6 三重県農業研究所報告 :33 号 (211) 試験 1: 開花時期の調査 24 年に ピンクス マンモス 8 年生 3 樹および同樹齢の ヒラリー ホワイト 1 樹を供試し, 両品種の開花時期を調査した. 開花が始まった5 月 26 日から, ほぼ終了した7 月 7 日の期間中に週 2 日程度の
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- きのこ うるしはた
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1 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性 第 3 報アテモヤ品種 ピンクス マンモス および ヒラリー ホワイト の開花時期ならびに人工受粉の時間帯が結実に及ぼす影響 5 須崎徳高 市ノ木山浩道 鈴木賢 * 要旨ハウス内で3 月上旬にせん定, 摘葉して生育を開始させたアテモヤの開花時期は, ピンクス マンモス および ヒラリー ホワイト ともに5 月下旬 ~7 月上旬となった.1 日のうちで開花のピークとなる時間帯は, ピンクス マンモス では 16 時以降に, ヒラリー ホワイト では開花した時期によりばらつきはあるが 15 時以降であった. 開葯するは両品種とも大きな差はなく, 開花から約 1 日後の 15 時頃から始まり 19 時にはほぼ完了した. 最も開花が多くなる夕方 (18 ~ 21 時 ), 開花翌日の朝 (9~ 11 時 ), 開花翌日の昼間 (13 ~ 15 時 ) の3つの時間帯に人工受粉を行い結実率を比較したところ, いずれの開花時期においても夕方受粉で結実率が高くなることが明らかとなった. キーワード : アテモヤ, ピンクス マンモス, ヒラリー ホワイト, 開花時間, 受粉, 結実率 緒言紀南果樹研究室では,1998 年からアテモヤの研究に 1) 取り組んできた. 第 1 報では, アテモヤ品種 ピンクス マンモス は, ビニールハウス内の平棚栽培で大型の良品質果が生産可能なことを明らかにした. また, 花は雌雄異熟のため自然交配が難しく, 結実させるためには人工受粉が必要であること, 花粉は保存期間が長くなるほど結実率が低下することを報告した. 2) 第 2 報では, せん定時の結果母枝の切り返し程度について検討し, 作業が単純に行える短梢せん定が利用できること, ピンクス マンモス および ヒラリー ホワイト の収穫適期はそれぞれ受粉後 13 日および 14 日以降であることを明らかにした. しかし, 棚栽培で樹冠占有率がほぼ 1 % となったと思われる7 年生時点での換算収量は, ピンクス マンモス は1 t/1 a, ヒラリー ホワイト で 1.45 t/1 aであり, ニホンナシなど他の果樹に比べて収量が低いことが課題として残った. それまで行ってきた朝から昼間の人工受粉では結実率が低く, そのことが低収量の原因ではないかと思われたため, 本報では開花時期や人工受粉のタイミング (1 日のうちの時間帯 ) を変えて結実率との関係について検討した. 併せて, ハウス内での開花時期や開花, 開葯の時間帯についても調査を行った. 材料および方法供試したアテモヤは, 静岡県柑橘試験場伊豆分場から分譲された穂木を, チェリモヤ台木に接ぎ木して育成し, 1998 年 1 月 21 日にビニールハウス ( 間口 7m, 奥行き 21 m, 高さ4m, 面積 147 m2 ) に定植した. 品種は ピンクス マンモス と ヒラリー ホワイト で, 定植間隔は4m 5mとし, 平棚栽培で2 本主枝仕立てとした. ビニールフィルムの被覆は 1 月中旬から梅雨明け後 (7 月中旬頃 ) までとした. 被覆期間中, ハウス内の最低温度を, 果実が着生している 1 月 ~ 12 月は 14 以上に, 収穫後の1 月 ~3 月は3 以上になるよう加温した.4 月以降ビニール除去までの間は, 最高温度が 3 以上にならないよう換気を行った. せん定は3 月上旬に実施し, せん定後萌芽を揃えるために残った結果母枝の摘葉を行った. また, 施肥は有機ペレット ( 成分量 8-7-6) を使用して,22 年以降年間窒素成分量 425 g/ 樹とし,3 月下旬から2ヶ月間隔で計 4 回に分施した. かん水は1 回につき約 2mm とし, せん定後 (3 月上旬 ) から成熟始め (1 月上旬 ) までは3~4 日間隔で, 成熟期以降は1ヶ月に2 回の間隔で行った.
2 6 三重県農業研究所報告 :33 号 (211) 試験 1: 開花時期の調査 24 年に ピンクス マンモス 8 年生 3 樹および同樹齢の ヒラリー ホワイト 1 樹を供試し, 両品種の開花時期を調査した. 開花が始まった5 月 26 日から, ほぼ終了した7 月 7 日の期間中に週 2 日程度の頻度で1 日当たりの開花数を調べた.3 枚の花弁が1 mm 以上開いた時点を開花として判定した ( 写真 1). また, 開花は夜間に及んだため, 翌朝 9 時に確認した開花数は前日に開花したものとして表した. くように毛先の柔らかい絵筆 ( 号 ) でていねいに行っ た. 写真 2 開葯と判断した花の状態 写真 1 開花と判断した花の状態試験 2: 開花および開葯の調査 24 年 (8 年生 ) と 25 年 (9 年生 ) の2か年, ピンクス マンモス 2~3 樹, ヒラリー ホワイト 1 樹を供試し,1 日の開花と開葯を調査した. 調査は, 開花期間中の5 月下旬から7 月上旬の間で週 2 回程度の頻度で行った.1 日の調査は9 時から 15 時までは2 時間おきに,15 時以降 2 時までは1 時間毎に行った. なお, 品種により開花から開葯に至るまでの時間が異なることを考慮して, ピンクス マンモス では9 時に確認した開花数は前日の 21 時 ~ 24 時に開花したものとして集計した. また, ヒラリー ホワイト では9 時に確認した開花数は当日の9 時に開花したものとして集計した. 累積開花割合および開葯割合は, 旬別に平均して表した. 開花の判定は試験 1と同基準で行った. 開葯は花弁が大きく開き, 葯が開いているのが確認できる時点とした ( 写真 2). 試験 3: 人工受粉と結実率との関係試験 2と同一樹を供試して,24 年と 25 年の2 か年間人工受粉を実施した. 人工受粉は 5 月下旬から 7 月上旬の開花期間中に週 2 日の頻度で実施した. 受粉方法は3 枚の花弁を指で開いて, 花粉が柱頭に均等に付 1 日の受粉の時間帯を夕方 (18 時 ~ 21 時 ), 翌朝 (9 時 ~ 11 時 ), 翌昼 (13 時 ~ 15 時 ) の 3 回に分けて行 い, 結実との関係について検討した.1 回当たりの受粉 花数は, 期間中の開花数が一様でなかったため 1 処理 2 ~ 29 花で行った. 使用花粉は, 夕方受粉では開葯直後 のものを用いたが, 翌朝, 翌昼の受粉では夕方採取した 花粉をフィルムケースに入れて密封し,5 で冷蔵して おいたものを使用した. 結実率は,2 か年とも 8 月 1 日に着果が確認できたものを結実として集計した. なお, 花粉の発芽率と結実との関係についても検討するため, 受粉後使用した花粉を速やかに寒天培地 ( 寒天 2%, シ ョ糖 15 %) に置床し,25 の恒温器内に 24 時間放置 した後発芽率を調査した. また, 発芽調査は 1 回当た り花粉 1 粒の 3 反復で行った. 結 試験 1: 開花時期の調査 ピンクス マンモス の開花数は, 調査日により差 が大きかったが, 開花開始数日後の 5 月 26,27 日をピ ークとした 6 月 9 日頃までの波相と,6 月 15 日 ~ 29 日をピークとした 7 月 6 日頃までの 2 つの波相がみられ た. 後半の波相の方が開花数が多かった ( 図 1). 開花数 ( 個 ) 果 5/ / /56 調査月日 図 1 ピンクス マンモス における開花数の経時的変化
3 須崎ら : 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性 7 た ( 図 5,6). ヒラリー ホワイト も ピンクス マンモス と 同様 5 月 27 日を中心に 6 月 1 日までの波相と,6 月 15 日 ~7 月 6 日までの 2 つの波相がみられたが, 前半 の波相の方が開花数が多かった ( 図 2). 開花数 ( 個 ) 試験 2: 開花および開葯の調査 ピンクス マンモス の 1 日の内の開花は,1 時 ~ 15 時まではほとんどみられず,15 時以降から連続し て始まった. 開花数が多くなったは 16 時以降で, 開花が終わるのは 2 時以降の夜間に及んだ. 時期別の 開花の違いについては一定の傾向が認められなかっ た ( 図 3). 累積開花割合 (%) / / /56 調査月日 図 2 ヒラリー ホワイト における開花数の経時的変化 < 図 3 ピンクス マンモス における別累積開花割合の推移 ヒラリー ホワイト の 1 日の内の開花は, 時期に より差が大きかったが, ピンクス マンモス より早 く始まった. 概ね午前中から始まり 15 時 ~ 16 時に最 も多くなった. 時期別の開花の違いについては一定 の傾向が認められなかった ( 図 4). 一方, 開葯は開花から約 1 日経過後に始まり, 開花に 比べて斉一に行われた. 両品種とも 16 時 ~ 18 時がピ ークとなり,19 時にははぼ完了した. また, 開花時期 が遅くなるほど開葯するが遅くなる傾向が認められ 累積開花割合 (%) 累積開葯割合 (%) 累積開葯割合 (%) 図 4 ヒラリーホワイト における別累積開花割合の推移 図 5 ピンクス マンモス における別累積開葯割合 試験 3: 人工受粉と結実率との関係 図 6 ヒラリーホワイト における別累積開葯割合の推移 ピンクス マンモス の人工受粉が結実率に及 ぼす影響をみると,2 か年とも夕方受粉 > 翌朝受粉 > 翌 昼受粉の順に結実率が高く, 開花からの時間が経過する ほど結実率が低下した ( 表 1). 時期別の結実率をみる と, 夕方受粉は全期間を通じて高かった. 花粉の発芽率 は, 開花初期には低く日を追う毎に徐々に高くなる傾向
4 8 三重県農業研究所報告 :33 号 (211) であった. 翌朝受粉では 5 月 25 日 ~6 月 3 日の開花初期に結実率が低かったが, それ以降は高率となった. 表 1 ピンクス マンモス における人工受粉の時間帯と結実率との関係 処理受粉回数 ( 回 ) 受粉花数 ( 花 ) 花粉発芽率 (%) 結実果数 ( 果 ) 結実率 (%) 夕方受粉 a49.8a a 97.8 翌朝受粉 b35.3ab b 78.7 翌昼受粉 b33.b c 32.6 有意性 * * - - ** - 注 ) 最小有意差法により英小添字異符号間に有意差 (*5% **1%) あり 以下同様 花粉発芽率は受粉に使用した花粉の発芽率 表 2 ヒラリー ホワイト における人工受粉の時間帯と結実率との関係 処理受粉回数 ( 回 ) 受粉花数 ( 花 ) 花粉発芽率 (%) 結実果数 ( 果 ) 結実率 (%) 夕方受粉 a45.4a 翌朝受粉 b33.5b 翌昼受粉 b23.b 有意性 * * 注 ) 花粉発芽率は受粉に使用した花粉の発芽率 結実率が全体に低かった開花初期は, 花粉の発芽率も低い傾向であった. 翌昼受粉では, 全般に開花初期に結実率が低かったが,6 月 1 日以降はやや高まる傾向にあった. しかし, 受粉日によるふれが大きかった. なお, 花粉の発芽率との関係ははっきりしなかった ( 図 7). ヒラリー ホワイト についても受粉と結実率については ピンクス マンモス と同じ傾向であったが, 翌朝受粉および翌昼受粉では, 時期による一定の傾向が認められず受粉日によるばらつきの方が大きかった ( 表 2, 図 8). 1% 1% 8% 6% 4% 2% % 5/24 6/16/26/86/96/14 6/15 6/26/21 6/27 6/287/47/5 夕方受粉 (18:~21:) 結実率発芽率湿度 8% 6% 4% 2% % 5/24 5/256/16/26/86/96/14 6/15 6/2 6/21 6/27 6/287/47/5 夕方受粉 (18:~21:) 結実率発芽率湿度 1% 1% 8% 8% 6% 6% 4% 4% 2% 2% % 5/256/26/36/96/16/156/16/21 6/22 6/28 6/297/57/6 翌朝受粉 (9:~1:) % 5/255/26/26/36/96/1 6/156/16 6/21 6/22 6/28 6/297/57/6 翌昼受粉 (9:~1:) 1% 8% 6% 4% 2% % 5/256/26/36/96/16/15 6/1 6/21 6/226/28 6/297/57/6 翌昼受粉 (13:~14:) 図 7 ピンクス マンモス における時期別 時間帯別受粉と結実率及び花粉発芽率の推移 1% 8% 6% 4% 2% % 5/25 5/26/26/36/96/1 6/15 6/16 6/21 6/22 6/28 6/297/57/6 翌昼受粉 (13:~14:) 図 8 ヒラリー ホワイト における時期別 時間帯別受粉と結実率び花粉発芽率の推移及
5 須崎ら : 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性 9 考察本試験では, ハウス内で3 月上旬にせん定, 摘葉して生育を開始させると, ピンクス マンモス, ヒラリー ホワイト ともに開花は5 月下旬頃から始まり概ね 7 月上旬に終了した. 同じような条件で栽培を行った静 3) 岡県での報告でも, 開花は5 月中旬 ~7 月上旬頃とな 4) っている. 一方, 和歌山県ではチェリモヤの無加温ハウス栽培で2 月 2 日に摘葉, せん定して栽培を行うと, 開花は4 月下旬から始まり5 月上中旬にピークを迎え, 5 月下旬以降は開花が少なかったとしている. このことから, カンキツの栽培が可能な地域であれば,3 月上旬にせん定, 摘葉を行い生育を開始させると5 月中下旬から7 月上旬に開花し, より早く開花させたい場合は生育温度を確保した上でせん定, 摘葉時期を早めればよいと考えられる. 調査では, 時期別の開花波相は前半と後半の2つ認められた. ピンクス マンモス では後半の 6 月中下旬が, ヒラリー ホワイト では前半の5 月下旬頃が開花のピークとなった. 観察では, アテモヤの花はまれに1 年枝上に直接着生することもあるが, 主に新梢の葉の反対側に着生する. 着生位置には完全な規則性がないものの, 大まかには基部から第 1,2 節および4,5 節目, 場合によっては7,8 節目に着くこともある. この少し間隔をおいた花の発育の違いが2つの波相となって現れるのではないかと考えられる. ピンクス マンモス は1 節に着く花の数が1~2つと少なく, また頂芽優勢性が強いためか新梢発育のばらつきが多い. ヒラリー ホワイト は逆に着花が多く, 基部から1,2 節に1 節当たり3~4 花着く場合も多い. また, 新梢の揃いもよい. この性質がそれぞれの品種での波相の違いとなって現れているのかもしれない. 2) 第 2 報では, アテモヤ品種 ピンクス マンモス および ヒラリー ホワイト はナシなど他の果樹と比べて収量が低く, その要因の一つとして結実率が低いことをあげた. 結実率に関する調査として, 立田ら 5) は 5~6 年生 ジェフナー を用いて開花前 ( 蕾は大きいが退色が進んでいない状態 ), 開花直前 ( 蕾は大きくなり弛み黄緑色に退職した状態 ), 開花期 ( 花弁が開き葯は淡い肌色に変色し花粉採取直前の状態 ) の3ステージでそれぞれ人工受粉を行っている. その結果, 開花期受粉では全く結実せず, 開花直前と開花前の受粉で結実率が高く, 不整形果が少なかった開花直前が受粉適期であるとしている. また, 米本ら 6) は近縁種であるチェリモ ヤ 12 品種を用いて開花 3 日前 ( 花弁がまだ固い状態 ), 開花 2 日前 ( 花弁の先がやや開き気味の状態 ), 開花前日 ( 花弁先端からみると雌ずいがわずかに見える状態 ), 開花期 ( 雄ずいから花粉が放出されている状態 ) の4ステージでそれぞれ人工受粉を行った. その結果, 開花前日の結実率が高く, 開花 2 日前でも比較的高い結実率であったとしている. 両報告とも結実率が高い花のステージは, 花弁が開く直前からやや開いた状態であったことで一致している. 本試験では開花を花弁が1 mm 程度開いた時点とし, このステージの花に対して1 日の中でを変えて人工受粉を行ったところ, 結実率は開花直後の夕方受粉 > 翌朝受粉 > 翌昼受粉の順であることが明らかとなった. また, ピンクス マンモス および ヒラリー ホワイト の両品種とも,1 日のうちの開花数は 15 時以降夜間に多くなった. 立田ら, 米本らの報告にある結実率が最も高い, 花弁が開く直前からやや開いた状態のステージの花は夕方に最も多く存在することから, この時間帯の受粉で結実率が高くなると考えられる. 併せて, 本試験に用いた両品種とも, 開葯は開花翌日の 15 ~ 16 時頃から一斉に始まり,19 時頃までにはほぼ完了していた. 立田ら 5) は受粉には当日受粉が優れるが, 花粉採取が困難な午前中に受粉する場合は, 前日採取した花粉を使用すればよいと思われるとしている. 本試験でも花粉発芽率は開葯直後が高く, 採取後フィルムケースに入れ密封し5 で貯蔵しても時間の経過とともに低下していった. 夕方受粉では開葯直後の花粉が採取できるため, 最も発芽率が高い花粉が得られることも結実率を高めるのによい条件として働いていると考えられる. その他の要因として, 夕方から夜間はハウス内の気温が高温になりすぎず, 相対湿度が高いことも受粉に好適な条件になっていると推察される. 開花時期別の花粉の発芽率に関して, 米本ら 4) はチェリモヤでは開花初期の花粉発芽率は低いが, その後にな 3) ると高くなることを報告している. 牧田は ジェフナー の結実率は早期に咲いた花では低く, 開花時期が遅くなるほど高くなったとし, 早期に開花した花では成熟した花粉でも発芽率が低いことに加え, 花粉全体に占める四分子花粉の比率が高く, 四分子花粉は成熟花粉に比べて発芽率が低いため花粉全体の発芽率が低くなり, その結果結実率が低くなると考察している. 本試験でも夕方受粉に使用した開葯直後に採取した花粉の発芽率は, 開花初期に低く日を追う毎に高まった. しかし, 夕方受粉では, 開花初期に発芽率が低い傾向にあったにもかかわらず高い結実率を示した. 前述した雌ずい, 花粉とも
6 1 三重県農業研究所報告 :33 号 (211) に受精体制が整っているとともに, 環境条件がよいことも起因していると思われる. 夕方受粉は朝方受粉に比べて結実率が 1.5 倍程度高まった. 詳細な調査は行っていないが, 実際夕方受粉するようになってからは,1a 当たり換算収量が ピンクス マンモス で 1.8 t 弱, ヒラリー ホワイト で 3. t 程度得られるようになっている. 今後, より一層の収量向上を図るため, 単位面積当たりの着果枝数を増やせる夏期せん定の検討が必要である. また, ピンクス マンモス は花の着かない新梢が多くみられる. 特に樹勢の強い若木で顕著である. 立田ら 7) は ジェフナー を使用して, 当年生発育枝を5 葉程度で切り返し再発芽させると, 着花がみられ結実させることができるとしている. この性質を利用して無着花新梢あるいは基部 1, 2 目にしか花が着いていない新梢に花を着けることができれば, ピンクス マンモス でも結実果数が増加して収量向上につながると考えられる. 今後の検討課題の一つである. アテモヤの開花は1か月半以上に及ぶが, この間の受粉作業には多大な労力を要する. さらに高い結実率を保つには, 夕方 ~ 夜間作業が必要となる. 受粉作業の省力化および日中の受粉が可能な方法についても今後検討していきたい. 引用文献 1) 竹内雅己, 輪田健二 (24): 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性, 第 1 報アテモヤ品種 ピンクス マンモス の栽培とその結実特性. 三重科技農研部報,3 :1-6. 2) 須崎徳高, 竹内雅巳 (28): 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性, 第 2 報収量性, せん定方法ならびに収穫時期と追熟性との関係. 三重農研報,32: ) 牧田好高 (1998): 花粉の成熟程度がアテモヤ (Annona cherimola A,squamosa) の結果に及ぼす影響. 静岡柑試研報,27: ) 米本仁巳, 中尾英治, 山下重良 (199): チェリモヤの施設栽培に関する研究, 第 3 報開花習性と時期別の花粉発芽率. 園学雑,59( 別 1): ) 立田芳伸, 稲葉博行 (1999): アテモヤ (Aunona atemoya HORT) の受粉法. 九農研,61:248. 6) 米本仁巳, 中尾英治, 山下重良 (199): チェリモヤの施設栽培に関する研究, 第 4 報開花習性と人工受粉, 及び湿度が結実率に及ぼす影響. 園学雑,59( 別 1): ) 立田芳伸, 稲葉博行 (21): 夏期剪定によるアテモヤの作期調節. 九農研,63:237. Cultural Adaptability of Custard Apple(Atemoya) to the East-Kisyu District of Mie Prefecture 3.Effects of flowering season and time of artifical pollination on the fruit setting of atemoya variety ' Pinks Mammoth' and 'Hillary White' Noritaka SUZAKI,Hiromiti ICHTINOKIYAMA and Ken SUZUKI Abstract The atemoya ' Pinks Mammoth' and 'Hillary White' flowered from late-may to early-july when these were defoliated at the beginning of March in the vinyl house. The flowering time of ' Pinks Mammoth' was after 16: and that of 'Hillary White' was after 15:. The time of anther dehiscence was from 15: to 19: on next day of flowering. The fruit setting rate was higher when flowers were pollinated artificially at eveing(18:-21:)of the flowering day than the next day morning(9:-11:)or next day afternoon (12:-15:)pollination during any flowering seasons. Key words:atemoya;' Pinks Mammoth' ;'Hillary White', Flowering time, Pollinating time, Fruit setting rate
7 須崎ら : 三重県東紀州地域におけるアテモヤの栽培適応性 11
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[ 成果情報名 ] 台木の種類が はるみ の生育 収量 果実品質に及ぼす影響 [ 要約 ] [ キーワード ] [ 担当 ] [ 連絡先 ] [ 区分 ] [ 分類 ] [ 背景 ねらい ] [ 成果の内容 特徴 ] [ 成果の活用面 留意点 ] [ 具体的データ ] 幹周 (cm) 容積 (m 3 / 樹 ) z 有意性 z 60 有意性 45 n.s n.s n.s n.s n.s n.s n.s
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Title ハウス栽培におけるマンゴーの結実習性 Author(s) 松田, 昇 ; 平良, 武康 Citation 沖縄農業, 28(1): 11-16 Issue Date 1993-12 URL http://hdl.handle.net/20.500.12001/ Rights 沖縄農業研究会 ハウス栽培におけるマンゴーの結実習性 松田 昇 平良武康 ( 沖縄県立農業大学校 沖縄県農林水産部園芸振興課
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冬期間を除き 5~10 日おきに 1971 年 6 月 9 日まで雄花を採取し それらの試料はプア [ マー液 ( 無水ア ジラベ :æ 粉の形肢と発育ならびに 7~ 粉四採集方法 さは 9~25mm の範囲で 平均 15mm 一雄花の直径は 2~25mm であった 蔚内の細胞を観察すると 数は 1~8 偶みられ 平均 3 個持った細胞が多かった これらは花粉母細胞になる前の胞原細胞と思わ 3 月上旬に入って採取した雄花は外形的
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復興庁 農林水産省食料生産地域再生のための先端技術展開事業 被災地の早期復興に資する果樹生産 利用技術の実証研究 クリ ぽろたん のジョイント栽培マニュアル早期成園化 低コストの樹形管理と防除技術 宮城県農業 園芸総合研究所神奈川県農業技術センター国立研究開発法人農研機構果樹茶業研究部門
復興庁 農林水産省食料生産地域再生のための先端技術展開事業 被災地の早期復興に資する果樹生産 利用技術の実証研究 クリ ぽろたん のジョイント栽培マニュアル早期成園化 低コストの樹形管理と防除技術 宮城県農業 園芸総合研究所神奈川県農業技術センター国立研究開発法人農研機構果樹茶業研究部門 はじめに ぽろたん は 渋皮がむきやすいニホングリ品種 ( 写真 1) で このマニュアルは 神奈川県農業技術センターが開発した樹体ジョイント技術を本品種に応用し
圃場試験場所 : 県農業研究センター 作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC 試験作物名オクラ品種名アーリーファ
作物残留試験 ( C-N ) 圃場試験明細書 1/6 圃場試験明細書 1. 分析対象物質 およびその代謝物 2. 被験物質 (1) 名称 液剤 (2) 有効成分名および含有率 :10% (3) ロット番号 ABC0123 3. 試験作物名オクラ品種名アーリーファイブ 4. 圃場試験場所 試験圃場名 試験圃場所在地 県農業研究センター 番圃場 号ハウス 県 市 町 - 5. 試験担当者氏名 6. 土性埴壌土
新梢では窒素や燐酸より吸収割合が約 2 分の1にまで低下している カルシウム : 窒素, 燐酸, カリとは異なり葉が52% で最も多く, ついで果実の22% で, 他の部位は著しく少ない マグネシウム : カルシウムと同様に葉が最も多く, ついで果実, 根の順で, 他の成分に比べて根の吸収割合が高い
I 施肥 [ 見出し ] 1. イチジクの養分吸収の特徴 1 (1) 樹体各部位の肥料成分吸収量 (2) 肥料成分吸収量の季節的変化 (3) 生育, 収量, 品質と施肥 3 2. 施肥量と施肥時期の決め方 (1) 施肥の前提条件 (2) 施肥量 (3) 施肥時期 (1) 元肥 (2) 夏肥 4 (3) 秋肥 ( 礼肥 ) 3. 施肥設計 (1) 肥料の種類と施肥方法 (2) 施肥量 (3) 時期別施肥割合
表 30m の長さの簡易ハウス ( 約 1a) の設置に要する経費 資材名 規格 単価 数量 金額 キュウリ用支柱 アーチパイプ ,690 直管 5.5m 19mm ,700 クロスワン 19mm 19mm ,525 天ビニル 農 PO 0.1mm
簡易ハウスを活用した高収益体系 中山間地域では キュウリを始めピーマン ナスなど多くの作物が栽培されていますが 農家の所得は必ずしも高くありません この要因の1つに 冬季の寒さのため年間を通した作付けが行われていないことがあげられます 冬期に栽培するためにはビニールハウス等の施設の導入が効果的ですが 中山間地域は狭小で不整形な農地が多い上 施設導入には多額の経費が必要で 高齢農家には負担が大きく 施設の導入は思うように進んでいません
日本作物学会紀事 第77巻 第1号
Jpn. J. Crop Sci. 77 184 93 2008 群馬県東毛地域における水稲品種 あさひの夢 の施肥法に関する検討 1, 2 3 1 2 3 要旨 1993 2000 2000 2002 3 2 0.5 kg/a 20 0.2kg/a キーワード 19200 ha 45 8720 ha 2006 1993 1993, 1990 1998 1999 2 2000 2001 1999 11
<4D F736F F D DC58F4994C5817A C8E89D495B294F28E558C588CFC82DC82C682DF8251>
NEWS RELEASE ウェザーニューズ 2~3 月の花粉飛散傾向のまとめ発表 2012 年 4 月 12 日 花粉飛散量 例年の 9 割の飛散を確認 シーズン終了までこれまでと同程度の飛散に ~ 4 月中旬現在 近畿 関東はヒノキ花粉 北陸 東北はスギ花粉のピークに北海道のシラカバ花粉は 4 月下旬から飛散開始 ~ 株式会社ウェザーニューズ ( 本社 : 東京都港区 代表取締役社長 : 草開千仁
隔年結果
ミカンの隔年結果 (alternate bearing) 4 回生毛利 1. 隔年結果とは果樹において 一年おきに豊作不作を繰り返す現象のこと 果樹農家の経営を圧迫する要因になっている 果樹のうちでも リンゴ カキ ミカンなどのように開花期から収穫期までの期間の長い種類でこの習性が強いと言われる また 同じ果実でも品種によって強さが異なる ( 温州ミカンでは 普通温州の方が早生温州より強い ) さらに
本日のお話 つなぐことの意味 技術の効果 ( 第一期実用技術開発事業 ) 現地実証と産地への実用化 適用樹種拡大研究への発展 更なる共同研究 実用化に向けて
二ホンナシのジョイント仕立て技術の開発 神奈川県農業技術センター果樹花き研究部柴田健一郎 本日のお話 つなぐことの意味 技術の効果 ( 第一期実用技術開発事業 ) 現地実証と産地への実用化 適用樹種拡大研究への発展 更なる共同研究 実用化に向けて 江戸時代からの棚栽培から 日本ナシ栽培の歴史 整枝法の確立と粗植大木化高品質品種の登場と剪定の複雑化 1782 年 : 阿部源太夫 ( 越後の梨の指導的栽培者
バンカーシート 利用マニュアル 2017年版(第一版)
施設野菜の微小害虫と天敵カブリダニ 施設野菜での微小害虫問題 中央農業研究センター 石原産業 ( 株 ) 施設のイチゴではハダニ類が多発し 問題となる 施設のキュウリ ナス サヤインゲンでも アザミウマ類やコナジラミ類などの被害や媒介ウイルス病が問題となる これらの害虫は薬剤抵抗性が発達しやすく 農薬での防除は難しい カブリダニ類は有力な天敵であるが 放飼時期の見極めや農薬との併用などが難しく これらの施設作物では利用が進んでいない
周期時系列の統計解析 (3) 移動平均とフーリエ変換 nino 2017 年 12 月 18 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ( ノイズ ) の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分の振幅
周期時系列の統計解析 3 移動平均とフーリエ変換 io 07 年 月 8 日 移動平均は, 周期時系列における特定の周期成分の消去や不規則変動 ノイズ の低減に汎用されている統計手法である. ここでは, 周期時系列をコサイン関数で近似し, その移動平均により周期成分のがどのように変化するのか等について検討する. また, 気温の実測値に移動平均を適用した結果についてフーリエ変換も併用して考察する. 単純移動平均の計算式移動平均には,
機械化作業に適したカキ軽労化栽培技術 機械化作業に適したカキ軽労化栽培技術 三輪直邦 * **, 坂川和也 The Improvement of the Mechanized Cultivation Technology for Labor-Saving on Japanese Persimmon
三輪直邦 * **, 坂川和也 The Improvement of the Mechanized Cultivation Technology for Labor-Saving on Japanese Persimmon (Diospyros kaki cv. Hiratanenasi) Naokuni MIWA, Kazuya SAKAGAWA 高所での作業負担の大きい摘蕾および収穫の軽労化を図るため,
平成19年度事業計画書
2 難防除病害虫特別対策事業 (1) アスパラガス病害虫総合防除対策の実証 ア背景および目的本県におけるアスパラガスの栽培面積は 県内全域でここ数年急速に延び 重要品目となっている 近年の主流である雨よけハウスによる半促成長期どり栽培では 収穫量は以前の栽培方法に比べ増加している その反面 斑点病や褐斑病などの斑点性病害 アザミウマ類 ハスモンヨトウなどの重要害虫の発生に加え コナジラミ類の発生が増加している
リンゴ黒星病、うどんこ病防除にサルバトーレME、フルーツセイバーが有効である
平成 26 年度普及に移す農業技術 ( 第 1 回 ) [ 分類 ] 普及技術 [ 成果名 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME フルーツセイバーが有効である [ 要約 ] リンゴ黒星病 うどんこ病防除にサルバトーレ ME の 3,000 倍液またはフルーツセイバーの 2,000 倍液を散布する サルバトーレ ME は EBI 剤 フルーツセイバーは SDHI 剤である 両剤ともに薬剤耐性菌が出現しやすいため
茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告第 13 号 数種花壇苗の生育, 開花に及ぼす播種時期ならびに栽培温度の影響 駒形智幸 EfectsoftheSeedingTimeandGrowingTemperaturesonGrowthand thefloweringtim
茨城県農業総合センター園芸研究所研究報告第 13 号 31 41. 2005 31 数種花壇苗の生育, 開花に及ぼす播種時期ならびに栽培温度の影響 駒形智幸 EfectsoftheSeedingTimeandGrowingTemperaturesonGrowthand thefloweringtimeofbeddingplants TomoyukiKOMAGATA Summary Chrysanthemumpaludosumcv.NorthPole,Chrysanthemummulticaule,Belisperenniscv.EarlyPomPom
水稲育苗ハウスを活用した いちじくのコンテナ栽培
水稲育苗ハウスを活用した Ver.1.0 新潟県農業総合研究所 園芸研究センター 目次 1. 年間スケジュール 2. 育苗準備 3. 挿し木 4. 育苗 5. 給液装置の設置 6. 定植準備 7. 定植 8. 定植後の装置の設置 9. 給液方法 10. 栽培管理 11. 収穫後の管理 12. 2 年目の管理 13. 3 年目以降の留意点 本技術は 桝井ドーフィン を対象として組み立てられた技術であり
2. 摘花の実施早期の摘花 摘果は 良好な果実肥大や翌年の花芽確保のために また 適正樹勢の維持のために重要な作業となる 仕上げ摘果を満開 30 日後までに終了することを目標に作業計画を立てる そのために摘花を積極的に行い 落花後の摘果作業の時間短縮を図る 腋芽花の他 生育不良の花そう 枝の直上直下
5 月の栽培管理 リンゴ 平成 29 年 5 月 2 日 ふじ の生育状況 < 県南部 ( 果樹試験場本場 ) > 発芽始め ( 確定 ) 4 月 6 日 ( 平年 : 4 月 8 日 平年 - 2 日 ) 展葉 ( 確定 ) 4 月 16 日 ( 平年 : 4 月 19 日 平年 - 3 日 ) 開花始め ( 予測 ) 5 月 5 日 ( 平年 : 5 月 7 日 平年 - 2 日 ) ( 平年値は平成
Weymouth,Bluetta,Earliblue,Duke,
1951 300 0 13 Weymouth,Bluetta,Earliblue,Duke, - 126 - Spartan,Collins,Harrison,Jersey Bluecrop,Bluechip,Dixi,Berkeley,Reca Sharpblue,Avonblue,Flordablue Briteblue,Brightwell,Baldwin 1. 2. 3. 4. 5. 1.
アルストロメリア種間交雑における花粉管伸長と受精胚珠率
アルストロメリア種間交雑における花粉管伸長と受精胚珠率 誌名 北海道農業研究センター研究報告 = Rsh bun f h Nn Auu Rsh Cn f Hkkd Rn ISSN 13478117 著者 巻 / 号 村田, 奈芳 篠田, 浩一 200 号 掲載ページ p. 1-13 発行年月 2013 年 7 月 農林水産省農林水産技術会議事務局筑波産学連携支援センター Tsukub Busnss-Adm
ぐに花粉の飛散シーズンに入らなかったのは 暖冬の影響で休眠打破が遅れたことが影響していると考えられます ( スギの雄花は寒さを経験することにより 休眠を終えて花粉飛散の準備に入ると言われています ) その後 暖かい日や風が強い日を中心にスギ花粉が多く飛びましたが 3 月中旬には関東を中心に寒い日が続
NEWS RELEASE 2016 年 4 月 8 日 ウェザーニューズ 第五回花粉飛散傾向を発表東北はスギ花粉の飛散ピーク! 西 東日本はまもなくヒノキ花粉のピークに ~ 花粉の総飛散量は西日本ほど多く 九州北部では昨年の約 1.5 倍に 株式会社ウェザーニューズ ( 本社 : 千葉市美浜区 代表取締役社長 : 草開千仁 ) は 最新の花粉飛散傾向を発表しました 現在 東北ではスギ花粉が飛散ピークを迎えており
Microsoft Word - ⑦内容C【完成版】生物育成に関する技術.doc
内容 C 生物育成に関する技術 (1) 生物の生育環境と育成技術について, 次の事項を指導する 項目 ここでは, 生物を取り巻く生育環境が生物に及ぼす影響や, 生物の育成に適する条件及び育成環境を管理する方法を知ることができるようにするとともに, 社会や環境とのかかわりから, 生物育成に関する技術を適切に評価し活用する能力と態度を育成することをとしている ア生物の育成に適する条件と生物の育成環境を管理する方法を知ること
横浜市環境科学研究所
周期時系列の統計解析 単回帰分析 io 8 年 3 日 周期時系列に季節調整を行わないで単回帰分析を適用すると, 回帰係数には周期成分の影響が加わる. ここでは, 周期時系列をコサイン関数モデルで近似し単回帰分析によりモデルの回帰係数を求め, 周期成分の影響を検討した. また, その結果を気温時系列に当てはめ, 課題等について考察した. 気温時系列とコサイン関数モデル第 報の結果を利用するので, その一部を再掲する.
PowerPoint プレゼンテーション
シャインマスカット栽培マニュアル 平成 29 年版京都府農林水産技術センター農林センター シャインマスカットは農研機構果樹研究所が育成し 2006 年に品種登録された 新しいブドウです 味 香りが良く 皮ごと食べられるので 消費者から高く評価されている品種です シャインマスカット導入のメリット 裂果 や 脱粒 がほとんどない 調製時に廃棄が少なく 輸送中も事故が少ない品種です 病気に強く 作りやすい
生育が安定する ベンチの高さはランナーを伸長させる分必要になるが 150cm程度が作業 性の点ではよい 給液装置は2タンク式の液肥混入型を用いるのが一般的であるがコスト が高い 1タンク式など安価な給液装置もある ドリップチューブ クリプトモス混合培地 防根シ ト (ユニチカ製 ラブシート20701FD 給水シート (ユニチカ製 ラブマットU 防水シート (積水化成製 セルペットシート 約150cm
梢の発生が期待できるよう9月には必ず仕上げ摘果を徹底し 適正葉果比に仕上げましょう 着果量が中庸以上の樹では早生温州では9月中 普通温州では10 月上旬までに行いましょう(表2) ⑴着果過多樹着果量が多く肥大が悪い樹は 商品性の低い小玉果や傷果 病害虫被害果を中心に早急に
2016. 9 10 11 カンキツ本年の生育概況本年産は 温州みかん 中晩柑ともに豊作傾向であり 5月の高温で一次生理落果が多くなりましたが 二次生理落果は少なく推移し 生理落果終了後も着果量の多い豊作傾向となりました 果実品質は 開花が早かったこと 6月に記録的な降雨があったことで肥大が旺盛となりましたが 7月以降は降雨の少ない乾燥状態が継続しており 肥大が鈍っている傾向です 病害虫の発生状況は
Journal of Fisheries Technology, 3 2, , , , 2011 The Development of Artificial Spawning Grounds for Ayu, Plecoglossus altivelis
Journal of Fisheries Technology, 3 2, 137 145, 2011 3 2, 137 145, 2011 The Development of Artificial Spawning Grounds for Ayu, Plecoglossus altivelis altivelis Masayoshi KONDO, Koichi IZUMIKAWA, Katashi
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小ギクの一斉機械収穫 調整システムの開発 農林水産省 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業 (2008~2010 年度 ) 研究成果概要集 中核機関共同機関 奈良県農業総合センター農研機構 近畿中国四国農研センター兵庫県立農林水産技術総合センター 沖縄県農業研究センター香川県産業技術センター みのる産業株式会社 2011 年 3 月 小ギクの一斉機械収穫 調整システムの開発 農林水産省 新たな農林水産政策を推進する実用技術開発事業
ジベレリン協和液剤 ( 第 6006 号 ) 2/ 年 6 月 13 日付け 25 不知火 はるみ 3 回以内 水腐れ軽減 0.5 ~1ppm 500L/10a 着色終期但し 収穫 7 日前まで 果実 ぽんかん 水腐れ軽減 0.5ppm 500L/10a 着色始期 ~4 分
ジベレリン協和液剤 ( 第 6006 号 ) 1/11 2018 年 6 月 13 日付け かんきつ ( 苗木 ただし 温州みかんを除く ) 25 12~3 月 かんきつ ( 不知火 ぽんかん かぼす 清見 はるみ ワシントンネーブル 日向夏 すだち 平兵衛酢 長門ユズキチ ( 無核 ) 温州みかん きんかんを除く ) 25 25 不知火 はるみ 3 回以内 25 ジベレリン協和液剤 ( 第 6006
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 種の盛漁期である 3~ 5 月には, 丹後半島東岸の鷲 ~90m の海域に主漁場が形成されていた ( 京都府立 1990 年 1 月 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 1997 年には 76 ~93 トンの高水準を維持し, ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 獲量は 3~5 月および 11 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 獲量は 0.4 ~1 1. 8 トンで,
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イチゴの品種 の栽培技術指針 奈良県農業総合センター 2010 年 9 月 目次 ページ 1. 育成経過 2 1) 育種目標 2) 来歴 2. 特性 3 1) 栄養体の形態的特性 2) 生態的特性 3) 果実特性 4) 収量性 5) 病害抵抗性 3. 栽培管理の要点 5 1) 適応作型 2) 育苗期 3) 定植期から収穫期 4. の栽培暦 6 1) 促成 12 月どり栽培の体系 2) 主な作業とその要点
研究成果 業務需要に向けたリーキの品種選定と栽培技術開発 ~ 水田輪作による秋冬どり栽培が可能 ~ 1. はじめにリーキは 西洋ネギ ( ポロネギ ) ともいわれ 根深ネギより太く短い葉鞘を形成します しかし リーキの葉身はニンニクやニラのように平らで 筒状の葉身を持つ根深ネギとは明らかに様相が異な
上段左 : リーキ品種 の調製後形状 ( 本文 2ページ ) 上段右 : チューリップモザイク病暴露試験の様子 ( 本文 3ページ ) 下段左 : リンゴ ふじ の蜜入り優良系統調査 ( 本文 4ページ ) 下段右 : ナノ粒子を応用したチューリップ切花の日持ち試験 ( 本文 5ページ ) 研究成果 業務需要に向けたリーキの品種選定と栽培技術開発 2 チューリップモザイク病の多発要因と防除対策 3
<4D F736F F D E9197BF A B83678C8B89CA8A5497AA2E646F63>
神戸市立中学校の昼食のあり方検討会 第 1 回 ( 平成 24 年 2 月 21 日 ) 資料 7 * アンケートの主な項目項目をまとめたものですをまとめたものです 詳しくはしくは冊子冊子を参照参照してくださいしてください 1. 調査期間平成 23 年 7 月 4 日 ( 月 )~8 日 ( 金 ) 2. 対象全生徒 全保護者 全教職員 一般市民 (1 万人アンケート ) で実施 3. 回収率生徒
140221_ミツバマニュアル案.pptx
養液栽培における 高温性水媒伝染病害の 安全性診断マニュアル ミツバ編 1 ミツバ養液栽培における 病害管理のポイント ミツバに病原性のある高温性ピシウム菌の種類 1Pythium aphanidermatum( 根腐病 ) 2Pythium myriotylum ( 未報告 ) 高温性ピシウム菌による被害 根が暗褐色水浸状に腐敗 重要ポイント 設内に病原菌を まないようにしましょう 苗および栽培初期の感染は被害が大きくなります
466 西川芙美恵 古川忠 荒牧貞幸 田中加奈子 になっている (Nishikawa ら,2007; 2017). これらの結果から, 花芽分化を制御する様々な因子の情報は CiFT に収束し,CiFT の発現量によって花芽分化の程度が決まり, 翌春のに反映されると考えられた. また,CiFT 発現
園学研.(Hort. Res. (Japan)) 16 (4):465 470.2017. doi: 10.2503/hrj.16.465 原著 せとか および 不知火 における品種および台木の違いが花芽分化に及ぼす影響 西川芙美恵 1 * 古川忠 2a 荒牧貞幸 2b 2 田中加奈子 1 農研機構果樹茶業研究部門 424-0292 静岡県静岡市清水区興津中町 2 長崎県農林技術開発センター果樹 茶研究部門
Taro-40-11[15号p86-84]気候変動
資 料 鹿児島県における気候変動に関する考察 1 福田哲也仮屋園広幸肥後さより東小薗卓志四元聡美満留裕己 1 はじめに近年地球上では気候変動, とりわけ気温上昇が多くの地域で観測されている その現象は我が国においても例外ではなく, 具体的に取りまとめたレポートとして, 文部科学省 気象庁 環境省が, 日本における地球温暖化の影響について現在までの観測結果や将来予測を2013 年に, 日本の気候変動とその影響
1 試験分類 効率的農業生産技術確立対策試験
1 試験分類優良品種等導入対策試験調査 2 課題名ミニ系野菜類の品種地域適応性調査 ( 葉茎類 ) 3 実施期間継続 ( 平成 22 年 ~) 4 担当地域支援係 5 目的近年 直売所や小売店等で販売されているミニ野菜 ( ミニレタス ミニキャベツ ミニハクサイ ) の各品種について その適性及び品質を比較検討する 6 平成 24 年度の結果 ミニレタス (1) 試験方法ア試験圃場及び規模 : 農業支援センター露地圃場
健康保険・船員保険 被保険者実態調査報告
健康保険 船員保険被保険者実態調査報告 平成 28 年 10 月 厚生労働省保険局 5. 標準報酬月額別扶養率 標準報酬月額別にみた扶養率を示したものが表 7 及び図 3 である 男性についてみると 協会 ( 一般 ) は概ね標準報酬月額 19 万円から 53 万円の間で 組合健保は概ね標準報酬月額 22 万円から 79 万円の間で 標準報酬月額の上昇に伴い扶養率も増加する傾向にある また 男性は標準報酬月額
政策課題分析シリーズ14(本文2)
1.2. 外来投薬に係る技術料の費用構造の分析以上のように 医薬分業を進めてきた報酬の付与方法や水準について 改善を求める動きが出てきた背景には 医療費に占める調剤費の割合が高まってきたこともある 本節では 社会医療診療行為別統計 ( 調査 ) 9 を用い 外来時に投薬を受ける場面を想定し 院内処方の場合と院外処方の場合に分解し それぞれに係る外来薬剤費やその技術料について分析する ( 院外処方の増加により
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教育実践学研究 23,2018 1 Studies of Educational Psychology for Children (Adults) with Intellectual Disabilities * 鳥海順子 TORIUMI Junko 要約 : 本研究では, の動向を把握するために, 日本特殊教育学会における過去 25 年間の学会発表論文について分析を行った 具体的には, 日本特殊教育学会の1982
