は じ め に は じ め に 事 業 場 におけるリスクアセスメントの 実 施 は 安 全 分 野 を 中 心 にマニュ アル 等 が 整 備 されていますが 労 働 衛 生 分 野 のハザードは 化 学 物 質 など 一 部 しか 取 組 み 方 法 が 整 備 されていません このため 厚 生

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2 は じ め に は じ め に 事 業 場 におけるリスクアセスメントの 実 施 は 安 全 分 野 を 中 心 にマニュ アル 等 が 整 備 されていますが 労 働 衛 生 分 野 のハザードは 化 学 物 質 など 一 部 しか 取 組 み 方 法 が 整 備 されていません このため 厚 生 労 働 省 が 示 して いる 第 12 次 労 働 災 害 防 止 計 画 では 腰 痛 熱 中 症 等 の 労 働 衛 生 分 野 にお けるマニュアル 等 の 整 備 を 進 め リスクアセスメントの 実 施 を 促 進 する とされています そこで 中 央 労 働 災 害 防 止 協 会 では 今 年 度 職 場 における 熱 中 症 予 防 対 策 に 重 点 を 置 き 主 として 製 造 業 における 具 体 的 なリスクアセスメント の 手 法 について 熱 中 症 予 防 対 策 のためのリスクアセスメントマニュアル 作 成 委 員 会 を 設 置 し マニュアルを 作 成 することといたしました マニュアルの 作 成 にあたっては 事 業 場 での 暑 熱 環 境 の 実 態 や 対 策 を 調 査 し それらの 結 果 も 踏 まえながら 熱 中 症 対 策 熱 中 症 の 基 礎 知 識 暑 熱 作 業 に 関 するリスクアセスメントの 考 え 方 事 例 等 をまとめ 本 書 を 作 成 しました 本 書 が 広 く 事 業 場 において 活 用 され 効 果 的 な 熱 中 症 対 策 に 役 立 ててい ただければ 幸 いです 平 成 27 年 3 月 熱 中 症 予 防 対 策 のためのリスクアセスメント マニュアル 作 成 委 員 会

3 目 次 目 次 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 1 1. 熱 中 症 について 1 (1) 熱 中 症 の 症 状 と 病 態 による 分 類 1 (2) 熱 中 症 の 重 症 度 2 (3) 発 生 機 序 2 (4) 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 の 特 徴 4 (5) 平 成 25 年 の 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 の 詳 細 分 析 6 2. 熱 中 症 の 発 症 に 関 連 する 要 因 6 Ⅱ 暑 熱 作 業 に 関 するリスクアセスメント 8 1. 暑 熱 リスクの 見 積 り 8 (1) リスクアセスメントの 基 本 8 (2) 危 険 性 有 害 性 の 特 定 8 (3) リスクの 見 積 り 10 2.リスク 低 減 措 置 15 (1) 暑 熱 環 境 レベルの 改 善 15 (2) 作 業 強 度 レベルの 改 善 17 (3) 衣 服 装 備 レベルの 改 善 18 (4) 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 の 改 善 18 (5) その 他 の 熱 中 症 予 防 重 症 化 防 止 のための 対 策 22 3.リスク 低 減 措 置 後 のリスクの 再 評 価 残 留 リスクへの 対 応 34 (1) 健 康 リスクアセスメント 34 (2) 熱 中 症 対 策 衣 類 等 の 使 用 35 Ⅲ 事 例 暑 熱 作 業 に 関 する 基 準 例 36 2.リスクアセスメントの 事 例 38

4 目 次 Ⅳ 参 考 資 料 平 成 25 年 の 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 の 詳 細 分 析 熱 中 症 の 発 症 に 関 連 する 要 因 と 暑 熱 負 担 等 との 関 連 他 の 基 準 によるリスク 評 価 関 係 通 達 67 (1) 職 場 における 熱 中 症 の 予 防 について ( 平 成 21 年 6 月 19 日 基 発 第 号 ) 67 (2) 熱 中 症 の 予 防 対 策 におけるWBGTの 活 用 について ( 平 成 17 年 7 月 29 日 基 安 発 第 号 ) 77 (3) 平 成 26 年 の 職 場 における 熱 中 症 予 防 対 策 の 重 点 的 な 実 施 について ( 平 成 26 年 5 月 29 日 基 安 発 0529 第 1 号 ) 職 場 における 熱 中 症 予 防 対 策 自 主 点 検 表 ( 平 成 21 年 6 月 19 日 基 発 第 号 ) 熱 中 症 を 防 ごう!(パンフレット) 93 V マニュアル 作 成 の 概 要 マニュアル 作 成 の 目 的 委 員 会 の 設 置 活 動 経 過 101

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6 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 1. 熱 中 症 について 熱 中 症 は 高 温 多 湿 な 環 境 で 体 内 の 水 分 と 塩 分 (ナトリウムなど)のバランスが 崩 れたり 体 液 の 循 環 調 節 や 体 温 調 節 など 体 内 の 調 整 機 能 が 破 綻 するなどして 発 症 する 障 害 の 総 称 であ る めまいや 失 神 筋 肉 痛 や 筋 肉 の 硬 直 大 量 の 発 汗 頭 痛 不 快 感 吐 き 気 嘔 吐 倦 怠 感 虚 脱 感 意 識 障 害 痙 攣 手 足 の 運 動 失 調 高 体 温 などさまざまな 症 状 が 現 れ 適 切 な 処 置 を 怠 り 手 遅 れになると 現 代 の 最 先 端 医 療 でも 手 の 施 しようがなく 死 に 至 ることもある しかし 適 切 な 予 防 対 策 を 実 施 することにより 発 症 を 予 防 することが 十 分 期 待 できる 疾 病 であること を 認 識 する 必 要 がある (1) 熱 中 症 の 症 状 と 病 態 による 分 類 熱 中 症 には 熱 失 神 (あるいは 熱 虚 脱 ) 熱 痙 攣 熱 疲 労 (あるいは 熱 疲 弊 ) 熱 射 病 の 4 つの 病 態 があり それぞれの 病 態 に 対 応 してさまざまな 症 状 が 現 れる 熱 失 神 (あるいは 熱 虚 脱 ) は 暑 熱 環 境 下 で 皮 膚 血 流 の 著 しい 増 加 と 多 量 の 発 汗 とにより 相 対 的 に 脳 への 血 流 が 一 時 的 に 減 少 することにより 生 ずる 立 ちくらみのことをいう 本 病 態 は 高 温 環 境 下 では 体 熱 放 散 を 盛 んにするために 皮 膚 血 流 量 が 増 加 することによって 起 こる こ の 時 内 臓 への 血 流 量 心 臓 への 還 流 量 心 拍 出 量 が 減 少 し 血 圧 が 低 下 するので 代 償 的 に 心 拍 数 が 増 加 する 高 温 ばく 露 が 継 続 し この 心 拍 増 加 が 一 定 限 度 を 超 えたときに 起 こる 循 環 障 害 を 主 体 とする 症 状 を 熱 虚 脱 という 熱 虚 脱 では 全 身 倦 怠 脱 力 感 を 覚 え めまいから 意 識 混 濁 し 昏 倒 することもある 心 拍 は 頻 脈 で 微 弱 血 圧 は 低 下 している 体 温 の 上 昇 はほと んどみられない 熱 痙 攣 は 汗 で 失 われた 塩 分 が 不 足 することにより 生 ずる 筋 肉 のこむら 返 りや 筋 肉 の 痛 みのことである 本 病 態 は 大 量 の 発 汗 による 塩 分 喪 失 に 対 して これを 補 給 しなかったこと によって 起 こる 作 業 でよく 使 用 される 四 肢 筋 や 腹 部 の 筋 肉 が 疼 痛 を 伴 い 発 作 的 に 痙 攣 を 起 こす 痙 攣 発 作 は 作 業 中 のみならず 作 業 終 了 時 の 入 浴 中 や 睡 眠 中 に 起 こることもある 熱 痙 攣 では 体 温 はあまり 上 昇 せず 血 圧 の 変 化 もないことが 多 い 熱 疲 労 (あるいは 熱 疲 弊 ) は 脱 水 が 進 行 して 全 身 のだるさや 集 中 力 の 低 下 した 状 態 を いい 頭 痛 気 分 の 不 快 吐 き 気 嘔 吐 などが 起 こる 本 病 態 では 大 量 の 発 汗 で 血 液 が 濃 縮 し 心 臓 の 負 担 増 大 や 血 流 分 布 の 異 常 が 起 こると 初 期 には 激 しい 口 喝 尿 量 の 減 少 がある やがて めまい 四 肢 の 感 覚 異 常 歩 行 困 難 などがみられ 失 神 することもある 頻 脈 体 温 上 昇 をみることもあるが 多 量 の 発 汗 で 皮 膚 は 冷 たく 湿 っている 血 圧 の 異 常 をみないのが 普 通 である 熱 射 病 ( 日 射 病 ) は 熱 疲 労 を 放 置 しておくと 起 こり 熱 中 症 の 中 では 最 も 致 命 率 が 高 く 緊 急 の 治 療 を 要 する 夏 季 の 屋 外 作 業 又 は 高 温 の 屋 内 作 業 において 高 熱 とともに 意 識 障 害 を 生 じた 場 合 特 に 他 の 原 因 がない 限 り 熱 射 病 と 診 断 される 体 温 調 節 機 構 の 失 調 体 温 又 は 脳 温 の 上 昇 を 伴 う 中 枢 神 経 障 害 が 原 因 と 考 えられる 突 然 意 識 喪 失 に 陥 ることが 多 いが 前 駆 症 状 としてめまい 悪 心 頭 痛 耳 鳴 り イライラなどがみられ 嘔 吐 や 下 痢 を 伴 うこともある これは 脳 神 経 の 症 状 まで 生 じた 状 態 のことで 普 段 と 違 う 言 動 やふらつき 意 識 の 混 濁 全 身 の 痙 攣 (ひきつけ)などが 現 れる 発 汗 が 止 まり 熱 い 乾 いた 皮 膚 になり 体 温 は 通 常 40 1

7 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 を 超 え 42 以 上 に 達 することも 少 なくない ただし 実 際 の 現 場 では これらの 状 態 が 混 在 して 発 生 するので 最 近 では 熱 中 症 が 発 生 し た 時 は 次 に 述 べる 重 症 度 に 従 って Ⅰ 度 Ⅱ 度 Ⅲ 度 に 分 類 している (2) 熱 中 症 の 重 症 度 Ⅰ 度 ( 軽 度 ) 大 量 の 発 汗 めまい 失 神 ( 立 ちくらみ という 状 態 で 脳 への 血 流 が 瞬 間 的 に 不 十 分 になったことを 示 し 熱 失 神 ( 熱 虚 脱 ) と 呼 ぶこともある ) 筋 肉 痛 筋 肉 の 硬 直 ( 筋 肉 の こむら 返 り のことで その 部 分 の 痛 みを 伴 う 発 汗 に 伴 う 塩 分 (ナトリウム 等 )の 欠 乏 により 生 じる これを 熱 痙 攣 と 呼 ぶこともある ) Ⅱ 度 ( 中 等 度 ) 頭 痛 気 分 の 不 快 吐 き 気 嘔 吐 倦 怠 感 虚 脱 感 ( 体 がぐったりする 力 が 入 らないなど があり 従 来 から 熱 疲 労 ( 熱 疲 弊 ) といわれていた 状 態 である ) Ⅲ 度 ( 重 度 ) 意 識 障 害 痙 攣 手 足 の 運 動 障 害 ( 呼 びかけや 刺 激 への 反 応 がおかしい 体 がガクガクと 引 きつけがある 真 直 ぐに 走 れない 歩 けないなど ) 高 体 温 ( 体 に 触 ると 熱 いという 感 触 がある 従 来 から 熱 射 病 や 重 度 の 日 射 病 と 言 われていたものがこれに 相 当 する ) (3) 発 生 機 序 外 気 温 が 高 くなったり 低 くなったりしても 人 間 などの 恒 温 動 物 の 身 体 の 中 心 部 の 温 度 (こ れを 核 心 温 と 呼 ぶ )は およそ 37 と 一 定 に 保 たれており 外 気 温 の 変 動 によって 容 易 に 変 化 することはない それは 核 心 温 を 一 定 に 保 つための 体 温 調 節 機 能 が 備 わっているからで ある しかし 体 温 調 節 反 応 の 発 現 によりさまざまな 生 理 的 負 担 も 生 ずる 暑 熱 環 境 では とりわ け 循 環 機 能 や 水 電 解 質 代 謝 に 甚 大 な 影 響 を 及 ぼす 暑 熱 ばく 露 によって 生 ずる 体 温 調 節 反 応 とそれに 伴 って 生 ずる 暑 熱 負 担 と 熱 中 症 の 発 生 メカ ニズムを 概 説 する( 図 Ⅰ- 1) 暑 さにばく 露 したときに 最 初 に 起 こるのは 皮 膚 血 管 拡 張 反 応 である 寒 冷 環 境 下 では 皮 膚 血 管 の 収 縮 によりほとんど0となる 皮 膚 血 流 が 暑 熱 環 境 下 で は 著 しく 増 大 し 身 体 表 層 部 の 熱 伝 導 度 は 数 倍 に 増 加 して 体 内 の 熱 が 体 外 に 放 散 され 身 体 のオ ーバーヒートを 防 ぐ 皮 膚 血 管 拡 張 反 応 は 比 較 的 軽 度 の 暑 熱 環 境 下 では 有 効 な 熱 放 散 反 応 と いえるが 環 境 温 が 体 温 以 上 の 過 酷 な 暑 熱 条 件 では 外 界 から 人 体 に 熱 が 流 入 することになるの で 皮 膚 血 管 の 拡 張 による 熱 放 散 機 能 は 有 効 でなくなる また 皮 膚 血 管 が 拡 張 すると 末 梢 血 管 抵 抗 が 減 少 するので 血 液 が 身 体 末 梢 部 や 下 半 身 に 貯 留 しやすくなる その 結 果 血 圧 や 脳 血 流 が 低 下 して めまいや 立 ちくらみに 続 いて 失 神 が 起 こりやすくなる この 病 態 が 前 述 の 熱 虚 脱 あるいは 熱 失 神 である これを 防 ぐために 代 償 的 に 心 拍 数 や 心 拍 出 量 が 増 大 し 循 環 系 負 担 が 増 大 することになる 環 境 温 が 上 昇 して 暑 熱 負 荷 がさらに 増 大 すると 体 熱 の 放 散 は 発 汗 による 水 分 蒸 発 が 主 体 とな る 特 に 環 境 温 が 体 温 より 高 くなると 外 界 の 熱 が 体 内 に 流 入 するので 汗 の 蒸 発 以 外 に 体 熱 を 放 散 する 手 段 がなくなる 暑 熱 負 荷 が 大 きいと 1 時 間 の 発 汗 量 は 1lを 容 易 に 超 えることがある 2

8 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 1lの 汗 が 全 部 蒸 発 すると 580kcalの 体 熱 放 散 が 起 こるので 体 重 70kg のヒトでは 体 温 を 10 低 下 させることができる しかし 大 量 の 発 汗 が 生 じたとき 水 分 を 補 給 しないでいる と 脱 水 状 態 が 進 行 し 体 重 の5% 以 上 の 水 分 が 喪 失 すると 身 体 的 精 神 的 無 力 状 態 となり(こ の 病 態 が 前 述 の 熱 疲 労 あるいは 熱 疲 弊 である ) 体 温 上 昇 が 起 こり 熱 射 病 の 危 険 が 増 加 する 熱 射 病 にかかると 異 常 な 応 答 をしたり 呼 びかけに 無 反 応 になったり 身 体 がガクガクと 引 き つって 歩 行 困 難 となったり 突 然 意 識 を 失 い 体 温 が 40 を 超 えて 発 汗 が 止 まり 皮 膚 表 面 が 乾 いた 熱 い 状 態 になる 放 置 すると 死 亡 の 危 険 も 高 く 緊 急 の 治 療 を 要 する 通 常 はその 前 に 強 い 渇 き 感 が 生 ずるので 自 発 的 に 水 分 補 給 されることが 多 い しかし 水 分 のみを 摂 取 して 汗 に 失 わ れた 塩 分 を 補 給 しないと 前 述 の 熱 痙 攣 やのどの 渇 きを 伴 わないさらなる 脱 水 の 危 険 ( 自 発 的 脱 水 )が 生 ずる 脱 水 により 血 液 の 粘 性 が 高 まり 心 臓 に 対 する 負 荷 が 増 大 する 図 Ⅰ- 1 暑 熱 ばく 露 時 の 体 温 調 節 反 応 と 熱 中 症 の 発 生 メカニズム 3

9 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 (4) 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 の 特 徴 近 年 では 夏 季 に 熱 中 症 の 大 半 が 発 生 しており 平 成 10 年 から 平 成 25 年 までの 16 年 間 に 職 場 での 熱 中 症 による 死 亡 災 害 は 合 計 327 件 に 達 した 毎 年 20 名 前 後 ( 平 均 20.4 件 / 年 ) の 死 亡 災 害 の 発 生 があるが その 増 減 にはその 年 の 夏 季 の 平 均 気 温 の 高 低 が 強 く 関 係 している 特 に 平 成 22 年 は 夏 季 の 猛 暑 により 冷 夏 だった 前 年 の 6 倍 近 くまで 増 加 し 平 成 に 入 ってか ら 最 多 の 死 亡 数 (47 名 )を 記 録 した( 図 Ⅰ- 2) 図 Ⅰ- 2 業 務 上 熱 中 症 による 死 亡 者 数 と 5 年 間 の 移 動 平 均 平 成 25 年 も 平 成 22 年 に 匹 敵 する 猛 暑 となり 平 成 22 年 に 次 ぐ 30 件 の 死 亡 災 害 を 記 録 した 平 成 22 年 から 25 年 までの 4 年 間 の 熱 中 症 の 発 生 状 況 を 業 種 別 にみると 死 亡 災 害 は 建 設 業 が 最 も 多 く 製 造 業 がそれに 続 き この2 業 種 で 全 体 の 半 数 以 上 を 占 める( 図 Ⅰ-3) 図 Ⅰ- 3 業 務 上 熱 中 症 死 亡 災 害 の 業 種 別 発 生 状 況 ( 平 成 22 ~ 25 年 ) 月 別 の 発 生 状 況 をみると 最 近 では 6 月 から 9 月 にかけて 発 生 しているが 特 に 7 月 と 8 月 に 多 発 している( 図 Ⅰ- 4 表 Ⅰ- 1) 4

10 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 図 Ⅰ- 4 業 務 上 熱 中 症 死 亡 災 害 の 月 別 発 生 状 況 ( 平 成 22 ~ 25 年 ) 表 Ⅰ- 1 業 務 上 熱 中 症 による 死 亡 災 害 の 月 別 発 生 状 況 ( 平 成 25 年 ) 6 月 7 月 8 月 上 旬 中 旬 下 旬 上 旬 中 旬 下 旬 9 月 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 時 間 帯 は 午 後 4 時 台 をピークに 午 後 1 時 台 から 午 後 5 時 台 までの 時 間 帯 に 多 発 しており 全 体 の 半 数 以 上 を 占 めている( 図 Ⅰ- 5) 図 Ⅰ- 5 業 務 上 熱 中 症 死 亡 災 害 の 時 間 帯 別 発 生 状 況 ( 平 成 22 ~ 25 年 ) 5

11 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 作 業 を 開 始 してから 死 亡 災 害 が 発 生 する 日 数 を 見 ると 作 業 開 始 から 数 日 の 間 に 多 く 発 生 し ているが 特 に 暑 熱 作 業 に 慣 れていないと 思 われる 初 日 から3 日 目 に 多 発 している( 図 Ⅰ- 6) 図 Ⅰ- 6 業 務 上 熱 中 症 死 亡 災 害 の 作 業 開 始 日 数 別 発 生 状 況 ( 平 成 22 ~ 25 年 ) このように 職 場 の 熱 中 症 の 死 亡 災 害 発 生 リスクは 猛 暑 になる 7 月 と 8 月 の 午 後 建 設 業 で 作 業 開 始 数 日 以 内 が 最 も 高 く 続 いて 製 造 業 が 高 いことがわかる (5) 平 成 25 年 の 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 の 詳 細 分 析 厚 生 労 働 省 が 公 表 した 平 成 25 年 の 熱 中 症 死 亡 災 害 の 発 生 状 況 ( 平 成 26 年 5 月 29 日 基 安 発 0529 第 1 号 )について 詳 細 な 分 析 を 行 った 結 果 をⅣ 章 参 考 資 料 1に 示 す 2. 熱 中 症 の 発 症 に 関 連 する 要 因 熱 中 症 は 高 温 多 湿 な 環 境 で 体 内 の 水 分 と 塩 分 (ナトリウムなど)のバランスが 崩 れた り 体 液 の 循 環 調 節 など 体 内 の 調 整 機 能 が 破 綻 するなどして 発 生 する 障 害 と 総 称 されるが こ のような 障 害 の 発 症 を 誘 発 する 要 因 は 高 温 で 多 湿 な 環 境 に 限 らない 作 業 内 容 作 業 服 作 業 者 の 個 人 的 特 性 等 も 深 く 関 与 している したがって 高 温 多 湿 な 環 境 でなくてもその 他 の 要 因 の 組 み 合 わせや 作 業 状 況 次 第 では 熱 中 症 が 発 生 するリスクは 至 る 所 に 存 在 すると 考 えるべ きである 熱 中 症 の 発 症 に 関 連 する 要 因 は 1 環 境 要 因 ( 暑 熱 な 環 境 ) 2 作 業 要 因 ( 高 い 身 体 作 業 強 度 不 適 切 な 作 業 - 休 憩 スケジュール 等 ) 3 衣 服 装 備 要 因 ( 通 気 性 の 悪 い 服 装 等 ) 4 作 業 者 要 因 ( 水 分 塩 分 不 足 暑 熱 未 順 化 個 人 の 身 体 状 況 教 育 不 十 分 等 )に 分 類 される( 表 Ⅰ-2) それぞれの 要 因 の 暑 熱 負 担 や 熱 中 症 発 症 リスクとの 関 連 についてはⅣ 章 参 考 資 料 2に 示 す 6

12 Ⅰ 熱 中 症 の 基 礎 知 識 表 Ⅰ- 2 熱 中 症 の 発 症 に 関 連 する 要 因 (1) 環 境 要 因 気 温 が 高 い 湿 度 が 高 く 蒸 し 暑 い 放 射 熱 が 強 い( 炎 天 下 で 直 射 日 光 あるいは 周 囲 の 地 面 や 壁 面 からの 照 り 返 しが 強 い 周 囲 に 炉 などの 発 熱 体 がある ) 風 の 有 無 ( 涼 しい 風 がない あるいは 熱 風 がある ) (2) 作 業 要 因 作 業 強 度 が 強 い ( 重 量 物 を 人 力 で 運 搬 する 重 い 工 具 をつけて 身 体 を 激 しく 動 かす ) 休 憩 時 間 が 少 ない( 絶 えず 時 間 に 追 われて 自 分 のペースで 作 業 をできない ) (3) 衣 服 装 備 要 因 通 気 性 透 湿 性 の 低 い 衣 服 を 着 用 している 保 温 性 吸 熱 性 の 高 い 衣 服 を 着 用 している 安 全 衛 生 保 護 具 を 着 用 している ( 保 護 帽 保 護 手 袋 安 全 靴 呼 吸 用 保 護 具 など ) (4) 作 業 者 要 因 水 分 塩 分 の 補 給 が 不 十 分 である(こまめに 水 分 塩 分 を 補 給 できない ) 暑 さに 慣 れていない( 梅 雨 明 けの 急 に 暑 くなった 時 期 に 作 業 をする ) 下 痢 脱 水 状 態 にある 病 気 をもっている( 高 血 圧 心 疾 患 糖 尿 病 腎 臓 病 全 身 性 皮 膚 疾 患 精 神 疾 患 など ) 自 律 神 経 系 に 作 用 する 薬 物 を 服 用 している 肥 満 運 動 不 足 である 体 調 不 良 である( 睡 眠 不 足 二 日 酔 い 風 邪 気 味 発 熱 下 痢 など ) 体 力 がない 朝 食 をとっていない 高 年 齢 者 である 熱 中 症 の 危 険 認 識 がなく 予 防 対 策 の 教 育 を 受 けていない 7

13 Ⅱ 暑 熱 作 業 に 関 するリスクアセスメント 1. 暑 熱 リスクの 見 積 り (1) リスクアセスメントの 基 本 リスクアセメントとは 職 場 や 作 業 が 関 係 して 生 ずるおそれのある 健 康 障 害 の 重 篤 度 と 発 生 可 能 性 (リスク)を 調 査 し 労 働 災 害 が 発 生 するリスクの 大 きさを 評 価 することである 具 体 的 には 職 場 に 存 在 する 危 険 又 は 有 害 な 要 因 を 特 定 ( 危 険 性 有 害 性 の 特 定 )し 特 定 した 要 因 によるリスクを 見 積 もり(リスクの 見 積 り) 見 積 もったリスクを 既 存 の 科 学 的 な 評 価 基 準 などと 比 較 して 受 容 可 能 な 水 準 かどうかを 評 価 (リスクの 評 価 )し 受 容 できない 水 準 ならば リスクを 低 減 するための 具 体 的 な 対 策 を 検 討 して 実 施 し(リスクの 低 減 ) その 結 果 残 存 し たリスクについて 再 評 価 することである( 図 Ⅱ- 1) 労 働 者 の 就 業 に 係 る 危 険 性 又 は 有 害 性 の 特 定 特 定 された 危 険 性 又 は 有 害 性 ごとのリスクの 見 積 り 見 積 りに 基 づくリスクを 低 減 するための 優 先 度 の 設 定 リスク 低 減 措 置 の 内 容 の 検 討 優 先 度 に 対 応 したリスク 低 減 措 置 の 実 施 図 Ⅱ-1 リスクアセスメントの 流 れ 事 業 者 は リスクアセスメントの 結 果 を 受 けて 労 働 者 と 協 議 しながら リスク 低 減 策 を 実 施 することによってリスクを 受 容 可 能 な 水 準 にまで 低 減 させる このことを 繰 り 返 して 職 場 の 安 全 衛 生 の 水 準 を 継 続 的 に 高 めていく 取 り 組 みをリスクマネジメントという 国 際 的 にその ような 仕 組 みを 労 働 安 全 衛 生 マネジメントシステム(OSHMS)と 呼 び 国 際 労 働 機 関 (ILO) がガイドラインを 公 開 している わが 国 においては 労 働 安 全 衛 生 法 第 28 条 の 2 第 2 項 に 基 づく 危 険 性 又 は 有 害 性 等 の 調 査 等 に 関 する 指 針 (リスクアセスメント 指 針 平 成 18 年 3 月 10 日 付 け 厚 生 労 働 省 公 示 第 1 号 )に 従 って 危 険 性 又 は 有 害 性 等 の 調 査 と 呼 ばれている その 中 には 危 険 性 有 害 性 を 特 定 し リスクを 見 積 もり 受 容 できないリスクについてはリスクを 低 減 する 具 体 的 な 対 策 (リスク 低 減 策 )を 立 案 することまでが 含 まれている そして リスクアセメントは 労 働 安 全 衛 生 法 が 規 定 している 事 業 者 の 実 施 すべき 事 項 を 確 実 に 実 施 したうえで さらに 安 全 衛 生 の 水 準 を 向 上 させて 労 働 災 害 の 防 止 に 努 めるために 事 業 者 が 労 働 者 とともに 自 律 的 に 実 施 する 活 動 と 位 置 づけられている (2) 危 険 性 有 害 性 の 特 定 熱 中 症 予 防 のための 職 場 のリスクアセスメントでは 多 くの 危 険 性 有 害 性 を 有 する 要 因 (ハ 8

14 ザード)を 特 定 する 必 要 がある ここでは リスクの 見 積 り 評 価 を 行 う 要 因 と 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 に 分 けて 示 す( 表 Ⅱ- 1) 表 Ⅱ- 1 職 場 において 熱 中 症 の 発 症 に 関 わる 危 険 性 有 害 性 を 有 する 要 因 (ハザード) リスクの 見 積 り 評 価 を 行 う 要 因 1 暑 熱 な 環 境 WBGT が 高 いこと 例 : 高 温 多 湿 な 屋 外 での 作 業 である 気 温 が 高 いこと 例 : 内 燃 機 関 や 電 気 器 具 が 密 集 している 相 対 湿 度 が 高 いこと 例 : 調 理 器 具 やボイラーの 蒸 気 が 立 ち 込 めている 風 がないこと 例 :ビルに 囲 まれた 現 場 である 輻 射 熱 ( 放 射 熱 )を 受 けること 例 : 炎 天 下 である 屋 内 に 炉 がある 路 面 の 照 り 返 しがある 2 身 体 負 荷 の 高 い 作 業 筋 力 を 使 うこと 例 :スコップで 掘 る ハンマーを 打 つ 重 量 物 を 取 り 扱 うこと 例 : 運 搬 作 業 に 従 事 する 重 い 工 具 を 持 つ 昇 降 を 繰 り 返 すこと 例 : 階 段 を 頻 繁 に 上 下 する 長 距 離 を 移 動 すること 例 : 広 い 範 囲 の 設 備 を 見 回 る 速 い 動 作 を 繰 り 返 すこと 例 :ラインの 動 きに 合 わせて 組 み 立 てる 3 通 気 性 透 湿 性 の 低 い 服 装 皮 膚 が 広 く 覆 われていること 例 : 安 全 面 の 制 約 で 長 袖 長 ズボンである 通 気 性 の 悪 い 着 かたであること 例 :ネクタイを 着 用 している 作 業 着 が 肌 に 密 着 している 透 湿 性 の 悪 い 素 材 であること 例 : 吸 湿 性 が 高 く 乾 きにくい 素 材 の 衣 服 を 着 ている 4 装 備 ( 身 体 冷 却 用 のものを 除 く) 安 全 衛 生 保 護 具 をつけていること 防 護 服 を 着 ていること 例 : 呼 吸 用 保 護 具 手 袋 手 甲 などをつけている 例 : 化 学 防 護 服 やウェットスーツを 着 ている 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 1 拘 束 時 間 の 連 続 長 時 間 続 けて 作 業 すること 例 : 作 業 空 間 に 入 ると 一 段 落 するまで 止 められない 自 己 判 断 で 休 憩 が 取 れないこと 例 :チームで 連 携 しながら 作 業 をしている 2 飲 料 ( 水 分 塩 分 )の 摂 取 しにくい 作 業 飲 料 を 取 得 できないこと 例 : 必 要 な 量 の 飲 料 を 持 ち 歩 くことができない 飲 料 が 摂 取 できないこと 例 : 有 害 化 学 物 質 を 使 用 するので 飲 食 は 禁 止 されている 3 不 十 分 な 休 憩 場 所 安 静 を 確 保 できないこと 例 : 休 憩 場 所 に 背 もたれのある 椅 子 がない 飲 水 をしにくいこと 例 : 給 水 設 備 が 足 りない 水 筒 を 保 管 できない 体 温 を 冷 却 しにくいこと 例 : 空 調 の 効 きが 悪 い 扇 風 機 の 効 きが 悪 い 4 不 十 分 な 管 理 体 制 体 調 を 尋 ねていないこと 例 : 監 督 者 が 作 業 前 に 体 調 を 尋 ねていない 監 視 をしていないこと 例 : 一 人 作 業 である 監 督 者 が 巡 回 していない 教 育 をしていないこと 例 : 熱 中 症 予 防 の 教 育 が 実 施 されていない 事 例 が 報 告 されていないこと 例 : 熱 中 症 を 疑 う 事 例 を 把 握 し 報 告 する 仕 組 みがない 実 際 の 現 場 において 暑 熱 な 環 境 は 日 々 刻 々と 変 化 するものも 多 い また 職 場 内 の 場 所 によって 異 なるものも 多 い 熱 中 症 を 予 防 する 指 標 として 国 際 的 に 使 用 されている WBGT(wet bulb globe tempereture 湿 球 黒 球 温 度 指 標 )は その 推 定 値 が 環 境 省 熱 中 9

15 症 予 防 情 報 サイト( 公 表 されているが 職 場 ごとに 暑 熱 環 境 が 異 なるので 直 接 測 定 することが 望 ましい (3) リスクの 見 積 り リスクの 見 積 りは 特 定 したそれぞれのハザードについて 定 量 的 に 実 施 することが 望 ましい しかし 実 際 には 現 場 で 正 確 に 測 定 するための 適 当 な 手 法 が 存 在 しないなどの 理 由 から 見 積 りが 難 しいハザードもある また 非 常 に 多 くのハザードが 関 係 することから すべてについ て 見 積 りを 行 うことは 困 難 である したがって 本 マニュアルでは いくつかの 重 要 なかつレ ベル 分 けが 可 能 な 要 因 に 注 目 してリスクを 見 積 もり 全 体 のリスクを 評 価 することとした( 表 Ⅱ- 2) 表 Ⅱ- 2 本 マニュアルでリスクの 見 積 りをするために 採 用 した 指 標 1. 暑 熱 環 境 WBGT 気 温 相 対 湿 度 2. 作 業 強 度 注 ) メッツ(METs) 動 作 強 度 (Af) エネルギー 代 謝 率 (RMR) 作 業 強 度 比 較 表 ( 筋 力 取 扱 い 重 量 階 段 昇 降 回 数 移 動 距 離 動 作 速 度 繰 り 返 し 頻 度 最 大 心 拍 数 METs 時 ) 3. 衣 服 装 備 通 気 性 の 低 さ 透 湿 性 の 低 さ 安 全 衛 生 保 護 具 ( 冷 却 用 のものを 除 く)の 着 用 注 ) 作 業 強 度 に 関 する 各 指 標 の 定 義 は 次 のとおり METs = 運 動 時 のエネルギー 消 費 量 / 安 静 時 のエネルギー 消 費 量 Af = 運 動 時 のエネルギー 消 費 量 / 基 礎 代 謝 量 RMR =( 運 動 時 のエネルギー 消 費 量 - 安 静 時 のエネルギー 消 費 量 )/ 基 礎 代 謝 量 また 安 静 時 代 謝 量 が 基 礎 代 謝 量 の 1.2 倍 と 仮 定 した 場 合 の 換 算 式 は 次 のとおり METs = RMR / = Af / 1.2 = %VO 2 max( 最 大 心 拍 数 / 安 静 時 心 拍 数 - 1)+1(エアロビックな 活 動 である 場 合 ) リスクの 見 積 りは 次 の 手 順 で 行 う 1 暑 熱 環 境 のリスク(EL)の 見 積 り 2 作 業 強 度 のリスク(ML)の 見 積 り 3 衣 服 装 備 のリスク(IL)の 見 積 り 4 作 業 強 度 と 衣 服 装 備 のリスクの 見 積 り 5 総 合 リスク(RL)の 評 価 6 残 留 リスクの 修 正 10

16 1 暑 熱 環 境 のリスク(EL)の 見 積 り 暑 熱 環 境 のリスクの 見 積 りは WBGT を 測 定 している 場 合 気 温 と 湿 度 のみ 測 定 している 場 合 気 温 のみ 測 定 している 場 合 に 分 かれる リスクアセスメントの 精 度 は 前 者 ほど 高 い 本 リスクアセスメントでは WBGT を 測 定 することによるリスクの 見 積 りを 原 則 とし それ が 不 可 能 な 場 合 は 気 温 と 湿 度 による 方 法 で 行 い それも 不 可 能 な 場 合 はやむを 得 ず 気 温 のみに よる 方 法 で 行 う a.wbgt を 測 定 している 場 合 作 業 時 間 中 で 最 も 暑 い 時 間 帯 の WBGT を 測 定 し 表 Ⅱ-3により EL1 から EL4 まで 4 段 階 でレベル 分 けする 熱 源 がある 屋 内 作 業 のように 気 温 の 日 間 変 動 が 少 ない 場 合 は 最 も 暑 くなる 時 間 帯 に 測 定 した WBGT を 用 いる 屋 外 作 業 のように 気 温 が 毎 日 変 わる 場 合 は 環 境 省 熱 中 症 予 防 情 報 ( 職 場 に 最 も 近 い 地 点 での WBGT 値 を 確 認 し ある 時 刻 に 職 場 で WBGT を 測 定 した 結 果 と 予 防 情 報 に よる 値 との 差 を 考 慮 して WBGT 推 定 値 を 求 め その 中 で 一 日 のうちで 最 も 高 い 値 となっ たものを 用 いる また WBGT 値 は WBGT 測 定 器 を 使 用 するか 又 は 次 の 式 によって 算 出 する こ こで 自 然 湿 球 温 度 とは 濡 れたガーゼで 覆 った 温 度 計 を 日 陰 を 作 らない 環 境 下 で 送 風 せず に 測 定 した 値 のことである また 黒 球 温 度 とは つや 消 しした 中 空 の 黒 球 の 中 心 で 測 定 し た 値 のことである 屋 外 で 太 陽 照 射 のある 場 合 WBGT 値 = 0.7 自 然 湿 球 温 度 黒 球 温 度 乾 球 温 度 屋 内 の 場 合 及 び 屋 外 で 太 陽 照 射 のない 場 合 WBGT 値 = 0.7 自 然 湿 球 温 度 黒 球 温 度 表 Ⅱ- 3 WBGT 値 による 暑 熱 環 境 のレベル 分 け 暑 熱 環 境 レベル EL1 EL2 EL3 EL4 WBGT 値 25 未 満 25 以 上 28 未 満 28 以 上 31 未 満 31 以 上 b. 気 温 と 湿 度 を 測 定 している 場 合 WBGT を 測 定 していなくても 気 温 と 湿 度 を 測 定 している 場 合 は 表 Ⅱ-4により 気 温 と 湿 度 から EL を 求 める たとえば 気 温 30 で 湿 度 60%の 場 合 は EL2 となる 気 温 29 で 湿 度 75%の 場 合 は EL3 となる なお 職 場 が 屋 外 で 太 陽 光 の 直 射 がある 場 合 又 は 炉 や 高 温 物 体 がある 場 合 は 表 Ⅱ- 4 から 求 めた EL を 1 段 階 を 上 げる たとえば 屋 外 で 直 射 日 光 を 受 け 気 温 30 で 湿 度 60%の 場 合 は EL2 ではなく1 段 階 上 げ EL3 とする 11

17 表 Ⅱ- 4 気 温 と 相 対 湿 度 による 暑 熱 環 境 のレベル 分 けの 推 定 縦 軸 : 気 温 ( ) 横 軸 : 相 対 湿 度 (%) 1 ~ 4 は EL1 ~ EL4 を 意 味 する ( 日 本 生 気 象 学 会 日 常 生 活 における 熱 中 症 予 防 指 針 Ver を 改 変 ) c. 気 温 のみを 測 定 している 場 合 気 温 のみを 測 定 している 場 合 は 表 Ⅱ-5により EL1 から EL4 まで 4 段 階 でレベル 分 け する ただし 気 温 のみの 測 定 でリスクを 評 価 し 総 合 リスク(RL)がⅣ 以 上 となった 場 合 は WBGT を 測 定 して リスクの 再 評 価 を 行 うことが 望 ましい 表 Ⅱ- 5 気 温 のみによる 暑 熱 環 境 のレベル 分 け 暑 熱 環 境 レベル EL1 EL2 EL3 EL4 気 温 28 未 満 28 以 上 31 未 満 31 以 上 34 未 満 34 以 上 2 作 業 強 度 リスク(ML)の 見 積 り 業 務 の 中 で 最 も 主 要 となる 作 業 について 作 業 強 度 リスクを 見 積 もる 作 業 強 度 の 大 きさは 表 Ⅱ-6により ML1 から ML5 まで 5 段 階 でレベル 分 けする 12

18 Ⅱ- 6 作 業 強 度 のレベル 分 け 作 業 強 度 レベル ML1 ML2 ML3 ML4 ML5 作 業 内 容 の 例 座 作 業 ( 平 均 して 2METs 程 度 の 身 体 負 荷 の 場 合 RMR=1.2) 歩 行 程 度 の 作 業 ( 平 均 して 2METs 以 上 の 身 体 負 荷 の 場 合 RMR=1.2) 速 歩 程 度 の 作 業 ( 平 均 して 4METs 以 上 の 身 体 負 荷 の 場 合 RMR=3.6) 階 段 昇 降 程 度 の 作 業 ( 平 均 して 6METs 以 上 の 身 体 負 荷 の 場 合 RMR=6.0) 途 中 で 会 話 ができない 作 業 ( 平 均 して 8METs 以 上 の 身 体 負 荷 の 場 合 RMR=8.4) 3 衣 服 装 備 リスク(IL)の 見 積 り 衣 服 装 備 リスクの 見 積 りは 表 Ⅱ-7により IL1 から IL5 まで 5 段 階 でレベル 分 けする いわゆる 吸 汗 速 乾 の 衣 服 である 場 合 は 長 そでであっても IL1 としてよい 呼 吸 用 保 護 具 や 手 袋 を 使 用 している 場 合 や 首 元 を 塞 ぐタオルを 巻 いている 場 合 はレベルを1つ 上 げる なお 冷 媒 等 を 使 用 した 熱 中 症 予 防 対 策 用 の 保 護 具 を 着 用 していても 衣 服 装 備 レベルは 変 更 しない 表 Ⅱ- 7 衣 服 装 備 のレベル 分 け 衣 服 装 備 レベル IL 1 IL 2 IL 3 IL 4 IL 5 衣 服 装 備 の 例 薄 手 の 半 そで 作 業 着 と 長 ズボンに 相 当 する 衣 服 ( 夏 期 に 使 用 する 軽 装 の 作 業 着 ) 薄 手 の 長 そで 作 業 着 と 長 ズボンに 相 当 する 衣 服 ( 夏 期 に 使 用 する 一 般 の 作 業 着 ) 厚 手 の 長 そで 上 着 と 長 ズボンに 相 当 する 衣 服 ( 背 広 での 正 装 と 同 等 の 衣 服 ) 水 蒸 気 を 通 す 素 材 の 化 学 防 護 服 水 蒸 気 を 通 さない 素 材 の 化 学 防 護 服 4 作 業 強 度 と 衣 服 装 備 を 組 み 合 わせたリスクの 見 積 り 作 業 強 度 レベル(ML)と 衣 服 装 備 レベル(IL)から 両 者 を 組 み 合 わせたリスクの 見 積 りは 表 Ⅱ-8により 1 ~ 5 の 5 段 階 でレベル 分 けする 表 Ⅱ- 8 作 業 強 度 衣 服 装 備 のレベル 衣 服 装 備 レベル 作 業 強 度 レベル ML1 ML2 ML3 ML4 ML5 IL IL IL IL IL

19 5 総 合 リスク(RL)の 評 価 暑 熱 環 境 レベルと 作 業 強 度 衣 服 装 備 レベルとを 組 み 合 わせて 表 Ⅱ-9により 総 合 的 な リスクを 評 価 する なお 職 場 や 作 業 の 条 件 として 次 の 事 項 が 存 在 する 場 合 には 総 合 リスク を 1 段 階 上 げる ⅰ) 暑 熱 な 作 業 を 直 前 の 1 週 間 以 上 実 施 していなかった 場 合 ⅱ)1 時 間 を 超 える 連 続 作 業 で 作 業 者 が 自 らの 判 断 で 小 休 止 を 取 ることができない 場 合 ⅲ) 職 場 に 水 分 塩 分 (ナトリウム)が 準 備 されていない 場 合 それぞれのレベルは 次 のようなリスクであることを 意 味 する 総 合 リスク(RL)Ⅰ = 些 細 なリスク 総 合 リスク(RL)Ⅱ = 軽 度 のリスク 総 合 リスク(RL)Ⅲ = 中 程 度 のリスク 総 合 リスク(RL)Ⅳ = 大 きなリスク 総 合 リスク(RL)Ⅴ = 非 常 に 大 きなリスク 表 Ⅱ- 9 総 合 リスクの 評 価 作 業 強 度 衣 服 装 備 レベル 暑 熱 環 境 レベル EL1 EL2 EL3 EL4 1 Ⅰ Ⅰ Ⅱ Ⅲ 2 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ 3 Ⅱ Ⅲ Ⅳ Ⅴ 4 Ⅲ Ⅳ Ⅴ Ⅴ 5 Ⅴ Ⅴ Ⅴ Ⅴ 14

20 2.リスク 低 減 措 置 リスク 低 減 措 置 の 方 法 として 危 険 性 又 は 有 害 性 等 の 調 査 等 に 関 する 指 針 では 法 令 に 定 められた 事 項 がある 場 合 にはそれを 必 ず 実 施 するとともに 次 に 掲 げる 優 先 順 位 でリスク 低 減 措 置 内 容 を 検 討 の 上 実 施 するものとするとされている ア 危 険 な 作 業 の 廃 止 変 更 等 設 計 や 計 画 の 段 階 から 労 働 者 の 就 業 に 係 る 危 険 性 又 は 有 害 性 を 除 去 又 は 低 減 する 措 置 イ インターロック 局 所 排 気 装 置 等 の 設 置 等 の 工 学 的 対 策 ウ マニュアルの 整 備 等 の 管 理 的 対 策 エ 個 人 用 保 護 具 の 使 用 ただし このマニュアルでは (1) 暑 熱 環 境 レベル (2) 作 業 強 度 レベル (3) 衣 服 装 備 レ ベル (4) 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 (1 暑 熱 作 業 への 順 化 2 自 らの 判 断 での 小 休 止 3 水 分 塩 分 摂 取 の 容 易 さ)の4 要 素 に 限 定 して 熱 中 症 のリスク 評 価 を 行 うこととしている 従 っ て これらの4 要 素 が 改 善 されればリスクレベルが 低 減 されるが この4 要 素 以 外 の 改 善 を 行 ってもリスクレベルは 低 減 されないということになる しかし4 要 素 以 外 の 要 素 に 対 する 対 策 を 併 せて 行 うことが 熱 中 症 の 発 症 の 予 防 や 重 症 化 を 防 ぐ 上 でも 重 要 である このため 熱 中 症 予 防 対 策 に 関 しては 本 マニュアルのリスクレベルが 低 減 できるかどうかのみに 着 目 するので はなく 総 合 的 に 安 全 衛 生 管 理 を 行 う 観 点 から 実 施 項 目 を 検 討 する 必 要 がある (1) 暑 熱 環 境 レベルの 改 善 作 業 場 所 の WBGT 値 を 低 減 することで 暑 熱 環 境 レベルを 改 善 する WBGT 値 は 気 温 湿 度 輻 射 熱 ( 黒 球 温 度 ) 風 速 の4つの 要 素 で 決 まるため これらの 値 をいかに 低 減 させる かが 重 要 である 1 熱 源 の 除 去 熱 中 症 の 最 も 根 本 的 な 対 策 は 暑 さの 原 因 となる 熱 源 を 取 り 除 くことである 職 場 にあ るあらゆる 熱 源 を 洗 い 出 し それが 除 去 できるかを 検 討 する 屋 内 作 業 の 場 合 は 熱 を 発 生 する 設 備 のエネルギーを 生 産 活 動 に 影 響 しない 範 囲 でで きるだけ 落 とす 電 気 炉 などの 大 きい 熱 源 はもちろんのこと 使 用 していない 機 器 の 電 源 をできるだけ 落 とす 照 明 器 具 についても 白 熱 灯 やハロゲンランプから エネルギー 変 換 効 率 のよい LED 電 球 やメタルハライドランプに 交 換 するなどの 対 策 も 有 効 である 2 輻 射 熱 放 射 熱 の 遮 断 熱 の 伝 播 を 防 ぐために 熱 源 を 遮 蔽 する 対 策 である 加 熱 炉 や 溶 融 金 属 が 熱 源 の 場 合 は 輻 射 熱 を 防 ぐため 反 射 性 や 断 熱 性 の 高 い 素 材 で 作 成 した 遮 蔽 板 で 熱 源 を 囲 い 込 む 熱 源 を 囲 い 込 めない 場 合 は 労 働 者 の 周 辺 を 遮 蔽 板 で 囲 み 輻 射 熱 を 防 ぐ 熱 源 もしくは 労 働 者 を 囲 う 場 合 断 熱 材 の 囲 いは 隙 間 をなくし 熱 源 のある 内 部 の 状 況 を 観 察 するための 窓 も 作 業 に 支 障 が 出 ない 範 囲 で 小 さくする 熱 源 を 入 れている 容 器 の 外 側 を 冷 やすことで 輻 射 熱 を 抑 えることができる その 際 は 水 冷 もしくは 空 冷 式 の 熱 交 換 器 等 を 活 用 する 空 冷 式 を 採 用 する 場 合 は 循 環 させる 空 気 の 排 気 口 を 屋 外 に 設 置 し 作 業 場 所 の 暑 熱 環 境 に 影 響 を 与 えないようにする 太 陽 光 に 対 する 遮 蔽 については 屋 外 作 業 では 屋 根 を 設 けたり テントを 張 ったりして 15

21 日 陰 を 確 保 する 室 内 での 太 陽 光 対 策 としては ガラス 窓 に 遮 熱 フィルムを 貼 ったり( 図 Ⅱ- 2) カーテンを 取 り 付 けて 太 陽 光 を 遮 蔽 する また 屋 根 や 外 壁 が 太 陽 光 により 暖 め られて 輻 射 熱 の 影 響 が 出 るときは 屋 根 に 散 水 する 外 壁 の 塗 装 に 遮 熱 塗 料 を 用 いるこ とで 一 定 の 効 果 を 上 げることができる 図 Ⅱ- 2 窓 ガラスへの 遮 熱 フィルム 貼 付 日 中 の 屋 外 作 業 では 道 路 路 面 や 作 業 場 所 の 地 面 が 太 陽 光 を 受 け 熱 を 帯 び その 輻 射 熱 が 作 業 場 に 影 響 を 与 えるため 散 水 などで 冷 却 するなどの 措 置 を 講 じる ただし 散 水 し た 水 の 気 化 熱 を 利 用 しているため 高 湿 度 環 境 では 効 果 が 薄 く また 湿 度 が 上 がる ので 風 通 しの 悪 いところ では 逆 効 果 になることがあり 注 意 が 必 要 である 3 空 調 の 利 用 暑 熱 環 境 をクーラーや 除 湿 機 送 風 機 を 用 いて 改 善 する 方 法 である 熱 中 症 のリスクア セスメントでは 暑 熱 環 境 レベルとしてWBGTを 活 用 しているが 空 調 の 利 用 は 直 接 的 に 暑 熱 環 境 レベルを 改 善 する 事 務 室 内 の 作 業 では 空 調 を 活 用 し 室 温 が 28 を 超 えないように 管 理 する 工 場 建 屋 内 のように 空 間 が 広 い 場 合 は 工 場 の 運 転 ( 操 業 ) 機 器 を 一 部 屋 にまとめ 運 転 室 をつくり 局 所 的 に 空 調 を 活 用 する 労 働 者 が 頻 繁 に 移 動 する 位 置 には 冷 風 の 吹 き 出 し 口 や スポットクーラーを 設 置 したりする なお エアコンの 室 外 機 やスポットクーラ ーの 排 気 口 からの 熱 風 が 労 働 者 に 当 たらないように 向 きや 置 場 を 検 討 する またエアコンは 外 気 温 が 一 定 の 温 度 を 超 えると エアコン 自 身 の 安 全 スイッチが 働 き 稼 働 しなくなることがあるので 注 意 が 必 要 である 送 風 機 は 作 業 場 に 気 流 を 作 り 汗 を 蒸 発 させて 体 温 を 下 げる 効 果 がある しかし 温 度 が 体 温 を 超 えるような 状 況 での 送 風 機 の 使 用 は 暑 さを 助 長 することがあるので 注 意 が 必 要 である また 労 働 者 と 送 風 機 の 間 に 熱 源 となるものがないように 送 風 機 の 配 置 場 所 を 検 討 する 必 要 がある ミスト 発 生 装 置 を 取 り 付 けた 送 風 機 (ミストファン)はミストを 蒸 発 させその 気 化 熱 を 利 用 して 温 度 を 下 げる 効 果 があり 工 場 建 屋 内 や 屋 外 作 業 で 利 用 されている ただし 湿 度 を 上 げることになるので 風 通 しの 悪 いところ での 使 用 は 逆 効 果 になることがあり 16

22 注 意 が 必 要 である 4 作 業 の 中 止 暑 熱 作 業 以 外 への 変 更 屋 内 作 業 では1 日 の 温 度 変 化 がない 場 合 が 多 く 作 業 を 行 う 時 間 帯 を 考 慮 し 暑 熱 作 業 を 避 けることは 容 易 ではない しかし 屋 外 作 業 では 熱 源 は 太 陽 ( 直 射 日 光 )が 対 象 にな り 日 中 の WBGT 値 が 高 い 時 間 帯 を 避 けることが 比 較 的 可 能 である そのため サマータ イムを 導 入 し 日 中 の 作 業 を 避 け 朝 や 夕 方 に 作 業 を 行 ったり 作 業 工 程 を 見 直 して 屋 外 作 業 を 夏 季 以 外 の 時 期 に 実 施 できないか 検 討 する( 図 Ⅱ- 3) 図 Ⅱ- 3 日 中 の 時 間 帯 を 避 ける 5 作 業 位 置 熱 源 の 除 去 対 策 が 取 れない 場 合 輻 射 熱 の 影 響 を 避 けるため 遠 隔 操 作 で 作 業 を 行 うな ど 作 業 位 置 は 熱 源 からできるだけ 離 れた 場 所 又 は 熱 源 との 間 に 反 射 性 や 断 熱 性 の 高 い 素 材 で 作 られた 断 熱 板 を 設 置 してある 場 所 を 選 ぶ 大 きな 熱 源 がある 工 場 建 屋 では 熱 の 対 流 の 関 係 で 上 層 階 の 暑 熱 環 境 が 悪 化 することがある このため 熱 源 と 同 じ 又 は 熱 源 より 下 の 階 層 を 作 業 場 として 利 用 できないか 検 討 する どうしても 上 層 階 で 作 業 する 場 合 は 開 放 できる 窓 扉 を 開 け 熱 を 外 に 逃 がすか 空 調 を 利 用 する 太 陽 光 を 受 ける 屋 外 作 業 の 場 合 は 時 間 によって 太 陽 の 位 置 が 変 化 するので 時 間 帯 に 応 じて 直 射 日 光 を 受 けない 作 業 場 所 を 選 ぶ (2) 作 業 強 度 レベルの 改 善 作 業 の 強 度 を 低 減 させることで 作 業 強 度 レベルを 改 善 する 特 に 熱 中 症 が 多 発 する 夏 季 の 日 中 の 時 間 帯 に 作 業 強 度 の 激 しい 作 業 を 組 まないよう 作 業 計 画 の 段 階 から 検 討 する 作 業 強 度 を 下 げる 対 策 としては 作 業 の 自 動 化 や 人 力 に 頼 らざるを 得 ない 場 合 は 作 業 強 度 の 高 い 作 業 の 省 力 化 がある 例 えば 重 量 物 の 持 ち 上 げ 運 搬 作 業 では 機 械 化 によるサポートや 昇 降 台 車 を 活 用 したり 運 ぶ 人 数 を 増 やしたりするなどの 対 策 を 検 討 する( 図 Ⅱ- 4) 強 度 の 高 い 作 業 が 特 定 の 人 に 偏 らないよう 留 意 したり 一 人 ひとりの 作 業 時 間 を 短 くする 配 慮 も 必 要 となる なお 身 長 差 があると 低 い 人 に 重 量 の 7 割 以 上 の 負 担 がかかるので 2 人 で 作 業 を 行 う 場 合 身 長 差 がないようにする( 参 考 高 年 齢 労 働 者 のための 職 場 づくり ) 17

23 図 Ⅱ- 4 作 業 強 度 を 下 げる 例 (3) 衣 服 装 備 レベルの 改 善 衣 服 や 保 護 具 等 の 装 備 は 輻 射 熱 などの 暑 熱 環 境 ややけどなどの 危 険 有 害 要 因 から 身 体 を 守 るために 利 用 されるが 反 面 透 湿 性 や 通 気 性 が 悪 くなり 汗 の 蒸 発 を 抑 制 するため 暑 熱 リス クを 高 めることになる 最 近 は 身 体 を 冷 却 するなど 暑 熱 作 業 を 改 善 するための 服 装 や 保 護 具 などの 熱 中 症 対 策 製 品 も 利 用 されてきているが 改 善 効 果 が 定 量 的 に 評 価 できていないため 本 マニュアルではこれ らの 熱 中 症 対 策 製 品 はリスクの 見 積 りを 行 う 対 象 には 含 めず 残 留 リスク 対 策 として 取 り 上 げた 衣 服 装 備 リスクの 見 積 りを 改 善 するには 半 そでの 作 業 着 や 透 湿 性 及 び 通 気 性 の 良 い 素 材 の 衣 服 を 着 用 する 服 装 は 透 湿 性 通 気 性 の 良 いものを 選 択 することが 必 要 だが 作 業 の 種 類 によっては 化 学 物 質 取 扱 い 作 業 炉 前 作 業 など 暑 熱 以 外 の 危 険 有 害 要 因 から 労 働 者 を 守 る 必 要 があるので 総 合 的 にリスクを 評 価 し 服 装 を 選 択 していくことが 必 要 である (4) 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 の 改 善 1 暑 さへの 順 化 2 自 らの 判 断 での 小 休 止 3 水 分 塩 分 摂 取 の 容 易 さ これらの 要 素 がない 場 合 熱 中 症 のリスクの 見 積 もりの 際 に 総 合 リスク 評 価 を1 段 階 上 げる ことになる したがって これらの 点 も 対 応 する 必 要 がある 1 暑 さへの 順 化 ( 慣 れ)の 獲 得 人 間 は 体 温 を 調 節 するために 汗 腺 で 産 生 した 汗 を 皮 膚 表 面 ににじみ 出 させる 暑 熱 な 環 境 や 作 業 に 慣 れていない 場 合 は 発 汗 が 始 まる 時 期 が 遅 れ 汗 腺 のうち 一 部 は 発 汗 で きず 汗 に 含 まれるナトリウムの 濃 度 が 高 くなる 傾 向 がある 暑 熱 な 環 境 や 作 業 に 慣 れて くると 早 めに 大 量 の 汗 をかくことができるようになり 体 温 を 調 節 しやすくなる 大 量 の 汗 をかくと 水 分 とナトリウムをより 多 く 失 うことになるので それに 見 合 った 水 分 塩 分 を 摂 取 する 習 慣 を 獲 得 することもできるようになる 暑 さへの 慣 れ( 順 化 )の 有 無 が 熱 中 症 の 発 生 リスクに 大 きく 影 響 することから 計 画 的 18

24 に 暑 さへの 順 化 期 間 ( 暑 さに 慣 れ その 環 境 に 適 応 する 期 間 )を 設 けることが 望 ましい 順 化 期 間 中 は 特 に 労 働 者 の 体 調 に 配 慮 して 暑 熱 時 間 帯 を 避 けたり 一 連 続 作 業 時 間 を 短 くする 作 業 強 度 の 高 い 作 業 を 避 けるなどの 配 慮 が 必 要 である なお 労 働 者 の 順 化 の 程 度 や 体 調 当 日 の 暑 熱 環 境 の 状 況 など 多 くの 要 因 がかかわっており 一 律 に 順 化 期 間 中 の 作 業 内 容 や 時 間 等 を 決 めることはできない 暑 さに 順 化 するためには 7 日 以 上 かけて 暑 熱 作 業 に 従 事 する 時 間 を 次 第 に 長 くしてい く 暑 さへ 順 化 すると 暑 さを 感 じてすぐに 汗 をかけるようになったり 効 率 的 に 体 温 を 下 げられるよう 血 流 を 増 やしたりと 暑 さに 対 抗 できるよう 身 体 が 体 温 調 節 の 準 備 を 整 え られるので 熱 中 症 のリスクを 下 げることができる 図 Ⅱ- 5 総 務 省 消 防 庁 平 成 26 年 熱 中 症 による 救 急 搬 送 状 況 ( 週 別 推 移 ) 梅 雨 明 けの 急 激 に 気 温 が 上 昇 した 時 に 熱 中 症 が 多 発 することが 知 られている( 図 Ⅱ- 5) 梅 雨 明 け 直 後 は 作 業 負 荷 を 減 らし 普 段 よりこまめに 休 憩 を 取 らせて 水 分 塩 分 を 補 給 させるとともに 涼 しい 休 憩 所 などで 深 部 体 温 を 低 下 させるなどの 配 慮 が 必 要 であ る また お 盆 休 み 明 けにも 熱 中 症 が 増 加 する 傾 向 がある これは お 盆 休 みで 数 日 間 暑 熱 作 業 から 離 れることで 暑 さへの 順 化 が 喪 失 してしまうためである お 盆 休 み 明 けにも 梅 雨 明 けと 同 様 な 作 業 管 理 の 配 慮 が 必 要 である さらに ゴールデンウィーク 明 けの 急 激 な 気 温 の 上 昇 残 暑 のぶり 返 し 等 でも 暑 さへの 順 化 がない あるいは 喪 失 していること があるので 同 じ 配 慮 が 必 要 である 日 常 生 活 で 暑 さへの 順 化 をさせるには 入 浴 時 の 半 身 浴 やサウナで 汗 をかくだけでも 効 果 がある しかし じっとしているだけでは 順 化 に 時 間 がかかるため 軽 い 運 動 (ウォー キング ジョギング 自 転 車 等 の 汗 をかく 運 動 )を 組 み 合 わせると 1 週 間 程 度 で 暑 さへ の 順 化 ができる 梅 雨 の 間 はシャワーで 済 ませず 浴 槽 につかってしっかり 汗 をかくように 心 がける 日 ごろからウォーキングなどで 汗 をかく 習 慣 を 身 につけて 暑 さへの 順 化 をして いれば 夏 の 暑 さにも 対 抗 しやすくなり 熱 中 症 にもかかりにくくなる 19

25 2 自 らの 判 断 での 小 休 止 1 時 間 を 超 える 連 続 作 業 で 労 働 者 自 らの 判 断 で 小 休 止 を 取 ることができない 場 合 熱 中 症 の 総 合 リスク 評 価 を1 段 階 上 げる 暑 熱 への 順 化 の 程 度 や 体 調 は 労 働 者 ごとに 異 なるため 労 働 者 が 自 らの 判 断 で 小 休 止 を とれるようにルールを 定 めたり 休 憩 する 場 所 を 確 保 しておくことが 必 要 である ただし 炉 などの 熱 源 のある 製 造 業 では 一 般 の 環 境 より 高 温 多 湿 な 場 所 で 作 業 を 行 う こと 作 業 する 人 の 体 調 に 合 わせて 休 憩 をとりにくいこと 長 時 間 身 体 を 動 かすことなど により 熱 中 症 が 発 生 しやすい 職 場 環 境 となっている このため 作 業 の 休 止 時 間 及 び 休 憩 時 間 を 確 保 し 作 業 を 連 続 して 行 う 時 間 を 短 縮 する 暑 熱 作 業 以 外 の 作 業 を 組 み 合 わせ るなどの 対 策 を 行 っておくことも 必 要 である 作 業 時 間 管 理 として 事 前 に WBGT 予 測 値 に 応 じた 連 続 作 業 時 間 及 び 休 憩 時 間 を 定 め ておき WBGT の 実 測 値 や 高 温 注 意 情 報 等 を 確 認 して 身 体 作 業 強 度 に 応 じた WBGT 基 準 値 を 超 える 場 合 には 適 宜 こまめに 休 憩 時 間 をとるようにして 連 続 作 業 時 間 を 短 縮 するように 見 直 すことが 必 要 である 例 えば WBGT 予 測 値 が 31 を 超 える 場 合 は 作 業 強 度 が 軽 くても 最 大 連 続 作 業 時 間 を 1 時 間 以 内 とし その 後 休 憩 室 ( クールダウンル ーム ) で 体 温 が 回 復 するまでの 間 休 憩 をとることとするなど 作 業 実 態 に 合 わせて 連 続 作 業 時 間 や 休 憩 の 頻 度 や 時 間 を 決 めておくことが 必 要 である 3 水 分 塩 分 摂 取 の 容 易 さ 水 分 塩 分 摂 取 が 自 由 にできない 場 合 も 総 合 リスク 評 価 が1 段 階 上 がることになる 一 般 的 に 人 は1 日 約 2.5lの 水 分 を 体 内 から 失 う( 尿 : 約 1,500ml 呼 気 や 皮 膚 か ら 失 われる 水 分 : 約 900ml 便 : 約 100ml) 体 温 が 上 がると 汗 が 体 表 面 を 濡 らし 気 化 することで 体 温 を 下 げるラジエータのような 働 きをする 暑 熱 作 業 では 1 時 間 に 2l 以 上 の 汗 をかくこともあり 意 識 して 水 分 の 摂 取 を 心 がける 必 要 がある 大 量 の 汗 をかい た 時 は その 分 の 水 分 と 塩 分 を 補 給 しなければならない かいた 汗 の 量 を 知 るためには 作 業 前 後 の 体 重 を 比 較 するとよい( 図 Ⅱ-6) 図 Ⅱ- 6 作 業 前 後 の 体 重 測 定 20

26 大 量 に 汗 をかいた 時 に 水 だけを 飲 むと 血 液 のナトリウム 濃 度 が 下 がり 発 汗 量 に 見 合 った 量 の 水 を 飲 めなくなる( 自 発 的 脱 水 ; 図 Ⅱ-7) 同 時 に 余 分 な 水 分 を 尿 として 排 泄 するため 汗 をかく 前 の 体 液 を 回 復 できなくなり 運 動 能 力 が 低 下 し 体 温 が 上 昇 して 熱 中 症 の 原 因 となる( 熱 痙 攣 等 ) 汗 で 失 われる 塩 分 (ナトリウム)もきちんと 補 給 する ことが 大 切 である 図 Ⅱ- 7 自 発 的 脱 水 ( 大 塚 製 薬 HP から 許 可 を 得 て 引 用 ) 塩 分 の 目 安 は 0.1 ~ 0.2% 程 度 (ナトリウム 量 17 ~ 35mEq 40 ~ 80mg(100ml 中 )) 1lの 水 に 塩 をひとつまみ(1 ~ 2g) 入 れた 食 塩 水 は 職 場 でも 簡 単 に 用 意 できる 飲 みやすく 冷 えたスポーツドリンクを 入 れたポットやジャグを 職 場 の 身 近 に 備 えておくこ とが 勧 められる また ナトリウムは ごま 塩 塩 の 錠 剤 ( 飴 サプリ グミなども 含 む) 梅 干 などからも 摂 取 できる 塩 飴 1 錠 を 舐 めながらコップ 1 杯 の 水 を 飲 むという 方 法 で もよい なお 大 量 の 発 汗 の 時 には スポーツドリンクではナトリウムの 含 有 量 が 少 ないため 十 分 な 水 分 とナトリウムが 吸 収 できないことがある その 場 合 産 業 医 等 の 指 示 のもとで ナトリウムが 多 く 含 まれる 経 口 補 水 液 を 飲 ませる( 表 Ⅱ- 10) 表 Ⅱ- 10 経 口 補 水 液 等 の 成 分 例 Na + 炭 水 化 物 (meq/l) (mg) (g) WHO の 推 奨 する 経 口 補 水 液 60 ~ ~ 市 販 の 経 口 補 水 液 ( 参 考 ) 代 表 的 なアイソトニック 飲 料 ( 参 考 ) 代 表 的 なハイポトニック 飲 料 ( 参 考 ) アイソトニック 飲 料 : 糖 分 の 浸 透 圧 が 安 静 時 の 体 液 と 同 等 の 浸 透 圧 をもつ 飲 料 ハイポトニック 飲 料 : 運 動 時 の 糖 分 の 浸 透 圧 に 近 い 状 態 に 糖 分 が 調 整 された 飲 料 21

27 のどが 渇 いた 口 の 中 が 乾 燥 する 尿 量 の 減 少 体 温 上 昇 脈 拍 が 多 い と 感 じ るのは 脱 水 により 体 重 が 2 ~ 5% 減 少 した 時 である つまり これらの 症 状 を 自 覚 し た 時 には 既 に 脱 水 状 態 になっている 自 覚 症 状 にかかわらず 作 業 開 始 前 と 作 業 中 20 分 くらいごとに 100 ~ 200ml 程 度 の 水 分 とナトリウムを 計 画 的 に 補 給 するのが 熱 中 症 予 防 には 効 果 的 である さらに 労 働 者 の 水 分 とナトリウムの 摂 取 を 確 認 するための 記 録 表 を 作 成 して 作 業 場 内 に 掲 示 し 管 理 監 督 者 などが 作 業 中 に 巡 視 で 確 認 する 冷 えた 水 やスポーツドリンクを 飲 むと 水 分 補 給 だけでなく 深 部 体 温 を 下 げる 効 果 が 期 待 できる ただし 冷 たすぎると 吸 収 が 悪 くなるため 冷 やす 場 合 も 5 ~ 15 とする 表 Ⅱ- 11 水 分 ナトリウム 補 給 のポイント こまめに 水 分 ナトリウム 補 給 ( 作 業 開 始 前 及 び 作 業 中 20 分 毎 に 0.1 ~ 0.2% の 食 塩 水 スポーツドリンクな どを 100 ~ 200ml 程 度 (コップ 1 ~ 2 杯 ) 飲 む) のどが 渇 く 前 に 水 分 ナトリウム 補 給 大 量 の 発 汗 時 は 経 口 補 水 液 も 利 用 (5) その 他 の 熱 中 症 予 防 重 症 化 防 止 のための 対 策 本 マニュアルではリスクの 見 積 りを 行 う 対 象 としていないが 熱 中 症 のリスクを 低 減 させた り 重 症 化 を 防 ぐための 対 策 として 次 のような 対 策 がある 1 休 憩 ( 室 ) 作 業 場 所 又 はその 近 隣 に 休 憩 室 を 設 置 したり 直 射 日 光 や 照 り 返 しを 遮 る 簡 易 な 屋 根 を 備 えた 休 憩 場 所 を 設 置 する 休 憩 室 や 休 憩 場 所 には 冷 房 の 設 置 やスポットクーラー 又 は 大 型 扇 風 機 を 使 用 したり 臥 床 することができる 場 所 や 風 通 しが 良 い 場 所 を 設 けたり 冷 蔵 庫 やクーラーボックスなどに 水 分 及 び 塩 分 の 補 給 を 定 期 的 かつ 容 易 に 行 えるよう 飲 料 水 や 氷 を 用 意 したり 塩 分 の 補 給 のための 塩 飴 や 梅 干 し 等 を 用 意 する 冷 蔵 庫 などにはおし ぼりなどを 入 れておき いつでも 使 えるようにしておく なお 身 体 が 24 未 満 の 涼 し すぎる 空 気 に 直 接 触 れると 皮 膚 表 面 の 血 管 が 縮 んでかえって 熱 の 放 散 がしにくくなるの で 休 憩 室 は 24 から 26 程 度 になるよう 温 度 管 理 に 配 慮 する 休 憩 室 には 身 体 状 況 の 確 認 として 体 温 計 や 体 重 計 脈 拍 計 を 備 えておき 必 要 に 応 じ て 体 調 を 確 認 するようにする また 休 憩 場 所 等 には 受 診 可 能 な 病 院 診 療 所 などの 所 在 地 や 連 絡 先 などを 掲 示 しておき 緊 急 時 に 連 絡 が 容 易 にできるようにしておくことも 必 要 である( 図 Ⅱ- 8 Ⅱ- 9) 22

28 休 憩 室 エアコン 体 温 計 冷 蔵 庫 保 冷 剤 ケース 図 Ⅱ-8 休 憩 室 の 例 屋 外 日 除 け ショーケース 冷 却 スプレー ミストファン 図 Ⅱ-9 屋 外 での 休 憩 場 所 の 例 温 湿 度 計 23

29 2 水 かぶり 暑 い 時 に 水 をかぶり 水 で 身 体 を 冷 やしたり 水 の 気 化 熱 を 利 用 して 体 温 を 下 げることも 有 効 である 可 能 であれば 作 業 場 所 又 はその 近 隣 に 水 風 呂 シャワー 等 の 体 を 適 度 に 冷 や すことのできる 設 備 を 設 置 し 容 易 に 使 用 できるようにしておくと 熱 中 症 予 防 に 効 果 的 で ある( 図 Ⅱ- 10) 図 Ⅱ- 10 シャワー 水 かぶり 3 作 業 前 作 業 中 作 業 後 の 体 調 確 認 声 かけ 睡 眠 不 足 二 日 酔 い 朝 食 を 摂 らなかった 風 邪 による 発 熱 下 痢 などからくる 脱 水 な ど 体 調 不 良 が 熱 中 症 に 悪 影 響 を 与 えることがある このような 時 は 管 理 監 督 者 は 労 働 者 に 正 直 に 申 告 させ 暑 熱 作 業 への 従 事 を 中 止 させるなどの 判 断 を 行 う 管 理 監 督 者 は 労 働 者 の 健 康 状 態 と 水 分 摂 取 の 状 況 を 作 業 開 始 前 や 作 業 中 の 巡 視 を 頻 回 に 行 い 声 をかけるなどをして 確 認 する( 表 Ⅱ- 12 ~ 14 図 Ⅱ- 11) もし 熱 中 症 を 疑 わせる 兆 候 が 現 れた 場 合 においては 速 やかに 作 業 の 中 断 などの 必 要 な 措 置 を 講 じな ければならない 熱 中 症 は 突 然 発 生 することもあるので 普 段 との 体 調 や 行 動 の 違 いに 気 付 くためにも 労 働 者 がお 互 いに 声 をかけ 合 い 体 調 を 伝 え 合 うことも 必 要 である 体 調 のチェックリス トなどを 作 成 することも 有 効 である ( 表 Ⅱ- 15 表 Ⅱ- 16 参 照 )なお 周 囲 に 人 がお らず 1 人 で 作 業 を 行 うことになる 労 働 者 には 入 念 な 事 前 確 認 と 作 業 中 のセルフケアが 必 要 となる 24

30 表 Ⅱ- 12 作 業 前 の 体 調 チェックポイント( 職 場 における 熱 中 症 対 策 マニュアル より 引 用 ) 風 邪 気 味 下 痢 や 嘔 吐 などの 体 調 不 良 ではないか? これらの 体 調 不 良 時 は 体 内 の 水 分 やナトリウムが 喪 失 するため 普 段 よりも 脱 水 状 態 が 著 しくなり 熱 中 症 になりやすい 前 日 に 飲 酒 が 多 くなかったか? 起 床 時 には 普 段 よりも 脱 水 状 態 になっている 朝 食 を 抜 いていないか? 起 床 時 には 既 に 脱 水 状 態 になっているので 暑 熱 労 働 者 は 必 ず 朝 食 を 摂 り 水 分 塩 分 を 補 給 すること 寝 不 足 ではないか? 寝 不 足 は 暑 熱 にさらされた 身 体 の 体 温 コントロールが 難 しく 熱 中 症 に なりやすい 作 業 終 了 後 時 間 が 経 過 してから 発 症 する 事 例 もあるので 作 業 中 だけではなく 作 業 終 了 後 も 体 調 の 確 認 は 必 要 である 体 温 や 体 重 を 確 認 し 回 復 が 遅 い 場 合 は 一 人 にさせない などの 配 慮 が 必 要 である 表 - 13 作 業 中 作 業 終 了 後 の 体 調 チェックポイント 定 期 的 な 水 分 塩 分 (ナトリウム) 補 給 状 況 脈 拍 の 増 加 体 温 の 上 昇 体 重 の 減 少 声 かけの 応 答 状 況 めまい 失 神 筋 肉 痛 筋 肉 の 硬 直 (こむら 返 り) 頭 痛 気 分 の 不 快 吐 き 気 嘔 吐 倦 怠 感 虚 脱 感 意 識 障 害 痙 攣 手 足 の 運 動 障 害 図 Ⅱ- 11 水 分 及 び 塩 分 の 摂 取 確 認 25

31 表 Ⅱ- 14 水 分 塩 分 摂 取 確 認 表 表 Ⅱ- 15 ミネラル 補 給 体 調 のチェックリスト( 体 調 チェック 体 温 記 入 欄 がある) 表 Ⅱ- 16 熱 中 症 予 防 チェックリスト( 朝 食 の 摂 取 など) 26

32 4 健 康 診 断 既 往 歴 による 適 正 配 置 労 働 安 全 衛 生 規 則 において 第 43 条 ( 雇 入 時 の 健 康 診 断 ) 第 44 条 ( 定 期 健 康 診 断 ) 及 び 第 45 条 ( 特 定 業 務 従 事 者 の 健 康 診 断 )に 基 づく 健 康 診 断 の 実 施 が 義 務 付 けられてい る 健 康 診 断 では 熱 中 症 の 発 症 に 影 響 のおそれのある 疾 患 ( 糖 尿 病 高 血 圧 症 心 疾 患 腎 不 全 精 神 疾 患 等 )の 既 往 歴 治 療 状 況 や 現 病 歴 を 確 認 する また 血 糖 検 査 尿 検 査 血 圧 測 定 等 の 結 果 を 確 認 する 必 要 がある 異 常 所 見 があると 判 断 された 場 合 には 労 働 安 全 衛 生 法 の 第 66 条 の 4 及 び 第 66 条 の 5 に 基 づき 産 業 医 や 医 師 の 意 見 を 聴 き 当 該 意 見 を 勘 案 して 必 要 があると 認 めるときには 事 業 者 は 就 業 場 所 の 変 更 や 作 業 の 転 換 作 業 時 間 の 短 縮 等 の 適 切 な 措 置 を 講 じることが 義 務 付 けられている 雇 入 時 の 健 康 診 断 では 暑 熱 作 業 に 就 けることが 可 能 か 否 かを 判 断 する 必 要 がある 重 篤 な 疾 患 などのため 熱 中 症 となる 可 能 性 が 高 いと 判 断 される 労 働 者 は 暑 熱 作 業 には 就 け るべきではない 一 般 健 康 診 断 においても 疾 患 の 状 態 や 検 査 データの 推 移 を 確 認 し 個 々の 当 該 労 働 者 の 熱 中 症 の 発 症 のリスクを 評 価 し 必 要 な 就 業 上 の 配 慮 を 行 う さらに 多 量 の 高 熱 物 体 を 取 り 扱 う 業 務 及 び 著 しく 暑 熱 な 場 所 における 業 務 ( 安 衛 則 第 13 条 第 2 項 イ)に 従 事 する 労 働 者 つまり 暑 熱 作 業 に 従 事 する 労 働 者 は 特 定 業 務 従 事 者 の 健 康 診 断 として 6 月 以 内 ごとに 1 回 一 般 健 康 診 断 の 項 目 を 実 施 することで きめ 細 かい 健 康 管 理 を 行 う 例 えば 糖 尿 病 は 血 糖 値 が 高 い 場 合 に 尿 に 糖 が 漏 れ 出 すことにより 尿 で 失 う 水 分 が 増 加 し 脱 水 状 態 を 生 じやすくなる また 糖 尿 病 になると 自 律 神 経 の 調 整 が 困 難 になり 暑 熱 作 業 において 適 切 な 体 温 調 整 ができないこともある さらに 通 常 のスポーツドリンク は 糖 の 含 有 量 が 高 く 糖 尿 病 を 悪 化 させるため 適 切 な 水 分 塩 分 の 摂 取 ができないこと もある 半 年 に 1 回 の 健 康 診 断 で 糖 尿 病 の 指 標 であるヘモグロビン A1c が 悪 化 してい る 労 働 者 は たとえ 主 治 医 が 暑 熱 作 業 への 就 業 可 の 判 断 が 出 されても 現 場 を 熟 知 し た 産 業 医 や 衛 生 管 理 者 と 協 議 して 適 正 配 置 を 図 るべきである 5 個 人 差 への 配 慮 熱 中 症 を 生 じるリスクには 個 人 要 因 ( 体 型 持 病 等 )が 大 きな 影 響 を 与 える 作 業 場 所 や 作 業 内 容 が 同 じリスクであっても そこで 働 く 労 働 者 の 中 には 熱 中 症 を 発 症 する 者 も いれば 効 果 的 に 汗 を 蒸 発 させることによって 体 温 を 調 節 しながら 職 務 に 従 事 できる 者 も いることがある この 個 人 要 因 には 生 理 的 な 体 温 調 節 に 寄 与 する 脳 の 視 床 下 部 や 自 律 神 経 の 慣 れ( 暑 熱 順 化 ) 身 体 的 な 特 徴 や 疾 病 等 による 体 温 の 上 昇 しやすさ 前 日 からの 食 事 や 体 調 等 による 脱 水 の 生 じやすさ 暑 さを 感 じてからの 行 動 などが 関 わる このため 管 理 監 督 者 は 作 業 開 始 前 作 業 中 の 巡 視 による 労 働 者 の 健 康 状 態 の 確 認 等 を 行 う 際 には 特 に 個 人 差 への 配 慮 を 必 要 とする 労 働 者 の 状 態 に 留 意 する( 表 Ⅱ- 17) (a) 体 型 体 脂 肪 の 多 い 肥 満 者 は 皮 下 脂 肪 が 厚 い 者 と 内 臓 脂 肪 が 多 い 者 に 分 かれる このうち 皮 下 脂 肪 が 厚 い 者 は 体 表 面 の 組 織 が 厚 く 体 内 の 熱 が 体 表 面 に 伝 わって 放 散 される 作 用 が 弱 い 特 に 血 流 の 少 ない 脂 肪 組 織 は 熱 を 伝 えにくく うつ 熱 が 生 じやすい また 体 表 面 での 汗 の 蒸 発 によって 低 下 した 皮 膚 温 により 体 内 が 冷 却 される 作 用 も 弱 く 発 汗 による 効 果 が 減 弱 する さらに 体 重 の 大 きさに 従 って 代 謝 量 が 増 えることから 体 内 27

33 での 熱 の 産 生 量 が 大 きくなる これらのことから 皮 下 脂 肪 の 厚 い 者 をはじめとする 肥 満 者 は 体 温 が 上 昇 しやすく 発 汗 による 脱 水 も 生 じやすい (b) 性 男 性 は 女 性 と 比 べて 筋 肉 が 多 く 実 際 に 筋 肉 を 使 う 運 動 や 業 務 に 従 事 することが 多 いことから 重 症 の 熱 中 症 を 発 症 することが 多 い 一 方 女 性 は 男 性 と 比 べて 皮 下 脂 肪 が 多 いことから 体 内 の 熱 を 体 表 面 から 放 散 させにくいが 代 謝 量 が 小 さいことから 体 内 の 熱 の 産 生 量 は 少 ない また 生 理 周 期 がある 女 性 は 卵 胞 期 から 黄 体 期 に 移 行 する と 体 温 がやや 上 昇 する これらのことから 熱 中 症 のなりやすさに 関 する 男 性 と 女 性 と の 生 理 的 な 差 は 少 ない (c) 年 齢 一 般 に 50 歳 代 以 降 になると 暑 さや 脱 水 に 対 する 脳 の 反 応 が 鈍 くなり 感 覚 も 生 じにくい 暑 さを 感 じても 服 を 脱 いだり 窓 を 開 けて 通 風 を 確 保 したり 扇 風 機 やク ーラーをつけたり 水 分 や 塩 分 を 補 給 したりするといった 行 動 を 取 るのが 遅 れやすい また 高 齢 になるほど 手 足 の 血 流 が 減 少 し 体 重 に 占 める 水 分 の 割 合 は 減 少 すること に 加 え 夜 間 の 排 尿 を 忌 避 して 就 寝 前 の 水 分 補 給 が 不 十 分 になりやすいことから 体 内 の 熱 を 体 表 面 から 放 散 させる 働 きが 弱 くなる これらのことから 高 齢 者 は 熱 中 症 にな りやすい とりわけ 初 めて 暑 熱 作 業 に 従 事 する 高 齢 者 については 十 分 に 発 汗 できな い 場 合 や 脱 水 状 態 でも 自 覚 症 状 に 気 づかなかったり 少 ない 場 合 があるので 十 分 な 水 分 塩 分 の 定 期 的 な 補 給 と こまめな 休 憩 をとり 深 部 体 温 を 低 下 させることを 指 導 する また 若 い 人 は 徹 夜 をしたり 前 夜 に 深 酒 大 酒 を 飲 んだり 朝 食 を 抜 くことがあ るので 日 ごろから 労 働 衛 生 教 育 や 注 意 喚 起 をするとともに 作 業 前 の 健 康 チェックを 必 ず 行 う (d) 疾 病 服 薬 感 染 症 に 罹 患 すると 人 間 は 脳 の 視 床 下 部 が 体 温 を 上 昇 させるように 調 節 することか ら 熱 の 産 生 量 が 大 きくなり 放 散 量 が 少 なくなりやすい 甲 状 腺 機 能 亢 進 症 では 代 謝 が 活 性 化 しており 体 内 で 熱 の 産 生 量 が 大 きくなりやすい 糖 尿 病 や 高 血 圧 などで 動 脈 硬 化 が 進 んでいる 者 や 心 疾 患 のある 者 は 体 内 の 熱 を 体 表 面 に 移 行 させる 働 きのある 血 液 の 循 環 が 障 害 されることから 熱 の 放 散 量 が 少 なくなりやすい さらに 循 環 器 疾 患 精 神 疾 患 内 分 泌 疾 患 腎 疾 患 消 化 器 疾 患 などの 疾 病 によって 食 事 の 制 限 を 行 ってい たり 尿 量 が 増 加 していたりする 者 は 体 温 水 分 塩 分 の 調 節 に 障 害 を 生 じやすい また 広 範 な 皮 膚 疾 患 自 律 神 経 疾 患 等 の 発 汗 の 異 常 を 生 じる 疾 病 発 熱 を 伴 う 疾 患 そ の 他 これらのさまざまな 疾 病 に 罹 患 している 者 は 熱 中 症 になりやすい これらの 疾 患 や 肥 満 等 は 熱 中 症 の 発 症 に 影 響 を 与 えるおそれがあることから 健 康 診 断 の 実 施 異 常 所 見 に 対 する 医 師 等 の 意 見 の 聴 取 当 該 意 見 を 勘 案 した 就 業 場 所 の 変 更 作 業 の 転 換 等 の 適 切 な 措 置 の 徹 底 を 図 る これらの 疾 患 で 治 療 中 等 の 労 働 者 についても 産 業 医 主 治 医 等 の 意 見 を 勘 案 して 同 様 の 措 置 を 講 じるとともに 労 働 者 に 対 しては 熱 中 症 予 防 のため 対 応 が 必 要 であることを 教 示 し 対 応 が 必 要 と 判 断 した 場 合 などには 申 し 出 るよう 指 導 する また 医 薬 品 の 中 には 熱 中 症 を 発 症 しやすくするものがある 高 血 圧 症 や 心 疾 患 は 水 分 及 びナトリウムを 尿 中 に 出 す 作 用 のある 薬 を 内 服 する 場 合 に 脱 水 状 態 を 生 じやす 28

34 い 精 神 神 経 疾 患 は 自 律 神 経 に 影 響 のある 薬 (パーキンソン 病 治 療 薬 抗 てんかん 薬 抗 うつ 薬 抗 不 安 薬 睡 眠 薬 等 )を 内 服 する 場 合 に 発 汗 及 び 体 温 調 整 が 阻 害 されや すい これらの 医 薬 品 を 服 薬 している 場 合 は 服 薬 中 の 労 働 者 と 管 理 監 督 者 の 双 方 が 正 確 に 理 解 するべきである 睡 眠 不 足 体 調 不 良 前 日 等 の 飲 酒 朝 食 の 未 摂 取 等 が 熱 中 症 の 発 症 に 影 響 を 与 える おそれがあることから 日 常 の 健 康 管 理 の 指 導 や 必 要 に 応 じ 産 業 医 等 による 健 康 相 談 を 行 うことが 必 要 である 表 Ⅱ- 17 個 人 差 への 配 慮 を 必 要 とする 疾 病 労 働 者 など 糖 尿 病 血 糖 値 が 高 い 場 合 に 尿 で 失 う 水 分 が 増 加 し 脱 水 状 態 を 生 じやすい また 自 律 神 経 の 調 整 が 困 難 になり 適 切 な 体 温 調 整 ができないこともある さ らに スポーツドリンクは 糖 の 含 有 量 が 高 く 糖 尿 病 を 悪 化 させるため 適 切 な 水 分 塩 分 の 摂 取 ができないこともある 高 血 圧 症 心 疾 患 水 分 ナトリウムを 尿 中 に 出 す 作 用 のある 薬 を 内 服 す る 場 合 に 脱 水 状 態 を 生 じやすい 腎 不 全 塩 分 摂 取 を 制 限 される 場 合 に 塩 分 不 足 になりやすい 精 神 神 経 疾 患 自 律 神 経 に 影 響 のある 薬 (パーキンソン 病 治 療 薬 抗 て んかん 薬 抗 うつ 薬 抗 不 安 薬 睡 眠 薬 等 )を 内 服 する 場 合 に 発 汗 及 び 体 温 調 整 が 阻 害 されやすい 肥 満 者 皮 下 脂 肪 が 厚 い 者 は 体 温 を 放 熱 しづらく 熱 中 症 になりやすい 広 範 囲 の 皮 膚 疾 患 発 汗 が 不 十 分 となる 場 合 がある 感 冒 等 による 発 熱 下 痢 嘔 吐 等 脱 水 になりやすい 寝 不 足 前 日 等 の 飲 酒 朝 食 の 未 摂 取 高 齢 者 初 めて 暑 熱 作 業 に 従 事 する 者 6 生 活 習 慣 上 の 注 意 高 温 多 湿 の 作 業 場 所 で 作 業 を 行 う 労 働 者 については 睡 眠 不 足 体 調 不 良 前 日 の 飲 酒 朝 食 の 未 摂 取 等 が 熱 中 症 の 発 症 に 影 響 を 与 えるおそれがあるため 日 常 の 健 康 管 理 につい て 指 導 を 行 うとともに 必 要 に 応 じて 健 康 相 談 を 行 う 暑 熱 作 業 に 従 事 した 後 の 日 常 生 活 では 多 量 の 発 汗 に 伴 う 活 動 はなるべく 避 けて 十 分 な 食 事 休 養 睡 眠 を 取 って その 日 のうちに 体 温 を 下 げておくことが 重 要 である 特 に 1 日 の 最 低 気 温 が 25 以 上 の 熱 帯 夜 の 場 合 は 寝 室 が 蒸 し 暑 くなるので 翌 日 は 体 温 上 昇 や 前 日 と 比 べて 体 重 減 少 がないか 確 認 する また 入 浴 後 就 寝 前 起 床 時 には 水 分 を 補 給 する 就 寝 中 に 空 調 を 使 用 した 場 合 は 室 内 が 乾 燥 して 皮 膚 や 呼 吸 などから 放 出 する 水 分 量 が 増 加 するので 水 分 は 多 めに 補 給 す るように 指 導 する 夏 は 暑 気 払 いなどでビールなどを 大 量 飲 酒 することがあるが アルコールはその 分 解 29

35 に 水 分 を 使 うことに 加 え 尿 を 多 く 出 す 作 用 ( 利 尿 作 用 )がある 前 日 に 飲 酒 量 が 多 かっ た 時 は 翌 日 の 起 床 時 には 脱 水 状 態 になっており 十 分 な 注 意 が 必 要 である 暑 熱 作 業 の 前 日 にはアルコールを 飲 みすぎないように 心 がけて 飲 酒 後 には 必 ず 水 分 を 補 給 すること が 大 切 である 暑 い 日 が 続 くといわゆる 夏 バテになり 朝 食 を 摂 らない 人 が 増 加 する 傾 向 にある 熱 中 症 となる 危 険 性 がある 作 業 に 従 事 する 予 定 の 人 は 必 ず 水 分 と 塩 分 が 補 給 できる 朝 食 を 摂 ることが 重 要 である また 熱 帯 夜 が 続 くと 寝 苦 しく 寝 不 足 になり 熱 中 症 のリスクが 高 くなる 寝 室 を 適 度 な 温 湿 度 にして 十 分 な 睡 眠 を 取 るように 心 がける 7 作 業 中 の 体 温 測 定 体 重 測 定 心 拍 数 測 定 暑 熱 作 業 に 従 事 する 人 は 作 業 開 始 前 に 心 拍 数 ( 脈 拍 数 )や 体 温 体 重 を 測 定 しておき 休 憩 時 間 などにも 測 定 して その 経 過 を 観 察 する 休 憩 場 所 などに 体 温 計 や 体 重 計 や 体 調 のチェックリストなどを 備 えることで 労 働 者 や 管 理 監 督 者 が 必 要 に 応 じて 労 働 者 の 心 拍 数 や 体 温 体 重 自 覚 症 状 など 身 体 の 状 況 を 確 認 できるように 努 める 脱 水 になると 心 拍 数 及 び 脈 拍 数 が 増 加 する 脈 拍 数 は 指 先 で 脈 拍 数 が 簡 単 に 測 れる 心 拍 計 パルスメーターを 利 用 したり 手 首 ( 橈 骨 動 脈 )や 首 ( 頸 動 脈 )で 脈 拍 を 触 知 して 15 秒 間 計 測 した 数 を 4 倍 (あるいは 10 秒 間 計 測 した 数 を 6 倍 )することで い つでもどこでも 簡 単 に 求 められる 作 業 強 度 のピークの1 分 後 の 心 拍 数 が 120 を 超 える 場 合 は 暑 さへのばく 露 を 止 めさせる また 暑 さに 慣 れていない 人 ではわきの 下 の 温 度 ( 腋 下 温 )で 37.5 ( 舌 下 温 で 38.0 ) を 超 えるような 体 温 の 場 合 は 暑 熱 作 業 は 中 止 させることが 必 要 である なお 大 量 の 発 汗 時 に 腋 下 温 を 測 定 する 際 には 十 分 に 汗 を 拭 きとってから 測 定 を 行 う 休 憩 中 などの 体 温 が 作 業 開 始 前 の 体 温 に 戻 らない 場 合 は 暑 さへのばく 露 を 止 めさせる 身 体 に 接 触 させる 体 温 計 は 個 人 に 専 用 のものがあれば 理 想 的 であるが 他 の 労 働 者 も 使 用 する 場 合 消 毒 用 アルコールを 用 意 して 毎 回 消 毒 する さらに 大 量 の 汗 をかいた 時 は その 分 の 水 分 を 補 給 しなければならない かいた 汗 の 量 を 知 るためには 作 業 前 後 の 体 重 を 比 較 することで 脱 水 の 状 態 を 評 価 することができ 水 分 補 給 の 必 要 な 量 を 知 ることができる 休 憩 時 間 には 汗 で 濡 れた 作 業 服 を 脱 いだ 状 態 で 体 重 を 測 定 する 作 業 開 始 前 より 1.5% を 超 えて 体 重 が 減 少 している 場 合 も 暑 さへ のばく 露 を 止 めさせる 30

36 表 Ⅱ- 18 暑 さへのばく 露 を 止 めることが 必 要 とされている 兆 候 心 機 能 が 正 常 な 労 働 者 については 1 分 間 の 心 拍 数 が 数 分 間 継 続 して 180 か ら 年 齢 を 引 いた 値 を 超 える 場 合 ( 心 拍 数 が(180 - 年 齢 )/ 分 を 超 えて 数 分 間 継 続 する 場 合 ) 作 業 強 度 がピークになった1 分 後 の 心 拍 数 が 120 を 超 える 場 合 作 業 中 の 体 温 が 作 業 開 始 前 より 1 以 上 上 昇 した 場 合 休 憩 中 などの 体 温 が 作 業 開 始 前 の 体 温 に 戻 らない 場 合 作 業 開 始 前 より 1.5% を 超 えて 体 重 が 減 少 している 場 合 急 激 で 激 しい 疲 労 感 悪 心 めまい 意 識 喪 失 などの 症 状 が 発 現 した 場 合 など 8 労 働 衛 生 教 育 熱 中 症 の 発 症 は 他 の 災 害 に 比 較 して 個 々 人 の 心 身 の 健 康 状 態 生 活 習 慣 等 に 左 右 され る 要 素 が 大 きいといわれている この 観 点 から 労 働 衛 生 教 育 が 熱 中 症 のリスク 低 減 対 策 の 重 要 な 要 素 となってくる 熱 中 症 は 暑 熱 環 境 に 対 する 順 化 の 要 素 が 大 きく 6 ~ 7 月 ごろに 急 に 暑 くなった 日 に 多 発 することが 多 いことから 熱 中 症 に 対 する 労 働 衛 生 教 育 を 行 う 時 期 としては 暑 くなる 直 前 で 熱 中 症 に 対 して 労 働 者 の 関 心 が 高 まり しかも 記 憶 に 残 る 4 ~ 5 月 ごろ それも 毎 年 繰 り 返 して 行 うのが 効 果 的 である 実 施 内 容 としては 厚 生 労 働 省 の 職 場 における 労 働 衛 生 対 策 - 熱 中 症 予 防 対 策 や 環 境 省 の 熱 中 症 予 防 情 報 サイト など 多 くの 情 報 があるので それらを 元 に 各 事 業 場 の 作 業 の 状 況 を 考 慮 して 作 成 して 実 施 する とりわけ 熱 中 症 対 策 を 行 っても 残 っている 熱 中 症 発 症 に 関 するリスクに 対 して 各 労 働 者 が 留 意 すべき 点 など それぞれの 事 業 場 固 有 の 内 容 については 十 分 に 周 知 しておくことが 必 要 である 教 育 する 基 本 的 な 内 容 としては 次 のような 項 目 がある (a) 熱 中 症 の 起 こり 方 と 症 状 (b) 熱 中 症 の 発 生 状 況 と 事 例 (c) 熱 中 症 の 予 防 方 法 WBGT の 測 定 評 価 結 果 に 基 づく 対 策 一 連 続 作 業 時 間 と 休 憩 時 間 水 分 及 び 塩 分 の 摂 取 方 法 作 業 場 での 体 温 や 体 重 測 定 と 自 覚 症 状 の 確 認 生 活 習 慣 ( 寝 不 足 朝 食 抜 き 深 酒 等 )への 注 意 など (d) 緊 急 時 の 救 急 措 置 救 急 車 を 呼 ぶ 判 断 基 準 さらにそれぞれの 職 場 において 必 要 な 事 項 について 全 管 理 監 督 者 や 労 働 者 に 対 して 教 育 を 行 う 事 業 場 内 での 熱 中 症 を 予 防 するためには 請 負 作 業 を 行 っている 事 業 者 などにも 協 力 を 求 めることが 望 ましい 同 じ 作 業 場 内 であれば 安 全 衛 生 活 動 を 共 同 して 行 っている 場 合 が 多 いが 工 事 や 輸 送 などの 一 時 的 に 入 構 する 労 働 者 に 対 しては 発 注 者 や 元 方 事 業 者 と 共 通 の 安 全 衛 生 管 理 を 行 うことは 現 実 には 難 しい この 場 合 は 実 施 可 能 な 労 働 衛 生 教 育 を 行 ったり 入 構 時 にチェックリストを 提 示 し 自 己 チェックを 行 ってもらう など 各 社 の 協 力 を 求 めて 安 全 衛 生 管 理 を 実 施 していくことが 必 要 である 31

37 9 救 急 措 置 (a) 緊 急 連 絡 網 の 作 成 周 知 あらかじめ 事 業 場 周 辺 の 病 院 や 診 療 所 などの 所 在 地 や 連 絡 先 を 把 握 するとともに 緊 急 連 絡 網 を 作 成 し 関 係 者 に 周 知 するとともに 休 憩 室 などに 掲 示 しておく (b) 作 業 場 内 での 応 急 処 置 具 体 的 な 救 急 処 置 の 手 順 については 図 Ⅱ -12 熱 中 症 の 救 急 処 置 ( 現 場 での 応 急 処 置 ) に 示 す 図 Ⅱ- 12 熱 中 症 の 救 急 処 置 ( 現 場 での 応 急 処 置 ) ( 厚 生 労 働 省 パンフレット 熱 中 症 を 防 ごう! より 引 用 ) まずは 意 識 を 確 認 する 例 えば 今 日 は 何 月 何 日 ですか 今 は 何 時 ごろですか あ なたの 名 前 は 何 ですか 私 は 誰 ですか ここはどこですか などの 質 問 に 対 して 適 切 な 受 け 答 え ができれば 意 識 は 清 明 である と 判 断 する 1つでも 明 確 に 答 えられなければ 意 識 がおかしい と 判 断 し 重 篤 なⅢ 度 の 熱 中 症 として 扱 う( 図 Ⅱ- 13 熱 中 症 の 症 状 と 分 類 ) 意 識 が 清 明 であっても また 救 急 隊 を 呼 んだ 場 合 でも まずは(ア) 涼 しい 場 所 に 移 し (イ) 脱 衣 と 冷 却 とを 開 始 する 意 識 が 清 明 な 場 合 では 上 記 (ア ) (イ)を 行 いながら 水 分 を 自 分 で 摂 取 できるか どうかを 判 断 する ここで 自 力 で 水 が 飲 めなかったり 吐 き 気 がある あるいは 実 際 32

38 に 胃 の 内 容 物 を 吐 き 出 したりしている 場 合 には 自 力 で 水 分 は 摂 取 できない と 判 断 する この 場 合 には 医 療 機 関 での 点 滴 による 水 分 の 補 給 が 必 要 と 考 え 救 急 隊 の 要 請 を 行 う なお 体 温 が 38 以 上 ありそうな 場 合 や 尿 がしばらく 出 ていない 場 合 心 拍 数 が 100 以 上 ある 場 合 も 医 療 機 関 を 受 診 させる 吐 き 気 嘔 吐 がなく 自 力 で 水 分 を 摂 取 できるなら 塩 分 を 含 んだスポーツドリンク や 経 口 補 水 液 などを 用 いて 水 分 と 塩 分 (ナトリウム)を 与 える なお 応 急 処 置 の 間 は 必 ず 誰 かが 付 き 添 って 傷 病 者 を 見 守 ることが 重 要 である もし 体 調 が 回 復 しない 症 状 が 悪 化 するなどがあれば 医 療 機 関 に 搬 送 する 医 療 機 関 への 搬 送 のために 救 急 車 を 呼 ぶことについては 躊 躇 することはない 少 しでも 言 動 や 意 識 がおかしい 腑 に 落 ちない と 感 じれば 救 急 隊 を 要 請 すべきである また 水 分 を 取 らせた 後 に 嘔 吐 する 恐 れがある 場 合 は 体 と 顔 を 横 に 向 けて 嘔 吐 した 水 分 などが 気 道 (のどから 気 管 )に 流 れ 込 む( 誤 嚥 する)ことがないように 注 意 す る 必 要 がある 図 Ⅱ- 13 熱 中 症 の 症 状 と 分 類 ( 厚 生 労 働 省 パンフレット 熱 中 症 を 防 ごう! より 引 用 ) 3.リスク 低 減 措 置 後 のリスクの 再 評 価 2.リスク 低 減 措 置 を 実 施 したら 再 度 1.リスクの 見 積 り を 実 施 して 総 合 リス クのレベルを 確 認 する リスクの 見 積 りを 実 施 して リスクレベルが 受 容 可 能 なリスクレベル(リスクレベルⅡ 以 下 ) にまで 低 減 できない 場 合 は 原 則 他 の 対 策 を 検 討 し リスクレベルの 再 評 価 を 行 う このプロ セスを 繰 り 返 して 受 容 可 能 なリスクレベルになるまで 繰 り 返 すのが リスクアセスメントの 基 本 手 順 である しかし 前 述 のとおり 2.リスク 低 減 措 置 を 実 施 しても (1) 暑 熱 環 境 レベル (2) 作 業 強 度 レベル (3) 衣 服 装 備 レベル (4) 総 合 リスク 評 価 時 の 考 慮 要 素 (1 暑 さへの 順 化 2 自 らの 判 断 での 小 休 止 3 水 分 塩 分 の 容 易 さ)の4 要 素 が 改 善 されない 限 り 総 合 リスク のレベルは 変 わらない 4 要 素 のリスク 低 減 措 置 を 行 っても 受 容 可 能 なレベルにまで 低 減 でき ない 場 合 や4 要 素 のリスク 低 減 措 置 にかける 費 用 対 効 果 が 著 しく 適 切 でない 場 合 などは Ⅱ 章 2(5)に 示 すその 他 の 熱 中 症 予 防 重 症 化 防 止 のための 対 策 をできるだけ 実 施 するとと もに 作 業 管 理 や 健 康 管 理 を 適 切 に 行 うことで 熱 中 症 の 発 症 を 予 防 することが 必 要 である 33

39 4. 残 留 リスクへの 対 応 熱 中 症 のリスクについては 熱 源 のある 環 境 で 作 業 を 行 っている 限 り どのように 対 策 を 行 ってもリスクがゼロになることはなく さらにリスクレベルが Ⅱ 軽 度 のリスク 以 下 になら ないことも 多 い そのような 場 合 は 熱 中 症 の 残 留 リスクがあること そのリスクレベルはどれくらいかとい うことを 管 理 監 督 者 作 業 者 全 員 が 正 しく 認 識 し 日 々の 作 業 管 理 健 康 管 理 等 を 行 うことが 重 要 である 無 理 にリスクレベルを 下 げ リスクがなくなったように 取 り 扱 うことは リスク アセスメントの 誤 った 運 用 であることを 十 分 認 識 しなければならない 残 留 リスクのへの 対 応 としては 健 康 リスクアセスメントを 実 施 して 個 々の 労 働 者 の 就 業 の 可 否 等 を 決 める 方 法 や 暑 熱 作 業 用 の 衣 類 を 利 用 する 方 法 などがある また リスクの 高 い 暑 熱 作 業 を 行 う 際 の 水 分 や 塩 分 の 摂 取 の 基 準 や 一 連 続 作 業 時 間 の 基 準 を 定 める 方 法 などもあり Ⅲ 章 事 例 に 紹 介 した (1) 健 康 リスクアセスメント このマニュアルでは 個 人 的 な 要 因 をリスクの 見 積 りに 反 映 しないこととし リスク 低 減 措 置 として 対 応 するとともに 残 留 リスクへの 対 応 として 取 り 上 げることとした リスク 低 減 措 置 実 施 後 のリスクの 見 積 りで 熱 中 症 のリスクが 解 消 できない 場 合 は 労 働 者 ごとに 次 に 示 す 健 康 リスクアセスメントを 実 施 して 必 要 な 対 応 を 行 うことが 必 要 である 総 合 リスクが Ⅲ 中 程 度 のリスク Ⅳ 大 きなリスク 又 は Ⅴ 非 常 に 大 きなリスク とな りリスク 低 減 対 策 を 行 っても 総 合 リスクが Ⅱ 軽 度 のリスク 以 下 に 低 減 できない 場 合 は そ の 作 業 に 従 事 する 者 について 個 別 に 健 康 リスクを 評 価 する( 図 Ⅱ-14) 本 リスクアセス メントでは 個 人 ごとの 健 康 リスクの 評 価 を 健 康 リスクアセスメントと 呼 ぶ 健 康 リスクアセスメントは 産 業 医 その 他 の 産 業 医 学 に 関 する 知 識 があり 当 該 職 場 をよくわ かっている 医 師 によって 総 合 的 に 実 施 されることが 望 ましい その 際 2.リスクの 低 減 措 置 (5)その 他 の 熱 中 症 予 防 重 症 化 防 止 のための 対 策 5 個 人 差 への 配 慮 などに 留 意 するこ とが 必 要 である 従 事 する 労 働 者 が 一 般 健 康 診 断 の 結 果 暑 熱 作 業 に 従 事 することが 制 限 されている 場 合 であ っても 医 学 的 治 療 や 生 活 習 慣 の 改 善 によって 健 康 状 態 の 改 善 が 期 待 できる 場 合 には それら を 優 先 的 に 実 施 してもらい 健 康 リスクアセスメントを 繰 り 返 す 医 学 的 治 療 や 生 活 習 慣 の 改 善 が 実 施 され 健 康 状 態 が 改 善 された 場 合 には 就 業 を 一 部 又 は 全 部 制 限 する 必 要 があるかどうかを 判 定 する 就 業 制 限 は 必 要 ないと 判 定 された 場 合 であっても 医 師 が 必 要 と 認 めた 場 合 には 作 業 前 休 憩 時 間 中 作 業 後 等 の 機 会 に 生 体 モニタリングとして 体 温 体 重 脈 拍 を 測 定 することを 条 件 に 就 業 可 と 判 定 する できるだけ 暑 熱 作 業 のある 事 務 所 や 休 憩 場 所 などに 体 温 計 体 重 計 血 圧 計 などを 備 えておく 必 要 があるが 生 体 モニタリングが 必 要 な 作 業 者 が 存 在 する 可 能 性 が ある 場 合 には 必 ず 備 えておく 必 要 がある 生 体 モニタリングの 結 果 次 のような 結 果 が 出 た 場 合 は 当 日 の 作 業 を 中 止 させ それぞれ の 測 定 結 果 が 作 業 前 の 状 態 に 戻 るまで 水 分 や 塩 分 を 摂 取 させながら 休 憩 させそれぞれの 測 定 結 果 が 作 業 前 の 状 態 に 戻 るまで 休 憩 をとらせる 必 要 がある 体 温 を 測 定 した 結 果 舌 下 温 で 38.0 腋 下 温 で 37.5 を 超 える 場 合 34

40 体 重 を 測 定 した 結 果 作 業 開 始 前 より 1.5% を 超 えて 体 重 が 減 少 している 場 合 脈 拍 を 測 定 した 結 果 1 分 間 の 心 拍 数 が 数 分 間 継 続 して 180 から 年 齢 を 引 いた 値 を 超 える 場 合 図 Ⅱ- 14 健 康 リスクアセスメント (2) 熱 中 症 対 策 衣 類 等 の 使 用 熱 中 症 対 策 のために さまざまな 衣 類 等 が 作 られている 一 般 に 夏 季 には 透 湿 性 や 通 気 性 の 良 い 生 地 でできた 半 そでの 衣 類 を 使 用 されることが 多 い 圧 縮 空 気 を 断 熱 膨 張 させ 冷 却 させ たり 冷 却 材 を 使 用 するベストなどのほか 衣 類 の 内 部 に 空 気 を 送 り 汗 を 蒸 発 させ 気 化 熱 を 奪 うものなどが 市 販 されている また 頭 部 や 頸 部 など 狭 い 範 囲 を 遮 熱 したり 冷 却 材 や 水 を 使 うものなどがある これらの 衣 類 等 を 使 用 する 際 には 作 業 性 や 作 業 環 境 の 状 況 保 守 のしやすさなどを 考 慮 し て 採 用 することが 必 要 である 35

41 Ⅲ 事 例 Ⅲ 事 例 1. 暑 熱 作 業 に 関 する 基 準 例 作 業 を 中 止 できない 状 況 の 中 でどのように 作 業 管 理 を 行 っていくかは 大 変 難 しいところであ るが 各 職 場 で WBGT 値 に 対 する 作 業 管 理 の 方 法 を 決 めておくのがよい 例 えばある 会 社 のある 部 署 では 表 Ⅲ-1のように 規 定 している 作 業 環 境 や 保 護 具 作 業 強 度 は 各 部 署 作 業 場 によって 異 なるので それぞれの 基 準 を 自 ら 定 め その 上 で 各 作 業 に 対 して 作 業 標 準 書 / 手 順 書 の 中 でさらに 詳 細 に 記 述 して 管 理 する 表 Ⅲ- 1 WBGT 値 と 作 業 管 理 の 例 (それぞれの 作 業 ごとに 決 める) WBGT 値 危 険 (31 以 上 ) 厳 重 警 戒 (28-31 未 満 ) 警 戒 (25-28 未 満 ) 注 意 (25 未 満 ) 作 業 管 理 方 法 作 業 開 始 前 に 水 分 等 を 補 給 し 作 業 時 間 30 分 に 1 回 以 上 涼 しい 場 所 で 休 憩 と 水 分 補 給 をする 作 業 開 始 前 に 水 分 等 を 補 給 し 作 業 時 間 1 時 間 に 1 回 以 上 涼 しい 場 所 で 休 憩 と 水 分 補 給 をする 作 業 開 始 前 に 水 分 等 を 補 給 し 作 業 時 間 1 時 間 30 分 に 1 回 以 上 涼 しい 場 所 で 休 憩 と 水 分 補 給 をする 作 業 時 間 2 時 間 に 1 回 以 上 涼 しい 場 所 で 休 憩 と 水 分 等 を 補 給 する 管 理 監 督 者 が 作 業 中 に 注 意 すべきことは 熱 中 症 だけではないことから あらかじめ 作 業 標 準 書 / 手 順 書 を 定 める 際 に 暑 熱 作 業 に 対 しては 暑 熱 環 境 作 業 強 度 衣 服 装 備 の 状 況 な どから 作 業 継 続 時 間 を 定 め 作 業 継 続 時 間 に 対 応 した 交 代 要 員 を 準 備 してから 作 業 に 取 りかか ることが 重 要 である 交 代 要 員 がいない 場 合 は 作 業 終 了 まで 気 分 が 悪 くても 我 慢 して 作 業 し てしまうことも 多 い 作 業 継 続 時 間 は 熱 中 症 を 予 防 するために 定 めるので その 作 業 に 慣 れ た 人 はもちろん 新 人 に 対 しても 適 用 可 能 な 基 準 であることが 必 要 である 個 々 人 の 体 調 管 理 は 別 途 行 うとすれば 健 康 な 作 業 者 であれば 誰 でも 安 全 に 作 業 を 行 える 継 続 時 間 でなければ ならない 表 Ⅲ-2は 特 に 高 温 のやや 特 殊 な 事 例 ではあるが 溶 解 窯 ( 溶 解 温 度 約 1600 ) の 側 での 作 業 に 対 して その 暑 熱 度 保 護 具 作 業 強 度 を 元 に 継 続 時 間 を 定 めた 事 例 である 最 も 短 い 継 続 時 間 は 10 分 である 本 表 以 外 にも 40 分 60 分 など 作 業 ごとに 定 めている 表 Ⅲ- 2 作 業 継 続 時 間 の 事 例 作 業 継 続 時 間 保 護 具 作 業 名 10 分 全 身 耐 熱 服 溶 解 窯 上 部 での 作 業 15 分 上 半 身 耐 熱 服 溶 解 窯 開 口 側 部 での 作 業 20 分 上 半 身 耐 熱 服 溶 解 窯 側 部 での 作 業 36

42 Ⅲ 事 例 溶 解 窯 直 近 の 作 業 では 暑 熱 作 業 以 外 への 変 更 は 不 可 能 である したがって 外 段 取 りを 十 分 行 った 上 で 短 い 作 業 継 続 時 間 の 中 でいかに 効 率 よく 作 業 するかを 作 業 標 準 書 / 手 順 書 の 中 で 十 分 検 討 する 一 方 長 く 行 っている 作 業 に 対 して リスクアセ スメントや 熱 中 症 の 発 症 を 機 にその 作 業 が 不 可 避 の 作 業 であるかを 検 討 することも 重 要 である 紹 介 す る 事 例 は 製 造 ラインの 部 品 を 解 体 し 屋 外 で 高 圧 温 水 (80 ) を 用 いてスケールを 除 去 する 作 業 であ る 作 業 服 装 は ヘルメット ゴグル 長 いゴム 手 袋 合 羽 長 靴 であり 炎 天 下 で 暑 く 湿 度 も 高 く あるとき 熱 中 症 が 発 生 した そこで 作 業 自 体 を 見 直 し 40 の 温 水 に 2 ~ 3 時 間 浸 けこみ スケールを 溶 かすようにした スケールを 除 去 するための 時 間 は 延 びたが 作 業 とし ては 30 分 ごとの 見 回 りと 最 終 仕 上 げのみとなり 暑 熱 作 業 自 体 が 大 きく 軽 減 された このよ うにこれまで 疑 問 に 思 わず 行 っている 作 業 でも 熱 中 症 予 防 という 観 点 で 見 直 してみると 改 善 で きる 事 例 が 少 なくない 37

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