Research Report by Shared Research Inc. 目次 SR レポートの読み方 : 本レポートは 直近更新内容 業績動向セクションから始まります ビジネスモデルに馴染みのない方は 事業内容セクショ ンからご覧ください 要約 -

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1 COVERAGE INITIATED ON: 当レポートは 掲載企業のご依頼により株式会社シェアードリサーチが作成したものです 投資家用の各企業の 取扱説明書 を提供することを目的としています 正確で客観性 中立性を重視した分析を行うべく 弊社ではあらゆる努力を尽くしています 中立的でない見解の場合は その見解の出所を常に明示します 例えば 経営側により示された見解は常に企業の見解として 弊社による見解は弊社見解として提示されます 弊社の目的は情報を提供することであり 何かについて説得したり影響を与えたりする意図は持ち合わせておりません ご意見等がございましたら までメールをお寄せください ブルームバーグ端末経由でも受け付けております Research Report by Shared Research Inc.

2 Research Report by Shared Research Inc. 目次 SR レポートの読み方 : 本レポートは 直近更新内容 業績動向セクションから始まります ビジネスモデルに馴染みのない方は 事業内容セクショ ンからご覧ください 要約 主要経営指標の推移 直近更新内容 概略 業績動向 四半期実績推移 中長期見通し 事業内容 概要 フィナンシャルサービス事業 コスト構造 市場とバリューチェーン SW(Strengths, Weaknesses) 分析 過去の財務諸表 損益計算書 貸借対照表 キャッシュフロー計算書 その他の情報 沿革 ニュース & トピックス コーポレートガバナンスおよびトップマネジメント 配当方針 大株主 (2017 年 12 月 31 日現在 ) 従業員数 企業概要 /68

3 Research Report by Shared Research Inc. 要約 事業概要 同社はポイントサイトを運営するポイントメディア事業およびコンテンツメディア事業などからなる モバイルサービス事業 (2017 年 12 月期売上高構成比 84.7% 同営業利益構成比 43.1%) と 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資育成事業などからなる フィナンシャルサービス事業 ( 同 15.3% 同 56.9%) の2つの事業を行っている 現事業領域の主軸となるポイントサイトでは 同社ポイントサイト会員 (2017 年 12 月末 344 万人 : 前年同期比 13.2% 増 ) に対し 同社サイトに掲載する広告主の商品 サービスの購入や会員登録などのアクションを ポイント提供によって促す事業を行っている 同社は 同社ポイントサイト会員がアクションを行った場合に広告主から成果報酬を受け取り ポイントサイト会員にその収入の一部 ( 約 3 分の2) をポイントとして還元している ( 成果報酬型広告 ) 2017 年 12 月期における売上高は5,400 百万円 ( 前期比 44.9% 増 ) 営業利益 956 百万円 ( 同 71.5% 増 ) 営業投資有価証券の売却を除いたオーガニックベースでは 売上高 4,596 百万円 ( 同 23.3% 増 ) 営業利益 162 百万円 ( 同 70.9% 減 ) であった 同社のモバイルサービス事業の特長は スマートフォン ( スマホ ) 向け広告の売上高比率が相対的に高いことである (2016 年 12 月期スマホ広告売上高比率約 70%: 代表的な競合 GMOメディア株式会社 ( 東証マザーズ6180) のメディア事業は同約 40%) 株式会社 D2C/ 株式会社サイバー コミュニケーションズの共同調査によれば 2016 年のインターネット広告媒体費は1 兆 378 億円 ( 前年比 12.9% 増 ) となり そのうち スマホ広告市場は6,476 億円 ( 同 30.1% 増 ) に対し PC 広告市場は3,902 億円 ( 同 7.4% 減 ) であった スマホ広告市場の構成比が初めて6 割を超えた 同社は2005 年に国内で初めて携帯端末向けポイントサイトを開始し PC 向けよりも平均 10 歳以上若い10 歳代後半から 20 歳代を中心とするユーザーを フィーチャーフォン向け課金コンテンツ ( 広告主のサイト ) に送客してきた また スマホの普及とともに広がったアプリ系コンテンツにも若いユーザーを中心に送客している 同社は インターネット接続がPCからフィーチャーフォンへ そして隙間時間にスマホを使った方法へとシフトするなか 他社に先んじてその潮流に対応し 会員数を拡大させた 同社は他のポイントサイト運営会社に比べて収益性が高いという特徴を持つ (2017 年度の営業利益率は 同社 17.7% に対して 同社を除く上場 3 社平均は4.4%) しかし 営業投資有価証券の売却を除いた同社の2017 年 12 月期の営業利益率は3.5% に低下した また 2018 年 12 月期の期初予想では営業利益率を6.8% としていた 同社はコインチェック株式売却益の発生に伴い2018 年 12 月期通期業績予想を修正し 修正後の営業利益率予想は13.2% となった アドネットワークのルール変更の影響やコンテンツメディアへの積極投資などにより 一時的に営業利益率が低下している 主軸となるモバイルサービス事業の更なる成長を目指すと同時に 仮想通貨関連事業 スマホ決済事業 投資事業などからなるフィナンシャルサービス事業を第 2の柱として育てているところである 業績動向 2017 年 2 月 14 日に 同社は5ヶ年の中期経営計画を発表した 最終年度の2021 年 12 月期売上高 15,000 百万円 ( 年平均成長率 32.1%) 償却前営業利益(EBITDA)3,000 百万円 ( 同 40.0%) を目標に掲げている 部門別 ( 旧区分 ) では ポイントメディア事業で売上高 10,000 百万円 EBITDA2,000 百万円を目指す M&Aや友達紹介などの仕組みづくりによる会員数増加 ( 2021 年目標は2016 年期末比 2.3 倍の700 万人 ) が背景 コンテンツメディア事業では 売上高 3,000 百万円 EBITDA600 百万円を目指す 採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト のほか 新しいメディアの立ち上げによって第 2 の収益の柱とする計画である O2O 事業では 売上高 2,000 百万円 EBITDA400 百万円を目指す スマホ利用者のネット上 ( オンライン ) での行動を現実 ( オフライン ) の小売店舗への誘導やリピート向上につなげるオムニチャネルサービスなど新事業を立ち上げる計画である 03/68

4 Research Report by Shared Research Inc. 同社の強みと弱み SR 社では同社の強みを PCからのシフトで拡大するスマホ向け広告売上高比率の高さ 人的投資に頼らない売上高増加の仕組みづくり 会員によるアクションを誘発する行動履歴データの蓄積 の 3 点と考えている 一方 弱みに関しては 参入障壁が低いポイントメディア事業を主力とすること 国内顧客ターゲットの上限キャップを埋める海外展開の困難性 採用課金型アルバイト求人サイトにおける掲載広告件数の少なさ の3 点と考えている 04/68

5 Research Report by Shared Research Inc. 主要経営指標の推移 損益計算書 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 FY12/18 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独会予 ポイントメディア会員数 ( 百万人 ) YoY % 50.0% 13.9% 13.2% 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 7,600 YoY 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% 40.7% 売上総利益 ,159 1,319 2,168 売上総利益率 40.9% 40.2% 37.7% 38.6% 36.6% 35.4% 40.1% 販管費 ,212 YoY % 19.2% 112.4% 14.8% 9.8% 59.1% 販管費率 35.5% 41.0% 24.3% 25.0% 21.9% 20.4% 22.4% 営業利益 ,000 YoY % 41.3% 19.7% 71.5% 4.6% 営業利益率 5.4% -0.8% 13.4% 13.6% 14.7% 15.0% 17.7% 13.2% 経常利益 YoY -40.6% % 48.5% 8.5% 92.9% 3.1% 経常利益率 5.4% -1.0% 13.2% 12.8% 14.5% 13.4% 17.8% 13.0% 当期純利益 YoY -75.9% % -8.4% 2.4% 136.1% -0.8% 当期純利益率 1.5% -1.7% 7.7% 12.1% 8.5% 7.4% 12.0% 8.5% 一株当たりデータ ( 円 株式分割調整後 ) 期末発行済株式数 ( 千株 ) 8,580 8,580 8,580 9,180 9,237 10,759 11,300 EPS( 円 ) EPS( 希薄化後 円 ) DPS( 円 ) BPS( 円 ) 貸借対照表 ( 百万円 ) 流動資産 ,235 2,362 4,659 5,674 現金 預金 有価証券 ,596 1,434 3,629 3,569 売上債権 棚卸資産 その他流動資産 固定資産 ,174 2,317 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 ,631 資産合計 ,488 3,326 5,833 7,991 流動負債 ,061 1,158 1,832 買入債務 短期有利子負債 ポイント引当金 その他流動負債 固定負債 長期有利子負債 その他 純資産 ,629 1,907 4,307 5,584 資本金 ,380 1,749 資本剰余金 ,915 2,284 利益剰余金 ,542 自己株式 その他の包括利益累計額 新株予約権 負債資本合計 ,488 3,326 5,833 7,991 キャッシュフロー計算書 ( 百万円 ) 営業活動による CF 投資活動による CF ,448 財務活動による CF , , 財務諸表 有利子負債 ネットキャッシュ , ,124 2,795 ROA( 総資産経常利益率 ) 19.5% -1.4% 24.6% 18.5% 15.8% 10.9% 13.9% ROE( 自己資本純利益率 ) 13.0% -6.4% 46.1% 31.4% 15.2% 8.9% 13.2% 流動比率 187% 164% 144% 353% 223% 402% 310% 固定比率 22.8% 38.0% 90.3% 15.5% 50.6% 27.3% 41.5% 自己資本比率 41.9% 37.8% 28.2% 65.5% 57.2% 73.8% 69.8% 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 05/68

6 Research Report by Shared Research Inc. 損益計算書 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 YoY 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% 売上原価 ,487 2,008 2,407 3,232 原価率 59.1% 59.8% 62.3% 61.4% 63.4% 64.6% 59.9% 売上総利益 ,159 1,319 2,168 売上総利益率 40.9% 40.2% 37.7% 38.6% 36.6% 35.4% 40.1% 販管費 ,212 YoY % 19.2% 112.4% 14.8% 9.8% 59.1% 販管費比率 35.5% 41.0% 24.3% 25.0% 21.9% 20.4% 22.4% 営業利益 YoY % 41.3% 19.7% 71.5% 営業利益率 5.4% -0.8% 13.4% 13.6% 14.7% 15.0% 17.7% 営業外損益 金融収支 その他 経常利益 YoY -40.6% % 48.5% 8.5% 92.9% 経常利益率 5.4% -1.0% 13.2% 12.8% 14.5% 13.4% 17.8% 特別損益 法人税等 税率 71.5% -20.4% 41.6% 4.4% 41.3% 41.1% 31.8% 少数株主損益 当期純利益 YoY -75.9% % -8.4% 2.4% 136.1% 当期純利益率 1.5% -1.7% 7.7% 12.1% 8.5% 7.4% 12.0% 部門別売上高 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 モバイルサービス ,576 フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア ,162 2,390 3,101 3,606 - コンテンツメディア YoY 売上高 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% モバイルサービス フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア % 105.7% 29.8% 16.3% - コンテンツメディア % 206.9% 114.2% 82.1% - 構成比 % 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% モバイルサービス % フィナンシャルサービス % < 旧区分 > ポイントメディア % 99.1% 98.7% 97.9% 96.8% - コンテンツメディア - 0.4% 0.9% 1.3% 2.1% 3.2% - 部門別営業利益 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 営業利益 YoY モバイルサービス フィナンシャルサービス 調整額 営業利益 % 41.3% 19.7% 71.5% モバイルサービス フィナンシャルサービス 構成比 モバイルサービス % フィナンシャルサービス % 利益率 モバイルサービス % フィナンシャルサービス % 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 06/68

7 Research Report by Shared Research Inc. 概略 直近更新内容 2018 年 6 月 22 日 株式会社セレスは 株式会社ゆめみが実施する第三者割当増資を引き受ける ( 子会社化する ) ことを 発表した ( リリース文へのリンクはこちらとこちら ) 同社は本日開催の取締役会において 持分法適用関連会社である株式会社ゆめみ ( 以下 ゆめみ ) が実施する第三者 割当増資を引受け 子会社化することについて決議した 第三者割当増資引受の理由同社は 2018 年 6 月 9 日に ゆめみとの間で資本業務提携契約を締結し ゆめみを持分法適用関連会社としている 2017 年には ビジネスサイエンス AI ラボ を共同設立し AI( 人工知能 ) を活用したポイントサイトにおける広告配信最適化技術についての共同開発を行い 既にモッピーにて導入を開始している 同社では ゆめみの持つオムニチャネル領域の技術ノウハウを活かして 50 兆円を超える規模になると予想されるO2O 市場において (NRI 調べ ) 共同でスマートデバイスを活用したO2O 領域サービスを開発 推進することを企図している また ゆめみの持つ高い技術力を活かして AI( 人工知能 ) IoT(Internet of Things) 分野での新規事業展開を推進していくとしている 子会社化の方法同社は 2018 年 7 月 3 日付けで ゆめみが第三者割当増資により発行する株式 3,924 株を引受ける予定であり 同社の議決権所有株式割合が48.0% となる見込みである 加えて 同日付けで株主間契約を締結することにより議決権所有割合が合計 50.9% となり ゆめみは同社の連結子会社となる見込みである 株式譲渡実行日は 2018 年 7 月 3 日を予定している 株式会社ゆめみの最近 3 年間の経営成績および財政状態 2016 年 3 月期 2017 年 3 月期 2018 年 3 月期 純資産 183 百万円 251 百万円 284 百万円 総資産 704 百万円 880 百万円 1,197 百万円 1 株当たり純資産 11,512 円 93 銭 15,832 円 43 銭 17,876 円 87 銭 売上高 1,205 百万円 1,397 百万円 1,887 百万円 営業利益 56 百万円 73 百万円 48 百万円 経常利益 49 百万円 69 百万円 42 百万円 当期純利益 13 百万円 68 百万円 32 百万円 1 株当たり当期純利益 853 円 86 銭 4,319 円 49 銭 2,044 円 44 銭 2018 年 6 月 18 日 同社は フレセッツ株式会社への追加出資に関して発表した ( リリース文へのリンクはこちら ) 同社は ブロックチェーン技術の最先端研究開発を行うフレセッツ株式会社による 同社と UTEC( ユーテック )4 号投 資事業有限責任組合を引受先とする総額 349 百万円の第三者割当増資を引き受けた 07/68

8 Research Report by Shared Research Inc. 資本提携の理由同社は スマートフォン端末をメインデバイスとするインターネットメディアを企画 開発し運営することを主業としている 利用者に対して電子マネーなどに交換可能なポイントをインセンティブにインターネット上の様々なアクションを促し収益を得ている 国内最大級のスマートフォン向けポイントサイトであるモッピーに加え モバトクとお財布.com を運営している 一方 フレセッツはブロックチェーン技術の最先端研究開発を行うベンチャー企業である 複数のホットウォレット * 1 とコールドウォレット * 2 をそれぞれマルチシグ * 3 で複合利用できる世界初の事業者向けウォレットであるBitshield ( 事業者向けウォレット管理システム :Enterprise Wallet Manager (EWM) for Crypto Assets 以下 EWM ) の開発を進めている EWMは 仮想通貨を安全に管理するための必要条件である秘密鍵の管理について 必ずしも事業者が社内に専門家を抱えなくても 各社の内部統制基準に合わせて業務フローとして導入が可能であるという特徴を備えている 数々の最先端技術を導入することにより ( 特許申請中 ) 既存法定通貨と同等レベルの安全性を担保しつつ 可用性 スケーラビリティを確保することを可能としている * 1 ホットウォレットとは インターネットに接続されているウォレットのことを指し リアルタイムでの送金に対応可能で利便性が高い反面 不正アクセスの標的になりうるため安全性が低いという特徴を有している * 2 コールドウォレットとは インターネットと完全に切り離されたウォレットのことを指し 安全性は高いものの 利便性が低いという特徴を有している * 3 マルチシグとは マルチ シグネチャの略称であり マルチシグ対応のビットコインアドレスでは ビットコインを送付するために複数の署名が必要となる そのため マルチシグを採用することで高セキュリティのウォレットサービスを構築可能となる 同社では 現金や電子マネーなどに交換可能なポイントサービスを運営しており そのポイントは一種の仮想通貨 ( トー クン ) であると定義している そのため グローバルな仮想通貨であるビットコインおよびブロックチェーン技術とは非 常に親和性が高いと考えている 2018 年 6 月 8 日 同社への取材を踏まえてレポートを更新した 2018 年 5 月 14 日 同社は 2018 年 12 月期第 1 四半期決算を発表した ( 決算短信へのリンクはこちら 決算説明資料はこちら 詳細は 2018 年 12 月期第 1 四半期決算の項目を参照 ) 2018 年 4 月 20 日 同社は 2018 年 12 月期通期業績予想の上方修正を発表した ( リリース文へのリンクはこちら ) 2018 年 12 月期通期業績予想の修正 売上高 :7,600 百万円 ( 前回予想 7,100 百万円 ) 営業利益 :1,000 百万円 ( 同 480 百万円 ) 経常利益 :990 百万円 ( 同 470 百万円 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 :645 百万円 ( 同 300 百万円 ) 1 株当たり当期純利益 :59.29 円 ( 同 円 ) 08/68

9 Research Report by Shared Research Inc. 修正の理由主業であるポイントメディア事業 コンテンツメディア事業の業績が堅調に推移する一方 2018 年 4 月 6 日に公表したとおり コインチェック株式会社の株式を約 515 百万円にて売却し 約 476 百万円の売却益が発生する見込みであったが 当該売却手続きが2018 年 4 月 16 日付で完了した 当該取引に伴い 2018 年 12 月期通期業績は前回発表予想を大幅に上回る見込みとなった 2018 年 4 月 6 日 同社は 営業投資有価証券の売却益の計上に関して発表した ( リリース文へのリンクはこちら ) 同社は 2018 年 4 月 6 日開催の臨時取締役会において 同社が保有する営業投資有価証券の一部を売却する決議をした 当該営業投資有価証券の売却に伴い 売却益が発生する見込みとなった 営業投資有価証券売却益の内容 売却年月日 :2018 年 4 月 6 日 売却株式 : コインチェック株式会社 売却額 : 約 515 百万円 売却益 : 約 476 百万円 付加条項 : 本件の譲渡契約には 売却額に追加して コインチェック社の2019 年 3 月期から2021 年 3 月期までの各事業年度の税引後当期純利益相当額の50% 分から訴訟費用等を差し引いた金額が 売却時の同社の持分比率に応じて同社に支払われるアーンアウト条項が付されている なお 当該営業投資有価証券の売却による 2018 年 12 月期の業績予想への影響については 他の要因も含め精査中であり 判明次第公表するとしている 2018 年 3 月 29 日 同社への取材を踏まえてレポートを更新した 過去の会社発表は ニュース & トピックスを参照 09/68

10 Research Report by Shared Research Inc. 業績動向 四半期実績推移 四半期業績推移 ( 累計 ) FY12/16 FY12/17 FY12/18 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 FY12/18 ( 百万円 ) Q1 Q1-Q2 Q1-Q3 Q1-Q4 Q1 Q1-Q2 Q1-Q3 Q1-Q4 Q1 Q1-Q2 Q1-Q3 Q1-Q4 ( 進捗率 ) 通期会予 売上高 904 1,808 2,758 3,726 1,065 2,032 3,989 5,400 1, % 7,600 YoY 34.5% 23.2% 19.0% 17.7% 17.8% 12.4% 44.6% 44.9% 60.9% 40.7% 売上総利益 ,018 1, ,773 2, 売上総利益率 37.2% 37.1% 36.9% 35.4% 37.6% 33.1% 44.5% 40.1% 34.8% 販管費 , YoY 7.4% 12.6% 10.3% 9.8% 33.6% 28.5% 41.7% 59.1% 142.6% 販管費率 19.1% 20.9% 20.0% 20.4% 21.7% 23.9% 19.6% 22.4% 32.7% 営業利益 % 1,000 YoY 54.4% 28.0% 19.8% 19.7% 3.9% -36.0% 112.6% 71.5% -78.8% 4.6% 営業利益率 18.1% 16.3% 16.9% 15.0% 16.0% 9.3% 24.8% 17.7% 2.1% 13.2% 経常利益 % 990 YoY 52.5% 26.3% 17.4% 8.5% 5.0% -34.6% 118.6% 92.9% -82.1% 3.1% 経常利益率 17.7% 15.9% 16.4% 13.4% 15.8% 9.3% 24.8% 17.8% 1.8% 13.0% 当期純利益 % 645 YoY 62.7% 13.1% 13.2% 2.4% 9.7% -20.1% 155.8% 136.1% -89.4% -0.8% 当期純利益率 11.0% 8.4% 9.5% 7.4% 10.2% 6.0% 16.8% 12.0% 0.7% 8.5% 四半期業績推移 FY12/16 FY12/17 FY12/18 ( 百万円 ) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上高 , ,957 1,411 1,713 YoY 34.5% 13.7% 11.8% 13.9% 17.8% 6.9% 106.0% 45.8% 60.9% 売上総利益 , 売上総利益率 37.2% 37.1% 36.5% 31.1% 37.6% 28.2% 56.2% 27.9% 34.8% 販管費 YoY 7.4% 17.4% 5.7% 8.4% 33.6% 24.1% 70.3% 104.9% 142.6% 販管費率 19.1% 22.6% 18.4% 21.6% 21.7% 26.3% 15.2% 30.4% 32.7% 営業利益 YoY 54.4% 5.5% 7.8% 19.7% 3.9% -86.0% 367.2% % 営業利益率 18.1% 14.4% 18.1% 9.4% 16.0% 1.9% 41.0% - 2.1% 経常利益 YoY 52.5% 4.0% 4.4% -38.1% 5.0% -84.3% 386.2% % 経常利益率 17.7% 14.1% 17.3% 4.7% 15.8% 2.1% 40.9% - 1.8% 当期純利益 YoY 62.7% -27.9% 13.3% -64.0% 9.7% -75.7% 401.7% % 当期純利益率 11.0% 5.9% 11.5% 1.4% 10.2% 1.3% 28.0% - 0.7% 四半期重要経営指標推移 FY12/16 FY12/17 FY12/18 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 ポイントメディア会員数 ( 百万人 YoY 49.0% 17.3% 14.1% 13.7% 11.4% 11.7% 14.0% 13.3% 13.3% 四半期費用 FY12/16 FY12/17 FY12/18 ( 百万円 ) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上原価 販管費 ,155 1,446 1,677 売上原価 ,017 1,117 人材関連費用 ( 販管費 ) 広告宣伝費 地代家賃 その他費用 四半期費用 ( 売上高対比 ) FY12/16 FY12/17 FY12/18 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 売上原価 販管費 81.9% 85.6% 81.9% 90.6% 84.0% 98.1% 59.0% 102.5% 97.9% 売上原価 62.8% 62.9% 63.5% 68.9% 62.4% 71.8% 43.8% 72.1% 65.2% 人材関連費用 ( 販管費 ) 9.8% 10.9% 9.5% 11.2% 9.7% 13.2% 6.8% 11.2% 9.1% 広告宣伝費 2.1% 4.7% 2.5% 3.5% 4.4% 4.4% 2.9% 9.6% 14.2% 地代家賃 1.5% 1.5% 1.3% 1.2% 1.3% 1.6% 0.8% 2.3% 2.0% その他費用 5.7% 5.6% 4.9% 5.6% 6.1% 6.8% 4.6% 7.2% 7.2% セグメント変更同社は 2017 年 12 月期第 3 四半期累計期間より 報告セグメントを変更している 新しいセグメントは モバイルサービス事業 ( ポイントサイトを運営するポイントメディア事業やコンテンツメディア事業など ) とフィナンシャルサービス事業 ( 投資育成事業 スマートフォン決済事業 仮想通貨関連事業など ) の2つとなっている 従来はモバイルサービス事業の単一セグメントであり 売上高の内訳として ポイントメディアとコンテンツメディアに ついて開示されていた 10/68

11 Research Report by Shared Research Inc 年 12 月期第 1 四半期実績 (2018 年 5 月 14 日発表 ) 売上高 1,713 百万円 ( 前年同期比 60.9% 増 ) 営業利益 36 百万円 ( 同 78.8% 減 ) 経常利益 30 百万円 ( 同 82.1% 減 ) 四半期純利益 12 百万円 ( 同 89.4% 減 ) 上記数値は百万円未満を四捨五入した数値であり 会社発表数値 ( 百万円未満切り捨て ) と異なる場合がある ( 以下同じ ) 会社計画比 2018 年 12 月期通期会社予想 (2018 年 4 月 20 日の上方修正値 *) に対する第 1 四半期実績の進捗率は 売上高 22.5%(2017 年 12 月期実績に対する前第 1 四半期の進捗率は19.7%) 営業利益 3.6%( 同 17.8%) 経常利益 3.0%( 同 17.5%) 当期純利益 1.8%( 同 16.8%) となった *2018 年 12 月期会社予想上方修正 (2018 年 4 月 20 日発表 : 詳細は 直近更新内容 の段を参照 ) 売上高 :7,600 百万円 ( 前回予想 7,100 百万円 ) 営業利益 :1,000 百万円 ( 同 480 百万円 ) 経常利益 :990 百万円 ( 同 470 百万円 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 :645 百万円 ( 同 300 百万円 ) 1 株当たり当期純利益 :59.29 円 ( 同 円 ) < 修正理由 > 主業であるポイントメディア事業 コンテンツメディア事業の業績が堅調に推移する一方 コインチェック株式会社の株式を約 515 百万円にて売却し 約 476 百万円の売却益が発生する見込みとなったため 広告の需要期である3 月を含む第 1 四半期において 当第 1 四半期の売上高は前年同期に比べて高い進捗を遂げた モバイルサービス事業セグメントにおいて ポイントメディア事業 コンテンツメディア事業ともに堅調な推移となった ポイントメディア事業においては アドネットワークのルール変更 (2017 年 4 月 ) によるネガティブインパクトを ポイント投資 ( ポイント交換率の引上げ ) によるユーザー囲い込みによって払拭するという戦略的投資が奏功した コンテンツメディア事業では 記事運用広告などが堅調に推移した また 株式会社イッカツよりM&Aによって譲受した投資不動産情報サイト Oh! Ya * と注文住宅比較サイト 持ち家計画 ** の収益が2018 年 3 月から計上されたことも寄与した * Oh! Ya : 投資マンションや不動産収益物件を紹介する投資用不動産情報サイト ** 注文住宅比較サイト 持ち家計画 : 注文住宅を比較検討するにあたり 全国の工務店 ハウスメーカーへ一括で資料請求可能なサイト上記 2つの不動産アフィリエイトメディアの収益力は 事業譲受前の事業年度において 税引き前利益ベースで約 150 百万円 同社のアフィリエイト運営ノウハウを活用することによって 更なる成長が可能であると同社は判断している 一方 利益面では 前年同期に比べて低い進捗となった 事業譲受に伴うデューデリジェンスなどの費用や本社移転に伴う二重家賃 ( 注 :2017 年 12 月期第 4 四半期と2018 年 12 月期第 1 四半期に発生 ) といった一時的費用計 50 百万円の計上や コンテンツメディア事業におけるプロモーション強化を背景とする広告宣伝費の拡大 ( 前年同期比 197 百万円増 ) などが主因 当第 2 四半期以降には こうした一時的費用の発生の剥落に加えて 非ポイントサイトの収益化が上乗せされ 同社計画 線に進捗が進んでいくと見られる また 後述する通り コインチェック社の株式売却益が当第 2 四半期に計上される 当該売却益は期初の 2018 年 12 月期会社予想には織り込まれていなかった 前年同期比 2018 年 12 月期第 1 四半期実績は 売上高 1,713 百万円 ( 前年同期比 60.9% 増 ) 営業利益 36 百万円 ( 同 78.8% 減 ) となった 売上高は 戦略的なポイント投資を背景とするポイントメディア事業の好調や コンテンツメディアのオーガニック成長とM&A 効果によって 前期比 60.9% 増収と大幅成長となった 一方 利益面では コンテンツメディア事業の増収 11/68

12 Research Report by Shared Research Inc. を背景に 売上総利益は前年同期比 48.8% 増となった しかし ポイント投資とコンテンツメディアでの積極的な広告投 資 M&A 等に係る一時的費用などの販管費の増加により 営業利益は前年同期比 78.8% 減と大幅減益となった モバイルサービス事業において スマートフォン端末をメインデバイスとしたポイントサイトを複数運営している 会員数や掲載広告数の増加に向け各種施策の実行や 事業拡大のためにポイント投資を実施する等 積極的な営業活動を行った また 既存事業であるポイントサイトにとどまらず 採用課金型アルバイト求人サイトの モッピーバイト 無料コミックサイトの チケコミ スマホゲーム比較サイトの LookApp の事業拡大に取り組んだ 2018 年 12 月第 1 四半期において 2018 年 3 月に 不動産情報サイトの Oh!Ya と 持ち家計画 の2つのアフィリエイトメディアを株式会社イッカツから譲受し 非ポイントサイトの充実を図った 同社はチケコミ (Webコミックビューワーの無料コミックサイト 旧名称 コミプラ より2018 年 5 月に名称変更 ) LookApp( ゲームアプリ愛好者向けゲームアプリ情報データベース ) など同社がスクラッチから制作するアプリがある一方で 同社の事業にシナジーがあるアプリ事業のM&Aにも積極的である 一方 ポイントサイトで同社の発行するポイントは 現金や電子マネーに交換可能との観点からは一種の仮想通貨であると認識しており 各種仮想通貨やその要素技術であるブロックチェーン技術をいち早く活用することで 新たな事業を生み出すことが可能であるとの考えのもと 当第 1 四半期においても仮想通貨関連事業に積極的に投資した 100% 子会社マーキュリー社にて仮想通貨取引所の開設に向けた準備を進め 2018 年 3 月に仮想通貨取引所向けウォレッ ト管理システムをはじめとするソフトウェア開発事業を行うフレセッツ社への追加出資 仮想通貨のポートフォリオ管 理ツール Coinboard( コインボード ) を開発 提供する株式会社 LOGICA への出資を行った 2018 年 4 月には コインチェック社株式を515 百万円で売却し 売却益 476 百万円は当第 2 四半期に計上される * 予定である 当売却益については 期初会社予想には織り込まれていなかった * マネックスグループ株式会社 ( 東証 1 部 8698) がコインチェック株式会社の株式を取得して完全子会社化した際 (2018 年 4 月 16 日 ) 同社は保有していたコインチェック社株式を総合的な判断により売却したとのこと ( 直近更新内容 の章を参照) 同社が当該株式を将来に亘って保有していた場合に獲得できたであろう投資の果実に関しては アーンアウト条項により獲得できることになっている 即ち 売却益に加えて コインチェック社の2019 年 3 月期から2021 年 3 月期までの各事業年度の税引後当期純利益相当額の50% 分から訴訟費用等を差し引いた金額が 売却時の同社の持分比率に応じて同社に支払われる 同社では スマートフォン端末をメインデバイスとし 現金や電子マネー等に交換可能なポイントを付与するポイントサイトを複数運営している ポイントサイトにおいては 会員の拡大や掲載広告数の増加に向け 各種施策の実行や積極的な営業活動を行い 売上高は堅調に推移した また当期においては 既存事業であるポイントサイトにとどまらず採用課金型アルバイト求人サイトをはじめとする非ポイントサイトの充実を図り コミックの利用をインセンティブとして広告収益を獲得する無料コミックサイトを新たに立ち上げる等 これまでに培ったサイト運営ノウハウを生かした事業を積極的に展開した 2018 年 12 月期第 1 四半期末の従業員数は コンテンツメディア強化のための採用継続や 仮想通貨取引所開設に伴うメン バー増強などにより 前年同期比 27 名増 前四半期比 10 名増の 117 名 ( 正規 95 名 非正規 22 名 ) となった 12/68

13 Research Report by Shared Research Inc. 四半期売上高 ( 百万円 ) 2,000 1,500 1, 売上高 売上総利益率 1,957 1,713 1, , % 37.2% 37.1% 36.5% 31.1% 37.6% 28.2% 27.9% 34.8% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 FY12/16 FY12/17 FY12/18 100% 80% 60% 40% 20% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 四半期費用項目 ( 百万円 ) 2,000 1,500 1, 売上原価人材関連費用広告宣伝費地代家賃その他費用 1,677 1,446 1, ,017 1,117 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 FY12/16 FY12/17 FY12/18 四半期営業利益 ( 百万円 ) 営業利益 営業利益率 ( 右軸 ) 41.0% 18.1% 18.1% 14.4% 9.4% 16.0% 0.0% 2.1% % Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3-35 Q4 Q1 FY12/16 FY12/17 FY12/18 60% 40% 20% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 セグメント別 同社は 2017 年 12 月期第 3 四半期累計期間より 報告セグメントを変更している 新しいセグメントは モバイルサービ ス事業とフィナンシャルサービス事業の 2 つとなっている モバイルサービス事業 2018 年 12 月期第 1 四半期における同事業の売上高は1,713 百万円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は171 百万円 ( 同 ) となった モバイルサービス事業では 複数のポイントサイト 採用課金型アルバイト求人サイトなどを運営している 運営するポイントサイトにおいて 会員のECサイトでの利用金額の一定割合をポイントで還元するEC 連携型のアフィリエイト広告を強化するほか 人口知能 (AI) によるアフィリエイト広告配信最適化技術を導入する等 収益性向上に向けた取り組みを行った モバイルサービス事業の第 2の収益柱として中期的に育成するべく 同社が事業拡大に注力しているコンテンツメディアにおいては 事業拡大のために広告宣伝活動に注力した また 自社での新サイトの立ち上げだけでなく 事業譲受 ( 前述 ) 等も積極的に活用し 非ポイントサイトの充実を図った 同社によれば 当第 1 四半期のコンテンツメディアの売上高は前年同期比 12 倍に拡大したとのこと フィナンシャルサービス事業 当該期間における同事業の売上高は 157 千円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は 7,121 千万円 ( 同 ) となった フィ ナンシャルサービス事業では 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資リターンを得ることを目的とした投資 13/68

14 Research Report by Shared Research Inc. 育成事業を行っている なかでも 仮想通貨関連事業においては 100% 子会社である株式会社マーキュリーが2018 年 1 月 29 日付で仮想通貨交換業の登録申請書を関東財務局へ提出し受理されており 仮想通貨取引所の開設に向け着実に準備を進めている 投資育成事業では 同社の経営資源を活用しながら 投資先の成長支援を積極的に行っている 2018 年 12 月第 1 四半期末の営業投資有価証券 ( 簿価 ) は584 百万円 (2017 年 12 月期末比 154 百万円増 ) AI 活用によるポイントサイト売上高の上昇ゆめみ社と共同設立による ビジネスサイエンスAIラボ で開発した バンディットアルゴリズムを活用した広告配信最適化技術の運用を 2018 年 3 月よりモッピーにて開始した バンディッドアルゴリズムとは 選択肢が複数あり どれが最適なものか判断がつきにくい際に どの選択肢が選ばれていくかを繰り返し検証していく機械学習方法 ターゲット毎に最適広告探索反復学習による広告最適化を実現する クリックレートやコンバージョンの上昇を図るのが狙い 仮想通貨 ブロックチェーン分野の投資加速 2018 年 2 月に 仮想通貨取引所向けウォレット管理システムを始めとするソフトウェア開発事業を行うフレセッツ社と 2018 年 3 月には 仮想通貨のポートフォリオ管理ツール Coinboard( コインボード ) を開発 提供する株式会社 LOGICA と それぞれ 資本提携を行った ( それぞれ 直近更新内容 の章に詳述 ) ブロックチェーンゲーム業界への参入日本初のブロックチェーンゲーム くりぷ豚 ( トン ) をグッドラックスリーと共同開発し スマホ向けにリリースする予定である ブロックチェーンを活用した Dapps* としてのゲームの本格的事業化は日本初となる( 同社調べ ) * Decentralized Applications の略称で 分散型アプリケーションと訳され 中央集権体制に依存しないで機能するアプリケーションを指す 豚のキャラクター くりぷ豚 ( トン ) をコレクションし 交配させ新種を誕生させたり ユーザー間での売買を行うというゲームである ゲーム内の くりぷトン の種類は およそ3 京 6,000 兆通りにのぼる プレイヤーはそれら無数に存在する くりぷトン の中から お気に入りの 豚 を手に入れ オーナー となる プレイヤーは仮想 ( 暗号 ) 通貨イーサリアムを用いて それら くりぷトン を相互にトレードする 過去の四半期実績と通期実績は 過去の財務諸表へ 14/68

15 Research Report by Shared Research Inc 年 12 月期会社計画 業績推移 FY12/16 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 2018 年 12 月期業績は 売上高 7,600 百万円 ( 前期比 40.7% 増 ) 営業利益 1,000 百万円 ( 同 4.6% 増 ) 経常利益 990 百万円 ( 同 3.1% 増 ) 当期純利益 645 百万円 ( 同 0.8% 減 ) を計画している FY12/17 FY12/18 ( 百万円 ) 1H 実績 2H 実績通期実績 1H 実績 2H 実績通期実績通期会予 売上高 1,808 1,918 3,726 2,032 3,368 5,400 7,600 YoY 23.2% 12.8% 17.7% 12.4% 75.6% 44.9% 40.7% 営業利益 ,000 YoY 28.0% 11.7% 19.7% -36.0% 191.9% 71.5% 4.6% 営業利益率 16.3% 13.7% 15.0% 9.3% 22.8% 17.7% 13.2% 経常利益 YoY 26.3% -9.1% 8.5% -34.6% 267.6% 92.9% 3.1% 経常利益率 15.9% 10.9% 13.4% 9.3% 22.9% 17.8% 13.0% 当期純利益 YoY 13.1% -8.4% 2.4% -20.1% 330.3% 136.1% -0.8% 当期純利益率 8.4% 6.4% 7.4% 6.0% 15.7% 12.0% 8.5% 同社は 2018 年 4 月 20 日に 2018 年 12 月期通期業績予想を修正した 2018 年 12 月期通期業績予想の修正売上高 :7,600 百万円 ( 前回予想 7,100 百万円 ) 営業利益 :1,000 百万円 ( 同 480 百万円 ) 経常利益 :990 百万円 ( 同 470 百万円 ) 親会社株主に帰属する当期純利益 :645 百万円 ( 同 300 百万円 ) 1 株当たり当期純利益 :59.29 円 ( 同 円 ) 修正の理由主業であるポイントメディア事業 コンテンツメディア事業の業績が堅調に推移する一方 2018 年 4 月 6 日に公表したとおり コインチェック株式会社の株式を約 515 百万円にて売却し 約 476 百万円の売却益が発生する見込みであったが 当該売却手続きが2018 年 4 月 16 日付で完了した 当該取引に伴い 2018 年 12 月期通期業績は前回発表予想を大幅に上回る見込となった ポイントメディアの安定成長とコンテンツメディアの収益化により 2013 年 12 月期以降 6 期連続の過去最高売上高を目指 す 前期に引き続き コンテンツメディアへの投資 仮想通貨取引所 マイニングへの投資など 積極的に先行投資を行 う 一方 前期に行った投資からの成果が 2018 年 12 月期に期待できると同社では考えている 会社予想には営業投資有価証券の売却を見込んでいない 出資先は全て未上場会社であるため 保有株式の売却は同社の 一存ではできない 但し 上場などにより 将来 売却の機会が期待できるものも複数あるとのこと セグメント別モバイルサービス事業モバイルサービス事業では ポイントサイトの会員数と掲載広告数の増加に向け 引き続き各種施策に取り組む一方 採用課金型アルバイト求人サイトや無料コミックサイトに続く新たなコンテン + ツメディアの立ち上げと収益化に注力する方針である 15/68

16 Research Report by Shared Research Inc. ポイントをインセンティブとする3つのポイントサイト ( モッピー モバトク お財布.com ) では会員数と掲載広告数の増加を図る 同時に コンテンツをインセンティブとするメディアでは コミックの利用をインセンティブとして広告収益を獲得する無料コミックサイト チケコミ の他にも新規コンテンツメディアの立ち上げを目指している また 採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト のようなノンインセンティブ型のコンテンツメディアを複数展開していく 同社によれば ポイントメディアにおいて プロモーションの手法 ( ポイントインセンティブにより活発に動く会員層の開拓 ) による独自の勝ちパターンを見出すことができたとのこと 成功しているプロモーション手法を用いて 売上高拡大を図る また Eコマース分野で直販を行うAD.TRACK( 対象を限定した自社による代理店事業 : クローズドのアフィリエイト プログラム ) の業容が拡大しており 今後も成長が期待されるとのこと こうした個別案件ごとの営業力についても強化していくとのこと コンテンツメディアにおいては 同社の会員が商品 サービスの使用感などを記事にしてアフィリエイト広告により出稿するような商材が増加しているとのこと また 2018 年 12 月期には 同年 3 月に事業譲受したサイト ( 不動産情報サイト Oh!Ya 金融情報サイト 資金調達プロ など: 2017 年 12 月期実績 の 後発事象 の段を参照 ) も収益貢献も期待される フィナンシャルサービス事業フィナンシャルサービス事業においては 100% 子会社である株式会社マーキュリーにて仮想通貨取引所の開設準備を進めるだけでなく 仮想通貨マイニング事業などの新たな仮想通貨関連事業の立ち上げにも積極的に取り組む予定である * *2018 年 1 月 29 日付で 資金決済に関する法律第 63 条の3 第 1 項の規定による仮想通貨交換業の登録申請書を関東財務局へ提出し 受理された 現在 登録審査中 仮想通貨取引所や仮想通貨マイニングなどの事業は 現在 同社の連結対象ではない しかしながら 同社がフィナンシャ ルサービス事業を新規セグメントとした背景には 以下のような同社の考えがある 同社のポイントサイトで同社が発行するポイントは現金や電子マネーに交換可能であるとの観点からは一種の仮想通貨であると同社は認識している 同社は 現在流通する各種仮想通貨やその要素技術であるブロックチェーン技術をいち早く活用することで 新たな事業を生み出すことが可能であると考えている 仮想通貨が一般的になる前から 同社はお金に類するモノの価値をポイントとしてインターネット上に流通させてきた あらゆる情報がインターネット上でやりとりできるようになったインターネット革命の次には モノの価値 ( 貨幣 ) がインターネット上で自由にやりとりされるようになるイノベーションがある それが仮想通貨である 同社がこうした分野に乗り出した2 年前の段階では 関連する法整備やインフラ整備が十分ではなかった しかし イノベーションがくることが予見できたため まずは自社の100% リスクで事業を立ち上げるのではなく 仮想通貨事業を展開している会社に出資する形を採った 本来であれば 全てを自社で行いたこところであるが 上場会社としてのアカウンタビリティが果たせないとの観点から 当時はできなかった それができる環境が整いつつあると同社は考えている ( 詳細は 事業内容 の章の フィナンシャルサービス事業 の段を参照 ) 16/68

17 Research Report by Shared Research Inc. 中長期見通し 中期経営計画 2017 年 2 月 14 日に 同社は 5 ヶ年の中期経営計画を発表した 最終年度である 2021 年 12 月期に売上高 150 億円 ( 年平均成 長率 32.1%) 償却前営業利益 (EBITDA)30 億円 ( 同 40.0%) を目標に掲げている 中期経営計画における成長戦略として 1) 既存のポイントメディア事業における収益拡大 2) コンテンツメディア事業を2 本目の収益の柱へ育成 3) 中長期成長を見据えたO2O 事業の育成 を掲げている 2016 年 12 月期における同社の収益は 96.8% がポイントメディア事業に依存しているため 中期経営期間において将来に向けた収益基盤構築を計画している 事業別における 2021 年 12 月期売上高 償却前営業利益 (EBITDA) の計画は それぞれポイントメディア事業が 10,000 百 万円 2,000 百万円 コンテンツメディア事業が 3,000 百万円 600 百万円 O2O 事業が 2,000 百万円 400 百万円である 償却前営業利益率に関しては 新メディア開発などに伴う先行投資費用により 2017 年 12 月期には 16.4%( 前期比 0.8 ポイ ント低下 ) となるが 2021 年 12 月期には各事業において 20% とする計画である 5 ヶ年中期経営計画 ( 百万円 ) FY12/16 FY12/17 FY12/21 FY16 FY21 成長率 売上高 3,726 5,100 15, % ポイントメディア 3,606-10, % コンテンツメディア 120-3, % O2O - - 2,000 - 償却前営業利益 (EBITDA) 646 1,030 3, % ポイントメディア - - 2,000 - コンテンツメディア O2O 償却前営業利益率 17.3% 20.2% 20.0% - 出所 : 会社資料より SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 *2016 年 12 月期第 4 四半期より 従来の HR メディア としていた部門名称を コンテンツメディア に変更 以下は中期経営計画におけるそれぞれの戦略の概要である 既存のポイントメディア事業における収益拡大 ポイントメディア事業では 会員数の増加と 会員 1 人あたり売上高の拡大を掲げている 会員数の増加同社からすれば 会員数の増加は売上高増加の源泉である 同社は ポイントサイト会員として同社のターゲットとなる潜在人口を1,000 万人と考えており 同社ポイントメディア会員数 (2016 年 12 月末 304 万人 ) を中期経営計画最終年度である2021 年 12 月期には700 万人にする計画である 以下は 会員数増加のための戦略である 広告出稿による会員獲得 広告出稿では Web マーケティング強化によって会員獲得を図るほか 代理店を経由しない独自の成果報酬型広告のネッ トワーク構築を計画している 17/68

18 Research Report by Shared Research Inc. コンテンツ力の強化による会員獲得コンテンツ力の強化に関しては 友達紹介プログラムの強化とサイト内コンテンツの充実と利用促進を重要視している 友達紹介とは 友人を紹介した既存会員に対しポイントを付与するものである 同社によれば 友達紹介による会員は ポイントサイト広告に対する接触頻度が他の入会ルートによる会員よりも高く ポイント獲得数も多い そのため 同社は特に友達紹介による新規会員獲得に重点を置いて取り組んでいる 友達紹介した会員には ブログに貼るだけで50ポイント 1 人入会につき300ポイント 紹介した会員が獲得したポイントの50% に相当するポイント という3 段階の報酬が付与される サイト内コンテンツの充実と利用促進に関しては クイズ や ゲーム などのコンテンツを充実させることによって 同社ポイントサイトへの会員の来訪頻度を高める計画である M&Aによる会員獲得 M&Aに関しては 同社は2005 年の設立以来 3 件のM&Aを行ってきた このうち 2 件が競合ポイントサイトである ポイントサイト は1990 年代半ばから存在しており 多数の運営企業が存在する 同社によれば 長期間運営しているサイトは 継続的に利用する優良な既存会員を多く抱えており 追加投資をしなくても会員ビジネスとして固定費を超えるキャッシュフローを生み出している場合が多いという 同社は こうした競合を買収することによって会員数拡大による広告主への交渉力強化へとつなげており 今後もM&Aを進める計画である 同社による3 件のM&A サービス名 ( 相手企業 ) 目的買収額 ( 百万円 ) 2013 年 12 月ポイントサイト モバトク通帳 ( 現 モバトク ) ( ファイブゲート株式会社 ) 同社 モッピー とは異なる会員層 ( 会員の約 70% が男性 ) を持つポイントサイトの獲得 年 2 月求人サイト制作サービス センキュー! ( 株式会社グローバルパワー ) 同社 モッピーバイト との連携 年 4 月ポイントサイト お財布.com ( 株式会社オープンキューブ ) 出所 : 会社資料より SR 社作成 会員 1 人あたり売上高の拡大 同社 モッピー とは異なる会員層 ( スマホ会員 の約 60% が女性 ) を持つポイントサイトの獲得 150 会員 1 人あたり売上高を拡大させるには 広告件数の増加 広告単価の上昇 会員によるアクション ( 広告成果 ) 数の増 加が必要となる 以下は 同社の会員 1 人あたり売上高を拡大させる戦略の概要である 広告件数同社は広告件数を増加させるために これまで手薄だった電子商取引 (EC) 分野の強化 スマホリサーチ クラウドソーシング インセンティブ動画広告の強化に取り組む計画である 同社は モッピー モバトク お財布.com という3つのポイントサイトで運営ノウハウを共有させることにより それぞれの掲載広告件数を増加させる計画である 広告単価 広告単価に関しては 会員数増加に伴う広告在庫拡大による広告主への交渉力強化と共に 広告主向けの営業力強化に よって 高単価の金融系分野や電子商取引 (EC) 分野の案件獲得を増やす等により上昇させる計画である アクション数 アクション数に関しては 同社ポイントサイト会員の行動履歴など ビッグデータの活用と人工知能 (AI) を活用した会 員への最適な配信技術によるアクション ( 広告成果 ) 数の増加を計画している 18/68

19 Research Report by Shared Research Inc. コンテンツメディア事業を 2 本目の収益の柱へ育成 2016 年 12 月期における同社の売上高は 98% がポイントメディア事業で構成されており 同社は収益基盤を強固にすべ く新たな成果報酬型スマホメディアの立ち上げに取り組んでいる 同社のこれまでの取組として 2010 年 11 月に開始した採用報酬型アルバイト求人サイト モッピーバイト ( 旧名称 モッピージョブ より2018 年 4 月に名称変更 ) があげられる モッピーバイト は 利用者 ( 個人の求職者 ) が求人情報に応募して採用が決まると 同社が求人広告掲載企業から採用課金収入を受け取り その一部をポイントとして利用者に還元 ( 付与 ) するというアルバイト情報サイトである 求人サイト モッピーバイト とポイントサイト モッピー は連携している すなわち 一般個人を対象としている モッピーバイト において 採用が決まった個人は モッピーポイント が付与される モッピーポイント が付与された個人は モッピー の会員となってポイントを使用するため モッピー の会員数増加につながるのである 同社では モッピーバイト の利用者は モッピー の会員に属性が近いため相乗効果が期待できるとしている このように 同社は ポイント付与などによって集客し広告主が求める行動を動機づけるという インセンティブを使っ た成果報酬型ビジネスモデルのノウハウを活かして 今後も複数のスマホメディアを立ち上げる計画である 具体的には ポイントではなく ゲームなどの コンテンツ をインセンティブとしたスマホメディアを開発中である O2O 分野での実店舗への送客サービス強化と新規展開 O2O 分野での実店舗への送客サービス強化同社は これまでO2O 分野 (O2O=Online to Offline インターネットでの情報が現実世界の個人の活動に影響を及ぼすこと ) では 保険代理店やエステサロンなどの実店舗への送客サービスを中心に行ってきた 保険代理店への送客サービスを例にとると 同社はポイントメディア会員に対し 保険代理店に赴いてファイナンシャルプランナーと面談する というアクションに対してポイントを付与していた 今後に関して同社は 住宅展示場への送客や小売店舗への送客など新しいサービスへと拡大させることを検討中である また 同社は 実店舗への送客サービスにおける事業展開を加速させるため オムニチャネル * を使ったプロジェクトで様々な実績を有する株式会社ゆめみ ( 非上場 ) と 資本業務提携を行っている 同社は 自社のスマホによるマーケティング領域と ゆめみ社が有するソリューション領域において相乗効果を追求し O2O 分野でのサービスを共同開発していくとしている * オムニチャネル : 店舗やイベント ネットやモバイルなどの経路 ( チャネル ) を問わず 全ての ( オムニ ) 経路で顧客と接点を持とうとする考え方 やその戦略 O2O 分野での新規展開 O2O 分野において同社は 実店舗への送客サービスのほかにビッグデータの活用 決済 仮想通貨という新規サービスの 創出を計画している 以下は その概要である ビッグデータの活用同社は 会員の行動履歴などのビッグデータ ( 事業に役立つ知見を導出するために活用が期待される巨大で複雑なデータの集積 ) を有する 同社はこうした会員の行動履歴を分析し サイトにおける広告の表示方法を変えることなどによって 広告主の求めるアクション ( 広告成果 ) が起こりやすいように会員に促すことを計画している また 同社は ビッグデータの活用を促進させるため クレジットカード履歴管理のスマホアプリ CRECO で開発実績のあるアイ ティ リアライズ株式会社 ( 非上場 ) に出資した 同社は アイ ティ リアライズ社と連携し 会員のポイント利用履歴とクレジッ 19/68

20 Research Report by Shared Research Inc. トカード利用履歴を分析してその会員に対する広告をコントロールすることでアクション ( 広告成果 ) 数を増加させる新 サービスの開発を検討している 決済決済に関して同社は ポイントサイト会員が貯めたポイントについて実店舗での利便性向上を目指している 具体的には 株式会社セディナ ( 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 東証 1 部 8316) 子会社 ) と提携し 無料でポイントチャージが可能なプリペイドカード POINT WALLET VISA PREPAID を発行している 同カードは 国内外約 4,000 万店舗のVISA 加盟店で利用でき これまで以上に便利にポイントを利用することが可能になっている また VISA 加盟店でのカード利用額の0.5% 相当のポイントが貯まることも特長となっている 仮想通貨 ( 暗号通貨 )** 仮想通貨 ( 暗号通貨 ) に関して同社は かつてのインターネットのように仮想通貨が社会に対して将来何らかの大きなインパクトを与えると予想している 経済産業省では 仮想通貨を支えるブロックチェーン ( ところで の章で詳述) 技術による潜在的な市場規模を67 兆円と推定 (2016 年 4 月現在 ) しており そのなかで同社の展開する価値の流通 ポイントサービスの市場規模は1 兆円と推定している ** 仮想通貨 ( 暗号通貨 ) は 法定通貨に対して特定の国家による価値の保証を持たないインターネット上の価値記録である 不特定多数の間で 物品やサービスに対する支払い手段として用いることができる 仮想通貨には ビットコインのほか 会津大学と東京大学などによる 萌貨 ( もえか ) などの地域通貨など 600 種類以上 (bitflyer 社調べ ) または1,600 種類以上 ( 一般社団法人日本クリプトカレンシー協会調べ ) が存在するといわれている 投資育成事業 の開始 2017 年 5 月 19 日に同社は 新たな事業として 投資育成事業 を開始すると発表した 投資育成事業 を開始するにあたり これまでに投資したO2O 領域の仮想通貨関連のベンチャー企業株式のうち売買目的株式 (2017 年 12 月期第 1 四半期 275 百万円 ) を 同日付で従来の 投資有価証券 勘定から 営業投資有価証券 勘定へと変更した 2017 年 12 月期末の営業投資有価証券の残高は430 百万円であった 投資育成事業 では 社長室のもとで成長企業への投資を検討しており 投資先企業の価値向上による投資リターンを 得ることで同社企業価値向上を目指す計画である O2O 分野における資本業務提携 同社は 設立以来 O2O 分野におけるベンチャー企業 11 社との資本業務提携投資を実施した このうち 7 社の株式に関し ては 前述の通り 2017 年 5 月 19 日付で 投資育成事業 における 営業投資有価証券 に振り替えられた 同社は 今後もO2O 分野における新規事業立ち上げと既存ポイントメディア事業の成長のために資本業務提携を積極的に 進める計画である 以下は 同社による4 社との資本業務提携の概要である 同社による4 件の資本業務提携 (2017 年 5 月時点 ) 提携先 目的 出資額 ( 百万円 ) 2015 年 株式会社バリューデザイン プリペイドカード分野での協業を行うため 年 5 月 株式会社ユニメディア スマホ広告 クラウドソーシング分野での協業を行うため 年 8 月 チケットストリート株式会社 スマホを介しポイントを使ったO2Oサービスの検討を行う ため 2016 年 6 月 株式会社ゆめみ 顧客企業に対して新しいO2Oサービスの開発 提供を行うた め 出所 : 会社資料より SR 社作成 30 非公開 20/68

21 Research Report by Shared Research Inc. フィナンシャルサービス事業の立ち上げ 2017 年 12 月期中に営業投資有価証券の一部を売却するに至り 新しく フィナンシャルサービス事業 の報告セグメントを立ち上げた 仮想通貨関連では子会社マーキュリーにおいて仮想通貨取引所開設に向けた準備を行うと同時に 仮想通貨のマイニングを開始している スマートフォン決済では ポイント決済が可能な POINT WALLET VISA PREPAID を発行している 投資育成事業として 仮想通貨やブロックチェーン分野への投資を拡大している ( 事業内容 の章を参照 ) 財務戦略 同社は 中長期の持続的な事業成長のために ポイントメディア事業における会員獲得 新たなスマホメディアの開発 M&A と資本業務提携投資による会員獲得と O2O 分野進出 に向けた投資を目的とした資金調達が必要と考えていた 新株予約権の発行こうした考えのもとで 同社は割当先を野村証券株式会社 ( 野村ホールディングス株式会社 ( 東証 1 部 8604) 子会社 ) 割当日を2016 年 10 月 25 日 新株予約権発行数 14,000 個 潜在株式数 1,400,000 株 資金調達の額約 2,711 百万円 ( 差引手取り概算額 ) とする第三者割当てによる行使価額修正条項付新株予約権を発行した 2016 年 12 月 13 日までに新株予約権の権利行使がすべて完了し 同社は合計で約 2,058 百万円の資金調達を行った 第 4 回新株予約権 発行数発行価額の総額発行価額当初行使価額 行使価額の修正 の項目行使期間出所 : 会社資料よりSR 社作成 14,000 個 13,020,000 円 930 円 1,934 円有 3 年間 同社は 新株予約権発行で調達する資金の具体的な使途として 以下の3つを掲げている 具体的な使途 金額 ( 百万円 ) 支出予定時期 ポイントメディア事業における会員獲得のための投資資金 年 11 月 ~2019 年 12 月 新たなスマートフォンメディアの開発および立ち上げにかかわる投資資金 年 11 月 ~2019 年 10 月 M&A 資本業務提携投資 1, 年 11 月 ~2019 年 10 月 出所 : 会社資料よりSR 社作成 第三者割当 2017 年 12 月 18 日 株式会社サイバーエージェント ( 東証 1 部 4751) に対する第三者割当を実施した 発行新株式数 500,000 株 発行価額 1 株につき 1,470 円 ( 総額 735 百万円 ) 資金調達の額 百万円 21/68

22 Research Report by Shared Research Inc. 概要 事業内容 同社はポイントサイトを運営するポイントメディア事業 コンテンツメディア事業などからなる モバイルサービス事業 (2017 年 12 月期売上高構成比 84.7% 同営業利益構成比 43.1%) と 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資 育成事業などからなる フィナンシャルサービス事業 ( 同 15.3% 同 56.9%) の 2 つの事業を行っている モバイルサービス事業の中の主軸となるポイントメディア事業ではスマートフォン端末をメインデバイスとしたポイントサイト ( モッピー モバトク お財布.com ) を運営している 同社はスマートフォン ( スマホ ) 広告売上高においてトップクラスの企業の一つである 同社売上高の源泉となるインターネット広告市場では 表示により広告料が発生する純広告から成果報酬型広告 ( アフィリエイト広告 ) へとニーズがシフトしており ポイントサイトはポイント付与というインセンティブによって集客し 広告主の求める成果に誘導している また ポイントメディア事業で培ったノウハウを活かして コンテンツメディア事業の拡充にも注力している 具体的には 採用課金型アルバイト求人サイトをはじめとする非ポイントサイト コミックの利用をインセンティブとして広告収益を獲得する無料コミックサイトなどを新たに立ち上げている 更に フィナンシャルサービス事業では 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っている 同社ポイントサイトにおいて同社の発行するポイントは現金や電子マネーに交換可能であるという観点からは一種の仮想通貨であるという認識のもと 仮想通貨関連事業にも乗り出している 具体的には 2017 年 7 月に ビットバンク株式会社に追加出資を行い関連会社とするだけでなく 2017 年 9 月には仮想通貨取引事業などを行う目的で100% 子会社である株式会社マーキュリーを設立した 事業領域とセグメント モバイルサービス事業 フィナンシャルサービス事業 ポイントメディア コンテンツメディア O2O その他事業 投資育成事業 出所 : 会社資料より SR 社作成 5 期連続の増収増益同社の2017 年 12 月期業績は売上高 5,400 百万円 ( 前期比 44.9% 増 ) 営業利益 956 百万円 ( 同 71.5% 増 ) と 2013 年 12 月期以降 5 期連続の増収増益となっている 2012 年 12 月期は携帯端末がフィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトが進んだことにより フィーチャーフォン向け広告収入が減少したことによって 営業損益が5 百万円の損失となった しかし 2013 年 12 月期以降は スマホ端末向け広告市場の拡大 Webマーケティングの強化と友達紹介プログラムなど内部プロモーションによる新規会員の獲得 買収による新たな会員の獲得 などが同社の業績を押し上げた 22/68

23 Research Report by Shared Research Inc. 営業利益率に関しては 売上高の拡大とともに人件費などの販管費率が低下したことによって 2016 年 12 月期は 15.0% (2013 年 12 月期比 1.6% ポイント上昇 ) と 改善傾向にある また 2017 年 12 月期は営業投資有価証券の売却も寄与し 営業利益率は 17.7% にまで上昇した 同社業績 ( 百万円 ) 売上高営業利益 ( 右軸 ) ( 百万円 ) 7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1, 出所 : 会社資料より SR 社作成部門別売上高の推移 出所 : 会社資料より SR 社作成 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 単独単独単独単独単独単独単独 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 部門別売上高 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 モバイルサービス ,576 フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア ,162 2,390 3,101 3,606 - コンテンツメディア YoY 売上高 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% モバイルサービス フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア % 105.7% 29.8% 16.3% - コンテンツメディア % 206.9% 114.2% 82.1% - 構成比 % 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% モバイルサービス % フィナンシャルサービス % < 旧区分 > ポイントメディア % 99.1% 98.7% 97.9% 96.8% - コンテンツメディア - 0.4% 0.9% 1.3% 2.1% 3.2% ,200 1, (200) モバイルサービス事業 現在の モバイルサービス事業 は2005 年の設立以来 同社の主軸となる事業である モバイルサービス事業は ポイントサイトを運営するポイントメディア事業 非ポイントサイトを運営するコンテンツメディア事業 実店舗へ同社顧客を総客するO2O 事業からなる ポイントメディア事業ポイントインセンティブ 2016 年 12 月期売上高のうち ポイントメディア事業 が全売上高の96.8% を占めていた (2017 年 12 月期はサブセグメントベースでの開示なし ) 同社は 消費者が買い物などでポイントを貯め 貯めたポイントを現金や電子マネーに交換できる無料会員制サイトを運営している 例えばECサイトで商品を購入する場合 ECサイトで直接購入するよりもポイントサイト経由で購入したほうが 購入金額の数 % にあたる報酬 ( ポイント ) 分だけ得になる このように 同社はポイントインセンティブによって会員の広告利用を促している 23/68

24 Research Report by Shared Research Inc. ビジネスモデルモバイルサービス事業において 同社は モッピー モバトク お財布.com という3つのポイントサイトを運営している ポイントサイトのビジネスモデルは 主にポイントインセンティブを使って成果報酬型広告の成果の発生を促す広告手法に基づいている 成果報酬型広告とは ポイントサイトに掲載された広告バナーに対し閲覧者であるポイントサイト会員が その広告の商品を購入するなどのアクション ( 広告成果 ) を条件として 広告主が広告料を支払うものである ポイントサイト会員は ポイントを貯めることがインセンティブ ( 動機付け ) となってアクションを起こす アクションには 買い物やクレジットカード発行など さまざまな種類が存在する ポイントサイトのビジネスモデル 出所 : 同社資料 主なアクション ( 広告成果 ) のカテゴリーと会員がポイントを獲得する条件 カテゴリー会員がポイントを獲得する条件 ( 具体的なアクション ) 電子商取引 (EC) クレジットカード保険リサーチ ポイントサイト経由で提携電子商取引サイトを訪問し 商品を購入する ポイントサイト経由で提携サイトを訪問し クレジットカード会員になる ポイントサイト経由で提携サイトを訪問し 保険代理店のフィナンシャルアドバイザーと面談日を確定して面談する ポイントサイト内でアンケートに答える ゲームアプリポイントサイト経由でゲームアプリをダウンロード あるいはアプリ内課金する 出所 : 会社資料によりSR 社作成同社は スマホユーザーを中心に集客し 同社が広告主から受け取る広告収入の一部 ( 約 3 分の2) を会員に付与している 24/68

25 Research Report by Shared Research Inc. 同社事業におけるお金の流れ 4 ポイントサイトの広告で 実際に買い物などを行う 広告主 会員 6 広告成果に対してポイント付与 現金や電子マネーなどに交換 1 広告出稿 7 成果報酬の支払い 5 成果報酬の支払い ポイントサイト 広告代理店 /ASP( アフィリエイト サービス プロバイダー ) 2 広告掲載依頼 3 広告を掲載 出所 : 会社データより SR 社作成 以下は ポイントサイトにおける取引の流れである 1. 広告主が 広告成果の出やすいサイトと提携しているASPなどに広告を出稿する 2. ASPなどが同社に出稿依頼をする 3. 同社がポイントサイト モッピー モバトク お財布.com に広告を掲載する 4. ポイントサイト会員が 掲載広告に対してアクション ( 例 : 買い物など ) を起こす 5. 広告代理店やASPが 同社に対して成果報酬を支払う 6. 会員によるアクション ( 広告成果 ) が広告主に承認された時点で 会員にポイントを付与する 7. 広告主が 広告代理店やASPに対して成果報酬を支払う * アフィリエイト サービス プロバイダ (ASP): 広告主と広告掲載先 Webサイトをつなぐ広告代理店 多くのASPでは 成果報酬型広告の効果が どの程度出ているか測定するために 広告閲覧者を追跡 ( トラッキング ) するシステムを構築しており その測定結果に基づき広告効果の出やすい Webサイトを広告主に紹介して収益を得ている 同社は 広告代理店や ASP を経由して広告を掲載する そして 掲載広告に対してアクションした会員に対して 同社が 受け取った成果報酬 ( 広告収入 ) の一部を現金や電子マネーに交換できるポイントとして付与する 同社の広告主は 1,000 社以上 掲載広告数は 3,000~4,000 件であり 広告代理店や ASP は上位 3 社で同社売上高の 38.4% を 構成している (2016 年 12 月期 ) 25/68

26 Research Report by Shared Research Inc. 主要相手先別販売実績 (10% 以上 ) FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 ( 百万円 ) 単独 単独 単独 単独 単独 販売実績 582 1,172 2,421 3,167 3,726 株式会社アドウェイズ リンクシェア ジャパン株式会社 株式会社スポプレ 株式会社 D2C グリー株式会社 YoY -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 株式会社アドウェイズ 113.5% 78.5% -2.1% -25.5% リンクシェア ジャパン株式会社 % 14.8% 株式会社スポプレ % 26.7% 21.0% 株式会社 D2C % - - グリー株式会社 427.6% 主要相手先構成比 34.4% 56.1% 57.5% 46.0% 38.4% 株式会社アドウェイズ 30.2% 32.0% 27.6% 20.7% 13.1% リンクシェア ジャパン株式会社 - 7.4% 13.7% 13.4% 株式会社スポプレ 6.6% 12.0% 11.6% 12.0% 株式会社 D2C 6.5% 10.5% - - グリー株式会社 4.2% 11.0% 出所 : 会社資料よりSR 社作成 ポイントサイト モッピー モバトク お財布.com とは同社は 2005 年の設立以来運営している モッピー のほか M&Aによって事業譲受した モバトク お財布.com という3サイトを有する 同社が3つのサイトを統合せずにそれぞれ運営している理由は それぞれが得意な広告分野を持ち 異なる会員層を持つためである 以下は モッピー モバトク お財布.com の概要である 同社の3つのポイントサイトを合計した2017 年 12 月期末のポイントサイト会員数は3.44 百万人 ( 前期比 13.2% 増 内 モッピー 1.65 百万人 モバトク 1.21 百万人 お財布.com 0.59 百万人 ) となっている 2021 年 12 月期には7 百万人まで拡大させる計画である ( 中期見通し の章を参照) ポイントサイト会員数の推移 ( 百万人 ) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 会予 出所 : 会社資料より SR 社作成 FY12/15 FY12/16 FY12/17 FY12/21 モッピー の概要同社の主力ポイントサイト モッピー は 登録会員 1.65 百万人 (2017 年 12 月末現在 ) というスマートフォン ( スマホ ) 向けポイントサイトでは国内最大級 ( 同社調査 ) である 同社は 2005 年 5 月にフィーチャーフォン版サービス 2010 年 4 月にPC 版サービス 2011 年 10 月にスマホ版サービスを開始した 新規登録者は四半期ごとに約 4~7 万人増加している 貯まったポイントは1ポイント=1 円で現金や電子マネーに交換可能である モッピー の特長は 会員の来訪頻度を高めるための ゲーム コンテンツなどが充実していることである 事実 ス マホ版 モッピー の月間ページ閲覧数 (PV) は 3 千万を超えている (2017 年 1 月現在 ) 26/68

27 Research Report by Shared Research Inc. 会員の性別構成は スマホ版の約 60% PC 版の約 70% が男性となっている 年代構成に関しては スマホ版の約 60% が 20 代以下であるのに対して PC 版は半分以上が 30 代以上となり年齢層が高い 掲載されている広告の種類に関しては 広告単価が高い (5 千円 ~1 万円 ) クレジットカード発行などの金融系案件が約 30% を占めており 同社の売上高に最も貢献している モッピー 会員数の推移 ( 百万人 ) FY12/15 FY12/16 FY12/17 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 モッピー 期末会員数 YoY 48% 30% 22% 22% 23% 27% 21% 22% 18% うち前四半期末比純増数 YoY - -64% -41% 21% 61% 95% -69% 26% -48% 出所 : 会社資料などをもとに SR 社作成 2017 年 12 月期第 2 四半期から開示なし モバトク の概要 モバトク は 同社が2013 年 12 月にファイブゲート株式会社 ( 非上場 ) からM&Aにより事業譲受したポイントサイトであり 登録会員は1.21 百万人 (2017 年 12 月末現在 ) である 同社は モッピー で培ったPC 版ポイントサイトの運営ノウハウを活かすべく2015 年 2 月にPC 版 モバトク をリリースした 新規登録者は四半期ごとに約 1~4 万人増加している 貯まったポイントは10ポイント=1 円で現金や電子マネーに交換可能である モバトク の特長は スマホアプリのダウンロードを目的とする広告案件の売上高構成比が高いことである また モッ ピー と同様に金融など成果報酬単価の高い金融系案件も掲載しており 同社によれば業界内で最高水準のポイント還元 率を提供している スマホ版 モバトク 会員の性別構成は約 70% が男性となっており年代構成は約 60% が20 代以下となっている モバトク 会員数の推移 ( 百万人 ) FY12/15 FY12/16 FY12/17 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 モバトク 期末会員数 YoY 28% 24% 21% 22% 20% 16% 11% 7% 5% うち前四半期末比純増数 YoY - -22% -15% 32% -15% -63% -83% -67% -73% 出所 : 会社資料などをもとに SR 社作成 2017 年 12 月期第 2 四半期から開示なし お財布.com の概要 お財布.com は 同社が2015 年 4 月にM&Aにより事業譲受したポイントサイトであり 登録会員は0.59 百万人 (2017 年 12 月末 ) である 新規登録者は四半期ごとに約 1~4 万人増加している 貯まったポイントは 1コイン=1 円で現金や電子マネーに交換可能である お財布.com の特長は 電子商取引(EC) サイトへの送客が多いことである また同社によれば 会員の定着率 ( 残存 率 ) が高いという スマホ版 お財布.com 会員の性別構成は約 60% が女性となっており 年代構成は約 60% が30 代以 上となっている お財布.com 会員数の推移 ( 百万人 ) FY12/15 FY12/16 FY12/17 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 お財布.com 期末会員数 YoY % 4% 9% 11% うち前四半期末比純増数 YoY % 136% 出所 : 会社資料などをもとに SR 社作成 2017 年 12 月期第 2 四半期から開示なし 27/68

28 Research Report by Shared Research Inc. 各ポイントサイトでの運営ノウハウの共有 同社のポイントサイト モッピー モバトク お財布.com は それぞれ得意な広告分野を持つ すなわち モッ ピー はクレジットカードなどの金融系広告を得意とし モバトク はスマホアプリ関連広告を得意とする また お 財布.com は電子商取引(EC) に強みを持つ 同社では ポイントサイト間の運営ノウハウの共有を進めている 例え ば モッピー が お財布.com の有する電子商取引におけるノウハウを活用することで モッピー の会員がよ り電子商取引を行うように誘導する などである 同社のポイントサイト別の広告分野における取組状況 金融系 スマホアプリ 電子商取引 リサーチ系 クラウドソーシング (EC) モッピー 〇 モバトク - お財布.com 出所 : 各社 WebサイトなどによりSR 社作成 ポイントサイトの売上高ポイントサイトによる売上高は 会員数の増加とともに2012 年 12 月期の580 百万円から2016 年 12 月期には3,606 百万円へと6.2 倍に拡大した この間 期末ポイントサイト会員数は約 40 万人から304 万人へと7.6 倍となっている 売上高の増加率が会員数の増加率を下回っているのは 会員あたり単価の低いポイントサイト モバトク お財布.com を買収したことによるものである ポイントサイトごとの売上高は非開示となっているが モッピー の売上高が半分以上を占め 次が お財布.com モバトク となっている 会員あたりの単価は モッピー が最も高く 同社の収益の柱となっている 売上高の決定要素ポイントサイトにおける売上高の決定要素は 以下の4つとなっている : 会員の残存率 アクティブ会員率 会員 1 人あたりアクション回数 成果報酬単価ポイントサイト売上高における決定要素のイメージ 残存率 アクティブ会員率 1 人あたりアクション回数成功報酬単価 登録会員数アクションを起こした会員数アクション数売上高 X 売上高 = 延べ登録会員数 X X X 延べ登録会員数 登録会員数 アクションを起こした会員数 アクション数 出所 : 会社からのコメントや業界統計などによりSR 作成 会員の残存率とアクティブ会員率会員の残存率に関しては 2016 年 12 月末時点で約 30% となっている これは これまで一度でも登録したことのある延べ会員約 1,100 万人に対して 集計時に登録メールアドレスが有効である ( メールが届く ) 会員約 300 万人の割合である 一方 アクティブ会員率は 前述した登録会員に対して アクションを起こした会員数が何人存在したかを示すものである なお 同社は アクティブ会員数を開示していない 以上のことから 残存率を高めたうえで 広告成果となるアクションを起こす会員数を常に高めることが重要だといえる 28/68

29 Research Report by Shared Research Inc. SR 社では 株式会社リアルワールド ( 東証マザーズ3691) の2016 年における総会員数 1,007 万人に対して アクションを起こしたアクティブユーザー数は54 万人となっていることから リアルワールド社の残存率 X アクティブ会員率は約 5% と推定している 単純比較はできないが 同社のアクティブ会員率が少なくとも50% 以上だと想定すれば 2016 年における同社の残存率 X アクティブ会員率は15% 以上となることからSR 社では同社の残存率 30% は高い水準であると考えている 会員 1 人あたりのアクション数会員 1 人あたりアクション数は 同じ会員がさまざまな広告に対して アクションを起こす ( 広告成果を示す ) ことを示す 同社は アクション数を増加させるために サイト内に ゲーム などのコンテンツを充実させ 会員の来訪頻度と広告接触頻度を向上させる努力を行っている アクションあたり広告単価 ( 成果報酬単価 ) アクションあたり広告単価は クレジットカード広告などのような広告単価が高く アクション1 件あたり5 千円 ~1 万円相当のポイントが付与される広告が増えることで上昇する 同社は 広告代理店に対する営業活動を強化することで 広告単価の高い広告主を獲得する努力を行っている ポイントサイト事業分析の要点と同社の差別化要素同社が売上高を拡大させるためには 1 会員数の増加 2 会員によるアクション ( 広告成果 ) の増加 3 広告単価上昇 という 売上拡大サイクル を継続させることが重要である すなわち 会員数が増加することによってアクション数が増加し アクション数が増加することによって 広告主から単価の高い広告を集めることができるのである 同社は この 売上拡大サイクル において 最も重要な要素である 会員数の増加 に関し 友達紹介プログラム という内部プロモーションを積極的に行っている また 会員によるアクション数を増加させるために ゲームなどでポイントサイト会員の活性化を図っている ポイントサイト売上高拡大を目的とする売上拡大サイクル 2 アクション ( 広告成果 ) の増加 内部プロモーション ゲームなどでの ポイントサイトの活性化 広告成果増加サイクル 3 広告単価上昇 1 会員数の増加 友達紹介プログラム 売上高の拡大 出所 : 会社資料より SR 社作成 以下は 売上拡大サイクル の項目である会員数の増加 広告成果の増加 広告単価上昇を促すべく同社が取り組んで いる施策と差別化要素である 会員数の増加 同社は 会員数増加を目的として 友達紹介プログラムの推進 他メディアへの広告出稿 M&A の活用による他ポイン トサイトの事業譲受を積極的に進めている 29/68

30 Research Report by Shared Research Inc. 友達紹介は 友人を紹介した既存会員に対してポイントを付与するものである 同社によると 友達紹介により登録した会員はサイトに掲載されている広告に対する接触頻度が他の入会ルートによる会員よりも高く ポイント獲得数も高いとのこと そのため 同社は重点的に友達紹介による新規会員獲得に取り組んでいる 友達紹介した会員には ブログにバナー広告を貼ることで50ポイント 友達 1 人入会につき300ポイント 紹介友達会員の獲得ポイントの50% に相当するポイント という3 段階の報酬が付与される 同社によれば モッピー における新規会員のうち約 40% が友達紹介による入会 約 30% が個人ブログも含めた他メ ディアに対しての出稿からの入会 約 40% が自然流入による入会ということである 同社の差別化要素 : 機能向上と利便性の高さで成長するスマホ向け広告の比率が高い同社ポイントサイトの特長は スマホ向け広告の売上高構成比が高いことである 2016 年 12 月期はGMOメディア株式会社 ( 東証マザーズ6180) のメディア事業における売上高構成比約 40% に対し 同社は約 70% となっている スマホは 通信速度の向上や 携帯端末であるがゆえに隙間時間に使えるという利便性の高さからPCからの置き換えが進んでいる また スマホはPCに比べて常に持ち歩くため ユーザー接触時間が長く広告成果が出やすいため 広告市場が拡大基調にある さらに 拡大基調のスマホ向け広告への出稿が増加することは スマホ向けポイントサイトの魅力が高まり 会員もより集めやすくなることが見込まれる 同社においてスマホ向け広告比率が高い理由は 同社が国内初の携帯端末向けポイントサイトを運営し 会員がフィーチャーフォンからスマートフォンへと切り替えるなかで会員を先行して獲得したことにある さらに 数多くのポイントサイト企業のなかで上場しているのは同社を含めて 4 社のみであり SR 社では同社が上場企業 であるがゆえに非上場会社との比較で会員を集めやすいと考えている アクション ( 広告成果 ) の増加アクション ( 広告成果 ) の増加は 上記のように会員数の増加と広告種類の増加などによってもたらされる 同社はこれまで広告主数の増加 広告出稿数の増加 新しい成果報酬型広告の開始などによって広告種類を増加させてきた また 同社は3つのサイトが 得意分野における広告成果増加のノウハウを共有することにより 全体の成果も増加させる計画である 同社の戦略 : ポイントサイト会員の活性化同社は アクション ( 広告成果 ) を増加させるために ゲーム や クイズ などのコンテンツを充実させることによって 同社ポイントサイトへの会員の来訪頻度を高める努力を行っている その結果 スマホ版 モッピー の月間ページ閲覧数 (PV) は3 千万を超えている (2017 年 2 月現在 ) 広告単価上昇広告単価の上昇は 成果報酬型広告の発生成果数が増加することに伴い 広告代理店や広告主への交渉力が増加することによってもたらされる 広告主は集客力の高いメディアに対してより高単価な広告の出稿を増やす傾向があり これは会員からするとポイント還元が高いなど条件の良い広告が増えることを意味している スマホ市場とともに成長同社の業績は 携帯端末がフィーチャーフォンからスマートフォン ( スマホ ) に代わり スマホがPCの役割も担って消費者の必需品となる流れとともに拡大してきた 同社の2017 年 12 月期におけるモバイルサービス事業の売上高は 会員数の増加とM&Aにより2012 年 12 月期の同社売上高との比較で7.9 倍の4,576 百万円となり 同期間のスマホ契約件数増加ペース ( 約 3.0 倍 ) を超えて拡大した 30/68

31 Research Report by Shared Research Inc. 同社売上高とスマホ契約件数 ( 百万円 ) 売上高スマホ契約件数 ( 右軸 ) ( 百万件 ) 5,000 4,000 3,000 2,000 1, ,576 3,726 3,167 2, ,172 単独 単独 単独 単独 単独 単独 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/ 出所 : 会社資料より SR 社作成 2017 年 12 月の売上高はモバイルサービス事業の売上高 以下は 現在の同社事業ポートフォリオが形成されるまでのいきさつである 創業までの経緯 :2000 年から2005 年同社創業者 都木聡氏 ( 現 同社代表取締役社長 ) は 野村證券株式会社在職中にインターネットビジネスに将来性を感じ 2000 年 2 月にインターネット広告代理店の株式会社サイバーエージェント ( 東証 1 部 4751) に転職した 都木氏は サイバーエージェント社の経営企画部門において社長室長 経営企画室長などを歴任し 新規事業であるPC 向けポイントサイトの立ち上げに関与し ポイントサイトの運営ノウハウを蓄積してきた 2004 年 6 月に 株式会社 NTTドコモ ( 東証 1 部 9437) が電子マネー決済に対応する おサイフケータイ * 機能付フィーチャーフォンを発売したが それをきっかけとして 都木氏はそれまでにないサービスの提供を発案する それは フィーチャーフォン向けポイントサイトを通じて会員に付与したポイントを電子マネーに交換して端末に保持し 実際の店舗で使用できるようにする というものであった 2005 年 1 月に 都木氏はこのようなサービスを実現すべく サイバーエージェント社で同僚だった高橋秀明氏 ( 現 同社取締役 ) とともに 同社を設立した * おサイフケータイ : 携帯電話に搭載された非接触 ICカードの技術 (FeliCaチップ) を使って 携帯電話をかざすだけで料金支払いなどの決済が可能となるサービス および同サービスに対応した携帯端末 フィーチャーフォン中心の創業期 :2005 年中頃から2010 年 2005 年 5 月に 同社は携帯端末向けポイントサイトとしては国内初となる フィーチャーフォン版 モッピー をスタートさせた 当時の モッピー は 着うた ** サイト 着メロ*** サイトなどのコンテンツ配信サイトに送客するサービスであった この時期に同社が広告主を獲得できたのは 都木氏が有するサイバーエージェント社時代の人脈によるものが大きい また同社は アフィリエイト サービス プロバイダ (ASP) 経由で広告主に対して送客するという現在のビジネスモデルを構築した さらに同社は サイバーエージェント社の子会社である株式会社シーエー モバイルとの資本業務提携 ( シーエー モバイル社が同社の株主 (2016 年 12 月末現在約 9% 保有 )) により さまざまな携帯端末向け広告主の獲得に成功している ** 着うた : 携帯電話の着信音に 市販されている楽曲の一部など短い音声データを使用できる機能 またはそのための音声データのこと *** 着メロ : いわゆる着信メロディの一種 携帯電話の着信音に 端末に内蔵された音楽演奏機能を用いて奏でた音楽を使用できる機能 またはそのための演奏データ ( 楽譜のようなもの ) のこと 31/68

32 Research Report by Shared Research Inc. スマホへの転換期 :2011 年中頃から2012 年当時 同社の モッピー はフィーチャーフォン会員が100% のポイントサイトであった スマホが本格的に普及し始めた2011 年 ~2012 年にかけて フィーチャーフォン契約人口の減少に伴う広告需要減退の影響を受けた 同社は 2011 年 10 月からスマホ版 モッピー のサービスを開始していたが 普及初期段階では広告主が限られていたため十分な収益を確保することができず 2012 年 12 月期には営業損失に転じることとなった 買収による会員獲得の加速と広告主層の拡大による拡張期 :2013 年以降スマホ普及率の上昇とともに広告主が増加し モッピー のスマホ会員も増加した また 同社は2013 年 12 月にファイブゲート株式会社からポイントサイト モバトク通帳 ( 現 モバトク ) 事業を買収し 会員数を118 万人 (2013 年 9 月末比約 2.5 倍 ) まで拡大している コンテンツメディア事業コンテンツメディア事業は コンテンツをインセンティブとするコンテンツメディアの運営とノンインセンティブ型のコンテンツメディアを運営する2つの事業に大別される インセンティブ コンテンツメディアの例としては コミックの利用をインセンティブとして広告収益を獲得する無料コミックサイト チケコミ がある 一方 ノンインセンティブ型のコンテンツメディアには 採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト のようなサイトがある 同社は 近年 コンテンツメディア事業の拡大に注力している コンテンツメディア事業は増収基調を続けているが 2017 年 12 月期現在では全売上高の約 5% に止まっている 同社が2017 年 2 月 14 日に発表した中期経営計画において第 2の収益の柱に育成する事業に位置付けられている コンテンツメディア売上高 ( 百万円 ) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 出所 : 会社資料より SR 社作成 ビジネスモデルモッピーバイト モッピーバイト は 2010 年 11 月にサービスを開始したサイトで 広告主が求人広告を掲載した時点では広告掲載料が発生せず モッピーバイト 閲覧者が同サイトを経由して応募して採用 出勤した時点で広告掲載料が発生するというサービスである 同社は 採用された利用者へポイントメディア モッピー 内で利用可能なポイントを付与しており サイト間での連携を図っている モッピーバイト における求人広告件数は 直接売上高につながるわけではないが 採用されて売上高が計上されるま での先行指標となる 32/68

33 Research Report by Shared Research Inc. モッピーバイト 求人広告件数 ( 千件 ) モッピージョブ 求人広告掲載数 モッピーバイト 求人広告掲載数 120 YoY( 右軸 ) Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 FY12/15 FY12/16 FY12/17 140% 120% 100% 80% 60% 40% 20% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 2017 年 12 月期第 3 四半期以降はセグメント変更に伴い データの開示がない チケコミ チケコミ はWebコミックビューワーの無料コミックサイトである 基本無料でマンガを読めることをインセンティブとする広告および課金のフリーミアムモデル * をビジネスモデルとしている 同社のポイントサイトの顧客基盤を共有する 課金には都度課金と月額課金の2 種類がある * 基本的なサービスや製品は無料で提供し 更に高度な機能や特別な機能については料金を課金する仕組みのビジネスモデル Oh!Ya Oh!Ya は投資マンションや不動産収益物件を紹介する不動産投資比較サイト 2018 年 3 月 同社が株式会社イッカツか ら同事業を現金 890 百万円で譲受した フィナンシャルサービス事業 フィナンシャルサービス事業は 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資事業などからなる 仮想通貨関連では子会社マーキュリーにおいて仮想通貨取引所開設に向けた準備を行うと同時に 仮想通貨のマイニングを開始している スマートフォン決済では ポイント決済が可能な POINT WALLET VISA PREPAID を発行している 投資育成事業として 仮想通貨やブロックチェーン分野への投資を拡大している フィナンシャルサービス事業 : 子会社設立および提携 出資の概要 出所 : 会社資料 33/68

34 Research Report by Shared Research Inc. マーキュリー ( 子会社 ) ポイントサイトにおいて同社が発行するポイントを同社は一種の仮想通貨 * であると定義しており グローバルな仮想通貨であるビットコイン ** やブロックチェーン *** 技術とは非常に親和性が高いと同社は考えている 仮想通貨関連事業へ積極的な事業展開を行っており 2017 年 7 月にビットバンク株式会社へ追加の出資を行い関連会社とし 同年 9 月に仮想通貨取引事業等を営む目的で 同社 100% 子会社である株式会社マーキュリーを設立した * 仮想通貨 : 仮想通貨とは 2016 年に成立した改正資金決済法による定義では 不特定多数間での物品購入 サービス提供の決済 売買 交換に利用できる財産的価値で 情報処理システムによって移転可能なものとされる 法定通貨ではないが 決済手段の一つと解釈されている また サーバー型電子マネーの一つの変形であるとも考えられている 但し 仮想通貨はレートの変動があるため投機の対象にもなり得るが 電子マネーは決済目的で使われる ** ビットコイン : 公共トランザクションログ ( ブロックチェーンと呼ばれる公開分散デジタル元帳に記録されたログ ) を利用するオープソースプロトコルに基づくピアーツーピア型の決済網および暗号通貨 ネットワークに参加しているノードによってトランザクションが検証され ログはブロックチェーン ( ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ分散データベース )*** により記録される ビットバンク ( 持分法適用会社 ) ビットバンク株式会社は 2017 年 7 月の同社との業務資本提携により 同社がビットバンク社の発行済株式総数の 29.9% を保有する (2015 年 3 月 12 月の出資分を含む ) に至り 同社の持分法適用会社となった ビットバンクはレバレッジ最大 20 倍のビットコイン先物取引 BTCFX が可能な bitbank Trade 国内大手仮想通貨取引所である bitbank.cc 仮想通貨の高速取引マッチングエンジンである bitbank exchange 仮想通貨取引所参入事業者向けのホワイトラベル提供サービス bitbank for broker を展開している また 国内最大規模の仮想通貨 ブロックチェーン関連のニュースメディア ビットコインニュースBTCN や 国内唯一のブロックチェーンエンジニア向けの教育プログラムである ブロックチェーン大学校 を運営しており 廣末 CEOは日本仮想通貨事業者協会の理事を務めている ビットバンクを関連会社とすることにより 仮想通貨関連事業を推進していくとともに トークン エコノミー ( 非現金決済社会 ) の実現に向け 共同で事業展開していく 具体的には ビットバンクが運営する bitbank.cc を仮想通貨取引所で国内最大規模にすることを目指すとともに 同社においてホワイトラベル提供サービスである bitbank for broker の導入の検討を開始する また 中長期的には IoT/M2M 社会におけるマイクロペイメントとしてのIoM(Internet of Money) の実現に向け共同で研究 開発をしていく ビットコイン海外送金サービス Sobit 同社は 2017 年 7 月からビットコイン海外送金サービス Sobit を行っている 背景には 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 改正資金決済法 ) の成立 (2016 年 5 月 ) 施行(2017 年 4 月 ) により 決済通貨としてビットコインの法的裏付けがされたことがある 同法において 仮想通貨 が定義され 仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対する登録制度の導入や 利用者保護のためのルールが整備された 同社は法律の施行に先立ち 2016 年 9 月 合同会社ジャノムと仮想通貨サービスの開始について協議を開始し 同年 11 月には第 1 弾のサービスとしてビットコインサービス Coin Tip を開始している そして 2017 年 5 月に Sobit の開始を決議し 同年 7 月に事業開始した ビットコイン海外送金サービス Sobit は ジャノムとの提携サービス第 2 弾となる Sobit は 仮想通貨ビットコインを使って海外のプリペイド式携帯電話に入金( チャージ ) ができるサービスである Sobit ユーザーが持つビットコインを Sobit に送金するだけで携帯電話代金がチャージされるという仕組みで Sobit ユーザーは ビットコインを持っていれば 世界 137カ国 累計 551 社の携帯電話会社向けにオンライン上でチャージが可能になるという Sobit ユーザーは クレジットカード情報などの個人情報を入力しなくても入金先電話番号を入力して 指定のQRコードにビットコインを送金するだけでチャージが完了する 同社は Sobit で多言語対応を進め グローバルサービスになることを目指している 34/68

35 Research Report by Shared Research Inc. 出資 資本提携 以下は 仮想通貨に関しての同社のこれまでの取組と同社が提供する新たなサービスの概要である 同社が出資している FinTech ベンチャー企業 出資時期提携先事業内容出資額 2015 年 3 月 12 月 2017 年 7 月 ビットバンク株式会社仮想通貨取引所の運営 ビットコインニュースなどの提供 2017 年 年 8 月コインチェック株式会社 ( 旧レジュプレス株式会社 ) 月の業務資本提携により 既存保有株式と合わせて発行済株式総数の 29.9% を保有するに至り 同社の持分法適用会社となった ( 百万円 ) 仮想通貨取引所の運営 ビットコイン決済サービスなどの提供 年 8 月株式会社 Orb ブロックチェーン技術の研究とその関連 FinTech サービスの提供 年 5 月 アイ ティ リアライズ株式会社 FinTech 関連のスマホアプリ開発や利用履歴 決済履歴などのビッグ データに関するソフトウェア開発 2016 年 7 月 breadwallet LLC ポイントをビットコインに交換した場合に ビットコインの利便性を 高めるため 非公表株式会社 jig.jp モバイルを中心としたソフトウェアの企画 開発 提供 非公表 2017 年 6 月 シビラ株式会社 独自ブロックチェーンの研究開発とソリューション提供を行うベン チャー企業 2017 年 11 月 株式会社 BrainCat オンライン上で相互扶助を可能とするプラットフォーム Gojo( ゴ ジョ ) の開発 事業推進を行うベンチャー企業 2018 年 2 月 フレセッツ株式会社 企業向けウォレット管理システムを始めとする仮想通貨関連のソフト ウェア開発およびコンサルティング事業を行うベンチャー企業 2018 年 3 月 株式会社 LOGICA 仮想通貨のポートフォリオ管理ツール Coinboard( コインボード ) の開発 提供 出所 : 会社資料より SR 社作成 890 非公開 非公表 非公表 非公表 非公表 非公表 第 1 段階 :FinTech 分野への投資仮想通貨 ( 暗号通貨 ) に関して同社は 2017 年 3 月までは日本で法整備が進んでいなかったため ビットコインやブロックチェーンに関するFinTech( 情報技術を用いた金融サービス ) ベンチャー企業 6 社に出資するなど自らの関与を限定していた 同社自身では モッピー で貯まったポイントを 仮想通貨取引所 *** を運営する株式会社 bitflyerの仮想通貨ビットコイン交換サービスと Twitterアカウントのユーザーにビットコインで チップ を送金するサービス CoinTip を手掛けるにとどまっていた ( ビットコインに関しては ところで の章で詳述 ) *** 仮想通貨取引所は 世界中で数多く存在する 日本国内では bitflyer bitbank BTCBOX coincheck Zaif などがあり Kraken ( 米 ) などのように日本語で取引可能な海外の取引所もある 第 2 段階 :FinTech 分野への本格的な進出同社は 2017 年 7 月からビットコイン海外送金サービス Sobit を開始することを決定した 背景には 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 改正資金決済法 ) の成立 (2016 年 5 月 ) 施行 (2017 年 4 月 ) により 決済通貨としてビットコインの法的裏付けがされたことがある 同法において 仮想通貨 が定義され 仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対する登録制度の導入や 利用者保護のためのルールが整備された 同社は法律の施行に先立ち 2016 年 9 月 合同会社ジャノムと仮想通貨サービスの開始について協議を開始し 同年 11 月には第 1 弾のサービスとしてビットコインサービス Coin Tip を開始している そして 2017 年 5 月に Sobit の開始を決議し 同年 7 月に事業開始を予定している ビットコイン海外送金サービス Sobit は ジャノムとの提携サービス第 2 弾となる 35/68

36 Research Report by Shared Research Inc. Sobit は 仮想通貨ビットコインを使って海外のプリペイド式携帯電話に入金( チャージ ) ができるサービスである Sobit ユーザーが持つビットコインを Sobit に送金するだけで携帯電話代金がチャージされるという仕組みで Sobit ユーザーは ビットコインを持っていれば 世界 137カ国 累計 551 社の携帯電話会社向けにオンライン上でチャージが可能になるという Sobit ユーザーは クレジットカード情報などの個人情報を入力しなくても入金先電話番号を入力して 指定のQRコードにビットコインを送金するだけでチャージが完了する 同社は Sobit で多言語対応を進め グローバルサービスになることを目指している 第 3 段階 :FinTech 分野企業との資本提携 2017 年 6 月にはブロックチェーンの研究開発ベンチャーであるシビラ株式会社と資本提携を行った 2017 年 7 月には 前述の通り ビットバンク株式会社への追加出資により ビットバンク株式会社が同社の持分法適用会社となった 2017 年 11 月にはフィンテックベンチャーの株式会社 BrainCatと 2018 年 2 月には仮想通貨取引所向けウォレット管理システムを始めとするソフトウェア開発事業を行うフレセッツ株式会社と 同年 3 月には仮想通貨のポートフォリオ管理ツール Coinboard( コインボード ) を開発 提供する株式会社 LOGICAと資本提携を行った 同社の仮想通貨関連事業を推進していくとともに 仮想通貨 ( トークン ) ブロックチェーン技術においてビジネスシナジーの可能性を追求している 36/68

37 Research Report by Shared Research Inc. コスト構造 同社コスト構造 コスト構造 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 売上原価 ,487 2,008 2,407 3,232 労務費 ポイント原価 ,363 1,854 1,922 2,238 ポイント引当金繰入差額 その他 売上総利益 ,159 1,319 2,168 販管費 ,212 給与手当 広告宣伝費 役員報酬 減価償却費 その他 営業利益 売上高対比 売上原価 59.1% 59.8% 62.3% 61.4% 63.4% 64.6% 59.9% 労務費 % 1.3% 1.1% 1.7% 1.5% ポイント原価 % 56.3% 58.5% 51.6% 41.4% ポイント引当金繰入差額 % 2.2% 0.5% 0.2% 2.5% その他 % 1.6% 3.2% 11.0% 14.5% 売上総利益 40.9% 40.2% 37.7% 38.6% 36.6% 35.4% 40.1% 販管費 35.5% 41.0% 24.3% 25.0% 21.9% 20.4% 22.4% 給与手当 11.4% 10.6% 6.0% 4.4% 5.4% 5.2% 広告宣伝費 2.8% 5.7% 4.4% 8.8% 3.0% 3.2% 役員報酬 5.9% 7.6% 3.8% 2.5% 2.5% 2.3% 減価償却費 0.5% 0.7% 0.3% 0.3% 0.6% 0.5% その他 14.8% 16.3% 9.8% 9.0% 10.4% 9.2% 営業利益 5.4% -0.8% 13.4% 13.6% 14.7% 15.0% 17.7% 出所 : 会社資料より SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 売上原価 売上原価の主な費用項目は ポイント原価である (2017 年 12 月期売上高の 41.4%) ポイント原価とは 同社が会員に 対して付与したポイントを 会員が現金や電子マネーなどに交換申請し その手続きが完了した時点で費用計上される勘 定科目である 売上原価率は 2013 年 12 月期の62.3% から2016 年 12 月期には64.6% へと2.3% ポイント上昇した これは新規事業立ち上げに伴い ポイントメディア事業以外に関する売上原価 ( その他 ) の売上高対比率が 2013 年 12 月期の1.5% から2016 年 12 月期に11.0% に拡大したことが主な理由となっている しかし 2017 年 12 月期関しては 営業投資有価証券の売却を主因に 前期比 4.7% ポイント低下した 販管費販管費の主な費用項目は 給与手当 (2016 年 12 月期販管費の25.5%) と広告宣伝費 ( 同 15.7%) である 売上高販管費比率は 2011 年 12 月期の35.5% から2016 年 12 月期には20.4% へと15.1% ポイント低下した これは 売上高の拡大に伴って 単位あたり給与手当などの固定費比率が低下 ( 給与手当の売上高対比率は 2011 年 12 月期の11.4% から2016 年 12 月期には5.2% へと 6.2% ポイント低下 ) したことが主な理由である 同社の従業員数に関しては2011 年 12 月期の25 名から2016 年 12 月期には2.7 倍の67 名となったのに対し 売上高は2011 年 12 月期の719 百万円から2016 年 12 月期には5.2 倍の 3,726 百万円となっている これは 同社が会員獲得を目的とした広告宣伝費を抑制し 自社内のリソースであるサイトを活用して会員数とアクショ ン数を増加させる努力を行っていることが背景にある 37/68

38 Research Report by Shared Research Inc. 市場とバリューチェーン広告市場 広告市場におけるインターネット広告同社の主力であるポイントサイトに掲載される広告は インターネット広告 に含まれる 株式会社電通 ( 東証 1 部 4324) によれば 2016 年における日本の総広告費は6 兆 2,880 億円 ( 前年比 1.9% 増 ) と 5 年連続のプラス成長となった ネガティブ要因としては 天災や先行き不安などが要因と考えられる低調な国内消費 円高株安傾向に伴う企業業績の低下 テロや世界的な保護主義の台頭などの下押し懸念などがあった 一方 ポジティブ要因としては 緩やかな景気の拡大 リオデジャネイロオリンピック パラリンピック 伊勢志摩サミット インターネット広告の更なる拡大を始めとする マーケティング活動の活発化があった 業種別 ( 衛星メディア関連を除いた新聞 雑誌 ラジオ テレビの4 媒体 ) では 全 21 業種中 エネルギー 素材 機械 家電 AV 機器 不動産 住宅設備 薬品 医療用品 食品 情報 通信 化粧品 トイレタリー などの9 業種が増加した メディア別では 同社の属するインターネット広告が1 兆 3,100 億円 ( 前年比 13.0% 増 ) となり 3 年連続で2 桁成長となっ た なかでも同社の得意とするスマホ向け広告などが 全体をけん引したもようである この結果 インターネット広告 の市場全体に占める構成比は 2015 年の18.8% から2016 年には20.8% へと 2.0% ポイント上昇した メディア別日本の広告費 ( 十億円 ) 総広告費 5, , , ,288.0 新聞 雑誌 ラジオ テレビ 1, , , ,965.7 インターネット , , ,310.0 うちインターネット広告媒体費 ,037.8 その他 2, , , ,118.4 YoY 1.4% 2.9% 0.3% 1.9% 新聞 -1.2% -1.8% -6.2% -4.4% 雑誌 -2.0% 0.0% -2.3% -9.0% ラジオ -0.2% 2.3% -1.4% 2.5% テレビ 1.3% 2.8% -1.2% 1.7% インターネット 8.1% 12.1% 10.2% 13.0% うちインターネット広告媒体費 8.7% 14.5% 11.5% 12.9% その他 0.1% 0.8% -0.9% -1.1% 構成比 新聞 10.3% 9.8% 9.2% 8.6% 雑誌 4.2% 4.1% 4.0% 3.5% ラジオ 2.1% 2.1% 2.0% 2.0% テレビ 31.8% 31.8% 31.3% 31.3% インターネット 15.7% 17.1% 18.8% 20.8% うちインターネット広告媒体費 12.1% 13.4% 14.9% 16.5% その他 35.9% 35.1% 34.7% 33.7% 出所 : 電通資料より SR 社作成 スマホ向け広告市場株式会社 D2Cが株式会社サイバー コミュニケーションズの協力をもとに調査した結果 電通社調査における2016 年インターネット広告費 1 兆 378 億円 ( 前年比 12.9% 増 ) のうち スマホ向け広告費は6,476 億円 ( 同 30.1% 増 ) PC 向け広告費は3,902 億円 ( 同 7.4% 減 ) となった スマホの普及と機能拡大とともにスマホ向け広告市場も拡大を続けており インターネット広告費に占めるスマホ向け広告費の構成比は 2015 年の54.2% から2016 年には62.4% へと8.2% ポイント上昇した D2C 社では スマホ向け広告が 今後さらにインターネット広告全体の成長をけん引する原動力になっていくと予想している 38/68

39 Research Report by Shared Research Inc. デバイス別インターネット広告市場規模 ( 十億円 ) 1,400 1,200 1, スマホ PC 1, , Est. 出所 :D2C 社資料より SR 社作成 成果報酬型広告市場国内ポイントサイト市場ポイントサイトでの広告は 閲覧者がWebサイト広告 ( リンク ) を経由して買い物をするなどのアクション ( 広告成果 ) で報酬が発生する 成果報酬型広告 に含まれる ポイントサイトは 上場企業以外にも競合が多数存在するため市場規模の把握が困難だが 2016 年におけるポイントサイトを含む成果報酬型広告市場は2,005 億円 ( 前年比 17.2% 増 矢野経済研究所調査 ) である 矢野経済研究所では 成果報酬型広告市場が2021 年には4,058 億円 (2016 年比約 2 倍 ) まで拡大すると予想している また 市場が拡大する背景として 広告主がより効果の高いメディアへの出稿を求めることに起因した成果報酬型広告予算の拡大や 新たな中小規模の広告主による利用増加を挙げている 成果報酬型広告市場 ( 十億円 ) % 17.2% 市場規模 13.5% % % % 14.5% Est Est Est Est Est. YoY % 15% 10% 5% 0% 出所 : 矢野経済研究所資料より SR 社作成 米国ポイントサイト ( キャッシュバックサイト ) 市場米国にも日本のポイントサイトと同様のポイントサイト ( キャッシュバックサイト ) が存在する 日本のポイントサイトと違う点は 米国では ポイント ではなくキャッシュバック ( 代金の一部を還元 ) が主流となっていることである 米国のキャッシュバックサイトは さまざまなキャッシュバックが表示された電子商取引 (EC) サイトの広告を掲載することで集客し 広告主のサイトに誘導している 類似企業 競合企業 ポイントサイトを運営する企業は数多く存在しており ポイントサイトを運営する企業で構成されている日本インターネットポイント協議会 (JIPC) の参加企業は17 社 (2017 年 10 月現在 ) となっている しかし同社によれば JIPCに参加していない企業も多数存在しているという なお ポイントサイトを運営する上場企業は 同社を除くと3 社である ( 大日本印刷株式会社 ( 東証 1 部 7912) の子会社株式会社 DNPソーシャルリンクを除く ) 以下は 同社における主な競合企業の概要である 株式会社 VOYAGE GROUP( 東証 1 部 3688) 1999 年に設立された インターネット領域に特化したサービス開発企業 メディア側の立場で広告収益の最大化を支援 するアドプラットフォーム事業 ポイントサイト EC ナビ ( を運営するポイントメディア事業 イ 39/68

40 Research Report by Shared Research Inc. ンキュベーション事業を有する 2017 年 9 月期におけるポイントメディア事業の売上高は5,745 百万円 ( 前期比 3.1% 減 ) 営業利益は410 百万円 ( 同 36.2% 減 ) となった 2017 年 9 月期におけるポイントメディア事業の売上高は2017 年 12 月期における同社モバイルサービス事業売上高を約 20% 上回る規模だが 営業利益率に関してはマーケティング費用負担などにより低迷し 7.1% と同社モバイルサービス事業の13.0% を下回っている 株式会社リアルワールド ( 東証マザーズ3691) 2005 年に設立された ポイントサイト運営企業 隙間時間に仕事をしてポイントを稼ぐことのできるクラウドソーシングサービス CROWD ( ショッピングやゲームに参加してポイントを貯めることができる Gendama( などのサイトを運営する 2017 年 9 月期売上高は4,377 百万円 ( 前期比 5.8% 減 ) 営業損失 103 百万円 ( 前期は営業利益 203 百万円 ) となった 2017 年 9 月期売上高は2017 年 12 月期における同社モバイルサービス事業売上高を約 5% 下回る規模であり 営業利益率に関しては-2.4% と 同社同事業の13.0% を下回っている SR 社では 従業員 1 人あたり売上高が同社を下回っていることが主な理由と考えている GMOメディア株式会社 ( 東証マザーズ6180) 2000 年に設立された GMOインターネット株式会社 ( 東証 1 部 9449) の子会社 ショッピングやアプリのダウンロードでポイントを貯めることができるポイントサイト Point Town( や PC 向けオンラインゲームコミュニティサイト ゲソてん を運営する 2017 年 12 月期売上高は4,377 百万円 ( 前期比 17.5% 減 ) 営業利益は371 百万円 ( 同 26.5% 減 ) となった 2017 年 12 月期売上高は2017 年 12 月期における同社モバイルサービス事業売上高を約 5% 下回る規模であり 営業利益率に関しては8.5% と 同社モバイルサービス事業の13.0% を下回っている SR 社では 従業員 1 人あたり売上高が同社を下回っていることが主な理由と考えている 株式会社リブセンス ( 東証 1 部 6054) 2006 年に設立された 求人情報サイト運営企業 アルバイト求人サイト ジョブセンス ( 正社員転職サイト ジョブセンスリンク などを運営する ジョブセンス 同社の採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト と競合する 2017 年 12 月期売上高は6,351 百万円 ( 前期比 18.3% 増 ) 営業利益は222 百万円 ( 同 56.9% 減 ) となった リブセンス社は 同社よりも先行して求人サイトの運営をスタートさせており 同社の2017 年 12 月期における モッピーバイト を含むコンテンツメディア事業売上高 250 百万円とは大きな差がある ( 参考 ) 米国の主なポイントサイト ( キャッシュバックサイト ) 企業 Mr. Rebates, Inc.( 非上場 ) 2002 年に設立されたキャッシュバックサイト企業 Mr. Rebates ( を運営する さまざまな電子商取引サイトの広告を掲載している Ebates Inc.( 非上場 ) 1998 年に設立されたキャッシュバックサイト企業 Ebates ( を運営する さまざまな電子商取引サイトの広告を掲載している 2014 年にEbates 社は 楽天株式会社 ( 東証 1 部 4755) に約 10 億ドルで買収された ( 買収当時のアクティブ会員数は250 万人 ) 日本では Rebates( を運営している 2016 年におけるEbates 社の流通総額は65 億ドル ( 前年比 33% 増 ) となっている 40/68

41 Research Report by Shared Research Inc. 同社と類似 競合する上場企業 主要経営指標の比較 FY12-13 FY13-14 FY14-15 FY15-16 FY16-17 ( 百万円 ) セレス (3696) FY12/13 単 FY12/14 単 FY12/15 単 FY12/16 単 FY12/17 単 売上高 1,172 2,421 3,167 3,726 5,400 YoY 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% 営業利益 営業利益率 13.4% 13.6% 14.7% 15.0% 17.7% 親会社株主帰属当期純利益 自己資本 241 1,629 1,907 4,307 5,584 ROE 46.1% 31.4% 15.2% 8.9% 13.2% 従業員数 ( 人 ) 従業員 1 人当たり売上高 VOYAGE GROUP(3688) FY09/13 連 FY09/14 連 FY09/15 連 FY09/16 連 FY09/17 連 売上高 9,858 15,222 17,730 20,842 25,895 YoY 21.1% 54.4% 16.5% 17.5% 24.2% うちポイントメディア事業 - 5,793 5,847 5,931 5,745 YoY % 1.4% -3.1% 営業利益 536 1,880 2,238 1,720 1,806 営業利益率 5.4% 12.4% 12.6% 8.3% 7.0% うちポイントメディア事業 営業利益率 % 13.7% 10.8% 7.1% 親会社株主帰属当期純利益 310 1,134 1, ,162 自己資本 1,626 4,321 6,050 6,174 7,860 ROE 16.3% 38.1% 31.8% 12.0% 16.6% 従業員数 ( 人 ) 従業員 1 人当たり売上高 リアルワールド (3691) FY09/13 連 FY09/14 連 FY09/15 連 FY09/16 連 FY09/17 連 売上高 2,066 2,757 3,622 4,601 4,336 YoY 8.5% 33.4% 31.4% 27.1% -5.8% 営業利益 営業利益率 1.8% 7.1% 1.9% 4.4% -2.4% 親会社株主帰属当期純利益 自己資本 389 1,130 1, ROE 0.5% 13.7% 0.1% -8.7% -20.3% 従業員数 ( 人 ) 従業員 1 人当たり売上高 GMOメディア (6180) FY12/13 単 FY12/14 単 FY12/15 単 FY12/16 単 FY12/17 単 売上高 2,463 3,325 3,855 5,305 4,377 YoY 10.4% 35.0% 16.0% 37.6% -17.5% 営業利益 営業利益率 7.9% 8.2% 9.9% 9.5% 8.5% 親会社株主帰属当期純利益 自己資本 ,093 2,318 2,421 ROE 34.2% 18.8% 14.2% 14.4% 10.6% 従業員数 ( 人 ) 従業員 1 人当たり売上高 リブセンス (6054) FY12/13 単 FY12/14 連 FY12/15 連 FY12/16 連 FY12/17 連 売上高 4,256 4,280 5,069 5,367 6,351 YoY 88.0% 0.5% 18.5% 5.9% 18.3% 営業利益 1, 営業利益率 37.2% 14.8% 0.2% 9.6% 3.5% 親会社株主帰属当期純利益 自己資本 2,638 3,055 3,068 3,100 3,412 ROE 45.9% 12.9% 0.4% 0.9% 9.4% 従業員数 ( 人 ) 従業員 1 人当たり売上高 出所 : 会社資料より SR 社作成 41/68

42 Research Report by Shared Research Inc. SW(Strengths, Weaknesses) 分析強み (Strengths) PCからのシフトで拡大するスマホ向け広告売上高比率の高さ : 同社はスマホ向け広告の売上高比率が相対的に高い (2016 年 12 月期スマホ広告売上高比率約 70%: 代表的な競合相手であるGMOメディア株式会社 ( 東証マザーズ6180) メディア事業は同約 40%) 2016 年のスマホ広告市場は前年比 30.1% 増に対しPC 広告市場が同 7.4% 減 ( 株式会社 D2C 調査 ) となり 同社はスマホ広告市場拡大の恩恵を受けている 同社は2005 年に国内で初めて携帯端末向けポイントサイトを開始し PC 向けよりも若い10 歳代後半を中心とするユーザーを フィーチャーフォン向け課金コンテンツ ( 広告主のサイト ) に送客してきた また スマホの普及とともに広がったアプリ系コンテンツにも若いユーザーを中心に送客している 同社は インターネット接続がPCからスマートフォンへとシフトするなか 他社に先んじてその潮流に対応し 会員数を拡大させた 人的投資に頼らない売上高増加の仕組みづくり : 同社はポイントサイト各社のなかで最も収益性が高い (2016 年度の営業利益率は 同社モバイルサービス事業 13.0% に対して 同社を除く上場 3 社平均は4.4%) これは 同社が競合ポイントサイトのM&Aと 友達紹介などの仕組みづくりによる会員数増加によって人的投資を抑制しながら売上高を拡大させたためである 2016 年度の従業員 1 人あたり売上高は 同社 61 百万円に対し同社を除く上場 3 社平均は49 百万円であった 会員によるアクション ( 広告成果 ) を誘発する行動履歴データの蓄積 : 同社は スマホ会員を中心に344 万人の行動履歴データを有する 同社は会員ごとの行動履歴を分析し サイトにおける広告の表示方法を変えることなどによって 会員に対してアクション ( 広告成果 ) を誘発している 弱み (Weaknesses) 参入障壁が低いポイントメディア事業を主力とすること : 同社によれば 同社が主力とするポイントメディア事業は技術的な参入障壁が低いビジネスである また 一定数以上のアクティブ会員を維持できていればポイントサイトの維持 運営にかかる費用は少額で済むため 固定費を上回る売上高であれば 運営し続ける会社が多数存在するという 日本インターネットポイント協議会の参加企業数は17 社 (2017 年 10 月現在 ) となっているが 協議会に含まれない競合も多数存在する 一部の競合は スマホ会員を積極的に獲得しており 同社が今後もスマホ広告収入でのトップシェアを維持し続けることができるとは必ずしも言えない こうしたなか 同社は競合ポイントサイトの買収などによって会員数増加を加速させる計画である 国内顧客ターゲットの上限キャップを埋める海外展開の困難性 : 同社がターゲットとする国内潜在会員数は同社推定 1,000 万人である 同社は限られた市場で会員数獲得を加速すべくM&Aを活用し 2021 年 12 月期に会員数倍増を目指している (2017 年 12 月期末 344 万人に対して2021 年 12 月期会予 700 万人 ) 一方 競合他社もスマホ対応を進め同社を追撃している そうしたなか 中長期の視点では同社および競合が奪い合える国内潜在会員数は 国内の人口減少の影響を受け上限にキャップがかかっている ( 日本の総人口の1 割弱 ) そうしたキャップを外すための海外展開を想定した場合 商慣習の違い ( 海外は1 業種 1 社制 ) などにより 大手広告会社の事例でも見られるように 海外における広告主の獲得は国内よりもハードルが高い 採用課金型アルバイト求人サイトにおける掲載広告件数の少なさ :2017 年 12 月期における同社モバイルサービス事業の売上高は4,576 百万円であるが その大半はポイントメディア事業である 採用課金型アルバイト求人サイトなどからなる同社のコンテンツメディア事業の売上高は250 百万円 ( モバイルサービス事業売上高の約 5%) に止まる 一方 リブセンス社の2017 年 12 月期の売上高は6,351 百万円であり 大きな差がある これは リブセンス社の掲載広告件数が多いことによって より多くのユーザーを集客し 検索上位に表示されることで 成果報酬を得やすいことが背景になっている 42/68

43 Research Report by Shared Research Inc. 過去の財務諸表 損益計算書 損益計算書 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 YoY 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% 売上原価 ,487 2,008 2,407 3,232 原価率 59.1% 59.8% 62.3% 61.4% 63.4% 64.6% 59.9% 売上総利益 ,159 1,319 2,168 売上総利益率 40.9% 40.2% 37.7% 38.6% 36.6% 35.4% 40.1% 販管費 ,212 YoY % 19.2% 112.4% 14.8% 9.8% 59.1% 販管費比率 35.5% 41.0% 24.3% 25.0% 21.9% 20.4% 22.4% 営業利益 YoY % 41.3% 19.7% 71.5% 営業利益率 5.4% -0.8% 13.4% 13.6% 14.7% 15.0% 17.7% 営業外損益 金融収支 その他 経常利益 YoY -40.6% % 48.5% 8.5% 92.9% 経常利益率 5.4% -1.0% 13.2% 12.8% 14.5% 13.4% 17.8% 特別損益 法人税等 税率 71.5% -20.4% 41.6% 4.4% 41.3% 41.1% 31.8% 少数株主損益 当期純利益 YoY -75.9% % -8.4% 2.4% 136.1% 当期純利益率 1.5% -1.7% 7.7% 12.1% 8.5% 7.4% 12.0% 部門別売上高 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 売上高 ,172 2,421 3,167 3,726 5,400 モバイルサービス ,576 フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア ,162 2,390 3,101 3,606 - コンテンツメディア YoY 売上高 17.6% -19.0% 101.3% 106.6% 30.8% 17.7% 44.9% モバイルサービス フィナンシャルサービス < 旧区分 > ポイントメディア % 105.7% 29.8% 16.3% - コンテンツメディア % 206.9% 114.2% 82.1% - 構成比 % 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% 100.0% モバイルサービス % フィナンシャルサービス % < 旧区分 > ポイントメディア % 99.1% 98.7% 97.9% 96.8% - コンテンツメディア - 0.4% 0.9% 1.3% 2.1% 3.2% - 部門別営業利益 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 営業利益 YoY モバイルサービス フィナンシャルサービス 調整額 営業利益 % 41.3% 19.7% 71.5% モバイルサービス フィナンシャルサービス 構成比 モバイルサービス % フィナンシャルサービス % 利益率 モバイルサービス % フィナンシャルサービス % 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 *2017 年 12 月期第 3 四半期より モバイルサービス事業 フィナンシャルサービス事業の 2 セグメントに変更 43/68

44 Research Report by Shared Research Inc 年 12 月期通期実績 (2018 年 2 月 14 日発表 ) 売上高 5,400 百万円 ( 前年同期比 44.9% 増 ) 営業利益 955 百万円 ( 同 71.5% 増 ) 経常利益 960 百万円 ( 同 92.9% 増 ) 四半期純利益 650 百万円 ( 同 136.1% 増 ) 上記数値は百万円未満を四捨五入した数値であり 会社発表数値 ( 百万円未満切り捨て ) と異なる場合がある ( 以下同じ ) 会社計画比 2017 年 12 月期会社予想 (2018 年 1 月発表の二度目の上方修正値 *) とほぼ同じとなった 具体的には 2017 年 12 月期会社予想に対する達成率は 売上高 100.0% 営業利益 100.6% 経常利益 100.5% 当期純利益 101.3% となった *2017 年 12 月期会社予想の上方修正 (2018 年 1 月 26 日発表 ) 売上高 5,400 百万円 ( 前回予想 5,100 百万円 ) 営業利益 950 百万円 ( 同 900 百万円 ) 経常利益 955 百万円 ( 同 895 百万円 ) 当期純利益 642 百万円 ( 同 500 百万円 ) < 修正理由 > ポイントメディア事業において主力のスマートフォン向けポイントサイト モッピー の会員数が堅調に伸長したことや コンテンツメディア事業でも新規メディアの売上高が想定以上に立ち上がったことに加え 特別損益および法人税等の見直しによるもの 2017 年 12 月期会社予想の上方修正 (2017 年 11 月 10 日発表 ) 売上高 5,100 百万円 ( 前回予想 4,200 百万円 ) 営業利益 900 百万円 ( 同 600 百万円 ) 経常利益 895 百万円 ( 同 596 百万円 ) 当期純利益 500 百万円 ( 同 387 百万円 ) < 修正理由 > 主力のポイントメディア事業が好調で かつ 投資育成事業において未上場有価証券 1 銘柄 ( 営業投資有価証券 ) の売却を行ったため ( 売却額約 804 百万円 売却益 793 百万円 ) 前年同期比 2017 年 12 月期実績は 売上高 5,400 百万円 ( 前年同期比 44.9% 増 ) 営業利益 955 百万円 ( 同 71.5% 増 ) となった 営業投資有価証券の売却 * といった一過性の影響を除いたオーガニックベースでは 前年同期比 23.3% 増収 同 70.9% 営業減益であった ( 売上高 4,596 百万円 営業利益 162 百万円 ) ポイントサイト会員数は 2017 年 12 月期で344 万人 ( 前年同期比 13.2% 増 ) と順調に増加しており ( 前期末比 40 万人増 ) 前年同期比二桁増収を牽引している 一方 オーガニックベースでの前年同期比営業減益は アドネットワークのルール変更に伴う粗利率の低下と新規事業への投資に伴う人材関連費用の増加が主因 従業員数 ( 非正規社員を含む 役員を除く ) は 2017 年 12 月末 107 名 ( 前年同期比 28.9% 増 ) となった ( 前期末比 24 名増 ) 新メディアや新規事業に係る採用を強化した また 2017 年 12 月に 本社を世田谷区用賀へ移転し 従来とほぼ同じ賃借料でオフィススペースの倍増を実現した 但し 本社移転に伴い減価償却費の増加や一時的に二重家賃の支払いなどが発生した * 当該営業投資有価証券の売却による影響は 売上高では 803 百万円 営業利益では 793 百万円 同社では スマートフォン端末をメインデバイスとし 現金や電子マネーなどに交換可能なポイントを付与するポイントサイトを複数運営している ポイントサイトにおいては 会員の拡大や掲載広告数の増加に向け 各種施策の実行や積極的な営業活動を行い 売上高は堅調に推移した また2017 年 12 月期においては 既存事業であるポイントサイトにとどまらず採用課金型アルバイト求人サイトをはじめとする非ポイントサイトの充実を図り コミックの利用をインセンティブとして広告収益を獲得する無料コミックサイトを新たに立ち上げるなど これまでに培ったサイト運営ノウハウを生かした事業を積極的に展開した 44/68

45 Research Report by Shared Research Inc. 四半期売上高 出所 : 会社資料より SR 社作成 四半期費用項目 ( 百万円 ) 1,600 1,400 1,200 1, 売上原価人材関連費用広告宣伝費地代家賃その他費用 ,446 1, ,017 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 FY12/15 FY12/16 FY12/17 出所 : 会社資料より SR 社作成 四半期営業利益 出所 : 会社資料より SR 社作成 セグメント別モバイルサービス事業 2017 年 12 月期通期における同事業の売上高は4,576 百万円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は593 百万円 ( 同 ) となった モバイルサービス事業では 複数のポイントサイト 採用課金型アルバイト求人サイトなどを運営している 運営するポイントサイトにおいて 会員のECサイトでの利用金額の一定割合をポイントで還元するEC 連携型のアフィリエイト広告を強化するほか 表表示アルゴリズムの一部自動化によりデータに基づいた広告表示の自動化を実装するなど 収益性向上に向けた取り組みを行った また 多様な集客方法により会員数が前期比 13.2% 増加したことに加え 会員の利便性向上を目的としたポイントの獲得手段の増加 各種キャンペーンの実施など 継続的なサイトの改良に取り組んだ 利益面では 増収効果があった一方で アドネットワークのルール変更の影響に伴う粗利益率の悪化や コンテンツメディ ア分野における新規事業への投資に伴う人材関連費用 およびプロモーション費用の増加などがあった 45/68

46 Research Report by Shared Research Inc. フィナンシャルサービス事業当該期間における同事業の売上高は824 百万円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は783 百万円 ( 同 ) となった フィナンシャルサービス事業では 仮想通貨関連事業 スマートフォン決済事業 投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っている なかでも 仮想通貨関連事業においては 100% 子会社である株式会社マーキュリーが2018 年 1 月 29 日付で仮想通貨交換業の登録申請書を関東財務局へ提出し受理されており 仮想通貨取引所の開設に向け着実に準備を進めている 投資育成事業では 同社の経営資源を活用しながら 投資先の成長支援を積極的に行っており 2017 年 9 月に未上場有価証券 1 銘柄を売却した 配当予想の修正 2017 年 12 月期は従来は無配の計画であったが 業績が好調に推移することが予想されることを勘案し 期末配当におい て 1 株当たり 12 円の配当を実施する予定 本社移転同社は 2017 年 12 月 18 日付けで 本社を東京都港区南青山から東京都世田谷区用賀へ移転した 事業拡大により人員が増加しており オフィス機能の集約及びビジネス環境の改善により 業務効率と生産性の向上に資すると判断したため 本件に係る費用は 同社が2017 年 12 月第 3 四半期決算発表と同時に公表した2017 年 12 月期会社予想上方修正値に織り込み済み 尚 この件が同社の当期業績に与える影響は軽微であると同社は見込んでいる 株式会社マーキュリーの設立ポイントサイトにおいて同社が発行するポイントを同社は一種の仮想通貨 * であると定義しており グローバルな仮想通貨であるビットコイン ** やブロックチェーン *** 技術とは非常に親和性が高いと同社は考えている 仮想通貨関連事業へ積極的な事業展開を行っており 2017 年 7 月にビットバンク株式会社へ追加の出資を行い関連会社とし 同年 9 月に仮想通貨取引事業等を営む目的で 同社 100% 子会社である株式会社マーキュリーを設立した * 仮想通貨 : 仮想通貨とは 2016 年に成立した改正資金決済法による定義では 不特定多数間での物品購入 サービス提供の決済 売買 交換に利用できる財産的価値で 情報処理システムによって移転可能なものとされる 法定通貨ではないが 決済手段の一つと解釈されている また サーバー型電子マネーの一つの変形であるとも考えられている 但し 仮想通貨はレートの変動があるため投機の対象にもなり得るが 電子マネーは決済目的で使われる ** ビットコイン : 公共トランザクションログ ( ブロックチェーンと呼ばれる公開分散デジタル元帳に記録されたログ ) を利用するオープソースプロトコルに基づくピアーツーピア型の決済網および暗号通貨 ネットワークに参加しているノードによってトランザクションが検証され ログはブロックチェーン ( ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ分散データベース )*** により記録される ビットコイン海外送金サービス Sobit 同社は 2017 年 7 月からビットコイン海外送金サービス Sobit を行っている 背景には 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 改正資金決済法 ) の成立 (2016 年 5 月 ) 施行(2017 年 4 月 ) により 決済通貨としてビットコインの法的裏付けがされたことがある 同法において 仮想通貨 が定義され 仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対する登録制度の導入や 利用者保護のためのルールが整備された 同社は法律の施行に先立ち 2016 年 9 月 合同会社ジャノムと仮想通貨サービスの開始について協議を開始し 同年 11 月には第 1 弾のサービスとしてビットコインサービス Coin Tip を開始している そして 2017 年 5 月に Sobit の開始を決議し 同年 7 月に事業開始した ビットコイン海外送金サービス Sobit は ジャノムとの提携サービス第 2 弾となる Sobit は 仮想通貨ビットコインを使って海外のプリペイド式携帯電話に入金( チャージ ) ができるサービスである Sobit ユーザーが持つビットコインを Sobit に送金するだけで携帯電話代金がチャージされるという仕組みで Sobit ユーザーは ビットコインを持っていれば 世界 137カ国 累計 551 社の携帯電話会社向けにオンライン上でチャージが可能になるという Sobit ユーザーは クレジットカード情報などの個人情報を入力しなくても入金先電話番号を入 46/68

47 Research Report by Shared Research Inc. 力して 指定の QR コードにビットコインを送金するだけでチャージが完了する 同社は Sobit で多言語対応を進め グローバルサービスになることを目指している 投資育成事業 2017 年 5 月 19 日に同社は 新たな事業として 投資育成事業 を開始した 投資育成事業 を開始するにあたり これまでに投資したO2O 領域の仮想通貨関連ベンチャー企業株式のうち売買目的株式 (2017 年 12 月期第 1 四半期 275 百万円 ) を 同日付で従来の 投資有価証券 勘定から 営業投資有価証券 勘定へと変更した 投資育成事業 では 社長室のもとで成長企業への投資を検討しており 投資先企業の価値向上による投資リターンを得ることで同社企業価値向上を目指す計画である 前述した通り 営業投資有価証券の一部を2017 年 12 月期第 3 四半期において売却した 同社の営業有価証券は 2017 年 12 月期末において 430 百万円となっている 後発事象同社は2018 年 1 月 26 日開催の取締役会において 以下の事業を譲り受けることを決議した 当該譲受事業をコンテンツメディアとして同社の事業ポートフォリオに組み込むことによりモバイルサービス事業を強化すること および 同社のアフィリエイトメディア運営ノウハウにより当該譲受事業の収益力向上を実現し 同社業績への寄与を目的としている (1) 企業結合の概要 ( 相手先企業および取得する事業 ) 株式会社イッカツ : 不動産情報サイト Oh!Ya 持ち家計画 株式会社ユービジョン : 金融情報サイト 資金調達プロ および 塗装業者情報サイト 日本外壁塗装相談セン ター 外壁塗装の達人 (2) 企業結合日 :2018 年 3 月 1 日 ( 予定 ) (3) 企業結合の法的形式 : 事業譲受 (4) 取得原価 株式会社イッカツ :890 百万円 ( 現金 ) 株式会社ユービジョン :651 百万円 ( 現金 ) (5) のれんの金額 発生原因 償却方法及び償却期間 : 当該発表時点では確定していない (6) 受け入れる資産 負債 : 精査中 2017 年 12 月期第 3 四半期累計実績 (2017 年 11 月 10 日発表 ) 売上高 3,989 百万円 ( 前年同期比 44.6% 増 ) 営業利益 990 百万円 ( 同 112.6% 増 ) 経常利益 989 百万円 ( 同 118.6% 増 ) 四半期純利益 670 百万円 ( 同 155.8% 増 ) 上記数値は百万円未満を四捨五入した数値であり 会社発表数値 ( 百万円未満切り捨て ) と異なる場合がある ( 以下同じ ) 会社計画比同社は2017 年 12 月第 3 四半期決算発表と同時に2017 年 12 月期会社予想の上方修正を発表した * 新予想に対する進捗率は 売上高 78.2%(2016 年 12 月期通期実績に対する第 3 四半期実績の進捗率は74.0%) 営業利益 110.1%( 同 83.6%) 経常利益 110.5%( 同 90.9%) 当期純利益 134.1%( 同 95.1%) となった *2017 年 12 月期会社予想の上方修正売上高 5,100 百万円 ( 前回予想 4,200 百万円 ) 営業利益 900 百万円 ( 同 600 百万円 ) 経常利益 895 百万円 ( 同 596 百万円 ) 当期純利益 500 百万円 ( 同 387 百万円 ) < 修正理由 > 47/68

48 Research Report by Shared Research Inc. 主力のポイントメディア事業が好調で かつ 投資育成事業において未上場有価証券 1 銘柄 ( 営業投資有価証券 ) の売却を行ったため ( 売却額約 804 百万円 売却益 793 百万円 ) 前年同期比 2017 年 12 月期第 3 四半期累計実績は 売上高 3,989 百万円 ( 前年同期比 44.6% 増 ) 営業利益 990 百万円 ( 同 112.6% 増 ) となった 営業投資有価証券の売却といった一過性の影響を除いたオーガニックベースでは 前年同期比 15.5% 増収 同 57.6% 営業減益 売上総利益 6.2%( 前年同期比 11.2% ポイント低下 ) であった モッピー モバトク お財布.com を合計したポイントサイト会員数は 2017 年 9 月末で334 万人 ( 前年同期比 14.0% 増 : モッピー 156 万人 モバトク 119 万人 お財布.com 59 万人 ) となり 順調に増加している ( 前期末比 29 万人増 ) 前年同期比二桁増収を牽引している 一方 オーガニックベースでの前年同期比営業減益は 粗利率の低下と新規事業への投資に伴う人材関連費用およびポイントメディアのプロモーション費用 ( 広告宣伝費 ポイント費用 ) の増加が主因 粗利益率の低下は アドネットワーク事業者のレギュレーション変更 ( インセンティブメディアに対する配信の停止 ) に伴う高粗利益率広告売上高の剥落によるところが大きい その剥落分を ポイントサイト会員数増 一部 EC 顧客との直接取引 (AD.TRACKによる対象を限定した自社による代理店事業: クローズドのアフィリエイト プログラム ) の拡大 スマートフォンとリアル店舗 (O2O) によるポイント付与 チケコミなどのコンテンツメディアの売上増などでカバーした 従業員数 ( 役員を除く ) は 2017 年 9 月末 102 名 ( 前年同期比 29.1% 増 ) となった ( 前期末比 19 名増 ) 同社では スマートフォン端末をメインデバイスとし 現金や電子マネー等に交換可能なポイントを付与するポイントサイトを複数運営している ( モッピー モバトク お財布.com ) ポイントサイトにおいては 会員の拡大や掲載広告数の増加に向け 各種施策の実行や積極的な営業活動を行い 売上高は堅調に推移した また コンテンツメディアの充実を図り 採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト を拡充するとともに 当事業年度から新たに無料コミックサイト チケコミ の運営を開始する等 ポイントサイト運営で培ったインターネット広告に関するノウハウ等の強みを生かした事業を展開した 四半期売上高 ( 百万円 ) 2,000 売上高 売上総利益率 1, % 1,500 1, , % 37.5% 38.2% 37.2% 37.1% 31.7% 36.5% 37.6% 31.1% 28.2% 56.2% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 FY12/15 FY12/16 FY12/17 80% 60% 40% 20% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 48/68

49 Research Report by Shared Research Inc. 四半期営業利益 ( 百万円 ) % 15.6% 18.7% 9.0% 営業利益営業利益率 ( 右軸 ) 18.1% 14.4% 18.1% 9.4% 16.0% 1.9% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 FY12/15 FY12/16 FY12/ % 45% 40% 35% 30% 25% 20% 15% 10% 5% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 セグメント別同社は 2017 年 12 月期第 3 四半期累計期間より 報告セグメントを変更している 新しいセグメントは モバイルサービス事業とフィナンシャルサービス事業の2つとなっている モバイルサービス事業 2017 年 12 月期第 3 四半期累計期間における同事業の売上高は3,166 百万円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は492 百万円 ( 同 ) となった モバイルサービス事業では 複数のポイントサイト ( モッピー モバトク お財布.com ) 採用課金型アルバイト求人サイト モッピーバイト などを運営している 運営するポイントサイトにおいて 表示アルゴリズムの一部自動化によりデータに基づいた広告表示の自動化を実装するなど 収益性向上に向けた取り組みを行った また 集客方法の多角化により会員数が増加した ( 前述 ) ことに加え 会員の利便性向上を目的としたポイントの獲得手段の増加 各種キャンペーンの実施など 継続的なサイトの改良に取り組んだ AD.TRACKによる対象を限定した自社による代理店事業も拡大している 更に コンテンツメディアにおいて チケコミ * など新たな取り組みを開始している 同社は2017 年 9 月末 334 万人という会員基盤をポイントメディアおよびコンテンツメディアに活用し 広告とメディアを取り次ぐ代理店事業にも事業領域を拡大している 同社によれば 広告主のインターネット広告に対する対価の支払いポイントが最終的な広告効果 成果のトリガーを把握してからというように従来よりも後ろズレしてきているとのこと * チケコミ :Webコミックビューワーの無料コミックサイト 基本無料でマンガを読めることをインセンティブとして消費者に広告に触れてもらうサービス 原則無料 + 広告 課金のフリーミアムモデルであり ポイントサイトのクライアントを共有する 都度課金と月額課金の2 種類がある フィナンシャルサービス事業当該期間における同事業の売上高は823 百万円 ( 前年同期比なし ) セグメント利益は788 百万円 ( 同 ) となった フィナンシャルサービス事業では 仮想通貨関連事業 投資リターンを得ることを目的とした投資育成事業を行っている 同社の経営資源を活用しながら 投資先の成長支援を積極的に行っており 2017 年 9 月に未上場有価証券 1 銘柄を売却した ( 前述 ) 配当予想の修正 2017 年 12 月期は従来は無配の計画であったが 業績が好調に推移することが予想されることを勘案し 期末配当におい て 1 株当たり 12 円の配当を実施する予定 本社移転同社は 本社を東京都港区南青山から東京都世田谷区用賀へ移転する (2017 年 12 月 18 日予定 ) 事業拡大により人員が増加しており オフィス機能の集約及びビジネス環境の改善により 業務効率と生産性の向上に資すると判断したため 同社が2017 年 12 月第 3 四半期決算発表と同時に公表した2017 年 12 月期会社予想上方修正値に織り込み済み 尚 この件が同社の当期業績に与える影響は軽微であると同社は見込んでいる 同社によれば 現在の本社以外にサテライトオフィ 49/68

50 Research Report by Shared Research Inc. スが 2 ヵ所あり 費用面および事業効率面で問題があるため 1 カ所に集約するとのこと 新本社の地として用賀を選択 したポイントは 経済合理性と拡張性であるとのこと オフィス面積が倍になるのに対し 賃料は若干の増加に止まると のこと 人員が増加しても増床余地もあるとのことである 株式会社マーキュリーの設立ポイントサイトにおいて同社が発行するポイントを同社は一種の仮想通貨 * であると定義しており グローバルな仮想通貨であるビットコイン ** やブロックチェーン *** 技術とは非常に親和性が高いと同社は考えている 仮想通貨関連事業へ積極的な事業展開を行っており 2017 年 7 月にビットバンク株式会社へ追加の出資を行い関連会社とし 同年 9 月に仮想通貨取引事業等を営む目的で 同社 100% 子会社である株式会社マーキュリーを設立した * 仮想通貨 : 仮想通貨とは 2016 年に成立した改正資金決済法による定義では 不特定多数間での物品購入 サービス提供の決済 売買 交換に利用できる財産的価値で 情報処理システムによって移転可能なものとされる 法定通貨ではないが 決済手段の一つと解釈されている また サーバー型電子マネーの一つの変形であるとも考えられている 但し 仮想通貨はレートの変動があるため投機の対象にもなり得るが 電子マネーは決済目的で使われる ** ビットコイン : 公共トランザクションログ ( ブロックチェーンと呼ばれる公開分散デジタル元帳に記録されたログ ) を利用するオープンソースプロトコルに基づくピアーツーピア型の決済網および暗号通貨 ネットワークに参加しているノードによってトランザクションが検証され ログはブロックチェーン ( ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ分散データベース )*** により記録される ビットコイン海外送金サービス Sobit 同社は 2017 年 7 月からビットコイン海外送金サービス Sobit を行っている 背景には 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 改正資金決済法 ) の成立 (2016 年 5 月 ) 施行(2017 年 4 月 ) により 決済通貨としてビットコインの法的裏付けがされたことがある 同法において 仮想通貨 が定義され 仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対する登録制度の導入や 利用者保護のためのルールが整備された 同社は法律の施行に先立ち 2016 年 9 月 合同会社ジャノムと仮想通貨サービスの開始について協議を開始し 同年 11 月には第 1 弾のサービスとしてビットコインサービス Coin Tip を開始している そして 2017 年 5 月に Sobit の開始を決議し 同年 7 月に事業開始した ビットコイン海外送金サービス Sobit は ジャノムとの提携サービス第 2 弾となる Sobit は 仮想通貨ビットコインを使って海外のプリペイド式携帯電話に入金( チャージ ) ができるサービスである Sobit ユーザーが持つビットコインを Sobit に送金するだけで携帯電話代金がチャージされるという仕組みで Sobit ユーザーは ビットコインを持っていれば 世界 137カ国 累計 551 社の携帯電話会社向けにオンライン上でチャージが可能になるという Sobit ユーザーは クレジットカード情報などの個人情報を入力しなくても入金先電話番号を入力して 指定のQRコードにビットコインを送金するだけでチャージが完了する 同社は Sobit で多言語対応を進め グローバルサービスになることを目指している 投資育成事業 2017 年 5 月 19 日に同社は 新たな事業として 投資育成事業 を開始した 投資育成事業 を開始するにあたり これまでに投資したO2O 領域の仮想通貨関連ベンチャー企業株式のうち売買目的株式 (2017 年 12 月期第 1 四半期 275 百万円 ) を 同日付で従来の 投資有価証券 勘定から 営業投資有価証券 勘定へと変更した 投資育成事業 では 社長室のもとで成長企業への投資を検討しており 投資先企業の価値向上による投資リターンを得ることで同社企業価値向上を目指す計画である 前述した通り 営業投資有価証券の一部を2017 年 12 月期第 3 四半期において売却した 同社の営業有価証券は 2017 年 12 月期第 3 四半期末において 320 百万円となっている 50/68

51 Research Report by Shared Research Inc 年 12 月期第 2 四半期 (2017 年 8 月 10 日発表 ) 売上高 2,032 百万円 ( 前年同期比 12.4% 増 ) 営業利益 188 百万円 ( 同 36.0% 減 ) 経常利益 188 百万円 ( 同 34.6% 減 ) 四半期純利益 122 百万円 ( 同 20.1% 減 ) 上記数値は百万円未満を四捨五入した数値であり 会社発表数値 ( 百万円未満切り捨て ) と異なる場合がある ( 以下同じ ) 会社計画比 会社計画に対する進捗率は 売上高 48.4%( 前年同期実績は 48.5%) 営業利益 31.4%( 同 52.8%) 経常利益 31.6%( 同 57.8%) 当期純利益 31.5%( 同 55.4%) となった 売上高の面では 第 2 四半期 (4~6 月期 ) は季節要因により同社売上高の約 90% 近くを占めるアフィリエイト ( 成功報酬型 ) 広告の需要も他の広告需要同様に弱含む時期であるうえに 2017 年 12 月期第 2 四半期初より同社の競合と同様にアドネットワーク事業者のレギュレーション変更 ( インセンティブメディアに対する配信の停止 ) の悪影響を受けている 一方 利益面では アドネットワーク事業者のレギュレーション変更に伴う高粗利益率広告売上高の剥落により粗利益が減少したほか 需要期 ( 第 1 四半期と第 4 四半期 ) とポイント関連費用計上のタイミングのズレに伴うコスト負担増や 長期的成長を支える新規事業への投資として人件費 広告宣伝費などの先行投資負担増によりコスト負担が拡大した 同社によれば 成長企業として予算は下半期偏重であることに加え 上半期に営業利益面で若干の下振れがあるものの 先行投資から生まれる利益などを鑑みれば 下半期にキャッチアップできる余地は大きいとのこと 下半期のポイントメディアにおける成長施策として スマートフォンとリアル店舗 (O2O) によるポイント付与 ( 電子チラシを見てポイント獲得 小売店での買い物後レシート写真を送付してポイントを獲得 ) の効果に加え AD.TRACK( 対象を限定した代理店事業を自社で行う :EC 分野への直販 ) の拡大による利益率向上を同社は見込んでいる また コンテンツメディアにおいても モッピーバイト が好調に拡大する一方 無料コミックサイトである チケコミ などの新メディアへの投資も加速させている 尚 2017 年 12 月第 2 四半期末の営業投資有価証券残高は 311 百万円となった また 2017 年 7 月に 仮想通貨取引所を運 営するビットバンクを 850 百万円の追加投資により グループ会社 ( 持分法適用会社 ) とし 仮想通貨関連事業への事 業展開の加速化を狙っている 前年同期比決算概要 2017 年 12 月期第 2 四半期累計実績は 売上高 2,032 百万円 ( 前年同期比 12.4% 増 ) 営業利益 188 百万円 ( 同 36.0% 減 ) となった ネットワーク広告の減少による粗利率の低下と新規事業への投資に伴う人材関連費用の増加により 前年同期比 36.0% 営業減益となった モッピー モバトク お財布.com を合計したポイントサイト会員数( アクティブユーザー数 ) は 2017 年 6 月末で323 万人 ( 前年同期比 +11.8% 増 ) となり 順調に増加している 第 2 四半期 (4~6 月の3ケ月 ) でみると 売上高は前年同期比 6.9% 増収であったが サイトリニューアルに伴う増員などにより販管費が同 24.1%(49 百万円 ) 増となり 前年同期比 86.0% 営業減益となった 第 2 四半期の販管費 254 百万円 ( 前年同期比 49 百万円増 ) の内訳としては 人材関連費用 128 百万円 ( 同 30 百万円増 ) 広告宣伝費 43 百万円 (1 百万円増 ) 地代家賃 15 百万円 ( 同 2 百万円増 ) その他 66 百万円 ( 同 16 百万円増 ) となっている 51/68

52 Research Report by Shared Research Inc 年 12 月期第 2 四半期末 (2017 年 6 月末 ) の同社従業員数は 99 名 ( 正社員 82 名 非正規社員 17 名となり 前期 (2016 年 12 月期 ) 末比 16 名増 ( 正社員 15 名増 非正規社員 1 名増 ) 新卒の採用に加え サイトリニューアルに伴う増員をおこ なった ポイントメディア事業では 同社が運営するポイントサイトにおいてデータに基づいた広告表示の自動化などの効率化を 図った また 会員の利便性向上を目的としたポイント獲得手段の増加などの改良を行うだけでなく 会員のアクティブ 率向上を目的に各種キャンペーンを実施した また ポイントサイトで同社が発行するポイントは一種の仮想通貨であると考え 仮想通貨関連事業へ積極的な事業展開を行っている 2017 年 6 月に ブロックチェーンの研究開発ベンチャーであるシビラとの資本提携を発表 ( 直近更新内容 の章に詳述 )) し 7 月には 国内大手仮想通貨取引所の ビットバンク を持分法適用関連会社としてグループ会社化した ( 直近更新内容 の章に詳述)) 四半期売上高 ( 百万円 ) 1,200 1, 売上高 YoY( 右軸 ) 33.0% 40.8% 36.5% 34.5% 12.6% 13.7% 11.8% 13.9% 17.8% 6.9% , Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 FY12/15 FY12/16 FY12/17 80% 60% 40% 20% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 四半期営業利益 ( 百万円 ) % 15.6% % 営業利益 営業利益率 ( 右軸 ) 18.1% 18.1% 14.4% 9.4% 16.0% 20% 15% % 1.9% Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1 Q2 FY12/15 FY12/16 FY12/17 10% 5% 0% 出所 : 会社資料より SR 社作成 ビットコイン海外送金サービス Sobit の開始同社は 2017 年 7 月からビットコイン * 海外送金サービス Sobit を開始することを決定した 背景には 情報通信技術の進展等の環境変化に対応するための銀行法等の一部を改正する法律 ( 改正資金決済法 ) の成立 (2016 年 5 月 ) 施行 (2017 年 4 月 ) により 決済通貨としてビットコインの法的裏付けがされたことがある 同法において 仮想通貨 ** が定義され 仮想通貨の売買等を行う仮想通貨交換業者に対する登録制度の導入や 利用者保護のためのルールが整備された 同社は法律の施行に先立ち 2016 年 9 月 合同会社ジャノムと仮想通貨サービスの開始について協議を開始し 同年 11 月には第 1 弾のサービスとしてビットコインサービス Coin Tip を開始している そして 2017 年 5 月に Sobit 52/68

53 Research Report by Shared Research Inc. の開始を決議し 同年 7 月に事業開始を予定している ビットコイン海外送金サービス Sobit は ジャノムとの提携サー ビス第 2 弾となる Sobit は 仮想通貨ビットコインを使って海外のプリペイド式携帯電話に入金( チャージ ) ができるサービスである Sobit ユーザーが持つビットコインを Sobit に送金するだけで携帯電話代金がチャージされるという仕組みで Sobit ユーザーは ビットコインを持っていれば 世界 137カ国 累計 551 社の携帯電話会社向けにオンライン上でチャージが可能になるという Sobit ユーザーは クレジットカード情報などの個人情報を入力しなくても入金先電話番号を入力して 指定のQRコードにビットコインを送金するだけでチャージが完了する 同社は Sobit で多言語対応を進め グローバルサービスになることを目指している * 公共トランザクションログ ( ブロックチェーンと呼ばれる公開分散デジタル元帳に記録されたログ ) を利用するオープソースプロトコルに基づくピアーツーピア型の決済網および暗号通貨 ネットワークに参加しているノードによってトランザクションが検証され ログはブロックチェーン ( ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ分散データベース ) により記録される ** 仮想通貨 : 仮想通貨とは 2016 年に成立した改正資金決済法による定義では 不特定多数間での物品購入 サービス提供の決済 売買 交換に利用できる財産的価値で 情報処理システムによって移転可能なものとされる 法定通貨ではないが 決済手段の一つと解釈されている また サーバー型電子マネーの一つの変形であるとも考えられている 但し 仮想通貨はレートの変動があるため投機の対象にもなり得るが 電子マネーは決済目的で使われる 投資育成事業 の開始 2017 年 5 月 19 日に同社は 新たな事業として 投資育成事業 を開始すると発表した 投資育成事業 を開始するにあたり これまでに投資したO2O 領域の仮想通貨関連ベンチャー企業株式のうち売買目的株式 (2017 年 12 月期第 1 四半期 275 百万円 ) を 同日付で従来の 投資有価証券 勘定から 営業投資有価証券 勘定へと変更した 2017 年 12 月第 2 四半期末の営業投資有価証券残高は311 百万円となった 投資育成事業 では 社長室のもとで成長企業への投資を検討しており 投資先企業の価値向上による投資リターンを 得ることで同社企業価値向上を目指す計画である 2016 年 12 月期通期 (2017 年 2 月 14 日発表 ) 売上高 営業利益ともに過去最高を更新 売上高 3,726 百万円 ( 前期比 17.7% 増 ) 営業利益 557 百万円 ( 同 19.7% 増 ) 経常利益 498 百万円 ( 同 8.5% 増 ) 四半期純利益 276 百万円 ( 同 2.4% 増 ) 会社計画比会社計画に対する達成率は 売上高 102.0% 営業利益 107.1% 経常利益 98.2% 当期純利益 85.3% となった 売上高と営業利益は会員数増加などによる影響で計画を上回ったが 経常利益と当期純利益は計画を下回った これは 市場変更費用 35 百万円や株式交付費 13 百万円の計上などが主な理由である 当期純利益に関しては 経常利益の減少理由による影響及び投資有価証券評価損 30 百万円の計上が主な理由である 53/68

54 Research Report by Shared Research Inc. 前年同期比売上高 営業利益 2016 年 12 月期通期は 売上高 3,726 百万円 ( 前期比 17.7% 増 ) 営業利益は557 百万円 ( 同 19.7% 増 ) と それぞれ過去最高を更新した ポイントメディア事業ポイントメディア事業の売上高は 3,606 百万円 ( 前期比 16.3% 増 ) となった これは 会員数の増加が主な理由である 2016 年 12 月末におけるポイントサイト会員数は 304 万人 ( 前期比 13.7% 増 前四半期比 4.1% 増 ) うち モッピー 135 万人 ( 同 21.6% 増 同 5.7% 増 ) モバトク 114 万人 ( 同 7.5% 増 同 1.4% 増 ) お財布.com 56 万人 ( 同 9.4% 増 同 5.6% 増 ) となった ポイントメディア事業では 新規会員獲得と既存会員の利便性向上を目的としたサイトの改良を行った 具体的には ポ イント交換先の増加 広告カテゴリーごとの人気や価格を一括して整理比較しやすいページの追加である また同社は 会員のアクティブ率向上を目的に ゲームコンテンツの追加導入と各種キャンペーンを実施した 同社は 2016 年 9 月 30 日から株式会社セディナ ( 株式会社三井住友フィナンシャルグループ ( 東証 1 部 8316) 子会社 ) との提携によるポイント決済サービスを開始した 具体的には セディナ社がプリペイドカード POINT WALLET VISA PREPAID を発行し 会員は同社のポイントサイトで貯めたポイントをチャージし 国内外におけるVisaカード加盟約 4,000 万店舗で利用できるというものである また会員は Visa 加盟店での利用によって カード利用額 0.5% 相当のポイントを貯めることができる 同社は今後も 会員に向けてポイントの利便性を高める努力を行っていくとしている コンテンツメディア事業コンテンツメディア事業の売上高は120 百万円 ( 前期比 82.1% 増 ) となった コンテンツメディア事業では アルバイトを中心とした2016 年 12 月期末求人広告掲載数が113,798 件 ( 前年同期比 97.4% 増 前四半期比 49.0% 増 ) となった これは 同社計画である100,000 件を13,798 件上回る水準である 求人広告掲載数の大幅な増加は 大口案件受注獲得が主な理由となっている 前四半期比売上高 営業利益 2016 年 12 月期第 4 四半期 (3ヵ月) 売上高は 968 百万円 ( 前四半期比 1.9% 増 ) となった ポイントサイト会員数の前四半期比増加率は4.1% 増 うち モッピー 同 5.7% 増 モバトク 同 1.4% 増 お財布.com 同 5.6% 増となった 営業利益は 91 百万円 ( 前四半期比 81 百万円減 ) となった 収益性の低い案件が増加したことによる売上総利益率の低 下 (2016 年 12 月期第 4 四半期は前四半期比 5.4% ポイント縮小の 31.1%) と 広告宣伝費と人材関連費用を中心とした販 管費増 ( 同 34 百万円増 ) によって営業利益は減益となった 売上原価 販管費 2016 年 12 月期第 4 四半期 (3ヵ月) 売上原価は ポイント原価上昇などによって 667 百万円 ( 前四半期比 63 百万円増 ) となった 販管費は209 百万円 ( 同 34 百万円増 ) となり なかでも広告宣伝費 34 百万円 ( 同 10 百万円増 ) 人材関連費用 108 百万円 ( 同 17 百万円増 ) が特に増加した 2016 年 12 月期第 4 四半期における主要費用の売上高対比率は 売上原価が 68.9%( 前四半期比 5.4% ポイント上昇 ) 人 材関連費用が 11.2%( 同 1.6% ポイント上昇 ) 広告宣伝費が 3.5%( 同 1.0% ポイント上昇 ) となった 54/68

55 Research Report by Shared Research Inc. 収益性の低い案件の増加によって売上原価率が上昇し また広告宣伝費と人材関連費用を中心とした販管費増によって販 管費率が 21.6%( 同 3.2% ポイント上昇 ) まで上昇したため 営業利益率は 9.4%( 同 8.7% ポイント低下 ) まで低下した 2015 年 12 月期通期 売上高 3,167 百万円 ( 前期比 30.8% 増 ) 営業利益 465 百万円 ( 同 41.3% 増 ) 経常利益 459 百万円 ( 同 48.5% 増 ) 当期純利益 269 百万円 ( 同 8.4% 減 ) 売上高は3,167 百万円 ( 前期比 30.8% 増 ) うちポイントメディア事業 3,101 百万円 ( 同 29.8% 増 ) HRメディア事業 66 百万円 ( 同 2.1 倍 ) となった ポイントメディア事業では 2015 年 4 月に株式会社オープンキューブのポイントメディア お財布.com の事業譲受による増収効果 広告主のニーズに合わせて広告商品を設計するタイアップ広告へ注力したことなどが増収に寄与した 営業利益に関しては 増収効果により465 百万円 ( 同 41.3% 増 ) となった 当期純利益に関しては 法人税減税に伴う繰延税金資産取り崩しによる法人税率負担率上昇により 269 百万円 ( 同 8.4% 減 ) となった 同社は ポイントサイト会員に向けたポイントとの交換促進などの利便性向上と活性化を目的に ビットコインサービス を提供する株式会社 bitflyer(2015 年 5 月 ) レジュプレス株式会社 (2015 年 8 月 資本提携も含む ) ビットバンク株式 会社 (2015 年 12 月 資本提携も含む ) と業務提携を行った 2014 年 12 月期通期 売上高 2,421 百万円 ( 前期比 2.1 倍 ) 営業利益 329 百万円 ( 同 2.1 倍 ) 経常利益 309 百万円 ( 同 2.0 倍 ) 当期純利益 294 百万円 ( 同 3.3 倍 ) 売上高は2,421 百万円 ( 前期比 2.1 倍 ) うちポイントメディア事業 2,390 百万円 ( 同 2.1 倍 ) HRメディア事業 31 百万円 ( 同 3.1 倍 ) となった ポイントメディア事業では 2013 年 12 月にファイブゲート株式会社のポイントメディア モバトク通帳 ( 現 モバトク ) 事業譲受による増収効果 広告主のニーズに合わせて広告商品を設計するタイアップ広告へ注力したことなどが増収に寄与した 営業利益に関しては 増収効果により329 百万円 ( 前期比 2.1 倍 ) となった 55/68

56 Research Report by Shared Research Inc. 過去の会社予想と実績の差異 期初会社予想と実績 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単体単体単体単体 売上高 ( 期初予想 ) 2,399 2,808 3,652 4,200 売上高 ( 実績 ) 2,421 3,167 3,726 5,400 期初会予と実績の格差 1% 13% 2% 29% 営業利益 ( 期初予想 ) 営業利益 ( 実績 ) 期初会予と実績の格差 10% 22% 7% 59% 経常利益 ( 期初予想 ) 経常利益 ( 実績 ) 期初会予と実績の格差 11% 21% -2% 61% 当期純利益 ( 期初予想 ) 当期純利益 ( 実績 ) 期初会予と実績の格差 14% 10% -15% 68% 出所 : 会社資料より SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 56/68

57 Research Report by Shared Research Inc. 貸借対照表 貸借対照表 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 流動資産 ,235 2,362 4,659 5,674 現預金等 ,596 1,434 3,629 3,569 売上債権 棚卸資産 その他 固定資産 ,174 2,317 有形固定資産 無形固定資産 投資その他の資産 ,631 資産合計 ,488 3,326 5,833 7,991 流動負債 ,061 1,158 1,832 買入債務 短期有利子負債 ポイント引当金 その他流動負債 固定負債 長期有利子負債 その他 負債合計 ,419 1,526 2,407 純資産 ,629 1,907 4,307 5,584 資本金 ,380 1,749 資本剰余金 ,915 2,284 利益剰余金 ,542 自己株式 その他の包括利益累計額 新株予約権 負債 資本合計 ,488 3,326 5,833 7,991 運転資金 ,025 有利子負債合計 ネットキャッシュ , ,124 2,795 売上債権回転期間 棚卸資産回転期間 買入債務回転期間 サイト差 流動比率 187% 164% 144% 353% 223% 402% 310% 固定比率 22.8% 38.0% 90.3% 15.5% 50.6% 27.3% 41.5% 株主資本比率 41.9% 37.8% 28.2% 65.5% 57.2% 73.8% 69.8% 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 資産 2017 年 12 月期における同社資産の主要項目は 現金及び預金 ( 構成比 44.7%) 売上債権 ( 同 10.5%) 無形固定資産 ( 同 5.9%) である 現金及び預金に関しては 2014 年 12 月期には株式の発行による収入 513 百万円と自己株式処分による収 入 582 百万円などがあり 前期比 1,323 百万円増の 1,596 百万円と大幅に増加した また 2016 年 12 月期には新株予約権行 使による株式発行の収入 2,059 百万円などにより 前期比 2,195 百万円増の 3,629 百万円となった 売上債権に関しては 売上高の増加に連動して増加傾向にある 無形固定資産に関しては 事業買収 (2013 年 12 月期におけるファイブゲート 株式会社のポイントメディア モバトク通帳 ( 現 モバトク ) 事業取得 2015 年 12 月期における株式会社オープ ンキューブのポイントメディア お財布.com 事業取得 ) によるのれん計上によって増加した 負債 2017 年 12 月期における同社負債の主要項目は ポイント引当金 ( 負債のうち同項目の構成比 31.1%) 長短有利子負債 774 百万円 ( 同 32.1%) である 2017 年 12 月期のポイント引当金は ポイントサイト会員数の増加により前期比 21.8% 増の750 百万円となった 2017 年 12 月期の長短有利子負債は コンテンツメディア事業の拡大やフィナンシャルサービス事業における資本提携の増加などを背景に 前年比 53.1% 増の774 百万円となった 57/68

58 Research Report by Shared Research Inc. 純資産 2017 年 12 月期における同社純資産は前期比 1,277 百万円増の 5,584 百万円となった これは 当期純利益 650 百万円 新株 の発行 ( サイバーエージェント社に対する第三者割当増資 ) に伴う増加 739 百万円などが主な理由である キャッシュフロー計算書 キャッシュフロー計算書 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 百万円 ) 単独単独単独単独単独単独単独 営業活動によるキャッシュフロー 投資活動によるキャッシュフロー ,448 フリーキャッシュフロー 財務活動によるキャッシュフロー , , 親会社株主帰属当期純利益 減価償却費 のれん償却費 有形固定資産の取得による支出 無形固定資産の取得による支出 運転資金増減 フリーキャッシュフロー 現金及び現金同等物の期末残高 ,596 1,434 3,629 3,569 出所 : 会社データより SR 社作成 * 表の数値が会社資料とは異なる場合があるが 四捨五入により生じた相違であることに留意 営業活動によるキャッシュフロー 同社の営業活動によるキャッシュフローは 当期純損益とほぼ連動している 2017 年 12 月期の営業活動によるキャッシュ フローは 当期純利益 650 百万円が計上されたことなどにより 470 百万円の収入となった 投資活動によるキャッシュフロー同社の投資活動によるキャッシュフローは 特に事業買収に影響される 2013 年 12 月期は ファイブゲート株式会社ポイントメディア モバトク通帳 ( 現 : モバトク ) 事業取得 ( 取得原価 101 百万円 ) などにより130 百万円の支出となった 2015 年 12 月期は 株式会社オープンキューブのポイントメディア お財布.com 事業取得( 取得原価 154 百万円 ) などにより558 百万円の支出となった 2017 年 12 月期は 資本業務提携 ( ビットバンク社など ) の積極的展開を背景とする関係会社株式の取得による支出が907 百万円 本社移転に伴う敷金および保証金の差入による支出が134 百万円などが主な支出項目であった 財務活動によるキャッシュフロー同社の財務活動によるキャッシュフローは 有利子負債の増減および株式の発行による収入の影響が大きい 2014 年 12 月期は 株式の発行による収入 513 百万円と自己株式処分による収入 582 百万円などにより 1,155 百万円の収入となった 2016 年 12 月期は 新株予約権行使による株式発行の収入 2,059 百万円などにより 2,121 百万円の収入となった 2017 年 12 月期は 株式発行による収入 729 百万円や長期借入れによる収入 500 百万円があった一方で 長期借入金の返済による支出 232 百万円などがあった 58/68

59 Research Report by Shared Research Inc. 沿革 その他の情報 年月 概要 2005 年 1 月 都木聡氏が東京都渋谷区において モバイル端末を通じたポイントメディアのサービス提供を目的として 同社を設立 2005 年 5 月 モッピー フィーチャーフォン版サービスを開始 2010 年 4 月 モッピー PC 版サービスを開始 2010 年 11 月 モッピージョブ フィーチャーフォン版サービスを開始(2018 年 4 月にモッピーバイトに名称変更 ) 2011 年 10 月 モッピー スマホ版サービスを開始 2011 年 11 月 モッピージョブ スマホ版およびPC 版サービスを開始 (2018 年 4 月にモッピーバイトに名称変更 ) 2013 年 12 月 ファイブゲート株式会社より モバトク通帳 ( 現 : モバトク ) 事業を譲受 2014 年 10 月 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 2015 年 2 月 株式会社グローバルパワーより センキュー! 事業を譲受 2015 年 4 月 株式会社オープンキューブより お財布.com 事業を譲受 2016 年 6 月 株式会社ゆめみと資本業務提携 ( 持分法適用会社化 ) 2016 年 12 月 東京証券取引所市場第一部に指定変更 2017 年 7 月 ビットバンク株式会社と資本業務提携 ( 持分法適用会社化 ) 2017 年 9 月 仮想通貨取引事業を行う子会社 株式会社マーキュリーを設立 出所 : 会社資料よりSR 社作成 ニュース & トピックス 2018 年 3 月 2018 年 3 月 14 日 同社は株式会社 LOGICA との資本提携について発表した 同社は 仮想通貨のポートフォリオ管理ツール Coinboard( コインボード ) を開発 提供する株式会社 LOGICA と 2018 年 3 月 9 日に資本提携契約を締結した 資本提携の理由日本国内でも仮想通貨取引所の利用者が増加傾向にあり 仮想通貨取引も活発化しているが 複数の仮想通貨取引所を利用しているユーザーにおいては 仮想通貨の価格や残高のチェックにかかる負担が大きい そのため 複数の仮想通貨取引所で保有している仮想通貨の一括管理が可能なポートフォリオ管理ツールへのニーズが高まっている 従来の仮想通貨ポートフォリオ管理ツールは 手動で仮想通貨の取引にかかるデータを入力する仕様が主流であったが Coinboard( コインボード ) は API(Application Programming Interface)* にて仮想通貨取引所と連携させることができ 自動で取引履歴や残高といったデータの更新が行われる仕様となっている 同社は 現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており そのポイントは一種の仮想通貨 ( トークン ) であると定義している そのため グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは非常に親和性が高いと考えている 非現金決済社会 (=トークン エコノミー) が進む中で 同社はポイントサービスとともに 仮想通貨 ブロックチェーン関連への事業展開を積極的に行ってきた 今回のLOGICA 社への追加出資を通じて 一層の仮想通貨関連事業を推進していくとともに 仮想通貨 ( トークン ) ブロックチェーン技術においてビジネスシナジーの可能性を追求するとしている 59/68

60 Research Report by Shared Research Inc. * ある Web サービスが持つ機能やデータを他のサービスで使えるようにするための仕組みを指す LOGICA 社が第三者割当増資により新株式を発行し その一部を同社が引き受ける 株式取得日は 2018 年 3 月 14 日 ( 予定 ) としている なお 本件による 2018 年 12 月期通期業績への影響は軽微である 2018 年 2 月 2018 年 2 月 28 日 同社はフレセッツ株式会社との資本提携について発表した 同社は 仮想通貨取引所向けウォレット管理システムを始めとするソフトウェア開発事業を行うフレセッツ社と 2018 年 2 月 28 日に資本提携契約を締結することを決定した 資本提携の理由フレセッツ社は企業向けウォレット管理システムを始めとする仮想通貨関連のソフトウェア開発およびコンサルティング事業を行うベンチャー企業である フレセッツ社が開発を行う仮想通貨取引所向けウォレット管理システムでは マルチシグ * 対応のビットコインアドレス生成機能 ホットウォレットとコールドウォレット ** の連携機能 フルノードと軽量化ノード *** の使い分けによる負荷分散機能を実装していることを特長としている フレセッツ社が開発を行う仮想通貨取引所向けウォレット管理システムでは 事業者向けに作られたウォレットソリューションがほとんど存在しない中 これらの機能により 既存法定通貨と同等レベルの安全性を担保しつつ 可用性 スケーラビリティを確保することを可能としており 同社では金融事業者が求める水準を満たすものであると考えている フレセッツ社の代表取締役の日向氏は 同社の提供するビットコイン送金サービスの CoinTip ビットコイン海外送金サービスの Sobit を共同開発しており フレセッツ社の仮想通貨関連システムに係る開発力の高さは実証済であり 同社では 仮想通貨取引所向けウォレット管理システムにおいても 競争力の高いサービスの開発を見込んでいる 同社は 現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており そのポイントは一種の仮想通貨 ( トークン ) であると定義している そのため グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは非常に親和性が高いと考えている 非現金決済社会 (=トークン エコノミー) が進む中で 同社はポイントサービスとともに 仮想通貨 ブロックチェーン関連への事業展開を積極的に行ってきた 今回のフレセッツ社への追加出資を通じて 一層の仮想通貨関連事業を推進していくとともに 仮想通貨 ( トークン ) ブロックチェーン技術においてビジネスシナジーの可能性を追求するとしている * マルチシグとは マルチ シグネチャの略称であり マルチシグ対応のビットコインアドレスでは ビットコインを送付するために複数の署名が必要となる そのため マルチシグを採用することで高セキュリティのウォレットサービスを構築可能となる ** ホットウォレットとは インターネットに接続されているウォレットのことを指し リアルタイムでの送金に対応可能で利便性が高い反面 不正アクセスの標的になりうるため安全性が低いという特徴を有している 一方コールドウォレットとは インターネットと完全に切り離されたウォレットのことを指し 安全性は高いものの 利便性が低いという特徴を有している *** ノードとは ビットコイン ネットワークに参加しているプログラム一つ一つを指す フルノードとは すべてのデータをダウンロードし検証するノードを指し 軽量化ノードとは すべてのデータをダウンロードすることなく トランザクションの検証を行うノードを指す 軽量化ノードとすることで運用が軽量化し スケーラビリティも向上する一方で フルノードよりもセキュリティが劣る可能性がある 資本提携の内容フレセッツ社が第三者割当増資により新株式を発行し その一部を同社が引き受ける 株式取得日は2018 年 3 月 1 日 ( 予定 ) としている なお 本件による2018 年 12 月期通期業績への影響は軽微である 60/68

61 Research Report by Shared Research Inc 年 11 月 2017 年 11 月 30 日 同社は 第三者割当による新株式発行に関して発表した 同社は 同日開催の取締役会において 株式会社サイバーエージェント ( 東証 1 部 4751) を割当先とする第三者割当によ る新株式発行を決議した 同社は 仮想通貨に関連する新たな取組みとして 2017 年 4 月の改正資金決済法の施行等により仮想通貨への社会的関心が高まる中 ビットコイン送金サービス (CoinTip Sobit) の開始 仮想通貨取引所を運営するビットバンク株式会社の持分法適用関連会社化 及び仮想通貨取引事業を行う子会社である株式会社マーキュリーの設立といった取組みを行っており 今後もこのような取組みを加速させたいと考えている 一方 割当予定先であるサイバーエージェント社は メディア事業 インターネット広告事業 ゲーム事業に加え 新たな事業領域を創造すべく 成長分野である仮想通貨取引事業への進出を目的に株式会社サイバーエージェントビットコイン ( 以下 CAビットコイン ) を設立した これらの経緯を踏まえ 両社が仮想通貨領域における協業の可能性を協議した結果 ビットバンクの提供する仮想通貨取引所の新規参入事業者向けホワイトラベル提供サービス bitbank for broker をCAビットコインが採用し 2018 年春に仮想通貨取引所の新規運営の開始を目指すこととした 当該協業によりCAビットコインは ビットバンクの持つ仮想通貨のトレーディングシステムと仮想通貨取引所の運営ノウハウの提供を受ける一方 ビットバンクもCAビットコイン経由の取引の増加により仮想通貨取引所としてのプレゼンスの向上が期待できる 同社は 当該協業に加え サイバーエージェント社に同社株式を保有してもらうことで 両社の信頼関係が強化され 両 社の仮想通貨領域の事業の推進に資すると判断した 募集の概要 払込期日 :2017 年 12 月 18 日 発行新株式数 : 500,000 株 (2017 年 6 月末現在の発行済株式総数の4.63%) 発行価額 :1 株につき1,470 円 ( 総額 735,000,000 円 ) 調達資金の額 :729,600,000 円 ( 差引手取概算額 ) 募集又は割当方法 : 第三者割当 割当予定先 : 全株をサイバーエージェントに割当てる 第三者割当増資で調達する資金の具体的な使途 具体的な使途 金額 ( 千円 ) 支出予定時期 仮想通貨取引所事業に係るシステム構築費 50, 年 12 月 年 4 月 仮想通貨取引所事業に係る広告宣伝費 216, 年 4 月 年 12 月 仮想通貨マイニング事業に係るシステム構築費及び仮想通貨購入資金 200, 年 12 月 年 4 月 本社オフィス移転に係る保証金及び設備投資資金 263, 年 12 月 年 2 月 合計 729, 年 11 月 10 日 同社は 2017 年 12 月期第 3 四半期決算 本社移転 業績予想及び配当予想の修正 子会社マーキュリー による新仮想通貨マイニング事業開始について発表した 61/68

62 Research Report by Shared Research Inc 年 8 月 2017 年 8 月 18 日 同社は 仮想通貨取引事業等を行うことを目的とする子会社の設立を発表した 子会社設立の理由同社は グローバルな決済手段であるビットコインなどの仮想通貨と 同社が提供するポイント ( 現金や電子マネー等に交換可能 ) は親和性が高いと捉えている 2017 年 4 月の改正資金決済法の施行を背景に仮想通貨への社会的関心が高まる中 2017 年 7 月に同社は 国内大手の仮想通貨取引所を運営するビットバンク株式会社 ( 以下 ビットバンク ) を持分法適用関連会社とした さらに今回 仮想通貨取引事業等を行う子会社の設立を決議した ビットバンクの 仮想通貨取引所の新規参入事業者向けホワイトラベル提供サービス bitbank for broker を利用し 仮想通貨取引所の新規運営を開始予定 またビットバンクからは 仮想通貨取引の運営ノウハウとともに流動性の提供を 受ける予定 今回の子会社設立により 仮想通貨 ブロックチェーン関連事業を一層推進していく 子会社の概要 名称 株式会社マーキュリー 所在地 東京都港区 代表者の役職 氏名 代表取締役社長都木聡 ( 同社代表取締役社長 ) 事業内容 仮想通貨取引事業等 資本金 50 百万円 設立年月 2017 年 9 月 大株主及び持株比率 同社 100% 決算期 12 月 31 日 上場会社と当該会社との間の関係 資本関係 : 同社 100% 子会社 人的関係 : 同社から1 名 ( 代表取締役社長を含む ) の役員を派遣 取引関係 : 未定 尚 同社によれば 本件が同社業績に与える影響は現時点では軽微であるとしているが 中長期的に業績向上に資するも のと見込んでいる 2017 年 7 月 2017 年 7 月 12 日 同社は ビットバンク株式会社との資本業務提携 ( 持分法関連会社化 ) に関して発表した 資本提携の理由ビットバンク社は レバレッジ最大 20 倍のビットコイン先物取引 BTCFX が可能な bitbank Trade 国内大手仮想通貨取引所である bitbank.cc 仮想通貨の高速取引マッチングエンジンである bitbank exchange 仮想通貨取引所参入事業者向けのホワイトラベル提供サービス bitbank for broker を展開している また 国内最大規模の仮想通貨 ブロックチェーン関連のニュースメディア ビットコインニュース BTCN や 国内唯一のブロックチェーンエンジニア向けの教育プログラムである ブロックチェーン大学校 を運営している 同社では 現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており そのポイントは一種の仮想通貨 ( トーク ン ) であると定義している そのため グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは非常に 親和性が高いと考えている 非現金決済社会 (= トークン エコノミー ) が進む中で 同社ではポイントサービスととも 62/68

63 Research Report by Shared Research Inc. に POINT WALLET VISA PREPAID ( プリペイドカード ) の発行や 仮想通貨 ブロックチェーン関連への投資を積 極的に行っている 資本提携の内容 ビットバンク社を関連会社としてグループ化することにより 仮想通貨関連事業を推進していくとともに トークン エ コノミー ( 非現金決済社会 ) の実現に向け 共同で事業を展開をしていく ビットコインは インターネット上で流通している仮想通貨の 1 つで オープンソースプロトコルに基づく Peer to Peer 型の決済網 である ビットコインは権力機関や金融機関を介さないため 極めて低いコストでの決済を可能とするとされており マイクロペ イメントや国際送金などへの利用が期待されている 資本提携の内容 同社は ビットバンク社の発行する第三者割当増資による新株式の引き受けに加え 既存株主から株式を取得する 新たに取得するビットバンク社株式の取得価額は850 百万円であり 既存保有株式と合わせて発行済株式総数の29.9% となり ビットバンク社は同社の持分法適用関連会社となる 資本提携契約締結日 :2017 年 7 月 14 日 株式取得日 :2017 年 7 月 31 日 ( 予定 ) なお 同社は 本件による 2017 年 12 月期通期業績への影響は軽微であると見込んでいるが 中長期的に同社業績の向上 に資するものと考えている 2017 年 6 月 2017 年 6 月 16 日 同社は ブロックチェーンの研究開発ベンチャーであるシビラ株式会社との資本提携に関して発表し た 資本提携の理由シビラ社は独自ブロックチェーンの研究開発とソリューション提供を行うベンチャー企業である シビラが独自開発したブロックチェーン Broof は データベースとしての堅牢性と高いパフォーマンス そしてトレーサビリティと情報解析に優れている Broof は M2M(Machine to Machine) でのマイクロペイメントが行える高速なブロックチェーンをコンセプトに ビットコイン互換 処理速度と信頼性の高さ 拡張性の高さ の特長を有する 同社では 現金や電子マネー等に交換可能なポイントサービスを運営しており そのポイントは一種の仮想通貨 ( トークン ) であると定義している そのため グローバルな仮想通貨であるビットコイン及びブロックチェーン技術とは親和性が高いと考えている また FinTech 領域のベンチャー企業が隆盛しており 技術革新により今後もより質の高いサービスが提供されていくことが予想される 同社では 既に仮想通貨 ブロックチェーン技術をもつ株式会社 bitflyer コインチェック株式会社 ビットバンク株式会社 株式会社 Orb breadwalletllcなどと提携を行っており 今回のシビラ社への出資を通じて仮想通貨 ( トークン ) ブロックチェーン技術におけるビジネスシナジーの可能性を追求するとしている ブロックチェーンとは 信頼性 説明責任 透明性を担保しながらビジネス プロセスを効率化できる P2P(Peer to Peer) 技術 を用いて管理する 分散型台帳 である ブロックチェーンは仮想通貨ビットコインの中核技術として提唱された技術で 改ざん 困難な記録方式として通貨以外への応用も期待されている 経済産業省はブロックチェーンの調査報告書をまとめ (2016 年 ) ブ 63/68

64 Research Report by Shared Research Inc. ロックチェーン技術は流通管理や土地の登記などへの応用が期待されており 潜在的な国内市場規模は 67 兆円にのぼると予測され ている 資本提携の内容 シビラ社が第三者割当増資により新株式を発行し その一部を同社が引き受ける 資本提携契約締結日 :2017 年 6 月 16 日 株式取得日 :2017 年 6 月 30 日 ( 予定 ) なお 同社は 本件による 2017 年 12 月期通期業績への影響は軽微であると見込んでいる コーポレートガバナンスおよびトップマネジメント 同社のコーポレートガバナンス体制 (2017 年 4 月 3 日現在 ) 資本構成 支配株主の有無 外国人株式保有比率 なし 10% 未満 組織形態 取締役 監査役関係 組織形態定款上の取締役人数取締役人数定款上の取締役任期取締役会議長社外取締役人数社外取締役のうち独立役員に指定されている人数指名委員会または報酬委員会に相当する任意の委員会の有無定款上の監査役人数監査役人数社外監査役人数社外監査役のうち独立役員に指名されている人数 監査役設置会社 7 名 7 名 2 年社長 2 名 2 名なし 7 名 3 名 2 名 2 名 その他 取締役へのインセンティブ付与に関する施策の実施状況ストックオプションの付与対象者取締役報酬の開示状況報酬の額またはその算定方法の決定方針の有無買収防衛策の導入の有無出所 : 会社資料よりSR 社作成 ストックオプション制度の導入社内取締役 従業員個別報酬の開示はなしありなし 代表取締役社長 : 都木聡 ( たかぎさとし 1971 年 11 月 9 日生 ) 1994 年 3 月 上智大学経済学部を卒業 同年 4 月 将来の起業を志し野村證券株式会社に入社した 金融機関を選んだ理由は 経営者の目線で考える経験を得ることが主な理由という その後 インターネット市場の拡大を想定し 起業する前にITベンチャー企業での経験を積むことが必要と判断し 2000 年 2 月に上場前の株式会社サイバーエージェントに入社した サイバーエージェント社では 社長室長 経営企画室長として予算策定 経営戦略立案 新規事業立ち上げなどに携わる 2003 年 1 月に有限会社ジュノー アンド カンパニーを設立し 取締役就任 ( 現任 ) 2005 年 1 月に同社を設立し 代表取締役社長就任 ( 現任 ) 64/68

65 Research Report by Shared Research Inc. 配当方針 同社は 企業価値の継続的な拡大と 株主に対する利益還元を重要な経営課題と認識している 配当方針に関しては 財務体質の強化と事業拡大を目的とした内部留保とのバランスを図りながら 検討するとしている 2015 年 12 月期までは配当を実施していなかったが 2016 年 12 月期の期末配当は東証 1 部上場を記念して 1 株あたり8 円 00 銭を実施した 2017 年 12 月期の期末配当は12 円 00 銭 2018 年 12 月期の期末配当は8 円 00 銭を予定している 大株主 (2017 年 12 月 31 日現在 ) 氏名または名称所有株式数 ( 株 ) 割合 (%) 有限会社ジュノー アンド カンパニー 1,180, % インキュベイトキャピタル 5 号投資事業有限責任組合 1,000, % 株式会社シーエー モバイル 900, % 高橋秀明 851, % 都木聡 562, % 株式会社サイバーエージェント 500, % 資産管理サービス信託銀行株式会社 ( 証券投資信託口 ) 347, % 株式会社 SBI 証券 259, % 谷地舘望 258, % 小林保裕 200, % 発行済株式数 ( 自己株式を含む ) 11,299, % 出所 : 会社資料より SR 社作成 * 有限会社ジュノー アンド カンパニーは創業者である都木聡社長 ( 現任 ) の資産管理会社である 従業員数 従業員数 FY12/11 FY12/12 FY12/13 FY12/14 FY12/15 FY12/16 FY12/17 ( 人 ) 単独 単独 単独 単独 単独 単独 単独 従業員数 出所 : 会社資料よりSR 社作成 ところで ビットコインとはビットコインは 2008 年にSatoshi Nakamoto 氏を自称する匿名の人物 ( または匿名集団等 諸説あり ) が開発した仮想通貨である 仮想通貨のシステムは 特定の個人や組織による集中管理なしに信用性が担保されなければならないことから 暗号化技術が重要な要素となっている ビットコインで使用されている暗号化技術は ブロックチェーン と称される仕組みの一部として組み込まれており ブロックチェーン 技術の中身 ( プログラムのソースコード ) は公開されているため誰でも修正や加筆 ( 改善や改良 ) が可能となっている ビットコインの信用力を支える ブロックチェーン 技術 ビットコイン は P2P( ピアーツーピア ) ネットワークと称される通信形態で運用されている ビットコインにおけるP2Pとは 参加者それぞれが中央管理者を介さず ( 管理者は存在しない ) 他の参加者と直接つながることで全ての取引履歴を皆で共有する分散型ネットワークである ビットコインが国や銀行などの組織に管理されず 利用者同士で信用性を担保できるのは このP2Pネットワークにおいて暗号化技術が組み込まれた ブロックチェーン を使っているためである ブロックチェーン は 取引履歴を含む様々な情報を含んだデータのブロックがチェーンのように連なってお 65/68

66 Research Report by Shared Research Inc. り それを皆で共有することで悪意のある利用者が一度に改ざんすることを難しくしていることから ビットコイン ネッ トワーク全体の信用性が担保されている ブロックチェーンのイメージ 出所 : 経済産業省資料 ( より SR 社作成 ビットコインの発行 マイニング ビットコインの発行は インターネット上の暗号を解くことで実行される 一番早く解いた参加者は報酬としてコインを獲得する コイン獲得は 金鉱脈を掘り当てることになぞらえて マイニング と呼ばれている そして コインの発行に関するデータがブロックチェーンに付加され 他の参加者がそのデータを確認する このように 誰がどれだけのコインを生み出したかが 常に参加者間で共有される ビットコインの発行総量は既に決められており 2140 年までに21 百万 BTCとされている CoinMarketCapによれば 2018 年 3 月 13 日現在 16,916,737BTCが流通している ビットコインに関する歴史 年月 概要 2008 年 Satoshi Nakamoto という正体不明の集団 * が インターネット上で仮想通貨ビットコインに関する論文を発表 2009 年 Satoshi Nakamoto がビットコインのソフトウェアをインターネット上で発表し ビットコインにおける最初の採掘 ( マイニング ) を行って 運用が開始された 2010 年日本国内初のビットコイン交換所 (Mt.Gox 社 ) が開設された 2014 年 Mt.Gox 社が破綻 この頃から国内交換所が増加し始める 一般社団法人日本価値記録事業者協会 (JADA) が発足 2015 年国内ブロックチェーン事業者が増加する 同社が bitflyer 社と業務提携し 国内で初めてスマートフォンにおけるポイントとビットコインの交換を開始 2016 年 JADA が仮想通貨とブロックチェーンの発展を合わせて推進する組織である一般社団法人日本ブロックチェーン協会 (JBA) に改組 一般社団法人仮想通貨ビジネス勉強会が発足 一般社団法人ブロックチェーン推進協会 (BCCC) が発足 日本で改正資金決済法 ( いわゆる仮想通貨法 ) が成立 一般社団法人仮想通貨ビジネス勉強会が 一般社団法人日本仮想通貨事業者協会に改組 2017 年改正資金決済法 ( 仮想通貨法 ) が施行 出所 :JBA 資料 JVCI 資料などにより SR 社作成 * JVCI では "Satoshi Nakamoto" を匿名の集団としたうえで 匿名である理由について Bitcoin という技術が仮想通貨という お金 に特化されていることから 特定の組織や公的機関 商業的な圧力から影響を受けることを回避するため と推測されている としている 66/68

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