ボールゲームにおける戦術トレーニング

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1 エースアタッカーへのトス 技 術 に 関 する 事 例 研 究 ワールドカップ 男 子 大 会 における 日 本 対 ポーランド 戦 の 映 像 分 析 - 橋 原 孝 博 ( 広 島 大 学 ) 西 博 史 ( 広 島 大 学 大 学 院 ) 吉 田 康 成 (プール 学 院 大 学 ) 福 田 隆 ( 愛 媛 大 学 ) 遠 藤 俊 郎 ( 大 東 文 化 大 学 )

2 緒 言 バレーボールのエースアタッカーは, 熟 練 者 のチームでも 初 心 者 レベルのチームにおいて も 攻 撃 の 中 心 である. 複 数 のアタッカーが 攻 撃 を 仕 掛 けるコンビネーション 攻 撃 においても, 打 撃 回 数 が 多 く,ゲームの 競 り 合 い 場 面 ではチームの 勝 敗 を 託 してトスを 上 げる 存 在 である. その 場 合 は, 相 手 チームのマークがついていることを 承 知 の 上 でトスを 上 げている 時 もある. 従 ってセッターのトスワークにおいては,エースアタッカーへ 上 げるトスは,ブロッカーを ふるような 巧 いトスよりもエースアタッカーが 打 ち 易 い, 換 言 すれば 丁 寧 に 良 いトスを 上 げ ることが 重 要 であると 考 えられる. 小 野 ほか(2002)は, 女 子 大 学 生 の 熟 練 者 と 未 熟 練 者 を 被 験 者 にして 落 下 させたボールを 直 上 トスさせる 上 肢 の 動 きをハイスピードカメラで 撮 影 し3 次 元 動 作 分 析 している.また 橋 原 と 佐 賀 野 (2004)は, 大 学 女 子 選 手 のセッター3 名 に 通 常 のジャンプトスとボール 保 持 時 間 を 長 くしたジャンプトスを 行 わせトス 動 作 を3 次 元 分 析 している.そして 小 野 ほか, 橋 原 と 佐 賀 野 の 両 研 究 とも,ボール 接 触 時 間 を 長 くすることは,ボールコントロールを 高 め, 巧 いセ ッターの 条 件 になると 示 唆 している.また 横 矢 ほか(2010)は, 大 学 男 子 選 手 のセッター3 名 にレシーブ 返 球 されたボールをレフトサイドに 設 置 した 的 を 目 標 にトスさせることにより トスの 正 確 性 に 関 する 研 究 を 行 っている しかしながら,これまで 競 技 中 のセッターのトス 動 作 を 定 量 分 析 した 研 究 は 無 く,ゲーム 場 面 においてセッターが 実 際 どのくらい 正 確 な 位 置 にトスを 上 げているのか,そしてコントロール 良 くトスを 上 げるためにセッターはどのよう な 動 きをしているか 等 については, 一 般 化 できる 資 料 が 整 っていないのが 現 状 である. そこで 本 研 究 の 目 的 は,バレーボールの 技 術 を 身 に 付 けていて,それが 発 揮 されていると 考 えられる, 国 際 大 会 競 技 中 の 選 手 の 動 きを3 次 元 映 画 分 析 することにより,エースアタッ カーへ 上 げるセッターのトス 技 術 を 明 らかにして, 今 後 のバレーボール 指 導 における 資 料 を 得 ることである. 研 究 方 法 1. 分 析 対 象 2011 年 11 月 25 日 大 阪 市 中 央 体 育 館 において 開 催 されたワールドカップ 男 子 大 会 の 日 本 対 ポーランド 戦 に 出 場 したセッターおよびエースアタッカーを 分 析 対 象 とした.セッターは 阿 部 裕 太 選 手 と Zagumny Pawel 選 手,エースアタッカーは 清 水 邦 広 選 手 と Kurek Bartosz 選 手 であった.なお 試 合 結 果 は, 日 本 (10 位 ) 1(25-23, 21-25, 19-25, 18-25)3 ポーランド(2 位 )であった. 2. 動 作 分 析 3 台 の 家 庭 用 デジタルビデオカメラを 使 用 し,1 台 はエンドライン 後 方, 他 の 2 台 は 味 方 コートのサイドライン 後 方 と 相 手 コートのサイドライン 後 方 にカメラを 設 置 した.そして 各 カメラのレンズ 焦 点 距 離 をコート 横 幅 9m が 撮 影 範 囲 に 入 るように 設 定 して, 試 合 開 始 から 終 了 までの 全 プレーを 撮 影 した. 撮 影 終 了 後, 録 画 ビデオを 毎 秒 60 パルスの 信 号 を 発 するフレームカウンターに 接 続 し, 毎 秒 60 枚 の 画 像 フィ ールドに 番 号 を 記 録 して 3 台 のカメラの 映 像 を 同 期 調 整 した.そしてエンドラインと 味 方 サ イドラインのカメラ 映 像 およびエンドラインと 相 手 サイドラインのカメラ 映 像 から,DLT 法 により 競 技 中 の 身 体 各 部 位 およびボールの 3 次 元 座 標 を 算 出 した. 3. 測 定 項 目 の 算 出 これまで 述 べた 方 法 により 算 出 したデータをもとに 各 種 測 定 項 目 の 値 を 求 めた. 主 な 測 定 項 目 と 算 出 法 は 次 の 通 りである. 1アタッカー 打 撃 時 のトス 位 置 :アタッカーが 打 撃 した 直 前 と 直 後 のボール 位 置 から 求 めた 近 似 曲 線 の 交 点 を, 空 中 でブロードジャンプしている 方 向 を 前 方 向 として 座 標 変 換 し, 打

3 撃 時 の 頭 部 中 心 を 原 点 とした 相 対 位 置 により 示 したもの. 2 打 球 速 度 : 打 球 位 置 の 近 似 式 にリリース 直 後 の 時 刻 を 代 入 して 求 めたボール 位 置 を 微 分 し て 得 られた 合 成 速 度. 3トス 最 高 値 :アタッカーが 打 撃 した 直 前 のトスボール 位 置 の 近 似 式 に, 鉛 直 方 向 のボール 速 度 がマイナスからプラスに 変 換 する 時 刻 を 代 入 して 求 めたボール 位 置 の 床 面 からの 鉛 直 距 離. 4トス 方 向 :サイドラインからボール 1 個 分,ネットからボール 2 個 分 離 れた 位 置 へ 向 かっ てトスすれば 良 いトスになると 仮 定 した 基 準 のトス 方 向 ( 図 1 を 参 照 )に 対 して, 実 際 は どのくらい 外 れているかを 調 べるために,ハンドリング 中 のトス 方 向 (トスボールを 最 も 引 きつけた 地 点 からリリース 地 点 へ 向 かう 水 平 ベクトルがネットとなす 角 度 )との 角 度 差, およびリリース 後 のトスボール 飛 行 方 向 (リリース 直 後 1 コマ 地 点 から 2 コマ 地 点 へ 向 か う 水 平 ベクトルがネットなす 角 度 )との 角 度 差 を 求 めたもの. 5ハンドリング 動 作 の 分 析 :ハンドリング 動 作 における 左 右 差 を 調 べるために, 頭 部 中 心 に 対 する 右 側 および 左 側 の 手 先, 手 関 節 中 心, 肘 関 節 中 心 の 相 対 距 離 をインパクト 直 前 とリ リース 直 後 の 時 点 で 求 めたもの. 結 果 と 考 察 1.トス 回 数 とトス 高 表 1 は,エースアタッカーへ 上 げたトス 回 数 とトス 高 をコンビ 攻 撃 と 二 段 トスからの 攻 撃 に 分 けて 示 したものである.トス 回 数 は,フロントスパイクとバックアタック 回 数 の 合 計, () 内 数 はバックアタック 回 数 を 示 している.またトス 高 は,セッターリリース 時, 最 高 点 に 達 した 時 点,アタッカーインパクト 時 におけるトス 高 の 平 均 値 を 示 したものである. 阿 部 選 手 が 清 水 選 手 にあげたトス 回 数 は, 総 トス 回 数 62 回 の 内 20 回 ( 32%), 一 方 Zagumny 選 手 が Kurek 選 手 に 上 げたトス 回 数 は, 総 トス 回 数 88 回 の 内 24 回 ( 27%)である.なお Zagumny 選 手 はセンターのクイックアタッカーへトスした 回 数 が 24 回 (27%)と 意 外 に 多 かった.ト ス 高 について 見 ると,コンビ 攻 撃 のトス 最 高 値 は,ブラジルの 平 行 トスの 値 3.82m( 橋 原, 2009)に 比 較 して,ボール 1 個 半 高 い. 2.コート 場 面 のトス 位 置 図 2 は,エースアタッカーへ 上 げた 打 撃 時 のトス 位 置 (パイプ 攻 撃 を 除 く)をネット 面 と 床 面 の 二 方 向 から 見 たものである. 図 中 の 印 は Kurek 選 手, 印 が 清 水 選 手 のフロントス パイクのトス 位 置, 印 は 清 水 選 手 のバックアタックのトス 位 置 を 示 している. ネット 面 について 見 ると,Kurek 選 手 のトス 高 は 3.09~3.40m の 範 囲 内, 清 水 選 手 のトス 高 は 2.98~3.15m の 範 囲 内 にあり,Kurek 選 手 のトス 高 が 清 水 選 手 よりもおよそボール 1 個 分 高 い.コート 面 について 見 ると,センターライン 方 向 では,Kurek 選 手 のトスは-0.03~ 1.08m の 範 囲 内, 清 水 選 手 のトスは 8.05~8.81m,バックアタックが 7.87~9.23m の 範 囲 に ある.またサイドライン 方 向 では,Kurek 選 手 のトスは 0.38~1.25m の 範 囲 内, 清 水 選 手 の トスは 0.67~1.40m,バックアタックが 1.56~2.65m の 範 囲 内 にある.データの 散 布 状 況 か ら,Kurek 選 手 のトスの 方 がセンターラインに 近 く,コート 横 幅 いっぱいを 使 っているよう に 見 える. 3. 打 撃 姿 勢 図 3 は,エースアタッカーの 打 撃 時 における 頭 部 中 心 を 原 点 としたボールの 相 対 位 置 を 側 方 および 後 方 の 二 方 向 から 示 したものである.ここで 前 方 向 とはアタッカーが 空 中 でブロー ドジャンプしている 方 向 である.また 表 2 は, 前 後, 左 右, 上 下 方 向 のトス 位 置 ( 平 均 値 ) と 打 撃 技 能 を 示 したものである. 後 方 から 見 た 打 撃 姿 勢 では, 清 水 選 手 の 横 軸 の 値 がマイナス 符 号 になっているのは, 清 水 選 手 が 左 利 きのアタッカーであり, 左 腕 で 打 撃 しているからである. 表 2 の 上 下 方 向 の 値 を

4 見 ると, 清 水 選 手 と Kurek 選 手 が 0.59m の 同 じ 高 さを 示 しているが,これは 平 均 値 であり, データの 散 布 状 況 から 見 ると Kurek 選 手 の 方 が 清 水 選 手 より 約 10cm 高 い 位 置 で 打 撃 してい ることがわかる.そして 側 方 から 見 た 打 撃 姿 勢 では, 表 2 の 前 後 方 向 の 値 が 清 水 選 手 と Kurek 選 手 で 大 きく 異 なっているが,データの 散 布 状 況 から 見 ると, 両 選 手 とも 頭 部 中 心 の 約 0.3m 前 方 で 打 撃 していることがわかる. 打 球 速 度 について 見 ると, 表 2 の 平 均 値 は 清 水 選 手 が 22.88m/s そして Kurek 選 手 が 23.08m/s であるが,フェイントおよび 軟 打 の 試 技 を 除 いた 強 打 の 打 球 速 度 は, 清 水 選 手 が 22.38~30.28m/s の 範 囲 にあり 平 均 は 24.72m/s,Kurek 選 手 は 23.32~32.23m/s の 範 囲 にあ り 平 均 が 27.76m/s であった.そして Kurek 選 手 のアタック 決 定 率 は 79%と 高 く, 清 水 選 手 は 65%であった. 4.トス 方 向 セッターは,エースアタッカーが 打 ち 易 い 位 置 を 狙 って, 例 えばネット 両 端 のアンテナか らわずかに 離 れた 位 置 へトスボールを 送 ろうとイメージしてプレーしている.そこで 本 研 究 では,サイドラインからボール 1 個 分,ネットからボール 2 個 分 離 れた 位 置 (バックアタッ クの 場 合 は,ネットから 2m 離 れた 位 置 )へ 向 かってトスすれば 良 いトスになると 仮 定 した. そしてこの 基 準 のトス 方 向 とハンドリング 中 のトス 方 向 およびリリース 後 のトスボールの 飛 行 方 向 の 角 度 差 を 求 めることによりトスの 精 度 を 測 ろうと 試 みた. 図 4 は, 横 軸 がハンド リング 中 のトス 方 向, 縦 軸 がリリース 直 後 のトスボール 飛 行 方 向 について 基 準 方 向 との 角 度 差 をプロットして 示 したものである.なお 分 析 試 技 数 が 他 の 測 定 項 目 と 違 うのは,トス 方 向 の 分 析 ではコート 中 央 で 行 うパイプ 攻 撃 は 分 析 していないからである. Zagumny 選 手 も 阿 部 選 手 も,エースアタッカーへ 上 げたトスの 基 準 方 向 からの 角 度 変 位 は, ほぼ 同 程 度 である.しかしプラスあるいはマイナス 方 向 へのトスの 偏 りを 見 ると,ハンドリ ング 中 のトス 方 向 では,Zagumny 選 手 はプラス 方 向 もマイナス 方 向 も 8 試 技 であるのに 対 し て, 阿 部 選 手 はプラス 方 向 が 8 試 技 でマイナス 方 向 が 12 試 技 であった.またリリース 後 の トスボールの 飛 行 方 向 でも,Zagumny 選 手 はプラス 方 向 もマイナス 方 向 も 8 試 技 であるのに 対 して, 阿 部 選 手 はプラス 方 向 が 7 試 技 でマイナス 方 向 が 13 試 技 であり, 阿 部 選 手 の 方 が Zagmny よりも 偏 りのあるトスを 上 げていることがわかる. 5.ハンドリング 動 作 図 5 は,ハンドリングのインパクト 直 前 およびリリース 直 後 の 時 点 における 頭 部 中 心 に 対 する 左 右 の 手 先, 手 関 節 中 心, 肘 関 節 中 心 の 相 対 距 離 (3 次 元 )を 示 したものである. 印 が 手 先, 印 が 手 関 節 中 心, 印 が 肘 関 節 中 心 であり, 横 軸 が 右 腕 縦 軸 が 左 腕 の 相 対 位 置 を 示 している. Zagmny 選 手 のリリース 直 後 の 手 先 の 位 置 は, 頭 部 中 心 に 近 い 場 合 も 遠 い 場 合 もあるが,ハ ンドリング 中 の 左 右 の 手 はほぼ 同 じ 位 置 に 構 えている.しかしトス 方 向 において 偏 りがあっ た 阿 部 選 手 について 見 ると,インパクト 直 前 では, 右 肘 関 節 が 0.4m の 値 でも 左 肘 関 節 は 0.2 ~0.4m の 範 囲 にある.また 左 手 関 節 が 0.4m の 値 でも 右 手 関 節 は 0.35~0.5m の 範 囲 にある. リリース 直 後 では, 左 肘 関 節 が 0.3m の 値 でも 右 肘 関 節 0.25~0.4m の 範 囲 にある.そして 左 手 先 が 0.55m の 値 でも 右 手 先 は 0.5~0.6m の 範 囲 にある. 従 って 阿 部 選 手 のハンドリング 中 の 手 の 構 えには,Zagmny 選 手 に 比 べて 左 右 差 あることがわかる. エースアタッカーが 打 ち 易 い, 丁 寧 な 良 いトスを 上 げるためには,ハンドリング 中 の 手 の 構 えを 左 右 対 称 にして 狙 った 位 置 へボールを 正 確 に 送 ることが 役 立 つと 考 えられる.しかし トスは, 手 先 の 動 きだけではなく 体 全 体 を 使 って 上 げることが 重 要 であり,これは 今 後 の 課 題 として 更 に 研 究 を 進 めるべきである.

5 参 考 文 献 橋 原 孝 博 佐 賀 野 健 (2004)バレーボールのトス 動 作 に 関 する 運 動 学 的 研 究.スポーツ 方 法 学 研 究 17(1): 橋 原 孝 博 ほか(2009)バレーボール 男 子 世 界 トップレベルチームの 戦 術 プレーに 関 する 研 究 年 男 子 世 界 選 手 権 におけるブラジルおよびイタリアチームの 分 析 -.バレーボール 研 究 11(1): 小 野 桂 市 ほか(2002)バレーボールにおけるオーバーハンドパスについての 研 究 上 肢 に 着 目 して.スポーツ 方 法 学 研 究 15(1): 横 矢 勇 一 ほか(2010)バレーボールにおけるセッタ-のトススピードと 正 確 性 に 関 する 研 究. バレーボール 研 究 12(1):56.

6 図 1 仮 定 した 基 準 のトス 方 向

7 表 1 エースアタッカーへ 上 げたトス 回 数 とトス 高

8 図 2 エースアタッカーへ 上 げた 打 撃 時 のトス 位 置 ( は Kurek 選 手, は 清 水 選 手 の フロントスパイク, は 清 水 選 手 のバックアタックのトス 位 置 を 示 す)

9 表 2 エースアタッカー 打 撃 時 におけるトス 位 置 と 打 撃 技 能

10 図 3-1 清 水 選 手 の 打 撃 姿 勢 ( 左 図 は 後 方 から, 右 図 は 側 方 から 見 たもので, 原 点 は 頭 部 中 心 を 示 す また, 十 字 の 印 は 平 均 値 と±1 標 準 偏 差 である)

11 図 3-2 Kurek 選 手 の 打 撃 姿 勢 ( 左 図 は 後 方 から, 右 図 は 側 方 から 見 たもので, 原 点 は 頭 部 中 心 を 示 す また, 十 字 の 印 は 平 均 値 と±1 標 準 偏 差 である)

12 図 4-1 阿 部 選 手 のトス 方 向 図 4-2 Zagumny 選 手 のトス 方 向 ( 横 軸 は 基 準 のトス 方 向 に 対 するインパクト 中 のトス 方 向 の 角 度 差, 縦 軸 は 基 準 のトス 方 向 に 対 するリリース 直 後 のトス 方 向 の 角 度 差 を 示 す)

13 図 5-1 阿 部 選 手 のハンドリング 動 作 ( 左 図 はインパクト 直 前, 右 図 はリリース 直 後 の 前 腕 各 部 位 の 相 対 位 置 を 示 す. は 手 先, が 手 関 節 中 心, は 肘 関 節 中 心 である)

14 図 5-2 Zagumny 選 手 のハンドリング 動 作 ( 左 図 はインパクト 直 前, 右 図 はリリース 直 後 の 前 腕 各 部 位 の 相 対 位 置 を 示 す. は 手 先, が 手 関 節 中 心, は 肘 関 節 中 心 である)