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1 東 京 都 地 域 防 災 計 画 風 水 害 編 ( 平 成 26 年 修 正 ) [ 本 冊 ] 東 京 都 防 災 会 議 -1-

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3 用 語 例 用 語 例 本 計 画 で 使 用 する 用 語 等 は 次 による 1 地 域 等 の 標 記 標 記 説 明 1 区 市 町 村 東 京 都 に 属 する 全 区 市 町 村 をいう 2 区 部 東 京 都 の 地 域 のうち 特 別 区 の 所 在 する 地 域 をいう 3 多 摩 地 域 東 京 都 の 地 域 のうち 市 及 び 郡 部 町 村 の 所 在 する 地 域 をいう 4 島 しょ 東 京 都 の 地 域 のうち 島 しょ 町 村 の 所 在 する 地 域 をいう 5 多 摩 島 しょ 地 域 東 京 都 の 地 域 のうち 3 及 び 4 に 属 する 地 域 をいう 2 機 関 名 等 の 標 記 標 記 機 関 等 1 都 東 京 都 2 都 本 部 東 京 都 災 害 対 策 本 部 東 京 都 応 急 対 策 本 部 3 都 各 局 東 京 都 災 害 対 策 本 部 を 構 成 する 各 局 本 部 庁 行 政 委 員 会 事 務 局 支 庁 4 都 〇 〇 局 東 京 都 〇 〇 局 5 関 東 財 務 局 財 務 省 関 東 財 務 局 6 関 東 信 越 厚 生 局 厚 生 労 働 省 関 東 信 越 厚 生 局 7 農 林 水 産 省 生 産 局 農 林 水 産 省 生 産 局 8 関 東 農 政 局 農 林 水 産 省 関 東 農 政 局 9 関 東 農 政 局 東 京 地 域 センター 農 林 水 産 省 関 東 農 政 局 東 京 地 域 センター 10 関 東 森 林 管 理 局 農 林 水 産 省 関 東 森 林 管 理 局 11 関 東 経 済 産 業 局 経 済 産 業 省 関 東 経 済 産 業 局 12 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 経 済 産 業 省 関 東 東 北 産 業 保 安 監 督 部 13 関 東 地 方 整 備 局 国 土 交 通 省 関 東 地 方 整 備 局 14 関 東 運 輸 局 国 土 交 通 省 関 東 運 輸 局 15 東 京 航 空 局 国 土 交 通 省 東 京 航 空 局 東 京 空 港 事 務 所 同 大 島 空 港 出 張 所 16 第 三 管 区 海 上 保 安 本 部 第 三 管 区 海 上 保 安 部 東 京 海 上 保 安 部 同 下 田 海 上 保 安 部 同 横 浜 海 上 保 安 部 用 1 1

4 用 語 例 標 記 機 関 等 17 東 京 管 区 気 象 台 気 象 庁 東 京 管 区 気 象 台 18 関 東 総 合 通 信 局 総 務 省 関 東 総 合 通 信 局 19 東 京 労 働 局 厚 生 労 働 省 東 京 労 働 局 20 自 衛 隊 自 衛 隊 21 日 本 郵 便 日 本 郵 便 株 式 会 社 22 NTT 東 日 本 東 日 本 電 信 電 話 株 式 会 社 東 京 支 店 23 NTT コミュニケーションズ エヌ ティ ティ コミュニケーションズ 株 式 会 社 24 NTT ドコモ 株 式 会 社 NTTドコモ 25 日 赤 東 京 都 支 部 日 本 赤 十 字 社 東 京 都 支 部 26 東 日 本 高 速 道 路 東 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 27 中 日 本 高 速 道 路 中 日 本 高 速 道 路 株 式 会 社 28 首 都 高 速 道 路 首 都 高 速 道 路 株 式 会 社 29 水 資 源 機 構 独 立 行 政 法 人 水 資 源 機 構 30 国 立 病 院 機 構 独 立 行 政 法 人 国 立 病 院 機 構 31 KDDI KDDI 株 式 会 社 32 ソフトバンクテレコム ソフトバンクテレコム 株 式 会 社 33 ソフトバンクモバイル ソフトバンクモバイル 株 式 会 社 34 JR 東 日 本 東 日 本 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 東 京 支 社 35 JR 東 海 東 海 旅 客 鉄 道 株 式 会 社 新 幹 線 鉄 道 事 業 本 部 36 JR 貨 物 日 本 貨 物 鉄 道 株 式 会 社 関 東 支 社 37 東 京 ガス 東 京 ガス 株 式 会 社 38 日 本 通 運 日 本 通 運 株 式 会 社 東 京 支 社 39 福 山 通 運 福 山 通 運 株 式 会 社 40 佐 川 急 便 佐 川 急 便 株 式 会 社 41 ヤマト 運 輸 ヤマト 運 輸 株 式 会 社 42 西 濃 運 輸 西 濃 運 輸 株 式 会 社 43 東 京 電 力 東 京 電 力 株 式 会 社 44 東 武 鉄 道 東 武 鉄 道 株 式 会 社 45 東 急 電 鉄 東 京 急 行 電 鉄 株 式 会 社 46 京 成 電 鉄 京 成 電 鉄 株 式 会 社 47 京 王 電 鉄 京 王 電 鉄 株 式 会 社 48 京 急 電 鉄 京 浜 急 行 電 鉄 株 式 会 社 49 西 武 鉄 道 西 武 鉄 道 株 式 会 社 50 小 田 急 電 鉄 小 田 急 電 鉄 株 式 会 社 51 東 京 地 下 鉄 東 京 地 下 鉄 株 式 会 社 52 東 京 モノレール 東 京 モノレール 株 式 会 社 用 2 2

5 用 語 例 標 記 機 関 等 53 ゆりかもめ 株 式 会 社 ゆりかもめ 54 北 総 鉄 道 北 総 鉄 道 株 式 会 社 55 多 摩 都 市 モノレール 多 摩 都 市 モノレール 株 式 会 社 56 東 京 臨 海 高 速 鉄 道 東 京 臨 海 高 速 鉄 道 株 式 会 社 57 首 都 圏 新 都 市 鉄 道 首 都 圏 新 都 市 鉄 道 株 式 会 社 58 東 海 汽 船 東 海 汽 船 株 式 会 社 59 都 トラック 協 会 一 般 社 団 法 人 東 京 都 トラック 協 会 60 都 庁 輸 送 組 合 東 京 都 庁 輸 送 事 業 協 同 組 合 61 都 医 師 会 公 益 社 団 法 人 東 京 都 医 師 会 62 都 歯 科 医 師 会 公 益 社 団 法 人 東 京 都 歯 科 医 師 会 63 都 薬 剤 師 会 公 益 社 団 法 人 東 京 都 薬 剤 師 会 64 献 血 供 給 事 業 団 公 益 財 団 法 人 献 血 供 給 事 業 団 65 都 獣 医 師 会 公 益 社 団 法 人 東 京 都 獣 医 師 会 66 TBS テレビ 株 式 会 社 TBS テレビ 67 文 化 放 送 株 式 会 社 文 化 放 送 68 ニッポン 放 送 株 式 会 社 ニッポン 放 送 69 ラジオ 日 本 株 式 会 社 アール エフ ラジオ 日 本 70 エフエム 東 京 株 式 会 社 エフエム 東 京 71 J-WAVE 株 式 会 社 J-WAVE 72 日 経 ラジオ 社 株 式 会 社 日 経 ラジオ 社 73 InterFM 株 式 会 社 InterFM 74 日 本 テレビ 日 本 テレビ 放 送 網 株 式 会 社 75 テレビ 東 京 株 式 会 社 テレビ 東 京 76 フジテレビジョン 株 式 会 社 フジテレビジョン 77 テレビ 朝 日 株 式 会 社 テレビ 朝 日 78 TOKYO MX 東 京 メトロポリタンテレビジョン 株 式 会 社 TBS ラジオ& 79 コミュニケーションズ 株 式 会 社 TBS ラジオ&コミュニケーションズ 80 東 京 バス 協 会 一 般 社 団 法 人 東 京 バス 協 会 81 東 京 ハイヤー タクシー 協 会 一 般 社 団 法 人 東 京 ハイヤー タクシー 協 会 82 都 個 人 タクシー 協 会 一 般 社 団 法 人 東 京 都 個 人 タクシー 協 会 83 日 本 エレベーター 協 会 一 般 社 団 法 人 日 本 エレベーター 協 会 関 東 支 部 用 3 3

6 用 語 例 3 法 令 条 例 名 等 の 標 記 標 記 説 明 1 防 災 会 議 条 例 東 京 都 防 災 会 議 条 例 ( 昭 和 37 年 都 条 例 第 109 号 ) 2 本 部 条 例 東 京 都 災 害 対 策 本 部 条 例 ( 昭 和 37 年 都 条 例 第 110 号 ) 3 本 部 規 則 東 京 都 災 害 対 策 本 部 条 例 施 行 規 則 ( 昭 和 38 年 都 規 則 第 12 号 ) 4 本 部 運 営 要 綱 東 京 都 災 害 対 策 本 部 運 営 要 綱 ( 昭 和 38 年 4 月 8 日 38 総 行 災 発 第 12 号 ) 4 特 定 の 用 語 に 含 まれる 範 囲 意 味 標 記 説 明 1 防 災 機 関 本 計 画 第 1 部 第 4 章 に 網 羅 されている 都 区 市 町 村 指 定 地 方 行 政 機 関 自 衛 隊 指 定 公 共 機 関 及 び 指 定 地 方 公 共 機 関 をいう 2 関 係 機 関 計 画 事 業 に 関 係 する 全 ての 機 関 をいう 3 風 水 害 暴 風 竜 巻 豪 雨 豪 雪 洪 水 高 潮 等 の 自 然 現 象 により 生 じる 被 害 をいう 4 災 害 時 上 記 3の 被 害 の 発 生 から 終 息 までをいう 5 A.P.(Arakawa Peil) 隅 田 川 の 水 位 を 測 るため 現 在 の 中 央 区 新 川 の 河 岸 に 設 けられた 霊 岸 島 量 水 標 の 目 盛 による 基 準 面 6 T.P. (Tokyo Peil) 東 京 湾 平 均 海 面 といい 日 本 全 国 の 土 地 の 標 高 を 決 める 基 になる A.P mが 零 位 である 用 4 4

7 目 次 目 次 用 語 例 目 次 第 1 部 風 水 害 に 強 い 東 京 を 目 指 して... 1 第 1 章 計 画 の 方 針... 3 第 1 節 計 画 の 目 的 及 び 前 提... 3 第 2 節 計 画 の 構 成... 4 第 3 節 計 画 の 習 熟... 4 第 4 節 計 画 の 修 正... 4 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害... 5 第 1 節 東 京 の 概 況... 5 第 2 節 気 象 の 概 況... 8 第 3 節 風 水 害 の 概 況 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 1 節 河 川 第 2 節 東 京 港 ( 海 岸 保 全 施 設 ) 第 3 節 下 水 道 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 1 節 都 第 2 節 区 市 町 村 第 3 節 指 定 地 方 行 政 機 関 第 4 節 自 衛 隊 第 5 節 指 定 公 共 機 関 第 6 節 指 定 地 方 公 共 機 関 第 2 部 災 害 予 防 計 画 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 第 2 節 高 潮 対 策 第 3 節 津 波 等 対 策 第 4 節 土 石 流 地 すべり がけ 崩 れ 対 策 第 5 節 土 砂 災 害 に 関 するソフト 対 策 第 6 節 浸 水 対 策 第 7 節 都 市 型 水 害 対 策 目 1 1

8 目 次 第 2 章 都 市 施 設 対 策 第 1 節 ライフライン 施 設 第 2 節 道 路 及 び 交 通 施 設 等 第 3 章 農 林 水 産 施 設 対 策 第 1 節 農 地 農 業 用 施 設 第 2 節 水 産 施 設 第 3 節 森 林 林 業 施 設 第 4 章 応 急 活 動 拠 点 等 の 整 備 第 1 節 活 動 庁 舎 等 の 整 備 第 5 章 地 域 防 災 力 の 向 上 第 1 節 自 助 による 都 民 の 防 災 力 の 向 上 第 2 節 地 域 による 共 助 の 推 進 第 3 節 事 業 所 による 自 助 共 助 の 強 化 第 4 節 都 民 行 政 事 業 所 等 の 連 携 第 6 章 ボランティア 等 との 連 携 協 働 第 1 節 一 般 のボランティア 第 2 節 登 録 ボランティア 第 3 節 応 急 対 策 第 7 章 防 災 運 動 の 推 進 第 1 節 防 災 意 識 の 啓 発 第 2 節 防 災 訓 練 の 充 実 第 3 部 災 害 応 急 復 旧 対 策 計 画 第 1 章 初 動 態 勢 第 1 節 東 京 都 災 害 対 策 本 部 の 組 織 運 営 第 2 節 応 急 対 策 本 部 の 組 織 運 営 第 3 節 災 害 即 応 対 策 本 部 第 4 節 都 職 員 の 初 動 態 勢 第 5 節 都 防 災 会 議 の 招 集 第 6 節 区 市 町 村 の 活 動 体 制 第 7 節 救 助 救 急 対 策 第 8 節 応 援 協 力 派 遣 要 請 第 9 節 防 災 機 関 の 活 動 体 制 第 2 章 情 報 の 収 集 伝 達 第 1 節 情 報 連 絡 体 制 目 2 2

9 目 次 第 2 節 災 害 予 警 報 等 の 伝 達 第 3 節 被 害 状 況 等 の 報 告 体 制 第 4 節 災 害 時 の 広 報 及 び 広 聴 活 動 第 3 章 水 防 対 策 第 1 節 水 防 情 報 第 2 節 水 防 機 関 の 活 動 第 4 章 警 備 交 通 規 制 第 1 節 警 備 活 動 第 2 節 交 通 規 制 第 3 節 海 難 防 止 対 策 第 5 章 医 療 救 護 等 対 策 第 1 節 初 動 医 療 体 制 第 2 節 保 健 衛 生 防 疫 体 制 第 3 節 医 薬 品 医 療 資 器 材 の 供 給 第 4 節 医 療 施 設 の 確 保 第 5 節 遺 体 の 取 扱 い 第 6 章 避 難 者 対 策 第 1 節 避 難 体 制 の 整 備 第 2 節 避 難 勧 告 等 の 判 断 伝 達 第 3 節 避 難 誘 導 第 4 節 避 難 所 の 指 定 開 設 管 理 運 営 第 5 節 被 災 者 の 他 地 区 への 移 送 第 6 節 要 配 慮 者 の 安 全 確 保 第 7 節 広 域 避 難 第 7 章 物 流 備 蓄 輸 送 対 策 第 1 節 飲 料 水 の 供 給 第 2 節 食 料 生 活 必 需 品 等 の 供 給 第 3 節 備 蓄 調 達 物 資 の 輸 送 第 4 節 輸 送 車 両 等 の 確 保 第 8 章 ごみ 処 理 トイレの 確 保 及 びし 尿 処 理 障 害 物 の 除 去 がれき 処 理 第 1 節 ごみ 処 理 第 2 節 トイレの 確 保 及 びし 尿 処 理 第 3 節 障 害 物 の 除 去 第 4 節 がれき 処 理 目 3 3

10 目 次 第 9 章 ライフライン 施 設 の 応 急 復 旧 対 策 第 1 節 水 道 施 設 ( 都 水 道 局 ) 第 2 節 下 水 道 施 設 ( 都 下 水 道 局 ) 第 3 節 電 気 施 設 ( 東 京 電 力 ) 第 4 節 ガス 施 設 等 第 5 節 通 信 施 設 第 10 章 公 共 施 設 等 の 応 急 復 旧 対 策 第 1 節 公 共 土 木 施 設 等 第 2 節 鉄 道 施 設 第 3 節 船 舶 第 4 節 社 会 公 共 施 設 等 第 5 節 津 波 等 対 策 第 11 章 応 急 生 活 対 策 第 1 節 被 災 宅 地 の 危 険 度 判 定 第 2 節 家 屋 住 家 被 害 状 況 調 査 及 びり 災 証 明 発 行 第 3 節 被 災 住 宅 の 応 急 修 理 第 4 節 応 急 仮 設 住 宅 の 供 給 第 5 節 都 営 住 宅 の 応 急 修 理 第 6 節 建 設 資 材 等 の 調 達 第 7 節 被 災 者 の 生 活 確 保 第 8 節 中 小 企 業 への 融 資 第 9 節 農 林 漁 業 関 係 者 への 融 資 第 10 節 応 急 金 融 対 策 第 11 節 義 援 金 の 取 扱 い 第 12 章 災 害 救 助 法 の 適 用 第 1 節 災 害 救 助 法 の 適 用 第 2 節 救 助 実 施 体 制 の 整 備 第 3 節 災 害 報 告 及 び 救 助 実 施 状 況 の 報 告 第 4 節 従 事 命 令 等 第 5 節 災 害 救 助 基 金 の 運 用 第 13 章 激 甚 災 害 の 指 定 第 1 節 激 甚 災 害 制 度 第 2 節 激 甚 災 害 に 関 する 調 査 報 告 第 3 節 特 別 財 政 援 助 等 の 申 請 手 続 等 目 4 4

11 第 1 章 計 画 の 方 針 第 1 節 計 画 の 目 及 び 前 提 第 1 部 風 第 水 1 害 に 部 強 い 東 京 を 風 水 害 に 強 目 い 指 東 して 京 を 目 指 して -1-1

12 第 1 章 計 画 の 方 針 第 2 節 計 画 の 構 成 -2-2

13 第 1 章 計 画 の 方 針 第 1 章 計 画 の 方 針 第 1 節 計 画 の 目 及 び 前 提 第 第 1 1 章 部 第 1 節 計 画 の 目 的 及 び 前 提 1 計 画 の 目 的 この 計 画 は 災 害 対 策 基 本 法 ( 昭 和 36 年 法 律 第 223 号 ) 第 40 条 の 規 定 に 基 づき 東 京 都 防 災 会 議 が 作 成 する 計 画 である その 目 的 は 都 区 市 町 村 指 定 地 方 行 政 機 関 指 定 公 共 機 関 指 定 地 方 公 共 機 関 等 の 防 災 機 関 が その 有 する 全 機 能 を 有 効 に 発 揮 して 都 の 地 域 において 風 水 害 等 に 係 る 災 害 予 防 災 害 応 急 対 策 及 び 災 害 復 旧 を 実 施 することにより 都 の 地 域 並 びに 住 民 の 生 命 身 体 及 び 財 産 を 災 害 から 保 護 し 風 水 害 に 強 い 東 京 の 実 現 を 図 ることにある 2 計 画 の 前 提 東 京 においては 近 年 市 街 地 の 拡 大 に 伴 い 地 域 の 持 つ 保 水 遊 水 機 能 が 低 下 し 河 川 や 下 水 道 に 大 量 の 雨 水 が 一 気 に 流 れ 込 むことから 生 ずる 河 川 の 氾 濫 や 下 水 道 管 からの 雨 水 の 吹 き 出 しなど いわゆる 都 市 型 水 害 と 言 われている 浸 水 被 害 にたびたび 見 舞 われている また 百 年 に 一 度 二 百 年 に 一 度 という 大 雨 があった 場 合 荒 川 等 の 大 河 川 が 氾 濫 し 広 範 囲 の 浸 水 被 害 を 発 生 させることも 考 えられる さらに 強 い 台 風 が 東 京 湾 を 直 撃 した 場 合 最 悪 の 条 件 が 重 なると 伊 勢 湾 台 風 のような 高 潮 による 被 害 のおそれもある この 計 画 は 実 災 害 から 得 た 教 訓 等 を 可 能 な 限 り 反 映 し 策 定 した 防 災 対 策 については 被 災 者 の 視 点 に 立 って 対 策 を 推 進 することが 重 要 であり とりわけ 要 配 慮 者 や 女 性 などに 対 しては きめ 細 かい 配 慮 が 必 要 である 東 日 本 大 震 災 において 高 齢 者 障 害 者 等 要 配 慮 者 や 女 性 の 視 点 を 踏 まえた 対 応 が 必 ずしも 十 分 でなかったとの 指 摘 があったことを 受 け 国 においても 防 災 基 本 計 画 の 見 直 し 及 び 災 害 対 策 基 本 法 の 改 正 が 行 われており 都 としてもこうし た 動 向 を 踏 まえて 計 画 を 策 定 した 災 害 対 策 基 本 法 の 改 正 趣 旨 等 を 踏 まえて 防 災 に 関 する 政 策 方 針 決 定 過 程 及 び 防 災 の 現 場 における 女 性 の 参 画 を 拡 大 し 男 女 双 方 の 視 点 に 配 慮 した 防 災 対 策 を 推 進 していく なお 災 害 対 策 本 部 や 応 急 対 策 本 部 が 設 置 されない 場 合 でも 本 計 画 に 準 じて 行 動 するものとする また 本 計 画 に 定 めのない 部 分 は 東 京 都 地 域 防 災 計 画 震 災 編 の 記 載 によるも のとする -3-3

14 第 1 章 計 画 の 方 針 第 2 節 計 画 の 構 成 第 2 節 計 画 の 構 成 この 計 画 は 都 及 び 防 災 機 関 が 行 うべき 風 水 害 対 策 を 予 防 応 急 復 旧 の 各 段 階 に 応 じて 具 体 的 に 記 載 しており その 構 成 と 主 な 内 容 は 次 のとおりである 構 成 第 1 部 風 水 害 に 強 い 東 京 を 目 指 して 第 2 部 災 害 予 防 計 画 第 3 部 災 害 応 急 復 旧 対 策 計 画 主 な 内 容 東 京 の 概 況 と 災 害 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 概 要 都 及 び 防 災 機 関 の 役 割 等 都 及 び 防 災 機 関 等 が 行 う 予 防 対 策 都 民 及 び 事 業 者 等 が 行 うべき 措 置 等 風 水 害 発 生 後 に 都 及 び 防 災 機 関 等 がとるべき 応 急 復 旧 対 策 災 害 救 助 法 の 適 用 等 第 3 節 計 画 の 習 熟 各 防 災 機 関 は 平 素 から 危 機 管 理 の 一 環 として 風 水 害 防 災 対 策 を 推 進 する 必 要 がある このため 風 水 害 に 関 する 施 策 事 業 が 本 計 画 に 合 致 しているかを 点 検 し 必 要 に 応 じて 見 直 しを 行 うとともに 風 水 害 に 関 する 調 査 研 究 に 努 め 所 属 職 員 に 対 する 災 害 時 の 役 割 などを 踏 まえた 実 践 的 な 教 育 訓 練 の 実 施 などを 通 して 本 計 画 を 習 熟 し 風 水 害 への 対 応 能 力 を 高 める 第 4 節 計 画 の 修 正 この 計 画 には 毎 年 検 討 を 加 え 必 要 があると 認 めるときに 修 正 する 修 正 に 当 たっては 各 防 災 機 関 は 関 係 のある 事 項 について 計 画 修 正 案 を 東 京 都 防 災 会 議 に 提 出 する 首 都 圏 大 規 模 水 害 対 策 大 綱 に 基 づく 活 動 要 領 の 策 定 及 び 首 都 圏 大 規 模 水 害 協 議 会 の 検 討 状 況 など 国 の 動 向 を 踏 まえて 必 要 に 応 じて 修 正 する -4-4

15 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 1 節 東 京 の 概 況 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 第 2 1 章 部 第 1 節 東 京 の 概 況 1 地 勢 東 京 都 は 区 部 及 び 多 摩 地 域 の 内 陸 部 と 伊 豆 諸 島 及 び 小 笠 原 諸 島 などの 島 しょ 部 からなっている 内 陸 部 は 東 西 に 細 長 く その 西 半 分 は 関 東 山 地 の 一 部 をなし 東 半 分 は 関 東 平 野 に 位 置 している 内 陸 部 は 標 高 2,000m を 超 す 山 稜 から いわゆる ゼロメートル 地 帯 まで の 高 度 差 を 有 し 大 きくは 山 地 丘 陵 地 台 地 低 地 の4つの 地 形 に 区 分 するこ とができる これらの 地 形 は 各 地 形 を 構 成 する 地 層 と 密 接 に 関 係 している 島 しょ 部 は 太 平 洋 西 部 の 広 大 な 海 域 に 分 布 している ( 資 料 第 1 東 京 都 の 地 形 区 分 別 冊 P1) ( 資 料 第 2 模 式 地 質 断 面 図 関 東 ローム 層 と 段 丘 との 関 係 別 冊 P3) (1) 山 地 西 多 摩 地 域 の 大 部 分 を 占 める 東 京 の 山 地 は 標 高 にして 約 300m~ 2,000m 地 形 は 急 峻 で 多 摩 川 や 秋 川 沿 いに 狭 小 な 河 岸 段 丘 がわずかに 発 達 している あきる 野 市 ( 旧 五 日 市 町 周 辺 )には 新 生 代 第 三 紀 に 生 成 された 五 日 市 町 層 群 と 呼 ばれる 地 層 が 盆 地 状 に 分 布 している (2) 丘 陵 地 山 地 の 周 縁 部 に 位 置 する 丘 陵 地 は 西 多 摩 地 域 の 一 部 と 南 多 摩 地 域 に 分 布 し ている 標 高 にして 100m~300m のなだらかな 起 伏 を 示 し 北 から 南 に 阿 須 山 ( 加 冶 ) 丘 陵 狭 山 丘 陵 草 花 丘 陵 加 住 丘 陵 多 摩 丘 陵 が 連 なっている 丘 陵 地 の 表 面 は 火 山 灰 から 成 る 関 東 ローム 層 と 段 丘 礫 層 からなっている (3) 台 地 台 地 は 西 多 摩 地 域 の 東 部 から 北 多 摩 地 域 山 の 手 地 域 にかけて 東 西 に 広 が り 青 梅 市 付 近 を 扇 の 要 とする 古 多 摩 川 の 扇 状 地 形 をなしている 標 高 は 20m ~200m の 範 囲 の 地 域 である 関 東 ローム 層 と 各 台 地 ( 段 丘 面 )との 対 応 を 示 すと 別 図 のようになる ( 資 料 第 2 模 式 地 質 断 面 図 関 東 ローム 層 と 段 丘 との 関 係 別 冊 P3) (4) 低 地 低 地 は 最 も 新 しい 地 質 時 代 である 沖 積 世 (1 万 年 前 ~ 現 在 )に 形 成 された 地 層 ( 沖 積 層 )によって 特 徴 づけられる 地 域 で 沖 積 低 地 と 谷 底 低 地 の2つに 区 分 できる 沖 積 低 地 は 荒 川 隅 田 川 江 戸 川 の 下 流 域 のいわゆる 下 町 低 地 と 多 摩 川 下 流 域 の 大 田 区 南 部 の 多 摩 川 低 地 である 地 盤 は 場 所 により 多 少 の 差 はあるが 重 量 構 造 物 の 支 持 層 となる 固 くしまった 洪 積 層 とその 上 部 の 軟 弱 層 に 区 分 で -5-5

16 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 1 節 東 京 の 概 況 きる 石 神 井 川 善 福 寺 川 浅 川 など 台 地 や 丘 陵 地 を 流 れる 中 小 河 川 に 沿 う 谷 底 低 地 では 沖 積 層 の 厚 さは 谷 の 下 流 部 でも 10m 位 で 沖 積 低 地 と 比 べ 厚 くはない が 谷 底 低 地 には かつて 繁 茂 した 水 葦 類 が 完 全 に 分 解 される 前 に 埋 没 し 泥 炭 層 ( 腐 植 土 層 )を 形 成 した 箇 所 がある 2 河 川 (1) 概 要 東 京 の 河 川 は おおむね 西 部 から 源 を 発 して 東 京 湾 へ 流 下 する 河 状 を 呈 して いる 水 系 別 に 分 けると 主 として 東 部 低 地 帯 を 貫 流 する 利 根 川 水 系 武 蔵 野 台 地 の 過 半 を 流 域 とする 荒 川 水 系 西 部 山 地 の 水 を 集 める 多 摩 川 水 系 多 摩 丘 陵 の 南 部 を 流 れる 鶴 見 川 水 系 及 び 直 接 海 へ 注 ぐ 二 級 河 川 の 水 系 の5つに 大 別 され る (2) 利 根 川 水 系 利 根 川 は 群 馬 新 潟 両 県 の 県 境 大 水 上 山 にその 源 を 発 し 片 品 川 吾 妻 川 烏 川 神 流 川 渡 良 瀬 川 鬼 怒 川 などの 数 多 くの 支 川 を 集 めながら 関 東 平 野 の 大 部 分 を 網 羅 し 太 平 洋 に 注 ぐ 流 域 面 積 が 日 本 最 大 の 16,840 km2の 一 級 河 川 で ある 利 根 川 水 系 の 中 川 は 埼 玉 県 羽 生 市 に 発 し 南 下 して 東 京 都 内 に 入 り 葛 飾 区 高 砂 町 地 先 で 新 中 川 を 分 派 し 通 称 七 曲 りといわれる 蛇 行 を 繰 り 返 しながら 東 四 ッ 木 地 先 で 綾 瀬 川 を 合 流 し 以 下 中 堤 を 介 して 荒 川 沿 いに 流 下 し 東 京 湾 に 注 いでいる 中 川 は 811 km2 綾 瀬 川 は 176 km2の 流 域 面 積 を 有 する 一 級 河 川 である 江 戸 川 は 千 葉 県 野 田 市 で 利 根 川 から 分 流 し 千 葉 県 埼 玉 県 及 び 東 京 都 の 境 を 南 に 流 下 し 市 川 市 行 徳 付 近 で 旧 江 戸 川 を 分 派 し さらに 南 下 し 東 京 湾 に 注 いでいる 流 域 面 積 は 200 km2の 一 級 河 川 である (3) 荒 川 水 系 荒 川 は 源 を 埼 玉 県 秩 父 山 地 の 甲 武 信 ヶ 岳 に 発 し 同 県 内 でいくつかの 支 川 を 集 めて 東 京 都 内 に 入 り 北 区 赤 羽 で 隅 田 川 を 分 派 し 江 東 区 砂 町 地 先 で 東 京 湾 に 注 ぐ 流 域 面 積 2,940 km2の 一 級 河 川 である 荒 川 から 分 派 した 隅 田 川 は 同 地 点 で 新 河 岸 川 を 合 流 し 途 中 石 神 井 川 神 田 川 等 の 支 川 をあわせて 東 京 湾 に 注 いでいる 一 級 河 川 である (4) 多 摩 川 水 系 多 摩 川 は 源 を 山 梨 県 甲 州 市 の 笠 取 山 に 発 し 西 部 山 地 における 大 部 分 の 支 川 の 水 を 集 め 南 東 に 流 下 し 中 流 部 で 多 摩 丘 陵 の 支 川 をあわせ さらに 下 流 部 において 武 蔵 野 台 地 の 一 部 支 川 を 合 流 して 羽 田 地 先 で 東 京 湾 に 注 いでいる そ の 流 域 面 積 は 1,240 km2で 山 梨 県 東 京 都 及 び 神 奈 川 県 の1 都 2 県 にまたがる 一 級 河 川 である (5) 鶴 見 川 水 系 鶴 見 川 は 源 を 町 田 市 上 小 山 田 に 発 し 多 摩 丘 陵 を 東 流 し 真 光 寺 川 をあ -6-6

17 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 1 節 東 京 の 概 況 わせて 神 奈 川 県 に 入 り その 後 恩 田 川 烏 山 川 等 の 支 川 をあわせてさらに 南 東 に 流 下 し 横 浜 市 川 崎 市 の 住 宅 地 や 工 業 地 帯 を 湾 曲 して 流 れ 東 京 湾 に 注 ぐ 流 域 面 積 235 km2の 一 級 河 川 である (6) その 他 の 河 川 上 記 の 一 級 水 系 に 属 さず 都 の 城 南 地 区 を 流 れ 東 京 湾 に 注 いでいる 渋 谷 川 古 川 目 黒 川 立 会 川 呑 川 などの 河 川 と 神 奈 川 県 との 境 を 流 れる 境 川 小 笠 原 諸 島 父 島 の 八 ッ 瀬 川 は 二 級 河 川 である 城 南 地 区 を 流 れる 二 級 河 川 の 上 流 部 など 一 部 区 間 は 下 水 道 計 画 と 調 整 し 覆 蓋 して 下 水 道 幹 線 として 整 備 されている ( 資 料 第 3 河 川 水 系 図 別 冊 P4) 第 第 2 1 章 部 3 人 口 産 業 (1) 人 口 平 成 22 年 国 勢 調 査 による 東 京 都 の 人 口 は 1,315 万 9,388 人 となり 前 回 平 成 17 年 の 1,257 万 6,611 人 に 比 べ 58 万 2,777 人 (4.6%)の 増 加 となっている 人 口 を 地 域 別 にみると 区 部 は 894 万 5,695 人 で 平 成 17 年 に 比 べ 45 万 6,042 人 (5.4%) 増 加 し 総 人 口 に 占 める 区 部 の 割 合 は 68.0%である また 平 成 17 年 からの 人 口 増 加 数 の 78.3%が 区 部 における 増 加 となっている 多 摩 市 町 村 の 人 口 は 418 万 5,878 人 で 平 成 17 年 に 比 べ 12 万 7,664 人 (3.1%) 増 加 している 島 しょの 人 口 は 2 万 7,815 人 で 平 成 17 年 に 比 べ 929 人 (3.2%)の 減 少 となっ ている 年 齢 別 人 口 では 年 少 人 口 (0~14 歳 )は 147 万 7,371 人 (11.4%) 生 産 年 齢 人 口 (15~64 歳 )は 885 万 225 人 (68.2%) 老 年 人 口 (65 歳 以 上 )は 264 万 2,231 人 (20.4%)となっている 平 成 17 年 と 比 べると 年 少 人 口 が 5 万 2,704 人 (3.7%) 生 産 年 齢 人 口 は 15 万 4,633 人 (1.8%)の 増 加 となり 老 年 人 口 は 34 万 6,704 人 (15.1%)と 大 幅 に 増 加 している 都 内 に 在 住 する 外 国 人 は 31 万 8,829 人 で 平 成 17 年 の 24 万 8,363 人 と 比 べ 7 万 466 人 (28.4%) 増 加 しており 総 人 口 に 占 める 割 合 は 2.4%と 平 成 17 年 に 比 べ 0.4 ポイント 上 回 っている 国 籍 別 にみると 中 国 韓 国 朝 鮮 フィ リピンの 順 で 多 く これらの 国 籍 で 外 国 人 全 体 の 60.8%を 占 めている (2) 産 業 観 光 平 成 24 年 の 東 京 都 の 事 業 所 数 は 62 万 7,357 事 業 所 従 業 者 数 は 865 万 5,267 人 となっている 従 業 者 規 模 別 の 事 業 所 数 では 9 人 以 下 が 全 体 の 75.6%を 占 めている 産 業 別 の 事 業 所 数 構 成 比 は 卸 売 小 売 業 24.6% 宿 泊 業, 飲 食 サービス 業 14.2% 不 動 産 業, 物 品 賃 貸 業 9.4%である 産 業 別 に 事 業 所 数 の 対 全 国 比 をみると 情 報 通 信 業 が 32.9%で 最 も 高 く 次 いで 学 術 研 究, 専 門 技 術 サービス 業 が 18.7% 不 動 産 業, 物 品 賃 貸 業 が 15.4% となっている -7-7

18 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 2 節 気 象 の 概 況 情 報 通 信 業 の 従 業 者 数 は 東 京 都 が 全 国 の 48.4%を 占 めている 資 本 金 階 級 別 では 資 本 金 3,000 万 円 未 満 の 会 社 企 業 が 全 体 の 82.7%を 占 め ている( 以 上 平 成 24 年 経 済 センサス- 活 動 調 査 ) 平 成 25 年 に 東 京 を 訪 れた 観 光 客 数 ( 推 計 値 )は 512,639 千 人 ( 対 前 年 比 8.0% 増 )で そのうち 国 内 旅 行 者 は 505,827 千 人 ( 同 7.8% 増 ) 海 外 からの 旅 行 者 は 6,812 千 人 ( 同 22.5% 増 )である( 以 上 平 成 25 年 東 京 都 観 光 客 数 等 実 態 調 査 ) 第 2 節 気 象 の 概 況 1 区 部 と 多 摩 地 域 東 京 地 方 の 降 水 量 には 年 間 に2つのピークがある 1つは 梅 雨 時 期 の6 月 もう1つは 秋 雨 前 線 や 台 風 の 影 響 の 出 る9 月 を 中 心 に 出 現 する また この 時 期 をはさんで 雷 雨 や 台 風 前 線 などによって 狭 い 範 囲 に 数 時 間 にわたり 強 く 降 り 100 ミリから 数 百 ミリの 雨 量 をもたらす いわゆる 集 中 豪 雨 と 呼 ばれるような 大 雨 となることがある 関 東 甲 信 地 方 ( 伊 豆 諸 島 や 小 笠 原 諸 島 を 除 く)に 接 近 する 台 風 の 平 均 個 数 ( 接 近 数 )は 6 月 に 0.2 個 7 月 に 0.4 個 8 月 に 0.9 個 9 月 に 1.1 個 10 月 に 0.6 個 となっている( 昭 和 56 年 から 平 成 22 年 までの 30 年 平 均 気 象 庁 ) (1) 春 (3 月 ~5 月 )の 気 象 移 動 性 高 気 圧 により 天 気 は 周 期 的 に 変 化 するが 晴 れる 日 が 多 い 3~4 月 頃 には 菜 種 梅 雨 と 呼 ばれる 天 気 のぐずつく 時 期 がある 春 から 夏 にかけて 南 寄 りの 風 が 卓 越 する (2) 夏 (6 月 ~8 月 )の 気 象 関 東 甲 信 地 方 の 平 均 的 な 梅 雨 の 期 間 は6 月 8 日 頃 から7 月 21 日 頃 までで この 期 間 は 天 気 がぐずつく 日 が 多 い その 後 は 太 平 洋 高 気 圧 に 覆 われて 南 寄 りの 風 が 卓 越 し 高 温 多 湿 の 日 が 多 い 台 風 の 影 響 により 天 気 が 荒 れることもある (3) 秋 (9 月 ~11 月 )の 気 象 夏 型 の 気 圧 配 置 の 続 く 秋 分 頃 までは 暑 い 日 が 続 き 秋 の 前 半 は 台 風 や 秋 雨 前 線 の 影 響 によりぐずつく 日 も 多 い その 後 は 高 気 圧 や 低 気 圧 が 交 互 に 通 過 して 天 気 は 周 期 変 化 となるが 次 第 に 安 定 した 晴 天 の 日 が 多 くなる 冬 に 向 かい 北 寄 りの 風 が 卓 越 するようになる -8-8

19 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 2 節 気 象 の 概 況 (4) 冬 (12 月 ~2 月 )の 気 象 乾 燥 した 北 寄 りの 風 が 吹 く 晴 れの 日 が 多 い 1 月 から3 月 にかけては 本 州 南 岸 を 通 過 する 低 気 圧 により 大 雪 が 観 測 さ れることもある 第 第 2 1 章 部 2 伊 豆 諸 島 及 び 小 笠 原 諸 島 (1) 伊 豆 諸 島 北 部 ( 大 島 支 庁 管 内 ) 海 洋 の 影 響 を 強 く 受 けて 気 温 の 年 較 差 が 小 さく 温 暖 多 湿 な 海 洋 性 気 候 と なっている 特 に 黒 潮 の 流 路 に 近 いため 同 緯 度 の 地 域 より 温 暖 である 風 向 は 北 東 と 南 南 西 が 卓 越 し 強 風 は 冬 の 季 節 風 と 春 秋 の 低 気 圧 によるもの が 多 い 最 大 風 速 が 10m/s 以 上 の 強 風 日 数 ( 平 年 値 )が 年 間 で 日 もあり 全 国 でも 有 数 の 強 風 地 帯 となっている 大 島 の 年 降 水 量 ( 平 年 値 )は 2,827.1mm で 我 が 国 の 中 でも 多 雨 地 域 となっ ている 月 別 に 見 ると 6 月 の 梅 雨 及 び9 月 ~10 月 の 台 風 秋 雨 時 に 降 水 量 が 多 い (2) 伊 豆 諸 島 南 部 ( 八 丈 三 宅 支 庁 管 内 ) 春 は 発 達 した 低 気 圧 が 周 期 的 に 通 過 するため 強 い 風 雨 に 見 舞 われること が 多 い 夏 は 亜 熱 帯 高 気 圧 に 覆 われ 晴 天 が 続 く 30 度 を 超 えることはまれであるが 湿 度 が 高 いため 蒸 し 暑 い この 地 方 は 雨 天 日 数 降 水 量 とも 多 く 八 丈 島 では 平 年 の1mm 以 上 の 雨 の 日 数 ( 平 年 値 )は 日 に 達 し 年 降 水 量 ( 平 年 値 )は 3,202.4mm である 月 別 に 見 ると 6 月 の 梅 雨 及 び9~10 月 の 台 風 秋 雨 時 に 降 水 量 が 多 い 冬 は 黒 潮 の 影 響 が 強 く 温 暖 である 1 月 の 最 低 気 温 は 同 緯 度 の 潮 岬 と 比 較 しても 約 3 度 高 い 冬 型 の 気 圧 配 置 が 強 まると 季 節 風 が 強 く 吹 き 三 宅 島 では 本 州 の 太 平 洋 側 と 同 様 に 乾 燥 した 晴 天 となるが 八 丈 島 では 風 の 吹 き 出 しに よる 雲 が 多 くなり 雨 やあられが 降 ることが 多 い (3) 小 笠 原 諸 島 亜 熱 帯 に 位 置 し 温 暖 多 湿 な 海 洋 性 の 気 候 である 父 島 では 年 平 均 気 温 23.2 度 月 平 均 気 温 が 最 も 低 い2 月 でも 17.9 度 と 温 暖 である 相 対 湿 度 は 冬 は 低 く 夏 は 高 い 傾 向 であるが 湿 度 は 年 間 を 通 して 高 く 夏 の 父 島 の 平 均 湿 度 は 80%を 超 え むしむしとした 暑 い 日 が 続 く 年 降 水 量 ( 平 年 値 )は 父 島 で 1,292.5mm である 特 に5 月 ~6 月 9 月 ~11 月 に 降 水 量 が 多 い (4) 台 風 の 接 近 伊 豆 諸 島 や 小 笠 原 諸 島 での 台 風 接 近 は8 月 ~10 月 に 最 も 多 くなり 接 近 数 も 東 京 地 方 に 比 べ 多 い 伊 豆 諸 島 及 び 小 笠 原 諸 島 に 接 近 する 台 風 の 平 年 値 ( 接 近 数 )は 4 月 に 0.1 個 5 月 に 0.4 個 6 月 に 0.3 個 7 月 に 0.8 個 8 月 に 1.2 個 9 月 に 1.3 個 -9-9

20 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 3 節 風 水 害 の 概 況 10 月 に 1.1 個 11 月 に 0.3 個 12 月 に 0.1 個 となっている( 昭 和 56 年 から 平 成 22 年 までの 30 年 平 均 気 象 庁 ) 第 3 節 風 水 害 の 概 況 東 京 都 の 水 害 記 録 によると 10 棟 以 上 の 浸 水 被 害 が 発 生 したのは 最 近 の 10 年 間 ( 平 成 15 年 度 ~ 平 成 24 年 度 )で 台 風 性 による 降 雨 で6 回 集 中 豪 雨 等 によるも ので 25 回 となり 年 に3 4 回 の 頻 度 となっている これに 平 成 25 年 度 の 大 島 町 の 土 砂 災 害 も 含 め これまでの 風 水 害 の 状 況 は 以 下 のとおりである (1) 昭 和 20 年 代 の 水 害 戦 後 東 京 に 大 きな 被 害 をもたらした 風 水 害 としては 昭 和 22 年 9 月 のカ スリーン 台 風 24 年 8 月 のキティ 台 風 などがある これらの 水 害 は 江 戸 川 をはじめとする 大 河 川 の 決 壊 や 高 潮 によるもので 江 東 区 足 立 区 葛 飾 区 江 戸 川 区 などの 区 部 東 部 の 低 地 に 甚 大 な 被 害 を 発 生 させた (2) 都 市 型 水 害 の 発 生 主 要 河 川 の 改 修 堤 防 の 補 強 防 潮 堤 の 建 設 等 が 進 んだ 結 果 昭 和 49 年 の 多 摩 川 堤 防 の 決 壊 を 除 き 主 要 河 川 の 氾 濫 や 決 壊 による 被 害 は 大 幅 に 減 少 した しかし 昭 和 30 年 代 から 始 まった 急 速 な 都 市 化 の 進 展 は 中 小 河 川 の 氾 濫 に よる 新 たな 都 市 型 水 害 を 発 生 させた 昭 和 33 年 の 狩 野 川 台 風 は 中 小 河 川 の 氾 濫 等 により 区 部 東 部 地 域 に 加 え 新 興 住 宅 地 のがけ 崩 れや それまで 浸 水 被 害 の 少 なかった 山 の 手 台 地 の 谷 底 部 にも 大 きな 被 害 をもたらした 東 京 都 内 では 市 街 化 の 進 行 により 雨 水 が 地 下 に 浸 透 しにくくなり 短 時 間 に 川 に 集 中 して 流 れ 込 む 傾 向 があるとともに ヒートアイランド 現 象 によると 考 えられる 集 中 豪 雨 の 頻 発 により 毎 年 のように 浸 水 被 害 が 発 生 している また 地 下 空 間 の 増 大 など 土 地 の 高 度 利 用 化 が 進 み 浸 水 の 危 険 性 が 増 す とともに 浸 水 被 害 額 は 増 加 している 昭 和 56 年 10 月 の 台 風 第 24 号 及 び 昭 和 57 年 9 月 の 台 風 第 18 号 は 神 田 川 目 黒 川 などの 中 小 河 川 を 氾 濫 させ いずれも 5,000 世 帯 以 上 の 床 上 浸 水 被 害 を 引 き 起 こした (3) 集 中 豪 雨 による 被 害 平 成 17 年 9 月 4 日 から5 日 未 明 にかけ 台 風 第 14 号 及 び 秋 雨 前 線 の 影 響 に より 区 部 西 部 に 時 間 降 雨 量 100mm を 超 える 集 中 豪 雨 が 発 生 した 神 田 川 及 び 支 流 の 妙 正 寺 川 善 福 寺 川 など8 河 川 からの 溢 水 により 中 野 区 杉 並 区 を 中 心 に 都 内 で 約 6,000 棟 に 及 ぶ 浸 水 被 害 が 発 生 し 都 は 12 年 ぶりに 中 野 区 杉 並 区 に 災 害 救 助 法 を 適 用 した 本 集 中 豪 雨 では 神 田 川 環 七 地 下 調 節 池 第 一 期 区 間 の 貯 水 容 量 (24 万 m3)

21 第 2 章 東 京 の 概 況 と 災 害 第 3 節 風 水 害 の 概 況 が 平 成 9 年 完 成 以 来 初 めて 満 杯 となったため 緊 急 措 置 として 工 事 中 の 第 二 期 区 間 にも 雨 水 18 万 m3を 取 り 込 み 被 害 の 軽 減 を 図 った また 平 成 22 年 7 月 5 日 の 夕 方 から 夜 にかけて 石 神 井 川 流 域 で 時 間 降 雨 量 100mm を 超 える 集 中 豪 雨 が 発 生 し 北 区 内 の 溢 水 では 約 500 棟 に 及 ぶ 浸 水 被 害 が 発 生 した これを 受 け 同 年 都 市 整 備 局 建 設 局 及 び 下 水 道 局 の 三 局 連 携 のもと 緊 急 豪 雨 対 策 を 策 定 し 白 子 川 地 下 調 節 池 の 工 期 短 縮 や 石 神 井 川 からの 洪 水 を 取 水 できるようにすることで 異 なる 流 域 間 で 機 能 を 発 揮 できる 調 節 池 となる 平 成 25 年 10 月 16 日 未 明 から 明 け 方 にかけて 台 風 第 26 号 の 接 近 に 伴 い 大 島 町 元 町 地 区 では1 時 間 に 最 大 122.5mm の 猛 烈 な 雨 が 降 り 24 時 間 雨 量 では 最 大 824.0mm といずれも 観 測 史 上 第 1 位 の 値 を 更 新 した 大 規 模 な 土 砂 災 害 の 発 生 及 び 山 腹 崩 壊 により 建 物 被 害 が 385 棟 停 電 が 最 大 110 件 断 水 が 最 大 約 3,000 世 帯 で 発 生 するなど 甚 大 な 被 害 が 発 生 し 都 は 大 島 町 へ 災 害 救 助 法 の 適 用 を 決 定 するとともに 国 は 激 甚 災 害 に 指 定 した ( 資 料 第 41 東 京 が 大 きな 被 害 を 受 けた 台 風 別 冊 P5) ( 資 料 第 42 伊 勢 湾 台 風 による 被 害 ( 全 国 ) 別 冊 P5) ( 資 料 第 5 平 成 14 年 から 平 成 24 年 までの 降 水 状 況 と 浸 水 被 害 別 冊 P6) ( 資 料 第 6 東 京 都 の 主 な 風 水 害 ( 過 去 40 年 間 で 災 害 救 助 法 を 適 用 したもの) 別 冊 P9) 第 第 2 1 章 部

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23 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 1 節 河 川 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 1 節 河 川 1 中 小 河 川 の 整 備 隅 田 川 以 西 の 区 部 山 の 手 及 び 多 摩 地 区 の 神 田 川 渋 谷 川 古 川 野 川 空 堀 川 などの 中 小 河 川 の 流 域 では 都 市 化 の 進 展 に 伴 う 保 水 遊 水 機 能 が 減 少 し 降 雨 時 の 河 川 への 流 出 量 が 増 大 し 河 川 の 能 力 不 足 による 溢 水 や 内 水 氾 濫 による 被 害 が 発 生 している そのため 都 は 市 街 化 区 域 で 改 修 を 必 要 とする 46 河 川 324km について 1 時 間 50 mmの 降 雨 に 対 応 できるよう 河 道 整 備 を 進 めているとともに 洪 水 の 一 部 を 貯 留 する 調 節 池 の 設 置 などを 進 め 水 害 の 早 期 軽 減 に 努 めている また 護 岸 や 調 節 池 の 整 備 とともに 流 域 における 貯 留 浸 透 事 業 の 実 施 など 総 合 的 な 治 水 対 策 を 推 進 している さらに 近 年 1 時 間 50mm を 超 える 降 雨 に 伴 う 水 害 が 頻 発 していることを 踏 まえ 学 識 経 験 者 等 による 委 員 会 より 提 言 を 受 け 平 成 24 年 11 月 に 中 小 河 川 における 都 の 整 備 方 針 ~ 今 後 の 治 水 対 策 ~ をとりまとめた 本 方 針 では 目 標 整 備 水 準 を 時 間 50mm 降 雨 から 引 き 上 げ 区 部 では 時 間 最 大 75mm 降 雨 多 摩 部 では 時 間 最 大 65mm 降 雨 とし 優 先 度 を 考 慮 して 流 域 ごとに 対 策 を 進 めることとした 時 間 50mm 降 雨 を 超 える 部 分 の 対 策 は 調 節 池 による 対 応 を 基 本 とし 広 域 調 節 池 の 整 備 等 効 果 的 な 対 策 の 実 施 による 早 期 の 効 果 発 現 を 図 っていく 第 第 3 1 章 部 2 低 地 河 川 の 整 備 (1) 高 潮 防 御 施 設 の 整 備 東 部 低 地 帯 は 軟 弱 な 地 盤 の 上 明 治 期 以 降 の 地 下 水 の 利 用 により 地 盤 沈 下 が 進 み 高 潮 洪 水 大 地 震 等 の 自 然 災 害 に 弱 い 地 域 になった 昭 和 34 年 9 月 に 名 古 屋 地 方 を 襲 った 伊 勢 湾 台 風 による 我 が 国 史 上 最 大 規 模 の 高 潮 がもたらした 甚 大 な 被 害 を 契 機 に 同 台 風 級 の 高 潮 ( 最 大 A.P.+5.1m) に 対 処 できるよう 計 画 を 改 正 し 高 潮 防 御 施 設 整 備 事 業 として 防 潮 堤 や 護 岸 等 を 整 備 してきた (2) 江 東 内 部 河 川 の 整 備 荒 川 隅 田 川 及 び 東 京 湾 に 囲 まれた 江 東 デルタ 地 帯 は 内 部 を 河 川 が 縦 横 に 走 っているとともに 地 盤 沈 下 によって 特 に 地 盤 の 低 い 地 域 である そのため かさ 護 岸 を 嵩 上 げしてきたこの 地 域 では 安 全 性 を 高 めるために 高 潮 防 御 水 門 等 の 整 備 を 進 めるとともに 特 に 干 潮 面 より 地 盤 が 低 くなっている 東 側 地 域 での 水 位 低 下 を 実 施 している

24 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 1 節 河 川 大 地 震 に 伴 う 地 域 内 の 護 岸 損 傷 による 浸 水 被 害 から 守 るため 江 東 内 部 河 川 整 備 事 業 として 河 道 整 備 や 耐 震 耐 水 対 策 を 実 施 している 3 スーパー 堤 防 等 の 整 備 隅 田 川 などの 東 部 低 地 帯 の 主 要 5 河 川 については 現 在 の 防 潮 堤 や 護 岸 を 大 地 震 の 安 全 性 地 域 環 境 の 向 上 を 図 るため 順 次 スーパー 堤 防 や 緩 傾 斜 型 堤 防 に 改 築 していくこととしている 4 河 川 施 設 の 地 震 対 策 東 部 低 地 帯 における 河 川 施 設 の 耐 震 対 策 は 阪 神 淡 路 大 震 災 を 契 機 として 平 成 9 年 より 堤 防 や 水 門 排 水 機 場 など 対 策 が 必 要 な 河 川 施 設 の 整 備 を 進 め 東 部 低 地 帯 を 囲 む 隅 田 川 中 川 旧 江 戸 川 の 外 郭 堤 防 や 綾 瀬 川 吞 川 内 川 の 堤 防 水 門 排 水 機 場 の 耐 震 対 策 事 業 を 実 施 してきた また 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえ 都 として 今 後 取 り 組 むべき 新 たな 対 策 の 在 り 方 などについて 平 成 24 年 8 月 に 学 識 経 験 者 等 からなる 地 震 津 波 に 伴 う 水 害 対 策 技 術 検 証 委 員 会 より 提 言 を 受 けるとともに この 提 言 や 耐 震 性 能 の 照 査 等 を 踏 まえた 地 震 津 波 に 伴 う 水 害 対 策 に 関 する 都 の 基 本 方 針 を 策 定 した さらに 同 年 12 月 には この 基 本 方 針 に 基 づき 最 大 級 の 地 震 が 発 生 した 場 合 にも 各 施 設 が 機 能 を 保 持 し 津 波 等 による 浸 水 を 防 止 することを 目 的 とした 東 部 低 地 帯 の 河 川 施 設 整 備 計 画 を 策 定 し 堤 防 や 水 門 排 水 機 場 など 対 策 が 必 要 な 河 川 施 設 の 耐 震 耐 水 対 策 を 推 進 している 当 該 整 備 計 画 の 計 画 期 間 は 平 成 24~33 年 度 の 10 年 間 であり 東 京 都 防 災 会 議 が 示 した M8.2 の 海 溝 型 地 震 等 最 大 級 の 地 震 が 発 生 した 場 合 においても 各 施 設 が 機 能 を 保 持 し 津 波 等 による 浸 水 を 防 止 することを 目 標 とする 5 各 水 系 別 河 川 事 業 (1) 利 根 川 水 系 利 根 川 水 系 の 一 級 河 川 のうち 江 戸 川 全 川 及 び 中 川 綾 瀬 川 旧 江 戸 川 の 指 定 区 域 外 については 国 の 直 轄 事 業 として 各 種 施 設 整 備 事 業 を 実 施 し その 他 の 区 間 及 び 河 川 については 東 京 都 の 河 川 事 業 として 高 潮 防 御 施 設 整 備 事 業 な どを 実 施 している (2) 荒 川 水 系 荒 川 水 系 の 一 級 河 川 のうち 荒 川 については 国 の 直 轄 事 業 として 各 種 施 設 整 備 事 業 を 実 施 し その 他 の 隅 田 川 石 神 井 川 神 田 川 等 の 一 級 河 川 は 東 京 都 の 河 川 事 業 として 中 小 河 川 整 備 事 業 高 潮 防 御 施 設 整 備 事 業 などを 実 施 し ている (3) 多 摩 川 水 系 多 摩 川 水 系 の 一 級 河 川 のうち 多 摩 川 浅 川 大 栗 川 の 指 定 区 域 外 について は 国 の 直 轄 事 業 として 各 種 施 設 整 備 事 業 を 実 施 し その 他 の 区 間 及 び 河 川 につ いては 東 京 都 の 河 川 事 業 として 中 小 河 川 整 備 事 業 などを 実 施 している

25 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 2 節 東 京 港 ( 海 岸 保 全 施 設 ) (4) 鶴 見 川 水 系 鶴 見 川 真 光 寺 川 恩 田 川 等 の 一 級 河 川 は 東 京 都 の 河 川 事 業 として 中 小 河 川 整 備 事 業 などを 実 施 している (5) その 他 の 水 系 渋 谷 川 古 川 目 黒 川 立 会 川 呑 川 などの 二 級 河 川 は 東 京 都 の 河 川 事 業 として 中 小 河 川 整 備 事 業 や 高 潮 防 御 施 設 整 備 事 業 などを 実 施 している ( 資 料 第 7 都 の 河 川 の 現 況 別 冊 P10) 第 第 3 1 章 部 第 2 節 東 京 港 ( 海 岸 保 全 施 設 ) 東 京 港 の 臨 海 部 は 南 の 多 摩 川 河 口 に 端 を 発 し 弧 状 を 描 きながら 大 田 品 川 港 中 央 江 東 の 各 区 を 経 て 北 の 荒 川 放 水 路 右 岸 突 端 に 至 るまでの 地 域 である この 地 域 は 江 戸 時 代 から 埋 立 造 成 されたところで 低 地 が 多 く また 人 口 産 業 も 過 度 に 集 中 しているところから 過 去 に 多 くの 災 害 に 見 舞 われてきた このため 隅 田 川 以 東 については 昭 和 9 年 に 総 合 高 潮 防 御 計 画 を 立 て 護 岸 の 改 修 事 業 を 実 施 した しかし 昭 和 24 年 のキティ 台 風 が 計 画 を 上 回 る 潮 位 であったことや 地 盤 沈 下 により 護 岸 が 沈 下 したこと 等 から 護 岸 の 嵩 上 げ 補 強 では 対 処 しきれなくなったた め 恒 久 的 防 潮 施 設 が 必 要 となった このような 状 況 を 踏 まえ 既 往 の 最 大 高 潮 位 A.P.+4.21m( 大 正 6 年 10 月 )に 対 応 した 恒 久 高 潮 対 策 事 業 を 計 画 し 昭 和 32 年 から 着 手 した さらに 昭 和 34 年 伊 勢 湾 台 風 の 襲 来 により 名 古 屋 地 方 が 甚 大 な 被 害 を 受 けたことに 鑑 み 堤 防 護 岸 を 伊 勢 湾 台 風 級 の 大 型 台 風 が 東 京 地 方 を 襲 った 場 合 にもたらす 高 潮 (A.P m)に 対 処 しうる 東 京 港 高 潮 対 策 事 業 に 改 めた 既 設 防 潮 堤 の 沖 海 側 に 拡 張 発 展 してきた 東 京 港 の 埋 立 地 については 高 潮 に 対 して 地 盤 高 で 対 応 し 一 定 の 防 災 水 準 を 保 ってきた しかし 臨 海 副 都 心 地 区 豊 洲 晴 海 有 明 北 地 区 では 都 市 的 土 地 利 用 への 転 換 が 進 んでいるため これらの 地 域 においても 防 潮 施 設 を 整 備 している 一 方 昭 和 39 年 の 新 潟 地 震 において 護 岸 の 崩 壊 により 低 地 帯 が 地 震 水 害 に 見 舞 われた 経 験 に 照 らし 昭 和 41 年 度 から 海 岸 保 全 事 業 の 一 環 として 耐 震 構 造 の 内 部 護 岸 の 建 設 に 着 手 し 地 盤 が 満 潮 時 の 海 水 面 より 低 い 江 東 地 区 の 一 部 について は 昭 和 47 年 度 までに 整 備 を 完 了 し 液 状 化 のおそれのある 既 設 内 部 護 岸 の 補 強 や 新 設 を 進 めている また 昭 和 30 年 代 半 ばから 40 年 代 にかけて 整 備 した 既 設 の 水 門 19 箇 所 及 び 排 水 機 場 4 箇 所 においては 整 備 後 既 に 数 十 年 が 経 過 しており 耐 震 補 強 等 を 行 っ てきている 平 成 23 年 の 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえ 都 として 今 後 取 り 組 むべき 新 たな 対 策 のあ り 方 などについて 平 成 24 年 8 月 に 学 識 経 験 者 等 からなる 地 震 津 波 に 伴 う

26 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 3 節 下 水 道 水 害 対 策 技 術 検 証 委 員 会 より 提 言 を 受 けるとともに この 提 言 等 を 踏 まえた 地 震 津 波 に 伴 う 水 害 対 策 に 関 する 都 の 基 本 方 針 を 策 定 した この 方 針 に 基 づき 同 年 12 月 に 平 成 24 年 度 ~33 年 度 の 10 か 年 の 東 京 港 海 岸 保 全 施 設 整 備 計 画 を 策 定 し 東 京 都 防 災 会 議 が 示 した 最 大 級 の 地 震 が 発 生 した 場 合 でも 津 波 による 浸 水 を 防 ぐよう 耐 震 対 策 を 実 施 するとともに 水 門 排 水 機 場 の 電 気 機 械 設 備 の 耐 水 対 策 等 を 実 施 している 第 3 節 下 水 道 近 年 の 急 激 な 都 市 化 の 進 展 は 都 市 からの 雨 水 の 浸 透 域 を 減 少 させ 流 域 が 持 っていた 保 水 遊 水 機 能 を 低 下 させている その 結 果 都 市 の 雨 水 流 出 形 態 が 変 わり 雨 水 が 河 川 や 下 水 道 へ 短 時 間 に 大 量 に 集 中 し 都 市 型 水 害 といわれる 水 害 が 頻 発 するようになった 下 水 道 は このような 状 況 を 解 消 して 災 害 から 住 民 の 生 命 や 財 産 を 守 り 都 市 生 活 や 都 市 機 能 を 安 全 に 保 持 していく 役 割 を 担 っている なお 東 京 都 の 下 水 道 は 23 区 の 単 独 公 共 下 水 道 と 多 摩 地 域 の 流 域 下 水 道 並 びに 流 域 関 連 公 共 下 水 道 単 独 公 共 下 水 道 及 び 特 定 環 境 保 全 公 共 下 水 道 とに 大 別 できる 島 しょにおいては 特 定 環 境 保 全 公 共 下 水 道 のほか 農 業 集 落 排 水 事 業 での 施 設 合 併 処 理 浄 化 槽 等 を 整 備 することとなっている 1 区 部 の 下 水 道 区 部 の 下 水 道 計 画 区 域 は 多 数 の 大 小 河 川 水 系 流 域 や 地 勢 あるいは 都 市 形 態 をもとに 芝 浦 三 河 島 砂 町 小 台 落 合 森 ヶ 崎 小 菅 葛 西 新 河 岸 中 川 の 10 処 理 区 からなる 下 水 道 の 排 除 方 式 は 大 部 分 が 汚 水 と 雨 水 を 一 本 の 管 きょで 排 除 する 合 流 式 で あるが 芝 浦 砂 町 森 ヶ 崎 の 一 部 中 川 の 大 部 分 は 分 流 式 である また 河 川 をはじめとする 公 共 用 水 域 への 排 除 は 原 則 として 自 然 流 下 である しかし 東 京 湾 沿 いや 多 摩 川 荒 川 隅 田 川 中 川 周 辺 の 低 地 帯 は 自 然 流 下 による 雨 水 排 除 が 困 難 であるため ポンプ 吸 揚 により 雨 水 を 排 除 することとしている 下 水 道 の 整 備 は 都 市 施 設 基 盤 整 備 の 最 重 要 施 策 として 普 及 事 業 を 進 めてきた 結 果 平 成 6 年 度 末 には 100% 普 及 ( 概 成 )を 達 成 した 普 及 率 100% 達 成 以 降 の 下 水 道 事 業 のあり 方 を 示 す 第 二 世 代 下 水 道 マスター プラン を 平 成 4 年 7 月 に 策 定 し 着 実 に 事 業 を 推 進 している 都 下 水 道 局 では 平 成 13 年 3 月 に 下 水 道 構 想 2001 を 策 定 した 本 構 想 は 下 水 道 経 営 を 取 り 巻 く 厳 しい 状 況 にあっても 将 来 にわたり 下 水 道 サービスの 維 持 向 上 を 図 っていくため 区 部 下 水 道 を 建 設 維 持 管 理 してきた 経 験 を 踏 まえ 都 民 サービスのさらなる 向 上 より 一 層 の 事 業 の 効 率 化 重 点 化 の 観 点 から 事 業 全 般 の 進 め 方 を 見 直 した

27 第 3 章 河 川 港 湾 及 び 下 水 道 等 の 整 備 概 要 第 3 節 下 水 道 また 多 発 する 都 市 型 水 害 への 対 応 合 流 式 下 水 道 の 改 善 老 朽 化 施 設 の 再 構 築 都 の 事 務 事 業 で 排 出 される 温 室 効 果 ガスの 約 4 割 を 下 水 道 事 業 が 占 めている ことなどから 下 水 道 構 想 2001 に 基 づき 経 営 計 画 2013 と 地 球 温 暖 化 防 止 計 画 である アースプラン 2010 を 策 定 し 着 実 に 推 進 している ( 資 料 第 8 区 部 下 水 道 全 体 計 画 図 別 冊 P11) 平 成 23 年 の 東 日 本 大 震 災 を 踏 まえ 都 として 今 後 取 り 組 むべき 新 たな 対 策 の あり 方 などについて 平 成 24 年 8 月 に 学 識 経 験 者 等 からなる 地 震 津 波 に 伴 う 水 害 対 策 技 術 検 証 委 員 会 より 提 言 を 受 けるとともに この 提 言 等 を 踏 まえ た 地 震 津 波 に 伴 う 水 害 対 策 に 関 する 都 の 基 本 方 針 を 策 定 した この 方 針 に 基 づき 同 年 12 月 に 下 水 道 施 設 の 地 震 津 波 対 策 整 備 計 画 を 策 定 した この 計 画 に 沿 って 水 再 生 センター 及 びポンプ 所 について 想 定 され る 最 大 級 の 地 震 動 に 対 する 耐 震 化 や 東 京 都 防 災 会 議 が 示 した 最 大 津 波 高 さに 対 して 電 気 設 備 などへの 浸 水 を 防 ぐ 耐 水 化 下 水 道 管 内 への 津 波 や 高 潮 などの 逆 流 を 防 ぐ 高 潮 防 潮 扉 について 津 波 発 生 時 の 閉 鎖 の 迅 速 化 及 び 自 動 化 を 実 施 し 平 成 31 年 度 までにおおむね 完 了 させる 平 成 25 年 の 局 地 的 集 中 豪 雨 や 台 風 により 甚 大 な 浸 水 被 害 が 生 じたことから 雨 水 整 備 水 準 のレベルアップを 含 む 検 討 を 進 め 同 年 12 月 に 豪 雨 対 策 下 水 道 緊 急 プラン を 策 定 した 第 第 3 1 章 部 2 多 摩 地 域 の 下 水 道 多 摩 地 区 の 下 水 道 計 画 は 流 域 下 水 道 ( 野 川 北 多 摩 一 号 北 多 摩 二 号 多 摩 川 上 流 南 多 摩 浅 川 秋 川 の7 処 理 区 からなる 多 摩 川 流 域 下 水 道 及 び 荒 川 右 岸 処 理 区 の 荒 川 右 岸 東 京 流 域 下 水 道 )とこれに 包 括 される 流 域 関 連 公 共 下 水 道 なら びに 八 王 子 立 川 武 蔵 野 三 鷹 町 田 奥 多 摩 など5 市 1 町 の 一 部 の 単 独 公 共 下 水 道 等 からなる 多 摩 地 区 の 下 水 道 普 及 率 は 平 成 24 年 度 末 現 在 99%であり 100% 達 成 まであ とわずかとなっている 排 除 方 式 は 大 部 分 の 区 域 が 分 流 式 を 採 用 しているが 野 川 北 多 摩 一 号 北 多 摩 二 号 の3 処 理 区 及 び 単 独 公 共 下 水 道 区 域 の 一 部 は 合 流 式 で 計 画 されている また 多 摩 地 域 では 市 単 独 では 雨 水 の 放 流 先 となる 河 川 がなく 雨 水 の 排 除 が 困 難 な 地 域 があったことから 2つ 以 上 の 市 町 にまたがる 広 域 的 な 雨 水 整 備 が 必 要 とされていた このうち 浸 水 被 害 が 多 くかつ 緊 急 性 の 高 い 地 域 について 流 域 下 水 道 による 広 域 的 な 雨 水 幹 線 の 整 備 を 進 め 平 成 23 年 度 末 に 完 了 させた ( 資 料 第 9 流 域 下 水 道 全 体 計 画 図 別 冊 P12) ( 資 料 第 10 区 部 下 水 道 計 画 等 別 冊 P13)

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29 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 1 節 都 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 1 節 都 1 東 京 都 防 災 会 議 に 関 すること 2 防 災 に 係 る 組 織 及 び 施 設 に 関 すること 3 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 関 すること 4 自 衛 隊 等 への 派 遣 要 請 に 関 すること 5 政 府 機 関 他 府 県 公 共 機 関 駐 留 軍 及 び 海 外 政 府 機 関 等 に 対 する 応 援 の 要 請 に 関 すること 6 警 備 交 通 規 制 その 他 公 共 の 安 全 と 秩 序 の 維 持 に 関 すること 7 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 8 被 災 者 の 救 出 及 び 避 難 誘 導 に 関 すること 9 人 命 の 救 助 及 び 救 急 に 関 すること 10 消 防 及 び 水 防 に 関 すること 11 医 療 防 疫 及 び 保 健 衛 生 に 関 すること 12 応 急 給 水 に 関 すること 13 救 助 物 資 の 備 蓄 及 び 調 達 に 関 すること 14 被 災 した 児 童 及 び 生 徒 の 応 急 教 育 に 関 すること 15 区 市 町 村 による 防 災 市 民 組 織 の 育 成 への 支 援 ボランティアの 支 援 及 び 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 を 伝 承 する 活 動 の 支 援 に 関 すること 16 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 に 関 すること 17 災 害 復 興 に 関 すること 18 区 市 町 村 及 び 防 災 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 19 防 災 に 係 る 知 識 及 び 技 術 の 普 及 啓 発 に 関 すること 20 事 業 所 防 災 に 関 すること 21 防 災 教 育 及 び 防 災 訓 練 に 関 すること 22 その 他 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 のための 措 置 に 関 すること 第 第 4 1 章 部 第 2 節 区 市 町 村 1 区 市 町 村 防 災 会 議 に 関 すること 2 防 災 に 係 る 組 織 及 び 施 設 に 関 すること 3 災 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 関 すること 4 緊 急 輸 送 の 確 保 に 関 すること 5 避 難 の 勧 告 指 示 及 び 誘 導 に 関 すること

30 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 3 節 指 定 地 方 行 政 機 関 況 6 消 防 ( 特 別 区 を 除 く ) 及 び 水 防 に 関 すること 7 医 療 防 疫 及 び 保 健 衛 生 に 関 すること 8 応 急 給 水 に 関 すること 9 救 助 物 資 の 備 蓄 及 び 調 達 に 関 すること 10 被 災 した 児 童 及 び 生 徒 の 応 急 教 育 に 関 すること 11 ボランティアの 支 援 及 び 過 去 の 災 害 から 得 られた 教 訓 を 伝 承 する 活 動 の 支 援 に 関 すること 12 公 共 施 設 の 応 急 復 旧 に 関 すること 13 災 害 復 興 に 関 すること 14 防 災 に 係 る 知 識 及 び 技 術 の 普 及 啓 発 に 関 すること 15 防 災 市 民 組 織 の 育 成 に 関 すること 16 事 業 所 防 災 に 関 すること 17 防 災 教 育 及 び 防 災 訓 練 に 関 すること 18 その 他 災 害 の 発 生 及 び 拡 大 の 防 止 のための 措 置 に 関 すること 第 3 節 指 定 地 方 行 政 機 関 名 称 内 容 1 地 方 公 共 団 体 に 対 する 資 金 の 融 資 のあっせん 及 び 金 融 機 関 の 業 務 の 監 督 ( 災 害 時 における 緊 急 措 置 等 を 含 む ) 関 東 財 務 局 に 関 すること 2 国 有 普 通 財 産 の 管 理 及 び 処 分 に 関 すること 関 東 信 越 厚 生 局 1 被 害 情 報 の 収 集 及 び 伝 達 に 関 すること 2 関 係 機 関 との 連 絡 調 整 に 関 すること 1 農 地 農 業 用 施 設 に 係 る 防 災 ダム ため 池 等 整 備 湛 水 防 除 対 策 地 すべり 対 策 農 地 保 全 対 策 地 盤 沈 下 対 策 水 質 障 害 対 策 海 岸 の 保 全 事 業 に 関 すること 2 ダム 堤 防 排 水 機 等 農 地 保 全 施 設 又 は 農 業 水 利 施 設 の 防 災 管 理 に 関 すること 3 農 作 物 蚕 家 畜 等 に 係 る 管 理 指 導 及 び 災 害 病 虫 害 関 東 農 政 局 の 防 除 に 関 すること 4 野 菜 乳 製 品 等 の 食 料 品 種 もみ 等 その 他 の 災 害 復 旧 用 資 材 の 供 給 に 関 すること 5 土 地 改 良 機 械 及 び 技 術 者 の 把 握 及 び 緊 急 動 員 に 関 する こと 6 国 が 行 う 農 地 農 業 用 施 設 等 に 対 する 災 害 復 旧 事 業 の 実 施 及 び 都 又 は 団 体 が 行 う 災 害 復 旧 事 業 の 指 導 又 は 助 成

31 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 3 節 指 定 地 方 行 政 機 関 名 称 内 容 に 関 すること 7 被 災 農 林 漁 業 者 に 貸 付 けられる 資 金 の 融 通 に 関 するこ と 8 農 業 関 係 被 害 状 況 の 情 報 収 集 及 び 報 告 に 関 すること 関 東 農 政 局 1 応 急 用 食 料 の 流 通 在 庫 に 関 する 情 報 提 供 等 に 関 するこ 東 京 地 域 センター と 1 国 有 林 野 の 保 安 林 保 安 施 設 ( 治 山 施 設 ) 等 の 維 持 造 関 東 森 林 管 理 局 成 に 関 すること 2 災 害 復 旧 用 材 ( 国 有 林 材 )の 供 給 に 関 すること 1 生 活 必 需 品 復 旧 資 材 等 防 災 関 係 物 資 の 円 滑 な 供 給 の 確 保 に 関 すること 関 東 経 済 産 業 局 2 商 工 鉱 業 事 業 者 の 業 務 の 正 常 な 運 営 の 確 保 に 関 するこ と 3 被 災 中 小 企 業 の 振 興 に 関 すること 1 火 薬 類 高 圧 ガス 液 化 石 油 ガス 電 気 ガス 等 危 険 関 東 東 北 物 等 の 保 安 の 確 保 に 関 すること 産 業 保 安 監 督 部 2 鉱 山 における 保 安 に 関 すること 1 防 災 上 必 要 な 教 育 及 び 訓 練 に 関 すること 2 通 信 施 設 等 の 整 備 に 関 すること 3 公 共 施 設 等 の 整 備 に 関 すること 4 災 害 危 険 区 域 等 の 関 係 機 関 への 通 知 に 関 すること 5 官 庁 施 設 の 災 害 予 防 措 置 に 関 すること 6 豪 雪 害 の 予 防 に 関 すること 7 油 保 管 管 理 施 設 の 調 査 及 び 指 導 に 関 すること 8 災 害 に 関 する 情 報 の 収 集 及 び 予 警 報 の 伝 達 災 害 対 策 関 東 地 方 整 備 局 の 指 導 協 力 に 関 すること 9 水 防 活 動 土 砂 災 害 防 止 活 動 及 び 避 難 誘 導 等 に 関 する こと 10 建 設 機 械 の 現 況 及 び 技 術 者 の 現 況 の 把 握 に 関 するこ と 11 緊 急 輸 送 に 必 要 な 船 舶 の 情 報 に 関 すること 12 災 害 時 における 復 旧 資 材 の 確 保 に 関 すること 13 災 害 発 生 が 予 測 されるとき 又 は 災 害 時 における 災 害 応 急 対 策 及 び 復 旧 対 策 に 関 すること 1 船 舶 船 舶 用 機 械 及 び 船 舶 用 品 の 安 全 に 関 すること 2 災 害 時 における 輸 送 用 船 舶 のあっ 旋 に 関 すること 関 東 運 輸 局 3 鉄 道 及 び 軌 道 の 安 全 保 安 並 びにこれらの 施 設 及 び 車 両 の 安 全 保 安 に 関 すること 第 第 4 1 章 部

32 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 3 節 指 定 地 方 行 政 機 関 況 名 称 内 容 4 災 害 時 における 輸 送 用 車 両 のあっせんに 関 すること 1 災 害 時 における 航 空 機 による 輸 送 に 関 し 安 全 を 確 保 東 京 航 空 局 するための 必 要 な 措 置 に 関 すること ( 東 京 空 港 事 務 所 ) 2 指 定 地 域 上 空 の 飛 行 の 注 意 喚 起 等 の 周 知 徹 底 に 関 する ( 大 島 空 港 出 張 所 ) こと 1 海 難 救 助 ( 人 命 救 助 危 険 物 流 出 対 応 火 災 対 応 等 )に 関 すること 2 排 出 油 の 防 除 ( 調 査 及 び 指 導 防 除 措 置 の 指 導 等 )に 関 すること 第 三 管 区 海 上 保 安 本 部 3 海 上 交 通 安 全 の 確 保 ( 船 舶 交 通 の 整 理 整 頓 指 導 制 限 ( 東 京 海 上 保 安 部 ) ( 下 田 海 上 保 安 部 ) ( 横 浜 海 上 保 安 部 ) 等 航 路 障 害 物 の 除 去 危 険 物 積 載 船 の 保 安 措 置 工 事 作 業 等 の 再 開 水 路 の 検 測 航 路 標 識 等 の 復 旧 )に 関 する こと 4 海 上 における 治 安 の 維 持 に 関 すること 5 緊 急 輸 送 ( 人 員 及 び 救 援 災 害 復 旧 資 材 の 輸 送 )に 関 すること 6 その 他 災 害 応 急 対 策 に 必 要 な 事 項 1 気 象 地 象 水 象 の 観 測 及 びその 成 果 の 収 集 発 表 を 行 う 2 気 象 業 務 に 必 要 な 観 測 体 制 の 充 実 を 図 るとともに 予 報 通 信 等 の 施 設 及 び 設 備 の 整 備 に 努 める 3 気 象 地 象 ( 地 震 にあっては 発 生 した 断 層 運 動 によ る 地 震 動 に 限 る) 水 象 の 予 報 及 び 特 別 警 報 警 報 注 意 報 並 びに 台 風 大 雨 竜 巻 等 突 風 に 関 する 情 報 等 を 適 時 的 確 に 防 災 機 関 に 伝 達 するとともに これらの 機 関 や 報 道 機 関 を 通 じて 住 民 に 周 知 できるよう 努 める 東 京 管 区 気 象 台 4 気 象 庁 が 発 表 する 緊 急 地 震 速 報 ( 警 報 )について 緊 ( 気 象 庁 ) 急 地 震 速 報 の 利 用 の 心 得 などの 周 知 広 報 に 努 める 5 区 市 町 村 が 行 う 避 難 勧 告 等 の 判 断 伝 達 マニュアルや ハザードマップ 等 の 作 成 に 関 して 技 術 的 な 支 援 協 力 を 行 う 6 災 害 の 発 生 が 予 想 されるときや 災 害 発 生 時 において 都 道 府 県 や 市 町 村 に 対 して 気 象 状 況 の 推 移 やその 予 想 の 解 説 等 を 適 宜 行 う 7 都 道 府 県 や 市 町 村 その 他 の 防 災 関 係 機 関 と 連 携 し 防 災 気 象 情 報 の 理 解 促 進 防 災 知 識 の 普 及 啓 発 活 動 に 努 める

33 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 4 節 自 衛 隊 名 称 内 容 1 非 常 無 線 通 信 の 確 保 等 及 び 関 東 地 方 非 常 通 信 協 議 会 の 運 営 に 関 すること 2 災 害 対 策 用 無 線 機 及 び 災 害 対 策 用 移 動 電 源 車 の 貸 出 し に 関 すること 3 非 常 災 害 時 における 重 要 通 信 の 疎 通 を 確 保 するため 関 東 総 合 通 信 局 無 線 局 の 開 局 周 波 数 等 の 指 定 変 更 及 び 無 線 設 備 の 設 置 場 所 等 の 変 更 を 口 頭 等 により 許 認 可 を 行 う 特 例 措 置 の 実 施 ( 臨 機 の 措 置 )に 関 すること 4 電 気 通 信 事 業 者 及 び 放 送 局 の 被 災 復 旧 状 況 等 の 情 報 提 供 に 関 すること 東 京 労 働 局 1 産 業 安 全 ( 鉱 山 保 安 関 係 を 除 く )に 関 すること 2 雇 用 対 策 に 関 すること 第 第 4 1 章 部 第 4 節 自 衛 隊 名 称 内 容 1 災 害 派 遣 の 計 画 及 び 準 備 に 関 すること 陸 上 自 衛 隊 (1) 防 災 関 係 資 料 の 基 礎 調 査 ( 第 1 師 団 ) (2) 災 害 派 遣 計 画 の 作 成 (3) 東 京 都 地 域 防 災 計 画 に 整 合 した 防 災 に 関 する 訓 練 の 海 上 自 衛 隊 実 施 ( 横 須 賀 地 方 総 監 部 ) 2 災 害 派 遣 の 実 施 に 関 すること (1) 人 命 又 は 財 産 の 保 護 のために 緊 急 に 行 う 必 要 のある 航 空 自 衛 隊 応 急 救 援 又 は 応 急 復 旧 ( 作 戦 シ ス テ ム (2) 災 害 救 助 のため 防 衛 省 の 管 理 に 属 する 物 品 の 無 償 貸 運 用 隊 ) 付 及 び 譲 与

34 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 5 節 指 定 公 共 機 関 況 第 5 節 指 定 公 共 機 関 名 称 内 容 日 本 郵 便 1 郵 便 物 送 達 の 確 保 窓 口 業 務 の 維 持 及 びこれら 施 設 等 の 保 全 に 関 すること 2 災 害 時 における 郵 便 業 務 に 係 る 災 害 特 別 事 務 取 扱 に 関 すること (1) 被 災 者 に 対 する 郵 便 葉 書 等 の 無 償 交 付 (2) 被 災 者 が 差 し 出 す 郵 便 物 の 料 金 免 除 (3) 被 災 地 あて 救 助 用 郵 便 物 の 料 金 免 除 (4) 被 災 者 救 助 団 体 に 対 するお 年 玉 付 郵 便 葉 書 等 寄 附 金 の 配 分 1 電 信 及 び 電 話 施 設 の 建 設 並 びにこれらの 施 設 の 保 全 に N T T 東 日 関 すること 本 2 災 害 非 常 通 話 の 調 整 及 び 気 象 予 警 報 の 伝 達 に 関 するこ と 1 国 内 国 際 電 話 等 の 通 信 の 確 保 に 関 すること N T T コ ミ ュ 2 災 害 時 における 通 信 の 疎 通 確 保 と 通 信 設 備 の 復 旧 に 関 ニ ケ ー シ ョ ン ズ すること 1 携 帯 電 話 等 の 移 動 通 信 施 設 の 建 設 並 びにこれらの 施 設 N T T ド コ の 保 全 に 関 すること モ 2 災 害 時 における 移 動 通 信 の 疎 通 確 保 と 通 信 設 備 の 復 旧 に 関 すること 1 銀 行 券 の 発 行 並 びに 通 貨 及 び 金 融 の 調 節 に 関 するこ と 2 資 金 決 済 の 円 滑 の 確 保 を 通 じ 信 用 秩 序 の 維 持 に 資 する ための 措 置 に 関 すること 日 本 銀 行 3 金 融 機 関 の 業 務 運 営 の 確 保 に 係 る 措 置 に 関 すること 4 金 融 機 関 による 金 融 上 の 措 置 の 実 施 に 係 る 要 請 に 関 す ること 5 各 種 措 置 に 係 る 広 報 に 関 すること 6 海 外 中 央 銀 行 等 との 連 絡 調 整 に 関 すること

35 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 5 節 指 定 公 共 機 関 名 称 内 容 1 災 害 時 における 医 療 救 護 班 の 編 成 及 び 医 療 救 護 等 ( 助 産 及 び 死 体 の 処 理 を 含 む )の 実 施 に 関 すること 2 災 害 時 における 避 難 所 等 での 救 護 所 開 設 及 び 運 営 に 関 すること 3 日 赤 奉 仕 団 及 び 防 災 ボランティアの 活 動 に 関 するこ と 4 輸 血 用 血 液 の 確 保 供 給 に 関 すること 日 赤 東 京 都 支 部 5 義 援 金 の 募 集 受 付 配 分 及 び 募 金 に 関 すること( 原 則 として 義 援 物 資 については 受 け 付 けない ) 6 災 害 救 援 品 の 支 給 に 関 すること 7 日 赤 医 療 施 設 等 の 保 全 運 営 に 関 すること 8 外 国 人 安 否 調 査 に 関 すること 9 遺 体 の 検 案 協 力 に 関 すること 10 東 京 都 地 域 防 災 計 画 に 整 合 した 災 害 救 護 に 関 する 訓 練 の 実 施 に 関 すること 1 報 道 番 組 ( 気 象 予 警 報 及 び 被 害 状 況 等 を 含 む )に 関 す ること 日 本 放 送 協 会 2 広 報 ( 避 難 所 等 への 受 信 機 の 貸 与 等 を 含 む )に 関 する こと 3 放 送 施 設 の 保 全 に 関 すること 東 日 本 高 速 道 路 1 道 路 施 設 の 建 設 及 び 維 持 管 理 に 関 すること 2 災 害 時 の 輸 送 路 の 確 保 に 関 すること 中 日 本 高 速 道 路 3 道 路 施 設 の 災 害 復 旧 工 事 に 関 すること 1 首 都 高 速 道 路 等 の 建 設 及 び 保 全 に 関 すること 首 都 高 速 道 路 2 首 都 高 速 道 路 等 の 災 害 復 旧 に 関 すること 3 災 害 時 における 緊 急 交 通 路 の 確 保 に 関 すること 1 水 資 源 開 発 施 設 の 新 築 ( 水 資 源 機 構 移 行 時 に 着 手 済 の 水 資 源 機 構 事 業 等 に 限 る ) 又 は 改 築 の 実 施 に 関 すること 2 水 資 源 開 発 施 設 の 保 全 ( 施 設 の 管 理 )に 関 すること 国 立 病 院 機 構 1 国 立 病 院 機 構 の 医 療 の 提 供 に 関 すること 2 災 害 医 療 業 務 の 実 施 に 関 する 連 絡 統 制 に 関 すること 第 第 4 1 章 部 K D D I ソフトバンクテレコム ソフトバンクモバイル 1 重 要 通 信 の 確 保 に 関 すること 2 災 害 時 における 電 気 通 信 の 疎 通 の 確 保 と 被 災 通 信 設 備 等 の 復 旧 に 関 すること 1 重 要 通 信 の 確 保 に 関 すること 2 災 害 時 における 電 気 通 信 の 疎 通 の 確 保 と 通 信 設 備 等 の 早 期 復 旧 に 関 すること

36 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 5 節 指 定 公 共 機 関 況 名 称 内 容 J R 東 日 本 1 鉄 道 施 設 等 の 工 事 計 画 及 びこれらの 施 設 等 の 保 全 に 関 すること J R 東 海 2 災 害 時 における 鉄 道 車 両 等 による 救 助 物 資 及 び 避 難 者 輸 送 の 協 力 に 関 すること J R 貨 物 1 災 害 時 における 鉄 道 車 両 等 による 救 助 物 資 輸 送 の 協 力 に 関 すること 東 京 ガ ス 1 ガス 施 設 の 建 設 及 び 安 全 保 安 に 関 すること 2 ガスの 供 給 に 関 すること 日 本 通 運 福 山 通 運 佐 川 急 便 ヤ マ ト 運 輸 1 災 害 時 における 貨 物 自 動 車 (トラック) 等 による 救 助 物 資 の 輸 送 に 関 すること 西 濃 運 輸 東 京 電 力 1 電 力 施 設 等 の 建 設 及 び 安 全 保 安 に 関 すること 2 電 力 需 給 に 関 すること 第 6 節 指 定 地 方 公 共 機 関 名 称 内 容 東 武 鉄 道 東 急 電 鉄 京 成 電 鉄 京 王 電 鉄 京 急 電 鉄 西 武 鉄 道 1 鉄 道 施 設 等 の 安 全 保 安 に 関 すること 小 田 急 電 鉄 2 利 用 者 の 避 難 誘 導 駅 の 混 乱 防 止 に 関 すること 東 京 地 下 鉄 3 災 害 時 における 鉄 道 車 両 等 による 救 助 物 資 及 び 避 難 者 東 京 モ ノ レ ー ル 等 の 輸 送 の 協 力 に 関 すること ゆ り か も め 北 総 鉄 道 多 摩 都 市 モノレール 東 京 臨 海 高 速 鉄 道 首 都 圏 新 都 市 鉄 道

37 第 4 章 都 区 市 町 村 及 び 防 災 機 関 の 役 割 第 6 節 指 定 地 方 公 共 機 関 名 称 内 容 東 海 汽 1 船 舶 並 びに 旅 客 及 び 貨 物 のための 施 設 の 安 全 保 安 に 関 すること 船 2 災 害 時 における 船 舶 による 救 助 物 資 及 び 避 難 者 等 の 輸 送 の 協 力 に 関 すること 都 ト ラ ッ ク 協 会 1 災 害 時 における 貨 物 自 動 車 (トラック)による 救 助 物 資 都 庁 輸 送 組 合 及 び 避 難 者 等 の 輸 送 の 協 力 に 関 すること 都 医 師 会 1 医 療 に 関 すること 2 防 疫 の 協 力 に 関 すること 都 歯 科 医 師 会 1 歯 科 医 療 活 動 に 関 すること 都 薬 剤 師 会 1 医 薬 品 の 調 剤 服 薬 指 導 及 び 医 薬 品 の 管 理 に 関 するこ と 献 血 供 給 事 業 団 1 血 液 製 剤 の 供 給 に 関 すること 都 獣 医 師 会 1 動 物 の 医 療 保 護 活 動 に 関 すること T B S テ レ ビ 文 化 放 送 ニ ッ ポ ン 放 送 ラ ジ オ 日 本 エ フ エ ム 東 京 J - W A V E 日 経 ラ ジ オ 社 I n t e r F M T B S ラ ジ オ & コミュニケーションズ 日 本 テ レ ビ テ レ ビ 東 京 フジテレビジョン テ レ ビ 朝 日 1 災 害 時 における 広 報 活 動 及 び 被 害 状 況 等 の 速 報 に 関 す ること 2 放 送 施 設 の 保 全 に 関 すること T O K Y O M X 東 京 バ ス 協 会 1 バスによる 輸 送 の 確 保 に 関 すること 東 京 ハ イ ヤ ー 1 タクシー ハイヤーによる 輸 送 の 確 保 に 関 すること タ ク シ ー 協 会 2 発 災 時 の 災 害 情 報 の 収 集 伝 達 に 関 すること 都 個 人 タクシー 協 会 1 タクシーによる 輸 送 の 確 保 に 関 すること 1 エレベーターに 閉 じ 込 められた 人 の 迅 速 な 救 出 ( 危 険 日 本 エレベーター 協 会 の 伴 わないものに 限 る )に 関 すること 2 エレベーターの 早 期 復 旧 に 関 すること 第 第 4 1 章 部

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39 第 第 4 1 章 部 第 2 部 災 害 予 防 計 画

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41 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 第 1 章 水 害 予 防 対 策 東 京 では 台 風 や 高 潮 等 によって 過 去 に 洪 水 や 内 水 氾 濫 がしばしば 発 生 し 大 き な 被 害 をもたらしており 近 年 では いわゆる 都 市 型 水 害 の 発 生 が 見 られるように なった このため 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 高 潮 対 策 土 石 流 対 策 がけ 崩 れ 対 策 地 すべり 防 止 対 策 浸 水 対 策 及 び 都 市 型 水 害 対 策 等 についてそれぞれの 施 策 を 推 進 している 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 平 成 17 年 9 月 の 杉 並 区 中 野 区 を 中 心 に 甚 大 な 被 害 が 発 生 した 豪 雨 を 契 機 に 集 中 豪 雨 に 対 し 対 策 を 推 進 するため 有 職 者 による 検 討 を 経 て 平 成 19 年 度 に 東 京 都 豪 雨 対 策 基 本 方 針 を 策 定 した 河 川 整 備 下 水 道 整 備 流 域 対 策 を 実 施 し 時 間 60 ミリの 降 雨 まで 浸 水 被 害 を 解 消 を 目 標 とした 近 年 の 降 雨 特 性 や 被 害 の 発 生 状 況 東 京 都 内 の 中 小 河 川 における 今 後 の 整 備 に ついて の 提 言 を 踏 まえ 平 成 26 年 6 月 に 東 京 都 豪 雨 対 策 基 本 方 針 の 改 定 を 行 っ た < 豪 雨 対 策 の 体 系 > 豪 雨 対 策 浸 水 浸 被 水 害 解 防 消 止 床 上 浸 水 等 防 止 流 域 対 策 河 川 整 備 家 づ く り ( 雨 水 流 出 抑 制 ) 下 水 道 整 備 ま ち づ く り 対 策 公 共 施 設 ( 道 路 学 校 等 ) へ の 貯 留 浸 透 施 設 設 置 民 間 施 設 ( ビ ル 住 宅 等 ) へ の 貯 留 浸 透 施 設 設 置 緑 地 の 保 全 創 出 流 下 施 設 の 整 備 貯 留 施 設 の 整 備 情 報 周 知 ( 浸 水 危 険 度 対 応 策 ) 地 下 空 間 へ の 浸 水 対 策 高 床 建 築 の 推 進 第 第 1 2 章 部 生 命 安 全 避 難 方 策 情 報 周 知 ( 降 雨 水 位 等 ) 避 難 体 制 強 化

42 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 1 東 京 都 豪 雨 対 策 基 本 方 針 頻 発 する 局 地 的 集 中 豪 雨 に 対 し 降 雨 特 性 浸 水 実 績 費 用 対 効 果 等 の 検 討 を 踏 まえ ハード ソフト 両 面 からの 取 組 の 方 向 性 を 明 らかにした (1) 基 本 的 な 考 え 方 今 後 の 豪 雨 対 策 においては おおむね 30 年 後 を 目 標 に 年 超 過 確 立 1/20( 区 部 時 間 75 ミリ 多 摩 部 時 間 65 ミリ)の 降 雨 に 対 し 床 上 浸 水 等 の 防 止 を 目 指 し 河 川 整 備 や 下 水 道 整 備 流 域 対 策 を 進 めることに 加 え 目 標 を 超 える 降 雨 に 対 しても 生 命 安 全 の 確 保 を 目 指 し 浸 水 被 害 を 最 小 限 にとどめる 減 災 対 策 を 推 進 する (2) 対 策 強 化 流 域 対 策 強 化 地 区 の 設 定 豪 雨 や 水 害 の 発 生 頻 度 などを 踏 まえ 対 策 強 化 流 域 対 策 強 化 地 区 を 設 定 する これらの 流 域 地 区 では 河 川 下 水 道 の 整 備 水 準 のレベルアップを 図 り 目 標 降 雨 に 対 して 浸 水 被 害 の 防 止 を 目 指 す (3) 家 づくり まちづくり 避 難 方 策 の 強 化 大 規 模 地 下 街 の 浸 水 対 策 計 画 の 充 実 や 豪 雨 災 害 に 関 する 情 報 の 提 供 や 災 害 発 生 時 の 体 制 の 整 備 等 により 避 難 方 策 を 強 化 する 2 河 川 改 修 (1) 大 河 川 改 修 大 河 川 は 広 い 流 域 を 形 成 しており ひとたび 氾 濫 した 場 合 下 流 域 にあ る 東 京 は 甚 大 な 被 害 を 受 けるおそれがある このため 利 根 川 荒 川 多 摩 川 鶴 見 川 の 各 水 系 について 洪 水 による 災 害 の 防 止 を 図 るため 治 水 対 策 を 推 進 する ( 資 料 第 11 荒 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P17) ( 資 料 第 12 多 摩 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P19) ( 資 料 第 13 浅 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P21) ( 資 料 第 14 江 戸 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P23) ( 資 料 第 15 利 根 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P25) ( 資 料 第 16 中 川 綾 瀬 川 浸 水 想 定 区 域 図 別 冊 P27)

43 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) ア 現 況 水 系 現 況 利 根 川 の 派 川 である 江 戸 川 については 堤 防 の 浸 透 対 策 として 常 磐 自 動 車 道 上 流 右 岸 の 堤 防 強 化 事 業 を 実 施 するとともに 下 流 部 においては 利 根 川 高 規 格 堤 防 事 業 を 実 施 している 中 川 については 中 流 部 の 弱 小 堤 区 間 対 策 を 実 施 中 である 荒 川 について 荒 川 第 一 調 節 池 下 流 の 堤 防 は 中 川 との 背 割 堤 を 除 き 概 成 しており 堤 防 の 浸 透 対 策 としての 補 強 下 流 部 においては 高 規 格 荒 川 堤 防 事 業 を 実 施 している また 上 流 部 は 支 川 改 修 とあわせ 築 堤 工 事 を 実 施 している 多 摩 川 については 全 川 にわたって 水 衝 部 対 策 や 無 堤 部 対 策 を 実 施 す 多 摩 川 るととともに 下 流 部 においては 高 規 格 堤 防 事 業 を 実 施 している 鶴 見 川 については 昭 和 54 年 に 総 合 治 水 対 策 特 定 河 川 に 指 定 されて 鶴 見 川 おり 流 下 能 力 向 上 を 図 るための 橋 梁 の 改 築 並 びに 多 目 的 遊 水 地 の 建 設 促 進 堤 防 の 浸 透 対 策 としての 補 強 を 実 施 している 第 第 1 2 章 部 イ 計 画 区 分 河 川 整 備 基 本 方 針 実 施 計 画 計 画 高 水 流 量 は 栗 橋 地 点 にお (1) 江 戸 川 いて 17,500 m3/sec とし 関 宿 分 堤 防 浸 透 による 大 規 模 氾 濫 対 策 として 流 点 より 7,000 m3/sec を 江 戸 川 常 磐 自 動 車 道 より 上 流 の 堤 防 強 化 を 促 進 利 根 に 分 派 し 関 宿 及 び 松 戸 において するとともに 下 流 部 においては 超 過 洪 水 川 7,000 m3/sec とし 篠 崎 において 対 策 として 高 規 格 堤 防 整 備 特 定 構 造 物 改 水 系 旧 江 戸 川 に 1,000 m3/sec を 分 派 築 事 業 により 行 徳 可 動 堰 の 改 築 を 継 続 実 し その 下 流 妙 典 で 6,000 m3/sec 施 する とし 河 口 まで 同 一 流 量 とする (2) 中 川 中 川 については 右 岸 未 改 修 箇 所 の 弱 小 堤 対 策 を 優 先 的 に 実 施 する 隅 田 川 分 派 点 である 岩 淵 地 点 下 流 部 においては 高 規 格 堤 防 整 備 堤 荒 において 計 画 高 水 流 量 7,000 防 強 化 対 策 を 実 施 する 川 水 m3/sec とし 下 流 の 内 水 流 量 700 上 流 部 においては 支 川 改 修 とあわせ 築 系 m3/sec を 加 えて 河 口 での 計 画 高 水 流 量 7,700 m3/sec とし 東 京 湾 に 流 下 させる 堤 工 事 を 実 施 する

44 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) 区 分 河 川 整 備 基 本 方 針 実 施 計 画 計 画 高 水 流 量 は 日 野 橋 におい 本 川 については 無 堤 部 の 改 修 堰 の 改 て 4,700 m3/sec とし さらに 浅 築 等 の 促 進 や 水 衝 部 対 策 を 実 施 するとと 多 摩 川 の 合 流 量 をあわせ 石 原 におい もに 下 流 部 においては 高 規 格 堤 防 整 備 を 川 て 6,500 m3/sec とする 実 施 する 水 系 その 下 流 では 野 川 及 び 残 流 域 支 川 である 浅 川 については 護 岸 等 の 整 からの 流 入 量 をあわせ 田 園 調 布 備 を 促 進 する ( 下 )において 7,000 m3/sec とし 河 口 まで 同 一 流 量 とする 鶴 計 画 高 水 流 量 は 第 三 京 浜 鶴 見 川 橋 地 点 において 1,400 m3/sec 橋 梁 の 架 け 替 え 及 び 堤 防 の 浸 透 防 止 対 策 を 実 施 する 見 とし 早 渕 川 矢 上 川 等 のそれぞ 川 水 れの 合 流 量 及 びポンプ 排 水 量 を 系 あわせ 末 吉 橋 地 点 において 1,800 m3/sec 潮 見 橋 地 点 におい て 1,950 m3/sec とする (2) 中 小 河 川 の 整 備 中 小 河 川 では 1 時 間 50mm の 降 雨 に 対 応 できるよう 河 川 の 整 備 を 進 めて おり 護 岸 整 備 まで 相 当 期 間 を 要 する 中 上 流 域 においては 洪 水 の 一 部 を 貯 留 する 調 節 池 を 設 置 し 水 害 の 早 期 解 消 に 努 めている 現 在 妙 正 寺 川 神 田 川 など 25 箇 所 ( 一 部 供 用 も 含 む)に 調 節 池 の 設 置 を 完 了 している ( 資 料 第 17 調 節 池 設 置 箇 所 別 冊 P29) 平 成 17 年 9 月 の 集 中 豪 雨 時 に 大 きな 被 害 が 生 じた 妙 正 寺 川 善 福 寺 川 流 域 において 河 川 激 甚 災 害 対 策 特 別 緊 急 事 業 により 護 岸 や 調 節 池 取 水 施 設 の 整 備 等 を 平 成 17 年 度 から 平 成 21 年 度 までの5か 年 計 画 で 実 施 し 引 き 続 き 護 岸 や 妙 正 寺 川 鷺 宮 調 節 池 善 福 寺 川 調 節 池 等 の 整 備 を 進 めている 平 成 11 年 8 月 の 集 中 豪 雨 や 平 成 16 年 10 月 の 台 風 第 22 号 などにより 浸 水 被 害 が 発 生 している 古 川 流 域 では 早 期 の 浸 水 解 消 又 は 減 災 を 図 るため 平 成 20 年 より 古 川 地 下 調 節 池 の 整 備 を 進 めている さらに 近 年 1 時 間 50mm を 超 える 降 雨 に 伴 う 水 害 が 頻 発 していることを 受 け 目 標 整 備 水 準 を 時 間 50mm 降 雨 から 引 き 上 げ 区 部 では 時 間 最 大 75mm 降 雨 多 摩 部 では 時 間 最 大 65mm 降 雨 とし 優 先 度 を 考 慮 して 流 域 ごとに 対 策 を 進 め ることとする 都 の 整 備 方 針 をとりまとめた 時 間 50mm 降 雨 を 超 える 部 分 の 対 策 は 調 節 池 による 対 応 を 基 本 とし 広 域 調 節 池 の 整 備 等 効 果 的 な 対 策 の 実 施 により 既 往 最 大 の 狩 野 川 台 風 規 模 の 豪 雨 や 時 間 100mm の 降 雨 でも 局 地 的 かつ 短 時 間 の 集 中 豪 雨 に 対 して 安 全 を 確 保 する ことを 目 指 す

45 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) < 中 小 河 川 整 備 計 画 > 全 体 計 画 平 成 24 年 度 末 平 成 25 年 度 以 降 事 業 内 容 区 域 ( 昭 和 49 年 度 ~) 整 備 整 備 区 部 km 85.5 km 21.5 km 50mm に 対 処 多 摩 地 区 km km 53.0 km する 整 備 合 計 km km 74.5 km ( 資 料 第 18 中 小 河 川 改 修 計 画 図 別 冊 P30) 3 雨 水 流 出 抑 制 施 設 の 整 備 総 合 的 な 治 水 対 策 の 一 環 として 雨 水 の 貯 留 浸 透 を 行 う 雨 水 流 出 抑 制 施 設 の 設 置 について 都 は 昭 和 56 年 に 関 係 局 からなる 総 合 治 水 対 策 連 絡 会 を 発 足 させ 昭 和 58 年 度 に 創 設 した 総 合 治 水 対 策 流 域 貯 留 浸 透 事 業 実 施 要 綱 に 基 づき 都 所 管 施 設 に 雨 水 流 出 抑 制 施 設 の 設 置 を 推 進 してきている 一 方 都 は 島 しょ 部 を 除 く 都 内 53 区 市 町 村 と 総 合 治 水 対 策 協 議 会 を 立 ち 上 げ 総 合 的 な 治 水 対 策 に 関 する 計 画 の 策 定 執 行 状 況 の 把 握 調 整 技 術 上 の 改 善 策 の 検 討 等 を 行 っている 都 における 総 合 的 な 治 水 対 策 のあり 方 については 昭 和 61 年 に 総 合 治 水 対 策 調 査 委 員 会 の 本 報 告 が 出 され これにより 区 部 中 小 河 川 については 将 来 目 標 である 基 本 計 画 を 100 mm/h 程 度 とし 雨 水 流 出 抑 制 施 設 による 流 域 対 策 で 10 mm/h 程 度 を 分 担 するものとしている 当 面 の 目 標 である 50 mm/h 程 度 の 治 水 安 全 度 を 確 保 するため 東 京 都 総 合 治 水 対 策 協 議 会 では 当 面 10 か 年 程 度 の 総 合 的 な 治 水 対 策 暫 定 計 画 を 策 定 し 神 田 川 流 域 目 黒 川 流 域 石 神 井 川 流 域 野 川 流 域 渋 谷 川 古 川 流 域 呑 川 流 域 谷 沢 川 丸 子 川 流 域 の 総 合 的 な 治 水 対 策 暫 定 計 画 を 策 定 した 国 の 指 定 する 総 合 治 水 特 定 河 川 流 域 については 国 土 交 通 省 都 県 関 係 市 町 村 からなる 流 域 総 合 治 水 対 策 協 議 会 において 流 域 整 備 計 画 を 策 定 し 総 合 的 な 治 水 対 策 を 推 進 している 現 在 までに 鶴 見 川 境 川 残 堀 川 新 河 岸 川 中 川 綾 瀬 川 について 流 域 整 備 計 画 を 策 定 している 都 は 平 成 19 年 8 月 に 東 京 都 豪 雨 対 策 基 本 方 針 を 発 表 し この 方 針 に 基 づ いて 東 京 都 総 合 治 水 対 策 協 議 会 は 平 成 21 年 5 月 に 神 田 川 流 域 渋 谷 川 古 川 流 域 において 豪 雨 対 策 計 画 を 策 定 し 平 成 21 年 11 月 に 石 神 井 川 流 域 目 黒 川 流 域 呑 川 流 域 野 川 流 域 白 子 川 流 域 についても 豪 雨 対 策 計 画 を 策 定 し た なお 豪 雨 対 策 計 画 が 策 定 された 河 川 については 総 合 的 な 治 水 対 策 暫 定 計 画 は 廃 止 されている 各 計 画 の 内 容 と 各 局 における 雨 水 の 流 出 抑 制 の 取 組 は 別 表 豪 雨 対 策 計 画 概 要 一 覧 表 区 部 中 小 河 川 流 域 の 総 合 的 な 治 水 対 策 暫 定 計 画 概 要 一 覧 表 都 内 の 特 定 都 市 河 川 及 び 総 合 治 水 対 策 特 定 河 川 における 流 域 水 害 対 策 計 画 及 び 流 域 整 備 計 画 概 要 一 覧 表 都 営 住 宅 及 び 都 立 学 校 の 雨 水 流 出 抑 制 施 設 設 置 状 況 第 第 1 2 章 部

46 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) のとおりである 豪 雨 対 策 計 画 は 平 成 26 年 の 東 京 都 豪 雨 対 策 基 本 方 針 の 改 定 に 伴 い 平 成 27 年 度 以 降 順 次 見 直 しや 新 規 策 定 を 予 定 している 浸 水 被 害 の 多 い 神 田 川 や 石 神 井 川 などを 対 象 に 浸 透 ます 設 置 費 用 等 の 一 部 に ついて 区 市 を 通 じて 助 成 を 行 うことや 公 共 施 設 への 一 時 貯 留 施 設 等 の 設 置 を 促 進 するため 施 設 設 置 の 実 施 計 画 策 定 を 区 市 に 要 請 し 作 成 の 委 託 費 を 一 部 補 助 するなど 流 域 対 策 の 強 化 を 図 っている また 特 定 都 市 河 川 浸 水 被 害 対 策 法 が 平 成 16 年 5 月 に 施 行 され 平 成 17 年 4 月 1 日 には 町 田 市 を 流 れる 鶴 見 川 が 全 国 で 初 めて 特 定 都 市 河 川 指 定 されたこと に 伴 い 平 成 19 年 3 月 には 国 や 神 奈 川 県 等 と 連 携 し 流 域 水 害 対 策 計 画 を 策 定 した 更 に 平 成 26 年 6 月 には 神 奈 川 県 との 県 境 を 流 れる 境 川 を 特 定 都 市 河 川 に 指 定 した 特 定 都 市 河 川 流 域 においては 一 定 の 条 件 を 満 たす 開 発 行 為 な どを 行 う 場 合 に 浸 透 ます 等 の 設 置 が 法 により 義 務 付 けられており 都 としては 同 法 に 基 づき 着 実 に 対 策 の 実 施 を 指 導 していく

47 第 1 章 水 害 予 防 対 策 第 1 節 洪 水 対 策 ( 総 合 的 な 治 水 対 策 ) < 豪 雨 対 策 計 画 概 要 一 覧 表 > 河 川 名 神 田 川 目 黒 川 石 神 井 川 豪 雨 対 策 計 画 策 定 年 月 平 成 21 年 3 月 平 成 21 年 11 月 平 成 21 年 11 月 目 標 年 次 ( 当 面 ) 平 成 29 年 度 ( 当 面 ) 平 成 29 年 度 ( 当 面 ) 平 成 29 年 度 ( 長 期 ) 概 ね 30 年 後 ( 長 期 ) 概 ね 30 年 後 ( 長 期 ) 概 ね 30 年 後 現 況 の 96.8% 97.1% 87 % 市 街 化 率 ( 平 成 17 年 ) ( 平 成 17 年 ) ( 平 成 5 年 ) 目 標 年 次 の 市 街 化 率 当 面 の 目 標 ( 平 成 29 年 度 ) 時 間 55 ミリ 降 雨 までは 床 上 浸 水 を 防 止 既 往 最 大 降 雨 でも 生 命 の 安 全 を 確 保 整 備 目 標 長 期 の 見 通 し( 概 ね 30 年 後 ) 時 間 60 ミリ 降 雨 までは 浸 水 を 解 消 時 間 75 ミリ 降 雨 までは 床 上 浸 水 等 を 防 止 既 往 最 大 降 雨 でも 生 命 の 安 全 を 確 保 敷 指 対 敷 指 対 地 導 策 地 導 策 面 主 基 面 主 基 積 体 準 積 体 準 敷 地 面 積 指 導 主 体 対 策 基 準 第 第 1 2 章 部 流 対 策 基 準 域 対 策 10 年 後 の 目 標 ha 東 京 都 m3/ha 以 上 及 び 以 上 関 係 ha 区 市 m3/ha 未 満 以 上 千 代 田 区 47,000 m3 新 宿 区 223,000 m3 文 京 区 180,000 m3 0.05ha 以 上 0.05ha 未 満 品 川 区 目 黒 区 600 東 京 都 m3/ha 及 び 以 上 関 係 300 区 市 m3/ha 以 上 70,000 m3 83,000 m3 中 野 区 172,000 m3 三 鷹 市 26,000 m3 杉 並 区 302,000 m3 その 他 10,000 m3 豊 島 区 66,000 m3 武 蔵 野 市 126,000 m3 その 他 143,000 m3 世 田 谷 区 227,000 m3 0.05ha 以 上 0.05ha 未 満 豊 島 区 北 区 板 橋 区 練 馬 区 600 東 京 都 m3/ha 及 び 以 上 関 係 300 区 市 m3/ha 以 上 46,000 m3 28,000 m3 95,000 m3 347,000 m3 小 金 井 市 14,000 m3 小 平 市 152,000 m3 武 蔵 野 市 14,000 m3 西 東 京 市 107,000 m3 計 1,259,000 m3 計 415,000 m3 計 803,000 m