一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 49 研 究 論 文 A Study on the Classification of Occasional Income and Miscellaneous Income 出 村 仁 志 Hitoshi DEMURA

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2 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 49 研 究 論 文 A Study on the Classification of Occasional Income and Miscellaneous Income 出 村 仁 志 Hitoshi DEMURA < 要 約 > 所 得 税 の 所 得 区 分 のうち 一 時 所 得 は 他 の 所 得 区 分 に 比 較 してそれほど 注 目 されてこなか った 所 得 区 分 ではないかと 思 われるが 最 近 馬 券 の 払 戻 金 の 脱 税 事 件 に 係 る 訴 訟 の 判 決 に おいて 従 来 の 課 税 実 務 では 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 一 律 に 一 時 所 得 であるとされていた ことに 対 し 大 量 で 継 続 的 な 馬 券 購 入 によって 得 た 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 雑 所 得 に 該 当 すると の 判 断 が 示 されたことで 一 時 所 得 の 所 得 分 類 特 に 雑 所 得 との 区 分 の 判 断 基 準 等 が 改 めて 注 目 されている 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 の 判 断 において 主 な 問 題 となるのは 所 得 税 法 34 条 1 項 に 規 定 さ れている 一 時 所 得 の 要 件 のうち 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 の 要 件 ( 継 続 性 要 件 )の 解 釈 である この 点 につき 従 来 の 学 説 や 判 決 等 では 一 時 所 得 の 沿 革 等 を 踏 まえた 所 得 源 泉 性 といった 概 念 を 用 いて 同 要 件 の 解 釈 を 行 っているもの もあるが そうした 文 理 上 直 接 導 き 出 すことができない 概 念 や 用 語 を 用 いるのは 適 当 ではな く 制 度 の 沿 革 や 改 正 の 経 緯 等 を 踏 まえつつも あくまで 現 行 法 の 条 文 の 解 釈 として 同 要 件 の 解 釈 を 行 い 諸 事 情 を 総 合 勘 案 して 一 時 所 得 か 否 かの 判 断 を 行 うのが 妥 当 ではないかと 考 える <キーワード> 所 得 区 分 一 時 所 得 雑 所 得 馬 券 の 払 戻 金 所 得 源 泉 性 継 続 性 要 件 1 はじめに 所 得 税 は 担 税 力 に 応 じた 課 税 を 行 うために 所 得 をその 性 質 に 応 じて 10 種 類 に 区 分 し それ ぞれの 所 得 区 分 ごとに 所 得 金 額 の 計 算 を 行 う 仕 組 みとなっているが 所 得 区 分 のうち 一 時 所

3 50 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 得 は 一 時 的 偶 発 的 利 得 であることがその 特 徴 であるとされる 1) 一 時 所 得 は 従 来 他 の 所 得 区 分 に 比 較 してそれほど 注 目 されてこなかった 所 得 区 分 では ないかと 思 われるが 最 近 馬 券 の 払 戻 金 の 脱 税 事 件 に 係 る 訴 訟 の 判 決 において 従 来 の 課 税 実 務 では 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 一 律 に 一 時 所 得 であるとされていたことに 対 し 大 量 の 馬 券 購 入 によって 得 た 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 雑 所 得 に 該 当 するとの 判 断 が 示 されたことで 一 時 所 得 の 所 得 分 類 特 に 雑 所 得 との 区 分 の 判 断 基 準 等 が 改 めて 注 目 されているところで ある その 訴 訟 においては 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 具 体 的 には 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 の 判 断 に 際 して 問 題 となる 要 件 の 解 釈 が 争 点 の 一 つとなっているが そうした 一 時 所 得 の 要 件 や 判 断 基 準 に 関 してはこれまで 詳 細 な 検 討 分 析 等 がなされてきたとは 言 えず 当 該 訴 訟 に 係 る 判 決 や 関 連 する 判 決 等 においても 当 該 要 件 の 解 釈 等 に 違 いがみられ 学 説 も 分 かれている したがって 本 稿 では 当 該 訴 訟 に 係 る 判 決 及 び 関 連 判 決 等 を 検 討 することにより 一 時 所 得 の 要 件 特 に 雑 所 得 との 区 分 において 主 な 問 題 となる 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 か ら 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 の 要 件 ( 継 続 性 要 件 )に 該 当 するか 否 か 等 の 判 断 基 準 につ いて 考 察 することとしたい 2 一 時 所 得 の 概 要 等 2.1 概 要 所 得 税 法 34 条 1 項 において 一 時 所 得 とは 利 子 所 得 配 当 所 得 不 動 産 所 得 事 業 所 得 給 与 所 得 退 職 所 得 山 林 所 得 及 び 譲 渡 所 得 以 外 の 所 得 のうち 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 で 労 務 その 他 の 役 務 又 は 資 産 の 譲 渡 の 対 価 としての 性 質 を 有 しないものをいう と 規 定 されている 具 体 的 には 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 が 一 時 所 得 と 解 されており 実 務 上 は 懸 賞 の 賞 金 品 競 馬 の 馬 券 の 払 戻 金 生 命 保 険 契 約 等 に 基 づく 一 時 金 損 害 保 険 契 約 等 に 基 づく 満 期 返 戻 金 等 法 人 からの 贈 与 により 取 得 する 金 品 などが 一 時 所 得 として 取 り 扱 われている( 所 得 税 基 本 通 達 34-1) 他 方 で 所 得 税 法 35 条 1 項 においては 雑 所 得 とは 利 子 所 得 配 当 所 得 不 動 産 所 得 事 業 所 得 給 与 所 得 退 職 所 得 山 林 所 得 譲 渡 所 得 及 び 一 時 所 得 のいずれにも 該 当 しない 所 得 をいう と 規 定 されている したがって このような 法 の 規 定 から 利 子 所 得 から 譲 渡 所 得 までに 該 当 しない 所 得 につ いては 一 時 所 得 の 要 件 に 該 当 しなければ 雑 所 得 となると 解 することができる また この 2 つの 所 得 区 分 は 他 の 所 得 区 分 に 該 当 しない 所 得 を 補 充 するような 所 得 であり 積 極 的 な 内 容 を 有 する 所 得 区 分 ではないという 特 徴 がある

4 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 51 2) 2.2 沿 革 一 時 所 得 に 該 当 する 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 は 所 得 税 法 制 定 当 初 は 非 課 税 とされていたが その 後 現 在 においてはすべて 課 税 の 対 象 となっているところであり その 沿 革 を 簡 潔 にみ ると 次 のとおりである 明 治 20 年 制 定 の 所 得 税 法 においては 営 利 ノ 事 業 ニ 属 セサル 一 時 ノ 所 得 は 課 税 の 対 象 外 におかれており その 後 昭 和 15 年 同 法 改 正 でその 文 言 が 変 更 され 営 利 ヲ 目 的 トスル 継 続 的 行 為 ヨリ 生 シタルニ 非 サル 一 時 ノ 所 得 となったが いずれにしても 所 得 税 法 にお いて 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 は 課 税 の 対 象 外 という 取 扱 いになっていた このように 所 得 税 法 制 定 当 初 に 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 が 課 税 の 対 象 外 に 置 かれていたの は 当 時 は 所 得 概 念 について 所 得 源 泉 説 ( 制 限 的 所 得 概 念 )の 考 え 方 に 立 脚 していたから とされる 所 得 源 泉 説 ( 制 限 的 所 得 概 念 )とは 一 定 の 源 泉 つまり 各 種 の 勤 労 事 業 資 産 から 継 続 的 反 復 的 に 生 ずる 利 得 のみに 課 税 し 一 時 的 偶 発 的 恩 恵 的 な 利 得 は 所 得 の 範 囲 から 除 くとする 考 え 方 である 3) したがって 当 初 は 現 在 の 一 時 所 得 に 相 当 する 所 得 を 含 む 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 は 非 課 税 とされていたのであるが その 後 退 職 手 当 や 譲 渡 所 得 が 課 税 されるなど 漸 次 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 も 課 税 対 象 とする 方 向 で 改 正 がなされてきたところ 昭 和 22 年 に 同 法 の 全 面 的 な 改 正 がなされ 同 年 の 第 二 次 税 制 改 正 においては 非 課 税 時 と 同 様 の 文 言 を 用 いつつ 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 については 一 時 所 得 という 所 得 区 分 を 設 けて 課 税 するとしたものであり つまり 従 来 非 課 税 としていた 所 得 に 相 当 する 所 得 を 課 税 に 転 換 し 結 果 として 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 もすべて 課 税 されることとなった これは 所 得 概 念 に 関 し 所 得 税 法 制 定 当 初 の 所 得 源 泉 説 ( 制 限 的 所 得 概 念 )の 考 え 方 か ら 個 人 の 純 資 産 を 増 加 させる 利 得 は 担 税 力 を 増 加 させるものであり 公 平 負 担 の 原 則 から その 発 生 の 原 因 ( 源 泉 )を 問 わずすべて 所 得 とする 純 資 産 増 加 説 ( 包 括 的 所 得 概 念 )の 考 え 方 に 移 行 したものとされる なお こうした 改 正 の 経 緯 を 踏 まえ 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 という 文 言 は 昭 和 22 年 の 第 二 次 改 正 で 一 時 所 得 という 新 たな 所 得 類 型 を 設 けるに 当 たって 従 来 の 非 課 税 所 得 の 文 言 をそのまま 用 いたという 経 緯 に 由 来 し 一 時 的 な 所 得 という 以 外 に 特 に 積 極 的 な 意 味 を 持 つものではない 4) とする 見 解 もある 3 一 時 所 得 の 要 件 前 述 したような 所 得 税 法 34 条 1 項 の 文 言 に 従 えば 一 時 所 得 の 要 件 は 次 の 4 つと 考 えら れる 1 利 子 所 得 配 当 所 得 不 動 産 所 得 事 業 所 得 給 与 所 得 退 職 所 得 山 林 所 得 及 び 譲 渡 所 得 以 外 の 所 得 であること 2 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 所 得 であること

5 52 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 3 一 時 の 所 得 であること 4 労 務 その 他 の 役 務 又 は 資 産 の 譲 渡 の 対 価 としての 性 質 を 有 しないものであること したがって 所 得 税 法 35 条 1 項 に 規 定 する 雑 所 得 の 要 件 も 考 え 合 せると 利 子 所 得 から 譲 渡 所 得 までの 所 得 のいずれにも 該 当 しない 所 得 については 2~4までの 要 件 のすべてを 満 たせば 一 時 所 得 に 該 当 し それらの 要 件 をひとつでも 満 たさなければ(つまり 一 時 所 得 に 該 当 しなければ) 雑 所 得 に 該 当 することとなるので 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 際 しては2 ~4の 要 件 が 重 要 となる その2~4の 要 件 のうち 2 及 び3はいずれも 継 続 性 の 有 無 に 関 連 するものであると 考 え られることから これらを 併 せて 継 続 性 要 件 ( 継 続 性 がないという 要 件 )と 言 い 4は 対 価 性 要 件 ( 対 価 性 がないという 要 件 )と 言 うことができるが 継 続 性 要 件 については 2 及 び3の 要 件 を 別 の 二 つの 要 件 として 解 釈 するか 5) 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 として 一 つの 要 件 とみるか 6) について 学 説 が 分 かれている この 点 については 2 及 び3の 要 件 は 密 接 なつながりはあるものの 厳 密 には 二 つの 要 件 を 分 けて 考 えるべきと 思 われる すなわち 要 件 3は 一 時 的 な 所 得 であること すなわち 所 得 の 発 生 形 態 や 発 生 する 所 得 の 性 質 一 時 の 所 得 であるかどうかという 結 果 面 に 関 する 要 7) 件 であるのに 対 し 要 件 2は 所 得 の 発 生 原 因 ( 所 得 源 泉 )たる 行 為 等 の 性 質 に 関 する 要 件 であると 思 われ 二 つの 要 件 はそれぞれ 異 なる 面 について 規 定 していると 考 えられるからで ある また 通 常 は 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 によって 継 続 的 な 所 得 を 生 じさせることが 多 いと 思 われるが 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 を 行 っている 場 合 でも 継 続 的 に 所 得 が 発 生 せ ず 一 時 的 な 所 得 となる 場 合 もある つまり 継 続 的 な 所 得 であればそもそも 要 件 3を 満 た さないのでそれだけで 一 時 所 得 とはならないが 一 時 の 所 得 の 場 合 であっても それが 要 件 2の 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 によるものであれば 雑 所 得 に 該 当 し それによらない 場 合 には 一 時 所 得 に 該 当 することから 二 つの 要 件 を 分 けて 考 える 意 義 があると 思 われる そして このように 考 えると 継 続 性 要 件 の 中 でも 所 得 の 発 生 形 態 や 結 果 面 に 関 する 要 件 3よりも 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 による 所 得 かどうかという 要 件 2の 判 断 の 方 が 重 要 となると 考 えられる 8) 更 に 要 件 2のうち 営 利 を 目 的 とする の 部 分 については これを 文 理 により 解 釈 すれ ば 営 利 即 ち 利 益 を 得 ることを 目 的 とした 行 為 であればよいと 解 され 実 際 に 利 益 を 得 た という 結 果 やその 確 実 性 蓋 然 性 までも 要 求 するものではないと 考 えられる 9) そうすると 要 件 2の 判 断 の 中 でも 特 に 重 要 となるのは 継 続 的 行 為 による 所 得 かどうかの 部 分 となると 思 われる なお 一 時 所 得 と 雑 所 得 との 区 分 の 判 断 基 準 に 関 しては 4の 要 件 ( 対 価 性 要 件 )も 重 要 であるが 本 稿 では 紙 幅 の 関 係 もあり 2 及 び3の 要 件 ( 継 続 性 要 件 )のみを 取 り 上 げてそ の 判 断 基 準 を 検 討 する

6 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 53 4 継 続 性 要 件 に 関 する 裁 判 例 等 ここでは 関 連 する 主 な 裁 判 例 等 を 取 り 上 げるが 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 に 関 する 論 点 に 絞 ってその 内 容 を 検 討 することとしたい 4.1 継 続 性 要 件 の 解 釈 等 に 関 する 裁 判 例 等 10) (1) 大 阪 地 裁 平 成 25 年 5 月 23 日 判 決 イ 事 案 の 概 要 本 件 は 給 与 所 得 のほか 競 馬 の 勝 馬 投 票 券 の 払 戻 金 により 収 入 を 得 ていた 被 告 人 が 平 成 19 年 から 21 年 までの 3 年 間 に 約 14 億 6 千 万 円 の 所 得 があり これに 対 する 所 得 税 額 が 約 5 億 7 千 万 円 であったにもかかわらず 所 得 税 確 定 申 告 書 を 提 出 しなかったとして 単 純 無 申 告 罪 ( 所 得 税 法 241 条 )で 起 訴 されたものである( 以 下 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 という ) なお 本 件 は 刑 事 事 件 であるが 後 述 のとおり 本 件 に 関 する 課 税 処 分 に 係 る 訴 訟 も 別 途 提 起 された 被 告 人 は 日 本 中 央 競 馬 会 が 提 供 する A-PAT(パソコン 等 により 馬 券 を 購 入 することがで き 馬 券 の 購 入 金 の 支 払 い 及 び 払 戻 金 の 受 領 等 の 決 済 は 全 て 加 入 時 に 開 設 した A-PAT 専 用 の 銀 行 口 座 (PAT 口 座 )を 通 じて 行 われるサービス)を 利 用 し 市 販 の 競 馬 予 想 ソフトを 用 いて 馬 券 の 購 入 及 び 払 戻 金 の 受 取 等 を 行 っていた 購 入 に 当 たり 被 告 人 は 過 去 10 年 分 の 競 馬 データの 分 析 検 証 の 結 果 に 基 づいて 回 収 率 に 着 目 するなどそのソフトに 独 自 の 条 件 を 設 定 し また PAT 口 座 の 残 高 に 応 じ 収 支 の 安 定 を 図 り かつ 効 率 よく 残 高 を 増 やすこ とができるような 金 額 式 を 作 成 して 馬 券 の 購 入 金 額 を 決 定 し A-PAT を 利 用 した 馬 券 の 自 動 購 入 を 行 っていた 被 告 人 は そのようなソフトの 設 定 後 には 全 ての 競 馬 場 の ほぼ 全 て のレースにおいて 馬 券 を 購 入 し 続 け 土 日 はパソコンをつけたまま 外 出 することが 多 く と きには 2 週 間 以 上 パソコンをつけたままにして 自 動 的 に 馬 券 を 購 入 したこともあり 平 成 16 年 に PAT 口 座 に 100 万 円 を 入 金 して 以 来 追 加 の 入 金 は 一 切 していないが 適 宜 の 改 変 を しつつ 本 件 ソフトを 使 用 して 馬 券 を 購 入 し 続 けた 結 果 長 期 的 には 収 支 はプラスになり 平 成 17 年 から 平 成 21 年 までの 5 年 間 にわたり 毎 年 多 額 の 利 益 を 得 ていた 本 件 の 争 点 は (ア) 本 件 における 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 は 一 時 所 得 か 雑 所 得 か (イ) その 収 入 を 得 るために 支 出 した 金 額 又 は 必 要 経 費 として 控 除 すべき 金 額 の 範 囲 (ウ) 所 得 税 法 241 条 所 定 の 正 当 な 理 由 の 有 無 及 び 可 罰 的 違 法 性 ないし 期 待 可 能 性 の 有 無 であ った 判 決 では 被 告 人 には 所 得 税 法 241 条 の 単 純 無 申 告 犯 が 成 立 するとしたが これまで 課 税 実 務 上 は 馬 券 の 払 戻 金 は 全 て 一 時 所 得 として 取 扱 ってきており 本 件 においても 検 察 官 が 本 件 所 得 は 一 時 所 得 に 該 当 すると 主 張 したのに 対 し これを 雑 所 得 に 当 たると 判 示 し 公 訴 事 実 からは 減 額 された 総 所 得 金 額 及 び 所 得 税 額 を 認 定 した

7 54 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 ロ 継 続 性 要 件 に 関 する 判 断 判 決 では 一 時 所 得 の 判 断 基 準 について 一 時 所 得 は 一 時 的 かつ 偶 発 的 に 生 じた 所 得 で ある 点 にその 特 色 があるといえる したがって 所 得 発 生 の 基 盤 となる 一 定 の 源 泉 から 繰 り 返 し 収 得 されるものは 一 時 所 得 ではなく 逆 にそのような 所 得 源 泉 を 有 しない 臨 時 的 な 所 得 は 一 時 所 得 と 解 するのが 相 当 である そして そのような 意 味 における 所 得 源 泉 性 を 認 め 得 るか 否 かは 当 該 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 があるか 否 か が 基 準 となるものと 解 するのが 相 当 である 下 線 筆 者 とし 一 時 所 得 の 判 断 に 際 して 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 )という 概 念 を 用 い ている また 具 体 的 な 判 断 に 関 し 所 得 の 基 礎 が 所 得 源 泉 となり 得 ない 臨 時 的 不 規 則 的 なもの の 場 合 たとえこれが 若 干 連 続 してもその 一 時 所 得 としての 性 質 に 何 ら 変 わるところはない しかし 一 回 的 な 行 為 として 見 た 場 合 所 得 源 泉 とは 認 め 難 いものであっても これが 強 度 に 連 続 することによって その 所 得 が 質 的 に 変 化 して 上 記 の 継 続 性 恒 常 性 を 獲 得 し 所 得 源 泉 性 を 有 することとなる 場 合 があることは 否 定 できない そして このような 所 得 源 泉 性 を 有 するか 否 かについては 結 局 所 得 発 生 の 蓋 然 性 という 観 点 から 所 得 の 基 礎 となる 行 為 の 規 模 ( 回 数 数 量 金 額 等 ) 態 様 その 他 の 具 体 的 状 況 に 照 らして 判 断 することになる と した そして 一 般 的 な 馬 券 購 入 行 為 に 関 しては 競 馬 の 勝 馬 投 票 は 一 般 的 には 趣 味 嗜 好 娯 楽 等 の 要 素 が 強 いものであり 馬 券 の 購 入 費 用 は 一 種 の 楽 しみ 賃 に 該 当 し 馬 券 の 購 入 は 所 得 の 処 分 行 為 ないし 消 費 としての 性 質 を 有 すると 言 え 馬 券 購 入 による 払 戻 金 の 獲 得 は 多 分 に 偶 発 的 であり また 各 馬 券 購 入 行 為 の 間 に 継 続 性 又 は 回 帰 性 があるとは 認 められず 繰 り 返 し 馬 券 を 購 入 したとしてもその 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 質 的 に 変 化 しているとはいい 難 い ことから 原 則 として 馬 券 購 入 行 為 については 所 得 源 泉 としての 継 続 性 恒 常 性 が 認 め られないとし 一 般 的 な 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 は 一 時 所 得 に 該 当 すると 判 示 しており この 点 では 従 来 の 課 税 実 務 と 変 わるところがない しかし 本 件 の 馬 券 購 入 行 為 については その 態 様 からすれば 競 馬 を 娯 楽 として 楽 しむ ためではなく むしろ 利 益 を 得 るための 資 産 運 用 の 一 種 として 行 われたものと 理 解 すること ができ 被 告 人 も その 供 述 するとおり そのようなものとして 捉 えていたものと 認 められ る このように 被 告 人 の 本 件 馬 券 購 入 行 為 は 一 般 的 な 馬 券 購 入 行 為 と 異 なり その 回 数 金 額 が 極 めて 多 数 多 額 に 達 しており その 態 様 も 機 械 的 網 羅 的 なものであり かつ 過 去 の 競 馬 データの 詳 細 な 分 析 結 果 等 に 基 づく 利 益 を 得 ることに 特 化 したものであって 実 際 にも 多 額 の 利 益 を 生 じさせている また そのような 本 件 馬 券 購 入 行 為 の 形 態 は 客 観 性 を 有 している そして 本 件 馬 券 購 入 行 為 は 娯 楽 の 域 にとどまるものとはいい 難 い 以 上 を 総 合 すると 被 告 人 の 本 件 馬 券 購 入 行 為 は 一 連 の 行 為 として 見 れば 恒 常 的 に 所 得

8 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 55 を 生 じさせ 得 るものであって その 払 戻 金 については その 所 得 が 質 的 に 変 化 して 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 を 獲 得 したものということができるから 所 得 源 泉 性 を 有 するものと 認 めるのが 相 当 である したがって 被 告 人 の 本 件 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 は 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 には 該 当 せず 一 時 所 得 に 当 たらないというべき とし て 雑 所 得 に 区 分 されると 判 示 した 以 上 のように 本 件 判 決 では 一 時 所 得 の 判 断 基 準 である 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 関 して 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 )という 概 念 を 用 い ており その 所 得 源 泉 性 が 認 められれば 当 該 所 得 は 一 時 所 得 には 該 当 しないとしている 他 方 で 判 決 では 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 の 判 断 においては これは 営 利 性 及 び 所 得 源 泉 性 を 意 味 するものであるが ここで 求 められる 営 利 性 は 文 字 通 り 財 産 上 の 利 益 を 目 的 とすることであり また 所 得 源 泉 性 については 既 に 述 べたとおり 所 得 発 生 の 蓋 然 性 という 観 点 から 所 得 の 基 礎 となる 行 為 の 規 模 ( 回 数 数 量 金 額 等 ) 態 様 その 他 の 具 体 的 状 況 を 総 合 して 判 断 すべき とも 判 示 していることからすると ここで 所 得 源 泉 性 とし ている 概 念 は 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 のうち 要 件 2の 継 続 的 行 為 の 部 分 の 解 釈 に 係 る ものであると 解 することができる 11) (2) 札 幌 国 税 不 服 審 判 所 平 成 24 年 6 月 27 日 裁 決 本 件 は 地 方 公 務 員 である 審 査 請 求 人 が (1)の 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 と 同 様 に 日 本 中 央 競 馬 会 が 提 供 する A-PAT を 利 用 して 継 続 的 に 多 額 の 馬 券 を 購 入 していたが 競 馬 の 勝 馬 投 票 券 の 的 中 によって 得 た 払 戻 金 に 係 る 所 得 について 雑 所 得 として 申 告 したところ 原 処 分 庁 が 一 時 所 得 に 該 当 するとして 更 正 処 分 等 を 行 ったのに 対 し 審 査 請 求 人 が 当 該 払 戻 金 に 係 る 所 得 は 雑 所 得 であるなどとして その 全 部 の 取 消 しを 求 めた 事 件 である 本 件 の 争 点 の 一 つが 本 件 に 係 る 所 得 の 区 分 が 一 時 所 得 か 雑 所 得 かであるが 裁 決 では 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 ( 継 続 的 要 件 )に 係 る 解 釈 を 次 のように 示 した 一 時 所 得 の 該 当 要 件 のうち 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 とは 性 質 に 基 づき 判 断 すべきものであって 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 以 外 の 所 得 と 解 されるところ 所 得 源 泉 の 有 無 は 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 継 続 性 恒 常 性 が あるか 否 かが 判 断 基 準 になると 解 するのが 相 当 である 下 線 筆 者 そして 本 件 の 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 に 関 しては 本 件 競 馬 所 得 を 得 るためには 馬 券 の 購 入 が 不 可 欠 であることからすれば 本 件 競 馬 所 得 に 係 る 所 得 の 基 礎 とは 馬 券 を 購 入 する 行 為 であると 認 めるのが 相 当 である そこで 馬 券 を 購 入 する 行 為 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 継 続 性 恒 常 性 があるか 否 かにつ いてみると 馬 券 を 購 入 する 行 為 と 競 走 の 結 果 ( 馬 の 着 順 )に 因 果 関 係 はないと 認 め

9 56 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 られ 結 局 のところ 各 競 走 の 結 果 は それぞれ 出 走 馬 の 持 つ 能 力 等 に 偶 然 が 作 用 して 現 れ るものであり 競 走 ごとに 独 立 して 確 定 すると 認 められる そうすると 馬 券 を 購 入 する 行 為 は 払 戻 金 を 得 られるか 否 か 分 からない 不 確 実 な 行 為 で あるのみならず 競 走 ごとに 独 立 した 行 為 であると 評 価 できることから 本 件 競 馬 所 得 には 所 得 の 基 礎 である 馬 券 を 購 入 する 行 為 に その 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 継 続 性 恒 常 性 を 認 めることはできず たとえ 馬 券 を 継 続 的 に 購 入 したとしても 馬 券 を 購 入 する 行 為 から 得 ら れた 所 得 が 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 であると 認 めることはできない したがって 馬 券 を 購 入 する 行 為 から 生 じた 本 件 競 馬 所 得 は 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 以 外 の 所 得 ということになり 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 で あると 認 められる とした このように 本 件 裁 決 は 結 論 においては 本 件 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 を 一 時 所 得 に 該 当 するとしたものの 一 時 所 得 の 判 断 基 準 である 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じ た 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 ( 継 続 的 要 件 )の 解 釈 においては (1)の 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 地 裁 判 決 と 同 様 に 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 ) の 概 念 を 用 い それが 認 められなければ 一 時 所 得 には 当 たらないとしている 12) (3) 名 古 屋 高 裁 金 沢 支 部 昭 和 43 年 2 月 28 日 判 決 上 述 した(1)の 地 裁 判 決 及 び 同 様 の 馬 券 払 戻 金 の 事 件 に 係 る(2)の 札 幌 国 税 不 服 審 判 所 裁 決 は いずれもこの 昭 和 43 年 名 古 屋 高 裁 金 沢 支 部 判 決 で 示 された 判 断 基 準 に 依 拠 している と 思 われる 本 件 は 人 造 絹 糸 の 先 物 取 引 ( 清 算 取 引 )によって 得 た 所 得 が 事 業 所 得 に 該 当 するか 一 時 所 得 に 該 当 するかが 争 われた 事 件 であるが 判 決 では 一 時 所 得 の 継 続 的 要 件 に 関 する 解 釈 と して 次 のように 判 示 している 旧 所 得 税 法 第 9 条 第 1 項 第 9 号 にいう 前 各 号 以 外 の 所 得 で 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 は 右 前 各 号 に 規 定 する 如 き 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 以 外 の 所 得 の 趣 旨 と 解 すべきであり 従 って 所 得 発 生 の 基 盤 となる 一 定 の 源 泉 から 繰 り 返 し 収 得 されるものは 一 時 所 得 でなく 又 逆 に 右 の 如 き 所 得 源 泉 を 有 しない 臨 時 的 な 所 得 は 一 時 所 得 と 解 するのが 相 当 である しかしながら 或 行 為 若 しくは 状 態 が 所 得 源 泉 とみられるかどう かは 結 局 所 得 の 基 礎 の 源 泉 性 恒 常 性 によって 区 別 するよりほかはない 従 って 結 局 一 時 所 得 とは その 所 得 が 前 各 号 に 規 定 する 定 型 的 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 や その 他 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じたいわゆる 所 得 源 泉 ある 所 得 以 外 の 所 得 を 指 すものであって 右 所 得 源 泉 の 有 無 は 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 る 継 続 性 恒 常 性 があるか 否 かが 基 準 となるものと 解 するのが 相 当 である 従 って 所 得 の 基 礎 が 所 得 源 泉 になり 得 ない 臨 時 的 不 規 則 的 なものであれば 所 得 源 泉 と 認 められる 程 度 にまで 強 度 に 連 続 するなら 格 別 たとえこれが 若 干 連 続 してもその 性 質 は 一

10 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 57 時 所 得 としての 性 質 に 変 りはないものであり 前 記 控 訴 人 主 張 の 通 達 はこの 趣 旨 に 理 解 すべ きであるが これに 反 し 一 回 的 な 行 為 としてみた 場 合 所 得 源 泉 とは 認 め 難 いものであって も これが 連 続 して 継 続 的 行 為 となるに 及 んで 所 得 源 泉 とみられるに 至 る 場 合 即 ち 所 得 が 質 的 に 変 化 する 場 合 のあることも 否 定 することはできない 下 線 筆 者 と 判 示 した そして 本 件 清 算 取 引 による 所 得 については そこで 本 件 清 算 取 引 による 所 得 が 右 にいう 源 泉 性 を 有 するか 否 かにつき 判 断 するに 右 各 鑑 定 人 の 鑑 定 の 結 果 によると 結 局 当 該 取 引 の 回 数 数 量 金 額 取 引 の 種 類 その 他 の 状 況 に 照 し 判 断 すべきところ 本 件 においては 前 記 認 定 の 如 き 本 件 取 引 の 回 数 数 量 及 び 金 額 に 照 せば ゆうに 右 は 営 利 目 的 の 継 続 行 為 と 認 められ 従 って 本 件 所 得 いわゆる 所 得 源 泉 を 有 する 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 な 行 為 から 生 じた 所 得 に 該 当 するものということができる すると 本 件 清 算 取 引 による 所 得 は かりに 一 回 限 りの 行 為 としてみた 場 合 或 は 一 時 所 得 と なり 得 るかも 知 れないが 本 件 の 如 く 大 量 且 反 覆 継 続 しているところからみれば 所 得 源 泉 あ りと 認 められるのであって 控 訴 人 の 主 張 する 如 く 一 時 所 得 に 当 るとみることはできない と 判 示 した 以 上 のように 本 件 判 決 では 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 関 して 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 )という 概 念 を 示 し これが 前 述 の (1)の 判 決 及 び(2)の 裁 決 における 判 断 につながっているものと 考 えられる.... また 本 件 判 決 では 或 行 為 若 しくは 状 態 が 所 得 源 泉 とみられるかどうかは 傍 点 筆 者 と 判 示 しているように 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 ( 所 得 源 泉 )についてはそれ が 必 ずしも 行 為 である 必 要 はなく 状 態 (つまり その 所 得 者 の 置 かれた 状 況 ( 地 位 立 場 ) 13) )であってもよいとしている 点 も 注 目 される 14) (4) 大 阪 高 裁 平 成 26 年 5 月 9 日 判 決 本 件 は (1)で 取 り 上 げた 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 に 係 る 控 訴 審 の 判 決 である 判 決 では 結 論 としては 原 判 決 を 是 認 し 公 訴 を 棄 却 しているものの 継 続 性 要 件 に 関 しては(1)の 原 判 決 や 上 述 した(2) 及 び(3)の 判 決 等 とは 異 なり 所 得 源 泉 性 の 概 念 に 疑 問 を 呈 し それ を 使 用 しない 解 釈 による 判 断 を 示 している 判 決 では 一 時 所 得 の 判 断 基 準 に 関 し 原 判 決 は 一 時 的 かつ 偶 発 的 に 生 じた 所 得 で ある 点 が 一 時 所 得 の 特 色 であり 所 得 発 生 の 基 盤 となる 一 定 の 源 泉 から 繰 り 返 し 収 得 される ものは 一 時 所 得 ではなく 一 時 所 得 とはそのような 所 得 源 泉 を 有 しない 臨 時 的 な 所 得 である とし 所 得 源 泉 性 を 認 め 得 るか 否 かは その 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 があるか 否 かが 基 準 となり 所 得 発 生 の 蓋 然 性 という 観 点 から 所 得 の 基 礎 とな る 行 為 の 規 模 ( 回 数 数 量 金 額 等 ) 態 様 その 他 の 具 体 的 状 況 に 照 らして 判 断 することにな ると 説 示 して 一 時 所 得 の 判 断 基 準 として 所 得 源 泉 性 (がないこと) を 挙 げている(この 用 語 は 人 造 絹 糸 の 先 物 取 引 ( 清 算 取 引 )による 所 得 の 区 分 に 関 する 名 古 屋 高 裁 金 沢 支 部 昭

11 58 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 和 43 年 2 月 28 日 判 決 で 使 われたものである ) 一 時 所 得 の 沿 革 を 見 ると 戦 前 の 所 得 税 法 では 一 定 の 所 得 源 泉 から 生 じた 利 得 のみを 課 税 対 象 とする 考 え 方 が 支 配 的 で 一 時 的 又 は 偶 発 的 な 所 得 は 課 税 対 象 から 除 外 されてきたが 暫 時 これらを 課 税 対 象 とする 方 向 に 進 み 昭 和 22 年 の 所 得 税 法 の 第 2 次 改 正 で 他 の 所 得 分 類 に 該 当 しない 所 得 のうち 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 が 課 税 対 象 とされ なお 昭 和 25 年 に 雑 所 得 も 課 税 対 象 となり さらに 昭 和 27 年 の 改 正 時 に 一 時 所 得 を 偶 発 的 な 所 得 に 限 定 するとの 考 え 方 に 基 づいて 一 時 所 得 に 労 務 その 他 の 役 務 の 対 価 たる 性 質 を 有 しないもの との 文 言 が 追 加 されたというものである このような 沿 革 から 見 ても 一 時 所 得 は 利 子 所 得 等 の 所 得 分 類 に 該 当 しない 補 充 的 な 所 得 分 類 であり 一 時 的 偶 発 的 に 生 じた 所 得 である 点 に 特 色 があるといえる もっとも 原 判 決 がいう 所 得 源 泉 性 がどのような 概 念 かは 上 記 判 断 要 素 によってもなお 不 明 確 である 上 一 時 所 得 や 雑 所 得 をも 課 税 対 象 とした 現 行 の 所 得 税 法 の 下 で これを 一 時 所 得 かどうかの 判 断 基 準 として 用 いるのには 疑 問 がある また 原 判 決 は 一 回 的 な 行 為 として 見 た 場 合 所 得 源 泉 とは 認 め 難 いものであっても 強 度 に 連 続 することによって 所 得 が 質 的 に 変 化 して( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の) 継 続 性 恒 常 性 を 獲 得 すれば 所 得 源 泉 性 を 有 する 場 合 がある 旨 説 示 するのであるが 結 局 所 得 源 泉 という 概 念 から 継 続 的 所 得 とい う 要 件 が 導 かれるわけではなく どのような 場 合 に 所 得 が 質 的 に 変 化 して 所 得 源 泉 性 が 認 め られるのかは 明 らかでなく それ 自 体 に 判 断 基 準 としての 有 用 性 を 見 いだせない そうすると 一 時 所 得 に 当 たるかどうかは 所 得 税 法 34 条 1 項 の 文 言 に 従 い 同 項 の 冒 頭 に 列 挙 された 利 子 所 得 から 譲 渡 所 得 までの 所 得 類 型 以 外 の 所 得 のうち 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 で 労 務 その 他 の 役 務 又 は 資 産 の 譲 渡 の 対 価 と しての 性 質 を 有 しないもの かどうかを 判 断 すれば 足 り 前 者 については 所 得 源 泉 性 など という 概 念 を 媒 介 とすることなく 行 為 の 態 様 規 模 その 他 の 具 体 的 状 況 に 照 らして 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 かどうかを 判 断 するのが 相 当 である と 判 示 して おり また 判 決 では 原 判 決 は 所 得 源 泉 性 という 概 念 を 媒 介 としたことを 別 に すれば 実 質 的 に 見 て 当 審 と 概 ね 同 様 の 判 断 といえる 原 判 決 には 所 得 税 法 の 解 釈 の 一 部 に 相 当 ではない 部 分 がある 下 線 筆 者 とも 判 示 している そして 本 件 の 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 の 区 分 に 関 しては 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 については 発 生 する 所 得 が 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 であることを 否 定 するに 足 りる 程 度 のものが 求 められ また 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 の 判 断 は 同 要 件 の 内 容 自 体 からして 行 為 の 本 来 の 性 質 だけではなく 行 われる 回 数 や 頻 度 等 の 反 復 性 及 び 規 模 に 関 する 事 情 を 当 然 に 考 慮 に 入 れるべきであり ある 一 回 の 行 為 から 生 じた 所 得 が 行 為 の 性 質 等 に 照 らして 一 時 所 得 と 解 される 場 合 であっても その 行 為 が 一 定 期 間 に 頻 繁 に 繰 り 返 される ことなどによって 営 利 目 的 性 及 び 継 続 性 が 認 められれば 異 なる 所 得 に 区 分 されることを 肯 定 すべきである とする そして 本 件 馬 券 購 入 行 為 は 態 様 や 規 模 が 以 上 のようなもの

12 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 59 であり それが 客 観 的 に 明 らかであることに 鑑 みると その 全 体 を 一 連 の 行 為 としてとらえ るべきであり その 払 戻 金 による 所 得 は 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 に 当 たり 一 時 所 得 ではなく 雑 所 得 であると 解 するのが 相 当 である と 判 示 した なお 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 の 要 件 について 検 討 すると その 行 為 には 発 生 する 所 得 が 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 であることを 否 定 するに 足 りる 程 度 のものが 求 められるが 収 支 が 常 に 黒 字 であることまで 求 められることはなく 年 度 や 時 期 による 収 支 によって 所 得 区 分 が 変 わる 結 果 になることもないというべきである との 判 示 もしている このように 本 件 判 決 では 本 件 に 係 る 所 得 が 雑 所 得 に 該 当 するという 結 論 は 原 判 決 と 同 じ 判 断 であるが 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 関 して 原 判 決 が 用 いた 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 ) という 概 念 は 不 明 確 で 現 行 所 得 税 法 の 下 では 判 断 基 準 として 用 いるのには 疑 問 があり また それ 自 体 に 有 用 性 が 認 めら れないことから 条 文 の 文 言 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 に 従 って 判 断 すればよいとし この 点 で 原 判 決 とは 異 なる 解 釈 を 示 している 15) (5) 大 阪 地 裁 平 成 26 年 10 月 2 日 判 決 本 件 は (1) 及 び(4)で 取 り 上 げた 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 の 被 告 人 に 対 して 課 税 当 局 からな された 更 正 処 分 や 決 定 処 分 等 について それらの 課 税 処 分 がいずれも 違 法 である 等 としてそ の 全 部 の 取 消 しを 求 めた 事 件 である 判 決 では(1) 及 び(4)の 判 決 と 同 様 に 本 件 の 馬 券 払 戻 金 に 係 る 所 得 区 分 を 一 時 所 得 ではなく 雑 所 得 と 判 断 しているが 継 続 性 要 件 に 関 しては (4)の 高 裁 判 決 と 同 様 に 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 使 用 しない 解 釈 を 示 している 判 決 では 一 時 所 得 か 雑 所 得 かの 区 分 に 関 し 次 のように 判 示 した 本 件 競 馬 所 得 が 一 時 所 得 であるか 雑 所 得 であるかを 区 分 するには 本 件 競 馬 所 得 が 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 に 該 当 するか あるいは 労 務 その 他 の 役 務 又 は 資 産 の 譲 渡 の 対 価 としての 性 質 を 有 するか 否 かが 問 題 となるが 関 係 法 令 をみても こ れらの 要 件 に 関 する 更 なる 定 義 や 判 断 の 際 に 考 慮 すべき 要 素 等 については 規 定 されていない もっとも 一 時 所 得 に 対 する 課 税 の 沿 革 をみれば 戦 前 の 所 得 税 法 では 一 定 の 所 得 源 泉 から 生 じた 利 得 のみを 課 税 対 象 とする 考 え 方 が 支 配 的 で 一 時 的 又 は 偶 発 的 な 所 得 は 課 税 対 象 とされていなかったが 昭 和 22 年 の 所 得 税 法 改 正 において 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 が 課 税 対 象 とされ 昭 和 25 年 に 雑 所 得 が 課 税 対 象 とな り さらに 昭 和 27 年 の 改 正 時 に 一 時 所 得 を 偶 発 的 な 所 得 に 限 定 するとの 考 え 方 に 基 づい て 労 務 その 他 の 役 務 の 対 価 たる 性 質 を 有 しないもの との 文 言 が 追 加 されたという 補 充 的 な 所 得 区 分 としての 特 色 が 認 められるし また 所 得 税 法 22 条 2 項 2 号 は 一 時 所 得 について はその 2 分 の 1に 相 当 する 金 額 のみを 課 税 標 準 とする 旨 を 規 定 しているところ その 趣 旨 は 一 時 所 得 の 発 生 が 一 時 的 偶 発 的 であり 担 税 力 が 低 いことを 考 慮 したものと 解 されるから 一 時 所 得 か 否 かを 区 分 する 上 記 各 要 件 の 解 釈 適 用 は 上 記 各 要 件 の 文 理 解 釈 に 加 えて 一

13 60 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 時 的 偶 発 的 に 生 じた 所 得 のみを 一 時 所 得 として 課 税 の 対 象 とするに 至 った 上 記 沿 革 等 を 踏 まえて 行 われるべきものと 解 される 下 線 筆 者 そして 一 般 的 な 馬 券 購 入 行 為 が 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 に 該 当 することはないとした 上 で 本 件 の 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 の 区 分 に 関 しては 原 告 は 統 計 的 分 析 等 を 基 にコンピュータソフトを 自 ら 設 定 して 購 入 すべき 馬 券 を 自 動 的 に 抽 出 して 購 入 できるようにし その 際 偶 発 的 要 素 による 影 響 をできるだけ 排 除 するためできるだけ 多 数 のレースにおいて 多 種 類 の 馬 券 を 網 羅 的 に 購 入 し これを 長 期 的 に 繰 り 返 すことを 重 視 していたもので 長 期 的 な 差 引 きをもって 利 益 をとらえており その 結 果 暦 年 単 位 でみれ ば 5 年 間 にわたって 毎 年 利 益 が 出 る 状 況 であった 等 の 事 実 を 踏 まえ 原 告 の 馬 券 購 入 行 為 は 後 に 的 中 馬 券 として 払 戻 金 の 対 象 となる 馬 券 のみならず 結 果 として 外 れ 馬 券 となる 馬 券 の 購 入 行 為 も 含 めて 個 々のレースの 枠 を 超 えた 多 数 のレースにおける 継 続 的 な 馬 券 の 購 入 と いう 一 連 の 継 続 的 行 為 というべきものであり これらの 一 連 の 行 為 が 総 体 として 恒 常 的 に 所 得 を 生 じさせているものと 認 められるのであって この 継 続 的 行 為 によって 獲 得 され る 払 戻 金 が 偶 発 的 な 一 時 の 所 得 であるということはできない そうすると 原 告 の 馬 券 購 入 行 為 から 生 じた 所 得 は 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 といえるのであ って 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 には 該 当 しないとい うべきである と 判 示 した 以 上 のように 本 件 判 決 は 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 解 釈 適 用 に 関 して(4)の 判 決 と 同 様 に 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 用 いず 要 件 の 文 理 解 釈 及 び 一 時 所 得 の 課 税 の 沿 革 を 踏 まえて 行 うべきとしている 16) (6) 最 高 裁 平 成 27 年 3 月 10 日 判 決 本 件 は (1) 及 び(4)で 取 り 上 げた 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 の 上 告 審 判 決 である 判 決 では 次 のように 判 示 して 一 審 及 び 二 審 と 同 様 に 本 件 の 馬 券 払 戻 金 に 係 る 所 得 区 分 を 雑 所 得 と 判 断 した 被 告 人 が 馬 券 を 自 動 的 に 購 入 するソフトを 利 用 して 独 自 の 条 件 設 定 と 計 算 式 に 基 づいて インターネットを 介 して 長 期 間 にわたり 多 数 回 かつ 頻 繁 に 個 々の 馬 券 の 的 中 に 着 目 しない 網 羅 的 な 購 入 をして 当 たり 馬 券 の 払 戻 金 を 得 ることにより 多 額 の 利 益 を 恒 常 的 に 上 げ 一 連 の 馬 券 の 購 入 が 一 体 の 経 済 活 動 の 実 態 を 有 するといえるなどの 本 件 事 実 関 係 の 下 では 払 戻 金 は 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 として 所 得 税 法 上 の 一 時 所 得 ではなく 雑 所 得 に 当 たるとした 原 判 断 は 正 当 である そして その 判 断 に 当 たり 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 解 釈 適 用 に 関 しては 所 得 税 法 上 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 は 一 時 所 得 ではなく 雑 所 得 に 区 分 されるとこ ろ 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 であるか 否 かは 文 理 に 照 らし 行 為 の 期 間 回 数 頻 度 その 他 の 態 様 利 益 発 生 の 規 模 期 間 その 他 の 状 況 等 の 事 情 を 総 合 考 慮 して

14 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 61 判 断 するのが 相 当 である と 判 示 しており (4) 及 び(5)の 判 決 と 同 様 に 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 使 用 しない 解 釈 を 示 している 4.2 その 他 参 考 となる 裁 判 例 17) (1) 東 京 高 裁 昭 和 46 年 12 月 17 日 判 決 本 件 は 会 社 の 取 引 先 等 から 供 与 を 受 けた 中 元 歳 暮 祝 儀 餞 別 香 典 等 に 係 る 所 得 に 係 る 所 得 区 分 ( 一 時 所 得 か 雑 所 得 か)が 争 われた 事 件 である 判 決 では 一 時 所 得 に 係 る 継 続 的 要 件 の 継 続 的 行 為 の 解 釈 について 継 続 的 行 為 とは 量 的 な 概 念 ではなくて 質 的 な 概 念 であり それは 必 らずしも 規 則 的 不 可 不 的 に 発 生 する ものであることを 要 せず 不 規 則 的 不 許 不 的 に 発 生 するものであることをもつて 足 りるも のと 解 すべ き と 判 示 している そして 本 件 の 中 元 や 歳 暮 等 の 供 与 に 関 しては 諸 供 与 は それがリベートであると 将 たまた 中 元 および 歳 暮 並 びに 昇 進 祝 新 築 祝 餞 別 および 香 奠 であるとを 問 わず すべて これを 所 得 税 法 にいう 雑 所 得 に 当 るものと 解 するのが 相 当 である 蓋 し これらの 諸 供 与 は なる 程 唯 だ 個 別 的 表 面 的 にのみこれをみれば 一 過 的 または 一 回 限 りの 様 相 を 呈 するの であるが よく 全 体 的 実 質 的 にこれをみれば その 趣 旨 および 内 容 よりして 被 告 人 の 地 位 や 職 務 を 離 れては 全 くあり 得 ないものであることが 理 解 され 巷 間 個 人 間 において 社 交 儀 礼 的 になされる 細 やかな 中 元 歳 暮 祝 儀 および 香 典 の 類 いとは 自 ら 異 質 のものであること が 明 らかであるばかりでなく 右 のような 諸 供 与 は これを 各 業 者 と 被 告 人 との 年 間 におけ る 金 品 授 受 の 関 係 として 全 体 的 に 考 察 すれば 各 目 はそれが 中 元 歳 暮 祝 儀 餞 別 または 香 典 であっても 決 して 唯 だ 一 過 性 または 一 回 限 りのものではなくて 炯 眼 な 業 者 らが 敏 感 にそれぞれの 機 会 を 捉 えては 被 告 人 の 愛 顧 や 恩 寵 を 得 るために 営 々と 反 覆 継 続 してなし た 供 与 の 一 環 ないしは 一 駒 にほかならないものということができるからである 下 線 筆 者 として 本 件 の 所 得 は 雑 所 得 であると 判 断 している この 判 決 では 一 時 所 得 の 継 続 的 要 件 である 継 続 的 行 為 に 該 当 するか 否 かの 判 断 に 関 し 個 別 的 表 面 的 にみれば 1 回 限 りの 利 益 供 与 のように 思 われる 場 合 でも それを 全 体 的 実 質 的 にみれば 行 為 者 の 地 位 や 職 務 に 密 接 に 関 連 しているものであり 反 復 継 続 した 供 与 の 一 環 として 捉 えられるものについては 継 続 的 行 為 と 判 断 できるとしていると 考 えられ 継 続 性 要 件 の 具 体 的 な 判 断 基 準 に 関 する 判 決 として 意 義 があるものと 思 われる 18) (2) 東 京 地 裁 平 成 8 年 3 月 29 日 判 決 本 件 は 国 会 議 員 A の 公 設 秘 書 であった 被 告 人 が A に 政 治 献 金 をしていた 建 設 会 社 をは じめとする 法 人 個 人 から 毎 年 盆 暮 の 時 期 を 中 心 に 現 金 の 供 与 ( 裏 献 金 )を 受 けていたが その 裏 献 金 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 ( 一 時 所 得 か 雑 所 得 か)が 争 点 の 一 つとなった 事 件 である 判 決 では 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 に 該 当 するか 否 かの 判 断 に 関 し 継 続 性 の 要 件 について

15 62 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 弁 護 人 は 政 治 献 金 裏 献 金 は 無 償 供 与 である 以 上 何 時 中 断 されても 文 句 を 言 えないか ら 法 律 的 には 一 時 のものと 解 すべきであり 被 告 人 の 裏 献 金 につき 現 に 突 然 中 止 された り 一 時 中 断 しているものも 数 多 く 少 なくともこれらは 一 時 所 得 である 旨 主 張 する しかし 年 に 一 回 であっても 毎 年 というように 現 に 継 続 的 に 供 与 されているものはもちろん たとえなんらかの 事 情 により 一 回 限 りに 終 わったものであっても その 献 金 当 時 はさらに 継 続 されることが 予 定 されていたものは 継 続 性 の 要 件 を 充 足 すると 解 するのが 相 当 である と 判 示 した また 本 件 の 裏 献 金 については 政 治 家 A への 政 治 献 金 は 政 治 家 の 地 位 及 びその 職 務 である 政 治 活 動 を 前 提 とし 一 般 的 抽 象 的 であれ 政 治 活 動 に 対 する 付 託 を 伴 って 継 続 的 に 供 与 される 性 質 のもので その 趣 旨 からして 政 治 家 という 地 位 及 び 職 務 に 関 連 した 必 然 的 な 所 得 というべきものであり その 供 与 がなされることによって 付 託 に 係 る 政 治 活 動 を 行 う 動 機 が 形 成 される 関 係 にあることも 併 せ 考 えると 継 続 性 及 び 対 価 性 の 要 件 を 充 たし 雑 所 得 として 所 得 税 の 課 税 対 象 になると 解 される とした 上 で 公 設 秘 書 であった 被 告 人 への 裏 献 金 も 同 様 に 政 界 の 実 力 者 である A 議 員 の 公 設 秘 書 という 被 告 人 の 地 位 及 びその 職 務 を 前 提 として A 議 員 への 取 次 ぎ 又 は 被 告 人 自 身 による 関 係 者 への 口 利 きなどを 期 待 し 継 続 的 になされるものであって 被 告 人 の 地 位 及 び 職 務 に 関 連 した 必 然 的 な 所 得 というべきである から 被 告 人 の 裏 献 金 収 入 は 雑 所 得 として 所 得 税 の 課 税 対 象 になるというべきである 被 告 人 への 現 金 の 供 与 は その 趣 旨 からして 継 続 的 に 供 与 される 性 質 を 有 するもので あることが 認 められる 下 線 筆 者 と 判 示 している この 判 決 では 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 に 該 当 するか 否 かの 判 断 に 際 し 利 益 供 与 の 回 数 と いった 点 のみならず それが 行 為 者 の 地 位 や 職 務 に 関 連 してなされているか 否 かといった 供 与 の 趣 旨 や 性 質 にも 着 目 して 継 続 性 を 判 断 すべきとしているものと 考 えられ (1)で 取 り 上 げた 判 決 と 同 様 に 継 続 性 要 件 の 具 体 的 な 判 断 基 準 に 関 する 判 決 として 意 義 があるものと 思 われる 4.3 小 括 以 上 一 時 所 得 の 継 続 的 要 件 に 関 する 主 な 裁 判 例 等 を 見 てきたが これらのうち 4.1 で 取 り 上 げた 判 決 及 び 裁 決 は 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 解 釈 適 用 に 関 して 重 要 な 見 解 を 示 してお り 4.2 で 取 り 上 げた 判 決 は 継 続 性 要 件 に 係 る 具 体 的 な 判 断 に 際 し 考 慮 すべき 重 要 な 判 断 要 素 を 提 示 していると 言 うことができる 特 に 4.1(1)~(6)の 判 決 等 をみると (2)の 裁 決 を 除 き 大 量 で 継 続 的 な 馬 券 購 入 に 係 る 払 戻 金 が 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 に 該 当 し 雑 所 得 に 区 分 され るとの 結 論 は 共 通 するものの 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 関 し 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 )の 概 念 を 使 用 するか 否 かで 同 要 件 の 解 釈 が 大 き く 分 かれている

16 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 63 (1)~(3)の 判 決 等 は 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 関 して 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 用 いるが こ うした 解 釈 は 一 時 所 得 の 沿 革 のところでみたように 所 得 税 法 が 当 初 は 所 得 源 泉 説 ( 制 限 的 所 得 概 念 )の 考 え 方 に 立 脚 し 一 定 の 源 泉 から 継 続 的 反 復 的 に 生 ずる 利 得 のみに 課 税 し 一 時 的 偶 発 的 恩 恵 的 な 利 得 は 所 得 の 範 囲 から 除 くとしていた 経 緯 を 踏 まえ 一 時 所 得 の 区 分 の 基 準 として 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 用 いていると 考 えられるところであり このよう な 解 釈 を 支 持 する 学 説 もある 19) これに 対 し (4)の 高 裁 判 決 では 所 得 源 泉 性 という 概 念 は 不 明 確 で 現 行 所 得 税 法 の 下 では 判 断 基 準 として 用 いるのには 疑 問 があり それ 自 体 に 有 用 性 が 認 められないことから そうした 概 念 は 使 用 せず 条 文 の 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 の 文 言 に 従 って 判 断 すればよいとしている また (5) 及 び(6)の 判 決 においては いずれも 所 得 源 泉 性 の 概 念 には 触 れず (5)の 地 裁 判 決 は 継 続 性 要 件 の 解 釈 は 要 件 の 文 理 解 釈 及 び 一 時 所 得 の 課 税 の 沿 革 を 踏 まえて 行 うべきとし (6)の 最 高 裁 判 決 は 所 得 税 法 の 文 理 に 照 らし 判 断 するのが 相 当 としている 学 説 においても 従 来 の 判 決 等 が 示 していた 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 用 いる 解 釈 に 疑 問 を 呈 する 見 解 があり その 理 由 として 次 のような 点 を 挙 げている まず 所 得 源 泉 性 ( 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 )とい う 概 念 の 不 明 確 性 について 所 得 源 泉 性 等 の 概 念 がそもそも 解 釈 の 場 面 で 用 いることがで きるほど 明 確 な 概 念 であるのか 疑 問 があり また 所 得 源 泉 説 といっても 見 解 が 分 かれてお り( 反 復 説 や 継 続 的 源 泉 説 ) それらの 見 解 の 間 で 源 泉 という 用 語 にいかなる 意 味 を 込 め るかが 異 なってくるのではないかとされる 20) また 所 得 源 泉 を 有 する 所 得 というのが 反 復 継 続 的 な 所 得 を 意 味 するとすれば 所 得 源 泉 ( 性 )の 有 無 について 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 継 続 性 恒 常 性 があるか 否 か が 基 準 になる としているのはトートロジーではないかとする 指 摘 もある 21) 更 に 所 得 源 泉 説 ( 制 限 的 所 得 概 念 )に 立 脚 していた 所 得 税 法 制 定 当 初 とは 異 なり 純 資 産 増 加 説 ( 包 括 的 所 得 概 念 )の 考 え 方 に 立 ち 一 時 所 得 や 雑 所 得 をも 課 税 対 象 としている 現 行 の 所 得 税 法 の 下 では 所 得 源 泉 性 の 有 無 を 基 準 とする 考 え 方 は 違 和 感 を 与 え 説 得 力 がな く 所 得 源 泉 の 有 無 は 所 得 分 類 の 一 基 準 かもしれないが 決 定 的 なものとは 思 われないとも 指 摘 される 22) 5 継 続 性 要 件 に 関 する 判 断 基 準 のあり 方 これまでの 検 討 を 踏 まえ 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 である 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 か ら 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 に 該 当 するか 否 かに 関 する 判 断 基 準 について 考 察 すること としたい なお 前 述 の 通 り 継 続 性 要 件 の 中 でも 特 に 重 要 となるのは 継 続 的 行 為 による 所 得 かどうかの 部 分 の 判 断 であろうと 思 われる まず 法 令 の 解 釈 においてはその 制 度 の 沿 革 や 改 正 経 緯 を 考 慮 する 必 要 があることから

17 64 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 に 関 し 所 得 税 法 制 定 当 初 は 所 得 源 泉 説 の 考 え 方 に 立 脚 し 一 時 的 な 所 得 を 区 分 して 非 課 税 としていたという 経 緯 を 踏 まえた 解 釈 を 行 うこと 自 体 は 妥 当 であると 考 えられる しかし 所 得 源 泉 性 や 所 得 の 基 礎 に 源 泉 性 を 認 めるに 足 りる 程 度 の 継 続 性 恒 常 性 といった 現 行 法 上 は 文 理 上 直 接 導 き 出 すことができない 概 念 や 用 語 を 持 ち 出 すこ とは 条 文 の 解 釈 を 分 かりにくくし かえって 有 益 ではないのではないだろうか また そ 23) のような 概 念 や 用 語 を 用 いた 解 釈 は 厳 格 な 文 理 解 釈 を 一 義 とすべき 租 税 法 解 釈 において は 適 当 ではないと 言 えるのではないかとも 思 われる このように 考 えると 制 度 の 沿 革 や 改 正 の 経 緯 等 を 踏 まえつつも そのような 概 念 や 用 語 を 持 ち 出 さずに あくまで 現 行 法 の 条 文 の 解 釈 として 要 件 の 解 釈 をするのが 妥 当 ではないかと 思 われる したがって 4.1(4)~(6)の 各 判 決 が 継 続 性 要 件 の 解 釈 に 際 して 所 得 源 泉 性 の 概 念 を 使 用 せず 同 要 件 の 解 釈 適 用 は 要 件 の 文 理 解 釈 ( 及 び 一 時 所 得 の 課 税 の 沿 革 )に 従 って 行 うべきとしている 点 は 妥 当 であると 考 える なお 同 (6)の 最 高 裁 判 決 が 出 されたことに より 今 後 の 判 決 ではそうした 解 釈 が 定 着 するのではないかとも 思 われる そうすると 結 局 同 (4)の 高 裁 判 決 が 判 示 するように 所 得 税 法 34 条 1 項 の 文 言 に 従 い 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 かどうかを 判 断 すれば 足 り 所 得 源 泉 性 などという 概 念 を 媒 介 とすることなく 行 為 の 態 様 規 模 その 他 の 具 体 的 状 況 に 照 らして 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 かどうかを 判 断 するのが 相 当 であり その 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 については 発 生 する 所 得 が 一 時 的 偶 発 的 な 所 得 であることを 否 定 するに 足 りる 程 度 のものが 求 められると 思 われる そして その 具 体 的 な 判 断 に 際 しては 同 (6)の 最 高 裁 判 決 も 判 示 するように 個 別 の 事 例 に 即 して 諸 般 の 事 情 や 具 体 的 な 状 況 を 総 合 的 に 考 慮 すべきと 考 えるが その 際 の 具 体 的 な 判 断 要 素 としては 4.1 及 び 4.2 で 取 り 上 げた 裁 判 例 等 でも 示 されたように 行 為 の 規 模 ( 回 数 数 量 金 額 期 間 の 多 寡 等 ) 行 為 の 態 様 ( 機 械 的 網 羅 的 なものか 否 か 反 復 継 続 性 の 有 無 行 為 に 費 やした 労 力 の 程 度 等 ) 利 益 発 生 の 蓋 然 性 等 を 検 討 する 必 要 があるほか そうした 規 模 や 態 様 を 有 する 行 為 であることが 客 観 的 に 明 らかであるか 否 かの 検 討 も 必 要 であろう ま た 判 断 に 際 し 所 得 者 の 地 位 や 職 務 等 にも 着 目 して 継 続 性 の 有 無 を 検 討 する 必 要 があり 更 に ある 一 回 の 行 為 から 生 じた 所 得 が 行 為 の 性 質 等 に 照 らして 一 時 所 得 と 解 される 場 合 で あっても その 行 為 が 一 定 期 間 に 頻 繁 に 繰 り 返 されるような 場 合 には その 全 体 を 一 連 の 行 為 としてとらえて 判 断 する 必 要 もあると 考 える なお このように 考 えると 一 時 所 得 の 継 続 性 要 件 の 判 断 については 個 別 の 事 例 に 応 じ て 種 々の 事 情 を 総 合 的 に 考 慮 することや その 際 の 判 断 要 素 に 関 して 事 業 所 得 の 事 業 の 判 断 に 類 似 する 点 があるとも 思 われる 事 業 所 得 とは 自 己 の 計 算 と 危 険 において 独 立 して 営 まれ 営 利 性 有 償 性 を 有 し かつ 反 覆 継 続 して 遂 行 する 意 思 と 社 会 的 地 位 とが 客 観 的 に 認 められる 業 務 から 生 ずる 所 得 をい うとされる( 最 判 昭 和 56 年 4 月 24 日 税 資 117 号 316 頁 )が その 事 業 に 該 当 するか 否

18 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 65 かの 区 別 の 基 準 は 必 ずしも 明 確 ではなく ある 経 済 活 動 が 事 業 に 該 当 するかどうかは 活 動 の 規 模 と 態 様 相 手 方 の 範 囲 等 種 々のファクターを 参 考 として 判 断 すべきであり 最 終 的 には 社 会 通 念 によって 決 定 するほかはない 24) とされる また 裁 判 例 においても 一 定 の 経 済 的 行 為 が 対 価 を 得 て 継 続 的 に 行 う 事 業 に 該 当 するか 否 かは 当 該 経 済 的 行 為 の 営 利 性 有 償 性 の 有 無 継 続 性 反 覆 性 の 有 無 のほか 自 己 の 危 険 と 計 算 による 企 画 遂 行 性 の 有 無 当 該 経 済 的 行 為 に 費 した 精 神 的 肉 体 的 労 力 の 程 度 人 的 物 的 設 備 の 有 無 当 該 経 済 的 行 為 をなす 資 金 の 調 達 方 法 その 者 の 職 業 経 歴 及 び 社 会 的 地 位 生 活 状 況 及 び 当 該 経 済 的 行 為 をなすことにより 相 当 程 度 の 期 間 継 続 して 安 定 した 収 益 を 得 られる 可 能 性 が 存 する か 否 か 等 の 諸 要 素 を 総 合 的 に 検 討 して 社 会 通 念 に 照 らしてこれを 判 断 すべきもの とされて いる( 名 古 屋 地 判 昭 和 60 年 4 月 26 日 税 資 145 号 230 頁 ) 以 上 のように 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 係 る 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 と 事 業 所 得 に 係 る 事 業 の 判 断 要 素 には 類 似 する 点 もあると 思 われ そうすると その 二 つは 経 済 的 活 動 の 規 模 等 に 関 する 程 度 の 差 に 過 ぎないと 言 える 面 があるようにも 思 われる この 点 に ついては 一 時 所 得 の 要 件 に 係 る 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 は 経 済 活 25) 動 の 規 模 が 事 業 所 得 に 至 らない 雑 所 得 を 想 定 しているものと 考 えられる とする 見 解 や 継 続 性 の 認 定 に 関 し 事 業 所 得 における 事 業 に 求 められるのは 厳 格 な 継 続 性 である のに 対 し 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 における 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 所 得 に 係 る 継 続 性 に 求 められるのは 利 得 の 一 時 性 を 否 定 する 程 度 の 緩 やかな 継 続 性 であろうとす 26) る 見 解 もある また 馬 券 の 払 戻 金 については 今 般 の 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 のケースも 含 め 行 為 の 規 模 や 態 様 等 によっては 雑 所 得 のみならず 事 業 所 得 にも 該 当 し 得 るとの 指 摘 もある 27) ことにも 注 目 すべきと 考 える 6 おわりに 以 上 一 時 所 得 の 要 件 特 に 雑 所 得 との 区 分 において 主 な 問 題 となる 営 利 を 目 的 とする 継 続 的 行 為 から 生 じた 所 得 以 外 の 一 時 の 所 得 の 要 件 ( 継 続 性 要 件 )に 該 当 するか 否 か 等 の 判 断 基 準 について 考 察 してきた 刑 事 事 件 である 馬 券 払 戻 金 脱 税 事 件 については 最 高 裁 の 判 決 が 出 され 国 税 庁 も 大 量 で 継 続 的 な 馬 券 購 入 行 為 による 払 戻 金 については 同 判 決 の 判 決 文 に 沿 って 一 時 所 得 の 例 示 から 除 外 する 形 で 通 達 を 改 正 したが 28) 結 局 所 得 区 分 については 個 々の 事 案 ごとに 諸 事 情 を 総 合 勘 案 して 具 体 的 に 判 断 していかざるを 得 ないと 考 えられるこ とから 今 後 ともその 判 断 基 準 等 について 注 目 検 討 していくこととしたい 注 1) 金 子 宏 租 税 法 第 20 版 268 頁 ( 弘 文 堂 2015)

19 66 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 2) 以 下 の 記 述 については 注 解 所 得 税 法 研 究 会 編 注 解 所 得 税 法 5 訂 版 208~213 頁 562 頁 647 ~648 頁 825~827 頁 ( 大 蔵 財 務 協 会 2011) 武 田 昌 輔 監 修 DHC コンメンタール 所 得 税 法 2632 頁 ( 第 一 法 規 加 除 式 ) 金 子 宏 租 税 法 における 所 得 概 念 の 構 成 同 所 得 概 念 の 研 究 16~40 頁 ( 有 斐 閣 1995)( 初 出 法 学 協 会 雑 誌 83 巻 9 10 号 ) 佐 藤 英 明 一 時 所 得 の 要 件 に 関 する 覚 書 金 子 宏 他 編 租 税 法 と 市 場 222~229 頁 ( 有 斐 閣 2014) 寺 内 将 浩 生 命 保 険 契 約 から 生 ず る 個 人 所 得 の 課 税 の 在 り 方 税 務 大 学 校 論 叢 61 号 510 頁 (2009)を 参 照 した 3) 所 得 概 念 に 関 する 学 説 の 系 譜 等 について 参 照 金 子 前 掲 注 2)1 頁 以 下 4) 谷 口 勢 津 夫 税 法 基 本 講 義 第 4 版 300 頁 ( 弘 文 堂 2014) 5) 末 崎 衛 競 馬 の 払 戻 金 による 所 得 の 所 得 区 分 税 法 学 570 号 174 頁 (2013) 酒 井 克 彦 クローズ アップ 課 税 要 件 事 実 論 第 3 版 237 頁 ( 財 経 詳 報 社 2014) 6) 田 部 井 敏 雄 競 馬 による 所 得 をめぐる 税 務 上 の 問 題 点 税 理 56 巻 5 号 113 頁 (2013) 長 島 弘 競 馬 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 課 税 の 問 題 点 税 務 事 例 45 巻 5 号 45 頁 (2013) 佐 藤 前 掲 注 2)222 頁 寺 内 前 掲 注 2)525 頁 7) 後 述 するように 行 為 のみならず 状 態 も 含 まれると 解 される 8) 酒 井 前 掲 注 5)236~237 頁 参 照 9) 酒 井 克 彦 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 ( 上 ) 税 務 事 例 45 巻 6 号 6 頁 (2013) 参 照 10) LEX/DB 文 献 番 号 判 決 評 釈 として 長 島 弘 競 馬 の 払 戻 金 に 係 る 脱 税 事 件 平 成 25 年 5 月 23 日 判 決 の 意 義 税 務 事 例 45 巻 7 号 29 頁 (2013) 寺 澤 典 洋 競 馬 の 当 たり 馬 券 利 益 と 課 税 さ れるべき 所 得 に 関 する 一 考 察 税 務 事 例 45 巻 12 号 18 頁 (2013) 佐 藤 英 明 競 馬 の 払 戻 金 を 雑 所 得 とし 外 れ 馬 券 の 購 入 費 用 を 必 要 経 費 に 算 入 した 事 例 ジュリスト 1459 号 8 頁 (2013) 末 崎 前 掲 注 5) 167 頁 髙 橋 祐 介 馬 券 の 払 戻 金 と 所 得 税 制 法 学 教 室 398 号 38 頁 (2013) 渡 辺 充 馬 券 払 戻 金 の 所 得 区 分 と 外 れ 馬 券 の 必 要 経 費 性 速 報 税 理 32 巻 19 号 30 頁 (2013) 池 本 征 男 馬 券 の 払 戻 金 は 雑 所 得 に 該 当 し 外 れ 馬 券 の 購 入 代 金 も 必 要 経 費 に 算 入 できるとされた 事 例 国 税 速 報 6278 号 15 頁 (2013) 林 仲 宣 高 木 良 昌 外 れ 馬 券 の 必 要 経 費 性 と 馬 券 払 戻 金 の 所 得 区 分 税 務 弘 報 61 巻 8 号 122 頁 (2013) 江 川 功 競 馬 払 戻 金 に 係 る 脱 税 事 件 の 単 純 無 申 告 罪 ( 平 成 25 年 5 月 23 日 大 阪 地 裁 判 決 )について 税 務 事 例 46 巻 4 号 41 頁 (2014) 西 田 圭 吾 外 れ 馬 券 の 必 要 経 費 性 税 務 事 例 46 巻 3 号 24 頁 (2014) 依 田 孝 子 馬 券 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 区 分 と 外 れ 馬 券 の 必 要 経 費 性 税 研 178 号 ( 最 新 租 税 基 本 判 例 70)109 頁 (2014) 等 参 照 11) 裁 決 事 例 集 87 集 140 頁 裁 決 評 釈 として 酒 井 克 彦 馬 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 ( 上 ) 税 務 事 例 45 巻 6 号 1 頁 同 ( 中 ) 同 巻 7 号 10 頁 同 ( 下 -1) 同 巻 8 号 11 頁 同 ( 下 -2) 同 巻 9 号 25 頁 (2013) 高 野 幸 大 勝 馬 投 票 券 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 が 雑 所 得 ではなく 一 時 所 得 だとさ れた 例 ジュリスト 1454 号 8 頁 (2013) なお この 事 件 についてはその 後 裁 判 となり 平 成 27 年 5 月 14 日 に 出 された 東 京 地 裁 判 決 では 納 税 者 が 敗 訴 したと 伝 えられるが その 判 決 内 容 につい ては 未 確 認 である 12) 税 務 訴 訟 資 料 52 号 337 頁 判 決 評 釈 として 須 貝 脩 一 先 物 取 引 による 所 得 の 性 質 シュトイエ ル 78 号 6 頁 (1968) 広 瀬 時 江 商 品 取 引 所 の 先 物 取 引 と 事 業 所 得 について 税 経 通 信 23 巻 9 号 195 頁 (1968) 13) 寺 内 前 掲 注 2)529~530 頁 参 照 14) LEX/DB 文 献 番 号 判 決 評 釈 として 長 島 弘 競 馬 の 払 戻 金 に 係 る 脱 税 事 件 控 訴 審 平 成 26 年 5 月 9 日 判 決 の 意 義 税 務 事 例 46 巻 7 号 42 頁 (2014) 渡 辺 充 馬 券 払 戻 金 の 所 得 区 分 と 外 れ

20 一 時 所 得 と 雑 所 得 の 区 分 に 関 する 考 察 出 村 仁 志 67 馬 券 の 必 要 経 費 性 :その 2 控 訴 審 判 決 ( 特 集 2) 旬 刊 速 報 税 理 33 巻 22 号 36 頁 15) LEX/DB 文 献 番 号 判 決 評 釈 として 長 島 弘 競 馬 の 払 戻 金 に 係 る 所 得 の 所 得 区 分 に 対 す る 平 成 26 年 10 月 2 日 判 決 の 意 義 税 務 事 例 46 巻 11 号 31 頁 (2014) なお この 事 件 は 控 訴 され たが (6)の 最 高 裁 判 決 が 出 された 後 に 税 務 当 局 が 減 額 更 正 処 分 を 行 った 結 果 平 成 27 年 5 月 29 日 に 大 阪 高 裁 で 訴 えの 却 下 の 判 決 が 出 されている 16) LEX/DB 文 献 番 号 判 決 評 釈 として 長 島 弘 競 馬 の 払 戻 金 に 係 る 脱 税 事 件 上 告 審 平 成 27 年 3 月 10 日 判 決 の 意 義 税 務 事 例 47 巻 4 号 9 頁 (2015) 林 仲 宣 外 れ 馬 券 最 高 裁 判 決 と 所 得 区 分 税 務 弘 報 63 巻 5 号 91 頁 (2015) 同 馬 券 訴 訟 最 高 裁 判 決 のポイントと 解 釈 - 所 得 税 基 本 通 達 34-1 の 改 正 を 踏 まえて- 税 理 58 巻 7 号 181 頁 (2015) 17) 税 務 訴 訟 資 料 64 号 1672 頁 判 決 評 釈 として 島 村 芳 見 出 入 業 者 及 び 系 列 会 社 から 供 与 された 中 元 歳 暮 ならびに 祝 儀 等 の 収 入 が 雑 所 得 と 認 定 された 事 例 税 務 事 例 9 巻 10 号 12 頁 (1977) 18) 税 務 訴 訟 資 料 217 号 1258 頁 判 決 評 釈 として 権 田 和 雄 政 治 献 金 等 収 入 と 課 税 - 国 会 議 員 及 び 公 設 秘 書 の 受 領 した 政 治 献 金 等 に 係 る 税 法 上 の 問 題 税 大 ジャーナル 18 号 1 頁 (2012) 19) 酒 井 前 掲 注 11) ( 上 ) 6~7 頁 10 頁 寺 内 前 掲 注 2)526~527 頁 等 参 照 20) 末 崎 前 掲 注 5)178 頁 なお 渡 辺 前 掲 注 10)35 頁 長 島 前 掲 注 14)47 頁 も 参 照 21) 高 野 前 掲 注 11)9 頁 江 川 前 掲 注 10)43 頁 22) 岸 田 貞 夫 雑 所 得 一 時 所 得 の 区 分 とその 経 費 性 税 理 57 巻 10 号 89 頁 23) 金 子 前 掲 注 1)114 頁 24) 金 子 前 掲 注 1)221 頁 25) 水 野 忠 恒 租 税 法 第 5 版 233 頁 ( 有 斐 閣 2011) なお 金 子 宏 譲 渡 所 得 の 意 義 と 範 囲 - 二 重 利 得 法 の 提 案 を 含 めて 同 課 税 単 位 及 び 譲 渡 所 得 の 研 究 226~228 頁 ( 有 斐 閣 1996)も 参 照 26) 田 部 井 前 掲 注 6)116~117 頁 27) 末 崎 前 掲 注 5)181 頁 髙 橋 前 掲 注 10)42 頁 ( 注 5) 寺 澤 前 掲 注 10)21 頁 林 高 木 前 掲 注 10)123 頁 林 前 掲 注 16)94 頁 28) 国 税 庁 ウェブサイト( (2015/5/29)) 等 参 照 参 考 文 献 [1] 池 本 征 男 所 得 税 法 - 理 論 と 計 算 8 訂 版 ( 税 務 経 理 協 会 2014) [2] 小 田 満 所 得 税 重 要 項 目 精 解 ( 大 蔵 財 務 協 会 2011) [3] 金 子 宏 租 税 法 第 20 版 ( 弘 文 堂 2015) [4] 金 子 宏 所 得 課 税 の 基 礎 理 論 上 巻 ( 有 斐 閣 1995) [5] 金 子 宏 編 租 税 法 の 基 本 問 題 ( 有 斐 閣 2007) [6] 金 子 宏 編 租 税 法 の 発 展 ( 有 斐 閣 2010) [7] 金 子 宏 他 編 租 税 法 と 市 場 ( 有 斐 閣 2014) [8] 清 永 敬 次 税 法 新 装 版 (ミネルヴァ 書 房 2013) [9] 酒 井 克 彦 所 得 税 法 の 論 点 研 究 ( 財 経 詳 報 社 2011) [10] 酒 井 克 彦 クローズアップ 課 税 要 件 事 実 論 第 3 版 ( 財 経 詳 報 社 2014) [11] 佐 藤 英 明 スタンダード 所 得 税 法 補 正 3 版 ( 弘 文 堂 2014)

21 68 嘉 悦 大 学 研 究 論 集 第 58 巻 第 1 号 通 巻 107 号 平 成 27 年 10 月 [12] 谷 口 勢 津 夫 税 法 基 本 講 義 第 4 版 ( 弘 文 堂 2014) [13] 注 解 所 得 税 法 研 究 会 編 注 解 所 得 税 法 5 訂 版 ( 大 蔵 財 務 協 会 2011) [14] 野 水 鶴 雄 要 説 所 得 税 法 ( 税 務 経 理 協 会 2014) [15] 一 杉 直 所 得 税 法 の 解 釈 と 実 務 ( 大 蔵 財 務 協 会 2009) [16] 水 野 忠 恒 租 税 法 第 5 版 ( 有 斐 閣 2011) ( 平 成 27 年 5 月 7 日 受 付 平 成 27 年 6 月 15 日 再 受 付 )

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