャンプ なし ノルディック 複 合 フィギュアスケート ボブスレー アイスホッケー 表 の は 金 メダル 獲 得 競 技, はメダル 獲 得 競 技 を 表 す (2)カナダの 取 組 ソチ 冬 季 オリンピックでは, 金 メダル 10 個 を 獲 得 し, 金 メダル 獲 得 ランキング 3 位 となったカナダの 原 動 力 と 言 われているのが,2005 年 に 設 置 された Own The Podium (OTP)である OTP は,オリンピック パラリンピックにおけるメダル 獲 得 に 向 けて 39

41 国 内 競 技 団 体 への 強 化 資 金 の 投 資 戦 略 を 策 定 する 非 政 府 の 非 営 利 組 織 である カナダ 政 府,カナダオリンピック 委 員 会,カナダパラリンピック 委 員 会 等 のカナダの 主 要 なスポ ーツ 団 体 から 構 成 され,2010 年 バンクーバー 冬 季 オリンピック パラリンピック 開 催 決 定 を 契 機 に 2005 年 に 設 立 された 2005 年 に OTP が 設 置 される 以 前 のカナダのスポーツに 関 する 体 制 は, 政 府 機 関 であ る Sport Canada が 資 金 投 資 を,NF が 強 化 計 画 の 策 定 推 進 を,サポート 研 究 機 関 の Sport Centers がサービスの 提 供 を,オリンピック 委 員 会 がオリンピック 期 間 中 の 準 備 と 派 遣 を 行 ってきた しかし,この 体 制 では, 各 機 関 の 密 なコミュニケーションを 取 る ことが 困 難 であり, 統 括 組 織 が 必 要 とされた OTP を 通 じて,システムの 整 備,NF の 組 織 力 マネジメント 力 等 の 向 上, 医 科 学 スタッフの 整 備 等 が 推 進 された OTP を 通 じた 取 組 のうち,スポーツ 医 科 学 サポートに 関 する 研 究 開 発 プロジェクト である Innovation for Gold は, 新 たなトレーニング 法 の 開 発 による 競 技 力 向 上, 用 具 やパフォーマンス 分 析 ツールの 開 発, 選 手 の 健 康 管 理 やリカバリーを 推 進 するスポーツ 医 学 の 3 領 域 が 基 盤 となっている 例 えば,ロンドンオリンピックに 向 けて,ボートや カヌー 等 の 選 手 のために 技 術 評 価 マルチ 測 定 システムが 開 発 されたが, 同 システムは, クロスカントリースキーなどの 滑 走 競 技 に 応 用 されるなど, 夏 季 冬 季 競 技 間 の 応 用 が 推 進 されている スポーツ 医 科 学 研 究 に 関 する 予 算 にも 限 りがある 中 で, 効 果 的 かつ 効 率 的 に 事 業 を 展 開 するためには,このように, 夏 季 冬 季 競 技 間 で 技 術 やノウハウの 活 用 が 進 むことが 重 要 になると 思 われる また,OTP は, 自 然 化 学 工 学 研 究 会 議 のパートナーとして 位 置 づけられており,スポ ーツ 医 科 学 研 究 開 発 分 野 には 同 会 議 から 予 算 も 投 じられている 先 端 的 な 研 究 を 実 施 している 研 究 所 や 研 究 者 と 連 携 し, 知 能 や 技 能 を 共 有 することは,スポーツ 予 算 以 外 の 資 金 の 活 用 を 検 討 する 上 で 参 考 になる 取 組 であると 言 える 写 真 8 ローラースキー 用 トレッドミルでのトレーニング 40 ( 出 典 )Cross Country Canada

42 (3)イギリスの 取 組 イギリスは,ソチ 冬 季 オリンピックで 4 個 のメダル( 金 1 個, 銀 1 個, 銅 2 個 )を 獲 得 した( 前 回 大 会 では 金 メダル 1 個 ) メダル 獲 得 数 が 前 回 大 会 よりも 伸 びていること に 加 え, 特 筆 すべきことは 同 一 種 目 ( 女 子 スケルトン)で 連 続 して, 異 なるアスリート が 金 メダルを 獲 得 していることである 今 大 会,Lizzy Yarnold 選 手 が 女 子 スケルトンで 金 メダルを 獲 得 した この 選 手 は, 2008 年 にイギリスが 開 始 したタレント 発 掘 育 成 プログラム(Girls 4 Gold)で 発 掘 さ れたアスリートで,19 歳 で 陸 上 競 技 からスケルトンに 転 向 した その 後 3 年 で 世 界 ジュ ニア 選 手 権 2 位, 翌 年 には 同 大 会 で 優 勝,2011/2012 シーズンではワールドカップで 最 高 2 位 となった スケルトン 転 向 後 5 年 でソチ 冬 季 オリンピックに 出 場 し, 金 メダルを 獲 得 した 前 回 大 会 (バンクーバー 大 会 )では,イギリスの Amy Williams 選 手 が 女 子 スケルト ンで 金 メダルを 獲 得 しており,2 大 会 連 続 の 金 メダル 獲 得 となった イギリスの 女 子 スケルトンの 競 技 力 向 上 策 は,タレント 発 掘 プログラムによるアスリ ート 発 掘, 海 外 優 秀 コーチによるコーチング,マクラーレン アプライド テクノロジ ー 社 との 連 携 によるソリ 開 発,スポーツ 医 科 学 サポート 等, 包 括 的 な 取 組 を 行 ってい る イギリスが, 同 一 種 目 で 異 なるアスリートにより 2 大 会 連 続 して 金 メダルを 獲 得 した ことは,イギリスがこの 種 目 で 持 続 的 成 功 を 収 める 能 力 と 体 制 を 確 立 させたことを 意 味 する (4)オランダの 取 組 オランダは,ソチ 冬 季 オリンピックで 24 個 のメダル( 金 メダル 8 個, 銀 メダル 7 個, 銅 メダル 9 個 )を 獲 得 した 金 メダル 獲 得 ランキングにおいては, 前 回 大 会 (バンクー バー 冬 季 オリンピック)の 10 位 から 躍 進 し, 世 界 5 位 となった( 前 回 大 会 では, 金 メ ダル 4 個 ) 24 個 のメダルのうち,ショートトラックで 獲 得 した 1 個 を 除 き,すべての メダルをスピードスケートで 獲 得 した オランダのスピードスケートに 関 する 強 化 の 取 組 としては,オランダコーチの 各 国 強 化 策 の 情 報 収 集 とそれらのコーチ 間 での 共 有,オールラウンドスケーターの 少 数 精 鋭 型 の 強 化 からスペシャリスト 化 への 変 更 など 様 々な 情 報 がある また,オランダ 人 技 術 者 による 製 氷 が 有 利 であったとする 見 方 もある メダル 獲 得 可 能 性 の 高 い 選 手 であるメダルポテンシャルアスリートの 数 とそのメダル 獲 得 成 功 率 を 高 めることがメダル 数 を 増 加 させることに 不 可 欠 である 直 近 の 世 界 選 手 権 において 8 位 以 内 に 入 ったもの をメダルポテンシャルアスリートと 定 義 し, 今 大 会 と 前 回 大 会 のオランダについて 分 析 すると, 今 大 会 のメダルポテンシャルアスリート は 33 名 ( 前 回 大 会 ;26 名 )であり,メダル 獲 得 成 功 率 は 51.5%( 前 回 大 会 ;23.1%) であった これらのことから, 今 大 会 におけるオランダのスケート 躍 進 は,メダルポテ 41

43 ンシャルアスリートが 増 えたことよりも,そのメダル 獲 得 成 功 率 の 向 上 が 大 きく 貢 献 し ていると 考 えられる この 高 いメダル 獲 得 成 功 率 の 背 景 に,どのような 取 組 があったの かについては,JSC や NF をはじめとする 関 係 者 が 連 携 し, 引 き 続 き 有 効 な 情 報 の 収 集 を 行 っていくことが 必 要 である 42

44 8.おわりに ソチ 冬 季 オリンピックにおける 日 本 選 手 の 活 躍 は, 多 くの 国 民 に 誇 りと 喜 び, 夢 や 感 動 をもたらした 今 大 会 における 日 本 代 表 団 の 成 績 は, 金 メダル 1 個, 銀 メダル 4 個, 銅 メ ダル 3 個 の 計 8 個,メダル 数 と 合 わせた 入 賞 総 数 は 28 であり, 国 外 開 催 冬 季 オリンピッ クでは 過 去 最 多 のメダル 獲 得 数 となった また,2 大 会 ぶりに 金 メダルを 獲 得 したほか, スキー 競 技 では 3 大 会 振 りのメダル 獲 得 となった 他 方, スポーツ 基 本 計 画 ( 平 成 24 年 3 月 )に 掲 げられている 過 去 最 多 を 超 えるメ ダル 数 の 獲 得, 過 去 最 多 を 超 える 入 賞 者 数, 金 メダル 獲 得 ランキング 10 位 以 上 と いう 今 後 5 年 間 に 達 成 すべき 3 つの 目 標 については, 今 大 会 については 達 成 することがで きなかった 今 大 会 におけるアスリート 支 援 の 特 徴 としては,マルチサポート 事 業 によるスポーツ 医 科 学 や 情 報 分 野 等 からのアスリート 支 援 及 び 競 技 用 具 器 具 の 研 究 開 発 に 4 年 間 をか けて 取 り 組 んだこと, 冬 季 オリンピックでは 初 めて, 選 手 村 村 外 において 試 合 直 前 のリカ バリー コンディショニング 等 を 行 うことができるマルチサポート ハウスが CC MC の 2か 所 に 設 置 されたことなどが 挙 げられる 本 報 告 書 においては,これらの 点 や, 競 技 用 具 やワックスといったマテリアル 機 能 に 左 右 されやすいなどの, 夏 季 競 技 とは 異 なる 冬 季 競 技 の 特 徴 を 意 識 しながら,JISS,NTC, マルチサポート 事 業, 女 性 アスリートの 育 成 支 援 プロジェクトといった 国 の 直 轄 事 業 の 評 価 を 行 ったほか,ロシアやカナダ 等, 今 大 会 のメダル 獲 得 ランキング 上 位 国 の 選 手 サポ ートの 体 制 に 関 する 国 際 比 較 も 行 った 各 種 データや 事 例, 出 場 選 手 への 調 査 を 基 にした 評 価 の 結 果, 評 価 対 象 とした 各 施 策 は, 選 手 に 質 の 高 いトレーニング 環 境 を 提 供 し, 競 技 大 会 で 最 高 のパフォーマンスを 発 揮 する 上 で, 諸 施 策 と 連 携 しつつ 効 果 的 に 機 能 し, 今 大 会 の 結 果 に 貢 献 したことが 分 かった 一 方, 一 部 の 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 では, 整 備 した 設 備 を 十 分 に 活 用 しきれていない 現 状 もあ り,また,マルチサポート 事 業 の 研 究 開 発 等 において, 情 報 共 有 等 に 関 し,サポートスタ ッフ, 開 発 担 当 者,NF, 選 手, 指 導 者 との 連 携 が 必 ずしもスムーズではなかったと 思 われ る 事 例 も 見 受 けられた 今 後 は,このような 課 題 の 改 善 に 努 めながら, 国 際 競 技 力 の 向 上 とメダル 獲 得 に 向 けたこれらの 事 業 の 質 の 向 上 を 図 り,しっかりと 継 続 して 支 援 を 行 って いく 必 要 がある また, 前 回 のバンクーバー 冬 季 オリンピック 以 降, 大 きく 躍 進 したロシアやオランダ 等 メダル 獲 得 ランキング 上 位 国 の 選 手 サポート 体 制 の 分 析 を 通 じ, 競 技 力 が 日 々 進 化 してい る 現 状 においては, 諸 外 国 の 選 手 育 成 強 化 支 援 等 に 関 する 事 例 について 研 究 していく ことの 重 要 性 を 改 めて 認 識 するに 至 った なお, 今 大 会 において 上 記 のような 成 績 を 残 せたのは, 何 より 日 頃 の 選 手, 指 導 者,NF 等 関 係 者 の 不 断 の 努 力 によるものであり, 今 回 評 価 の 対 象 とした 国 の 直 轄 事 業 のほか, 海 外 国 内 の 強 化 合 宿 の 実 施 や 国 際 競 技 大 会 への 日 本 選 手 団 の 派 遣 をはじめ,JOC や NF 等 による 様 々な 施 策 が 総 合 的 に 効 果 を 発 揮 したことによることは 言 うまでもない 43

45 本 検 証 結 果 を 踏 まえ,2018 年 の 第 23 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 ( 平 昌 冬 季 オリンピ ック)は 言 うまでもなく,2016 年 の 第 31 回 オリンピック 競 技 大 会 (リオ デ ジャネイ ロオリンピック)や 2017 年 の 第 8 回 アジア 冬 季 競 技 大 会 ( 札 幌 大 会 ),2020 年 の 第 32 回 オリンピック 競 技 大 会 ( 東 京 オリンピック) 等 へ 向 けて, 選 手 が 最 大 のパフォーマンスを 発 揮 できるよう, 国,JSC,JOC,NF, 指 導 者 等 の 関 係 者 が 連 携 し, 各 種 施 策 の 充 実 を 図 り, 国 際 競 技 力 の 一 層 の 向 上 に 取 り 組 んでいくことが 期 待 される 44

46 参 考 文 献 公 益 財 団 法 人 日 本 オリンピック 委 員 会. 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (2014/ソチ). 公 益 財 団 法 人 日 本 オリンピック 委 員 会. 公 益 財 団 法 人 日 本 オリンピック 委 員 会. 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (2014/ ソチ) 日 本 代 表 選 手 団 報 告 書,2014,403p 公 益 財 団 法 人 日 本 オリンピック 委 員 会. 第 22 回 オリンピック 冬 季 競 技 大 会 (2014/ ソチ) 日 本 代 表 選 手 団 ハンドブック 名 簿,2014,123p TOKYO J PROJECT SOCHI Final Report,2014,112p (ロシアの 取 組 について) Canadian sport power couple propels Russia s athletes to podium in Sochi. canada.com. Настроить спортсменов на победу - задача спортивных психологов ФМБА.ФМБА Poccии. Новейшим медицинским оборудованием оснащены передвижные модули, которыми пользуются российские спортсмены во время Паралимпиады в Сочи. ФМБА Poccии. (カナダの 取 組 について) Own the Podium. Top Secret:The Canadian Approach to Research and Development.. OLYMPIATOPPEN. /media17859.media Canada's Sochi 2014 athletes powered by more money but less science. CBC News. 45

47 (イギリスの 取 組 について) The team behind Skeleton shares some of the secrets of Lizzy's stunning success. English Institute of Sports. rets.aspx,(2014/02/14) 英 国 のお 家 芸 に= 才 能 発 掘 に 尽 力. 時 事 ドットコム. (2014/02/17) (オランダの 取 組 について) 共 同 通 信. オランダが 表 彰 台 独 占 スピードスケート 男 子 500,(2014/02/11) 五 輪 スピードスケート:オランダ 独 壇 場 の 秘 密 を 探 る. 毎 日 新 聞, The political economy of Dutch speed skating success.the Washington Post

48 参 考 資 料 目 次 国 のスポーツ 関 係 予 算... 2 スポーツ 関 係 予 算 ( 諸 外 国 との 比 較 )... 3 競 技 力 向 上 関 係 予 算... 4 JISS によるメディカルチェックの 実 施 実 績... 6 JISS によるスポーツ 診 療 の 実 施 実 績... 7 我 が 国 のナショナルトレーニングセンター(NTC)... 8 ナショナルトレーニングセンター 競 技 別 強 化 拠 点 指 定 施 設 一 覧... 9 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 対 応 競 技 とソチ 冬 季 オリンピックの 競 技 結 果 マルチサポート 戦 略 事 業 マルチサポート 事 業 平 成 25 年 度 ターゲット 競 技 種 目 ソチ 冬 季 オリンピックにおける 選 手 育 成 強 化 支 援 等 に 関 する 検 証 チームの 設 置 につ いて ソチ 冬 季 オリンピックにおける 選 手 育 成 強 化 支 援 等 に 関 する 検 証 チームワーキング グループ 委 員 開 催 実 績... 16

49 文 部 科 学 省 における 競 技 スポーツ 学 校 体 育 生 涯 スポーツ 関 係 予 算 の 推 移 24,328 25,528 生 涯 スポーツ ( 年 度 ) ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 調 べ 平 成 26 年 度 は 約 255 億 円 であり 近 年 では 増 加 傾 向 である 競 技 スポーツ 関 連 予 算 が 大 きな 比 重 を 占 めている ( 百 万 円 ) グラフ タイトル ,529 22,740 22,790 23, ,718 19, ,820 16,401 16, ,239 12, % 71.8% 67.8% 68.9% 68.0% 65.0% 競 技 スポーツ % 73.3% 78.0% 80.2% 83.6% 86.8% 73.5% 学 校 体 育 % 8.1% 5.3% 2.3% 1.8% 2.2% 20.9% 17.8% 16.1% 16.9% 13.7% 10.8% 29.8% 21.8% 20.8% 22.5% 20.9% 23.3% 12.7% 13.2% 9.1% 7.2% 8.9% 8.6% 13.1% 11.2% H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 一 般 会 計 の 当 初 予 算 のみ 計 上 ( 補 正 予 算 及 び 復 興 特 別 会 計 は 除 く) その 他 のスポーツ 予 算 については 1% 未 満 のため 表 示 しない

50 スポーツ 関 係 予 算 ( 諸 外 国 との 比 較 ) ( 年 度 ) (H21) (H23) (H22) (H23) (H21) (H23) (H22) (H21) (H21) (H22) スポーツ 関 係 予 算 の 対 GDP 比 について 諸 外 国 と 比 較 すると 日 本 は 低 い 水 準 にある 予 算 額 予 算 額 GDP 額 対 GDP 比 対 日 本 比 ( 円 換 算 ) ( 自 国 通 貨 ) ( 自 国 通 貨 ) 日 本 185 億 6,000 万 円 185 億 6,000 万 円 479 兆 1725 億 円 % イギリス 749 億 6,500 万 円 5 億 7,666 万 ポンド 1 兆 4536 億 ポンド % (H22) (H22) ドイツ 263 億 3800 万 円 2 億 2903 万 ユーロ 2 兆 3971 億 ユーロ % フランス 996 億 4,800 万 円 8 億 6,650 万 ユーロ 2 兆 0095 億 ユーロ % イタリア スウェーデン 93 億 1656 万 円 255 億 7500 万 円 8101 万 3560ユーロ 17 億 500 万 SEK 1 兆 5488 億 ユーロ 3 兆 4843 億 SEK % % デンマーク 134 億 4700 万 円 7 億 9100 万 DKK 1 兆 6561 億 DKK % アメリカ 兆 2270 億 ドル - カナダ 172 億 2,000 万 円 2 億 500 万 カナダドル 1 兆 7115 億 カナダドル % オーストラリア 50 億 8,400 万 円 6,200 万 豪 ドル 1 兆 2483 億 豪 ドル 0.005% (H21) ニュージーランド 39 億 円 6191 万 NZドル 1859 億 NZドル % 韓 国 149 億 4,500 万 円 2,135 億 ウォン 1063 兆 0591 億 ウォン % 中 国 304 億 8400 万 円 25 億 4038 万 元 1 兆 6215 億 元 % ( 出 典 ) 文 部 科 学 省 委 託 調 査 スポーツ 政 策 調 査 研 究 ( 笹 川 スポーツ 財 団 平 成 23 年 7 月 )に 基 づき 文 部 科 学 省 作 成 各 国 GDP 額 の 出 典 : World Economic Outlook Database, April 2011 (IMF 2011) 学 校 体 育 関 連 予 算 除 く

51 競 技 力 向 上 関 係 予 算 ( 平 成 26 年 度 予 算 額 9,888 百 万 円 ) 平 成 27 年 度 概 算 要 求 額 19,095 百 万 円 1. 競 技 力 向 上 事 業 11,700 百 万 円 ( 4,852 百 万 円 ) 従 来 のJOC 補 助 事 業 やJPC 補 助 事 業 スポーツ 振 興 基 金 助 成 事 業 等 の 競 技 団 体 向 けの 選 手 強 化 費 を 一 元 化 するとともに 競 技 団 体 の 自 己 負 担 の 解 消 を 目 指 すなど 2020 年 東 京 大 会 に 向 けた 選 手 強 化 の 充 実 を 図 る 2.マルチサポート 戦 略 事 業 4,128 百 万 円 ( 2,834 百 万 円 ) オリンピック 競 技 パラリンピック 競 技 を 対 象 に 我 が 国 のトップアスリートが 世 界 の 強 豪 国 に 競 り 勝 ち 確 実 にメダルを 獲 得 することができるよう メダル 獲 得 が 期 待 される 競 技 をターゲットとして アスリート 支 援 や 研 究 開 発 等 について 多 方 面 から 専 門 的 かつ 高 度 な 支 援 を 戦 略 的 包 括 的 に 実 施 する 3.スポーツ 研 究 イノベーション 拠 点 形 成 事 業 266 百 万 円 ( 新 規 ) 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピックや 2020 年 以 降 の 競 技 力 向 上 に 向 け スポーツにおける 独 創 的 で 革 新 的 な 研 究 や 地 域 組 織 の 特 性 を 最 大 限 に 活 かした 斬 新 な 研 究 について 次 世 代 の 中 核 を 担 う 若 手 研 究 者 の 育 成 への 取 組 を 含 めて 行 う 機 関 を スポーツ 研 究 イノベーション 拠 点 として 指 定 し その 取 組 を 支 援 する 4.ナショナルトレーニングセンターの 拡 充 整 備 98 百 万 円 ( 新 規 ) 2020 年 や2020 年 以 降 に 向 け 我 が 国 のトップレベル 競 技 者 が 同 一 の 活 動 拠 点 で 集 中 的 継 続 的 にトレーニング 強 化 活 動 を 行 うための 拠 点 施 設 であるナショナルトレーニ ングセンター(NTC)のオリンピック 競 技 とパラリンピック 競 技 の 共 同 利 用 化 等 による 機 能 強 化 を 図 るため NTCを 拡 充 整 備 する 5.NTC 競 技 別 強 化 拠 点 施 設 活 用 事 業 1,211 百 万 円 ( 659 百 万 円 ) NTC( 中 核 拠 点 )のみでは 対 応 が 困 難 な 冬 季 海 洋 水 辺 系 屋 外 系 のオリンピック 競 技 高 地 トレーニング 及 びパラリンピック 競 技 について 既 存 の 施 設 を 活 用 した 事 業 を 実 施 する 6.トップリーグ 活 性 化 推 進 事 業 65 百 万 円 ( 新 規 ) 専 門 家 等 からなるプロジェクトチームを 組 織 し トップリーグに 対 する 総 合 的 なリーグマ ネジメント 支 援 やリーグ 間 連 携 の 促 進 リーグ 共 通 システムの 構 築 等 実 践 を 通 した 調 査 研 究 を 行 うことで 2020 年 東 京 大 会 に 向 けて 国 際 競 技 力 の 向 上 及 びスポーツ 振 興 に 重 要 な 役 割 を 果 たすトップリーグの 活 性 化 を 図 る 7. 国 内 アンチ ドーピング 体 制 整 備 事 業 171 百 万 円 ( 新 規 ) 2020 東 京 大 会 に 向 け 現 在 我 が 国 が 抱 えているドーピング 検 査 体 制 の 諸 課 題 を 解 決 し 持 続 的 効 率 的 な 国 内 のドーピング 検 査 体 制 を 確 立 するモデル 事 業 を 実 施 する - 4 -

52 8. 国 際 情 報 戦 略 強 化 事 業 (IF 役 員 倍 増 戦 略 ) 181 百 万 円 ( 新 規 ) 2020 年 東 京 大 会 において 我 が 国 が 十 分 な 競 技 力 を 発 揮 するため 国 内 競 技 団 体 (N F)が 国 際 競 技 連 盟 (IF)の 要 職 ポストを 獲 得 することを 支 援 し 情 報 戦 略 の 観 点 からの 競 技 力 強 化 を 図 る 9. 日 本 オリンピック 委 員 会 補 助 ( 大 会 派 遣 等 ) 207 百 万 円 ( 293 百 万 円 ) 第 28 回 ユニバーシアード 競 技 大 会 等 への 日 本 代 表 選 手 団 の 派 遣 及 び 日 韓 競 技 力 向 上 スポー ツ 交 流 等 を 実 施 する 10. 日 本 障 害 者 スポーツ 協 会 補 助 (うち 競 技 力 向 上 関 連 ) 63 百 万 円 ( 111 百 万 円 ) 障 害 者 スポーツの 国 際 競 技 大 会 (パラリンピック デフリンピック)でのメダル 獲 得 に 向 けて 国 際 競 技 力 の 向 上 に 資 する 情 報 収 集 提 供 やドーピング 防 止 活 動 の 推 進 に 取 り 組 む 11. 女 性 アスリートの 育 成 支 援 プロジェクト 441 百 万 円 ( 413 百 万 円 ) 女 性 特 有 の 課 題 に 着 目 した 女 性 アスリートの 戦 略 的 強 化 に 資 する 調 査 研 究 や 女 性 競 技 種 目 における 戦 略 的 かつ 実 践 的 な 強 化 のためのモデルプログラムによる 女 性 アスリートの 育 成 女 性 特 有 の 課 題 に 対 応 した 医 科 学 サポート 等 に 関 するモデル 支 援 プログラムを 実 施 し 女 性 アスリートの 国 際 競 技 力 の 向 上 を 図 る 12. トップアスリートの 強 化 活 動 拠 点 の 在 り 方 に 関 する 調 査 研 究 20 百 万 円 ( 44 百 万 円 ) オリンピック 競 技 パラリンピック 競 技 に 係 る 日 本 代 表 選 手 のメダル 獲 得 に 向 けた 強 化 活 動 拠 点 の 在 り 方 を 調 査 研 究 する 13.JSC 研 究 施 設 整 備 費 補 助 金 546 百 万 円 ( 683 百 万 円 ) JISS 及 びNTCにおける 外 壁 塗 装 改 修 工 事 や 自 動 火 災 報 知 設 備 改 修 工 事 等 を 実 施 す る - 5 -

53 競 技 種 別 名 ソチ 冬 季 オリンピック 実 施 競 技 JISSによるメディカルチェックの 実 施 実 績 NF 要 望 派 遣 前 NF 要 望 派 遣 前 NF 要 望 派 遣 前 NF 要 望 派 遣 前 アルペンスキー クロスカントリースキー スキージャンプ ノルディック 複 合 フリースタイルスキー スノーボード スピードスケート フィギュアスケート ショートトラック ボブスレー スケルトン リュージュ バイアスロン カーリング アイスホッケー その 他 の 競 技 合 計 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 NF 要 望 中 央 競 技 団 体 (NF)からの 要 望 により 行 うもの 派 遣 前 JOCからの 要 望 により,オリンピック 競 技 大 会,アジア 競 技 大 会 等 への 派 遣 前 に 行 うもの - 6 -

54 JISSによるスポーツ 診 療 の 実 施 実 績 競 技 別 受 診 件 数 競 技 種 別 名 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 ソチ 冬 季 オリンピック 実 施 競 技 アルペンスキー クロスカントリースキー スキージャンプ ノルディック 複 合 フリースタイルスキー スノーボード スピードスケート フィギュアスケート ショートトラック ボブスレー スケルトン リュージュ バイアスロン カーリング アイスホッケー その 他 の 競 技 11,888 14,383 14,049 14,488 合 計 12,790 15,210 15,519 15,764 診 療 部 門 別 受 診 件 数 22 年 度 23 年 度 24 年 度 25 年 度 内 科 2,569 2,944 2,709 2,792 整 形 外 科 2,742 3,061 2,980 2,990 リハビリテーション 6,099 7,647 8,422 8,501 歯 科 眼 科 耳 鼻 科 婦 人 科 皮 膚 科 心 理 カウンセリング 栄 養 相 談 合 計 12,790 15,210 15,519 15,

55 我 が 国 のナショナルトレーニングセンター(NTC) NTC( 東 京 都 北 区 西 が 丘 ) < 味 の 素 ナショナルトレーニングセンター> トップレベル 競 技 者 が 同 一 の 活 動 拠 点 で 集 中 的 継 続 的 に トレーニング 強 化 活 動 を 行 うための 施 設 屋 内 トレーニングセンター 屋 内 トレーニングセンター アスリートヴィレッジ < 国 立 スポーツ 科 学 センター(JISS)> 陸 上 トレーニング 場 陸 上 ボクシング 体 操 競 技 レスリング ハンドボール 柔 道 屋 内 テニスコート テニス バレーボール バスケットボール ウエイトリフティング 卓 球 バドミントン 競 泳 新 体 操 シンクロナイズドスイミング トランポリン フェンシング (14 競 技 ) ネット ワーク 冬 季 競 技 海 洋 水 辺 系 競 技 屋 外 系 競 技 高 地 トレーニンク ハ ラリンヒ ック 競 技 (2 競 技 ) スキーシ ャンフ スヒ ート スケート ショートトラック フィキ ュアスケート ホ フ スレー リューシ ュ アイスホッケー ハ イアスロン カーリンク スキーノルテ ィック 複 合 ホ ート セーリンク カヌースフ リント カヌースラローム サッカー ホッケー 自 転 車 馬 術 コ ルフ NTC 競 技 別 強 化 拠 点 (20 競 技 等 25 施 設 ) 連 携 協 力 ライフル 射 撃 アーチェリー 近 代 五 種 ラク ヒ ー (トライアル 実 施 ) 平 成 25 年 度 予 算 額 :589,837 千 円 ( 差 引 増 減 額 : 68,722 千 円 ) 平 成 26 年 度 予 算 額 :658,559 千 円 冬 季 海 洋 水 辺 系 屋 外 系 のオリンピック 競 技 及 び 高 地 トレーニングについては 既 存 のトレーニング 施 設 を 活 用 し 競 技 別 のNTCに 指 定 NTC 競 技 別 強 化 拠 点 に 指 定 された 施 設 では ナショナルチームの 強 化 やジュニア 競 技 者 の 計 画 的 な 育 成 を 行 うための 施 設 の 優 先 専 有 利 用 やトレーニング 場 の 競 技 条 件 の 向 上 科 学 的 なトレーニングを 行 うための 医 科 学 サポートや 情 報 ネットワーク 化 を 図 り 施 設 を 活 用 した 事 業 を 実 施 国 立 スポーツ 科 学 センター(JISS) NTCでトレーニング 強 化 活 動 を 行 っている 競 技 者 に 対 して スポーツ 医 科 学 情 報 の 側 面 から 総 合 的 支 援 を 実 施 スポーツ 医 科 学 支 援 事 業 スポーツ 医 科 学 研 究 事 業 スポーツ 診 療 事 業 - 8 -

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