大学と学生第534号発達障害に関する基礎知識_日本学生支援機構(小見 夏生)-JASSO

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1 制度改正が行われた 特別支援教育の一層の推進を図るため 平成一八年に学 議報告と中央教育審議会答申での提言を受け 次の二つの 小 中学校などにおける特別支援教育の推進 こうした状況を踏まえ 文部科学省の調査研究協力者会 ができると定められている 合で在籍している可能性が示された あるものを教育する場合には 特別の教育課程によること な教育的支援を必要としている児童生徒が約六 % 程度の割 生徒を除く ) のうち障害に応じた特別の指導を行う必要が 多動性障害 高機能自閉症等により学習か行動の面で特別 言語障害等である児童生徒 ( 特別支援学級に在籍する児童 学校 中学校の通常の学級において 学習障害 注意欠陥 導の根拠規定になっており 小学校または中学校において 実態調査 ( 以下 全国実態調査 という ) を実施し 小 た 現在は学校教育法施行規則第一四〇条が通級による指 する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する全国 あり 平成五年の制度化以来着実に利用者数が増加してい また 平成一四年には文部科学省が 通常の学級に在籍 対象はそれまで 言語障害 情緒障害 弱視 難聴などで 配慮事項などが盛り込まれている 特別な場 ( 通級指導教室 ) で受ける指導形態である その おいて支援体制を構築していく際の具体的な方法 手続き の学級で受けながら 障害の状態等に応じた特別の指導を を策定した このガイドラインには 全国の小 中学校に いる比較的障害の軽い児童生徒が ほとんどの授業を通常 生徒への教育支援体制の整備のためのガイドライン ( 試案 ) 通級による指導とは 小 中学校の通常学級に在籍して ADHD( 注意欠陥 / 多動性障害 ) 高機能自閉症の児童 られた 年一月に 小 中学校における LD( 学習障害 ) 成一八年四月から新たに通級による指導の対象に位置づけ 重点施策五か年計画 を受け 文部科学省では平成一六 切に行うため学校教育法施行規則の一部改正が行われ 平 込まれた さらに 障害者基本計画に基づき決定された 欠陥多動性障害のある児童生徒について 教育的支援を適 症などについて教育的支援を行う という基本方針が盛り 小 中学校の通常の学級に在籍する学習障害および注意 一〇年計画 ) に 学習障害 注意欠陥 / 多動性障害 自閉 指導 された 障害者基本計画 ( 平成一五年度を初年度とした 学習障害 注意欠陥多動性障害の児童生徒の通級による については 資料編に掲載している 一方 政府の取組については 平成一四年末に閣議決定 知識を整理した なお 本稿で太字にしている法令 通知 発達障害者支援センターの指定等について定めている への教育上の配慮について 法令や通知などに基づき基礎 育における発達障害者への支援 発達障害者の就労の支援 学校の関係者の参考に資するため 発達障害や発達障害者 よび地方公共団体の責務を明らかにするとともに 学校教 こうした状況を踏まえ 大学 短期大学および高等専門 達障害を早期に発見し 発達支援を行うことに関する国お た生徒が 順次高等教育機関に進学する状況にある 発達支援を行うことが特に重要であることにかんがみ 発 実施されており 学校で特別な支援を受けながら学んでき 施行された 発達障害の症状の発現後 できるだけ早期に 児童生徒が在籍するすべての学校において特別支援教育が 進により平成一六年一二月に制定され 平成一七年四月に れのない発達障害も含めて 特別な支援を必要とする幼児 盟 ( 発達障害の支援を考える議員連盟 ) による強力な推 定められている また 平成一九年四月からは 知的な遅 に寄与することを目的とした法律であり 超党派の議員連 の状態に応じ 適切な教育上の配慮をするものとする と その生活全般にわたる支援を図り もってその福祉の増進 二項では 大学及び高等専門学校は 発達障害者の障害 支援法は 発達障害者の自立および社会参加に資するよう 発達障害者支援法 ( 以下 支援法 という ) 第八条第 発達障害の法令上の定義は 支援法に定められている 一はじめに 二発達障害に関連する制度の改正は? 発達障害に関する基礎知識 日本学生支援機構学生生活部長小見夏生 解説 31 30

2 ディネーターの指名などが具体的に示されている として 校内委員会の設置 実態把握 特別支援教育コー を行うための各学校における体制の整備および必要な取組 されるものである と明記されるとともに 特別支援教育 要とする幼児児童生徒が在籍する全ての学校において実施 く 知的な遅れのない発達障害も含めて 特別な支援を必 教育について これまでの特殊教育の対象の障害だけでな 第一二五号初等中等教育局長通知 ) においては 特別支援 育の推進について ( 平成一九年四月一日付け一九文科初 の基本的な考え方 留意事項等を示した通知 特別支援教 の教育を行うものとした 改正法を踏まえ 特別支援教育 し 障害による学習上または生活上の困難を克服するため 教育上特別の支援を必要とする幼児 児童および生徒に対 学校 中学校 高等学校および中等教育学校においては 具体的には 学校教育法第八一条第一項で 幼稚園 小 別支援学校に一本化するなど大幅な制度改正が行われた ほか それまでの盲 聾 養護学校を障害種別を超えた特 て特別支援教育を推進すべきことが明確に位置付けられた れた この法改正では 小 中学校など全ての学校におい 校教育法の一部改正が行われ 平成一九年四月から施行さ ( 出典 : 平成 19 年 3 月 15 日文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 発達障害 の用語の使用について 別紙 2) び協調運動の障害を除く ) と定められている ( 図参照 ) 発達障害 学習障害 注意欠陥多動性障害 言語の障害及 情緒の障害 ( 自閉症 アスペルガー症候群その他の広汎性 援法施行規則において 心理的発達の障害並びに行動及び の他厚生労働省令で定める障害 と さらに発達障害者支 いて発現するもののうち 言語の障害 協調運動の障害そ おいて 脳機能の障害であってその症状が通常低年齢にお めるもの については 発達障害者支援法施行令第一条に その症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定 このうち 4 の その他これに類する脳機能の障害であって をいうこととされている もの 通常低年齢において発現するものとして政令で定める 4 その他これに類する脳機能の障害であってその症状が 3 注意欠陥多動性障害 2 学習障害 1 自閉症 アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害 支援法第二条第一項の規定によると 発達障害 とは 法令上の定義 三発達障害とは? 33 32

3 表 ICD-10( 疾病及び関連保健問題の国際統計分類 )( 抄 ) F80-F89 心理的発達の障害 F80 会話及び言語の特異的発達障害 of80.0 特異的会話構音障害 of80.1 表出性言語障害 of80.2 受容性言語障害 of80.3 てんかんを伴う後天性失語 ( 症 )[ ランドウ クレフナー症候群 ] of80.8 その他の会話及び言語の発達障害 of80.9 会話及び言語の発達障害, 詳細不明 F81 学習能力の特異的発達障害 of81.0 特異的読字障害 of81.1 特異的書字障害 of81.2 算数能力の特異的障害 of81.3 学習能力の混合性障害 of81.8 その他の学習能力発達障害 of81.9 学習能力発達障害, 詳細不明 F82 運動機能の特異的発達障害 F83 混合性特異的発達障害 F84 広汎性発達障害 of84.0 自閉症 of84.1 非定型自閉症 of84.2 レット症候群 of84.3 その他の小児 < 児童 > 期崩壊性障害 of84.4 知的障害 精神遅滞 と常同運動に関連した過動性障害 of84.5 アスペルガー症候群 of84.8 その他の広汎性発達障害 of84.9 広汎性発達障害, 詳細不明 F88 その他の心理的発達障害 F89 詳細不明の心理的発達障害 F90-F98 小児 < 児童 > 期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害 F90 多動性障害 of90.0 活動性及び注意の障害 of90.1 多動性行為障害 of90.8 その他の多動性障害 of90.9 多動性障害, 詳細不明 F91 行為障害 of91.0 家庭限局性行為障害 of91.1 非社会化型 < グループ化されない > 行為障害 of91.2 社会化型 < グループ化された > 行為障害 成され アルファベット (U を除く ) が大分類 数字が中 るので 発達障害 のある幼児児童生徒は通常の学級以 た分類で ICD-10 では 分類はアルファベットと数字で構 高機能のみならず自閉症全般を含むなどより広いものとな 統計基準として世界保健機構 (WHO) によって公表され 高機能自閉症等 と表現していた障害の範囲と比較すると 第一〇版の略称である ICD は 死因や疾病の国際的な る 発達障害 の範囲は それまでの LD ADHD RelatedHealthProblems 略称 ICD) の最新版である 等 の児童生徒と表記していた 一方 支援法の定義によ (InternationalStatisticalClassificationofDiseasesand (LD) 注意欠陥多動性障害 (ADHD) 高機能自閉症 ICD-10 とは 疾病及び関連保健問題の国際統計分類 な教育的支援を必要とする児童生徒 について 学習障害 れている 文部科学省では かつて 通常の学級に在籍する特別 ある場合においても 法の対象とするものである とさ 文部科学省における 発達障害 の用語の使用 脳外傷や脳血管障害の後遺症が 上記の障害を伴うもので 両方を利用している 害であること なお てんかんなどの中枢神経系の疾患 を行うにあたり ICD-10 と DSM- -TR のいずれか あるいは Ⅳ 発症する行動及び情緒の障害 (F90-F98) に含まれる障 称 DSM- -TR) である 日本の精神科医も発達障害の診断 Ⅳ 害 (F80-F89) 及び 小児 児童 期及び青年期に通常 称 DSM) 第四版の解説 (Text) 改訂版 (Revision)( 通 関連保健問題の国際統計分類 ) における 心理的発達の障 会が作成した 精神疾患の診断 統計マニュアル (DiagnosticandStatisticalManualofMentalDisorders 略 低年齢において発現するもののうち ICD-10( 疾病及び 対象となる障害は 脳機能の障害であってその症状が通常 診断基準として使われているのが アメリカ合衆国精神医学 労働事務次官通知 ) では 規定により想定される 法の なお ICD-10 と並んで 精神医学の領域における代表的な 生労働省発障第〇四〇一〇〇八号文部科学事務次官厚生 期に通常発症する行動及び情緒の障害 である ( 表参照 ) いて ( 平成一七年四月一日付け一七文科初第一六号厚 理的発達の障害 F90-F98 が 小児 児童 期及び青年 発達障害の定義に関して 発達障害者支援法の施行につ 障害 で F00 から F99 まである このうち F80-F89 が 心 法令上の定義と国際統計分類 分類を表している 大分類の第五章が 精神および行動の 35 34

4 行動の障害で 社会的な活動や学業の機能に支障をき 使用しないこととした いな注意力 及び / 又は衝動性 多動性を特徴とする 囲が必ずしも明確ではないこと等の理由から 原則として イ注意欠陥多動性障害年齢あるいは発達に不釣り合 に 軽度発達障害 の表記についても その意味する範 ものではない 支援教育課 発達障害 の用語の使用について ) 同時 障害などの障害や 環境的な要因が直接の原因となる た ( 平成一九年三月一五日文部科学省初等中等教育局特別 推定されるが 視覚障害 聴覚障害 知的障害 情緒 援法の定義による 発達障害 との表記に換えることとし 原因として 中枢神経系に何らかの機能障害があると りやすさや 他省庁との連携のしやすさ等の理由から 支 示す様々な状態を指すものである 学習障害は その 症等 との表記を続けたが 平成一九年三月 国民のわか る能力のうち特定のものの習得と使用に著しい困難を その後も文部科学省では LD ADHD 高機能自閉 いが 聞く 話す 読む 書く 計算する又は推論す 示した ア学習障害基本的には全般的な知的発達に遅れはな 対する支援体制整備の対象とされているものであること と が示された 定義については 次のとおりである 障害 高機能自閉症及びアスペルガー症候群の児童生徒に 究協力者会議の報告において その定義や判断基準 ( 試案 ) 中学校の通常の学級に在籍する学習障害 注意欠陥多動性 には ADHD 高機能自閉症について それぞれの調査研 通級による指導の対象になっているもの 又は小学校及び 討を行い 平成一一年七月には LD について 平成一五年 本的に 従来から 盲 聾 養護学校 特殊学級若しくは のため 文部科学省では調査研究協力者会議を設置して検 一号通知 という ) で 支援法における発達障害は 基 立など 学校において適切な対応を図ることは難しい そ 高等教育局長スポーツ 青少年局長通知 )( 以下 二一 の早期発見 専門家等との連携による適切な指導体制の確 付け一七文科初第二一一号文部科学省初等中等教育局長 が明らかでないと 学習や生活上での困難を抱える子ども ある児童生徒等への支援について ( 平成一七年四月一日 LD ADHD 高機能自閉症等 の定義や判断基準 外にも在籍することとなる この点について 発達障害の 主な発達障害の定義 of91.3 反抗挑戦性障害 of91.8 その他の行為障害 of91.9 行為障害, 詳細不明 F92 行為及び情緒の混合性障害 of92.0 抑うつ性行為障害 of92.8 その他の行為及び情緒の混合性障害 of92.9 行為及び情緒の混合性障害, 詳細不明 F93 小児 < 児童 > 期に特異的に発症する情緒障害 of93.0 小児 < 児童 > 期の分離不安障害 of93.1 小児 < 児童 > 期の恐怖症性不安障害 of93.2 小児 < 児童 > 期の社交不安障害 of93.3 同胞抗争障害 of93.8 その他の小児 < 児童 > 期の情緒障害 of93.9 小児 < 児童 > 期の情緒障害, 詳細不明 F94 小児 < 児童 > 期及び青年期に特異的に発症する社会的機能の障害 of94.0 選択 ( 性 ) かん < 縅 > 黙 of94.1 小児 < 児童 > 期の反応性愛着障害 of94.2 小児 < 児童 > 期の脱抑制性愛着障害 of94.8 その他の小児 < 児童 > 期の社会的機能の障害 of94.9 小児 < 児童 > 期の社会的機能の障害, 詳細不明 F95 チック障害 of95.0 一過性チック障害 of95.1 慢性運動性又は音声性チック障害 of95.2 音声性及び多発運動性の両者を含むチック障害 [ ドゥラトゥーレッ ト症候群 ] of95.8 その他のチック障害 of95.9 チック障害, 詳細不明 F98 小児 < 児童 > 期及び青年期に通常発症するその他の行動及び情緒の障害 of98.0 非器質性遺尿 ( 症 ) of98.1 非器質性遺糞 ( 症 ) of98.2 乳幼児期及び小児 < 児童 > 期の哺育障害 of98.3 乳幼児期及び小児 < 児童 > 期の異食 ( 症 ) of98.4 常同性運動障害 of98.5 吃音症 of98.6 早口 < 乱雑 > 言語症 of98.8 小児 < 児童 > 期及び青年期に通常発症するその他の明示された行 動及び情緒の障害 of98.9 小児 < 児童 > 期及び青年期に通常発症する詳細不明の行動及び情 緒の障害 ( 出典 : 平成 19 年 3 月 15 日文部科学省初等中等教育局特別支援教育課 発達障害 の用語の使用について 別紙 5) 37 36

5 困難を持っている児童生徒 について 担任教師による回 知的発達に遅れはないものの 学習面や行動面で著しい 一方 平成一四年に文部科学省が行った全国実態調査は 支援法の 発達障害者 よりその範囲は狭い 断書という客観的基準を設定したものである したがって 障害者か否かを判断することは困難であるので 医師の診 高等専門学校の事務担当者であり 客観的基準なしに発達 これは 実態調査の記入者の多くは 大学 短期大学 ているが診断書はない を除くことを注記した 義し 診断書はないが疑われる 本人は発達障害と言っ 群を含む ) で それぞれ 医師の診断書がある者 と定 注意欠陥多動性障害 高機能自閉症等 ( アスペルガー症候 態調査 という ) では 発達障害 の学生を 学習障害 おける障害学生の修学支援に関する実態調査 ( 以下 実 の行った 平成一九年度大学 短期大学 高等専門学校に 独立行政法人日本学生支援機構 ( 以下 機構 という ) 調査上の定義等 当であると考えられる の障害の状態に応じ 適切な教育上の配慮をすることが適 日常生活や社会生活に制限を受けている学生がいれば そ 等専門学校においても 一定の発達障害の傾向が認められ 活に制限を受ける者 と定義し また 発達障害者のうち 条第二項で 発達障害を有するために日常生活又は社会生 とする における 発達障害者 については 支援法第二 害者の障害の状態に応じ 適切な教育上の配慮をするもの 支援法第八条第二項 大学及び高等専門学校は 発達障 法令上の定義 四発達障害者とは? ものである つ 自閉症の特徴のうち言葉の発達の遅れを伴わない エアスペルガー症候群知的発達の遅れを伴わず か 機能不全があると推定される ものをいう また 中枢神経系に何らかの要因による 障害である自閉症のうち 知的発達の遅れを伴わない が狭く特定のものにこだわることを特徴とする行動の 関係の形成の困難さ 言葉の発達の遅れ 興味や関心 ウ高機能自閉症三歳位までに現れ 他人との社会的 あると推定される 継続し 中枢神経系に何らかの要因による機能不全が たすものである また 七歳以前に現れ その状態が 発達障害は脳機能の障害に起因すると推定されているに ての理解がまず不可欠である にある 教育上の配慮 の前提として 発達障害につい 的にも 発達障害そのものが正しく理解されていない状況 発達障害は 見た目には分かりにくい障害であり 一般 談に適切に対応する等の配慮 と例示している の配慮や これらの学生の学生生活や進路等についての相 二一一号通知で 例えば 試験を受ける環境等について 支援法第八条第二項における 教育上の配慮 について 発達障害者に対する 教育上の配慮 ている すものではないことに注意する必要がある と明記され 調査の結果は LD ADHD 高機能自閉症の割合を示 はなく 医師による診断によるものでもない 従って 本 る回答に基づくもので LD の専門家チームによる判断で なお 調査結果の留意事項で 本調査は 担任教師によ の在り方の検討の基礎資料とする ものであるからである 児童生徒の実態を明らかにし 今後の施策の在り方や教育 等 通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする (LD) 注意欠陥多動性障害 (ADHD) 高機能自閉症 答に基づき集計した これは 調査の目的が 学習指導 応をとることであるといわれている 大学 短期大学 高 家チームと協力して連携した支援体制を構築し 適切な対 について 担当教員等が気づくこと および校内外の専門 徒への対応で重要なのは 発達障害の傾向を示す児童生徒 通級による指導に限らず学校における発達障害の児童生 断すること と明示した にとらわれることのないよう留意し 総合的な見地から判 するか否かの判断に当たっては 医学的な診断の有無のみ するとともに 留意事項でも 通級による指導の対象と 学 心理学等の観点から総合的かつ慎重に行うこと と る観察 検査 専門医による診断等に基づき 教育学 医 障害のある児童生徒に対する教育の経験のある教員等によ か否かの判断に当たっては 保護者の意見を聞いた上で 参考になる 同通知では 通級による指導の対象とする 文科初第一一七八号文部科学省初等中等教育局長通知 ) が する児童生徒について ( 平成一八年三月三一日付け一七 情緒障害者 学習障害者又は注意欠陥多動性障害者に該当 は 通級による指導の対象とすることが適当な自閉症者 発達障害者 に該当するか否かを判断するにあたって 害者 は医師の診断書のある者に限られない 一八歳未満のものを発達障害児と定義している 発達障 39 38

6 もかかわらず 原因が本人の怠け わがままや家庭環境な どにあると誤解されやすい 発達障害者の経験してきた困 難さや苦しさが理解されず 親のしつけがなっていない 本人の努力が足りない などと 叱られたり責められた りされるのである そのため 発達障害者は自己評価が低 くなりがちで パニックやうつ状態 不登校など精神や行 動の面で二次障害を引き起こすことも少なくない 一方 発達障害は 障害そのものを取り除くことは困難であるが 適切な療育と環境調整を行うことにより発達障害者の社会 的機能を高め 改善する効果が期待できるとされている 正高信男著 天才はなぜ生まれるか ( ちくま新書四六六 ) は 天才や偉人を発達障害という視点から書いた著作であ るが 発達障害者には 特異な才能をもって人類の財産を 生み出すような面もあることは確かであると思われる このように発達障害のある学生が抱える問題は単なる心 理的な問題ではないので カウンセリング的な対応に加え より具体的なサポートや周囲の理解を含めた環境の調整が 必要になる 大学等では 適切な教育上の配慮をする ため 発達障害のある学生の環境調整を行うための支援体 制を整備していくことが望まれる 現在 発達障害のある学生への支援は 多くの場合 学 生相談室や保健管理センター ( 保健センター 保健室など ) が中心に行っている 発達障害と認識しないまま大学等に 入学してくる学生もおり 対人関係のトラブルなどを契機 に発達障害の可能性が判明するケースも多い そもそも 教育上の配慮 の対象となる 発達障害がある学生 で あることを大学側が把握するのは すでに医師の診断のあ る学生については 主として 1 新入生健康診断 2 入学 後の授業支援の本人からの申し出 3 入学後の本人あるい は本人以外の者からの相談 のいずれかによるが 未診断 の学生については 3 が圧倒的に多いと思われる このほか 相談はないものの 教職員が日々の教育 指導や窓口対応 でのトラブルなどを通じて把握する 発達障害が疑われる 学生 も多数いると言われている 発達障害のある学生の相談経路については たとえば学 生相談室の場合 自主的な来室と 対人関係上のトラブル や言動から教職員が相談室につなげ来室に至る場合があり 自主的な来室では 発達障害に関する情報をインターネッ ト等により自ら入手することが容易になっていることを背景 に 自分もそうなのではないか と確かめるために来室する 場合が少なくない ( 岩田淳子 発達障害のある学生への適 応支援 大学と学生 平成一六年八月号四九 五四頁 ) さらに同稿では 学生相談室の支援について 本人が 障害をどのように捉えていくかに寄り添い 二次的障害と いわれる低い自己評価をケアし 障害を抱えながら いか によりよい学生生活をおくるか あるいは卒業後の進路を どうするか といった心理的 現実的問題に対する個人カ ウンセリングや居場所としての談話室の提供 教職員や友 人等 周囲の理解を得るためのコンサルテーションが中心 である と整理しつつ 発達障害のある学生への支援の 方向について 個々の障害によって現れ方の異なる学習 面や行動面の支援は 個人カウンセリングの中で扱うこと には限界があり 学生相談室の支援を越えた 大学として の取り組み すなわち 米国で取り組まれている アコモ デーション 授業時の PC の利用やノート筆記の援助 評価の方法 ( 試験をレポートに代替する 試験時間の延長 あるいは休憩時間の導入等 ) 等の保証の検討がすすめられ ていくことが望まれる とまとめている 発達障害のある学生への支援体制の整備にあたっては このように授業や試験 評価に関する学業上の支援も視野 に入れ 学生相談室や保健管理センターにとどまらず 関 係する教職員の幅広い連携 協力体制の構築に留意する必 要がある また 医学的な診断や治療を学外の医療機関に 紹介 依頼している場合は 医療機関との連携も欠かせな い いずれの場合も 個人情報の保護や守秘義務も踏まえ た上での関係者の情報共有と行動連携が肝要となる 機構では平成一六年一二月から 独立行政法人国立特別 支援教育総合研究所 ( 以下 特総研 という ) との共同 研究として 高等教育機関における発達障害のある学生に 対する支援に関する研究 を実施した その報告書は 特 に大学等の高等教育機関において 発達障害のある学生支 援をどのように行うのかといったことに焦点をあててまと められており 豊富な例示も盛り込まれている 特総研編 著 発達障害のある学生支援ケースブック として平成一 九年九月に刊行されているが これは すでに特総研で発 行している 発達障害のある学生支援ガイドブック の続 編にあたる また 平成一九年から始まった 新たな社会 的ニーズに対応した学生支援プログラム でも 発達障害 のある学生支援という視点でのプログラムが選定されてお り 現在 特色ある取組が実践されている 各大学 短期大学 高等専門学校においては 発達障害 についての理解を深めるとともに これらの報告書や実践 例なども参考にして 発達障害のある学生支援の取組をいっ そう推進していくことが期待される 41 40

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