Microsoft Word - WG1報告書_0515

Size: px
Start display at page:

Download "Microsoft Word - WG1報告書_0515"

Transcription

1 ICTを 活 用 した 教 育 の 推 進 に 資 する 実 証 事 業 報 告 書 WG1:ICTを 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法 の 開 発 2015 年 3 月 本 報 告 書 は ICTを 活 用 した 教 育 の 推 進 を 図 る 上 で 不 可 欠 な 教 育 効 果 の 明 確 化 を 目 的 として 2014 年 9 月 から 全 国 4 地 域 の 公 立 小 学 校 4 校 および 公 立 中 学 校 3 校 の 計 7 校 の 一 部 児 童 生 徒 および 教 員 を 対 象 に タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 施 し 児 童 生 徒 にもたらされるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 を 検 証 するととも に ICTを 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法 を 開 発 するものである

2

3 はじめに 知 識 基 盤 社 会 の 時 代 といわれる 今 日 において 学 校 教 育 の ICT 化 は 政 府 の 重 要 課 題 とな っています また 昨 今 の 子 供 たちはスマートフォンに 代 表 される 様 々な 情 報 メディアを 活 用 するようになり デジタルネイティブとして 成 長 しています このような 環 境 下 にお いて 全 国 各 地 の 小 中 学 校 では 情 報 機 器 を 整 備 し 授 業 において ICT を 活 用 する 動 きが 加 速 していますが 同 時 に ICT がもたらす 教 育 効 果 を 確 かな 根 拠 に 基 づいて 証 明 すること も 求 められております 文 部 科 学 省 から 委 託 を 受 けて 実 施 した 本 実 証 事 業 では ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 明 確 化 と 効 果 の 検 証 方 法 を 確 立 するため 1 人 1 台 のタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 における 教 育 効 果 などを 明 らかにすることを 目 的 に 実 証 校 でのタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 実 践 とともに 児 童 生 徒 および 教 員 への 調 査 を 実 施 しました その 結 果 検 証 方 法 の 確 立 に 資 する 様 々な 成 果 を 得 ることができました 実 証 事 業 前 後 に 実 施 した 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキルに 係 る 調 査 では 児 童 生 徒 の 基 礎 的 な ICT 操 作 能 力 はタブレット 端 末 が 整 備 された 後 1 年 間 で 向 上 することが 明 らかになり 実 証 事 業 前 後 に 実 施 した 児 童 生 徒 への 意 識 調 査 では 電 子 黒 板 を 活 用 した 学 習 に 係 る 項 目 を 除 いた 全 項 目 において 1% 水 準 で 有 意 に 評 価 が 高 まるとともに 4つの 因 子 においても 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 し 対 応 のあるデータによる t 検 定 をすることで 有 意 差 が 出 やす いこと 等 を 確 認 しました 客 観 テストでは タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 は 活 用 しな い 授 業 後 に 比 べて 児 童 生 徒 の 成 績 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 明 らかにし 実 践 の 方 式 と しては 同 じ 学 級 で 単 元 を 前 半 と 後 半 に 分 割 しタブレット 端 末 の 活 用 を 入 れ 替 えると 活 用 効 果 を 最 も 示 すことができる 点 等 を 明 確 にしました 実 証 事 業 前 後 に 実 施 した 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 と ICT 活 用 効 果 に 係 る 調 査 では 小 学 校 においては 教 材 研 究 指 導 の 準 備 や 評 価 授 業 中 に ICT を 活 用 して 指 導 する 力 児 童 生 徒 の ICT 活 用 を 指 導 する 力 情 報 モラル 等 を 指 導 する 力 が 中 学 校 においては 授 業 中 にICTを 活 用 して 指 導 する 力 や 児 童 生 徒 のICT 活 用 を 指 導 する 力 が 有 意 に 高 まること 等 をχ 2 検 定 による 分 析 により 明 らかにしました 各 教 育 委 員 会 においては 本 実 証 事 業 にて 確 立 した 手 法 を 参 考 に 教 育 効 果 の 検 証 に 取 り 組 んで 頂 くとともに 全 国 各 地 の 学 校 において ICT を 活 用 した 授 業 が 広 く 展 開 されていく ことを 願 っております 本 実 証 事 業 にあたって ご 協 力 を 頂 いた 7 校 の 小 中 学 校 関 係 者 の 皆 様 協 力 頂 いた 児 1

4 童 生 徒 の 皆 さん そして 何 より 授 業 実 践 のために 授 業 の 準 備 段 階 から 取 り 組 んで 頂 いた 教 員 の 皆 様 に 厚 く 御 礼 申 し 上 げます 平 成 26 年 度 文 部 科 学 省 ICT を 活 用 した 教 育 の 推 進 に 資 する 実 証 事 業 ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法 の 開 発 座 長 東 京 工 業 大 学 監 事 清 水 康 敬 2

5 実 証 事 業 の 概 要 成 果 と 課 題 本 実 証 事 業 では 世 界 的 に 進 行 する 情 報 化 グローバル 化 に 伴 う 学 校 教 育 における ICT 活 用 の 必 要 性 を 背 景 に ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 明 確 化 を 目 的 として 授 業 におけるタブ レット 端 末 の 活 用 効 果 を 検 証 し その 手 法 を 確 立 した 検 証 では 実 証 校 においてタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 計 画 的 に 実 践 し 児 童 生 徒 と 教 員 を 対 象 とした 調 査 を 実 施 した 児 童 生 徒 を 対 象 とした ICT 活 用 スキル 調 査 では 4 択 による 回 答 を 点 数 化 し 平 均 値 を 小 中 学 校 別 に 求 めた 独 立 したデータと 対 応 のあるデータにて 実 証 事 業 前 後 で t 検 定 した 結 果 ICT 活 用 スキルの 多 くの 項 目 が 1% 水 準 で 有 意 に 向 上 した 特 に タブレット 端 末 の 整 備 から 1 年 以 内 の 学 校 の 児 童 生 徒 のスキル 向 上 は 大 きく 1 年 以 上 経 過 しているとスキルの 変 化 は 小 さいことから ICT 活 用 スキルはタブレット 端 末 の 整 備 から 1 年 間 で 向 上 することが 推 察 された また 独 立 したデータによる t 検 定 に 比 べ 対 応 のあるデータによる t 検 定 の 方 が 有 意 差 が 出 やすいことを 明 らかにした 児 童 生 徒 を 対 象 とした 意 識 調 査 では 4 択 による 回 答 を 点 数 化 し 小 中 学 校 別 に 実 証 事 業 前 後 で 対 応 のあるデータによるt 検 定 をした 結 果 小 学 校 では 電 子 黒 板 に 係 る3 項 目 を 除 き 中 学 校 では 全 項 目 で 実 証 授 業 後 が 1% 水 準 で 有 意 に 評 価 が 向 上 した 20の 設 問 の 回 答 データを 用 い 主 因 子 法 でバリマックス 回 転 を 行 って 因 子 分 析 した 結 果 抽 出 された 思 考 表 現 電 子 黒 板 の 活 用 知 識 理 解 意 欲 協 働 学 習 の 4 因 子 について 実 証 事 業 前 後 で 児 童 生 徒 の 因 子 得 点 の 違 いを 比 較 分 析 した 結 果 小 中 学 校 ともに 実 証 事 業 後 が 全 因 子 において 1% 水 準 で 有 意 に 高 まった 同 様 に タブレット 端 末 の 活 用 の 有 無 で 対 応 のある t 検 定 をした 結 果 小 学 校 では 全 項 目 で 中 学 校 では 1 項 目 を 除 きタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 の 評 価 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 まった また 同 様 の 4 因 子 を 実 証 事 業 前 後 で 比 較 分 析 した 結 果 小 中 学 校 ともに 前 述 の 全 因 子 において 実 証 事 業 後 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 まった 3

6 さらに 単 元 の 前 後 と 活 用 の 有 無 による 4 通 りの 場 合 における 4 因 子 の 評 価 の 違 いを 一 次 配 置 元 配 列 の 分 散 分 析 を 行 い Tukey 法 によって 多 重 比 較 した 結 果 電 子 黒 板 の 活 用 の 因 子 を 除 いた3 因 子 においてタブレット 端 末 活 用 後 が1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 した 授 業 後 に 実 施 した 客 観 テストでは 100 点 満 点 で 得 点 を 標 準 化 の 上 小 中 学 校 および 教 科 別 に 対 応 のあるデータによりタブレット 端 末 活 用 の 有 無 の 違 いを t 検 定 した 結 果 タブレ ット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテストの 成 績 が 小 学 校 では 国 語 で 5% 水 準 社 会 算 数 理 科 では 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 した 同 様 に 中 学 校 では 数 学 で 1% 水 準 理 科 では 5% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 し 国 語 と 英 語 では 有 意 差 が 認 められなかった 社 会 について は 逆 に 活 用 した 授 業 後 の 成 績 が 5% 水 準 で 有 意 に 低 い 結 果 となっており この 考 察 は 今 後 の 検 討 課 題 となる 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 では 一 部 の 実 証 校 において 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 含 む タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 計 画 実 践 し 客 観 テストとは 異 なる 手 法 によりタブレット 端 末 の 活 用 効 果 の 評 価 を 試 みた その 結 果 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 では 生 徒 が 作 成 した 解 をグループ 間 で 能 動 的 に 比 較 する 活 動 を 通 じて 正 解 に 至 ったり 解 の 理 由 を 深 める 活 動 が 引 き 起 こされた 一 方 活 用 しない 授 業 では 一 度 作 った 解 を 修 正 する 活 動 はほとんどみられず グループ 間 による 活 動 の 差 が 広 がった 授 業 終 了 時 に 生 徒 が 記 述 したワークシートを 評 価 した 結 果 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 では 誤 答 や 未 回 答 がなく 活 用 しない 授 業 に 比 べ 学 習 内 容 を 概 念 的 に 理 解 し 記 述 する 生 徒 数 が 多 かった 活 用 しない 授 業 では 誤 答 や 未 回 答 が 一 定 数 いた さらに 授 業 2 ヶ 月 後 のワークシートの 結 果 では 活 用 の 有 無 にかかわらず 概 念 的 に 理 解 し 記 述 する 人 数 は 減 少 したものの 活 用 しない 授 業 を 実 施 した 学 級 ではより 減 少 し 誤 答 や 未 回 答 が 大 幅 に 増 えた このことから タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 方 が 理 解 の 定 着 がはかられたと 言 える 教 員 を 対 象 とした 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 チェックリスト を 用 いた 調 査 では 4 択 に よる 回 答 を 小 項 目 と 大 項 目 で 点 数 化 し 平 均 値 を 小 中 学 校 別 に 求 めた 独 立 したデータと 対 応 のあるデータにて 実 証 事 業 前 後 で t 検 定 し 有 意 に 高 くなる 小 項 目 と 有 意 差 のない 小 項 目 を 明 らかにした 大 項 目 では 小 学 校 の 場 合 A 教 材 研 究 指 導 の 準 備 評 価 等 B 授 業 中 に ICT を 活 用 して 指 導 する 能 力 C 児 童 生 徒 の ICT 活 用 を 指 導 する 能 力 D 情 報 モラル 等 を 指 導 する 能 力 が 有 意 に 高 いことを 示 し E 校 務 に ICTを 活 用 する 能 力 4

7 は 有 意 差 が 認 められなかった また 中 学 校 の 場 合 B 授 業 中 に ICTを 活 用 して 指 導 す る 能 力 C 児 童 生 徒 の ICT 活 用 を 指 導 する 能 力 が 有 意 に 高 くなり その 他 の 3 項 目 には 有 意 差 が 認 められなかった そして 独 立 したデータによる t 検 定 に 比 べ 対 応 のあるデータによる t 検 定 の 方 が 有 意 差 が 出 やすいことを 明 らかにした また 各 項 目 で できる 及 び できない と 回 答 した 教 員 数 をχ 2 検 定 しても 前 後 の 違 いには 有 意 差 が 認 められないことを 示 した 教 員 を 対 象 とした ICT 活 用 効 果 等 に 係 る 調 査 では 実 証 事 業 前 後 で t 検 定 した 結 果 児 童 生 徒 が 学 習 の 理 解 を 深 める 場 面 一 人 が 発 表 したことについて 学 級 全 体 で 考 え る 場 面 でタブレット 端 末 を 活 用 させたことがあると 回 答 した 教 員 数 は 1% 水 準 で 相 互 に 教 えあう 場 面 は 5% 水 準 で 有 意 に 多 いことが 分 かり 他 の 場 面 での 有 意 差 は 認 められな いものの 事 後 の 割 合 が 高 いことを 示 した また 対 応 のあるデータによる t 検 定 の 結 果 授 業 において 児 童 生 徒 にコンピュータ 等 を 活 用 させて 課 題 発 見 課 題 解 決 型 の 学 習 を 行 わせること 児 童 生 徒 にコンピュー タ 等 を 活 用 させて 児 童 生 徒 同 士 が 教 え 合 い 学 び 合 う 学 習 を 行 わせること ができると 回 答 した 教 員 の 割 合 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 まった また 独 立 および 対 応 のあるデータによ る t 検 定 の 結 果 タブレット 端 末 を 単 元 のまとめ 部 分 の 授 業 場 面 で 児 童 生 徒 が 活 用 する と 効 果 的 だと 思 うと 回 答 した 教 員 の 割 合 が 5% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 分 かった 学 習 者 用 デジタルコンテンツの 効 果 についての 回 答 数 をχ 2 検 定 を 実 施 した 結 果 いずれ の 項 目 も 有 意 差 は 認 められなかったが 学 習 者 用 デジタルコンテンツを 活 用 した 場 面 につ いてχ 2 検 定 した 結 果 活 用 した 教 員 数 が 児 童 生 徒 が 自 分 の 考 えをまとめる 場 面 と 児 童 生 徒 同 士 が 話 し 合 う 場 面 は 1% 水 準 児 童 生 徒 が 発 表 する 場 面 は 5% 水 準 で 有 意 に 多 い 実 証 校 の 授 業 の 実 践 におけるタブレット 端 末 の 活 用 は 電 子 黒 板 との 連 携 辞 書 や 参 考 書 等 の 複 合 メディアによる 学 習 等 においてみられ 児 童 生 徒 の 学 びをより 深 めるための 授 業 改 善 や 学 校 の 課 題 解 決 の 手 段 として 活 用 されていた また 授 業 でのタブレット 端 末 の 活 用 により 児 童 生 徒 主 体 の 学 び 合 いが 促 進 され 受 動 的 学 習 活 動 (パッシブ ラーニング)から 能 動 的 学 習 活 動 (アクティブ ラーニング)へと 学 びの 形 態 が 変 化 する 様 子 も 観 察 された 5

8 教 員 を 対 象 としたヒアリング 調 査 では タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 効 果 や 課 題 に 加 え 活 用 しない 授 業 の 実 践 に 係 る 課 題 について 聴 取 するとともに 本 実 証 事 業 の 冒 頭 で 策 定 実 施 した 検 証 方 法 全 般 について 伺 った 意 見 を 基 に 課 題 や 提 案 を 取 りまとめ 実 施 時 の 留 意 点 等 を 明 らかにした 6

9 ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法 実 証 事 業 で 得 られた 成 果 や 課 題 等 の 知 見 を 基 に ICT を 活 用 した 教 育 の 効 果 の 検 証 方 法 を 確 立 し 別 冊 にて 手 法 を 整 理 し 各 段 階 での 実 施 内 容 と 留 意 点 を 簡 潔 に 示 した 以 下 にそ の 概 要 と 手 順 を 示 す 概 要 本 検 証 では タブレット 端 末 を 活 用 した 教 育 効 果 を 明 確 に 示 すために タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 の 2 種 を 実 施 する そして それぞれの 場 合 において 意 識 調 査 や 客 観 テストを 行 い それらの 結 果 を 比 較 することでタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 教 育 効 果 を 検 証 する 検 証 する 能 力 は 大 別 して 児 童 生 徒 の 学 力 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキル 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 の 3 点 となる 以 下 に 検 証 全 体 の 流 れを 図 1 に 示 す 図 中 の1~5における 実 施 内 容 は 次 に 示 す 表 1にて 説 明 する 図 1 検 証 の 流 れ 7

10 手 順 図 1 に 示 される 各 手 順 における 実 施 内 容 は 表 1のとおりとなる 表 1 検 証 手 順 手 順 実 施 内 容 調 査 方 法 検 証 開 始 前 に 授 業 の 実 施 時 期 実 践 数 学 年 1 準 備 2 事 前 調 査 3 授 業 4 事 後 調 査 5 評 価 教 科 単 元 学 級 等 を 決 定 し 意 識 調 査 の 質 問 項 目 を 定 める 事 前 調 査 として 対 象 の 児 童 生 徒 に ICT 活 用 スキ ル 調 査 および 意 識 調 査 を 実 施 し 全 教 員 を 対 象 に 教 員 調 査 を 実 施 する 学 校 で 設 定 した 単 元 において 活 用 の 順 序 に 留 意 してタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 し ない 授 業 の 2 種 類 を 実 施 し それぞれの 最 終 授 業 後 児 童 生 徒 を 対 象 に 授 業 後 の 意 識 調 査 と 客 観 テストを 速 やかに 実 施 する 全 授 業 後 事 後 調 査 として 児 童 生 徒 を 対 象 に 再 び ICT 活 用 スキル 調 査 を 実 施 するとともに 全 教 員 を 対 象 に 再 び 教 員 調 査 を 実 施 する 2~4の 手 順 で 得 られた 調 査 票 と 客 観 テストの 結 果 を 収 集 し 表 計 算 ソフト 等 にてデータにと りまとめ 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 の 評 価 を 行 う - ICT 活 用 スキル 調 査 票 意 識 調 査 票 教 員 調 査 票 意 識 調 査 票 客 観 テスト ICT 活 用 スキル 調 査 票 教 員 調 査 票 - 8

11 目 次 はじめに... 1 実 証 事 業 の 概 要... 3 成 果 と 課 題... 3 ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法... 7 概 要... 7 手 順... 8 目 次 実 証 の 目 的 と 方 法 背 景 目 的 と 評 価 方 法 体 制 実 証 校 の 概 要 と 環 境 揖 斐 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 葵 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 検 証 方 法 の 考 え 方 タブレット 端 末 の 活 用 の 分 け 方 対 象 学 級 の 考 え 方 検 証 の 流 れ 準 備 事 前 調 査 実 証 授 業 事 後 調 査 効 果 検 証 児 童 生 徒 を 対 象 とした 調 査 と 評 価 結 果 調 査 方 法 と 分 析 の 基 礎 調 査 方 法 と 実 践 数 調 査 の 種 類 対 象 とした 児 童 生 徒 数

12 2.1.4 確 認 した 検 定 方 法 ICT 活 用 スキル 調 査 の 結 果 と 評 価 質 問 項 目 と 略 称 回 答 数 調 査 結 果 の 前 後 の 比 較 タブレット 端 末 の 整 備 時 期 に 係 る 検 討 結 果 のまとめ 意 識 調 査 の 結 果 概 要 質 問 項 目 と 略 称 回 答 数 因 子 分 析 の 結 果 調 査 結 果 の 前 後 の 比 較 タブレット 端 末 活 用 の 有 無 の 比 較 単 元 の 前 半 後 半 と 活 用 有 無 に 係 る 検 討 結 果 のまとめ 客 観 テストの 結 果 の 評 価 概 要 回 答 数 教 科 別 の 成 績 の 結 果 評 価 観 点 別 の 成 績 の 結 果 実 践 方 式 別 の 成 績 の 結 果 タブレット 端 末 活 用 の 有 無 による 評 価 実 践 方 式 別 の 成 績 の 評 価 結 果 のまとめ 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 検 証 の 方 法 と 内 容 ワークシートの 結 果 実 証 授 業 における 問 題 解 決 的 な 学 習 教 員 を 対 象 とした 調 査 の 結 果 調 査 方 法 と 対 象 とした 教 員 数 調 査 方 法 対 象 とした 教 員 数 ICT 活 用 指 導 力 の 調 査 調 査 方 法 ICT 活 用 指 導 力 の 前 後 の 比 較

13 3.2.3 独 立 のデータと 対 応 のあるデータによる t 検 定 の 違 い できる 教 員 の 割 合 の 前 後 の 比 較 分 析 結 果 ICT 活 用 効 果 等 に 係 る 調 査 結 果 タブレット 端 末 を 活 用 させたことがある 授 業 場 面 タブレット 端 末 を 活 用 させたことがある 学 習 場 面 指 導 できる 授 業 の 場 面 効 果 的 なタブレット 端 末 等 の 活 用 学 習 者 用 デジタルコンテンツの 効 果 的 な 点 学 習 者 用 デジタルコンテンツの 活 用 場 面 実 証 授 業 の 実 践 実 践 の 内 容 揖 斐 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 葵 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 模 様 と 事 例 揖 斐 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 葵 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 考 察 タブレット 端 末 の 活 用 における 効 果 タブレット 端 末 の 活 用 における 課 題 ヒアリング 調 査 によって 得 られた 知 見 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 における 評 価 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 における 課 題 タブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 における 課 題 検 証 方 法 における 評 価 検 証 方 法 における 課 題

14 4.4.6 検 証 方 法 における 提 案 まとめ 成 果 調 査 結 果 から 得 られた 成 果 実 証 校 における 実 践 から 得 られた 成 果 課 題 調 査 結 果 から 明 らかになった 課 題 実 証 校 における 実 践 から 明 らかになった 課 題 効 果 検 証 手 順 書 参 考 資 料 調 査 票 意 識 調 査 票 ICT 活 用 スキル 調 査 票 教 員 調 査 票 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 実 証 授 業 案 ワークシート WG1 会 議 および 報 告 会 実 施 状 況 WG1 会 議 委 員 名 簿

15 1 実 証 の 目 的 と 方 法 1.1 背 景 世 界 を 繋 ぐメディアとしてインターネットが 急 速 な 発 達 を 遂 げ 近 年 のスマートフォンや タブレット 端 末 の 普 及 により 1 人 1 台 の 情 報 端 末 環 境 が 実 現 し いつでも 誰 もがあらゆる 情 報 にアクセス 可 能 なユビキタス 社 会 が 本 格 的 に 到 来 している こうした 情 報 通 信 基 盤 知 識 基 盤 社 会 への 変 革 がグローバルにもたらされている 今 日 学 校 教 育 における ICT 活 用 は 政 府 の 重 要 課 題 である 学 校 教 育 における ICT 活 用 は 授 業 の 双 方 向 性 児 童 生 徒 の 主 体 性 や 意 欲 関 心 知 識 理 解 を 高 め 学 力 を 向 上 させることが 明 らかにされてきた 1 が 自 ら 課 題 を 発 見 探 究 し 柔 軟 に 解 決 できる 問 題 解 決 力 や 情 報 活 用 能 力 多 様 な 文 化 や 価 値 観 を 受 容 し 他 者 と 協 調 協 働 できるコミュニケーション 能 力 新 たな 価 値 を 創 造 する 能 力 等 知 や 技 術 の 陳 腐 化 が 早 く 変 化 の 激 しいこれからの 時 代 に 求 められるグローバルな 能 力 の 育 成 が 急 務 であるとともに 発 達 段 階 に 応 じた 効 果 的 な ICT の 活 用 や 協 働 型 双 方 向 型 の 授 業 実 践 に 向 けた 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 の 向 上 の 重 要 性 は 一 層 高 まっている 文 部 科 学 省 による 平 成 25 年 までの 4 年 間 に 亘 る 実 証 研 究 では 様 々な ICT の 活 用 効 果 が 明 らかにされた 総 務 省 のフューチャースクール 推 進 事 業 では 児 童 生 徒 の 学 習 への 意 欲 や 質 協 働 学 習 等 への 評 価 の 高 まりや 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 の 自 己 評 価 の 高 まりが 示 された とともに 児 童 生 徒 の 主 体 的 な 取 り 組 みを 促 進 しコミュニケーションを 活 性 化 する 可 能 性 が 示 唆 された 2 学 びのイノベーション 事 業 では ICT を 活 用 した 授 業 の 分 かりやすさ 等 が 児 童 生 徒 により 評 価 され 学 力 や ICT 活 用 スキルの 向 上 も 確 認 された 3 平 成 23 年 に 文 部 科 学 省 が 公 表 した 教 育 の 情 報 化 ビジョン 4 では 情 報 通 信 技 術 の 活 用 は ( 中 略 ) 基 礎 的 基 本 的 な 知 識 技 能 の 習 得 や 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 や 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 態 度 の 育 成 に 資 するもの と 明 記 され 子 供 たち 一 人 一 人 の 能 力 や 特 性 に 応 じた 1 教 育 の 情 報 化 の 推 進 に 資 する 研 究 ( 文 部 科 学 省 平 成 18 年 度 ) 電 子 黒 板 等 の 活 用 により 得 られる 学 習 効 果 等 に 関 する 調 査 研 究 ( 文 部 科 学 省 平 成 21 年 度 ) 2 教 育 分 野 における ICT 利 活 用 推 進 のための 情 報 通 信 技 術 面 に 関 するガイドライン( 手 引 書 )2014 中 学 校 特 別 支 援 学 校 ~ 実 証 事 業 の 成 果 をふまえて~ ( 文 部 科 学 省 平 成 25 年 度 ) 3 学 びのイノベーション 実 証 研 究 報 告 書 ( 文 部 科 学 省 平 成 26 年 度 ) 4 教 育 の 情 報 化 ビジョン ( 文 部 科 学 省 平 成 23 年 度 )

16 学 び 子 供 たち 同 士 が 教 え 合 い 学 び 合 う 協 働 的 な 学 びを 推 進 するためには 随 時 子 供 たち が 自 分 の 調 べた 内 容 を 他 者 のものと 比 較 吟 味 しながら 課 題 を 解 決 したり 考 えを 他 者 に 分 か りやすく 説 明 したりする 中 で 自 らの 理 解 を 深 めていくこと( 中 略 ) 等 が 有 用 である ( 中 略 )こ のためには 子 供 たち 1 人 1 台 の 情 報 端 末 環 境 を 整 備 することが 重 要 な 鍵 となる とされ 児 童 生 徒 の 能 力 や 特 性 に 応 じた 学 習 や 課 題 解 決 的 な 学 習 の 推 進 を 図 るに 当 たり 1 人 1 台 の 情 報 端 末 の 必 要 性 に 言 及 している こうした 調 査 研 究 結 果 を 受 け 平 成 25 年 6 月 に 閣 議 決 定 された 日 本 再 興 戦 略 では 2010 年 代 中 に 1 人 1 台 の 情 報 端 末 による 教 育 の 本 格 展 開 に 向 け 方 策 を 整 理 推 進 すること 等 が 盛 り 込 まれた 同 年 の 第 2 期 教 育 振 興 基 本 計 画 では 各 校 における 可 動 式 コンピュータ 40 台 等 の 配 備 が 目 標 水 準 として 示 され その 所 要 額 を 計 上 した 教 育 の IT 化 に 向 けた 環 境 整 備 4 か 年 計 画 では 平 成 29 年 度 までに 総 額 6,712 億 円 小 学 校 1 校 当 たり 564 万 円 の 地 方 交 付 税 措 置 が 講 じられている 一 方 地 方 公 共 団 体 においては 情 報 端 末 の 活 用 効 果 への 理 解 が 進 まず これら 財 政 措 置 が 有 効 に 活 用 されていない 現 状 にある 1 人 1 台 の 情 報 端 末 の 教 育 効 果 の 明 確 化 は 情 報 端 末 の 活 用 効 果 の 理 解 の 促 進 および 地 方 公 共 団 体 の 財 政 当 局 の 動 きの 活 性 化 の 観 点 からも 不 可 欠 と 言 える このような 先 行 的 な 調 査 研 究 および 政 府 の 取 り 組 みに 鑑 み また 平 成 26 年 度 の 文 部 科 学 省 事 業 である 先 導 的 な 教 育 体 制 構 築 事 業 における 基 礎 的 研 究 として 1 人 1 台 情 報 端 末 を 前 提 とした ICT 活 用 の 教 育 効 果 が 示 されることが 期 待 されている 14

17 1.2 目 的 と 評 価 方 法 本 実 証 事 業 では 前 節 の 背 景 を 踏 まえ ICT を 活 用 した 教 育 効 果 の 明 確 化 として 特 に 児 童 生 徒 1 人 1 台 のタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 における 教 育 効 果 を 明 らかにするととも に その 効 果 の 検 証 方 法 を 確 立 することを 目 的 とした 授 業 において 1 人 1 台 のタブレット 端 末 を 効 果 的 に 活 用 するには 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 が 不 可 欠 となる 従 って 本 実 証 事 業 で 検 証 対 象 とする 教 育 効 果 は 大 別 して タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 実 践 によりもたらされる 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 と 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 への 効 果 とした 一 方 タブレット 端 末 の 活 用 の 効 果 は 児 童 生 徒 自 身 の ICT 操 作 スキルの 影 響 を 受 けることも 想 定 される このため 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキル についても 分 析 した さらに 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 により 児 童 生 徒 自 身 の 考 えの 他 者 との 比 較 や 吟 味 説 明 問 題 解 決 等 多 様 な 学 習 活 動 の 実 現 が 期 待 される 本 実 証 事 業 においては 付 加 的 に 問 題 解 決 的 な 学 習 を 通 じた 生 徒 の 学 力 への 効 果 についても 検 証 し その 手 法 の 在 り 方 の 可 能 性 を 検 討 した 効 果 の 検 証 方 法 は 実 証 校 の 教 員 によるタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 の 2 種 の 実 証 授 業 を 実 施 することを 基 本 とし 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 にあたっては 実 証 事 業 前 とそれぞれの 授 業 後 に 実 施 する 意 識 調 査 および 客 観 テストの 結 果 をタブレット 端 末 の 活 用 有 無 により 比 較 分 析 することで 評 価 した 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 への 効 果 にあ たっても 同 様 に 実 証 の 前 後 に 実 施 する 意 識 調 査 の 結 果 を 比 較 分 析 するとともに 実 証 授 業 の 担 当 教 員 へのヒアリング 調 査 も 実 施 した なお 同 ヒアリング 調 査 では 教 員 から 見 た タブレット 端 末 の 活 用 による 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 面 に 加 え 本 検 証 方 法 に 対 する 評 価 に ついて 聴 取 し 効 果 の 検 証 方 法 の 確 立 の 一 助 とした 本 報 告 書 が 全 国 の 地 方 公 共 団 体 や 学 校 をはじめ 教 育 にかかわる 関 係 者 に 参 考 とされ ICT を 活 用 した 授 業 に 積 極 的 に 取 り 組 まれる 契 機 となることを 期 待 したい 15

18 1.3 体 制 本 実 証 事 業 では 大 別 して 1 検 証 方 法 の 策 定 2 実 証 校 における 検 証 の 実 施 3 検 証 結 果 の 分 析 評 価 を 実 施 した これらの 推 進 にあたっての 体 制 を 構 築 した 岡 崎 市 揖 斐 川 町 草 津 市 高 森 町 山 江 村 教 育 委 員 会 教 育 委 員 会 教 育 委 員 会 教 育 委 員 会 教 育 委 員 会 葵 中 学 校 揖 斐 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 実 証 校 ( 検 証 の 実 施 ) アドバイザ アドバイザ アドバイザ 益 川 委 員 久 世 委 員 山 本 委 員 清 水 WG1 長 WG1 会 議 ( 検 証 方 法 の 策 定 分 析 評 価 ) 事 務 局 ( 実 証 事 業 の 推 進 支 援 ) 文 部 科 学 省 ( 委 託 元 ) 図 2 体 制 図 16

19 公 募 にて 選 定 された 実 証 地 域 の 教 育 委 員 会 には 本 実 証 事 業 の 開 始 に 先 立 ち 必 要 となる 各 実 証 校 への 依 頼 連 絡 事 項 の 通 達 や 取 りまとめに 加 え 各 校 における 実 証 授 業 の 設 計 や 実 施 にともなう ICT 支 援 員 の 付 加 的 な 稼 働 の 調 整 等 の 対 応 を 頂 いた 各 実 証 校 には WG1 5 会 議 において 策 定 された 検 証 方 法 や 実 践 内 容 を 把 握 頂 いた 上 で 学 校 ごとに 策 定 されている 年 間 の 指 導 計 画 や 単 元 計 画 等 様 々な 既 定 の 条 件 を 鑑 み 実 現 可 能 な 検 証 の 実 施 計 画 を 検 討 頂 き 各 種 調 査 や 実 証 授 業 を 実 施 頂 いた WG1 長 は 実 証 全 体 の 方 針 検 証 の 範 囲 と 内 容 具 体 的 な 検 証 方 法 や 評 価 方 法 に 係 る 指 導 および 結 果 の 分 析 等 を 担 い 委 員 は 検 証 や 評 価 方 法 の 検 討 に 加 え それぞれ 担 当 の 実 証 校 に おけるアドバイザとして 実 証 授 業 の 設 計 に 際 する 教 員 への 助 言 実 証 授 業 の 実 践 模 様 の 観 察 や 講 評 等 を 行 った 事 務 局 は 以 上 の 実 証 や 検 証 方 法 の 策 定 に 係 る WG1 長 および 委 員 の 支 援 に 加 え 実 証 校 へ の 実 証 内 容 等 の 説 明 実 証 授 業 の 実 践 に 係 る 支 援 や 事 業 推 進 に 当 たり 必 要 となる 事 務 的 作 業 全 般 を 担 当 した 5 本 実 証 事 業 のワーキンググループ 1 ICTを 活 用 した 教 育 効 果 の 検 証 方 法 の 開 発 の 略 称 17

20 1.4 実 証 校 の 概 要 と 環 境 本 実 証 事 業 は 前 項 および 次 の 表 2に 示 すとおり 計 5 地 域 より 小 学 校 5 校 と 中 学 校 2 校 の 計 7 の 実 証 校 にて 検 証 を 行 った 表 2 実 証 校 実 証 地 域 実 証 校 名 児 童 生 徒 数 6 学 級 数 7 愛 知 県 岡 崎 市 葵 中 学 校 702 名 19 学 級 岐 阜 県 揖 斐 郡 揖 斐 川 町 揖 斐 小 学 校 195 名 6 学 級 滋 賀 県 草 津 市 渋 川 小 学 校 517 名 24 学 級 熊 本 県 阿 蘇 郡 高 森 町 高 森 中 央 小 学 校 251 名 12 学 級 高 森 中 学 校 144 名 8 学 級 熊 本 県 球 磨 郡 山 江 村 山 田 小 学 校 218 名 7 学 級 山 江 中 学 校 111 名 4 学 級 全 ての 実 証 校 では 本 実 証 事 業 の 開 始 時 点 で 電 子 黒 板 が 導 入 済 みとなり 教 員 および 児 童 生 徒 用 のタブレット 端 末 が 少 なくとも 部 分 的 に 配 備 され 専 従 または 巡 回 型 の ICT 支 援 員 が 配 置 されている 環 境 にある 次 項 より 各 実 証 校 の 概 要 および ICT 環 境 を 示 す 6 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 7 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 を 除 く 18

21 1.4.1 揖 斐 小 学 校 揖 斐 小 学 校 では 3~6 年 の 学 級 において 実 証 を 行 った 表 3 揖 斐 小 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 8 1 年 32 名 ( 単 学 級 ) 2 年 28 名 ( 単 学 級 ) 3 年 36 名 ( 単 学 級 ) 4 年 35 名 ( 単 学 級 ) 5 年 35 名 ( 単 学 級 ) 6 年 29 名 ( 単 学 級 ) 教 員 数 9 13 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 21~26 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 24 年 ~ 導 入 率 11 55% 揖 斐 川 町 全 体 で 校 内 LAN 各 教 室 1 台 の 電 子 黒 板 1 人 1 台 のタブレット 端 末 等 のハー ドウェア 環 境 校 務 支 援 システム デジタルコンテンツ 等 のソフトウェア 環 境 の 整 備 の 検 討 に 入 ったが 揖 斐 小 学 校 では 先 行 して ICT 環 境 を 整 えるとともに 教 育 の 情 報 化 に 対 応 した 授 業 や 校 務 支 援 等 の 実 証 研 究 を 行 っている 揖 斐 小 学 校 は ICT 活 用 を 教 科 等 の 目 標 を 達 成 するための 効 果 的 なツールの 1つとして 捉 え また 児 童 生 徒 の 情 報 活 用 能 力 の 育 成 を 図 る 情 報 教 育 特 に 情 報 モラル 教 育 を 小 学 校 低 学 年 から 計 画 的 に 進 める 必 要 があると 考 えており よいとこみつけ や 安 心 安 全 に 繋 がる 校 務 の 情 報 化 も 進 めている さらに 教 員 1 人 1 台 のノート 端 末 に 加 え 2012 年 度 には 教 員 1 人 1 台 のタブレット 端 末 (ipad)を 配 布 し 各 教 室 の 提 示 装 置 にタブレット 端 末 の 接 続 8 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 9 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 10 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 11 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 19

22 ケーブルと AppleTVを 設 置 している これらの 環 境 整 備 により 教 員 はインターネット 上 の 教 材 やアプリをダウンロードして 授 業 に 活 用 したり 体 育 の 鉄 棒 や 外 国 語 でコミュニケーションする 児 童 生 徒 の 様 子 を 撮 影 して 学 習 活 動 に 活 用 している また 教 室 や 下 足 箱 の 整 頓 等 学 級 で 決 めた 約 束 が 守 られている か 児 童 生 徒 がタブレット 端 末 で 撮 影 し 帰 りの 会 で 提 示 して 評 価 活 動 をしたり 児 童 生 徒 の 作 品 やノートを 撮 影 して 全 体 交 流 をしたりしている 理 科 室 には 電 子 黒 板 とタブレット 端 末 を 整 備 し 常 に 利 用 できる 環 境 となるため 天 気 の 学 習 で 気 象 衛 星 写 真 をインターネットで 調 べたり インストールされた 天 体 シミュレーション ソフトを 利 用 して 太 陽 月 の 動 きの 学 習 をしたり 色 の 変 化 を 伴 う 観 察 実 験 を 撮 影 比 較 し 発 表 する 等 積 極 的 に 活 用 している 20

23 1.4.2 渋 川 小 学 校 渋 川 小 学 校 では 3~6 年 の 一 部 学 級 において 実 証 を 行 った 表 4 渋 川 小 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 12 1 年 70 名 (2 学 級 ) 2 年 80 名 (3 学 級 ) 3 年 90 名 (3 学 級 ) 4 年 98 名 (3 学 級 ) 5 年 92 名 (3 学 級 ) 6 年 87 名 (3 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 21 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 25 年 ~ 導 入 率 15 41% 平 成 21~23 年 度 にかけて 草 津 市 内 全 小 中 学 校 の 全 普 通 教 室 に 電 子 黒 板 プロジェクタ 実 物 投 影 機 教 員 1 人 1 台 の 校 務 用 端 末 を 配 備 し 校 内 LANを 構 築 した 配 信 型 のデジタ ル 教 科 書 ( 国 語 算 数 社 会 )や 教 材 の 導 入 は 自 作 教 材 の 活 用 や 児 童 によるプレゼンテーシ ョン 発 表 等 授 業 が 変 わるきっかけとなった その 後 児 童 生 徒 用 タブレット 端 末 を 研 究 指 定 校 の 渋 川 小 学 校 に 35 台 配 備 し 平 成 26 年 度 には 市 内 全 小 中 学 校 ( 小 学 校 13 校 中 学 校 6 校 )に 計 約 3,200 台 のタブレット 端 末 を 導 入 した 草 津 市 立 教 育 研 究 所 では 授 業 の 活 性 化 を 図 るためのタブレット 端 末 の 諸 相 をテーマに 草 津 市 教 員 ICT 活 用 指 導 力 向 上 事 業 を 行 っている 研 究 員 による 研 究 タブレット 端 末 活 12 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 13 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 14 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 15 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 21

24 用 推 進 リーダー 養 成 研 修 教 員 研 修 等 多 面 的 に 実 施 し タブレット 端 末 を 活 用 した 一 斉 学 習 個 別 学 習 協 働 学 習 の 授 業 づくりを 推 進 し 児 童 生 徒 の 思 考 力 判 断 力 表 現 力 等 の 向 上 を 目 指 している 教 員 研 修 は 平 成 26 年 4 月 に 開 始 し 2 学 期 より 本 格 的 な 活 用 を 始 め まずは 全 教 員 が 定 番 の 活 用 として 児 童 生 徒 のタブレット 端 末 に 教 材 を 配 信 し 書 き 込 まれた 考 えを 電 子 黒 板 に 提 示 し 学 級 で 練 り 上 げてゆく 一 斉 学 習 を 進 めている 習 熟 が 進 むにつれ 多 様 な 授 業 展 開 を 盛 り 込 む 構 想 で 全 国 学 力 学 習 状 況 調 査 における B 問 題 を 意 識 した 学 力 向 上 に 取 り 組 ん でいる 22

25 1.4.3 高 森 中 央 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 では 4~6 年 の 一 部 学 級 において 実 証 を 行 った 表 5 高 森 中 央 小 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 16 1 年 40 名 (2 学 級 ) 2 年 44 名 (2 学 級 ) 3 年 50 名 (2 学 級 ) 4 年 41 名 (2 学 級 ) 5 年 36 名 (2 学 級 ) 6 年 40 名 (2 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 23 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 25 年 ~ 導 入 率 19 16% 16 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 17 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 18 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 19 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 23

26 1.4.4 山 田 小 学 校 山 田 小 学 校 では 3~6 年 の 一 部 学 級 において 実 証 を 行 った 表 6 山 田 小 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 20 1 年 33 名 ( 単 学 級 ) 2 年 34 名 ( 単 学 級 ) 3 年 36 名 ( 単 学 級 ) 4 年 41 名 (2 学 級 ) 5 年 31 名 ( 単 学 級 ) 6 年 38 名 ( 単 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 23~24 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 23 年 ~ 導 入 率 23 56% 20 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 21 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 22 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 23 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 24

27 1.4.5 葵 中 学 校 葵 中 学 校 では 1~3 年 の 一 部 学 級 において 実 証 を 行 った 表 7 葵 中 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 24 1 年 234 名 (7 学 級 ) 2 年 232 名 (6 学 級 ) 3 年 236 名 (6 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 21 年 ~ 導 入 率 26 37% タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 25 年 ~ 導 入 率 27 12% 葵 中 学 校 では 学 び 合 い 磨 き 合 いを 軸 にした 思 考 力 判 断 力 表 現 力 の 育 成 を 実 現 す るために タブレット 端 末 をはじめとして 電 子 黒 板 実 物 投 影 機 等 様 々な ICT 機 器 を 用 い て ICT の 幅 広 い 活 用 法 と 生 徒 が 自 ら 求 めて ICTを 活 用 する 場 の 追 究 を 行 っている ICTを 授 業 を 成 り 立 たせ 具 体 化 する 便 利 な 道 具 として 捉 え 特 別 な 授 業 をするた めではなく あくまで 道 具 として 活 用 し 授 業 を 主 役 に 据 えることを 重 視 している そのた め 生 徒 から いかに 深 い 学 びを 引 き 出 すか を 検 討 し 教 科 の 専 門 性 や 教 材 研 究 を 根 底 に 多 様 な 教 授 法 や ICT 活 用 法 を 組 み 合 わせた 生 徒 中 心 型 授 業 における 普 段 使 いとしての ICT 活 用 を 目 指 している ICT 活 用 を 学 校 全 体 での 取 り 組 みとしていくために ICT 活 用 の 得 意 な 教 員 のみによる 特 別 な 授 業 の 実 践 ではなく 全 教 員 が 個 々に 工 夫 し 授 業 をよりよくする 過 程 で ICT を 活 用 している 実 際 に 日 々の 授 業 で 多 くの 教 員 が 教 科 や 単 元 の 特 徴 にあわせて 様 々な ICT 機 器 を 活 用 している 24 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 25 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 26 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 27 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 25

28 1.4.6 高 森 中 学 校 高 森 中 学 校 では 1 2 年 の 学 級 において 実 証 を 行 った 表 8 高 森 中 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 28 1 年 55 名 (2 学 級 ) 2 年 44 名 (2 学 級 ) 3 年 45 名 (2 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 23 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 25 年 ~ 導 入 率 31 28% 28 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 29 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 30 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 31 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 26

29 1.4.7 山 江 中 学 校 山 江 中 学 校 では 1 2 年 の 学 級 において 実 証 を 行 った 表 9 山 江 中 学 校 環 境 児 童 生 徒 数 32 1 年 40 名 ( 単 学 級 ) 2 年 43 名 (2 学 級 ) 3 年 28 名 ( 単 学 級 ) 教 員 数 名 電 子 黒 板 導 入 時 期 平 成 23~25 年 導 入 率 % タブレット 端 末 導 入 時 期 平 成 24~25 年 導 入 率 % 32 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 特 別 支 援 学 級 の 児 童 生 徒 を 除 く 33 平 成 26 年 4 月 1 日 現 在 管 理 職 を 含 む 34 導 入 台 数 / 学 級 数 にて 算 出 35 導 入 台 数 / 表 中 の 児 童 生 徒 数 にて 算 出 27

30 1.5 検 証 方 法 の 考 え 方 本 検 証 方 法 では タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 の 2 種 の 授 業 ( 以 下 実 証 授 業 という)を 検 証 対 象 の 学 級 において 計 画 的 に 実 施 し 各 種 の 授 業 後 に 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 して タブレット 端 末 の 活 用 の 有 無 により 比 較 分 析 をすることを 基 本 とした 各 実 証 校 では 様 々な 教 科 単 元 学 年 に 亘 り 複 数 回 の 実 践 (n 回 の 検 証 は n 実 践 と 数 え ることとする)が 行 われた 次 項 から 具 体 的 な 検 証 方 法 の 考 え 方 について 説 明 する タブレット 端 末 の 活 用 の 分 け 方 (1) 単 元 の 前 半 と 後 半 で 分 ける 場 合 ある 単 元 U1における 学 習 内 容 が 前 半 と 後 半 で 独 立 している 場 合 は 単 元 の 前 半 と 後 半 に 分 割 して 実 施 する 単 元 前 半 の 終 了 後 意 識 調 査 と 前 半 での 学 習 内 容 に 対 応 した 客 観 テスト を 実 施 する 同 様 に 単 元 後 半 の 終 了 後 意 識 調 査 と 後 半 での 学 習 内 容 に 対 応 した 客 観 テス トを 実 施 する 実 施 のイメージを 図 3に 分 割 できる 単 元 の 例 を 表 10 に 示 す 図 3 単 元 分 割 の 場 合 28

31 教 科 書 学 年 表 10 単 元 分 割 の 例 単 元 全 体 単 元 前 半 単 元 後 半 1 教 材 文 を 通 読 して 感 想 3メディアや 情 報 につい 国 5 テレビとの 付 き 合 を 交 流 する(1h) て 考 える(3h) 語 年 い 方 2 筆 者 の 考 えを 読 み 取 り 4 考 えを 交 流 し 学 習 を 考 える(4h) 振 り 返 る(1h) 算 5 四 角 形 と 三 角 形 の 平 行 四 辺 形 の 面 積 の 求 め 三 角 形 の 面 積 の 求 め 方 小 数 年 面 積 方 (3h) (3h) 学 校 理 科 5 年 流 れる 水 のはたら き 1 流 れる 水 は 地 面 をどう 変 えるのか(3h) 2 川 の 水 は 土 地 のようす 3 水 の 流 し 方 を 変 えて 流 れる 水 のはたらきを 調 べ よう(4h) 4 川 を 観 察 して 水 のはた を 変 えるのか(3h) らきを 調 べよう(3h) 社 会 東 京 5 年 情 報 化 した 社 会 と わたしたちの 生 活 1 情 報 産 業 とわたしたち のくらし(7h) 2 社 会 を 変 える 情 報 (7h) 国 語 書 籍 1 年 読 むこと の 学 習 材 として 遠 い 山 脈 (3h) さんちき(4h) 数 学 2 年 式 の 計 算 1 単 項 式 と 多 項 式 (1h) 2 多 項 式 の 計 算 (3h) 3 単 項 式 の 乗 法 と 除 法 (2h) 4 式 の 値 (1h) 中 2 植 物 の 生 殖 (3h) 学 理 3 生 命 の 成 長 と 生 殖 1 生 物 の 成 長 と 細 胞 の 変 3 動 物 の 生 殖 (1h) 校 科 年 ( 科 学 ) 化 (5h) 4 有 性 生 殖 と 無 性 生 殖 の 特 徴 (1h) 社 会 1 年 世 界 の 諸 地 域 ( 地 理 ) アジア 州 をながめて(5h) ヨーロッパ 州 をながめて (5h) 英 語 1 年 Unit5 Unit6 お 祭 り 大 好 き (Howmany Let s 3h) ベッキーのおばあちゃん ( 三 単 現 肯 定 疑 問 3h) 29

32 (2) 単 元 U1と 別 の 単 元 U2で 分 ける 場 合 単 元 の 前 半 における 学 習 結 果 が 後 半 の 学 習 に 影 響 を 与 える 場 合 は 単 元 を 分 割 せずに そ の 単 元 U1 ではタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 を 実 施 し 別 の 単 元 U2においてタブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 を 実 施 する それぞれの 単 元 の 授 業 が 終 了 した 時 点 で 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 する 実 施 のイメージを 図 4に 示 す 図 4 複 数 単 元 の 場 合 30

33 1.5.2 対 象 学 級 の 考 え 方 (1) 同 一 学 年 で 複 数 学 級 での 実 証 授 業 が 可 能 な 場 合 2 学 級 でタブレット 端 末 活 用 有 無 を 比 較 する 方 法 を 図 5 に 示 す なお この 図 は 前 項 で 述 べた 分 け 方 のうち 単 元 の 前 半 と 後 半 で 分 割 した 場 合 を 示 している A 組 と B 組 におい て 単 元 前 半 と 後 半 でタブレット 端 末 活 用 有 無 を 入 れ 替 えて 同 一 単 元 の 授 業 を 実 施 して 1 実 践 とする 同 じ 2 学 級 で 再 び 実 践 をする 場 合 A 組 と B 組 のタブレット 端 末 活 用 の 有 無 を 入 れ 替 え て 実 施 することにより A 組 と B 組 の 単 元 における 活 用 タイミングのバランスを 取 るよう 留 意 する 1 学 級 を 2グループに 分 けて 授 業 が 可 能 な 場 合 は 図 5 に 示 す 方 法 で 実 証 授 業 を 実 施 する 図 5 複 数 学 級 の 場 合 (1 実 践 ) 31

34 (2) 単 学 級 で 実 証 授 業 をする 場 合 1 学 級 でタブレット 端 末 活 用 有 無 を 比 較 する 方 法 を 図 6 に 示 す 単 元 U1 前 半 でタブレッ ト 端 末 を 活 用 した 授 業 を 実 施 し 単 元 U1 後 半 で 活 用 しない 授 業 を 実 施 する ただし 単 元 の 前 半 と 後 半 の 内 容 にかかわらずタブレット 端 末 活 用 による 効 果 の 違 いを 調 査 する 必 要 が あるため 単 元 U1 と 同 等 な 単 元 U2を 計 画 し 単 元 U1と 活 用 有 無 を 入 れ 替 えて 単 元 U2 前 半 にタブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 を 単 元 U2 後 半 に 活 用 した 授 業 を 実 施 し これを 1 実 践 とする ただし 本 実 証 事 業 を 通 じて 実 施 する 意 識 調 査 の 回 数 が 児 童 生 徒 にとって 多 くなると 正 確 な 調 査 結 果 が 得 られない 可 能 性 も 想 定 されるため 本 実 証 事 業 においては 図 6 に 示 す 実 践 方 式 の 前 半 となる 単 元 U1 部 分 のみで 1 実 践 後 半 の 単 元 U2 部 分 のみで 1 実 践 とみなした 場 合 の 効 果 検 証 も 実 施 することとし より 妥 当 性 の 高 い 実 践 方 式 を 検 討 する 図 6 単 学 級 の 場 合 (1 実 践 ) 32

35 1.6 検 証 の 流 れ 検 証 手 順 の 概 要 は 表 11のようになり 一 例 として 検 証 手 順 の 流 れのイメージを 図 7 に 示 す 表 11に 基 づき 次 項 より 手 順 の 各 項 目 について 述 べる 表 11 検 証 手 順 の 概 要 手 順 概 要 利 用 様 式 準 備 検 証 実 施 時 期 対 象 学 級 等 を 決 定 - 事 前 調 査 実 証 授 業 事 後 調 査 効 果 検 証 教 員 および 児 童 生 徒 を 対 象 に 事 前 調 査 を 実 施 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 し ない 授 業 を 実 施 授 業 後 児 童 生 徒 を 対 象 に 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 教 員 および 児 童 生 徒 を 対 象 に 事 後 調 査 を 実 施 調 査 結 果 から 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 を 検 証 客 観 テスト 結 果 から 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 を 検 証 調 査 結 果 から 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキル への 効 果 を 検 証 調 査 結 果 から 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 への 効 果 を 検 証 ICT 活 用 スキル 調 査 票 36 意 識 調 査 票 37 教 員 調 査 票 38 意 識 調 査 票 ICT 活 用 スキル 調 査 票 教 員 調 査 票 - 36 参 考 資 料 参 照 37 参 考 資 料 参 照 38 参 考 資 料 参 照 33

36 図 7 検 証 手 順 のイメージ( 一 例 ) 34

37 1.6.1 準 備 実 証 の 開 始 前 に 実 証 授 業 の 実 施 時 期 実 践 数 学 年 教 科 単 元 学 級 を 決 定 した 実 施 時 期 はできる 限 り 学 期 や 行 事 等 を 跨 ぐことのないよう 設 定 し 実 践 数 は 学 校 の 規 模 設 備 状 況 等 を 踏 まえて 決 定 した また 学 年 教 科 単 元 に 関 しては 実 施 時 期 に 学 習 する 単 元 内 容 を 前 提 としてタブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 の 実 施 が 適 当 かどうかに 留 意 し 単 元 内 容 の 難 易 度 についてもできるだけ 同 等 となるよう 選 定 した 各 調 査 は 回 答 後 回 答 者 ごとに 分 析 を 実 施 するため 児 童 生 徒 や 教 員 の 氏 名 等 個 人 情 報 に 配 慮 し 実 証 対 象 の 教 員 および 児 童 生 徒 へ 複 数 の 調 査 に 亘 って 共 通 の 整 理 番 号 を 付 与 し 全 ての 調 査 の 冒 頭 にこれを 記 入 することで 管 理 した 事 前 調 査 実 証 の 前 段 の 調 査 として 実 証 対 象 学 級 の 児 童 生 徒 を 対 象 に ICT 活 用 スキル 調 査 および 意 識 調 査 を 実 施 した 意 識 調 査 票 は 質 問 項 目 の 異 なる 様 式 が 3 種 あり 実 証 校 の ICT 導 入 状 況 を 踏 まえて 選 択 して 実 施 した 児 童 による 回 答 時 は 児 童 が 設 問 内 容 を 十 分 理 解 できるよ う 補 足 説 明 をする 等 教 員 による 支 援 を 実 施 した 同 様 に 教 員 の 事 前 調 査 として 実 証 校 の 全 教 員 を 対 象 に 教 員 調 査 を 実 施 した 実 証 授 業 実 証 校 にて 実 証 対 象 となる 単 元 において 活 用 の 順 序 に 留 意 しながらタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 2 種 の 実 証 授 業 を 実 施 した なお タブレット 端 末 を 活 用 した 全 実 証 授 業 において 必 ずしも 活 用 する 必 要 はなく タブ レット 端 末 の 活 用 効 果 に 照 らし 単 元 を 通 じて 相 応 しい 学 習 活 動 や 場 面 を 中 心 に 吟 味 して 活 用 することが 好 ましい 2 種 の 実 証 授 業 それぞれの 最 終 授 業 後 児 童 生 徒 を 対 象 に 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 し た 授 業 後 調 査 票 は 質 問 項 目 の 異 なる 様 式 が 3 種 あり 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 の 有 無 に 応 じてこれら 様 式 を 使 い 分 けることに 留 意 した 客 観 テストは 単 元 を 前 後 に 分 割 する 場 合 分 割 された 学 習 範 囲 に 応 じた 出 題 が 必 要 とな るが 市 販 の 単 元 テストの 多 くは 対 象 の 単 元 の 学 習 内 容 全 てを 出 題 範 囲 とし 単 元 の 前 半 また 35

38 は 後 半 のみ 出 題 できる 構 成 とはなっていない このため 実 証 校 によっては 教 員 自 身 で 学 習 範 囲 に 応 じた 客 観 テストを 作 成 して 実 施 することとなった 問 題 は 配 点 を 明 確 にし 検 証 したい 能 力 に 応 じて 思 考 判 断 表 現 技 能 知 識 理 解 等 の 評 価 観 点 を 設 けて 出 題 することが 望 ましい 事 後 調 査 各 実 証 校 における 全 実 証 授 業 の 終 了 後 事 後 調 査 として 実 証 対 象 学 級 の 児 童 生 徒 を 対 象 に 再 び ICT 活 用 スキル 調 査 を 実 施 し 実 証 校 の 全 教 員 を 対 象 に 再 び 教 員 調 査 を 実 施 した 効 果 検 証 事 前 調 査 実 証 授 業 事 後 調 査 で 得 られた 調 査 票 客 観 テストの 結 果 を 収 集 し 表 計 算 ソ フトを 用 いてデータとしてとりまとめ 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキル 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 について 統 計 解 析 ソフト SPSS を 用 いて 分 析 検 証 を 行 った 意 識 調 査 の 結 果 から タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 による 児 童 生 徒 の 意 識 の 変 容 および 学 力 への 効 果 を 検 証 した 客 観 テストの 結 果 から タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 による 児 童 生 徒 の 学 力 への 効 果 を 検 証 した ICT 活 用 スキル 調 査 の 結 果 から タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 による 児 童 生 徒 の ICT の 基 礎 的 活 用 能 力 への 影 響 を 検 証 した 教 員 調 査 の 結 果 から 実 証 授 業 の 設 計 や 実 施 を 通 じた 教 員 の ICT 活 用 指 導 力 への 影 響 を 検 証 した 36

39 2 児 童 生 徒 を 対 象 とした 調 査 と 評 価 結 果 2.1 調 査 方 法 と 分 析 の 基 礎 調 査 方 法 と 実 践 数 本 実 証 事 業 における 児 童 生 徒 を 対 象 とした 調 査 では タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 の 教 育 効 果 の 違 いを 分 析 評 価 することを 目 的 の 1 つとしている そこで 本 実 証 事 業 では 図 8 に 示 す 実 証 授 業 を 実 践 してもらうよう 実 証 校 に 依 頼 した この 図 において ある 単 元 Aを 前 半 と 後 半 に 分 けて 単 元 の 前 半 のタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 に 児 童 生 徒 を 対 象 とした 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 することにし 単 元 の 後 半 では 活 用 しない 授 業 を 行 い 授 業 後 に 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 するよう 依 頼 した また 別 の 単 元 Bにおいては 逆 に 単 元 前 半 でタブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 を 実 施 し 単 元 後 半 にはタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 を 実 施 するようにした このように 前 半 と 後 半 における 活 用 の 有 無 を 入 れ 替 えることによって 単 元 の 前 半 と 後 半 および 単 元 AとBの 学 習 内 容 の 違 いを 相 殺 することができると 考 え 本 実 証 事 業 では 図 8 に 示 す 4つの 授 業 の 後 に 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 したものを 1 実 践 とすることと した 従 って 1 実 践 には 4 回 の 事 後 の 意 識 調 査 と 客 観 テストが 行 われる 単 元 の 前 半 単 元 の 後 半 単 元 A タブレットを 活 用 した 授 業 意 客 識 観 調 テ 査 ス ト タブレットを 活 用 しない 授 業 意 客 識 観 調 テ ス 査 ト 単 元 B タブレットを 活 用 しない 授 業 意 客 識 観 調 テ ス 査 ト タブレットを 活 用 した 授 業 意 客 識 観 調 テ ス 査 ト 図 8 ICT 活 用 の 有 無 の 比 較 検 証 の 方 法 37

40 ただし 図 8に 示 すような 単 元 を 分 割 した 実 証 授 業 に 限 定 せず 異 なる 単 元 を 前 半 後 半 に 相 当 する 時 間 帯 に 実 施 したり 単 元 B( 図 の 下 の 部 分 )を 別 の 学 級 で 実 施 したりする 場 合 も あった 次 に 各 実 証 校 における 実 践 数 と 意 識 調 査 と 客 観 テストの 実 施 回 数 を 表 12 に 示 す この 表 に 示 すように 3 校 で 4 実 践 が 実 施 され 2 校 で 5 実 践 1 校 で 6 実 践 が 行 われ 全 体 で 33 実 践 となっている また 事 後 の 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 した 回 数 は それぞれ 132 回 であり 両 方 を 合 計 すると 264 回 のデータを 得 ることができた 表 12 各 実 証 校 における 実 践 数 校 種 実 証 校 実 践 数 調 査 の 実 施 回 数 揖 斐 小 学 校 6 24 小 学 校 渋 川 小 学 校 4 16 高 森 中 央 小 学 校 5 20 山 田 小 学 校 5 20 葵 中 学 校 5 20 中 学 校 高 森 中 学 校 4 16 山 江 中 学 校 4 16 計

41 次 に 学 年 別 にみた 教 科 に 関 する 実 践 数 を 表 13 に 示 す この 表 から 分 かるように 算 数 数 学 が 13 実 践 と 最 も 多 く 実 践 され 次 いで 理 科 が 8 実 践 社 会 が 7 実 践 となっている また 1 実 践 を 同 じ 学 級 で 実 施 したか 異 なる 学 級 で 実 施 したかについて 集 計 したものを 表 14 に 示 す この 表 に 示 すように 同 じ 学 級 で 1 実 践 を 行 った 場 合 が 14 実 践 異 なる 学 級 で 行 った 場 合 が 19 実 践 となっている 表 13 学 年 と 教 科 別 の 実 践 数 校 種 小 学 校 中 学 校 学 年 3 年 4 年 5 年 6 年 1 年 2 年 3 年 計 国 語 社 会 算 数 数 学 理 科 英 語 3 3 計 表 14 学 年 別 にみた 同 じ 学 級 での 実 践 と 異 なる 学 級 での 実 践 数 校 種 小 学 校 中 学 校 学 年 3 年 4 年 5 年 6 年 1 年 2 年 3 年 計 同 じ 学 級 異 なる 学 級 計

42 2.1.2 調 査 の 種 類 本 実 証 事 業 は タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 効 果 測 定 の 手 法 の 確 立 を 目 的 としてい る そこで 児 童 生 徒 を 対 象 とした 調 査 として 以 下 の 3つの 調 査 を 実 施 し 分 析 評 価 す ることにした 1 ICT 活 用 スキル 調 査 児 童 生 徒 のコンピュータの 基 本 的 な 操 作 スキルのレベルが タブレット 端 末 活 用 に 関 す る 意 識 や 客 観 テストに 関 係 すると 思 われる そこで 実 態 を 把 握 するために 10 項 目 からな る 質 問 票 を 設 定 し 実 証 が 開 始 される 前 の 2014 年 9 月 と 実 証 授 業 期 間 の 終 了 する 2015 年 1 月 に 調 査 を 実 施 した 図 に 示 すと 図 9 のようになり 事 前 調 査 における 回 答 と 事 後 調 査 における 回 答 を 比 較 分 析 することによって タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 践 した 期 間 の 前 後 の 操 作 スキルの 変 化 を 調 べることができる 各 実 証 校 において は 図 9 に 示 すように 3 校 で 4 実 践 が 実 施 され 2 校 で 5 実 践 1 校 で 6 実 践 が 行 われた 図 9 ICT 活 用 スキルの 事 前 調 査 と 事 後 調 査 40

43 2 授 業 前 後 の 意 識 調 査 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 に 対 する 児 童 生 徒 の 意 識 に 関 して 20 項 目 の 調 査 票 を 設 定 し 実 証 事 業 開 始 前 の 2014 年 9 月 と 2014 年 9 月 から 12 月 に 亘 る 実 証 授 業 後 に 実 施 した 図 示 すると 図 10 に 示 すとおりとなり 事 後 の 意 識 調 査 は タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 と 活 用 しない 授 業 後 に 実 施 している そのため 例 えば 4 実 践 を 実 施 した 実 証 校 の 場 合 は 8 回 の 事 後 意 識 調 査 を 実 施 していることになり 5 実 践 の 学 校 では 10 回 の 調 査 6 実 践 の 学 校 では 12 回 の 事 後 意 識 調 査 を 実 施 している このように 前 述 の1ICT 活 用 スキル 調 査 における 事 後 の 調 査 とは 異 なるが 事 前 の 意 識 調 査 の 回 答 と 事 後 の 意 識 調 査 の 回 答 をまとめて 比 較 して 児 童 生 徒 の 意 識 の 変 化 を 分 析 評 価 することにした また 実 証 授 業 はタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 と 活 用 しない 授 業 後 の 意 識 調 査 の 回 答 を 比 較 することによって 活 用 の 有 無 による 児 童 生 徒 の 意 識 の 違 い を 分 析 評 価 した 図 10 事 前 の 意 識 調 査 と 事 後 の 意 識 調 査 41

44 3 客 観 テスト タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 としない 授 業 の 後 に 客 観 テストを 実 施 し タブレット 端 末 活 用 の 有 無 によって 児 童 生 徒 のテスト 結 果 を 比 較 した 客 観 テストについて 図 示 すると 図 11 のようになり 図 10 に 示 す 事 後 意 識 調 査 と 同 様 に タブレット 端 末 を 活 用 した 複 数 回 の 授 業 を 実 施 した 後 と 活 用 しない 複 数 回 の 授 業 を 実 施 した 後 に 客 観 テストを 実 施 した そこで 両 者 のテストの 結 果 を 比 較 分 析 することによって 活 用 の 有 無 の 違 いを 分 析 評 価 することにした 図 11 タブレット 端 末 の 活 用 の 有 無 の 違 いと 客 観 テストの 実 施 42

45 2.1.3 対 象 とした 児 童 生 徒 数 本 実 証 事 業 では 小 学 校 4 校 中 学 校 3 校 の 実 証 に 調 査 を 依 頼 したが 調 査 の 対 象 となっ た 児 童 生 徒 数 を 表 15に 示 す この 表 に 示 すように 小 学 校 と 中 学 校 を 合 わせた 全 体 で 1,200 名 に 前 述 した1ICT 活 用 スキル 調 査 2 授 業 前 後 の 意 識 調 査 3 客 観 テストの 協 力 を 得 る ことができた ただし 実 施 時 に 欠 席 した 児 童 生 徒 がわずかにいたため 分 析 評 価 する 際 の 分 析 対 象 者 数 は 欠 席 者 数 だけ 少 ない 数 になる なお 表 には 示 していないが 小 学 校 で は 650 名 中 学 校 では 550 名 が 対 象 になった 児 童 生 徒 数 である 表 15 調 査 対 象 とした 児 童 生 徒 の 数 校 種 実 践 校 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 計 揖 斐 小 学 校 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 葵 中 学 校 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 計 ,200 43

46 2.1.4 確 認 した 検 定 方 法 本 実 証 事 業 では ICT 活 用 の 効 果 検 証 をするとともに 検 証 方 法 を 明 確 にすることも 求 められている そこで 本 実 証 事 業 では 独 立 したデータの t 検 定 と 対 応 のあるデータの t 検 定 の 2つの t 検 定 の 方 法 の 違 いについて 検 討 した この 2 つの t 検 定 については 1ICT 活 用 スキル 調 査 2 意 識 調 査 3 客 観 テスト 4 教 員 調 査 の 全 ての 分 析 評 価 の 結 果 の 説 明 に 必 要 となるため ここで t 検 定 の 基 本 について 説 明 する 1 独 立 したデータのt 検 定 一 般 に t 検 定 というと ここで 説 明 する 独 立 したデータの t 検 定 を 意 味 し 例 えば 表 16 に 示 すようなデータに 対 する t 検 定 となる この 表 は 活 用 有 と 活 用 無 の 場 合 のテストの 結 果 例 で 活 用 有 のデータとしては 14 名 活 用 無 のデータとして 12 名 のテスト 結 果 を 示 し ている そこで それぞれの 場 合 は 平 均 値 と 標 準 偏 差 を 表 の 下 に 示 している 表 16 独 立 したデータのt 検 定 活 用 有 活 用 無 平 均 標 準 偏 差 %で 有 意 44

47 独 立 したデータの t 検 定 では 2 つの 母 集 団 (この 場 合 は 活 用 有 と 無 )に 差 がないとする 仮 説 ( 帰 無 仮 説 )が 成 立 するかしないかを 統 計 的 に 調 べる 手 法 で 母 集 団 が 正 規 分 布 に 従 うと 仮 定 するパラメトリック 検 定 法 である そして 帰 無 仮 説 が 否 定 された 場 合 は 対 立 仮 説 (こ こでは 活 用 の 有 無 に 差 があること)の 信 頼 度 が 高 くなる なお 一 般 的 には 有 意 である 水 準 として 1% 水 準 と 5% 水 準 の 結 果 を 示 すことが 多 い なお 表 16 に 示 すデータについて 独 立 したデータの t 検 定 をした 結 果 活 用 有 と 活 用 無 には 5% 水 準 で 有 意 差 があるとの 結 果 となった 2 対 応 のあるデータによる t 検 定 対 応 のある t 検 定 で 必 要 となるデータの 例 を 表 17 に 示 すように No の 欄 には S01 から S15 の 児 童 生 徒 番 号 を 示 し それぞれの 児 童 生 徒 の 活 用 有 と 無 の 授 業 後 のテスト 結 果 を 示 し ている そして 差 の 列 には 活 用 有 と 活 用 無 のテスト 結 果 の 差 を 示 しており 全 ての 児 童 生 徒 のテスト 結 果 において 活 用 有 の 場 合 が 高 いとはならずに 差 がマイナスの 場 合 があ ることを 示 している 表 17 対 応 のあるデータのt 検 定 No 活 用 有 活 用 無 差 S S S03 85 S S S S07 90 S S S10 85 S S S13 30 S S %で 有 意 平 均

48 対 応 のあるデータの t 検 定 では この 差 の 値 から 検 定 する そのため 表 17 における S03 と S07 S10の3 名 の 児 童 生 徒 は 活 用 無 のテストを 欠 席 しており また S13 の 児 童 生 徒 は 活 用 有 のテストを 欠 席 しているため 対 応 のある t 検 定 では 除 かれる そのため 対 応 のある t 検 定 では 15 名 から 4 名 除 かれ 11 名 の 児 童 生 徒 のデータで t 検 定 される なお 表 17に 示 すデータについて 対 応 のある t 検 定 をした 結 果 活 用 有 と 無 には 1% 水 準 で 有 意 差 があるとの 結 果 となり 先 に 述 べた 独 立 したデータによる t 検 定 の 有 意 水 準 とは 異 なっていることが 分 かる 3 2 つの t 検 定 の 違 い 2 つの t 検 定 を 比 較 すると 例 えば 欠 席 者 が 少 ない 場 合 等 多 くの 場 合 対 応 のある t 検 定 の 方 が 有 意 差 が 出 やすい 傾 向 にある ただし 欠 席 者 数 分 だけデータ 数 が 少 なくなるた め 一 般 的 に 言 えることではなく 活 用 有 と 無 の 欠 席 者 数 が 大 きく 異 なる 場 合 には 独 立 し たデータの 方 が 有 意 になる また 活 用 有 と 無 のテストを 異 なる 学 級 で 実 施 した 場 合 には 対 応 のあるデータによる 検 定 はできなくなる 欠 席 者 がいない 場 合 や 同 じ 児 童 生 徒 だけ が 2 回 とも 欠 席 した 場 合 には 2 つの t 検 定 の 結 果 は 同 じとなる このようなことから 本 実 証 事 業 では 実 証 校 における 客 観 テストや 意 識 調 査 ICT 活 用 スキル 調 査 等 の 効 果 測 定 の 際 の t 検 定 として 2 つの t 検 定 を 検 討 することにした 46

49 2.2 ICT 活 用 スキル 調 査 の 結 果 と 評 価 本 節 では 児 童 生 徒 の ICT 活 用 スキルに 係 る 調 査 の 概 要 を 示 し 分 析 結 果 について 説 明 す る 質 問 項 目 と 略 称 本 実 証 事 業 では ICT 活 用 スキル 調 査 として 表 18に 示 す 10の 質 問 をし 以 下 に 示 す 4 択 により 児 童 生 徒 の 回 答 を 求 めた 1. ほとんどできない 2. あまりできない 3. 少 しできる 4. わりにできる これらの 質 問 項 目 に 対 する 実 証 事 業 前 後 の 違 いを 検 討 した 結 果 を 説 明 するが 表 に 示 す 略 称 を 用 いることにする 表 18 ICT 活 用 スキル 調 査 の 質 問 項 目 と 略 称 質 問 項 目 タブレット 端 末 の 電 源 を 入 れて 起 動 させることができますか 電 子 ファイルを 保 存 したり フォルダを 使 って 整 理 したりすることができま すか タブレット 端 末 を 使 って 文 字 や 文 章 を 書 くことができますか タブレット 端 末 を 使 って 絵 などを 描 くことができますか タブレット 端 末 を 使 って 表 やグラフを 作 ることができますか タブレット 端 末 のカメラ 機 能 を 使 って 写 真 を 撮 って 保 存 することができま すか タブレット 端 末 を 使 って 発 表 するためのスライドや 資 料 を 作 ることができ ますか インターネットで 必 要 な 情 報 を 探 すことができますか インターネットで 情 報 を 発 信 したり 交 流 学 習 をしたりすることができます か タブレット 端 末 を 使 って 電 子 メール 送 信 したり 受 信 したりすることができ ますか 略 称 Q01 電 源 Q02 保 存 Q03 文 字 Q04 絵 Q05 表 Q06 カメラ Q07 スライド Q08 検 索 Q09 発 信 Q10 メール 47

50 2.2.2 回 答 数 ICT 活 用 スキルの 調 査 は 本 実 証 が 開 始 される 平 成 26 年 9 月 頃 と 実 証 校 での 実 践 が 完 了 した 平 成 27 年 1 月 頃 の 計 2 回 実 証 校 の 実 証 対 象 学 級 の 児 童 生 徒 を 対 象 に 実 施 された ここで 事 前 と 事 後 における 児 童 生 徒 の 回 答 数 を 校 種 別 に 表 19 に 示 す 小 学 校 の 場 合 の 調 査 対 象 数 が 650 名 であったので 事 前 調 査 では 12 名 事 後 調 査 では 14 名 の 欠 席 者 がい たことが 分 かる また 中 学 校 の 場 合 の 対 象 者 数 が 550 名 であったので 事 前 調 査 では 25 名 事 後 調 査 では 37 名 の 欠 席 者 がいたことになる なお 表 の 各 欄 における 欠 席 者 数 は 表 15 に 示 した 調 査 対 象 者 数 と 比 較 することによって 分 かる 表 19 ICT 活 用 スキル 調 査 の 回 答 者 数 校 種 前 後 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 計 事 前 小 学 校 事 後 計 ,274 事 前 中 学 校 事 後 計 ,038 48

51 2.2.3 調 査 結 果 の 前 後 の 比 較 ICT 活 用 スキル 調 査 の 10 項 目 に 4 択 の 回 答 (1 点 2 点 3 点 4 点 )の 平 均 値 を 小 学 校 と 中 学 校 別 々に 求 めた 結 果 を それぞれ 図 12と 図 13 に 示 す これらの 図 において 各 項 目 に 対 する 結 果 が 2つ 示 されているが 上 の 横 棒 ( 青 色 )が 実 証 事 業 開 始 前 のスキルレベル 下 の 横 棒 ( 赤 色 )が 実 証 事 業 後 のスキルレベルを 示 している これらの 図 において 値 が 2.5 以 上 であればその 項 目 が 全 体 的 にみて できるレベル で あり 2.5 以 下 であれば 全 体 的 にみて できないレベル であることを 意 味 している 例 え ば 図 12 に 示 す 小 学 校 の 場 合 Q09 発 信 と Q10メール が できないレベル で あり Q05 表 と Q07 スライド については 実 証 前 には できないレベル であっ たが 実 証 後 には できるレベル に 向 上 したことが 分 かる また 図 13 に 示 す 中 学 校 の 場 合 は Q05 表 と Q07 スライド の 項 目 が 実 証 事 業 前 には できないレベル で あったが 実 証 事 業 後 には できる できないレベルの 境 である 2.5 点 に 近 い 値 となって いる Q01 電 源 Q02 保 存 Q03 文 字 Q04 絵 Q05 表 Q06カメラ Q07スライド Q08 検 索 Q09 発 信 Q10メール 前 後 図 12 ICT 活 用 スキル 調 査 の 前 後 比 較 ( 小 学 校 ) 49

52 Q01 電 源 Q02 保 存 Q03 文 字 n.s. n.s. n.s. Q04 絵 Q05 表 Q06カメラ n.s. Q07スライド Q08 検 索 Q09 発 信 Q10メール n.s. n.s. n.s. n.s. 前 後 図 13 ICT 活 用 スキル 調 査 の 前 後 比 較 ( 中 学 校 ) 次 に 実 証 事 業 前 後 の 操 作 スキルの 各 項 目 を t 検 定 した 結 果 得 られた 有 意 水 準 を 図 の 横 棒 の 右 に 示 す ただし ここで 記 号 n.s.は 以 下 のことを 示 している : : n.s.: 1% 水 準 で 有 意 で 事 前 と 比 較 して 事 後 のスキルの 向 上 が 大 きい 5% 水 準 で 有 意 で 事 前 と 比 較 して 事 後 のスキルの 向 上 が 大 きい 事 前 と 事 後 のスキルの 違 いには5% 水 準 で 有 意 差 がない また 有 意 水 準 は 2 つ 示 しているが 左 が 独 立 したデータの t 検 定 の 結 果 右 が 対 応 した データの t 検 定 の 結 果 である 例 えば 図 12 の 小 学 校 の 場 合 は 全 てのスキル 項 目 が と となっていることから 独 立 したデータの t 検 定 の 結 果 と 対 応 のあるデータの t 検 定 の 結 果 が 同 じで 実 証 事 業 後 の スキルが 1% 水 準 で 有 意 に 向 上 したことを 意 味 している これに 対 して 図 13 に 示 す 中 学 校 の 場 合 は Q03 文 字 Q08 検 索 については 有 意 差 がなかったことが 分 かる また Q02 保 存 と Q10メール については 独 立 した データによる t 検 定 では 有 意 差 がなかったが 対 応 したデータの t 検 定 では 1% 水 準 でスキ ルが 有 意 に 高 く Q05 表 と Q09 発 信 については 5% 水 準 で 有 意 に 高 い このよう に 対 応 したデータによる t 検 定 した 場 合 の 方 が 有 意 差 が 出 やすいことを 示 している 50

53 2.2.4 タブレット 端 末 の 整 備 時 期 に 係 る 検 討 ICT 活 用 スキルは コンピュータ 等 を 使 い 始 めてから 短 期 間 で 急 速 に 向 上 すると 言 われ ている そこで 実 証 校 におけるタブレット 端 末 の 整 備 時 期 によって 以 下 の 2つに 分 類 し た 2014 年 に 整 備 した 学 校 ( 小 学 校 2 校 中 学 校 1 校 ) 2013 年 までに 整 備 した 学 校 ( 小 学 校 2 校 中 学 校 2 校 ) ここで 2014 年 にタブレット 端 末 を 整 備 した 校 の 児 童 生 徒 は 実 証 事 業 が 開 始 した 2014 年 9 月 までに 十 分 に 活 用 する 時 間 が 取 れていないと 考 えられる これに 対 して 2013 年 まで に 整 備 された 校 の 児 童 生 徒 は 少 なくとも 1 年 以 上 タブレットを 活 用 できる 環 境 にあったこ とになる そこで タブレット 端 末 を 整 備 した 時 期 によって 分 けたそれぞれの 群 において ICT 活 用 スキルが 実 証 事 業 前 後 で 向 上 したかについて t 検 定 した その 結 果 を 表 20 に 示 すが 独 立 したデータによる t 検 定 の 結 果 ( 独 立 と 明 記 )と 対 応 のあるデータによる t 検 定 の 結 果 ( 対 応 と 明 記 )を 示 している 表 20 整 備 時 期 による ICT 活 用 スキルの 向 上 に 係 る 校 種 別 t 検 定 結 果 整 備 時 期 2014 年 に 整 備 2013 年 までに 整 備 校 種 小 学 校 中 学 校 小 学 校 中 学 校 t 検 定 独 立 対 応 独 立 対 応 独 立 対 応 独 立 対 応 Q01 電 源 n.s. n.s. n.s. n.s. Q02 保 存 n.s. n.s. n.s. n.s. Q03 文 字 n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. Q04 絵 n.s. n.s. n.s. Q05 表 n.s. n.s. Q06 カメラ n.s. n.s. n.s. n.s. Q07 スライド n.s. n.s. Q08 検 索 n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. Q09 発 信 n.s. n.s. n.s. Q10 メール n.s. n.s. n.s. 51

54 この 表 から 分 かるように 表 の 左 に 示 す 2014 年 に 整 備 した 実 証 校 の 場 合 実 証 事 業 前 と 比 較 して 有 意 に ICT 活 用 スキルが 高 い これに 対 して 右 に 示 す 2013 年 までに 整 備 した 実 証 校 の 場 合 は 有 意 差 がない 結 果 が 多 いことが 分 かる これは 本 実 証 事 業 開 始 前 までに 児 童 生 徒 は 少 なくとも 1 年 以 上 タブレット 端 末 を 使 った 経 験 があるために 事 業 開 始 時 で ICT 活 用 スキルが 向 上 していたためと 推 察 される 結 果 のまとめ ICT 活 用 スキルに 係 る 結 果 を 要 約 すると 以 下 のようになる 本 実 証 事 業 の 開 始 前 と 比 較 して 終 了 時 の ICT 活 用 スキルの 多 くの 項 目 は 1% 水 準 で 有 意 に 向 上 する 特 に タブレット 端 末 を 整 備 してから 1 年 以 内 の 学 校 の 児 童 生 徒 のスキル 向 上 が 大 き く 整 備 してから 1 年 以 上 経 過 した 学 校 の 児 童 生 徒 のスキルの 変 化 は 小 さい ICT 活 用 スキルは タブレット 端 末 が 整 備 されてから 1 年 間 で 向 上 すると 推 察 される ICT 活 用 スキルの 効 果 を 検 証 する 場 合 独 立 したデータによる t 検 定 よりも 対 応 のあ るデータによる t 検 定 をした 方 が 有 意 差 が 出 やすい 本 実 証 事 業 で 効 果 検 証 した 児 童 生 徒 の 意 識 の 変 化 タブレット 端 末 の 活 用 の 効 果 検 証 のための 意 識 の 違 いと 客 観 テストの 違 いの t 検 定 についても 同 様 に 対 応 のあるデータ による t 検 定 の 方 が 有 意 差 が 出 やすいことを 確 認 した 52

55 2.3 意 識 調 査 の 結 果 概 要 意 識 調 査 の 実 証 方 法 については 図 10 に 示 すように 事 業 開 始 前 に 事 前 の 意 識 調 査 を 行 い 実 証 授 業 の 実 践 後 に 複 数 回 の 意 識 調 査 を 行 った そこでまず 実 施 した 意 識 調 査 にお ける 質 問 項 目 を 説 明 し 回 答 数 を 示 す 次 に 因 子 分 析 を 行 った 結 果 思 考 表 現 電 子 黒 板 の 活 用 知 識 理 解 意 欲 協 働 学 習 の 4つの 因 子 が 得 られたことを 説 明 する 次 に 実 証 事 業 開 始 前 と 実 証 授 業 後 の 意 識 の 変 化 を 分 析 し 有 意 に 実 証 授 業 後 の 評 価 が 高 くなったことを 示 す 質 問 項 目 と 略 称 タブレット 端 末 活 用 の 効 果 検 証 するための 意 識 調 査 の 項 目 として 表 21に 示 す 20の 質 問 項 目 を 設 定 した そして 本 実 証 事 業 開 始 前 と 実 証 事 業 実 施 後 に 以 下 に 示 す 4 択 で 回 答 を 求 めた 1. ほとんどそう 思 わない 2. あまりそう 思 わない 3. 少 しそう 思 う 4. わりにそう 思 う 53

56 また 次 項 以 降 で 分 析 結 果 を 説 明 するが 質 問 項 目 を 短 縮 した 略 称 と 表 の 右 の 列 に 示 す 表 21 意 識 調 査 の 質 問 項 目 と 略 称 No 質 問 項 目 略 称 1 楽 しく 学 習 することができていると 思 いますか Q01 楽 しい 2 授 業 の 内 容 がよく 分 かっていると 思 いますか Q02 分 かった 3 授 業 に 集 中 して 取 り 組 むことができていると 思 いますか Q03 集 中 4 授 業 に 進 んで 参 加 することができていると 思 いますか Q04 進 んで 5 学 習 したことをもっと 調 べてみたいと 思 いますか Q05 調 べたい 6 必 要 な 情 報 を 見 つけることができていると 思 いますか Q06 必 要 情 報 7 新 しい 考 えを 見 つけることができていると 思 いますか Q07 新 しい 考 え 8 じっくりと 考 えて 自 分 の 考 えを 深 めることができていると 思 い Q08 深 める ますか 9 ノートやワークシートに 自 分 の 考 えを 書 くことができていると 思 Q09 書 く いますか 10 自 分 の 考 えや 意 見 を 友 だちや 先 生 に 分 かりやすく 伝 えることがで Q10 伝 える きていると 思 いますか 11 自 分 にあった 方 法 やスピードで 進 めることができていると 思 いま Q11 自 分 に 合 う すか 12 友 だちと 教 え 合 うことができていると 思 いますか Q12 教 え 合 う 13 グループ 学 習 に 進 んで 参 加 することができていると 思 いますか Q13 グループ 14 友 だちと 協 力 して 学 習 することができていると 思 いますか Q14 協 力 15 友 だちの 考 えや 意 見 を 聞 いて 考 えを 深 めることができていると Q15 意 見 聞 く 思 いますか 16 電 子 黒 板 を 使 った 学 習 は 分 かりやすいと 思 いますか Q16IWB 学 習 17 先 生 が 電 子 黒 板 を 使 って 説 明 すると 分 かりやすいと 思 いますか Q17IWB 説 明 18 電 子 黒 板 を 使 って 自 分 が 発 表 したいと 思 いますか Q18IWB 発 表 自 分 19 電 子 黒 板 を 使 って 友 だちが 発 表 することは 分 かりやすいと 思 い Q19IWB 発 表 友 ますか 20 電 子 黒 板 に 文 字 や 絵 などを 書 きやすいと 思 いますか Q20IWB 書 きやす い 54

57 2.3.3 回 答 数 意 識 調 査 の 回 答 数 を 表 22 に 示 す この 表 で 示 した 回 答 数 は 前 述 の 表 15で 示 した 調 査 対 象 者 数 と 比 較 してかなり 大 きな 値 となっている これは 意 識 調 査 は 実 証 事 業 前 に 1 回 の 意 識 調 査 を 行 い 実 証 授 業 後 には 複 数 回 の 意 識 調 査 を 実 施 しているためである 例 え ば 表 22 に 示 す 全 体 の 回 答 数 は 3,662 であるが 本 実 証 事 業 の 対 象 となっている 児 童 生 徒 数 は 表 15 に 示 すように 1,200 名 であるので 3.05 倍 の 回 答 数 となっている 表 22 意 識 調 査 の 回 答 数 校 種 実 証 校 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 計 揖 斐 小 学 校 小 学 校 渋 川 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 葵 中 学 校 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 計 ,662 次 に 意 識 調 査 の 回 答 数 を 学 年 と 教 科 で 整 理 した 結 果 を 表 23に 示 す この 表 から 分 かる ように 最 も 多 くの 実 証 授 業 が 実 施 された 教 科 は 算 数 数 学 で 小 学 3 年 から 中 学 2 年 ま でに 実 施 された 次 に 多 かった 教 科 は 理 科 で 小 学 3 年 と 4 年 中 学 1 年 から 3 年 で 実 施 されている また 社 会 は 小 学 5 年 と 6 年 中 学 2 年 と 3 年 で 実 施 され 国 語 は 小 学 3 年 と 中 学 2 年 で 実 施 されている さらに 英 語 については 中 学 1 年 のみで 実 施 されたこと が 分 かる 実 施 された 学 年 でみると 小 学 校 では 3 年 から 6 年 までに 大 きな 差 がない 回 答 数 である が 中 学 校 の 場 合 は 1 年 から 2 年 3 年 となるに 従 って 少 なくなっていることが 分 かる 55

58 表 23 教 科 と 学 年 別 の 意 識 調 査 の 回 答 数 学 年 国 語 社 会 算 数 数 学 理 科 英 語 計 小 小 小 小 計 ,224 中 中 中 計 ,438 合 計 , , 因 子 分 析 の 結 果 本 実 証 事 業 では 意 識 調 査 における 20の 質 問 項 目 に 対 する 回 答 データを 用 いて 因 子 分 析 を 行 った 因 子 分 析 は 主 因 子 法 でバリマックス 回 転 を 行 って 因 子 分 析 をした 結 果 4 因 子 が 抽 出 された そこで 各 因 子 に 含 まれる 質 問 項 目 の 内 容 から 判 断 して 各 因 子 の 名 称 を 以 下 のように 名 付 けた 因 子 1 思 考 表 現 因 子 2 電 子 黒 板 の 活 用 因 子 3 知 識 理 解 意 欲 因 子 4 協 働 学 習 56

59 ここで 各 因 子 に 含 まれる 質 問 項 目 と 因 子 負 荷 量 を 以 下 の 表 24 から 表 27 に 示 す これ らの 因 子 に 含 まれる 質 問 項 目 は 因 子 負 荷 量 が 0.45 以 上 の 質 問 項 目 として 各 因 子 を 求 めて いる 寄 与 率 の 合 計 は 56.0%で 各 因 子 の 信 頼 性 係 数 (α 係 数 )は 因 子 1 が 因 子 2 が 因 子 3が0.827 因 子 4 が 0.835である 表 24 因 子 1 思 考 表 現 No 質 問 項 目 負 荷 量 7 新 しい 考 えを 見 つけることができていると 思 いますか 自 分 の 考 えや 意 見 を 友 だちや 先 生 に 分 かりやすく 伝 えることができていると.606 思 いますか 8 じっくりと 考 えて 自 分 の 考 えを 深 めることができていると 思 いますか 必 要 な 情 報 を 見 つけることができていると 思 いますか 学 習 したことをもっと 調 べてみたいと 思 いますか ノートやワークシートに 自 分 の 考 えを 書 くことができていると 思 いますか.454 表 25 因 子 2 電 子 黒 板 の 活 用 No 質 問 項 目 負 荷 量 17 先 生 が 電 子 黒 板 を 使 って 説 明 すると 分 かりやすいと 思 いますか 電 子 黒 板 を 使 った 学 習 は 分 かりやすいと 思 いますか 電 子 黒 板 を 使 って 友 だちが 発 表 することは 分 かりやすいと 思 いますか 電 子 黒 板 を 使 って 自 分 が 発 表 したいと 思 いますか 電 子 黒 板 に 文 字 や 絵 などを 書 きやすいと 思 いますか.496 表 26 因 子 3 知 識 理 解 意 欲 No 質 問 項 目 負 荷 量 3 授 業 に 集 中 して 取 り 組 むことができていると 思 いますか 楽 しく 学 習 することができていると 思 いますか 授 業 に 進 んで 参 加 することができていると 思 いますか 授 業 の 内 容 がよく 分 かっていると 思 いますか

60 表 27 因 子 4 協 働 学 習 No 質 問 項 目 負 荷 量 14 友 だちと 協 力 して 学 習 することができていると 思 いますか グループ 学 習 に 進 んで 参 加 することができていると 思 いますか 友 だちと 教 え 合 うことができていると 思 いますか.580 なお 以 下 の 2 つの 質 問 項 目 については 因 子 負 荷 量 が 0.45 以 下 となり 4 つの 因 子 に は 含 まれなかった これは 質 問 項 目 15 については 因 子 1と 因 子 4の 因 子 の 負 荷 量 がい ずれも 0.45よりわずかに 小 さい 値 となった これは 友 だちとの 関 係 があることから 因 子 4 の 協 働 学 習 と 考 えを 深 めるとの 内 容 が 含 まれているためと 推 察 される 表 28 因 子 に 入 らなかった 項 目 No 質 問 項 目 15 友 だちの 考 えや 意 見 を 聞 いて 考 えを 深 めることができていると 思 いますか 11 自 分 にあった 方 法 やスピードで 進 めることができていると 思 いますか 58

61 2.3.5 調 査 結 果 の 前 後 の 比 較 実 証 事 業 開 始 前 の 2014 年 9 月 に 事 前 意 識 調 査 を 行 い 実 証 事 業 開 始 後 は 複 数 回 の 実 証 授 業 を 実 施 した 後 に 同 じ 質 問 項 目 に 対 する 意 識 調 査 を 実 施 している そこで 実 証 事 業 前 に おける 4 択 の 回 答 (1 点 から 4 点 )と 実 証 授 業 後 の 回 答 (1 点 から 4 点 )の 比 較 を 行 った その 結 果 得 られた 小 学 校 の 場 合 の 実 証 前 と 実 証 授 業 後 の 意 識 の 変 化 を 図 14 に 示 す ただ し この 図 では 質 問 項 目 に 対 する 各 回 答 の 平 均 値 が 大 きい 順 に 並 べている また それ ぞれの 質 問 項 目 に 対 する 回 答 の 違 いについて 対 応 のある t 検 定 をした 結 果 得 られた 有 意 水 準 を 示 している Q16IWB 学 習 Q01 楽 しい Q17IWB 説 明 Q02わかった Q14 協 力 Q09 書 く Q03 集 中 Q13グループ Q04 進 んで Q19IWB 発 表 友 Q12 教 え 合 う Q11 自 分 に 合 う Q15 意 見 聞 く Q06 必 要 情 報 Q08 深 める Q07 新 しい 考 え Q05 調 べたい Q18IWB 発 表 自 分 Q20IWB 書 きやすい Q10 伝 える n.s. n.s 前 後 図 14 実 証 事 業 前 と 実 証 授 業 後 の 意 識 の 変 化 ( 小 学 校 ) 59

62 この 図 から Q16IWB 学 習 の 項 目 に 対 する 評 価 が 最 も 高 いが 事 前 と 比 較 して 実 証 授 業 後 の 評 価 が 1% 水 準 で 有 意 に 低 いことが 分 かる 実 証 事 業 前 の 授 業 では 電 子 黒 板 が 中 心 であったが 実 証 授 業 では 児 童 生 徒 用 のタブレット 端 末 を 活 用 したため 個 人 用 のタブレ ット 端 末 への 関 心 が 高 くなったためと 推 察 される 続 いて 評 価 が 高 かった 項 目 は Q01 楽 しい で 事 前 に 対 して 実 証 授 業 後 の 方 が 1% 水 準 で 評 価 が 高 いことが 分 かる また Q12IWB 説 明 と Q19IWB 発 表 友 については 事 前 と 実 証 授 業 後 の 評 価 には 有 意 差 は 認 められなかった その 他 の 全 ての 項 目 については 事 前 と 比 較 して 実 証 授 業 後 の 評 価 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 分 かる 同 様 に 中 学 校 における 実 証 事 業 前 と 実 証 授 業 後 の 意 識 の 変 化 を 図 15に 示 す Q16IWB 学 習 Q17IWB 説 明 Q01 楽 しい Q14 協 力 Q13グループ Q03 集 中 Q12 教 え 合 う Q19IWB 発 表 友 Q15 意 見 聞 く Q02わかった Q04 進 んで Q09 書 く Q06 必 要 情 報 Q11 自 分 に 合 う Q08 深 める Q07 新 しい 考 え Q20IWB 書 きやすい Q05 調 べたい Q10 伝 える Q18IWB 発 表 自 分 前 後 図 15 実 証 事 業 前 と 実 証 授 業 後 の 意 識 の 変 化 ( 中 学 校 ) この 図 から 中 学 校 の 場 合 は 全 ての 項 目 に 対 する 実 証 授 業 後 の 評 価 が 事 前 と 比 較 して 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 分 かる 60

63 次 に で 説 明 した 4つの 因 子 に 対 する 評 価 の 結 果 を 図 16に 示 す 小 学 校 1 思 考 表 現 2 電 子 黒 板 の 活 用 3 知 識 理 解 意 欲 4 協 働 学 習 n.s. 中 学 校 1 思 考 表 現 2 電 子 黒 板 の 活 用 前 後 3 知 識 理 解 意 欲 4 協 働 学 習 図 16 意 識 調 査 の 前 後 比 較 この 図 から 分 かるように 小 学 校 の 場 合 には 因 子 2の 電 子 黒 板 の 活 用 については 事 前 と 実 証 授 業 後 の 評 価 には 有 意 差 が 認 められないが その 他 の 思 考 表 現 知 識 理 解 意 欲 協 働 学 習 の 因 子 については 実 証 授 業 後 の 評 価 が 事 前 の 評 価 と 比 較 し て 1% 水 準 で 有 意 に 高 い また 中 学 校 の 場 合 には 全 ての 因 子 の 評 価 が 実 証 授 業 後 に 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 分 かる 61

64 2.3.6 タブレット 端 末 活 用 の 有 無 の 比 較 授 業 でタブレット 端 末 を 活 用 した 場 合 と 活 用 しない 場 合 の 児 童 生 徒 の 意 識 の 違 いを 比 較 分 析 し 小 学 校 の 結 果 を 図 17 に 中 学 校 の 結 果 を 図 18に 示 す これらの 図 から 中 学 校 の 1 つの 項 目 を 除 いて 1% 水 準 で 有 意 で 活 用 の 評 価 が 高 いことが 分 かる Q01 楽 しい Q02わかった Q14 協 力 Q16IWB 学 習 Q03 集 中 Q17IWB 説 明 Q09 書 く Q13グループ Q04 進 んで Q12 教 え 合 う Q06 必 要 情 報 Q11 自 分 に 合 う Q15 意 見 聞 く Q19IWB 発 表 友 Q08 深 める Q07 新 しい 考 え Q05 調 べたい Q18IWB 発 表 自 分 Q10 伝 える Q20IWB 書 きやすい 無 有 図 17 タブレット 端 末 活 用 有 無 の 比 較 ( 小 学 校 ) 62

65 Q17IWB 説 明 Q16IWB 学 習 Q01 楽 しい Q19IWB 発 表 友 Q14 協 力 Q13グループ Q02わかった Q03 集 中 Q12 教 え 合 う Q04 進 んで Q15 意 見 聞 く Q06 必 要 情 報 Q09 書 く Q20IWB 書 きやすい Q11 自 分 に 合 う Q08 深 める Q07 新 しい 考 え Q05 調 べたい Q10 伝 える Q18IWB 発 表 自 分 n.s. 無 有 図 18 タブレット 端 末 活 用 有 無 の 比 較 ( 中 学 校 ) 63

66 同 様 に 因 子 分 析 で 得 られた 4 つの 因 子 について 授 業 でタブレット 端 末 を 活 用 した 場 合 と 活 用 しない 場 合 の 児 童 生 徒 の 因 子 得 点 の 違 いを 比 較 分 析 した 結 果 を 図 19 に 示 す ただ し この 結 果 は 意 識 調 査 の 回 答 データの 中 から 実 証 事 業 開 始 前 のデータを 除 いた 実 証 授 業 後 の 全 てのデータで 分 析 した 結 果 である 小 学 校 1 思 考 表 現 2 電 子 黒 板 の 活 用 3 知 識 理 解 意 欲 4 協 働 学 習 中 学 校 1 思 考 表 現 2 電 子 黒 板 の 活 用 無 有 3 知 識 理 解 意 欲 4 協 働 学 習 図 19 タブレット 端 末 活 用 有 無 の 比 較 ( 因 子 別 ) この 図 では 上 部 に 小 学 校 の 結 果 を 示 し 下 部 に 中 学 校 の 結 果 を 示 している また 各 因 子 について 対 応 のあるデータによる t 検 定 によって タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 後 の 違 いの 有 意 水 準 を 示 している この 図 から 分 かるように 小 学 校 も 中 学 校 も 全 ての 因 子 においてタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 の 評 価 の 方 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 い 結 果 となっている 64

67 2.3.7 単 元 の 前 半 後 半 と 活 用 有 無 に 係 る 検 討 本 実 証 授 業 は で 説 明 したように 単 元 前 半 と 後 半 においてタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 施 していることから 以 下 の 4つに 分 けることができる 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 そこで この 4 つの 場 合 に 分 けて 4 つの 因 子 それぞれの 評 価 結 果 を 図 20に 示 す この 図 では 左 に 小 学 校 右 に 中 学 校 の 場 合 の 結 果 を 示 している 65

68 因 子 1 思 考 表 現 ( 小 学 校 ) 因 子 1 思 考 表 現 ( 中 学 校 ) 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 因 子 2 電 子 黒 板 の 活 用 ( 小 学 校 ) 因 子 2 電 子 黒 板 の 活 用 ( 中 学 校 ) 1 前 半 活 用 有 n.s. 1 前 半 活 用 有 n.s. 2 前 半 活 用 無 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 4 後 半 活 用 無 因 子 3 知 識 理 解 意 欲 ( 小 学 校 ) 因 子 3 知 識 理 解 意 欲 ( 中 学 校 ) 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 因 子 4 協 働 学 習 ( 小 学 校 ) 因 子 4 協 働 学 習 ( 中 学 校 ) 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 n.s 図 20 因 子 ごとの 評 価 点 66

69 次 に これら 4 つの 場 合 の 評 価 値 の 違 いを 調 べるために 一 次 配 置 元 配 列 の 分 散 分 析 を 行 い Tukey 法 によって 多 重 比 較 した その 結 果 前 半 と 後 半 のそれぞれにおいて タブ レット 端 末 を 活 用 した 場 合 と 活 用 しない 場 合 の 違 いの 有 意 水 準 を 図 に 示 した 例 えば 図 の 左 上 に 示 す 因 子 1 思 考 表 現 ( 小 学 校 ) の 場 合 前 半 で 活 用 の 有 無 を 比 較 す ると 5% 水 準 で 有 意 に 活 用 有 が 高 いことを 示 しており 後 半 では 活 用 有 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 い また 上 から 2 番 目 に 示 す 因 子 2 電 子 黒 板 の 活 用 の 場 合 には 前 半 で 活 用 の 有 無 には 有 意 差 が 認 められないが 後 半 では 活 用 有 の 方 が 活 用 無 より 小 学 校 は 1% 水 準 あ るいは 中 学 校 は 5% 水 準 で 有 意 に 評 価 が 高 いことを 示 している 結 果 のまとめ 意 識 調 査 に 係 る 分 析 評 価 の 結 果 をまとめると 以 下 のようになる 対 応 のあるデータの t 検 定 をした 結 果 実 証 事 業 開 始 前 と 比 較 して 実 証 授 業 後 の 評 価 は 電 子 黒 板 を 活 用 した 学 習 に 係 る 3 項 目 を 除 いた 全 ての 項 目 において 1% 水 準 で 有 意 に 実 証 授 業 後 の 評 価 が 高 いことを 明 らかにした 4 つの 因 子 についても 同 様 に 実 証 事 業 前 に 比 べて 実 証 授 業 後 の 因 子 得 点 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 した 対 応 のあるデータの t 検 定 をした 結 果 タブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 後 と 比 較 して 活 用 した 授 業 後 の 評 価 は 1 項 目 を 除 いた 全 ての 項 目 において 1% 水 準 で 有 意 に 高 い ことを 明 らかにした 4 つの 因 子 についても 同 様 に タブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 後 と 比 較 して 活 用 した 授 業 後 の 因 子 得 点 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 した 意 識 調 査 のデータを 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 無 4 後 半 活 用 無 の 4 つに 分 けた 場 合 のタブレット 端 末 活 用 の 有 無 の 違 いを 因 子 別 に 分 析 した 結 果 小 中 学 校 の 電 子 黒 板 の 活 用 の 単 元 前 半 と 中 学 校 の 協 働 学 習 の 単 元 後 半 の 有 意 差 は 認 められなかったが 他 の 因 子 においては 活 用 した 授 業 後 の 評 価 が 有 意 に 高 いことを 示 した 67

70 2.4 客 観 テストの 結 果 の 評 価 意 識 調 査 の 評 価 に 続 き 本 節 では 実 証 授 業 において 実 施 した 客 観 テストの 概 要 を 示 し 評 価 した 結 果 について 述 べる 概 要 客 観 テストの 実 施 方 法 については 2.1.1の 図 8 に 示 すように 実 証 事 業 期 間 である 2014 年 9 月 から 12 月 の 間 に 実 施 された 実 証 授 業 後 に その 単 元 に 係 る 客 観 テストを 行 った 実 証 授 業 で 実 施 した 単 元 に 関 するテスト 問 題 を 市 販 のテストから 選 んで 利 用 し 各 実 践 にお ける 客 観 テストの 成 績 を 得 た 次 に タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 の 客 観 テストの 成 績 と 活 用 しない 授 業 後 のテ ストの 成 績 の 違 いを 分 析 評 価 した その 際 テスト 問 題 の 評 価 観 点 である 知 識 理 解 技 能 思 考 判 断 表 現 等 についての 分 析 を 行 った 回 答 数 客 観 テストを 受 けた 児 童 生 徒 数 を 表 29 に 示 す この 表 は 各 実 証 校 において 複 数 回 実 施 された 客 観 テストを 受 けた 児 童 生 徒 数 で 示 しているため 本 事 業 の 調 査 対 象 とした 表 15の 児 童 生 徒 数 と 比 較 して 大 きな 値 となっている 例 えば 小 学 校 の 対 象 児 童 数 は で 述 べ たように 650 人 であったので 1 人 当 たり 平 均 して 3.43 回 のテストを 受 けたことになる 同 様 に 中 学 校 の 場 合 には 平 均 で 2.62 回 となる また 実 証 授 業 の 教 科 と 学 年 別 の 客 観 テストの 回 答 数 を 表 30 に 示 す この 表 から 分 かる ように 小 学 校 では 算 数 が 最 も 多 く 実 践 され 次 いで 社 会 理 科 となっている これに 対 して 中 学 校 の 場 合 は 英 語 で 最 も 多 くの 実 践 が 行 われ 理 科 数 学 社 会 国 語 の 順 とな っていることが 分 かる 68

71 表 29 実 証 校 別 の 客 観 テストの 回 答 数 校 種 実 証 校 小 3 小 4 小 5 小 6 中 1 中 2 中 3 計 揖 斐 小 学 校 渋 川 小 学 校 小 学 校 高 森 中 央 小 学 校 山 田 小 学 校 計 ,232 葵 中 学 校 中 学 校 高 森 中 学 校 山 江 中 学 校 計 ,441 表 30 教 科 と 学 年 別 の 客 観 テストの 回 答 数 学 年 国 語 社 会 算 数 数 学 理 科 英 語 計 小 小 小 小 計 ,232 中 中 中 計 ,441 合 計 , ,673 69

72 次 に 市 販 の 客 観 テストの 場 合 測 定 する 児 童 生 徒 の 能 力 が 示 されており その 問 題 の 評 価 観 点 が 分 かるようになっている 教 科 ごとに 評 価 観 点 を 整 理 した 児 童 生 徒 数 を 表 31に 示 す この 表 から 分 かるように 小 学 校 の 場 合 国 語 社 会 算 数 理 科 において 知 識 理 解 に 関 するテストが 行 われた また 思 考 判 断 表 現 と 技 能 に 関 するテス トは 国 語 を 除 く 3 教 科 で 実 施 されている これに 対 して 中 学 校 の 場 合 は 知 識 理 解 と 思 考 判 断 表 現 技 能 に 関 するテストが 行 われたが それに 加 えて 言 語 表 現 語 句 読 む 書 く その 他 に 関 するテストも 行 われていることが 分 かる また 英 語 に 関 するテス トとしては 知 識 理 解 の 他 表 現 と 言 語 についてのテストが 行 われている 表 31 テストの 目 的 からみた 客 観 テストを 受 けた 児 童 数 ( 小 学 校 ) 測 定 目 的 国 語 社 会 算 数 理 科 計 知 識 理 解 ,076 思 考 判 断 表 現 ,309 技 能 ,092 児 童 生 徒 数 ,232 表 32 テストの 目 的 からみた 客 観 テストを 受 けた 生 徒 数 ( 中 学 校 ) 測 定 目 的 国 語 社 会 数 学 理 科 英 語 計 知 識 理 解 ,290 思 考 判 断 表 現 技 能 言 語 表 現 語 句 読 む 書 く その 他 児 童 生 徒 数 ,441 70

73 2.4.3 教 科 別 の 成 績 の 結 果 本 実 証 事 業 で 実 施 した 実 証 授 業 の 教 科 は 2.4.2で 述 べたように 国 語 社 会 算 数 理 科 および 英 語 ( 中 学 校 )である そこで これらの 教 科 別 にタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテストの 成 績 と 活 用 しない 授 業 後 の 成 績 を 比 較 した ただし 市 販 のテスト 問 題 を 使 用 したため 満 点 が 異 なる 場 合 があった そこで すべてのテストの 満 点 が 100 点 になるよ うに 標 準 化 した 上 で 分 析 評 価 をした その 結 果 得 られた 教 科 別 のテスト 成 績 を 図 21 に 示 す この 図 は 小 学 校 の 教 科 を 上 部 に 中 学 校 の 教 科 の 結 果 を 下 部 に 示 している また 横 棒 の 右 には タブレット 端 末 を 活 用 した 場 合 と 活 用 しない 場 合 の 違 いを 対 応 のあるデータによって t 検 定 し その 結 果 を 示 し ている 例 えば タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテストの 成 績 が 小 学 校 国 語 の 授 業 では 5% 水 準 で 社 会 算 数 理 科 では 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 している また 中 学 校 に 関 し ては タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 の 成 績 が 数 学 では 1% 水 準 で 理 科 では 5% 水 準 で 有 意 に 高 いとの 結 果 であるが 国 語 と 英 語 では 有 意 差 が 認 められなかった 社 会 に 関 し ては 逆 に 5% 水 準 で 有 意 に 活 用 した 授 業 後 の 成 績 の 方 が 低 い 結 果 となっている この 結 果 についての 考 察 は 今 後 の 検 討 課 題 である 71

74 小 学 校 国 語 社 会 算 数 理 科 国 語 n.s. 無 有 中 学 校 社 会 数 学 理 科 英 語 n.s 図 21 教 科 別 の 客 観 テストの 成 績 72

75 2.4.4 評 価 観 点 別 の 成 績 の 結 果 実 証 授 業 後 の 客 観 テストの 問 題 は 主 に 市 販 の 単 元 テストの 問 題 を 使 用 した 単 元 テス トは 複 数 の 小 問 題 から 構 成 されており 各 小 問 題 には 測 りたい 評 価 観 点 が 示 されている 本 実 証 事 業 で 実 施 した 客 観 テストでは 表 31と 表 32 で 説 明 したように 知 識 理 解 思 考 判 断 表 現 技 能 の 問 題 が 多 く 実 施 された そこで これら 3 種 の 問 題 と テストごとの 総 得 点 について タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテスト 成 績 と 活 用 しな い 授 業 のテスト 成 績 を 比 較 した 結 果 を 図 22に 示 す また 横 棒 の 右 には 活 用 の 有 無 の 違 い について 検 定 した 結 果 の 有 意 水 準 を 示 しているが これは 対 応 のあるデータによる t 検 定 によって 得 られた 結 果 である 小 学 校 知 識 理 解 思 考 判 断 表 現 技 能 総 得 点 中 学 校 知 識 理 解 n.s. 無 有 思 考 判 断 表 現 n.s. 技 能 総 得 点 図 22 テストの 評 価 観 点 と 総 得 点 に 対 するテスト 成 績 この 図 から 分 かるように 小 学 校 における 実 証 授 業 では 知 識 理 解 思 考 判 断 表 現 技 能 総 得 点 ともに 1% 水 準 で 有 意 に 活 用 した 授 業 後 のテスト 成 績 の 方 が 高 い また 中 学 校 の 場 合 には 技 能 と 総 得 点 に 関 しては 1% 水 準 で 有 意 に 高 いが 知 識 理 解 と 思 考 判 断 表 現 については 活 用 の 有 無 によって 有 意 差 が 認 められな かった 73

76 2.4.5 実 践 方 式 別 の 成 績 の 結 果 本 実 証 事 業 における 調 査 方 法 の 基 本 的 な 考 え 方 については で 説 明 するとともに 図 8 で 示 したように 2 つの 実 践 の 中 で 4 回 の 客 観 テストを 実 施 することになっている ここで 4 回 の 客 観 テストによる 実 践 の 構 成 を 整 理 すると 以 下 の 3つの 場 合 がある この 3 種 の 実 践 方 式 を 図 示 したものが 図 23 である 同 じ 学 級 単 元 A 単 元 B 学 級 1 学 級 1 単 元 の 前 半 タブレットを 活 用 した 授 業 タブレットを 活 用 しない 授 業 単 元 の 後 半 タブレットを 活 用 しない 授 業 タブレットを 活 用 した 授 業 同 じ 単 元 単 元 A 単 元 A 学 級 1 学 級 2 単 元 の 前 半 タブレットを 活 用 した 授 業 タブレットを 活 用 しない 授 業 単 元 の 後 半 タブレットを 活 用 しない 授 業 タブレットを 活 用 した 授 業 異 なる 学 級 異 なる 単 元 学 級 1 学 級 2 単 元 A タブレットを 活 用 した 授 業 タブレットを 活 用 しない 授 業 単 元 B タブレットを 活 用 しない 授 業 タブレットを 活 用 した 授 業 図 23 2 つの 実 践 における 学 級 と 単 元 1 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 図 の 上 段 に 示 すように 同 じ 学 級 において 2つの 単 元 ( 単 元 Aと 単 元 B)を 実 施 するもので 単 元 の 前 半 と 後 半 に 分 けて タブレット 端 末 の 活 用 を 入 れ 替 える 方 法 を 採 る 実 践 方 式 であ る 2 同 じ 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 図 の 中 段 に 示 すように 同 じ 単 元 を 前 半 後 半 に 分 けて 実 施 するもので 2つの 学 級 ( 学 級 1 と 学 級 2)が 並 行 して 実 践 する 方 式 である 74

77 3 異 なる 学 級 異 なる 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 図 の 下 部 に 示 すように 異 なる 2つの 学 級 ( 学 級 1と 学 級 2)において 異 なる 単 元 ( 単 元 A と 単 元 B)で 行 う 実 践 方 式 である ここで 1 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 について タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテストの 成 績 と 活 用 しない 授 業 後 のテスト 成 績 の 違 いを t 検 定 した 結 果 を 表 33に 示 す 表 33 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 についての t 検 定 の 結 果 校 種 学 年 教 科 有 意 水 準 小 学 校 3 年 4 年 5 年 6 年 国 語 理 科 理 科 算 数 算 数 理 科 算 数 算 数 算 数 社 会 中 学 校 社 会 数 学 1 年 英 語 n.s. 2 年 理 科 この 表 に 示 すように 例 えば 小 学 3 年 の 国 語 の 授 業 では 5% 水 準 で 有 意 に 活 用 有 の 成 績 が 高 い また この 表 に 示 した 学 年 と 教 科 の 場 合 には 有 意 差 が 認 められていることが 分 か る また 2 同 じ 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 と 3 異 なる 学 級 異 なる 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 についても 同 様 に t 検 定 した 結 果 をそれぞれ 表 34 および 表 35に 示 す 75

78 表 34 同 じ 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 についての t 検 定 の 結 果 校 種 学 年 教 科 有 意 水 準 小 学 校 算 数 n.s. 4 年 算 数 n.s. 理 科 n.s. 5 年 算 数 n.s. 6 年 社 会 中 学 校 1 年 2 年 数 学 理 科 英 語 数 学 数 学 n.s. n.s. n.s. 社 会 n.s. 3 年 社 会 表 35 異 なる 学 級 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 についての t 検 定 の 結 果 校 種 学 年 教 科 有 意 水 準 3 年 理 科 n.s. 小 学 校 4 年 算 数 n.s. 5 年 社 会 n.s. 6 年 社 会 n.s. 1 年 英 語 n.s. 中 学 校 2 年 国 語 n.s. 3 年 理 科 n.s. 表 34 から 分 かるように 有 意 差 が 認 められない 場 合 が 多 くみられる また 活 用 有 が 有 意 に 高 い 学 年 教 科 は 3つあるが 中 学 校 3 年 社 会 では 1% 水 準 で 有 意 に 活 用 有 の 授 業 後 の 成 績 が 低 い 結 果 となっている このような 結 果 になった 理 由 については 検 討 を 要 し 本 実 証 事 業 における 検 証 計 画 とは 異 なる 他 の 問 題 があったと 推 察 される 表 35に 示 す 異 なる 学 級 異 なる 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 の 場 合 には 全 てについて 有 意 差 が 認 められなかった これは 同 じ 学 校 の 学 級 でも 学 級 の 違 いや 単 元 の 違 いが 関 係 しているためと 推 察 される 76

79 以 上 のことから 客 観 テストの 成 績 からタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 の 評 価 分 析 をする 場 合 には 同 じ 学 級 で 単 元 を 前 半 と 後 半 に 分 けて 実 施 することが 望 ま しいと 考 えられる 77

80 2.4.6 タブレット 端 末 活 用 の 有 無 による 評 価 意 識 調 査 の 分 析 結 果 を で 説 明 したように 本 実 証 事 業 では 単 元 の 前 半 と 後 半 におい てタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 施 していることから 以 下 の 4 つ 39 の 場 合 があることになる 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 そこで 代 表 的 な 場 合 である 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 について テスト 結 果 を 図 示 した 結 果 が 図 24 である この 図 における 4 つの 棒 グラフは 上 から1234の 場 合 のテ スト 成 績 の 平 均 値 を 示 している 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 n.s 図 24 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 における 客 観 テストの 成 績 39 単 元 を 分 割 せずに 異 なる 単 元 で 実 施 している 一 部 実 践 については 2つの 単 元 を 単 元 の 前 半 と 後 半 とみなして 分 析 に 含 めている 78

81 次 に これら 4 つの 場 合 の 平 均 値 の 違 いを 調 べるために 一 次 配 置 元 配 列 の 分 散 分 析 を 行 い Tukey 法 によって 多 重 比 較 した その 結 果 を 横 棒 の 右 に 示 している この 図 におい て 棒 グラフの 上 から 1 番 目 1 前 半 活 用 有 と 2 番 目 2 前 半 活 用 無 は 単 元 の 前 半 において 活 用 した 場 合 と 活 用 しない 場 合 の 比 較 であり 1% 水 準 で 有 意 に 1 前 半 活 用 有 の 平 均 値 が 大 きいことを 示 している 同 様 に 3 後 半 活 用 有 と 4 後 半 活 用 無 を 比 較 すると 3 後 半 活 用 有 の 成 績 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 い また 1 前 半 活 用 有 と 3 後 半 活 用 有 を 比 較 すると 1 前 半 活 用 有 の 平 均 値 が 5% 水 準 で 有 意 に 大 きい これは タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 同 士 を 比 較 して いるが 前 半 で 活 用 した 方 が 後 半 での 活 用 の 場 合 よりもテストの 成 績 が 高 かったことを 示 している なお 2 前 半 活 用 無 と 4 後 半 活 用 無 の 比 較 は 活 用 しなかった 授 業 同 士 を 比 較 した 結 果 であるが 有 意 差 は 認 められなかった 実 践 方 式 別 の 成 績 の 評 価 前 項 では 代 表 的 な 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 について 説 明 したが 同 様 に 同 じ 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 異 なる 学 級 異 なる 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 について も 前 述 の 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 説 明 無 の 場 合 について 平 均 値 を 求 めた 結 果 が 図 25 である この 図 において 左 上 の 図 は 図 24 と 同 じであり 比 較 のために 示 している この 図 では 前 半 の 活 用 有 無 の 違 いの 検 定 結 果 ( 1 前 半 活 用 有 と 2 前 半 活 用 無 の 違 い)と 後 半 の 活 用 有 無 の 違 いの 検 定 結 果 ( 3 後 半 活 用 有 と 4 後 半 活 用 無 の 違 い)を 示 している 図 の 右 下 に 示 した 例 外 的 なテスト の 結 果 は 実 証 授 業 後 1 週 間 後 にテストを 実 施 し た 実 践 の 結 果 である そのため 活 用 した 授 業 後 のテストの 成 績 が 活 用 しない 場 合 よりも 5%で 有 意 に 低 い 値 となっている この 結 果 は 教 育 効 果 測 定 を 実 施 する 場 合 に 条 件 を 揃 え る 重 要 性 を 気 付 かせるもので 本 実 証 事 業 での 検 証 方 法 の 開 発 にあたり 意 味 のある 結 果 と 考 えられる 79

82 同 じ 学 級 同 じ 単 元 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 n.s. 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 異 なる 学 級 単 元 n.s. 1 前 半 活 用 有 2 前 半 活 用 無 例 外 的 なテスト n.s. 3 後 半 活 用 有 n.s. 3 後 半 活 用 有 4 後 半 活 用 無 4 後 半 活 用 無 図 25 実 践 方 式 で 整 理 した 場 合 の 客 観 テストの 平 均 点 ここで 同 じ 学 級 で 実 施 した 実 践 方 式 同 じ 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 異 な る 学 級 異 なる 単 元 で 実 施 した 実 践 方 式 に 加 えて 図 25に 示 した 例 外 的 なテスト の 4 つの 場 合 について 検 討 した 表 36はその 結 果 で 4 分 類 の 実 践 における 客 観 テストの 成 績 を 以 下 に 示 す 3 観 点 で 比 較 した 結 果 である (1) 活 用 の 有 無 による 比 較 表 36 において タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 のテスト 成 績 の 平 均 値 と 活 用 しない 授 業 後 の 平 均 値 を 比 較 した 結 果 を 示 している その 際 前 半 で 実 施 した 場 合 と 後 半 で 実 施 し た 場 合 に 分 けている 例 えば 1 同 じ 学 級 で 実 施 した 場 合 前 半 も 後 半 も 活 用 した 授 業 後 のテスト 成 績 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 い しかし 3 異 なる 学 級 単 元 の 場 合 と4 例 外 的 なテ ストの 場 合 では 活 用 の 有 無 に 関 して 有 意 差 が 認 められていない 80

83 (2) 単 元 の 前 半 後 半 による 比 較 単 元 の 前 半 と 後 半 とを 比 較 した 結 果 を 表 36の 中 央 の 列 に 示 す 例 えば 1 同 じ 学 級 で 活 用 有 の 授 業 の 場 合 授 業 後 のテストの 平 均 値 を 前 半 と 後 半 で 比 較 した 場 合 前 半 の 方 が 後 半 の 成 績 と 比 較 して 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことを 示 している また 活 用 の 授 業 の 場 合 には 前 半 と 後 半 で 有 意 差 は 認 められない (3) 満 点 による 比 較 本 実 証 事 業 では 市 販 の 問 題 をテストに 用 いたため 満 点 が 異 なる 場 合 がある そこで 前 半 と 後 半 の 満 点 が 同 じか 異 なるかによって 活 用 効 果 が 変 わるか 検 討 した 結 果 である その 結 果 1 同 じ 学 級 で 満 点 が 同 じ 客 観 テストを 実 施 した 場 合 には 活 用 した 授 業 後 の 成 績 が 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 示 されている しかし 2 同 じ 単 元 3 異 なる 学 級 単 元 で 満 点 が 同 じ 客 観 テストを 実 施 した 場 合 には 活 用 の 効 果 が 得 られていない また 例 外 的 なテ ストの 場 合 は 逆 の 結 果 となっている なお 表 36 の 中 で 空 欄 があるが その 場 合 のテス ト 結 果 がないことを 示 している 表 36 活 用 有 無 実 施 の 順 番 満 点 同 異 の 有 意 水 準 比 較 活 用 有 無 で 比 較 前 半 後 半 で 比 較 活 用 有 無 で 比 較 場 合 前 半 後 半 活 用 有 活 用 無 同 じ 異 なる 満 点 満 点 1 同 じ 学 級 n.s. 2 同 じ 単 元 n.s. n.s. n.s. n.s. 3 異 なる 学 級 単 元 n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. n.s. 4 例 外 的 なテスト n.s. n.s. 全 データ n.s. n.s. 81

84 2.4.8 結 果 のまとめ 客 観 テストによってタブレット 端 末 の 効 果 に 係 る 実 証 について 説 明 したが 結 果 の 概 要 は 以 下 の 通 りである 客 観 テストの 成 績 のデータを 分 析 した 結 果 タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 の 方 が 活 用 しない 授 業 と 比 較 して 1% 水 準 で 有 意 に 高 いことが 明 らかになった 図 26 に 示 すように 同 じ 学 級 で 単 元 を 前 半 と 後 半 に 分 けてタブレット 端 末 の 活 用 を 入 れ 替 えた 授 業 を 実 施 する 実 践 形 式 において 最 も 活 用 効 果 が 得 られることが 明 らかにな った 異 なる 学 級 単 元 の 授 業 後 の 客 観 テストの 成 績 は タブレット 端 末 の 活 用 有 無 で 有 意 差 が 認 められなかった タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 後 の 客 観 テストの 成 績 は 単 元 の 前 半 後 半 で 比 較 すると 前 半 の 方 が 有 意 に 高 い 学 級 1 単 元 A 前 半 後 半 タブレット 活 用 タブレット 活 用 しない 単 元 B 前 半 後 半 タブレット 活 用 しない タブレット 活 用 学 級 2 タブレット 活 用 しない タブレット 活 用 タブレット 活 用 タブレット 活 用 しない 図 26 同 じ 学 級 で 同 じ 単 元 を 前 半 後 半 に 分 けたタブレット 端 末 活 用 の 実 践 方 式 82

85 2.5 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 ここまでは 1 章 で 示 した 検 証 方 法 に 基 づき 意 識 調 査 と 客 観 テストの 分 析 によって 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 を 明 らかにした 一 方 で 従 来 的 な 客 観 テストによる 評 価 では 計 ることが 困 難 なタブレット 端 末 の 活 用 効 果 も 想 定 される そこで 本 節 では 生 徒 が 中 心 となる 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 主 体 とする 授 業 に 焦 点 を 当 て 特 別 に 客 観 テストとは 異 なる 方 法 によるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 の 検 証 を 試 みるため 問 題 解 決 的 な 学 習 を 含 む 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 の 検 証 方 法 を 新 たに 検 討 し 一 部 実 証 校 にて 実 践 し 結 果 の 評 価 を 行 った また 1 章 で 示 した 検 証 方 法 による 実 践 においても 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 が 展 開 される 実 証 授 業 がみられたため ここから 事 例 を 幾 つか 取 り 上 げ タブレット 端 末 が 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 においてどのような 役 割 を 果 たし 授 業 や 学 習 の 展 開 をどのように 変 容 させるかに ついてあわせて 考 察 した 検 証 の 方 法 と 内 容 本 項 では 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 方 法 と 実 証 校 における 具 体 的 な 実 践 の 内 容 につい て 述 べる 検 証 方 法 の 考 え 方 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 方 法 では 対 象 の 学 級 と 単 元 において 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 主 体 としたタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 計 画 的 に 実 施 する 生 徒 はこれら 授 業 の 前 後 に 授 業 内 容 に 係 るワークシート 40 を 記 述 し 授 業 後 にはワークシー トに 加 え 意 識 調 査 および 客 観 テストを 実 施 し タブレット 端 末 活 用 の 有 無 でこれらの 比 較 分 析 をすることを 基 本 とする 単 元 の 分 け 方 や 対 象 学 級 等 の 基 本 的 な 検 証 方 法 の 考 え 方 は 1 章 で 示 した 検 証 方 法 に 則 る 1 章 の 検 証 方 法 との 主 たる 違 いは 授 業 内 容 に 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 含 める 点 タブレッ 40 参 考 資 料 参 照 83

86 ト 端 末 の 活 用 と 非 活 用 の 単 位 が 幾 つかの 授 業 で 構 成 される 授 業 群 でなく 授 業 と なる 点 また 対 象 の 授 業 の 前 後 そして 実 証 授 業 終 了 から 2ヶ 月 後 にワークシートを 記 述 する 点 となる 本 検 証 方 法 は 実 証 校 のうち 葵 中 学 校 の 2 学 級 を 対 象 に 理 科 の 単 元 にて 1 実 践 行 った 複 数 学 級 においてタブレット 端 末 活 用 有 無 を 比 較 する 今 回 実 施 した 検 証 手 順 のイメージを 図 27 に 示 す 図 27 問 題 解 決 的 な 学 習 に 係 る 検 証 手 順 のイメージ(1 実 践 ) 84

87 問 題 解 決 的 な 学 習 の 捉 え 方 本 実 証 事 業 では 公 式 や 原 理 を 発 見 創 造 する 活 動 が 組 み 込 まれた 学 習 展 開 や 授 業 を 問 題 解 決 的 な 学 習 と 捉 えた そのため 公 式 や 原 理 を 教 えた 後 に 問 題 を 解 く 実 験 で 確 かめる 授 業 は 該 当 しない また 児 童 生 徒 が 主 体 的 に 取 り 組 むことのできる 協 働 学 習 が 問 題 解 決 の 過 程 で 採 り 入 れられている 授 業 を 採 用 することとした 問 題 解 決 的 な 学 習 とタブレット 端 末 活 用 は 相 性 がよい 生 徒 が 知 識 を 発 見 創 造 する 過 程 を 促 進 させることができるからである ICT のよさとして 次 の 3 点 が 挙 げられる 1. 生 徒 の 考 えを 見 える 形 に 可 視 化 できる 2. 考 えを 共 有 して 比 べることができる 3. 何 度 でも 見 直 して 作 り 変 えることができる また これまでの 学 習 に 関 する 研 究 より 人 が 知 識 を 構 成 したり 発 見 創 造 したりす る 際 の 特 徴 として 次 の 4 点 が 挙 げられている 1. 知 識 とは 基 本 的 には 個 人 が 能 動 的 に 構 成 するものである 2. 知 識 は 既 に 持 っている 知 識 に 制 約 される 形 で 構 成 していく 3. 知 識 は 周 りの 環 境 すなわち 社 会 的 文 化 的 に 制 約 される 形 で 構 成 していく 4. 一 度 構 成 した 知 識 は 機 会 がない 限 り 作 ったり 再 構 成 したり 理 解 を 深 めようとなかなか しない これら 特 徴 から 考 えると 問 題 解 決 的 な 学 習 では 知 識 構 成 をする 前 の 個 人 の 既 有 知 識 の 状 況 を 一 度 ワークシートに 書 かせる 等 して 十 分 に 把 握 する 必 要 がある その 上 で 構 成 したくなる 社 会 的 文 化 的 制 約 ( 解 きたくなる 課 題 生 徒 同 士 のかかわり 合 い 等 )を 教 員 が 上 手 くデザインする 必 要 がある さらには なんとなくの 考 えで 諦 めている 正 解 で はないが 分 かったつもりになっている 正 解 しているが 理 解 がまだ 浅 い といった 状 況 の 時 に 生 徒 自 らが 知 識 の 再 構 成 や 理 解 を 深 めさせたくなるような 仕 掛 けが 必 要 で こ の 活 動 にはタブレット 端 末 がもつよさを 活 かすことができる 85

88 実 証 授 業 の 設 計 方 法 実 証 授 業 を 設 計 する 際 先 述 したような 活 動 を 組 み 込 むには 課 題 設 定 とワークシート の 構 成 について 留 意 する 必 要 がある 課 題 設 定 でのポイントは 問 題 を 提 示 し 問 題 解 決 活 動 を 求 める 内 容 が 生 徒 らにとっ て 新 たに 発 見 創 造 するものになっているか である なぜならば 多 くの 生 徒 が 知 って いることを 改 めて 問 うても 協 働 学 習 場 面 では 知 っていることを 他 の 生 徒 に 教 授 して 終 わ ってしまうからである 全 員 知 らない 状 況 を 作 るのは 困 難 かもしれないが できるだけ 知 っている 人 数 は 少 ないのが 望 ましい ある 程 度 知 っていることが 想 定 される 場 合 には 学 習 活 動 を 通 して 知 っていることの 意 味 や 考 えをさらに 深 く 知 ることができる ような 理 解 が 深 まることが 期 待 される 課 題 設 定 が 重 要 となる ワークシート 構 成 のポイントは できるだけ 生 徒 一 人 一 人 なりの 考 えを 把 握 できるよ う 自 由 記 述 や 図 式 化 等 で 表 現 させるようにする ことである 特 定 の 解 を 穴 埋 めさ せるようなワークシートの 場 合 には 特 定 の 用 語 が 書 き 込 まれていたとしても その 知 識 が 暗 記 し( 受 動 的 に 得 て) 再 生 しただけ なのか 深 く 理 解 した 上 で( 生 徒 自 身 でつく りあげて) 再 生 したものか の 区 別 がつきにくいからである 生 徒 一 人 一 人 なりに 記 述 させ ることで 記 述 した 用 語 に 対 する 理 解 の 深 さが 想 定 しやすくなる 86

89 タブレット 端 末 の 活 用 方 法 問 題 解 決 的 な 学 習 では 教 員 が 解 を 与 えずに 生 徒 らが 協 働 的 に 考 えを 発 見 していくこと を 目 指 している そのため タブレット 端 末 は 協 働 的 な 発 見 活 動 で 考 えを 書 き 出 し( 記 録 し) 共 有 する 場 面 での 活 用 方 法 に 焦 点 を 絞 った タブレット 端 末 の 長 所 として 紙 のノ ートと 異 なり タブレット 端 末 に 記 録 した 個 人 やグループの 考 えをネットワークを 通 じて 共 有 することができる 生 徒 用 タブレット 端 末 と 教 員 用 タブレット 端 末 間 での 共 有 の 考 え 方 では 教 員 が 生 徒 の 考 えを 把 握 できる 利 点 があるが 生 徒 用 端 末 間 での 共 有 では 生 徒 同 士 が 考 えを 参 照 し 合 い 比 較 し 吟 味 する 活 動 を 引 き 起 こすことができる このような 生 徒 同 士 が 能 動 的 に 考 えを 参 照 し 合 うような 活 動 は 紙 のノートでは 技 術 的 に 難 しい 付 近 の 生 徒 と 考 えを 交 換 することは 容 易 でも 遠 くの 生 徒 と 交 換 するのには 立 ち 上 がって 移 動 する 必 要 もあり 時 間 がかかる また 実 物 投 影 機 を 使 って 電 子 黒 板 等 に 投 影 し 前 に 出 て 紹 介 する 活 動 も 考 えられるが そこでの 参 照 活 動 は 受 動 的 であり 聴 いている 生 徒 が 能 動 的 に 情 報 にアクセスしている 訳 ではない また 率 先 して 手 を 挙 げた 生 徒 の 考 えか 教 員 が 指 名 した 生 徒 の 考 えの 共 有 に 限 定 されてしまいやすい グループ 間 の 比 較 活 動 を 教 員 や 教 室 全 体 で 行 うのではなく 生 徒 自 身 が 主 体 的 に 行 う 活 動 が 重 要 である そこで 今 回 は 授 業 終 盤 で タブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 では グループの 考 え(ラミ ネートワークシート 41 )をカメラ 機 能 で 撮 影 し それら 考 えを 各 グループが 自 発 的 に 比 較 参 照 して 吟 味 する 活 動 を 導 入 し タブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 では 全 グループが 順 番 に 前 に 出 て 実 物 投 影 機 を 用 いて グループの 考 え(ラミネートワークシート)を 説 明 し そ れを 受 動 的 に 比 較 参 照 して 吟 味 する 活 動 を 導 入 し これらを 比 較 することとした 41 A3 紙 をラミネート 加 工 し そこに 繰 り 返 しペンで 書 いたり 消 したりできるワークシート 87

90 検 証 の 流 れ 検 証 手 順 の 概 要 を 表 37に 示 す 検 証 手 順 のイメージは 図 27を 参 照 されたい ここから 手 順 の 各 項 目 について 述 べる 検 証 の 手 順 については 1 章 に 示 した 流 れも 参 照 されたい 表 37 検 証 手 順 の 概 要 手 順 概 要 調 査 方 法 検 証 実 施 時 期 対 象 教 科 対 象 学 級 グループ 構 成 準 備 実 証 授 業 等 を 決 定 授 業 内 容 の 検 討 ワークシートの 作 成 授 業 前 生 徒 を 対 象 にワークシートを 実 施 問 題 解 決 的 な 学 習 活 動 を 含 むタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 施 授 業 後 生 徒 を 対 象 にワークシート 意 識 調 査 客 観 テストを 実 施 - ワークシート 客 観 テスト 意 識 調 査 2 か 月 後 調 査 生 徒 を 対 象 に 再 びワークシートを 実 施 ワークシート ワークシートの 記 述 内 容 から 生 徒 の 学 力 への 効 果 を 効 果 検 証 検 証 客 観 テストや 調 査 結 果 から 生 徒 の 学 力 への 効 果 を 検 証 準 備 実 証 の 開 始 前 に 実 証 授 業 の 実 施 時 期 実 践 数 学 年 教 科 単 元 学 級 グループ 構 成 を 決 定 した 実 施 時 期 はできる 限 り 学 期 や 行 事 等 を 跨 ぐことのないよう 配 慮 した 学 年 教 科 単 元 に 関 しては 実 施 時 期 に 学 習 する 単 元 内 容 を 前 提 としてタブレット 端 末 を 活 用 しない 授 業 の 実 施 が 適 当 かどうか 検 討 し 授 業 内 容 の 難 易 度 についても 同 等 となるよう 選 定 した 授 業 中 の 生 徒 のグループ 構 成 は できる 限 り 各 グループにおける 学 習 が 同 程 度 活 発 化 す るよう 教 員 にて 調 整 した 単 元 決 定 後 単 元 のどの 学 習 範 囲 で 実 証 授 業 を 実 施 するかタブレット 端 末 の 活 用 効 果 に 88

91 照 らし 合 わせ 単 元 を 通 じて 相 応 しい 学 習 内 容 や 場 面 を 吟 味 の 上 選 定 した 授 業 内 容 を 検 討 設 計 するとともに 実 証 授 業 の 前 後 で 実 施 するワークシートを 作 成 した 各 調 査 は 回 答 後 回 答 者 ごとに 分 析 を 実 施 するため 生 徒 の 氏 名 等 個 人 情 報 に 配 慮 し 対 象 の 生 徒 へ 複 数 の 調 査 に 亘 り 共 通 の 整 理 番 号 を 付 与 し 全 ての 調 査 およびワークシート の 冒 頭 にこれを 記 入 することで 管 理 した 実 証 授 業 本 時 の 前 授 業 を 時 期 の 目 安 として 対 象 の 2 学 級 の 生 徒 を 対 象 に 実 証 授 業 の 内 容 に 対 応 したワークシートを 記 述 させ 活 用 の 順 序 に 留 意 してタブレット 端 末 を 活 用 した 授 業 と 活 用 しない 授 業 を 実 施 した 授 業 中 は 各 グループに 1 枚 のラミネートワ ークシートを 利 用 させた 授 業 後 授 業 前 に 記 述 したものと 同 じワ ークシートを 再 び 記 述 させ 意 識 調 査 と 客 観 テストを 実 施 した か 月 後 調 査 2 か 月 後 に 再 び 生 徒 を 対 象 にワークシートを 記 述 させた 効 果 検 証 ここまでに 得 られたワークシート 等 結 果 を 収 集 し 表 計 算 ソフトを 用 いてデータとしてと りまとめ 授 業 におけるタブレット 端 末 の 活 用 効 果 について 分 析 し 検 証 を 行 った ワークシートへの 記 述 内 容 の 差 分 から 生 徒 の 理 解 の 程 度 を 評 価 し 効 果 を 検 証 した これに は 主 に 授 業 前 後 に 実 施 したワークシート 授 業 中 にグループで 作 成 したラミネートワーク シート 2ヶ 月 後 ワークシートを 用 いた 効 果 検 証 にあたってより 詳 細 の 情 報 を 得 ることで 分 析 の 確 信 度 を 高 めるために 各 グルー プにミニカメラを 設 置 し 分 析 の 補 助 データとして 使 用 することとした 89

92 実 践 の 内 容 葵 中 学 校 における 本 検 証 の 実 施 概 要 について 表 38 に 示 す なお 教 員 にて 作 成 した 授 業 指 導 案 およびワークシートは 本 報 告 書 の 参 考 資 料 を 参 照 されたい 表 38 検 証 実 施 概 要 対 象 学 級 教 科 実 践 数 実 践 方 式 単 元 1 年 6 組 33 名 1 年 7 組 32 名 理 科 1 実 践 複 数 学 級 単 元 分 割 光 と 音 小 単 元 前 半 光 の 反 射 (3 時 限 ) 後 半 凸 レンズの 働 き(3 時 限 ) 活 用 の 順 1 年 6 組 : 活 用 非 活 用 1 年 7 組 : 非 活 用 活 用 90

93 2.5.2 ワークシートの 結 果 分 析 方 法 ワークシートは 次 の 4 種 類 を 分 析 対 象 とした 記 述 タイミング 概 要 表 39 分 析 対 象 ワークシートの 概 要 授 業 前 授 業 中 本 時 の 前 授 業 の 最 後 の 5 分 程 度 で 事 前 の 知 識 状 態 を 把 握 するために 記 述 授 業 中 に グループでラミネート 加 工 された A3サイズのものにホワイトボ ードマーカーで 繰 り 返 し 考 えを 書 き 直 させる 授 業 直 後 授 業 2ヶ 月 後 授 業 の 最 後 の 10 分 程 度 で 各 自 の 理 解 状 態 を 把 握 するために 記 述 授 業 終 了 2 ヶ 月 後 に 10 分 程 度 で 各 自 の 理 解 状 態 を 把 握 するために 記 述 これらワークシートの 問 いは 共 通 して 次 の 2 問 となる 表 40 各 小 単 元 のワークシートの 問 い 光 の 反 射 凸 レンズの 働 き 全 身 を 映 すためには 鏡 の 大 きさはどのくらいあればよいのだろうか? 光 源 より 大 きな 像 や 小 さな 像 をつくることができる 光 源 やスクリーン の 位 置 にどのような 関 係 性 があるだろうか? 次 に これらワークシートを 表 41 の 3 段 階 で 評 定 をした 表 41 分 析 の 枠 組 み a: 概 念 的 理 解 現 象 の 事 実 を 述 べるだけでなく それらがどのような 形 なのか 図 示 して 関 連 付 けながら 述 べられている b: 表 面 的 理 解 現 象 の 事 実 のみの 記 述 文 面 では 正 解 だが 図 示 に 間 違 いがみられ 穴 埋 め 問 題 には 正 答 できるが 実 際 の 現 象 について 概 念 的 には 理 解 してい ない c: 誤 答 未 解 決 間 違 った 記 述 や 図 示 白 紙 や 正 解 の 記 述 に 至 らない 91

94 分 析 結 果 最 初 に 小 単 元 光 の 反 射 の 結 果 を 示 す 表 で 示 したのが 表 1で それをグラフ 化 し たのが 図 1である なお グラフの 縦 軸 は 人 数 である タブレット 端 末 (ICT) 活 用 タブレット 端 末 (ICT) 非 活 用 表 1 光 の 反 射 ワークシート 分 析 結 果 a: 概 念 的 理 解 b: 表 面 的 理 解 c: 誤 答 未 解 決 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 授 業 2ヶ 月 後 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 授 業 2ヶ 月 後 決 c: 誤 答 未 解 理 b: 表 面 的 解 理 a: 概 念 的 解 5 0 授 業 前 授 業 中 授 業 直 授 業 2ヶ 後 月 後 用 光 の 反 射 ICT 活 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 光 の 反 射 ICT 非 活 授 業 2ヶ 月 後 用 図 1 光 の 反 射 ワークシート 分 析 結 果 92

95 光 の 反 射 の 問 題 は 授 業 前 にはほとんどの 生 徒 は 答 えることができず 難 易 度 の 高 い 問 題 であったことがわかる 表 面 的 理 解 レベルで 記 述 していた 生 徒 も 完 全 にわかっているわ けではなく 仮 説 レベルであった しかし グループ 活 動 を 通 してタブレット 端 末 活 用 学 級 では 誤 答 や 未 解 決 はなくなり 約 1/3の 生 徒 のグループは 概 念 的 理 解 を 構 築 するに 至 った プロセスをビデオで 確 認 してみると 一 度 まとめを 作 成 した 後 他 グループのまとめ 方 を 参 照 し グループ 内 で 議 論 が 起 き さらに 詳 細 にまとめ 直 す 活 動 がみられた また 他 グルー プのまとめを 見 るまで 解 決 に 至 らなかったグループも 他 グループのまとめを 見 て そのま まコピーするのではなく グループの 中 で 長 時 間 議 論 したのちに 正 解 をまとめるグループ 活 動 が 起 きていた その 結 果 授 業 直 後 のワークシートには 約 8 割 の 生 徒 が 概 念 的 理 解 レ ベルで 記 述 することができていて 授 業 2ヶ 月 後 でも 約 半 数 が 概 念 的 理 解 レベルで 記 述 す ることができていた 一 方 タブレット 端 末 非 活 用 グループでは 4 割 が 誤 答 または 未 解 決 のまま 各 グループの 発 表 を 受 動 的 に 聞 いて 比 較 参 照 することになった 授 業 直 後 には 約 1/3の 生 徒 が 概 念 的 理 解 レベルで 記 述 できていたが 何 人 かは 誤 答 の 記 述 や 記 述 できない 生 徒 がいた ビデ オを 見 てみると 議 論 して 解 答 を 書 くが 一 度 書 いた 後 はそのままになってしまい 修 正 す るようなグループはみられなかった そして 授 業 2ヶ 月 後 でも 誤 答 のままの 記 述 がいる 状 態 であった 93

96 次 に 小 単 元 凸 レンズの 働 き の 結 果 を 示 す 表 で 示 したものが 表 2で それをグラ フ 化 したのが 図 2である なお グラフの 縦 軸 は 人 数 である タブレット 端 末 (ICT) 活 用 タブレット 端 末 (ICT) 非 活 用 表 2 凸 レンズの 働 き ワークシート 分 析 結 果 a: 概 念 的 理 解 b: 表 面 的 理 解 c: 誤 答 未 解 決 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 授 業 2ヶ 月 後 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 授 業 2ヶ 月 後 決 c: 誤 答 未 解 理 b: 表 面 的 解 理 a: 概 念 的 解 5 0 授 業 前 授 業 中 授 業 直 授 業 2ヶ 後 月 後 用 凸 レンズの 働 きICT 活 授 業 前 授 業 中 授 業 直 授 業 2ヶ 後 月 後 用 凸 レンズの 働 きICT 非 活 図 2 凸 レンズの 働 き ワークシート 分 析 結 果 授 業 前 のワークシート 結 果 より 光 の 反 射 に 比 べて 表 面 的 理 解 レベルの 記 述 や 概 念 的 理 解 の 記 述 ができている 生 徒 がおり 知 っている 生 徒 は 解 くことができる 問 題 であったことが 分 かる タブレット 端 末 活 用 学 級 の 方 は タブレット 端 末 非 活 用 学 級 と 比 べて 授 業 中 に 各 グルー 94

97 プが 作 成 したラミネート 加 工 のワークシートに 概 念 的 理 解 レベルで 記 述 できているグルー プが 多 かった これも 授 業 中 の 活 動 をビデオで 分 析 した 結 果 光 の 反 射 の 単 元 と 同 様 の 活 動 がみられた 授 業 直 後 の 記 述 ではタブレット 端 末 非 活 用 学 級 では 概 念 的 理 解 レベルで 記 述 で きる 生 徒 が 増 えたが 授 業 2ヶ 月 後 は 概 念 的 理 解 レベルの 記 述 者 が 大 幅 に 減 り さらに は 誤 答 未 回 答 者 が 増 加 する 結 果 となった 授 業 で 受 動 的 に 聞 いて 授 業 直 後 では 概 念 的 理 解 レベルで 記 述 できていたが 後 に 忘 れてしまっている 可 能 性 がある 両 実 践 を 合 計 し 縦 軸 を 割 合 で 示 したものが 図 3である 100% 90% 80% 70% 60% 50% 40% 30% 決 c: 誤 答 未 解 理 b: 表 面 的 解 理 a: 概 念 的 解 20% 10% 0% 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 用 ICT 活 授 業 2ヶ 月 後 授 業 前 授 業 中 授 業 直 後 用 ICT 非 活 授 業 2ヶ 月 後 図 3 ICT 活 用 学 級 と 非 活 用 学 級 のワークシート 分 析 結 果 このグラフより 授 業 中 にタブレット 端 末 を 用 いて 能 動 的 にグループ 間 でまとめを 比 較 す る 活 動 を 導 入 することで 概 念 的 理 解 レベル に 引 き 上 げることができていることが 分 か る その 結 果 授 業 直 後 の 理 解 では 誤 答 未 回 答 の 生 徒 がいなくなる このことは 学 力 が 多 様 な 学 級 で 授 業 をする 中 での 大 きなアドバンテージと 言 える さらに 授 業 2ヶ 月 後 に 内 容 を 忘 れてしまい 誤 答 や 未 回 答 になってしまう 生 徒 がほとんどいないのも 大 きな 特 徴 で 95

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ

Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果 課 題 を 検 証 し その 改 善 を 図 るもに 学 校 におけ Ⅰ 調 査 の 概 要 Ⅱ 札 幌 の 子 どもの 学 力 学 習 意 欲 等 について Ⅲ 学 力 調 査 の 結 果 概 要 及 び 改 善 の 方 向 等 について Ⅰ 調 査 の 概 要 1 目 的 義 務 教 育 の 機 会 均 等 その 水 準 の 維 持 向 上 の 観 点 から 的 な 児 童 生 徒 の 学 力 や 学 習 状 況 を 把 握 分 析 し 教 育 施 策 の 成 果

More information

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑

検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 簡 易 収 支 の 世 帯 からサンプリング 世 帯 名 作 成 事 務 の 廃 止 4 5 必 要 な 世 帯 数 の 確 保 が 可 能 か 簡 易 収 支 を 実 施 している 民 間 事 業 者 との 連 絡 等 に 伴 う 事 務 の 複 雑 等 の 当 初 見 直 し 案 の 検 討 状 況 について 資 料 1-1 項 目 名 検 討 検 討 の 進 め 方 検 討 状 況 都 道 府 県 担 当 者 との 意 見 交 換 では 結 果 精 度 の 低 下 に 伴 い 結 果 が 活 用 されなくなった 場 合 の 員 のモチベーション 低 下 の 可 能 性 や 員 の 配 置 換 え 等 についての 考 慮 が 必 要 との 意

More information

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地

1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )の 構 成 構 成 記 載 内 容 第 1 章 はじめに 本 マニュアルの 目 的 記 載 内 容 について 説 明 しています 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 5 章 第 6 章 林 地 ( 資 料 3) 林 地 台 帳 及 び 地 図 整 備 マニュアル( 案 ) 概 要 本 資 料 は 現 時 点 での 検 討 状 況 を 基 に 作 成 したものであり 今 後 事 務 レベルの 検 討 会 等 を 経 て 成 案 を 得 ることとしてい ます 平 成 28 年 7 月 林 野 庁 計 画 課 1 林 地 台 帳 整 備 マニュアル( 案 )について 林 地 台 帳 整 備 マニュアル(

More information

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について

平成25年度 独立行政法人日本学生支援機構の役職員の報酬・給与等について 平 成 25 年 度 独 立 行 政 法 日 本 学 生 支 援 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 日 本 学 生 支 援 機 構 は 奨 学 金 貸 与 事 業 留 学 生 支 援

More information

●幼児教育振興法案

●幼児教育振興法案 第 一 九 〇 回 衆 第 五 〇 号 幼 児 教 育 振 興 法 案 目 次 前 文 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 八 条 ) 第 二 章 幼 児 教 育 振 興 基 本 方 針 等 ( 第 九 条 第 十 条 ) 第 三 章 基 本 的 施 策 ( 第 十 一 条 - 第 十 七 条 ) 附 則 幼 児 期 において 人 は その 保 護 者 や 周 囲 の 大 人 との 愛 情

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6

<4D6963726F736F667420576F7264202D203032208E598BC68A8897CD82CC8DC490B68B7982D18E598BC68A8893AE82CC8A76905682C98AD682B782E993C195CA915B9275964082C98AEE82C382AD936F985E96C68B9690C582CC93C197E1915B927582CC898492B75F8E96914F955D89BF8F915F2E646F6 様 式 租 税 特 別 措 置 等 に 係 る 政 策 の 事 前 評 価 書 1 政 策 評 価 の 対 象 とした 産 業 活 力 の 再 生 及 び 産 業 活 動 の 革 新 に 関 する 特 別 措 置 法 に 基 づく 登 録 免 租 税 特 別 措 置 等 の 名 称 許 税 の 特 例 措 置 の 延 長 ( 国 税 32)( 登 録 免 許 税 : 外 ) 2 要 望 の 内 容

More information

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63>

<4D F736F F D F8D828D5A939982CC8EF68BC697BF96B38F9E89BB82CC8A6791E52E646F63> 平 成 22 年 11 月 9 日 高 校 等 の 授 業 料 無 償 化 の 拡 大 検 討 案 以 下 は 大 阪 府 の 検 討 案 の 概 要 であり 最 終 的 には 平 成 23 年 2 月 議 会 での 予 算 の 議 決 を 経 て 方 針 を 確 定 する 予 定 です Ⅰ. 検 討 案 の 骨 子 平 成 23 年 度 から 大 阪 の 子 どもたちが 中 学 校 卒 業 時 の

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A>

<4D6963726F736F667420576F7264202D20313431323235817988C482C682EA817A89BA90BF8E7793B1834B8343836883898343839381698A4F8D91906C8DDE8A889770816A> 外 国 人 建 設 就 労 者 受 入 事 業 に 関 する 下 請 指 導 ガイドライン 第 1 趣 旨 復 興 事 業 の 更 なる 加 速 を 図 りつつ 2020 年 オリンピック パラリンピック 東 京 大 会 の 関 連 施 設 整 備 等 による 一 時 的 な 建 設 需 要 の 増 大 に 対 応 するため 2020 年 度 までの 緊 急 かつ 時 限 的 な 措 置 として 国

More information

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定

質 問 票 ( 様 式 3) 質 問 番 号 62-1 質 問 内 容 鑑 定 評 価 依 頼 先 は 千 葉 県 などは 入 札 制 度 にしているが 神 奈 川 県 は 入 札 なのか?または 随 契 なのか?その 理 由 は? 地 価 調 査 業 務 は 単 にそれぞれの 地 点 の 鑑 定 62 (Q&A) 目 次 1 鑑 定 評 価 の 委 託 は 入 札 か 随 意 契 約 か またその 理 由 は 何 か 2 委 託 料 は 他 県 と 比 べて 妥 当 性 のある 金 額 か 3 地 価 公 示 ( 国 の 調 査 )との 違 いは 何 か また 国 の 調 査 結 果 はどう 活 用 しているか 4 路 線 価 を 利 用 しない 理 由 は 何 か 5 委 託 料 の 算

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 平 成 27 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 役 名 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 2,142 ( 地 域 手 当 ) 17,205 11,580 3,311 4 月 1 独 立 行 政 法 人 統 計 センター( 法 人 番 号 7011105002089)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 独 立 行 政 法 人 通 則 法 第 52 条 第 3 項 の 規 定 に 基 づき

More information

18 国立高等専門学校機構

18 国立高等専門学校機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 国 立 高 等 専 門 学 校 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 当 機 構 役 員 給 与 規 則 で 文 部 科

More information

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63>

<4D F736F F D208ED089EF95DB8CAF89C193FC8FF38BB CC8EC091D492B28DB88C8B89CA82C982C282A282C42E646F63> 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 平 成 27 年 6 月 18 日 一 般 社 団 法 人 日 本 電 設 工 業 協 会 社 会 保 険 加 入 状 況 等 の 実 態 調 査 結 果 について 1. 調 査 の 目 的 社 会 保 険 加 入 促 進 計 画 の 計 画 期 間 (H24 年 度 ~H28 年 度 までの5 年 間 )の 中 間 時 点 として 1

More information

Microsoft Word - 目次.doc

Microsoft Word - 目次.doc 長 寿 医 療 制 度 と 国 民 健 康 保 険 一 体 化 に 関 する 舛 添 大 臣 私 案 イメージ < 現 行 > < 見 直 し 後 > 75 歳 長 寿 医 療 制 度 ( 県 単 位 広 域 連 合 ) 長 寿 医 療 ( 都 道 府 県 ) 1 両 者 を 一 体 化 し 都 道 府 県 が 運 営 75 歳 65 歳 被 用 者 保 険 から 財 政 調 整 国 保 国 保 被

More information

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可

預 金 を 確 保 しつつ 資 金 調 達 手 段 も 確 保 する 収 益 性 を 示 す 指 標 として 営 業 利 益 率 を 採 用 し 営 業 利 益 率 の 目 安 となる 数 値 を 公 表 する 株 主 の 皆 様 への 還 元 については 持 続 的 な 成 長 による 配 当 可 ミスミグループ コーポレートガバナンス 基 本 方 針 本 基 本 方 針 は ミスミグループ( 以 下 当 社 グループ という)のコーポレートガバナン スに 関 する 基 本 的 な 考 え 方 を 定 めるものである 1. コーポレートガバナンスの 原 則 (1) 当 社 グループのコーポレートガバナンスは 当 社 グループの 持 続 的 な 成 長 と 中 長 期 的 な 企 業 価 値 の

More information

学校安全の推進に関する計画の取組事例

学校安全の推進に関する計画の取組事例 学 校 安 全 の 推 進 に 関 する 計 画 と Ⅱ 学 校 安 全 を 推 進 するための 方 策 項 目 1. 安 全 に 関 する 教 育 の 充 実 方 策 (1) 安 全 教 育 にお ける 主 体 的 に 行 動 する 態 度 や 共 助 公 助 の 視 点 (2) 教 育 手 法 の 改 善 被 災 地 へのボランティア 活 動 を 行 う 学 校 等 の 生 きる 力 をはぐくむ

More information

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農

その 他 事 業 推 進 体 制 平 成 20 年 3 月 26 日 に 石 垣 島 国 営 土 地 改 良 事 業 推 進 協 議 会 を 設 立 し 事 業 を 推 進 ( 構 成 : 石 垣 市 石 垣 市 議 会 石 垣 島 土 地 改 良 区 石 垣 市 農 業 委 員 会 沖 縄 県 農 国 営 かんがい 排 水 事 業 石 垣 島 地 区 事 業 の 概 要 本 事 業 は 沖 縄 本 島 から 南 西 約 400kmにある 石 垣 島 に 位 置 する 石 垣 市 の4,338haの 農 業 地 帯 において 農 業 用 水 の 安 定 供 給 を 図 るため 農 業 水 利 施 設 の 改 修 整 備 を 行 うものである 事 業 の 目 的 必 要 性 本 地 区 は さとうきびを

More information

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378>

<819A955D89BF92B28F91816989638BC690ED97AA8EBA81418FA48BC682CC8A8890AB89BB816A32322E786C7378> 平 成 27 年 度 施 策 評 価 調 書 施 策 の 名 称 等 整 理 番 号 22 評 価 担 当 課 営 業 戦 略 課 職 氏 名 施 策 名 ( 基 本 事 業 ) 商 業 の 活 性 化 総 合 計 画 の 位 置 づけ 基 本 目 主 要 施 策 4 想 像 力 と 活 力 にあふれたまちづくり 商 業 の 振 興 2 施 策 の 現 状 分 析 と 意 図 施 策 の 対 象 意

More information

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状

資料2-2 定時制課程・通信制課程高等学校の現状 資 料 2-2 定 時 制 課 程 通 信 制 課 程 高 等 学 校 の 現 状 1 学 校 の 設 置 形 態 及 び 規 模 組 織 形 態 等 1-1 高 等 学 校 の 学 校 数 ( 校 ) 6,000 5,000 4,856 4,812 4,960 5,222 5,466 5,518 5,506 5,507 5,476 5,517 5,505 5,488 5,477 5,452 5,383

More information

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか

(2)大学・学部・研究科等の理念・目的が、大学構成員(教職員および学生)に周知され、社会に公表されているか 平 成 23 年 度 自 己 報 告 書 1 理 念 目 的 (1) 大 学 学 部 研 究 科 等 の 理 念 目 的 は 適 切 に 設 定 されているか 平 成 19 年 6 月 に の 目 標 として 大 学 の 発 展 に 貢 献 する 力 のある 組 織 とい う 共 通 の 目 標 を 掲 げ この 目 標 を 常 に 念 頭 に 置 きながら 日 々の 業 務 に 当 たっている さらに

More information

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73>

<6D313588EF8FE991E58A778D9191E5834B C8EAE DC58F4992F18F6F816A F990B32E786C73> 国 立 大 学 法 人 茨 城 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 24 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 に 支 給 される 給 与 のうち 期 末 特 別 手 当 については 国 立 大 学 評 価 委 員 会

More information

●電力自由化推進法案

●電力自由化推進法案 第 一 八 五 回 参 第 二 号 電 力 自 由 化 推 進 法 案 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 - 第 三 条 ) 第 二 章 電 力 自 由 化 の 基 本 方 針 ( 第 四 条 - 第 九 条 ) 第 三 章 電 力 自 由 化 推 進 本 部 ( 第 十 条 - 第 十 九 条 ) 附 則 第 一 章 総 則 ( 目 的 ) 第 一 条 この 法 律 は 平 成 二 十

More information

スライド 1

スライド 1 OECD 生 徒 の 学 習 到 達 度 調 査 (PISA09) デジタル 読 解 力 調 査 のポイント 調 査 概 要 PISA 調 査 では 将 来 的 に 筆 記 型 調 査 からコンピュータ 使 用 型 調 査 に 移 行 する 予 定 このためPISA09の 国 際 オプションとして デジタル 読 解 力 調 査 (コンピュータ 使 用 型 調 査 )とコンピュータ 利 用 等 に 関

More information

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について

国立研究開発法人土木研究所の役職員の報酬・給与等について 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 国 立 研 究 開 発 法 人 土 木 研 究 所 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について 別 添 Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 研 究 所 は 土 木 技 術 に 関 する 研 究 開 発 技 術

More information

PowerPoint プレゼンテーション

PowerPoint プレゼンテーション 株 式 会 社 化 に 伴 う から 特 定 の 員 への 株 式 譲 渡 に 係 る 課 税 関 係 と 手 続 きについて 平 成 20 年 2 月 商 工 中 金 当 資 料 は 貴 において 本 件 取 引 に 関 する 検 討 をされるに 際 して ご 参 考 のための 情 報 提 供 のみを 目 的 として 国 税 庁 の 確 認 を 受 けた 内 容 に 基 づき 商 工 中 金 が

More information

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc

Microsoft Word - 佐野市生活排水処理構想(案).doc 佐 野 市 生 活 排 水 処 理 構 想 ( 案 ) 平 成 27 年 12 月 佐 野 市 目 次 1. 生 活 排 水 処 理 構 想 について 1.1 生 活 排 水 処 理 構 想 とは P.1 1.2 生 活 排 水 処 理 施 設 の 種 類 P.1 2. 佐 野 市 の 現 状 と 課 題 2.1 整 備 状 況 P.2 2.2 主 な 汚 水 処 理 施 設 P.2 2.3 生 活

More information

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用)

001-00 セルフメディケーション推進のための一般用医薬品等に関する所得控除制度の創設(個別要望事項:HP掲載用) 平 成 28 年 度 地 方 税 制 改 正 ( 税 負 担 軽 減 措 置 等 ) 要 望 事 項 ( 新 設 拡 充 延 長 その 他 ) No 1 府 省 庁 名 厚 生 労 働 省 対 象 税 目 個 人 住 民 税 法 人 住 民 税 事 業 税 不 動 産 取 得 税 固 定 資 産 税 事 業 所 税 その 他 ( ) 要 望 項 目 名 要 望 内 容 ( 概 要 ) セルフメディケーション

More information

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている

(5) 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しの 実 施 状 況 について 概 要 の 給 与 制 度 の 総 合 的 見 直 しにおいては 俸 給 表 の 水 準 の 平 均 2の 引 き 下 げ 及 び 地 域 手 当 の 支 給 割 合 の 見 直 し 等 に 取 り 組 むとされている 清 瀬 市 の 給 与 定 員 管 理 等 について 1 総 括 (1) 件 費 の 状 況 ( 普 通 会 計 決 算 ) 住 民 基 本 台 帳 口 歳 出 額 実 質 収 支 件 費 件 費 率 ( 参 考 ) (25 年 度 末 ) 25 年 度 千 74,247 27,195,534 A 768,602 千 4,616,550 B 千 17.0 B/A 昨 年 度 の 件 費 率 17.3

More information

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36.

6 構 造 等 コンクリートブロック 造 平 屋 建 て4 戸 長 屋 16 棟 64 戸 建 築 年 1 戸 当 床 面 積 棟 数 住 戸 改 善 後 床 面 積 昭 和 42 年 36.00m2 4 50.40m2 昭 和 43 年 36.50m2 3 50.90m2 昭 和 44 年 36. 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 仕 様 書 1. 適 用 範 囲 本 仕 様 書 は 十 和 田 市 ( 以 下 発 注 者 という )が 実 施 する 市 営 住 宅 建 替 えPFI 等 導 入 可 能 性 調 査 業 務 委 託 ( 以 下 本 業 務 委 託 という )に 適 用 するものとする 2. 業 務 目 的 十 和 田 市 営 住

More information

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等

私立大学等研究設備整備費等補助金(私立大学等 私 立 大 学 等 研 究 設 備 整 備 費 等 補 助 金 ( 私 立 大 学 等 研 究 設 備 等 整 備 費 ) 交 付 要 綱 目 次 第 1 章 通 則 ( 第 1 条 - 第 4 条 ) 第 2 章 私 立 大 学 等 ( 第 5 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 専 修 学 校 ( 第 16 条 - 第 25 条 ) 第 4 章 補 助 金 の 返 還 ( 第 26 条 ) 第

More information

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36

2 役 員 の 報 酬 等 の 支 給 状 況 役 名 法 人 の 長 理 事 理 事 ( 非 常 勤 ) 平 成 25 年 度 年 間 報 酬 等 の 総 額 就 任 退 任 の 状 況 報 酬 ( 給 与 ) 賞 与 その 他 ( 内 容 ) 就 任 退 任 16,936 10,654 4,36 独 立 行 政 法 人 駐 留 軍 等 労 働 者 労 務 管 理 機 構 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 25 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 検 証 結 果 理 事 長 は 今 中 期 計 画 に 掲 げた 新 たな 要

More information

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾

別 紙 第 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 を 次 のように 定 める 平 成 26 年 2 月 日 提 出 高 知 県 知 事 尾 付 議 第 3 号 高 知 県 立 学 校 授 業 料 等 徴 収 条 例 の 一 部 を 改 正 する 条 例 議 案 に 係 る 意 見 聴 取 に 関 する 議 案 平 成 26 年 2 月 高 知 県 議 会 定 例 会 提 出 予 定 の 条 例 議 案 に 係 る 地 方 教 育 行 政 の 組 織 及 び 運 営 に 関 する 法 律 ( 昭 和 31 年 法 律 第 162 号 )

More information

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる

った 場 合 など 監 事 の 任 務 懈 怠 の 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 減 算 する (8) 役 員 の 法 人 に 対 する 特 段 の 貢 献 が 認 められる 場 合 は その 程 度 に 応 じて 業 績 勘 案 率 を 加 算 することができる 独 立 行 政 法 人 の 役 員 の 退 職 金 に 係 る 業 績 勘 案 率 の 算 定 ルールについて 平 成 27 年 5 月 25 日 総 務 大 臣 決 定 独 立 行 政 法 人 特 殊 法 人 及 び 認 可 法 人 の 役 員 の 退 職 金 について ( 平 成 27 年 3 月 24 日 閣 議 決 定 以 下 閣 議 決 定 という )に 基 づき 独 立 行 政 法 人

More information

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知)

学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う文部科学省関係省令の整備に関する省令等について(通知) 27 文 科 初 第 1593 号 平 成 28 年 3 月 22 日 各 都 道 府 県 知 事 各 都 道 府 県 教 育 委 員 会 各 指 定 都 市 教 育 委 員 会 殿 附 属 学 校 を 置 く 各 国 立 大 学 法 人 学 長 構 造 改 革 特 別 区 域 法 第 12 条 第 1 項 の 認 定 を 受 けた 地 方 公 共 団 体 の 長 文 部 科 学 省 初 等 中 等

More information

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73>

<31352095DB8CAF97BF97A6955C2E786C73> 標 準 報 酬 月 額 等 級 表 ( 厚 生 年 金 ) 標 準 報 酬 報 酬 月 額 厚 生 年 金 保 険 料 厚 生 年 金 保 険 料 率 14.642% ( 平 成 18 年 9 月 ~ 平 成 19 年 8 月 ) 等 級 月 額 全 額 ( 円 ) 折 半 額 ( 円 ) 円 以 上 円 未 満 1 98,000 ~ 101,000 14,349.16 7,174.58 2 104,000

More information

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学

就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学 幼 児 教 育 の 無 償 化 について 資 料 3-1 就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 ( 平 成 23 年 度 ) 3 歳 以 上 児 の 多 く(4 歳 以 上 児 はほとんど)が 保 育 所 又 は 幼 稚 園 に 入 所 3 歳 未 満 児 (0~2 歳 児 )で 保 育 所 に 入 所 している 割 合 は 約 2 割 就 学 前 教 育 保 育 の 実 施 状 況 (

More information

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94

4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94 4 教 科 に 関 する 調 査 結 果 の 概 況 校 種 学 年 小 学 校 2 年 生 3 年 生 4 年 生 5 年 生 6 年 生 教 科 平 均 到 達 度 目 標 値 差 達 成 率 国 語 77.8% 68.9% 8.9% 79.3% 算 数 92.0% 76.7% 15.3% 94.3% 国 語 84.7% 73.9% 10.8% 79.0% 算 数 87.7% 74.3% 13.4%

More information

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt

Microsoft PowerPoint - 報告書(概要).ppt 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 論 点 と 意 見 について ( 概 要 ) 神 奈 川 県 市 町 村 における 地 方 公 務 員 制 度 改 革 に 係 る 検 討 会 議 について 1 テーマ 地 方 公 務 員 制 度 改 革 ( 総 務 省 地 方 公 務 員 の 労 使 関 係 制 度 に 係 る 基 本 的 な 考 え 方 )の 課 題 の 整

More information

文化政策情報システムの運用等

文化政策情報システムの運用等 名 開 始 終 了 ( 予 定 ) 年 度 番 号 0406 平 成 25 年 行 政 レビューシート ( 文 部 科 学 省 ) 文 化 政 策 情 報 システム 運 用 等 担 当 部 局 庁 文 化 庁 作 成 責 任 者 平 成 8 年 度 なし 担 当 課 室 長 官 官 房 政 策 課 政 策 課 長 清 水 明 会 計 区 分 一 般 会 計 政 策 施 策 名 根 拠 法 令 ( 具

More information

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご

1 平 成 27 年 度 土 地 評 価 の 概 要 について 1 固 定 資 産 税 の 評 価 替 えとは 地 価 等 の 変 動 に 伴 う 固 定 資 産 の 資 産 価 値 の 変 動 に 応 じ その 価 格 を 適 正 で 均 衡 のとれたものに 見 直 す 制 度 である 3 年 ご 平 成 27 年 度 固 定 資 産 ( 土 地 ) 評 価 替 えについて - 県 内 市 町 の 基 準 宅 地 の 評 価 額 - 市 町 名 区 分 所 在 地 ( 参 考 ) 27 年 度 27 年 度 24 年 度 修 正 率 評 価 額 評 価 額 評 価 額 変 動 率 H26.1.1~ H26.1.1 基 準 H26.7.1 修 正 H23.7.1 修 正 B/C-1 H26.7.1

More information

16 日本学生支援機構

16 日本学生支援機構 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 独 立 行 政 法 人 日 本 学 生 支 援 機 構 ( 法 人 番 号 7020005004962)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 日 本 学 生 支 援 機

More information

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小

守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学 校 づくりについて 2 第 4 東 小 守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 平 成 27 年 2 月 守 口 市 教 育 委 員 会 守 口 市 立 東 小 学 校 大 久 保 小 学 校 の 統 合 実 施 計 画 目 次 第 1 守 口 市 における 学 校 統 合 の 背 景 1 第 2 東 小 学 校 と 大 久 保 小 学 校 の 統 合 について 1 第 3 統 合 校 の 学

More information

m07 北見工業大学 様式①

m07 北見工業大学 様式① 国 立 大 学 法 人 北 見 工 業 大 学 ( 法 人 番 号 6460305000387)の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 役 員 報 酬 の 支 給 水 準 の 設 定 についての 考 え 方 当 該 法 人 の 主 要 事 業 は 教 育 研 究 事 業 である 役

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2087472D3188C091538AC7979D8B4B92F6814594F292B98CF092CA81698A94816A2E646F63> 飛 鳥 交 通 株 式 会 社 安 全 管 理 規 程 平 成 23 年 11 月 10 日 改 定 目 次 第 一 章 総 則 第 二 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 運 営 の 方 針 等 第 三 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実 施 及 びその 管 理 の 体 制 第 四 章 輸 送 の 安 全 を 確 保 するための 事 業 の 実

More information

様式(補助金)

様式(補助金) 別 添 1 提 案 書 の 様 式 1. 提 案 書 は 次 頁 以 下 の 記 載 例 に 従 って 記 入 して 下 さい 2. 用 紙 は A4 版 を 利 用 し 左 とじにして 下 さい 3. 提 案 書 は 9 部 ( 正 1 部 副 ( 正 のコピー)8 部 )を 提 出 して 下 さい 4. 提 案 書 は それぞれA4フラットファイルに 綴 じた 上 で 提 出 してください 5.

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2095CA8E863136816A90DA91B18C9F93A289F1939A8F9181698D8288B3816A5F4150382E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2095CA8E863136816A90DA91B18C9F93A289F1939A8F9181698D8288B3816A5F4150382E646F63> 接 続 検 討 回 答 書 ( 高 圧 版 ) 別 添 様 式 AP8-20160401 回 答 日 年 月 日 1. 申 込 者 等 の 概 要 申 込 者 検 討 者 2. 接 続 検 討 の 申 込 内 容 発 電 者 の 名 称 発 電 場 所 ( 住 所 ) 最 大 受 電 電 力 アクセス の 運 用 開 始 希 望 日 3. 接 続 検 討 結 果 (1) 希 望 受 電 電 力 に

More information

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc)

(Microsoft Word - \212\356\226{\225\373\220j2014220_\217C\220\263\201j.doc) 平 成 26 年 2 月 20 日 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 年 金 資 産 運 用 の 基 本 方 針 日 本 医 師 従 業 員 国 民 年 金 基 金 ( 以 下 当 基 金 という)は 年 金 給 付 等 積 立 金 ( 以 下 年 金 資 産 という)の 運 用 にあたり 以 下 の 基 本 方 針 を 定 める 当 基 金 から 年 金 資 産 の 管 理 又

More information

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の

ていることから それに 先 行 する 形 で 下 請 業 者 についても 対 策 を 講 じることとしまし た 本 県 としましては それまでの 間 に 未 加 入 の 建 設 業 者 に 加 入 していただきますよう 28 年 4 月 から 実 施 することとしました 問 6 公 共 工 事 の 3 月 1 日 ( 火 )HP 公 表 基 本 関 係 社 会 保 険 等 未 加 入 対 策 に 関 する 想 定 問 答 問 1 社 会 保 険 等 とは 何 か 社 会 保 険 ( 健 康 保 険 及 び 厚 生 年 金 保 険 )と 労 働 保 険 ( 雇 用 保 険 )を 指 します 問 2 どのような 場 合 でも 元 請 と 未 加 入 業 者 との 一 次 下 請 契 約 が 禁 止

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030322090AC90D1955D92E8977697CC82CC895E9770816990DD8C76939995D2816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2030322090AC90D1955D92E8977697CC82CC895E9770816990DD8C76939995D2816A2E646F63> 土 木 部 建 築 設 計 及 び 工 事 監 理 等 委 託 業 務 成 績 評 定 要 領 の 運 用 ( 建 築 設 計 等 委 託 業 務 編 ) ( 評 定 の 方 法 ) 第 1 評 定 者 は 評 定 を 行 おうとする 業 務 ( 以 下 対 象 業 務 という )について 別 添 の 採 点 表 により 評 定 を 行 うものとし 評 価 項 目 評 価 の 視 点 及 び 評 価

More information

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮

頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 のために 講 ずる 具 体 的 な 施 策 等 について 定 めることにより 子 宮 頸 がんの 確 実 な 予 防 を 図 ることを 目 的 とする ( 定 義 ) 第 二 条 この 法 律 において 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 とは 子 宮 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 に 関 する 法 律 ( 案 ) 目 次 第 一 章 総 則 ( 第 一 条 第 二 条 ) 第 二 章 子 宮 頸 がん 予 防 方 針 等 ( 第 三 条 第 六 条 ) 第 三 章 子 宮 頸 がん 予 防 措 置 の 実 施 の 推 進 に 関 する 具 体 的 な 施 策 第 一 節 子 宮 頸 がん 及 び 子 宮 頸 がんの 予

More information

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73>

<6D33335F976C8EAE825081698CF6955C9770816A2E786C73> 国 立 大 学 法 人 新 潟 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 18 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 本 学 が 定 める 役 員 に 支 給 する 期 末 特 別 手 当 (ボーナス)において, 役 員 の 本 給

More information

説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払

説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請 求 スケジュール 料 金 のお 支 払 い 方 法 その 他 各 種 料 金 支 払 資 料 3 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 平 成 28 年 1 月 27 日 1 月 28 日 東 京 電 力 株 式 会 社 ネットワークサービスセンター 説 明 内 容 料 金 の 算 定 期 間 と 請 求 の 単 位 について 分 散 検 針 制 日 程 等 別 料 金 料 金 の 算 定 期 間 と 支 払 義 務 発 生 日 日 程 等 別 料 金 の 請

More information

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設

為 が 行 われるおそれがある 場 合 に 都 道 府 県 公 安 委 員 会 がその 指 定 暴 力 団 等 を 特 定 抗 争 指 定 暴 力 団 等 として 指 定 し その 所 属 する 指 定 暴 力 団 員 が 警 戒 区 域 内 において 暴 力 団 の 事 務 所 を 新 たに 設 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 例 規 整 備 * 暴 力 団 員 による 不 当 な 行 為 の 防 止 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 例 規 整 備 公 布 年 月 日 番 号 平 成 24 年

More information

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務

(6) 事 務 局 職 場 積 立 NISAの 運 営 に 係 る 以 下 の 事 務 等 を 担 当 する 事 業 主 等 の 組 織 ( 当 該 事 務 を 代 行 する 組 織 を 含 む )をいう イ 利 用 者 からの 諸 届 出 受 付 事 務 ロ 利 用 者 への 諸 連 絡 事 務 職 場 積 立 NISAに 関 するガイドライン 第 1 章 総 則 1. 制 定 の 趣 旨 NISA 推 進 連 絡 協 議 会 は NISA 推 進 連 絡 協 議 会 に 参 加 する 業 界 団 体 等 に 属 する 金 融 商 品 取 引 業 者 及 び 金 融 機 関 等 ( 以 下 NISA 取 扱 業 者 という )が 取 り 扱 う 職 場 積 立 NISAについて 適 正 かつ

More information

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業

Taro-08国立大学法人宮崎大学授業 国 立 大 学 法 人 宮 崎 大 学 授 業 料 その 他 の 費 用 に 関 する 規 程 平 成 19 年 3 月 30 日 制 定 改 正 平 成 19 年 9 月 10 日 平 成 20 年 3 月 25 日 平 成 21 年 1 月 29 日 平 成 21 年 9 月 3 日 平 成 21 年 11 月 27 日 平 成 23 年 3 月 30 日 ( 趣 旨 ) 第 1 条 この 規

More information

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加

( 別 紙 ) 以 下 法 とあるのは 改 正 法 第 5 条 の 規 定 による 改 正 後 の 健 康 保 険 法 を 指 す ( 施 行 期 日 は 平 成 28 年 4 月 1 日 ) 1. 標 準 報 酬 月 額 の 等 級 区 分 の 追 加 について 問 1 法 改 正 により 追 加 別 添 事 務 連 絡 平 成 27 年 12 月 18 日 日 本 年 金 機 構 厚 生 年 金 保 険 部 長 殿 厚 生 労 働 省 年 金 局 事 業 管 理 課 長 持 続 可 能 な 医 療 保 険 制 度 を 構 築 するための 国 民 健 康 保 険 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 による 健 康 保 険 法 及 び 船 員 保 険 法 改 正 内 容 の 一 部 に

More information

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則

リング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 に 係 る 繰 延 税 金 資 産 について 回 収 可 能 性 がないも のとする 原 則 的 な 取 扱 いに 対 して スケジューリング 不 能 な 将 来 減 算 一 時 差 異 を 回 収 できることを 反 証 できる 場 合 に 原 則 第 323 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (5)-4 2015 年 11 月 6 日 プロジェクト 項 目 税 効 果 会 計 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 - 合 理 的 な 説 明 に 関 する 取 扱 い 本 資 料 の 目 的 1. 本 資 料 は 企 業 会 計 基 準 適 用 指 針 公 開 草 案 第 54 号 繰

More information

一般競争入札について

一般競争入札について ( 一 般 競 争 入 札 ) 総 合 評 価 落 札 方 式 ガイドライン 平 成 21 年 4 月 ( 独 ) 工 業 所 有 権 情 報 研 修 館 1.はじめに 現 在 公 共 調 達 の 透 明 性 公 正 性 をより 一 層 めることが 喫 緊 の 課 題 とな っており 独 立 行 政 法 人 も 含 めた 政 府 全 体 で 随 意 契 約 の 見 直 しに 取 り 組 んで おります

More information

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料

第2回 制度設計専門会合 事務局提出資料 第 3 回 制 度 設 計 専 門 会 合 事 務 局 提 出 資 料 ~ 電 力 の 小 売 営 業 に 関 する 指 針 ( 案 )の 概 要 について~ 平 成 27 年 12 月 4 日 ( 金 ) 電 力 の 小 売 営 業 に 関 する 指 針 ( 案 )で 整 備 する の 目 次 1. 需 要 家 への 適 切 な 情 報 提 供 (1) 一 般 的 な 情 報 提 供 (2) 契

More information

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情

公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可 能 な 社 会 保 障 制 度 の 確 立 を 図 るための 改 革 の 推 進 に 関 する 法 律 に 基 づく 社 会 経 済 情 資 料 2-1 公 的 年 金 制 度 の 持 続 可 能 性 の 向 上 を 図 るための 国 民 年 金 法 等 の 一 部 を 改 正 する 法 律 案 の 概 要 厚 生 労 働 省 年 金 局 平 成 28 年 4 月 21 日 公 的 年 金 制 度 について 制 度 の 持 続 可 能 性 を 高 め 将 来 の 世 代 の 給 付 水 準 の 確 保 等 を 図 るため 持 続 可

More information

<5461726F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F918145975C>

<5461726F2D819A8B638E968E9197BF82528E968BC68C7689E68F918145975C> 平 成 25年 度 事 業 計 画 書 1. 基 本 方 針 観 光 立 国 の 実 現 を 図 るためには 観 光 の 主 体 である 地 域 におけ る 観 光 振 興 のための 活 動 を 支 援 し その 促 進 を 図 るとともに 地 域 と 産 業 界 の 幅 広 い 連 携 を 促 進 し 提 言 活 動 や 各 種 の 事 業 等 を 行 うことが 重 要 である 今 年 度 より

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D203031938C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D203031938C93FA967B91E5906B8DD082D682CC91CE899E2E646F6378> 6 同 行 援 護 について 同 行 援 護 とは 視 覚 障 害 により 移 動 に 著 しい 困 難 を 有 する 障 害 者 等 につき 外 出 時 において 当 該 障 害 者 等 に 同 行 し 移 動 に 必 要 な 情 報 を 提 供 する とともに 移 動 の 援 護 その 他 の 厚 生 労 働 省 令 で 定 める 便 宜 を 供 与 することをいう ( 障 害 者 自 立 支

More information

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入

入 札 参 加 者 は 入 札 の 執 行 完 了 に 至 るまではいつでも 入 札 を 辞 退 することができ これを 理 由 として 以 降 の 指 名 等 において 不 利 益 な 取 扱 いを 受 けることはない 12 入 札 保 証 金 免 除 13 契 約 保 証 金 免 除 14 入 入 札 公 告 次 のとおり 一 般 競 争 入 札 に 付 します なお 本 業 務 の 契 約 締 結 は 当 該 業 務 に 係 る 平 成 27 年 度 予 算 の 執 行 が 可 能 となってい ることを 条 件 とします 平 成 27 年 2 月 17 日 独 立 行 政 法 人 鉄 道 建 設 運 輸 施 設 整 備 支 援 機 構 契 約 担 当 役 鉄 道 建 設 本 部 九 州

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20303282D382E982B382C68AF1958D8BE090A7937882C98AD682B782E9834183938350815B83678C8B89CA81698CF6955C9770816A2E70707478>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D20303282D382E982B382C68AF1958D8BE090A7937882C98AD682B782E9834183938350815B83678C8B89CA81698CF6955C9770816A2E70707478> ふるさと 納 税 に 関 する 調 査 結 果 ( 概 要 ) ( 対 象 団 体 : 都 道 府 県 47 団 体 市 区 町 村 1,742 団 体 ) 総 務 省 自 治 税 務 局 1 寄 附 金 の 納 付 手 続 きについて ふるさと 納 税 に 関 する 調 査 結 果 ( 概 要 ) 寄 附 手 続 きに 係 る 改 善 すべき 点 としては クレジットカード 決 済 コンビニ 納

More information

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田

安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 が 平 成 25 年 10 月 30 日 に 決 定 した 安 芸 太 田 安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 安 芸 太 田 町 教 育 委 員 会 安 芸 太 田 町 平 成 26 年 10 月 12 日 安 芸 太 田 町 学 校 適 正 配 置 基 本 方 針 の 一 部 修 正 について 1 議 会 学 校 適 正 配 置 調 査 特 別 委 員 会 調 査 報 告 書 について 安 芸 太 田 町 教 育 委

More information

 

  障 害 者 政 策 委 員 会 第 2 小 委 員 会 ( 第 3 回 ) 資 料 一 覧 資 料 1-1 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減 等 )について に 関 する 厚 生 労 働 省 資 料 1 資 料 1-2 論 点 4 15 24 条 所 得 保 障 等 ( 年 金, 諸 手 当, 経 済 的 負 担 の 軽 減

More information

1. 業 務 目 的 豊 見 城 市 においては スポーツコンベンションによる 地 域 振 興 を 目 標 として 掲 げ 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック( 以 下 オリ パラ)の 開 催 に 連 動 し た より 具 体 的 な 振 興 方 策 として オリ パラ 競 技 団

1. 業 務 目 的 豊 見 城 市 においては スポーツコンベンションによる 地 域 振 興 を 目 標 として 掲 げ 2020 年 東 京 オリンピック パラリンピック( 以 下 オリ パラ)の 開 催 に 連 動 し た より 具 体 的 な 振 興 方 策 として オリ パラ 競 技 団 豊 見 城 総 合 公 園 体 育 施 設 機 能 強 化 整 備 構 想 計 画 調 査 業 務 委 託 企 画 提 案 公 募 要 領 受 付 期 間 公 募 開 始 の 日 から 平 成 28 年 7 月 15 日 ( 金 ) 受 付 時 間 午 前 9 時 ~ 午 後 5 時 ( 土 曜 日 曜 祝 祭 日 を 除 く) 午 後 5 時 以 降 は 受 付 に 応 じられませんのでご 注 意

More information

公表表紙

公表表紙 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 の 役 の 報 酬 給 与 等 について 国 立 大 学 法 人 等 の 役 員 の 報 酬 等 及 び の 給 与 の 水 準 の 公 表 方 法 等 について(ガイドライン) ( 平 成 17 年 2 月 7 日, 総 務 大 臣 策 定 )に 基 づく 公 表 平 成 26 年 9 月 国 立 大 学 法 人 山 梨 大 学 国 立 大 学 法 人 山

More information

40 宮崎県

40 宮崎県 平 成 28 年 1 月 21 日 1 事 業 経 過 報 告 書 ( 英 語 教 育 改 善 プラン) 文 部 科 学 省 初 等 中 等 教 育 局 長 殿 都 道 府 県 等 教 育 委 員 会 名 所 在 地 宮 崎 市 橘 通 東 1 丁 目 9 番 10 号 代 表 者 職 氏 名 教 育 長 飛 田 洋 平 成 27 年 度 外 部 専 門 機 関 と 連 携 した 英 語 指 導 力

More information

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 20140320.doc

Microsoft Word - 交野市産業振興基本計画 20140320.doc 資 料 基 本 条 例 P36 規 則 P38 委 員 名 簿 P39 基 本 計 画 の 策 定 に 係 る 経 過 P40-35 - 基 本 条 例 ( 目 的 ) 第 1 条 この 条 例 は 交 野 の 自 然 環 境 歴 史 文 化 市 民 力 等 の 地 域 資 源 を 有 効 活 用 した 地 域 産 業 の 振 興 についての 基 本 となる 事 項 を 定 め 市 事 業 者 及

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D2091DE90458F8A93BE82C991CE82B782E98F5A96AF90C582CC93C195CA92A58EFB82CC8EE888F882AB81694832355B315D2E312E318160816A2E646F63>

<4D6963726F736F667420576F7264202D2091DE90458F8A93BE82C991CE82B782E98F5A96AF90C582CC93C195CA92A58EFB82CC8EE888F882AB81694832355B315D2E312E318160816A2E646F63> 退 職 所 得 に 対 する 住 民 税 の 特 別 徴 収 の 手 引 ( 平 成 25 年 1 月 1 日 以 降 適 用 ) 愛 知 県 清 須 市 - 1 - は じ め に 個 人 の 住 民 税 は 納 税 義 務 者 の 前 年 中 の 所 得 を 課 税 標 準 としてその 翌 年 に 課 税 するいわゆる 前 年 所 得 課 税 をたてまえとしておりますが 退 職 所 得 に 対

More information

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc

Microsoft Word - 19年度(行個)答申第94号.doc 諮 問 庁 : 国 税 庁 長 官 諮 問 日 : 平 成 19 年 9 月 6 日 ( 平 成 19 年 ( 行 個 ) 諮 問 第 86 号 ) 答 申 日 : 平 成 20 年 1 月 30 日 ( 平 成 19 年 度 ( 行 個 ) 答 申 第 94 号 ) 事 件 名 : 本 人 に 係 る 公 的 年 金 等 の 源 泉 徴 収 票 の 不 開 示 決 定 ( 存 否 応 答 拒 否

More information

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議

3. 選 任 固 定 資 産 評 価 員 は 固 定 資 産 の 評 価 に 関 する 知 識 及 び 経 験 を 有 する 者 のうちから 市 町 村 長 が 当 該 市 町 村 の 議 会 の 同 意 を 得 て 選 任 する 二 以 上 の 市 町 村 の 長 は 当 該 市 町 村 の 議 第 6 回 税 理 士 試 験 固 定 資 産 税 はじめに 第 一 問 については 個 別 理 論 題 の 出 題 であった 1については 固 定 資 産 評 価 員 及 び 固 定 資 産 評 価 補 助 員 に 関 する 出 題 であったが 個 別 理 論 での 出 題 であり 判 断 に 迷 う 点 もなく 高 得 点 を 取 ることが 可 能 な 問 題 であった については 区 分 所

More information

1

1 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 改 正 に 向 けての 考 え 方 ( 案 ) 平 成 27 年 4 月 精 華 町 0 1 目 次 1 個 人 情 報 保 護 に 関 する 法 体 系 と 番 号 法 における 特 定 個 人 情 報 の 保 護 措 置... 1 2 番 号 法 と 精 華 町 個 人 情 報 保 護 条 例 における 個 人 情 報 の 定 義 上 の 差 異...

More information

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱

平成17年度高知県県産材利用推進事業費補助金交付要綱 高 知 県 副 業 型 林 家 育 成 支 援 事 業 募 集 要 領 第 1 趣 旨 この 要 領 は 高 知 県 副 業 型 林 家 育 成 支 援 事 業 費 補 助 金 交 付 要 綱 に 基 づき 当 該 補 助 金 の 交 付 の 対 象 となる 事 業 者 を 公 募 して 選 定 する 手 続 等 当 該 事 業 の 円 滑 な 実 施 を 図 るために 必 要 な 事 項 を 定

More information

個人住民税徴収対策会議

個人住民税徴収対策会議 個 人 住 民 税 徴 収 対 策 会 議 平 成 26 年 8 月 7 日 税 収 に 占 める 個 人 住 民 税 の 割 合 個 人 住 民 税 は 県 市 町 村 いずれも 税 収 の 約 3 割 を 占 めており 重 要 な 財 源 となっている 岡 山 県 現 年 繰 越 合 計 市 町 村 その 他 18.5% 自 動 車 税 13.1% 個 人 県 民 税 29.6% その 他 15.0%

More information

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事

社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または 法 案 提 出 を 検 討 する と された 事 資 料 5 これまでの 取 組 状 況 と 今 後 の 課 題 ( 年 金 分 野 ) 平 成 24 年 12 月 7 日 神 野 委 員 提 出 資 料 社 会 保 障 税 一 体 改 革 ( 年 金 分 野 )の 経 緯 社 会 保 障 税 一 体 改 革 大 綱 (2 月 17 日 閣 議 決 定 ) 国 年 法 等 改 正 法 案 (2 月 10 日 提 出 ) 法 案 を 提 出 する または

More information

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが

2 平 均 病 床 数 の 平 均 病 床 数 では 療 法 人 に 対 しそれ 以 外 の 開 設 主 体 自 治 体 社 会 保 険 関 係 団 体 その 他 公 的 の 規 模 が 2.5 倍 程 度 大 きく 療 法 人 に 比 べ 公 的 病 院 の 方 が 規 模 の 大 き いことが II 病 院 経 営 管 理 指 標 に 関 する 調 査 研 究 結 果 1. 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 の 概 要 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 の 詳 細 については 後 述 の 平 成 22 年 度 病 院 経 営 管 理 指 標 に 示 し 以 下 ではその 概 況 を 述 べる 注 有 効 回 答 数 が 5 以 下 の 項 目 には

More information

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項

03 平成28年度文部科学省税制改正要望事項 平 成 28 年 度 文 部 科 学 省 税 制 改 正 要 望 事 項 平 成 27 年 8 月 28 日 H27 税 制 改 正 要 望 事 項 1. 寄 附 税 制 の 拡 充 (1) 国 立 大 学 法 人 等 への 個 人 寄 附 に 係 る 税 額 控 除 の 導 入 等 所 得 税 等 新 設 (2) 学 校 法 人 への 個 人 寄 附 に 係 る 所 得 控 除 上 限 額 の 引

More information

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親

している 5. これに 対 して 親 会 社 の 持 分 変 動 による 差 額 を 資 本 剰 余 金 として 処 理 した 結 果 資 本 剰 余 金 残 高 が 負 の 値 となるような 場 合 の 取 扱 いの 明 確 化 を 求 めるコメントが 複 数 寄 せられた 6. コメントでは 親 第 265 回 企 業 会 計 基 準 委 員 会 資 料 番 号 日 付 審 議 事 項 (3) 2013 年 5 月 29 日 プロジェクト 項 目 企 業 結 合 (ステップ2) 公 開 草 案 に 対 するコメントへの 対 応 I. 検 討 の 経 緯 1. 平 成 25 年 1 月 に 企 業 会 計 基 準 公 開 草 案 第 49 号 企 業 結 合 に 関 する 会 計 基 準 (

More information

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc)

(Microsoft Word - \220\340\226\276\217\221.doc) 南 丹 市 建 設 業 新 分 野 進 出 支 援 事 業 補 助 金 申 請 用 紙 記 入 説 明 書 様 式 第 1 号 ( 第 7 条 関 係 )の 記 入 方 法 南 丹 市 長 様 市 長 名 を 記 入 元 号 年 月 日 を 記 入 平 成 年 月 日 申 請 者 情 報 を 記 入 ( 代 表 企 業 ) ( 申 請 者 ) 所 在 地 南 丹 市 園 部 町 小 桜 町 47 番

More information

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社

4 参 加 資 格 要 件 本 提 案 への 参 加 予 定 者 は 以 下 の 条 件 を 全 て 満 たすこと 1 地 方 自 治 法 施 行 令 ( 昭 和 22 年 政 令 第 16 号 ) 第 167 条 の4 第 1 項 各 号 の 規 定 に 該 当 しない 者 であること 2 会 社 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンターエネルギー 回 収 推 進 施 設 等 長 期 包 括 的 運 転 維 持 管 理 業 務 委 託 に 係 る 発 注 支 援 業 務 公 募 型 プロポ-ザル 実 施 要 領 1 プロポーザルの 目 的 この 要 領 は 平 成 30 年 4 月 から 運 転 を 予 定 している 北 秋 田 市 クリーンリサイクルセンター エネルギー 回 収 推 進 施

More information

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産

3 地 震 保 険 の 割 引 地 震 保 険 に 加 入 されている 場 合 耐 震 改 修 後 保 険 料 の 割 引 (10%)が 受 けられる 場 合 があ ります ご 加 入 の 保 険 会 社 にお 問 合 せになり 宅 耐 震 改 修 証 明 書 の 写 し あるいは 固 定 資 産 川 崎 市 木 造 宅 耐 震 改 修 制 度 を 利 用 された 方 へ 得 税 額 の 特 別 控 除 固 定 資 産 税 ( 家 屋 )の 減 額 資 料 3 についての 御 案 内 平 成 26 年 4 月 1 日 以 降 に 耐 震 改 修 を 行 った 場 合 1 得 税 の 特 別 控 除 耐 震 改 修 が 完 了 した 年 の 翌 年 に 必 要 書 類 を 添 付 して 管 の

More information

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環

容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保 することを 目 的 として 行 われており 市 街 地 環 資 料 2-2 容 積 率 規 制 等 について Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 容 積 率 制 限 の 概 要 1 容 積 率 制 限 の 目 的 地 域 で 行 われる 各 種 の 社 会 経 済 活 動 の 総 量 を 誘 導 することにより 建 築 物 と 道 路 等 の 公 共 施 設 とのバランスを 確 保

More information

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申

いう )は 警 告 をしたときは 速 やかに その 内 容 及 び 日 時 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 出 をした 者 に 通 知 しなければならないこととされ また 警 告 をし なかったときは 速 やかに その 旨 及 び 理 由 を 当 該 警 告 を 求 める 旨 の 申 ストーカー 行 為 等 の 規 制 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 の 施 行 について ( 平 成 25 年 7 月 16 日 付 け 通 達 香 生 企 第 311 号 ) ストーカー 行 為 等 の 規 制 等 に 関 する 法 律 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 25 年 法 律 第 73 号 以 下 改 正 法 という( 別 添 官 報 参

More information

◆JREI固定インフォ No12◆◆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓

◆JREI固定インフォ No12◆◆〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 JREI 固 定 インフォ No12 日 本 不 動 産 研 究 所 からの 固 定 資 産 税 評 価 に 関 連 する 情 報 配 信 です 平 成 22 年 3 月 17 日 財 団 法 人 日 本 不 動 産 研 究 所 固 定 資 産 税 評 価 研 究 会 です 目 次 ======================================== 1. 第 1 回 税 制 調 査 会

More information

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申

小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全 面 自 由 化 以 降 申 資 料 3-1 小 売 全 面 自 由 化 に 関 する 進 捗 状 況 平 成 28 年 7 月 1 日 資 源 エネルギー 庁 小 売 電 気 の 登 録 数 の 推 移 昨 年 8 月 の 前 登 録 申 請 の 受 付 開 始 以 降 小 売 電 気 の 登 録 申 請 は 着 実 に 増 加 しており これまでに310 件 を 登 録 (6 月 30 日 時 点 ) 本 年 4 月 の 全

More information

<81696D373188A4955191E58A77816A3233944E93788D9191E5834B83438368838983438393976C8EAE82502E786C73>

<81696D373188A4955191E58A77816A3233944E93788D9191E5834B83438368838983438393976C8EAE82502E786C73> 様 式 1 公 表 されるべき 事 項 国 立 大 学 法 人 愛 媛 大 学 の 役 職 員 の 報 酬 給 与 等 について Ⅰ 役 員 報 酬 等 について 1 役 員 報 酬 についての 基 本 方 針 に 関 する 事 項 1 平 成 22 年 度 における 役 員 報 酬 についての 業 績 反 映 のさせ 方 役 員 の 期 末 特 別 手 当 の 額 は 国 立 大 学 法 人 愛

More information

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提

国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 検 討 を 進 めるものとする 平 成 19 年 法 案 をベースに 一 元 化 の 具 体 的 内 容 について 検 討 する 関 係 省 庁 間 で 調 整 の 上 平 成 24 年 通 常 国 会 への 法 案 提 国 家 公 務 員 の 年 金 払 い 退 職 給 付 の 創 設 について 財 務 省 主 計 局 給 与 共 済 課 長 調 査 主 任 土 谷 晃 浩 加 塩 雄 斗 1.はじめに ( 以 下 19 年 一 元 化 法 案 という )において 厚 退 職 給 付 ( 退 職 金 + 年 金 ( 事 業 主 分 ))の 官 民 均 衡 を 図 る 観 点 から 国 家 公 務 員 の 退 職 手

More information

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この

参 考 様 式 再 就 者 から 依 頼 等 を 受 けた 場 合 の 届 出 公 平 委 員 会 委 員 長 様 年 月 日 地 方 公 務 員 法 ( 昭 和 25 年 法 律 第 261 号 ) 第 38 条 の2 第 7 項 規 定 に 基 づき 下 記 のとおり 届 出 を します この 現 員 退 された 元 地 方 公 務 員 の 退 管 理 の 適 正 の 確 保 について 員 のかたは ご 留 意 願 います 地 方 公 務 員 法 及 び 地 方 独 立 行 政 法 人 法 の 一 部 を 改 正 する 法 律 ( 平 成 26 年 法 律 第 34 号 )が 公 布 され 地 方 公 共 団 体 における 退 管 理 の 確 保 にため 以 下 のことについて 規 定 され

More information

定款  変更

定款  変更 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 定 款 第 1 章 総 則 ( 名 称 ) 第 1 条 この 法 人 は 公 益 社 団 法 人 宮 崎 県 農 業 振 興 公 社 ( 以 下 公 社 という )と 称 する ( 事 務 所 ) 第 2 条 公

More information

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc

Microsoft Word - 070219役員選挙規程.doc 役 員 選 挙 規 程 昭 和 55 年 10 月 21 日 制 定 昭 和 57 年 11 月 16 日 改 正 昭 和 61 年 5 月 27 日 改 正 昭 和 62 年 2 月 23 日 改 正 昭 和 63 年 3 月 7 日 改 正 平 成 2 年 5 月 14 日 改 正 平 成 6 年 5 月 24 日 改 正 平 成 8 年 2 月 27 日 改 正 平 成 11 年 2 月 23

More information

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378>

<4D6963726F736F667420576F7264202D208E52979C8CA78E598BC68F5790CF91A390698F9590AC8BE08CF0957497768D6A2E646F6378> 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 交 付 要 綱 ( 通 則 ) 第 1 条 山 梨 県 産 業 集 積 促 進 助 成 金 ( 以 下 助 成 金 という )の 交 付 については 山 梨 県 補 助 金 等 交 付 規 則 ( 昭 和 36 年 山 梨 県 規 則 第 25 号 以 下 規 則 という )に 定 め るところによるほか この 要 綱 に 定 めるところによる ( 目

More information

資料 厚生年金基金の今後の方向性について.PDF

資料 厚生年金基金の今後の方向性について.PDF 資 料 厚 生 年 金 基 金 今 後 方 向 性 について 1 ( 総 論 ) 2 厚 生 年 金 基 金 制 度 改 革 基 本 構 造 厚 生 年 金 被 保 険 者 を 含 めたリスク 分 かち 合 いによる 代 行 割 れ 早 期 決 代 行 割 れを 再 び 起 こさない ため 制 度 的 措 置 代 行 部 分 に 対 す る 積 立 比 率 6.0 5.0 4.0 3.0 2.0 1.5

More information

01.活性化計画(上大久保)

01.活性化計画(上大久保) 別 記 様 式 第 1 号 ( 第 四 関 係 ) か み お お く ぼ 上 大 久 保 ち く 地 区 か っ せ い か 活 性 化 け い か く 計 画 栃 木 県 鹿 沼 市 平 成 26 年 2 月 1 活 性 化 計 画 の 目 標 及 び 計 画 期 間 計 画 の 名 称 上 大 久 保 地 区 活 性 化 計 画 都 道 府 県 名 栃 木 県 市 町 村 名 鹿 沼 市 地

More information

192 1925 193 1935 194 1945 195 1955 196 1965 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215 22 225 23 235 24 245 25 255 26 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人

192 1925 193 1935 194 1945 195 1955 196 1965 197 1975 198 1985 199 1995 2 25 21 215 22 225 23 235 24 245 25 255 26 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人 北 海 道 人 口 ビジョン 骨 子 全 体 構 成 Ⅰ 人 口 の 現 状 分 析 1 人 口 動 向 分 析 (1) 時 系 列 による 人 口 動 向 分 析 1 年 齢 3 区 分 別 人 口 の 推 移 と 将 来 推 計 2 自 然 増 減 ( 出 生 死 亡 )の 推 移 (ⅰ) 出 生 数 死 亡 数 の 推 移 (ⅱ) 出 生 数 合 計 特 殊 出 生 率 の 推 移 3 社 会

More information

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074>

<4D6963726F736F667420506F776572506F696E74202D208CE38AFA8D8297EE8ED288E397C390A7937882CC8A549776816998568AE98EBA8DEC90AC816A2E707074> 第 1 回 社 会 保 障 審 議 会 後 期 高 齢 者 医 療 の 在 り 方 に 関 する 特 別 部 会 平 成 1 8 年 1 0 月 5 日 資 料 2-1 後 期 高 齢 者 医 療 制 度 の 概 要 現 行 の 医 療 保 険 制 度 の 基 本 構 造 老 人 保 健 制 度 75 歳 65 歳 国 保 老 人 保 健 制 度 退 職 者 医 療 制 度 75 歳 以 上 の 人

More information

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する

3 圏 域 では 県 北 沿 岸 で2の 傾 向 を 強 く 見 てとることができます 4 近 年 は 分 配 及 び 人 口 が 減 少 している 市 町 村 が 多 くなっているため 所 得 の 増 加 要 因 を 考 える 場 合 は 人 口 減 少 による 影 響 についても 考 慮 する 調 査 分 析 レポート 21-9 平 成 21 年 12 月 16 日 調 査 統 計 課 調 査 分 析 担 当 一 人 当 たり 市 町 村 民 所 得 の 増 加 要 因 について 平 成 19 市 町 村 民 所 得 推 計 において 市 町 村 民 所 得 の 分 配 ( 以 下 分 配 という ) 及 び 一 人 当 たり 市 町 村 民 所 得 ( 以 下 所 得 という

More information

スライド 1

スライド 1 835.0 840.0 810.0 900.0 800.0 700.0 706.4 751.5 722.2 739.8 771.2 766.8 784.3 774.3 754.8 739.5 731.3 732.8 736.3 653.7 600.0 556.0 602.2 500.0 400.0 H1 H2 H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15

More information

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること

1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目 指 していること 第 三 者 の 道 具 箱 訪 問 調 査 表 ( 組 織 マネジメント) 訪 問 調 査 日 訪 問 先 評 価 者 1 リーダーシップと 意 思 決 定 1-1 事 業 所 が 目 指 していることの 実 現 に 向 けて 一 丸 となっている 評 価 項 目 1-1-1 事 業 所 が 目 指 していること( 理 念 基 本 方 針 )を 明 確 化 周 知 している 1. 事 業 所 が 目

More information

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 2051102 87 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門

新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 2051102 87 取 組 施 策 国 や 研 究 機 関 への 派 遣 研 修 による 資 質 向 上 の 推 進 鳥 インフルエンザ 等 新 たな 感 染 症 等 に 対 する 検 査 技 術 の 習 得 など 職 員 の 専 門 新 行 財 政 改 革 推 進 大 綱 実 施 計 画 個 票 2051101 86 取 組 施 策 地 方 政 府 を 担 う 職 員 像 の 策 定 と 人 材 育 成 ( 新 人 材 育 成 ビジョンの 策 定 ) 平 成 17 年 度 静 岡 市 人 材 育 成 ビジョン を 策 定 平 成 20 年 度 進 捗 管 理 に 伴 う 一 部 改 訂 職 員 セッションの 試 行 を 行 った

More information