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1 講義 2 及び演習 介護サービス事業者における高齢者虐待防止について ( 公財 ) 東京都福祉保健財団高齢者権利擁護支援センターセンター長川端伸子 1 本講義の流れ 高齢者虐待の実態 高齢者虐待のとらえ方 ( 演習 ) もしも起こったら? に備える( 演習 ) 高齢者虐待防止に向けた取り組み 2 30

2 高齢者虐待の実態 3 養介護施設 事業所 と 従事者等 の範囲 養介護施設 養介護事業 養介護施設従事者等 老人福祉法による規定 介護保険法による規定 老人福祉施設 有料老人ホーム 介護老人福祉施設 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 地域密着型介護老人福祉施設 地域包括支援センター 老人居宅生活支援事業 居宅サービス事業 地域密着型サービス事業 居宅介護支援事業 介護予防サービス事業 地域密着型介護予防サービス事業 予防介護支援事業 養介護施設 または 養介護事業 の業務に従事する者 ( 出典 : 厚生労働省老健局 市町村 都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について,2006) 4 31

3 痛がるイボ押して口開けさせる グループホームでの虐待認定 入所者に対する虐待が行われている可能性があるとして 認知症対応型共同生活介護施設が市の特別監査を受けた問題で 市は 40 代と 20 代の男性職員が認知症の女性入所者に食事をさせる際耳のイボを押して痛みで口を開けさせていたことや 40 代の職員が別の入所者 2 人の身体介助の際に 衣服の襟を強く引っ張って体を引き起こしていたことなどを確認 いずれも 虐待 行為に当たると判断した その後 暴行罪 平成 23 年 9 月 15 日長崎新聞 5 冗談が通じる間柄だと思っていた 60 代の女性職員が ベッドに寝ていた80 代 ( 当時 ) の男性入所者に 昔 悪いことばかりしていたけん 見てんしゃい こがん体になって と言い 衣服を首までめくり上げた 町は入所者と特別養護老人ホーム側への聞き取りやアンケート調査から心理的虐待があったと認定 女性職員は 昔からの知り合いで冗談が通じる間柄だと思っていた と話したという 平成 27 年 10 月佐賀新聞より 6 32

4 新潟市による 6 カ月間の新規入所者の受入停止介護報酬請求 2 割減処分 一つの特別養護老人ホームでの虐待事案 介護職員から複数の入所者への叩く 殴る等の身体的虐待 人格尊重義務違反 10 月左眼の痣について全治約 25 日間 ( 見込み ) の打撲 原因究明を十分に行わず 速やかな医療機関への受診や積極的な家族への説明等必要な措置を講じず 結果として 11 月の同一入所者への胸骨骨折の傷害を防止できず ( 開設以来 虐待防止研修を実施せず ) 人格尊重義務違反 10 月 11 月の虐待行為について 市に通報をおこなっていない 通報義務違反新潟市報道資料 ( 平成 27 年 8 月 27 日 ) より 7 仙台市による 3 カ月間新規受入停止処分 特定施設入居者生活介護での虐待事案 職員 2 名がそれぞれ 2 名の入居者に対して身体的虐待 人格尊重義務違反 高齢者虐待防止に関する職員研修が徹底されていなかったこと 多職種協働によるチームケアに対する取り組みが不十分であること 施設として危機管理体制が不十分であること等 高齢者虐待を適切に防止するための措置を怠った 高齢者虐待防止措置違反 仙台市記者発表資料 ( 平成 27 年 12 月 25 日 ) より 8 33

5 山形県による住宅型有料老人ホームへの改善命令 改善命令なので 公示される 介護職員が入居者 (1 名 ) に対し 施設内の廊下を車椅子で長時間往復させるという運動を強要するとともに 当該入居者が運動を拒むと 懲罰的に運動強度を増やすことが数カ月にわたり行われていた 身体的虐待 介護職員が入居者 (1 名 ) のほおを素手で強打し腫れさせた ( 身体的虐待 ) 管理監督責任者が 上記の事実を認識しながら町に対し高齢者虐待防止法に基づく報告を行っていなかった 山形県報道資料 ( 平成 28 年 2 月 8 日 ) より 9 報道されている虐待事案での対応傾向 虐待認定 = 公示ではないが 処分が出ると公示される 虐待認定 + 行政による処分 人格尊重義務違反 高齢者虐待防止措置違反 ( 法令違反 ) としての処分が課されてるようになってきた 虐待行為だけでなく 専門職としての責任や管理責任を問う対応 虐待行為の放置を 職務を著しく怠る 放棄 放任 ととらえる事案が出ている 通報義務違反 10 34

6 東京都における養介護施設従事者等虐待の状況 (1) 年度平成 18 年度平成 19 年度平成 20 年度平成 21 年度 高齢者虐待が認められた件数 4 件 3 件 5 件 6 件 介護老人福祉施設 3 件 介護老人福祉施設 2 件 介護老人福祉施設 1 件 介護老人福祉施設 1 件 認知症対応型共同生活介護 1 件 有料老人ホーム 1 件 認知症対応型共同生活介護 2 件 介護老人保健施設 1 件 施設 事業所の類型 地域密着型介護老人福祉施設 1 件 特定施設入居者生活介護 介護予防特定入居者生活介護 1 件 認知症対応型共同生活介護 2 件 特定施設入居者生活介護 1 件 小規模多機能型居宅介護 1 件 虐待の種別類型 1 身体的虐待 3 件 心理的虐待 1 件 身体的虐待 2 件 心理的虐待 1 件 身体的虐待 1 件 心理的虐待 2 件 身体 心理的虐待 2 件 身体的虐待 4 件 心理的虐待 1 件 身体 心理的虐待 2 件 高齢者虐待の防止 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律 第 25 条に基づく 東京都における養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況の公表 を基に作成 1 施設において複数の被虐待高齢者がいる場合 虐待の種別も異なる事例もあり 施設数と一致しない 11 東京都における養介護施設従事者等虐待の状況 (2) 平成 22 年度 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 10 件 16 件 18 件 23 件 30 件 介護老人福祉施設 3 件 介護老人保健施設 2 件 認知症対応型共同生活介護 1 件 特定施設入居者生活介護 2 件 短期入所 1 件 通所介護 1 件 身体的虐待 7 件 心理的虐待 5 件 放棄放任 2 件 指定介護老人福祉施設 5 件 介護老人保健施設 1 件 介護療養型医療施設 1 件 認知症対応型共同生活介護 3 件 有料老人ホーム 2 件 特定施設入居者生活介護 3 件 短期入所 1 件 通所介護 1 件 身体的虐待 14 件 放棄放任 4 件 心理的虐待 5 件 性的虐待 1 件 指定介護老人福祉施設 8 件 介護老人保健施設 1 件 認知症対応型共同生活介護 1 件 有料老人ホーム 2 件 通所介護 2 件 特定施設入居者生活介護 介護予防特定入居者生活介護 4 件 身体的虐待 11 件 放棄放任 6 件 心理的虐待 10 件 経済的虐待 2 件 指定介護老人福祉施設 10 件 認知症対応型共同生活介護 4 件 小規模多機能型居宅介護 1 件 訪問介護 2 件 通所介護 3 件 特定施設入居者生活介護 3 件 身体的虐待 15 件 放棄放任 6 件 心理的虐待 10 件 経済的虐待 3 件 性的虐待 2 件 介護老人福祉施設 10 件 介護老人保健施設 4 件 認知症対応型共同生活介護 2 件 ( 介護付き ) 有料老人ホーム 7 件 居宅介護支援事業所 1 件 訪問介護事業所 2 件 訪問看護ステーション 1 件 通所介護 1 件 無届有料老人ホーム 1 件 サービス付き高齢者向け住宅 1 件 身体的虐待 22 件 放棄放任 4 件 心理的虐待 15 件 経済的虐待 1 件 性的虐待 2 件 高齢者虐待の防止 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律 第 25 条に基づく 東京都における養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況の公表 を基に作成 1 施設において複数の被虐待高齢者がいる場合 虐待の種別も異なる事例もあり 施設数と一致しない 12 35

7 高齢者虐待のとらえ方 ( 演習 )

8 1 オムツいじりをしていた利用者をしつけようと思い 手の甲をつねった これは高齢者虐待にあたると思いますか? あたるとすれば 虐待の種別は? 15 虐待だからしてはいけない という以外になぜしてはいけないことなのか 説明できますか? なぜ 起こったのでしょうか? どのようにしたら防止できると思いますか? 16 37

9 2 サービス提供中 利用者がケアに抵抗してこちらの腕をギュッとつかんできたので そんなことばっかりしてると 出て行ってもらうよ! と怒鳴った これは高齢者虐待にあたると思いますか? あたるとすれば 虐待の種別は? 17 虐待だからしてはいけない という以外になぜしてはいけないことなのか 説明できますか? なぜ 起こったのでしょうか? どのようにしたら防止できると思いますか? 18 38

10 3 利用者が転倒していたので 全身状態を確認した 額が赤くなっていたが髪の毛に隠れ目立たない場所だったので 特に報告はせずそのままにしておいた これは高齢者虐待にあたると思いますか? あたるとすれば 虐待の種別は? 19 虐待だからしてはいけない という以外になぜしてはいけないことなのか 説明できますか? なぜ 起こったのでしょうか? どのようにしたら防止できると思いますか? 20 39

11 4 最近元気がない利用者 A さんを元気づけようと思い でべそさ ~ ん と呼びながら A さんのおへそを押したところ A さんが嫌がった これは高齢者虐待にあたると思いますか? あたるとすれば 虐待の種別は? 21 虐待だからしてはいけない という以外になぜしてはいけないことなのか 説明できますか? なぜ 起こったのでしょうか? どのようにしたら防止できると思いますか? 22 40

12 5 利用者家族に 日中寝ていると夜眠れなくなるので 太ももをつねったり 頬を叩いたりして起こしてください と言われたので 利用者を叩いたりつねったりして 起こしている これは高齢者虐待にあたると思いますか? あたるとすれば 虐待の種別は? 23 虐待だからしてはいけない という以外になぜしてはいけないことなのか 説明できますか? なぜ 起こったのでしょうか? どのようにしたら防止できると思いますか? 24 41

13 高齢者にとっての家族 高齢者 と 家族 は 成人 と 成人 の関係 扶養義務と親権の違い 家族が高齢者の意向を無視して 当然のように本人のことを決めていい 権限 は 法的にはない 35 契約者は誰か? 介護保険サービスの契約の多くが 家族によって行われているようにみえる しかし 被保険者が高齢者本人であるので あくまでもサービス利用の契約者は 本人 である 家族はサービス利用の契約者ではない 家族が行っているのは 代筆 代行 本人にとっての 尊厳の保持 そのための家族支援 ( 本人にとって良いことをしてくれる人 本人の大切な人への支援 ) という視点での関わりが重要 26 42

14 虐待防止のためには個人の意識改革と組織的運営の見直しが必要 27 不適切なケア を底辺とする 高齢者虐待 の概念図 顕在化した虐待 意図的虐待 緊急やむを得ない 場合以外の身体拘束 非意図的虐待 グレーゾーン 不適切なケア 高齢者虐待を考える 養介護施設従事者等による高齢者虐待防止のための事例集 ( 認知症介護研究 研修 ( 仙台 東京 大府 ) センターより ) 28 43

15 厚生労働省の通知が示していること 1 平成 27 年 11 月 13 日老発 1113 第 1 号養介護施設従事者等による高齢者虐待の再発防止及び有料老人ホームに対する指導の徹底等について ( 通知 ) 高齢者虐待の未然防止 1 養介護施設等が自ら企画した研修を定期的に実施すること 2 苦情処理体制が施設長等の責任の下 運用されること 3メンタルヘルスに配慮した職員面談等を組織的に対応すること 4 業務管理体制を常に自主的に点検し 必要に応じ 体制の見直しや運用の改善に努めること 29 厚生労働省の通知が示していること 2 平成 27 年 11 月 13 日老指発 1113 第 1 号 ( 指導監査担当課長宛 ) 介護保険施設等における高齢者虐待等に対する指導 監査等の実施について 1. 高齢者虐待防止等に重点を置いた機動的な指導監査の実施について事前通告なしの監査や実施指導等の実施等 現場の状況に応じた柔軟な対応を求めている 2. 関連事業所も含めた重点的な指導 監査の実施について高齢者虐待事案等問題のあった事業所に関連する事業所への優先的な指導 監査 集団指導での要因情報の共有 3. 自己点検シート等の活用について 4. 業務管理体制の確認検査における事業者の虐待防止の取り組みの確認について 30 44

16 厚生労働省の通知が示していること 3 平成 28 年 2 月 19 日老発 0219 第 1 号平成 26 年度 高齢者虐待の防止 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査 の結果及び養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況を踏まえた対応の強化について ( 通知 ) 高齢者虐待の未然防止及び早期発見 1 養介護施設従事者等への研修等に重点的に取り組む 2 高齢者虐待の兆候をきめ細かく把握し できる限り早期に発見し 対応していくことが重要初期段階における迅速かつ適正な対応 1 相談 通報の受理から事実確認開始までの期間等を短縮させることが重要 ( 情報の具体性や明確化等 ) 31 もしも起こったら? に備える ( 演習 ) 32 45

17 毎晩のように 利用者ハナダさん (87 歳 要介護 4 認知症あり ) は10 分 ~20 分おきにナースコールを鳴らして ポータブルトイレに座りたい と言います 実際にポータブルトイレに座らせてもほとんど排尿はありません ある晩 困った夜勤担当職員が ナースコールを手の届かないところに置きました すると ハナダさんはふらつきながら廊下に出てきて ちょっと来てー と大声で叫びだしました 困った夜勤担当職員は ハナダさんを部屋に入れ 車いすに乗せてY 字抑制帯で縛り 車いすを手すりに固定し 部屋のドアを閉めました 33 これは虐待に該当していると思いますか? 気になること 感じることを話し合ってみましょう 34 46

18 ご自身の経験から考えてみましょう 大人になって誰かに縛り付けられて 身動きが取れなくなったことはありますか? どこかに閉じ込められたことは? そういう行為を誰かからされたら どのように感じますか? 35 記入欄 36 47

19 基本的人権の一つ 人身の自由 憲法第 18 条 ( 人身の自由 ) 何人も いかなる奴隷的拘束も受けない 憲法第 31 条 ( 適正手続 ) 何人も 法律の定める手続によらなければ その生命若しくは自由を奪はれ 又はその他の刑罰を科せられない 身体拘束は第 18 条を侵す行為 法律の定める手続き が必要 37 身体拘束の例ポイントは行動の自由を制限しているかどうか? 1 徘徊しないように 車いすやいす ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る 2 転落しないように ベッドに体幹や四肢をひも等で縛る 3 自分で降りられないように ベッドを柵 ( サイドレール ) で囲む 4 点滴 経管栄養等のチューブを抜かないように 四肢をひも等で縛る 5 点滴 経管栄養等のチューブを抜かないように 又は皮膚をかきむしらないように 手指の機能を制限するミトン型の手袋等をつける 6 車いすやいすからずり落ちたり 立ち上がったりしないように Y 字型抑制帯や腰ベルト 車いすテーブルをつける 7 立ち上がる能力のある人の立ち上がりを妨げるようないすを使用する 8 脱衣やおむつはずしを制限するために 介護衣 ( つなぎ服 ) を着せる 9 他人への迷惑行為を防ぐために ベッドなどに体幹や四肢をひも等で縛る 10 行動を落ち着かせるために 向精神薬を過剰に服用させる 11 自分の意思で開けることのできない居室等に隔離する 出典 : 身体拘束ゼロへの手引き ( 平成 13 年 3 月 : 厚生労働省 身体拘束ゼロ作戦推進会議 発行 ) 部屋や家の外側から鍵をかけ 中から出られないようする所謂 外鍵 も該当する 38 48

20 ケガの予防や認知症の行動障害の防止策と思われがちな 身体拘束 だが 問題となっている行動の目的や意味が理解されず 適切な介護や支援が行われないことで 高齢者本人の状態はむしろ悪化し 心身に重大な影響が生じることが明らかになっている ベルト 柵 紐等による行動制限 つなぎ服やミトン型手袋の使用 立ち上がりを妨げる椅子の使用 向精神薬等の過剰服用 鍵つき居室等への隔離 筋力低下 関節の拘縮 心肺機能の低下などを招く 不安や怒り 屈辱 諦め等から 認知症の進行や周辺症状の増悪を招く 意欲が低下し 結果的に A DL の低下を招く 拘束しているが故に 無理な立ち上がりや柵の乗り越え等により 重大な事故が起きる危険も 東京都 高齢者虐待防止と権利擁護 より引用 39 身体拘束と高齢者虐待との関係 緊急やむを得ない場合 以外の身体拘束は 高齢者虐待に該当する 緊急やむを得ない場合 とされる例外の3 要件 1) 切迫性利用者本人又は他の利用者等の生命又は身体が危険にさらされる可能性が著しく高いこと 2) 非代替性身体拘束その他の行動制限を行う以外に代替する介護方法がないこと 3) 一時性身体拘束その他の行動制限が一時的なものであること 上記に加え 適正手続きが必要 * 個人ではなくチームでの判断 * 本人や家族への説明 ( 目的 方法 時間帯 期間などできるだけ詳しい説明が必要 ) 家族の同意 があれば 例外 3 要件が必要ないということはないので注意が必要 * 観察と再検討による定期的再評価 ( 尊厳への配慮 ) 必要なくなれば 速やかに解除 * 記録の義務付け (2 年間保存 ) 40 49

21 早番で出勤してきた職員が ハナダさんが固定された車椅子に拘束されたままでいるのを発見 急いで拘束を解きました また 日勤で出勤してきた介護リーダーに 朝みたハナダさんの状況を伝え 介護リーダーは施設長に報告しました 皆さんの施設で このような事態が起こっていたことを知らされた場合 皆さんは何をしますか?

22 美個性生命力感性能力利用者の不安解消と安全確保 二次被害の防止 解離状態 パワレス状態への理解 そんなことを言って恥ずかしくないの? そんなことが起こるわけない は禁句 心身の状態の確認 複数人 複数職種での状態確認 記録 本人の状態や言葉をできるだけそのまま残す 恐怖と不安 安心ではない 無力感 自信がない 43 可能性 パワレスの状態 差別 比較 競争 被害者の心理 過剰な期待 無視選択肢がない 自由でない暴力 二次被害に注意! 森田ゆり エンパワメントと人権 (2005) を参考に作成 47 51

23 報告を受けた施設長は 夜勤担当職員にまだ帰らないで残っているように伝え 看護職と一緒に ハナダさんの居室へ行き 全身状態の確認と聴き取りを行いました その中で ハナダさんの身体状態に特に異変はないこと 受診の必要性はないということが確認されました ハナダさんは ひどいことされた こんな目にあって と言いましたが 具体的に何が起こったのかの聴き取りはできませんでした もしもご自分が施設長だったら ハナダさんに何をしますか?

24 施設長は 改めて夜勤担当だった当該職員を呼び出し 昨晩のことについて聴き取りを行いました もしもご自分が施設長だったとしたら どのように聴き取りますか?

25 聴き取りの際の注意事項 誘導質問 とならないように 聴取対象者からの自発的な自由報告を得る ( 無理やり言わされた とならないため) オープンクエスチョン ( 自由回答ができる質問 ) から始める 昨晩 利用者ハナダさんに起こったことについて あなたが知っていることを全て話してください 情報を出さない あなたが縛ったの? 解釈しない それはあなたがサボりたかったからよね コメント 評価しない してはいけないことだって言ってあったでしょ 受容 共感しない 大変なのはわかるわ できるだけ自発的に話をしてもらう方が 得られる情報が多い統計データがある 最後にクローズドクエスチョン 5W1H 質問へ ( はい いいえなどで回答できる質問へ移行していく ) ハナダさんを拘束したのはあなたですか? は最終手段 49 自由報告を聴取の仕方 ( 司法面接を参考に ) 聴取者は 言いづらいことは聴かれなければ話さない という前提をもつ 例えば この事例の場合 身体拘束する前に暴力を振るっていたとしても 聴かれなければ話さない エピソードをまず 最初から最後まで全部 聴き取り 詳細はそのあとに聴く 誘い掛け質問 エピソードを時系列で聴き取る 何があったか最初から最後まで全部話してください 時間分割 AしてからBまで というように時間を分割して聴き取る 安全のためにハナダさんを車椅子に縛った と言っていましたが 夜勤で出勤してから ハナダさん縛るまでの間のことを全部話してください 基本的には 行政に通報して 細かい聞き取りを行政に任せることが大切 54

26 事実確認 実態把握 客観的事実の確認 最終的には 原因究明のための調査 利用者からの聴き取り 職員からの聴き取り 医療関係者からの聴き取り 家族からの聴き取り 記録の確認 何が起こったかだけでなく なぜ起こったかを分析する情報を集めていくことになる 51 当該職員が 自分がハナダさんを身体拘束したことを認めたため 施設長は引き続き 以下を確認しました 当該職員より 今まで どのように介助をしていた ( しようとしてきた ) のか 当該職員の勤務の実態 様子 当該職員の書いている記録 ハナダさんの記録 ( ケアプラン 介護計画 介護記録 看護記録 相談記録等 ) ハナダさんの日ごろの様子についての聴き取り ( 他のヘルパー等の介助の際も怒鳴ったり暴れたりしているのか等を 他のヘルパー等から聴き取る ) 52 55

27 これらの調査を踏まえ 当該職員が利用者ハナダさんを 緊急やむを得ない とは言えない身体拘束を行っていた事実があると判断し 施設の幹部会議で報告 行政に通報する必要がある と 相談しました 会議の中では 一生懸命やっている職員を売るような真似をする必要はないんじゃないか? という意見が出されました 施設長は もしもご自分が施設長だったとしたら どのように応えますか?

28 通報について 保健医療福祉関係者には早期発見努力義務 ( 第 5 条 ) 通報義務 > 守秘義務 ( 第 21 条 ) 通報義務は 業務上の守秘義務 個人情報保護義務等よりも優先される 思われる で通報できる ( 証拠 根拠は必要なし ) 通報した者を特定させる情報は洩らされない ( 第 23 条 ) 通報等による不利益取り扱いの禁止 ( 第 21 条 7 項 ) 通報等をしたことを理由に 解雇その他不利益な取扱いを受けない ただし 虚偽であるもの過失によるものを除く 高齢者の権利を無視した行為の放置 は 養介護施設従事者等による放棄放任にあたると見做されている 55 通報先 養護者による高齢者虐待地域包括支援センター 区市町村 養介護施設従事者等による高齢者虐待その施設 事業所のある区市町村 56 57

29 < 札幌市の特養 ルミエール の入所者虐待問題 > 介護職員の 04 年 8 月の内部告発で表面化した 施設側は否定したが 札幌市は同 12 月 処遇に問題があったとして改善命令を出し 入所者の家族が訴えた訴訟でも職員の暴行が認定された 施設側は告発した職員を相手取り名誉棄損訴訟を起こしたが敗訴 札幌高裁は逆に告発した職員らに違法な嫌がらせをしたとして 施設側に 160 万円の支払いを命じる判決を出している ( 平成 23 年 6 月 1 日毎日新聞より一部修正 ) 虐待かもしれない という時に適切に対応することも大切 57 参考判例 施設には 虐待の真相を徹底究明する義務 虐待の事実を告げた職員を守る義務 職員が外部に通報した場合でも不利益を課さない義務 の 3 つの義務がある ( ルミエール虐待 2008 年札幌高裁判決文より ) 58 58

30 会議では以下を決定しました 1. 自治体の所管課へ事故報告を提出するとともに 高齢者虐待の通報をすること 2. 当該職員に二度とこのような行為を行わないように指導すること 虐待防止研修や認知症ケアの研修を終了するまで夜勤担当から外すこと 3. 速やかにハナダさんの夜勤時のケアについて話し合いをすること 4. 速やかにハナダさんとそのご家族への説明 謝罪を行うこと 59 施設長は記入した事故報告書を提出 虐待担当所管にも 今回のことを話しました また 会議で決まった2~4( 前頁スライド参照 ) の方針についても話しました 担当者に 調査に来る日を教えてください と尋ねると 今後は事実確認調査を行うことになりますが 詳細や日程はお伝えできません と言われました 60 59

31 養介護施設従事者等虐待対応の流れ 1 受付 区市町村 2 事実確認 区市町村区市町村が行う調査に協力 事前通告なしの実地指導や監査もあり得る 3 個別ケース会議 区市町村が虐待の有無や改善の必要性について判断 4 事実が確認された場合区市町村から事業者に対して指導があり 事業者は虐待予防 解消のための 虐待防止改善計画 を作成し提出 計画にそって改善し報告 虐待が確認されなくても 改善計画の提出を求められることがある 5 区市町村は都道府県へ報告を行い 都道府県は公表 61 自治体による事実確認のための調査 高齢者虐待防止法第 24 条に基づく事実確認調査 介護保険法 老人福祉法に基づく実地指導 監査 62 60

32 養介護施設従事者等による虐待対応の目的 高齢者の権利擁護 高齢者に対して行われている今現在の権利侵害から 高齢者を救済しその権利を護ること 虐待の再発防止 虐待をした職員の個人的問題としてだけとらえるのではなく 研修体制 利用者対応 運営体制といった事業所運営としての問題としてとらえ 虐待を起こさない体制づくりや ケアの質の改善を目的としている 63 同日 施設長はハナダさん本人へ 事実関係の報告と謝罪 今後の方針についての説明を行いました ハナダさんは内容を理解しているかどうかはわかりませんでしたが 笑顔で ああ そう それはありがとう と応えました また ご家族宅 ( 遠方に在住 ) へ電話をかけ 同様の話をしました ( 後ほど文書も送りました ) ご家族からは 母親はわがままなところがあるから気にしないでください との話があり 今後もよろしくお願いします との話を受けました 64 61

33 虐待をした職員への対応 虐待をした職員への対応は 基本的に雇用契約 就業規則に基づいて対応 民事上 刑事上の問題は その事案ごとに考える 65 本人 家族への説明と謝罪 本人への説明 謝罪 認知症であったとしても 原則実施 後見人等がいる場合には 後見人等にも説明し 謝罪する 家族への説明 謝罪 今後の方針も説明する そのためには原因究明も必要 66 62

34 施設長は 当該職員を呼び出し今後はこのようなことを繰り返さないように話をしました また 虐待防止研修 認知症ケアの研修を受け ケアについて一定のスキルがついたと評価されるまでは 夜勤から外すことを伝えました ハナダさんの夜勤帯のケアについて 担当者たちがどのように対応しているのか 何に困っているのか どのようにしたら適切に対応できるのかを話し合う緊急カンファレンスを開くことを決めました そこへ 市が 高齢者虐待の事実確認調査のために訪問してきました 67 市は 施設で利用者 職員からの聴き取りを実施 さらにさまざまな記録等の確認を行いました 調査の終了時 市から 当該事案は 養介護施設従事者等による身体的虐待 に該当していること 改善すべき点については 今後改めて伝えること が告げられました 68 63

35 組織運営の見直しによる改善 虐待をした職員個人の問題として処理するのではなく 虐待を許してしまった組織的要因を分析し 取り組んでいく必要がある 区市町村からは 虐待が認められない場合でも 改善すべき点について提案されることがある 69 区市町村による報告と都からの公表 虐待の事実がある場合 区市町村より東京都に報告 都は 高齢者虐待防止法第 25 条に基づき公表 トップページ > 高齢者 > 認知症対策 > 養介護施設従事者等による高齢者虐待の状況 ( 被虐待者の属性 虐待の種別 事業者の種別 虐待者の職種を公表 事業者名 施設名の公表は無い ) 運営上の問題が大きい場合は 都道府県により介護保険法上の行政処分が出されることもある 70 64

36 事実確認調査からしばらく経って 市から 改めて以下の指摘を受けました 今回の事案は 身体的虐待 に該当していること 今後は このような事態を防止するために 次の点について改善に取り組むこと 71 職員全員が倫理や高齢者虐待防止についての研修を受けられるようにすること 虐待防止法について 詳しく知らない職員が施設の中に多いことが 聴き取りの中で明らかになっていました 職員が ケアについて相談することができる環境を整備すること 当該職員が夜勤帯 ハナダさんの頻回なナースコールに困っていたこと が 記録を読めば明らかであるにも関わらず 誰もそれをサポートできずに放置していたことが 虐待を防止できなかったことの要因として指摘されました 72 65

37 職員のメンタルヘルスや感情コントロールを組織として支えること 市の聴き取りの中で 当該職員は 疲れていて ついカッとなって 自分をコントロールできなかった と話していました 73 市からの指摘を受けて このあと どのように改善に取り組みますか? 演習資料 ( 事例の概要 ワークシート ( 改善計画書 ) ) を記入してみましょう 74 66

38 倫理 高齢者虐待防止の研修の開催 高齢者虐待防止研修の実施 施設長が高齢者虐待防止の研修を受講し 施設内で伝達研修を実施しました 全職員が受講できるように 同じ内容の研修を複数回実施しました 倫理研修 ( 演習 ) の実施 外部から講師を招き 倫理について考える演習を実施しました 75 ケアについて話し合い 相互にサポートすることができる環境の整備 困ったことを話し合う時間を設ける 毎日の業務の最後に その日のケアで良かったこと 困ったことを話し合う時間を設けるようにしました ひもときシート を活用したカンファレンスを開催する 2 週間に 1 回 ケアについて迷うことがある利用者について ひもときシート ( 認知症介護研究 研修センター作成 ) を使ったカンファレンスを行うようにしました まず ハナダさんについて実施してみました 76 67

39 ハナダさんが夜間 頻回にナースコールを鳴らすのはなぜでしょうか? 77 職員のメンタルヘルスチェックを定期的に行うようにして 法人として契約している産業医に相談できる仕組みをつくりました 感情コントロールについては 次のように話し合う機会をもつようにしました 78 68

40 利用者が何度も同じことを言うことに イライラした気持ちになることがある ゆっくりと介助を行う職員に 早くして という気持ちになることがある 時々 利用者の尊厳とか権利擁護とか どうでもいいような気持ちになることがある

41 高齢者虐待 不適切なケアが起きたらどうするか 速やかな初期対応 利用者の不安解消 安全安心の回復 権利侵害からの回復 通報 ( 保険者への連絡 ) 事実確認 当該職員からの聴き取りと裏付け 組織的な情報共有と対策の検討 本人 家族への説明や謝罪 原因分析と再発防止の取り組み 個人レベルではなく組織レベルへ 正確な事実確認 情報を隠さない ( 認知症介護研究 研修 ( 仙台 東京 大府 ) センター 高齢者虐待を考える 養介護施設従事者等による高齢者虐待防止のための事例集を参考に一部改変 ) 81 高齢者虐待防止に向けた取り組み 82 70

42 養介護施設従事者等による高齢者虐待の背景要因 高齢者虐待を考える 養介護施設従事者等による高齢者虐待防止のための事例集 ( 認知症介護研究 研修 ( 仙台 東京 大府 ) センター ) より 83 虐待を防止するために ~ 一人ひとりが取り組むこと ~ 高齢者虐待とは何かを知る 認知症ケア等についての知識 技術を高める 初めての認知症介護 続 初めての認知症介護 ( 認知症介護研究 研修センター ( 仙台 )) 怒りのコントロール 怒りを意識化し コントロールする ストレスマネジメント 自分なりの充電方法を ストレスケアブック ( 山形県福祉人材センター ) 倫理観を高める 84 71

43 虐待を防止するために ~ 組織として取り組むこと 1~ 職員の知識 技術の習得を支援する 外部の研修に行くことができる体制 研修の報告と共有 高齢者虐待についての認識を共有する 虐待の芽チェックリストの活用 話し合い 職員の働きやすさを支える 報告 連絡 相談ができる体制 仕組みづくり 例えば 記録に気になること 相談したいことを書く欄を設ける等 一人ひとりとの面接をとおした組織の課題把握 85 虐待を防止するために ~ 組織として取り組むこと 2~ 風通しのよい組織づくりを心掛ける 情報をできるだけ公開する 他の事業所との交流 苦情対応体制の見直し 本人 家族からの相談を適切にキャッチし 応える仕組みづくり ヒヤリハットの分析 高齢者虐待防止 対応マニュアルの作成 86 72

44 サポートをするケアの提供虐 その人らしいイキイキとした生活への待防止 尊厳の保持 虐待防止を目的として取組むのではなく その人らしいイキイキとした生活への支援 のプロセスとして虐待防止をとらえ 組織として取組みを行う 高齢者虐待防止に取り組むことは 私たちが 尊厳保持 を支える専門職である という誇りを取り戻していくこと 87 参考資料 参考文献 厚生労働省老健局 市町村 都道府県における高齢者虐待への対応と養護者支援について 平成 18 年 4 月 厚生労働省平成 18 年度 ~23 年度高齢者虐待の防止 高齢者の養護者に対する支援等に関する法律に基づく対応状況等に関する調査結果 認知症介護研究 研修仙台センター 介護現場のための高齢者虐待防止教育システム,2009 認知症介護研究 研修仙台 東京 大府センター 高齢者虐待を考える養介護施設従事者等による高齢者虐待防止のための事例集,2008 東京都 高齢者虐待防止に向けた体制構築のために 東京都高齢者虐待対応マニュアル 平成 18 年 3 月 ( 社 ) 日本社会福祉士会編 市町村 都道府県のための養介護施設従事者等による高齢者虐待対応の手引き 平成 24 年 3 月 東京都 高齢者虐待防止と権利擁護ーいつまでも自分らしく安心して暮らし続けるためにー 平成 21 年 1 月 M アルドリッジ /J ウッド著 ( 仲真紀子編訳 ) 司法手続きにおける子どものケア ガイド子どもの面接法 北大路書房 2004 年 88 73

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