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1 年 7 月 発 行 Japan Building Materials Association 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 大 阪 木 材 仲 買 会 館 通 常 総 会 講 演 中 国 と 私 40 年 のかかわり~ 今 の 中 国 を 考 える 小 橋 秀 年 建 材 研 究 会 総 会 講 演 2025 年 の 超 高 齢 社 会 にどう 向 き 合 うか 神 戸 大 学 学 長 補 佐 佐 伯 壽 一 私 の 建 築 探 訪 大 阪 木 材 仲 買 会 館

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3 CONTENTS 会 長 退 任 のご 挨 拶 エスケー 化 研 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 藤 井 實 3 会 長 就 任 のご 挨 拶 株 式 会 社 ユニオン 代 表 取 締 役 社 長 立 野 純 三 顧 問 就 任 のご 挨 拶 近 畿 大 学 建 築 学 部 長 教 授 岩 前 篤 東 京 大 学 准 教 授 大 学 院 工 学 系 研 究 科 建 築 学 専 攻 野 口 貴 文 6 Spirit 目 的 指 向 へのこだわり 広 島 大 学 大 学 院 工 学 研 究 院 教 授 大 久 保 孝 昭 8 日 本 建 築 材 料 協 会 平 成 25 年 通 常 総 会 講 演 中 国 と 私 40 年 のかかわり~ 今 の 中 国 を 考 える 小 橋 秀 年 14 会 員 企 業 の 横 顔 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 16 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 換 気 ユニット エアアジャスター 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 循 環 型 リサイクルタイルカーペットECOS(エコス) 住 江 織 物 株 式 会 社 換 気 棟 株 式 会 社 ハウゼサンエイ 高 強 度 折 板 屋 根 ヨドルーフ192 ハゼ 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 18 暑 中 お 見 舞 い 申 し 上 げます 24 GBRC 便 り 一 般 財 団 法 人 日 本 建 築 総 合 試 験 所 提 供 カーテンレール( 金 属 製 ) 性 能 試 験 方 法 のご 紹 介 26 健 康 住 宅 を 考 える/ 第 70 回 NPO 法 人 日 本 健 康 住 宅 協 会 提 供 専 門 委 員 訪 問 住 まう 人 にもっと 正 しい 知 識 を 広 める 展 開 を 研 究 委 員 会 空 気 環 境 部 会 楢 崎 正 也 28 協 会 だより 平 成 25 年 協 会 通 常 総 会 を 開 催 新 体 制 で 新 たなスタート 各 支 部 でも 通 常 総 会 を 開 催 関 東 支 部 中 部 支 部 中 国 支 部 四 国 支 部 九 州 支 部 建 材 研 究 会 総 会 を 開 催 ホーム ビル&インテリアWEEK 開 催 第 51 回 平 田 感 謝 祭 オレンジフェア2013 開 催 第 44 回 総 合 住 設 建 材 展 ハウジングフェア2013 開 催 訃 報 のお 知 らせ 32 建 材 研 究 会 総 会 講 演 2025 年 の 超 高 齢 社 会 にどう 向 き 合 うか 神 戸 大 学 学 長 補 佐 佐 伯 壽 一 36 私 の 建 築 探 訪 / 第 76 回 大 阪 木 材 仲 買 会 館 38 建 築 着 工 統 計 2013 年 5 月 40 編 集 談 話 室 表 紙 : 大 阪 木 材 仲 買 会 館 今 年 4 月 に 竣 工 した 大 阪 木 材 仲 買 会 館 樹 齢 65 年 を 超 える2 本 の 大 きな 桜 を 囲 むように 弧 を 描 く 建 物 は 1 時 間 の 耐 火 性 能 をもつ 燃 エンウッド(モエンウッ ド) を2,3 階 の 梁 や 天 井 に 使 用 するほか 内 外 装 に 最 大 限 木 をあらわしてい る その 景 観 はコンクリート 建 造 物 が 立 ち 並 ぶ 周 囲 のなかで やさしく 表 現 豊 かな 印 象 を 与 えてくれる ( 関 連 記 事 P36) けんざい241 号 2013 年 7 月 1

4 会 長 退 任 のご 挨 拶 エスケー 化 研 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 藤 井 實 平 成 16 年 から 平 成 25 年 にわたり4 期 半 の9 年 間 会 長 を 務 めさせていただきました その 間 平 成 20 年 には リーマンショックの 影 響 から 景 気 が 後 退 し 会 員 の 減 少 展 示 会 の 開 催 も 見 送 られるなど 激 動 の 中 での 会 の 運 営 ではありましたが 会 員 各 位 の 多 大 なご 理 解 とご 協 力 のお 陰 で 無 事 退 任 できる 運 びとなりましたこと を 心 から 御 礼 申 し 上 げます さて 当 社 が 本 協 会 に 入 会 しましたのは 昭 和 44 年 と 44 年 前 に 遡 ります その 後 事 業 部 長 専 務 理 事 を 経 て 会 長 となった 平 成 16 年 には 会 員 会 社 の 皆 様 と 共 に 上 海 を 訪 れ 上 海 建 築 材 料 協 会 と 関 係 を 深 めましたこ とは 昨 日 のことのように 思 い 起 こされます その 後 国 内 の 市 場 だけでなく 広 く 海 外 へも 視 野 を 広 げるべ きとの 思 いから 会 員 会 社 が 協 会 を 通 じて 海 外 ( 中 国 ( 北 京 大 連 瀋 陽 ) 香 港 台 湾 マレーシア 等 )を 視 察 する 際 には 微 力 ながらご 協 力 ご 支 援 をさせて いただきました 特 に 大 市 場 の 中 国 へのプラット ホーム 的 存 在 である 香 港 の 香 港 貿 易 発 展 局 とは 同 局 主 催 のセミナーや 展 示 会 へも 積 極 的 に 参 加 するなど 当 協 会 との 関 係 も 良 好 な 状 況 となっています この 他 建 材 を 使 う 側 と 供 給 する 側 の 接 点 としてイ ンテックス 大 阪 で 行 われた 総 合 建 築 材 料 住 宅 設 備 展 も 事 業 部 長 時 代 を 含 め6 回 を 数 えますが 近 年 では 展 示 会 の 価 値 が 薄 れて 開 催 できないのは 残 念 な 限 りで す 関 西 発 の 協 会 として 新 しく 盛 り 返 していくこと を 願 うばかりです 一 方 これに 変 わるものとして セミナーの 建 材 情 報 交 流 会 を 積 極 的 に 開 催 し 今 では40 回 を 数 えるほどになりました 更 に 平 成 19 年 には 中 部 支 部 を 立 ち 上 げ 従 来 の 東 京 中 国 四 国 九 州 の 各 支 部 に 加 え 全 国 的 な 組 織 に 強 化 されました 全 国 展 開 を 標 榜 する 当 協 会 にあっては 大 変 良 かった ことだと 感 じております また 広 報 誌 けんざい では 様 々な 業 界 関 係 者 と 座 談 会 を 行 い 建 築 材 料 の 啓 蒙 を 行 う 他 関 係 団 体 との 関 係 強 化 建 築 材 料 協 会 会 員 の 次 世 代 を 担 う 若 手 社 長 と 懇 話 会 を 行 うなど 私 自 身 としましても さまざまな 経 験 を 積 むことができま したことは ご 同 慶 の 至 りです 今 後 は 名 誉 会 長 として 引 き 続 き 当 協 会 を 支 援 して 参 りますが 立 野 新 会 長 のリーダーシップのもと 新 体 制 になった 日 本 建 築 材 料 協 会 がより 一 層 発 展 していき ますことをご 祈 念 申 し 上 げ 退 任 のご 挨 拶 とさせてい ただきます 協 会 略 歴 評 議 員 ( 昭 和 47 年 昭 和 63 年 ) 理 事 ( 昭 和 63 年 平 成 11 年 ) 事 業 部 長 ( 平 成 11 年 平 成 15 年 ) 専 務 理 事 ( 平 成 15 年 平 成 16 年 ) 会 長 ( 平 成 16 年 平 成 25 年 ) 名 誉 会 長 ( 平 成 25 年 ) 表 彰 歴 昭 和 62 年 大 阪 府 知 事 表 彰 事 業 功 労 賞 平 成 10 年 建 設 大 臣 表 彰 平 成 12 年 黄 綬 褒 章 2 けんざい241 号 2013 年 7 月

5 会 長 就 任 のご 挨 拶 株 式 会 社 ユニオン 代 表 取 締 役 社 長 立 野 純 三 このたび 藤 井 前 会 長 の 後 を 引 き 継 ぎ 会 長 を 務 めさ せていただくことになりました 藤 井 前 会 長 の 在 任 期 間 中 には 海 外 との 交 流 や 中 部 支 部 設 立 など 多 くの 場 面 で 卓 越 した 指 導 力 を 発 揮 され 建 築 材 料 業 界 に 大 きく 貢 献 していただきました 今 前 会 長 よりバトン を 受 けとり 身 の 引 き 締 まる 思 いでございます 建 築 材 料 業 界 の 発 展 に 尽 くされた 多 くの 先 輩 方 が 脈 々とつ ないできたこのバトン さらに 活 性 化 して 次 の 世 代 に 引 き 継 いでいくため 意 欲 的 に 活 動 に 取 り 組 みたく 思 う 次 第 です 当 協 会 は 昭 和 9 年 に 関 西 建 材 会 として 産 声 をあげま した 設 立 主 旨 は 建 築 材 料 関 係 会 社 の 地 位 向 上 と 新 し い 時 代 の 建 材 の 開 発 普 及 であり 建 築 は 設 計 施 工 資 材 が 一 体 となってなされるもの という 三 位 一 体 説 が 主 唱 でした 会 員 数 は30 社 程 度 よりスター トし 300 社 まで 急 増 したと 記 録 に 残 っています 当 時 は 自 前 の 常 設 展 示 場 や 住 宅 展 覧 会 を 開 催 するなどの 活 動 をしていましたが 昭 和 20 年 に 戦 争 の 大 空 襲 で 多 くの 記 録 は 消 失 してしまいました 昭 和 25 年 に 再 発 足 し 昭 和 32 年 に 大 阪 府 の 許 可 を 受 け 社 団 法 人 になりま した 昭 和 40 年 には 経 済 産 業 省 国 土 交 通 省 の 両 省 か ら 認 可 を 受 けた 関 西 では 数 少 ない 団 体 です 今 年 4 月 1 日 からは 一 般 社 団 法 人 となり また 来 年 は 発 足 80 周 年 を 迎 えます これほどの 歴 史 ある 団 体 は 非 常 に 少 ないと 思 います 今 後 協 会 をあげ て 取 り 組 んでいくべき 重 点 項 目 は 事 業 の 強 化 会 員 増 強 海 外 と の 交 流 こ の 3 点 で す まず 事 業 の 強 化 として 2 年 に1 回 の 展 示 会 を 復 活 させたいと 考 えます 当 協 会 単 独 ではなく インテリ アにエクステリア 住 設 機 器 など 建 築 に 関 わる 業 界 が 一 堂 に 会 した イタリアの サローネ のような 展 示 会 にしていきたいと 思 います 大 阪 に 来 れば 各 社 の 新 製 品 も 海 外 の 製 品 も 建 築 に 関 するすべてが 見 られる そうした 総 合 的 な 展 示 会 が 最 終 目 標 です まず 復 活 第 1 回 目 の 展 示 会 は 来 年 の 秋 を 予 定 しております そして 会 員 増 強 できれば ピーク 時 の300 社 程 度 まで 増 加 させたいと 考 えます 会 員 増 強 のためには 魅 力 ある 団 体 となることが 大 切 です このため 役 員 に 多 くの 若 手 を 起 用 し まず 内 側 から 変 化 を 起 こすこと で 協 会 活 動 の 活 性 化 を 図 っております 海 外 との 交 流 これは 特 に 会 員 に 海 外 を 経 験 で きる 機 会 を 得 てもらうという 意 図 があります 企 業 単 位 ではなかなか 海 外 へ 行 く 機 会 がありませんが 団 体 としてまとまって 渡 航 すれば 現 地 団 体 や 企 業 の 要 人 との 面 会 を 始 め 貴 重 な 情 報 の 入 手 も 可 能 となります 昨 年 度 は 香 港 台 湾 との 交 流 を 行 いましたが 今 年 度 はフランスの 業 界 団 体 との 交 流 および 展 示 会 バティ マットを 視 察 予 定 です まだまだこれからではございますが 会 員 各 社 や 多 くの 関 係 者 の 方 々とともに 建 築 材 料 産 業 の 発 展 ひ いては 建 築 業 界 の 発 展 のために 努 めてまいりたいと 存 じます 今 後 も 何 とぞ ご 支 援 とご 協 力 をお 願 い 申 し 上 げます けんざい241 号 2013 年 7 月 3

6 顧 問 就 任 のご 挨 拶 近 畿 大 学 建 築 学 部 長 教 授 岩 前 篤 このたび 日 本 建 築 材 料 協 会 の 顧 問 に 就 任 いたしまし た 何 卒 宜 しくお 願 い 致 します 住 宅 会 社 の 研 究 員 から 大 学 教 員 に 転 身 して10 年 ちょっと まさか 自 分 が このような 光 栄 な 状 況 になるとは 思 っておりませんで した 新 鮮 な 驚 きと 共 に 今 後 につきまして 重 く 受 け 止 めております 私 は 大 学 生 の 頃 たまたま 建 築 環 境 工 学 熱 環 境 の 分 野 に 足 を 踏 み 込 み 以 降 約 30 年 大 学 院 企 業 研 究 所 大 学 と 立 場 は 変 わりつつも 同 じ 領 域 の 中 で 研 究 を 続 けてまいりました 学 生 時 代 に 師 からご 教 示 いただい た 諸 事 万 事 に 通 ずる 移 動 現 象 の 数 理 表 現 手 法 と 企 業 時 代 に 体 で 覚 えた 人 の 心 のうつろいとこれに 基 づく 生 活 社 会 の 変 化 の 様 相 は 互 いに 補 い 合 いながら 社 会 の 諸 相 を 見 るに 役 立 って 参 りました 僅 かばかりの 経 験 で 建 築 材 料 を 語 るのも これに 基 づくものです 時 に 過 ぎたことを 申 しますが どうか 御 寛 恕 下 さい 前 号 の 対 談 で 申 し 上 げましたように これまでの60 年 の 日 本 が 戦 後 復 興 からの 異 常 事 態 であったと 思 いま す これからやっと 安 定 した 社 会 における 建 築 の 在 り 方 が 問 われる 状 況 になります それはすなわち 建 築 自 体 の 変 化 も 意 味 します すでに 新 築 が 減 少 する 中 で 低 炭 素 環 境 配 慮 を 基 軸 とした 質 の 転 換 が 日 々 重 要 となってきています 稀 有 の 地 震 台 風 大 国 とし て 築 きあげた 耐 震 技 術 耐 候 技 術 は 今 後 アジア 諸 国 で より 必 要 となってきます 私 の 専 門 分 野 である エネルギー 抑 制 技 術 も パッシブ アクティブ 共 に アジア 蒸 暑 地 域 への 積 極 的 な 技 術 移 転 が 期 待 され 望 まれます 何 事 も 変 化 をもたらすのは モチベーションと 具 現 化 技 術 です 建 築 におきましては 前 者 は 主 に 社 会 的 な 必 要 性 から 生 じますが 過 去 の 建 築 のたどってきた 道 を 振 り 返 っても 明 らかなように 後 者 は 特 に 建 築 材 料 の 新 規 開 発 展 開 によるところが 大 きいと 考 えて おります その 意 味 で 本 協 会 に 対 する 期 待 が 非 常 に 大 きいのは 改 めて 申 し 上 げるまでもありません また 数 少 ない 関 西 に 軸 足 を 置 く 団 体 としての 独 特 の 立 ち 位 置 にも 期 待 は 大 きくあります 様 々なルール と 資 金 の 用 途 が 東 京 で 決 まっていることは 否 定 しよう がありませんが 肝 心 の 使 い 手 と 作 り 手 は 日 本 中 にあ ります 特 に 作 り 手 が 多 い 大 阪 において 意 見 を 集 約 し 確 実 に 中 央 に 伝 え 建 築 材 料 の 在 るべき 姿 を 明 確 にしていくことは あるいは 従 来 からの 国 のやり 方 を より 良 い 方 向 に 変 えるかもしれません 一 時 期 韓 国 の 猛 追 中 国 の 急 成 長 によって 日 本 のプレゼンスは 世 界 的 に 矮 小 化 しました これでもっ て 世 界 に 技 術 的 経 済 的 に 影 響 を 与 えうる 日 本 は 終 わったと 悲 観 的 に 論 じる 声 も 少 なくありませんでした が 日 本 には まだまだ 人 材 技 術 様 々な 文 化 を 理 解 し 適 宜 とりこむ 柔 軟 さ 世 界 に 誇 る 優 秀 さはたく さんあります これらは 一 つ 一 つでは エネルギッ シュな 世 界 ではなかなか 通 用 しにくいものがあります が 皆 でまとまり 一 つの 方 向 性 になると とても 大 きな 力 を 持 っています 昭 和 の 私 たちの 先 輩 達 が 築 い ていた 精 神 的 な 基 盤 は 国 内 外 において 今 後 ます ますその 力 を 発 揮 すると 思 われます 私 たちのこれか らの 頑 張 りが 日 本 を 含 むアジアの 確 固 たる 発 展 につ ながることを 確 信 しております 良 い 建 築 は 社 会 の 礎 となり 豊 かで 幸 福 な 社 会 に 欠 かせないものです そのような 建 築 を 一 つでも 多 く 増 やしていくために 優 れた 建 築 材 料 と 気 候 風 土 に 適 応 した 使 い 方 を 広 めることは 極 めて 重 要 と 考 えます 今 後 共 何 卒 宜 しくお 願 い 申 し 上 げます 4 けんざい241 号 2013 年 7 月

7 顧 問 就 任 のご 挨 拶 東 京 大 学 准 教 授 大 学 院 工 学 系 研 究 科 建 築 学 専 攻 野 口 貴 文 今 から 遡 ることちょうど30 年 前 のことである こ れからの 世 の 中 耐 久 性 が 重 要 だ の 一 声 であった 私 が 建 築 材 料 の 世 界 に 足 を 踏 み 入 れるきっかけとなっ たのは 当 時 私 は 大 学 4 年 生 で 卒 業 論 文 を 書 く 研 究 室 をどこにしようかと 思 案 している 時 であった 自 分 のデザイン 能 力 に 半 ば 失 望 し 何 か 自 分 に 向 いた 道 はないかと 探 っている 中 で 最 初 の 恩 師 となる 故 岸 谷 孝 一 先 生 が 講 義 時 間 に 強 調 されたこの 言 葉 にひどく 共 感 してしまったのである 図 らずも 高 度 経 済 成 長 期 に 建 設 された 建 築 物 土 木 構 造 物 が 次 々と 早 期 劣 化 を 生 じ マスコミを 通 じて 社 会 問 題 にまで 発 展 して しまった 恩 師 の 洞 察 力 には 敬 服 するばかりであり 日 本 建 築 材 料 協 会 の 顧 問 となるまでの 自 分 の 過 去 を 振 り 返 ってみるに 恩 師 には 心 から 感 謝 したい それ 以 来 建 築 材 料 の 耐 久 性 に 関 する 研 究 は 私 の 主 要 テー マであり 続 けている 単 に 劣 化 しない(しにくい) 建 築 材 料 を 開 発 するのではなく 美 しく 加 齢 する 建 築 材 料 を 開 発 することが 今 以 てなお 私 の 大 きな 夢 であり 続 けている また 建 築 物 の 中 における 建 築 材 料 の 耐 久 性 の 意 味 を 性 能 論 的 に 深 く 考 える 機 会 を1990 年 代 に 与 えられたことは 自 分 の 建 築 材 料 との 関 わりに 深 みを 与 えてくれた ともすれば 建 築 材 料 の 劣 化 現 象 のみ に 着 目 してしまい 建 築 物 の 中 におけるその 振 る 舞 い が 見 えなくなりがちな 建 築 材 料 研 究 者 であるが 建 築 性 能 論 的 な 観 点 から 耐 久 性 を 考 えることで 設 計 的 な 視 点 を 見 出 すことができた すっかり 忘 れてしまって いた 建 築 設 計 という 俯 瞰 的 総 合 的 な 行 為 の 重 要 性 に 対 する 認 識 を 取 り 戻 すことができたのである 今 の 職 に 就 いて 以 降 21 世 紀 になってから40 人 余 りの 博 士 課 程 の 学 生 を 指 導 してきたが 常 に 建 築 物 全 体 建 築 生 産 活 動 全 体 における 建 築 材 料 の 位 置 づけを 見 失 うこ とのないよう 博 士 論 文 の 執 筆 指 導 に 当 たってきてい る そのような 中 ご 縁 あって 日 本 建 築 材 料 協 会 に おいて 初 めて 講 演 をさせていただく 機 会 を 与 えていた だいたのは 2008 年 夏 のことであった それ 以 来 大 阪 と 東 京 と 離 れてはいるが 遠 距 離 恋 愛 を 続 けている このたび 顧 問 という 形 で 協 会 に 参 画 させていただけ たことは 恋 愛 が 成 就 したことに 他 ならず 建 築 材 料 研 究 者 にとってはこの 上 ない 幸 せである 宣 誓 と 言 う べきか 誓 約 と 言 うべきかわからないが 顧 問 として の 所 信 を 表 明 させていただくとともに 僭 越 ではある が 協 会 の 今 後 の 方 向 性 について 私 見 を 述 べさせてい ただきたい 私 は 日 本 建 築 材 料 協 会 が 日 本 の 建 築 材 料 建 築 製 品 の 設 計 生 産 において 中 心 的 役 割 を 担 う 存 在 になる べく 学 術 教 育 研 究 面 のみならず 行 政 面 流 通 面 においても 自 分 の 能 力 を 出 し 切 って 指 導 調 整 に 当 たる 所 存 である( 実 情 は 参 加 企 業 の 皆 様 に 教 えて いただくことが 多 いと 思 います) 建 築 材 料 建 築 製 品 企 業 の 工 場 の 多 くは 西 日 本 に 立 地 している 日 本 建 築 材 料 協 会 は その 環 境 を 活 かし て 有 機 的 なネットワークを 構 築 すべきである たとえ ば 住 宅 の 設 計 施 工 に 際 して 工 務 店 が 利 用 できる 建 材 データベースの 構 築 などである 様 々な 建 築 材 料 建 築 製 品 企 業 が 参 画 していること を 積 極 的 に 活 用 し 協 会 主 導 で たとえば 環 境 配 慮 型 建 築 物 の 設 計 施 工 に 関 する 基 準 ガイドライ ン 指 針 マニュアル 試 験 方 法 などを 制 定 出 版 し 業 界 のデファクトスタンダードとすべく 活 動 を 推 進 すべきである また それらに 基 づく 技 術 認 証 や 資 格 者 制 度 などの 発 足 も 検 討 してはどうだろう 夢 はますます 拡 がるばかりである けんざい241 号 2013 年 7 月 5

8 Spirit 目 的 指 向 へのこだわり 大 久 保 孝 昭 ( 広 島 大 学 大 学 院 工 学 研 究 院 / 教 授 ) おおくぼ たかあき:1958( 昭 和 33) 年 熊 本 生 まれ 1986 年 に 九 州 大 学 大 学 院 博 士 後 期 課 程 修 了 工 学 博 士 の 学 位 を 取 得 九 州 大 学 助 手 助 教 授 を 経 て 国 土 交 通 省 建 築 研 究 所 ( 後 に 独 立 行 政 法 人 )に 異 動 建 築 生 産 研 究 室 長 国 際 研 究 協 力 官 無 機 材 料 研 究 室 長 などを 経 て2004 年 より 現 職 建 築 材 料 学 を 専 門 とし 編 著 に 基 礎 か ら 分 か る 建 築 生 産 ( 学 芸 出 版 社 ) 共 著 に 図 解 型 枠 工 事 ( 東 洋 書 店 ) 図 解 鉄 筋 工 事 ( 東 洋 書 店 ) など 多 数 建 築 学 会 では 内 外 装 工 事 運 営 委 員 会 RC 工 事 運 営 委 員 会 の 委 員 コンクリート 工 学 会 では 技 術 講 習 や 診 断 士 研 修 講 習 関 係 の 委 員 はじめに 建 築 物 土 木 構 造 物 など 都 市 や 社 会 基 盤 を 構 築 す る 構 造 物 を 生 産 する 業 界 はスクラップ&ビルドからス トック&リノベーションに 大 きく 舵 を 切 りました 補 修 改 修 を 含 めた 維 持 管 理 とともに 構 造 物 の 合 理 的 な 耐 久 設 計 手 法 の 確 立 が 重 要 となり この 分 野 の 研 究 活 動 も 活 性 化 しています 小 職 は2001 年 当 時 所 属 して いた 建 築 研 究 所 で 建 築 部 材 の 目 的 指 向 型 耐 久 設 計 技 術 の 開 発 という3 年 間 の 学 官 のプロジェクトを 立 ち 上 げました もう10 数 年 も 前 の 研 究 ですが 現 在 の 大 学 での 研 究 活 動 でも この 課 題 が 小 職 の 研 究 活 動 の 原 点 です 耐 久 性 と 目 的 指 向 この 材 料 ( 建 材 )は 耐 久 性 が 優 れている 上 記 の 文 章 に 違 和 感 を 覚 える 方 は 多 くないと 思 いま す 実 は 耐 久 性 という 用 語 は 材 料 の 物 性 を 表 す 用 語 ではなく 物 性 の 経 時 変 化 を 表 す 用 語 です 従 っ て 防 水 性 に 関 する 耐 久 性 が 優 れている 美 観 に 関 する 耐 久 性 が 優 れている というような 物 性 に 関 する 耐 久 性 という 使 い 方 をする 必 要 がありま す しかし 冒 頭 の 例 のように 現 実 には 耐 久 性 という 用 語 は 一 人 歩 きして 用 いられることが 多 いように 思 い ます 目 的 指 向 は 設 計 や 施 工 時 に 材 料 選 定 や 仕 様 決 定 を 行 うときに 明 確 な 目 的 を 設 定 し その 目 的 を 保 存 することを 意 味 しています たとえば 目 的 指 向 型 耐 久 設 計 において ある 仕 様 Aを 選 択 したときに 防 水 性 能 に 関 し15 年 間 のメンテナンスフリーを 目 的 とし て 仕 様 Aを 選 択 した というような 材 料 選 定 の 理 由 を 明 確 に 残 すこととなります この 例 では15 年 後 に この 目 的 が 達 成 されたか 否 かによって 仕 様 Aが 事 後 評 価 され その 後 の 設 計 に 活 かされます 目 的 を 明 確 に 残 すことにより 失 敗 成 功 事 例 が 蓄 積 でき 将 来 の 耐 久 設 計 に 活 かすという 考 えが 目 的 指 向 型 の 基 本 です 大 学 での 研 究 における 目 的 指 向 の 効 果 大 学 では 学 生 とともに 研 究 の 明 確 な 目 的 を 設 定 す ることを 心 がけています 研 究 ごとの 最 終 目 的 その 年 度 の 研 究 の 目 的 ある 実 験 の 目 的 を 最 初 に 明 確 に 設 定 し 学 生 と 共 有 します 研 究 後 にその 目 的 が 達 成 で きたか 否 かによって 実 験 方 法 や 解 析 方 法 さらに 研 究 成 果 の 善 し 悪 しを 判 定 します 目 的 を 明 確 にするこ とで 学 生 から 小 職 が 思 いもつかない 発 想 を 提 案 され たり 小 職 の 誤 りを 指 摘 されることが 増 えました 面 目 丸 つぶれ ということもありますが 目 的 指 向 を 重 視 して 今 後 も 研 究 室 での 実 験 研 究 を 実 施 したいと 考 えています 6 けんざい241 号 2013 年 7 月

9 広 告 けんざい241 号 2013 年 7 月 7

10 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 通 常 総 会 特 別 講 演 講 演 録 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 / 平 成 24 年 通 常 総 会 講 演 中 国 と 私 40 年 のかかわり~ 今 の 中 国 を 考 える 5 月 17 日 にKKR HOTEL OSAKAで 開 催 された 通 常 総 会 では 今 年 も 恒 例 の 講 演 会 を 行 いました 講 師 は 2011 年 まで 大 丸 興 業 株 式 会 社 で 長 年 中 国 貿 易 に 携 わってこられた 小 橋 秀 年 氏 中 国 建 材 視 察 団 にご 同 行 いただくなど 当 協 会 とはなじ みの 深 い 方 です 40 年 以 上 にわたって 中 国 を 見 つめてきた 小 橋 氏 が 独 自 の 鋭 い 視 点 でもって 今 の 中 国 を 分 析 します 小 橋 秀 年 氏 1970 年 大 阪 府 立 清 水 谷 高 等 学 校 卒 業 1975 年 天 理 大 学 外 国 語 学 部 中 国 学 科 卒 業 大 丸 興 業 ( 株 ) 入 社 主 に 本 社 にて 中 国 貿 易 に 従 事 2001 年 台 北 支 店 長 はじめ 広 州 事 務 所 香 港 支 店 の 海 外 勤 務 2011 年 定 年 退 職 中 国 との 出 会 い~ 退 職 ~ 現 在 まで 日 中 国 交 回 復 日 中 の 特 殊 な 関 係 文 化 大 革 命 に 代 表 される 第 1 期 は 近 代 中 国 の 原 点 8 けんざい241 号 2013 年 7 月

11 特 別 講 演 改 革 開 放 天 安 門 事 件 の 第 2 期 けんざい241 号 2013 年 7 月 9

12 閉 じ 込 められたエネルギーの 表 出 ハイジャック 事 件 第 3 期 は 一 党 独 裁 を 維 持 するための 時 代 多 くの 悲 劇 を 生 んだ 天 安 門 広 場 10 けんざい241 号 2013 年 7 月

13 特 別 講 演 中 国 の 持 つパワーをいかにコントロールするか? 中 国 は 不 徳 の 国? 中 国 共 産 党 独 裁 政 権 の 崩 壊 世 界 でも 類 を 見 ないスケールの 建 造 物 である 万 里 の 長 城 けんざい241 号 2013 年 7 月 11

14 中 国 バブルとの 決 裂 日 本 の 地 方 経 済 の 復 興 へ 日 中 友 好 の 怪 日 中 関 係 の 大 きな 転 換 期 12 けんざい241 号 2013 年 7 月

15 広 告 けんざい241 号 2013 年 7 月 13

16 会 員 企 業 の 横 顔 No.52 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 プラスチック 金 物 一 式 を 幅 広 く 扱 う80 年 の 老 舗 理 念 は プロダクト+サービス 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 の 前 身 である 新 京 建 材 社 が 生 まれたのは80 年 前 以 来 プラスチック 建 材 をはじめ ありとあらゆる 建 築 金 物 を 幅 広 く 提 供 し 続 けてきた ファブレスメーカーとしての 可 能 性 を 追 求 し 設 計 デザイン 豊 富 な 製 品 ラインナップで 独 自 性 を 貫 く 同 社 5 代 目 社 長 としてこの 老 舗 を 支 える 若 きリーダー 加 來 千 佳 子 氏 は 施 工 業 者 などのプロだけではなく エンドユーザー が 扱 うことも 考 慮 したユーザビリティーを 製 品 開 発 に 盛 り 込 むことが 今 後 ますます 求 められる と 強 調 する 代 表 取 締 役 社 長 加 來 千 佳 子 氏 2003( 平 成 15) 年 12 月 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 入 社 2006( 平 成 18) 年 6 月 代 表 取 締 役 副 社 長 に 就 任 2006( 平 成 18) 年 8 月 代 表 取 締 役 社 長 に 就 任 社 名 / 大 建 プラスチックス 株 式 会 社 代 表 者 / 代 表 取 締 役 社 長 加 來 千 佳 子 創 業 /1933( 昭 和 8) 年 8 月 設 立 /1959( 昭 和 34) 年 10 月 資 本 金 /2,000 万 円 従 業 員 /84 名 取 扱 商 品 / 建 築 材 料 の 製 作 販 売 建 築 用 設 備 器 具 取 付 施 工 建 物 の 内 装 仕 上 工 事 プラスチック 製 室 内 装 飾 品 お よび 家 庭 用 器 具 製 造 販 売 本 社 / 大 阪 府 東 大 阪 市 宝 持 TEL / URL / 満 州 でスタートした 前 身 の 新 京 建 材 社 今 年 で 創 業 80 年 目 創 立 の 経 緯 は? 加 來 創 業 者 は 祖 父 の 加 來 富 勇 雄 です 当 時 仕 事 の 関 係 で 満 州 の 新 京 ( 現 長 春 )というところに 住 んでおり そこで 新 京 建 材 社 を 起 こしました 東 洋 陶 器 ( 現 TOTO) 等 の 建 材 を 扱 っていたと 聞 いています 日 本 に 戻 って 来 られたのは? 加 來 戦 後 です 終 戦 の 翌 年 大 阪 市 内 に 会 社 を 構 え 1953 年 には 大 阪 建 材 社 と 社 名 変 更 それを 叔 父 が 引 き 継 いで1959 年 現 在 の 当 社 設 立 となったのです 戦 後 はいろんな 新 しいプラスチックが 日 本 に 普 及 し それとと もに 会 社 も 大 きくなっていったようです 設 立 当 時 はどんな 製 品 を 扱 っていたのですか? 加 來 基 本 的 には 創 業 時 と 変 わらないのですが 当 社 の 場 合 は プラスチック 製 建 材 の 中 でも 特 に 水 道 の 付 属 器 具 や 冷 暖 房 器 具 の 換 気 口 部 品 (レジスター)を 扱 うこと が 多 かったです 昭 和 20 年 代 の 終 わりから30 年 代 にかけ て 多 く 建 設 された 団 地 などの 公 営 住 宅 向 けに 製 品 展 開 を 広 げて 来 ました その 為 今 でも 他 社 からは 公 営 住 宅 向 けのメーカーだというイメージがあるようです 時 代 の 流 れによる 変 遷 はありましたか? 加 來 プラスチック 建 材 以 外 に 金 属 製 の 建 築 金 物 付 帯 工 事 なども 広 く 行 うようになりました また 新 築 物 件 着 工 数 の 減 少 によって リフォームやリノベーションなど 改 修 での 需 要 が 高 まってきました ファブレスであることも 御 社 の 特 徴 ですね 加 來 はい 当 社 の 業 務 は 企 画 ( 設 計 )と 販 売 設 立 以 来 ずっと 自 社 で 工 場 を 持 たないファブレスメーカーとし てやってきました 実 は 全 国 で 自 社 製 品 の 建 築 金 物 一 式 を 扱 う 企 業 は3 社 しかありません うち ファブレスなの は 当 社 ともう 一 社 の2 社 のみです 外 部 のさまざまな 工 場 と 協 力 し 合 うことによって 他 社 ではできない 幅 広 い 製 品 14 けんざい241 号 2013 年 7 月

17 会 員 企 業 の 横 顔 本 社 外 観 独 自 の 開 閉 方 式 で 取 り 外 せるクーラーキャップ 換 気 ユニットの 一 つ スリーブパイプ ラインナップが 可 能 になります 部 材 のサイズ 展 開 も 広 い ですし 30 年 40 年 前 の 古 い 機 器 用 のメンテナンス 部 材 も 変 わらず 扱 っています 特 にレジスターでは ライン ナップのバラエティは 随 一 だと 思 います 広 いすそ 野 で 細 かいニーズに 対 応 する きめの 細 かいサービスに 重 きを 置 いているのです 口 )を 掃 除 や 交 換 のために 自 分 で 取 り 外 そうとします すると 女 性 や 高 齢 者 の 場 合 固 くて 外 しづらかったり 付 け 替 え 方 が 分 からなかったりという 問 題 が 頻 繁 に 起 き ます 従 って 開 発 時 に 軽 い 力 で 取 り 外 しでき 説 明 書 などがなくても 直 感 的 に 取 り 付 けられるような 構 造 にして おくわけです アフター 対 応 を 考 えたユーザー 目 線 を 大 切 に 社 長 に 就 任 されて7 年 どのようなことに 力 を 入 れて こられましたか 加 來 古 くなってきた 製 品 全 般 に リニューアルをかけ ています 特 に 冷 暖 房 換 気 関 連 の 部 材 です リニューア ルのポイントは ユーザー 目 線 というのも かつては 長 年 新 築 住 宅 が 対 象 だったため どちらかというと 工 務 店 など 納 入 先 に 目 が 向 いていたんです ユーザー 目 線 を 重 視 するようになった 背 景 は? 加 來 やはり 新 築 物 件 の 減 少 ですね つまり 改 修 するこ とを 見 越 した 製 品 開 発 が 必 要 になってきました 設 備 機 器 は 最 初 の 取 り 付 け 工 事 はプロが 行 っても メンテナンスや 部 品 の 取 り 替 えはユーザーがすることが 多 いですからね 例 えばどのような 改 善 でしょう? 加 來 エアコンから 伸 びた 配 管 が 通 る 壁 の 丸 い 給 気 口 (クーラーキャップ)や レジスター( 換 気 用 の 吹 き 出 し プロダクト+サービスという 二 つの 軸 社 内 体 制 や 教 育 に 関 しては? 加 來 私 がよくいうのは 役 職 や 取 引 関 係 で 人 の 上 下 を つけないこと です これは 社 内 社 外 両 方 ともですね 上 司 だから 得 意 先 だから といった 建 前 の 関 係 では なく 互 いの 立 場 を 尊 重 し 本 音 で 話 し 合 える 関 係 を 築 くこ とでお 互 い 成 長 していくのが 理 想 でしょう また 当 社 も 以 前 は 年 功 序 列 的 な 部 分 が 残 っていたのですが その 改 善 にも 努 めました 会 社 として 経 営 者 として 今 後 目 指 すものは? 加 來 当 社 はメーカーですから 品 質 のよいものをつくる のが 仕 事 しかし エンドユーザーも 含 めたお 客 様 への 丁 寧 なサービスなしに 経 営 は 成 り 立 ちません 独 創 的 で 幅 広 いプロダクトと 本 当 にお 客 様 に 喜 んでもらえる サービス この 二 つの 軸 による 当 社 の 価 値 を 提 供 し 続 けていきたいと 思 います ( 関 連 記 事 P16) アルミ 可 動 梯 子 室 内 札 も 息 の 長 い 製 品 群 の 一 つ 物 干 金 物 けんざい241 号 2013 年 7 月 15

18 新製品 注目製品情報 ion! t! n e w t At Ne 大建プラスチックス株式会社 換気ユニット エアアジャスター 簡単取付でダイレクトな冷気を軽減 通常の24時間換気ユニットは全方向に外気が流入するため ユニットの近くにソファやベッドをおくと冬場には冷気が直接あたり寒いとい う声を多く頂きました そこで居住者様でも簡単に取付ける事ができ 外気の吹き出し方向を調整できるエアアジャスター付換気ユニット を新たに販売しました 特長 お好きな角度に調整可能/アジャスターリングを10 刻みでお好きな角度に変えられます 取付け簡単/従来品と取り替えるだけなので 居住者様ご自身での施工も可能です アジャスターのみの後付OK/MPSK5 通常品 をお使いの場合 シャッターの交換のみでOK お問い合わせ先 大建プラスチックス株式会社 TEL 住江織物 株式会社 循環型リサイクル タイルカーペット ECOS エコス 世界最高水準のポストコンシューマ再生材率を実現 住江織物が開発した ECOS エコス シリーズ は リサイクル原料比率を大幅に高めたリサイ ECOS id-4500 ディメンション クルタイルカーペット エコマーク基準を大幅に上回る 最大77 のポストコンシューマ再生 当社従来品比 順次製造 販売するタイルカー 材*を使用し CO2削減率は最大43 を達成 ペットを全量 ECOS に切り替え サステイナブル社会の構築に貢献してまいります 商品ラインナップは2013年6月現在で 全25マーク272アイテムとなりました 特長 環境配慮性① エコマーク基準を大幅に上回る 最大77 のポストコンシューマ再生材 を使用 環境配慮性② みずほ情報総研株式会社によるLCA ライフサイクルアセスメント 評価 で CO2削減率は最大43 を達成 当社従来品比 安全性 再生材の材料由来を明確にすることで 安全性を確保 経済性 コストアップになりがちなリサイクル品にもかかわらず 従来品と変わらない経 済性を実現 リサイクル性 資源を未来へ をキーワードに 廃棄タイルカーペットの回収 再資 源化 リサイクルタイルカーペットの製造 販売 使用 回収 というエコバリュー チェーンを確立 ポストコンシューマ再生材とは 製品として使用された後に廃棄された製品または材料です お問い合わせ先 けんざい241号 2013年7月 16 住江織物株式会社 TEL

19 新 製 品 & 注 目 製 品 情 報 New! Attention! けんざい241 号 2013 年 7 月 17

20 暑 中 お 見 舞 い 申 し 上 げます 平 成 25 年 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 協 会 会 長 香 西 喜 八 郎 大 阪 市 中 央 区 大 手 前 大 阪 マーチャンダイズ マートビル7 階 B 室 TEL(06) FAX(06) URL 公 益 社 団 法 人 大 阪 府 建 築 士 会 会 長 岡 本 森 廣 大 阪 市 中 央 区 谷 町 高 田 屋 大 手 前 ビル TEL(06) FAX(06) 一 般 社 団 法 人 大 阪 府 建 築 士 事 務 所 協 会 会 長 佐 野 吉 彦 一 般 社 団 法 人 大 阪 空 気 調 和 衛 生 工 業 協 会 会 長 太 田 隆 大 阪 市 中 央 区 農 人 橋 大 阪 建 築 会 館 TEL(06) FAX(06) 大 阪 市 中 央 区 安 土 町 1 丁 目 6 番 14 号 朝 日 生 命 辰 野 ビル2 階 TEL(06) FAX(06) 建 築 の 質 の 向 上 と 安 全 性 の 確 保 に 貢 献 理 事 長 辻 文 三 吹 田 市 藤 白 台 TEL(06) FAX(06) 住 まいに 人 に 安 心 を 一 般 財 団 法 人 大 阪 住 宅 センター 理 事 長 江 川 武 美 住 宅 に 関 する 情 報 提 供 (モデル 住 宅 の 展 示 等 ) 住 宅 相 談 ( 一 般 建 築 法 律 税 務 資 金 計 画 ) 住 宅 に 関 する 各 種 セミナーの 開 催 住 宅 の 性 能 評 価 住 宅 瑕 疵 担 保 責 任 保 険 業 務 等 大 阪 市 中 央 区 南 船 場 四 丁 目 4 番 3 号 心 斎 橋 東 急 ビル4 階 電 話 FAX けんざい241 号 2013 年 7 月

21 最 新 情 報 をキャッチ! 建 設 総 合 情 報 紙 取 締 役 社 長 飯 塚 秀 樹 本 社 東 京 都 港 区 東 新 橋 TEL03(3433)7151 大 阪 支 社 大 阪 市 中 央 区 天 満 橋 京 町 2-13 TEL06(6942)2601 北 海 道 東 北 関 東 千 葉 横 浜 北 陸 名 古 屋 中 国 四 国 九 州 株 式 会 社 日 刊 建 設 新 聞 社 日 刊 建 設 通 信 新 聞 社 代 表 取 締 役 中 山 貴 雄 大 阪 市 中 央 区 高 麗 橋 東 洋 ビル6F TEL(06) FAX(06) 本 代 表 取 締 役 社 長 大 澤 正 次 社 関 西 支 社 東 京 都 千 代 田 区 神 田 錦 町 TEL(03) 大 阪 市 中 央 区 内 本 町 TEL(06) 日 刊 建 設 産 業 新 聞 社 大 阪 支 社 取 締 役 支 社 長 西 坂 武 文 大 阪 市 中 央 区 平 野 町 ( 平 野 町 八 千 代 ビル) TEL(06) FAX(06) 株 式 会 社 ゴム 産 業 ニュース 社 代 表 取 締 役 井 伊 毅 大 阪 市 中 央 区 南 船 場 TEL(06) FAX(06) けんざい241 号 2013 年 7 月 19

22 暑 中 お 見 舞 い 役 員 名 誉 会 長 相 談 役 名 誉 会 長 藤 井 實 エスケー 化 研 代 表 取 締 役 社 長 相 談 役 柴 田 藤 祐 元 淀 川 製 鋼 所 取 締 役 社 長 相 談 役 恩 庄 二 郎 オーケーレックス 取 締 役 会 長 理 事 会 長 立 野 純 三 ユニオン 代 表 取 締 役 社 長 副 会 長 渡 辺 隆 昌 淀 川 製 鋼 所 執 行 役 員 営 業 本 部 副 本 部 長 副 会 長 久 我 三 郎 久 我 代 表 取 締 役 会 長 総 務 部 長 森 上 恒 日 本 セメント 防 水 剤 製 造 所 代 表 取 締 役 総 務 副 部 長 貞 利 幸 孝 大 島 応 用 代 表 取 締 役 社 長 総 務 部 矢 田 登 志 雄 佐 渡 島 代 表 取 締 役 社 長 財 務 部 長 安 田 昌 弘 東 亜 コルク 代 表 取 締 役 財 務 副 部 長 毛 利 征 一 郎 大 久 取 締 役 会 長 財 務 部 熊 本 辰 視 オクジュー 取 締 役 社 長 事 業 部 長 安 田 誠 安 田 代 表 取 締 役 社 長 事 業 副 部 長 深 江 隆 司 アスワン 取 締 役 社 長 事 業 部 佐 野 省 治 光 代 表 取 締 役 社 長 事 業 部 中 村 裕 一 ハイロジック 代 表 取 締 役 社 長 事 業 部 森 村 泰 明 森 村 金 属 代 表 取 締 役 社 長 事 業 部 越 井 潤 越 井 木 材 工 業 代 表 取 締 役 社 長 広 報 宣 伝 部 長 市 山 太 一 郎 日 幸 産 業 代 表 取 締 役 広 報 宣 伝 副 部 長 西 村 信 國 エスケー 化 研 総 務 部 主 事 広 報 宣 伝 部 山 下 博 史 コニシ 常 務 執 行 役 員 会 勢 部 長 永 原 穣 王 建 工 業 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 副 部 長 藤 井 義 朋 ガムスター 代 表 取 締 役 会 勢 部 松 本 將 マツ 六 代 表 取 締 役 社 長 関 東 支 部 長 杉 田 俊 也 白 洋 産 業 東 京 支 店 支 店 長 関 東 副 支 部 長 福 岡 透 エスケー 化 研 取 締 役 東 京 支 社 長 中 部 支 部 長 片 岡 秀 人 エスケー 化 研 名 古 屋 支 店 支 店 長 中 国 副 支 部 長 坂 本 富 男 アオケン 専 務 取 締 役 中 国 副 支 部 長 眞 志 田 正 和 広 興 工 産 代 表 取 締 役 四 国 支 部 長 渡 邊 真 一 路 淀 川 製 鋼 所 高 松 統 括 営 業 所 長 監 事 監 事 丸 谷 太 一 高 田 鋼 材 工 業 代 表 取 締 役 社 長 監 事 上 西 美 智 子 アシスト 代 表 取 締 役 会 長 監 事 伊 東 廸 之 山 崎 産 業 代 表 取 締 役 会 長 兼 社 長 評 議 員 議 長 佐 竹 一 彦 小 島 鋼 業 代 表 取 締 役 社 長 財 務 部 青 木 久 茂 日 信 商 事 取 締 役 社 長 事 業 部 島 武 之 田 島 ルーフィング 大 阪 支 店 支 店 長 広 報 宣 伝 部 平 田 芳 郎 平 田 タイル 常 務 取 締 役 会 勢 部 熊 本 博 クマモト 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 部 庄 司 正 孝 吉 野 石 膏 常 務 取 締 役 大 阪 支 店 長 20 けんざい241 号 2013 年 7 月

23 申 し 上 げます 一 同 平 成 25 年 顧 問 顧 問 岩 前 篤 近 畿 大 学 建 築 学 部 長 教 授 顧 問 野 口 貴 文 東 京 大 学 准 教 授 大 学 院 工 学 系 研 究 科 建 築 学 専 攻 専 務 理 事 山 中 豊 茂 山 中 製 作 所 代 表 取 締 役 社 長 常 務 理 事 佐 藤 榮 一 ( 一 社 ) 日 本 建 築 材 料 協 会 常 務 理 事 事 務 局 長 総 務 部 松 本 祐 之 白 洋 産 業 代 表 取 締 役 総 務 部 北 村 克 己 日 新 工 業 大 阪 支 店 長 事 業 部 廣 瀬 勘 一 郎 ヒロセ 相 談 役 事 業 部 恩 庄 康 之 オーケーレックス 代 表 取 締 役 社 長 事 業 部 増 田 伸 行 タイコー 軽 金 属 代 表 取 締 役 社 長 広 報 宣 伝 部 神 戸 睦 史 ハウゼサンエイ 代 表 取 締 役 社 長 広 報 宣 伝 部 谷 本 隆 広 関 包 スチール 代 表 取 締 役 会 勢 部 田 島 常 雄 タジマ 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 部 横 山 雄 二 ナブコドア 代 表 取 締 役 社 長 中 部 副 支 部 長 佐 々 木 幸 男 三 晃 フラワー 電 装 代 表 取 締 役 社 長 中 部 副 支 部 長 田 中 孝 昌 シンエイライフ 代 表 取 締 役 社 長 中 国 支 部 長 大 橋 忍 大 橋 商 会 取 締 役 会 長 四 国 副 支 部 長 堀 井 秀 之 大 和 スレート 常 務 取 締 役 九 州 支 部 長 越 智 通 広 越 智 産 業 代 表 取 締 役 社 長 九 州 副 支 部 長 森 重 隆 森 硝 子 店 代 表 取 締 役 社 長 事 業 部 髙 松 伸 伍 オーエム 工 業 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 部 上 石 茂 行 サンコーテクノ 常 務 取 締 役 事 業 部 北 村 良 一 北 恵 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 部 大 津 直 樹 オーウエル 取 締 役 広 報 宣 伝 部 松 元 收 丸 ヱム 製 作 所 代 表 取 締 役 社 長 会 勢 部 野 田 明 三 興 塗 料 代 表 取 締 役 けんざい241 号 2013 年 7 月 21

24 広 告 22 けんざい241 号 2013 年 7 月

25 広 告 けんざい241 号 2013 年 7 月 23

26 GBRC 便 り カーテンレール( 金 属 製 ) 性 能 試 験 方 法 のご 紹 介 1.はじめに 1)シングルブラケット 2.JIS A 4802での 試 験 方 法 と 規 定 値 2)ダブルブラケット 図 2 ブラケットの 強 さ 試 験 概 略 図 図 1 レールのたわみ 試 験 概 略 図 図 3 ランナーの 強 さ 試 験 概 略 図 24 けんざい241 号 2013 年 7 月

27 GBRC 便 り 写 真 1 繰 返 し 走 行 試 験 中 の 状 況 3.JIS 製 品 認 証 図 4 繰 返 し 走 行 試 験 概 略 図 カーテンレールJIS 認 証 取 得 に 係 る 製 品 試 験 のお 問 い 合 わせ 先 は 下 記 にお 願 いいたします 図 5 カーテンの 動 作 力 測 定 概 略 図 けんざい241 号 2013 年 7 月 25

28 第 70 回 健 康 住 宅 を 考 える 専 門 委 員 訪 問 空 気 環 境 部 会 楢 崎 正 也 専 門 委 員 住 まう 人 にもっと 正 しい 知 識 を 広 める 展 開 を 健 康 住 宅 における 空 気 の 重 要 性 法 と 現 実 の 矛 盾 を 追 求 家 の 正 しい 住 まい 方 を 伝 えるために お 問 い 合 わせは 26 けんざい241 号 2013 年 7 月

29 広 告 けんざい241 号 2013 年 7 月 27

30 Japan Building Materials Association 平成25年協会通常総会を開催 5月17日 金 にKKR HOTEL OSAKAにて一般社団 総会終了後には席を移し懇親会へ 新会長に就任し 法人日本建築材料協会の平成25年通常総会が開催さ た立野純三氏 株式会社ユニオン 代表取締役社長 が 前に出る協会のリーダーシップをとっていきたいと れ 約60名が参加しました 開会挨拶に立った藤井實会長 現名誉会長 は アベ 思っており そのためにも皆様のご指導ご鞭撻をお願 ノミクス効果など日本経済も回復の兆しはあるものの いしたい と挨拶をしました TPP問題やエネルギー問題 中国との様々な問題等 といった不安材料が未だあると言及 そのなかで協会 としても安心 安全 健康 環境に配慮した建材の開 発と普及の促進はもとより 海外市場の拡大へむけ諸 団体との交流や体制の強化を推し進めたいと 出席し た会員各社に呼びかけました 続いて 規約に基づき総会の成立を確認後 藤井会 長を議長に選任し 理事及び監事の改選 平成24年度 挨拶に立つ藤井会長 協会通常総会 の事業 決算 監査報告 平成25年度事業計画案 収 支予算案など1 7号議案すべて原案通り承認されました 議事終了後 優良社員表彰式が行われ 永年勤続社 員表彰4名 技術改良開発表彰3名 部門表彰2名の計9 名を表彰 受賞者代表としてエスケー化研株式会社の 寺澤宏氏が答辞を述べました 優良社員表彰9名との記念撮影 抱負を語る立野新会長 新体制で新たなスタート 平成25年度より立野会長を筆頭に各役員も一新し 当協会と建築材料業界の更なる発展へ向け発進いたしました よりア クティブで前に出る協会として邁進してまいりますので かわらぬご指導ご鞭撻の程よろしくお願い申し上げます 名誉会長 藤井 實 エスケー化研 株 総務部長 森上 恒 株 日本セメント防水剤製造所 けんざい241号 2013年7月 28 会長 立野 純三 株 ユニオン 財務部長 安田 東亜コルク 株 副会長 渡辺 隆昌 株 淀川製鋼所 昌弘 事業部長 安田 安田 株 副会長 久我 三郎 株 久我 誠 広報宣伝部長 市山 日幸産業 株 専務理事 山中 豊茂 株 山中製作所 太一郎 会勢部長 永原 王建工業 株 穣

31 協 会 だより 各 支 部 でも 通 常 総 会 を 開 催 関 東 中 部 中 国 四 国 九 州 の 協 会 5 支 部 でも それぞれ 平 成 25 年 通 常 総 会 が 開 催 されました 各 支 部 共 に 規 定 の 定 足 数 を 満 たし 総 会 は 成 立 しました 平 成 24 年 度 の 事 業 決 算 監 査 報 告 平 成 25 年 度 事 業 計 画 案 収 支 予 算 案 は 全 て 原 案 通 り 承 認 また 本 部 か らは 佐 藤 事 務 局 長 中 野 事 務 局 主 任 が 出 席 し 本 支 部 間 の 情 報 交 換 や 意 見 交 換 に 当 たりました 関 東 支 部 4 月 8 日 ( 月 ) メルパルク 東 京 に 会 員 9 社 が 出 席 ( 他 に 委 任 状 7 社 ) 支 部 役 員 の 改 選 をはじめ5 議 案 を 審 議 承 認 しました 総 会 後 には 懇 親 会 にて 建 材 業 界 と 関 東 支 部 の 今 後 について 活 発 な 意 見 交 換 が 繰 り 広 げられま した 中 部 支 部 5 月 8 日 ( 水 ) エスケー 化 研 株 式 会 社 名 古 屋 支 店 に 会 員 7 社 が 参 加 ( 他 に 委 任 状 7 社 ) 総 会 成 立 を 確 認 後 4つ の 議 案 について 審 議 承 認 しました 席 を 移 した 後 は 懇 親 会 となり 建 材 市 況 の 現 状 や 展 望 について 熱 心 な 語 ら いが 続 きました 中 国 支 部 5 月 9 日 ( 木 ) ホテルニューヒロデンに 会 員 9 社 が 出 席 ( 他 に 委 任 状 1 社 ) 総 会 式 を 確 認 した 後 4 議 案 について 審 議 承 認 しました 総 会 終 了 後 は 講 演 会 懇 親 会 が 行 われ 充 実 した 一 日 となりました 四 国 支 部 中 国 支 部 総 会 のひとコマ 4 月 26 日 ( 金 ) ロイヤルパークホテル 高 松 にて 会 員 6 社 が 参 加 ( 他 に 委 任 状 1 社 )して 開 催 総 会 成 立 を 確 認 後 4 議 案 を 審 議 承 認 懇 親 会 にう つった 後 も 四 国 の 建 材 業 界 の 将 来 と 課 題 をめぐって 様 々な 意 見 交 換 がなされました 九 州 支 部 5 月 8 日 ( 水 ) 八 仙 閣 へ 会 員 12 社 が 出 席 ( 他 に 委 任 状 10 社 ) 総 会 成 立 を 確 認 後 役 員 選 任 など3 議 案 を 審 議 承 認 しました その 後 の 懇 親 会 では 和 やかな 雰 囲 気 の 中 九 州 経 済 圏 と 建 材 業 界 の 今 後 についていろいろ な 意 見 が 交 わされました 建 材 研 究 会 総 会 を 開 催 5 月 10 日 ( 金 ) 建 材 研 究 会 第 32 回 総 会 が 開 かれ 約 40 名 が 参 加 平 成 24 年 度 活 動 報 告 及 び 収 支 決 算 平 成 25 年 度 の 役 員 選 任 平 成 25 年 度 活 動 計 画 及 び 収 支 予 算 の3 議 案 はすべて 承 認 されました その 後 には 佐 伯 壽 一 氏 ( 神 戸 大 学 学 長 補 佐 )により 2025 年 の 超 高 齢 社 会 にどう 向 き 合 うか をテーマに 記 念 講 演 会 が 開 演 団 塊 の 世 代 が75 歳 以 上 になる2025 年 にどのように 対 応 してくのか 等 遠 くない 将 来 の 問 題 として 出 席 者 は 興 味 深 く 聞 き 入 りました 最 後 は 場 所 を 移 し 懇 親 会 を 開 催 和 やかな 歓 談 のなか お 開 きとなりました 建 材 研 究 会 総 会 ホーム ビル&インテリアWEEK 開 催 10 月 23 日 ( 水 )~25 日 ( 金 )に 東 京 ビッグサイト 東 ホール を 展 示 する 予 定 です また 協 会 員 からは 株 式 会 社 でホーム ビル&インテリアWEEKとして2つの 展 示 会 ハウゼサンエイ 様 株 式 会 社 マーベックス 様 株 式 会 が 開 催 されます 社 光 様 がそれぞれ 自 社 ブースを 設 けられます 皆 様 の 前 回 は 来 場 者 33,372 名 出 展 者 631 社 団 体 /1,234 小 ご 来 場 をお 待 ちしております 間 ( 国 内 387 社 団 体 /651 小 間 海 外 61 社 団 体 /84 小 間 )10カ 国 2 地 域 (アメリカ 合 衆 国 イタリア カナダ 韓 入 場 登 録 出 展 社 セミナー 等 の 最 新 の 情 報 は 下 記 ま 国 スウェーデン タイ 中 国 ドイツ フィンランド フラ でアクセスお 願 い 致 します ン ス 台 湾 香 港 )と 国 内 最 大 級 の 展 示 会 で す Japan Home & Building Show 2013 当 協 会 では ジャパンホーム&ビルディングショー に 協 会 ゾーンを 設 置 し 会 員 有 志 より 出 展 いたしま インテリアトレンドショー 第 32 回 JAPANTEX2013 す また 協 会 ブースでは 会 員 のパネル パンフレット けんざい241 号 2013 年 7 月 29

32 協 会 だより 第 51 回 平 田 感 謝 祭 オレンジフェア2013 開 催 会 員 企 業 である 株 式 会 社 平 田 タイル 様 ( 大 阪 市 西 区 ) が6 月 14 日 ( 金 )15 日 ( 土 )の2 日 間 グランキューブ 大 阪 にて 第 51 回 平 田 感 謝 祭 オレンジフェア2013 を 開 催 されました 今 年 は 住 み 継 ぐ をテーマに 太 陽 光 発 電 省 エ ネ リサイクル 等 永 きにわたり 持 続 可 能 な 住 まいづ くり これからの 住 まいづくりに 求 められるものを 幅 広 く 紹 介 され 2 日 間 で5,153 名 が 来 場 されるなど 盛 況 のうちに 終 了 となりました 活 気 あふれる 空 気 で 満 たされたオレンジフェア 第 44 回 総 合 住 設 建 材 展 ハウジングフェア2013 開 催 多 くの 人 でにぎわうハウジングフェア 会 員 企 業 の 株 式 会 社 久 我 様 ( 大 阪 市 西 区 ) 主 催 で6 月 15 日 ( 土 )に 第 44 回 総 合 住 設 建 材 展 ハウジングフェア 2013 が 建 材 関 連 の 展 示 会 としては 初 めて 大 阪 梅 田 北 ヤード コングレコンベンションセンターで 開 催 さ れました 今 年 のテーマ ECOを 発 見 しよう のもと リ フォームによる 住 まいの 質 機 能 向 上 の 様 々な 提 案 と ともに 省 エネ 創 エネ 畜 エネ をキーワード に 次 世 代 エネルギーの 提 案 など 数 多 くの 情 報 発 信 が 行 われました また 約 2,900 人 の 来 場 を 記 録 し ECOに 対 する 関 心 の 高 さをあらわす 形 となりました 訃 報 のお 知 らせ 永 年 にわたり 理 事 を 務 めていただく 等 当 協 会 の 発 展 にひとかたならぬご 尽 力 をいただいた 畠 山 祐 治 氏 と 貞 利 政 和 氏 がご 逝 去 されました お 二 方 のご 厚 誼 に 深 謝 するとともに 謹 んでご 冥 福 をお 祈 り 申 し 上 げます 畠 山 祐 治 氏 株 式 会 社 シンコー 取 締 役 会 長 協 会 略 歴 昭 和 61 年 4 月 理 事 就 任 平 成 3 年 5 月 事 業 副 部 長 就 任 平 成 7 年 5 月 広 報 宣 伝 部 長 就 任 平 成 14 年 5 月 会 勢 部 長 就 任 5 月 16 日 ご 逝 去 享 年 71 歳 貞 利 政 和 氏 大 島 応 用 株 式 会 社 取 締 役 会 長 協 会 略 歴 平 成 8 年 5 月 評 議 員 就 任 平 成 9 年 5 月 理 事 就 任 平 成 10 年 5 月 会 勢 副 部 長 就 任 平 成 12 年 5 月 会 勢 部 長 就 任 平 成 14 年 5 月 総 務 副 部 長 就 任 平 成 20 年 5 月 総 務 部 長 就 任 6 月 7 日 ご 逝 去 享 年 83 歳 30 けんざい241 号 2013 年 7 月

33 広 告 けんざい241 号 2013 年 7 月 31

34 建 材 研 究 会 総 会 講 演 会 2025 年 の 超 高 齢 社 会 にどう 向 き 合 うか 少 子 高 齢 化 による 年 金 問 題 等 が 声 高 に 叫 ばれて 久 しいが 団 塊 の 世 代 の 多 くが 近 年 には75 歳 以 上 になる 超 高 齢 社 会 がより 深 刻 な 問 題 となる 若 者 の 労 働 力 不 足 だけでなく 介 護 が 必 要 となった 高 齢 者 をどのように 支 えていくのか 行 政 任 せにしない 対 策 を 考 えていく 必 要 があるのではなかろうか 佐 伯 壽 一 氏 神 戸 大 学 学 長 補 佐 佐 伯 壽 一 氏 プロフィール 1966 年 兵 庫 県 立 神 戸 高 等 学 校 卒 1970 年 神 戸 大 学 経 済 学 部 卒 同 年 株 式 会 社 神 戸 製 鋼 所 入 社 1986 年 リビア ミスラタ 建 設 事 務 所 業 務 課 長 1990 年 海 外 エンジニアリング 本 部 企 画 室 長 1997 年 デュッセルドルフ 事 務 所 長 英 国 現 地 法 人 社 長 2000 年 大 阪 支 社 長 2002 年 神 鋼 ケアライフ 株 式 会 社 代 表 取 締 役 社 長 2011 年 同 顧 問 役 2012 年 国 立 大 学 法 人 神 戸 大 学 学 長 補 佐 歴 任 : 兵 庫 県 シルバーサービス 事 業 者 連 絡 協 議 会 会 長 全 国 有 料 老 人 ホーム 協 会 理 事 神 戸 商 工 会 議 所 サービス 文 化 部 会 会 長 など 2025 年 日 本 はハイパー 高 齢 社 会 を 迎 える 日 本 の 介 護 保 険 は 世 界 に 誇 れる 優 れた 制 度 32 けんざい241 号 2013 年 7 月

35 建 材 研 究 会 総 会 講 演 会 介 護 保 険 と 一 般 的 な 保 険 との 違 い 主 な 介 護 保 険 サービスは4 種 類 けんざい241 号 2013 年 7 月 33

36 現 在 の 介 護 保 険 サービスが 抱 える 課 題 とは 事 業 としての 問 題 点 継 続 性 クレーム 品 質 など 今 後 認 知 症 への 対 応 がもう 一 つの 課 題 となる 34 けんざい241 号 2013 年 7 月

37 建 材 研 究 会 総 会 講 演 会 ますます 大 きくなる 介 護 保 険 の 規 模 少 子 化 による 労 働 力 不 足 に 自 立 支 援 で 対 応 けんざい241 号 2013 年 7 月 35

38 私 の 建 築 探 訪 No.76 大 阪 木 材 仲 買 会 館 断 熱 性 が 高 く 調 湿 作 用 があり 人 にとって 快 適 で 健 康 な 空 間 をもた らしてくれる 二 酸 化 炭 素 を 吸 収 し 環 境 にやさしい 循 環 型 社 会 に 役 立 ってくれる 木 は 非 常 に 優 れた 建 材 です そんな 木 の 魅 力 を 存 分 に 味 わえる 大 きな 木 造 オフィスビルが 今 年 の4 月 都 会 のど 真 ん 中 に 現 れました コンクリートから 木 へ の 思 いが ここから 全 国 に 発 信 されます けんざい 編 集 部 耐 火 集 成 材 の 木 造 架 構 が 一 望 できるエントランスホール 国 内 初 の 耐 火 木 造 オフィスビルが 完 成 防 火 地 域 でも 大 規 模 木 造 建 築 の 建 設 が 可 能 に 柱 と 梁 が 印 象 的 な 大 会 議 室 壁 の 吸 音 および 意 匠 に 使 われたフィンガージョイント 蟻 型 の 加 工 が 意 匠 として 使 われた 演 台 36 けんざい241 号 2013 年 7 月

39 名 称 : 大 阪 木 材 仲 買 会 館 所 在 地 : 大 阪 市 西 区 南 堀 江 TEL: URL: 春 はバルコニーから 満 開 の 桜 が 楽 しめる 木 を 楽 しむ 創 意 工 夫 が 随 所 に 盛 り 込 まれる カウンターの 天 板 は 樹 齢 120 年 のナラの 一 枚 板 木 材 業 界 のランドマークとして 広 く 認 知 を 見 た 目 に 楽 しい 木 のあしらい 製 材 が 積 まれた 姿 をイメージしたヒノキの 壁 理 事 長 の 雪 本 政 通 さんと 次 長 の 大 町 洋 三 さん けんざい241 号 2013 年 7 月 37

40 月 建 築 着 工 統 計 資 料 : 国 土 交 通 省 総 合 政 策 局 情 報 管 理 部 情 報 安 全 調 査 課 建 設 統 計 室 ( 平 成 年 11 6 月 2830 日 発 表 ) 図 / 新 築 住 宅 ( 戸 数 前 年 同 月 比 ) 120, 戸 数 ( 戸 ) 100, , , ,000 ー20.0 前 年 同 月 比 ( % ) 戸 数 前 年 同 月 比 20,000 ー ー 年 5 月 7 月 9 月 11 月 25 年 1 月 3 月 5 月 表 1/ 建 築 物 : 総 括 表 38 けんざい241 号 2013 年 7 月

41 建 築 着 工 統 計 表 2/ 新 設 住 宅 : 統 括 表 表 3/ 新 設 住 宅 着 工 利 用 関 係 別 戸 数 床 面 積 ( 単 位 : 戸, 千 m2,%) 詳 細 は 国 土 交 通 省 ホームページ 参 照 けんざい241 号 2013 年 7 月 39

42 編 集 談 話 室 世 界 のマネーが 行 き 場 を 求 めて 右 往 左 往 している どうしても 比 較 的 リスク の 少 ない 我 が 国 の 通 貨 に 向 かう 場 面 が 多 くなる 民 間 の 活 力 が 生 きるシステムに 作 り 直 すべく 規 制 緩 和 規 制 改 革 が 進 めば 世 界 の 投 資 家 も 我 が 国 の 本 気 度 を 好 感 し 株 式 市 場 も 堅 調 に 転 じるだろう 実 体 経 済 は 先 々の 景 気 回 復 への 期 待 はあるものの 足 元 の 景 気 は 依 然 とし ておぼつかない 一 方 2013 年 度 の 建 設 投 資 は 前 年 度 比 7.6% 増 の47 兆 7200 億 円 の 見 通 しであり 首 都 圏 東 北 を 始 め 次 第 に 全 国 へ 波 及 してくるものと 思 われる ただ 懸 念 さ れることは 業 界 各 業 種 における 労 務 の 不 足 による 工 事 の 消 化 不 良 である 長 い 建 設 不 況 のなかで 離 職 者 に 歯 止 めがかからず 各 業 種 共 に 労 務 不 足 は 深 刻 な 問 題 となっている (SK) 広 告 出 稿 企 業 (50 音 順 数 字 は 掲 載 頁 ) アシスト 7 アスワン 7 エスケー 化 研 表 4 王 建 工 業 7 オーケーレックス 7 大 島 応 用 13 関 包 スチール 13 コニシ 表 3 サワタ 13 サンケイビルテクノ 22 シンコー 22 ナブコドア 23 二 三 産 業 22 日 幸 産 業 22 日 本 セメント 防 水 剤 製 造 所 27 日 本 モルタルン 27 平 田 タイル 27 ヒロセ 27 マツ 六 31 森 村 金 属 31 淀 川 製 鋼 所 表 2 けんざい 編 集 委 員 編 集 委 員 長 市 山 太 一 郎 日 幸 産 業 代 表 取 締 役 編 集 副 委 員 長 西 村 信 國 エスケー 化 研 総 務 部 主 事 編 集 長 佐 藤 榮 一 ( 一 社 ) 日 本 建 築 材 料 協 会 事 務 局 長 編 集 委 員 川 端 節 男 関 包 スチール 執 行 役 員 平 田 芳 郎 平 田 タイル 常 務 取 締 役 松 元 收 丸 ヱム 製 作 所 代 表 取 締 役 社 長 安 井 和 彦 コニシ 大 阪 建 設 部 マネージャー 神 戸 睦 史 ハウゼサンエイ 代 表 取 締 役 社 長 編 集 協 力 辻 勝 也 新 通 神 戸 支 社 長 241 号 発 行 日 平 成 25 年 7 月 20 日 ( 年 4 回 発 行 ) 発 行 一 般 社 団 法 人 日 本 建 築 材 料 協 会 大 阪 市 西 区 江 戸 堀 撞 木 橋 ビル4 階 TEL: FAX: URL: 発 行 責 任 者 佐 藤 榮 一 編 集 株 式 会 社 新 通 TEL: 印 刷 株 式 会 社 宣 広 社 TEL: 関 東 支 部 東 京 都 中 央 区 新 富 ヨドコウビル3F ( 白 洋 産 業 株 式 会 社 内 ) TEL: 中 部 支 部 名 古 屋 市 西 区 菊 井 (エスケー 化 研 株 式 会 社 内 )TEL: 中 国 支 部 広 島 市 中 区 三 川 町 8-23 (アスワン 株 式 会 社 内 )TEL: 四 国 支 部 香 川 県 高 松 市 天 神 前 10-5 高 松 セントラルスカイビル5F ( 株 式 会 社 淀 川 製 鋼 所 内 )TEL: 九 州 支 部 福 岡 市 中 央 区 那 の 津 ( 越 智 産 業 株 式 会 社 内 )TEL: けんざい241 号 2013 年 7 月

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