支給要件 37 Q80 受給権者が再婚したとき 65 旧国民年金法の障害 遺族給付 9 ⑷ 年金の併給調整 5 Q60 障害等級表 37 Q8 先妻または先夫の子と再婚後の 旧厚生年金保険法の障害 遺族給付 95 Q96 遺族厚生年金と遺族共済年金が Q6 障害手当金の要件 37 妻または夫の受給権

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1 目次 はしがき 被保険者 /4 Q4 厚生年金基金が代行する部分 45 支給要件 87 Q 国民年金の被保険者の資格を得るとき 5 Q5 厚生年金基金の加入員 45 Q4 特別支給の老齢厚生年金と退職要件 89 年金相談の心得 Q Q Q 国民年金の任意加入 5 第 号被保険者の認定 6 第 号被保険者の届出 7 Q6 厚生年金基金の加入員の掛金 46 ⑹ 被用者年金制度一元化前の共済組合等のしくみ 48 組合員と加入期間 /48 Q4 Q43 Q44 男子の特別支給の老齢厚生年金の開始年齢 89 女子の特別支給の老齢厚生年金の開始年齢 90 障害者 長期加入者の特例 9 ⑴ 年金の役割 Q 国民年金被保険者の資格喪失の届出 8 総報酬 ( 標準報酬月額と標準期末手当等の額 )/49 Q45 坑内員と船員の特別支給 9 高齢社会 / Q 国民年金の任意脱退の廃止 9 掛金 /49 Q46 繰上げ支給の老齢基礎年金との関係 93 年金受給者の増大と年金の役割 / Q 基礎年金番号 9 給付の種類 /49 Q47 老齢厚生年金の繰上げ支給 97 増える年金相談 / Q 年金手帳の取扱い 年金額 /5 年金額 0 年金制度と年金相談の重要性 / ⑵ 国民年金の保険料 Q7 旧公共企業体の共済組合の Q48 平均標準報酬月額 05 ⑵ 年金相談にあたって 3 Q 保険料と基礎年金の費用 3 厚生年金保険への統合 53 Q49 加給年金額 08 相談の形態 / Q0 保険料の納付義務と免除 3 Q8 旧農林漁業団体職員共済組合の Q50 配偶者加給年金額の特別加算 09 相談者に応じた応対 / Q 保険料の納め方 5 厚生年金保険への統合 56 Q5 事実婚関係の配偶者 0 良き相談対応者となる / Q 国民年金基金 歳台前半の在職老齢年金と給与の調整 トラブル / 社会保険労務士とその他の年金相談対応者 / ⑶ 厚生年金保険のしくみ 3 厚生年金保険とは /3 保険者 /3 3 老齢給付 Q5 Q53 60 歳台前半の在職老齢年金支給停止額の計算式 3 標準報酬月額の改定と年金額の 守秘義務 / 適用事業所 /3 ⑴ 老齢基礎年金 60 調整 6 研鑽 / 被保険者 /3 支給要件 60 Q54 退職 再就職と年金額改定 6 フォーマットなど / Q3 資格取得の日と試用期間 33 Q9 保険料納付済期間と免除期間 6 4 雇用保険との調整 8 ⑶ 相談事例と心得 9 Q4 パートタイマーの適用 34 Q30 合算対象期間 6 ⑶ 65 歳からの老齢厚生年金 3 はじめに / Q5 資格喪失日と届出 35 Q3 受給資格期間短縮の特例 64 Q55 経過的加算 7 年金がもらえるのかどうか / Q6 第 種 ( 任意継続 ) 被保険者の届出 36 Q3 坑内員と船員の特例 66 Q56 65 歳に達したときの年金額改定 8 よくある相談事例 / Q7 高齢任意加入被保険者 36 Q33 共済組合員期間の特例 68 慎重に応対する事例 遺族給付 離婚 / 受給額の損得の判断 / もらい忘れの年金の請求 / ⑷ 厚生年金保険の保険料 37 標準報酬月額と標準賞与額 /37 保険料 /39 Q34 Q35 Q36 沖縄の特例 7 中国残留邦人等の特例 75 支給の繰上げ 76 4 障害給付 Q8 保険料の納め方 ( 標準報酬月額 ) 40 Q37 支給の繰下げ 78 ⑴ 障害基礎年金 3 年金制度のしくみ Q9 Q0 Q 保険料の納め方 ( 標準賞与額 ) 40 育児休業期間中の保険料 4 産前産後休業期間中の保険料 4 年金額 8 Q38 70 歳以上の高齢者および障害者の最低保障 84 支給要件 3 Q57 障害認定日 33 Q58 0 歳前の傷病による障害基礎年金 35 ⑴ 国民年金のしくみ 3 Q 高齢任意加入被保険者の保険料 4 Q39 付加年金 84 障害基礎年金の年金額 36 国民年金とは /3 Q3 第 種被保険者の保険料 4 Q40 振替加算はつくか 85 Q59 加算対象の子の生計維持基準 36 保険者 /3 ⑸ 厚生年金基金の目的と組織 44 ⑵ 60 歳台前半の老齢厚生年金 87 ⑵ 障害厚生年金 37 iv v

2 支給要件 37 Q80 受給権者が再婚したとき 65 旧国民年金法の障害 遺族給付 9 ⑷ 年金の併給調整 5 Q60 障害等級表 37 Q8 先妻または先夫の子と再婚後の 旧厚生年金保険法の障害 遺族給付 95 Q96 遺族厚生年金と遺族共済年金が Q6 障害手当金の要件 37 妻または夫の受給権 65 ⑸ 老齢福祉年金 98 受けられる場合 ( 一元化前 ) 56 年金額 一時金の額 40 Q8 受給権者が実家にもどったとき 66 Q90 支給停止 99 Q97 新年金と旧厚生年金保険 Q6 配偶者加給年金額 4 ⑶ 国民年金の寡婦年金および死亡一時金 67 との併給調整 57 Q63 業務上の障害 4 ⑶ 年金の支給期間, 年金額の改定など 43 Q64 事後重症に関する経過措置 44 寡婦年金 67 死亡一時金 68 Q83 死亡一時金を受けられる遺族 69 8 脱退手当金等 ⑸ 年金受給権の消滅 59 Q98 新たな障害基礎年金 障害厚生年金が受けられるとき 6 Q65 支給すべき事由が生じた日 45 ⑴ 厚生年金保険の脱退手当金 0 Q66 障害が重くなったとき, 軽くなったとき 46 Q67 はじめて 級による障害になったとき 47 Q68 その他障害による改定請求 48 Q69 併合認定 49 ( 付 ) 特別障害給付金制度 50 6 年金分割 ⑴ 離婚時の厚生年金の分割 70 ⑵ 第 3 号被保険者期間の年金分割 75 ⑵ 短期在留外国人に対する脱退一時金 03 9 年金の請求, 支払, 支給停止等 0 年金と税金 ⑴ 老齢年金は雑所得として課税 63 Q99 厚生年金基金からも年金を受ける場合 65 ⑴ 年金の請求 05 Q00 年金と給与所得がある場合 65 5 遺族給付 旧国民年金法 7 旧厚生年金保険法の給付 年金請求 05 年金請求書の事前送付 08 年金請求書記載例 ⑵ 扶養親族等申告書の提出 68 ⑶ 確定申告 75 ⑴ 遺族基礎年金 5 支給要件 5 Q70 加入中に行方不明になったとき 5 ⑴ 旧国民年金法による老齢年金 78 Q84 支給要件 78 受給資格期間の特例 79. 老齢給付 0. 障害基礎年金 9. 障害給付 ( 基礎年金 厚生年金 ) 3 年金受給者が行う届出一覧 Q7 保険料の納付要件 5 Q85 老齢年金の繰上げ支給 繰下げ支給 80. 遺族基礎年金 7 ⑴ すべての年金に共通するもの 77 Q7 大正 5 年 月 日以前に生まれた人の特例 53 旧国民年金の老齢年金の年金額 8. 遺族給付 ( 基礎年金 厚生年金 ) 34 ⑵ 老齢給付 78 Q73 遺族基礎年金を受けられる遺族 53 ⑵ 旧厚生年金保険法による老齢年金 8 年金はいつからいつまで受けられるか 4 ⑶ 障害給付 8 遺族基礎年金の額 54 支給要件 8 3 特別支給の老齢厚生年金の受給権者が 65 歳 ⑷ 遺族給付 85 ⑵ 遺族厚生年金 55 Q86 船保の被保険者期間がある人 83 に到達したとき 諸変更裁定 4 ⑸ 届出の様式 88 支給要件 55 旧厚生年金保険の老齢年金の年金額 84 Q9 被保険者期間の追加 43 Q74 Q75 Q76 大正 5 年 月 日以前に生まれた人等の特例 57 遺族厚生年金の支給順位 57 配偶者と子が受けられるとき 58 Q87 旧令共済組合期間がある場合 86 ⑶ 通算老齢年金 87 支給要件 87 Q9 諸変更裁定の通知 43 Q93 繰下げ請求 43 ⑵ 年金の支払い 45 年金の相談先 遺族厚生年金の年金額 59 Q88 通算対象期間 88 Q94 年金の支払通知と受取り方法 46 ⑴ 日本年金機構 年金事務所 事務センター Q77 短期と長期の年金額 6 Q89 受給資格期間の短縮 90 Q95 受取機関の変更 Q78 中高齢の加算 6 通算年金の年金額 9 ⑶ 年金の支給停止 48 ⑵ 街角の年金相談センター一覧表 305 Q79 経過的寡婦加算 63 ⑷ 旧法の障害 遺族給付 9 支給停止の事由および内容 48 vi vii

3 付録 ⑴ 資格得喪の起算日 306 ⑵ 被保険者期間 307 ⑶ 年金額の端数処理 307 ⑷ 厚生年金保険 標準報酬月額 保険料月額表 308 ⑸ 厚生年金保険 標準報酬月額の改正経過 309 ⑹ 年齢早見表 30 ⑺ 年金経過措置早見表 3 ⑻ 社会保障協定による特例措置 33 ⑼ 年金記録問題と特例措置 3 ⑽ 被用者年金一元化による主な改正点 39 年金相談の心得 ⑴ 年金の役割 高齢社会わが国は平均寿命の伸びにより急速に高齢社会に入ってまいりました 表 によると,65 歳以上の人口は平成 年の,0 万人から, 平成 4 年には3,685 万人 ( 総人口に占める割合は 30.9%) となります また, 出生率の低下の問題があります わが国の女性 人が産む平均子供数 ( 合計特殊出生率という ) は, 昭和 48 年頃から低下傾向にあり, 平成 7 年には.6と 根拠条文について 本書の根拠条文において使用した略称の主なものは次のとおりです 国年法 国民年金法国年法附則 国民年金法附則厚年法 厚生年金保険法厚年法附則 厚生年金保険法附則法附 (60) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則法附平 () 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 年法律第 95 号 ) 附則法附平 () 厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 年法律第 8 号 ) 附則法附平 (6) 国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 6 年法律第 04 号 ) 附則措置令 国民年金法等の一部を改正する法律の施行に伴う経過措置に関する政令地方分権一括法 地方分権の推進を図るための関係法律の整備に関する法律 ( 平成 年法律第 87 号 ) 年金機能強化法 公的年金制度の財政基盤及び最底保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 4 年法律第 6 号 ) 被用者年金一元化法 被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 ( 平成 4 年法律第 63 号 ) 持続可能性向上法 公的年金制度の持続可能性の向上を図るための国民年金法等の一部を改正する法律 ( 平成 8 年法律第 4 号 ) 本書の根拠条文は次のような表記をしています たとえば, 法附(60) 4 とあるのは 国民年金法等の一部を改正する法律( 昭和 60 年法律第 34 号 ) 附則第 条第 項第 4 号 であることを示します viii 表 老齢人口の推移 ( 単位 : 千人,%) 年 次 人口総人口比総数 65 歳以上 65 歳以上 昭和 5(950) 年 84,5 4, (960) 94,30 5, (970) 04,665 7, (980) 7,060 0, 平成 (990) 3,6 4,895. (000) 6,96, (005) 7,768 5,76 0. (00) 8,057 9,46 3(00) 4,00 36, (030) 6,68 36, ( 注 ) 昭和 5 平成 年の総人口には年齢不詳を含む 資料 : 平成 7 年以前は総務庁 国勢調査, 平成 3 年以降は国立社 会保障 人口問題研究所 日本の将来推計人口 ( 平成 4 年 月推計 ) 表 平均余命の推移 平 均 寿 命 年 次 ( 歳平均余命 ) 男 女 昭和 30(955) 年 (960) (965) (970) (975) (980) (985) 平成 (990) (995) (000) (005) 76 8 (00) (05) ( 注 ) 昭和 50 年からは沖縄県を含む 資料 : 厚生労働省大臣官房統計情報部 完全生命表 ix 65 歳平均余命 男.8 女

4 年金制度のしくみ 置店でも納付できるほか, インターネットバンキング, モバイルバンキング,TM, テレ フォンバンキングを利用した電子納付もできることになっています ( 国年法 9 の,9 の ) 海外に居住していて, 国民年金に任意加入している人の保険料の納付方法は, 次の二つが あります 日本国内に住所を有する親族が, 被保険者に代わって納付する 日本国内に開設している預貯金口座から口座引落する方法で納付する 保険料の納付期限は, 毎月の保険料を翌月の末日までに納付しなければならないことになっています ( 国年法 9) 保険料は前納することができ, 前納した場合は前納期間に応じて割り引きされますし, 口座振替による前納の場合は, 割引率が大きくなります また, 保険料を前納した人が死亡したり, 被用者年金制度の加入者やその被扶養配偶者となって第 号被保険者でなくなった場合は, その月以後の保険料は還付されます ( 国年法 93) なお, 前納した保険料は当該月の保険料の納付期限が到来したときに納付されたものとして取り扱われます 保険料は, 年たつと時効によって納めることができなくなります 保険料の追納保険料の免除を受けたり, 学生の納付特例の適用を受けた人や納付猶予を受けた人が, その後保険料を納めることができるようになったときは, 免除および学生納付特例の適用を受けた期間の保険料の全部または一部をあとからまとめて納めることができます ( 国年法 94) これを追納といって, 直近の0 年前の分までさかのぼって納めることができます 一部を追納する場合, 追納する月は任意に選択できず, 先に経過している免除を受けた月の分から順次に行うことになっています この場合, 学生の保険料納付特例期間を優先し, ついで法定免除期間, 申請免除期間 ( 全額免除期間または一部免除期間 ) について行うことになります ただし, 学生納付特例期間よりも前の保険料免除期間がある場合については, 前の免除期間を優先して追納するか, 学生納付特例期間を優先して追納するか, 本人が選択することができます そして, 全額免除期間と一部免除期間どうし, 学生納付特例期間どうしの場合には, 先に経過した月分から追納しなければなりません ( 納付猶予期間は学生納付特例期間と同順位となります ) ( 国年法 94) なお, 老齢基礎年金 ( 老齢年金および通算老齢年金を含む ) の受給権者については, 保険料の追納をすることができないことになっています 保険料を追納する場合の政令で定める加算額追納する保険料は, 保険料の免除や学生納付特例および納付猶与措置の適用を受けた当時の保険料に次の表の乗率をかけて0 円未満の端数を四捨五入して算出された額をその保険料に加算した額となります ( 国年法 94, 法附 (60)38, 国年令 0) 免除 学生納付特例等の適用を受けた月の属する年度平成 0 年度 政令で定めた乗率 53 平成 年度 4 平成 年度 8 平成 3 年度 9 6 免除 学生納付特例等の適用を受けた月の属する年度平成 4 年度平成 5 年度平成 6 年度平成 7 年度 政令で定めた乗率 ただし, 追納する日が納付対象月の属する年度の翌々年度 ( 納付対象月が 月であるときは, 翌々年の 月 ) 以内であるとき ( たとえば, 平成 8 年度 月分の保険料を平成 30 年度中に追納する場合 ) には加算されません 平成 30 年度に追納する加算額も含めた具体的なは, 厚生労働省告示によって次の表のように定められます 全額免除 学生納付特例等の適用を受けた月の属する年度平成 0 年度平成 年度平成 年度平成 3 年度 分の 免除を受けた月の属する年度 5,70 円 5,60 円 5,50 円 5,30 円 全額免除 学生納付特例等の適用を受けた月の属する年度平成 4 年度平成 5 年度平成 6 年度平成 7 年度 分の 免除を受けた月の属する年度 5,60 円 5,30 円 5,80 円 5,60 円 平成 0 年度,380 円 平成 4 年度,360 円 平成 年度,440 円 平成 5 年度,350 円 平成 年度,640 円 平成 6 年度,460 円 平成 3 年度,470 円 平成 7 年度,700 円 半額免除を受けた月の属する年度平成 0 年度平成 年度平成 年度平成 3 年度 分の 免除を受けた月の属する年度平成 0 年度平成 年度平成 年度平成 3 年度 7,580 円 7,630 円 7,760 円 7,650 円 3,790 円 3,80 円 3,880 円 3,80 円 半額免除を受けた月の属する年度平成 4 年度平成 5 年度平成 6 年度平成 7 年度 分の 免除を受けた月の属する年度平成 4 年度平成 5 年度平成 6 年度平成 7 年度 7,580 円 7,570 円 7,640 円 7,800 円 3,780 円 3,780 円 3,80 円 3,900 円 保険料の後納の特例時効により納付できなくなった一定期間の国民年金の保険料を, 特例的に納付することが可能となります ( 保険料の後納 ) この保険料の後納は, 平成 7 年 0 月 日から 年以内の期間に限って実施されるものです ただし, すでに老齢基礎年金を受給している人は, この保険料の後納の対象となりません この保険料の後納は, 厚生労働大臣の承認を受けて, 過去 年分までさかのぼって, 時効によって納付することができない 年以上前の期間の保険料を納めることができるものです 保険料の後納を行う場合には, 当時の保険料の額に一定の加算が行われた保険料 ( 後納保険料 ) を納付することになり, 後納保険料の納付は, 先に経過した月分の国民年金の保険料から順次行います そして, 後納保険料が納付されると, 納付が行われた日に, その納付が行われた月の国民年金の保険料が納付されたものとみなされます 平成 30 年度中 ( 月まで ) に保険料の後納を行う場合の後納保険料額は, 厚生労働省告示 7

5 3 老齢給付 3 老齢給付 ⑴ 老齢基礎年金 支給要件 老齢基礎年金は, 昭和 6 年 月 日に60 歳未満の人, つまり大正 5 年 月 日以後に生まれた人を対象としています ただし, 昭和 6 年 月 3 日以前にすでに被用者の年金制度の老齢 ( 退職 ) 年金の受給権のある人は, ひき続き旧制度の年金が支給されて, 老齢基礎年金の対象とはなりません ( 法附 (60)3) 老齢基礎年金は, 受給資格期間が0 年以上ある人が65 歳に達したときに受けられます なお, 老齢基礎年金の受給資格期間は, 平成 9 年 月までは5 年とされていました その関係で, この5 年の資格期間を満たせない人に対して, さまざまな期間短縮の特例措置が設けられています たとえば, 昭和 年 月 日以前に生まれた人については, 生年月日に応じて 年から4 年の間に短縮されたり, 被用者年金制度の加入者については, 特例的に期間が短縮されるなどです 後述するように, これらの特例措置は, 老齢基礎年金の受給資格期間が5 年から0 年に短縮されたことによって, そのいくつかは適用される必要がなくなりました しかしながら, 遺族基礎年金や遺族厚生年金の資格期間に関しては従来どおり5 年とされているため, これらの期間短縮の特例措置はそのまま適用されることになります ( 国年法 6, 法附 (60)) ( 注 ). 受給資格期間には, 保険料納付済期間, 同免除期間および合算対象期間 ( カラ期間 ) があります.65 歳に達したときとは,65 歳の誕生日の前日ですので, 昭和 8 年 月 日生まれの人は, 平成 30 年 月 3 日に受給権が発生し, その翌月の平成 30 年 月から支給されます また, 昭和 8 年 月 日生まれの人は, 平成 30 年 月 日に受給権が発生し, その翌月の平成 30 年 月から支給されます.65 歳に達したときに老齢基礎年金の受給資格期間を満たしていなかった人が, それ以後に受給資格期間を満たした場合には, 受給資格期間を満たした月の翌月 日に老齢基礎年金の受給権が発生し, その翌月から支給されることになっています なお,65 歳という支給開始年齢は, 繰上げ支給の請求をすると60 歳以上 64 歳までの希望する年齢まで引き下げられ ( 国年法附 の), 繰下げ支給の請求をすると66 歳以上の希望する年齢まで引き上げられます ( 国年法 8) 60 Q 9 保険料納付済期間と免除期間 国民年金以外の公的年金の保険料を納めた期間も保険料納付済期間ですか 保険料納付済期間は, 第 号被保険者 ( 任意加入被保険者を含む ) として保険料を納付した期間や第 号被保険者または第 号被保険者であった期間です ( 国年法 ) なお, 昭和 36 年 月から昭和 6 年 月までの国民年金の被保険者期間は第 号被保険者としての被保険者期間とみなされます また, 第 号被保険者については, 当分の間, 昭和 36 年 月以後の0 歳以上 60 歳未満の期間が保険料納付済期間とされ, 昭和 36 年 月前や0 歳前および60 歳以後の期間は, 合算対象期間とされます ( 法附 (60)45) 保険料免除期間は, 第 号被保険者が保険料を免除された期間です 保険料免除期間には法定免除期間と申請免除期間 ( 全額, 分の, 半額, 分のの各免除 ), そして平成 年 月から平成 年 月までの間の学生の保険料免除期間があります ( 国年法 3) ただし, 平成 年 月から実施された学生の納付特例期間や平成 7 年 月から実施された保険料の納付猶予制度は, 法定免除期間や申請免除期間とは違って, 保険料が追納されない場合は老齢基礎年金の年金額には反映されません ( 国年法 7) なお, 沖縄復帰前の期間および中国残留邦人の期間については, 一定期間が保険料免除期間とされる特例があります Q 合算対象期間 0 年金額に結びつかないが, 老齢基礎年金の資格期間とされる期間にはどのような期間がありますか 国民年金の被保険者とならなかった, 次の0 歳以上 60 歳未満の期間は合算対象期間とされます ( 国年法附 ) ⑴ 老齢 ( 退職 ) 年金を受けられる人であった期間 ⑵ 日本人で海外に在住していた期間 ⑶ 日本に帰化した人, 永住許可などを受けた人の海外に在住していた期間のうち昭和 36 年 月 日から日本国籍を取得した日等の前日までの期間 ( 法附 (60)5 ) この合算対象期間は, 老齢基礎年金の資格期間を満たしているかをみる場合は算入されますが, 老齢基礎年金の年金額を計算する場合には, その基礎としない カラ期間 です

6 3 老齢給付 老齢基礎年金の受給権があってもその支給が停止されることになっています ( 法附平 () )? 昭和 6 年 月 日以後に生まれた人の場合 > ⑴ 定額部分の支給開始年齢前に繰上げ請求する場合昭和 6 年 月 日から昭和 4 年 月 日 ( 女子は昭和 年 月 日から昭和 9 年 月 日 ) までの間に生まれた人は,60 歳から報酬比例部分相当の老齢厚生年金を受給し, 生年月日に応じて6 歳 64 歳から定額部分と報酬比例部分を合わせた特別支給の老齢厚生年金を受給することになります これらの人が, その人の定額部分の支給開始年齢前であれば60 歳以降の希望するときから老齢基礎年金の一部を繰り上げの請求ができます また,65 歳に達する前であれば60 歳以降の希望するときから老齢基礎年金の全部繰上げの請求ができます 老齢基礎年金の全部繰上げ老齢基礎年金の全部繰上げを請求した場合には, 定額部分は支給停止となり, 報酬比例部分相当の老齢厚生年金といっしょに全部繰上げした老齢基礎年金が支給されます そして, 定額部分の支給開始年齢に到達すると, 経過的加算相当額が加算されることになります この老齢基礎年金の全部繰上げ請求のしくみを図で示すと, 次のとおりとなります = 繰上げ請求月から定額部分の支給開始年齢到達の前月までの月数 = 繰上げ請求月から65 歳到達の前月までの月数 一部繰上げの場合の定額部分の額 ( 繰上げ調整額 ) は, 次のようになります ( 措置令平 ()6の) 定額部分, 定額部分 = 繰上げ請求月から 65 歳到達月の前月までの月数 また, 一部繰上げの場合の老齢基礎年金の額は次のようになります ( 措置令平 ()6 条の 6 条の) 老齢基礎年金額 -, 老齢基礎年金額 歳になると, 繰上げ調整額はなくなり, 代わって繰上げ支給の老齢基礎年金に加算が行われます ( 老齢基礎年金加算額 ) 加算される額は次のようになります ( 法附平 ()7 4) 老齢基礎年金, 老齢基礎年金 - この全部繰上げの老齢基礎年金の額は, 次の計算式によって算出した額となります 老齢基礎年金額, 老齢基礎年金額 なお, 女子で昭和 6 年 月 日から昭和 年 月 日までの間に生まれた人の場合, 定額部分の支給開始年齢は60 歳からとなっています このような人が老齢基礎年金の繰上げを請求するときは一部繰上げはできずに全部繰上げしかできません その場合, 定額部分は全額支給停止されます 老齢基礎年金の一部繰上げ老齢基礎年金の一部繰上げを請求した場合には, 報酬比例部分相当の老齢厚生年金と一部繰上げに伴って減額された定額部分 ( 繰上げ調整額 ), そして一部繰上げの老齢基礎年金が支給されます この老齢基礎年金の一部繰上げ請求のしくみを図で示すと, 次のとおりとなります なお, 報酬比例部分と定額部分を合わせた額の老齢厚生年金を受け始める前に, 老齢基礎年金の一部繰上げ請求ではなく, 全部の繰上げ請求をすることもできますが, この場合には, 定額部分支給開始年齢に達した後は次の⑵の場合と同様, 老齢厚生年金の基礎年金相当部分が支給停止となります 昭和 6 年 月 日以後生まれの人の繰上げ支給の老齢基礎年金の減額率は, 減額率 = 000 -( 繰上げ請求月から 65 歳到達の前月までの月数 ) となります ( 国年令 の) なお, 昭和 6 年 月 日から昭和 4 年 月 日 ( 女子は昭和 年 月 日から昭和 9 年 月 日 ) までに生まれた人で, 老齢 ( 退職 ) 年金の定額部分の支給開始年齢を二つ以上有する人が老齢基礎年金の一部繰上げを請求した場合, 次の計算式によって算出した額になります 94 95

7 3 老齢給付 再評価率一覧生年月日被保険者期間昭 33. 以前昭 33. 昭 34. 昭 34. 昭 35. 昭 35. 昭 36. 昭 36. 昭 37. 昭 37. 昭 38. 昭 38. 昭 39. 昭 39. 昭 40. 昭 40. 昭 4. 昭 4. 昭 4. 昭 4. 昭 43. 昭 43. 昭 44.0 昭 44. 昭 46.0 昭 46. 昭 48.0 昭 48. 昭 50. 昭 50. 昭 5. 昭 5. 昭 53. 昭 53. 昭 54. 昭 54. 昭 55. 昭 55.0 昭 57. 昭 57. 昭 58. 昭 58. 昭 59. 昭 59. 昭 60. 昭 60.0 昭 6. 昭 6. 昭 63. 昭 63. 平元. 平元. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平. 平 0. 平 0. 平. 平. 平. 平. 平 3. 平 3. 平 4. 平 4. 平 5. 平 5. 平 6. 平 6. 平 7. 平 7. 平 8. 平 8. 平 9. 平 9. 平 0. 平 0. 平. 平. 平. 平. 平 3. 平 3. 平 4. 平 4. 平 5. 平 5. 平 6. 平 6. 平 7. 平 7. 平 8. 平 8. 平 9. 平 9. 平 30. 平 30. 平 3. 期間月数 改正後 ( 平成 6 年改正後の生年月日に応じた再評価率 )( 注 ) 生年月日は以後生まれ 昭 5.4. 以前 昭 5.4. 昭 6.4. 昭 7.4. 昭 8.4. 昭 0.4. 昭.4. 昭.4. 昭 平成 年改正 間がある人の平均標準報酬月額を計算する場合には, 昭和 5 年 月 日を 基準日 とし, この基準日前の標準報酬月額 ( 昭和 3 年 月以前の標準報酬月額については前記の⑴および⑵ の規定を適用し, かつ再評価率によって再評価したもの ) の平均額と, 基準日以後の標準報酬月額 ( 再評価率によって再評価したもの ) の平均額を別個に計算し, この二つの平均額の加重平均を求めることになります これを算式で表すと, 前記の⑴に該当する場合, 次のようになります 平均標準 = r 3 年 0 月から基準日まで報酬月額 の標準報酬月額の平均額 - r + r報酬月額の平均額 - r 基準日前の被保険基準日以後の標準者期間の月数被保険者期間の月数 基準日以後の被保険者期間の月数 なお, 昭和 5 年 月 日に老齢年金の受給権があった人については, 前記の基準日はそれ以前の最後に被保険者であった月の翌月の初日など厚生省令で定められた日とされます? 平均標準報酬月額の最低限度額 > これらの方法で計算した結果, 平成 5 年 月 日前に被保険者であった人の平均標準報酬月額が70,336 円に満たないときは, 平均標準報酬月額を70,336 円 ( 昭和 0 年 月 日以前生まれの人の場合は68,987 円, 昭和 0 年 月 日 昭和 年 月 日生まれの人の場合は 69,70 円, 昭和 年 月 日 昭和 年 月 日生まれの人の場合は69,768 円 ) とすることになっています ( 厚年法附 7の5) 総報酬制導入後の平均標準報酬額平成 5 年 月から総報酬制が導入され, 総報酬制導入後の報酬比例部分の年金額の計算は, 総報酬制導入前の被保険者期間分と総報酬制導入後の被保険者期間分とに分けて計算することになっています その場合, 総報酬制導入後の被保険者期間分, つまり平成 5 年 月以後の被保険者期間分の報酬比例部分の年金額の計算は, 平均標準報酬額に, 生年月日に応じた給付乗率と平成 5 年 月以後の被保険者期間とを乗じることになります 総報酬制導入後の平均標準報酬額とは, 平成 5 年 月以後の被保険者期間の計算の基礎となる各月の標準報酬月額と標準賞与額を再評価した総額を被保険者期間の月数で除して得た額となります ( 厚年法 43) 歳未満の子の養育期間における従前標準報酬月額みなし措置 歳未満の子の養育期間中の各月の標準報酬月額が, 子の養育を開始した月の前月の標準報酬月額 ( 従前標準報酬月額 ) を下回る場合には, 被保険者の申出に基づいて, 年金額の計算に際しては, 従前標準報酬月額がその期間における標準報酬月額とみなされます ( 厚年法 6) なお, 子の養育を開始した月の前月に厚生年金保険の被保険者でない場合には, その月前 年以内の直近の被保険者であった月の標準報酬月額が従前標準報酬月額とされます ( その月前 年以内に厚生年金保険の被保険者期間がない場合には, このみなし措置の適用は受けられません ) また, このみなし措置は, 被保険者の申出があった日よりも前の期間については, その申出が行われた日の属する月の前月までの 年間について認められることになります このみなし措置の対象期間は, 次のいずれかに該当するに至った日の翌日の属する月の前 07

8 3 老齢給付 60 歳台前半の在職老齢年金早見表の見方下の計算例は, 前頁の表 (B) (E) に該当する計算例です たとえば, 前頁の計算例のように基本月額が8 万円で, 総報酬月額相当額が5 万円の場合は, 支給される年金月額は 万円となります なお, 次頁の早見表内の数字がになっているのは, 全額支給停止となる場合です この場合には, 加給年金額も支給停止になります 60 歳台前半の在職老齢年金早見表 ( 単位 : 万円 ) 年金 総 報 酬 月 額 相 当 額 月額 例 年金額 6 万円 ( 月額 8 万円 ), 総報酬月額相当額 30 万円の場合.0 基本月額 =8 万円.5 基本月額が8 万円以下で, 総報酬月額相当額が46 万円以下なので,(B) に該当 支給停止月額 (B)=(30 万円 +8 万円,8 万円 )- =0 万円年金支給額 ( 月額 )=8 万円,0 万円 = 万円.0.5 例 年金額 40 万円 ( 月額 0 万円 ), 総報酬月額相当額 50 万円の場合基本月額 =0 万円基本月額が8 万円以下で, 総報酬月額相当額が46 万円を超えるので,(C) に該当 支給停止月額 (C)=(46 万円 +0 万円,8 万円 )- +(50 万円,46 万円 )=3 万円年金支給額 ( 月額 )=0 万円,3 万円 =,3 万円 ( 全額支給停止 ) 支給停止される額が年金額以上のときは, 全額支給停止となります 例 年金額 360 万円 ( 月額 30 万円 ), 総報酬月額相当額 40 万円の場合.0 基本月額 =30 万円基本月額が8 万円を超え, 総報酬月額相当額が46 万円以下なので,(D) に該当 支給停止月額 (D)=40 万円 - =0 万円年金支給額 ( 月額 )=30 万円,0 万円 =0 万円 例 年金額 360 万円 ( 月額 30 万円 ), 総報酬月額相当額 50 万円の場合基本月額 =30 万円基本月額が8 万円を超え, 総報酬月額相当額が46 万円を超えるので,(E) に該当 支給停止月額 (E)=3 万円 +(50 万円,46 万円 )=7 万円年金支給額 ( 月額 )=30 万円,7 万円 =3 万円

9 4 障害給付 Q 66 障害が重くなったとき, 軽くなったとき 障害給付を受けている人の障害が重くなったときはどうすればいいのですか 障害基礎年金 障害厚生年金を受けている人の障害の程度がその後悪化したり, または軽くなったときは, 現況届などによる厚生労働大臣の診査や, 受給権者の請求により年金額が改定されます ( 厚年法 5) この場合, 改定された年金が支給されるのは, 年金額が改定された月の翌月からとなっています ( 注 ). 受給権者が改定請求を行って受理された場合, 請求を行った日に年金額が改定されます. 改定請求は, 受給権を取得した日または厚生労働大臣の診査を受けた日から 年後でなければ行えません ただし, 障害の程度が明らかに増進したことが確認できる場合には, この 年間の待期期間は不要です ( 国年法 343, 厚年法 53) 手続 障害基礎 厚生年金額改定請求書 を住所地を管轄する年金事務所に提出します なお,65 歳以上の 級の障害厚生年金の受給権者は, 障害の程度が重くなっても年金額の改定請求を行えません また, 障害の程度が 級程度より軽くなった場合は,65 歳になるまでの軽快している期間について障害厚生年金の支給が停止され,65 歳到達前に再び障害の程度が悪化して 級程度以上になった場合は年金の支給が再開されます 悪化しないで65 歳に到達したときは, 障害厚生年金の受給権を失うことになります ただし,65 歳に達した日に 級よりも軽快してから 年を経過していないときは, 年を経過したときに受給権を失うことになります なお, 障害基礎年金は, 障害の程度が 級に該当しなくなっても 級の障害厚生年金に該当している間は支給停止されるだけで失権せず, 級程度より軽くなったまま65 歳に到達したときなどには, 障害厚生年金と同時に失権することになります ( 国年法 35) なお, 平成 年改正前に 級よりも軽快して 年を経過して失権した人でも, 平成 年 月 日から65 歳に達する日の前日までの間に再び 級以上になれば請求により障害厚生年金が支給されます ( 法附平 ()4) を住所地を管轄する年金事務所に提出します 65 歳到達前に再び 級程度以上になった場合は, 障害基礎 厚生年金受給権者支給停止事由消滅届 を住所地を管轄する年金事務所に提出します Q 67 はじめて 級による障害になったとき障害認定日に 級 級に該当しなかった人が新しい障害を併せると該当するときは 障害認定日に障害等級表の 級または 級に該当する障害の状態になかった人が, 被保険者期間中または60 歳以上 65 歳未満で国内居住中に新たに病気 けが ( 基準傷病 ) にかかり, 基準傷病の初診日以後 65 歳に達する日の前日までの間に, 基準傷病による障害と前の障害を併せると, はじめて障害等級表の 級または 級に該当したときは, 本人が請求することによって, その請求の翌月分から障害基礎年金が支給されます ( 国年法 30の) また, 厚生年金保険に加入している間に新たにかかった病気 けが ( 基準傷病 ) の初診日以後 65 歳に達する日の前日までの間に, 基準傷病による障害と前の障害を併せると, はじめて障害等級表の 級または 級に該当したときは, 本人が請求することによって, その翌月分から障害基礎年金に加えて障害厚生年金が支給されます ( 厚年法 47の) なお,65 歳に達する日の前日までに障害等級がはじめて 級以上に該当していれば,65 歳になってからでも請求できます 6 B 6 B B B 3 ( 注 ) 国民年金の保険料免除については, 従来と同様, 障害等級 級以上に該当しなくなっ てから 年間は法定免除とされます また, 厚生年金保険の障害手当金は障害厚生年金等の受給権者には支給しないこととされていましたが, 障害等級 級以上に該当しなくなってから 年を経過すれば支給されます 手続 障害の程度が 級より軽くなったときは, 障害基礎 厚生年金受給権者不該当届 46 3? 基準傷病とは > 基準傷病とは, 初診日が被保険者期間中であること ( 障害基礎年金では60 歳以上 65 歳未満で国内居住であれば国民年金の被保険者でなくともよい ), 初診日に障害基礎年金の保険料納付要件を満たしていることの二つの条件がそろった傷病をいいます 47

10 5 遺族給付 Q 77 短期と長期の年金額 被保険者期間中の死亡と老齢給付受給中の死亡とでは年金額の計算が違いますか 短期の遺族厚生年金と長期の遺族厚生年金では, 年金額の計算上, 次の点が異なります ⑴ 被保険者期間の月数は, 実際に厚生年金保険に加入した月数で計算しますが, 短期の遺族厚生年金では, 被保険者期間の月数が300 月 (5 年 ) に満たないときは300 月として計算します なお, 総報酬制前後の被保険者期間がある場合で被保険者期間の月数が300 月 (5 年 ) に満たないときは,300を全被保険者期間の月数で割って得た数を上記の計算式で算出した年金額に乗じて300 月分に引き上げます ( 法附平 ()03,3) ⑵ 平均標準報酬月額および平均標準報酬額にかける乗率は, 長期の遺族厚生年金では, 老齢厚生年金の場合と同様に, 死亡した人 ( 大正 5 年 月 日以後に生まれた厚生年金保険 船員保険の旧法の老齢給付の対象者を含む ) の生年月日に応じて経過措置があります (336 頁 I 参照 ) Q 78 中高齢の加算 中高齢の加算は, どのような妻が受けられますか 受給権取得当時, 同一生計で8 歳到達年度の末日までにあるか0 歳未満の障害の子がいない場合には, 妻に遺族基礎年金は支給されません そこで, 夫の死亡当時の妻の年齢が40 歳 ( 平成 9 年 月以前は35 歳 ) 以上 65 歳未満であれば, 子のない妻が受ける遺族厚生年金には, 妻が40 歳から65 歳に達するまでの間, 中高齢の加算が加算されることになっています ( 厚年法 6) また, 受給権取得当時, 同一生計で8 歳到達年度の末日までにあるか0 歳未満の障害の子がいる場合には, 妻に遺族基礎年金が支給されますが, 子が8 歳到達年度の末日 ( 障害者は0 歳 ) に達すると遺族基礎年金は受けられなくなります そこで, 妻が40 歳に達した当時, 子がいるため遺族基礎年金を受けている場合は, 子が8 歳到達年度の末日に達するなどで遺族基礎年金を受けられなくなったときに, 妻が40 歳以上 65 歳未満であれば, 中高齢の加算が加算されます ( 厚年法 6 65) ただし, 中高齢の加算は, 長期の遺族厚生年金では, 死亡した夫の被保険者期間が0 年 ( 中高齢者の期間短縮の特例などによって0 年未満の被保険者期間で老齢厚生年金の受給資格期間を満たした人はその期間 ) 以上なければ加算されません ( 厚年法 6) また, 大正 5 年 月 日以前に生まれた人など, 旧法の老齢給付の対象者のうち,0 年以上の被保険者期間 ( 中高齢の短縮措置を含む ) を満たした厚生年金保険 船員保険の老齢年金の受給権者等が昭和 6 年 月 日以後に死亡した場合にも加算されます ( 法附 (60)7, 措置令 (6)883)? 中高齢の加算の額 > 中高齢の加算の額は遺族基礎年金の 分の 相当額で, 平成 30 年度価格は584,500 円 ( 月額 6 48,708 円 ) です ( 厚年法 6) Q 79 経過的寡婦加算妻が65 歳になって中高齢の加算がなくなるとどうなりますか 遺族厚生年金を受けている人が65 歳に達すると, 遺族厚生年金と老齢基礎年金の二つの年金が支給されることになるため, それまで遺族厚生年金に加算されていた中高齢 の加算は打ち切られることになります しかし, 昭和 6 年 月 日に30 歳以上であった昭和 3 年 月 日以前に生まれた遺族厚生年金の受給権者である妻が65 歳に達したときは, それまで加算されていた中高齢の加算に代えて経過的寡婦加算が加算されます これによって遺族である65 歳以上の妻には, 一定水準の年金額が保障されることになります ( 法附 (60)73) なお,65 歳以上になってはじめて遺族厚生年金の受給権が発生した昭和 3 年 月 日以前生まれの妻についても経過的寡婦加算は加算されますが, この場合も中高齢の加算と同様, 長期の遺族厚生年金では死亡した夫の被保険者期間が0 年 ( 中高齢者の期間短縮の特例などによって0 年未満の被保険者期間で老齢厚生年金の受給資格期間を満たした人はその期間 ) 以上なければ加算されません また, 大正 5 年 月 日以前に生まれた人など, 旧法の老齢給付の対象者のうち,0 年以上の被保険者期間 ( 中高齢の短縮措置を含む ) を満たした厚生年金保険 船員保険の老齢年金の受給権者等が昭和 6 年 月 日以後に死亡した場合にも加算されます ( 法附 (60)7, 措置令 (6)883)? 経過的寡婦加算の額 > 経過的寡婦加算の額は, 昭和 6 年 月 日から60 歳に達するまで国民年金に加入したとした場合の老齢基礎年金の額とあわせるとちょうど中高齢の加算の額と同額 ( 平成 30 年度価格は584,500 円 ) になるように決められています 具体的には, 昭和 年 月 日以前生まれの寡婦には584,500 円が加算され, 昭和 3 年 月 日以後生まれの寡婦についてはゼロとなるように, 寡婦の生年月日に応じて平成 30 年度価格は次の式で計算した額となります ( 法附 (60)73) 63

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