1. 申請の概要 1 申請の概要汚染水タンク堰内に貯まった雨水は, 一旦 雨水回収タンクに回収し 排水基準を満足する場合はそのまま構内散水し, 満足しない場合は RO 等の雨水処理設備にて浄化し構内散水を実施 雨水処理設備等については, 現場実態を踏まえて以下設備の増設を順次計画 汚染水タンクの増設

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1 雨水処理設備等の増設に関する補足説明資料 2018 年 9 月 7 日 東京電力ホールディングス株式会社

2 1. 申請の概要 1 申請の概要汚染水タンク堰内に貯まった雨水は, 一旦 雨水回収タンクに回収し 排水基準を満足する場合はそのまま構内散水し, 満足しない場合は RO 等の雨水処理設備にて浄化し構内散水を実施 雨水処理設備等については, 現場実態を踏まえて以下設備の増設を順次計画 汚染水タンクの増設 リプレイス工事に伴い, 雨水回収等のタンク及び移送ラインを増設 雨水 RO 濃縮水を多核種除去設備等で処理可能とする雨水 RO 濃縮水移送ラインを増設 本資料は, 上記雨水処理設備等の増設に伴う実施計画の変更認可申請を行う

3 1. 申請の概要 2 雨水処理設備等の増設および雨水 RO 濃縮水移送ラインの新設に伴い, Ⅱ2.36 雨水処理設備等について, 以下の項目を変更する 本文 添付資料-1 添付資料-2 添付資料-3 添付資料-4 添付資料-5 添付資料-6 参考資料-2 参考資料-3 参考資料-4 基本設計 基本仕様雨水処理設備等全体概略図雨水処理設備等概略配置図雨水処理設備等の構造強度 耐震性雨水処理設備等の具体的な安全確保策雨水処理設備等に係る確認事項雨水処理設備等の先行運用について放射性固体廃棄物発生量に関する評価雨水処理設備等の散水設備について雨水処理設備等の円筒型タンクに関する計算書 別冊 14 雨水処理設備等に係る補足説明 Ⅰ. 雨水処理設備等の構造強度 耐震性に係わる補足説明

4 1. 申請の概要 3 汚染水タンクの増設 リプレイス工事に伴う, 雨水回収等のタンク及び移送ラインの増設 (1) 雨水移送系統 (2) モバイル RO 膜ユニットまわりの増設雨水 RO 濃縮水を多核種除去設備等で処理可能とする雨水 RO 濃縮水移送ラインの新設 (3) 雨水 RO 濃縮水移送ラインの増設 今回申請分 : ( 青 ) ( 赤 ) 雨水回収タンク溶接型 :5 基フランジ型 :9 基 構内散水 (3) 雨水 RO 濃縮水移送ライン 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ 雨水 RO 濃縮水 受入タンク 雨水 RO 濃縮水ラインフィルタユニット ろ過処理水移送ポンプ ろ過処理水 受入タンク RO 濃縮水貯槽 (2) モバイル RO 膜ユニットまわり 1 (1) 雨水移送系統 モバイル RO 膜装置雨水受入タンク ( 溶接型 :2 基 ) モバイル RO 膜装置処理水タンク ( 溶接型 :3 基 ) 汚染水タンク堰内雨水 中継タンク直送ポンプ モバイル RO 膜装置雨水受入タンクフランジ型 :2 基 モバイル RO 膜ユニット モバイル RO 膜装置処理水タンクフランジ型 :3 基 構内散水 構内散水 雨水回収タンク溶接型 :4 基 中継タンク溶接型 :5 基 1 淡水化 RO 膜ユニット 構内散水 淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンクフランジ型 :2 基 淡水化処理 RO 処理水タンクフランジ型 :3 基

5 2. 主な変更内容 (1) 雨水移送系統 4 汚染水 7 タンク堰 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 22 台 ) J1 東,J1 中,J1 西,J2,J3,J4,J5,J6 東,J6 西,J7 7 J1 散水堰 7 散水堰 雨水回収タンク (1200m 3 1 基 ) J6-1~6 8 8 雨水回収タンク (600m 3 6 基 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 3 台 ) 雨水移送系統の設置目的および変更内容は以下のとおり 1. 堰内雨水の受入容量の増加のための増設 汚染水タンク 汚染水タンク 7 堰 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) J8,J9 堰 7 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 10 台 ) G3 東,G3 北,G3 西 (G7),G4 北,G5 7 散水堰 7 散水堰 J2,3 雨水回収タンク (700m 3 2 基 ) G3 西 D7 8 8 雨水回収タンク (1000m 3 1 基 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 堰淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンク (600m 3 2 基 ) B,H6(Ⅰ), J2,J3 の雨水回収タンク (4 基 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (3 台 ) 雨水移送配管 2. フランジタンク (J6-1~6,H9-1~3) の漏洩リスクを考慮した増設 汚染水タンク 汚染水タンク 汚染水 7 タンク堰 汚染水タンク 汚染水タンク 7 堰 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 2 台 ) B 南集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) B,G6 集水ピット抜出ポンプ (48m 3 /h 2 台 ) G1 南 7 堰 7 堰 7 堰 7 散水堰 7 散水堰 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 2 台 ) H6(Ⅰ) 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) H4 北 南集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) H5,H6(Ⅱ) 7 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) H8 北,H8 南,H9,H9 西 7 散水 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) H1,D 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 2 台 ) H1 東集水ピット抜出ポンプ (48m 3 /h 2 台 ) H2 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 2 台 ) H3 集水ピット抜出ポンプ (36m 3 /h 4 台 ) K1 北,K1 南,K2 集水ピット抜出ポンプ (48m 3 /h 4 台 ) K3,K4 7 散水堰 7 散水堰 雨水回収タンク (1330m 3 1 基 ) 雨水回収タンク (700m 3 1 基 ) H9-1~3 堰雨水回収タンク (600m 3 3 基 ) H1-1,2 雨水回収タンク (1200m 3 2 基 ) 雨水回収タンク (1160m 3 1 基 ) B H6 (Ⅰ) K 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 8 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 7 中継タンク直送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 2 台 ) 8 8 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 雨水回収タンク移送ポンプ (24m 3 /h 1 台 ) 堰 中継タンク中継タンク移送ポンプ (24m 3 /h 2 台 ) 9 堰モバイルRO 膜装置雨水受入タンク (1200m 3 2 基 ) 9 堰モバイルRO 膜装置雨水受入タンク (600m 3 2 基 ) H9-1~3 の雨水回収タンクに移送していた堰内雨水を, 溶接型の中継タンクに直接移送可能とする中継タンク直送ポンプ (1 台 ) と雨水移送配管の増設 J6-1~6 の雨水回収タンクに移送していた堰内雨水を溶接型の J2,J3 の雨水回収タンクに移送可能とする雨水移送配管の設置 3. 汚染水タンクエリア増設, 解体の進捗に伴う雨水配管, 集水ピット抜出ポンプの設置箇所, 台数の見直し 赤字が追加 変更点

6 2. 主な変更内容 (1) 雨水移送系統 5 雨水移送系統の機器の増設に伴い本文 基本仕様 主要使用 雨水処理設備, 貯留設備 ( タンク ), 関連設備 ( 移送配管, 移送ポンプ ) について, 以下のとおり記載の追加を実施する (1) 集水ピット抜出ポンプ ( 完成品 ) 台 数 台 容 量 36m 3 /h/ 台 台 数 8 台 容 量 48m 3 /h/ 台 (2) 雨水回収タンク移送ポンプ ( 完成品 ) 台 数 9 12 台 容 量 24m 3 /h/ 台 (4) 中継タンク直送ポンプ ( 完成品 ) 台 数 1 台 容 量 24m 3 /h/ 台 (5) 雨水回収タンク タンク型式 ( 名称 ) 溶接型 (H6(Ⅰ),J2,J3) 合計容量 ( 公称 ) 2100m 3 基 数 3 基 容 量 ( 単基 ) 700m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400A 寸 法 内径 9000mm 高さ 12012mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 12mm タンク型式 ( 名称 ) 溶接型 (B) 合計容量 ( 公称 ) 1330m 3 基 数 1 基 容 量 ( 単基 ) 1330m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400C 寸 法 内径 11000mm 高さ 14900mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 15mm 名称 7 集水ピット抜出ポンプから雨水回収タンクまたは中継タンク入口ヘッダーまで 8 雨水回収タンクから集合ヘッダーまたは中継タンク入口ヘッダーまで 9 集合ヘッダーから中 継タンクまたは雨水受 入タンクまで 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度呼び径 / 厚さ 材質最高使用圧力最高使用温度呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度呼び径 / 厚さ 材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 材質 最高使用圧力 最高使用温度 呼び径 / 厚さ 材質 仕様 75A 相当,100A 相当,150A 相当ポリエチレン 0.5Ma,0.74Ma 40 80A/Sch.40, 100A/ Sch.40, 150A/Sch. 40 SUS304T 0.5Ma,0.74Ma 40 80A 相当 SUS Ma 40 ( 伸縮継手 ) 75A 相当,100A 相当ポリエチレン 0.74Ma 40 80A/Sch A/Sch A/Sch.40 SUS304T 0.74Ma A 相当,150A 相当 ポリエチレン 0.74Ma 40 80A/Sch A/Sch A/Sch A/Sch.40 SUS304T 赤字が追加 変更点 最高使用圧力 最高使用温度 0.74Ma 40

7 2. 主な変更内容 (2) モバイル RO 膜ユニットまわり 6 既設のモバイル RO 膜装置受入タンク (2 基 600m 3 ) とモバイル RO 膜装置処理水タンク (3 基 600m 3 ) は フランジ型のため 溶接型のモバイル RO 膜装置受入タンク (2 基 1,200m 3 ) とモバイル RO 膜装置処理水タンク (3 基 700m 3 ) を増設する また, 雨水 RO 処理量はモバイル RO 膜装置受入タンク容量に依存することから, 既設より大きい容量のタンクを設置することで 雨水 RO の処理量向上を図る 増設した RO 膜装置雨水受入タンク運用のため, モバイル RO 膜装置供給ポンプ 2 台 雨水移送用配管を設置する なお, モバイル RO 膜装置供給ポンプは, モバイル RO 膜装置雨水受入タンクから雨水 RO 濃縮水受入タンクの移送にも使用する モバイル RO 膜装置 モバイル 雨水回収タンク中継タンクより RO 膜ユニット モバイル RO 膜装置供給ポンプ ( 計 8 台 ) モバイル RO 膜装置雨水受入タンク (600m 3 2 基 ) 1 モバイル RO 膜ユニット 散水 散水 モバイル RO 膜装置処理水タンク (600m 3 3 基 ) 散水 雨水回収タンク モバイル RO 膜装置雨水受入タンク (1200m 3 2 基 ) 赤字が追加 変更点 中継タンクより モバイル RO 膜装置供給ポンプ (2 台 ) 雨水 RO 濃縮水受入タンクへ モバイル RO 膜ユニット モバイル RO 膜ユニット モバイル RO 膜ユニット 3 11 の仕様等については 雨水 RO 濃縮水移送ラインへ記載 3 3 散水 3 3 散水 モバイル RO 膜装置処理水タンク (700m 3 3 基 ) 散水

8 2. 主な変更内容 (2) モバイル RO 膜ユニットまわり 7 モバイル RO 膜ユニットまわりの機器の増設に伴い本文 基本仕様 主要仕様 雨水処理設備, 貯留設備 ( タンク ), 関連設備 ( 移送配管, 移送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット ) について 以下のとおり記載の追加および変更を実施する (3) モバイル RO 膜装置供給ポンプ ( 完成品 ) 台数 8 10 台 容量 48m 3 /h/ 台 (8 台 ),30m 3 /h/ 台 (2 台 ) (8) 雨水受入タンク ( モバイル RO 膜装置雨水受入タンク ) タンク型式 溶接型 合計容量 ( 公称 ) 2400m 3 基 数 2 基 容 量 ( 単基 ) 1200m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400A 寸 法 内径 12000mm 高さ 12012mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 12mm (9) 処理水タンク ( モバイル RO 膜装置処理水タンク ) タンク型式 溶接型 合計容量 ( 公称 ) 2100m 3 基 数 3 基 容 量 ( 単基 ) 700m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400A 寸 法 内径 9000mm 高さ 12012mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 12mm 名称 1 モバイル RO 膜装置雨水受入タンクからモバイル RO 膜装置入口まで 3 モバイル RO 膜装置出口からモバイル RO 膜装置処理水タンクまで 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 / 厚さ 材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 / 厚さ材質最高使用圧力最高使用温度 仕様 80A 相当合成ゴム 0.5Ma 40 75A 相当,100A 相当,150A 相当ポリエチレン 0.5Ma 40 80A/Sch.40,100A/Sch.40, 150A/Sch.40,200A/Sch.40 SUS304T 0.5Ma,0.74Ma 40 75A 相当,100A 相当,150A 相当ポリエチレン 0.5Ma A/Sch.40,150A/Sch.40 SUS304T 0.5Ma,0.74Ma 40 赤字が追加 変更点

9 2. 主な変更内容 (3) 雨水 RO 濃縮水移送ラインまわり 8 雨水 RO 濃縮水を多核種除去設備等で処理可能とする雨水 RO 濃縮水移送ラインを増設する 雨水 RO 濃縮水受入タンク :2 基 ( 18m 3 / 基 ) ろ過処理水受入タンク :1 基 ( 10m 3 ) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ :2 台 (30m 3 /h/ 台 ), ろ過処理水移送ポンプ :1 台 (20m 3 /h) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット :1 基 雨水 RO 濃縮水の移送用配管 淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンクよりモバイルRO 膜装置雨水受入タンクより 雨水 RO 濃縮水移送ライン 赤字が追加 変更点 雨水 RO 濃縮水移送ライン フィルタユニット供給ポンプ (1 台 ) 12 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ (1 台 ) 雨水 RO 濃縮水受入タンク (18m 3 2 基 ) D エリアタンク堰 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット フィルタ 1A フィルタ 1B フィルタ 2A フィルタ 2B 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットコンテナ堰 堰 ろ過処理水移送ポンプろ過処理水受入タンク RO 濃縮水貯槽 (10m 3 1 基 ) Dエリアタンク堰

10 2. 主な変更内容と理由について (3) 雨水 RO 濃縮水移送ラインまわり 9 雨水 RO 濃縮水移送ラインの機器の増設に伴い本文 基本仕様 主要仕様 雨水処理設備, 貯留設備 ( タンク ), 関連設備 ( 移送配管, 移送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット について, 以下のとおり記載の追加を実施する (5) 濃縮水移送ポンプ ( 完成品 ) 台 数 4 2 台 容 量 48m 3 /h/ 台 (6) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ 台 数 2 台 容 量 30m 3 /h/ 台 (7) ろ過処理水移送ポンプ 台 数 1 台 容 量 20m 3 /h (10) 雨水 RO 濃縮水受入タンク タンク型式 溶接型 合計容量 ( 公称 ) 36m 3 基 数 2 基 容 量 ( 単基 ) 18m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400C 寸 法 内径 2500mm 高さ 4074mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 9mm (11) ろ過処理水受入タンク タンク型式 溶接型 合計容量 ( 公称 ) 10m 3 基 数 1 基 容 量 ( 単基 ) 10m 3 / 基 材 料 ( 胴板 ) SM400C 寸 法 内径 2500mm 高さ 2574mm 厚さ 底板 12mm, 胴板 9mm (12) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット 基 数 1 基 材 料 SM400A( 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ容器 ) 赤字が追加 変更点 名称 11 モバイル RO 膜装置入口分岐から雨水 RO 濃縮水受入タンクまで 12 雨水 RO 濃縮水受入タンクから雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット入口まで 13 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット入口から雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット出口まで 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度呼び径 / 厚さ材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 / 厚さ材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 / 厚さ 材質最高使用圧力最高使用温度 14 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユ呼び径ニット出口からろ過処理水受入タン材質クまで最高使用圧力最高使用温度 15 ろ過処理水受入タンクから RO 濃縮水貯槽入口まで 16 淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンクから雨水 RO 濃縮水受入タンク入口分岐まで 呼び径 / 厚さ 材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径 / 厚さ材質最高使用圧力最高使用温度 呼び径材質最高使用圧力最高使用温度呼び径材質最高使用圧力最高使用温度 仕様 75A 相当,80A 相当,100A 相当ポリエチレン 0.5Ma,0.98Ma 40 80A/Sch.40 STT Ma 40 80A 相当合成ゴム 0.98Ma 40 80A 相当ポリエチレン 0.98Ma 40 80A/Sch.40 STT Ma 40 65A/Sch.40 80A/Sch.40 STG Ma 40 50A 相当,80A 相当ポリエチレン 0.98Ma 40 50A/Sch.80 80A/Sch.40 STT Ma 40 50A 相当合成ゴム 0.98Ma 40 75A 相当,80A 相当ポリエチレン 0.5Ma,0.98Ma 40 50A/Sch.80 80A/Sch.40 STT Ma 40 80A 相当合成ゴム 0.5Ma 40 75A 相当,100A 相当ポリエチレン 0.5Ma 40

11 3. 放射性液体廃棄物の処理 保管 管理 ( 雨水タンクの受入容量 ) 10 現在の堰内雨水量 1, 今後発生する堰内雨水, 堰内雨水の処理量を踏まえ, タンクの受入容量が確保できているか評価を実施した 評価の結果, 変更申請認可によるタンク容量の増加により受入容量を満足することを確認した 1 堰内雨水量 : 堰内に発生した雨水 雨水タンクに移送済の雨水と堰内に残存している雨水の総量 2018 年 9 月 4 日時点の堰内雨水量 11,200m 3 (RO 処理要 :9,200m 3, 直接散水可 2 :2,000m 3 ) である 発生する堰内雨水の想定量 (2018 年度 ) 2 排水基準 : 告示濃度比 0.22 以下 堰内雨水の想定量は, 下記降水量より, タンクエリア毎の堰内有効面積, 雨樋, 堰カバー状況を考慮し算出 年間で発生する堰内雨水の想定量は, 約 41,200m 3 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月年間 月間降水量 (mm/ 月 ) 過去 4 年間の月平均降雨量の実績 RO 処理が必要な想定量 (m 3 / 月 ) 直接散水可能な想定量 (m 3 / 月 ) ,551 2,400 1,900 3,200 2,700 4,600 4,800 3,600 1, ,200 1,300 2,100 30, ,100 1,000 1,800 1,900 1, ,800 合計 (m 3 / 月 ) 3,100 2,500 4,300 3,700 6,400 6,700 5,000 2,300 1,200 1,600 1,700 2,700 41,200

12 3. 放射性液体廃棄物の処理 保管 管理 ( 雨水タンクの受入容量 ) 11 堰内雨水の最大処理量 今回の変更認可申請により RO 処理可能量は増加する 変更申請前 変更申請認可後 RO 処理可能量 約 3,600m 3 / 月 内訳 淡水化側 RO ユニット : 約 1,800m 3 / 月 モバイル RO ユニット : 約 1,800m 3 / 月 約 5,400m 3 / 月 内訳 淡水化側 RO ユニット : 約 1,800m 3 / 月 モバイル RO ユニット : 約 3,600m 3 / 月 直接散水可能量約 3,000m 3 / 月約 3,000m 3 / 月 雨水 RO 処理は, バッチ処理を実施している 既設のモバイル RO 膜装置受入タンク ( 容量 :600m 3 ) である 新規にモバイル RO 膜装置受入タンク ( 容量 :1200m 3 ) を増設することで,1 回当たりのバッチ処理量が増加する

13 3. 放射性液体廃棄物の処理 保管 管理 ( 雨水タンクの受入容量 ) 12 雨水タンク容量 今回の変更認可申請によりタンク容量 (18,560m 3 24,390m 3 ) が増加する 単位 :m 現在今回変更認可申請 18,560 24,390 中継タンク 1,160 5 基 中継タンク 1,160 5 基 雨水受入タンク 雨水受入タンク モバイル RO 膜装置 基 淡水化処理 RO 膜装置 基 堰内雨水を保管可能なタンク容量 淡水化処理 RO 膜装置 雨水回収タンク H9-1~3, J6-1~6 G3 西 D 基 基 1,000 1 基 モバイルRO 膜装置モバイルRO 膜装置 雨水回収タンク H9-1~3, J6-1~ 基 1,200 2 基 基 H1-1, H1-2, J1 1,200 3 基 G3 西 D7 1,000 1 基 K 1,160 1 基 H1-1, H1-2, J1 1,200 3 基 K 1,160 1 基 B 1,330 1 基 H6(Ⅰ), J2, J 基

14 3. 放射性液体廃棄物の処理 保管 管理 ( 雨水タンクの受入容量 ) の堰内雨水量 11,200m 3 (RO 処理要 :9,200m 3, 直接散水 :2,000m 3 ) である RO 処理を進めることで, 堰内雨水量 ( 雨水タンクに移送済の雨水と堰内に残存している雨水の総量 ) に対し, タンク受入容量は確保できる 今後の堰内雨水量の想定 認可済の設備のインサービス開始 タンク受入容量の増加 (13,800m 3 18,560m 3 ) RO 処理量の増加 (3,200m 3 3,600m 3 ) RO 処理が必要な雨水 合計量 9,200 10,800 10,800 8,900 6,200 3,800 1,500 RO 処理量 -3,200-3,600-3,600-3,600-3,600-3,600-3,600 想定発生量 +4,800 +3,600 +1, ,200 +1,300 +2,100 直接散水可能な雨水 合計量 2,000 1,900 1, 散水量 -2,000-1,900-1, 想定発生量 +1,900 +1, 堰内雨水量合計 11,200 12,700 12,200 9,500 6,500 4,200 1,900 タンク受入容量 13,800 18,560 18,560 18,560 18,560 18,560 18,560

15 3. 放射性液体廃棄物の処理 保管 管理 ( 雨水 RO 濃縮水の受入容量 ) 14 雨水処理設備等の運用に伴い,RO 膜装置雨水受入タンク内の液体は, 処理水と濃縮水に分離される 濃縮水については,10 倍程度に濃縮されるまで RO 膜装置雨水受入タンクに戻され, 雨水受入タンク内の液体の放射能濃度が 100 Bq/cm 3 以下となるよう, 必要に応じて濃縮水を雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタを通して RO 濃縮水貯槽に移送する 雨水処理設備等で堰内雨水を処理した場合の放射性液体廃棄物の発生量について, 以下の計算条件にて評価を行った < 計算条件 > 処理する雨水の放射能濃度 :1.0 Bq/cm 3 ( 堰内雨水分析結果 ) 処理する雨水の量 :42,000m 3 ( 年間降雨量から試算した 1 年間の堰内雨水の量 保守的に全量処理する場合で評価 ) 濃縮水の放射能濃度が 100 Bq/cm 3 以下となるよう,RO 膜装置雨水受入タンク内の濃縮水を液体廃棄物として RO 濃縮水貯槽に移送 < 評価結果 > 上記の雨水を処理した場合, 雨水受入タンク内の液体の放射能濃度を 100 Bq/cm 3 以下とするには, 濃縮率を約 100 倍以下に抑える必要がある 年間 42,000m 3 の雨水を処理するため,RO 濃縮水貯槽に移送する濃縮水は約 420m 3 となる 2018 年度の予測値 41,200m 3 を保守的に端数処理 (.10 参照 ) 上記内容については, 参考資料 -2 放射性固体廃棄物発生量に関する評価に反映する

16 4. 放射性固体廃棄物の処理 保管 管理 ( 放射性固体廃棄物発生量に関する評価 ) 15 年間降雨量から試算した 1 年間の堰内雨水を保守的に全量処理するとした場合, 最大で約 42,000m 3 / 年とし評価を実施 固体放射性廃棄物の想定発生量については,2018 年 6 月 21 日認可版 Ⅲ 章第 3 編 2.1 放射性廃棄物等の管理 に記載した 今後 3 年間の想定発生量 にて瓦礫類線量区分 > 30mSv/h として, 計上していることから保管容量については, 確保できている 1 保安フィルタ約 10m 3 2RO 膜約 20m 3 想定発生量 備考 平成 29 年度実績として約 1 年間の運転 ( 約 25,000m 3 処理 ) で約 5.4m 3 の廃棄物が発生している 約 42,000m 3 処理したとして保守的に評価 平成 29 年度実績として約 1 年間の運転 ( 約 25,000m 3 処理 ) で約 11.7m 3 の廃棄物が発生している 約 42,000m 3 処理したとして保守的に評価 3デミナー及び脱塩器 約 9m 3 た水を通水することから, デミナー及び脱塩器の性能低下による交換の可能性は少ない 保守的に各デミナー及び脱塩器 デミナー及び脱塩器は, 保安フィルタ及びRO 膜で処理され の脱塩樹脂を年 2 回交換すると想定した場合の発生量 4 雨水 RO 濃縮フィルターユニット 約 1m 3 交換頻度を年 3 回と想定 フィルタの廃棄物量は 0.14m 3 / 回で, 年間 0.42m 3 となり, 今後想定される廃棄物発生量は保守的に年間約 1m 3 とする 固体廃棄物計約 40m 3 上記内容については 参考資料 -2 放射性固体廃棄物発生量に関する評価に反映する

17 5. 設計上の考慮 ( 規格 基準等 ) 16 規格 基準等 今回増設するタンク, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット, 移送ポンプ, 移送配管およびタンクについては, 日本工業規格, 日本水道協会規格, 設計建設規格等に準拠した製品で構成される 今回 増設する設備 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット 雨水回収タンク移送ポンプ 中継タンク直送ポンプ モバイル RO 膜装置供給ポンプ 集水ピット抜出ポンプ 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ ろ過処理水移送ポンプ 規格 設計 建設規格, 日本工業規格 設計 建設規格, 日本工業規格 日本工業規格 移送配管設計 建設規格, 日本工業規格, 日本水道協会規格 (E 管 ) 雨水回収タンク モバイル RO 膜装置雨水受入タンク モバイル RO 膜装置処理水タンク 濃縮水受入タンク ろ過処理水受タンク 設計 建設規格, 日本工業規格

18 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 17 今回, 増設した設備について, 以下の構造強度評価の基本方針および耐震性評価の基本方針に基づき構造強度および耐震性等の評価を実施 (1) 構造強度評価の基本方針 鋼材を使用しているタンクおよび鋼管は, JSME S NC-1 発電用原子力設備規格設計 建設規格 のクラス 3 機器に準じた評価を実施 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットは, 製造者仕様範囲内の圧力および温度で運用することで構造強度を有すると評価を実施 ポリエチレン管は, 日本水道協会規格に適合したものを適用範囲内で使用することで, 構造強度を有すると評価を実施 合成ゴム管および伸縮継手については, 製造者仕様範囲内の圧力および温度で運用することで構造強度を有すると評価を実施 (2) 耐震性評価の基本方針 雨水処理設備等を構成する機器のうち放射性物質を内包するものは, 発電用原子炉施設に関する耐震設計審査指針 の B クラス相当の設備と位置づけられる 耐震性を評価するにあたっては, JEAC4601 原子力発電所耐震設計技術規程 等に準拠して構造強度評価を行うことを基本とするが, 評価手法, 評価基準について実態にあわせたものを採用する 支持部材がない等の理由によって, 耐震性に関する評価ができない設備を設置する場合においては, 可撓性を有する材料を使用するなどし, 耐震性を確保する

19 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 18 雨水 RO 濃縮水フィルタユニットの構造強度 耐震性評価結果 (1) 構造強度評価 雨水 RO 濃縮水フィルタユニットの製造者仕様範囲は, 圧力 0.98Ma 以内, 温度 40 以下である (2) 耐震性評価 基礎ボルトの強度評価結果 機器名称 評価項目 水平震度 算出値 許容値 単位 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット ( コンテナ ) 転倒 kn m 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ 1 基礎ボルト 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ 2 基礎ボルト せん断 Ma 引張 0.36 <0 176 Ma せん断 Ma 引張 0.36 <0 176 Ma 添付資料 -3 雨水処理設備の構造強度 耐震性 2.1 雨水処理設備および雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットの本文, 表 -1 に評価結果を反映

20 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 19 今回, 増設するタンクの構造強度 耐震性評価結果 構造強度評価 板厚評価結果 機器名称 評価部位 必要肉厚 [mm] 肉厚 [mm] モバイルRO 膜装置雨水受入タンク 1200m 3 容量 タンク板厚 モバイルRO 膜装置処理水タンク 700m 3 容量 タンク板厚 雨水 RO 濃縮水受入タンク 18m 3 容量 タンク板厚 ろ過処理水受入タンク 10m 3 容量 タンク板厚 雨水回収タンク H6(Ⅰ), J2, J3 700m 3 容量タンク板厚 B 1330m 3 容量タンク板厚 耐震性評価 転倒評価結果 機器名称 評価部位 評価項目 水平震度 算出値 許容値 単位 モバイルRO 膜装置雨水受入タンク 1200m 3 容量 本体 転倒 kn m モバイルRO 膜装置処理水タンク 700m 3 容量 本体 転倒 kn m 雨水 RO 濃縮水受入タンク 18m 3 容量 本体 転倒 kn m ろ過処理水受入タンク 10m 3 容量 本体 転倒 kn m 雨水回収タンク H6(Ⅰ), J2, J3 700m 3 容量本体転倒 kn m B 1330m 3 容量本体転倒 kn m 添付資料 -3 雨水処理設備の構造強度 耐震性 2.2 タンクの表 -2, 表 -3 に評価結果を反映

21 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 20 今回, 新規に増設する配管仕様の構造強度結果 構造強度評価 a. 配管 ( 鋼管 ) 板厚評価結果 評価機器 口径 Sch. 材質 最高使用最高使用肉厚必要肉厚 (mm) 圧力 (Ma) 温度 ( ) (mm) 配管 A 40 SUS304T 配管 32 65A 40 STG 配管 33 80A 40 STG 配管 34 50A 80 STT 配管 35 80A 40 STT b. 配管 ( ポリエチレン管 ) 製造者仕様範囲 ( 上限値 ) 評価機器 口径 材質 最高使用圧力 (Ma) 最高使用温度 ( ) 配管 8 50A 相当 ポリエチレン 配管 9 80A 相当 ポリエチレン c. 配管 ( 合成ゴム管 ) 製造者仕様範囲 ( 上限値 ) 評価機器 口径 材質 最高使用圧力 (Ma) 最高使用温度 ( ) 配管 6 80A 相当 合成ゴム 配管 7 50A 相当 合成ゴム 添付資料 -3 雨水処理設備の構造強度 耐震性 2.3 配管の表 -4, 表 -5, 表 -6 に評価結果を反映

22 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 21 今回, 新規に増設する配管の耐震性評価結果 耐震性評価 a. 配管 ( 鋼管 ) の応力評価結果 評価機器口径 Sch. 材質 設計圧力 (Ma) 内圧, 自重, 地震による発生応力 S(Ma) 供用状態 Cs における一次許容応力 (Ma) 配管 A 40 SUS304T 配管 32 65A 40 STG 配管 33 80A 40 STG 配管 34 50A 80 STT 配管 35 80A 40 STT 添付資料 -3 雨水処理設備の構造強度 耐震性 2.3 配管の表 -9 に評価結果を反映 配管 ( ポリエチレン管 ), 配管 ( ゴム管 ) については, 可撓性を有しており地震による有意な応力は発生しない

23 5. 設計上の考慮 ( 構造強度 耐震性 ) 22 今回, 新規に増設する移送ポンプ ( 中継タンク直送ポンプ, モバイル RO 膜装置供給ポンプの耐震性評価結果 ) 耐震性評価 基礎ボルトの強度評価 機器名称評価部位評価項目水平震度算出値許容値単位引張 Ma 中継タンク直送ポンプ基礎ボルトせん断 Ma モバイルRO 膜装置引張 Ma 基礎ボルト供給ポンプせん断 Ma 添付資料 -3 雨水処理設備の構造強度 耐震性 2.4 配管の表 -9 に評価結果を反映

24 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 放射性物質漏えい防止等に対する考慮 (1) 漏えい発生防止雨水処理設備等の移送配管は, 耐食性を有するポリエチレン管とし, ポリエチレン管とポリエチレン管の接合部は漏えい発生を防止のため融着構造とすることを基本とする ポリエチレン管と鋼管との取合い等で, フランジ接続となる接合部が堰外となる箇所については遮水特殊ポリマー又は, シール材等による止水強化を行い, 漏えい発生防止を図る (2) 漏えい検知 漏えい拡大防止屋外敷設箇所等については, 巡視点検により漏えいの有無等を確認する 移送配管から漏えいが確認された場合は, ポンプ等を停止し, 系統の隔離及び土のうの設置等により漏えいの拡大防止を図る 万一, 漏えいしても排水路を通じて環境に放出することがないように, 排水路から可能な限り隔離するとともに, 排水路を跨ぐ箇所はボックス鋼内等に配管を敷設する ポリエチレン管と鋼管との取合い等で, フランジ接続となる接合部が堰外となる箇所については, 遮水特殊ポリマー又は, シール材等による止水強化および導水受けパンの設置等を行うことで漏えい拡大防止を図る 添付資料 -4 雨水処理設備等の具体的な安全確保策 1. 放射性物質漏えい防止等に対する考慮 (1) 漏えい発生防止,(2) 漏えい検知 漏えい拡大防止に反映

25 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 24 (1) 漏えい発生防止 (2) 漏えい拡大防止 遮水特殊ポリマー 硬化後も弾性を有し 温度による管材の伸縮に追随 硬化後には圧縮強度を発現しないため 解体 撤去が容易

26 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 25 (1) 漏えい発生防止 シール材等による止水強化 シール材等 ( 発泡剤 ) ( シール剤 )

27 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 26 (2) 漏えい検知 漏えい拡大防止 導水受けパンの設置 ( 例 ) 導水ホースに漏えい水を導き 早期に漏えいを検知 ( 感知 ) 保温材への雨水侵入による漏えい誤検知 ( 感知 ) を防止 単独の受け容量は微量だが 導水ラインに別途受けパン等を設置するなど拡張性に優れている

28 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 27 今回, 増設する移送配管の止水対策については, 当社制定の ポリエチレン製配管運用及び漏えい防止対策管理ガイド の判断フローより, 以下の対策を実施する 止水対策 水抜き可能か Y 配管内包水の水抜き N フランジ部 ( 弁フランジ含む ) 堰内か Y 対策不要 N Y 内包水 10 4 未満 1 内包水 10 1 未満 2 Y 配管 N N 内包水 10 4 未満 1 フランジ部 ( ボルト ナット部含む ) の止水強化 ( 受けパン (15L 以上 ) 又は堰内への導水対策を実施した場合は対策不要 ) Y 排水基準未満 3 Y 対策不要 N 堰内か E 管化 ( 単層 ) N Y Y 雨水 RO 濃縮水以外 堰内か N E 管化 ( 二重管 4) 又はトラフ化 物的防護 N E 管化 ( 単層以上 ) 5 物的防護 雨水 RO 濃縮水 下記のいずれか実施 遮水特殊ポリマー フランジ部 ( ボルト ナット部含む ) の止水強化 トラフ化 対策不要 対策不要 1 Sr90( 全 β):10 4 Bq/L 2 Sr90( 全 β):10 1 Bq/L 3 4 凍結防止用アラミドがい装ポリエチレン管相当 5 恒常的に使用する配管に限る

29 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 28 今回, 増設する移送配管の漏えい拡大防止対策については, 当社制定の ポリエチレン製配管運用及び漏えい防止対策管理ガイド の判断フローより, 以下の対策を実施する 拡大防止対策 水抜き可能か 1 Y 配管内包水の水抜き N 漏えい拡大防止堰含む Y フランジ部 ( 弁フランジ含む ) 堰内か 対策不要 N 排水基準 3 を超過する汚染水配管は排水路への漏えい拡大防止を実施 Y 内包水 10 4 未満 2 排水基準 3 以下 N N 1 下記配管を水抜可能と判断する 1ALS 処理水配管から各エリアへの枝管 2RO 濃縮水供給配管から各エリアへの枝管 ( 日々の運用タンクを除く ) 3 淡水化装置 ( 蒸発濃縮装置 ) 濃縮水供給配管 2 Sr90( 全 β):10 4 Bq/L 雨水 RO 濃縮水 下記のいずれか実施 遮水特殊ポリマー トラフ化 フランジ部 ( ボルト ナット部含む ) の止水強化の場合 導水受けパン + 受けパン (15L 以上 ) 設置又は堰内への導水 雨水 RO 濃縮水以外 Y 下記のいずれか実施 ( 受けパン (15L 以上 ) 又は堰内への導水対策を実施した場合は対策不要 ) 導水受けパン設置 吸水材 + ビニール養生 対策不要 対策不要 3

30 5. 設計上の考慮 ( 移送配管の放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 29 雨水処理設備の増設に伴い設置する移送配管の漏えい早期検知対策については, 当社制定の ポリエチレン製配管運用及び漏えい防止対策管理ガイド の判断フローより, 以下の対策を実施する 早期検知対策 水抜き可能か 1 Y N フランジ部 ( 弁フランジ含む ) 排水基準 3 以下 N 内包水 10 4 未満 2 N 1 下記配管を水抜可能と判断する 1ALS 処理水配管から各エリアへの枝管 2RO 濃縮水供給配管から各エリアへの枝管 ( 日々の運用タンクを除く ) 3 淡水化装置 ( 蒸発濃縮装置 ) 濃縮水供給配管 2 Sr90( 全 β):10 4 Bq/L トラフ化でない N Y Y 雨水 RO 濃縮水 Y 漏えい検知器設置 配管内包水の水抜き 簡易濡れ感知器設置 堰内への導水 雨水 RO 濃縮水以外 対策不要 排水路等近辺でない 4 Y N 下記のいずれか実施 導水ホース等による漏えい確認 その他保温材外部から漏えいが確認できるもの 3 対策不要 4 近辺とは排水路 側溝から 2m 程度とするが 現場環境により個別に判断する 但し直接流入する恐れの無いフランジ部は除く 漏えいリスクの高い箇所から早期検知対策していく 今後 排水路等近辺でない箇所も対策を検討する

31 5. 設計上の考慮 ( 雨水 RO 濃縮水移送ラインの放射性物質漏えい防止等に対する考慮 ) 30 雨水 RO 濃縮水移送ラインの運転中は, 運転員のパトロールにてフィルタユニットの漏えい確認を行う 漏えいした場合の検知機能を設ける 漏えい拡大防止の堰を設置する 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット内部に内包する雨水 R O 濃縮水が漏えいした場合でも, 堰内に収まり, 堰外へ漏えいすることはない 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット漏えい拡大防止堰仕様 ( 設計値 ) 対象設備縦幅 (m) 横幅 (m) 高さ (m) 容積 (m 3 ) 保有水 (m 3 ) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット 1,2, 漏えい検知器の検出位置 ( 底面からの水位 ): 10mm 2 漏えい検知器の個数 : 図 -2 参照 3 堰には伸縮性の高いシーリング材を塗装する 漏えい検知器の設置場所 添付資料 -4 雨水処理設備等の具体的な安全確保策 1. 放射性物質漏えい防止等に対する考慮 (1) 漏えい発生防止,(2) 漏えい検知 漏えい拡大防止に反映

32 5. 設計上の考慮 ( 腐食に対する考慮 ) 31 新規に設置する, 雨水 RO 濃縮水移送ライン 雨水移送設備の腐食に対する考慮は 以下のとおり 雨水 RO 濃縮水移送ラインの鋼管にはポリエチレンライニングを実施してあり, 耐食性を有している 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ容器はゴムライニングを実施と, 耐食性を有した部材を使用していることから, 耐食性の問題はない 中継タンク直送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ, ろ過処理水移送ポンプは, 耐食性を有したステンレス材料を使用していることから, 耐食性の問題はない 添付資料 -4 雨水処理設備等の具体的な安全確保策 2. 環境条件対策 (1) 腐食に反映

33 5. 設計上の考慮 ( 機器の保全管理について ) 32 今回申請する範囲の機器は, 検査可能性, 設備保全を考慮した設計とする 点検長期計画を作成し, 点検計画に基づき, 設備保全の管理を実施する ( 既設も同様に実施中 ) 今回設置する機器はタンク, ポンプ, 配管 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットであり, 代表的な点検に対する考慮は以下の通りとなる タンク 外観点検, 内部点検 タンクに点検口を設置しており内部の点検が実施可能な設計とする ポンプ 外観点検, 分解点検 雨水回収タンク移送ポンプ, モバイル RO 膜装置供給ポンプ, 中継タンク直送ポンプは, 取り外し可能であり, 分解により部品の手入れ 交換等の点検が実施可能な設計とする 集水ピット抜出ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ, ろ過処理水移送ポンプは, 水中ポンプで取り外し可能であり, 分解により部品の手入れ 交換等の点検が実施可能な設計とする 配管 外観点検, フランジ部点検 フランジ ( シール ) 部のガスケット交換等の点検が実施可能な設計とする 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット 外観点検, 分解点検 フィルタは取り外し可能であり, 分解により部品の手入れ 交換等の点検が実施可能な設計とする

34 5. 設計上の考慮 ( ポンプの火災対策等 ) 33 雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットの火災対策 雨水処理設備等 1 は, 原則として難燃性の材料を用いる ポンプ本体, モーターは金属材料を用いており, ケーブルについても難燃性の材料を用いている RO 膜等は難燃性ではないものの常時湿潤状態にあることから火災の発生環境にはない 雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプの運転操作は現場のみであり, 運転時は定期的 2 に現場で運転員が運転状態の確認をしていることから, 早期に火災を検知することができる ( 中略 ) 雨水処理設備のユニット, 雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプ, 中継タンク直送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニットの近傍には消火器を設置する 更に, 動力消防ポンプ ( ポンプ車 ) を適切に配置することにより, 初期消火の対応を可能にし, 消火活動の円滑化を図る 1 雨水処理設備と同様に雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプのポンプ本体, モーターは金属材料を用いており, ケーブルについても難燃性の材料を用いている なお, 雨水処理設備と同様に雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプの近傍には消火器を設置し, 初期消火の対応を可能にし, 消火活動の円滑化を図る 2 雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク移送ポンプ運転時は, 運転開始時の状況確認ならびに, 運転終了時の状況確認を実施 RO 膜ユニット モバイル RO 膜ユニット運転時は, 運転開始時の状況確認ならびに, 運転終了まで,1 時間に 1 回の頻度で状況確認を実施 なお, 雨水処理設備運転時は, 作業員は常にタンクエリアに常駐している 本文 自然災害対策等 (3) 火災に反映

35 6. 敷地境界線量の評価 34 雨水処理設備で使用するタンクは 雨水の回収 ~ 処理 ~ 散水までの処理プロセス中に一時的に使用するものであるが 汚染水を貯留するものとして保守的に評価する 尚 雨水 RO 濃縮水受入タンク, ろ過処理水受入タンクについてはタンク容量が小さく 敷地境界に与える影響が極めて小さいことから 雨水回収タンク モバイル RO 膜装置雨水受入タンク モバイル RO 膜装置処理水タンクを対象として影響評価を行う 雨水回収タンクは堰内雨水を直接回収する設備のため, 回収される雨水のうち, 最も放射能濃度が高くなると想定される水は 中低濃度タンクに貯蔵される RO 濃縮水と堰内に溜まった雨水が混合したもの と考えられる 雨水処理設備にて取り扱う液体は,100,000 Bq/L 以下で管理することを勘案し評価条件を設定する なお, トリチウムについては線量に与える影響が小さいため評価条件からは除外する また, 以下の条件をタンク内保有水の放射能濃度として設定する 核種 Cs-134 Cs-137 Sr-90( 全 β) H-3 合計 濃度 [Bq/L] , ,000 評価結果 タンク名称 1 雨水回収タンク (B エリア ) 2 雨水回収タンク (J2,J3 エリア ) 3 雨水回収タンク (H6(Ⅰ) エリア ) 4 モバイル RO 膜装置雨水受入タンク 5 モバイル RO 膜装置処理水タンク 容量 / 設置基数 1,330m 3 1 基 700m 3 2 基 700m 3 1 基 1,200m 3 2 基 700m 3 3 基 最寄り評価点までの距離 約 306m (No.7) 約 285m (No.17) 約 423m (No.14) 約 644m (No.17) 約 525m (No.37) 評価結果 msv/ 年 msv/ 年 m Sv/ 年 msv/ 年 msv/ 年 今回, 増設したタンクは, いずれの機器も 10-4 msv/y 未満であり, 敷地境界に最も近い機器に比べて, 約 1/10 であることから, 敷地境界線量に及ぼす影響は小さい なお, その他の機器は上記の機器よりも敷地境界から離れているため, 敷地境界線量に及ぼす影響は更に小さい

36 6. 敷地境界線量の評価 35 なお, 雨水処理設備等のうち, 敷地境界に最も近い機器は従来通りの雨水回収タンク (G3D7 タンク 1000m 3 1 基 ) であり, 距離は約 100m(No.7) で変更なし

37 7. 検査の確認事項 36 新設するモバイル RO 膜装置雨水受入タンク, モバイル RO 膜装置処理水タンク雨水 RO 濃縮水タンク, ろ過処理水受入タンク, 雨水回収タンクについては, 以下に基づき実施する 表 -2 確認事項 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 材料確認 材料証明書等により使用材料を確認する 実施計画の通りであること 材料証明書にて確認 構造強度耐震性 寸法確認 主要寸法を確認する 実施計画の通りであること 外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 据付確認 耐圧 漏えい確認 据付位置について確認する 実施計画の通り据付されていること 確認圧力で保持した後, 確認確認圧力に耐え, 構造圧力に耐えていることを記録物の変形がないこと 等により確認する また, 耐圧部から漏え耐圧確認終了後, 耐圧部分かいがないこと らの漏えいの有無を確認する 品質記録にて確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認 添付資料 -5 雨水処理設備等に係る確認事項表 -2 に反映

38 7. 検査の確認事項 37 新設する, モバイル RO 膜装置供給ポンプ, 集水ピット抜出ポンプ, 雨水回収タンク移送ポンプ, 中継タンク直送ポンプ, 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタユニット供給ポンプ, ろ過処理水移送ポンプについては, 以下に基づき実施する 表 -4 確認事項 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 外観確認 各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 構造強度耐震性 据付確認 機器の据付状態について確認する 施工図等の通り施工 据付されていること 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 耐圧 漏えい確認 運転圧力で耐圧部分からの漏えいの有無を確認する 耐圧部から漏えいがないこと 性能検査にて漏えいを確認する 性能 運転性能確認 通常運転時に性能確認を行う 異音, 異臭, 異常振動等がないこと 品質記録又は立会にて異音, 異臭, 振動, 漏えい等の異常がないことを確認及び製品成績書にてポンプ容量を確認 添付資料 -5 雨水処理設備等に係る確認事項表 -4 に反映

39 7. 検査の確認事項 38 新設する鋼管については, 以下に基づき実施する 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 構造強度耐震性 材料確認 寸法確認 材料証明書等により使用材料を確認する 主要寸法を確認する 確認書類に示される使用材料が, 実施計画の通りであること 実施計画の通りであること 材料証明書にて確認 材料証明書又は品質記録にて確認 品質記録にて確認又は外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 立会にて現場確認 据付確認 耐圧 漏えい確認 表 -5 確認事項 ( 鋼管 ) 機器の据付状態について確認する 確認圧力で保持した後, 確認圧力に耐えていることを記録等により確認する 耐圧確認終了後, 耐圧部分か 施工図等の通り施工 据付されていること 確認圧力に耐え, 構造物の変形がないこと また, 耐圧部から漏え いがないこと らの漏えいの有無を確認する 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は性能機能確認配管の通水状況を確認する 配管が通水できること 立会にて現場確認

40 7. 検査の確認事項 39 新設するポリエチレン管については, 以下に基づき実施する 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 材料確認 表 -6 確認事項 ( ポリエチレン管 ) 材料証明書等により使用材料を確認する 確認書類に示される使用材料が, 実施計画の通りであること 製品検査成績書にて確認 製品検査成績書に寸法確認主要寸法を確認する 実施計画の通りであること て確認 構造強度耐震性 外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 据付確認 耐圧 漏えい確認 機器の据付状態について確認する 確認圧力で保持した後, 確認圧力に耐えていることを記録等により確認する 耐圧確認終了後, 耐圧部分からの漏えいの有無を確認する 施工図等の通り施工 据付されていること 確認圧力に耐え, 構造物の変形がないこと また, 耐圧部から漏えいがないこと 性能機能確認配管の通水状況を確認する 配管が通水できること 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認

41 7. 検査の確認事項 40 新設する合成ゴム管については, 以下に基づき実施する 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 構造強度耐震性 材料確認 寸法確認 納品書等に添付されている図面, カタログ等により使用材料を確認する 納品書等に添付されている図面, カタログ等により 主要寸法を確認する 確認書類に示される使用材料が, 実施計画の通りであること 実施計画の通りであること 外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 据付確認 耐圧 漏えい確認 表 -8 確認事項 ( 合成ゴム管 ) 機器の据付状態について確認する 確認圧力で保持した後, 確認圧力に耐えていることを記録等により確認する 耐圧確認終了後, 耐圧部分からの漏えいの有無を確認する 施工図等の通り施工 据付されていること 確認圧力に耐え, 構造物の変形がないこと また, 耐圧部から漏えいがないこと 性能機能確認配管の通水状況を確認する 配管が通水できること 製品検査成績書にて確認 製品検査成績書にて確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 製品検査成績書にて確認 耐圧試験条件は製造者指定の要領に従う 品質記録にて確認又は立会にて現場確認

42 7. 検査の確認事項 41 新設する伸縮継手については, 以下に基づき実施する 表 -10 確認事項 ( 伸縮継手 ) 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 構造強度耐震性 材料確認 寸法確認 材料証明書等により使用材料を確認する 主要寸法を確認する 確認書類に示される使用材料が, 実施計画の通りであること 実施計画の通りであること 製品検査成績書にて確認 製品検査成績書にて確認 品質記録にて確認又は立会外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと にて現場確認 据付確認 耐圧 漏えい確認 機器の据付状態について確認する 施工図等の通り施工 据付されていること 確認圧力で保持した後, 確認確認圧力に耐え, 構造圧力に耐えていることを記録物の変形がないこと 等により確認する また, 耐圧部から漏え耐圧確認終了後, 耐圧部分かいがないこと らの漏えいの有無を確認する 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 製品検査成績書にて確認 耐圧試験条件は製造者指定の要領に従う 性能機能確認配管の通水状況を確認する 配管が通水できること 品質記録にて確認又は立会にて現場確認

43 7. 検査の確認事項 42 新設する堰その他の設備については, 以下に基づき実施する 表 -11 確認事項 ( 堰その他の設備 ) 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 据付確認 タンク基礎の不陸について確認する 異常な不陸がないこと 品質記録にて確認 構造強度耐震性 外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 地盤支持力確認 支持力試験によりタンク基礎の地盤支持力を確認する 必要な支持力を有していること 品質記録にて確認

44 7. 検査の確認事項 43 新設する雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ容器については, 以下に基づき実施する 表 -12 確認事項 ( 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルタ容器 ) 確認事項確認項目確認内容判定基準具体的な確認方法 構造強度耐震性 材料確認 寸法確認 材料証明書等により使用材料を確認する 主要寸法を確認する 実施計画の通りであること 実施計画の通りであること 外観確認各部の外観を確認する 有意な欠陥がないこと 据付確認 耐圧 漏えい確認 据付位置について確認する 実施計画のとおり据付されていること 確認圧力で保持した後, 確認確認圧力に耐え, 構造物圧力に耐えていることを記録の変形がないこと 等により確認する また, 耐圧部から漏えい耐圧確認終了後, 耐圧部分かがないこと らの漏えいの有無を確認する 材料証明書にて確認 品質記録にて確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認又は立会にて現場確認 品質記録にて確認 添付資料 -5 雨水処理設備等に係る確認事項表 -12 を追加

45 8. 雨水設備の先行運用について 44 雨水処理設備等は, 雨水の溢水を回避するためにタンク設置に合わせて短期で移送ラインを設置し運用の開始が必要であること, またタンク設置やタンク解体, 撤去との干渉を回避するために, 随時移設, 撤去が必要であることから, 雨水の溢水等のリスクを低減するため, 雨水処理設備等の設備が完成するまでの間, その一部および一時的な設備を用いた先行運用を行っている 集水ピット抜出ポンプから雨水回収タンクを経由し, 集合ヘッダーまたは中継タンク入口ヘッダーまでのポンプ及び移送配管 ( 以下 雨水移送ライン ) 並びに淡水化 RO から雨水 RO 濃縮水受入タンクまでの移送配管 ( 以下 雨水 RO 濃縮水移送ライン ) について先行運用を行う 雨水処理設備等における本格運用および先行運用の相違 設備主要仕様本格運用先行運用 ポンプ 集水ピット抜出ポンプ 雨水回収タンク移送ポンプ 本設ポンプ 仮設ポンプ仮設水中ポンプ 雨水移送ライン 配管 7 集水ピット抜出ポンプから雨水回収タンクまたは中継タンク入口ヘッダーまで 8 雨水回収タンクから集合ヘッダーまたは中継タンク入口ヘッダーまで ポリエチレン管ポリエチレン管, 合成ゴム管鋼管, 伸縮継手鋼管 合成ゴム管ポリエチレン管, 鋼管鋼管ポリエチレン管 ポンプ濃縮水移送ポンプ本設ポンプ 雨水処理設備等の概要図 雨水 RO 濃縮水移送ライン 配管 16 淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンクから雨水 RO 濃縮水受入タンク入口分岐まで バキュームカーポリエチレン管, による移送合成ゴム管 ( タンク内 )

46 8. 雨水設備の先行運用について ( 雨水移送ラインの設置時期 ) 45 汚染水タンク増設, リプレイスに伴い設計変更または新設に伴い, 以下の範囲について先行運用を実施する 本設設備の設置時期は, 以下のとおり 汚染水タンク 集水ピット抜出ポンプ 7 雨水回収タンク 8 雨水回収タンク移送ポンプ 集合ヘッダー, 中継タンク入口ヘッダーへ 7 集水ピット抜出ポンプから雨水回収タンクまたは中継タンク入口ヘッダーまで先行運用する範囲 設置完了目途 汚染水タンク堰 J8 J9 G3 東 G3 北 移送先の雨水回収タンク J3 J2 G3 西 D7 G3 西 D7 8 雨水回収タンクから集合ヘッダーまたは中継タンク入口ヘッダーまで 実施計画の変更認可 (2018 年 5 月 ) 範囲 設置完了目途 実施計画の変更認可 (2018 年 5 月 ) から設計変更または新設する範囲 移送元の雨水回収タンク 2018 年度中 G3 西 D 年度中 B H6(Ⅰ) 移送先 中継タンク 実施計画の変更認可 (2018 年 5 月 ) 範囲 2018 年度中 G3 西 (G7) G4 北 G5 B 南 H6(Ⅰ) H1 東 H2 G3 西 D7 G3 西 D7 G3 西 D7 B H6(Ⅰ) H1-2 H1-1 実施計画の変更認可 (2018 年 5 月 ) から設計変更または新設する範囲 2019 年度中 タンク設置完了後 1 年以内目途に設備設置予定 K3,K4 H4 北, H4 南 H3 B,G6 G1 南 K H6(Ⅰ) H1-2 B B H5, H6(Ⅱ) H6(Ⅰ) 添付資料 -6 雨水設備等の先行運用について表 2 設備の設置完了目途図 2 雨水移送ラインの設置範囲に反映

47 8. 雨水設備の先行運用について ( 雨水 RO 濃縮水移送ラインの設置時期 ) 46 先行運用範囲外のモバイル RO 膜装置雨水受入タンクから雨水 RO 濃縮水受入タンクまでの雨水 RO 濃縮水移送ラインの設置時期は,2018 年度中となる 淡水化処理 RO 膜装置雨水受入タンクから雨水 RO 濃縮水受入タンクまでの雨水 RO 濃縮水移送ラインについては, 配管布設距離が非常に長く, 新設タンクエリア設置等の多くの工事と干渉するので, 設置時期が 2020 年度中となる 添付資料 -6 雨水設備等の先行運用について 表 2 設備の設置完了目途

48 9. スケジュール 年 2019 年 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 実施計画変更申請審査期間 雨水 RO 濃縮移送ラインの設置 雨水処理設備等の増設 雨水回収タンク, 雨水受入タンク, 処理水タンクの設置 新設する雨水回収タンク周りの E 管設置 使用前検査受験 運用開始

49 参考 : 現場配置図 ( 全体概略図 ) 48 増設するタンク ( 青枠 ) は以下のとおり B 雨水回収タンク (1,330m 3 1 基 ) 淡水化 RO 膜装置周り モバイル RO 膜装置 雨水 RO 濃縮水移送ライン周りの詳細図 (.49 参照 ) モバイル RO 膜装置雨水受入タンク (1,200m3 2 基 ) H6(Ⅰ) 雨水回収タンク ( 700m 3 1 基 ) モバイル RO 膜装置雨水受入タンク ( 700m 3 3 基 ) ろ過処理水受入タンク ( 10m 3 1 基 ) 雨水 RO 濃縮水タンク ( 18m 3 2 基 ) J2,J3 雨水回収タンク (700m 3 2 基 ) : 雨水回収タンク : 雨水処理設備用タンク : 雨水処理設備 : 中継タンク : 雨水移送配管 : 雨水 RO 濃縮水受入タンク : ろ過処理水受入タンク :RO 濃縮水貯槽

50 参考 : 現場配置図 ( モバイル RO 膜装置 雨水 RO 濃縮水移送ライン周り ) 49 増設するタンク 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルターユニット ( 青枠 ) は以下のとおり モバイル RO 膜装置雨水受入タンク (1,200m3 2 基 ) モバイル RO 膜装置雨水受入タンク ( 700m 3 3 基 ) ろ過処理水受入タンク ( 10m 3 1 基 ) 雨水 RO 濃縮水移送ラインフィルターユニット 雨水 RO 濃縮水タンク ( 18m 3 2 基 )