目次 第 1 章計画の目的と位置付け 1 計画の目的 2 2 計画の位置付け 3 3 計画の期間 4 第 2 章高齢者を取り巻く状況 1 人口の状況 5 2 高齢者の住まいの状況 8 3 住まいに関する意向 13 第 3 章高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策 3-1 高齢者の居住の安定確保に向

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2 目次 第 1 章計画の目的と位置付け 1 計画の目的 2 2 計画の位置付け 3 3 計画の期間 4 第 2 章高齢者を取り巻く状況 1 人口の状況 5 2 高齢者の住まいの状況 8 3 住まいに関する意向 13 第 3 章高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策 3-1 高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策 16 < 目標 1> 高齢者が安全 健やかに生活できる住宅リフォームの促進 < 目標 2> 高齢者のニーズに応じた多様な住まいの供給 18 < 目標 3> 高齢者や家族の状況等に応じた生活の場の確保 22 < 目標 4> 地域包括ケアシステムと連携した多様な住まいの安定確保 高齢者向け賃貸住宅等の供給目標 30 第 4 章施策の推進体制 1 各主体間の連携 32 2 各部局間の連携 32 資料編 資料 1 施策の体系 34 資料 2 審議経過 35 資料 3 参考資料 36 資料 4 関係法令 40 資料 5 高齢者の住まい等に関する情報提供 相談窓口一覧 61 資料 6 用語解説 62 1

3 第 1 章計画の目的と位置付け 1 計画の目的 高齢化が急速に進行しているなか 本県においても 今後 高齢者が大幅かつ急速に増加することが見込まれています 加えて 少子化 核家族化 ライフスタイルの変化などにより 高齢者単身及び高齢者夫婦のみの世帯等の割合が高くなると考えられ 同時に介護が必要な高齢者も増加すると見込まれます 住まいは生活の基盤であり 誰にでも訪れる高齢期を安心して迎え 過ごすことができる環境を整備するためには 高齢期に適した住まいの確保が極めて重要な課題となります これからの高齢社会を 高齢者が豊かな気持ちで生き甲斐を感じつつ暮らせるものとするためには 住み慣れた自宅や地域で暮らし続けたいという高齢者の意思が尊重され 実現できるようにする必要があります そのためには 高齢者が その心身の状況に応じて適切な住まいを選択でき また 若年層 子育て世帯等を含む多世代により形成される地域コミュニティとのつながりをもって生活できる住環境の整備が求められています このような認識のもと 今後の高齢者の住まいに関する取組みを総合的に進めるため 富山県における高齢者の居住の安定の確保に関する計画 ( 以下 富山県高齢者居住安定確保計画 という ) を定めます 2

4 2 計画の位置付け 本計画は 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 平成 13 年法律第 26 号 以 下 高齢者住まい法 という ) 第 4 条に基づく計画です また この計画は 新 元気とやま創造計画 ( 総合計画 ) を上位計画とし 策定 に当たっては 高齢者住まい法及び高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な 方針 ( 平成 21 年厚生労働省 国土交通省告示第 1 号 ) に従い また 富山県住ま い まちづくり計画 ( 住生活基本計画 ) 富山県高齢者保健福祉計画 第 6 期介護 保険事業支援計画 との調和を図ります 新 元気とやま創造計画 ( 平成 24~33 年度 ) 活力とやま 産業の振興 交流 物流ネットワークの形成 まちづくりと観光の振興 未来とやま 子育て支援と教育の充実 県民活動の推進 魅力を活かした地域づくり 安心とやま 安全 安心な生活の確保 環境保全とエネルギー対策の推進 医療 福祉の充実 富山県住まい まちづくり計画 < 富山県住生活基本計画 > ( 平成 23~32 年度 ) 安全で心豊かな住まいと美しいまちを目指して目標 1 豊かな暮らしを育む住まいの形成 良質な住まいの普及とリフォーム支援 高齢者等が豊かに暮らせる仕組みの整備目標 4 地域住宅産業と住宅市場の活性化 住宅ストック市場の活性化目標 5 居住の安定の確保 重層的なセーフティネットの構築 住生活基本計画 < 全国計画 > ( 平成 23~32 年度 ) 住生活の安心を支えるサービスが提供される環境の整備 サービス付き高齢者向け住宅の供給促進 富山県民福祉基本計画 ( 平成 24~28 年度 ) 福祉に関する基本的かつ総合的な施策の大綱県民 事業者などの協働の指針となる計画 富山県高齢者居住安定確保計画 ( 平成 27~32 年度 ) 高齢者が安心して暮らし続けられる居住環境を確保するための施策 調和 富山県高齢者保健福祉計画 第 6 期介護保険事業支援計画 ( 平成 27~29 年度 ) 介護サービスの充実と地域包括ケアシステムの構築 3

5 3 計画の期間 本計画の計画期間は 富山県住まい まちづくり計画 ( 住生活基本計画 ) を踏まえ 富山県高齢者保健福祉計画及び富山県介護保険事業支援計画 と連携 調和を図る観点から 平成 27 年度から平成 32 年度までの6 年間とします また 富山県高齢者保健福祉計画 等の見直しを踏まえて 必要に応じて 本計画を見直します 計画の期間 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 策定 (H27~H32) 富山県高齢者居住安定確保計画 必要に応じて見直し ( 次期計画 ) 連携 調和 H25 H26 H27 H28 H29 H30 H31 H32 高齢者保健福祉計画介護保険事業支援計画 見直し (H27~H29) 高齢者保健福祉計画介護保険事業支援計画 見直し ( 次期計画 ) ( 第 5 期 ) ( 第 6 期 ) ( 第 7 期 ) (H23~H32) 富山県住まい まちづくり計画 見直し (H28~H37) ( 次期計画 ) 4

6 第 2 章高齢者を取り巻く状況 1 人口の状況 (1) 高齢者人口の推移高齢者人口は年々増加しており 平成 22 年の国勢調査では 富山県の総人口の約 1/4 が高齢者です 高齢者人口は 今後も増加を続け 平成 32 年にはピークを迎えます その後は減少に転じますが 人口全体の減少に伴い 高齢化率は上昇し続ける見込みで 平成 32 年には総人口の約 1/3 が高齢者になることが推計されています 1,200 人口 ( 千人 ) 年代別人口と人口割合の推移 ( 富山県 ) 80.0% 1, (127) 336 (148) 332 (161) 324 (177) 318 (132) (206)(209) 324 (139) (164) (200) (159)(126) (190) (115) (118)(134) 70.0% 60.0% 50.0% 40.0% % 20.0% S25 S35 S45 S55 H2 H12 H22 H32 H42 H52 ~14 歳 15~64 歳 65~74 歳 75 歳以上 14 歳以下割合 15~64 歳割合 65~74 歳割合 75 歳以上割合 10.0% 0.0% 資料 : 平成 22 年国勢調査 ( 総務省 ) 国立社会保障 人口問題研究所 ( 平成 25 年 3 月推計 ) 5

7 (2) 高齢世帯数の推移高齢世帯 ( 高齢者が世帯主の世帯 ) は 平成 22 年の国勢調査では全世帯数の 36.3% を占めています さらに 平成 32 年にはピークを迎え 44.2% になると見込まれています なかでも 高齢単身世帯の割合の増加が著しく 平成 47 年には高齢単身世帯数が高齢夫婦世帯数を逆転すると推計されています ( 世帯 ) 450, , , , , , , ,000 50,000 0 高齢者世帯数の推移 ( 富山県 ) 44.2% 36.3% 243, ,844 74,655 65, % 10.7% 11.3% 8.2% 41,100 50,172 31,441 42,941 H7 H12 H17 H22 H27 H32 H37 H42 H % 45.0% 40.0% 35.0% 30.0% 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% 高齢単身 高齢夫婦 高齢者がいる ( 世帯主が高齢者 ) その他一般世帯 ( 世帯主が65 歳未満 ) 高齢者のいる世帯の割合 高齢夫婦世帯の割合 高齢単身世帯の割合 資料 : 平成 22 年国勢調査 ( 総務省 ) 国立社会保障 人口問題研究所 ( 平成 26 年 4 月推計 ) 6

8 (3) 要介護等認定者数の推移本県の 65 歳以上の要介護等 ( 要介護と要支援 ) 認定者数及び認定率 ( 高齢者人口に対する割合 ) は 年々増加しており 平成 26 年 3 月において それぞれ 55,697 人 17.9%( 全国平均 17.8%) となっています また 要介護等認定者の 87.6% が 75 歳以上となっています 要介護度別の構成割合の比較では 本県は 全国平均よりも要介護 2 以上 ( 中 重度者 ) の割合 (59.3%) が高くなっており 平成 26 年 3 月において 全国平均 (53.2%) より 6.1 ポイント上回っています これは 本県の要介護等認定者のうち 75 歳以上の割合が多いためと考えられます また 高齢者の大幅な増加に伴い 要介護等認定者数は 計画期間中に 約 57 千人から約 74 千人へと約 17 千人 ( 約 30%) 増加し 65 歳以上人口に占める割合 ( 認定率 ) は 17.9% から 22.0% へと増加する見込みとなっています 90,000 ( 人 ) 要介護 ( 要支援 ) 認定者数の推移 ( 富山県 ) 80,000 73,659 79,485 5,968 70,000 7,460 60,000 56,987 50,000 4,969 5,772 6,012 46,892 43,191 40,000 30,000 20,000 10,000 3,590 15,892 19,167 5,544 25,781 36,838 17,860 30,787 44,194 19,789 33,775 34,615 49,925 51,136 23,212 23,804 72,337 64,985 30,468 32, , 歳以上 65~74 歳 40~64 歳要支援 1~ 要介護 1 要介護 2~ 要介護 5 資料 : 第 6 期富山県高齢者保健福祉計画 ( 富山県 ) : H27 年度以降は推計値 7

9 2 高齢者の住まいの状況 (1) 住宅の所有関係高齢者のいる世帯について 住宅の所有の関係別割合をみると 持ち家が 95.3% となっており 世帯全体 ( 持ち家 80.1%) に比べ 高齢者のいる世帯で持ち家の割合が高くなっています 特に 高齢夫婦のみの世帯では 96.5% 高齢者のいるその他の世帯では 97.6% が持ち家に居住している一方 高齢単身世帯の持ち家の割合は 85.4% と低くなっており 14.6% がアパート等の借家で生活しています 住まいの現状 ( 富山県 ) 持家 29,900 世帯 持家 43,600 世帯 持家 113,200 世帯 持家 114,900 世帯 借家 5,100 世帯 借家 1,600 世帯 借家 2,600 世帯 借家 65,500 世帯 高齢単身 35,100 世帯 (9.3%) 高齢夫婦のみ 45,200 世帯 (12.0%) その他の世帯 116,000 世帯 (30.8%) 高齢者のいる世帯 196,300 世帯 (52.2%) 高齢者のいない世帯 180,100 世帯 (47.8%) 高齢者のいる世帯の型別住宅の所有関係割合 ( 富山県 ) 高齢者のみの世帯 高齢単身世帯 高齢者夫婦世帯 高齢者のいる世帯 91.7% 85.4% 96.5% 95.3% 8.3% 14.6% 3.5% 4.7% 持家 0% 20% 40% 60% 80% 100% 借家 同居世帯 住宅以外の建物に居住する世帯を含まない 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) 8

10 (2) 高齢者世帯の収入と住宅の所有関係の状況 高齢者のいる世帯の持家世帯では 8 割超が年間収入 200 万円以上となっ ているが 借家世帯では 6 割が年間収入 200 万円未満となっています 高齢者のいる世帯の住宅の所有関係別 世帯の年間収入階級別割合 ( 富山県 ) 持 家 3.6% 12.5% 19.1% 16.1% 12.3% 28.1% 8.3% 借 家 15.1% 40.9% 22.6% 4.3% 1.1% 9.7% 6.5% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 100 万円未満 100~200 万円未満 200~300 万円未満 300~400 万円未満 400~500 万円未満 500~1000 万円未満 1000 万円以上 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) 9

11 (3) 市町村別にみた高齢化率と借家率の関係富山県の高齢化率は 28.7% で全国平均より高く 高齢者のいる世帯の借家率は 4.7% で 全国平均より低くなっています 市町村別にみると 氷見市 南砺市 朝日町ではいずれも高齢化率が 33% を超えていますが 高齢者のいる世帯の借家率は約 2% と低くなっています 9% 市町村別高齢化率と高齢者のいる世帯の借家率 ( 富山県 ) 8% 富山市 7% 高齢者 6% のい 5% る世帯 4% の借 3% 家率 2% 県平均 :4.7% ( 全国平均 :17.5%) 射水市 砺波市 滑川市 立山町 高岡市 入善町 魚津市黒部市上市町小矢部市氷見市南砺市 朝日町 1% 舟橋村 県平均 :28.7% ( 全国平均 :25.1%) 0% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 高齢化率 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) 平成 26 年版高齢社会白書 ( 内閣府 ) 平成 26 年富山県の人口 富山県人口移動調査結果報告書 ( 富山県 ) 10

12 (4) 高齢者がいる世帯におけるバリアフリー化の状況高齢者がいる世帯において 持家のトイレ 階段 浴室の手すりの設置率は概ね1/3である一方 借家のトイレ 浴室の手すりの設置率は概ね1/6であり 借家において低くなっています 高齢者等のための設備がある住宅の割合 ( 富山県 ) トイレの手すり 16.5% 38.8% 階段の手すり 11.0% 35.8% 浴室の手すり 13.2% 33.2% 廊下の手すり 5.5% 11.6% 玄関の手すり 6.6% 16.7% 脱衣所の手すり 4.9% 3.3% またぎやすい浴槽の高さ 9.9% 26.0% 車いすが通れる幅の廊下 8.8% 24.9% 段差のない屋内 12.1% 19.8% 道路から玄関までの段差 3.3% 9.7% 0% 5% 10% 15% 20% 25% 30% 35% 40% 45% 持家 借家 資料 : 平成 25 年住宅 土地統計調査 ( 総務省 ) 11

13 (5) 高齢者向けの住宅等及び入居者 入所者数の状況県内における高齢者向け住宅の状況は シルバーハウジング 高齢者向け優良賃貸住宅 サービス付き高齢者向け住宅があり それぞれの住宅の登録 供給等の状況は以下のとおりです 平成 23 年高齢者住まい法の改正に伴い 高齢者円滑入居賃貸住宅は廃止され サービス付き高齢者向け住宅に一本化されました また 居住系施設の定員は 平成 25 年度末には 4,887 人 介護保険施設の定員は 12,037 人となっています 富山県内の高齢者向け住宅 施設の整備状況 種類 戸数 床数 定員 H15 H25 備考 住宅 1,253 1,434 シルバーハウジング 高齢者円滑入居賃貸住宅 ( 1 2 を除く ) 地域優良賃貸住宅 ( 高齢者型 ) 1 高齢者向け優良賃貸住宅 2 1,081 (1,374) H23 制度廃止 H23 高優賃制度廃止 サービス付き高齢者向け住宅 施設 居住系施設 2,078 4,887 軽費老人ホーム 1,110 1,404 ケアハウス含む 養護老人ホーム 生活支援ハウス 高齢者生活福祉センター 有料老人ホーム 27 1,225 認知症高齢者グループホーム 509 1,818 認知症対応型共同生活介護 介護保険施設 11,471 12,037 特別養護老人ホーム 4,592 5,560 地域密着型含む 介護老人保健施設 3,997 4,427 介護療養型医療施設 2,882 2,050 12

14 3 住まいに関する意向 (1) 現在の住宅と居住環境 1 に対する満足度北陸 2 の住宅と居住環境に対する満足度は 全国平均とほぼ同じで 約 7 割の世帯が満足しています 現在の住宅及び居住環境の総合的な満足度 全国 18.1% 52.6% 24.8% 0.5% 3.6% 満足まあ満足 北陸 18.1% 54.4% 24.1% 0.3% 3.2% やや不満不満不明 0% 20% 40% 60% 80% 100% 1 居住環境歩いて回れる程度の地域を表す 2 北陸富山県 石川県 新潟県の3 県を表す (2) 住宅の各要素に関する評価 ( 不満率 ) 北陸の住宅の各要素の不満率は 各項目とも全国平均と比較し 高い傾向にあり 高齢者への配慮 省エネルギー対応 地震 台風時の住宅の安全性 及び 住宅の断熱性や気密性 で不満率が高くなっています 住宅の各要素に対する不満率 高齢者への配慮 冷暖房等の省エネルギー対応 地震 台風時の住宅の安全性 住宅の断熱性や気密性 住宅の防犯性 火災時の避難の安全性 住宅の広さや間取り 58.4% 61.8% 53.0% 58.7% 49.7% 53.6% 46.3% 53.5% 46.2% 49.2% 39.2% 40.3% 30.9% 31.1% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 全国 北陸 資料 : 平成 20 年住生活総合調査 ( 国土交通省 ) 13

15 (3) 居住継続の意向 65 歳以上の高齢者のみの世帯において 富山県では約 9 割の世帯が 現在の 住宅に住み続けたいとしており 全国の約 8 割と比較し高い状況にあります 居住継続に関する意向 全国 65 歳以上の高齢者のみの世帯 9% 18% 62% 10% その他の世帯 24% 18% 44% 14% 富山県 65 歳以上の高齢者のみの世帯 4% 23% 66% 6% その他の世帯 14% 19% 57% 10% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 住み替えたい このまま住み続けたい 特に考えていない 建て替えたい リフォームしたい 不明 資料 : 平成 20 年住生活総合調査 ( 国土交通省 ) (4) 高齢期の居住形態の意向 ( 高齢期における住み替え先の希望 ) 北陸において 今後住み替えを希望する方のうち 約 6 割が サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホームなどの居住施設 といった高齢者支援体制を備えた住まいを希望しています 高齢期における住み替え先として望ましい居住形態 全国 北陸 20% 22% 6% 3% 10% 3% 4% 3% 34% 25% 17% 24% 3% 2% 11% 2% 3% 5% 3% 1% 0% 20% 40% 60% 80% 100% 持家 ( 一戸建 ) 持家 ( 共同住宅 ) 民営の賃貸住宅 公的賃貸住宅 サービス付き高齢者向け住宅 有料老人ホーム等の居住施設 友人同士などグループで居住する住宅 その他 わからない 不明 資料 : 平成 20 年住生活総合調査 ( 国土交通省 ) 14

16 (5) 将来介護を受けたい場所の意向平成 25 年度の 県政世論調査 によると 自分に介護が必要になった場合には 特別養護老人ホームや有料老人ホームなどへ住み替えを希望する人が 26.9% いるものの 6 割を超える人が 自宅や住み慣れた地域で生活を続けたいと希望しています 問 : あなたは ご自身の介護が必要になった場合 どのような生活を望みますか (1 つ選択 ) 将来 介護を受けたい場所 ( 富山県 ) 住み慣れた地域での生活を希望 66.3% 自宅での生活を希望 48.7% % 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 自宅で介護サービス等を活用して 26.9% 自宅で家族の世話や介護サービス等を受けて 15.0% 自宅で家族の世話を受けて 6.8% 住みなれた地域にあるグループホームなどに入居して 17.6% 特別養護老人ホームなどに入居して 16.7% 有料老人ホームなどに入居して 10.2% 子どもや親戚の家に移って 0.8% その他 4.2% 無回答 1.9% 資料 : 平成 25 年度県政世論調査 ( 富山県 ) 15

17 第 3 章高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策 3-1 高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策高齢者の居住の安定確保を図るため 以下の目標を掲げ 施策を展開します 目標 1 高齢者が安全 健やかに生活できる住宅リフォームの促進住宅の耐震化や手すりの設置 段差解消等のバリアフリー化並びに心地よい温熱環境を創るための省エネ化等 高齢者が安全で健やかに生活するために必要な性能を有する住宅の普及を促進します 施策 1-(1) 耐震改修 バリアフリー改修 断熱改修等の推進高齢者が安全で快適に住み慣れた自宅で暮らせる環境を整えるため バリアフリー改修のみならず 耐震改修 断熱改修等により 性能が向上するリフォームを推進します 県は 県及び市町村や住宅金融支援機構などが実施している補助 融資制度の周知を図ります < 具体的な施策 > 1 国の補助制度を活用した民間賃貸住宅のリフォームの促進 2 高齢者等が住む住宅のリフォーム融資制度の活用促進 住みよい住宅改善事業や介護保険給付を活用したリフォーム助成の推進 3 木造住宅耐震診断 耐震改修支援事業による耐震化の支援 4 県 市町村などが実施する支援策の積極的な情報提供の促進 1 国の補助制度 : 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業 2 各種融資制度 : 住みよい家づくり資金融資制度 生活福祉資金貸付制度 ( 県 ) 高齢者向け返済特例制度を利用したリフォーム融資 ( 住宅金融支援機構 ) 3 木造住宅耐震診断 耐震改修支援事業 ( 県 市町村 ) 4 高齢者が住みよい住宅改善支援事業 ( 県から市町村への補助 ): 対象 :65 歳以上高齢者等 富山県木造住宅耐震改修支援事業の対象 耐震化 Iw 値 : 木造建築物の構造耐震指針 1.0 以上は標準の耐震性能 ( 倒壊の危険性が低い ) 1.5 以上は標準の 1.5 倍の耐震性能 対象 :1 木造の一戸建で 2 階建て以下のもの 2 昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工して建てられたもの 3 在来軸組工法によるもの ( 柱 梁 筋かいで支える工法 ) 16

18 施策 1-(2) リフォームに対する適切な情報提供とリフォーム業者の資質の向上 高齢者が安心して住宅リフォームが行なえるよう 建築士等の専門家を活用した相談体制の一層の充実を図り 個々の状態に応じた生活しやすい住環境づくりを推進します また リフォーム技術の開発と普及を促進するため 建築関係団体等と連携し 相談会や講習会を開催し また インターネット等を活用した情報提供により 住宅リフォーム業者の資質の向上を図ります < 具体的な施策 > 高齢者が居住する住宅の設計にかかる指針等の普及促進 既存住宅の省エネ改修ガイドラインの普及促進 介護実習 普及センター等によるリフォーム業者に対する技術向上研修の実施 リフォームに関する相談窓口の設置 ( 富山県介護実習 普及センター とやま住宅相談所 地域住宅相談所 ) 国が実施する住宅リフォーム事業者団体登録制度の周知 住宅瑕疵担保責任保険法人によるリフォーム瑕疵保険の普及促進 高齢者の住まいの改善に向けて 既存住宅の省エネ改修ガイドライン ( 一財 ) 高齢者住宅財団発行 ( 一財 ) 建築環境省エネルギー機構発行 17

19 目標 2 高齢者のニーズに応じた多様な住まいの供給高齢者に対する賃貸住宅及び高齢者の生活を支援するサービス付き高齢者向け住宅を ニーズに応じて計画的に供給することにより 高齢者の居住の安定確保を図ります 施策 2-(1) サービス付き高齢者向け住宅の普及高齢者世帯等が安心して暮らすための住まいとして 一定の面積 設備を備え 状況把握サービス 生活相談サービス及びその他高齢者が日常生活を営むために必要な福祉サービスが提供されるサービス付き高齢者向け住宅の供給を促進します また 登録されたサービス付き高齢者向け住宅についての情報をホームページに掲載し 情報提供や相談対応を行うとともに サービス付き高齢者向け住宅の整備に係る各種支援制度などの普及を図ります さらには 住宅事業者が 入居者の心身の状況を把握し 地域包括支援センター 社会福祉協議会等と連携 協力し 入居者が必要とするサービスを受けられるようサービス付き高齢者向け住宅の質の向上に努めます < 具体的な施策 > サービス付き高齢者向け住宅の普及と住宅の情報提供システムの周知 サービス付き高齢者向け住宅に関する専用相談窓口の周知 整備に係る国の補助制度や所得税や法人税などの税制優遇措置 住宅金融支援機構の融資制度などの普及のための情報提供 入居者に対する適切なサービス提供のあり方の普及促進 サービス付き高齢者向け住宅のイメージサービス付き高齢者向け住宅 介護が必要な状態になった場合には 定期巡回 随時対応型訪問介護看護サービス等を利用 安心できる見守りサービス 状況把握サービス 生活相談サービス 高齢者にふさわしいハード バリアフリー構造 一定の面積 設備 住宅に 診療所 訪問看護ステーション ヘルパーステーション デイサービスセンター 定期巡回 随時対応型訪問介護看護サービスステーション等が併設されることもある 住み慣れた環境で必要なサービスを受けながら暮らし続ける 18

20 サービス付き高齢者向け住宅の登録基準の概要について > 1 規模 設備に関する基準 各居住部分の床面積は 原則 25 m2以上であること ただし 居間 食堂 台所その他の居住の用に供する部分が 高齢者が共同して利用するため十分な面積を有する場合は 18 m2以上であること 各居住部分に 台所 水洗便所 収納設備 洗面設備 浴室を備えたものであること ただし 共用部分に共同して利用するため適切な台所 収納設備または浴室を備えることにより 各居住部分に備える場合と同等以上の居住環境が確保される場合は 各居住部分に台所 収納設備または浴室を備えることを要しない バリアフリー構造であること ( 加齢対応構造であること ) 段差のない床 便所や浴室等への手すりの設置 出入口の幅の確保など 2 サービスに関する基準 ケアの専門家 * が少なくとも日中 建物に常駐し 状況把握サービスと生活相談サービスを提供すること また 常駐していない時間においては 各居住部分に 入居者の心身の状況に関して必要に応じて通報する装置を設置して状況把握サービスを提供すること * ケアの専門家 社会福祉法人 医療法人 指定居宅サービス事業所等の職員 医師 看護師 介護福祉士 社会福祉士 介護支援専門員 ホームヘルパー 1 級又は2 級の資格を有する者 3 契約に関する基準 書面による契約であること 居住部分が明示された契約であること 入居者の入院や心身の状況の変化を理由に 一方的に居住部分を変更したり契約を解除することはできない契約であること 敷金並びに家賃等( 家賃又は高齢者生活支援サービスの提供の対価 ) 以外の権利金その他の金銭を受領しない ( 共益費は受領可 ) 契約であること 家賃等の前払金を受領する場合は 前払金の算定の基礎 返済債務の金額の算定方法が明示された契約であること 契約期間内に契約が解除されまたは入居者の死亡により契約が終了した場合 契約解除等の時期に応じて 次のとおり前払金を返還する契約であること a) 入居後 3 月以内の場合 :( 家賃等の前払金の額 )-(1ヶ月分の家賃等の額 ) 30 ( 入居の日から起算して契約が解除等された日までの日数 ) b) 入居後 3 月を超える場合 :( 契約が解除等された日以降 契約期間が経過するまでの期間につき 日割計算により算出した家賃等の額 ) 4 その他 家賃等の前払金の返済債務を負うことになる場合に備えて 前払金について 必要な保全措置が講じられていること サービス付き高齢者向け住宅の整備をする場合は 工事の完了前に敷金又は家賃等の前払金を受領することはできないものであること 国が定める基本方針に照らして適切なものであること 19

21 施策 2-(2) 高齢者向け賃貸住宅等の供給促進 介護を必要とする高齢者や単身の高齢者等が安心して日常生活を営むため 必要な福祉サービスの提供を受けることができ また 優れた温熱環境やバリアフリー構造を備えた高齢者向け賃貸住宅の供給を推進します また 富山県有料老人ホーム設置運営指導指針に基づき 必要に応じて事業者に対し助言 指導等を行い 高齢者の福祉を重視した良質な有料老人ホームの整備を進めます < 具体的な施策 > 地域優良賃貸住宅の供給促進 シルバーハウジングの供給促進 民間による有料老人ホームの整備 低所得等の高齢者が生活できる賃貸住宅の確保に対する検討 空き工場をリフォームし整備されたサービス付き高齢者向け住宅 居室 外観 食堂 団らん室 20

22 施策 2-(3) 老人福祉施設等の計画的な整備促進 寝たきりや認知症などで介護が必要な状態になっても 高齢者が住み慣れた地域での生活を継続できるよう 在宅サービスとのバランスを取りながら施設整備を進めることが必要です 身近な地域での地域密着型の施設サービス基盤の整備を進めるため 地域密着型特別養護老人ホーム 認知症高齢者グループホームなどの整備を計画的に行います < 具体的な施策 > 市町村( 保険者 ) による地域密着型の施設サービス基盤 ( 小規模特別養護老人ホーム 認知症高齢者グループホーム ) の計画的な整備推進 施設における生活環境の改善の推進特別養護老人ホーム等における個室化 ユニット化の整備の推進等 施設ケアの質の向上の推進ユニットケア 小グループケアなどによる個別ケアの推進等 施策 2-(4) 公的賃貸住宅による住宅セーフティネットの形成 所得が比較的少なく 市場を通じた住宅確保が困難な高齢者世帯については 公的な支援により居住の安定を確保する必要があります 県や市町村では 公営住宅の適正な管理運営の実施やバリアフリー化 緊急通報システムの導入等を促進すること等により高齢者の居住の安定確保を図ります < 具体的な施策 > 高齢者世帯の公営住宅への優先的な入居や低層階への住み替え支援 公営住宅のバリアフリー化の促進 公営住宅への高齢者居宅生活支援施設の合築 併設の促進 緊急通報システムの導入等による安否確認体制の充実 公営住宅団地整備に伴うシルバーハウジング設置の推進 21

23 目標 3 高齢者や家族の状況等に応じた生活の場の確保住まいに関する適切な情報提供や相談体制の充実を図るとともに 関係事業者等に対する指導監督等により 高齢者やその家族の状況等に応じた生活の場を確保します 施策 3-(1) 高齢者に対する情報提供 相談体制の整備高齢者がその心身の状況に応じた住まいを選択できるよう市町村と連携し 地域包括支援センター 社会福祉協議会等を活用し 高齢者に対する情報提供体制の整備を図ります また 高齢者の住まいや住み替えに関する相談を受けることが多い介護事業者やケアマネージャー等にも各種相談窓口の周知を図り 高齢者からの相談に対し適切に対応できる体制を強化します < 具体的な施策 > サービス付き高齢者向け住宅をはじめとした高齢者向け賃貸住宅並びに相談窓口の周知及び情報提供体制の整備 マイホーム借上げ制度等の情報提供 終身建物賃貸借制度の普及 高齢者住宅財団による家賃債務保証制度の周知と活用促進 - 高齢者向け住まいを選ぶ前に - 消費者向けガイドブック 高齢者に民間賃貸住宅で安心した生活を送っていただくためのガイドブック ( 公社 ) 全国有料老人ホーム協会 ( 一社 ) 全国特定施設事業者協議会 ( 一財 ( 社 ) サービス付き高齢者向け住宅協会 ) 全国有料老人ホーム協会等発行 ( 公社 ) 全国賃貸住宅経営者協会連合会発行高齢者住宅経営者連絡協議会発行 22

24 施策 3-(2) 高齢者が安心して入居できる賃貸住宅の普及促進 高齢というだけで入居を制限されるなど 高齢者が賃貸住宅に入居する際には いろいろな制約を受けることがあります このような制約を取り除き 高齢者が安心して円滑に賃貸住宅に入居できる環境を整備するため 関係団体 市町村 県等が連携し 居住支援協議会を設置し 情報共有や必要な支援策の協議を進めるとともに 賃貸住宅を管理する民間事業者に対し 広く情報提供等を行います < 具体的な施策 > 国の補助制度 1 を活用し リフォームした高齢者向け賃貸住宅の供給促進 高齢者が円滑に賃貸住宅へ入居できる環境整備を図る等 様々な取組 支援に対する居住支援協議会の協議 検討の推進 1 国の補助制度 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業( 再掲 ) 富山県居住支援協議会の概要 不動産関係団体宅地建物取引業者賃貸住宅管理業者等 連携 富山県居住支援協議会 ( 事務局 : 富山県建築住宅課 ) 地方公共団体県 市 町 居住支援団体 社会福祉法人住宅関係団体まちづくり関係団体等 連携 活動内容 住宅確保要配慮者及び民間賃貸住宅の賃貸人の双方に対し 住宅情報を提供 住宅確保要配慮者に対する相談窓口の設置等の支援 民間賃貸住宅の賃貸人等( 不動産オーナー 宅地建物取引業者 賃貸住宅の管理業者 ) に対し 国の支援事業に関する情報を提供 23

25 施策 3-(3) 高齢者向け賃貸住宅事業者や生活支援サービス提供事業者におけ る適正な管理の促進 サービス付き高齢者向け住宅の事業者に対し 定期的な報告を求めること により 入居者に対する適切なサービスの提供や適正な管理を促進します また 必要に応じて 関係法令に基づく助言 指導を行うとともに 立入 検査等の監督を適切に行います 国の補助制度 1 を活用し リフォームした高齢者向け賃貸住宅について 必要に応じて 同様に報告等を求めます 1 国の補助制度 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業( 再掲 ) < 具体的な施策 > 高齢者向け賃貸住宅の管理に係る指針の周知 サービス付き高齢者向け住宅の登録事項 契約内容等にかかる定期報告の要請 登録住宅等に対する関係機関と連携した助言 指導等の実施 有料老人ホームの適正な運営への指導と情報開示の促進 軽費老人ホーム ケアハウスの運営の支援 サービス付き高齢者向け住宅におけるサービス < 資料 > 高齢者向け住まいを選ぶ消費者向けガイドブックより抜粋 24

26 施策 3-(4) 介護サービス提供事業者によるサービス提供の適正化 高齢者向け賃貸住宅において 運営事業者による過剰な介護保険サービスの提供や自社の介護利用を入居条件とすること等による入居者とのトラブルが発生しないように介護保険サービスの適正提供を目的として 入居者の居宅介護支援専門員 ( ケアマネージャー ) に対して助言 指導を行うとともに 居宅介護支援事業所や介護サービス事業所への定期的な実地指導や 必要に応じて報告徴収 立入検査等を行います < 具体的な施策 > 居宅介護支援事業所や介護サービス事業所への指導監督の実施 居宅支援サービスのイメージ < 資料 > 高齢者向け住まいを選ぶ消費者向けガイドブックより抜粋 25

27 施策 3-(5) 親子の同居 隣居 近居への支援 高齢者が安心して生活できるよう 親子が身近に感じられる同居 隣居 近居を推進します また 三世代同居やライフステージに応じた間取りの変更等 多様な住まい方が可能で 一定の省エネやバリアフリー等の性能を有する長期優良住宅の普及を図ります < 具体的な施策 > 国 県などが実施する支援策の積極的な情報提供の促進 富山県住みよい家づくり資金融資制度バリアフリーリフォーム融資融資額 500 万円以内 償還期間 15 年以内の低利融資 ( 三世代同居の場合は 新築購入も対象 ) 長期優良住宅における税制優遇制度 ( 住宅ローン減税 不動産取得税の軽減 固定資産税の減額等 ) 長期優良住宅のイメージ < 長期優良住宅 > < 性能 > バリアフリー性 耐久性 耐震性 省エネルギー性 維持管理の容易性 可変性等々 < 維持保全性 > 維持保全計画を立てて計画的な点検 修繕 住宅履歴情報の整備等々 26

28 目標 4 地域包括ケアシステムと連携した多様な住まいの安定確保現在 医療 介護関係者や住民団体 事業者団体 その他多数のボランティアなどの連携により ケアネット 21 事業等の地域での支え合い体制の構築を促進するとともに 医療 介護 予防 生活支援などが地域で包括的に確保される地域包括ケアシステムの取組みが進められています 住み慣れた地域でできる限り長く暮らしたいと望む高齢者が多いことから 高齢者が介護や支援を必要とする状態になっても 住み慣れた地域で安心して日常生活を送ることができるようにするため 地域包括ケアシステムとも連携しながら 在宅サービス基盤やサービス付き高齢者向け住宅等の整備 住宅改修の促進 空き家の活用などによる多様な住まいの安定確保を進めます 施策 4-(1) 在宅と施設のバランスのとれた介護サービスの充実 今後 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年に向けて高齢化が一層進展することに伴い 要介護認定者の増加や重度化がますます進むことが予想されます こうしたことから 高齢者の尊厳の保持や在宅介護の推進 住み慣れた地域での生活の継続や復帰を支援する観点から 在宅において十分な介護を受けることができるよう 居宅サービスの充実と質の向上 家族介護者支援の充実を図ります また 施設サービスについては 住み慣れた地域において家庭的で親密なサービスを提供する地域密着型サービス基盤の整備や ユニット型個室への改修整備を推進するとともに 高齢者の尊厳を確保し 入所者一人ひとりの心身の状態に合わせた個別性の高いケアを目指します < 具体的な施策 > 在宅サービス基盤の整備と質の向上 中重度の在宅要介護者の在宅生活支援の強化 家族介護に対する支援の充実 重度者を支える施設ケアの充実 27

29 施策 4-(2) 介護との連携による在宅医療の推進と生活支援 介護予防サービス の充実 医療 介護ニーズを併せ持つ高齢者に対して 24 時間 365 日対応可能な在宅ケアの体制を強化するため 在宅医療 在宅介護サービスや在宅療養を支援するサービス基盤の整備を促進し 在宅医療に取り組む医師の確保や訪問看護の機能強化を支援します また 生活支援サービスの充実に向けて 生活支援コーディネーター を養成するとともに 元気高齢者の活動支援や ふれあいコミュニティ ケアネット 21 事業 の推進によりサービスの担い手の確保に取り組みます < 具体的な施策 > 市町村や関係機関 関係団体との連携による在宅医療 介護に関する普及啓発 在宅医療を支える医療関係者の確保と人材育成 24 時間 365 日対応可能な訪問診療及び訪問看護の確保と介護サービス提供体制の整備支援 在宅療養を支える医療関係者と介護関係者の相互理解の促進 多様な主体による介護予防 生活支援サービス提供体制の確保 ふれあいコミュニティ ケアネット 21 事業の推進 高齢者の生活支援の充実 28

30 施策 4-(3) 高齢者の住まいの確保とまちづくり 高齢者ができるだけ住み慣れた地域や自宅で生活するため そのライフスタイルに応じ 安心して生活できる多様な居住環境の整備を進めます 高齢者が快適に暮らし 安心して外出できるよう ハード ソフト両面におけるバリアフリー環境の整備をしたり 災害時における避難や避難所での生活などに支援が必要な高齢者に対し配慮する 高齢者に安心でやさしいまちづくりを推進します < 具体的な施策 > ユニバーサルデザインに配慮したまちづくり( 福祉のまちづくり ) の推進 高齢者の交通安全対策の推進 避難誘導 安否確認等の支援体制づくり 福祉避難所の指定の促進 避難所として機能するための設備 備品等の整備 住み慣れた地域 まちなかでの居住の推進 地域包括ケアシステムのイメージ 29

31 3-2 高齢者向け賃貸住宅等の供給目標本計画の期間である平成 32 年度までの県内における高齢者向け賃貸住宅等の供給の目標を 以下のように設定します < 平成 32 年度までの供給目標 > 高齢者向け賃貸住宅サービス付き高齢者向け住宅について 約 5,000 戸の供給を目指します 老人ホーム等富山県高齢者保健福祉計画 第 6 期介護保険事業支援計画により要介護 要支援者の増加に対応した施設の増加を目指します < 具体的な施策 > サービス付き高齢者向け住宅制度の周知と情報提供 サービス付き高齢者向け住宅整備に係る県や市町村の相談体制の充実 整備に係る国の補助制度や所得税や法人税などの税制優遇措置 住宅金融支援機構の融資制度などの事業者に対する情報提供 30

32 自宅に住み続ける高齢期の住宅高齢者向けの住宅への住替え施設への入所 高齢者向けの住宅 施設の位置づけ 負担大 自宅 サービス付き高齢者向け住宅 認知症グループホーム 負担小 有料老人ホーム ( 介護付 住宅型 ) 軽費老人ホームケアハウスシルバーハウジング養護老人ホーム 特別養護老人ホーム 自立 要介護 高齢者向けの住宅 施設の選び方 ( 参考例 ) 安全で健やかに住みつづけるための住宅リフォーム 1 自宅のメンテナンス 2 安全で安心な暮らしのためのリフォームバリアフリー化 耐震性 温熱環境の向上等 3 セカンドライフを楽しむリフォーム 4 子供世帯等と同居のためのリフォーム三世代同居住宅等 子供世帯等との同居 隣居 近居 費用負担が比較的少ない住まい等 公営住宅 シルバーハウジング 軽費老人ホーム ケアハウス 養護老人ホーム 設備 サービス内容により選択する住まい 有料老人ホーム ( 介護付 住宅型 ) サービス付き高齢者向け住宅 ついのすみか として介護が必要な場合 介護付き有料老人ホーム 介護老人保健施設 特別養護老人ホーム 認知症の対応が必要な場合 認知症高齢者グループホーム 介護老人保健施設 特別養護老人ホーム 医療的管理が常に必要な場合 介護療養型医療施設 リハビリが必要な場合 介護老人保健施設 31

33 第 4 章施策の推進体制 1 各主体間の連携 本計画に基づく施策を推進していくためには 国 県 市町村のみならず 県民 住宅関連事業者 保健医療サービス 福祉サービス提供者 さらには 地域住民の団体 NPOなど各主体が相互に連携及び協力することが非常に重要となります このため 県においては 富山県居住支援協議会 の活用や各主体への適切な情報提供等により これまで以上に緊密な連携 協働を図ります 2 各部局間の連携 高齢者の住まいの問題は 住宅政策と福祉政策にまたがるものであることから 建物という ハード と人的サービスという ソフト を一体的にとらえ 住宅部局と福祉部局の緊密な連携のもとに 本計画の実現に取り組みます 32

34 資料編 資料 1 施策の体系資料 2 審議経過資料 3 参考資料サービス付き高齢者向け住宅の状況 ( 登録状況 アンケート調査 ) 資料 4 関係法令 1. 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 抜粋 ) 2. 高齢者の居住の安定確保に関する基本的な方針 3. 高齢者が居住する住宅の設計に係る指針 4. 高齢者が入居する賃貸住宅の管理に係る指針 資料 5 高齢者の住まい等に関する情報提供 相談窓口一覧 資料 6 用語解説 33

35 資料 1 施策の体系 計画の目的と位置付け 1. 計画策定の目的 高齢者が心身の状況に応じて適切な住まいを選択でき 地域コミュニティとのつながりをもって生活できる住環境の整備が求められていることから 今後の高齢化の進展に対応した取組みを進めるため 2. 計画の位置付け高齢者住まい法に基づく計画 ( 富山県高齢者保健福祉計画等と調和 ) 3. 計画の期間平成 27~32 年度 高齢者を取り巻く状況 1. 人口の状況 高齢者数が人口の 1/4(H22) から 1/3(H32) に増加 高齢者世帯 特に高齢単身世帯が増加 要介護認定率も増加傾向 2. 高齢者の住まいの状況 高齢者のいる世帯の持ち家率が 95% である一方 高齢単身世帯の持ち家率は 85% にとどまる 借家のバリアフリー化率は低い状況 現状 サービス付き高齢者向け住宅が約 1,200 戸 有料老人ホームが約 1,400 人分 3. 高齢期の住まいに関する意向等 自分に介護が必要になった場合でも 6 割を超える人が 住み慣れた地域で生活したいと希望 施策の推進体制 1. 各主体間の連携 国 県 市町村のみならず 県民 住宅関連事業者 保健医療サービス 福祉サービス提供者 さらには 地域住民の団体 NPOなどが相互連携 2. 各部局間の連携住宅部局と福祉部局の緊密連携 高齢者の居住の安定確保に向けた目標と施策 目標 1 高齢者が安全 健やかに生活できる住宅リフォームの促進住宅の耐震化や手すりの設置 段差解消等のバリアフリー化並びに心地よい温熱環境を創るための省エネ化等 高齢者が安全で健やかに生活するために必要な性能を有する住宅の普及を目指す 2 高齢者のニーズに応じた多様な住まいの供給高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホーム等の居宅支援サービスの付いた高齢者向けの住宅を ニーズに応じて計画的に供給を促進することにより 高齢者の居住の安定確保を目指す 3 高齢者や家族の状況等に応じた生活の場の確保住まいに関する適切な情報提供や相談体制の充実を図るとともに 関係事業者等に対する指導監督等により 高齢者や家族の状況等に応じた生活の場を確保します 4 地域包括ケアシステムと連携した多様な住まいの安定確保高齢者が介護や支援を必要とする状態になっても 住み慣れた地域で安心して日常生活を送ることができるようにするため 地域包括ケアシステムとも連携しながら 在宅サービス基盤やサービス付き高齢者向け住宅等の整備 住宅改修の促進 空き家の活用などによる多様な住まいの安定確保を進めます サービス付き高齢者向け住宅の供給目標量約 1,200 戸 (H26) 目標実現に向けた施策 1-(1) 耐震改修 バリアフリー改修 断熱改修等の促進 (2) リフォームに対する適切な情報提供とリフォーム業者の資質の向上 2-(1) サービス付き高齢者向け住宅の普及 (2) 高齢者向け賃貸住宅等の供給促進 (3) 老人福祉施設等の計画的な整備促進 (4) 公的賃貸住宅による住宅セーフティネットの形成 3-(1) 高齢者に対する情報提供 相談体制の整備 (2) 高齢者が安心して入居できる賃貸住宅の普及促進 (3) 高齢者向け賃貸住宅事業者や生活支援サービス提供事業者における適正な管理の促進 (4) 介護サービス提供事業者によるサービス提供の適正化 (5) 親子の同居 隣居 近居への支援 4-(1) 在宅と施設のバランスのとれた介護サービスの充実 (2) 介護との連携による在宅医療の推進と生活支援 介護予防サービスの充実 (3) 高齢者の住まいの確保とまちづくり 5,000 戸 (H32 年度末 ) 34

36 資料 2 審議経過 1 富山県高齢者居住安定確保計画策定懇談会 1 開催経過第 1 回 ( 平成 26 年 3 月 24 日 ) 計画策定趣旨 計画骨子素案について 高齢者の住まいを取り巻く状況について サービス付き高齢者向け住宅について第 2 回 ( 平成 26 年 11 月 18 日 ) 計画骨子( 修正案 ) について 計画素案について第 3 回 ( 平成 27 年 2 月 24 日 ) 計画案について 2 委員名簿 五十音順 氏名 職業 役職等 委員 石黒厚子 一般財団法人北陸経済研究所主任研究員 委員 石坂博信 社会福祉法人富山県社会福祉協議会専務理事 委員 石灰晃 一般社団法人富山県住宅宅地協会理事長 委員 今村彰宏 公益社団法人富山県建築士会常務理事 座長神川康子富山大学人間発達科学部長 委員西岡秀次富山商工会議所専務理事 2 県民からの意見聴取計画に対する意見募集 ( パブリックコメント ) 募集期間 : 平成 27 年 3 月 16 日から平成 27 年 3 月 27 日まで 35

37 資料 3 参考資料 1. サービス付き高齢者向け住宅の状況 (1) 市町村別の状況 登録施設数 登録戸数 管理施設数 管理戸数 入居戸数 富山市 戸 戸 499 戸 高岡市 戸 戸 108 戸 射水市 戸 3 75 戸 62 戸 魚津市 3 55 戸 3 55 戸 52 戸 氷見市 3 75 戸 1 40 戸 13 戸 滑川市 3 47 戸 2 22 戸 11 戸 黒部市 1 14 戸 1 14 戸 13 戸 砺波市 1 23 戸 0 0 戸 0 戸 南砺市 1 10 戸 0 0 戸 0 戸 上市町 1 19 戸 0 0 戸 0 戸 立山町 2 41 戸 1 20 戸 15 戸 入善町 1 40 戸 1 40 戸 12 戸 合計 58 1,369 戸 戸 785 戸 登録戸数は管理開始前 ( 未入居 ) のものを含み 平成 26 年 12 月末時点の数 管理戸数 入居戸数は平成 26 年 7 月末時点の数 登録住宅戸数

38 (2) サービス付き高齢者向け住宅に関する事業者へのアンケート調査結果 調査対象 平成 26 年 7 月 1 日現在 管理開始している登録住宅 調査先数 40 うち回収数 40( 有効回答数 40) 調査基準日 平成 26 年 7 月 1 日現在 集計日 平成 26 年 8 月 31 日 1 入居戸数等管理戸数 977 入居戸数 785( 単身戸数 754 夫婦戸数 31) 入居者数 818 ( 入居率 80% 単身入居率 96% 単身入居率は入居戸数に対する割合) 2 入居者の年齢別の人数 ( 単位 : 人 ) ~64 65~ 69 70~ 74 75~ 79 80~ 84 85~ 89 90~ 不明無回答合計 % 2% 4% 11% 27% 30% 23% 0% 1% 100% 3 入居者の要介護度別の人数 ( 単位 : 人 ) 自立 要支援度 要介護度 不明 合計 % 3% 6% 22% 27% 21% 11% 4% 2% 100% 4 入居者の従前の居住地別の人数 ( 単位 : 人 ) 市内 隣接市 その他県内 県外 合計 % 8% 3% 3% 100% 5 入居者の従前の住宅等別の人数 ( 単位 : 人 ) 持家 借家 介護保険施 有料老人 高齢者向け 不明 合計 設 ホーム 住宅等 % 4% 15% 3% 4% 10% 100% 37

39 医療機関から登録住宅に住み替えた入居者については 医療機関に入る前の居住地 ( 医療機関にいる間 住所 を置いていた場所 ) により分類 6 賃貸人が想定している主な入居対象者の年間収入 ( 年金含む ) ( 単位 : 施設 ) 概ね 300 万円概ね 300 万円概ね 500 万円無回答想定なし合計 未満 以上 500 万円 以上 未満 % 8% 0% 10% 2% 100% 複数の回答があった場合は 1を回答数で割った値を計上 7 入居動機 ( 単位 : 施設 ) 複数回答 介護が 介護が 食事の 家事が バリアフ 自宅の 一人暮ら 防犯 災 その他 合計 必要に 必要に 提供が 負担にな リー化さ 管理が しが不安 害等の なった なった時 あるから った ( 食 れている 大変に になった 面での に備えて 事以外 ) から なった 安心から % 8% 19% 8% 6% 2% 32% 1% 2% 100% 注意 : サービス付き高齢者向け住宅は 介護サービスが必ず提供されるわけではない 賃貸人がこれまでの入居相談等から得られた知見を基に主なものを 3 つまで回答 ( 参考 1) 有料老人ホームから登録住宅に住み替えた入居動機 家族の家に近い 住み慣れた地域にある ( 他 類似 2 件 ) ヘルパー デイサービス等サービス内容がよい ( 他 類似 2 件 ) 長期入院となっても居住の確保が容易で安心できる ( 他 類似 1 件 ) 個室が得られる できるだけ自立した生活がしたかった ( 参考 2) 介護保険施設から登録住宅に住み替えた入居動機 リハビリの終了等により介護老人保健施設から退去を促されたが 独居又は在宅介護が困難である ( 他 類似 14 件 ) 家族の家に近い 知り合いがいた 町中にある ( 他 類似 2 件 ) 前施設がバリアフリー化していなかった ( 他 類似 1 件 ) 夫婦で一緒に生活できる プライバシーが守られる 38

40 8 利用率の高いサービス ( 各サービスのおおよその利用率 ) サービスの 種類 提供形態 自社 委託 併設 連携 提供 計 施設 協力 なし 状況把握 施設数 生活相談 構成比 90% 10% 100% 提供している施設における利用率 食事の提供 施設数 約 構成比 25% 55% 10% 10% 0% 100% 10 割 介護 施設数 約 ( 身体介助 ) 構成比 32% 10% 43% 5% 10% 100% 7 割 家事 施設数 約 ( 生活介助 ) 構成比 38% 15% 38% 2% 7% 100% 8 割 健康の維持 施設数 約 増進 構成比 55% 13% 20% 7% 5% 100% 8 割 入居者に占める利用者の割合は サービス提供のある登録住宅数について集計したもの 介護 ( 身体介助 ) 及び家事 ( 生活介助 ) は 介護保険適用以外のもの 9 現在提供していないが利用者から要望があるサービス要望サービスの種類提供していない理由 課題等リハビリ ( 訪問 ) ごみすて 買物 外出支援 24 時間の常駐体制人員不足病院への送迎イベント 行楽など認知症対策職員への過度な負担がかかるため施設内の売店等売上が手間の分ほど期待できない ( 現在は外部業者が定期訪問販売 ) 39

41 資料 4 関係法令 1. 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 抜粋 ) 平成 13 年 4 月 6 日法律第 26 号最終改正 : 平成 23 年 6 月 24 日法律第 74 号第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この法律は 高齢者が日常生活を営むために必要な福祉サービスの提供を受けることができる良好な居住環境を備えた高齢者向けの賃貸住宅等の登録制度を設けるとともに 良好な居住環境を備えた高齢者向けの賃貸住宅の供給を促進するための措置を講じ 併せて高齢者に適した良好な居住環境が確保され高齢者が安定的に居住することができる賃貸住宅について終身建物賃貸借制度を設ける等の措置を講ずることにより 高齢者の居住の安定の確保を図り もってその福祉の増進に寄与することを目的とする ( 国及び地方公共団体の責務 ) 第 2 条国及び地方公共団体は 高齢者の居住の安定の確保を図るため 必要な施策を講ずるよう努めなければならない 第 2 章基本方針及び高齢者居住安定確保計画 ( 基本方針 ) 第 3 条国土交通大臣及び厚生労働大臣は 高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針 ( 以下 基本方針 という ) を定めなければならない 2 基本方針においては 次に掲げる事項を定めるものとする 一高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標の設定に関する事項二高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の促進に関する基本的な事項三高齢者が入居する賃貸住宅の管理の適正化に関する基本的な事項四高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備の促進に関する基本的な事項五高齢者がその居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービス及び福祉サービスを提供する体制 ( 次条第二項第二号ホにおいて 高齢者居宅生活支援体制 という ) の確保に関する基本的な事項六次条第 1 項に規定する高齢者居住安定確保計画の策定に関する基本的な事項七前各号に掲げるもののほか 高齢者の居住の安定の確保に関する重要事項 3 基本方針は 高齢者のための住宅及び老人ホーム並びに高齢者のための保健医療サービス及び福祉サービスの需要及び供給の現況及び将来の見通しを勘案して定めるとともに 住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) 第 15 条第 1 項に規定する全国計画との調和が保たれたものでなければならない 4 国土交通大臣及び厚生労働大臣は 基本方針を定めようとするときは 総務大臣に協議しなければならない 5 国土交通大臣及び厚生労働大臣は 基本方針を定めたときは 遅滞なく これを公表しなければならない 6 前 3 項の規定は 基本方針の変更について準用する ( 高齢者居住安定確保計画 ) 第 4 条都道府県は 基本方針に基づき 当該都道府県の区域内における高齢者の居住の安定の確保に関する計画 ( 以下 高齢者居住安定確保計画 という ) を定めることができる 2 高齢者居住安定確保計画においては 次に掲げる事項を定めるものとする 一当該都道府県の区域内における高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標二次に掲げる事項であって 前号の目標を達成するために必要なものイ高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の促進に関する事項ロ高齢者が入居する賃貸住宅の管理の適正化に関する事項 40

42 ハ高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備の促進に関する事項ニ老人福祉法 ( 昭和 38 年法律第 133 号 ) 第 5 条の2 第 3 項に規定する老人デイサービス事業その他の高齢者がその居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービス又は福祉サービスを提供するものとして政令で定める事業 ( 以下 高齢者居宅生活支援事業 という ) の用に供する施設の整備の促進に関する事項ホニに掲げるもののほか 高齢者居宅生活支援体制の確保に関する事項三計画期間四前三号に掲げるもののほか 当該都道府県の区域内における高齢者の居住の安定の確保に関し必要な事項 3 都道府県は 当該都道府県の区域内において地方住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) による住宅の改良 ( 改良後の住宅が加齢対応構造等 ( 加齢に伴って生ずる高齢者の身体の機能の低下の状況に対応した構造及び設備をいう 以下同じ ) であって国土交通省令で定める基準に適合するものを有するものとすることを主たる目的とするものに限る 第 73 条において 住宅の加齢対応改良 という ) に関する事業の実施が必要と認められる場合には 前項第二号に掲げる事項に 当該事業の実施に関する事項を定めることができる 4 都道府県は 高齢者居住安定確保計画に公社による前項に規定する事業の実施に関する事項を定めようとするときは 当該事項について あらかじめ 当該公社の同意を得なければならない 5 都道府県は 高齢者居住安定確保計画を定めようとするときは あらかじめ インターネットの利用その他の国土交通省令 厚生労働省令で定める方法により 住民の意見を反映させるために必要な措置を講ずるよう努めるとともに 当該都道府県の区域内の市町村 ( 特別区を含む 以下同じ ) に協議しなければならない この場合において 地域における多様な需要に応じた公的賃貸住宅等の整備等に関する特別措置法 ( 平成 17 年法律第 79 号 ) 第 5 条第 1 項の規定により地域住宅協議会を組織している都道府県にあっては 当該地域住宅協議会の意見を聴かなければならない 6 都道府県は 高齢者居住安定確保計画を定めたときは 遅滞なく これを公表するよう努めるとともに 国土交通大臣及び厚生労働大臣並びに当該都道府県の区域内の市町村にその写しを送付しなければならない 7 第 3 項から前項までの規定は 高齢者居住安定確保計画の変更について準用する 第 3 章サービス付き高齢者向け住宅事業第 1 節登録 ( サービス付き高齢者向け住宅事業の登録 ) 第 5 条高齢者向けの賃貸住宅又は老人福祉法第 29 条第 1 項に規定する有料老人ホーム ( 以下単に 有料老人ホーム という ) であって居住の用に供する専用部分を有するものに高齢者 ( 国土交通省令 厚生労働省令で定める年齢その他の要件に該当する者をいう 以下この章において同じ ) を入居させ 状況把握サービス ( 入居者の心身の状況を把握し その状況に応じた一時的な便宜を供与するサービスをいう 以下同じ ) 生活相談サービス( 入居者が日常生活を支障なく営むことができるようにするために入居者からの相談に応じ必要な助言を行うサービスをいう 以下同じ ) その他の高齢者が日常生活を営むために必要な福祉サービスを提供する事業 ( 以下 サービス付き高齢者向け住宅事業 という ) を行う者は サービス付き高齢者向け住宅事業に係る賃貸住宅又は有料老人ホーム ( 以下 サービス付き高齢者向け住宅 という ) を構成する建築物ごとに 都道府県知事の登録を受けることができる 2 前項の登録は 5 年ごとにその更新を受けなければ その期間の経過によって その効力を失う 3 前項の更新の申請があった場合において 同項の期間 ( 以下この条において 登録の有効期間 という ) の満了の日までにその申請に対する処分がされないときは 従前の登録は 登録の有効期間の満了後もその処分がされるまでの間は なおその効力を有する 4 前項の場合において 登録の更新がされたときは その登録の有効期間は 従前の登録の有効期間の満了の日の翌日から起算するものとする 41

43 2. 高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針 平成 21 年 8 月 19 日厚生労働省 国土交通省告示第 1 号最終改正 : 平成 23 年 10 月 7 日厚生労働省 国土交通省告示第 1 号 我が国においては 高齢化が急速に進行している 現在 団塊の世代が高齢期にさしかかっており 今後 高齢者が大幅かつ急速に増加することが見込まれている これに伴い 介護が必要な高齢者や高齢者単身及び高齢者夫婦のみの世帯等が 今後一層増加していくことが見込まれている 住まいは生活の基盤であり 誰にでも訪れる高齢期を安心して迎え 過ごすことができる環境を整備するためには 高齢期に適した住まいの確保が国民的な課題である この課題の解決に向けては 高齢社会を 高齢者が豊かな気持ちで生き甲斐を感じつつ暮らせるものとすることがとりわけ重要であり 住み慣れた自宅や地域で暮らし続けたいという高齢者の意思が尊重され 実現できるようにする必要がある このため 高齢者の多様なニーズにかなった住居やサービスを選択できるようにするとともに 高齢者が 若年層 子育て世帯等を含む多世代により形成される地域コミュニティとのつながりをもって生活できる住環境を形成することが求められている これまでも住宅政策においては 住生活基本法 ( 平成 18 年法律第 61 号 ) に基づき 住宅セーフティネットの構築や住宅のバリアフリー化に係る施策を展開している 一方 福祉政策においては 老人福祉法 ( 昭和 38 年法律第 133 号 ) に基づく老人ホームの整備や 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 ) に基づく介護サービス基盤の整備等の施策を展開している しかしながら 高齢者の住まいの問題は 両政策にまたがるものであり 建物という ハード とサービスという ソフト を一体的にとらえて 国民本位 住民本位の立場から 住宅政策と福祉政策の緊密な連携のもとに取り組む必要がある 高齢者世帯は 市場を通じた住宅確保が困難な場合が多いことから 公的な支援により高齢者の居住の安定を確保するとともに 民間の賃貸住宅については その一部に見られる入居拒否等の高齢者の円滑な入居を阻害する要因を解消するとともに 家賃等の前払金の考え方を明確にする等入居契約において入居者である高齢者の保護を図ることにより 住宅セーフティネットを構築していくことが求められている また 持家 借家を問わず 住宅のバリアフリー化は不十分であり 身体機能の低下により 住宅内での事故が増加したり 住宅内での生活が継続できなくなる場合がある 高齢化が進行する中で 高齢者が在宅で安全に日常生活を送ることができるよう 加齢対応構造等を備えた住宅の整備が求められている また 高齢者が自立して地域の中で生活できるよう 住宅のみならず住環境も含めた地域全体のユニバーサルデザイン化が求められている さらに 介護を必要とする高齢者や単身の高齢者等が安心して日常生活を営むためには 保健医療サービスや福祉サービスを円滑に利用できる環境を整備することが必要であり 要介護者の増大に対応した一定量の施設整備や居住系サービスの充実に加え 在宅サービスの拡充に重点的に力を入れていくことが必要である このため 住宅政策と福祉政策が連携して 高齢者が身体状況等に応じた望ましい日常生活を営むために必要な保健医療サービスや福祉サービスが付いている高齢者の住まいの整備を進めることが求められている 在宅で生活し続けたいという高齢者の意思を尊重しつつ 高齢者が安心して暮らし続けることができる社会を実現するためには 以上の課題に対応し 高齢者がその心身の状況に応じて適切な住まいを選択し 必要に応じて住み替えを実現できる環境の整備が求められている このような認識のもと 今後の高齢化の進展に対応した取組みを進めるために 高齢者の居住の安定の確保に関する基本的な方針を定める 一高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標の設定に関する事項介護を必要とする高齢者や単身の高齢者等の増加に伴い 保健医療サービスや福祉サービスの付いている住まいに対する需要が増大することが見込まれる これまで 高齢者の居住の安定を確保するために 住宅政策においては賃貸住宅の供給 福祉政策においては介護サービスの提供等を行ってきたと 42

44 ころであるが 利用者の視点から見れば 賃貸住宅か施設かに関わらず 保健医療サービスや福祉サービスを円滑に利用できることが求められる このため 地方公共団体においては 住宅政策と福祉政策が連携して 保健医療サービスや福祉サービスの付いている住まいの現状や介護保険法上の要介護又は要支援の認定を受けた高齢者及び特定高齢者 ( 要介護状態等となるおそれの高い虚弱な状態にあると認められ65 歳以上の者をいう )( 以下 要介護等の高齢者 という ) の住まいの状況等を把握した上で 高齢者居宅生活支援体制 ( 高齢者の居住の安定確保に関する法律 ( 平成 13 年法律第 26 号 以下 高齢者住まい法 という ) 第 3 条第 2 項第五号に規定する高齢者居宅生活支援体制をいう 以下同じ ) の確保された賃貸住宅の供給と老人ホームの供給の目標を設定することとする 二高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の促進に関する基本的な事項国及び地方公共団体は 高齢者の居住の安定を確保する観点から 保健医療サービス及び福祉サービスの付いている住まいについて 施設及び住宅の種類にかかわらず 適切かつ円滑に供給されるような環境を整備することとする また 今後高齢者の存する世帯が急速に増加すると見込まれることに対応し 地域ごとの高齢者のための住まいに対するニーズやその立地状況を始めとする住宅市場等の実態に応じて 高齢者のための住まいの確保を図り 高齢者の居住の安定の確保のための必要な施策を講ずるよう努めることとする このため 特に居住の安定を図る必要がある高齢者単身及び高齢者夫婦のみの世帯を中心に 高齢者が安心して居住することができる住まいを確保する観点から 高齢者住まい法第 5 条第 1 項に規定するサービス付き高齢者向け住宅事業の登録制度及び同法第 52 条に規定する事業 ( 以下 終身賃貸事業 という ) の認可制度について 高齢者 高齢者に住宅を賃貸する者 ( 以下 賃貸人 という ) 有料老人ホーム ( 老人福祉法第 29 条第 1 項に規定する有料老人ホームをいう 以下同じ ) の設置者 医療法人 社会福祉法人 宅地建物取引業者 ( 宅地建物取引業法 ( 昭和 27 年法律第 176 号 ) 第 2 条第三号に規定する宅地建物取引業者をいう 以下同じ ) 高齢者のための相談 情報提供等を行う者を始めとする関係者に 広く趣旨 内容の周知を図ることにより これらの制度の普及を図ることとする 加えて これらの制度を利用することが見込まれる関係者からの相談に迅速に対応できるよう 必要な情報提供 相談体制の整備に努めるとともに 広く関係者の意見聴取に努め これらの制度の円滑かつ適切な運用に努めることとする また 国及び地方公共団体は 高齢者の居住の安定の確保を図る観点から 加齢対応構造等を備えた住まいの普及に努めるとともに 高齢者が安心して生活できる条件の整備を図りつつ 高齢者単身及び高齢者夫婦のみの世帯が居住できるよう 日常生活を営むために必要な福祉サービスの提供を受けることができ かつ 加齢対応構造等を備えた民間事業者が提供する住まいの戸数の拡大を図るため必要な施策を講ずるよう努めることとする この場合において 地方公共団体は 所得が比較的少ない高齢者については 高齢者向けの優良な賃貸住宅 ( 高齢者住まい法第 44 条に規定する高齢者向けの優良な賃貸住宅をいう 以下同じ ) との役割分担のもと 加齢対応構造等を備えた適切な公営住宅 ( 公営住宅法 ( 昭和 26 年法律第 193 号 ) 第 2 条第二号に規定する公営住宅をいう 以下同じ ) の整備に配慮するとともに 地域の住宅事情等を踏まえつつ 住宅に著しく困窮する高齢者世帯の優先的な入居に配慮することが望ましい また 地方公共団体 独立行政法人都市再生機構 ( 以下 都市機構 という ) 地方住宅供給公社 ( 以下 公社 という ) その他の公的な賃貸住宅の整備を行う者は 高齢者に対する賃貸住宅の供給に当たっては 地域における低所得の高齢者の居住状況に応じて また地域におけるコミュニティ形成及び世代間の交流に寄与するよう 公営住宅 都市機構住宅 ( 都市機構が整備 管理及び譲渡を行う賃貸住宅をいう 以下同じ ) 公社住宅( 公社が整備 管理及び譲渡を行う賃貸住宅をいう 以下同じ ) 高齢者向けの優良な賃貸住宅 特定優良賃貸住宅 ( 特定優良賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 平成 5 年法律第 52 号 ) 第 6 条に規定する特定優良賃貸住宅をいう ) 等の適切な整備が図られるよう努め 既存住宅の建替えに当たっても 買上げ 借上げ等の制度を活用し 複数の公的な主体による混合供給を進めること等により 整備主体にかかわらず 適正な種類の高齢者の入居に係る公的な賃貸住宅が確保されるよう配慮することとする また 公的賃貸住宅等の建設や建替えに併せて 高齢者居宅生活支援事業 ( 高齢者住まい法第 4 条第 2 項第二号ニに規定する高齢者居宅生活支援事業をいう 以下同 43

45 じ ) の用に供する施設 ( 以下 高齢者居宅生活支援施設 という ) の合築や併設を進め 高齢者居宅生活支援体制が確保された住まいの供給の促進や 地域における高齢者居宅生活支援事業を提供する拠点の整備に努めるものとする 三高齢者が入居する賃貸住宅等の管理の適正化に関する基本的な事項 1 賃貸住宅の管理の適正化に関する事項賃貸人は 国土交通大臣が別に定める高齢者が入居する賃貸住宅の管理に係る指針に従い 賃貸住宅の管理を適正に行うことが望ましい また 当該賃貸住宅に入居を希望する高齢者や 当該賃貸住宅に現に入居している高齢者に対し 高齢者であることのみをもって入居を拒否し 又は賃貸条件を著しく不当なものとすること等の差別的な取扱いを行わないよう努める必要がある 加えて 当該賃貸住宅に係る賃貸借契約の目的を達成するため 当該賃貸住宅を適正に維持管理し 計画的に修繕を行うことが不可欠である 特に 高齢者が現に入居している場合には 当該高齢者の身体状況が入居期間の経過とともに変化することに伴い 当該高齢者が加齢対応構造等の整備を望む場合にあっては 通常の維持管理に支障のない範囲内で 可能な限りこれに対応することが望ましい さらに 当該賃貸住宅において高齢者居宅生活支援事業において提供される保健医療サービス又は福祉サービス ( 以下 高齢者居宅生活支援サービス という ) の提供が行われる場合には 当該賃貸住宅に係る賃貸借契約と高齢者居宅生活支援サービスの提供に係る契約とを 別個の契約として明確に区分するよう努める ただし 賃貸住宅である登録住宅 ( 高齢者住まい法第 7 条第 5 項に規定する登録住宅をいう 以下同じ ) については 2に則して契約を締結することが望ましい また 高齢者居宅生活支援サービスの提供が 高齢者が賃貸住宅を選定するに当たって 及び高齢者が当該賃貸住宅で生活するに当たっての重要な要素となることから 高齢者居宅生活支援サービスの内容についてあらかじめ明示するとともに 入居募集の段階から高齢者居宅生活支援サービスについて十分な情報提供が行われることが望ましい また 高齢者居宅生活支援サービスは 介護保険法等の関係法令を遵守するだけでなく 適正な契約に基づいて提供されることが必要である このため 賃貸人は 自ら高齢者居宅生活支援サービスを提供する場合には適正な高齢者居宅生活支援サービスを提供するとともに 委託又は提携により高齢者居宅生活支援サービスを提供する場合には実際に高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者との契約を通じて適正なサービスの提供が行われるように措置することが望ましい また 当該賃貸借契約において受領すべき家賃又は高齢者居宅生活支援サービスの対価として受領する金銭の全部又は一部を前払金として一括して受領する場合にあっては 安定的かつ継続的な事業運営の確保を図るとともに 当該前払家賃の算定の根拠並びに賃借人がその終身にわたる居住が想定される期間の経過前に退去 ( 死亡によるものを含む ) する際の返還金の有無及びその算定の方式についてあらかじめ明示することが望ましい 2 登録住宅の管理の適正化に関する事項登録事業者 ( 高齢者住まい法第 9 条第 1 項に規定する登録事業者をいう 以下同じ ) は 賃貸住宅である登録住宅については 賃貸人として1に則した管理の適正化を行うことが必要となるが 賃貸住宅以外のものも含め 家賃等の前払金を受領する場合にあっては 入居契約において 当該家賃等の前払金の算定の基礎及び登録事業者が返還債務を負うこととなる場合における当該返還債務の金額の算定方法を明示する等 高齢者住まい法等の関係法令を遵守し 高齢者の居住の安定の確保に配慮しつつ登録事業 ( 高齢者住まい法第 7 条第 5 項に規定する登録事業をいう 以下同じ ) を行わなければならない このため 登録事業者は 登録事業の遂行に必要な資力及び信用並びにこれを的確に遂行するために必要な能力を有することが必要となるほか 高齢者の人口の現状や将来見通し等を勘案しつつ 登録事業を実施する地域のニーズ等を的確に把握し 入居者が必要とすると見込まれる保健医療サービス及び福祉サービスを十分に把握した上で登録事業を実施することが必要である また サービス付き高齢者向け住宅を整備して サービス付き高齢者向け住宅事業を行う場合には 44

46 原則として建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 ) 第 6 条第 1 項の確認済証の交付後に登録が可能となるが 登録事業者は 確実に当該整備を進め 登録事業を開始するものとする さらに 登録住宅の家賃の額を決定するに当たっては 近傍同種の住宅の家賃の額との均衡を失しないよう配慮しなければならない この場合において 共同で利用する居間 食堂 浴室等を設ける際には これらの部分の面積も考慮し 近傍同種の住宅の家賃の額との均衡を失しないように配慮することが適当である 加えて 登録住宅において 高齢者住まい法第 5 条第 1 項の生活相談サービス ( 以下単に 生活相談サービス という ) を提供するに当たっては 入居者の心身の状況を的確に把握し 地域包括支援センター ( 介護保険法第 115 条の45に規定する地域包括支援センターをいう 以下同じ ) 社会福祉協議会等との連携及び協力を図りつつ 当該入居者が必要とする保健医療サービス及び福祉サービスを受けることができるよう十分に配慮することが必要である また 高齢者住まい法第 5 条第 1 項の状況把握サービス ( 以下単に 状況把握サービス という ) 及び生活相談サービスの提供に係る契約については 当該サービスの内容についてあらかじめ明示することが必要であるほか 登録事業の円滑な遂行を確保するという観点から 当該契約と住まいの提供に係る契約とを一体の契約として締結することが望ましい このほか 登録事業者は 高齢者住まい法の規定に基づき登録された事項を真正な内容に保たなければならないことはもとより 宅地建物取引業者等と緊密に連携することにより 新たに入居しようとする高齢者に対して 登録事業者が入居者に提供する高齢者生活支援サービスの内容 登録事業者と連携又は協力をする高齢者居宅生活支援事業を行う者が提供する高齢者居宅生活支援サービスの内容を始め 登録住宅に関する情報を十分に開示し 書面により説明することが必要である また 登録事業者は 登録住宅の入居者の利益を不当に害する行為等を行わないようにしなければならない さらに 高齢者が安定した居住を継続することができるよう 住宅の老朽化や災害による損傷等に留意するとともに 登録事業に係る書類を保管し 適正な維持管理に努める必要がある 国及び地方公共団体は 低所得の高齢者も登録住宅を利用することができるよう 既存の住宅の改修への支援や 既存の公的賃貸住宅の活用等による登録住宅の供給の促進に向けて必要な施策を講ずるよう努めることとする まず 国は 都道府県の住宅部局と福祉部局とが実効的に連携し サービス付き高齢者向け住宅事業の登録制度を的確に運用するとともに 登録住宅の管理の適正化を図ることができるよう 都道府県知事に対し情報提供 助言等の支援を積極的に行うこととする また 都道府県知事は 登録住宅が適正に管理されるよう 登録住宅の管理の状況について 報告徴収制度の活用等により実態を把握するとともに 登録住宅の登録簿を閲覧に供するに当たっては 登録住宅に入居しようとする者が身近な場所で登録住宅に係る情報を得ることができるよう 市町村 関係団体等と連携し 幅広く情報提供を行うよう努めることとする また 登録住宅において高齢者が安定した居住を継続することができるよう 登録事業者が当該登録住宅について 老朽化や災害による損傷等に留意し 適正に維持管理するよう助言 指導を行うとともに 必要に応じて報告徴収 立入検査等を行うよう努めることとする 加えて 都道府県知事は 登録に係る事務や登録事業に関する情報を住宅部局と福祉部局で共有し 登録住宅が 高齢者が居住する住宅としての実態に合ったものとなるよう 登録制度の的確な運用に努めこととする また 登録事業者に対する指導監督に当たっても 住宅部局と福祉部局とが連携して取り組むことが重要である 入居者の利益を害する行為等に係る情報についても同様に共有することとし 必要に応じて適切な措置を採るべきことを登録事業者に指示し その指示に従わない場合は 登録を取り消すことも検討することとする 高齢者が登録住宅から家賃の滞納等の理由によりやむを得ず退去する場合にも 公営住宅や他の登録住宅等の情報を適切に提供するよう努めることとする 3 終身賃貸事業の認可に係る賃貸住宅の管理の適正化に関する事項認可事業者 ( 高齢者住まい法第 57 条の認可事業者をいう 以下同じ ) は 終身賃貸事業の認可に係る賃貸住宅 ( 以下 認可住宅 という ) の適切な維持管理に努めなければならず 終身建物賃貸借 ( 高齢者住まい法第 54 条第二号に規定する終身建物賃貸借をいう 以下同じ ) に係る契約を締結 45

47 しようとするときは 賃借人による解約の申入れができる場合の説明を行うとともに 認可住宅の賃借人となろうとする者から 終身建物賃貸借に係る契約の締結に先立ち体験的に入居するため仮に入居する旨の申出があった場合においては 終身建物賃貸借に先立ち その者を仮に入居させるため定期建物賃貸借 (1 年以内の期間を定めたものに限る ) をするものであること 賃借人が死亡した後にはその同居配偶者等の継続居住が可能であること 期限付死亡時終了建物賃貸借に係る制度が設けられていること等を 認可住宅に入居しようとする者が正しく理解できるよう十分に説明しなければならない また 認可住宅の敷地の所有権その他認可住宅の整備及び管理に必要な権原の内容についても説明しなければならない あわせて 認可住宅に対し 将来賃借権に優越する可能性のある抵当権その他の権原が設定されている場合には 終身建物賃貸借に係る契約の締結に先立ち 認可住宅の賃借人となろうとする者にその事実を説明しなければならない 加えて 認可住宅において当該認可事業者又は当該認可事業者から委託を受けて若しくは当該認可事業者と提携して高齢者居宅生活支援事業を行う者により高齢者居宅生活支援サービスの提供が行われる場合も 1に定めるとおり 高齢者居宅生活支援サービスの提供が 高齢者が賃貸住宅を選定するに当たって 及び高齢者が当該賃貸住宅で生活するに当たっての重要な要素となることから 高齢者居宅生活支援サービスの内容についてあらかじめ明示するとともに 入居募集の段階から高齢者居宅生活支援サービスについて十分な情報提供が行われることが望ましい この情報提供においても 都道府県知事による事業の認可が当該サービスの提供の内容を含んで行われたものと応募者又は当該契約の相手方に誤解させるような表示又は説明を行ってはならない また 当該サービスの提供に関しては 介護保険法等の関係法令に従わなければならない さらに 終身建物賃貸借に係る契約の解約の申入れに当たっては 十分な説明を行うなど解約申入れを受ける賃借人に対する配慮を十分に行うよう努める必要がある 都道府県知事は 終身建物賃貸借において 認可事業者により解約の申入れが行われる場合における高齢者住まい法第 58 条第 1 項に規定する承認を行うに当たっては 認可住宅の状況 賃借人である高齢者の状況等を十分把握するよう努めることとする 4 国及び地方公共団体の役割国及び地方公共団体は 賃貸住宅に入居しようとする者又は賃借人が高齢者であることをもって差別されることのないよう 賃貸人 宅地建物取引業者等の啓発に努めることとする また 地方公共団体は 住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律 ( 平成 19 年法律第 112 号 ) 第 10 条に定める居住支援協議会 ( 以下 居住支援協議会 という ) を活用して 都道府県及び市町村 都市機構 公社等の公的な賃貸住宅を管理する者 登録事業者 認可事業者 宅地建物取引業者等で構成する連絡調整の場を設けるなど 関係者の連携を適切に図ることにより 高齢者の入居に係る賃貸住宅又は登録住宅の管理の状況及びこれらの住まいに入居している高齢者の居住の状況 各管理者の連絡先等の情報が必要に応じ提供されるよう努めることとする 加えて 高齢者が登録住宅や認可住宅から家賃の滞納等の理由によりやむをえず退去する場合にも 公営住宅や他の登録住宅等の情報を適切に提供することにより 高齢者の居住の安定が図られるよう配慮することが望ましい 四高齢者に適した良好な環境を有する住宅の整備の促進に関する基本的な事項国は 介助のしやすさ 移動の容易性等の観点から 高齢者に配慮した住宅ストック形成のため 平成 32 年度までに 高齢者 (65 歳以上の者に限る ) の居住する住宅のバリアフリー化率について 二箇所以上の手すりの設置又は段差の解消のいずれかがなされた一定のバリアフリー化の率を37%( 平成 20 年 ) から75%( 平成 32 年 ) に引き上げ うち 二箇所以上の手すりの設置 広い廊下幅の確保 段差の解消のいずれもがなされた高度のバリアフリー化の率を9.5%( 平成 20 年 ) から25%( 平成 32 年 ) に引き上げることとした住生活基本計画 ( 全国計画 ) の目標達成のために また 地方公共団体においても住生活基本計画 ( 都道府県計画 ) 等の住民の住生活の安定及び向上に向けて策定した計画の達成のために必要な措置を講ずるものとする このため 国及び地方公共団体は 高齢者の存する世帯の世帯人数に対応した適切な規模の住宅に高 46

48 齢者が居住できるよう 民間事業者による高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備に対する必要な支援等に努めるとともに 必要に応じ地方公共団体が整備する高齢者向けの優良な賃貸住宅等の高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の確保のための必要な施策の実施等に努めることとする また 国民に対し 住宅の加齢対応改良に対する支援措置等についての必要な情報提供等に努めることとする 高齢者が居住する住宅を整備しようとする者は 高齢者が安心して居住できるよう 当該住宅の整備に当たっては 当該住宅に居住する者の加齢に伴う身体機能の低下等に対応するため 国土交通大臣が別に定める高齢者が居住する住宅の設計に係る指針に従って当該住宅を設計するとともに 高齢者に特有の身体機能の低下が認められる場合には その状況に応じ 適切な住宅改修及び身体機能を補い得る設備又は機器の設置を図ることが望ましい また 当該整備に当たっては 住宅性能表示制度を活用することが望ましい 五高齢者がその居宅において日常生活を営むために必要な保健医療サービス及び福祉サービスを提供する体制の確保に関する基本的な事項 1 高齢者居宅生活支援体制の確保高齢者が安心して生活を続けるためには 居宅において 高齢者居宅生活支援事業や高齢者居宅生活支援事業の用に供する施設である高齢者居宅生活支援施設を円滑に利用できる体制が必要である 国及び地方公共団体は 住宅政策と福祉政策の連携により 高齢者居宅生活支援事業が適正かつ安定的に提供される仕組みの整備 担い手の育成 介護等を必要とする高齢者に対して的確な情報を提供する体制の整備等を行い 高齢者居宅生活支援体制の確保に努めるものとする 高齢者居宅生活支援施設の整備を行う者は 当該高齢者居宅生活支援施設が賃貸住宅又は有料老人ホームと合築又は併設がされた場合でも 当該賃貸住宅又は有料老人ホームに入居する高齢者のみならず 地域の高齢者が高齢者居宅生活支援事業を利用できるように整備することが望ましい 高齢者居宅生活支援サービスを提供する者は 介護保険法等の関係法令を遵守するとともに 高齢者居宅生活支援サービスの提供により 高齢者の福祉が増進されるよう努めるものとする 2 入居者募集時の留意事項 1 賃貸人又は登録事業者登録事業者が自ら又は委託若しくは提携により高齢者居宅生活支援サービスを入居者に提供する場合を含め 入居者に高齢者居宅生活支援サービスを提供する場合には 賃貸人又は登録事業者は 入居者の募集に当たって 高齢者居宅生活支援サービスの内容 対価 提供する事業者及び賃貸の条件の内容に係る正確な情報を提供すべきである 特に 高齢者居宅生活支援サービスが 介護保険法第 8 条第 11 項に規定する特定施設入居者生活介護など介護保険法等の関係法令に規定するサービスである場合には 当該関係法令の規定に従って正確な情報を提供すべきである なお 高齢者居宅生活支援サービスが委託又は提携により提供される場合には賃貸人又は登録事業者はその委託先等と書面で契約を締結し 入居者に対して 実際にサービスを提供する主体とその契約内容を書面により説明することが望ましい 2 賃貸人又は登録事業者以外の高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者は 入居相談時に 提供する高齢者居宅生活支援サービスについて 詳細を示す書面により説明を行うことが望ましい また 高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者が 入居者と契約した高齢者居宅生活支援サービスの一部を別の事業者に委託すること又は別の事業者と提携することにより提供させる場合には その委託先等と書面で契約を締結し 入居者に対して 実際にサービスを提供する事業者とその契約内容を書面により説明することが望ましい 3 高齢者居宅生活支援サービスの提供に係る契約高齢者居宅生活支援サービスの提供に係る契約書には 高齢者居宅生活支援サービスの内容及び費用の内訳を明示するとともに 前払い費用を徴収する場合の償還ルール及び返還する場合に備えた保全措置 身元引受人を記載する場合の権利義務 賃貸住宅の退去時における高齢者居宅生活支援サー 47

49 ビスの契約の扱いを明記することが望ましい 4 高齢者居宅生活支援サービスの提供高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者は 高齢者居宅生活支援サービスについて 介護保険法等の関係法令を遵守するとともに 関係するガイドライン等を参考にサービスの向上に努めることが望ましい また 入居者が 賃貸人若しくは登録事業者が直接提供する高齢者居宅生活支援サービス又は賃貸人若しくは登録事業者が委託し若しくは提携する事業者が提供する高齢者居宅生活支援サービス以外の外部事業者が提供する高齢者居宅生活支援サービスの利用を希望した場合には その利用を制限すべきではない 高齢者居宅生活支援サービスの提供に当たっては 提供時間 職員の配置 職員の資格の有無等について居住者に十分に説明しておくことが望ましい また 入居者の個人情報や 緊急時に備えて作成したかかりつけ医 身元引受人等の名簿について 個人情報の管理の観点に十分に配慮して取り扱うことが望ましい なお 緊急時における通報等に係るサービスを提供する場合には 事故 急病及び負傷に迅速かつ的確に対応できる体制を確保するとともに かかりつけ医 身元引受人等と緊急時の対応方針を定めておくことが望ましい また 自ら当該サービスの提供を行わず かつ 民間事業者を利用して当該サービスの提供を行う場合には 責任の明確化及び防犯上の観点から 警備業法 ( 昭和 47 年法律第 117 号 ) 第 4 条の規定により都道府県公安委員会の認定を受けた者を活用することが望ましい さらに 安否確認を行うサービスを提供する場合には プライバシーを侵害しないよう その方法について あらかじめ入居者の同意を得ておくことが望ましい これに加えて 入居者からの相談に対応し 必要に応じて適切なサービスに繋ぐことができるよう 地域の保健医療サービス及び福祉サービスの提供主体と連携体制を構築することが望ましい 5 高齢者居宅生活支援サービスの変更し又は終了高齢者居宅生活支援サービスを提供する事業者は 安定した高齢者居宅生活支援サービスの提供に努めることが望ましい やむを得ない理由によりサービスを変更し又は終了させる必要がある場合には 契約の変更又は解約に先立ち 入居者に十分に説明することが望ましい なお 委託又は提携により高齢者居宅生活支援サービスを提供している場合には 賃貸人又は登録事業者及び高齢者居宅生活支援事業者は 入居者への説明や自らに代わって高齢者居宅生活支援サービスを提供する代替事業者のあっせんに努めることが望ましい また 現在賃貸住宅又は登録住宅に入居している高齢者に 身体機能の変化等があり 現在提供している高齢者居宅生活支援サービスではその居住を継続できなくなるおそれがある場合には 介護サービス等の紹介や入居者の意思を踏まえた必要なサービスが提供される住まいの紹介に努めることが望ましい 六高齢者居住安定確保計画の策定に関する基本的な事項都道府県は 高齢者住まい法及び本基本方針に従い また 住生活基本計画 ( 都道府県計画 ) 都道府県老人福祉計画及び都道府県介護保険事業支援計画と調和を図りつつ 高齢者居住安定確保計画を策定することが望ましい 1 高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標高齢者居住安定確保計画においては 各都道府県の区域内における高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の目標を定めるものとする 高齢者居住安定確保計画の策定に当たっては 要介護等の高齢者の全体数 保健医療サービス及び福祉サービスの付いている住まいの供給状況を把握することとし 供給の目標については 将来の要介護等の高齢者の状況を推計するとともに 高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームに介護老人保健施設等を加えた保健医療サービス又は福祉サービスの付いている住まいの供給に関する方針について 住宅部局と福祉部局とが連携し十分検討した上で設定することが望ましい 2 目標を達成するために必要な事項イ高齢者に対する賃貸住宅及び老人ホームの供給の促進に関する事項高齢者居住安定確保計画においては 住宅政策と福祉政策の連携により 高齢者の居住の安定を 48

50 確保する観点から 高齢者居宅生活支援体制の確保された賃貸住宅及び老人ホームの供給を促進するために講ずる施策を定めることが望ましい 公的賃貸住宅の供給については 介護保険の居住系サービス若しくは見守り等のサービスの提供又は高齢者居宅生活支援施設との合築若しくは併設を促進するために講ずる施策を位置付けることが考えられる この際 公的賃貸住宅を新規に建設するだけではなく 既存の公的賃貸住宅又は公的賃貸住宅団地において高齢者居宅生活支援施設の併設や見守り等の事業を行う等既存ストックを活用した施策を積極的に位置付けることが考えられる また 老人ホームの供給については 都道府県老人福祉計画等と調和を図りつつ 高齢者が適切な施設に居住できるよう 必要な施策を位置付けることが考えられる さらに 加齢対応構造等を備えた住宅の普及を図るために講ずる施策 高齢者単身世帯等が居住できる加齢対応構造等を備えた民間賃貸住宅の戸数の拡大を図るために講ずる施策を定めることが考えられる これらに加え 所得が比較的少ない高齢者のために 高齢者向けの優良な賃貸住宅等と役割分担を図りつつ 加齢対応構造等を備えた公営住宅の整備を推進するとともに 必要に応じて公営住宅への優先入居についても定めることが考えられる なお 公的賃貸住宅の供給に当たっては 地域におけるコミュニティ形成及び世代間の交流に寄与し 高齢者の入居に係る適正な種類の公的賃貸住宅が確保されるよう 関係主体間の調整について講ずる施策についても定めることが考えられる また サービス付き高齢者向け住宅の供給に当たっては 登録を受けようとする者が 高齢者の人口の現状や将来見通し等を勘案しつつ 事業を実施する地域のニーズ等を的確に把握した上で 事業を実施することとする等 登録制度の適正な運用に関する事項を定めることが考えられる なお 公的資金によらない高齢者居宅生活支援体制の確保された賃貸住宅及び老人ホームについても 適切な情報提供体制の整備などその供給の促進に関して講ずる施策を定めることが考えられる あわせて 高齢者が安心して居住することができる住まいを確保する観点から 登録住宅 認可住宅について趣旨 内容を周知するために講ずる施策を定めることが考えられる さらに 高齢者がその心身の状況に応じた住まいを選択できるよう 高齢者に対する情報提供体制の整備についても居住支援協議会や地域包括支援センターの活用も含め位置付けることが考えられる ロ高齢者が入居する賃貸住宅等の管理の適正化に関する事項高齢者居住安定確保計画においては 高齢者が入居する賃貸住宅 登録住宅 認可住宅の管理の適正化のために講ずる施策を位置付けることが望ましい また 賃貸住宅に入居しようとする者が高齢者であることをもって差別されることがないよう 賃貸人等の啓発のために講ずる施策 居住支援協議会を活用して 公的な賃貸住宅を管理する者 登録住宅の賃貸人 宅地建物取引業者等で構成する連絡調整の場を設ける等関係者の連携を適切に図るために講ずる施策 住宅に困窮する高齢者に対し公営住宅等の情報を適切に提供する施策等を位置付けることが考えられる ハ高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅の整備の促進に関する事項高齢者居住安定確保計画においては 登録住宅等民間による高齢者に適した良好な居住環境を有する住宅等の整備に対する支援 地方公共団体による高齢者向けの優良な賃貸住宅の整備等について必要な施策を位置付けることが考えられる また 必要に応じて 登録住宅 住宅の加齢対応改良に対する支援措置等の支援について行う情報提供等についても定めることが考えられる 高齢者居住安定確保計画において 公社による住宅の改良の実施に関する事項を位置付けることができるので必要に応じて定めることが考えられる ニ高齢者居宅生活支援施設の整備の促進に関する事項高齢者居住安定確保計画においては 必要な高齢者居宅生活支援施設の整備が進むよう 必要に応じ公的賃貸住宅や公的賃貸住宅団地における高齢者居宅生活支援施設の整備について位置付けることが考えられる 49

51 ホニのほか 高齢者居宅生活支援体制の確保に関する事項高齢者居住安定確保計画においては 高齢者居宅生活支援体制の確保のための施策のほか 人材育成などのサービス提供基盤の整備に係る施策を位置づけることが考えられる 特に シルバーハウジング プロジェクトなど住宅施策と福祉施策の連携により講じられる施策については積極的に位置付けることが望ましい また 自治会 ボランティア NPO 等による地域の高齢者に対する見守り体制の強化に係る施策を位置付けることが考えられる 3 計画期間高齢者居住安定確保計画は 住生活基本計画 ( 都道府県計画 ) を踏まえ 都道府県老人福祉計画及び都道府県介護保険事業支援計画と調和を図りつつ計画期間を定める 例えば 都道府県介護保険事業支援計画では3 年を一期として計画期間を設定していることから これと整合を図るとともに長期的施策を講ずることができるよう 計画期間を6 年間とし 老人福祉計画等の見直しに合わせて3 年ごとに計画を見直すことが考えられる 4 その他高齢者の居住の安定の確保に関し必要な事項高齢者居住安定確保計画においては 持家に居住する高齢者の居住の安定を確保するため 住宅のバリアフリー化を促進するために講ずる施策や 加齢対応構造等を備えた住宅に対する融資等の普及のために講ずる施策を位置付けることが考えられる 都道府県は 高齢者居住安定確保計画において サービス付き高齢者向け住宅の登録基準及び終身賃貸事業の認可基準について 基準を加重することができる また 法令に定める範囲内で一部の基準について緩和することもできるので 必要に応じて適切に活用することが望ましい 七その他高齢者の居住の安定の確保に関する重要事項高齢者の居住の安定確保を図るため 市町村においても 当該市町村の区域内における高齢者の居住の安定の確保に関する計画 ( 市町村の定める高齢者居住安定確保計画 ) を定めることが望ましい また 都道府県が策定する高齢者居住安定確保計画において 市町村による施策を位置付けることも考えられる 賃貸人 ( 登録住宅である有料老人ホームの設置者を含む 以下同じ ) 高齢者居宅生活支援事業を営む者及び入居者は 高齢者が入居する賃貸住宅において 介護保険法等の関係法令を遵守し 災害時の安全確保に留意する必要がある 賃貸人は 入居者である高齢者が 居住に係る不安等の解消のため その居住する賃貸住宅又は有料老人ホームにおいて緊急時における通報等に係るサービスの利用を希望した場合には これに応じることができるよう 地域の実状に応じ 関係行政機関等との連携 必要な設備の設置のための準備 必要な体制の整備等を行うことが望ましい なお 賃貸人が自ら当該サービスの提供を行わず かつ民間事業者を活用して当該サービスの提供を行う場合にあっては 責任の明確化及び防犯上の観点から 警備業法第 4 条の規定により都道府県公安委員会の認定を受けた者を活用することが望ましい 地方公共団体は 高齢者の居住の安定の確保を図るための施策を講ずるに当たっては 地域の整備 都市の整備に関する施策にも配慮し これらとの連携を図らなければならない 中山間地域において高齢者向けの優良な賃貸住宅を供給する場合にあっては 当該地域の定住の促進に関する施策等との整合を図りつつ その立地及び団地の規模について 福祉サービス等の提供の効率化等にも配慮して計画することが望ましい また 密集市街地 ( 密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律 ( 平成 9 年法律第 49 号 ) 第 2 条第一号に規定する密集市街地をいう ) の再編整備等により高齢者が安定した居住の場を失うことのないよう まちづくりと住宅整備との一体的な推進の観点から 必要に応じ 公的な主体による高齢者向けの優良な賃貸住宅 公営住宅等の適切な役割分担のもとでの供給等に努めることとする 50

52 3. 高齢者が居住する住宅の設計に係る指針 平成 13 年 8 月 6 日国土交通省告示第 1301 号第 1 趣旨この指針は 高齢者が居住する住宅において 加齢等に伴って身体の機能の低下が生じた場合にも 高齢者がそのまま住み続けることができるよう 一般的な住宅の設計上の配慮事項を示すものであり 現に特定の身体機能の低下や障害が生じている居住者のために個別に配慮する際には 当該居住者の状況に応じ この指針に示すもの以外の設計上の工夫を行う必要がある場合がある また この指針は 高齢者の居住する住宅及び屋外部分が 高齢者の移動等 ( 水平移動 垂直移動 姿勢の変化及び寄りかかりの各行為をいう ) に伴う転倒 転落等の防止のための基本的な措置又は介助が必要となった場合を想定し 介助用車いす使用者が基本生活行為 ( 日常生活空間 ( 高齢者の利用を想定する一の主たる玄関 便所 浴室 脱衣室 洗面所 寝室 ( 以下 特定寝室 という ) 食事室及び特定寝室の存する階 ( 接地階 ( 地上階のうち最も低い位置に存する階をいう 以下同じ ) を除く ) にあるバルコニー 特定寝室の存する階にあるすべての居室並びにこれらを結ぶ一の主たる経路をいう 以下同じ ) で行われる排泄 入浴 整容 就寝 食事 移動その他これらに伴う行為をいう ) を行うことを容易にするための基本的な措置を確保するために必要な事項を示すものとする なお 事項によっては 上記の措置に基づく仕様を基本レベルを示すとともに 高齢者の移動等に伴う転倒 転落等の防止に特に配慮した措置又は介助が必要となった場合を想定し 介助用車いす使用者が基本生活行為を行うことを容易にすることに特に配慮した措置が確保された仕様を推奨レベルとして示すものとする また この指針は 社会状況の変化や技術の進展等を踏まえ 必要に応じて見直すものとする 第 2 住宅の専用部分に係る指針 1 適用範囲すべての住宅に適用する 2 指針 (1) 部屋の配置イ基本レベル日常生活空間のうち 便所が特定寝室の存する階にあること ロ推奨レベル日常生活空間のうち 玄関 便所 浴室及び食事室並びに脱衣室及び洗面所 ( 存する場合に限る ) が 特定寝室の存する階にあること ただし ホームエレベーター ( 出入口の有効な幅員が 750mm 以上 ( 通路等から直進して入ることができる位置に設置されているものにあっては 650mm 以上 ) である等介助用車いすの使用が可能であるものに限る ) が設けられており かつ 日常生活空間のうち便所が特定寝室の存する階にある場合にあっては この限りでない (2) 段差イ基本レベル 1) 日常生活空間内の床が 段差のない構造 (5mm 以下の段差が生じるものを含む 以下同じ ) であること ただし 次に掲げるものにあっては この限りでない a 玄関の出入口の段差で くつずりと玄関外側の高低差を 20mm 以下とし かつ くつずりと玄関土間の高低差を 5mm 以下としたもの b 玄関の上がりかまちの段差 c 勝手口その他屋外に面する開口部 ( 玄関の出入口を除く 以下 勝手口等 という ) の出入口及び上がりかまちの段差 d 居室の部分の床のうち次に掲げる要件を満たすものとその他の部分の床の 300mm 以上 450mm 以下の段差 (i) 介助用車いすの移動の妨げとならない位置に存すること 51

53 (ⅱ) 面積が 3m2 以上 9m2( 当該居室の面積が 18m2 以下の場合にあっては 当該面積の 1/2) 未満であること (ⅲ) 当該部分の面積の合計が 当該居室の面積の 1/2 未満であること (ⅳ) 長辺 ( 工事を伴わない撤去等により確保できる部分の長さを含む ) が 1,500mm 以上であること (ⅴ) その他の部分の床より高い位置にあること e 浴室の出入口の段差で 20mm 以下の単純段差 ( 立ち上がりの部分が一の段差をいう 以下同じ ) としたもの又は浴室内外の高低差を 120mm 以下 またぎ高さを 180mm 以下とし かつ 手すりを設置したもの f バルコニーの出入口の段差 ただし 接地階を有しない住戸にあっては 次に掲げるもの並びにバルコニーと踏み段 ( 奥行きが 300mm 以上で幅が 600mm 以上であり 当該踏み段とバルコニーの端との距離が 1,200mm 以上であり かつ 1 段であるものに限る 以下ロ 1)b を除き同じ ) との段差及び踏み段とかまちとの段差で 180mm 以下の単純段差としたものに限る (ⅰ) 180mm( 踏み段を設ける場合にあっては 360mm) 以下の単純段差としたもの (ⅱ) 250mm 以下の単純段差とし かつ 手すりを設置できるようにしたもの (ⅲ) 屋内側及び屋外側の高さが 180mm 以下のまたぎ段差 ( 踏み段を設ける場合にあっては 屋内側の高さが 180mm 以下で屋外側の高さが 360mm 以下のまたぎ段差 ) とし かつ 手すりを設置できるようにしたもの 2) 日常生活空間外の床が 段差のない構造であること ただし 次に掲げるものにあっては この限りでない a 玄関の出入口の段差 b 玄関の上がりかまちの段差 c 勝手口等の出入口及び上がりかまちの段差 d バルコニーの出入口の段差 e 浴室の出入口の段差 f 室内又は室の部分の床とその他の部分の床の 90mm 以上の段差ロ推奨レベル 1) 日常生活空間内の床が 段差のない構造であること ただし 次に掲げるものにあっては この限りでない a イ 1) の a c 及び d に掲げるもの b 玄関の上がりかまちの段差で 110mm( 接地階に存する玄関のものにあっては 180mm 踏み段 ( 奥行きが 300mm 以上で幅が 600mm 以上であり かつ 1 段であるものに限る ) を設ける場合にあっては 360mm) 以下としたもの並びに土間と踏み段との段差及び踏み段と上がりかまちとの段差で 110mm( 接地階に存する玄関のものにあっては 180mm) 以下としたもの c バルコニーの出入口の段差で 180mm( 踏み段を設ける場合にあっては 360mm) 以下の単純段差としたもの並びにバルコニーと台との段差及び台とかまちの段差で 180mm 以下の単純段差としたもの並びにバルコニーと台との段差及び台とかまちとの段差で 180mm 以下の単純段差としたもの 2) 日常生活空間外の床が イ 2) に掲げる要件を満たすこと (3) 手すりイ基本レベル 1) 手すりが 次の表の ( い ) 項に掲げる空間ごとに ( ろ ) 項に掲げる要件を満たすこと ただし 便所 浴室 玄関及び脱衣室にあっては 日常生活空間内に存するものに限る ( い ) ( ろ ) 空間手すりの設置の要件階段少なくとも片側 ( 勾配が 45 度を超える場合にあっては両側 ) に かつ 踏面の先端からの高さが 700mm から 900mm の位置に設けられていること ただし ホームエレベーターが設けられている場合にあっては この限りでない 52

54 便所立ち座りのためのものが設けられていること 浴室浴槽出入りのためのものが設けられていること 玄関上がりかまち部の昇降や靴の着脱のためのものが設置できるようになっていること 脱衣所衣服の着脱のためのものが設置できるようになっていること 2) 転落防止のための手すりが 次の表の ( い ) 項に掲げる空間ごとに ( ろ ) 項に掲げる要件を満たすこと ただし 外部の地面 床等からの高さが 1m 以下の範囲又は開閉できない窓その他転落のおそれがないものについては この限りでない ( い ) ( ろ ) 空間手すりの設置の要件バルコニー a 腰壁その他足がかりとなるおそれのある部分 ( 以下 腰壁等 という ) の高さが 650mm 以上 1,100mm 未満の場合にあっては 床面から 1,100mm 以上の高さに達するように設けられていること b 腰壁等の高さが 300mm 以上 650mm 未満の場合にあっては 腰壁等から 800mm 以上の高さに達するように設けられていること c 腰壁等の高さが 300mm 未満の場合にあっては 床面から 1,100mm 以上の高さに達するように設けられていること 2 階以上の窓 a 窓台その他足がかりとなるおそれのある部分 ( 以下 窓台等 という ) の高さが 650mm 以上 800mm 未満の場合にあっては 床面から 800mm(3 階以上の窓にあっては 1,100mm) 以上の高さに達するように設けられていること b 窓台等の高さが 300mm 以上 650mm 未満の場合にあっては 窓台等から 800mm 以上の高さに達するように設けられていること c 窓台等の高さが 300mm 未満の場合にあっては 床面から 1,100mm 以上の高さに達するように設けられていること 廊下及び階段 ( 開 a 腰壁等の高さが 650mm 以上 800mm 未満の場合にあっては 床面 ( 階段にあっては踏放されている側に面の先端 ) から 800mm 以上の高さに達するように設けられていること 限る ) b 腰壁等の高さが 650mm 未満の場合にあっては 腰壁等から 800mm 以上の高さに達するように設けられていること 3) 転落防止のための手すりの手すり子で床面 ( 階段にあっては踏面の先端 ロ 3) において同じ ) 及び腰壁等又は窓台等 ( 腰壁等又は窓台等の高さが 650mm 未満の場合に限る ロ 3) において同じ ) からの高さが 800mm 以内の部分に存するものの相互の間隔が 内法寸法で 110mm 以下であること ロ推奨レベル 1) 手すりが 次の表の ( い ) 項に掲げる空間ごとに ( ろ ) 項に掲げる要件を満たすこと ただし 便所 浴室 玄関及び脱衣室にあっては 日常生活空間内に存するものに限る ( い ) ( ろ ) 空間手すりの設置の要件階段両側 ( 勾配が 45 度以下であり かつ ホームエレベーターが設けられている場合にあっては 少なくとも片側 ) に かつ 踏面の先端からの高さが 700mm から 900mm の位置に設けられていること 便所立ち座りのためのものが設けられていること 浴室浴室出入り 浴槽出入り 浴槽内での立ち座り 姿勢保持及び洗い場の立ち座りのためのものが設けられていること 玄関上がりかまち部の昇降及び靴の着脱のためのものが設けられていること 脱衣所衣服の着脱のためのものが設けられていること 2) 転落防止のための手すりが イ 2) に掲げる要件を満たすこと 3) 転落防止のための手すりの手すり子で床面及び腰壁等又は窓台等からの高さが 800mm 以内の部分に存するものの相互の間隔が イ 3) に掲げる要件を満たすこと 53

55 (4) 通路及び出入口の幅員イ基本レベル 1) 日常生活空間内の通路の有効な幅員が 780mm( 柱等の箇所にあっては 750mm) 以上であること 2) 日常生活空間内の出入口 ( バルコニーの出入口及び勝手口等の出入口を除く 以下同じ ) の幅員 ( 玄関及び浴室の出入口については 開き戸にあっては建具の厚み 引き戸にあっては引き残しを勘案した通行上有効な幅員とし 玄関及び浴室以外の出入口については 軽微な改造により確保できる部分の長さを含む ) が 750mm( 浴室の出入口にあっては 600mm) 以上であること ロ推奨レベル 1) 日常生活空間 ((1) ロに規定するホームエレベーターを設置する場合にあっては 当該ホームエレベーターと日常生活空間との間の経路を含む ) 内の通路の有効な幅員が 850mm( 柱等の箇所にあっては 800mm) 以上であること 2) 日常生活空間内の出入口の幅員 ( 玄関及び浴室の出入口については 開き戸にあっては建具の厚み 引き戸にあっては引き残しを勘案した通行上有効な幅員とし 玄関及び浴室以外の出入口については 工事を伴わない撤去等により確保できる部分の長さを含む ) が 800mm 以上であること (5) 階段イ基本レベル次に掲げる要件を満たすこと ただし ホームエレベーターが設けられている場合にあっては この限りでない 1) 勾配が 22/21 以下であり けあげの寸法の 2 倍と踏面の寸法の和が 550mm 以上 650mm 以下であり かつ 踏面の寸法が 195mm 以上であること 2) 蹴込みが 30mm 以下であること 3) 1) に掲げる各部の寸法は 回り階段の部分においては 踏面の狭い方の端から 300mm の位置における寸法とすること ただし 次のいずれかに該当する部分にあっては 1) の規定のうち各部の寸法に関するものは適用しないものとする a 90 度屈曲部分が下階の床から上 3 段以内で構成され かつ その踏面の狭い方の形状がすべて 30 度以上となる回り階段の部分 b 90 度屈曲部分が踊場から上 3 段以内で構成され かつ その踏面の狭い方の形状がすべて 30 度以上となる回り階段の部分 c 180 度屈曲部分が 4 段で構成され かつ その踏面の狭い方の形状が下から 60 度 30 度 30 度及び 60 度の順となる回り階段の部分ロ推奨レベル次に掲げる要件を満たすこと ただし ホームエレベーターが設けられており かつ イの 1) から 3) までに掲げる要件を満たす場合にあっては この限りでない 1) 勾配が 6/7 以下であり かつ けあげの寸法の 2 倍と踏面の寸法の和が 550mm 以上 650mm 以下であること 2) 蹴込みが 30mm 以下であり かつ 蹴込み板が設けられていること 3) 回り階段等安全上問題があると考えられる形式が用いられておらず かつ 最上段の通路等への食い込み部分及び最下段の通路等への突出部分が設けられていないこと 4) 踏面に滑り防止のための部材を設ける場合にあっては 当該部材が踏面と同一面となっていること 5) 踏面の先端と蹴込み板を勾配が 60 度以上 90 度以下の面で滑らかにつなぐ形状とすることその他の措置により段鼻を出さない形状となっていること (6) 各部の広さ等イ便所 1) 基本レベル日常生活空間内の便所が 次に掲げる要件のいずれかを満たすこと 54

56 a 長辺 ( 軽微な改造により確保できる部分の長さを含む ) が内法寸法で 1,300mm 以上であること b 便器の前方又は側方について 便器と壁の距離 ( ドアの開放により確保できる部分又は軽微な改造により確保できる部分の長さを含む ) が 500mm 以上であること 2) 推奨レベル日常生活空間内の便所の短辺 ( 工事を伴わない撤去等により確保できる部分の長さを含む ) が内法寸法で 1,300mm 又は便器後方の壁から便器の先端までの距離に 500mm を加えた値以上であること ロ浴室 1) 基本レベル日常生活空間内の浴室が 次に掲げる要件を満たすこと a 浴室の短辺が 一戸建ての住宅にあっては内法寸法で 1,300mm 以上 一戸建ての住宅以外の住宅の用途に供する建築物内の住宅の浴室にあっては内法寸法で 1,200mm 以上であること b 浴室の面積が 一戸建ての住宅にあっては内法寸法で 2.0m2 以上 一戸建ての住宅以外の住宅の用途に供する建築物内の住宅の浴室にあっては内法寸法で 1.8m2 以上であること 2) 推奨レベル日常生活空間内の浴室の短辺が内法寸法で 1,400mm 以上であり かつ 面積が内法寸法で 2.5m2 以上であること ハ特定寝室 1) 基本レベル特定寝室の面積が 内法寸法で 9m2 以上であること 2) 推奨レベル特定寝室の面積が 内法寸法で 12m2 以上であること (7) 床及び壁の仕上げ住戸内の床 壁の仕上げは 滑り 転倒等に対する安全性に配慮したものであること (8) 建具等イ基本レベル建具が 開閉がしやすく かつ 安全性に配慮したものであること また 建具のとって 引き手及び錠が使いやすい形状のものであり 適切な位置に取り付けられていること ロ推奨レベル 1) イに掲げる要件を満たすこと 2) 建具 造付け家具等に用いられるガラスのうち身体に接触する可能性のあるものが 安全ガラスであること (9) 設備イ基本レベル 1) 日常生活空間内の便所の便器が 腰掛け式であること 2) 浴槽の縁の高さ等が 高齢者の入浴に支障がない等安全性に配慮したものであること 3) 住戸内の給水給湯設備 電気設備及びガス設備が 高齢者が安心して使用できる安全装置の備わった調理器具設備等を使用する等安全性に配慮したものであるとともに 操作が容易なものであること 4) 住戸内の照明設備が 安全上必要な箇所に設置されているとともに 十分な照度を確保できるものであること 5) ガス漏れ検知器等 ( ガスを使用する場合に限る ) 及び火災警報器が 高齢者が主に使用する台所に設けられていること 6) 通報装置が できる限り便所及び浴室に設けられていること ロ推奨レベル 1) イの 1) から 4) までに掲げる要件を満たすこと 55

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