目 次 第 1 章 序 論 本 研 究 の 目 的 本 研 究 の 方 法 本 研 究 の 構 成... 4 第 2 章 先 行 研 究 味 覚 に 関 する 生 理 学 的 研 究 先 住 民 語

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1 スペイン 語 味 覚 形 容 詞 の 認 知 言 語 学 的 研 究 日 本 語 との 対 照 を 通 して 丸 岡 真 紀 穂

2 目 次 第 1 章 序 論 本 研 究 の 目 的 本 研 究 の 方 法 本 研 究 の 構 成... 4 第 2 章 先 行 研 究 味 覚 に 関 する 生 理 学 的 研 究 先 住 民 語 における 味 覚 語 彙 体 系 味 覚 語 彙 に 関 する 認 知 言 語 学 的 研 究 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 スペイン 語 の 形 容 詞 の 種 類 スペイン 語 形 容 詞 の 語 順 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 に 関 する 研 究 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 語 彙 分 析 に 関 する 研 究 認 知 言 語 学 的 観 点 からの 研 究 外 国 語 との 対 照 研 究 本 章 のまとめ 第 3 章 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 について 共 感 覚 的 比 喩 共 感 覚 比 喩 表 現 の 一 方 向 性 仮 説 一 方 向 性 仮 説 への 反 例 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 基 本 義 と 拡 張 義 dulce salado amargo ácido agrio

3 本 章 のまとめ 第 4 章 スペイン 語 味 覚 形 容 詞 の 統 語 的 特 徴 と 意 味 の 関 係 スペイン 語 形 容 詞 の 限 定 用 法 における 語 順 スペイン 語 味 覚 形 容 詞 の 限 定 用 法 dulce の 位 置 と 意 味 の 関 係 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 dulce の 叙 述 用 法 構 文 と 主 観 性 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 叙 述 用 法 本 章 のまとめ 第 5 章 基 本 味 の 日 西 対 照 プロトタイプ 的 観 点 から 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 旨 味 ワインと 日 本 酒 スペイン 人 のおいしさを 表 す 表 現 本 章 のまとめ 第 6 章 結 論 と 今 後 の 展 望 用 例 出 典 参 考 文 献

4 第 1 章 序 論 1.1. 本 研 究 の 目 的 人 間 にとって 食 べることは 生 命 維 持 のために 必 要 不 可 欠 なものである また 原 始 の 世 界 においては 味 覚 は それが 有 害 であるか 否 かを 判 断 するのに 非 常 に 重 要 な 役 割 を 果 たしていた その 意 味 で 人 間 の 五 感 の 中 でも 味 覚 は 最 も 基 本 的 で 重 要 な 感 覚 の 一 つであるといえるだろう そしてまた 味 覚 を 表 す 言 葉 も 言 語 表 現 の 中 で 重 要 な 位 置 を 占 めているといえる かん 味 覚 は 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 旨 味 の 5 つの 基 本 的 な 味 に 分 類 される 本 研 究 では 主 にスペイン 語 の 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 の 4 つの 味 覚 を 表 す 形 容 詞 を 取 り 上 げ その 用 法 について 分 析 する 味 覚 表 現 は 近 年 まで 解 明 されていない 部 分 の 多 い 分 野 であったため 言 語 学 的 にも 味 覚 表 現 はあまり 注 目 されてこなかった しかし 結 果 が 物 理 的 数 値 に 現 れやすい 視 覚 を 中 心 とした 感 覚 表 現 の 研 究 が 進 むにつれ それらの 表 現 が 他 の 感 覚 に 意 味 拡 張 し ていることが 明 らかになり 味 覚 表 現 にも 関 心 が 寄 せられるようになった その 一 方 で 研 究 の 対 象 は 動 詞 が 中 心 となり 形 容 詞 については それらの 研 究 の 一 部 にわずかに 取 り 上 げられるのみであった 近 年 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 については その 多 義 構 造 に 注 目 し 個 々の 形 容 詞 の 構 造 を 分 析 した 研 究 が 数 多 くなされている また 日 本 語 と 英 語 やタイ 語 中 国 語 との 比 較 対 照 研 究 も 盛 んになっている しかし いずれも 個 々の 言 語 における 味 覚 形 容 詞 の 意 味 の 相 違 点 を 並 べるに 止 まっており そ れらの 相 違 が 生 じる 要 因 を 明 らかにしているものは 管 見 の 限 りみられない 本 研 究 の 目 的 は 第 1 にスペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 の 範 囲 を 明 らかにし その 意 味 拡 張 がどのような 比 喩 に 基 づいているのかを 日 本 語 との 比 較 を 通 して 明 ら かにすることである 第 2 にプロトタイプ 的 観 点 から スペイン 人 と 日 本 人 の 味 覚 表 現 の 相 違 点 と 類 似 点 を 考 察 することである 3

5 1.2. 本 研 究 の 方 法 これまでスペイン 語 の 形 容 詞 については 統 語 的 側 面 からの 研 究 がほとんどであっ た 特 に 限 定 用 法 における 名 詞 との 位 置 関 係 は スペイン 語 に 特 有 の 言 語 現 象 であり 数 多 くの 研 究 が 為 されてきた 一 方 で スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 を 体 系 的 に 考 察 した 研 究 は 管 見 の 限 り 見 られない しかし 人 間 の 認 知 能 力 の1つである 味 覚 を 表 わす 形 容 詞 については 認 知 言 語 学 的 観 点 からの 考 察 が 不 可 欠 であると 思 われる 認 知 言 語 学 では 言 語 の 機 能 はコンテクストから 切 り 離 すことができないと 考 えら れており 実 際 の 用 例 に 基 づいた 研 究 が 重 要 である 本 研 究 においても 実 際 の 用 例 を 中 心 に 考 察 した スペイン 語 の 用 例 については 主 に CREA (Corpus de Referencia del Español Actual) に 依 った CREA に 含 まれるのは 1975 年 から 2008 年 までの 言 語 資 料 で それ 以 前 の 資 料 については 必 要 に 応 じて CORDE (Corpus Diacrónico del Español) も 参 照 した ただし コーパスから 採 取 された 用 例 が 必 ずしも 一 般 に 定 着 している 表 現 である とは 限 らない 山 梨 (1988: 63)では 比 喩 表 現 について 生 き 生 きした 言 葉 の 伝 達 には 新 しい 感 覚 の 組 み 合 わせが 不 可 欠 であり このような 新 しい 感 覚 の 組 み 合 わせによっ て 創 造 的 な 意 味 の 伝 達 が 可 能 になる と 述 べているが 特 に 小 説 や 詩 などの 文 学 作 品 や 広 告 においては 読 者 を 引 き 付 けるために 奇 をてらった 新 しい 表 現 が 多 く 用 いられ る 傾 向 にある このような 表 現 が 一 般 の 会 話 でも 広 くみられるものであるかどうか を 検 証 するため スペイン 在 住 のスペイン 語 母 語 話 者 1 を 対 象 にインフォーマントチェ ックを 行 った 1.3. 本 研 究 の 構 成 本 研 究 の 構 成 は 次 の 通 りである 第 1 章 では 本 研 究 の 目 的 と 方 法 を 述 べる 1 スペイン 語 はスペインのみならず 中 南 米 諸 国 でも 広 く 話 されている 言 語 であるので 本 来 ならば それら 全 てについて 検 証 すべきところである しかし 中 南 米 諸 国 におけるスペイ ン 語 は 地 域 によって 差 が 大 きく 全 てをとりまとめるのは 困 難 である 従 って 本 研 究 ではス ペインの 標 準 的 なスペイン 語 のみを 扱 うこととし スペイン 以 外 の 地 域 で 話 されているスペイ ン 語 については 今 後 の 研 究 の 課 題 としたい 4

6 第 2 章 では 味 覚 形 容 詞 についての 先 行 研 究 を 概 観 する 味 覚 は 人 間 の 感 覚 を 直 接 表 現 することから 味 覚 の 生 理 学 的 役 割 を 考 慮 する 必 要 があると 思 われる 従 って 生 理 学 的 研 究 についても 言 及 した その 上 で スペイン 語 と 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 に 関 する 研 究 を 検 討 する また 認 知 言 語 学 の 分 野 における 味 覚 形 容 詞 や 形 容 詞 の 意 味 拡 張 に 関 する 研 究 を 概 観 する 次 に 第 3 章 ではスペイン 語 の 基 本 味 を 表 す 味 覚 形 容 詞 について 考 察 する 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 については これまで 共 感 覚 表 現 を 取 り 上 げた 研 究 が 多 くなされてい る 共 感 覚 比 喩 とは 一 つの 感 覚 を 表 す 語 が 別 の 感 覚 を 表 す 現 象 である また 共 感 覚 比 喩 表 現 については 低 次 の 感 覚 から 高 次 の 感 覚 に 意 味 拡 張 が 起 きるとする 一 方 向 性 仮 説 が 提 示 されている (Ullmann: 1959, Williams: 1976, 山 梨 : 1988) しかし スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 中 には 特 に 味 覚 より 低 次 の 触 覚 への 意 味 拡 張 において dulce pelaje ( 甘 い 毛 並 み)のように 明 らかにその 説 に 反 すると 思 われる 例 がみら れる 本 章 では 各 味 覚 形 容 詞 の 基 本 義 を 同 定 し その 意 味 拡 張 の 範 囲 を 用 例 に 基 づ いて 確 認 しながら スペイン 語 の 基 本 味 を 表 す 形 容 詞 の 多 義 構 造 を 示 す 第 4 章 では スペイン 語 味 覚 形 容 詞 の 統 語 的 特 徴 と 意 味 の 関 係 について 考 察 する スペイン 語 の 形 容 詞 が 限 定 用 法 で 用 いられる 場 合 名 詞 に 後 置 されるのが 無 標 の 語 順 であるが 前 置 される 場 合 もあり これまでにその 規 則 性 を 明 らかにしようとする 研 究 が 数 多 く 行 われてきた 本 研 究 では スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 が 名 詞 に 前 置 され る 場 合 と 後 置 される 場 合 とで どのような 意 味 の 相 違 を 生 じるのかを 検 討 する さらに スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 が 叙 述 用 法 で 用 いられる 場 合 Todo me es dulce. のように 感 覚 の 受 容 者 が 間 接 目 的 語 で 現 れる 文 の 統 語 構 造 をとることがある 本 章 で は me es+ 味 覚 形 容 詞 のような 構 文 と 感 覚 受 容 者 が 前 置 詞 によって 導 かれる Para mí todo es dulce. のような 構 文 との 意 味 の 違 いを < 主 観 性 >という 観 点 から 考 察 する 第 5 章 では スペイン 語 話 者 と 日 本 語 話 者 の 味 覚 に 対 する 捉 え 方 の 違 いを プロト タイプ 的 観 点 から 考 察 する 近 年 では 味 覚 の 生 理 学 的 研 究 において これまで 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 の4つであるとされてきた 基 本 味 の 分 類 に 新 たに 旨 味 が 独 立 した 味 として 存 在 することが 生 理 学 的 な 研 究 から 証 明 されている 日 本 では 生 理 学 における 味 覚 成 分 の 発 見 より 以 前 に 伝 統 的 に 旨 味 が 他 の 味 覚 と 区 別 され てきたと 言 われる しかし 欧 米 を 初 めとする 国 々では 旨 味 は 基 本 四 味 が 合 わさ 5

7 ってできた 複 合 的 な 味 であると 捉 えられてきたため 旨 味 という 語 が 存 在 しなかっ た しかし 現 在 では 第 5の 味 として 旨 味 が 生 理 学 の 分 野 において 確 立 され umami として 知 られている 本 章 では スペイン 人 を 対 象 に 基 本 味 のプロトタイプの 食 品 がどのようなものであ るのかを 調 査 し スペイン 人 と 日 本 人 の 五 味 の 捉 え 方 にどのような 類 似 点 と 相 違 点 が 見 られるのかを 考 察 する さらに 生 理 学 の 分 野 で 近 年 発 見 された 旨 味 がスペイ ン 語 ではどのように 表 現 されているのかを 考 察 する 本 研 究 では スペイン 人 と 日 本 人 の 旨 味 すなわち おいしさ を 表 す 表 現 方 法 を 両 言 語 の 食 文 化 の 観 点 から 考 察 し おいしさ を 表 す 表 現 方 法 の 違 いを 対 照 する 最 後 に 第 6 章 では 結 論 と 今 後 の 展 望 を 論 じた 6

8 第 2 章 先 行 研 究 2.1. 味 覚 に 関 する 生 理 学 的 研 究 五 感 に 関 する 生 理 学 的 研 究 の 中 でも 視 覚 表 現 にあたる 色 彩 語 に 関 しては 早 くか ら 多 くの 研 究 者 が 注 目 し 研 究 が 行 われていた 1940 年 代 ごろになると マカクとい う 類 人 猿 を 対 象 に 視 覚 と 脳 との 関 係 についての 経 験 的 な 研 究 が 行 われるようになっ た (Glees & Le Gros Clark:1941, De Valois:1960, etc.) これらの 研 究 では 視 覚 刺 激 の 種 類 によって 脳 のどの 部 分 に 反 応 がみられるのかなどを 調 べ 視 覚 刺 激 を 脳 科 学 的 に 分 析 している このようにして 物 理 的 な 数 値 で 表 される 視 覚 は 数 字 で 表 すことが 難 しい 味 覚 よりも 研 究 が 進 められていったと 考 えられる ( 橋 本 : 1972) また 食 物 を 口 にした 時 その 食 感 や 香 りも 同 時 に 感 じられることから 味 覚 だけ が 他 の 感 覚 からはっきり 区 別 されることがあまりなかった (Lehrer: 1978, Magee: 2009) ことも 味 覚 に 関 する 研 究 が 後 れをとっている 要 因 であると 思 われる 近 年 では 味 覚 の 生 理 学 的 研 究 において これまで 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 の 四 つであるとされてきた 基 本 味 の 分 類 に 新 たに 旨 味 が 独 立 した 味 として 存 在 することが 証 明 された 旨 味 は 日 本 語 では 古 くから 他 の 基 本 四 味 とは 独 立 した 味 として 存 在 していたが 欧 米 では 旨 味 は 基 本 四 味 から 構 成 される 複 合 的 な 味 であ ると 考 えられてきた したがって 欧 米 には 旨 味 を 個 別 に 表 す 表 現 がなく 新 た に 証 明 された 旨 味 はアルファベットで umami と 表 記 される 現 在 では 前 述 の 四 味 に 旨 味 を 加 えた 五 味 が 基 本 味 であるとされている 2.2. 先 住 民 語 における 味 覚 語 彙 体 系 次 に 先 住 民 語 を 対 象 にして 味 覚 語 彙 について 考 察 した 研 究 をみてみよう Chamberlain (1903) や Myers (1904) は 先 住 民 語 における 味 覚 語 体 系 を 調 査 したもの であるが それまであまり 注 目 されていなかった 味 覚 語 を 個 別 の 研 究 対 象 として 取 り 上 げた 画 期 的 な 研 究 と 言 える Chamberlain (1903) は 比 較 心 理 学 の 立 場 から 特 に 7

9 北 アメリカ 先 住 民 の 言 語 における 味 覚 語 の 体 系 について 英 語 と 比 較 して 考 察 した 彼 は 英 語 の bitter, peppermint, pungent, rancid, salty, sour, sweet にあたる 語 について その 語 源 や 意 味 派 生 語 などの 体 系 を 明 らかにし 以 下 のような 特 徴 を 挙 げている 1 北 アメリカのアルゴンキン 族 の 言 語 の 中 で 一 般 的 に 良 い 味 (good taste) と 悪 い 味 (bad taste) とを 区 別 する 語 が 存 在 する 例 )uri, miyo, wuli good matsi, mangi, matchi bad 2 英 語 の 味 覚 語 に 対 応 するような 語 が 存 在 するが 中 には 複 数 の 味 覚 刺 激 を 表 す 語 もある 例 )wishko sweet wisa bitter, disagreeable wingi excellent siwisiw it is acid, sweet, salt siw acid, sweet, salt, sour, sharp また Myers (1904) はトレス 諸 島 先 住 民 語 の 味 覚 語 体 系 を 調 査 し 結 果 を 以 下 のよ うにまとめている 1 トレス 諸 島 では 甘 味 を 表 す 語 は おいしい (tasting good) が 一 般 に 用 いられる 2 同 じ 表 現 が 鹹 味 表 現 にも 用 いられ 得 る 3 鹹 味 を 表 す 際 に 最 もよく 用 いられる 語 は 海 水 (sea-water) から 派 生 した 語 で ある 4 鹹 味 と 酸 味 を 表 す 語 はよく 混 同 される 5 苦 味 を 表 す 語 は 存 在 しない (Myers 1904: 119) ( 日 本 語 訳 は 筆 者 による) さらに 印 欧 語 やその 他 の 言 語 の 味 覚 語 が これらの 結 果 にどのように 対 応 するか についても 調 査 している 8

10 1 ギリシャ 語 やラテン 語 英 語 の 甘 味 を 表 す 形 容 詞 の 語 源 となっているサンスク リット 語 の suad は tasting pleasantly を 表 す 語 であった このことから 味 覚 語 としての 意 味 は 後 になって 得 られたものであり 最 初 は 味 が 良 い ことのみを 表 す 語 であった 2 先 住 民 語 では 鹹 味 はポジティブなものとして 評 価 されてきた サンスクリット 語 の lavana (salty) も 後 に 光 彩 優 雅 さ 美 しさ を 表 すようになった ま た 多 くの 言 語 において 甘 味 と 鹹 味 を 同 じ 語 が 表 すことがある 3 鹹 味 を 表 す 語 は ヨーロッパの 言 語 においても 語 源 は 海 水 sea-water であ る ただし ヨーロッパの 言 語 には 他 の 感 覚 を 表 す 語 から 味 覚 語 になったものも 多 く ラテン 語 の acidus やサンスクリット 語 の tikta(いずれも 鋭 さ を 表 して いた)などのような 例 も 多 くみられる 一 方 で 先 住 民 語 の 中 には 甘 味 や 鹹 味 を 単 に 味 がする there is a flavor と 表 す 言 語 もある 4 ヨーロッパの 言 語 においても 鹹 味 と 酸 味 はしばしば 混 同 される ポリネシア の 多 くの 言 語 においてキニーネの 味 を 複 数 の 語 で 表 現 することがある 特 に 酸 味 や 鹹 味 と 混 同 される また 言 語 によっては 酸 味 と 苦 味 を 不 快 な 渋 い 痛 みを 伴 う 味 の 概 念 をまとめて 表 現 する 語 が 存 在 する ( 日 本 語 訳 は 筆 者 による) これらの 調 査 から Myers は 先 住 民 語 における 味 覚 語 彙 体 系 は 英 語 などの 言 語 に 比 べて 味 覚 があまり 区 別 されていないこと また 基 本 的 には おいしい か まずい かが 区 別 の 基 準 となることを 明 らかにした さらに 原 始 的 な 語 で 色 彩 語 の 青 と 黒 が 区 別 されないことや サンスクリット 語 やギリシャ 語 など 現 在 の 英 語 やスペイン 語 の 基 となる 言 語 において トレス 諸 島 での 実 験 結 果 と 類 似 する 現 象 がみられることか ら 原 初 的 な 言 語 では 英 語 のような 言 語 と 比 べて 感 覚 の 区 別 がなされていないこと を 指 摘 した Lehrer (1978)では 感 覚 語 彙 の 構 造 と 意 味 拡 張 の 研 究 の 中 で 英 語 の 味 覚 形 容 詞 を 取 り 上 げて 分 析 している ここでは 基 本 味 を 表 す 語 を sweet, dry, sour, tart, bitter, salty で あると 定 義 し それらが 1. Taste, 2. Evaluative (pleasant unpleasant), 3. Personality, 4. Humor / wit, 5. Other (a) Spoiled (b) Saline (c) Sound (d) not wet の 意 味 領 域 のうち どこ 9

11 に 標 準 的 な 意 味 を 持 つのかがまとめられている 表 1 味 を 表 す 語 (Lehrer 1978: 99) 2 この 調 査 結 果 から Lehrer は 以 下 のように 指 摘 している 1 全 ての 味 覚 形 容 詞 が 他 の 感 覚 に 意 味 拡 張 されるわけではない 2 sweet は それぞれ 異 なる 意 味 領 域 において 他 の 全 ての 語 と 対 照 をなす 3 味 覚 形 容 詞 は 互 いに 対 称 をなすが 温 度 を 表 す 形 容 詞 のように 単 純 に 置 き 換 え ることができるわけではない 但 し sweet-tart-sour の 間 では 語 を 相 互 に 置 き 換 えることができる 2 表 1において はその 概 念 で 基 本 的 な 意 味 を 持 つことを 示 している 10

12 2.3. 味 覚 語 彙 に 関 する 認 知 言 語 学 的 研 究 Dirven (1985) は メタファーを 語 の 意 味 拡 張 の 基 本 的 な 方 法 であるとし 英 語 の sweet を 例 に 挙 げて sweet の 意 味 拡 張 においてメタファーがどのように 作 用 している かを 分 析 し sweet の 意 味 拡 張 にはメタファーと 共 感 覚 的 意 味 拡 張 が 大 きく 関 わるこ とを 指 摘 した また sweet の 多 義 構 造 について 以 下 のような 表 にまとめ それぞれの 意 味 拡 張 がどのような 比 喩 に 基 づくのかを 分 析 している 表 2 sweet の 意 味 拡 張 のプロセス (Dirven 1985: 105) 一 方 Moiseeva (1999)は 日 本 語 や 印 欧 諸 語 を 含 む 75 の 言 語 における 甘 味 を 表 す 形 容 詞 を 考 察 し それらの 語 の 意 味 が pleasantness と flattery の 二 つの 方 向 に 拡 張 するこ とを 示 した 甘 味 は 過 剰 摂 取 しても 味 蕾 への 刺 激 が 他 の 味 覚 よりも 少 なく また 甘 い 食 物 は 有 毒 であることも 危 険 であることもほとんどない このことが pleasantness へ の 意 味 拡 張 の 動 機 であるとしている 一 方 で 特 に sweet が 人 間 や 人 間 の 行 為 につい 11

13 て 用 いられる 場 合 ネガティブな 概 念 を 表 す 場 合 があることを 示 した そのうちドイ ツ 語 などでは flattery を 意 味 することを 指 摘 した 甘 いものは 有 毒 であることは 少 な いが 過 剰 摂 取 は 健 康 被 害 をもたらしたり 飽 満 を 招 いたりする このことを excessiveness( 過 度 ) と 呼 び sweet と flattery はこの excessiveness の 概 念 によって 繋 がっていると 考 えた これらの 研 究 では 味 覚 語 特 に 甘 味 を 表 す 語 に 関 する 分 析 が 行 われ その 多 義 構 造 が 明 らかにされた また 意 味 拡 張 の 観 点 から その 方 向 性 や 拡 張 の 動 機 を 明 らか にしようとする 研 究 も 行 われた しかし これらのほとんどが 英 語 や 英 語 と 他 の 言 語 との 対 照 を 中 心 としており 個 別 の 言 語 についての 研 究 はあまり 為 されていない また Moiseeva (1999)のように 多 言 語 にわたる 研 究 においても それぞれの 言 語 の 味 覚 語 の 意 味 を 全 て 検 討 していない 場 合 があり 例 えば 日 本 語 の 甘 い が 人 物 に 対 し て 厳 しさが 足 りない 意 味 や ネジなどの 締 まりが 悪 い 意 味 で 用 いられること については excessiveness では 説 明 がつかない 人 間 に 備 わっている 感 覚 受 容 体 は 共 通 のものであり 与 えられる 刺 激 を 感 知 する 能 力 に 大 きな 差 異 はない したがって 一 つの 感 覚 に 対 して 多 言 語 にわたって 共 通 の 語 が 存 在 することは ごく 自 然 なことと 考 えられる 一 方 で 感 覚 を 表 す 語 の 意 味 が 言 語 によって 異 なることがあるのは 話 者 の 味 覚 刺 激 に 対 する 概 念 が 話 者 の 持 つ 食 に 関 する 文 化 的 背 景 や 習 慣 によって 異 なるからであろう 次 節 では 特 にスペイン 語 と 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 についての 先 行 研 究 を 挙 げ これまでに 指 摘 されている 問 題 を 検 討 したい 2.4. スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 日 本 語 の 形 容 詞 は 限 定 用 法 において 常 に 名 詞 に 前 置 されるが スペイン 語 の 形 容 詞 は 前 置 も 後 置 も 可 能 であるという 統 語 的 特 徴 がある スペイン 語 の 形 容 詞 の 種 類 スペイン 王 立 アカデミー 発 行 の Nueva gramática de la lengua española (Real Academia Española: 2010) は スペイン 語 の 形 容 詞 (adjetivo) について 以 下 のように 定 義 してい る 12

14 El adjetivo es una clase de palabras que modifica al sustantivo o se predica de él aportando muy variados significados. En un gran número de casos, el adjetivo denota propiedades o cualidades. [ ] El término adjetivo se suele usar en un sentido laxo y en otro restrictivo. El primero, más frecuente en los estudios tradicionales, es el resultado de privilegiar los dos criterios formales que caracterizan a esta clase de palabras: la CONCORDANCIA con el sustantivo y su función como MODIFICADOR de este. [ ] Las voces que se recogen en esta relación se agrupan tradicionalmente en dos clases: la de los ADJETIVOS CALIFICATIVOS, que designan cualidades, y la de los ADJETIVOS DETERMINATIVOS, que introducen el grupo nominal y delimitan su denotación especificando a cuántas y cuáles de las entidades designadas por el nombre hace referencia el hablante. ( 形 容 詞 は 名 詞 を 限 定 する 或 いは 多 様 な 意 味 をもたらしつつ 名 詞 について 叙 述 する 品 詞 である かなり 多 くの 場 合 形 容 詞 は 属 性 または 品 質 を 示 す [ ] 形 容 詞 という 用 語 は 広 い 意 味 と 制 限 された 意 味 とで 用 いられる 傾 向 がある まず 伝 統 的 な 研 究 において 最 も 頻 繁 なのは この 品 詞 を 特 徴 づけている 二 つの 形 式 的 な 基 準 を 優 遇 した 結 果 である: 名 詞 との 一 致 と 名 詞 の 修 飾 語 としての 働 きである [ ] この 関 係 に 当 てはまる 語 は 伝 統 的 に 二 つに 分 類 される: 品 質 形 容 詞 は 名 詞 句 を 導 き 限 定 形 容 詞 は 名 詞 によって 示 されたもののうち 話 者 がどの またどれだけのものに 言 及 しているのかを 具 体 化 しながら その 明 示 的 意 味 の 範 囲 を 限 定 する ) ( 日 本 語 訳 は 筆 者 による) 上 記 の 記 述 から スペイン 語 の 形 容 詞 は 名 詞 を 修 飾 し 名 詞 について 叙 述 するとい う 点 においては 日 本 語 の 形 容 詞 とほぼ 同 じ 役 割 を 担 っているといえる しかし 日 本 語 の 形 容 詞 が 名 詞 に 前 置 されるのみであるのに 対 し スペイン 語 の 形 容 詞 は 前 置 も 後 置 も 可 能 であるという 統 語 的 特 徴 がみられる 13

15 スペイン 語 形 容 詞 の 語 順 スペイン 語 の 形 容 詞 において 特 徴 的 なことは 限 定 用 法 における 名 詞 との 位 置 関 係 である スペイン 語 の 形 容 詞 は 限 定 用 法 の 場 合 名 詞 に 後 置 されるのが 無 標 である この 際 形 容 詞 は 次 のように 名 詞 を 類 別 している (1) manzana dulce ( 甘 いりんご) (2) camisa negra ( 黒 いシャツ) しかし 反 対 に 以 下 のように 形 容 詞 が 必 ず 前 置 される 場 合 がある (3) En toda la ciudad vemos enormes muñecos de cartón. ( 町 全 体 に 巨 大 なボール 紙 の 人 形 が 見 えます ) ( 説 明 ) ( 上 田 2008: 2) (4) Él tiene mal carácter. ( 評 価 ) ( 彼 は 性 格 が 悪 い ) (5) Tengo varios amigos. ( 数 量 ) ( 私 は 何 人 か 友 人 がいる ) (6) blanca nieve ( 属 性 ) ( 白 い 雪 ) また 前 置 と 後 置 で 意 味 が 変 わるものもある (7) casa nueva ( 新 築 の 家 ) (8) nueva casa ( 新 居 ) さらに 前 置 も 後 置 も 可 能 で 意 味 が(9)や(10)のように 変 わらないものもある (9) Quiero una manzana dulce. ( 私 は 甘 いリンゴが 欲 しい ) (10) Prueba este dulce melón. (この 甘 いメロンを 食 べてごらん ) 14

16 このように 名 詞 に 必 ず 前 置 されたり 前 置 も 後 置 も 可 能 であるような 場 合 も 含 め た スペイン 語 の 形 容 詞 の 語 順 の 規 則 性 について これまでに 以 下 のような 説 が 主 張 されてきた Bello (1847) Lo más común en castellano es anteponer al sustantivo los epítetos cortos y posponerle los adjetivos especificantes, como se ve en mansas ovejas y animales mansos, pero este orden se invierte a menudo, principalmente en verso. (カスティーリャ 語 において 最 も 一 般 的 なのは 短 い 特 徴 形 容 詞 (epítetos) を 名 詞 の 前 に 置 き 特 殊 化 形 容 詞 (especificantes) は 後 ろに 置 かれる 例 えば mansas ovejas と animales mansos のような 場 合 である しかしこの 語 順 は 主 に 詩 句 においてしばしば 逆 転 する ) Hanssen (1913) En terminología más sencilla, podemos decir que el adjetivo pospuesto tiene carácter objetivo y el adjetivo antepuesto tiene carácter subjetivo. (もっと 易 しい 用 語 では 後 置 形 容 詞 は 客 観 的 性 質 を 表 し 前 置 形 容 詞 は 主 観 的 性 質 を 持 つと 言 えるだろう ) Lenz (1925) "El adjetivo antepuesto tiene valor subjetivo y encierra una determinación o apreciación afectiva (moral y estética) del sustantivo; el pospuesto tiene valor objetivo y encierra una especificación lógica del sustantivo." ( 前 置 形 容 詞 は 主 観 的 意 味 を 持 ち 名 詞 の 情 動 的 な 評 価 や 限 定 を 内 包 する; 後 置 は 客 観 的 意 味 を 持 ち 名 詞 の 論 理 的 明 示 (especificación lógica) を 含 む ) しかし 結 局 のところ これらのいずれにも 確 実 な 規 則 性 というものはなく 単 なる 傾 向 でしかないとされてきた 現 在 RAE (2010: 255) ではこれまでの 主 張 をまとめ 形 容 詞 の 位 置 についての 項 目 で 以 下 のように 説 明 されている 15

17 La posición posnominal es la NO MARCADA, ya que es la más natural en la mayor parte de los registros y con varias clases de adjetivos. Ocupan la posición posnominal los adjetivos RESTRICTIVOS, sean calificativos, relacionales o descriptivos; en la antepuesta suelen ubicarse los no restrictivos, sean epítetos o adverbiales, así como los que se asimilan a los determinantes y cuantificadores. ( 名 詞 後 置 は 無 標 の 位 置 である それは 大 部 分 の 言 語 使 用 域 と 様 々な 種 類 の 形 容 詞 に 最 も 自 然 な 位 置 だからである 制 限 的 形 容 詞 は 品 質 形 容 詞 であれ 関 係 形 容 詞 であれ 記 述 形 容 詞 であれ 名 詞 に 後 置 される 一 方 非 制 限 的 形 容 詞 は 特 徴 形 容 詞 であれ 副 詞 的 形 容 詞 であれ 限 定 形 容 詞 数 量 形 容 詞 とされるものと 同 様 常 に 前 置 される ) ( 筆 者 訳 ) 以 上 に 挙 げた 先 行 研 究 の 主 張 だけでは (9)や(10)の 例 に 挙 げたような 前 置 も 後 置 も 可 能 であるような 形 容 詞 のふるまいを 説 明 することができない 本 研 究 では (9) や (10) で 示 したようなスペイン 語 の 形 容 詞 の 統 語 的 特 徴 について 第 4 章 において 検 討 する スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 に 関 する 研 究 スペイン 語 については 統 語 的 意 味 的 観 点 からも 認 知 言 語 学 的 観 点 からも 味 覚 形 容 詞 に 関 する 研 究 が 活 発 であるとは 言 えない また 日 本 語 との 対 照 研 究 も 管 見 の 限 りほとんどみられない このことの 要 因 としては 前 節 で 述 べたように 味 覚 が 長 い 間 言 語 学 的 研 究 の 対 象 とされてこなかった 背 景 が 考 えられる Barcelona (2001) では 英 語 とスペイン 語 の 概 念 メタファーの 仕 組 みを 分 析 する 中 で LOVE IS SWEET, TENDER, OR APPETIZING FOOD という 概 念 メタファーを 示 し 英 語 の sweet とスペイン 語 の dulce の 用 法 について 認 知 言 語 学 的 観 点 から 考 察 し ている また sweet は 呼 びかけでも 使 われるが dulce は 呼 びかけとしては 使 えない ことなどを 挙 げ 双 方 の 共 通 点 相 違 点 を 明 らかにしている また 英 語 との 対 照 研 究 に O Mahony & Manzano (1980) がある これは メキシ コにおいてスペイン 語 のみを 話 すメキシコ 人 英 語 のみを 話 すアメリカ 人 (カリフォ 16

18 ルニア 在 住 )と 英 語 とスペイン 語 の 二 ヶ 国 語 話 者 を 対 象 とし 味 覚 語 の 使 用 にどのよ うな 違 いがあるかを 調 べたものである 調 査 の 結 果 以 下 の 事 を 指 摘 している 1 英 語 で sour / bitter が 混 同 されるが 同 じようにスペイン 語 でも ácido / amargo が 混 同 される 2 メキシコ 人 の 英 語 スペイン 語 の 二 ヶ 国 語 話 者 は 英 語 で 話 す 際 に sour より も acid を 多 用 する このことは 母 語 が 第 二 言 語 の 語 彙 選 択 に 関 わりうること を 表 している 3 スペイン 語 の 味 覚 表 現 の 方 法 には 英 語 との 味 覚 分 析 に 利 用 され 得 るような 特 徴 はみられなかった このように スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 についての 個 別 の 研 究 は 数 少 なく その 意 味 構 造 に 関 する 体 系 的 な 研 究 が 必 要 であると 思 われる 本 研 究 では 第 2 章 でスペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 基 本 義 拡 張 義 また 意 味 拡 張 の 方 向 について 考 察 する 次 節 で は 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 に 関 する 先 行 研 究 をみてみよう 2.5. 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 語 彙 分 析 に 関 する 研 究 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 については 特 にその 多 義 構 造 を 分 析 した 研 究 が 多 く 為 されて いる 山 田 (1972) は 東 京 方 言 と 現 代 宮 古 方 言 のそれぞれにおける 味 覚 名 称 を 比 較 対 照 し その 体 系 を 考 察 している 山 田 は 宮 古 方 言 の 基 本 味 を 表 す 形 容 詞 を 東 京 方 言 の 基 本 味 形 容 詞 と 比 較 し 以 下 の 表 のようにまとめた 17

19 表 3 宮 古 方 言 と 東 京 方 言 の 味 覚 名 称 の 対 応 関 係 このうち sou (よく 熟 していない 果 物 の 味 ) sitakupal ( 舌 がこわばる 感 じ) ngja ( 粉 薬 の 味 胡 瓜 の 味 ) sokara ( 食 塩 の 味 )には 甘 味 を 表 す azima との 対 立 が 認 められるとし 宮 古 方 言 における 味 覚 名 称 の 対 立 関 係 を 次 の 図 で 示 した 図 1 宮 古 方 言 の 味 覚 名 称 の 対 立 関 係 一 方 で 東 京 方 言 の 味 覚 名 称 には あまい しょっぱい すっぱい(すい) 18

20 しぶい からい が 認 められるとし 相 互 の 対 立 関 係 が 認 められるかどうかをそ の 基 準 とした また にがい については にがいビール に 対 して あまいビー ル が 言 えないことから あまい との 対 立 関 係 が 成 立 しないため にがい は 言 葉 の 上 では 直 接 的 にこれら 5 つの 味 覚 語 に 関 与 しないものとした しかし 化 学 的 に は にがい が 基 本 味 の 1 つであること 考 慮 し 味 覚 名 称 の 体 系 において 他 の 名 称 か ら 最 も 遠 い 距 離 にあると 位 置 づけて 次 のような 味 覚 名 称 の 体 系 を 示 した 図 2 東 京 方 言 の 味 覚 名 称 の 体 系 ( 山 田 1972: 35) 国 広 (1982) は 語 彙 構 造 が 言 語 外 の 要 因 によって 規 定 される 例 のうち 味 覚 形 容 詞 を 生 理 的 に 規 定 された 構 造 として 取 り 上 げ 山 田 (1972) の 東 京 方 言 の 味 覚 形 容 詞 体 系 の 図 を 用 いて 山 口 方 言 の 味 覚 形 容 詞 体 系 を 新 たに 示 した 図 3 山 口 方 言 の 味 覚 形 容 詞 の 体 系 ( 国 広 1982: 153) 19

21 この 図 では アマイ と カライ を 基 本 的 な 対 立 関 係 にあるとし その 他 の シブイ スイイ( 酸 っぱい) ニガイ はいずれも 好 ましくない 味 として 同 一 平 面 上 に 並 べている 西 尾 (1983) では 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 について 用 例 を 詳 細 に 分 析 し 味 覚 形 容 詞 の 体 系 を 示 している 最 も 基 本 的 な 味 覚 形 容 詞 を 単 純 語 である あまい から い すい すっぱい しぶい しょっぱい であるとし 中 でも 地 理 的 分 布 が 広 く 副 次 的 意 味 領 域 を 持 ち さらに 味 覚 以 外 の 転 義 が 広 いことから あまい と からい が 基 本 の 味 覚 形 容 詞 であると 結 論 付 けている 青 谷 (2001) では 甘 い を 取 り 上 げ 甘 い という 語 が 与 えられた 時 に 想 起 される 語 を 分 析 し 語 の 想 起 のされ 方 に 一 定 の 傾 向 があることを 明 らかにした ま た 連 想 されやすい 語 の 意 味 は 定 着 度 が 高 いとし 基 本 義 ( 味 覚 ) 厳 格 さの 不 足 心 理 的 快 感 が 形 容 詞 甘 い の 意 味 のうち 定 着 度 の 高 いものとして 挙 げられてい る また これらの 分 析 から 形 容 詞 甘 い の 意 味 拡 張 ネットワークを 以 下 の 図 の ようにまとめている 図 4 甘 い の 意 味 拡 張 ネットワーク ( 青 谷 2001: 158) これらの 研 究 の 中 で 特 に 注 目 すべき 点 は 国 広 (1982) や 西 尾 (1983) において 日 本 語 の 基 本 的 な 味 覚 は 甘 い と 辛 い であると 指 摘 されていることである 1.2. 節 で 北 米 の 先 住 民 語 における 原 初 的 な 味 覚 語 彙 についての 研 究 に 触 れたが これらの 20

22 言 語 では 味 覚 の 最 も 基 本 的 な 対 立 は おいしい と まずい であったことを 考 慮 す ると 日 本 語 はそれらの 言 語 とは 異 なる 体 系 を 持 つと 推 測 される 認 知 言 語 学 的 観 点 からの 研 究 2.3. 節 で 述 べたように 味 覚 形 容 詞 の 語 彙 構 造 が 明 らかにされると 味 覚 形 容 詞 の 他 の 感 覚 への 意 味 拡 張 が 注 目 されるようになった 特 に 認 知 言 語 学 では 意 味 は derives from the experience of functioning as a being of a certain sort in an environment of a certain sort(ある 種 の 環 境 の 中 で ある 種 の 存 在 とし て 生 きていく 経 験 から 生 じる) (Lakoff 1987: 292) と 考 えられており 言 語 は 人 間 の 認 知 能 力 の 反 映 と 捉 えられている このような 立 場 から 味 覚 形 容 詞 の 多 義 性 につい て 意 味 拡 張 の 動 機 づけを 明 らかにしようとする 研 究 が 行 われてきた 武 藤 (2001a) では 語 の 多 義 的 別 義 は 比 喩 に 基 づくという 立 場 から 味 覚 形 容 詞 甘 い と 辛 い の 意 味 を 分 析 し それぞれの 多 義 構 造 を 示 している また 酸 っぱ い については 武 藤 (2002) 苦 い については 武 藤 (2000) で 意 味 分 析 を 行 い そ れぞれ 以 下 の 図 のような 多 義 構 造 を 持 つことを 明 らかにした 図 5 甘 い の 多 義 構 造 ( 武 藤 2001a: 48) 21

23 図 6 辛 い の 多 義 構 造 ( 武 藤 2001a: 50) 図 7 酸 っぱい の 多 義 構 造 ( 武 藤 2002: 86) 図 8 苦 い の 多 義 構 造 ( 武 藤 2000: 263) さらに 意 味 拡 張 は 比 喩 によるとの 観 点 から 籾 山 (2001) の 提 唱 した 多 義 語 の 意 22

24 味 を 統 括 するモデルに 従 い メタファー メトニミー シネクドキー の 三 つの 原 理 に 基 づいて 多 義 派 生 の 動 機 付 けを 説 明 している 瀬 戸 (2003) では 味 覚 表 現 についての 考 察 において 共 感 覚 表 現 に 触 れ 味 覚 表 現 は 基 本 語 が 乏 しいにも 拘 らず 甘 い や 苦 い については それらが 極 め て 重 要 な 基 本 語 であることから 共 感 覚 以 外 の 抽 象 的 な 意 味 まで 広 範 囲 に 意 味 拡 張 し ていることを 指 摘 した さらに 武 藤 (2004) では 瀬 戸 (2003) の 一 方 向 性 仮 説 に 従 う 例 と 従 わない 例 の 表 を 基 に 一 方 向 性 仮 説 に 従 う 例 と 従 わない 例 を 項 目 ごとに 整 理 した また 従 来 共 感 覚 比 喩 表 現 の 成 立 に 関 わる 比 喩 としてメタファーが 取 り 上 げられるが 共 感 覚 比 喩 に 関 わるメトニミーの 分 析 により 共 感 覚 比 喩 にはメタファーだけでなくメトニミーが 多 く 関 わることを 指 摘 した 外 国 語 との 対 照 研 究 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 の 研 究 で 最 も 注 目 されるのは 甘 い が 他 の 言 語 の 甘 味 を 表 す 形 容 詞 にはみられない 否 定 的 意 味 を 持 つことである このことから 英 語 を 始 めと して 中 国 語 やドイツ 語 などとの 対 照 研 究 が 行 われてきた Backhouse (1994) は 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 を 含 めた 味 覚 語 彙 について 意 味 論 的 研 究 を 行 った この 中 で 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 について 甘 い の 意 味 が 心 地 よい 感 覚 と 厳 しさ 締 め 鋭 さ 現 実 性 (strictness/ tightness/ sharpness/ hard-headedness) の 欠 如 の 二 つの 方 向 に 拡 張 することを 示 した 図 9 甘 い の 拡 張 義 (Backhouse 1994: 155) 23

25 また 甘 い が 厳 しさ 締 め 鋭 さ 現 実 性 の 欠 如 に 意 味 拡 張 するのは 塩 分 が 足 りない 意 味 を 持 つことから 何 かが 不 足 している 感 覚 による 意 味 拡 張 である と 説 明 している さらに 英 語 では sweet と bitter が 基 本 的 な 対 義 関 係 にあるが 日 本 語 では 甘 い と 辛 い が 対 義 関 係 にあることを 指 摘 し 甘 い と 辛 い の 対 義 関 係 が 厳 しさ 締 め 鋭 さ 現 実 性 の 欠 如 という 他 の 欧 米 の 言 語 にはみられない 意 味 拡 張 をもたらしたと 述 べている 最 上 (2002) では ドイツ 語 のメタファー 表 現 について 日 本 語 と 対 比 させながら 考 察 している 最 上 は ドイツ 語 の 味 覚 形 容 詞 のメタファーを 転 義 用 法 としてのメタ ファー と 慣 用 句 としてのメタファー の2つに 分 けた その 上 で salzig( 塩 辛 い) 以 外 の 全 て(süβ< 甘 い> bitter< 苦 い> sauer<すっぱい>)の 基 本 味 覚 形 容 詞 に 転 義 用 法 が 存 在 することを コーパスを 利 用 した 調 査 により 明 らかにした また 味 覚 形 容 詞 が 味 覚 としての 意 味 を 保 持 したまま 慣 用 句 の 中 で 用 いられるこ とを 慣 用 句 としてのメタファー と 呼 び 転 義 用 法 としてのメタファー と 区 別 している 慣 用 句 としてのメタファー においては 味 覚 形 容 詞 は 原 義 を 保 ってお り 慣 用 句 全 体 として 初 めてメタファー 的 意 味 をなす したがって 慣 用 句 として のメタファー は 形 容 詞 自 体 の 多 義 性 によるメタファーではなく 句 全 体 が 文 脈 の 中 に 置 かれて 初 めてメタファー 的 意 味 が 得 られることから 転 義 用 法 としてのメタ ファー とは 区 別 されている さらに sauer が 日 本 語 の すっぱい にはみられない 不 機 嫌 な を 意 味 するこ とから sauer を 対 象 に 慣 用 句 としてのメタファー と 転 義 用 法 としてのメタフ ァー の 実 例 を 分 析 している Jantra (1999) は タイ 語 の waăn( 甘 い)を 日 本 語 の あまい と 英 語 の sweet の 意 味 拡 張 のプロセスについて 次 のような 考 察 を 行 った まず 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 では あまい と からい が 対 義 関 係 にあることを 挙 げ これらが 対 義 語 化 される 段 階 を 独 立 の 段 階 対 等 な 対 義 関 係 の 段 階 一 元 化 の 段 階 の3つに 分 けた まず 他 の 味 覚 形 容 詞 と 対 義 関 係 をなしていない 段 階 を 独 立 の 段 階 ( 段 階 A) 24

26 と 呼 んでいる 例 えば このケーキはあまい のような 文 において ケーキがあま くないことを 指 して *このケーキはからい とは 言 えない このことを 以 下 のよ うな 図 で 表 している 図 10 対 義 語 化 の 段 階 A (Jantra 1999: 145) 次 に このカレーはあまい しかし あのカレーよりはからい のように あ まい が 他 の 味 覚 形 容 詞 と 対 義 関 係 をなしていて さらにその 関 係 が 対 等 である 場 合 を 対 等 な 対 義 関 係 の 段 階 ( 段 階 B) としている この 時 の あまい とその 他 の 味 覚 形 容 詞 の 関 係 を 以 下 の 図 で 表 している 図 11 対 義 語 化 の 段 階 B (Jantra 1999: 146) 最 後 に あまい が 極 ではなく 他 の 味 覚 形 容 詞 の 軸 状 を 移 動 する 相 対 的 な 評 価 となる 場 合 を 一 元 化 の 段 階 ( 段 階 C) と 呼 んでいる 例 えば カレーはからいも のだ とは 言 えるが *カレーはあまいものだ とは 言 えない 段 階 B では 同 じ カレーについて あまい と からい が 対 義 関 係 をなしていたが 段 階 C で 対 義 語 とならないのは 段 階 C においては からい が 基 準 となっており あまい は その 基 準 軸 上 を 移 動 する 評 価 であるという 25

27 図 12 対 義 語 化 の 段 階 C (Jantra 1999: 147) また これらの 段 階 を 英 語 とタイ 語 の あまい にあたる 語 と 対 照 し 段 階 B に おいてタイ 語 と 英 語 では 日 本 語 のような 対 等 な 対 義 関 係 をなしていないことを 指 摘 している 例 えば このみかんはあまい しかし あのみかんよりはすっぱい が 日 本 語 では 問 題 なく 言 えるが 英 語 で *This one is sweet. But it s sourer than that one. や タイ 語 で *som luk nii wăan tae priaw kwaa luuk nan (このみかんはあまい しか し あのみかんよりはすっぱい ) とは 言 えない これは 日 本 語 の あまい す っぱい の 対 義 関 係 が 連 続 した 相 対 的 な 評 価 であるのに 対 して 英 語 の sweet-sour やタイ 語 の wăan-priaw(あまい すっぱい) は それぞれ 独 立 した 領 域 を 持 ちな がら 対 義 関 係 をなしているからであるという このような 対 義 関 係 の 段 階 を Jantra は 二 極 化 ( 段 階 B ) と 呼 び この 後 一 元 化 されることなく 段 階 C には 広 がらない としている 図 13 対 義 語 化 の 段 階 B (Jantra 1999: 164) そして この 一 元 化 の 段 階 が 日 本 語 の あまい が 否 定 的 な 意 味 に 拡 張 している ことに 深 く 関 係 しているという つまり からい の 軸 上 で 移 動 する あまい が からい の 拡 張 義 である ( 評 価 が)からい や きびしい ( 守 りが)かた い などの 対 義 語 にもなったことで あまい が 他 の 言 語 にはない 否 定 的 な 意 味 を 持 つに 至 ったと 説 明 している 26

28 崔 & 馬 場 (2010) は 日 本 語 の 甘 い 辛 い を 中 国 語 の 甜 ( 甘 い) と 辣 ( 辛 い) の 多 義 性 について 詳 細 に 分 析 し 日 本 語 と 中 国 語 における 相 違 点 を 明 らか にした まず 甘 い と 甜 はいずれも 味 覚 が 原 義 であるが 甘 い は 二 次 的 表 現 として ( 塩 分 やアルコール 度 数 など) 刺 激 の 度 合 いが 弱 い 緩 い という 意 味 を 持 っているのに 対 し 甜 の 二 次 的 表 現 の 対 象 は 水 お 茶 の 二 つに 限 られ 塩 分 のない 苦 くない という 意 味 で 用 いられるという また 甘 い はその 二 次 的 表 現 から マイナスイメージを 持 つ 言 葉 に 意 味 拡 張 しているが 甜 にはそのよ うな 用 法 はなく 時 間 や 眠 る 様 子 を 表 すと 説 明 している さらに 辛 い と 辣 については 辛 い が 唐 辛 子 のような 痛 覚 刺 激 の 強 い 味 と 塩 分 による 刺 激 が 強 い ことの 二 つの 基 本 義 を 持 つのに 対 し 辣 は 唐 辛 子 やにんにくのようなすべての 刺 激 の 強 い 味 のみが 基 本 義 であると 述 べてい る また 辣 には 辛 い が 持 つ 甘 さを 欠 いている 足 りない 意 味 もないと いう 一 方 で 辛 い の 意 味 が 他 者 に 対 する 評 価 にのみ 派 生 しているのに 対 し 辣 は 共 感 覚 比 喩 表 現 や 心 的 事 象 外 界 の 事 象 など 広 く 意 味 が 派 生 していることを 指 摘 している 表 4 甘 い 辛 い の 意 味 派 生 の 比 較 ( 崔 & 馬 場 2010: 77) 27

29 張 (2010) は 日 本 語 の 甘 い 辛 い と 中 国 語 の 甜 ( 甘 い) 辛 辣 ( 辛 い) を 対 照 し メタファーを 用 いて 分 析 している 張 によれば 中 国 語 の 辛 い にあたる 語 は 辛 と 辣 の 二 つあり 辣 は 辛 が 刃 物 針 の 意 味 から 味 覚 の 辛 い の 意 味 に 拡 張 した 後 に 作 られた 語 であるという 辛 の 方 は 元 々 の 刃 物 針 から 刺 す を 意 味 し 苦 労 悲 痛 のようなマイナスの 意 味 にの み 拡 張 したが 日 本 語 の 辛 い と 辣 は 刺 激 のある 味 から プラスにもマイ ナスにも 意 味 が 広 がっていることを 明 らかにした また 辛 は 刺 す という 原 義 から ひりひりする などの 触 覚 表 現 辛 そ うな 色 見 た 目 や セクシーで 魅 力 的 な( 女 性 ) のような 視 覚 表 現 への 共 感 覚 的 意 味 拡 張 がみられることを 明 らかにし 日 本 語 の 辛 い が 特 に セクシーで 魅 力 的 の 意 味 に 拡 張 していないことから 原 義 の 意 味 拡 張 への 関 連 を 指 摘 した 2.6. 本 章 のまとめ 以 上 の 先 行 研 究 から 近 年 生 理 学 的 にも 言 語 学 的 にも 味 覚 に 関 する 研 究 が 注 目 さ れ 始 めていることが 分 かる 特 に 味 覚 形 容 詞 については 日 本 語 や 英 語 中 国 語 な どにおいて 盛 んに 研 究 が 進 められている しかし これらの 研 究 成 果 は 味 覚 形 容 詞 の 多 義 性 や 多 義 構 造 について 明 らかにしているものの そのメカニズムについては 明 確 な 説 明 が 示 されていないようである また スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 についての 研 究 がほとんどみられないことから 本 研 究 では スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 についての 詳 細 な 分 析 を 行 い その 統 語 構 造 と 意 味 の 関 係 を 考 察 する さらに スペイン 語 と 日 本 語 との 対 照 を 通 して 味 覚 表 現 と 文 化 的 背 景 との 関 わりについて 考 えてみたい 28

30 第 3 章 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 について 本 章 では スペイン 語 の 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 の 基 本 四 味 を 表 す dulce, salado, amargo, ácido, agrio について 各 語 の 由 来 変 遷 を 考 察 しつつ 辞 書 の 記 述 やコーパスの 例 文 を 分 析 して 意 味 区 分 を 行 う その 上 で スペイン 語 味 覚 形 容 詞 の 多 義 構 造 を 分 析 し その 認 知 的 動 機 付 け (cognitive motivation) を 明 らかにしたいと 思 う これまでの 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 についての 研 究 では 共 感 覚 表 現 に 焦 点 を 当 てたものが 多 かった また 共 感 覚 比 喩 には 一 定 の 方 向 性 が 認 められることが 指 摘 されている (Williams:1976 山 梨 :1988 国 広 : 1989) 最 初 に 共 感 覚 比 喩 と 一 方 向 性 仮 説 がどのようなものであるかをみてみよう 3.1. 共 感 覚 的 比 喩 スペイン 語 では 以 下 の 例 のように 味 覚 以 外 の 五 感 について dulce を 用 いる 共 感 覚 比 喩 に 基 づく 用 法 がみられる (11) a. olor dulce ( 甘 い 匂 い) b. voz dulce ( 甘 い 声 ) c. rostro dulce( 甘 い 表 情 ) 共 感 覚 比 喩 表 現 については 池 上 ( ) において 人 間 の 異 なる 種 類 の 感 覚 器 官 を 通 じての 知 覚 の 間 に 認 められるある 種 の 平 行 性 に 基 づいて 本 来 ある 種 の 感 覚 について 用 いられた 表 現 が 他 の 種 類 の 感 覚 について 用 いられるという 現 象 である と 述 べている ( 池 上 : 241) 池 上 は 例 として 英 語 の soft voice が 聴 覚 に 関 して 用 いられる voice< 声 >に soft< 柔 い>という 本 来 触 覚 に 関 する 語 が 結 び 付 けられていることを 挙 げて 共 感 覚 比 喩 表 現 を 説 明 している 29

31 また 共 感 覚 比 喩 には 一 定 の 拡 張 の 方 向 性 がみられることが 従 来 から 指 摘 されている (Williams: 1976, 山 梨 : 1988, 国 広 : 1989) これは 共 感 覚 比 喩 表 現 の 一 方 向 性 仮 説 と 呼 ばれている 次 節 では 共 感 覚 比 喩 表 現 の 一 方 向 性 仮 説 とはどのようなものなの かをみてみよう 共 感 覚 比 喩 表 現 の 一 方 向 性 仮 説 共 感 覚 比 喩 表 現 は ある 感 覚 を 他 の 感 覚 を 表 す 語 で 表 現 する 比 喩 であるが その 意 味 拡 張 には 五 感 の 間 で 一 定 の 方 向 性 が 存 在 することが 従 来 から 指 摘 されてきた Ullmann (1959) は 19 世 紀 の 詩 人 の 作 品 における 共 感 覚 表 現 を 調 査 し 意 味 転 移 の 方 向 性 を 指 摘 した Ullmann は 熱 触 覚 味 覚 嗅 覚 聴 覚 視 覚 の 感 覚 間 における 転 義 の 傾 向 を 作 家 ごとに 分 析 し 比 較 検 討 した 結 果 次 の 3 つの 点 を 指 摘 した 1. 体 系 的 分 布 (Hierarchical distribution) 数 字 的 証 左 が 圧 倒 的 に 動 き 方 の 一 般 傾 向 を 示 していることから 意 味 の 転 移 は 感 覚 中 枢 の 下 域 から 上 域 へ あまり 分 化 していない 感 覚 から 一 層 分 化 しているものへ 昇 ってゆ く 傾 向 があって その 逆 ではない 2. 優 位 の 出 自 (Predominant source) 感 覚 中 枢 脳 の 最 下 水 準 である 触 覚 が 意 味 転 移 の 主 要 供 給 者 である なお 熱 の 領 域 は 触 覚 の 領 域 と 極 めて 密 接 に 関 連 していて その 関 わりは 匂 いと 味 との 関 わりと 同 様 であ り 両 領 域 の 融 合 により 規 則 はより 強 固 なものになる 3. 優 位 の 目 的 点 (Predominant distination) 聴 覚 の 領 域 は 意 味 の 転 移 の 主 要 な 受 容 者 である 視 覚 は 最 上 位 の 感 覚 に 位 置 づけられ るが 視 覚 用 語 の 豊 かさから 聴 覚 語 への 下 降 隠 喩 が 認 められる また 時 代 による 芸 術 観 やその 表 現 なども 共 感 覚 表 現 に 関 わるとして 共 感 覚 の 意 味 転 移 の 法 則 を 見 出 すには それらの 複 雑 な 背 景 をも 考 慮 する 必 要 があると 述 べている Williams (1976) は 共 感 覚 形 容 詞 の 通 時 的 意 味 変 化 における 規 則 性 を 考 察 した 実 証 的 研 究 であるが その 中 で 調 査 の 対 象 とした 65 の 英 語 共 感 覚 形 容 詞 について Ullmann (1959) が 示 した 共 感 覚 比 喩 表 現 の 規 則 性 を 確 認 した Ullmann では 感 覚 を 触 覚 熱 味 30

32 匂 音 視 覚 の 6 つに 分 類 したが Williams は 熱 を 削 除 し 視 覚 を 色 覚 と 空 間 認 知 の 次 元 とに 分 け その 意 味 転 移 の 方 向 性 を 以 下 の 図 のように 表 した 図 14. Williams (1976) の 五 感 の 修 飾 関 係 (Williams 1976: 463) この 図 から Williams は 以 下 の 点 を 指 摘 している 1) If a touch-word transfers, it may transfer to taste (sharp tastes), to color (dull colors), or to sound (soft sounds). With one exception (sharp angles), tactile words do not shift to visual dimension or directly to smell. 2) Taste-words do not transfer back to tactile experience or forward to dimension or color, but only to smell (sour smells) and sounds (dulcet music). 3) There are no primary olfactory words in English (i.e. none historically originating in the area) that have shifted to other senses. 4) Dimension lexemes transfer to color (flat color) or to sound (deep sounds). Thin and flat, as in thin/flat tastes, are exceptions. High in high temperature is not a sensory word, but rather a degreeword (as in high number or high weight). 5) Color-words may shift only to sound (bright sounds). 6) Sound-words may transfer only to color (quiet colors). (Williams 1976: 464) Williams の 指 摘 の 中 で 本 研 究 に 関 して 重 要 な 点 は 2)の 味 覚 語 は 触 覚 や 次 元 (dimension) や 色 彩 感 覚 には 意 味 拡 張 せず 嗅 覚 と 聴 覚 にのみ 意 味 拡 張 すると 指 摘 していることである さらに Williams は 英 語 を 対 象 とした 上 述 の 結 果 が 印 欧 諸 語 を 特 徴 づけ 得 る 文 化 的 規 範 の 影 響 を 受 けていない 言 語 においても 有 効 であることを 明 らかにするため 日 本 語 の 形 容 詞 を 研 究 対 象 として 広 辞 苑 の 記 述 と 用 例 を 分 析 し 日 本 語 インフォーマント 調 査 を 実 施 した その 結 果 対 象 とした 日 本 語 の 形 容 詞 の 91%が 一 方 向 性 仮 説 に 当 てはまる 31

33 とし 英 語 を 含 む 印 欧 諸 語 以 外 にもこの 仮 説 が 適 用 される 可 能 性 を 示 した その 後 Williams の 指 摘 を 受 けて 日 本 人 研 究 者 の 間 でも 日 本 語 の 共 感 覚 表 現 におけ る 一 方 向 性 仮 説 の 検 証 が 行 われた 山 梨 (1988)では 共 感 覚 比 喩 表 現 には 以 下 のような 一 定 の 制 約 がみられるとしている 触 覚 は 味 覚 嗅 覚 聴 覚 のいずれの 原 感 覚 に 対 しても 共 感 覚 となり 得 る 味 覚 は 嗅 覚 視 覚 聴 覚 のいずれの 原 感 覚 に 対 しても 共 感 覚 となり 得 るが 触 覚 の 共 感 覚 にはなり 得 ない 嗅 覚 は 視 覚 聴 覚 のいずれの 原 感 覚 に 対 しても 共 感 覚 となり 得 るが 触 覚 味 覚 の 共 感 覚 にはなり 得 ない 視 覚 は 聴 覚 の 共 感 覚 となり 得 るが 他 の 感 覚 の 共 感 覚 とはなり 得 ない 聴 覚 は 他 の 感 覚 の 共 感 覚 とはなり 得 ない ( 山 梨 1988: 59) さらに 日 本 語 の 事 実 に 基 づいた 調 査 から Williams の 図 における 次 元 を 視 覚 にまとめ 次 のように 表 した 図 15 五 感 の 修 飾 被 修 飾 関 係 ( 山 梨 1989: 60) 山 梨 は Ullmann や Williams が 行 った 英 語 の 共 感 覚 比 喩 における 五 感 の 修 飾 関 係 の 一 方 向 性 が 基 本 的 なところでは 日 本 語 の 共 感 覚 比 喩 表 現 とかなり 一 致 すると 述 べている さらに 共 感 覚 比 喩 表 現 という 共 時 的 な 意 味 拡 張 の 一 方 向 性 と 通 時 的 歴 史 的 にみた 五 感 の 発 達 過 程 との 関 わりを 指 摘 している また この 種 の 比 喩 表 現 で 興 味 深 いのは 共 時 的 にみた 共 感 覚 原 感 覚 の 修 飾 の 32

34 方 向 性 と 通 時 的 歴 史 的 な 観 点 からみた 五 感 の 発 達 過 程 に ある 一 定 の 相 関 関 係 が 認 められるという 点 である 五 感 の 発 達 過 程 においては 一 般 に 触 覚 がもっとも 低 次 の 原 初 的 な 感 覚 であり 視 覚 聴 覚 は 相 対 的 にみて 後 期 により 高 次 の 感 覚 とし て 発 達 したものと 考 えられるが この 発 生 順 序 は 以 上 の 基 本 的 な 五 感 の 修 飾 の 方 向 性 に 反 映 されている ( 山 梨 1988: 60) 以 上 の 指 摘 から 共 感 覚 比 喩 における 五 感 の 修 飾 関 係 には 五 感 の 生 成 過 程 による 裏 付 けが 与 えられ 共 時 的 な 感 覚 の 修 飾 関 係 と 通 時 的 な 感 覚 の 発 達 過 程 との 間 に 相 関 関 係 があ ると 述 べている 国 広 (1989) は 一 部 に 例 外 が 見 られるものの 大 体 の 傾 向 として Williams の 一 方 向 性 仮 説 は 認 められるとしている 国 広 は Williams の 示 した 体 系 図 に 日 本 語 の 用 例 に 基 づいて 味 覚 視 覚 と 触 覚 臭 覚 を 補 足 として 加 えた 図 を 示 した 図 16 共 感 覚 的 比 喩 の 体 系 ( 国 広 1989: 28) さらにこの 図 から 次 の 2 つの 点 が 読 み 取 れるとする 第 1 に 比 喩 の 方 向 が 左 から 右 への 一 方 向 であること 第 2 に 視 覚 と 聴 覚 は 最 右 端 に 位 置 している 上 に 相 互 間 で 比 喩 がなされること さらに 視 覚 と 聴 覚 は 次 元 的 比 喩 がなされる 点 で 他 の 感 覚 分 野 とは 性 質 が 異 なることを 指 摘 している また 共 感 覚 比 喩 に 一 定 の 方 向 性 がみられる 理 由 として 日 本 語 には 視 聴 覚 本 来 の 形 容 詞 が 未 発 達 であるためであると 述 べている 視 聴 覚 は 感 覚 心 理 学 では 遠 隔 感 覚 認 知 科 学 では 外 界 投 射 と 呼 ばれる 現 象 によって 通 常 その 働 きが 意 識 されない そのため 視 聴 覚 本 来 の 表 現 は 未 発 達 であり 結 果 として 共 感 覚 比 喩 に 頼 ることになったと 述 べてい る そして 最 後 に 共 感 覚 的 比 喩 というのは 接 触 感 覚 遠 隔 感 覚 という 図 式 に 単 純 化 できるとしている 33

35 一 方 向 性 仮 説 への 反 例 前 節 でみたように Williams の 一 方 向 性 仮 説 については これまでにさまざまな 修 正 が 加 えられてきたが 概 ね 仮 説 は 正 しいものと 考 えられてきた 一 方 で 一 方 向 性 仮 説 への 反 証 も 多 く 挙 げられている 瀬 戸 (2003) は 一 方 向 性 仮 説 には 反 例 が 多 く 存 在 すると 主 張 する 一 方 向 性 に 反 する 例 として 丸 い 味 や 深 い 味 のような 視 覚 から 味 覚 への 拡 張 例 を 挙 げ 一 方 向 性 仮 説 の 維 持 は 極 めて 難 しいとする また 実 際 の 用 例 を 調 査 し 一 方 向 性 仮 説 に 従 う 例 と 従 わない 例 とを 次 のように 分 類 した 表 5 一 方 向 性 仮 説 に 従 う 例 ( 瀬 戸 2003: 70) 34

36 表 6 一 方 向 性 仮 説 に 従 わない 例 ( 瀬 戸 2003: 71) この 表 によれば 少 なくとも 日 本 語 の 共 感 覚 比 喩 表 現 においては 一 方 向 性 仮 説 に 従 わ ない 例 が 山 のように 存 在 することになる 瀬 戸 は 一 方 向 性 仮 説 を 捨 てて 言 語 事 実 を 救 うことが 重 要 であり 言 語 事 実 に 基 づいて 共 感 覚 表 現 の 仕 組 みを 一 から 考 え 直 すことが 必 要 であると 主 張 している( 瀬 戸 2003: 69) 35

37 武 藤 (2000) では 従 来 共 感 覚 比 喩 が 比 喩 の 一 種 として 扱 われてきたことに 対 し 共 感 覚 表 現 は 感 覚 間 の 意 味 転 用 という 現 象 に 対 するラベルづけと 捉 え 直 す 方 が 適 切 であると 主 張 する 武 藤 は 感 覚 間 の 意 味 転 用 を 様 々な 観 点 から 分 析 し 感 覚 を 表 す 語 の 意 味 転 用 にはメタファー 以 外 にメトニミーなどさまざまな 比 喩 が 関 わることを 指 摘 した その 上 で 感 覚 間 の 意 味 転 用 は ある 語 の 持 つ 多 義 性 全 体 の 中 で その 一 部 を 取 り 出 したものにすぎ ないと 述 べている また 武 藤 (2001a) は 日 本 語 の 五 感 を 表 す 語 彙 全 般 において 嗅 覚 から 触 覚 への 方 向 性 を 除 く 全 ての 五 感 で 意 味 転 用 が 行 われ 日 本 語 には 一 方 向 性 仮 説 は 当 てはまらないと 主 張 する また 英 語 の 共 感 覚 比 喩 表 現 における 研 究 成 果 と 異 なり 日 本 語 では 視 覚 から の 意 味 転 用 が 多 いという 事 実 を 提 示 し インドネシア 語 ロシア 語 タイ 語 韓 国 語 中 国 語 を 対 象 とした 調 査 から 視 覚 の 優 位 性 は 日 本 語 の 五 感 語 彙 の 意 味 転 用 にのみ 認 めら れる 可 能 性 があることを 指 摘 した さらに 武 藤 (2004) においては 日 本 語 の 共 感 覚 的 比 喩 表 現 を 意 味 拡 張 の 動 機 づけによ り 分 類 した 上 で 一 方 向 性 仮 説 に 沿 う 例 と 沿 わない 例 とを 網 羅 した 表 を 示 しているが 嗅 覚 触 覚 以 外 一 方 向 性 仮 説 に 反 する 転 移 方 向 全 てについての 例 が 詳 細 に 挙 げられてい る また 山 口 (2003) では 丸 い 味 四 角 い 味 青 い 味 赤 い 味 の 四 つの 味 について 考 察 し これらの 表 現 を 可 能 にする 転 義 のパタンを 次 のように 示 している 1( 触 覚 になぞらえて 味 覚 を 理 解 表 現 する) 身 体 感 覚 のメタファー 2( 触 覚 的 体 験 を 味 覚 体 験 にすり 替 える) 感 覚 器 の 隣 接 によるメトニミー 3( 味 は 人 である というような) 概 念 メタファーの 介 在 4( 食 材 が 赤 いから 味 も 赤 いという) 共 時 的 なメトニミー 5(まん 丸 なあの 子 を 思 い 出 させるから 味 もまん 丸 という) 連 想 的 なメトニミー これらのパタンから 山 口 は 一 方 向 性 仮 説 のような 一 元 的 な 原 理 は 成 立 しがたいとの 考 えを 示 した さらに 5 つのパタンの 関 連 性 について コンテクストへの 依 存 度 を 尺 度 に 取 り コンテクストへの 依 存 度 が 減 ると 共 感 覚 はより 自 然 に 感 じられるようになると 説 明 している 5 つのパタンのうち1と2のような 身 体 感 覚 に 基 づく 表 現 は 話 し 手 と 聞 き 手 36

38 が 共 有 する 身 体 感 覚 を 共 通 基 盤 とするため コンテクストへの 依 存 度 は 低 く 共 感 覚 比 喩 としての 容 認 度 も 高 くなる このことから 共 感 覚 的 な 味 覚 表 現 の 中 心 は 身 体 に 深 く 関 わる 表 現 によって 占 められると 結 論 付 けている 山 口 の 示 したパタンは 他 感 覚 から 味 覚 への 共 感 覚 表 現 に 関 する 考 察 であり そのパタ ンを 直 接 スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 の 分 類 に 当 てはめることは 難 しいが 共 感 覚 表 現 を 共 感 覚 比 喩 という 比 喩 の 一 つと 捉 えるのではなく 共 感 覚 表 現 に 様 々な 比 喩 が 関 わるとする 考 えは 理 に 適 っているように 思 われる 山 口 の 研 究 を 受 けて 武 藤 (2004) では 山 口 の 分 類 に ( 二 つの 性 質 の) 同 時 性 に 基 づ くメトニミーと( 二 つの 事 項 の) 時 間 的 隣 接 に 基 づくメトニミーの 2 つの 項 目 を 加 え て 日 本 語 の 共 感 覚 表 現 の 動 機 付 けについて 広 く 考 察 している 以 上 の 先 行 研 究 は いずれも 日 本 語 の 共 感 覚 比 喩 表 現 に 関 するものであったが スペイ ン 語 の 味 覚 形 容 詞 においても dulce pelaje( 甘 い 毛 並 み)のような 一 方 向 性 仮 説 の 反 例 と 思 われる 例 がみられる 次 節 では スペイン 語 と 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 の 意 味 拡 張 における 共 通 点 と 相 違 点 を 明 らかにするため スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 dulce, salado, amargo, ácido, agrio の 基 本 義 と 拡 張 義 を 日 本 語 と 対 照 しつつ 考 察 していく 3.2. スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 基 本 義 と 拡 張 義 本 節 では スペイン 語 の 味 覚 形 容 詞 の 基 本 義 と 拡 張 義 について 辞 書 の 意 味 記 述 と 実 際 の 用 例 を 基 に 考 察 し 各 形 容 詞 の 意 味 拡 張 の 方 向 性 を 日 本 語 の 形 容 詞 と 対 照 しながら 考 察 する dulce dulce は 甘 味 を 表 す 形 容 詞 である Corominas & Pascual (1992)( 以 下 Crítico) や Corominas (2011)( 以 下 Corominas) では 語 源 はラテン 語 の dŭlcis であるとし dulce とほぼ 同 義 で 使 われていたという Crítico では dŭlcis の 派 生 語 や 複 合 語 については 詳 細 に 述 べられているが 具 体 的 にどのような 意 味 で 用 いられていたのかについては 触 れられ ていない さらに dŭlcis の 語 源 については 印 欧 祖 語 の dlkw-i-( 甘 い)に 由 来 するとさ れるが Cejador y Franca (1941) ( 以 下 Cejador)によれば サンスクリット 語 の gul-a ( 砂 糖 )の 形 容 詞 型 *gul-ko の g が d へと 転 換 した 語 だという いずれにしても 糖 分 を 感 じた 時 の 味 覚 が 語 源 となっている 37

39 従 ってスペイン 語 の dulce は 日 本 語 の 甘 い と 同 様 甘 さ を 描 写 する 最 も 基 本 的 な 形 容 詞 であるといえるだろう 辞 書 における 意 味 記 述 本 節 では スペイン 語 の 辞 書 において dulce の 意 味 がどのように 記 述 されているのかを みる 参 考 にした 辞 書 は 日 本 で 発 行 されている 西 和 辞 典 2 冊 と スペインで 発 行 されて いる 西 西 辞 典 2 冊 である 初 めに 西 和 辞 典 における 記 述 からみてみよう A. 現 代 スペイン 語 辞 典 ( 山 田 編 :1999) 現 代 スペイン 語 辞 典 (1999) は 初 版 が 1990 年 に 発 行 され 我 が 国 を 代 表 する 西 和 辞 典 の 一 つとされている 収 録 語 数 は 4 万 6 千 語 で 厳 選 された 訳 語 と 豊 富 な 用 例 が 特 徴 で 具 体 的 な 用 例 により 意 味 を 把 握 できるよう 工 夫 されている 以 下 に 示 すのは 現 代 スペイ ン 語 辞 典 による 形 容 詞 としての dulce の 記 述 である dulce [ 英 sweet]( 形 ) 1 甘 い amargo Esta bebida es dulce. この 飲 み 物 は 甘 い 2[ワインが] 甘 口 の seco 3 心 地 よい; 穏 やかな, 温 和 な música dulce 快 い 音 楽.voz dulce 柔 らかい( 甘 い) 声. luz dulce 柔 らかい 光. 4[ 人 性 格 が] 優 しい, 気 立 てのよい 1と2は 味 覚 に 関 する 表 現 で 1は 糖 分 の 味 を 表 している 3は 音 楽 や 声 光 が 心 地 よいこと 4は 人 物 評 価 である 2の 甘 口 の がワインの 味 に 限 定 されているところが 興 味 深 い 以 上 の 考 察 から 現 代 スペイン 語 辞 典 における dulce の 定 義 は 以 下 のようにまとめら れる 38

40 1) 甘 味 2) 甘 味 以 外 の 味 覚 3) 心 地 よさ 4) 人 物 の 性 質 ( 穏 やかさ) B. 西 和 中 辞 典 ( 高 垣 監 修 :2007) 西 和 中 辞 典 (2007)は 1990 年 に 初 版 が 発 行 され 2007 年 に 発 行 された 第 2 版 では 新 語 なども 加 わり 8 万 語 の 見 出 し 語 が 収 録 されている 日 本 で 発 行 されている 西 和 辞 典 と しては 最 も 収 録 語 数 が 多 い 本 格 的 な 辞 典 の 1 つである( 堀 田 :2011) dulce の 記 述 をみ てみよう dulce( 形 ) 1 + 名 詞 / 名 詞 + ser+/estar+ 甘 い, 甘 味 の.un pastel ~ 甘 いケーキ.Este melón está muy ~. このメロンはとても 甘 い 2 名 詞 + 甘 口 の; 塩 分 [ 苦 味, 酸 味 ]のない.vino ~ 甘 口 ワイン( 辛 口 ワイン は vino seco). pimentón ~ ( 香 辛 料 の)パプリカ.agua ~ 淡 水, 真 水 ( 海 水 は agua del mar). 3 + 名 詞 / 名 詞 + ser+ / estar+ 心 地 よい, 快 い, 楽 しい, 甘 美 な.voz ~ やさしい 声. ~ hogar スイートホーム. 4 名 詞 + 性 格 などが 優 しい, 穏 やかな.Tiene un carácter muy ~. 彼 [ 彼 女 ]は 大 変 柔 和 な 性 格 の 持 ち 主 だ. 5 幸 運 な.momento ~ 幸 せの 絶 頂 期. 1と2では dulce が 味 覚 を 表 す 用 法 を 挙 げており いずれも 日 本 語 の 甘 い にもみら れる 用 法 である 3では dulce が 心 地 よさ を 表 すとし voz( 声 )や hogar( 家 庭 )と 共 起 する 例 を 挙 げている 4は 人 物 の 性 質 が 穏 やかであることを 表 している 最 後 に5で は 幸 運 な として momento( 時 )を 例 に 挙 げている これも 3と 同 様 dulce が 心 地 よさ を 表 すことから 派 生 したと 考 えられる 39

41 C. Diccionario de la lengua española (Real Academia Española: 2001) Diccionario de la lengua española (2001) は スペイン 王 立 学 士 院 (Real Academia Española) が 発 行 する 最 も 代 表 的 な 西 西 辞 典 の 一 つである 1726 年 から 1739 年 にかけて 同 学 士 院 か ら 刊 行 された 6 巻 本 の Diccionario de autoridades を 始 めとして 現 在 最 新 の 第 22 版 (2001 年 発 行 )まで 改 訂 を 重 ねてきた 伝 統 ある 辞 典 とされている 以 下 は dulce に 関 する 記 述 で ある dulce (Del lat. dulcis). (ラテン 語 の dulcis より ) 1. Que causa cierta sensación suave y agradable al paladar, como la miel, el azúcar, etc. ( 蜂 蜜 や 砂 糖 などのように 柔 らかく 心 地 よい 感 覚 を 口 蓋 に 起 こさせる ) 2. Que no es agrio o salobre, comparado con otras cosas de la misma especie. ( 同 じ 種 類 の 他 のものと 比 べて 酸 っぱくないもの 苦 くないこと ) 3. Dicho de un alimento: Que está insulso, falto de sal. ( 食 物 の 表 現 : 味 気 がない 塩 味 が 足 りない ) 4. Grato, gustoso y apacible. ( 心 地 よい 楽 しい 穏 やかな ) 5. Naturalmente afable, complaciente, dócil. ( 生 まれつき 優 しい 愛 想 の 良 い 素 直 な ) 6. Dicho de un metal, y especialmente del hierro: Libre de impurezas. ( 金 属 の 表 現 で 特 に 鉄 を 表 す: 不 純 物 のない ) 7. Pint. Que tiene cierta suavidad y blandura en el dibujo. ( 絵 画 用 語 絵 に 特 定 のなめらかさや 柔 らかさがあること ) 8. Pint. Que tiene grato y hermoso colorido. ( 絵 画 用 語 心 地 よく 美 しい 色 調 であること ) Diccionario de la lengua española では 1~3 で dulce の 基 本 味 を 表 す 用 法 が 挙 げられてい る 特 に 1 の 記 述 において 蜂 蜜 や 砂 糖 などが sensación suave y agradable( 柔 らかく 心 地 よ い 感 覚 )を 引 き 起 こすものであると 述 べられていることに 注 目 したい 4 は dulce が 本 来 持 っている 柔 らかさ 心 地 よさ という 基 本 義 から 派 生 した 拡 張 義 40

42 であると 考 えられる 5 は 人 物 の 性 質 を 表 す 用 法 である 優 しい 愛 想 の 良 い 素 直 な のような 表 現 から 人 物 に 対 するプラス 評 価 であると 考 えられる 6~8 は 金 属 や 絵 画 を 修 飾 している このような dulce の 用 法 は 一 般 に 広 く 普 及 した 用 法 とは 言 い 難 い 上 定 型 表 現 となってしまっている 従 って 本 研 究 では 金 属 や 絵 画 を 修 飾 する dulce の 用 法 は 対 象 としないこととする D. Diccionario de uso del español (Moliner: 2007) Diccionario de uso del español (2007) は 実 用 的 な 辞 書 を 目 指 して 編 纂 されているため 語 義 解 説 が 丁 寧 で 用 例 も 豊 富 に 挙 げられていることが 特 徴 である それまでの 辞 典 は 正 しいスペイン 語 の 規 範 を 示 すことが 目 的 であったために 実 際 の 慣 用 とかけ 離 れた 記 述 も 多 くみられた Diccionario de Uso del Español は 正 確 な 語 義 だけでなく 用 法 が 詳 説 さ れた 辞 書 として 高 く 評 価 されており 西 西 辞 典 の 中 でも 重 要 な 位 置 を 占 めている 以 下 に dulce の 記 述 を 用 例 に 注 目 してみてみよう dulce (del lat. dulcis) (ラテン 語 の dulcis より) 1. (a) De *sabor como el del azúcar: Dulce al paladar. ( 前 置 詞 a を 伴 って 砂 糖 のような 味 : 口 に 甘 い ) 2. (partitivo) *Fruta cocida con azúcar formando una masa compacta o fluida; como la carne de membrillo, la jalea o la mermelada: Un recipiente para servir el dulce. (( 部 分 詞 ) 砂 糖 と 一 緒 に 煮 込 まれた 果 物 でできた 固 形 もしくは 液 状 のペースト; 例 えば 花 梨 の 実 やゼリーまたはジャム: ジャムを 入 れる 容 器 ) Aplicado a sensaciones y a las cosas que las producen, *suave y agradable: Una voz dulce. Flauteado. Aplicado a emociones o a las cosas que las producen, apaciblemente grato o alegre: Una música dulce. La dulce emoción de la vuelta al hogar. Aplicado a personas y, correspondientemente, a sus gestos, palabras, *carácter, etc., inclinado a sentir y mostrar *cariño y buscar el de otras personas. *Afectuoso. *Amable. *Cordial. *Suave. *Zalamería. ( 柔 らかで 心 地 よい 感 覚 やその 感 覚 を 引 き 起 こすもの: 甘 い 声 フルートのような 穏 やかで 心 地 よく 陽 気 な 感 情 やその 感 情 を 引 き 起 こすもの: 甘 い 音 楽 帰 郷 の 甘 い 感 41

43 動 人 やそれに 対 応 して 表 情 言 葉 性 格 などについて 愛 情 を 感 じたり 表 したり 他 人 のそれを 探 そうとすること 情 愛 の 深 い 優 しい 人 当 たりの 良 い 柔 和 な へ つらい ) 3. Se aplica a las cosas no saladas, *amargas o *ácidas: Agua dulce. Almendras dulces. ( 塩 辛 くないもの 苦 くないもの 酸 っぱくないものを 指 す: 真 水 甘 扁 桃 (アーモン ド) ) 以 上 の 記 述 で 1 は 甘 味 2 は 柔 らかさ の 感 覚 3 は 鹹 味 苦 味 酸 味 が 少 ないこ とである このうち5の 記 述 について Diccionario de la lengua española では 心 地 よさ と 人 物 評 価 を 分 けて 記 述 しているが Diccionario de uso del español では 共 通 の 感 覚 に よるものとして 一 つの 項 目 にまとめられている 点 に 注 目 したい これまでの 考 察 から 西 西 辞 典 における dulce の 意 味 記 述 も 西 和 辞 典 と 同 様 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 が 少 ないこと 心 地 よさ 人 物 の 穏 やかな 性 格 であり これらが dulce の 主 な 意 味 を 構 成 していると 考 えられる 以 上 西 和 辞 典 西 西 辞 典 における 記 述 をみてきた 次 に 実 際 の 用 例 を 基 に dulce の 意 味 拡 張 の 方 向 性 を 考 察 していく dulce の 基 本 義 最 初 に dulce が 基 本 義 である 味 覚 を 表 す 例 をみてみよう dulce が 味 覚 を 表 すのは 糖 分 を 表 す 場 合 と 甘 味 鹹 味 苦 味 酸 味 が 少 ない 場 合 とがある 次 節 では 糖 分 を 表 す 例 をみてみよう 糖 分 の 感 覚 を 表 す 場 合 dulce の 基 本 義 は 甘 味 を 表 す 味 覚 である 次 に dulce が 糖 分 の 味 を 表 している 例 をみ てみよう (12) El melón cantaloup es un melón característico por tener la carne de color naranja. Este melón es muy dulce y al igual que todos los melones las semillas son claras. (カンタループメロンはオレンジ 色 の 果 肉 を 持 つことが 特 徴 的 なメロンである こ のメロンはとても 甘 く 他 のメロンと 同 じように 種 は 明 るい 色 をしている ) 42

44 ( _familia=3107&id_subfamilia=8173&id=141958) (13) Melocotón embolsado de la variedad Catherine, cuya maduración tiene lugar a finales de julio. Este melocotón es dulce y sabroso, de piel anaranjada y de carne dura. (キャサリン 種 の 有 袋 栽 培 の 桃 で その 成 熟 期 は 7 月 末 である 略 この 桃 は 皮 は 橙 色 固 い 実 で 甘 くておいしい ) ( (14) No recuerdo el nombre pero este pastel es muy dulce y bueno. Es solo pan con azúcar pero es muy fácil de comer y muy bueno para el desayuno. ( 名 前 は 覚 えていないが このお 菓 子 はとても 甘 くておいしい ただの 砂 糖 がつい たパンだが とても 食 べやすくて 朝 食 にとても 良 い ) ( (15) El helado es muy dulce y cremoso; Se deshace en la boca. La galleta también está muy rica, crujiente y en su parte interna está bañada en chocolate. (アイスクリームはとても 甘 くてクリーミー; 口 の 中 で 溶 けてしまう クッキーも とてもおいしく サクサクしていて 内 側 がチョコレートでコーティングされてい る ) ( ) (16) El flan es dulce, suave y si comes mucho llega a ser algo empalagoso. (そのプリンは 甘 くてなめらかで もしたくさん 食 べたら 多 少 うんざりする ) ( Opinion_ ) (12)~(16)のいずれの 例 においても 果 物 やお 菓 子 アイスクリームなどに 含 まれる 糖 分 の 味 を 甘 い と 感 じた 時 に dulce で 表 していることが 分 かる 43

45 甘 味 を 表 さない 場 合 dulce は 元 々 塩 味 があるものについて 塩 味 が 足 りない 意 味 を 表 す (17) pipas dulces( 甘 い( 塩 味 のない)ヒマワリの 種 ) 3 (18) mantequillas dulces( 甘 い( 無 塩 )バター) (19) aceitunas dulces( 甘 いオリーブ) (20) agua dulce( 甘 い 水 ( 淡 水 )) (17)~(19)の 例 は 塩 味 が 強 い 食 品 の 塩 分 が 少 ないことを 表 す また (20)の 例 では 海 水 (agua salada) に 対 して 塩 分 のない 淡 水 が agua dulce とされている また dulce は 柑 橘 類 などのように 酸 味 を 含 む 食 品 の 酸 味 が 足 りない という 意 味 を 持 つ (21) limón dulce( 甘 い( 酸 っぱくない)レモン) (22) lima dulce( 甘 い( 酸 っぱくない)ライム) (21)~(22)はいずれも 酸 味 が 特 徴 の 果 物 について その 酸 味 が 少 ない という 意 味 で dulce が 用 いられている 例 である さらに 苦 味 を 特 徴 とする 食 品 に dulce が 用 いられる 場 合 苦 味 が 少 ない 意 味 を 表 す (23) almendra dulce( 甘 扁 桃 ( アーモンド)) (24) alcachofa dulce( 甘 いアーティーチョーク) (23)のアーモンドは 苦 味 が 特 徴 の almendra amarga( 苦 扁 桃 )に 対 して 苦 味 がない ものを almendra dulce と 表 している また (24)の alcachofa も 通 常 は 苦 い 野 菜 であるが 3 (17)~(26)の 例 は 便 宜 上 dulce と dulce と 共 起 する 名 詞 のみを 取 り 出 しているが 実 際 に は 例 えば(20)の agua dulce では 次 のような 用 例 がみられた (20 ) La mejor fuente de agua dulce son la lluvia y la nieve. ( 淡 水 ( 甘 い 水 )の 最 も 大 きな 供 給 源 は 雨 と 雪 である ) ( 44

46 苦 味 の 少 ないものについて dulce を 用 いている また dulce は 辛 い 食 品 の 辛 味 が 少 ないこ とを 表 す (25) pimentón dulce( 甘 い 唐 辛 子 ( パプリカパウダー)) (26) curry dulce( 甘 いカレー) (25)では pimentón picante(カイエンペッパー)にみられるような 舌 への 刺 激 が 感 じられ ないことを dulce で 表 している また (26)の curry についても 同 様 に no picante ( 辛 く ない)の 意 味 で dulce が 用 いられている Jantima (1999) では 日 本 語 の 味 覚 形 容 詞 あまい の 意 味 拡 張 について 他 の 味 覚 形 容 詞 と 対 等 な 対 義 関 係 をなす 意 味 拡 張 の 段 階 があることを 挙 げている (21)~(26)の 例 のよう な dulce の 用 法 から スペイン 語 の dulce にも 日 本 語 の 甘 い と 同 様 に 他 の 味 覚 形 容 詞 との 対 等 な 対 義 関 係 への 意 味 拡 張 が 認 められると 言 えるだろう まとめ これらの 用 例 からも 明 らかなように スペイン 語 の dulce は 基 本 義 として 味 覚 を 表 す 場 合 第 1 に 糖 分 を 口 にしたときの 感 覚 第 2 に 鹹 味 苦 味 酸 味 辛 味 が 少 ないことを 表 すことが 明 らかになった これらの 基 本 義 は 日 本 語 の 甘 い の 基 本 義 と 同 様 であると 言 えるだろう 次 に dulce の 共 感 覚 的 用 法 をみていこう dulce の 共 感 覚 的 用 法 dulce の 共 感 覚 的 用 法 には 嗅 覚 聴 覚 視 覚 触 覚 に 関 するものがある 以 下 に 各 用 法 の 例 を 考 察 する 嗅 覚 最 初 に dulce が 嗅 覚 表 現 に 用 いられている 例 を 考 察 する 嗅 覚 は 鼻 と 口 が 繋 がって いることから 食 物 を 口 にしたときに 味 覚 とほぼ 同 時 に 感 じられる そのため 味 覚 表 現 45

47 の 嗅 覚 への 意 味 拡 張 の 例 は 非 常 に 多 く 味 覚 と 嗅 覚 は 密 接 に 関 係 していると 考 えられる 以 下 に dulce が 嗅 覚 表 現 として 用 いられている 例 を 挙 げる (27) La piña fresca debe tener un olor dulce y no ser blanda ni hundirse al acto. ( 新 鮮 なパイナップルは 甘 い 香 りがし 触 っても 柔 らかかったりへこんだりする ものではない ) (La botica natural del padre Santiago) (28) Sobre el aljibe revolotean zumbando abejorros y metálicas y luminosas libélulas. Naranjos y limoneros lo llenan todo de perfume dulce y sensual. Es un mundo para amar. (マルハナバチやメタリックな 色 で 光 っているトンボがブンブン 飛 んでいる 中 タ ンクに 投 げ 入 れていく オレンジやレモンの 木 がタンクを 全 て 甘 く 官 能 的 な 香 り で 満 たす 愛 すべき 世 界 だ ) (El sabor de España) (29) Es la mejor colonia de coco que he probado hasta ahora. Tiene un olor dulce a coco y no empalaga si lo aplicas con mesura. ( 今 までに 私 が 試 したココナッツの 香 りのコロンの 中 で 一 番 だ ココナッツの 甘 い 香 りがして 適 度 につければ 甘 すぎることもない ) ( edt-de-toilette-de-nuez-de-coco-de-malasia-100-ml/) (27)~(29)の 例 では パイナップルやオレンジ ココナッツなど 糖 分 を 含 む 果 実 の 匂 い を dulce と 表 している 話 者 は 実 際 に 糖 分 の 味 を 感 じているわけではないが 食 べる 時 に 同 時 に 匂 いも 感 じられるため その 果 実 の 匂 いを dulce と 表 している 山 口 (2003) や 武 藤 (2004) にも 指 摘 されるように このような 味 覚 から 嗅 覚 への 意 味 拡 張 には 味 覚 と 嗅 覚 の 同 時 性 に 基 づくメトニミーが 関 わっていると 言 えるだろう 一 方 で dulce が 嗅 覚 を 表 す 場 合 必 ずしも 食 べられるものの 匂 いを 表 しているとは 限 らない 46

48 (30) Yo de diario tengo una colonia dulce pero suave, y cuando quiero salir y eso uso una que se llama "fragancia mora" de natural spray. ( 私 はいつも 甘 いけれど 優 しいコロンを 持 っていて 出 かけたりしたい 時 には Natural Spray の fragancia mora というコロンを 使 っています ) ( (31) Es una perfume dulce y duradera a la vez. (これは 甘 く 長 持 ちする 香 水 です ) ( (30)や(31)は 直 接 口 にして 甘 い と 感 じられない 香 りを dulce で 表 している 例 であ る このような dulce の 用 法 は まるで 甘 いものを 口 にしたときのような 心 地 よい 感 覚 を 感 じさせる 香 りに 由 来 するものであると 推 測 される 従 って 香 水 など 食 べ 物 以 外 の 香 りについては 身 体 感 覚 に 基 づくメタファーが 関 わると 考 えられる 聴 覚 次 に dulce が 聴 覚 表 現 に 用 いられる 例 をみてみよう (32) Virginia tiene la voz dulce, melosa y, al parecer, nada escasa. (ビルヒニアは 甘 くて 柔 らかい 声 をしていて 一 見 したところ 非 の 打 ちどころ がない ) (ABC, 28/12/1983) (33) Y porque lo que ya comienza rápido a tocar con un dedo es la dulce melodía de "El vals de las olas" (そして 一 本 の 指 で 素 早 く 弾 き 始 めたのは 波 のワルツ の 甘 いメロディーだか らである ) (El vodevil de la pálida, pálida, pálida, pálida rosa) 47

49 (34 ) Casi al final de la película, por unos momentos suena una música dulce y dos niñas aparecen en la escena bailando al son de un acordeón entre las calles vacías y rotas de su ciudad. Es la esperanza que quiere comunicar el director. ( 映 画 のほぼ 終 わり 頃 に 数 分 間 甘 い( 優 しい) 音 楽 が 流 れ 二 人 の 女 の 子 たち が 破 壊 された 空 虚 な 通 りを アコーディオンの 快 い 音 に 合 わせて 踊 るシーンに 現 れる これが 監 督 が 伝 えたがっている 希 望 である ) (El Mundo, 16/07/1994) (32)~(34)では メロディーや 声 音 楽 を dulce であると 表 現 している この 時 味 覚 の 甘 い という 感 覚 は 失 われており 甘 いものを 食 べた 時 のような 心 地 よさ を 感 じさ せることを 表 している 従 って dulce という 味 覚 になぞらえて 聴 覚 を 表 現 していると 考 え られ 意 味 拡 張 には 身 体 感 覚 に 基 づくメタファーが 関 わっていると 言 えるだろう 視 覚 dulce は 次 の 例 のように 視 覚 にも 意 味 を 拡 張 させている (35) Jamie Lee Curtis es un buen ejemplo, con su rostro dulce y su inequívoco aspecto de mujer. (ジェイミー リー カーティスは 良 い 例 で 甘 い 表 情 と 紛 うことない 女 性 らし い 様 子 をしている ) (La deuda de Eva. Del pecado de ser feas y el deber de ser hermosas) (36) Cristian recordó vívidamente en ese momento la figura dulce de su madre. La vio inclinada sobre el fogón preparando la comida y se vio así mismo regresando de la escuela y entrando a la cocina donde ella lo recibía con un beso. (クリスティアンはその 瞬 間 に 母 親 の 甘 い( 優 しい) 姿 をはっきりと 思 い 出 し た 彼 女 がコンロに 体 をかがめて 食 事 の 準 備 をしているのが 見 え 同 じように 自 分 自 身 は 学 校 から 帰 って 来 て いつも 母 親 がキスをして 出 迎 えてくれた 台 所 に 入 るの が 見 えた ) (La caricia rota) 48

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