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1 衛生管理システム第 14 回 ISO とは 岸本満 2012 後期衛生管理システム ISO とは何かギリシア語の isos( 均等 均質 ) にちなみ 言語や地域によらない短縮名 国際標準化機構の略称 1947 年に創設 (International Organization for Standardization) 国際的に通用させる標準 ( 国際標準 ) や規格 ( 国際規格 ) を制定するスイスのジュネーブに本部におく国際機関 目的 国家間の製品やサービスの交換を助けるために 標準化活動の発展を促進すること 知的 科学的 技術的 そして経済的活動における国家間協力を発展させること ISO の概要 1 日本の加入 1952 年 加盟国 162 カ国 ( 現在 ) 中央事務局に 20 カ国 154 名のフルタイムスタッフ 事務局経費 3000 万スイスフラン = 約 28 億円 62%: 加盟国負担 38% 規格売上げ 他 日本は分担金 1.3 億円 + 拠出金 500 万円 (2010) ISO の概要 の専門委員会 (TC)Technical Committee 510 の分科委員会 (SC)Sub-committees 2570 のワーキンググループ (WG) など ( ) TC,SCの運営経費は1 億 2000 万スイスフラン (112 億円 ) 国際規格数 件 ( ) リエゾン ( 連絡 連携 ):591 機関 ( 国際連合など ) Codex 食品規格委員会 (FAO/WHO 合同 ) とともに世界貿易機関 (WTO) の公式オブザーバー ( ) ISO の概要 3 ISO は非政府機関だが ISO 加盟国の大半は政府機関が直接加盟 ( 日本は経済産業省工業標準調査会 国際貿易を容易にする観点から ISO のルールは無視できない 試験データや認証結果の受け入れを行う場合 国際標準 国際規格の持つ意味は重要 ( 新世界標準 ISO マネジメント ) ISO は国際標準を制定発行 ISO が発行する国際標準 ISO と 規格のナンバーが付けられる 国際標準 とは 複数の規格を取りまとめた取り決めの全体を指す たとえば 品質保証 の標準は ISO9001 などの規格をまとめて ISO9000 シリーズ と呼ぶ 1

2 国際標準 国際規格がなかったら 世界各国で様々な規格 基準が作られる 国外から部品を調達しても国内で組み立てられない 貿易が活発にならない 国際標準 国際規格は貿易の根幹 標準化 とは何か 標準 (Standard) とは製品でいう品質 性能 安全性 寸法 試験方法などに関する共通の取り決め のこと その標準を作り 組織的に活用すること を 標準化 (Standardization) という 標準 のうち 個別の 具体的で拘束性を持った技術的事項についての取り決め のことを 規格 (Regulation) という (ISO9001 や 9002 は 規格 にあたる ) 7 8 標準化 規格化 のメリット 1 相互理解 長さや重さなどの共通の尺度によってお互いの理解が図れる ( メートル法などが代表的 ) 2 互換性の確保 製品の故障を修理するときなど 新しい部品を調達しても問題なく交換できる 乾電池 照明器具のランプ ビス ナット ねじ類などは大事な標準品 3 消費者利益の確保 消費者自身は検査できなくても 一定の品質が保証され安心して購入できる 4 新技術の普及 技術協力が容易になる CD や CD プレーヤーは標準化で急速に普及した例 9 国際規格 国際標準 ISOは製品仕様の国際規格から始まった システムマネジメントの国際規格化へ 1987 年品質保証システムとしてISO9000シリーズ制定 2000 年改正され 品質マネジメントシステム として規格化 2005 年食品安全マネジメントシステムとしてISO22000 発行 10 マネジメントとは 方針および目標を定め その目標を達成するためのしくみをつくること 11 ISO9000 シリーズとは何か? 品質マネジメントシステム に関する標準のこと 顧客の立場から供給者に対して要求する 品質マネジメントシステムが備えるべき必要事項を 23 項目にまとめている 要約すると 企業が品質についての方針を定め 各社員の責任と権限を明確にし 品質保証のための仕組みを品質マニュアルとして文書化し 現場がそのマニュアルどおりに実行していることを記録し そして顧客が要求する品質を確保していることをいつでも開示できるようにしておく ( このようなシステムが管理されている状態であることを ISO9000s は求めている ) 12 2

3 ISO9000 シリーズとは何か? 品質マネジメントシステム について書いてある 要求事項 とは企業が実現すべき基本用件 23 項目ある 要求事項の特徴 1 企業の品質についての方針を定め 2 品質に関する各人の責任と権限を明確にし 3 品質を実現するための品質システムを品質マニュアルの形に文書化し 4 現場が間違いなく品質マニュアルどおりに実行していることを 5 記録することにより証明し 6 顧客の要求する品質を確保していることをいつでも開示できるようにしていること ISO9000s が求める品質マネジメントシステムとは プロセスで品質を作りこむ という考え方が基本 製品の開発から顧客への引渡しまでのプロセスを管理することで品質を保証する 品質に大きな影響を与える原因を明らかにして一つひとつの原因を製造工程の中で排除する 人が代わっても同じ手順で工程を管理することが求められる ISO9000 に示されている 原則 1: 顧客重視 原則 2: リーダーシップ 原則 3: 人々の参画 原則 4: プロセス アプローチ 原則 5: マネジメントへのシステム アプローチ 原則 6: 継続的改善 原則 7: 意思決定における事実に基づくアプローチ 原則 8: 供給者との互恵関係 原則 1: 顧客重視組織は顧客に依存しており それゆえ 現在と将来の顧客のニーズを理解し 顧客要求事項を満たして顧客の期待を超えるよう務めるべきである 原則 2: リーダーシップリーダーは組織の目的及び方向を一致させる リーダーは人々が組織の目的を達成することを十分に参画できる内部環境を創りだし 維持すべきである

4 原則 3: 人々の参画すべての階層の人々は組織にとって根本的要素であり その全面的な参画によって組織の便益のためにその能力を活用することが可能になる 原則 4: プロセスアプローチ活動及び関連する資源が 1 つのプロセスとして運営管理されるとき 望まれる結果がより効率よく達成される 原則 5: マネジメントへのシステム アプローチ相互の関連するプロセスを一つのシステムとして明確にし 運営管理することが組織の目標を効果的で効率よく達成することに寄与する 原則 6: 継続的改善組織の統合的パフォーマンスの継続的改善を組織の永遠の目標とすべきである 原則 7: 意思決定における事実に基づくアプローチ効果的な意思決定は データ及び情報の分析に基づいている 原則 8: 供給者との互恵関係 組織及びその供給者は独立しており 両者の互恵関係は両者の価値創出能力を高める ISO9001 の要求事項 要求事項 とは企業が実現すべき基本用件 23 項目ある 要求事項の特徴 1 企業の品質についての方針を定め 2 品質に関する各人の責任と権限を明確にし 3 品質を実現するための品質システムを品質マニュアルの形に文書化し 4 現場が間違いなく品質マニュアルどおりに実行していることを 5 記録することにより証明し 6 顧客の要求する品質を確保していることをいつでも開示できるようにしていること 23 HACCP と ISO90001 ISO9001= 品質マネジメントシステムの要求事項が定められている その企業が製造する製品に関連するすべての品質が対象 HACCP システム = 食品の持つ多様な品質のうちの 食の安全性 のみに特化したシステム 食品業界で用いられるHACCPは ISO9001システムに包含されるといえる 24 4

5 主要なクレームへの対応 食品業界における ISO9000s への取り組み ISO9001 HACCP 官能クレーム ユーザー対応 出荷ミス 受発注ミス 嫌悪異物 軟質異物 硬質異物 ラベル表記 食中毒 ISO22000 認証取得宣言 宮澤公栄著食品と科学社より引用 25 そして ISO ISO22000 の必要性 食品産業の食品リスク対策は HACCP を通じて行われるべき HACCP システムに基づくガイドラインを作成している国もあるが 国際貿易の場では国家規格だけでは不十分 流通業者は自身の基準で食品の生産者を検査している このため生産者は国や顧客により異なった要求事項に対応しなければならなくなっている 正しい HACCP 原則の使用 手順に基づいたマネジメントシステム確立のため 新たな国際規格が必要である (ISO 新規作業項目提案 (NWIP) : より ) 次回 ( 第 15 回 1/16) の予習課題予習課題 :ISO22000とは? ISO22000について調べ学習をする A4またはPPtにまとめる タイトルは自由教科書ほか各種資料 参考書を参照 環境衛生学研究室の本など貸し出し可能 1 月 16 日 ( 水 ) 発表 ( ひとり3~5 分 ) 提出

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