はじめに いつもなら 春 先 に 開 く 花 沈 丁 花 ジャスミン 椿 などが 早 々と 年 の 初 めから 咲 き 出 しました 花 々の ように 敏 感 でないヒト 科 の 我 々は 気 付 かずにいましたが きっと 例 年 より 暖 かだったのでしょう しか し そのうち 本 格 的 な 寒

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1 英 国 春 秋 年 春 号 I S S U E N o. 2 8 発 行 英 国 日 本 人 会

2 はじめに いつもなら 春 先 に 開 く 花 沈 丁 花 ジャスミン 椿 などが 早 々と 年 の 初 めから 咲 き 出 しました 花 々の ように 敏 感 でないヒト 科 の 我 々は 気 付 かずにいましたが きっと 例 年 より 暖 かだったのでしょう しか し そのうち 本 格 的 な 寒 さ 到 来 で せっかく 蕾 を 開 いたのは 良 いが こう 寒 くては としきり に 思 案 顔 の 様 子 その 散 る 風 情 をも 愛 でられる 寒 桜 さえ, 身 を 縮 めるようにしながらも づーっと 長 く 咲 き 続 けていました 春 号 のこの 稿 は 残 念 なことですが 花 散 る 報 が 紙 面 を 埋 めることになってしまいました 我 々の 会 員 より 3 人 と そして 会 員 のご 主 人 を 合 わせ 4 人 の 方 々のご 逝 去 のニュースです ステュワードたき 子 様 (12 月 ) フェザーストン 靖 子 様 (1 月 ) 矢 嶋 蓉 子 様 (2 月 ) クーパージョン 様 ( 矩 子 様 のご 主 人 )(1 月 ) ご 遺 族 の 方 々にはわれわれ 一 同 心 よりお 悔 やみを 申 し 上 げます そして 先 に 逝 ってしまわれた 皆 様 ど うか 安 らかにお 眠 り 下 さいますように それではいつの 日 かまたお 会 いするまで さようなら ひつぎ 見 送 らる 友 は 知 らぬも 寒 桜 棺 の 上 で 青 ざめており 英 国 春 秋 春 号 28 号 が 完 成 しました 年 2 回 の 発 行 とは 言 え その 回 を 重 ねるスピードが 年 々 早 ま ってくるような そんな 気 がする 今 日 この 頃 です 今 号 の 特 集 は 私 の 好 きな 場 所 町 でした お 送 りいただいたエッセイが ロンドン 名 物 ダブルデッ カーの2 階 であったり 十 分 の 三 だけ 好 きなデボンであったり 愛 犬 の 居 た 場 所 であったり また 露 天 風 呂 であったり パリであったり フローレンスであったりで 読 者 の 皆 様 をそれぞれの 場 所 へ 町 へ と 楽 しい 旅 に 誘 ってくれることでしょう 特 集 以 外 の 多 くの 作 品 も 興 味 深 い 内 容 の 力 作 で 今 回 文 集 にご 投 稿 いただいた 全 員 の 皆 様 に 心 よりお 礼 申 し 上 げます そしてまた 今 後 も 引 き 続 き 皆 様 のご 支 援 を 宜 しくお 願 いいたします 特 別 寄 稿 佐 藤 博 子 氏 ( 三 輪 精 舎 ) 三 宅 和 子 氏 ( 東 洋 大 学 日 本 文 学 文 化 学 科 教 授 ) (アイウエオ 順 )

3 *** も く じ *** はじめに 私 の 好 きな 町 : ロンドン6 デボン3 東 京 1 加 藤 節 雄 4 懐 かしいパリのメモランダム オハロラン 松 尾 美 和 子 5-7 私 の 好 きな 場 所 田 村 陽 子 7 ハナコの 居 た 所 ビドル 恵 8-10 チャナッカレの 朝 渡 邊 伸 悟 フローレンス 讃 歌 小 川 のり 子 夢 での 教 え 廣 田 丈 自 年 の 足 跡 ウイリアムズももこ 17 英 国 春 秋 俳 壇 手 袋 エリオットつやこ 18 歌 舞 伎 の 21 世 紀 を 楽 しむ 三 宅 和 子 ウィリアムソン 教 授 って だれ? 佐 藤 博 子 英 国 春 秋 歌 壇 蕾 ふくらむ バロー 典 子 24 英 国 春 秋 俳 壇 俳 句 同 好 会 25 餃 子 のエピソード 矢 嶋 蓉 子 蓉 子 さんの 餃 子 ホジソン 美 智 子 27 春 二 題 私 の 言 語 遍 歴 私 の 秘 密 石 山 望 露 天 風 呂 古 川 隆 フランス 映 画 舞 踏 会 の 手 帖 と 同 郷 の 友 渡 邊 道 英 英 国 春 秋 あれこれ 33 ベドウィンの 教 え 渡 邊 伸 悟 お 詫 びと 訂 正 前 号 秋 号 で 英 国 春 秋 歌 壇 のタイトル 九 十 九 髪 の 振 り 仮 名 が(つくも 髪 )ではなく (つづら 髪 )になっていましたこと お 詫 びすると 共 に ここに 訂 正 させていただきます

4 私 の 好 きな 町 :ロンドン6 デボン3 東 京 1 加 藤 節 雄 3 年 ほど 前 から 月 のうち 1 週 間 から 10 日 間 をデボンで 過 ごすよう になった 東 京 生 まれで 東 京 育 ち そしてロンドンで 長 年 生 活 する 身 にとって デボンでの 田 舎 生 活 は 生 まれて 初 めてのことであり 果 たしてやっていけるのかどうか 確 信 が 持 てなかった 私 のワイフ はデボン 出 身 であり 故 郷 に 戻 ったという 感 覚 で 最 初 からアットホ ームに 感 じたようだが 都 会 っ 子 の 我 が 身 にはどうなるのか 今 でも 不 安 材 料 は 絶 えない デボンの 我 が 家 はダートムア 国 立 公 園 の 中 にあり 風 光 明 媚 空 気 はきれいだし 周 りには 羊 や 牛 がたくさんいる 庭 の 先 には 清 流 が 流 れており どこを 見 ても 緑 一 色 である 家 の 裏 側 は 丘 陵 地 帯 となっており うっそうと 茂 った 森 には 鹿 やバジャーが 棲 み 晩 春 にはブ ルーベルの 花 が 森 一 面 に 水 を 張 った 様 に 広 がる 天 気 の 良 い 夜 には 満 天 に 星 が 降 る 様 に 輝 き 懐 中 電 灯 なしでも 歩 ける しかし 現 代 人 は 美 しい 自 然 だけでは 住 めない 店 やレストランが 必 要 だし 友 人 やコミュニティー が 必 要 だ 特 に 都 会 の 便 利 さに 慣 れた 人 間 には 孤 立 した 生 活 は 苦 手 である その 意 味 では 新 発 見 が たくさんあった 田 舎 といっても 電 気 や 水 道 電 話 回 線 はあるし 下 水 道 も 完 備 されており セントラ ルヒーティングの 設 備 もある その 上 田 舎 らしく 薪 のストーブまで 揃 っている 我 が 家 の 周 りには 家 が 15 軒 ぐらいあるが とにかく 皆 が 皆 とても 親 切 で 細 かいところに 目 を 配 ってく れる 困 ったことがあれば 助 けてくれるし 家 や 屋 根 の 修 理 煙 突 掃 除 など 信 頼 のおける 専 門 家 を 紹 介 してくれる 近 くの 街 まで 行 けば 郵 便 局 から 銀 行 GP スーパーも 揃 っており 買 い 物 も 困 らない 各 村 には 教 会 とパブが 必 ずあり パブの 中 にはおいしい 食 事 を 出 すところが 多 い 交 通 機 関 は 残 念 なが ら 車 に 頼 らざるを 得 ないが 大 手 スーパーでのオンライン ショッピングやアマゾン 等 はロンドンにい るのと 同 じである 私 にとっての 心 配 は 日 本 人 が 誰 もいないのではと 思 っていたことだが いる いる ほとんどが 女 性 だが 驚 いたことにどの 町 や 村 にも 日 本 人 が 住 んでいる ほとんどがイギリス 人 男 性 と 結 婚 した 人 たちだが お 互 いに 連 絡 を 取 り 合 い 助 け 合 っているようである トットネスや ペイントンという 大 きな 町 には 5 人 から 10 人 の 日 本 人 が 住 んでいるそうである 私 もすでに 何 人 かと 知 り 合 いになった が 皆 さんしっかりとデボンに 根 を 張 って 生 活 していて 頼 も しい 限 りである そんなこんなで 私 の 心 配 はどんどん 解 消 されていってい るのだが 果 たして 100 パーセント デボンに 住 みたいかと 問 われると 45 年 も 住 み 慣 れた 町 である まだまだロンド ンに 未 練 があるのが 正 直 なところだ ロンドンは 最 近 住 みにくくなったと 言 う 人 が 多 い 移 民 が 増 え 街 が 汚 くなった 混 雑 がひどくなっ た 人 々が 不 親 切 になったというのである これはロンドンだけではなく どこの 大 都 会 にも 言 えるこ とかも 知 れない しかし ロンドンのこの 混 沌 とした 多 様 性 の 中 から 生 み 出 されるライフスタイル 芸 術 に 魅 力 を 多 いに 感 じるのも 確 かである 結 局 私 の 好 きな 町 は ロンドン 6 デボン 3 そして 東 京 1 といったところだが このデボン 3 とい うのが 将 来 伸 びて 行 く 可 能 性 も 高 い

5 懐 かしいパリのメモランダム オハロラン 松 尾 美 和 子 私 がパリで 過 ごした3 年 余 りは かれこれ45 年 か46 年 近 く 前 になります 今 のパリとは 全 く 違 った 昔 のパリの 特 有 な 雰 囲 気 が 残 っていました まず 私 がパリに 着 いたのはオルリー 空 港 でまだ シャルルドゴール 空 港 は 存 在 しませんでした ポンピドーセン ターは1977 年 頃 オルセー 美 術 館 は1986 年 頃 に 造 られ ルーブル 美 術 館 もガラスのピラミッドは 確 か1989 年 頃 に 造 ら れたと 思 います すべて 私 がパリを 去 った 後 になります オペラ 座 もオペラ 通 りにあるだけでした 私 はパリ6 区 のサンジェルマンデプレから 発 している RUE DE RENE でサンジェルマンデプレから 歩 いて3~4 分 の 所 にあったアパルトマンにフランス 人 の 家 族 と 一 緒 に3 年 間 を 過 ごしました RUE DE RENE はファッショナブルな 通 りでしたし 昼 も 夜 もあの 界 隈 は 賑 や かな 華 やいだ 場 所 で 私 は 住 み 始 めた 頃 は 窓 から 見 えるショウウインドウのデスプレイさえ 見 飽 きること がありませんでした 私 は 服 飾 デザイン 学 校 の 学 生 で 夜 はアリアンス フランセーズという 国 立 の 語 学 学 校 に 週 3 回 通 ってい ました 一 緒 に 暮 らした 家 族 はご 主 人 と 娘 二 人 で 上 の 娘 は 父 親 の 会 社 で 働 き 下 の 娘 はまだ16~17 才 でバカロレアの 試 験 準 備 をしていました フランス 人 は 皆 よく 働 きよく 勉 強 しますがまた 遊 ぶ 方 も しかりです 奥 さまは 恋 人 が 出 来 て 家 を 出 て 行 ってしまったそうでそのせいかご 主 人 は 仕 事 に 没 頭 し 家 にいる 時 間 は 少 なかったのですがウイークエンドにはピアノを 弾 いたり 絵 を 描 いたり 料 理 も 得 意 でよ く 腕 をふるっていました 日 本 から 来 たばかりの 私 が 肝 を 抜 かすほど 驚 ろいた 事 は 父 親 が 朝 食 の 時 に 下 の 娘 に 君 ピルを 飲 んだか? と 念 を 押 していたことです 日 本 で 父 親 が 自 分 の10 代 の 娘 に 避 妊 薬 のピルを 飲 んだかどうか 確 かめるなんて 聞 いたこともありませんでしたので 私 は 自 分 の 父 親 を 想 像 しておかしかったのです 上 の 娘 のボーイフレンドは 毎 週 掃 除 とアイロンかけに 来 るおばさんの 息 子 でこれはパパには 秘 密 だから 協 力 してねと 頼 まれたのを 覚 えています 私 たちは 代 わり 番 こに 料 理 した り 食 料 品 を 朝 6 時 に 始 まるマーケットに 買 いに 行 ったりしましたがこと 食 品 に 関 してはとてもうるさく バゲットさえもどこどこのお 店 のものでないとダメ したがって 料 理 の 方 も 厳 しくてサラダのソースひ とつ 作 るのさえ 教 えられることが 多 かったです 彼 女 たちは T シャツ 一 つ 買 うにも 安 くて 質 の 良 い お 店 を 知 っているしカフェやレストランにもとても 詳 しくて 一 緒 に 行 ったり 私 が 学 校 で 使 う 画 材 もよ いお 店 を 教 えてくれたりして 協 力 してくれました たまにはダンスに 行 ったり 友 人 のパーテイにも 行 っ たりして 楽 しく 過 ごせたのは 幸 せだったと 思 います 或 るとき 朝 帰 りの 上 の 娘 が 美 和 子 が 視 たがっているサルトルとボオーボワールが Café Des Ma-go にい るよと 教 えてくれましたのですぐ 行 ってみました サルトルもボーボワールも 黙 っていても 意 思 の 疎 通 があるような 非 常 にくつろいだ 風 情 でした サルトルはサングラスをかけていて 小 柄 な 方 でボーボ ワールはターバン 風 なハットをつけていて 知 的 で 気 品 のあるマダムでした 私 は 日 本 にいるとき 彼 女 の 第 二 の 性 という 本 を 読 んだことを 思 い 出 して 懐 かしく 思 いました ふたりは 一 緒 には 住 まないで 目 と 鼻 の 先 の 別 々のアパルトマンにお 互 いの 仕 事 自 由 を 束 縛 しないで 住 んでいると 聞 いて 理 想 的 でいい なあと 思 いました 私 が 通 った 服 飾 デザインの 学 校 は3 年 制 でしたが 私 は 日 本 ですでに 本 科 師 範 科 デザイナー 科 まです ませていましたので 試 験 を 受 けて2 年 目 のデザインコースに 入 学 許 可 されました 始 めは 授 業 内 容 が 日 本 と 全 く 違 っていたので 戸 惑 いました それに 男 女 半 々でしたが 日 本 人 が 一 人 もいなくて 淋 しかったで す 授 業 の 例 を 挙 げますと 先 生 が 出 されるデザインの 課 題 が エッフェル 塔 だとしますと エッフェル 塔 を 念 頭 に 置 いてイマジネーションでドレスなりタウンウエアーなりをデザインして A3 のペーパーに 最 低 5~6 枚 スタイル 画 にし 色 を 付 け 素 材 その 他 を 記 入 して 提 出 するのですがその 内 一 枚 でもパスすれば 上 出 来 で 全 部 だめな 場 合 はパスするまで 何 枚 もデザインしなければなりませんでした パリの 街 をヘイゲ 5

6 あったと 痛 感 しています イし 屹 立 するエッフェル 塔 をためつすがめつ 眺 めても 私 には 一 向 にインス ピレーションが 湧 かないのです まずは 私 の 脳 裏 にこびり 付 いている 色 モ ノ 形 にたいする 固 定 観 念 をくずすことの 必 要 性 を 感 じました 努 力 の 甲 斐 があって 少 しずつ 想 像 力 がもっとフリーになり 広 がっていくようにな りました 固 定 観 念 から 解 き 放 されて 正 に 目 から 鱗 でした 私 は 徐 々に コースが 楽 しくなりました パスしたデザイン 画 を 誰 のとは 言 わずスライド で 皆 に 見 せるとき 皆 で 批 評 しあうのはとても 参 考 になりました 色 彩 の 微 妙 な 感 覚 も 含 めて 非 常 に 鍛 えられましたが 今 でもつくづく 貴 重 な 経 験 で さてソルボンヌでの 一 年 間 の 経 験 をのべましょう とにかく 猛 勉 強 したのを 覚 えています 私 が 受 けたコースは Cours De Civilisation Francaise De la Sorbonne です 主 にフランス 語 の 文 法 とかフランス 文 学 の19 世 紀 20 世 紀 の 有 名 な 作 家 の 本 の 内 容 とか 作 家 の 文 章 のスタイルとかを 抜 粋 したものでした 私 は19 世 紀 のロマン 主 義 の 頃 の 作 家 スタン ダールとか 写 実 主 義 のモーパッサンとかフロベール 等 は 少 々 日 本 にいる 時 にかじっていたので 楽 でした が20 世 紀 の 実 存 主 義 のサルトルとか 不 条 理 主 義 のカミュとかベケット イヨネスコになると 心 理 的 に つじつまが 合 わなかったり 筋 らしい 筋 がなかったり 句 読 点 がないのまであり 理 解 に 苦 しみました 或 る 晩 フランス 人 の 友 人 とカフェ テアートルに 行 きました ベケットの ゴドーを 待 ちながら があ る 晩 でした 皆 さん 幾 つかのテーブルに 座 ってコーヒーを 楽 しんでいて 私 たちも 席 を 取 りました 舞 台 なんてありませんでした その 内 テーブルに 座 っていた 二 人 の 男 性 が 立 ち 上 がり 真 ん 中 辺 でとりとめもないおしゃべりを 始 めたのです 20 分 か25 分 くらいしてやめて 席 に 着 きました 次 にはもう 料 金 のカゴがまわってきたのです はっきりといつ 始 まったのかいつ 終 わったのか 又 おしゃべりの 内 容 や 目 的 は いったい 何 だったのか 私 は 分 からないままでした ゴドーとは 救 世 主 のことか しら? 友 人 曰 く でもそれが 不 条 理 主 義 のベケットなのよ でした なる ほど 筋 らしい 筋 がない!! 猛 勉 強 の 甲 斐 があってコースの 終 わりの 試 験 にパスしたのはほんの 少 数 でしたがその 中 の 一 人 として Certificate をいただきました 胸 がすうーとしてすごく 嬉 しかったのを 覚 えています 今 考 えるとコー スを 受 けて 将 来 文 学 部 に 進 もうとか 何 かの 役 に 立 てようとかの 気 持 ちはなくただチャンスを 逃 さず 自 分 の 能 力 を 試 してみたい ぎりぎりの 線 まで 鍛 えてみたいというような 心 境 であったと 思 います 最 終 目 的 はあくまで 服 飾 デザイナーでしたから 最 後 に 私 の 失 敗 談 ~~~ 或 る 時 大 使 館 から3 人 の 日 本 人 男 性 の 案 内 役 をアルバイトで3 日 間 やって 欲 しいと 電 話 がありました 私 は 試 験 も 近 まっていて 忙 しかったけれど3 日 間 べったりでなくても 夜 だけでもいいと 言 われて 承 諾 し ました 彼 らが 行 きたかったところはまず 第 一 にクレージーホースというキャバレーでした 私 は 行 ったこともなく 始 めてでしたが 予 約 を 取 りいつもはジーパンの 私 もドレスを 着 て 男 性 たちも 服 装 を 正 して 出 かけました あの 頃 のパリは 服 装 にやかましかったです 私 は 次 々に 現 れるストリップの 人 種 の 違 う 美 女 たちに 圧 倒 されました ヘヤーの 色 も 肌 の 色 もそれぞれ 違 いまるで 神 様 が 造 り 賜 うた 芸 術 品 みたいに 美 しいのです 私 の 隣 の 男 性 が 思 わず 知 らずテーブルクロスをひっぱってしまいテーブルの 上 のボトルやグラスがひっくり 返 り 私 のドレスの 前 面 がひど~く 濡 れてしまいました 多 分 シャンペンは 光 を 受 けて 琥 珀 色 に 輝 き 舞 台 の 美 女 たちの 眩 しいくらいの 美 しさに 私 たちはぼおっと なっていたのでしょう 次 の 夜 は 一 番 高 級 な 晩 餐 付 のバトームーシュでのセーヌの 観 光 でした 男 女 とも 正 装 が 必 要 でした 食 前 酒 から 始 まって 次 々と 出 てくる 料 理 につくワイン 類 も 魚 には 白 次 の 肉 には 赤 最 後 のコニャックま でどれもこれも 高 級 なものばかりでしたので 私 はアルコールに 弱 いのですが 料 理 と 共 に 出 てくるたびに 一 口 づつ 飲 みました すごーくおいしい! でも~です 最 後 に 岸 についてさて 立 とうとすると 目 の 前 がクラクラし 足 はひょろついて 立 てないので す やっとの 思 いで 彼 らに 助 けられながら 岸 に 上 がりました 私 は 完 全 に 酔 っぱらってしまったのです 案 内 役 の 私 がこの 始 末 で 恥 ずかしい 限 りでしたがなにしろ 口 もきけませんでした 私 がお 客 様 をホテル までお 連 れするべきところをお 客 様 が 私 をタクシーでアパルトマンまで 送 ってくれました 次 の 晩 会 っ 6

7 た 時 私 は 恥 ずかしくて 穴 があったら 入 りたい 気 持 ちでしたが 彼 等 はクレージーホースでは 私 のドレス を 台 無 しにしてしまったのでバトームーシュの 失 態 は おあいこだよ と 笑 ってくれました 私 のパリでの 思 い 出 は 果 てしなく 続 きそうなのでこの 辺 でペンを 置 きましょう 私 の 好 きな 場 所 若 い 頃 は 山 が 好 きであった 富 士 山 に 登 って おはち 巡 りをした 立 山 に 登 って 偶 然 エベレスト 登 頂 者 サー ヒラリー 夫 妻 に 会 った 長 野 県 の 霧 ヶ 峰 を 歩 いていて 急 に 霧 が 濃 くな って 道 に 迷 い 偶 然 通 りかかったコカコーラを 積 んだトラックに 助 けられた あの 頃 はこわいもの 知 らずで 無 鉄 砲 だった 70 才 を 過 ぎた 今 そんな 体 力 も 気 力 もない 田 村 陽 子 今 私 の 好 きな 場 所 は ダブルデッカーの2 階 の 一 番 前 景 色 を 眺 めながら ボンヤリしているのが 良 い そこで 突 然 おもしろい 考 えがひらめいたりする 一 日 の 外 出 を 終 えたあとの 自 分 の 部 屋 先 ずはラジオのスイッチを On にして 音 楽 を 流 し コーヒーを すすりながら 一 日 のことを 思 い 返 す 又 大 声 をはりあげて コーラスの 練 習 をすることもある 気 がめいった 時 には 古 い 衣 類 を 引 っぱりだしてリフォームをする 長 袖 をチョン 切 って 半 袖 にしたり 太 いスラックスを 今 風 に 細 くする 全 て 手 縫 いだ 視 力 が 衰 え 針 に 糸 が 通 らなく イライラすること もあるが 結 構 楽 しいのだ 読 書 するのも 楽 しみだ 大 きな 虫 眼 鏡 を 片 手 にして 若 い 頃 買 った 積 読 の 本 を 少 しずつ 山 くずしする のが 痛 快 だ 春 になると 家 の 近 くの 桜 並 木 を 歩 くのが 好 きだ 4 月 に 咲 くボタン 桜 の 並 木 道 亡 き 夫 を 車 椅 子 にのせ てあるいたっけ! 桜 を 見 る 度 に 思 い 出 す Southend-on-Sea に 或 る 世 界 一 長 い pier. どこまでも 続 く 青 い 海 をながめながら そこを 走 る 小 型 の 汽 車 に 乗 るのもよし 潮 風 にあたりながら 歩 くのも 又 よい そしてそこの 先 端 のカフェでの 一 時 は 最 高 だ 又 あちこちの 教 会 でのランチ タイム コンサート たったの1 時 間 だが 心 に 沢 山 うるおいを 与 えてくれる 行 くたびに 出 会 う 新 しい 音 楽 音 楽 はことば だ 人 の 言 葉 にいくつもの 意 味 が 含 まれているように 音 楽 の 言 葉 も 聞 く 人 によって 意 味 がことなる こんなにも 沢 山 好 きな 場 所 がある 好 きな 場 所 幸 せを 感 じる 所 は 山 のあなたにではなく すぐ 足 元 にあるようだ 7

8 ハナコの 居 た 所 ビドル 恵 私 達 の 愛 犬 ハナコが 逝 ってから そろそろ7 年 目 になるが 彼 女 の 居 ない 我 が 家 ( 私 の 胸 の 中 も) には 今 でもポッカリと 大 きな 穴 が 開 いたままである 犬 と 暮 らした 事 のある 人 なら 分 かっていただけると 思 うが 犬 は 飼 い 主 に 心 の 潤 いと 温 もりを 与 えてくれる その 上 人 間 を 信 じて 頼 りきり 飼 い 主 の 意 のまま 深 窓 の 令 嬢 にも ガードマンに も 手 のつけられない 不 良 にだってなってしまう 人 間 に 愛 され ようと ひたすら 円 らな 瞳 で 見 つめ 返 してくるから 飼 い 主 の 方 も 頼 り 甲 斐 のある 良 い 奴 にならざるを 得 ない 我 が 家 のハナコは 勿 論 令 嬢 派 血 統 書 を 見 ると 私 達 夫 婦 の 方 が 僕 にならなくてはいけない 程 の 高 貴 な 血 筋 だったし カット:めぐみ 私 達 の 愛 情 を 一 身 に 受 けて( 子 供 が 居 なかったので) 健 やかに 賢 く 明 るく 且 つおっとりとして 行 儀 良 く 何 処 へ 出 しても 恥 ずかしくない 娘 に 育 ってくれた 1996 年 結 婚 10 年 目 にしてやっと 家 を 買 った ビクトリア 時 代 に 建 てられた 古 いテラスド ハウスだが 犬 を 飼 うことを 第 一 条 件 にしていたから 前 後 の 広 い 庭 と 家 の 前 が 全 部 歩 くと2 時 間 かかる 大 きな 公 園 というのが 気 に 入 って 決 めた 私 の 両 親 は 犬 好 きだったし 父 の 趣 味 が 狩 猟 だった 事 と 相 俟 って 猟 犬 ( 北 海 道 /アイヌ 犬 )の 繁 殖 を 副 業 にしていた 時 期 もあり 常 に 犬 の 居 る 生 活 だったから 当 然 私 も 犬 大 好 き 自 分 の 家 が 持 てたら 是 非 自 分 の 犬 もというのが 夢 だったのである 犬 を 飼 いたいと 言 われて 犬 嫌 い( 恐 い)の 夫 はどう 思 ったろうか 動 物 行 動 学 者 コンラート. ローレンツ 博 士 の 著 書 人 イヌにあう に 依 れば 人 類 最 初 に 子 犬 (ジャッカルの 子 )を 抱 き 上 げたのは 少 女 だったそうだ その 少 女 の 血 が 我 が 女 房 にも 滾 々と 流 れていたかと 諦 めていただく 他 無 い(どうせ 世 話 は 全 部 私 がするのだし) そして 飼 うなら お 人 好 しで 甘 えん 坊 の 洋 犬 より 素 朴 で 丈 夫 手 の 掛 からない 日 本 犬 をと 望 ん でいたから バタシー 公 園 で 催 された 日 本 祭 りで 英 国 秋 田 犬 協 会 の 存 在 を 知 った 時 は 小 躍 りする 程 嬉 しかった 運 良 く 超 大 型 犬 AKIТA(アメリカ 産 で 日 本 の 秋 田 犬 よりさらに 大 型 )も 見 るこ とができ その 威 風 堂 々とした 姿 に 犬 嫌 いの 夫 も 心 を 動 かされた 様 子 だった(しめしめ!) 翌 年 の 春 になって ロンドン 東 部 に 住 むブリーダーにAKITAの 子 犬 が 生 まれた 事 を 協 会 に 教 えて 貰 い さっそく 問 い 合 わせてみると 逆 に 沢 山 の 質 問 が 返 ってきた 貴 方 は 単 に カッコよいから だけで 飼 いたいのではないか 犬 を 飼 った 経 験 は 有 るのか 責 任 を 持 って 飼 えるのか 犬 を 飼 える 環 境 に( 庭 付 きの 家 ) 住 んでいるか そして 母 犬 から 離 せる8 週 間 後 まで 待 ち 車 で 引 き 取 りに 来 れるのかも 確 認 された 結 局 この 子 犬 の 中 の 一 匹 が 私 達 の 家 にやって 来 るのだけれど その 折 には 更 に ジャッカルの 血 をひくヨーロッパ 産 の 犬 ( 主 に 垂 れ 耳 )のように 遊 び 好 きで 従 順 な 種 と 違 い AKITAはオ オカミの 血 をひく 犬 北 極 圏 の 猟 用 /ソリ 引 き 犬 のように 群 れで 広 範 囲 を 移 動 して 食 糧 を 得 る 習 性 を 持 っているので 一 人 の 飼 い 主 にしか 馴 染 まない その 上 飼 い 主 を 群 れのリーダーと 見 なすの で そのリーダーになりきれる 人 だけが 飼 える 犬 である と 念 押 しされて 夫 は 少 々 腰 が 引 けた 様 子 だった 北 海 道 犬 を 育 てた 事 のある 私 を 信 じなさい とテーブルの 下 で 私 の 蹴 りをくらい ブリーダー には 責 任 を 持 って 世 話 します と 何 回 も 誓 わされ そして 大 きくなって 思 ったより 馬 鹿 犬 だった としても 文 句 は 言 いません 万 一 私 達 の 事 情 が 変 わって, 飼 い 続 けられなくなった 時 は 無 責 任 に 又 売 りしたり 捨 てたりせずに ブリーダーに 無 償 でお 返 しします といった 書 類 にサインをさせら れるのであった 8

9 さて 9 匹 も 居 た 子 犬 の 中 からどの 子 を 選 ぶか 迷 うところだが 私 は 絶 対 に 雌 犬 をと 決 めていたの で 雄 犬 をまず 除 く 雌 犬 は 雄 犬 より 忠 実 だし その 心 の 仕 組 は 美 しく 豊 かで 複 雑 知 力 も 一 般 に 雄 犬 より 優 れている そして あらゆる 生 き 物 の 中 で 物 事 を 弁 えるという 点 で 優 れており 新 の 友 情 を 分 かち 合 う 能 力 に 於 いて, 人 間 に 最 も 近 いのが 雌 犬 であるからだ 残 った 雌 犬 の 中 から 心 も 体 も 健 康 な 即 ち 一 番 強 くて 肥 っていて 活 発 な 当 時 私 の 腰 まであった 三 ツ 編 みの 髪 に 果 敢 に 噛 みついてぶら 下 がっていた 母 親 そっくりなタヌキ 顔 をした 子 に 決 めた 生 後 8 週 間 のAKITAの 子 犬 は 予 想 していたよりずっと 大 きくて 用 意 したキャリアケースに 入 らなかったので 私 が 後 部 座 席 に 乗 り 抱 いて 帰 る 事 となった 腕 の 中 の 子 犬 に 顔 を 埋 めると め ちゃくちゃにフワフワで 思 いっきり 乳 臭 かった 今 日 からこの 子 は 私 達 の 家 族 になるんだ 私 の 犬 になるんだという 感 動 が ジワジワーッと 胸 に 広 がって 行 く 彼 女 はそんな 私 の 気 持 ちなどおかまい 無 し 母 犬 や 兄 妹 から 引 き 離 されて どんどん 遠 去 かって 行 くのに 何 処 行 くの?! 何 処 行 くの?! とはしゃぎまくっている そして 私 の 肩 にしがみつい たまま 車 が 高 速 に 入 ってスピードを 上 げるに 従 い 後 方 へぶっ 飛 んで 行 く 電 燈 の 光 を 追 うのに 夢 中 であった こうして 初 めての しかも2 時 間 という 長 い 車 の 旅 に 酔 いもせず 我 が 家 にやってきた 子 犬 に 私 達 は 日 本 的 で 且 つ 夫 にも 呼 び 易 いようにと 考 えて Hana/ハナコ( 華 子 )という 名 を 付 けた ( 正 式 登 録 名 はもっとすごい) はい ここがあんたの 新 しいお 家 よ とそっと 床 に 降 ろしてやると ハナコは 廊 下 から 台 所 ま でクンクンと 匂 いを 嗅 ぎまわっている 私 達 はその 間 にテーブルの 下 に 寝 床 の 用 意 をし 母 犬 の 匂 いがするブランケットの 上 にタヌキのスリッパと 一 緒 に 入 れてやると 彼 女 は 直 ぐにコロンとひっ くり 返 ってスヤスヤと 眠 ってしまった その 姿 の 可 愛 らしさに 犬 嫌 いの 筈 の 夫 までもうメロメロである 可 愛 いいなァ でっかい 足 だなァ 大 きくなるぞォー とハナコのピンクでまだ 柔 らかい 足 裏 の 肉 球 なんか 触 って デレデレ しまくっていた 子 犬 の 成 長 の 早 いこと フワフワの 縫 いぐるみだった 時 期 はほんのつかの 間 生 後 4ヶ 月 頃 から 日 本 犬 の 特 徴 がどんどん 出 てくる 引 き 締 まった 口 吻 と 広 い 頬 骨 アーモンド 型 の 目 にピンッと 立 った 耳 細 くてはかなげだったし っぽもキッリッと 巻 き 上 がってフサフサとなり しなやかで 優 美 な 身 ご なしは 略 一 年 で 雌 オオカミを 思 わせるようになった そして 顔 のタヌ キ 模 様 と 背 の 斑 点 に 混 じる 金 赤 色 の 毛 が ジャッカルの 血 もひいている 事 を 示 していたから トイレの 躾 は 勿 論 小 さい 頃 から 犬 の 訓 練 の 基 本 を 学 び 彼 女 は 引 き 綱 に 従 い 主 人 にピッタリと 付 いて 歩 く 事 や 伏 せ をして 待 つ 事 等 を 驚 くべき 早 さで 身 につけた 私 達 の 仕 事 の 都 合 で 一 年 の 大 半 は 外 出 していたから 必 然 的 にハナコ も 同 行 する 事 になり この 躾 はとても 役 に 立 った ハナコにとって 家 やペットホテルに 置 いて 行 かれるのは 群 れから 引 き 離 されることを 意 味 し 大 変 な 苦 痛 だった 狭 い 車 に 乗 りっぱなしの 旅 でも 私 達 と 行 動 を 共 にする 事 は 彼 女 の 本 能 の 欲 求 を 満 たし 群 れのリーダーに 対 する 忠 誠 と メンバー 相 互 の 完 全 な 協 力 性 を 育 む 事 に 大 いに 役 立 ったのである とはいえ 高 速 のサービスエリアには 必 ず 犬 を 散 歩 させられるフィールドがあったし 主 な 仕 事 先 であるマナーハウスやパレスには 鹿 が 走 り 回 る 程 大 きな 庭 園 が 付 いていたから ハナコは 毎 日 新 しい 場 所 を 訪 れて 探 索 でき 幸 せだった その 中 で 最 も 彼 女 のお 気 に 入 りは ロビンフッドで 有 名 なシャーウッドフォーレストの 中 に 在 るクランバーパーク 引 き 綱 から 離 してやり 純 白 のとびっ きりしなやかな 体 で 森 の 中 を 疾 駆 する 姿 は 我 が 娘 ながらうっとりする 程 美 しかった 9

10 そして 夥 しい 数 の 野 兎 を 追 いかけた サフォークのコーンフィールド 兵 隊 さんの 野 営 訓 練 に 仲 間 入 りさせて 貰 ったソールズベリー プレーン スター 扱 いされ しっかりバッジも 貰 った 旧 BB Cのブルーピーター ガーデン 誰 も 居 ない 夜 のゴルフ 場 で ピンクのゴルフボールを 見 付 けて 来 て 得 意 気 だったハナコ 彼 女 は 行 く 先 々で 楽 しい 思 い 出 を 作 り 私 の 好 きな 場 所 を 増 やしてくれた 又 新 しい 本 が 出 版 される 毎 に 国 内 中 の 書 店 巡 りにも 連 れてい ったから バスや 電 車 での 移 動 もエレベーターやエスカレーターも 恐 い 物 無 し 人 込 みのショッピング 街 も 毎 晩 違 うホテルでのお 泊 り にも 一 切 臆 する 事 無 く 彼 女 は 本 当 に 嬉 々として 私 達 に 追 いて 来 た そして そんな 私 達 を 受 け 入 れてくれた 英 国 社 会 に 感 謝 する ハナコは 英 国 中 で 一 番 多 く 旅 をして 沢 山 の 場 所 を 訪 れた 犬 い つも 盲 導 犬 のように 行 儀 良 く 私 の 足 下 やテーブルの 下 に 伏 せて 待 っている 彼 女 が 居 る 限 り 私 には 何 処 も 幸 せな 場 所 になったし ハ ナコにとっても 私 の 居 る 所 が 一 番 安 心 できる 場 所 だったと 思 う ハナコは9 才 と 言 われる 超 大 型 犬 の 平 均 寿 命 を 越 して 元 気 に 生 活 していたが 家 の 前 の 公 園 に 咲 く 彼 女 の 大 好 きな 八 重 桜 の 下 で13 才 の 誕 生 日 を 祝 った2009 年 の 春 に リンパ 筋 腫 と 診 断 され た リンパ 筋 腫 はリンパ 球 のがんなので 最 終 的 には 全 身 に 広 がる 大 変 進 行 性 の 早 い 危 険 ながんだ とか ひと 月 もしないうちに48kgあった 体 重 が35kgに 減 り あっという 間 にヨレヨレにな ってしまった 高 齢 なのでがん 治 療 もできず 獣 医 の 勧 めるステロイド 注 射 のみ 日 々どんどん 様 子 が 変 わっていくのを 見 ているのは 本 当 に 辛 くて 悲 しかった 7 月 には 立 ち 上 がるのも 困 難 にな り がんが 胃 にも 移 転 してコーヒー 色 の 血 を 吐 いて 苦 しみ 一 睡 もできない 日 が 続 いたのでもう 限 界 だと 判 断 私 達 は 安 楽 死 を 望 み 獣 医 から 手 渡 された 紙 にサインしたのであった ハナコは 私 達 の 腕 の 中 で 痛 みから 解 放 され 安 らかに 息 を 引 きとった まだ 暖 かい 大 きな 体 を 抱 きしめると ふわんとハナコの 日 向 臭 い 匂 いがして 懐 かしく 涙 が 止 まらなかった ごめんねハナ コ 長 いこと 苦 しい 思 いをさせてごめんね そしてありがとう 貴 女 の 居 た 所 は 幸 せでいっぱいで したよ 又 いつか きっと 逢 えるよね この 別 れには 余 談 があって 意 気 地 無 しの 夫 はハナコとのお 別 れの 日 も ハナコが 灰 になって 木 箱 に 詰 められて 帰 ってきた 日 も 私 に 縋 り 付 いてワアワアと 手 放 しで 泣 いた 大 人 の 男 が ここま で 泣 くかァ? というぐらい 思 いっきり 泣 かれ タイミングを 逸 した 私 は 何 でこうなるの? と 大 きな 疑 問 符 を 浮 かべながら 夫 を 慰 める 役 回 りになってしまったのである そうして 歳 月 が 過 ぎ 当 初 の 鋭 い 痛 みが 徐 々に 癒 されて ハナコの 居 な い 寂 しさや 悲 しみ 喪 失 感 といったものが 一 つ 所 ハナコが 居 ない とい う 大 きな 穴 に 納 まり その 穴 の 存 在 が 私 達 の 生 活 の 一 部 普 通 なのだとい う 不 思 議 な 感 覚 を 持 つまでになった 公 園 の 八 重 桜 は 今 年 も 重 たい 程 花 を 咲 かせるだろう ポンポン 玉 のよ うに 満 開 の 花 をいっぱいつけた 枝 を ほらー 綺 麗 ねェーっ! って 揺 ら すと 足 下 でブシャーッと 大 きなくしゃみを 撒 き 散 らしたハナコ 本 当 はいけないのだけれど 花 を 数 本 取 って 首 輪 に 飾 ってやると 嬉 し そうにウヘへッと 笑 いながら 私 も 綺 麗 でしょっ?! と 自 満 気 だったハ ナコ 彼 女 の 居 た 所 が 私 の 一 番 好 きな 場 所 だ 10

11 チャナッカレの 朝 渡 邊 伸 悟 架 け 橋 に 憧 れて アジアとヨーロッパの 架 け 橋 世 界 中 でただ 一 か 所 だけその 表 現 が 許 された 土 地 そんなガイド ブックの 記 述 を 読 んで 僕 の 胸 は 期 待 に 震 えた 純 粋 な 意 味 でのバックパッキングは1 年 半 前 の 南 北 ア メリカ 大 陸 横 断 以 来 だったし トルコはずっと 行 きたかった 旅 行 先 でもあったからだ それに 10 月 か らの 大 学 院 入 学 を 前 に ぽっかりと 空 いた 時 間 の 隙 間 を 埋 めるのに 架 け 橋 という 表 現 は 何 とも 魅 力 的 だった 人 が 旅 に 出 る 理 由 は 多 くあると 思 うが 僕 にとっては 出 会 い これが 全 ての 理 由 だ それ 以 外 は ない そして 僕 はバックパッキングというスタイルは 出 会 う ために 最 良 のスタイルだと 思 ってい る 何 しろ 自 由 で 心 の 赴 くままに 感 性 の 導 くままに 旅 出 来 るからだ その 中 で 出 会 う 人 々とは 会 って5 分 でまるで 古 き 友 人 のように 接 することが 出 来 る このトルコ 旅 行 でも 僕 は 行 く 先 々 本 当 に 多 くの 人 に 出 会 った 日 本 でホテルのオーナーをしているKさんと 彼 の 友 人 で 編 集 関 連 の 仕 事 してい るTさん 驚 いたことに Kさんは 僕 の 大 学 の 先 輩 だった ケイマン 諸 島 からやってきたロンとウェン ディ 二 人 とも 旅 の 達 人 で まだ 見 ぬいろんな 世 界 の 話 を 僕 にしてくれた トルコ 在 住 のHさんに 日 本 で 獣 医 大 に 通 っているAくん 片 手 じゃ 足 りないほどの 出 会 いだった だが 今 回 伝 えたい 出 会 い は チャナッカレというトルコ 南 西 の 小 さな 町 で 出 会 った とあるカ フェで 働 くオマールという 青 年 との 出 会 いについてだ それは 単 に 僕 と 彼 との 出 会 いだけでなく 日 本 とトルコの 歴 史 を 伝 える 大 切 な 出 会 いだった 彼 が 伝 えてくれた 国 と 国 との 架 け 橋 の 話 親 切 なトルコ 人 今 回 の 旅 行 では9 月 26 日 ~10 月 2 日 までの 1 週 間 主 にトルコ 西 部 を 旅 した 訪 れた 場 所 はイスタン ブール カッパドキア パムッカレ チャナッカレの4 都 市 どの 都 市 も 世 界 遺 産 を 擁 していて トル コの 中 でも 観 光 地 的 色 彩 の 濃 いエリアに 行 ったことになる 数 年 前 のスーパーインフレは 落 ち 着 いたも のの それでもなお 毎 年 インフレが 起 こっているトルコでは ガイドブックの 参 考 価 格 など 一 瞬 で 過 去 になるみたいで 観 光 に 要 する 費 用 はどんどん 増 えているようだ バックパッキングをしていても 宿 代 や 観 光 地 の 入 場 料 なんかはヨーロッパ 並 みに 値 上 がりしていて どれだけ 安 宿 を 探 しても 入 場 料 で 節 約 分 がチャラになってしまう そこで 当 初 の 計 画 を 変 更 して 出 来 る 限 りバスや 夜 行 列 車 を 使 うことに した 移 動 と 宿 泊 を 一 緒 に 出 来 れば 少 しはお 金 が 浮 くからだ 初 日 のイスタンブールとカッパドキアを 除 いて 6 泊 のうち4 泊 はバス 中 泊 夜 に 街 を 出 て 朝 に 着 く その 場 で 次 の 目 的 地 へのバスを 予 約 してから 観 光 する といった 具 合 だ 夜 行 バスと 聞 くと 窮 屈 で きついイメージを 持 っている 人 が 多 いと 思 うが 国 土 面 積 が 大 きいトルコでは 比 較 的 ポピュラーなスタ イルみたいで バス 会 社 の 数 もサービス 内 容 も 驚 くほど 充 実 していた 一 度 大 阪 から 東 京 まで 夜 行 バ スを 利 用 したことがあるが それとは 比 較 にならないほどのサービスだった コーヒーや 紅 茶 のサービ スがあり とても 良 い 香 りのする 化 粧 水 みたいなものを 顔 や 手 にかけてくれる シートは 適 度 に 柔 らか く ゆったりとしている スタッフも 皆 親 切 で 特 に ただ 一 人 僕 だけが 観 光 客 の 時 は スタッフのみ ならず 周 りのお 客 さんまでしきりに 僕 のことを 気 にかけてくれた こうして 夜 行 バスを 利 用 しながら 多 くのトルコ 人 と 接 していて 気 付 いたことがある それは トルコ 人 は 例 外 なく 親 切 だということだ もちろん 旅 行 者 に 親 切 にしてくれること 自 体 はどの 国 を 訪 れても 起 こりうる だが それだけではないような 気 がする 夜 行 バスの 休 憩 所 で 一 人 の 男 性 が 話 しかけて きた 旅 行 者 か? えぇ どこから 来 たんだ? 日 本 です おぉ! 日 本 か 日 本 は 良 い 国 だ トルコは 日 本 を 愛 している と 言 って 彼 は 自 分 が 食 べていたパンを 僕 にくれた 11

12 他 にもある チャナッカレ 行 きのバスの 中 で 小 さな 男 の 子 が 恥 ずかしそうに 近 づいてきて 名 前 を 聞 かれた すると 彼 は 僕 はアル と 名 乗 って 握 手 を 求 めてきた よく 分 からな いまま 握 手 をすると 母 親 が 話 しかけてきた あなたは 日 本 人 ですか? はい やっぱり アル 握 手 が 出 来 て 良 かったね 日 本 は 良 い 国 だよ と 言 って アルの 頭 を 撫 でていた とにかく 一 週 間 の 旅 行 中 ずっとこの 調 子 である 日 本 は 良 い 国 だ トルコは 日 本 が 好 きだ 私 たちは 友 達 だ 多 く のトルコ 人 に こんな 風 に 話 しかけられた どうやらトルコ 人 は 日 本 が 好 きらしい そしてその 理 由 は チャナッカレで 出 会 った 青 年 に 教 えられることになる カフェで 出 会 った 青 年 道 中 エンジントラブルでしばらく 停 車 した 以 外 僕 が 乗 った 夜 行 バスは 何 の 問 題 もなくチャナッカ レに 到 着 した いや 問 題 はある 到 着 したのが 朝 の4 時 半 だということだ バスはチャナッカレの 港 に 到 着 したので 外 はとんでもなく 寒 い しかも 周 りを 見 回 しても 休 憩 所 みたいな 場 所 はない 近 くの 24 時 間 カフェテリアに 行 くと ホテルは25YTL と 言 われるし それじゃあ 夜 行 バスに 乗 った 意 味 がない 仕 方 なく この 24 時 間 カフェテリアで 朝 まで 過 ごすことにした チャナッカレと 言 われても ピンとこない 人 は 多 いと 思 うが トロイアの 木 馬 と 聞 くと 知 っている 人 が 多 いと 思 う ギリ シア 神 話 のトロイア 戦 争 で 使 われた 木 馬 で 神 話 を 信 じたシュ リーマンが 発 掘 した 町 である チャナッカレは この トロイ アの 木 馬 へ 訪 れるための 中 継 地 点 になる 港 町 だ そんなチャナッカレにあったこの24 時 間 カフェは おそら く 町 の 人 気 スポットだと 思 う 夜 中 ずっとトランプゲームをし ている 人 や ただチャイを 飲 んでぼぉーっとしている 人 テレ ビを 見 ている 人 なんかがひっきりなしにやってくる みんな 本 当 にくつろいでいる 僕 が 頼 んだチャイを 飲 みながら 日 記 を 書 いたり 本 を 読 んだりしていると その カフェの 店 員 であろう 一 人 の 青 年 が 話 しかけてきた 彼 は 僕 はオマールだ と 名 乗 り 朝 の 4 時 半 に やってきて 凍 えながら 本 を 読 んでいる 僕 を 心 配 してくれているのか 寒 くない? どこから 来 たの? と 話 しかけてくれた そして 僕 が 日 本 から 来 た と 答 えると 驚 いて すごく 嬉 しそうに 言 った 日 本 は 良 い 国 だ と 僕 は 思 い 切 って 聞 いてみた トルコを 旅 行 している 間 本 当 に 多 くの 人 にそう 言 われた ど うしてトルコの 人 は 日 本 のことが 好 きなんだろう? 彼 は 少 し 驚 いてこう 言 った だって 日 本 はトルコの 恩 人 なんだ 昔 遭 難 したトルコの 船 を 日 本 人 が 助 けてくれた そのおかげで 今 のトルコがある 僕 は そう 学 校 で 教 えられた 違 うのかい? ごめん 僕 はその 話 は 知 らないけど そっか でも とにかくそのお 陰 で 今 のトルコがあるんだ よ だから トルコ 人 は 皆 日 本 や 日 本 人 が 好 きなんだ 彼 がそう 話 しくれた 時 の 少 し 寂 しそうな 顔 を 僕 は 忘 れることが 出 来 ない 本 当 に 恥 ずかしい 話 だが 僕 はその 話 を 全 く 知 らなかった 後 に 帰 国 してインターネットで 検 索 して 初 めて エルトゥールル 号 遭 難 事 件 のことを 知 ったのだ 結 局 カフェを 出 る 時 間 まで 僕 とオマールは 拙 いながらも 英 語 で 話 をした 自 分 の 事 や 将 来 の 夢 の こと ボディランゲージとペンとノートを 使 った 精 一 杯 のコミュニケーション 伝 えようとするお 互 いの 姿 勢 があれば 何 でも 伝 わるものだ もしかしたら 旅 行 中 一 番 楽 しかった 時 間 かもしれない 9 時 になり 朝 ごはんを 食 べていると これは 俺 たちから といって 別 のパンとチャイをサービスし 12

13 てくれた もちろん ウインクも 忘 れずに 陽 が 昇 ってからカフェも 忙 しくなってきて さすがに 彼 と ゆっくり 話 すことは 出 来 なくなっていたが このさりげない 思 いやりに 僕 は 感 動 して 涙 が 出 そうだっ た やっぱり 心 というのはしっかり 相 手 に 伝 わるものだ あなたのことを 気 にかけていますよ そのサインを 見 せてもらえるだけで どうしようもなく 心 は 揺 れる テシェッケレ(ありがとう) 僕 は 精 一 杯 の 感 謝 の 気 持 ちを 込 めてお 礼 を 言 って トロイの 町 へ 出 発 した エルトゥールル 号 事 件 と 後 日 譚 帰 国 して 調 べたところ エルトゥールル 号 事 件 は 日 本 とトルコの 友 好 秘 話 として 伝 えられている 事 件 だということが 分 かった 概 略 はこうだ 1890 年 ( 明 治 23 年 ) トルコの 軍 艦 エルトゥールル 号 が 和 歌 山 県 沖 で 嵐 に 遭 って 遭 難 した 多 くの 乗 組 員 が 亡 くなったが 生 き 残 った 者 は 地 元 民 の 手 厚 い 救 護 で 生 き 延 び 明 治 天 皇 が 用 意 した 軍 艦 2 隻 に よって 帰 国 することが 出 来 た また この 話 に 同 情 した 山 田 寅 次 郎 という 人 物 が 義 捐 金 を 集 めてイ スタンブールに 渡 り そのままトルコに 滞 在 して 日 本 との 友 好 親 善 に 努 めたという トルコ 建 国 の 父 アタトゥルクは この 時 の 彼 の 教 え 子 だったということだ 偶 然 だろうが チャナッカレにある 軍 事 博 物 館 には 1915 年 のゲリボルの 戦 いについての 展 示 がされて おり この 戦 いこそが 後 の 建 国 の 父 アタトゥルクが 活 躍 した 戦 いだった つまり トルコの 人 々にとって エルトゥールル 号 事 件 があったからこそ アタトゥルクに 続 くトル コ 共 和 国 の 誕 生 があったということになる だが 話 はここで 終 わらない 実 は 日 本 とトルコの 友 好 秘 話 には 後 日 譚 があった 1985 年 3 月 17 日 イラン イラク 戦 争 の 真 っただ 中 イラクのサダム フセインが 40 時 間 後 にイ ラク 上 空 の 飛 行 機 を 撃 ち 落 とす と 発 表 した 世 界 中 が 自 国 民 救 出 のために 救 援 機 を 出 した 中 日 本 は 対 応 が 遅 れ 救 援 機 が 間 に 合 わない 状 況 になってしまった その 時 一 機 のトルコ 航 空 の 飛 行 機 がやっ てきて 悲 嘆 に 暮 れている 日 本 人 216 名 全 員 を 乗 せて 成 田 へ 飛 び 立 った マスコミも 政 府 も なぜトル コが 救 援 機 を 出 したのか 知 らなかった この 時 元 駐 日 トルコ 大 使 のネジアティ ウトカン 氏 は 今 も トルコの 人 達 は エルトゥールル 号 事 件 の 時 献 身 的 に 救 護 してくれた 日 本 のことを 忘 れていません 歴 史 の 教 科 書 に 書 かれているので 今 の 子 どもたちでさえ 知 っています 日 本 人 が 知 らないだけです 私 たちは ただその 時 の 恩 を 返 したいと 思 っただけです と 語 ったという 僕 は 自 宅 でこのエルトゥールル 号 事 件 の 事 を 読 みながら 涙 が 止 まらなかった 同 時 に あのチャ ナッカレの 港 町 でオマールに こちらこそ イラン イラク 戦 争 の 時 に 日 本 人 を 助 けてくれてありがと う と 言 えなかった 自 分 の 不 学 が 悔 しかった 架 け 橋 の 意 味 旅 は 出 会 い だと 冒 頭 で 書 いた その 気 持 ちは 今 でも 変 わらない いや むしろオマールとの 出 会 いを 通 じて より 旅 の 出 会 い の 大 切 や 素 晴 らしさを 再 認 識 したと 言 っていい だが 今 回 の 旅 を 通 じて 他 にも 実 感 したことがある それは 日 本 人 の 知 らない 日 本 が 世 界 中 に 在 るということ そして 旅 はそんな 未 知 の 日 本 を 僕 に 教 えてくれるものでもあるということだ チャナッカレの 朝 の 数 時 間 オマールと 過 ごした 時 間 は 単 なる 出 会 い 以 上 のものを 僕 にくれた 世 界 に 息 づく 日 本 という 国 のこと 遠 く 離 れたトルコと 日 本 との 時 代 を 超 えた 絆 の 話 そして 何 より 人 こそが 国 と 国 過 去 と 未 来 をつなぐ 架 け 橋 なのだということ これからも 僕 は 旅 を 続 けるだろう いろんな 国 を 知 り いろんな 出 会 いをするために だが ここに もう2つ 旅 する 理 由 が 加 わった 一 つは 世 界 の 中 の 日 本 を 知 ること そしてもう 一 つは 僕 自 身 が 日 本 と 旅 する 国 々の 架 け 橋 となることだ フランスの 作 家 ブレヴォは 楽 天 家 用 小 事 典 の 中 で 旅 す るおかげで われわれは 確 かめることが 出 来 る たとえ 各 民 族 に 国 境 があろうとも 人 間 の 愚 行 には 国 境 がない と 言 ったが 僕 は その 逆 もまた 然 りであると 信 じたい 旅 するおかげで 僕 らは 人 間 の 善 意 にだって 国 境 がないと 確 かめることが 出 来 る と 13

14 フローレンス 讃 歌 小 川 のり 子 冬 の 夕 暮 れはあっと 言 う 間 にやって 来 た 先 程 まで 山 々の 稜 線 をあかね 色 に 染 めていた 残 照 は いつの 間 にか 暮 色 の 中 に 溶 け 込 み 今 黒 々とした 建 物 の 後 ろで かすかな 輝 きを 残 すのみ そして 一 瞬 町 々の 灯 が 一 斉 に 光 彩 を 放 ちだした も う 先 刻 から 気 付 かれず 灯 っていたのだろう それはまるで 宝 石 箱 のふた を 開 けたように 華 やかでそれでいて 何 となくよそよそしい 風 情 でもあ った 4 百 数 十 の 階 段 を 上 ればドゥオモの 展 望 台 そこから 眺 められる フローレンスの 町 並 みが 眼 下 に ひっそりとあでやかに 息 づいていた 先 刻 やっとの 思 いで 上 ったジョットの 鐘 楼 がすぐ 近 く 低 めに 見 える のは こちらの 方 が 少 し 天 に 近 いからだろう 私 は 思 わずフーッと 長 い ため 息 をついてしまった 好 きな 町 に 来 ているという 満 足 感 からだろうか 頂 いたメールに あなたはイギリス 生 活 が 長 いからフローレンスと 呼 ぶのですね と 言 う のがあった 一 瞬 あれ! と 思 ったが 日 本 では フィレンツェ と 呼 ぶ 方 が 多 いらしい そういえ ば わが 憧 れのフィレンツェ と 言 った 方 が 何 となく 恰 好 がよい 気 もするが 少 々 気 取 っている 風 にも 思 われる ただしこの 文 しかりで 英 語 読 みにしたり イタリア 語 読 みにしたりで 全 く 統 一 性 はない チ ューリンのシュラウド( 聖 骸 衣 ) とは 言 うが トリノのシュラウド とは 呼 ばないし トリノのフィ アット 工 場 とは 言 うが チューリンの 工 場 とは 言 わない ローマとは 言 うがロームとは 言 わない し シチリアとは 言 わないがシシリーとはいう 何 故 使 い 分 けるのか 自 分 でもよく 分 からない フローレンスに 魅 せられて 半 世 紀 が 過 ぎた 若 い 頃 は 毎 年 ではないが 春 夏 秋 冬 と 季 節 ごとに 訪 れるのを 楽 しみにしていた 毎 回 数 日 の 旅 程 であるので 訪 れる 場 所 はほとんど 決 まっている 何 処 にでも 歩 いて 行 ける 大 きさなので 通 りの 名 前 等 ほとんど 注 意 したことがなく 後 年 になって 地 図 を 持 ち 歩 くようになったが 名 前 など 覚 えたはしから 忘 れてしまう しかしこの 町 で 道 が 分 らなくてどう しょうかとの 不 安 に 陥 ったことは 全 くない 2 月 の 朝 は 風 が 身 を 切 る アルノ 川 に 近 いホテルから 岸 沿 いにゆっくり 歩 いて ウフィッチ 美 術 館 まで 約 10 分 川 岸 にはチドリが 数 十 匹 身 を 寄 せ 合 うようにして 弱 々しい 冬 の 陽 光 を 浴 びている この 美 術 館 には 少 々 恨 みもある 過 去 一 体 何 十 時 間 と 言 う 行 列 待 ち の 浪 費 をさされてきたのであろう か 最 近 は 少 々 賢 くなって ネットでチケットを 予 約 して 行 くのだが 賢 い 人 が 増 え その 予 約 者 の 列 に 30 分 以 上 も 並 ばねばならぬ 羽 目 になってしまう しかし 入 館 と 同 時 にその 恨 みはたちまち 喜 びのか なたに 消 えてしまうものも いつものことである 中 世 の 絵 画 から 始 まる3 室 目 に シモーネ マルティーニの 受 胎 告 知 がある 世 界 中 合 わせるとゆうに 百 は 超 すと 思 われるこのモチーフの 絵 の 中 で これ 以 上 のものはないと 思 わせるほど 私 の 好 きな 絵 である マリアが 天 使 ガブリエルからその 告 知 を 受 けた 瞬 間 の 驚 きのため 身 をひ るがえして 逃 げ 出 しそうな 動 きが 豪 華 な 金 箔 を 背 景 に 繊 細 な 線 と 鮮 や かな 色 調 で 描 かれている 彼 女 の 羽 織 るガウンは 金 糸 で 縁 取 られた 濃 紺 で その 下 から 覗 く 長 衣 は 真 紅 である 左 手 で 赤 い 皮 表 紙 の 祈 祷 書 をしっ かりと 握 り 右 手 は 首 のあたりでガウンの 襟 を 掴 み よじられた 体 は 何 と なく 防 御 の 姿 勢 少 々つりあがり 気 味 の 切 れ 長 の 目 には 聡 明 さと 思 慮 深 さが 宿 り 蕾 のような 赤 い 唇 には 意 志 の 強 さが 感 じられる 天 使 ガ ブリエルはマリアよりも 華 々しく 描 かれている 美 しい 羽 を 背 負 った 白 い 長 着 の 上 に 格 子 柄 のケープが ひるがえる 天 上 より 今 まさに 降 り 立 てり と 言 うところなのだろう 頭 にはオリーブの 冠 が 置 かれ 手 にもやはりオリーブの 小 枝 が 捧 げ 持 たれている 通 常 は 百 合 の 花 を 捧 げ 持 つそうだ 本 来 この 絵 はシ エナにあるドゥオモの 祭 壇 画 として 描 かれたそうであるが マルティーニは 依 頼 主 に 気 を 使 ってか ラ イバルであるフローレンス 共 和 国 の 花 百 合 を 避 けたと 物 の 本 にある ちなみにこのギャラリーには 他 14

15 にダ ヴィンチ ボッティチェリ アルベルティネリの 受 胎 告 知 が 競 い 合 っている この 町 を 訪 れると 必 ず 行 く 場 所 が 数 か 所 ある マサッチオの 壁 画 があるブランカッチ 礼 拝 堂 もその 一 つ ここは アルノ 川 の 左 岸 にあるチエーゼ カルミネと 呼 ばれ 何 の 変 哲 もない 少 々お 粗 末 過 ぎるかと 思 われる 教 会 にある 本 堂 とは 入 り 口 が 別 々で チケットオフィスは 10 時 にならないと 開 かないというの でその 周 辺 の 店 をあちこち 覗 いてみる 美 しい 町 並 みの 続 く 右 岸 に 比 べ この 周 辺 はみすぼらしいほど 雑 然 としている しかし しばらく 待 たされる と 言 う 序 曲 は 期 待 感 をより 深 めるものでもあるのだ ろう 列 に 並 んでいた 数 人 が 開 館 と 同 時 に 礼 拝 堂 に 駆 け 込 んでいった 壁 画 は 聖 人 ピーターの 生 涯 が 三 面 に 描 かれている 私 がマサッチオを 好 きなのは 明 確 で 大 胆 なライ ンが 力 強 さと 質 感 にあふれ 落 付 いた 色 調 が 全 体 に 透 明 感 を 与 えるからである 描 かれる 人 物 の 顔 は 各 々 別 人 でありながら それでいて 皆 がマサッチオ 風 の 爽 やかな 目 と 口 元 を 持 ち それらは 聡 明 さと 思 慮 深 さを 表 しているように 思 われる し ばらくご 無 沙 汰 していた 礼 拝 堂 なので 静 かに 聖 人 のエピソード 画 を 追 っていたら 数 人 が 盛 んにカメラや 携 帯 で 各 シーンを 撮 っている ここだけではない 多 くの 人 が ギャラリーや 教 会 で ひっきりなし にシャッターを 押 しまくっている まるですべての 絵 や 彫 刻 を 自 分 の カメラに 収 めねばと 思 っているほどであるが そうでない 私 には 目 障 りで 仕 方 がない 自 分 の 目 で 観 るのとレンズを 通 して 観 るとは 違 うよ うにも 思 えるが 大 きなお 世 話 と 言 われるので 黙 るしかない 今 回 何 度 か 写 真 を 撮 ってください と 頼 まれたので 頭 のてっぺんを とも 思 ったが 自 分 がカメラクラブに 所 属 している 手 前 ちょん 切 る のは 避 けた もっとも 私 の 好 きな 絵 の 前 での 依 頼 なら もう 少 し 右 とか 左 とか ポーズの 注 文 まで 付 ける 大 サービスを 提 供 したくらいであるから 私 もまんざら 意 地 悪 婆 さんでもないらしい 好 きな 絵 でも 沢 山 観 れば 疲 れてしまう それで 趣 向 変 えて 中 央 市 場 に 出 かけてみた もう 長 年 訪 れる ことがなかったが 無 粋 な 外 観 は 昔 そのままであった そばには 聖 ロレンツォ 教 会 メディチ 家 のチャペルがあるのが 何 となく 場 違 いにも 思 えるが 15 6 世 紀 当 時 は 勿 論 マーケットなどはなかったにちがいない この 市 場 の 周 辺 は 何 十 軒 と 言 う 路 上 の 出 店 が 並 んでいる 皮 製 品 や 刺 繍 入 りのブラ ウス 織 物 の 壁 掛 けなどが 多 いが 昔 は 偽 物 有 名 ブランドのハンドバックを 売 っ ていた 若 い 頃 お 金 はないのに 虚 栄 心 は 十 分 あったのか このマーケットで 買 い 求 めた 偽 物 グッチを 喜 んで 持 ち 歩 いていた が 私 は 本 物 との 違 いをはっきりと 知 っていた 情 報 によれば 本 体 の 部 分 は 工 場 からの 横 流 しとかで 両 方 とも 同 じ 生 地 であるそうだが ハンドルと 縫 い 目 のトリミングが 本 物 は 革 で 偽 物 は 皮 まがいの 物 であるそうだった 町 中 で 他 人 の バッグを 見 ながら 真 偽 を 突 き 止 めるのを 楽 しみにしていたが 驚 いたことには 偽 物 には 全 く 出 会 わず 多 くの 人 が 本 物 を 下 げていたので 失 望 したことを 覚 えている もう 一 つ 失 望 のはなし 後 年 押 し 入 れの 隅 で 眠 っていた 偽 物 を もういい 年 齢 になっていたので さりげなく 下 げていった それを 見 つけ たある 人 から あら ヴィトン? 貴 女 らしくないじゃないの! とコメントされたので 少 し 失 望 した もし これが 本 物 なら 大 失 望 と 言 うところだったのだろうに ミケランジェロ 広 場 からフローレンスの 町 並 みが 眼 下 一 望 のもとに 見 渡 せる 大 円 蓋 を 持 つドゥオモ も ジョットの 鐘 楼 も サンタ クローチェ 教 会 も そして 赤 い 屋 根 の 家 々が 寄 り 添 うようにして 立 ち 並 ぶ 風 景 も 昔 と 変 わらぬ 姿 を 見 せてくれる 私 は 何 となくベッキオ 宮 殿 のそばの シニョリーア 広 場 から 一 条 の 煙 が 立 ち 上 るのを 想 像 してみた 今 を 遡 ること 約 520 年 前 ドメニコ 派 の 修 道 士 サヴォナローラによって 虚 栄 の 焼 却 としての 多 く の 素 晴 らしい 美 術 工 芸 品 が 彼 にとっては 贅 沢 品 になるのだろうが この 広 場 で 燃 やされてしまったと 聞 く もしかしたらあの ヴィーナスの 誕 生 にも 春 にも 出 会 えなかったかと 思 えば 今 それら の 絵 が 与 えてくれる 喜 びは より 深 いもののように 思 われた 私 は 焼 かれずに 良 かった! と 思 わず 口 に 出 してしまった しばらくはこの 幻 の 煙 に 憑 りつかれた 思 いであったが やがて それも 次 第 に 薄 れ 今 度 はいつこの 町 に? と 思 いつつ 坂 道 を 下 って 行 った 15

16 夢 での 教 え 廣 田 丈 自 かずおき 夢 で 太 鼓 の 師 匠 の 大 場 先 生 や 一 興 さん( 先 生 の 息 子 さんで 北 海 太 鼓 グル ープのリーダー) 娘 さんの 梓 さん 達 がいて 何 処 か 山 路 を 団 体 で 登 って 行 く 光 景 を 経 験 した 色 々の 話 をしているのだが 主 に 今 後 の 私 の 太 鼓 演 奏 活 動 について 話 合 ってい る 皆 私 に 好 意 的 で 自 分 は 少 し 気 分 良 く 意 見 を 言 っていた 一 興 さんが 何 か 確 かではないが 練 習 について 意 見 を 言 った 時 私 の 方 が 年 上 だと 言 う 意 味 で 私 は 自 分 はそんなに 若 くはないというような 事 を 言 うと 一 興 さんも 大 場 先 生 も 黙 ってしまい 少 し 座 が 白 けかけたが 先 生 が 何 か さあ 行 こう とい うように 皆 を 促 し また 山 路 を 進 み 始 めた 何 故 か 私 が 岡 田 屋 布 施 ( 東 京 浅 草 の 太 鼓 メーカー)の 吉 田 君 を 知 っています かと 言 うと 先 生 は 前 方 から 吉 田 君 知 っているの? というように 返 事 をされた 私 は 一 興 さんへ さっき 言 った 事 は 悪 気 があって 言 ったのではなく もちろん 良 い 練 習 は 続 けていくべきという 意 味 の 事 を 言 うと 一 興 さんも 直 ぐ 明 るくなられた ( 吉 田 氏 は 以 前 岡 田 屋 布 施 の 太 鼓 職 人 で 現 在 独 立 して 私 の 太 鼓 のほとんどを 制 作 してくれている 畑 元 徹 氏 を 私 に 紹 介 した) 梓 さんも 大 場 先 生 の 奥 様 もいら してたように 思 うが 私 を 励 ましてくださって また 進 みはじめた 夢 はあまりにもはっきりと 現 実 的 だったが そこで 先 生 と 一 興 さんがもう 亡 くなっているのに 気 がつき はっと 眼 が 醒 めた この 夢 は 昨 晩 のコペンハーゲン チボリホールでのコンサートで 先 生 や 一 興 さんが 見 守 っていてく れたのだろうか 先 日 梓 さんが 色 々な 北 海 道 の 味 を 送 ってくださった 礼 状 に コペンハーゲンに 行 く と 書 いたので 私 が 自 分 のほうが 一 興 さんより 年 上 だと 言 ったとき その 場 の 雰 囲 気 が 白 けた のは 多 分 一 興 さんも 先 生 ももうこの 世 にいなく 太 鼓 をやろうにもこの 現 世 では 出 来 ないのに 私 が 生 意 気 な 事 を 言 ったためだと 思 う 先 生 は 優 しい 感 じで 自 由 にやりなさい という 風 で ここ 北 海 太 鼓 で 教 えられた 基 本 を 生 かして 私 が 特 に 外 国 で 活 動 するに 当 たり それに 見 合 った 新 しい 太 鼓 音 楽 を 創 作 しなさいと 言 われたが 一 興 さんは チボリホールでのコンサートの 感 想 も 含 めて もう 少 し 伝 統 的 にきちっとしたものも 頑 張 りな さい と 思 ってくださったのかもしれない 大 場 一 刀 一 興 略 歴 昭 和 38 年 福 井 県 の 奥 越 太 鼓 を 基 調 に 独 自 にアレンジした 北 海 太 鼓 グループ を 北 海 道 登 別 にて 設 立 チームを 結 成 するとともに 北 海 道 の 荒 々しい 風 土 と 雄 大 さ そして 登 別 温 泉 のイメージな どを 太 鼓 の 素 朴 な 響 きのよって 表 現 した 名 曲 の 数 々を 創 作 し 登 別 に 新 しい 郷 土 芸 能 を 残 す 武 道 の 達 人 でもあった 子 息 の 一 興 氏 もその 後 継 者 として 活 動 していたが 若 くして 不 慮 の 事 故 で 一 刀 氏 より 先 に 他 界 する 北 海 太 鼓 は 北 海 道 の 民 族 文 化 財 となり 一 刀 氏 は 北 海 道 近 代 史 に 貢 献 した100 人 衆 の 一 人 としてその 功 績 が 讃 えられている この 北 海 太 鼓 は 大 場 一 刀 氏 の 死 後 北 海 太 鼓 保 存 会 により 受 け 継 がれ また 門 下 生 たちによ り 北 海 自 衛 太 鼓 登 別 太 鼓 同 好 会 などとして 継 承 されています 代 表 曲 北 海 流 れ 打 ち 石 狩 川 の 流 れをテーマにしたもの 北 海 勇 み 駒 広 大 な 牧 場 に 群 れる 若 駒 の 姿 を 表 現 したもの 北 海 四 季 打 ち 16

17 20 年 の 足 跡 ウイリアムズ モモコ JA( 英 国 日 本 人 会 )の20 周 年 を 迎 えて 発 足 当 時 の 頃 に 思 い を 馳 せてみました 手 元 にある 資 料 を 見 てみると1996 年 7 月 に 当 時 のローカル 新 聞 日 英 タイムズ を 通 して 定 住 者 の 為 のネットワークづくり を 呼 びかけ 11 月 に10 名 程 の 発 起 人 を 中 心 に 故 平 久 保 正 男 氏 を 会 長 として 正 式 に 英 国 日 本 人 会 として 歩 き 出 しまし た 当 時 の 発 起 人 の 中 で 現 在 残 っているのは 佐 野 圭 作 氏 ( 現 会 長 ) 加 藤 節 雄 氏 ( 元 日 英 タイムズ 編 集 長 )と 私 の3 人 のみです 発 足 時 にまず 始 めたのは 現 在 も 活 動 している 二 水 会 とい うゲストスピーカーを 交 えた 懇 親 会 です 私 が 発 起 人 の 一 人 として 参 加 した 大 きな 理 由 は 国 際 結 婚 をして 英 国 に 住 み 着 いた 同 年 代 の 多 くの 女 性 達 と 一 緒 に 将 来 は 必 ず 直 面 することになる 高 齢 化 について 話 し 合 い その 対 策 を 考 えていきたいと 考 えたからです その 思 いから 発 起 人 の 一 人 福 留 国 紘 氏 と 一 緒 に 福 祉 部 担 当 をすすんで 引 き 受 けまし た 福 留 氏 には 日 本 人 共 同 墓 地 を 会 として 確 保 したいという 強 い 願 いがあり その 情 熱 が 今 につな がって ロンドンの 北 部 ヘンドンに 在 る 日 本 人 墓 地 は 1998 年 よりJAが 維 持 管 理 をしています こ の 墓 地 は 戦 前 ロンドンにあった 永 住 者 の 相 互 共 済 組 合 同 胞 会 によって 建 立 されたもので 1936 年 当 時 の 吉 田 茂 駐 英 大 使 列 席 のもとに 序 幕 式 が 行 われました 今 年 で 丁 度 80 年 になります 夕 方 に 開 催 していた 二 水 会 に 加 えて 日 中 の 例 会 も 始 めようということで 1997 年 12 月 8 日 に 当 時 ビクトリア 駅 の 近 くにあった 寿 司 源 にて まずは 準 備 会 が 開 催 されました そして 翌 月 に は 日 本 クラブに35 人 ( 女 性 30 人 男 性 5 人 )が 集 まり 毎 月 第 4 木 曜 日 に 持 参 のお 弁 当 を 食 べな がら 親 睦 をはかる 紅 葉 会 がスタートしたのです 集 まった 会 員 の 希 望 は 英 国 で 老 後 を 迎 えるにあたり お 互 い 助 け 合 い 親 睦 を 図 り 楽 しく 安 心 で きる 老 後 の 生 活 を 目 標 にネットワークづくりをすることで 将 来 は 情 報 交 換 愛 好 者 の 集 い 更 には 老 人 ホームやセンター 開 設 等 へ 発 展 させようという 夢 と 希 望 を 大 きく 膨 らませていました 当 初 福 留 氏 とクレリン 悦 子 さんの 多 大 なるサポートにより 会 は 順 調 に 始 まりました その 後 は 歴 代 の 部 長 を 中 心 に 紅 葉 会 は 大 きく 成 長 して 現 在 は 毎 回 人 が 参 加 する 素 晴 らしい 会 として 存 続 しています 英 国 春 秋 はその 翌 年 1999 年 の2 月 22 日 に 春 季 号 NO.1として 創 刊 しました 最 初 の2 号 は 日 本 航 空 ロンドン 支 店 次 の4 号 ( 夏 号 2000 年 5 月 発 行 )までは ヴァージン アト ランティック 航 空 の 支 援 を 受 けて かなり 立 派 な 文 集 を 制 作 することができました しかし バブル 崩 壊 のあおりを 受 けてスポンサー 不 在 となったため 1 年 の 休 刊 を 経 た 後 翌 年 2001 年 秋 号 に A4 サイズ 減 ページでの 英 国 春 秋 ミニ 版 1 号 という 形 に 生 まれ 変 わりました 私 生 活 が 多 忙 を 極 めた ことを 理 由 に2007 年 秋 14 号 をもって 休 刊 を 余 儀 なくされましたが その 後 幸 いなことに 現 在 の 編 集 長 小 川 のり 子 さんが 引 きついで 下 さって 立 派 な 文 集 として 復 刊 現 在 も 定 期 的 に 発 行 されてい ます 福 祉 部 は 最 初 から 活 動 の 中 心 を 紅 葉 会 現 在 も 紅 葉 会 に 参 加 される 方 々が 中 心 となって 様 々な 役 割 を 分 担 し 意 義 深 い 活 動 をされていることは 感 に 堪 えません 当 時 50 代 だった 私 達 も 今 は70 代 中 には 既 に 他 界 された 会 員 も 少 なくありません 病 気 になる 人 伴 侶 に 先 立 たれて 未 亡 人 になった 人 今 は 元 気 でも 将 来 を 案 じる 会 員 は 多 数 です そん ななかで 現 在 の 福 祉 部 の 方 々からの 手 厚 いサポートに 心 強 く 思 っている 会 員 も 少 なくないことでし ょう 会 員 からの 感 謝 の 声 などを 聞 く 時 20 年 前 に 始 めた 会 の 主 旨 が 現 在 もそこに 脈 々と 生 き 続 けているこ とを 確 信 し 改 めて 日 本 人 会 の 存 在 の 意 義 と 重 要 性 に 思 いを 馳 せるのです これから10 年 20 年 戦 前 の 同 胞 会 と 同 じように この 英 国 日 本 人 会 も 次 の 世 代 に 引 き 継 がれ て 英 国 に 住 む 日 本 人 を 支 えていくことでしょう 20 周 年 の 節 目 は 発 起 人 の 一 人 として 会 を 振 り 返 っ てみる 良 い 機 会 になりました 17

18 英 国 春 秋 俳 壇 手 袋 エリオット つやこ あかき 赤 きポインセチアの 花 みどり 手 袋 をどこかに 忘 れてあと 戻 り 知 る 人 の 逝 くを 知 らさる 年 の 暮 れ じゅず 玉 を 一 つ 加 えて 大 晦 日 いただきし 丸 餅 うれし 母 の 味 寒 けれど 陽 ざしが 少 し 伸 びてきた 腰 かがめチューリップの 芽 をのぞく 雨 ぬらす 椿 つぼみに 赤 かすか 晴 天 にこぶしのゆれる 頃 となり よそ 庭 の 早 咲 きもくれん 枝 高 し 18

19 歌 舞 伎 の 21 世 紀 を 楽 しむ 三 宅 和 子 何 でもネットでできる 時 代 になった TV も 音 楽 もダウンロードできるし 自 分 の 作 品 をアップロード もできる 海 外 の 人 ともパソコンやスマホを 通 して 顔 を 見 ながら 話 ができる そんな 便 利 な 世 の 中 にな ちょく っても いや だからこそ ナマ Offline 直 が 大 切 なんだと 強 く 感 じるこの 頃 である 演 劇 や 音 楽 を 生 で 見 たり 聴 いたりしたときの 臨 場 感 や 共 有 感 は online では 絶 対 味 わえない 演 劇 なら ジャンルを 超 えて 好 きな 私 だが 編 集 の 小 川 さんの 歌 舞 伎 とか 日 本 演 劇 とか とのリクエストに 応 えて 歌 舞 伎 のことを 書 くことにした とはいえ 専 門 外 だから 思 いつきを 書 くしかない そうだ 新 装 になった 歌 舞 伎 座 と 稀 代 の 若 手 エンターテイナー 市 川 猿 之 助 の 魅 力 について 語 ろう 歌 舞 伎 座 のもくろみ 新 歌 舞 伎 座 の 竣 工 は つい 最 近 のことだと 思 っていたら 2013 年 2 月 26 日 もう3 年 前 になる 2010 年 4 月 に 建 て 替 え 工 事 に 着 手 して3 年 多 くの 歌 舞 伎 ファ ンが 首 を 長 くして 待 った 新 生 歌 舞 伎 座 が 姿 を 見 せた 29 階 建 てのモダンな 歌 舞 伎 座 タワー( 銀 座 で 最 も 高 いオフィ スビル)を 背 に 配 し 桃 山 風 の 威 風 堂 々とした 歌 舞 伎 座 が せり 出 す 和 洋 融 合 の 建 物 だ 4 月 2 日 から1 年 間 杮 (こ けら) 落 とし 興 行 が 始 まり 超 豪 華 な 演 目 がこれでもかと ばかりに 続 いた 第 5 期 (2013 年 2 月 竣 工 ) 歌 舞 伎 座 ( 後 ろが 歌 舞 伎 座 タワー) ちなみに 歌 舞 伎 座 は 今 回 のものが5 代 目 で 第 1 期 (1889 年 明 治 22 年 竣 工 ) 以 来 4 回 建 て 替 え られている 理 想 形 といわれた 第 3 期 の 建 物 が 東 京 大 空 襲 で 焼 け 落 ち 戦 後 の 金 銭 難 と 資 材 不 足 の 中 で 建 てられたのが 第 4 期 (1950 年 竣 工 )であった 建 て 替 えの 話 は 早 いうちから 上 がっていたという だ がその 時 期 の 見 きわめが 難 しい 歌 舞 伎 座 を 数 年 間 締 めても 客 離 れしないだけの 人 気 と 興 行 元 の 松 竹 の 資 力 が 鍵 となる 21 世 紀 に 入 り 歌 舞 伎 人 気 と 興 行 の 双 方 が 成 功 している 今 が 潮 時 だったというわけ だ 杮 落 としのお 祭 り 気 分 を 味 わおうと4 月 オープン 直 後 に 出 かけた 第 1 印 象 は 便 利! 楽 しい! である バリアフリーで 祝 祭 空 間 を 演 出 するというコンセプトらしい まず 地 下 鉄 東 銀 座 駅 を 降 りる と そのまま 歌 舞 伎 座 の 地 下 木 挽 町 広 場 に 直 結 している ありとあらゆるお 土 産 グッズや 歌 舞 伎 に ちなんだお 菓 子 や 食 品 お 蕎 麦 屋 さん パン 屋 さん タリーズコーヒーやセブン イレブンが 広 がる 賑 やかな 空 間 だ ついふらふらと かおみせ の 間 を 歩 いて 予 定 外 の 買 い 物 をしてしまったことも 少 なく ない 手 ごろなお 値 段 でちょっと 気 の 利 いたものを 売 っていて 海 外 土 産 にはぴったりかも 知 れない 観 劇 とは 関 係 なく 立 ち 寄 れる 場 所 であることも 魅 力 だ 旧 歌 舞 伎 座 にはなかったエレベータやエスカレータが 設 置 され 地 下 1 階 から5 階 までスムーズに 移 動 できる 地 下 の 木 挽 町 広 場 のほか 観 劇 フロアーの2 階 3 階 に 食 事 処 を そして5 階 は 歌 舞 伎 ギャラリー 屋 上 庭 園 などなど 様 々な 趣 向 を 凝 らして 老 若 男 女 が 楽 しめる 空 間 を 生 み 出 している 客 席 にも 工 夫 がみられる 旧 歌 舞 伎 座 では 少 し 後 ろの 席 になると 舞 台 が 見 えにくくなったり 花 道 の 役 者 の 動 きが 人 にさえぎられたりしたものだが 驚 くほど 見 晴 らしがよくなった 2 階 席 も 舞 台 からの 距 離 を 感 じさせない 従 来 からの 音 声 ガイドのほかに 字 幕 ガイドも 導 入 され 初 心 者 でも 日 本 語 が 分 から なくても 楽 しめるような 工 夫 が 今 も 現 在 進 行 形 で 進 んでいる 伝 統 を 楽 しく 現 代 人 に 分 かりやすく 発 信 していきたいという 21 世 紀 の 歌 舞 伎 の 発 展 を 予 見 するような 祝 祭 空 間 が 演 出 されており その 意 気 込 みが 伝 わってくる 屋 台 骨 が 揺 れる? だが 新 生 歌 舞 伎 座 の 出 発 と 前 後 して 歌 舞 伎 界 には 激 震 が 走 っていた 今 後 を 牽 引 していくはずの 大 物 役 者 が 次 々と 亡 くなっていったのだ まず 18 代 目 中 村 勘 三 郎 (1955 年 生 ) 杮 落 としを 数 か 月 後 に 控 えた 2012 年 12 月 5 日 に 57 歳 の 若 さで 亡 くなった 世 話 物 から 上 方 狂 言 時 代 物 新 歌 舞 伎 から 新 作 など 女 形 から 立 役 まで 幅 広 いジャンルと 役 柄 がこなせ 現 代 劇 の 作 家 演 出 家 らと 組 んだり 地 方 巡 業 19

20 や 海 外 公 演 も 精 力 的 に 行 ったりするなど 進 取 の 気 質 に 満 ちた 大 黒 柱 だった その 死 は 各 界 から 惜 しま れた その 衝 撃 冷 めやらぬ 翌 2013 年 2 月 3 日 歌 舞 伎 座 完 成 直 前 に 12 代 目 市 川 團 十 郎 が 物 故 した 荒 事 世 話 物 義 太 夫 狂 言 新 歌 舞 伎 と 多 彩 な 役 を 演 じ 分 け スケールの 大 きい 骨 太 な 芸 格 が 魅 力 の 立 役 の 一 人 者 勘 三 郎 より 10 歳 ほど 年 上 で 尾 上 菊 五 郎 松 本 幸 四 郎 中 村 吉 右 衛 門 などの 世 代 に 属 すとはいえ 歌 舞 伎 界 ではまだまだ 若 い 66 歳 だった 大 きな 屋 台 骨 を 欠 いて 出 発 した 新 歌 舞 伎 座 杮 落 としも 終 わり ようやく 落 ち 着 きを 取 り 戻 したかにみ えた 2015 年 2 月 21 日 今 度 は 10 代 目 坂 東 三 津 五 郎 が 亡 くなった 日 本 舞 踊 坂 東 流 の 家 元 で 踊 りの 名 手 として 知 られ 端 正 な 芸 で 幅 広 い 役 を 演 じた 同 年 で 幼 馴 染 の 中 村 勘 三 郎 との 交 友 ぶりも 夙 に 知 ら れていた この3 人 の 芸 は 素 人 をも 魅 入 らせるだけの 人 間 味 と 才 能 技 能 に 満 ちていた 勘 三 郎 はやんちゃさが 滲 み 出 た 人 間 的 魅 力 があり その 芸 域 の 広 さが 決 して 浅 さにつながらない 徹 底 した 基 礎 と 稽 古 の 継 続 で 素 晴 らしい 舞 台 を 次 々に 実 現 させていた 團 十 郎 は 芸 の 大 きさと 豪 快 な 味 わいで 他 の 追 随 を 許 さ ない 立 役 の 存 在 を 見 せつけていた 三 津 五 郎 の 踊 りには 観 ている 側 がつい 身 体 を 動 かしてしまうほど のうまさと 艶 やかさがあった チョイ 役 で 目 立 たず 出 てきても ぱっと 舞 台 が 引 き 締 まり 観 にきてよ かったと 思 わせる 味 わいのある 芸 をもった 人 だった 50 代 から 60 代 の 働 き 盛 りの 牽 引 役 を 次 々に 亡 くし 若 手 にはその 穴 を 埋 めるすべも 才 能 も 十 分 ではな く 思 われた 残 念 だけど 若 手 は 未 だ 小 粒 だょなあと 歌 舞 伎 人 気 を 心 配 していた 矢 先 4 代 目 市 川 猿 之 助 の 舞 台 を 立 て 続 けに 観 た びっくりポン だった 歌 舞 伎 界 の 彗 星 猿 之 助 4 代 目 市 川 猿 之 助 1975 年 11 月 生 まれの 40 歳 この 人 はすごい 立 役 女 方 舞 踊 にいたるまで 役 の 理 解 と 表 現 力 のすごさに 圧 倒 される 亀 治 郎 改 め4 代 目 市 川 猿 之 助 を 襲 名 したのは 2012 年 6 月 でま やさおとこ だ 日 が 浅 い 数 年 前 優 男 と 美 女 を 同 時 に 演 じた 舞 台 を 見 て 同 じ 人 間 とは 思 えないほどの 役 作 りと 早 変 わりの 見 事 さに 息 を のんだ それ 以 来 注 目 していたが 2015 年 10~11 月 の スーパ ー 歌 舞 伎 Ⅱ(セカンド) の 第 2 作 ワンピース ( 新 橋 演 舞 場 ) には 度 肝 を 抜 かされた ONE PIECE(ワンピース) ( 尾 田 栄 一 郎 原 作 )という 世 界 中 にファンがいるロングセラー コミックをご 存 知 だろうか 世 界 で 最 も 読 まれているマンガといわれ ロンドンの 本 屋 でも 見 かけたという 友 人 情 報 もある これを 歌 舞 伎 仕 立 てでやってし まおうという なんとも 大 胆 な 趣 向 である 20 スーパー 歌 舞 伎 Ⅱワンピース 中 央 がルフィ 自 身 は 主 人 公 の 海 賊 ルフィ ルフィを 慕 う 女 ヶ 島 アマゾンリリーの 女 帝 ハンコック ルフィが 憧 れる シャンクスの3 役 を 演 じている 最 先 端 の 技 術 と 歌 舞 伎 スーパー 歌 舞 伎 の 型 を 惜 しみなく 融 合 させ 役 者 としての 才 能 と 演 出 家 としての 手 腕 を 存 分 に 発 揮 した 作 品 だ 圧 巻 なのはその 演 技 力 ちなみに この 世 代 の 歌 舞 伎 界 のプリンスたちはイケメンが 多 い 7 代 目 市 川 染 五 郎 (43 歳 ) 5 代 目 尾 上 菊 之 助 (38 歳 ) 11 代 目 市 川 海 老 蔵 (38 歳 )と 並 べてみれば なるほどと 思 う 人 も 多 いだろう しかし 失 礼 ながら 猿 之 助 はイケメンとはいい 難 く しかも 小 柄 である その 上 マンガのワンピースの 主 人 公 ルフィとは 体 格 と いい 顔 つきといい 似 ても 似 つかぬ どう 考 えてもルフィには 無 理 があるだろう ところが である 実 際 に 劇 場 に 足 を 運 んでルフィが 登 場 したとたん あっと いう 間 にワンピースの 世 界 に 引 き 込 まれていったのである まったく 違 和 感 をも たせないその 演 技 力 は 見 事 としかいいようがない ルフィとハンコックの 間 を ときに 秒 単 位 かと 思 える 速 さで 変 わる 早 変 わりも まさにマジックだ いっしょ いのち ワンピースのルフィ 役 に 観 に 行 った 長 年 の ワンピース 命 をきめる 友 人 などは あるシーンで 舞 台 が 洪 水 状 態 になる 中 最 前 列 に 飛 び 出 してその 水 を 浴 びながら 盛 り 上 がっていた 私 たち 前 の 数 列 に

21 いた 客 にはあらかじめビニールシートが 配 られていたにもかかわらずである 最 後 は 観 客 総 立 ちのフィ ナーレ 掌 が 痛 くなるまでアンコールを 要 求 し 興 奮 冷 めやらず 会 場 を 後 にした 会 場 には 連 日 多 く の 歌 舞 伎 ファンと 漫 画 ワンピースのファンが 詰 めかけたという 同 公 演 は 2016 年 には 大 阪 福 岡 を くだん まわるが 件 の 友 人 は 東 京 公 演 の 観 劇 3 回 では 飽 き 足 らず 大 阪 公 演 まで 追 っかけていくという この 人 は 見 逃 せない! と 確 信 した 矢 先 蜷 川 幸 雄 演 出 の 元 禄 港 町 - 千 ご ぜ 年 の 恋 の 森 - に 瞽 女 の 座 元 糸 栄 として 出 演 するという 話 を 耳 にした もち ろんさっそく 予 約 したのだが 公 演 が 1 月 7 日 ~1 月 31 日 というから 驚 いた ワンピースの 東 京 公 演 は 11 月 までだ 元 気 いっぱいの 海 賊 役 から 悲 しみと 憂 いを 秘 めた 中 年 の 瞽 女 役 へどうやって 切 り 替 えられるんだろう ポスターに 現 れた 猿 之 助 は 妖 艶 そのもので 過 去 の 悲 しみを 秘 めた 女 の 佇 まいがすばらし かった これは 見 ずにはいられない 元 禄 港 歌 は 元 禄 時 代 の 播 州 ( 兵 庫 県 )の 港 町 が 舞 台 である 葛 の 葉 伝 説 をモチーフに 盲 目 の 旅 芸 人 の 瞽 女 たちの 運 命 にからめ 美 空 ひばりの 元 禄 井 港 歌 瞽 女 糸 栄 役 上 部 中 央 劇 中 歌 を 配 して 親 と 子 男 と 女 の 情 愛 を 濃 厚 に 描 き 出 した 作 品 だ 蜷 川 ら しい 演 出 と 舞 台 美 術 の 素 晴 らしさとも 相 まって 瞽 女 糸 栄 をめぐる 悲 劇 が 観 るものの 涙 腺 をこれでもか と 刺 激 した この 舞 台 には 舞 台 女 優 としての 活 躍 目 覚 ましい 宮 沢 りえ( 写 真 最 下 段 中 央 )や 注 目 の 若 手 女 優 鈴 木 杏 ( 写 真 猿 之 助 の 左 下 )といった 本 物 の 美 女 が 登 場 するのだが 猿 之 助 の 妖 艶 さには 及 びもつかなかった 猿 之 助 は 歩 き 方 座 り 方 たたずみ 方 目 の 向 け 方 どれをとっても 女 よりも 女 なのである 元 禄 港 町 は 猿 之 助 あってこその 高 みにあると 思 わせる 舞 台 だった 観 終 わって 異 世 界 に 迷 い 込 んだような 足 取 りで 家 路 に 向 かったことを 覚 えている 歌 舞 伎 界 の 挑 戦 猿 之 助 は 才 能 や 演 技 の 確 かさはいうに 及 ばず 私 はどうも その 溢 れる 冒 険 心 に 惹 かれているよう だ 思 い 返 せば これまで 好 きだった 役 者 もそうだった 伝 統 の 歌 舞 伎 界 にあって 伝 統 を 守 りつつ 冒 険 に 挑 戦 して 可 能 性 を 広 げていく 役 者 や 演 出 家 が 好 きだ 人 間 国 宝 5 代 目 坂 東 玉 三 郎 が 好 きなのも 歌 舞 伎 に 止 まらず アンジェイ ワイダ ダニエル シュミット ヨーヨー マら 世 界 の 超 一 流 の 芸 術 家 たちと 多 彩 なコラボレーションを 展 開 し 続 けているからである 猿 之 助 に 近 い 若 手 たちも 歌 舞 伎 だけには 納 まらない 冒 険 を 続 けている 7 代 目 市 川 染 五 郎 (1973 年 生 ) は アマデウス や 劇 団 新 感 線 の 舞 台 や TV で 演 技 の 幅 を 広 げ 昨 年 はラスベガスの 野 外 で 歌 舞 伎 の 一 大 スペクタクルを 成 功 させた 5 代 目 尾 上 菊 之 助 (1977 年 生 ) 11 代 目 市 川 海 老 蔵 (1977 年 生 )も 海 外 公 演 を 果 たすほか 現 代 劇 や 映 画 出 演 など 積 極 的 な 活 動 を 展 開 している 偉 大 な 父 を 若 くして 亡 した6 代 目 中 村 勘 九 郎 (1981 年 生 ) 2 代 目 七 之 助 (1983 年 生 ) 兄 弟 も 父 の 残 した 平 成 中 村 座 を 復 興 させ 様 々なジャンルに 挑 戦 し 始 めている いま 猿 之 助 がまぶしい と 叫 んでいるが 実 は 密 かに 勘 九 郎 にも 注 目 している もしかしたら その 才 能 と 鍛 錬 で いつかは 父 を 超 えるのではな いかと そんなこんなで 私 の 歌 舞 伎 通 いは 今 後 も 熱 を 帯 びそうなのだが 足 しげく 通 えるか 否 かは 時 間 との いやなによりも 財 布 の 紐 との 相 談 が 必 要 だ NHK ホームページより 21

22 ウィリアムソン 教 授 って だれ? 評 伝 アレキサンダー ウィリアム ウィリアムソン 伝 刊 行 に 寄 せて 佐 藤 博 子 150 年 ほど 前 に 最 初 の 留 学 生 として 英 国 に 来 た 長 州 ファイブや 薩 摩 スチューデントの 名 前 は 広 く 知 られ ています それでは UCL のウィリアムソン 教 授 の 名 前 はご 存 じでしょうか? 教 授 は 化 学 薬 学 の 分 野 で 今 でもお 名 前 が 残 っている 方 ですが 日 本 からの 留 学 生 に 何 をしてくださったか ひいては 日 本 の 近 代 化 を 学 問 の 分 野 でどのよう に 支 えて 下 さったかということが 次 弟 に 忘 れられてきているというのが 現 状 ではないかと 思 います 教 授 の 名 前 がまた 歴 史 の 表 に 出 て 来 たのは 1983 年 にブルックウッド 墓 地 で 客 死 した 4 人 の 日 本 人 のお 墓 が 発 見 されてからです 多 くの 方 がそのお 墓 を 見 て これは 誰 なのか どのように 亡 くなり どのように 埋 葬 されたのかを 調 べ られました また UCL では 1993 年 に 長 州 ファイヴの 来 英 130 周 年 を 記 念 し て 長 州 ファイヴと 薩 摩 スチューデントの 記 念 碑 が 建 てられました そのどち らにも UCL 化 学 部 のウィリアムソン 教 授 が 深 く 関 わっておられることが 明 ら かになってきました 1863 年 長 州 からの 5 人 の 若 者 がロンドンに 着 いた 時 彼 らを 自 宅 に 引 き 取 り UCL 化 学 部 に 入 学 させ たのはウィリアムソン 教 授 でした 2 年 後 に 薩 摩 からの 留 学 生 が 来 たときも 同 様 でした その 時 にウィ リアムソン 教 授 が 大 学 事 務 局 長 宛 に 書 かれた 入 学 許 可 申 請 書 は 今 でも 残 っています 彼 らがイギリスに 落 ち 着 いて UCL で 勉 強 できるようにと あらゆる 方 面 で 手 助 けして 下 さいました ブルックウッド 墓 地 に 最 初 に 埋 葬 された 山 崎 小 三 郎 さんの 場 合 高 杉 晋 作 の 替 わりに 来 英 したのでした が ほとんどお 金 を 持 たずに 食 べ 物 も 火 もない 寒 い 部 屋 でロンドンの 冬 を 過 ごし 揚 句 に 結 核 にかか りました そのことを 聞 かれたウィリアムソン 教 授 は 彼 を 自 宅 に 引 き 取 って お 世 話 くださったので した そのときエマ キャサリン 夫 人 は 身 重 で すでに 4 歳 の 女 児 をお 持 ちでした 山 崎 小 三 郎 さんが 亡 くなると 書 類 上 の 手 続 きから 埋 葬 まで 教 授 自 らご 尽 力 いただき 葬 儀 埋 葬 にも 参 列 されたと 当 時 の 新 聞 の 記 事 が 伝 えています すこし 話 がそれますが この 本 の 著 者 犬 塚 孝 明 先 生 は 1991 年 にブルックウッド 墓 地 を 訪 ねられ 無 事 帰 国 していれば 明 治 維 新 を 担 ったかもしれない 若 者 たち 熱 い 使 命 感 とは 裏 腹 に 異 国 で 無 念 の 病 死 誰 も 訪 れず 荒 れ 果 てた 墓 を 見 て 胸 がつまった と 書 いておられます その 後 先 生 は 1993 年 に 鹿 児 島 で 有 志 の 方 とともに 日 英 友 好 協 会 を 立 ち 上 げられ その 友 好 協 会 は 先 に 述 べました UCL 中 庭 の 長 州 と 薩 摩 の 学 生 たちの 記 念 碑 建 立 にも 関 わられ それだけでなく4 基 のお 墓 を 守 っ て 頂 き 1998 年 にはそのお 墓 の 傍 に 4 人 を 讃 える 記 念 碑 をも 建 立 されまし た その 時 の 気 持 ちをある 有 志 の 方 は 見 知 らぬ 遠 い 国 にわが 子 を 送 り 出 し て もう 二 度 と 会 うことは 出 来 ないかもしれないと 思 われたに 違 いない 彼 ら のお 母 さんの 気 持 ちを 思 いました と 述 懐 されています また 除 幕 式 の 日 当 時 の UCL 副 総 長 ジョン ホワイト 教 授 は UCL に 建 てられた 記 念 碑 の 人 々 とは 違 い ここに 眠 る4 人 は 名 高 い 人 たちではありません しかし 有 名 になった 人 々の 命 だけが 私 たち にとって 大 切 なのではなく ここで 永 遠 の 眠 りについている 彼 らもかけがえもなく 尊 いことに 気 付 かさ れます この4 名 の 青 年 は 彼 らの 持 っている 最 も 貴 重 なもの 命 を 祖 国 に 捧 げたのです UCL の 碑 と ブルックウッドの 碑 は 互 いに 深 く 繋 がっています と 述 べておられます 本 題 に 戻 ります ウィリアムソン 教 授 の 履 歴 については ここではこれ 以 上 触 れませんが 教 授 は 晩 年 をサリー 州 のハイ ピットフォールドで 過 ごし 1904 年 にそこで 亡 くなりました 教 授 と 1923 年 に 亡 くなったエマ キャサリン 夫 人 は 地 元 のハイ ピットフォールドではなく ブルックウッド 墓 地 に 埋 葬 されました 22

23 ただそうであろうという 話 だけで どこにお 墓 があるのか 長 い 間 不 明 でしたが ついに 2007 年 4 留 学 生 のお 墓 からそう 遠 くない 場 所 で 発 見 されました 墓 所 は 長 く 訪 れる 人 もなかったようで 荒 れ 放 題 に 荒 れていました ジョン ホワイ ト 教 授 は 福 岡 の 正 行 寺 はじめ 薩 長 土 肥 の 関 係 者 の 方 々に ウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 墓 所 改 修 趣 意 書 を 送 られ 山 口 日 英 協 会 が 中 心 になって 墓 所 の 改 修 が 進 むと 同 時 に アレキサンダー ウィリアム ウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 を 顕 彰 する 会 が 発 足 しました そしてウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 の 墓 碑 発 見 から 6 年 後 2013 年 客 死 した4 学 生 の 傍 に 教 授 ご 夫 妻 の 顕 彰 碑 が 建 立 されました 除 幕 式 は UCL 総 長 在 英 国 日 本 大 使 王 立 化 学 協 会 会 長 関 係 日 英 協 会 四 学 生 の 出 身 地 の 市 長 や 子 孫 の 方 々など 日 英 二 百 数 十 名 の 参 加 を 得 て 執 り 行 われ ました その 席 で 安 倍 首 相 からウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 に 感 謝 状 が 贈 られました ただ 一 つ 残 念 だ ったのは ウィリアムソン 教 授 のご 子 孫 を 見 つけることが 出 来 ずにいたことでした 2014 年 1 月 私 たちは 一 通 のメールを 受 け 取 りました そこには 自 分 はウィリアムソン 教 授 の 曾 孫 です と 書 かれてありました 奇 しくもその 日 は 日 本 にて ウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 を 顕 彰 する 会 の 総 会 が 開 かれる 朝 でした 参 加 の 皆 様 の 驚 きと 喜 びの 内 に その 方 とのメールのやり 取 りが 始 まり お 住 まいを 訪 ねて 思 いがけなくウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 の 遺 品 の 数 々を 拝 見 させて 頂 きました そ の 上 従 姉 妹 や 姪 御 さん 方 もご 紹 介 いただき その 方 々がそれぞれに 多 くの 遺 品 を 所 蔵 されているのを 知 りました エマ キャサリン 夫 人 の 遺 書 も 残 されており そこでわかりましたのは 長 州 ファイブの 方 々も 薩 摩 スチューデントの 方 々も 功 成 り 名 を 遂 げた 後 も 折 に 触 れ ご 夫 妻 に 感 謝 の 念 を 表 しておら れたということでした ウィリアムソン 教 授 ご 夫 妻 のことをひとりでも 多 くの 方 に 知 って 頂 きたいという 思 いで 顕 彰 の 会 は 日 本 語 での 初 の 評 伝 アレキサンダー ウィリアム ウィリアムソン 伝 を 上 梓 しました 発 端 は 教 授 ご 夫 妻 の 無 償 の 愛 異 質 の 調 和 の 実 践 でありますが ここに 至 りますまで 多 くの 方 がそれぞれ の 無 償 の 愛 を 実 践 してくださいました イギリスにおける 日 英 関 係 の 始 まりが 平 和 な 純 粋 な 愛 に 満 ち たものであることを 心 から 嬉 しく 思 います そして 名 前 も 知 らない お 会 いしたこともない 方 々の ご 苦 労 の 上 に 私 たちが 今 英 国 の 地 に 安 んじて 住 まわせて 頂 いておりますことを 心 から 感 謝 いたします 2013 年 にブルックウッド 墓 地 に 建 立 された 顕 彰 碑 には こう 刻 まれています ききいれば かたりくるこえ しじまより この 本 を 購 入 ご 希 望 の 方 は Three Wheels にお 申 し 込 み 下 さい Tel: threewheels@threewheels.org.uk 価 格 は 19.00( 送 料 別 )です 23

24 英 国 春 秋 歌 壇 蕾 ふくらむ バロー 典 子 春 浅 し 辛 夷 の 蕾 天 を 指 し 春 の 光 を 仰 ぎて 待 てり 亡 き 母 を はじめて 夢 に 見 し 朝 に わが 淋 しさの 和 らぎてあり 初 春 の 寂 しき 庭 に 咲 き 出 でて 人 を 笑 ましむ スノードロップ 訪 英 の 父 母 が 記 念 の 寒 桜 寒 きに 咲 いて われを 見 守 る 寒 き 朝 わが 吐 く 息 の 白 き 時 道 行 く 人 の 息 また 白 し 枯 れた 木 の 垣 根 を 透 かし 英 国 の 赤 い 煉 瓦 の 家 見 ゆる 頃 冬 の 空 裸 の 大 樹 そのままに ふと 筆 描 きの 水 墨 の 絵 冬 枯 れの 小 枝 に 宿 る 水 玉 に 光 の 射 して 冬 の 花 咲 く いつの 日 も 垣 根 を 通 り 行 くリスの 今 日 は 見 えぬを 案 じておりぬ 来 し 方 の すべてはゆかし 木 漏 れ 日 の 光 となりて 今 はきらめく わが 愛 す 京 都 庭 園 ロンドンの と わ 永 遠 に 日 本 と 思 われる 場 所 私 の 好 きな 場 所 (ロンドン)では ホーランドパークにある 日 本 庭 園 です( 京 都 庭 園 と 福 島 庭 園 が 一 緒 になっています) 24

25 英 国 春 秋 俳 壇 俳 句 同 好 会 この 三 月 で 俳 句 を 学 ぶ 会 も 三 年 目 となります 二 月 の 集 いでできた 皆 の 句 からその 人 らしい 作 品 を 選 びました 序 序 にそれぞれの 個 性 が 出 てきているように 思 います 初 桜 訪 なふ 家 を 隠 しけり 冴 え 返 る 季 節 外 れの 花 ちぢむ 立 春 を 過 ぎてよりこの 寒 さかな 康 子 ロケット 陽 子 デニヤ 田 口 邦 子 半 袖 で 歩 くマデイラ 町 の 冬 ゆきげしずく 何 もかも 雪 解 雫 の 庭 仕 事 宣 美 ロビンズ 悦 子 キング 水 ぬるむ 庭 の 手 入 れに 気 がせかれ 上 田 陽 子 ち ち 春 の 夢 亡 父 の 運 転 つづら 折 日 出 美 バンダースケイフ ちらほらと 春 の 気 配 のあちこちに 悔 いあれどまだ 希 望 あり 春 愁 い 福 重 久 子 松 尾 美 和 子 余 寒 空 四 十 五 年 を 連 れ 添 いき 我 置 きて 春 を 待 たずに 逝 きし 君 春 時 雨 猫 鳴 き 寄 りぬさみしいか 矩 子 クーパー 矩 子 クーパー 矩 子 クーパー 25

26 餃 子 のエピソード 矢 嶋 蓉 子 餃 子 との 出 会 いから 始 まってもう 60 年 (1956 年 )になります 婚 約 時 代 連 れられて 彼 の 実 家 に 行 きました 丁 度 その 時 母 親 ( 後 の 義 母 となった)を 中 心 に 家 族 総 出 で 餃 子 を 作 って 居 られました 挨 拶 もそこそこで 終 わってしまいましたが その 時 のにおい 今 迄 味 わった 事 の 無 いものでしたし また 当 時 餃 子 なる 物 を 見 た 事 も 食 べ たことも 無 い 時 代 でしたのでとても 驚 きました その 餃 子 とは 彼 の 誕 生 地 旧 満 洲 のハルピンでは 祝 祭 日 に 食 される ものだったそうです ( 日 本 の 正 月 などの 祝 い 事 に) 今 でこそ 日 本 中 全 国 のランチタイムの 軽 食 事 安 価 でもあり 愛 されていますが 現 地 では 祝 祭 日 には 100 個 200 個 と 作 り 冷 凍 庫 も 無 い 時 代 でした ので 外 気 に 晒 して 保 管 したようです ( 急 な 来 客 に 手 軽 な 持 て 成 しのー 品 となりました) 当 時 彼 の 家 はボーイさん お 手 伝 いさんと 使 用 人 も 多 く 住 み 来 客 も 多 い 家 でした 彼 は 6 年 生 のー 学 期 に 日 本 に 帰 国 し 熊 本 で 叔 母 兄 妹 お 手 伝 いさんとの 生 活 が 始 まり 両 親 とは 常 に 文 通 の 生 活 だ ったようです その 後 父 親 は 主 計 将 校 として 出 征 母 親 だけは 終 戦 前 には 引 揚 げてきたとの 事 です その 後 戦 災 に 遭 い 家 屋 焼 失 終 戦 前 日 8 月 14 日 に 父 親 がプイリッピンで 戦 死 したとの 報 を 受 けたそうです 父 親 は 細 川 藩 に 仕 えた 士 族 母 親 は 細 川 家 お 殿 様 の 御 典 医 の 娘 でした その 気 丈 さも 在 り 夫 亡 き 後 5 人 の 息 子 娘 を 大 学 にも 進 学 させ 立 派 に 世 を 去 った 人 です 話 は 横 路 に 逸 れましたが その 義 母 からの 餃 子 を 伝 授 されました ( 義 母 は 実 際 には 台 所 には 立 たず 中 国 人 のコックからの 伝 授 です)そんなエピソードの 中 私 達 は 1956 年 に 結 婚 1973 年 タイ 国 バンコッ クに 赴 任 中 華 料 理 好 きの 主 人 の 影 響 もあり 餃 子 との 縁 も 深 まったもの です 帰 国 は 1976 年 で ある 日 主 人 の 父 親 の 縁 者 から 案 内 され 東 京 六 本 木 の 有 名 中 国 料 理 店 に 行 きました そこでオーダーされた 大 皿 に(20 個 ) 盛 りつけられた 餃 子 に 私 の 子 供 達 が 歓 声 を 上 げました あーこれママの 餃 子 と 同 じだ と それらはかたちもお 味 も 同 じで 他 の 品 々には 私 には 手 が 出 せない 絶 品 でしたが 餃 子 には 驚 きましたし また 嬉 しくも 思 いました (1976 年 当 時 その 一 品 は4,000 円 でした) さあ 其 れから 外 食 の 度 試 食 して 歩 きました また 仲 人 をしたカップル 7-8 組 を 正 月 明 け 接 待 した 折 正 月 料 理 も 飽 きた 頃 カレーを 作 り 餃 子 も 提 供 したものです これらはご 婦 人 方 の 要 望 もありレシビを 作 り 送 りました 又 私 がピアノ エレクトーンの 教 師 をしていた 頃 のお 弟 子 さん 方 にも 伝 授 したもの です ある 日 友 人 から その 方 は 当 時 料 理 教 室 を 開 催 されていた 有 名 人 でしたが 矢 嶋 さんー 度 同 じ 材 料 でヨーイどんで 競 争 しましょう と 言 われ 実 行 しました 結 果 は 私 に 軍 配 が 挙 がり これからはあな たの 餃 子 に 変 更 すると 言 われたものです 今 は 亡 き 義 母 からの 伝 授 ですが 私 には 心 に 残 る 言 葉 もあります 私 は 自 慢 ではありませんが 娘 時 代 か ら どの 料 理 も 不 出 来 でした 結 婚 の 折 義 母 に 私 は 目 玉 焼 とポテトサラダだけしか 出 来 ませんと 告 白 しました (ポテトサラダは 姉 から 教 わりました) 教 育 者 でもあった 義 母 は 私 を 上 手 に 導 き 蓉 子 さん ポテトサラダが 出 来 れば 立 派 ですよ! この 言 葉 に 意 を 決 して(?) 私 の 興 味 人 間 なんでも 試 してみ ようが 始 まりました 先 ずは 外 食 の 際 にはとにかく 味 わい 勉 強 を 重 ねました その 時 代 バター チーズ 等 見 た 事 も 食 べた 事 も 無 いそんな 時 ロシア 料 理 ボルシチ ラザーニアを 作 ってくれなどの 主 人 の 言 葉 に 是 非 ロシア 料 理 店 に 連 れて 行 ってと 東 京 渋 谷 にある 店 に 行 きました 其 れに 伴 い 自 由 が 丘 にある 食 器 店 にて 同 じ 器 を 26

27 買 い 求 め 挑 戦 した 物 です 何 も 料 理 が 出 来 なかった 私 興 味 人 間 が 現 在 に 至 ったのです ただ 食 べるだけではなく 作 る 喜 び ま た 人 々との 交 わりの 日 々を 大 切 にしています 今 日 でも 10 名 程 のメンバーをお 招 きして 月 一 回 の お 食 べの 会 を 主 催 して 楽 しんで 居 ます その 中 に 度 々 顔 を 出 すのがこの 自 慢 の 餃 子 の 一 品 です 先 日 は 材 料 を 揃 えて 皆 さんと 一 緒 に 作 り 食 べました 此 れから 後 何 年 続 けられるでしょうか? 義 母 から 送 られた 言 葉 に 恥 じないように そしてまたボケ 予 防 の 一 環 として 人 生 を 送 って 居 ます 逝 ってから 今 年 で 5 年 を 迎 えます 夫 も 神 棚 の 遺 影 の 中 から 笑 みを 浮 かべ 見 守 ってくれる 事 でしょう ありがとう 蓉 子 さんの 餃 子 ホジソン 美 智 子 知 る 人 ぞ 知 る 矢 島 蓉 子 さんの 餃 子 には 定 評 があった 蓉 子 さん 自 身 も 餃 子 はご 自 慢 の 一 品 で その 昔 新 婚 間 もない 頃 料 理 の 経 験 が 無 かった 彼 女 にお 姑 さんから 満 州 仕 込 みの 餃 子 の 作 り 方 を 教 わったことを 誇 らしく 話 していた 二 年 余 り 前 だったと 思 う ひょんな 事 から 蓉 子 さんの 餃 子 の 作 り 方 を 教 わることになり 彼 女 の 家 に 集 まった それが 縁 で 二 ヶ 月 に 一 度 の 昼 食 会 が 始 まり その 後 蓉 子 さんの 強 い 希 望 で 月 例 のお 食 事 会 と して 発 展 して 行 った 集 まりは 日 本 人 の 顔 馴 染 みだけではなく 彼 女 のローカルの 友 人 も 交 えて10 人 程 になることもあり 彼 女 は 多 くの 人 と 食 卓 を 囲 むことに 嬉 々としておもてなしも 手 馴 れた 感 じだった 84 歳 の 高 齢 にもかかわらず 料 理 に 関 しては 決 して 面 倒 な 様 子 はなく 逆 に 張 り 切 っていたと 思 う 膝 の 手 術 をして 以 来 一 人 での 外 出 は 阻 まれたが 昨 年 ウォーキングフレームを 購 入 した 後 一 人 でバスに 乗 って 食 材 の 買 い 物 に 行 って 来 た 事 を 自 慢 げに 話 して 私 達 は 驚 かされた 彼 女 のお 食 事 会 に 寄 せる 思 い 入 れを 痛 く 感 じ 入 った 次 第 である そして 先 月 二 月 の 集 まりが 最 後 のお 食 事 会 になるとは 誰 が 想 像 できたであろうか 奇 しくもそ の 日 の 献 立 は 餃 子 だった でも 何 時 もとは 異 なって 用 意 された 餃 子 の 具 を 皆 で 皮 に 包 み 色 々な 形 の 餃 子 が 沢 山 出 来 上 がり 私 達 は 存 分 に 堪 能 させていただいた その11 日 後 に 蓉 子 さんの 訃 報 を 受 け 信 じられない! の 一 言 に 尽 きる 思 いだった 今 は 只 楽 しい 集 いの 場 を 作 って 下 さった 蓉 子 さんに 感 謝 して 心 から 御 冥 福 を 祈 りたい 合 掌 矢 嶋 蓉 子 さんにはここ 数 回 続 けて 英 国 春 秋 に 投 稿 いただいていました それは 俳 句 であったり 愛 猫 の 話 であったり また 時 には 夢 の 話 であったりで すっかり レギュラーな 寄 稿 者 になられ 毎 号 の 発 行 をとても 楽 しみにされていたご 様 子 でし た この 餃 子 のエピソード をメールで 送 って 下 さったのは 逝 かれる 10 日 前 ま さか 遺 稿 になるとは 露 知 らず ある 箇 所 では 蓉 子 さんらしい と 微 笑 みな がら 読 ませていただきました 後 日 矢 嶋 さんのお 譲 様 から 母 はいつもなら 5 時 頃 には 夕 食 を 頂 くのに その 日 は8 時 を 回 ってもまだキーボードに 向 かって 原 稿 を とお 聞 きしました 蓉 子 さんが 遠 い 昔 の 思 いに 耽 りながら そしてこれ からのことにも 思 いを 馳 せながら 懸 命 に 一 字 一 字 を 打 ち 込 んでおられたであろう 後 ろ 姿 を 思 う 時 何 か 胸 にジーンと 迫 って 来 るものがあります 蓉 子 さん 本 当 にいろいろと 有 難 うご ざいました 27

28 春 二 題 私 の 言 語 遍 歴 登 場 人 物 : 私 石 山 望 のっけから 何 ですが 私 日 本 と 言 いましても まあ 京 都 ですけど その 京 都 に 幼 馴 染 みがいまして ね それこそ よちよち 歩 きの 頃 から 知 っていますから 付 き 合 いは 永 いです まだ その 付 き 合 いは 続 いていますけど 何 しろ 私 今 は 英 国 に 住 んでいるものですから 彼 女 にお 会 いするのは 精 々 年 一 回 位 私 が 日 本 に 帰 ったときだけです でも Skype とかいう 便 利 なものを 使 って 毎 日 程 喋 ってますけれどね 中 々ええもんですわ この 日 本 の 幼 なじみ 美 人 で 柔 和 で 当 りが 非 常 に 良 く 又 余 りきついこと 言 わはらしませんしね 只 それだけに 何 を 思 てはるのか 分 らへん 時 があります それでも もうこれ 程 永 い 付 き 合 いですから 以 心 伝 心 言 いますのんか まあまあ 上 手 く 行 ってます 然 し 何 しろ 彼 女 とは 幼 馴 染 み お 互 い 相 手 のこと 好 きとか 嫌 いとか 言 う 風 に 思 ったことがなく 恋 愛 感 情 いうんですか それ 抱 いたことないんですわ でも もうこの 歳 になってみますと そういう のの 方 がええな としみじみ 思 います 私 英 国 に 来 たのは 40 年 前 でしたけれど 今 ここで 告 白 しますと 中 学 一 年 の 春 に 実 は 一 目 惚 れし た 人 があったんです 自 分 で 言 うのも 何 ですけど その 時 の 自 分 の 目 に 狂 いはなく その 人 のこと そ れからずーっと 思 いっぱなし 年 上 でした おまけに 英 国 人 でしたから 私 が 見 初 めてから 数 年 して 英 国 に 帰 ってしまわれました 然 し 私 そこでひるむことなく 後 を 追 って 英 国 に 来 たのが 40 年 前 だと 言 う 訳 です 可 成 り 無 謀 でした 勿 論 それから 色 々ありましたけど まあまあ 上 手 く 行 ってます 籍 こそ 入 っていませんが 今 は 同 居 状 態 結 婚 したのも 同 然 です この 英 国 女 性 非 常 に 人 の 受 けがよく 又 人 好 き 世 界 中 の 多 くの 国 にお 友 達 を 沢 山 持 ってられます 然 し それでいて 自 分 の 立 場 人 の 立 場 というものを 弁 えて 又 余 り 人 のことを 制 約 するのがお 嫌 いで 細 かいことを 何 も 言 わはらしません そして こちらが 一 寸 した 間 違 いを 犯 しても にっこり 笑 って 許 して 下 さいます 包 容 力 があるんですね 冗 談 も 又 お 上 手 ですよ 私 彼 女 のそういうで 所 が 好 きで 何 ら 違 和 感 なく 暮 しております ハイ 只 ねえ 私 こう 見 えても 男 の 端 くれ 幾 らええと 言 うても 同 じ 人 とこれ 程 永 く 一 緒 に 住 んでいます と 他 の 人 に 目 移 りがしてしまうんですわ 4 年 半 前 に 66 歳 で 退 職 したときが その 契 機 でした 始 めにちょっかいを 出 したのが 隣 の 国 からのフ ランス 人 勿 論 同 居 のイギリス 人 女 性 公 認 でした このフランス 人 まあまあ 美 人 で 服 装 のセンスがよく お 料 理 がお 好 きで 美 術 にも 音 楽 にも 造 詣 が 深 いと 来 てます 無 駄 なことが 大 嫌 い 合 理 主 義 者 ですね 細 かい 規 則 も 色 々 押 し 付 けて 来 やはります その 程 度 のことは 理 解 できますし 十 分 許 容 範 囲 ですが 一 番 困 るのは もうこれ 程 付 き 合 っているのに 今 だに 彼 女 の 言 っていることが 一 語 ずつはっきりとは 分 ら ないこと しかし そうだからと 言 って 彼 女 自 分 の 態 度 を 改 めようとはしやはら しませんしね 要 するに 私 フランス 人 とは 肌 が 合 わない のではと 此 の 頃 思 い 始 めて 来 ました 幾 ら 恰 好 よくって 素 敵 な 人 でも 肌 が 合 わなければ どうしよ うもあらしまへん 何 れ 彼 女 からは 徐 々に 手 を 引 こうと 思 うてます その 後 は 表 面 的 に 挨 拶 を 交 すくらいにして 然 し そうは 言 え 親 しい 友 達 が 先 のイギリス 人 以 外 に 誰 もいないと いうのは 如 何 にも 寂 しいので 何 方 か 見 つけようと 思 ってます 28

29 幸 い ここロンドンには 世 界 中 から 色 んな 人 が 来 てられますので こちらがその 気 になれば それは そんなに 難 しいことではおへん そういえば ご 近 所 にドイツ 人 のご 夫 婦 が 住 んでおられますので 一 度 お 茶 に 御 呼 びしようか 思 てます ドイツ 人 いうのは フランス 人 に 輪 をかけた 様 に 何 かにつけ て 規 則 が 大 好 き 昔 京 都 にいる 時 ドイツ 人 は 知 っていましたしね 華 やかな 所 はないし 一 寸 重 いし 気 の 利 いた 冗 談 も 言 わはらしませんけど 堅 実 表 面 的 な 美 しさより 実 質 のあるものを 選 ぶ 私 とはウマが 合 いそうですわ 私 の 秘 密 私 この 2 月 71 歳 になりましたが 齢 を 重 ねてくると 色 んなことを 考 えるもの ですね まあ 引 退 して 時 間 もありますので それも 宜 なるかなとは 思 います こ れは 最 近 思 ったことの 一 つです 昔 我 々が 子 供 の 頃 といえば 日 本 まだ 貧 しかったですし 楽 しみと 言 って 余 りなかったですね そんな 中 にあって TV を 観 るというのは 大 きな 楽 しみの 一 つでした 覚 えておられる 方 も 多 いと 思 いますが NHK の 人 気 番 組 に 私 の 秘 密 というのがありましたね 毎 週 月 曜 日 夜 の 7 時 半 からの 30 分 番 組 私 には 秘 密 があります 何 でしょうか というものです 高 橋 圭 三 の 司 会 いつも 事 実 は 小 説 より 奇 なり と 申 しまして で 始 まりましたね 解 答 者 は 渡 辺 紳 一 郎 藤 原 あき 藤 浦 洸 といういつもの 顔 ぶれに ゲストが 加 わりました その 頃 私 まだ 子 供 でしたから 毎 週 月 曜 日 この 番 組 楽 しみにして 観 ていましたが 今 から 思 うと そ の 秘 密 の 内 容 が 実 に 他 愛 のないもので 笑 えてきます 思 えば その 頃 は 世 の 中 の 仕 組 みがそれ 程 複 雑 ではなく 人 間 も いわば お 人 好 し だったのでしょうね 今 だと それが どうしたの? と 思 う 様 なことを へえ~! と 感 心 していたのですから 然 し 時 代 の 趨 勢 には 勝 てず 1967 年 をもって 12 年 間 601 回 続 いたこの 人 気 番 組 も 終 焉 を 迎 えまし た その 秘 密 というの 視 聴 者 が 如 何 に お 人 好 し だとはいえ 余 りにも 陳 腐 に 思 えて 来 たのでしょ うね 嘗 ての 人 気 が 無 くなってしまいました それらの 数 々の 秘 密 のなかで 今 だに 覚 えているのがあります 私 の 名 前 は ありません 私 は 盆 栽 造 りの 名 人 です ( 渋 い 名 役 者 中 村 是 好 さん 是 好 さんの 盆 栽 作 品 は 今 でも 専 門 家 の 間 で 高 く 評 価 されているそうです ) 私 は 先 場 所 の 大 相 撲 前 相 撲 で 全 勝 優 勝 しました ( 後 の 義 ノ 花 東 京 の 中 学 を 出 たばかり その 時 既 に 40 貫 =150 キロ 大 きすぎるのが 災 いして 平 幕 下 位 止 りでした ) 私 は 潜 水 艦 の 艦 長 で 名 前 は ウオ です ( 英 国 人 名 前 は Waugh ウオウですね ) どうです 昔 の 日 本 人 如 何 にも 人 がよい 可 愛 らしい と 思 われませんか ところで この お 人 好 し 秘 密 の 極 め 付 き というのが 私 にはあるんです 私 の 家 の 通 りには お 寺 と 葬 儀 屋 と 花 屋 が 隣 り 合 わせに 並 んだ 所 があります これは 偶 々 京 都 下 京 私 の 中 学 校 区 内 での 話 でしたので 殊 の 外 よく 覚 えています 私 も 家 族 も その 余 りの 偶 然 に へ~!! 29

30 如 何 にも 面 白 いことの 様 に 思 いましたが 今 振 り 返 ってみると 何 のことはない こんなの 秘 密 に 数 え られること 自 体 がおかしい お 寺 の 隣 に 葬 儀 屋 と 花 屋 があっても それは 勿 論 偶 然 などというものからはほど 遠 い それは 誰 に でも 納 得 の 行 く 極 当 然 なことです 少 なくとも 英 国 では 教 会 の 近 所 に 葬 儀 屋 と 花 屋 があるのは 常 識 と 言 って 間 違 いありません 今 はどうか 知 りませんが 昔 日 本 の 大 学 の 近 所 には 必 ず 本 屋 とマージャン 屋 と 食 堂 と それに 安 い 飲 み 屋 がありましたね それが 全 くの 偶 然 だと 思 われる 方 は 何 処 にもおられないでしょうよ 今 NHK が この 嘗 ての 人 気 番 組 を 復 活 させようと 思 えば 出 来 ます 然 し その 為 には NHK 余 程 パンチの 利 いた 秘 密 を 持 っている 人 を 探 して 来 なければなりません 私 六 人 の 女 性 と 計 九 回 結 婚 して 八 回 離 婚 しました 私 ネットのビジネスで 一 晩 にして 儲 けたお 金 が 2 億 円 そして その 全 額 すぐにネットポーカーで 失 くしました 私 中 学 校 を 65 歳 で 卒 業 しました 私 三 億 円 強 盗 事 件 の 真 犯 人 です 私 50 歳 男 性 結 婚 は 一 度 子 供 が 12 人 あります 秋 には 13 人 目 が 出 来 ます 孫 は 14 人 来 年 又 2 人 出 来 ます 私 の 夫 は 女 性 です 私 の 父 は 私 の 生 れる 五 年 前 に 癌 で 亡 くなりました 私 嘗 ては 女 性 でした 私 嘗 ては 男 性 でしたが 又 元 の 女 性 に 戻 りました 私 露 天 風 呂 古 川 隆 十 数 年 前 名 古 屋 から 東 京 まで 中 山 道 を 辿 る 旅 を 計 画 した 木 曾 街 道 は 徒 歩 の 旅 で 木 曽 11 宿 にそれ ぞれ 泊 まり というゆったりの 旅 行 きをしたかったのだが そんな 贅 沢 ができる ほどの 時 間 的 余 裕 がなく やむなく 馬 籠 福 島 奈 良 井 の 3 宿 のみで 無 理 やり 旅 情 を 満 足 させたのが 今 となっては 心 残 りではある 最 終 宿 は 山 梨 県 の 石 和 温 泉 どのような 訳 でその 地 を 選 んだのか 忘 れたが なんということもない 温 泉 町 だっ た 宿 の 女 中 さんと 話 しているうちに 近 くの 山 の 上 に 富 士 山 を 眺 めることのできる ほったらかし 温 泉 という 露 天 風 呂 がありますよ という 話 を 聞 き 面 白 い 名 前 なのでその 由 来 を 訊 いてみ たが さぁ? と 首 を 傾 げただけだった 温 泉 特 に 露 天 風 呂 好 きの 我 々 夫 婦 は 日 本 を 訪 れた 折 には 必 ずと 言 っていいほどどこかの 温 泉 地 を 訪 れるのを 楽 しみの 一 つにしている 星 空 や 月 を 眺 めることのできる 露 天 風 呂 に 巡 り 合 えたら 言 うこ となしである 何 はさておき 翌 日 早 速 でかけてみることにした 隣 の 山 梨 市 駅 からタクシーに 乗 り 運 転 手 に 行 く 先 を 告 げ 早 速 その 名 の 由 来 を 尋 ねると あれはですね 何 年 か 前 関 西 の 某 宗 教 教 団 があそこの 山 地 を 購 入 しましてね 教 団 の 建 物 と 教 祖 の 像 30

31 を 建 立 しようと 県 に 申 請 したところ 許 可 が 下 りず そのままにほったらかしにしてしまったそうな んですよ で ほったらかし 温 泉 というのはあり 得 る 話 だと 思 ったが 念 のため 後 日 インターネット で 調 べたところによると 1995 年 ある 社 会 福 祉 法 人 が 高 齢 者 向 け 保 養 施 設 開 発 の 際 に 掘 り 当 てた 温 泉 だったが バブル 崩 壊 でその 計 画 は 頓 挫 無 料 の 簡 単 な 露 店 混 浴 風 呂 を 作 っただけでそのまま ほったらかし にされた というのが 真 実 のようだ 従 来 の 湯 には あっちの 湯 新 しい 方 には こっちの 湯 という 微 笑 まし い 名 がつけられており 運 営 者 のユーモア 感 覚 が 偲 ばれる 幸 いなことにその 日 は 好 天 で 大 きな 露 天 風 呂 から 眼 前 遥 か 彼 方 に 富 士 山 の 頂 きを 眺 め 眼 下 に 広 がる 桃 畑 の 眺 望 に 大 いなる 満 足 感 に 浸 り 帰 り は 残 念 ながら 花 の 季 節 が 終 わってしまっていた 果 樹 園 を 通 り 農 家 の 人 達 と 話 しながら 駅 まで 歩 いて 下 った 旅 には 思 わぬ 幸 運 に 出 くわすこともあ る イギリスに 住 んでいても 時 折 また 温 泉 へ 聞 きたいなぁ 特 に 露 天 風 呂 とつぶやく 私 の 独 り 言 を 耳 にした 妻 がある 時 そんなに 行 きたいのなら 日 本 の 露 天 風 呂 というわけには 行 かないけど イギリスにもそれに 近 い ものはあるわよ 最 も 温 泉 じゃないけど へぇ そんなのがあるの?じゃ 一 度 行 ってみようよ ということで 今 春 ウェールズの Hot tub 付 きコテージに 試 泊 勿 論 妻 が 言 うとおり 日 本 の 温 泉 露 天 風 呂 という 訳 にはいかないが ベランダに 大 型 のジャクジーが 設 けられており それなりの 雰 囲 気 は 感 じられ なかなか 快 適 な 時 を 過 ごしてきた 当 然 洗 い 場 はないので いったん 屋 内 でシャワーを 浴 び ジャクジーの 蓋 を 自 分 で 開 け 閉 めしないと いけない という 不 便 さはあったものの ここはイギリス と 割 り 切 ればなんということはない 毎 朝 係 員 が 水 質 検 査 に 訪 れるのもいいし 湯 船 の 温 度 は 自 分 で 調 節 できるのにも 満 足 まもなくクリスマスの 迫 ったこの 頃 雪 の 露 天 風 呂 って 乙 なものだろうな どうまた Hot tub に 行 ってみない? という 問 いかけに 寒 さ に 弱 い 妻 からは いやよ そんなの 寒 いもの という 返 事 が 帰 ってくるものと 思 いきや いいわね 近 場 ではダービーシャーのピーク ディストリクト 辺 りが 雪 の 降 る 可 能 性 が 高 いわね 探 してみる? という 予 期 せぬ 返 事 善 は 急 げとインターネットで 探 すと うまい 具 合 に 年 明 け 早 々の 空 きがあり 早 速 予 約 ものは 言 ってみるものだ 薄 っすらと 白 い 雪 景 色 をほのかに 照 らす 朧 月 を 眺 めながら 暫 しジャクジーを 止 め 熱 燗 で 一 杯 と いう 夢 想 を 広 げながら 独 り 心 の 中 でニヤついている 雪 降 れと 子 達 は 祈 る クリスマス 年 越 しの 蕎 麦 食 らうのも よしあしか *イギリス 露 天 風 呂 に 興 味 のある 方 は Google site: Cottages with hot tub 参 照 31

32 フランス 映 画 舞 踏 会 の 手 帖 と 同 郷 の 友 渡 邊 道 英 このところ 私 の 周 囲 の 親 しかった 人 たちが 亡 くなって いわゆる 鬼 籍 に 入 られた 人 が 多 くなりました 同 世 代 の 人 たちは 自 らの 年 齢 を 考 えれば 寂 しさ はつのりますが 極 めて 自 然 であって 止 む 無 いことと 納 得 せざるを 得 ません 私 どもの 両 親 のことを 思 い 出 していますが 既 に 両 親 の 生 存 年 齢 を 大 幅 に 超 えて ( 父 親 64 歳 母 親 68 歳 ) 今 年 の 誕 生 日 で75 歳 を 迎 えます 先 日 郷 里 の 竹 馬 の 友 より 同 級 生 の A 君 B 君 そして C さん D さんの 訃 報 が 届 きました 既 に 若 くして 亡 くなった 同 級 生 も 含 め40%の 友 が 鬼 籍 に 入 られたことになりま す いよいよ 私 達 戦 中 生 まれの 終 焉 が 近 いことを 悟 らされます あちこち30 回 転 勤 転 居 して 日 本 各 地 を30 回 余 転 勤 転 居 して 当 地 英 国 LONDON に 住 んで12 年 目 を 迎 えます この 終 の 住 処 に 落 ち 着 くま での45 年 間 郷 里 ( 愛 媛 県 越 智 郡 菊 間 町 佐 方 )を 出 てから 東 京 都 ( 板 橋 区 常 盤 台 練 馬 区 石 神 井 公 園 練 馬 区 中 村 橋 ) 京 都 市 ( 右 京 区 太 秦 開 町 鳴 滝 ) 滋 賀 県 大 津 市 膳 所 ) 東 京 都 ( 世 田 谷 区 経 堂 日 野 市 百 草 団 地 新 宿 区 高 田 馬 場 自 宅 マンション) 仙 台 市 ( 太 白 区 銀 杏 町 青 葉 区 片 平 一 丁 目 ) 東 京 都 ( 世 田 谷 区 桜 新 町 新 宿 区 高 田 馬 場 自 宅 マンション 国 分 寺 市 光 町 一 戸 建 自 宅 ) 仙 台 市 ( 青 葉 区 薬 王 院 青 葉 区 本 町 太 白 区 八 木 山 ) 滋 賀 県 大 津 市 おものノ 浜 東 京 都 ( 小 金 井 市 桜 町 ) 静 岡 県 熱 海 市 愛 媛 県 越 智 郡 菊 間 町 千 葉 県 千 葉 市 幸 町 東 京 都 ( 小 金 井 市 桜 町 武 蔵 野 市 緑 町 公 団 町 田 市 山 崎 団 地 新 宿 区 戸 山 団 地 英 国 LONDON(New Malden) と 移 り 住 みほぼ30 回 の 転 居 と 休 む 間 も 無 い 人 生 航 路 を 歩 んできました 多 少 の 差 はあれ 同 世 代 の 皆 様 も 同 じような 人 生 を 歩 んでこられたものと 考 えます その 間 企 業 戦 士 として 日 本 全 国 を 隈 なく 歩 いてきました こうして 旅 路 の 果 て (フランス 映 画 )にたどり 着 こうとしています ふと 故 郷 が 幼 馴 染 の 友 が 懐 かしくなる 今 日 この 頃 です 若 くして 親 友 の 訃 報 を 聞 いた 時 の 驚 きは 筆 舌 に 尽 くしがたい そんな 幼 馴 染 が 急 逝 した20 年 前 のことを 今 でも 鮮 明 に 覚 えています 小 原 克 彦 君 と 言 って 四 国 は 愛 媛 県 今 治 市 にある 愛 媛 県 立 今 治 北 高 等 学 校 の 同 級 生 でした 彼 は 広 島 大 学 を 卒 業 後 日 立 電 気 KK で 活 躍 若 くして 独 立 コンピューターの 基 盤 部 品 の 製 造 会 社 の 経 営 者 として 大 成 功 を 治 め 東 京 のど 真 ん 中 千 駄 ヶ 谷 に 本 社 工 場 を 有 する5 階 建 ての 新 築 ビルを 所 有 していました 身 体 は 小 柄 だが 信 望 が 厚 く 母 校 同 窓 会 関 東 支 部 を 立 ち 上 げ( 約 2000 人 ) 幹 事 長 として 関 東 一 円 に 住 む 同 郷 同 窓 の 世 話 役 に 徹 してくれました 彼 とは 銀 座 や 赤 坂 で 飲 み 歩 き ゴルフも 何 回 か 一 緒 した 中 であり 訃 報 に 接 したあの 時 ほど 動 転 したことはありませんでした 会 社 の 重 役 さんから 電 話 で 訃 報 が 届 けられ 直 ぐさ ま 奥 さんにお 悔 やみの 電 話 をした 以 前 から よく 夜 中 に 電 話 連 絡 をしたこともあって 直 接 お 会 いし たことは 無 かったが 親 しくさせてもらっていた 覚 悟 されていて 意 外 と 落 ち 着 いた 声 で 昂 ぶる 私 を 逆 に 慰 めてくれるほどでした 奥 さんの 気 丈 夫 さに 救 われた 思 いでした 築 地 の 本 願 寺 で 挙 行 された 社 葬 に 列 席 し 奥 様 と 稀 に 見 る 美 形 のお 嬢 さんに 会 った 途 端 男 泣 きをしてしまったことを 鮮 明 に 覚 えて いる 祭 壇 の 晴 れがましく にこやかな 旧 友 の 写 真 と 残 されたご 家 族 を 目 の 当 たりにして 感 情 を 抑 えきれなくなったのでしょう 絶 望 の 淵 から 映 画 で 蘇 生 され 今 を 生 きる フランス 映 画 の 不 朽 の 名 作 舞 踏 会 の 手 帖 (ジュリアン デュヴィヴ ィエ 監 督 )を 見 た 人 はどれくらい 居 るだろうか? 私 の 場 合 は 大 学 生 のころ 丁 度 東 京 オリンピック 開 催 の 前 京 橋 にあ った 国 立 近 代 美 術 館 の 特 別 企 画 日 仏 交 換 映 画 祭 で 最 初 に 見 て 感 動 余 りあるものでした その 後 ビデオテープの 時 代 から DVD に 至 る まで 購 入 して 毎 年 一 二 回 は 必 ず 見 直 す 映 画 の 中 の 映 画 となってい 32

33 ます この 作 品 は 名 匠 デュヴィヴィエの 数 多 い 作 品 の 中 で 最 も 重 要 な 作 品 そして 傑 作 の 一 つだと 思 います 彼 が 好 んで 取 り 組 んできた 人 間 の 善 悪 や 努 力 の 及 ばない 運 命 青 春 への 追 憶 人 生 の 悲 哀 を 主 題 にしたデュヴィヴィエ 監 督 自 身 のオリジナル シナリオによる 力 作 です 舞 台 の 名 優 ル イ ジューヴェ レィミュ フェルナンデル ブランシャー ル ロゼー ボール ベルをこの 1 作 品 に 集 めた 豪 華 な 顔 ぶれも 凄 いが 新 しいオムニバス 形 式 の 作 品 としても 忘 れら れないものです ストーリーは 美 しい 山 々に 囲 まれた 絵 のようなコモ 湖 を 臨 む 大 邸 宅 喪 服 も 痛 々しいこの 館 の 女 主 人 クリスティーヌは 亡 夫 のお 墓 参 りから 帰 ると 夫 の 遺 品 の 整 理 を 始 めた そのときふと 目 を 留 めたのは 花 模 様 のついた 美 しい 舞 踏 会 の 手 帖 であった 美 貌 の ヒロインが16 歳 の 時 初 めての 舞 踏 会 で 出 会 い 踊 り 恋 を 囁 かれた 男 友 だち7 人 を 懐 かしく 思 い フランス 各 地 に 一 人 一 人 訪 ねて 行 くというもの あの 男 性 は この 恋 人 はと 心 ときめかせて 再 会 を 果 た すが その 悉 くが 期 待 に 反 し 現 実 の 醜 く 夢 を 失 った 昔 の 恋 人 たち 救 いは 最 後 に 遭 った 牧 童 であっ た 地 味 ではあるが 若 い 頃 の 夢 を 追 い 求 め 牧 場 経 営 者 となった しかし 彼 は 開 墾 作 業 の 際 大 怪 我 を し 足 を 痛 めてしまった ビッコになった 足 が 痛 々しい フランス 映 画 にはこうした 人 生 ドラマの 名 作 が 多 い 個 人 的 なことで 恐 縮 ですが こんな 私 も16 年 前 に 愛 妻 ( 越 智 夫 佐 子 )が 突 然 難 病 ALS( 筋 萎 縮 性 側 索 硬 化 症 )を 発 病 2 年 足 らずの 治 療 の 末 60 歳 の 若 さで 昇 天 してしまいました 生 きる 望 みを 絶 たれ てしまった 私 でしたが 忘 れ 形 見 の 息 子 と 一 緒 に 立 ち 上 がることができました 苦 難 の 数 年 でしたが その 間 青 春 時 代 に 出 会 った 映 画 芸 術 に 向 き 合 って 新 たな 人 生 を 送 ることになりました 幸 い 高 校 時 代 の 同 級 生 で 初 恋 の 人 でした NOBUKO( 渡 邉 信 子 )に 再 会 することができ こうして LONDON で 楽 しく 有 意 義 な 人 生 を 送 ることになりました 人 生 のホームストレッチを 懸 命 に 走 りきりたいと 願 う 今 日 この 頃 です 英 国 春 秋 あれこれ 最 初 の 頃 は まさか 冗 談 でしょ! と 思 っていたら まるで 暴 走 する 列 車 のごとくドナルド トランプが 票 を 伸 ばしている このままでいくと 共 和 党 の 代 表 に 選 ばれ 民 主 党 のクリントン( 恐 らく?)との 選 挙 戦 で 彼 がアメリカの 大 統 領 に 選 ばれる 可 能 性 も 出 て 来 た もしそうなれば 本 当 にメキシコとの 国 境 に 大 きな 壁 が 築 かれ モスレムの 人 々がアメリカから 追 放 の 憂 き 目 に 遭 い 女 性 の 言 論 が 軽 んじられたり(?)するような ことになるのだろうか 勿 論 そうとならないのは 分 かっているが そんなことを 平 気 でうそぶく 大 統 領 候 補 を アメリカの 人 々は 何 故 選 ぶのであろうか 英 国 民 ではない 私 も 6 月 23 日 の EU 残 留 離 脱 を 問 う 国 民 投 票 の 行 方 が 気 がかりである 勿 論 キャ メロン 首 相 が 時 間 ぎりぎりの 交 渉 で 勝 ちえたEU 改 革 合 意 案 だけでは 英 国 民 には 十 二 分 ではないことは 分 からないでもない しかしヨーロッパ 諸 国 が 特 に 政 治 経 済 面 で 一 つのブロックとして 行 動 するのが EU 憲 章 ではなかったのか 国 情 の 違 う 多 くの 国 が 集 まれば どこかで 妥 協 せねばならないことも 出 て 来 る それ に 英 国 は ユーロもいや 国 境 なしもいや 移 民 への 社 会 保 障 も 自 国 民 と 平 等 にするのはいや と 相 当 気 まま なメンバーとして 今 までやってきた EU 諸 国 はこのわがままを 苦 々しく 思 いながらも 大 目 に 見 て 来 た それ でもいやというのは 脱 欧 州 連 合 派 はいまだに 大 英 帝 国 の 亡 霊 を 追 っているのであろうか テレビで 見 るシリアからの 難 民 の 人 々の 姿 にはいつも 胸 をうたれる 小 雪 のちらつく 中 裸 足 の 子 供 が 泥 道 を 歩 いて 行 く 鉄 条 網 の 柵 の 前 で 乳 飲 み 子 を 抱 いた 母 親 や 車 椅 子 の 人 達 が 立 ちすくんでいる 今 回 ドイツの 州 議 会 選 挙 で メルケル 首 相 率 いる 政 府 与 党 が 苦 戦 に 追 い 込 まれ 反 難 民 党 (AFD)が 大 きく 票 をのばし た しかし その 翌 日 それでもドイツは 戦 禍 から 逃 れてきた 難 民 を 入 国 拒 否 することは 出 来 ないと 発 表 した 33

34 ベドウィンの 教 え 渡 邊 伸 悟 2005 年 9 月 13 日 僕 はそれまで 旅 をしていたエチオピアからエジプトへと 旅 立 った エジプトと 聞 くと ピラミッドやナイル 川 を 思 い 浮 かべる 人 が 多 いと 思 う だが 今 回 はシナイ 半 島 でのベドウィン 民 族 サラとの 出 会 いについて 書 きたい ベドウィンの 教 え サラは 地 元 の 有 力 者 だった 父 親 の 跡 を 継 ぎ エルマルガでホテルオーナ ーをしている ある 夜 彼 は 部 屋 にやってきて ちょっと 外 に 出 てこな いか 聞 かせたい 物 語 がある 俺 たちベドウィンの 民 の 教 えなんだ と 強 引 に 僕 を 連 れ 出 した 最 初 は 諦 めがちに 外 に 出 たのだが この 話 は 今 でも 僕 の 心 に 深 く 残 っている 少 し 長 いが ぜひ 読 んでいただきたい 男 がいた 男 は ある 女 性 をとても 愛 していた 女 性 も 男 を 愛 していた 男 は 父 親 に 女 性 と 結 婚 したいと 伝 えた 父 親 は 言 った 許 可 しよう だが 条 件 がある これから 一 年 間 お 前 はその 女 性 のもとを 一 日 30 分 以 上 離 れては ならん そして1 年 後 父 親 は 言 った ラクダ3 頭 を 増 やして 来 い 稼 ぐまで 帰 ってきてはならん 男 はラクダ3 頭 と 身 1つで 砂 漠 を 歩 いた 来 る 日 も 来 る 日 も 食 料 も 尽 き 体 力 の 限 界 に 達 していた 男 の 目 にオアシスが 見 えた 男 はそのオアシスで 一 人 の 老 人 に 出 会 った 老 人 は 言 った 幸 せに 暮 らすための 方 法 がある お 前 はそれを 知 りたいか と 男 は 知 りたいと 答 えた 老 人 は 言 った そのラクダ3 頭 を 渡 してくれたら 教 えよう 男 はしばらく 悩 み そしてラクダを 渡 した 老 人 は 言 った 次 の 三 つの 教 えをいかなるときも 守 ること そうすればお 前 は 幸 せになる 1 夜 中 に 砂 漠 を 歩 かないこと 2 大 雨 で 谷 が 水 で 溢 れても その 深 さを 確 かめようとしないこと 3 血 に 汚 れた 手 で 愛 する 人 の 隣 に 寝 ないこと ラクダを 失 った 男 は その 言 葉 だけを 胸 に 秘 めて さらに 歩 いた ある 大 きな 街 で 男 は 仕 事 を 見 つけた 主 人 は 言 った お 前 に 仕 事 をやろう ただし20 年 働 くのだ 何 も 持 たない 男 は 働 くしかなかった 20 年 の 月 日 が 流 れた 男 はラクダを5 頭 手 に 入 れた たったの5 頭 だった そして 家 路 を 辿 り 始 めた クダを 引 き 連 れていた 途 中 で 男 は1 人 の 金 持 ちと 出 会 った 金 持 ちは25 頭 のラ 34

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