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こおがみうら
5 years ago
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1 3 次元地盤モデルの Revit への読み込み順書 Ver 1.0 RUG 地盤情報 TF

2 次 1. はじめに地盤データの次元地盤モデルの作成法 Revit への読込み法 Revitへの読み込みの前提条件敷地境界線ボーリング位置図 (2D) の読み込み地盤モデルの読み込み柱状図モデルの読み込み測量点の調整 D 地盤モデルの位置合わせ TIPS ボーリング交換データ (xml) の有効利おわりに RUG 地盤情報 TF 1

1. はじめに Revit User Group(RUG) ではRevit-BIMによるワークフローのミッシングリンク ( データ流通の栓 ) を発し解決するためのタスクフォース (TF) 活動をっています TFの1つである地盤情報 TFでは地盤情報をどの様にBIMモデルに取り込み活していくかというミッシングリンクの解決を指して活動しています

3dgeoteccon.com/cont5/main.html ( リンク情報 2018 年 10 現在 ) なお本書を基に作成された3 次元地盤モデルは質分布や持層の深度起伏状況を予察的に知るためのモデルです地盤の真の姿を現すものではありませんので本格的な地盤モデルは慎重な学的判定を元に別途作成する必要がありますまた本書の内容はRevit2018.

3 1. はじめに Revit User Group(RUG) ではRevit-BIMによるワークフローのミッシングリンク ( データ流通の栓 ) を発し解決するためのタスクフォース (TF) 活動をっています TFの1つである地盤情報 TFでは地盤情報をどの様にBIMモデルに取り込み活していくかというミッシングリンクの解決を指して活動しています本書は活動成果のつとして地盤情報から3 次元地盤モデルを作成し Revitに取込むまでの順をまとめたものです 3 次元地盤モデルの作成には 3 次元地質解析技術コンソーシアムより無償提供されているOCTAS Drafterをいています OCTAS Drafterの詳しい説明や制限事項及びソフトウエアのダウンロードについては下記を参照下さい ( リンク情報 2018 年 10 現在 ) なお本書を基に作成された3 次元地盤モデルは質分布や持層の深度起伏状況を予察的に知るためのモデルです地盤の真の姿を現すものではありませんので本格的な地盤モデルは慎重な学的判定を元に別途作成する必要がありますまた本書の内容はRevit2018.3に基づいて記載しています以下にワークフローの概略をします地盤データの xml 形式のデータを OCTAS Drafter へ 3 次元地盤モデル作成 OCTAS Drafter で 3 次元地盤モデルを作成 Revit へ読込み 3 次元ボーリングモデルを dxf 形式で Revit へ持層の xyz 座標を csv 形式で Revit へ RUG 地盤情報 TF 2

4 2. 地盤データの OCTAS Drafterで3 次元地盤モデルを作成するためには国交通省の地質質調査成果電納品要領に基づくボーリング交換データ (xml 形式のボーリングデータ ) を意する必要があります下記に電納品のガイドライン及び要領についてのリンクをします電納品ガイドライン (2018 年 10 現在 ) 電納品要領 (2018 年 10 現在 ) 新規でボーリング調査を発注する際には上記の基準に基づくデータを成果品として求める必要がありますまた位置データについては建物との位置関係レベル関係が分かるように孔座標 ( 緯度経度 ) 及び孔標 (TP 基準 ) が正確にされていることが望まれます既存ボーリングデータをいる場合は記事の記載内容と地質判定に盾がないか等をチェックする必要がありますまた座標の精度管理精度によって位置情報に誤差がじる可能性があるので注意が必要です RUG 地盤情報 TF 3

5 3. 3 次元地盤モデルの作成法 OCTAS Drafter を使して Revit に読込む為の 3 次元地盤モデルを作成します 1. OCTAS Drafter を起動 RUG 地盤情報 TF 4

6 2. プロジェクトを新規作成プロジェクト管理プロジェクトメニュー新規プロジェクト保存先プロジェクト名地区名座標系 ( 平直座標系 ) を指定し OK 3. 柱状図の XML データを読み込む 3 次元柱状図柱状図選択登録柱状図.xml は複数選択することも後から追加することもできる RUG 地盤情報 TF 5

7 柱状図データが読込まれるマウスの左ボタンをドラッグすると表度を調整できる RUG 地盤情報 TF 6

8 4. 解析領域の指定 3 次元柱状図解析領域指定設定調整後決定解像度 :X Y Z 100 RUG 地盤情報 TF 7

9 5. 上下サーフェスの指定 3 次元柱状図上下サーフェス設定調整後上下サーフェス作成各柱状図のレベルより最上最下が作成される RUG 地盤情報 TF 8

10 6. 地形モデルの選択 3 次元柱状図地形モデル選択ボーリング上サーフェス :5. で指定した上サーフェスが選択される DEM( ネットから取得 ): データ取得事前に国地理院のサイトでユーザー登録が必要企業のセキュリティ設定により地形データを取得できないこともある RUG 地盤情報 TF 9

11 地形データサービスより地形データが取得される RUG 地盤情報 TF 10

12 7. 質 N 値モデリング質 N 値モデリング決定質 N 値モデリング補間質 N 値のボクセルモデルが作成される RUG 地盤情報 TF 11

13 8. 持層モデリング画右側のアイコンからレイヤを選択し質 N 値 3Dモデル.csv のチェックを外してボクセルモデルを表にしておく持層モデリングパラメータ指定決定持層サーフェスが作成される持層サーフェスはデフォルトでN 値 50が5 回続く層の上としている RUG 地盤情報 TF 12

14 9. Octas Drafter より地盤データを抽出 1 3 次元 CAD データ (DXF データ ) data3d map boring_ プロジェクト名 xml BOR.dxf 2 持層推定地下の座標データ data3d model geo_ プロジェクト名 grid 持層上.txt.csv を作成しておく推定地下.txt.csv を作成しておく 3 地表の座標データ data3d model land _ プロジェクト名 grid ボーリングデータ上.txt.csv を作成しておく 4 その他のデータ構成についてはOCTAS Drafterのマニュアルを参照ください DXFファイルテキストファイル 3 ( ファイル形式の変更の必要あり ) の合計 4つのファイルを OCTAS Drafterからコピーする拡張の変更の際はただ拡張を変更するのではなく Excel 等でカンマ区切りCSVのファイルに変換する RUG 地盤情報 TF 13

15 4. Revit への読込み法 4.1. Revit への読み込みの前提条件本順書ではプロジェクト基点を次の位置として解説を進めます平 (X,Y) の原点は構造通りの初めの交点さ向 (Z) の原点は1FL 4.2. 敷地境界線ボーリング位置図 (2D) の読み込みここでは敷地境界線とボーリング位置を平図として記した2DデータをRevitに読み込みますこのデータはこの後読み込む 3 次元地盤モデルが正しい位置向に配置されたかを確認し異なっている場合に調整をうために使します 1. ボーリング位置図のdwgファイルをRevitに読み込む表されない時は表 / グラフィックスの読み込みカテゴリのチェックが付いているかを確認 2. dwgファイルの敷地と Revitの敷地を合わせる RUG 地盤情報 TF 14

4.3. 地盤モデルの読み込み地盤の作成では作成中に作図領域をクリックしないように注意して作業をいますクリックしてしまうとその位置に地盤の点データが追加され正しくない誤った形状になります 4.3.1.

16 4.3. 地盤モデルの読み込み地盤の作成では作成中に作図領域をクリックしないように注意して作業をいますクリックしてしまうとその位置に地盤の点データが追加され正しくない誤った形状になりますビュー表の確認 3Dビューを開き次のモデルカテゴリ項を表に設定する地盤プロジェクト基準点測量点敷地境界線持層上モデルの作成 1. ツール地盤を選択し点ファイルを指定を選択タブマス & 外構ツール地盤 2. OCTAS Drafter で作成した持層上モデル.csv ファイルを選択し開くを押す RUG 地盤情報 TF 15

17 単位はメートルを選択 3. 取り込みが完了したらレ点の終了ボタンを押す地盤の作成中に作図領域をクリックしないように注意するクリックすると地盤の点が作成され誤った地形データとなってしまいます RUG 地盤情報 TF 16

18 地表モデル推定地下モデルの作成 1. 持層上モデルの作成と同様の順でボーリングデータ上.csv を読み込む 2. 同様に推定地下.csv を読み込む RUG 地盤情報 TF 17

19 4.4. 柱状図モデルの読み込み 1. タブ挿ツール CADを読み込むを選択しボーリング柱状図のDXFファイルを次の点に注意して読み込む読み込み単位 : メートル配置 : 動基準点合わせ配置先 :1FL RUG 地盤情報 TF 18

20 4.5. 測量点の調整測量点の座標は TP=0 などの準線の位置に合うように設定します本解説では TP を基準線として測量点の設定をう法を解説します 1. 測量点が表される断図ビュー ( または軸組み図ビュー ) を開き測量点を表する表 / グラフィックスのカテゴリ外構サブカテゴリ測量点 2. 移動ツールを使い TP の値の値だけ測量点を移動本解説では TP=20m RUG 地盤情報 TF 19

21 4.6. 3D 地盤モデルの位置合わせビューの確認 3Dビューを開き下記のデータが配置されていることを確認しますボーリング位置図ボーリング柱状図ボーリング上推定地下持層上 [ ボーリング位置図 ] [ ボーリング柱状図 ] [ ボーリング上 ] [ 推定地下 ] [ 持層上 ] RUG 地盤情報 TF 20

22 位置合わせ 1. ボーリング柱状図モデルと3 次元地盤モデル ( ボーリング上推定地下持層上 ) を緒に選択しボーリング位置図のNo.1-Aの位置にボーリング柱状図 No.1-Bを合わせます No.1_A No.1_A,B No.1_B 2. その後 No.1_A,B のボーリングの位置を中にしてボーリング柱状図 No.2-B とボーリング位置図の No.2-A の位置が合うように回転させます No.1_A,B No.1_A,B No.2_B No.2_A,B No.2_A RUG 地盤情報 TF 21

23 完成 Revit は最距離の制限があるため内部基準点より 32km( 直径 20 マイル ) 以上の場合動的に中位置に移動するため位置合わせ時には注意が必要です RUG 地盤情報 TF 22

24 5. TIPS ボーリング交換データ (xml) の有効利地盤情報 TFの活動を通してボーリング交換データ (xml) を構造計算ソフトの質柱状図データとして有効に利できることがわかりました基礎杭地盤の連計算ソフト BUS- 基礎構造 ( 開発元 : 株式会社構造システム ) は同製品の質柱状図データに必要な項をxmlからピックアップして読み込む機能を実装することができました BUS- 基礎構造では地盤データ ( 質柱状図 ) をすることにより液状化判定計算杭地盤の持計算から杭基礎の応断計算沈下量計算数量計算までを貫して計算することができます従来データは数値などを打ち込んでいましたが xmlから動で読み込むことによってデータ作成の間を幅に削減しの間違いも回避することがでるようになりました読み込むデータの書式国交通省の電納品に関する要領基準 ( )Webページの地質質調査成果電納品要領に記載されているボーリング交換データ (XML DTDファイル ) から質柱状図ダイアログにボーリングデータを読込むことができます電納品に関する要領基準国交通省 Web ページ以下簡単にデータ読込機能を紹介いたします RUG 地盤情報 TF 23

25 操作順 1BUS- 基礎構造のメニューから質柱状図ダイアログを開きます 2 ファイルの呼出機能を使って国交省電納品柱状図データ(*.xml) を選択します 3ボーリングデータが質柱状図ダイアログに読み込まれます RUG 地盤情報 TF 24

26 ボーリング交換データの取得内容ボーリング交換データから取得するデータは BUS- 基礎構造の質柱状図データに保存されます例として DTDバージョン4.0を読み込んだ場合に保存される項は下記の通りです ( この他に DTDバージョン3.0と2.1の読み込みにも対応しています ) ボーリング交換用データのタグ名称土質柱状図の備考入力項目ボーリング名名称名称がない場合は調査名で代用します調査名調査件名調査位置住所調査位置調査期間 _ 終了年月日試験年月日工学的地質区分名現場土質名 _ 下端深度深度 / 層厚深度入力で固定します工学的地質区分名現場土質名 _ 岩相工学的地質区分名現場土質名 _ 岩石標準貫入試験 _ 開始深度土質種別深度ボーリング交換用データのコード番号により判断します標準貫入試験 _ 合計打撃回数標準貫入試験 _ 合計貫入量 N 値貫入量を考慮して 30 cmあたりのn 値に換算しますボーリング交換データにより基礎設計における質柱状図の作業の軽減ミス等の防がされ構造計算が効率化されてきますしかし構造計算結果を設計図に反映させる部分はこれから考えていかなければなりませんそこで ST-Bridge Ver.2により基礎杭のデータ交換が進むと設計の効率化はさらに進み今後は構造計算プログラムとRevitがシームレスにつながるようになるものと思われます RUG 地盤情報 TF 25

27 6. おわりに地盤情報 TF の今後の活動としては読み込んだ 3 次元地盤モデルと基礎モデルの関連性を利したソリューションを考えていきたいと考えています最後になりましたが本 TF のメンバー並びに本書の執筆者を下記にします TF メンバー隆広伊原俊越潤貞夫遠塚明昭本敦横聡株式会社建設設計株式会社構造システム成建設株式会社株式会社構造システム新鉄住エンジニアリング株式会社応地質株式会社株式会社東畑建築事務所成建設株式会社 RUG 地盤情報 TF 26

Autodesk Revit Structure 2014

Autodesk Revit Structure 2014 トレーニングテキスト一般橋梁編 2013/05/21 目次概要... 3 橋梁プロジェクトの作成... 4 1. 地形フゔルの読み込み... 4 2. 通芯の作成... 6 3. レベルの作成... 8 4. 橋脚橋台基礎の配置... 12 5. 橋脚の配置... 15 6. 杭の配置... 20 7. 上部工の配置... 27 8. 橋脚の高さの調整... 33 9. 地形面の作成... 35