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1 日本薬局方教科担当教員会議平成 23 年 4 月 15 日 日本薬局方第 16 改正 - 主な改正点とそのねらい - 国立医薬品食品衛生研究所川西徹 1

2 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 2

3 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 3

4 日本薬局方は告示 告示とは 正式には 厚生労働大臣告示 = 厚生労働大臣が告示する 次の2つの場合がある 1 公の機関が行政処分又は重要な事項等の決定等を公式に広く一般に知らせる行為 2 法令を補充するためのもの 日本薬局方は 2 に該当する 薬事法の規定を補充するもの 4

5 薬事法における日本薬局方の位置づけ 1) 位置づけ : 薬事法第 41 条第 1 項 厚生労働大臣は 医薬品の性状及び品質の適正を図るため 薬薬事 食品衛生審議会の意見を聴いて 日本薬局方を定め これを公示する 2) 改正の時期 : 薬事法第 41 条第 2 項厚生労働大臣は 少なくとも十年ごとに日本薬局方の全面にわたって薬事 食品衛生審議会の検討が行われるように その改定について薬事 食品衛生審議会に諮問しなければならない ( 注 : 実際には第九改正 ( 昭和 51 年 ) から5 年毎の改正 第十二改正から2 度の追補を発行 ) 5

6 第 16 改正日本薬局方の作成基本方針 平成 18 年 7 月薬事 食品衛生審議会答申 公的 公共 公開の医薬品品質規範書 (1) 保健医療上重要な医薬品の全面的収載 (2) 最新の学問 技術の積極的導入による質的向上 (3) 国際化の推進 (4) 必要に応じた速やかな部分改正及び行政によるその円滑な運用 (5) 日本薬局方改正過程における透明性の確保及び日本薬局方の普及 6

7 日本薬局方の審議体制 化学薬品委員会 (1),(2) 抗生物質委員会 化学薬品小委員会 日本薬局方部会 総合小委員会日本薬局方総合委員会 生物薬品委員会生薬等 (B) 委員会生薬等 (A) 委員会医薬品添加物委員会 WG(ICP-AES) 理化学試験法委員会製剤委員会 ( 製剤名 ) WG( クロマトグラフィー ) WG( 溶出性 ) 物性試験法委員会 生物試験法委員会 WG(Inhalation) WG( 無菌製剤関連情報 ) 厚生労働省薬事 食品衛生審議会 医薬品医療機器総合機構 医薬品名称委員会国際調和検討委員会 製薬用水委員会現在活動を終 日局標準品委員会 : 現在は活動を終了 (H21に活動したWG) 7

8 第 16 局告示へのステップ 総合機構意見募集 ( 平成 21 年 3 月 6 月 9 月 12 月 ) 意見公募対応 原案の確定 厚生労働省へ原案報告 ( 平成 22 年 8 月 ) 日本薬局方部会 ( 平成 22 年 9 月 ) 厚生労働省意見募集 ( 平成 22 年 月 ) 平成 23 年 3 月 24 日第十六改正日本薬局方告示 pmda index htm ( ダウンロードに少し時間がかかるかもしれません )

9 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 9

10 第 16 改正日本薬局方主な改正点 (1) 製剤総則の全面改正 (2) 水各条に関する改正 (3) 生薬等の医薬品各条の成分含量測定法の項の改正 (4) 試薬 試液の名称改正 (5)JIS 廃止試薬の規格案の作成 (6) 医薬品各条の含量規格値の改正 (7) 溶出性の項の記載整備 (8) 純度試験 ( 残留溶媒 ) に関する規定の改正

11 1) 水各条 (2) 水各条に関する改正 15 局 16 局常水常水精製水精製水精製水 ( 容器入り ) 滅菌精製水滅菌精製水 ( 容器入り ) 注射用水 ( 別名として 滅菌精製水 ) 注射用水注射用水 ( 容器入り ) 11

12 (2) 水各条に関する改正 製薬用水の純度試験 日局 15 精製水滅菌精製水注射用水 日局 16 精製水注射用水 (1) 導電率 (1) 酸またはアルカリ (2) 有機体炭素 (2) 塩化物 (3) 硫酸塩 (4) 硫酸性窒素 精製水 ( 容器入り ) (5) 亜硝酸性窒素滅菌精製水 ( 容器入り ) (6) アンモニウム注射用水 ( 容器入り ) (7) 重金属 (8) 過マンガン酸カリウム還元物質 (1) 導電率 (9) 蒸発残留物 (2) 過マンガン酸カリウム還元性物質 12

13 (2) 水各条に関する改正 2) 通則の改正 (2 項目 ) 1 通則 16: 通則 20の医薬品の試験に用いる水の定義改正に伴い 器具の校正に用いる水の記載を 改正する 16 滴数を量るには,20 において 精製水 20 滴を滴加するとき, その質量が 0.90 ~ 1.10 g となるような器具を用いる. 2 通則 20: 水各条の改正に伴い 医薬品の試験に用いる水の定義を改正する 20 医薬品等の試験に用いる水は, 別に規定するもののほか, 精製水 とする試験を妨害する物質を含まないなど, 試験を行うのに適した水とする. 13

14 (2) 水各条に関する改正 3) 水各条の改正に伴い改正する項目 1 一般試験法 (7 項目 ) 導電率測定法 254pH 2.54 測定法 注射剤の不溶性微粒子試験法 6.08 点眼剤の不溶性微粒子試験法 7.02プラスチック製医薬品容器試験法 9.22 標準液 9.41 試薬 試液 2 医薬品各条 (69 品目 ) 精製水 及び 注射用水 の改正に合わせて医薬品各条の製法の項などを改正したもの 精製水 精製水又は精製水 ( 容器入り ) 注射用水 注射用水又は注射用水 ( 容器入り ) 14

15 (2) 水各条に関する改正 3) 水各条の改正に伴い改正する項目 ( 続き ) 3 参考情報 新規収載(1 項目 ) 医薬品等の試験に用いる水 通則 20の改正に伴う留意事項について記載 改正(1 項目 ) 製薬用水の品質管理 15

16 (3) 生薬等の医薬品各条の成分含量測定法の項の改正 1) 改正方針 1 医薬品各条の 成分含量測定法 の項名を 定量法 に改め 合わせて成分の含量規定の項を記載整備する. 2 定量法 に改める項中の試薬 成分含量測定用 の名称を 定量用 に改める. それに伴い, 試薬 試液の条に試薬 定量用 を追加する. 3 試薬 試液の条の 成分含量測定用 及び, 成分含量 測定用 の本文を, 定量用を見よ. に改め, 新たに加える, 定量用 に規格の詳細を規定する. 2) 改正数医薬品各条 :29 品目試薬 試液 : 30 項目 16

17 (3) 生薬等の医薬品各条の成分含量測定法の項の改正 3) 改正例 ( 例 ) コウボク 本品は定量するとき, マグノロール 0.8 % 以上を含む. 定量法成分含量測定法本品の粉末約 0.5 g を精密に量り, 別に定量用成分含量測定用マグノロールをデシケーター 9.41 試薬 試液既収載 成分含量測定用マグノロールマグノロール, 定量用を見よ. マグノロール, 成分含量測定用新収載 定量用マグノロールマグノロール, 定量用を見よ. マグノロール, 定量用マグノロール, 薄層クロマトグラフィー用. ただし, 次の試験に適合するもの. 17

18 改正方針 (4) 試薬 試液の名称改正試液の名称改正 1 次の方針に基づき 試薬 試液名を変更する 試液名を変更する アミンの無機酸塩又は有機酸塩は 〇〇〇 *** 塩 と命名する ( 例 ) 塩酸イミプラミン イミプラミン塩酸塩 第四級アンモニウム塩類は 〇〇〇 *** 化物 と命名する ( 例 ) 塩化コリン コリン塩化物 2 日局 16では 9.41 試薬 試液の条について対応することとし 旧試液試薬名は を見よ として残すこととする 旧試薬名を使用することを可能とし 医薬品各条内の試薬の名称は変更しない ( 例 ) 塩酸イミプラミンイミプラミン塩酸塩を見よ. イミプラミン塩酸塩 C 19 H 24 N 2 HCl 医薬品各条 18

19 改正方針 ( 続き ) (4) 試薬 試液の名称改正試液の名称改正 3 JIS 規格を引用している試薬について JISとの不整合箇所を整備する 4 各条医薬品を試薬とする場合 原則として医薬品各条名を試薬名とする 5 各条医薬品以外を試薬とする場合 エステル及び水和物等の試薬の名称については原則改正の対象としないが 水和物の数が記載可能な試薬については原案作成要領に基づき 水和物の数を記載する ( 例 ) 塩化ストロンチウム 塩化ストロンチウム六水和物 6 IUPAC の体系的命名との整合はしない 19

20 (5)JIS 廃止試薬の規格案の作成 1) 改正方針 日本薬局方に収載されている試薬 試液のうち その規格に JIS 規格が引用できるものについてはJIS 番号と等級 ( グレード ) で規定していた ( 例 :K8737, 特級 ) JIS 規格が廃止されたものについて 具体的な規格を収載することとした 2) 改正数削除 (4 項目 ) 改正 (42 項目 ) 20

21 (6) 医薬品各条の含量規格値の改正 1) 改正方針 1 成分の含量規格値が整数値で規定されている医薬品各条について 小数第 1 位を0とする 2 単位又は力価で規定されている医薬品各条の含量規格値はそのままとする ( 例 ) アジマリン錠本品は定量するとき, 表示量の90.0~110.0 % に対応するアジマリン (C 20 H 26 N 2 O 2 :326.43) を含む. 2) 改正数 (109 品目 ) 21

22 (7) 溶出性の項の記載整備 1) 記載整備の方針 1 試験条件及び溶出規格を 主文 ( 第一文 ) に記載する 2 溶出液の採取及び定量操作を 副文 ( 第二文 ) に記載する 3 試験液の組成等は主文に規定し 試験操作法を記述する副試験操作法を記述する副文中では 試験液 と記載する 4 溶出液採取時間は主文に規定し 試験操作法を記述する副文中では 規定された時間 と記載する 5 1つの含量にしか対応できない表記については 他の含量含に対応できるようにV V mlを用いた表記で記載する ただし 2 含量以上の製剤が市販されている品目については 試料溶液の濃度を変更する必要が生じるが 15 局既収載品目については現時点で早急なバリデーションの確認が困難なため V V mlv を用いた表記はせず 上記 1~4 の修正にとどめる 22

23 2) 記載例 (7) 溶出性の項の記載整備 ( 例 ) アジマリン錠溶出性 6.10 試験液に溶出試験第 2 液 900 ml を用い, パドル法により毎分 100 回転で試験を行うとき, 本品の60 分間の溶出率は75 % 以上である. 本品 1 個をとり, 試験を開始し, 規定された時間に溶出液 20 ml 以上をとり, 孔径 0.8 μm 以下のメンブランフィルターでろ過する. 初めのろ液 10mL を除き, 次のろ液 VmLを正確に量り, 表示量に従い1mL 中にアジマリン (C 20 H 26 N 2 O 2 ) 約 56μgを含む液となるように試験液を加えて正確にV mlv とし, 試料溶液とする. 別に定量用アジマリンを80 で3 時間減圧乾燥し, その約 28 mg を精密に量り, 試験液に溶かし, 正確に500 ml とし, 標準溶液とする. 試料溶液及び標準溶液につき, 紫外可視吸光度測定法 により試験を行い, 波長 288 nm における吸光度 A T 及び A S を測定する. アジマリン (C 20 H 26 N 2 O 2 ) の表示量に対する溶出率 (%) = W S ( A T / A S ) (V / V) (1 /C) 180 W S : 定量用アジマリンの秤取量 (mg) C :1 錠中のアジマリン (C 20 H 26 N 2 O 2 ) の表示量 (mg) 3) 整備品目 (64 品目 ) 23

24 (8) 純度試験 ( 残留溶媒 ) に関する規定の改正 1 日本薬局方の医薬品の残留溶媒は 別に定める許容量を超えてはならない との通則への追加規定は 日局 16 においては見送ることになった 2 医薬品各条の純度試験の残留溶媒の規定について既収載の規格を改正しないこととしました また 新規収載の原また薬 ( 添加物 生薬を除く ) については 別に規定する と規定することとした 3 一般試験法 2.46 残留溶媒試験法及び参考情報 5. 医薬品の残留溶媒ガイドライン及び残留溶媒試験法記載例を整備した 24

25 第 16 改正日本薬局方の概要について (1) 通則 (2) 総則 (3) 一般試験法 ( 改正 ) (4) 医薬品各条 ( 新規収載 改正 ) (5) 参考情報 ( 新規収載 改正 ) 25

26 第 16 改正日本薬局方の概要について (4) 医薬品各条 < 新規収載 >(106 品目 ) 化学薬品 87 抗生物質 3 ( 注射用アミカシン硫酸塩 ベタミプロン ムピロシンカルシウム軟膏 ) 生物薬品 0 添加物 1 ( トレハロース水和物 ) 生薬 15 合計

27 医薬品各条改正まとめ 医薬品各条品目 版公布年月日収載品目数新規収載数削除数改正数 第十五改正日本薬局方平成 18 年 3 月 31 日 第十五改正日本薬局方第一追補 平成 19 年 9 月 28 日 一部改正平成 20 年 2 月 21 日 一部改正平成 20 年 7 月 31 日 一部改正平成 21 年 3 月 31 日 第十五改正日本薬局方第二追補 平成 21 年 9 月 30 日 一部改正 平成 22 年 7 月予定 第十六改正日本薬局方 平成 23 年 3 月予定

28 日本薬局方に関する情報提供ホームページ 情報提供ホームページ画面

29 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 29

30 日局製剤総則製剤総則の意義 有用な製剤を合理的に分類, 定義し, 品質を保証するに必要な試験法, 容器 包装, 貯法等を示すこと しかし 日局 15 の製剤総則 収載製剤数 : 多様な製剤を分類するに不十分製剤の分類 : 慣用的例 ) エアゾール剤 : 外用, 吸入, 内服, 空間噴霧などに噴出して用いる製剤製剤の定義 : 硬直的 & 不自然例 ) 散剤の95% 上限粒子径 500μm 顆粒剤の 85% 下限粒子径 355μm 品質確保のための製剤試験法 : 不十分 噴出するものは全てエアゾール? 粒子径の根拠は? 青柳伸男日本薬局方製剤総則 : 全面改正の考え方, 医薬品研究,39, (2008) 30

31 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 31

32 製剤総則の改正方針 臨床で汎用されている製剤の収載 製剤の適切な分類と定義 製剤の機能の確保に必要な試験内 容の充実 製剤試験 ( 及び貯法 ) 記載の整備 国際調和への配慮 32

33 製剤を分類するには? 製剤の分類基準は多種多様 個々の製剤は, 形状, 機能特性等の組み合わせ機能性 形状製法放出崩壊 分散作用 錠剤 素錠 即放 口腔内崩壊 全身作用 糖衣錠 腸溶 発泡 局所作用 徐放 分散 顆粒剤 カプセル剤 液剤 33

34 USP では Category of Dosage Forms 1 st Tier : Delineated by the region of the body to which drug substance is first delivered by the dosage form ( 適用部位 ) 2 nd Tier : The criterion for this grouping g is based on the general type of dosage form involved ( 一般的剤形 ) 3 rd Tier : Individual dosage forms grouped depending on release pattern of drug substance ( 放出性 ) Pharmacopeial Forum, 35, (2009) 34

35 2 nd Tier 3 rd Tier 1 st Tier Solid Tablet Gastrointestinal t ti Immediate tract release Body Tissue (fluid) Modified release Mucosal membrane Capsule Skin surface Powder Lungs Liquid Semiliquid id DOSAGE FORMS, European Pharmacopoeia 6.0, (2008) 35

36 改正案における製剤分類の基本ルール 主に投与経路及び適用部位 別に分類 更に製剤の形状 機能 特性から細分類 36

37 大分類 : 投与経路や適用部位等により分類し規定 経口投与する製剤 口腔内に適用する製剤 注射により投与する製剤 透析に用いる製剤 気管支 肺に適用する製剤 目に投与する製剤 耳に投与する製剤 鼻に適用する製剤 直腸に適用する製剤 腟に適用する製剤 皮膚などに適用する製剤 生薬関連製剤 消化管内での溶出性 口腔内での溶出性 無菌, 異物, 発熱性物質 微生物汚染 粒子径, 微生物汚染 無菌, 異物 微生物汚染 噴霧量 直腸内での溶融, 溶解 腟内での溶融, 溶解 皮膚吸収, 刺激性 生薬成分の特殊性 品質管理上の留意点が共通 適用部位ごとの剤形を把握しやすい 37

38 中分類 : 各々の大分類ごとにさらに形状等から主要な剤形を分類し規定 錠剤 カプセル剤など主要な剤形 含嗽剤 点鼻剤のような特殊な用途による剤形グループ 錠剤などの中分類の中には 素錠やフィルムコーティング錠など形態や製造方法からさらに剤形名が分類される剤形もある剤 38

39 小分類 : 各々の中分類で規定された剤形の中でさらに特徴のある剤形特徴のある剤形を規定 錠剤の中から口腔内崩壊錠 チュアブル錠 発泡錠のように特別特別な機能な機能を有する剤形を分離規定 経口液剤の中からエリキシル剤 懸濁剤 乳剤のように特定特定の処方 製法の処方 製法による製剤による製剤グループを分離規定 39

40 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 40

41 製剤総則改正案の構成 1. 製剤通則製剤全般の共通事項の記載 2. 製剤各条 1) 剤形の分類 1 大分類 : 主に, 投与経路及び適用部位等を基準 例 ) 経口投与する製剤, 皮膚などに適用する製剤 2 中分類 : 主に, 形状を基準 例 ) カプセル, 経口液剤, 散剤, 経口ゼリー剤 3 小分類 : 特徴ある剤形 ( 機能 特性を基準 ) を規定 例 ) 口腔内崩壊錠, チュアブル錠, 溶解錠 2) 剤形に定義, 製法, 製剤の特性, 試験法, 貯法を記載 3) 生薬関連製剤 41

42 製剤, 試験法の記載順序 1. 製剤 ( 汎用性 重要性 性状 用途 50 音順 ) 大分類の製剤経口投与製剤 > 注射剤...> 皮膚適用製剤 中分類の製剤固形剤 > 液剤 > 半固形剤 >...> > 用途別 小分類の製剤口腔内崩壊錠 > チュアブル錠 > 発泡錠 > 分散錠 2. 試験法 ( 原則日局一般試験法記載順 ) エンドトキシン > 無菌 >...> 製剤均一性 42

43 十六改正薬局方 製剤総則改正案 製剤名 [2] 製剤各条 1. 経口投与する製剤 1.1. 錠剤 口腔内崩壊錠 チュアブル錠 発泡錠 分散錠 溶解錠 1.2. カプセル剤 1.3. 顆粒剤 発泡顆粒剤 1.4. 散剤 1.5. 経口液剤 エリキシル剤 懸濁剤 乳剤 リモナーデ剤 1.6. シロップ剤 シロップ用剤 1.7. 経口ゼリー剤 2. 口腔内に適用する製剤 2.1. 口腔用錠剤 トローチ剤 舌下錠 バッカル錠 付着錠 ガム剤 2.2. 口腔用スプレー剤 2.3. 口腔用半固形剤 2.4. 含嗽剤 注 ) 大分類 : 赤字中分類 : 黒字小分類 : 青字黄色の背景色 : 新規収載の剤形 3. 注射により投与する製剤 注射剤 輸液剤 埋め込み注射剤 持続性注射剤 4. 透析に用いる製剤 4.1. 透析用剤 腹膜透析用剤 血液透析用剤 5. 気管支 肺に適用する製剤 5.1. 吸入剤 吸入粉末剤 吸入液剤 吸入エアゾール剤 6. 目に投与する製剤 6.1. 点眼剤 6.2. 眼軟膏剤 7. 耳に投与する製剤 7.1. 点耳剤 8. 鼻に適用する製剤 8.1. 点鼻剤 点鼻粉末剤 点鼻液剤 9. 直腸に適用する製剤 9.1. 坐剤 9.2. 直腸用半固形剤 9.3. 注腸剤 10. 膣に適用する製剤 膣錠 膣用坐剤 11. 皮膚などに適用する製剤 外用固形剤 外用散剤 外用液剤 リニメント剤 ローション剤 スプレー剤 外用エアゾール剤 ポンプスプレー剤 軟膏剤 クリーム剤 ゲル剤 貼付剤 テープ剤 パップ剤 [3] 生薬関連製剤各条 1. エキス剤 2. 丸剤 3. 酒精剤 4. 浸剤 煎剤 5. 茶剤 6. チンキ剤 7. 芳香水剤 8. 流エキス剤

44 製剤通則 44

45 製剤通則 (1) 記載事項 : 製剤全般の共通事項. (2) 剤形の分類法 : 投与経路別の大分類. さらに形状等からの細分類. 生薬関連製剤は分離して記載. (3) 剤形名記載の原則. (4) 製剤特性の規定と適切な試験による製剤特性の確認. (5) 放出調節製剤の意義と放出機能の表示の必要性. (6) 添加剤の定義と使用目的. (7) 製剤に使用する水 植物油 デンプン エタノール濃度に関する注意事項.( 水に関して追加 ) (8) 非無菌製剤の微生物汚染の防止. (9) 製剤試験の適用について.( 生薬成分の除外 ) (10) 容器 包装に関する注意事項 : 品質確保, 適正使用及び投与時の安全確保. (11) 製剤の貯法.( 追加 ) 下線部が新たな項目 45

46 (3) 製剤各条及び生薬関連製剤各条は, 広く, 一般に使用されている剤形を示したものであり, これら以外の剤形についても, 必要に応じて, 適切な剤形とすることができる. 例えば, 投与経路と製剤各条の剤形名等を組み合わせることにより, 性状又は用途等に適した剤形名を使用することができる. (1) 製剤各条に掲げた剤形以外については日局の対象としないという趣旨ではない (2) 例えば投与経路と製剤各条の剤形名等を組み合わせて剤形名とすることは認めうる例 : 歯科用クリーム剤 口腔用貼付剤等 (3) ただし 各条の剤形名については 同じ剤形が複数の投与経路に使用される場合 主たる投与経路の剤形名には投与経路を付していない. 例えば 内用カプセル剤はカプセル剤 内用散剤は散剤を剤形名としている 46

47 (4) 製剤各条において, その剤形に応じた製剤特性を規定する. 製剤特性は, 適切な試験により確認する. 製剤試験法の整備を意識した規定で, 製剤総則の改正に合わせて試験法を整備すべきだが... 剤形の分類, 定義, 製法等の確立が先決事項 公的試験法の設定 ( 例 : 坐剤等の放出試験 ) は簡単にはいかず, 拙速に進められない. 試験法の追加 改正は, 新薬, 既承認薬への影響が大きい 47 製剤試験法はとりあえず現状のままとし, 製剤総則の改正後に検討を進める. それまでは, 一般試験法に記載のない製剤特性については, 下記のように記載する. 記載例 ) 埋め込み注射剤: 本剤は, 適切な放出特性を有する

48 (8) 非無菌製剤であっても, 微生物による汚染や増殖を避け, 必要に応じて, 微生物限度試験を適用する. パブリックコメントで 必要に応じて の基準が不明確という指摘 非無菌製剤であっても, 微生物による汚染や増殖を避けて, 製剤を製造, 保管することは重要 微生物限度試験を適用すべきケースについては, 製剤が微生物に汚染されるリスク, 微生物汚染の人体に与える影響を考慮して判断すべき JPTI 2011 に解説を掲載予定 48

49 (9) 製剤均一性試験法 6.02 のうちの含量均一性試験及び溶出試験法 6.10 は, 生薬又は生薬関連製剤を原料とする製剤中の生薬成分については適用されない. パブリックコメントにおいて 製剤均一性試験法のうち含量均一性試験及び溶出試験法については性試験及び溶出試験法については 現行のとおり一般用医薬品 生薬関連製剤については適用すべきではない との指摘 製剤通則に生薬関連製剤の適用除外は記した また一般用医薬品 ( これらの試験が必要なものとして承認された医療用医薬品からスイッチした製剤を除く ) は適用しないことを通知で補足している 49

50 (10) 製剤の容器 包装は, 製剤の品質確保とともに, 適正な使用及び投与時の安全確保に適したものとする. 当初の案の 容器 包装 に関連して パブリックコメントにおいて 必要に応じて 性を付与する という表現は 必要の内容が示されないと判断が難しい場合があるので 削除すべき との指摘 (1) 製剤通則に適正使用 安全確保の視点から容器 包装の材料等に関して 記述した ; (2) 必要に応じて は具体的に記載して残した 例 : 錠剤 (5) 本剤に用いる容器は, 通例, 密閉容器とする. 製剤の品質に湿気が影響を与える場合は, 防湿性の容器を用いるか, 又は防湿性の包装を施す. 50

51 製剤各条 51

52 製剤各条 - 前文の記載事項 (1) 製剤各条は, 製剤を剤形ごとに分類分類し, その定義, 製法, 試験法, 容器 包装及び及び貯法貯法を示すものである. (2) 製剤各条における試験法及び容器 包装に関する記述は基本的な要求事項記述は基本的な要求事項であり, また, 製法は一般的な製法を示したものである. 個別の製剤においては, それ以外の要求事項, 製法があり得る 52

53 経口投与製剤と口腔内適用製剤の区別について 区別できないのでは? 区別する必要があるか? 経口投与する製剤 消化管内における薬物の溶出 ( 吸収 ) または消化管内での作用を意図した製剤 消化管内 ph での溶出 口腔内に適用する製剤 口腔内における薬物の溶出 ( 吸収 ) または口腔内での作用を意図した製剤 口腔内 ph での溶出 送達経路 部位が異なり, 放出試験が異なる

54 JP15 散剤粉末又は微粒状に製したものである. 本剤は, 製剤の粒度の試験 6.03 を行うとき,18 号ふるいを全量通過し, 30 号ふるいに残留するものは全量の 5% 以下である. 顆粒剤 粒状に製したものである. 10 号 (1700 μm) ふるいを全量通過し,12 号 (1400 μm) ふるいに残留するものは全量の5% 以下であり, また,42 号 (355 μm) ふるいを通過するものは全量の15% 以下である. 定義の変更 粒度規定を削除 JP16 USP,EP にも粒度規定はない. 散剤 経口投与する粉末状の製剤 顆粒剤 経口投与する粒状に造粒した製剤 54

55 細粒 ( 散剤 ) 細粒剤 ( 顆粒剤 ) へ JP15 JP16 散剤 粉末又は微粒状に製したものである. 散剤のうち,200 号ふるいを通過するものが全量の 10% 以下のものを細粒と称することができる. 造粒工程 無有 散剤 経口投与する粉末状の製剤 顆粒剤 ( 細粒剤 ) 顆粒剤 医薬品を粒状に製したものである. 経口投与する粒状に造粒した製剤 18 号ふるいを全量通過し,30 号ふるいに残留するものは全量の10% 以下のものを細粒剤と称することができる. 規格は拡がっている! 55

56 造粒散剤 散剤と称することができる JP15 JP16 散剤 粉末又は微粒状に製したものである. 散剤のうち,200 号ふるいを通過するものが全量の 10% 以下 造粒工程 無 散剤 経口投与する粉末状の製剤 % 以下のものを細粒顆粒剤 ( 細粒剤 ) と称することができる. 有 顆粒剤 医薬品を粒状に製したものである. 現在販売名が 散 のものはカテゴリーは顆粒剤になるがは顆粒剤になるが 名称変更の必要はない 経口投与する粒状に造粒した製剤 18 号ふるいを全量通過し,30 号ふるいに残留するものは全量の10% 以下のものを細粒剤と称することができる. 造粒散剤のうち 微粒状に造粒したもの ( 製剤の粒度の試験法 6.03 を行うとき,18 号 (850μm) ふるいを全量通過し,30 号 (500μm) ふるいに残留するものは全量の5% 以下のもの ) を散剤と称することができる 56

57 軟膏剤からのクリーム剤の独立 JP15 軟膏剤 適切な稠度の全体を均質な半固形状に製した, 皮膚に塗布する外用剤である. 乳化した基剤を用いたものをクリームと称することができる. JP16 軟膏剤 皮膚に塗布する, 有効成分を基剤に溶解又は分散させた半固形の製剤である. クリーム剤 皮膚に塗布する, 水中油型又は油中水型に乳化乳化した半固形の製剤である. 油中水型に乳化した親油性の製剤については油性クリーム剤と称することができる. 57

58 経皮吸収型製剤について (1) 皮膚に適用する製剤には, 皮膚を通して有効成分を全身循環血流に送達させることを目的とした経皮吸収型製剤も含まれる. 経皮吸収型製剤からの有効成分の放出速度は, 通例 適切に調節される. 日局 15では, 経皮吸収型製剤を一つの剤形として規定していた. しかし,1) 経皮吸収は剤形として定義されるものではない,2) 貼付剤と製法等で重なる部分が多い等の理由により, 皮膚などに適用する製剤の前文に記載することとした.

59 生薬関連製剤に関連して (1) 生薬関連製剤 は主に生薬等委員会が検討 (2) 当初 生薬固有製剤 生薬含有製剤 生薬含有製剤 生薬由来製剤 の名称も使われていたが 生薬関連製剤 とした (3) 丸剤 酒精剤 芳香水剤は生薬関連製剤にした ( 理由 : これらの製剤のほとんどは生薬関連製剤 ) (4) 茶剤を復活させた ( 理由 : 使用されている )

60 製剤総則改定のインパクト 臨床で標準的に使用されている製剤をほぼ網羅するとともに 投与部位および適用部位等により分類した 製剤総則により 医薬品製剤の全体像の把握が可能となり 各製剤の品質管理の基本的な要件 ( 製剤試験 容器 包装 貯法等 ) の把握が容易になる 各種製剤の合理的な各条収載のフレームワークが完成 60

61 本日の話題 第 16 局日本薬局方の改正概要 日本薬局方の改正とは 16 改正のポイント 製剤総則の改正 改正理由 改正の基本方針 製剤総則改正案 改正後の課題 61

62 16 局製剤総則改正後の課題 62 製薬企業 医療関係者 関連教育機関 関連研究機関への周知 各条収載製剤の記載の整備 一般試験法に記載のない製剤特性試験法の設定 ( 適切な --- 性を有する への対応 ) 製剤総則改正に関する諸外国への情報発信 製剤の定義等の国際整合性 容器 包装関連の整理 将来に亘っての課題 : 医療現場において新たに標準的に用いられるようになる新製剤のフォローアップ

63 日局一般試験法に設定されていない試験法 崩壊性 溶出性 : 口腔内崩壊錠, 口腔用錠剤 噴霧量の均一性 : 口腔用スプレー剤, 吸入粉末剤 吸入エアゾール剤 点鼻剤点鼻剤 スプレー剤 放出性 : () (1) 埋め込み注射剤 持続性注射剤 ( 放出特性 ); (2) 坐剤 腟錠 腟用坐剤腟錠 腟用坐剤 貼付剤 ( 放出性 ); (3) 経皮吸収型製剤 ( 放出速度 ) 粘性 : 口腔用半固形剤 眼軟膏剤眼軟膏剤 直腸用半固形剤 軟膏剤軟膏剤 クリーム剤クリーム剤 ゲル剤 粘着性 : 貼付剤 赤字 : 早期に一般試験法の設定をめざす製剤特性 63

64 ご静聴有り難うございます!! 64

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