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1 学 部 研 究 科 等 の 現 況 調 査 表 研 究 平 成 20 年 6 月 北 海 道 大 学

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3 目 次 1. 文 学 部 文 学 研 究 科 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 法 学 部 法 学 研 究 科 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 理 学 部 理 学 研 究 院 医 学 部 医 学 研 究 科 歯 学 部 歯 学 研 究 科 薬 学 部 薬 学 研 究 院 工 学 部 工 学 研 究 科 農 学 部 農 学 研 究 院 獣 医 学 部 獣 医 学 研 究 科 水 産 学 部 水 産 科 学 研 究 院 情 報 科 学 研 究 科 地 球 環 境 科 学 研 究 院 公 共 政 策 学 連 携 研 究 部 先 端 生 命 科 学 研 究 院 メディア コミュニケーション 研 究 院 低 温 科 学 研 究 所 電 子 科 学 研 究 所 遺 伝 子 病 制 御 研 究 所 触 媒 化 学 研 究 センター スラブ 研 究 センター 情 報 基 盤 センター 23-1

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5 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 1. 文 学 部 文 学 研 究 科 Ⅰ 文 学 部 文 学 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 1-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 1-3 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 1-3 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 1-7 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断

6 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 Ⅰ 文 学 部 文 学 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 文 学 研 究 科 文 学 部 は 研 究 主 導 型 の 基 幹 総 合 大 学 である 北 海 道 大 学 において 人 文 科 学 の 学 問 分 野 を 担 う 学 部 1 学 科 研 究 科 4 専 攻 から 構 成 され 110 名 の 専 任 教 員 を 擁 している 本 学 の 中 期 目 標 に 掲 げた 研 究 に 関 する 目 標 即 ち 世 界 水 準 の 競 争 に 耐 えう る 研 究 の 展 開 先 端 的 学 際 的 複 合 的 な 領 域 における 新 たな 学 問 分 野 の 創 成 研 究 成 果 の 積 極 的 な 社 会 還 元 等 を 踏 まえた 本 研 究 科 学 部 の 特 徴 と 研 究 目 的 は 以 下 の 通 りである 1 本 研 究 科 は 全 国 屈 指 の 多 様 な 研 究 分 野 と 豊 富 な 人 材 を 擁 した 人 文 科 学 研 究 の 拠 点 で あり その 原 点 である 言 語 人 間 社 会 の 認 識 に 関 する 基 盤 的 研 究 の 推 進 を 基 本 的 な 目 的 とする 2 学 問 分 野 の 多 様 性 を 維 持 しながら 重 点 的 な 研 究 領 域 の 創 出 を 目 指 し 現 代 的 先 進 的 な 課 題 に 対 応 できる 研 究 を 促 進 する その 目 的 のために 研 究 推 進 室 を 設 置 して 特 色 ある 研 究 プロジェクトを 実 施 する 3 思 想 文 化 学 歴 史 地 域 文 化 学 言 語 文 学 人 間 システム 科 学 の 各 専 攻 は 従 来 の 細 分 化 された 学 問 分 野 を 統 合 し 学 際 的 領 域 横 断 的 な 研 究 を 目 指 している 4 学 術 交 流 のグローバル 化 に 対 応 した 国 際 的 な 研 究 を 推 進 し 世 界 水 準 の 研 究 拠 点 形 成 を 目 的 とする 5 研 究 成 果 の 社 会 還 元 を 積 極 的 に 促 進 し 現 代 の 知 識 基 盤 社 会 に 貢 献 することを 目 的 と する [ 想 定 する 関 係 者 とその 期 待 ] 人 文 科 学 分 野 を 中 心 とした 学 界 ならびに 学 術 機 関 出 版 業 界 中 高 等 教 育 機 関 行 政 機 関 ( 地 方 自 治 体 国 ) 地 域 および 国 際 社 会 が 関 係 者 として 想 定 されている これらの 関 係 者 からは 研 究 上 の 新 たな 知 見 研 究 成 果 の 刊 行 その 教 育 へのフィード バック 行 政 上 の 政 策 提 言 地 域 国 際 社 会 への 啓 発 的 な 知 識 情 報 の 提 供 等 が 期 待 されて いる

7 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 活 動 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 1 著 書 学 術 論 文 データベース 学 会 発 表 および 受 賞 の 状 況 ➀ 著 書 : 著 書 の 出 版 数 は 資 料 1の 通 りである 平 成 16 年 度 以 降 大 幅 に 増 加 してお り 単 著 は6 倍 ( 総 数 36 冊 ) 共 編 著 は 約 2 倍 ( 総 数 72 冊 )となっている 研 究 テー マは 別 添 資 料 1からも 窺 えるように 人 文 科 学 の 広 範 な 領 域 にわたっている また 専 門 的 な 学 術 書 と 並 んで 一 般 読 者 向 けの 著 書 も 多 く 研 究 成 果 の 社 会 還 元 が 積 極 的 に 実 施 されている ( 資 料 1: 年 度 別 著 書 出 版 数 ) 著 書 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 合 計 単 著 共 編 著 合 計 ( 出 典 : 文 学 研 究 科 研 究 推 進 室 資 料 ) ➁ 学 術 論 文 : 論 文 数 は 資 料 2 資 料 3に 示 した 通 りである 平 成 16 年 度 を 基 点 にす ると 19 年 度 の 単 著 論 文 数 では 和 文 で 36% 欧 文 他 で 55%の 高 い 増 加 率 となってい る また 共 著 論 文 数 でも 同 様 に 和 文 で 200% 欧 文 で 20%の 増 加 率 である 特 に 人 間 システム 科 学 の 分 野 では 21 世 紀 COE グローバルCOEのプログラムを 実 施 してお り その 成 果 の 多 くはインパクト 係 数 の 高 い 国 際 的 な 学 術 雑 誌 に 掲 載 されて 高 い 評 価 を 得 た( 資 料 5: 受 賞 数 1-4 頁 ) ( 資 料 2: 年 度 別 単 著 論 文 公 刊 数 ) 単 著 論 文 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 合 計 和 文 欧 文 他 合 計 ( 出 典 : 文 学 研 究 科 研 究 推 進 室 資 料 ) ( 資 料 3: 年 度 別 共 著 論 文 公 刊 数 ) 共 著 論 文 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 合 計 和 文 欧 文 他 合 計 ( 出 典 : 文 学 研 究 科 研 究 推 進 室 資 料 ) ➂ データベース: 平 成 16 年 度 から 継 続 して 科 研 費 ( 研 究 公 開 促 進 費 )の 交 付 を 受 けて 作 成 されている 漢 字 字 体 規 範 データベース は 現 時 点 で 68 文 献 40 万 用 例 の 規 模 に 達 し その 成 果 は 随 時 インターネットで 公 開 されている 本 データベースに 対 しては 立 命 館 白 川 静 記 念 東 洋 文 字 文 化 賞 ( 平 成 18 年 度 )が 授 与 された ➃ 学 会 発 表 : 国 内 国 際 学 会 やシンポジウムでの 研 究 発 表 は 平 成 19 年 度 では 若 干 減 少 しているが 平 均 すると 年 間 約 200 件 の 高 水 準 にある そのうち 国 際 学 会 での 割 合 が 50%を 超 えており 国 際 レベルでの 研 究 活 動 が 活 発 に 行 われている( 資 料 4: 年 度 別 学 会 発 表 数 1-4 頁 )

8 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ ( 資 料 4: 年 度 別 学 会 発 表 数 ) 学 会 発 表 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 合 計 国 内 学 会 国 際 学 会 合 計 ( 出 典 : 文 学 研 究 科 研 究 推 進 室 資 料 ) ➄ 受 賞 : こうした 研 究 活 動 の 成 果 の 一 部 は 資 料 5に 示 したように 学 会 等 から 顕 彰 され 高 い 評 価 が 与 えられている ( 資 料 5: 受 賞 数 ) No 賞 名 受 賞 年 授 与 機 関 受 賞 者 名 1 紫 綬 褒 章 平 成 16 年 内 閣 府 山 岸 俊 男 度 日 本 ミュージアム マ 2 ネージメント 学 会 賞 3 日 本 心 理 学 会 優 秀 論 文 賞 立 命 館 白 川 静 記 念 東 洋 4 文 字 文 化 賞 平 成 度 平 成 度 平 成 度 年 18 年 18 年 5 出 版 特 別 賞 平 成 18 年 度 6 日 本 心 理 学 会 優 秀 論 文 平 成 18 年 賞 度 7 国 際 賞 ( 奨 励 賞 ) 平 成 18 年 度 8 日 本 心 理 学 会 優 秀 論 文 平 成 19 年 賞 度 9 情 報 知 識 学 会 論 文 賞 平 成 19 年 度 10 FOST (Fusion of 平 成 19 年 Science and 度 Technology) 賞 日 本 ミュージアム マネージメント 学 会 日 本 心 理 学 会 立 命 館 大 学 白 川 静 記 念 東 洋 文 字 文 化 研 究 所 日 本 社 会 心 理 学 会 佐 々 木 亨 高 橋 伸 幸 石 塚 晴 通 池 田 証 壽 結 城 雅 樹 日 本 心 理 学 会 大 沼 進 日 本 心 理 学 会 日 本 心 理 学 会 日 本 情 報 知 識 学 会 亀 田 達 也 山 岸 俊 男 石 原 孝 二 科 学 技 術 融 合 振 興 財 団 大 沼 進 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 2 研 究 資 金 の 獲 得 状 況 ➀ 競 争 的 外 部 資 金 としては 21 世 紀 COEプログラム 心 の 文 化 生 態 学 的 基 盤 に 関 する 研 究 拠 点 ( 平 成 14 年 度 から5 年 間 )が 採 択 された 平 成 18 年 度 に 終 了 した 本 プログ ラムは 社 会 科 学 実 験 センター を 設 立 するなど きわめて 活 発 な 研 究 活 動 を 展 開 し 21 世 紀 COEプログラム 委 員 会 より 設 定 された 目 的 は 十 分 達 成 され 期 待 以 上 の 成 果 があった と 総 括 評 価 されている また その 継 続 研 究 心 の 社 会 性 に 関 する 教 育 研 究 拠 点 は 19 年 度 のグローバルCOEプログラム(5 年 間 )に 採 択 され 本 研 究 科 の 目 的 となっている 世 界 水 準 の 研 究 を 間 断 なく 実 施 している( 資 料 6:COE GC OE 交 付 金 ) ( 資 料 6: COE GCOE 交 付 金 ) 21 世 紀 COE 16 年 度 17 年 度 18 年 度

9 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 交 付 金 額 ( 千 円 ) 67,000 75,900 70,279 グローバルCOE 19 年 度 交 付 金 額 ( 千 円 ) 55,900 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) ➁ 科 研 費 は 別 添 資 料 2に 示 した 通 り 特 定 領 域 研 究 基 盤 研 究 (S)~(C), 萌 芽 研 究 若 手 研 究 (A)~(B) のすべての 種 目 にわたって 獲 得 している その 申 請 採 択 件 数 採 択 率 および 配 分 金 額 は 資 料 7に 示 したように 安 定 的 に 高 水 準 を 保 っている 特 に 採 択 率 の 高 さが 特 筆 に 価 する( 資 料 7: 年 度 別 科 学 研 究 費 採 択 状 況 1-5 頁 ) ( 資 料 7: 年 度 別 科 学 研 究 費 採 択 状 況 ) 科 研 費 16 年 度 17 年 度 18 年 度 19 年 度 申 請 件 数 採 択 件 数 採 択 率 (%) 金 額 ( 千 円 ) 126, , , ,090 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 3 国 際 研 究 交 流 の 実 施 状 況 国 際 的 な 学 術 交 流 を 推 進 するため 新 たに 海 外 の 大 学 との 部 局 間 交 流 協 定 および 本 研 究 科 が 責 任 部 局 となった 大 学 間 交 流 協 定 の 締 結 を 実 施 した( 資 料 8: 大 学 間 および 部 局 間 交 流 協 定 ) こうした 交 流 協 定 の 積 極 的 な 締 結 も 寄 与 し 外 国 人 招 聘 研 究 者 客 員 研 究 員 の 受 入 数 は 平 成 16 年 度 44 名 平 成 17 年 度 41 名 平 成 18 年 度 46 名 平 成 19 年 度 47 名 と なっており 法 人 化 以 前 の 平 成 15 年 度 (32 名 )に 比 べて 大 幅 に 増 加 している 資 料 8( 大 学 間 および 部 局 間 交 流 協 定 ) 国 名 協 定 大 学 ( 学 部 等 ) 年 度 備 考 タイ 王 国 コンケーン 大 学 ( 人 文 社 会 学 部 ) 16 部 局 間 交 流 協 定 フランス 共 和 国 国 立 高 等 研 究 院 17 部 局 間 交 流 協 定 シンガポール 共 和 国 シンガポール 大 学 ( 人 文 社 会 学 部 ) 18 部 局 間 交 流 協 定 アメリカ 合 衆 国 スタンフォード 大 学 ( 同 上 ) 18 部 局 間 交 流 協 定 ロシア 連 邦 サハリン 大 学 19 大 学 間 交 流 協 定 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 4 研 究 活 動 の 支 援 体 制 とプロジェクト 研 究 本 研 究 科 は 平 成 16 年 度 に 研 究 推 進 委 員 会 を 発 足 させ 17 年 度 にはさらに 研 究 推 進 室 を 設 置 して 重 点 的 な 研 究 領 域 を 形 成 するための 特 色 ある 研 究 教 育 プロジェクト ( 研 究 科 内 公 募 1 件 につき 350 万 円 )を 実 施 している これまで 18 年 度 1 件 19 年 度 2 件 を 採 択 したが これら3 件 のうち 研 究 中 心 のプロジェクトは 北 方 研 究 の 構 築 と 展 開 ( 参 画 者 10 名 平 成 18 年 度 )である 本 プロジェクトは 北 方 地 域 に 関 連 する 総 合 的 な 研 究 を 目 指 したもので 本 学 の 中 期 目 標 においても 北 方 圏 地 域 をはじめとする 国 際 社 会 への 貢 献 を 図 る ことが 重 要 な 課 題 と して 位 置 づけられている その 成 果 は 公 開 シンポジウム 講 演 会 の 開 催 同 報 告 書 の 公 刊 定 期 学 術 雑 誌 の 刊 行 ( 平 成 19 年 度 )に 見 られる また 平 成 19 年 度 には 北 方 研 究 教 育 センター が 全 学 運 用 教 員 ( 助 教 1 名 )の 配 置 を 受 けて 研 究 科 内 に 設 置 されており 全 学 的 視 野 に 立 った 北 方 研 究 が 精 力 的 に 実 施 されている

10 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 5 研 究 成 果 の 国 際 的 発 信 平 成 17 年 度 に Web 版 文 学 研 究 科 英 文 ジャーナル Journal of the Graduate School of Letters を 創 刊 し 研 究 成 果 の 国 際 的 な 情 報 発 信 を 継 続 的 に 実 施 している( 資 料 9: 文 学 研 究 科 英 文 ジャーナルの 刊 行 状 況 ) ( 資 料 9: 文 学 研 究 科 英 文 ジャーナルの 刊 行 状 況 ) 英 文 ジャーナル 17 年 度 ( 創 刊 号 ) 18 年 度 ( 第 2 号 ) 19 年 度 ( 第 3 号 ) 掲 載 論 文 数 ( 出 典 : 文 学 研 究 科 研 究 推 進 委 員 会 図 書 出 版 専 門 部 会 資 料 ) (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 大 きく 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 著 書 論 文 の 業 績 数 およびその 増 加 率 の 水 準 は 非 常 に 高 く 学 会 等 の 発 表 も 活 発 に 行 わ れている 外 部 競 争 資 金 の 獲 得 状 況 は いずれの 年 度 も 高 水 準 を 維 持 しており 採 択 率 も 高 い 特 にCOEおよびGCOEが 連 続 して 認 められた 文 学 研 究 科 は 全 国 で2 例 しかなく 両 プログラムは 国 際 的 な 研 究 活 動 の 活 性 化 に 大 きく 貢 献 した 本 研 究 科 の 研 究 目 的 である 基 盤 的 研 究 の 推 進 重 点 領 域 の 創 成 および 世 界 水 準 の 拠 点 形 成 研 究 成 果 の 社 会 還 元 など に 適 った 研 究 活 動 が 人 文 科 学 の 広 範 囲 にわたる 分 野 において 非 常 に 活 発 に 行 われており 関 係 者 から 期 待 される 水 準 を 大 きく 上 回 ると 判 断 する

11 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅱ 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 成 果 の 状 況 ( 大 学 共 同 利 用 機 関 大 学 の 全 国 共 同 利 用 機 能 を 有 する 附 置 研 究 所 及 び 研 究 施 設 においては 共 同 利 用 共 同 研 究 の 成 果 の 状 況 を 含 めること ) ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 研 究 業 績 リストⅠ 表 に 挙 げた 業 績 を 学 術 的 意 義 と 社 会 経 済 文 化 的 意 義 とに 分 けて 分 析 する ➀ SS: ( 学 術 的 意 義 )No.1009 および No.1010 は 本 研 究 科 が 基 本 目 的 としている 人 文 科 学 の 基 盤 的 研 究 の 中 でも 最 も 基 礎 的 な 言 語 文 字 (フリジア 語 漢 字 )に 関 する 研 究 で あり いずれも 国 内 外 の 注 目 を 集 めた 世 界 的 に 前 例 を 見 ない 学 術 業 績 である 特 に No.1009 の 研 究 成 果 は 随 時 インターネットによって 公 開 されており 漢 字 文 化 圏 における 社 会 文 化 的 な 意 義 も 大 きい No は 21 世 紀 COEプログラム 心 の 文 化 生 態 学 的 基 盤 ( 心 理 学 分 野 ) の 主 要 な 成 果 であり 本 研 究 科 が 目 指 す 世 界 水 準 の 研 究 拠 点 形 成 に 大 きな 貢 献 を 果 たして いる いずれも 英 語 論 文 で 国 際 的 な 学 術 雑 誌 における 引 用 指 数 が 高 く 当 該 分 野 の 先 進 的 な 研 究 として 非 常 に 高 い 評 価 が 与 えられた また これらの 論 文 を 含 む 一 連 の 研 究 成 果 は 紫 綬 褒 章 国 際 賞 ( 奨 励 賞 )によっても 顕 彰 されている ( 社 会 経 済 文 化 的 な 意 義 ) 現 代 日 本 社 会 が 直 面 している 少 子 化 と 高 齢 化 とい うアクチュアルな 社 会 問 題 を 論 じた 著 書 No.1017 は 国 や 地 方 自 治 体 等 の 社 会 政 策 に 対 し て 積 極 的 な 提 言 を 行 っており 本 研 究 科 が 目 指 している 研 究 成 果 の 社 会 還 元 という 観 点 に おいて 顕 著 な 成 果 を 挙 げた ➁ S: ( 学 術 的 意 義 )この 評 価 レベルでは まず 思 想 文 化 学 専 攻 の 分 野 における 基 盤 的 研 究 として No.1003( 言 語 行 為 論 )および No.1006 (インド 古 代 思 想 の 比 較 研 究 )が 国 際 的 な 評 価 を 得 た 業 績 として 挙 げられる No.1004( 工 業 倫 理 と 情 報 知 識 学 )は 現 代 的 な 応 用 倫 理 の 課 題 と 取 り 組 んだ 研 究 成 果 であり 平 成 19 年 度 の 情 報 知 識 学 会 論 文 賞 を 受 賞 した 歴 史 地 域 文 化 学 専 攻 の 分 野 で 選 定 した No.1014( 中 東 イスラーム 研 究 ) No.1015(ロシ ア 史 ) No.1002( 現 代 アメリカ 非 合 法 移 民 問 題 )の3 編 は いずれも 地 域 横 断 的 学 際 的 な 視 点 による 歴 史 文 化 の 総 合 的 な 研 究 を 目 指 す 本 専 攻 の 目 的 に 適 った 研 究 成 果 であり 国 内 外 において 高 い 評 価 を 得 ている 人 間 システム 科 学 専 攻 分 野 の 業 績 No.1021( 文 化 心 理 学 ) No.1022( 学 際 的 な 間 接 互 恵 性 研 究 日 本 心 理 学 会 優 秀 論 文 賞 ) No.1023(ゲーム 論 第 1 回 FOST 賞 )は いずれも 21 世 紀 COE 関 連 の 研 究 成 果 である また 社 会 史 開 発 社 会 学 の 観 点 から 東 北 タイにお ける 宗 教 開 発 と 文 化 再 編 の 問 題 を 論 じた No は アジアの 地 域 研 究 に 大 きな 貢 献 を 果 たした ( 社 会 経 済 文 化 的 な 意 義 )この 面 においては 幅 広 い 読 者 層 を 対 象 に 新 書 等 の 形 で 公 刊 され 社 会 経 済 文 化 的 に 大 きな 貢 献 を 果 たした 業 績 を 中 心 に 選 定 した 言 語 文 学 専 攻 の 分 野 では 国 内 外 の 多 くの 中 高 等 教 育 機 関 において 教 科 書 参 考 書 と して 利 用 されている No.1011 の 日 本 語 文 法 研 究 中 国 哲 学 漢 文 教 育 界 において 好 評 を 博 した No.1005 の 論 語 研 究 が 本 研 究 科 の 基 本 目 的 ( 言 語 研 究 )に 適 った 成 果 と 認 められる 歴 史 地 域 文 化 学 専 攻 の 分 野 から 選 んだ No.1012( 日 本 近 現 代 史 ) No.1013( 日 朝 関 係 史 論 )は それぞれ 学 術 的 意 義 も 大 きいが 前 者 は 岩 波 新 書 後 者 は 日 韓 歴 史 共 同 研 究 報 告 書 の 形 で 公 刊 されており 歴 史 知 識 の 社 会 還 元 という 視 点 から その 社 会 文 化 的 な 面 での 貢 献 度 が 高 く 評 価 された 人 間 システム 科 学 専 攻 の 分 野 では3 編 を 選 定 した No.1008 は 現 代 の 日 本 社 会 が 抱 え る 宗 教 的 な 問 題 に 関 して 啓 発 的 な 意 味 を 持 った 業 績 と 言 える No.1018 は 市 民 社 会 にお ける 調 査 活 動 の 方 法 を 具 体 的 に 論 じた 著 書 で 諸 大 学 を 始 め 地 方 自 治 体 NPOなどで も 調 査 マニュアルとして 利 用 され その 社 会 的 な 有 用 性 は 非 常 に 大 きいと 認 められる

12 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅱ No.1001 は 政 府 系 機 関 からの 委 託 研 究 を 基 に 達 成 された 業 績 であり 行 政 機 関 およびア ジア 社 会 に 対 する 貢 献 が 大 きいと 認 められる (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 本 研 究 科 を 代 表 する 優 れた 研 究 業 績 として 厳 選 した 合 計 23 編 のうち 学 術 的 意 義 の 面 で 選 定 した 15 編 は 関 連 する 学 術 機 関 の 高 い 評 価 を 得 ており その 三 分 の 一 は 学 会 賞 等 に よって 顕 彰 されている 社 会 経 済 文 化 的 意 義 の 面 で 選 定 した8 編 は 1 編 を 除 き す べて 著 書 ( 単 )の 形 で 出 版 されたものである 広 範 な 読 者 層 を 対 象 にし 新 聞 雑 誌 等 の マスコミによっても 紹 介 推 薦 されたこれらの 研 究 成 果 は 教 育 行 政 地 域 国 際 社 会 のさまざまな 領 域 で 活 用 されており その 社 会 文 化 的 な 貢 献 度 は 大 きい いずれも 本 研 究 科 における 研 究 目 的 の 達 成 に 主 要 な 役 割 を 果 たしており 関 係 者 から 期 待 される 水 準 を 上 回 ると 判 断 する

13 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 1 事 例 1 21 世 紀 COEプログラム 心 の 文 化 生 態 学 的 基 盤 に 関 する 研 究 拠 点 グ ロ ーバルCOEプログラム 心 の 社 会 性 に 関 する 教 育 研 究 拠 点 に 関 する 取 組 ( 分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) これらの 取 組 は 国 際 的 な 学 術 交 流 の 推 進 と 世 界 水 準 の 研 究 拠 点 形 成 を 目 的 とする 本 研 究 科 の 活 動 の 中 で もっとも 顕 著 な 成 果 を 挙 げた 事 例 である いずれのプログラムも 人 間 の 社 会 を 可 能 とする 心 のメカニズムの 解 明 を 研 究 テ ーマとしている 21 世 紀 COEは 平 成 14 年 度 に 採 択 されたプログラムであるが(18 年 度 まで) 16 年 度 の 中 間 報 告 以 後 着 実 にその 成 果 を 上 げてきた 事 業 推 進 担 当 者 ( 本 研 究 科 8 名 )に 限 定 した 著 書 論 文 の 公 刊 数 は 資 料 10 に 示 したとおり 平 成 16 年 度 66 編 に 対 し 18 年 度 は 81 編 となっており 23%の 増 加 となっている これらの 成 果 の5 割 以 上 は 国 際 的 な 学 術 雑 誌 に 掲 載 されたものであり そのうち5 点 が 論 文 賞 等 によって 顕 彰 されて いる( 本 文 4 頁 参 照 No が 該 当 ) また 本 プロジェクトは 最 終 年 度 に 学 内 共 同 研 究 施 設 として 社 会 科 学 実 験 研 究 センター を 設 置 した これらの 研 究 成 果 は COE 委 員 会 からも 高 く 評 価 され(1-5 頁 参 照 ) 平 成 19 年 度 に 採 択 された グローバルCOEプログラムに 継 承 されて 更 に 進 化 発 展 を 遂 げている 本 プログラムの 成 果 としては 国 際 シンポジウム 国 際 ワークショップを 精 力 的 に 開 催 し( 資 料 11) すで に 論 文 40 編 を 公 刊 している しかし 本 格 的 な 活 動 はこれからであり 今 後 の 成 果 に 大 い に 期 待 できる 資 料 10(COE 関 連 の 著 書 論 文 数 ) COEプロジェクト 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 著 書 論 文 数 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 資 料 11(COE GCOE 関 連 のシンポジウム 等 開 催 数 ) 平 成 16 年 平 成 17 年 平 成 18 年 平 成 19 年 度 度 度 度 21 世 紀 COEプログラム GCOEプログラム 国 際 シンポジウム 1 回 2 回 1 回 1 回 国 際 ワークショップ 1 回 8 回 3 回 5 回 一 般 公 開 ワークショップ 3 回 2 回 2 回 1 回 大 学 院 生 セミナー 3 回 5 回 3 回 3 回 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) ➁ 事 例 2 北 方 研 究 の 構 築 と 展 開 に 関 する 取 組 ( 分 析 項 目 Ⅰ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) この 事 例 は 重 点 的 な 研 究 領 域 の 創 出 を 目 的 に 企 画 された 特 色 ある 研 究 教 育 プロジェクト の 一 つである 北 方 圏 に 関 する 研 究 推 進 は 本 学 の 中 期 目 標 に 謳 われており 全 学 的 にも 重 要 な 領 域 として 位 置 付 けられている 本 研 究 科 では 従 来 北 方 文 化 論 講 座 を 中 心 に 北 方 研 究 が 行 われてきたが 平 成 17 年 度 までは 教 員 個 人 の 取 組 に 委 ねられてきた 平 成 18 年 度 に 開 始 された 本 プロジェクト( 参 画 者 10 名 )は 考 古 学 文 化 人 類 学 言 語 学 文 学 芸 術 学 歴 史 学 等 の 各 分 野 を 統 合 し 講 座 の 枠 組 みを 超 えて 北 方 圏 に 関 する 総 合 的 研 究 を 構 築 しようとするものである この 取 組 は 平 成 19 年 度 には 北 方 研 究 教 育 センター の 設 置 へと 展 開 し その 間 公 開 シンポジウム 公 開 講 座 講 演 会 等 を 相 次 いで 開 催 している 刊 行 物 としては 公 開 シンポジウム 報 告 書 を 含 む3 冊 の 論 文 集 を 平 成 18 年 度 末 に 刊 行 した( 収 録 記 事 論 文 数 のべ 36 編 ) 19 年 度 末 には 学 術 雑 誌 北 方 人 文 研 究 ( 収 録 論 文 数 7 編 )を 創 刊 し 今 後 定 期 的 に 北 方 研 究 の 成 果 を 国 内 外 に 発 信 する 研 究 体 制 が 確 立 されたのみならず すでに 地 域 社 会 関 連 学 界 お

14 北 海 道 大 学 文 学 部 文 学 研 究 科 よび 関 係 機 関 等 から 注 目 と 期 待 を 集 めている これらの 成 果 は 本 取 組 の 開 始 以 前 にはなか ったものであり 北 方 研 究 の 質 的 な 向 上 があったと 判 断 する

15 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 2. 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 Ⅰ 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 の 研 究 目 的 と 特 徴 2-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 2-3 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 2-3 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 2-9 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断

16 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 Ⅰ 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 の 研 究 目 的 と 特 徴 本 研 究 院 は 社 会 と 学 問 の 大 きな 変 動 にこたえるために 2007 年 4 月 から 研 究 組 織 と 教 育 組 織 を 分 離 し 教 育 学 研 究 院 と 教 育 学 院 からなる 新 しい 体 制 の 下 で 研 究 と 教 育 を 進 めて いる 本 研 究 院 の 特 色 は 次 の 伝 統 と 財 産 を 有 することにある 1 教 育 学 部 創 設 をリード した 城 戸 幡 太 郎 以 来 各 研 究 に 貫 かれている 実 証 主 義 的 な 伝 統 2 幅 広 い 教 育 学 を 支 える 多 様 な 専 門 領 域 からなる 教 育 研 究 者 群 である 教 育 学 研 究 院 には 人 間 発 達 科 学 と 教 育 社 会 発 展 論 の2つの 分 野 があり 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センターが 附 設 されている (1) 設 置 理 念 人 間 発 達 科 学 分 野 ( 教 授 6, 准 教 授 6, 助 教 2) 乳 幼 児 期 から 高 齢 期 に 至 る 人 間 発 達 の 階 梯 を 心 理 的 生 理 的 身 体 的 社 会 的 なア プローチと 発 達 援 助 実 践 研 究 により 解 明 する 教 育 社 会 発 展 論 分 野 ( 教 授 9, 准 教 授 9, 助 教 5, 助 手 1) 学 校 内 外 にわたる 教 育 実 践 研 究 および 教 育 と 社 会 変 動 の 関 連 解 明 を 行 い 生 涯 にわた る 個 人 の 教 育 と 発 達 を 保 障 する 社 会 システムを 研 究 する 大 学 院 教 育 学 研 究 院 附 属 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センター( 教 授 5うち 専 任 2, 助 教 2うち 専 任 2, 特 任 助 手 2, 学 術 研 究 員 2) 子 ども 臨 床 研 究 部 門 子 ども 発 達 研 究 部 門 子 ども 支 援 研 究 部 門 の3 部 門 から 構 成 さ れ 発 達 障 害 教 育 や 生 活 に 困 難 を 抱 えた 子 ども 家 族 の 臨 床 及 び 基 礎 研 究 を 行 い 国 内 外 の 研 究 拠 点 となることを 目 指 す (2) 目 的 と 特 徴 本 研 究 院 の 目 的 と 特 徴 は 北 海 道 大 学 の 基 本 理 念 ( フロンティア 精 神 国 際 性 の 涵 養 全 人 教 育 実 学 の 重 視 )を 踏 まえ, 下 記 の4 点 に 集 約 される 1) 本 研 究 院 は 教 育 科 学 心 理 科 学 社 会 諸 科 学 健 康 スポーツ 科 学 などの 多 面 的 な 方 法 を 用 いて 学 際 的 で 総 合 的 な 人 間 発 達 科 学 としての 教 育 学 の 創 造 を 目 指 している 2) 本 研 究 院 は 実 証 主 義 的 研 究 の 伝 統 の 上 に 次 の3 点 で 特 徴 づけられる 1 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センターを 中 心 に 乳 幼 児 発 達 臨 床 学 校 不 適 応 児 童 虐 待 特 別 支 援 教 育 職 業 労 働 子 ども 家 族 支 援 地 域 教 育 支 援 などの 研 究 プロジェクト が 組 織 化 されている 2 社 会 的 不 利 益 層 支 援 研 究 が 格 差 社 会 における 貧 困 や 不 平 等 研 究 地 域 教 育 若 者 支 援 の 包 括 的 施 策 研 究 大 学 や 教 育 機 関 の 果 たすべき 地 域 貢 献 研 究 として 集 積 され それ らの 成 果 は 国 際 的 にも 発 信 されている 3 北 海 道 において 生 起 する 実 践 的 な 教 育 課 題 の 解 明 と 解 決 にも グローカルな 視 点 を 取 り 入 れた 地 域 連 携 研 究 事 業 が 追 求 され 実 学 との 接 点 もつねに 強 調 されている 3) 本 研 究 院 は 上 記 のような 課 題 とクロスしながら より 実 践 的 な 教 育 行 政 のあり 方 革 新 的 な 教 育 方 法 教 育 史 の 新 展 開 乳 幼 児 子 どもの 発 達 心 理 脳 科 学 との 接 点 領 域, 身 体 と 関 わったスポーツ 科 学 や 健 康 科 学 研 究 などが 進 められている 4) 本 研 究 院 は 学 内 国 内 共 同 研 究 だけでなく 国 際 的 な 共 通 課 題 について 米 国 ロ シア 英 国 韓 国 中 国 など 海 外 の 研 究 者 と 共 同 して 研 究 を 推 進 し また 国 内 の 第 一 線 の 教 育 学 および 関 連 諸 科 学 においてリーダーシップを 発 揮 することに 努 めている 以 上 のような 特 徴 を 通 して 本 研 究 院 は 海 外 学 術 交 流 提 携 大 学 関 係 国 際 国 内 諸 学 -2-2-

17 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ 会 政 府 地 方 公 共 団 体 民 間 教 育 研 究 団 体 地 域 関 係 諸 団 体 本 研 究 院 研 究 者 の 下 で 研 究 を 希 望 する 学 生 院 生 の 期 待 に 応 えようとしている また そのための 支 援 整 備 が 進 め られている Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 活 動 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 1) 研 究 実 施 の 状 況 1 著 書 論 文 資 料 1は 平 成 16 年 度 から 平 成 19 年 度 における 著 書 ( 単 著 共 著 編 著 の 合 計 )および 学 術 論 文 の 出 版 数 を 示 す 毎 年 コンスタントに 学 術 成 果 が 公 表 されている 専 任 教 員 一 人 あたりの 刊 行 点 数 は 2004 年 年 年 年 である 和 文 著 書 および 和 文 論 文 の 他 に 査 読 付 きの 欧 文 論 文 も 多 く 公 表 されており しかもその 数 は 年 を 追 って 増 加 している 資 料 1 専 任 教 員 による 著 書 学 術 論 文 の 発 表 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 著 書 欧 文 和 文 論 文 欧 文 査 読 非 査 読 和 文 査 読 非 査 読 ( 出 典 : 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 2 学 会 発 表 資 料 2は 平 成 16~19 年 度 での 学 会 発 表 数 を 示 している 国 内 学 会 だけでなく 国 際 学 会 においても 着 実 な 研 究 成 果 の 発 表 が 行 われている 専 任 教 員 一 人 あたり 発 表 数 は 2004 年 年 年 年 である 教 員 数 の 少 ない 文 系 部 局 として 毎 年 2 桁 の 国 際 学 会 発 表 があることは 特 筆 に 値 する 資 料 2 専 任 教 員 による 学 会 発 表 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 国 際 学 会 国 内 での 国 際 学 会 国 内 学 会 ( 出 典 : 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 3 共 同 研 究 国 際 交 流 地 域 連 携 研 究 [ 共 同 研 究 ]: 共 同 研 究 活 動 を 活 性 化 させるために 学 内 では 研 究 サロンや 研 究 交 流 会 な -2-3-

18 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ どが 開 催 されている( 平 成 18 年 度 研 究 サロン4 回 研 究 交 流 会 1 回 平 成 19 年 度 研 究 サ ロン2 回 研 究 交 流 会 1 回 ) また 各 分 野 を 横 断 する 学 際 的 重 層 的 な 共 同 研 究 会 の 組 織 化 を 奨 励 されている( 学 内 研 究 プロジェクト 人 間 の 発 達 学 習 及 び 体 育 臨 床 の 実 践 に おける 身 体 性 に 関 する 基 礎 研 究 等 ) もちろん これ 以 外 に 文 科 省 科 研 費 に 基 づく 共 同 研 究 なども 数 多 く 組 織 されている [ 国 際 交 流 ]: 資 料 3は 平 成 16~19 年 度 における 国 内 及 び 国 際 的 なシンポジウムや 研 究 集 会 の 開 催 を 示 している 資 料 4は 部 局 間 協 定 校 ( 期 間 内 新 規 締 結 は2 校 )やその 他 の 大 学 を 含 めて 研 究 者 の 派 遣 受 け 入 れを 積 極 的 に 行 ってきたことを 示 している 資 料 3 国 内 国 際 的 シンポジウム 等 開 催 状 況 コミュニティ 再 生 と 不 利 益 層 への 学 習 支 援 ネットワークの 構 築 ( 英 国 リーズ 大 2004 年 学 とのジョイントシンポジウム) J.ワーチ 教 授 による 札 幌 国 際 セミナー(ワシントン 大 京 大 とのジョイント) 2005 年 人 間 の 活 動 と 教 育 学 (ヘルシンキ 大 京 大 とのジョイントシンポ) 先 住 民 族 と 大 学 ( 国 立 台 湾 大 台 湾 中 央 研 究 院 とのジョイントシンポ) 貧 困 不 平 等 社 会 的 公 正 に 関 する 日 米 シンポジウム( 米 国 オハイオ 州 立 大 学 アリゾナ 州 立 大 学 カリフォルニア 大 学 の3 大 学 及 び 国 内 7 大 学 のジョイント シンポ) 2006 年 地 域 再 生 と 疎 外 されている 階 層 のための 学 習 支 援 ネットワークの 構 築 ( 韓 国 公 州 大 学 校 でのジョイントシンポ) Academic Studies and Educational Practice for Minority(ハワイ 大 札 幌 学 院 大 とのジョイントシンポ) アート 教 育 の 可 能 性 を 拓 く( 早 大 青 山 学 院 大 とのジョイント) 数 学 教 育 研 究 集 会 ( 新 潟 大 山 梨 大 稚 内 北 星 大 千 葉 大 とのジョイント) 特 別 支 援 教 育 導 入 に 向 けて~アメリカからの 提 言 ~(マサチューテッツ 大 学 ア マースト 校 とのジョイントシンポ) 子 どもたちの 心 の 居 場 所 ( 立 正 大 とのジョイントシンポ) 対 話 による 表 現 と 鑑 賞 教 育 ( 京 都 造 形 大 とのジョイントシンポ) 2007 年 若 者 問 題 が 問 う 教 育 学 研 究 の 課 題 ( 大 阪 教 育 大 都 立 大 法 政 大 とのジョイン トシンポ) 社 会 的 排 除 と 教 育 の 課 題 ( 韓 国 公 州 大 学 校 でのジョイントシンポ) アジアにおける 高 等 教 育 と 生 涯 学 習 ( 韓 国 シンガポールの 著 名 研 究 者 とのジ ョイントシンポ) 社 会 的 不 平 等 と 生 涯 学 習 ( 韓 国 5 大 学 とのジョイントシンポ) 転 換 期 における 教 育 学 の 課 題 (ソウル 大 とのジョイントシンポ) ( 出 典 : 平 成 19 年 度 第 10 回 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 資 料 4( 研 究 者 の 派 遣 受 け 入 れの 主 なもの) 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 アメリカ フィンランド カナダ アメリカ アメリカ 中 国 オハイオ 州 立 大 学 オウル 大 学 アルバータ 大 学 マサチューセッツ 大 学 オハイオ 州 立 大 学 北 京 大 学 -2-4-

19 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 イギリス 韓 国 イギリス 韓 国 中 国 韓 国 アメリカ アメリカ 台 湾 リーズ 大 学 ケンブリッジ 大 学 公 州 大 学 校 ソウル 市 立 大 学 校 慶 ヒ 大 学 校 リーズ 大 学 ロンドン 大 学 オックスフォード 大 学 公 州 大 学 校 釜 山 大 学 校 釜 山 教 育 大 学 校 清 華 大 学 北 京 師 範 大 学 忠 南 大 学 校 東 義 大 学 校 カルフォルニア 大 学 デービス 校 テキサス 大 学 健 康 科 学 センターヒューストン 校 国 立 台 湾 大 学 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) [ 地 域 連 携 研 究 ]: 資 料 5にあるように さまざまな 研 究 の 推 進 を 行 政 や 関 連 団 体 との 連 携 で 進 めてきている ここではその 一 部 を 掲 載 する このよう 動 きは 人 間 発 達 科 学 分 野 では たとえば 栄 養 士 会 や 健 康 運 動 指 導 士 会 札 幌 市 スポーツ 振 興 財 団 との 組 織 的 な 連 携 に 基 づく 研 究 として 組 織 されている 教 育 社 会 発 展 分 野 では たとえば 貧 困 研 究 生 涯 学 習 によるまちづくりなどの 共 同 研 究 が 進 められている 附 属 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センター では 各 種 相 談 事 業 などを 通 じて 社 会 的 要 請 にも 応 えつつ 教 育 臨 床 心 理 的 な 研 究 成 果 を うみだしている 資 料 5 研 究 関 連 事 業 題 名 の 一 部 タ ー 研 究 セ ン 人 間 発 達 科 学 分 野 教 育 社 会 発 展 分 野 達 臨 床 近 代 北 海 道 教 育 史 に 関 する 資 料 調 査 北 海 道 教 育 委 員 会 高 校 教 育 推 進 検 討 会 議 での 連 携 事 業 平 成 18 年 度 北 海 道 大 学 スクールリーダーシップ 研 修 事 業 札 幌 市 中 学 校 高 等 学 校 進 路 指 導 協 議 会 との 連 携 札 幌 市 教 育 委 員 会 キャリア スタート 支 援 会 議 との 連 携 北 海 道 教 育 学 会 日 本 教 育 学 会 共 催 シンポジウム 大 学 職 員 セミナーの 開 催 大 学 職 員 の 専 門 的 教 育 プログラムの 開 発 保 養 プログラム 開 発 事 業 一 般 住 民 への 運 動 習 慣 導 入 による 身 体 健 康 指 標 改 善 効 果 に 関 する 無 作 為 化 介 入 研 究 生 活 習 慣 改 善 によるメタボリックシンドローム 改 善 効 果 に 関 する 無 作 為 化 介 入 研 究 さっぽろシニアスポーツ 大 学 事 業 における 研 究 推 進 学 童 保 育 実 践 と 発 達 学 習 支 援 ネットワーク 札 幌 青 少 年 健 全 育 成 協 議 会 との 合 同 若 者 支 援 実 践 検 討 会 の 開 催 北 海 道 の 労 働 と 福 祉 を 考 える 会 におけるホームレスに 関 するフィールドワー ク 研 究 生 活 困 難 者 に 対 する 民 生 委 員 児 童 委 員 の 活 動 に 関 する 調 査 事 業 救 護 施 設 利 用 者 に 関 する 調 査 事 業 子 ど 北 海 道 LDサポート 学 会 の 開 催 も 発 地 域 発 達 障 害 相 談 会 事 業 土 曜 教 室 ( 軽 度 発 達 障 がいをもつ 子 どもを 対 象 にしたボランティア 事 業 ) -2-5-

20 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ 心 理 教 育 相 談 室 における 相 談 事 業 北 海 道 発 達 障 害 者 支 援 体 制 整 備 検 討 委 員 会 発 達 障 がい 児 ( 者 ) 支 援 のあり 方 検 討 ワーキンググループの 参 加 北 海 道 臨 床 心 理 士 研 修 会 ( 出 典 : 研 究 推 進 委 員 会 資 料 ) 2) 研 究 資 金 獲 得 の 状 況 1 科 学 研 究 費 補 助 金 資 料 6は 平 成 16 年 度 から 平 成 19 年 度 での 科 学 研 究 費 補 助 金 の 採 択 件 数 および 総 額 を 示 している( 期 間 中 に 基 盤 研 究 A:4 件 基 盤 研 究 B:7 件 基 盤 C:16 件 若 手 B:8 件 その 他 に 厚 生 科 研 1 件 ) 総 数 36 件 である ほぼ 構 成 員 の 半 分 以 上 は 研 究 代 表 者 になってお り 総 額 はおおむね 年 を 追 って 増 加 している なおこのうち 社 会 的 排 除 と 貧 困 研 究 の 競 争 的 研 究 資 金 ( 単 年 度 研 究 費 の 合 計 )は 2004 年 度 の 10,600 千 円 から 2007 年 度 の 17,500 千 円 へと 増 加 し 研 究 基 盤 の 拡 充 と 拠 点 形 成 が 進 んでいる 資 料 6 科 学 研 究 補 助 金 採 択 件 数 および 総 額 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件 数 総 額 ( 千 円 ) 51,500 47,900 51,800 57,400 注 ) 平 成 16 年 度 に 厚 生 科 研 1 件 を 含 む ( 出 典 : 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 2 受 託 研 究 等 資 料 7は 受 託 研 究 共 同 研 究 寄 付 金 等 の 件 数 および 総 額 を 示 している 健 康 スポー ツ 科 学 教 育 臨 床 心 理 教 育 福 祉 教 育 行 政 分 野 に 実 績 が 見 られる 資 料 7 受 託 研 究 等 の 件 数 および 総 額 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件 数 総 額 ( 千 円 ) 9,355 7,866 12,310 4,000 ( 出 典 : 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 3 特 別 教 育 研 究 経 費 平 成 19~22 年 度 特 別 教 育 研 究 経 費 として 軽 度 発 達 障 害 児 者 に 対 する 生 涯 学 習 支 援 プログラムの 開 発 が 採 択 されている( 平 成 19 年 度 40,860 千 円 20~22 年 度 は 各 32,860 千 円 ) このことは 研 究 目 的 2 の1の 実 現 ( 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センターを 中 心 とした 実 践 的 研 究 )が 成 功 していることを 示 している その 結 果 2004 年 度 から 2007 年 度 にか けて 当 該 分 野 における 国 内 外 における 学 会 発 表 数 は 11 から 18 へ( 資 料 8) 論 文 学 術 書 普 及 書 の 公 刊 数 は 15 から 24( 資 料 9)に 増 加 している 資 料 8 資 料 2のうちの 関 連 学 会 発 表 数 合 計 国 際 学 会 国 内 学 会 ( 出 典 : 研 究 推 進 委 員 会 資 料 ) 資 料 9 資 料 2のうち 関 連 論 文 著 数 合 計

21 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ 学 術 論 文 その 他 論 文 著 作 合 計 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) また 行 政 機 関 審 議 会 療 育 関 係 団 体 からの 要 請 にも 積 極 的 に 応 え これらへの 委 員 アドバイザー 講 師 等 としての 社 会 貢 献 数 は 2004 年 度 から 2007 年 度 にかけて 71 から 177 へと 急 増 している なお この 経 費 によって 平 成 19 年 度 には 特 任 助 手 2 名 および 学 術 研 究 員 2 名 を 雇 用 している 3) 研 究 支 援 体 制 の 状 況 部 局 の 研 究 目 的 に 則 した 研 究 活 動 を 活 性 化 させるために 資 料 10 資 料 11(2-8 頁 ) のように 研 究 院 ( 研 究 科 ) 裁 量 経 費 として 助 成 金 が 配 分 されてきた その 中 から 特 別 教 育 研 究 経 費 を 獲 得 する 基 盤 となった 研 究 も 現 れている 資 料 10 部 局 内 裁 量 経 費 申 請 課 題 研 究 課 題 2004 年 地 域 課 題 解 決 型 授 業 の 創 造 に 関 する 試 行 的 研 究 特 別 支 援 教 育 と 地 域 支 援 プログラムの 展 開 研 究 課 題 2005 年 国 立 7 大 学 における 大 学 体 育 の 現 状 と 課 題 他 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 専 修 免 許 取 得 要 件 についての 調 査 大 学 と 社 会 との 地 域 連 携 に 関 する 調 査 研 究 大 学 職 員 の 専 門 的 教 育 プログラムの 開 発 生 涯 学 習 支 援 者 の 研 修 内 容 の 編 成 に 関 する 基 礎 的 研 究 スクールリーダー カリキュラムリーダーの 専 門 職 能 高 度 化 をめざす 研 修 ( 教 育 )プログラム の 開 発 を 通 した 大 学 院 講 義 の 改 革 研 究 課 題 2006 年 発 展 途 上 国 の 生 活 習 慣 病 予 防 と 健 康 保 健 教 育 プログラム 開 発 大 学 院 段 階 の 教 職 課 程 高 度 化 および 教 育 実 習 事 前 指 導 の 充 実 ための 授 業 プログラムの 研 究 開 発 さっぽろシニアスポ-ツ 大 学 スロ-スポ-ツのすすめ の 形 成 大 学 職 員 の 専 門 的 教 育 ープログラムの 開 発 周 辺 化 された 若 者 の 自 立 支 援 と 職 員 養 成 研 修 プログラムの 開 発 に 関 する 実 証 的 研 究 困 難 を 抱 える 子 ども 家 族 の 地 域 支 援 に 関 する 研 究 大 学 と 地 域 とのパ-トナ-シップによる 地 域 づくりー 生 涯 学 習 に 関 する 日 韓 共 同 研 究 養 育 性 の 形 成 に 関 する 文 化 比 較 軽 度 発 達 障 害 児 者 に 対 する 生 涯 教 育 支 援 プログラムの 開 発 研 究 課 題 2007 年 人 間 の 発 達 学 習 及 び 体 育 臨 床 の 実 践 における 身 体 性 に 関 する 基 礎 研 究 理 科 授 業 における 対 話 的 指 導 の 日 英 比 較 研 究 札 幌 シニアスポーツ 大 学 の 実 施 による 生 活 習 慣 病 予 防 の 効 果 特 に 肥 満 遺 伝 子 との 関 連 社 会 的 排 除 克 服 と 教 育 支 援 ネットワーク 構 築 の 課 題 ー 日 韓 共 同 研 究 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) -2-7-

22 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ 資 料 11 部 局 内 裁 量 経 費 の 件 数 および 総 額 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件 数 総 額 ( 千 円 ) 3,605 3,500 4,000 2,500 ( 出 典 : 中 期 計 画 推 進 委 員 会 資 料 ) 4) 学 内 他 部 局 との 連 携 研 究 資 料 12 は 本 研 究 院 の 特 徴 である 学 際 性 を 示 す 資 料 として 学 内 他 部 局 との 兼 務 状 況 を 示 している このような 取 り 組 みの 発 展 の 中 で COE グローバル COE プログラムに 参 加 す る 教 員 もみられる ( 平 成 14 年 度 3 人 平 成 15 年 度 1 人 平 成 19 年 度 2 人 ) 資 料 12 学 内 他 部 局 兼 務 状 況 兼 務 先 2004 年 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 センター 法 学 研 究 科 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター スラブ 研 究 センター 文 学 研 究 科 2005 年 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 センター 法 学 研 究 科 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター スラブ 研 究 センター 文 書 館 文 学 研 究 科 2006 年 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 センター 法 学 研 究 科 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター スラブ 研 究 センター 文 学 研 究 科 文 書 館 2007 年 高 等 教 育 機 能 開 発 総 合 センター 法 学 研 究 科 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター スラブ 研 究 センター 文 学 研 究 科 社 会 科 学 実 験 研 究 センター 文 書 館 アイヌ 先 住 民 研 究 センター ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 資 料 13 は 学 内 他 部 局 との 兼 務 件 数 が 年 を 追 うにつれ 着 実 に 増 加 していることを 示 している 資 料 13 学 内 他 部 局 との 兼 務 件 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 件 数 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) -2-8-

23 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅰ.Ⅱ (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 上 回 る ( 判 断 理 由 ) はじめに 述 べた 本 研 究 院 の 研 究 上 の 特 徴 の 上 に さらに 研 究 を 質 的 に 向 上 させるべく 組 織 再 編 を 中 期 目 標 中 期 計 画 期 間 内 に 行 い 教 育 学 研 究 院 を 発 足 させた その 取 り 組 み 過 程 は 外 部 研 究 資 金 獲 得 学 会 発 表 著 書 論 文 などにおける 着 実 な 前 進 を 伴 っていた 特 に 国 内 外 の 共 同 研 究 シンポジウム 開 催 は 年 を 追 って 増 加 している さらに 萌 芽 的 先 端 的 研 究 の 奨 励 などは 戦 略 的 特 別 教 育 研 究 経 費 (1 件 )の 獲 得 基 盤 研 究 A(4 件 ) などの 大 型 科 研 の 獲 得 に 結 びついている 21 世 紀 COE プログラム グローバル COE プログ ラムなどの 採 択 にも 貢 献 している こうした 活 動 は 期 待 される 水 準 を 上 回 り 今 後 さらに 発 展 させる 可 能 性 を 組 織 内 に 内 在 させていると 判 断 される 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 成 果 の 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 本 研 究 院 は さまざまな 教 育 的 課 題 に 対 し 総 合 的 な 人 間 発 達 科 学 としての 教 育 科 学 か ら 接 近 していることから 広 い 領 域 における 優 れた 業 績 が 選 定 されている 1) 学 術 面 すぐれた 業 績 と 評 価 したものには 次 の 特 徴 がみられる 第 1に 先 駆 性 先 見 性 が 認 められ 本 研 究 院 の 特 徴 をさらに 伸 ばした 著 書 として 公 表 された 業 績 である 教 育 と 不 平 等 性 に 関 する 理 論 的 研 究 (1010)は 二 つの 全 国 学 会 誌 で 書 評 に 取 り 上 げられ 階 層 論 再 生 産 論 に 新 境 地 を 開 いた 現 代 日 本 の 貧 困 観 の 研 究 を 基 礎 とする 共 同 研 究 成 果 (1004)は 全 国 学 会 誌 で 代 表 的 成 果 として 指 摘 されているだけでなく 著 者 の 論 文 は 米 国 の 雑 誌 にも 掲 載 された (1009)は 学 会 誌 の 書 評 だけでなく 理 論 的 に 国 際 的 協 同 研 究 の 組 織 化 へと 道 を 開 いている さらに(1001)は 遠 近 法 を 身 体 性 の 観 点 から 着 目 した 独 自 な 研 究 として 注 目 され( 新 聞 書 評 ) 絵 画 と 身 体 性 の 結 合 という 視 点 で 高 く 評 価 されて いる 第 2に 卓 越 した 著 書 の 形 をとった 基 礎 的 研 究 あるいはその 分 野 の 代 表 的 な 国 際 的 学 術 雑 誌 に 掲 載 され 同 時 に 新 境 地 を 開 拓 している 業 績 である (1007)の 歴 史 的 実 態 分 析 研 究 は 3つの 全 国 学 術 誌 に 書 評 で 取 り 上 げられ 教 育 史 研 究 分 野 で 高 い 評 価 を 受 け 学 会 賞 も 受 賞 している( 石 川 謙 賞 ) また(1008)は 外 国 の 教 育 史 研 究 の 成 果 であり 出 版 直 後 であることから 著 書 への 書 評 はまだ 出 ていないが 著 書 に 収 録 されている 諸 論 文 は 高 い 評 価 を 受 けている 事 象 関 連 脳 電 位 の 注 意 捕 捉 が 刺 激 文 脈 に 依 存 するメカニズムに 関 する 報 告 (1006)は 認 知 神 経 科 学 の 最 高 峰 学 術 誌 に 掲 載 されて いる (1002)の 酸 素 摂 取 量 の 緩 慢 相 に 関 する 研 究 は インパクトファクターが 高 い 学 術 雑 誌 に 掲 載 されている (1003)の 生 活 習 慣 病 予 防 のための 身 体 健 康 指 標 改 善 効 果 の 無 作 為 化 介 入 研 究 は 予 防 の 科 学 的 根 拠 を 与 えたものとして 国 際 学 会 の 関 連 セクションの 筆 頭 演 題 に 採 択 され 3つの 学 会 で 投 稿 推 薦 演 題 にあげられている 2) 社 会 経 済 文 化 面 先 端 研 究 の 裏 付 けを 持 った(1005)の 著 書 は 社 会 的 実 践 的 課 題 に 即 応 した 研 究 として -2-9-

24 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 析 項 目 Ⅱ 評 価 が 高 い ADHD( 注 意 欠 陥 多 動 性 障 害 )のある 子 どもたちと 家 族 関 係 者 とのネットワー クのあり 方 に 関 わって 専 門 学 術 誌 でも 評 価 され 実 践 家 たちに 大 きな 影 響 を 与 えている なおこの 他 でも (1009)は NHK クローズアップ 現 代 同 じく(1004)は NHK スペシャル ワーキングプアなどを 通 じて 社 会 的 影 響 力 を 与 え また(1003)は 最 新 のメタボリッック 関 連 研 究 として 社 会 的 関 心 を 呼 んでいる (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 総 合 的 な 人 間 発 達 科 学 としての 教 育 学 研 究 の 創 造 を 目 標 としながら この 間 の 動 きを 見 ると 1 発 達 と 学 習 の 支 援 研 究 や 社 会 的 不 利 益 層 支 援 研 究 では 臨 床 心 理 学 や 精 神 医 学 あ るいは 社 会 科 学 を 基 礎 とした 実 践 的 実 証 的 理 論 的 研 究 面 における 関 連 領 域 の 国 内 的 国 際 的 拠 点 形 成 に 貢 献 している 2 人 間 発 達 を 支 える 健 康 教 育 スポーツ 科 学 や 心 理 生 理 学 的 研 究 などにおいて 前 進 が 見 られ 教 育 史 など 文 字 通 り 狭 義 の 意 味 での 教 育 学 研 究 も 着 実 な 進 展 を 見 せている 3また 関 連 機 関 や 団 体 との 地 域 連 携 の 中 で 研 究 が 進 められ そ の 成 果 が 地 域 社 会 にフィードバックされている( 資 料 5 地 域 連 携 研 究 事 業 など) 数 字 的 に 見 ても 査 読 付 き 国 際 論 文 や 国 際 的 シンポジウム 開 催,あるいは 大 型 研 究 費 の 獲 得 などは 期 待 を 上 回 る 成 果 を 生 み 出 していると 判 断 され 上 記 のような 成 果 を 通 じて 関 連 する 関 係 者 関 係 機 関 の 期 待 にも 大 きく 応 えている Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 事 例 1 特 別 支 援 教 育 子 ども 臨 床 発 達 研 究 の 組 織 化 ( 分 析 項 目 Ⅰ,Ⅱ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 研 究 目 的 2 の1の 発 展 を 目 指 して 困 難 を 抱 えた 子 ども 家 族 支 援 研 究 に 関 わる 組 織 化 を 進 めた 研 究 科 長 裁 量 経 費 を 端 緒 として 競 争 的 資 金 である 特 別 教 育 研 究 経 費 の 獲 得 に 繋 げた 国 内 外 シンポジウムの 開 催 および 成 果 の 公 刊 海 外 連 携 校 への 研 究 者 派 遣 戦 略 的 研 究 推 進 事 業 の 開 始 等 に 精 力 的 に 取 り 組 んだ その 結 果 として 国 内 外 における 学 会 発 表 数 論 文 学 術 書 普 及 書 の 公 刊 数 も 増 加 した また 行 政 機 関 審 議 会 療 育 関 係 団 体 からの 要 請 に 積 極 的 に 応 えている 事 例 2 社 会 的 不 利 益 層 支 援 教 育 研 究 の 新 たな 研 究 拠 点 の 形 成 ( 分 析 項 目 Ⅰ,Ⅱ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 研 究 目 的 2の2の 発 展 に 向 けて 貧 困 社 会 的 排 除 に 関 する 実 証 的 な 研 究 成 果 の 公 刊 国 際 シンポジウムの 組 織 化 と 大 学 間 研 究 交 流 協 定 の 締 結 に 取 り 組 んだ リーズ 大 学 ( 英 国 ) と 公 州 大 学 校 ( 韓 国 )と 連 携 した 研 究 拠 点 形 成 の 動 き 科 研 費 研 究 基 盤 A の 成 果 日 英 韓 3 国 での 相 互 のシンポジウム 開 催 などに 結 実 した 教 育 と 貧 困 あるいは 不 平 等 の 理 論 的 実 証 的 研 究 の 成 果 は 日 米 の 学 会 あるいは 政 策 当 事 者 にも 関 心 を 呼 び 社 会 的 にも 影 響 を 与 えている これらの 領 域 に 関 連 する 競 争 的 研 究 資 金 も 増 加 し 研 究 基 盤 の 拡 充 も 進 んでい る 事 例 3 北 海 道 の 地 域 と 教 育 の 発 展 に 対 して 貢 献 する 研 究 事 業 ( 分 析 項 目 Ⅰ,Ⅱ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 研 究 目 的 の2の3の 達 成 に 向 けて 北 海 道 の 地 域 社 会 発 展 と 教 育 改 革 などに 関 連 した 研 究 の 推 進 を 図 った 人 間 発 達 科 学 分 野 では 組 織 的 な 連 携 に 基 づく 研 究 を 進 め それらは 関 連 プログラム 開 発 事 業 あるいは 各 種 研 修 会 事 業 として 実 ってきている 教 育 社 会 発 展

25 北 海 道 大 学 教 育 学 部 教 育 学 研 究 院 分 野 では 生 涯 学 習 や 高 等 教 育 によるまちづくり 社 会 福 祉 的 な 事 業 との 結 びつきが 具 体 化 し それらの 成 果 は 幾 冊 かの 著 作 となって 刊 行 された 子 ども 発 達 臨 床 研 究 センター では 戦 略 的 研 究 推 進 事 業 の 軽 度 発 達 障 害 に 関 わる 生 涯 教 育 プログラムの 開 発 そのものが まさに 地 域 連 携 で 進 められている

26 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 3. 法 学 部 法 学 研 究 科 Ⅰ 法 学 部 法 学 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 3-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 3-4 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 3-4 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 3-11 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断

27 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 Ⅰ 法 学 部 法 学 研 究 科 の 特 徴 と 研 究 目 的 1. 法 学 部 法 学 研 究 科 の 特 徴 法 学 部 法 学 研 究 科 ( 以 下 本 研 究 科 と 略 )は 学 部 と 法 学 政 治 学 専 攻 および 法 律 実 務 専 攻 ( 法 科 大 学 院 )から 成 り 65 名 の 法 学 政 治 学 の 教 授 ( 特 任 教 授 4 名 ( 実 務 家 教 員 ) を 含 む ) 准 教 授 講 師 助 教 を 擁 し(なお 教 授 の 内 2 名 は 実 務 家 教 員 その 他 に 研 究 補 助 業 務 を 担 当 する 助 手 が6 名 ) 多 数 の 基 礎 研 究 理 論 研 究 応 用 研 究 等 を 生 み 出 して 来 た 特 に 昭 和 49 年 度 の 学 部 改 組 以 来 研 究 部 制 度 による 研 究 体 制 の 基 礎 を 作 り 上 げ 平 成 12 年 度 からは 研 究 科 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター( 以 下 高 等 研 センターと 略 )を 発 足 させ 学 際 的 先 端 的 実 務 的 研 究 を 促 進 し 成 果 を 大 学 院 教 育 に 反 映 させる 体 制 を 強 化 した また 平 成 16 年 度 の 法 律 実 務 専 攻 ( 法 科 大 学 院 )の 設 置 および 平 成 17 年 度 の 公 共 政 策 大 学 院 への 参 加 と 同 時 に 法 学 政 治 学 専 攻 ( 研 究 大 学 院 )の 再 編 成 を 行 った これらの 新 たな 研 究 教 育 事 情 に 積 極 的 に 対 応 するために 本 研 究 科 の 研 究 組 織 は 民 事 法 公 法 現 代 法 学 基 礎 法 学 政 治 学 の5 講 座 を 基 本 とし さらに 協 力 講 座 を 提 供 する 高 等 研 センターから 成 っている 高 等 研 センターは 研 究 の 重 点 軸 として 公 共 的 制 度 の 展 開 に 関 わるガバナンス 部 門 私 法 秩 序 の 変 容 に 関 わる 法 動 態 部 門 地 球 規 模 の 法 - 政 治 変 動 に 関 わるグローバリゼーション 部 門 の3 部 門 を 置 いている( 資 料 1) 資 料 1 法 学 研 究 科 組 織 図 大 学 院 法 学 研 究 科 法 学 政 治 学 専 攻 現 代 法 講 座 基 礎 法 講 座 政 治 学 講 座 法 律 実 務 専 攻 ( 法 科 大 学 院 ) 民 事 法 講 座 公 法 講 座 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センター タ ガバナンス 部 門 法 動 態 部 門 グローバリゼーション 部 門 ( 出 典 : 庶 務 関 係 資 料 ) 2. 本 研 究 科 の 基 本 的 研 究 目 的 は 法 学 政 治 学 の 最 先 端 の 研 究 を 推 進 する こと 多 角 的 な 研 究 を 行 うこと 広 い 分 野 での 高 度 な 専 門 性 および 幅 広 い 視 野 人 権 感 覚 と 倫 理 性 を 涵 養 することなどである( 資 料 頁 ) さらに 本 研 究 科 の 伝 統 として 従 前 から 引 き 継 がれている 研 究 の 特 質 は 高 水 準 性 独 創 性 学 際 性 国 際 性 そして 社 -3-2-

28 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 会 的 ニーズへの 応 答 などである その 他 にも リベラルで 多 様 な 研 究 の 展 開 学 際 的 研 究 環 境 の 維 持 共 同 研 究 の 推 進 等 を 重 視 している これらの 研 究 目 的 は 北 海 道 大 学 の 目 標 である 国 際 的 に 高 く 評 価 される 研 究 や 新 領 域 を 開 拓 する 創 生 的 な 研 究 の 推 進 に 即 応 す るものである 資 料 2 北 海 道 大 学 大 学 院 法 学 研 究 科 規 程 第 1 条 の 2 本 研 究 科 は, 法 学 および 政 治 学 の 最 先 端 の 研 究 を 推 進 すると ともに, 多 角 的 な 研 究 によって 得 られた 知 見 に 基 づき, 高 等 教 育, 企 業 法 務,ジャーナリズム 等 の 広 い 分 野 で 活 躍 する 高 度 な 専 門 性 を 有 する 知 的 職 業 人,および, 高 度 な 法 律 知 識, 幅 広 い 視 野, 人 権 感 覚 と 倫 理 性 を 備 えた 実 務 法 曹 を 養 成 することを 目 的 とする ( 出 典 : 法 学 研 究 科 内 規 集 ) [ 想 定 する 関 係 者 とその 期 待 ] 本 研 究 科 は 日 本 の 法 学 政 治 学 界 実 務 界 学 生 本 研 究 科 OB 地 域 の 市 民 等 の 想 定 される 関 係 者 の 間 において 伝 統 的 な 学 術 研 究 から 先 端 的 実 務 的 研 究 まで 多 様 な 研 究 者 による 幅 広 い 研 究 の 積 み 重 ねに 基 づき 研 究 者 養 成 法 曹 界 への 寄 与 社 会 的 発 言 政 府 自 治 体 の 各 種 審 議 会 や 委 員 会 等 における 社 会 貢 献 活 動 などの 面 で 成 果 をもたらすことが 期 待 されている -3-3-

29 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 活 動 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 1. 研 究 体 制 の 運 用 状 況 本 研 究 科 は 従 前 から 大 講 座 制 による 研 究 と 教 育 の 有 機 的 結 合 社 会 人 外 国 人 教 員 への 門 戸 開 放 高 等 研 センターの 研 究 員 制 度 などにより 教 員 の 多 様 性 や 研 究 組 織 の 柔 軟 性 教 員 相 互 の 連 携 を 図 ると 共 に TAやRAに 大 学 院 生 を 採 用 し 日 本 学 術 振 興 会 特 別 研 究 員 の 受 入 も 積 極 的 に 行 って 研 究 活 動 を 推 進 している また 平 成 14 年 度 採 択 の 学 術 創 成 や 平 成 15 年 度 採 択 の 21 世 紀 COE 等 の 大 型 研 究 プロジェクトでは 若 手 研 究 者 の 採 用 や 活 用 を 進 めて 高 度 な 研 究 の 進 展 を 見 ることができた さらに 本 研 究 科 は 法 学 研 究 科 研 究 叢 書 学 術 選 書 北 大 法 学 論 集 ( 年 6 号 電 子 版 有 ) ホームページ 等 により 国 内 外 に 研 究 成 果 を 発 信 し 優 れた 修 士 論 文 を ジュニア リサーチ ジャーナル ( 年 1 号 )で 公 表 し 大 型 研 究 プロジェクトにおいてはブックレッ ト 知 的 財 産 法 政 策 学 研 究 などを 刊 行 して 学 界 や 内 外 の 研 究 機 関 はもとより 一 般 市 民 の 関 心 をも 集 めており 研 究 成 果 の 発 信 も 不 断 に 行 っている 一 方 高 等 研 センターは シンポジウム ワークショップ セミナー 講 演 会 等 の 主 催 企 画 本 研 究 科 内 の 研 究 プロジェクトとの 共 催 企 画 21 世 紀 COE 研 究 会 などを 併 行 して 実 施 し 先 端 的 実 務 的 研 究 課 題 を 軸 に 広 範 囲 に 亘 る 活 動 を 行 っている その 活 動 はホーム ページやセンターニュース j-mail( 年 3 回 ) センター ブックレット 等 により 社 会 的 発 信 が 図 られている このような 高 等 研 センターの 活 動 は 全 国 的 にもユニークな 試 みとし て 注 目 されている( 資 料 頁 ) 加 えて 本 研 究 科 では 研 究 協 力 担 当 専 門 員 法 令 判 例 新 刊 雑 誌 室 各 専 門 領 域 資 料 室 学 術 振 興 支 援 室 情 報 システム 運 用 室 等 を 通 じて 研 究 情 報 資 料 の 提 供 管 理 図 書 整 備 研 究 助 成 申 請 支 援 情 報 ネットワーク 管 理 などを 行 って 研 究 のサポートを 進 めており 研 究 活 動 が 円 滑 に 行 われている -3-4-

30 北海道大学法学部 法学研究科 分析項目Ⅰ 資料３ 高等法政教育研究センターHP トップページ 出典 北海道大学法学研究科附属高等法政教育研究センターＨＰ ２ 著書 論文等の公刊状況 本 研 究 科 教 員 に よ る 平 成 16 年 度 以 降 の 著 書 論 文 等 の 総 公 刊 数 は 著 書 75 編 著 等 19 学 術 論 文 442 そ の 他 論 評 等 234 に 及 び ま た 学 会 報 告 学 術 講 演 は 63 を 数 え る 資 料 ４ ３ ６ 頁 な お 平 成 17 年 度 以 降 に つ い て は 北 大 公 共 政 策 学 連 携 研 究 部 の 設 置 に 伴 っ て異動した教員の業績は含んでいない こ れ らの 業績 は 質量 共に 同 規模 の他 大 学法 学研 究 科を 凌ぎ 日本 の法 学 政 治学 界 をリ ードするものを数多く含んでいる 特に 学術的な賞を得た著作は３点あり 資料５ ３ ６ 頁 ま た 論 文 の 多 く は 法 学 政 治 学 の 主 要 雑 誌 研 究 誌 に お い て 寄 稿 依 頼 や 査 読 制 を 経て掲載され 大きな影響力を発揮している 3-5

31 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 資 料 4 法 学 研 究 科 教 員 著 書 論 文 公 刊 数 ( 実 現 員 ) その 他 業 績 その 他 業 績 平 成 16(2004) 学 術 論 文 数 著 書 著 作 学 会 報 告 ( 論 文 ) ( 著 書 ) 教 授 42 名 助 教 授 16 名 講 師 助 手 19 名 合 計 77 名 その 他 業 績 その 他 業 績 平 成 17(2005) 学 術 論 文 数 著 書 著 作 学 会 報 告 ( 論 文 ) ( 著 書 ) 教 授 33 名 助 教 授 14 名 講 師 助 手 17 名 合 計 64 名 その 他 業 績 その 他 業 績 平 成 18(2006) 学 術 論 文 数 著 書 著 作 学 会 報 告 ( 論 文 ) ( 著 書 ) 教 授 36 名 助 教 授 14 名 講 師 助 手 16 名 合 計 66 名 平 成 19(2007) 学 術 論 文 数 その 他 業 績 ( 論 文 ) 著 書 著 作 その 他 業 績 ( 著 書 ) 学 会 報 告 教 授 34 名 准 教 授 12 名 講 師 助 教 13 名 合 計 59 名 総 合 計 学 術 論 文 数 その 他 業 績 ( 論 文 ) 著 書 著 作 その 他 業 績 ( 著 書 ) 学 会 報 告 教 授 准 教 授 講 師 助 教 合 計 注 : 現 員 数 に 実 務 家 教 員 は 含 まない ( 出 典 : 北 海 道 大 学 情 報 データベース 関 係 資 料 ) 資 料 5 学 術 賞 受 賞 作 平 成 16 年 度 サントリー 学 芸 賞 (サントリー 財 団 ) 中 国 近 代 外 交 史 の 形 成 平 成 18 年 度 天 野 和 夫 賞 ( 立 命 館 大 学 ) 平 安 朝 の 漢 詩 と 法 平 成 18 年 度 商 事 法 務 研 究 会 賞 ( 商 事 法 務 研 究 科 ) 非 営 利 公 益 団 体 課 税 の 機 能 的 分 析 ( 出 典 : 点 検 評 価 委 員 会 資 料 ) -3-6-

32 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 3. 研 究 プロジェクトの 展 開 状 況 本 研 究 科 では 学 内 外 の 研 究 助 成 取 得 を 積 極 的 に 推 奨 し 競 争 的 資 金 の 確 保 を 不 断 に 推 進 して 来 ており 研 究 科 一 体 となった 取 組 が 奏 功 して 科 学 研 究 費 の 獲 得 状 況 は 平 成 16 年 度 以 降 常 に 上 位 5 位 以 内 にランクされており 特 に 平 成 17 年 度 は 法 学 関 係 では 全 国 1 位 政 治 学 関 係 では4 位 となっている( 資 料 6, 別 添 資 料 1) 資 料 6 法 学 研 究 科 科 研 費 採 択 状 況 研 究 種 目 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 学 術 創 成 研 究 費 1 特 定 領 域 研 究 基 盤 研 究 (S) 基 盤 研 究 (A) 基 盤 研 究 (B) 基 盤 研 究 (C) 萌 芽 研 究 若 手 研 究 (B) 若 手 研 究 (スタートアップ) 4 計 総 金 額 292, , , ,410 採 択 率 50.0% 64.9% 50.0% 55.9% ( 金 額 単 位 : 千 円 ) ( 出 典 : 学 術 研 究 関 係 資 料 ) また 特 に 大 型 研 究 プロジェクトとして 平 成 14 年 度 採 択 の 学 術 創 成 および 平 成 15 年 度 採 択 の 21 世 紀 COEのプロジェクトは それぞれ 多 くの 活 動 と 研 究 成 果 を 生 み 出 している 両 者 共 にホームページに 概 要 が 示 され 他 にブックレット 知 的 財 産 法 政 策 学 研 究 COE プロジェクト 叢 書 が 刊 行 されている これら 以 外 にも 現 在 科 学 研 究 費 基 盤 研 究 Aクラ ス 以 上 の 大 型 プロジェクトが 10 件 推 進 されており( 資 料 頁 ) それらの 中 間 報 告 となる 諸 論 考 が 北 大 法 学 論 集 に 発 表 され 今 後 2 3 年 内 に 多 くの 成 果 が 公 刊 され る 予 定 である -3-7-

33 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 資 料 7 法 学 研 究 科 大 型 科 研 プロジェクト 一 覧 科 研 費 (H15~H19の 新 規 継 続 課 題 ) 基 盤 S H17 H21 < 法 のクレオール>と 主 体 的 法 形 成 の 研 究 H19 H23 市 民 社 会 民 主 主 義 の 理 念 と 政 策 に 関 する 総 合 的 考 察 基 盤 A H14 H15 人 間 の 身 体 組 識 の 利 用 をめぐる 倫 理 的 法 的 諸 問 題 H14 H16 溶 解 する 法 システムの21 世 紀 的 統 合 に 向 けた 法 戦 略 - 行 政 市 場 生 活 の 比 較 研 究 - H14 H17 地 球 市 民 社 会 の 政 治 学 H15 H17 構 造 調 整 に 見 る 東 アジア 経 済 法 基 盤 の 転 換 日 韓 経 済 立 法 の 比 較 制 度 研 究 を 素 材 にして H15 H18 グローバル 化 時 代 における アメリカ 化 と 反 米 主 義 の 国 際 的 比 較 研 究 ( 海 外 ) H15 H18 東 アジアにおける 司 法 の 機 能 変 容 と 法 曹 養 成 制 度 改 革 中 台 韓 との 実 態 比 較 調 査 H17 H20 変 革 期 における 新 たな 立 法 動 向 と 多 元 的 立 法 過 程 に 関 する 比 較 的 総 合 的 研 究 H17 H20 市 場 環 境 生 活 環 境 の 秩 序 形 成 における 公 私 の 協 働 公 共 圏 の 実 定 法 学 的 構 造 H18 H21 構 造 調 整 をふまえた 東 アジア 経 済 法 の 新 段 階 へ: 共 同 体 を 先 取 りするモデル 競 争 法 の 提 言 H18 H21 脱 日 独 型 レジーム の 比 較 政 治 分 析 H19 H22 先 住 民 族 の 権 利 に 関 する 国 連 宣 言 の 国 内 的 実 現 に 係 る 総 合 的 実 証 的 研 究 H19 H22 刑 事 法 学 と 心 理 学 - 刑 事 裁 判 心 理 学 の 構 築 に 向 けて- 大 型 プロジェクト 21 世 紀 COE H15 H19 新 世 代 知 的 財 産 法 政 策 学 の 国 際 拠 点 形 成 学 術 創 成 H14 H18 グローバリゼーション 時 代 におけるガバナンスの 変 容 に 関 する 比 較 研 究 特 定 領 域 H15 H18 転 出 現 代 日 本 人 の 法 意 識 の 全 体 像 人 社 プロジェクト H15 H18 転 出 Ⅱ-1 平 和 構 築 に 向 けた 知 の 展 開 アメリカ 研 究 の 再 編 H15 H19 Ⅱ-3 グローバル ガバナンスの 解 明 重 層 的 ガバナンスの 理 念 と 実 態 の 解 明 H17 H19 Ⅲ-4 市 場 システムのガバナンス 市 場 補 完 統 御 の 法 制 度 設 計 に 向 けた 知 の 再 編 大 学 院 関 係 魅 力 ある 大 学 院 教 育 イニシアティブ H17 H18 学 生 主 導 型 の 研 究 マネジメント 力 養 成 大 学 院 教 育 改 革 支 援 プログラム H19 H21 バックグラウンド 多 様 化 を 活 かす 大 学 院 教 育 法 科 大 学 院 実 践 的 教 育 推 進 プログラム H16 データベース 利 用 総 合 電 子 教 育 システム 専 門 職 大 学 院 等 教 育 推 進 プログラム H19 法 学 未 修 者 対 応 型 の 教 育 プログラムの 展 開 下 線 は 大 学 院 公 共 政 策 学 連 携 研 究 部 ( 平 成 17 年 度 以 降 ) ( 出 典 : 学 務 関 係 資 料 ) 4.シンポジウム 研 究 会 等 の 開 催 状 況 本 研 究 科 では5つの 大 講 座 それぞれに 研 究 会 が 構 成 され また 全 体 会 としての 法 学 会 や 高 等 研 センター 法 形 成 論 ランチォン 等 を 通 じて 学 内 外 の 研 究 者 が 参 加 した 専 門 的 領 域 横 断 的 な 議 論 が 活 発 に 行 われている また 本 研 究 科 創 基 40 周 年 および 50 周 年 を 期 に 設 立 された 本 研 究 科 学 術 振 興 基 金 からも 研 究 会 報 告 者 招 聘 に 補 助 を 行 い 研 究 交 流 をサポー トしている 平 成 16 年 度 以 降 本 研 究 科 および 研 究 科 内 の 各 研 究 会 が 主 催 したシンポジウム 講 演 会 研 究 会 (ワークショップ セミナーを 含 む)の 概 要 は 別 掲 のとおりである( 資 料 頁 ) これら 以 外 にも 各 教 員 が 取 得 した 研 究 助 成 による 個 別 研 究 会 が 頻 繁 に 開 かれ また 他 研 究 科 大 学 における 研 究 会 等 にも 多 くの 教 員 が 参 加 している これらの 活 動 の 活 発 さは 本 研 究 科 の 顕 著 な 特 色 として 従 前 から 全 国 的 にも 高 い 評 価 を 受 けて 来 ている -3-8-

34 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 資 料 8 法 学 研 究 科 諸 研 究 会 開 催 件 数 一 覧 法 学 研 究 科 関 係 ( 単 位 : 回 ) 公 法 研 究 会 立 法 過 程 研 究 会 民 事 法 研 究 会 民 法 理 論 研 究 会 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合 計 刑 事 法 研 究 会 労 働 判 例 研 究 会 社 会 保 障 法 研 究 会 経 済 法 研 究 会 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合 計 法 理 論 研 究 会 体 制 転 換 と 法 研 究 会 ドイツ 史 研 究 会 政 治 研 究 会 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合 計 高 等 法 政 教 育 研 究 センター 関 係 ( 単 位 : 回 ) シンポジウム 講 演 会 セミナー ワークショップ 研 究 会 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合 計 ( 出 典 : 高 等 研 センター 年 次 活 動 報 告 書 および 各 研 究 会 開 催 記 録 関 係 資 料 ) 5. 国 際 研 究 交 流 活 動 の 状 況 本 研 究 科 の 国 際 研 究 交 流 は 従 前 から 活 発 であり 多 くの 刺 激 を 与 えている 本 研 究 科 が 責 任 関 係 部 局 となって 大 学 間 で 学 術 交 流 協 定 を 結 んでいる 大 学 は7 校 であり また 部 局 間 で 学 術 交 流 協 定 を 結 んでいる 組 織 は8つである( 資 料 頁 ) また これらの 協 定 校 との 教 員 交 流 を 含 めて 本 研 究 科 内 の 研 究 会 研 究 プロジェクト や 高 等 研 センターは 多 くの 国 際 シンポジウムや 研 究 会 を 開 催 している( 資 料 頁 ) -3-9-

35 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 資 料 9 法 学 研 究 科 学 術 交 流 協 定 締 結 校 区 分 協 定 大 学 等 名 国 名 備 考 大 学 間 交 流 協 定 国 立 台 湾 大 学 台 湾 責 任 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 吉 林 大 学 中 国 責 任 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 ウォリック 大 学 イギリス 関 係 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 北 京 大 学 中 国 関 係 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 ハワイ 大 学 アメリカ 関 係 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 南 京 大 学 中 国 関 係 部 局 ( 平 成 ~) 大 学 間 交 流 協 定 パリ 政 治 学 院 フランス 関 係 部 局 ( 平 成 ~) 部 局 間 交 流 協 定 ブリティッシュ コ カナダ 昭 和 ~ ロンビア 大 学 法 学 部 部 局 間 交 流 協 定 ポワチェ 大 学 フランス 平 成 ~ 法 学 部 部 局 間 交 流 協 定 ウイスコンシン 大 学 アメリカ 平 成 ~ ロー スクール 部 局 間 交 流 協 定 延 世 大 学 校 韓 国 平 成 ~ 法 科 大 学 法 務 大 学 院 部 局 間 交 流 協 定 中 南 財 経 政 法 大 学 中 国 平 成 ~ 法 学 院 部 局 間 交 流 協 定 国 立 政 治 大 学 台 湾 平 成 ~ 法 学 院 社 会 科 学 院 国 際 事 務 学 院 部 局 間 交 流 協 定 国 立 中 正 大 学 台 湾 平 成 ~ 法 学 院 部 局 間 交 流 協 定 国 立 高 雄 大 学 台 湾 平 成 ~ 法 学 院 ( 出 典 : 交 流 協 定 関 係 資 料 ) 資 料 10 法 学 研 究 科 内 国 際 会 議 開 催 回 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 合 計 国 外 ゲスト 一 人 国 外 ゲスト 複 数 各 年 度 計 ( 出 典 : 高 等 研 センター 年 次 活 動 報 告 書 関 係 資 料 ) 6. 研 究 成 果 の 一 般 向 け 公 開 状 況 高 等 研 センターの 一 つの 重 要 な 役 割 は 本 研 究 科 の 成 果 の 社 会 的 発 信 であり 一 般 公 開 企 画 やセンターニュースの 発 刊 等 で 担 っている また 研 究 科 高 等 研 センター 大 型 研 究 プロジェクト 等 のホームページの 構 築 等 インターネットでの 発 信 も 整 えている( 資 料 頁 ) 但 し 成 果 発 信 の 方 法 にはなお 整 備 開 拓 の 余 地 があり 特 に 研 究 科 の 活 動 全 体 を 概 観 する 情 報 提 供 方 法 の 拡 充 が 求 められる

36 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ.Ⅱ 資 料 11 法 学 研 究 科 関 係 ホームページ アクセス 件 数 ホームページ 名 平 成 16 年 度 平 成 19 年 度 北 大 法 学 論 集 電 子 版 154,451 附 属 高 等 法 政 教 育 研 究 センターHP 17,100 24,383 高 等 研 センター ニュースレター j-mail 電 子 版 1,325 1,947 高 等 研 センター ブックレット リスト 787 4,166 高 等 研 センター 所 属 研 究 会 HP 法 学 研 究 科 公 開 講 座 HP 3,378 1, 世 紀 COE 新 世 代 知 的 財 産 法 政 策 学 プロジェクト HP 25,776 73,480 科 研 費 基 盤 研 究 S 法 のクレオールプロジェクト HP 740 科 研 費 基 盤 研 究 A 市 場 環 境 法 プロジェクト HP 1,805 科 研 費 基 盤 研 究 A 東 アジア 経 済 法 プロジェクト HP 2,166 ( 平 成 16 年 度 はホームページ 未 開 設 ) ( 出 典 : 各 ホームページ アクセス 記 録 ) (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 大 きく 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 研 究 体 制 の 運 用 状 況 研 究 活 動 の 展 開 状 況 さらに 研 究 成 果 とその 発 信 など の 分 析 側 面 における 研 究 活 動 の 活 発 な 推 進 状 況 に 看 取 されるように 本 研 究 科 は 従 前 から 全 国 のモデルとなるような 改 善 改 革 を 不 断 に 積 み 重 ねて 多 方 面 に 亘 る 旺 盛 な 研 究 活 動 を 展 開 して 来 ている 特 に 資 料 (3-6~3-10 頁 )が 示 す 平 成 16 年 度 以 降 の 年 度 毎 の 安 定 した 数 的 推 移 が 示 しているように 研 究 活 動 全 体 の 実 施 状 況 は 平 成 16 年 度 以 降 も 全 く 変 わらず 活 発 であり 先 進 的 で 極 めて 充 実 していると 言 える このような 状 況 は 本 研 究 科 の 想 定 する 関 係 者 からの 研 究 面 に 対 する 期 待 に 対 して 十 二 分 に 応 えるものである 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 成 果 の 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 本 研 究 科 の 代 表 的 研 究 業 績 として 挙 げられた 23 件 の 研 究 成 果 に 関 しては すべての 業 績 が 学 術 的 価 値 が 高 いと 言 え その 上 で 特 に 社 会 的 貢 献 も 大 きいと 判 断 できるものが7 件 ある 学 術 的 意 義 の 面 では 各 業 績 とも 質 的 にも 優 れ 評 価 も 高 い 高 度 な 研 究 が 揃 っており 本 研 究 科 の 一 般 的 な 研 究 水 準 の 高 さを 例 証 している 特 に 本 研 究 科 の 研 究 目 的 との 関 係 で 特 筆 すべき 成 果 は 法 学 政 治 学 の 幅 広 い 研 究 分 野 に 亘 って 多 様 な 研 究 が 広 く 展 開 されてい

37 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅱ ること( 基 礎 法 学 4 件 公 法 6 件 刑 事 法 社 会 法 3 件 民 事 法 7 件 政 治 学 3 件 ) 学 際 的 研 究 の 展 開 にも 大 きな 成 果 があること(No.1009, 1014, 1019) 国 際 的 発 信 として 意 義 を 有 する 研 究 も 少 なくないこと(No.1002, 1012, 1021, 1022) また 当 該 分 野 の 必 須 の 教 科 書 となっている 業 績 があること(No.1013, 1020)などである また 特 に 高 い 意 義 があると 評 価 される 著 作 は 権 威 ある 賞 の 受 賞 作 学 界 の 最 先 端 の 注 目 を 集 めている 研 究 そして 高 水 準 のロング セラー 教 科 書 などである これら 代 表 的 研 究 業 績 の 他 にも 本 研 究 科 に おいては 従 前 から 毎 年 多 くの 優 れた 研 究 が 公 表 され 先 端 的 な 研 究 も 数 多 く 進 められてお り 学 界 や 社 会 への 影 響 力 は 従 前 から 大 きくまた 持 続 的 である その 一 方 社 会 経 済 文 化 的 意 義 の 面 で 特 に 取 り 上 げられた7 件 の 業 績 は 公 法 社 会 法 民 事 法 と 多 様 な 分 野 において 先 住 民 多 文 化 問 題 (No. 1009, 1019) 地 方 自 治 分 権 問 題 (No.1010) 労 働 問 題 (No.1011) 消 費 者 問 題 (No.1018) 知 的 財 産 問 題 (No.1020) など 現 代 日 本 社 会 および 北 海 道 地 域 の 焦 眉 の 法 的 政 治 的 課 題 に 関 わって 大 きなインパ クトを 与 えるものとなっている 特 にこの 面 で 高 い 意 義 があると 評 価 された 業 績 は この 間 の 実 務 の 展 開 に 一 際 大 きな 影 響 力 を 与 えて 来 たものである 以 上 の 点 に 鑑 みるならば 本 研 究 科 の 研 究 成 果 には 極 めて 大 きな 意 義 があると 言 える (2) 分 析 項 目 の 水 準 及 びその 判 断 理 由 ( 水 準 ) 期 待 される 水 準 を 上 回 る ( 判 断 理 由 ) 代 表 的 研 究 業 績 の 学 術 的 および 社 会 文 化 的 意 義 のいずれの 面 でも その 質 や 量 はもとより 学 界 や 社 会 へのインパクトや 影 響 力 の 点 でも 本 研 究 科 にとって 想 定 され る 関 係 者 の 期 待 には 十 分 に 応 えており しかも 今 後 さらに 同 様 の 高 水 準 の 研 究 成 果 が 現 れ ることは 明 らかである これらの 成 果 に 示 される 本 研 究 科 の 不 断 の 努 力 は 従 前 からも 学 界 や 社 会 から 大 きな 注 目 と 関 心 を 集 めて 来 ていると 共 に 平 成 16 年 度 以 降 も 全 く 変 わると ころはなく 継 続 しており 極 めて 充 実 していると 言 える

38 北 海 道 大 学 法 学 部 法 学 研 究 科 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断 平 成 16 年 度 以 降 の 本 研 究 科 の 研 究 活 動 において 特 に 質 の 向 上 があったと 思 われる 事 例 は 以 下 の3つである 1[ 事 例 1] 大 型 研 究 プロジェクトの 推 進 と 成 果 達 成 ( 分 析 項 目 Ⅰ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 平 成 14 年 度 採 択 の 学 術 創 成 と 平 成 15 年 度 採 択 の 21 世 紀 COE の2つの 大 型 研 究 プロジェクトは 平 成 16 年 度 以 降 の 本 研 究 科 にお ける 研 究 の 基 本 軸 となって それぞれの 研 究 成 果 の 達 成 はもとより 本 研 究 科 におけ る 研 究 活 性 化 と 教 育 拡 充 の 両 面 で 多 大 な 効 果 を 与 えた 特 に 学 術 創 成 研 究 プロジェ クトの 企 画 により 公 刊 した ブックレット は 平 成 16 年 度 に3 冊 平 成 18 年 度 ( 最 終 年 度 )に6 冊 21 世 紀 COE プロジェクトによる 知 的 財 産 法 政 策 学 研 究 の 発 行 数 は 平 成 16 年 度 は5 冊 平 成 19 年 度 は6 冊 に 及 んだことがその 大 きさを 示 している 2[ 事 例 2] 高 等 研 センターの 先 端 的 研 究 社 会 発 信 に 係 る 活 動 ( 分 析 項 目 Ⅰ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 高 等 研 センターの 活 動 全 般 は 多 方 面 に 亘 って 極 めて 活 発 であり 本 研 究 科 の 研 究 の 先 端 的 展 開 や 側 面 支 援 および 一 般 への 成 果 発 信 に 多 大 の 寄 与 を 成 した 特 に 高 等 研 センターが 主 催 もしくは 共 催 の 形 で 関 わった 講 演 会 研 究 会 等 の 累 積 企 画 数 は 平 成 16 年 度 は 42 件 平 成 19 年 度 は 46 件 と 高 い 水 準 を 維 持 している 3[ 事 例 3] 科 学 研 究 費 助 成 の 支 援 と 獲 得 ( 分 析 項 目 Ⅰ) ( 質 の 向 上 があったと 判 断 する 取 組 ) 科 学 研 究 費 への 申 請 を 中 心 に 本 研 究 科 が 取 り 組 んだ 支 援 体 制 の 整 備 は この 分 野 で 日 本 一 の 取 得 数 を 誇 る 研 究 助 成 獲 得 に 大 きく 貢 献 し 研 究 費 の 増 加 につながった 特 に 基 盤 研 究 A 以 上 の 大 型 科 学 研 究 費 助 成 獲 得 数 は 平 成 16 年 度 は7 件 平 成 19 年 度 は8 件 と 高 水 準 が 維 持 されており また 基 盤 研 究 B 以 下 の 助 成 獲 得 数 も 平 成 16 年 度 37 件 平 成 19 年 度 37 件 であり 同 様 に 安 定 して 高 い 水 準 で 推 移 している

39 北 海 道 大 学 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 4. 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 Ⅰ 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 4-2 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 4-2 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 4-2 分 析 項 目 Ⅱ 研 究 成 果 の 状 況 4-7 Ⅲ 質 の 向 上 度 の 判 断

40 Ⅰ 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 の 研 究 目 的 と 特 徴 北 海 道 大 学 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 目 的 1: 研 究 主 導 型 の 基 幹 総 合 大 学 として あらゆる 学 問 分 野 で 世 界 的 水 準 の 競 争 に 耐 えうる 研 究 を 展 開 する という 本 学 の 中 期 目 標 に 鑑 み 研 究 の 国 際 化 を 図 るととも に 世 界 的 水 準 の 研 究 を 推 進 するために 教 員 各 自 の 研 究 態 勢 を 研 究 テーマ 発 表 方 法 研 究 成 果 の 各 レベルにおいて 国 際 化 し 次 代 を 担 う 研 究 者 が 集 う 国 際 的 研 究 交 流 拠 点 形 成 に 向 けた 体 制 作 りを 推 進 する 本 研 究 科 専 任 教 員 45 名 の 中 で 海 外 の 大 学 で 学 位 を 修 得 した 者 は9 名 にのぼり 全 体 の2 割 にあたる また 国 際 経 済 及 び 比 較 経 済 を 専 門 分 野 とする 教 員 も5 名 にのぼる さ らに 査 読 付 き 学 術 雑 誌 への 英 文 論 文 の 発 表 及 び 国 際 会 議 等 における 英 語 での 口 頭 発 表 も 精 力 的 に 行 われている 研 究 の 国 際 化 を 促 進 する 人 的 研 究 資 源 の 集 中 という 本 研 究 科 の 特 徴 を 活 かすことで 上 記 目 的 の 達 成 を 目 指 す 研 究 目 的 2: 先 端 的 学 際 的 または 複 合 的 な 領 域 において 新 しい 時 代 の 規 範 及 び 新 規 学 問 領 域 創 成 の 萌 芽 となる 研 究 を 開 拓 する という 本 学 の 中 期 目 標 に 鑑 み 自 然 科 学 を 含 めた 近 接 分 野 との 学 際 的 連 携 を 図 る 本 研 究 科 専 任 教 員 45 名 の 中 で 理 学 工 学 等 の 理 系 学 位 取 得 者 は7 名 理 系 学 部 卒 業 後 経 済 経 営 系 の 大 学 院 で 学 位 を 取 得 した 者 は3 名 計 10 名 の 教 員 が 学 際 的 なバックグ ラウンドを 有 している これらの 教 員 は 統 計 科 学 オペレーションズ リサーチ 経 営 情 報 学 金 融 工 学 等 の 学 際 的 複 合 的 学 問 分 野 を 専 門 とし 生 存 時 間 分 析 確 率 過 程 論 最 適 化 理 論 等 の 数 理 モデルを 用 いて 社 会 科 学 における 研 究 課 題 に 挑 戦 している また こうした 学 際 的 教 育 背 景 を 有 しない 教 員 においても ゲーム 理 論 サーチ 理 論 等 の 新 しい 数 理 モデルを 用 いた 経 済 分 析 が 精 力 的 に 行 われている 研 究 の 学 際 化 を 促 進 する 人 的 研 究 資 源 の 集 中 という 本 研 究 科 の 特 徴 を 活 かすことで 上 記 目 的 の 達 成 を 目 指 す 研 究 目 的 3: 変 貌 する 経 済 社 会 の 要 請 に 的 確 に 対 応 し 経 済 学 と 経 営 学 の 融 合 による 新 しい 社 会 科 学 研 究 分 野 を 創 造 する 本 研 究 科 では 平 成 17 年 に 会 計 専 門 職 大 学 院 を 新 設 し これに 伴 って 細 分 化 された 3 専 攻 体 制 から 現 代 経 済 経 営 専 攻 と 会 計 情 報 専 攻 の2 専 攻 体 制 に 再 編 された 会 計 専 門 職 は 商 法 証 券 取 引 法 における 電 子 提 出 や 税 務 における 電 子 申 告 への 対 応 可 能 性 といっ たビジネスツールとしての 情 報 技 術 や 巨 大 企 業 に 対 する 試 査 に 適 用 するサンプリングに 関 する 数 理 統 計 学 の 深 い 理 解 が 要 求 される また 会 社 法 会 計 基 準 等 の 改 正 により 金 融 工 学 による 企 業 価 値 評 価 会 計 処 理 が 求 められている 研 究 目 的 2で 述 べた 学 際 的 教 育 背 景 を 有 する 教 員 は2つの 専 攻 にバランスよく 配 されており こうした 社 会 的 要 請 に 応 え る 研 究 のコアと 成 り 得 る 研 究 の 融 合 化 を 促 進 する 人 的 研 究 資 源 の 弾 力 的 な 配 置 という 本 研 究 科 の 特 徴 を 活 かすことで 上 記 目 的 の 達 成 を 目 指 す [ 想 定 する 関 係 者 とその 期 待 ] 経 済 学 経 営 学 会 計 学 その 他 関 連 研 究 分 野 の 研 究 者 及 び 学 界 : 世 界 的 水 準 への 研 究 の 高 度 化 経 済 金 融 等 の 政 策 担 当 者 : 実 効 性 のある 政 策 の 提 言 企 業 経 営 者 及 び 監 査 担 当 者 : 経 営 指 針 及 び 監 査 基 準 の 確 立 企 業 等 における 実 務 担 当 者 : 汎 用 分 析 ツールの 提 供 将 来 研 究 者 を 目 指 す 学 生 : 研 究 組 織 及 び 研 究 環 境 の 充 実 Ⅱ 分 析 項 目 ごとの 水 準 の 判 断 分 析 項 目 Ⅰ 研 究 活 動 の 状 況 (1) 観 点 ごとの 分 析 観 点 研 究 活 動 の 実 施 状 況 ( 観 点 に 係 る 状 況 ) 1 論 文 著 書 等 の 研 究 活 動 の 状 況 法 人 化 以 降 著 書 学 術 論 文 及 びその 他 論 文 (サーベイ 報 告 等 )として 刊 行 された 研 究 業 績 は 資 料 1のとおりである 学 術 論 文 に 関 しては 50~70 編 著 書 については 年 平 均 数 編 を 維 持 し その 他 論 文 については 20 数 編 で 増 加 傾 向 にあることが 読 み 取 れる -4-2-

41 北 海 道 大 学 経 済 学 部 経 済 学 研 究 科 分 析 項 目 Ⅰ ( 資 料 1) 論 文 著 書 等 の 刊 行 件 数 年 度 著 書 学 術 論 文 その 他 論 文 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 ( 出 典 : 本 研 究 科 紀 要 研 究 業 績 一 覧 ) 資 料 2は 学 会 等 の 学 術 団 体 から 法 人 化 以 降 に 授 与 された 学 術 賞 受 賞 者 一 覧 である 専 任 教 員 45 名 中 6 人 の 専 任 教 員 に 対 して 国 内 外 の 学 会 から 計 7 件 の 学 会 賞 が 授 与 されており その 比 率 は 非 常 に 高 い 特 に 経 営 学 会 計 学 統 計 学 の 分 野 における 研 究 活 動 に 高 い 評 価 が 与 えられている ( 資 料 2) 学 術 賞 の 受 賞 状 況 受 賞 者 氏 名 受 賞 年 月 賞 の 名 称 小 島 廣 光 平 成 16 年 9 月 公 益 法 人 研 究 学 会 賞 鈴 川 晶 夫 平 成 17 年 9 月 日 本 統 計 学 会 小 川 研 究 奨 励 賞 須 賀 宣 仁 平 成 17 年 10 月 日 本 地 域 学 会 奨 励 賞 吉 見 宏 平 成 17 年 11 月 日 本 監 査 学 会 監 査 研 究 奨 励 賞 岩 田 智 平 成 18 年 7 月 IEEE Engineering Management Society 2006 Transactions Publication Award 丸 田 起 大 平 成 18 年 9 月 日 本 管 理 会 計 学 会 文 献 賞 丸 田 起 大 平 成 18 年 10 月 会 計 理 論 学 会 奨 励 賞 ( 出 典 : 人 事 関 係 資 料 ) 2 学 会 国 際 会 議 等 での 研 究 発 表 の 状 況 資 料 3は 国 内 で 開 催 された 学 会 の 全 国 大 会 及 び 国 内 外 で 開 催 された 国 際 会 議 における 参 加 研 究 発 表 件 数 および 専 任 教 員 1 人 あたりの 平 均 件 数 をまとめたものである 法 人 化 以 降 学 会 国 際 会 議 共 に 件 数 が 増 加 し 研 究 活 動 が 活 発 化 していることがうかがわれる 一 方 資 料 4は 本 研 究 科 主 催 で 開 催 した 近 代 経 済 学 研 究 会 の 開 催 状 況 をまとめたものであ る この 研 究 会 に 関 しても 法 人 化 以 降 開 催 回 数 及 び 講 演 者 数 ともに 増 加 している 年 度 ( 資 料 3) 学 会 国 際 会 議 等 での 参 加 発 表 件 数 国 内 学 会 参 加 件 数 国 内 学 会 発 表 件 数 国 際 会 議 参 加 件 数 国 際 会 議 発 表 件 数 平 均 参 加 件 数 / 人 平 均 発 表 件 数 / 人 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 ( 出 典 : 人 事 関 係 資 料 ) ( 資 料 4) 近 代 経 済 学 研 究 会 の 実 施 状 況 年 度 開 催 回 数 講 演 者 数 平 成 16 年 度 平 成 17 年 度 平 成 18 年 度 平 成 19 年 度 ( 出 典 :