内 容 1 建設業における労働災害発生状況 2 足場からの墜落 転落防止対策 3 ハーネス型安全帯の普及促進 4 斜面崩壊による労働災害の防止対策 5 構造規格を具備しないパイプサポートへの対応 6 交通労働災害の防止対策 7 適切な安全衛生経費の確保対策 8 安全プロジェクト等 2

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1 建設工事における労働災害防止に関する説明会 主催国土交通省近畿地方整備局 / 厚生労働省大阪労働局 建設業における 労働災害防止対策 大阪労働局安全課

2 内 容 1 建設業における労働災害発生状況 2 足場からの墜落 転落防止対策 3 ハーネス型安全帯の普及促進 4 斜面崩壊による労働災害の防止対策 5 構造規格を具備しないパイプサポートへの対応 6 交通労働災害の防止対策 7 適切な安全衛生経費の確保対策 8 安全プロジェクト等 2

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4 死亡災害発生状況の推移 7,000 人 6,000 5,000 6,095 5,895 6,712 6,093 6,506 6,303 6,126 6,046 5,990 6,208 6,088 5,552 6,048 全産業 5,631 5,269 昭和 40 年と平成 27 年の災害発生割合 (50 年間前との比較 ) 全産業 建設業 製造業 1/6 1/7 1/7 4,330 4,000 3,725 3,000 2,000 1, ,345 3,302 3,326 3,077 3,009 2,912 建設業 2,652 2,674 2,635 2,572 2,549 2,550 2,482 2,458 2,492 2,430 2,489 2,414 2,405 2,402 2,440 2,588 2,354 2,363 2,405 2,470 2,318 2,342 2,419 2,302 2,271 2,301 2,251 2,323 2,078 2,245 1,992 2,186 2,015 1,790 1,844 1,889 1,658 1,620 1,464 1,583 1,514 1,351 1,348 1,400 1,404 1,628 1,472 1,268 1,147 1,189 1,266 1,582 1,374 1,184 1,451 1,195 1,113 1,357 1,093 1,057 1,083 1,106 1,075 1, ,160 1,211 1,195 1,097 1,161 1,191 1,184 1, , ,021 1, , ,024 1, , , 製造業 死亡災害報告より作成 平成 23 年は東日本大震災を直接の原因とす 417 る死亡者を除いた数 昭和平成 元

5 400,000 人 死傷災害発生状況の推移 350, , , , , , , , , , ,319 死傷災害 ( 休業 4 日以上 ) も着実に減少 全産業に占める割合 S % H % 278, , , , , ,953 全産業 平成 23 年までは労災保険給付データ及び労働者死傷病報告 ( 労災非適 ) より作成平成 24 年以降は労働者死傷病報告より作成 200, , ,000 50,000 0 昭和 133, , , , , ,683 99, , ,026 建設業 製造業 118, , , , ,481 98, , , , , , ,589 92,059 86,386 85,05380,401 74,849 91,170 69,70967,752 85,176 64,697 62,404 79,781 59,068 73,595 71,602 53,653 68,35566,851 63,847 平成 181, , , , ,726 60,900 57,724 54,357 52,241 49,788 46,504 44,886 49,896 47,587 45,645 43, , , , , ,918125, , , , , ,378 47,054 42,269 38,840 37,753 36,165 32,921 32,518 31,275 41,688 38,117 35,310 33,599 1 休業 4 日以上の死傷者数 2 平成 23 年は東日本大震災を直接の原因とする死傷者を除いた数 105, , ,349 29,732 30,054 29,458 28,259 23,046 32,608 29,263 30,650 28,414 26,872 27,193 26,106 24,382 21,465 21, ,576 (117,958) 23,028 23,589 28,291 (28,457) 119, , ,311 27,452 27,077 26,391 (16,773) 17,073 17,184 17,189 15, 元

6 大阪府内建設業における労働災害の現況 平成 28 年 9 月末日現在速報値 大阪労働局労働基準部安全課

7 建設業における労働災害平成 28 年の状況 建設業における休業 4 日以上の死傷者数は 平成 28 年 9 月末日現在速報値で 前年に比べ 11.2% 減少 ( 人 ) ( 人 ) 平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 380 平成 27 年 1~9 月 平成 28 年 1~9 月

8 建設業における労働災害平成 28 年の状況 建設業における死亡者数は 平成 28 年 10 月末日現在速報値で 前年に比べマイナス 1 人 ( 人 ) 平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年 0 平成 27 年 1~10 月 平成 28 年 1~10 月

9 平成 28 年死亡災害発生の概要 ( 建設業 ) 平成 28 年 10 月 20 日現在 ( 速報 ) 大阪労働局労働基準部安全課 番号発生月業種性別年齢職種経験事故の型起因物発生状況 1 3 月 その他の建築工事業 (030209) 男 6 0 代 作業員 20 年墜落 転落屋根 工場跡地の平屋建物解体工事において 屋根に登り解体作業に従事していたところ 屋根スレートを踏み抜き 地上まで約 4m 墜落した 2 4 月 その他の建築工事業 (030209) 男 7 0 代 作業員 33 年墜落 転落開口部 解体工事現場で 地下のピットに溜まった雨水を排出する作業にあたり 地上部分に手すりを設置していたところ 手すりが外れ約 3.5m 下の地中梁上に落下したもの 3 5 月 その他の建築工事業 (030209) 男 6 0 代 解体工 30 年墜落 転落作業床 地上 6 階地下 1 階建て S 造既設建設物解体工事において 4 階スラブにてスラブデッキの溶断中に 4 階スラブの一部を 1 階に落下させたところ それによって出来た開口部から地上階まで約 13m 墜落したもの 4 6 月 その他の建築工事業 (030209) 男 5 0 代 土工 40 年墜落 転落はり 倉庫平屋建て解体工事現場で 屋根材裏の板材を木製の梁に乗って撤去していたところ 同梁が折れ 地上へ約 4.5m 墜落したもの 9

10 5 8 月 その他の建築工事業 (030209) 男 5 0 代 土工 5 年激突され 荷機械装置 使用済みバケット ( 重量 450kg) をトラックに積み込むために ドラグショベルをクレーン代わりに使用し 積込み作業を開始 被災者は玉掛け者として当該ドラグショベルのバケットの裏面に取り付けられたフックにチェーンを掛け 使用済みバケットを玉掛けした ドラグショベル運転者がアームを操作し積み込もうとしていたところ 吊った使用済みバケットがトラックのあおりに接触 その反動でドラグショベルバケットのフックからチェーンが外れ 使用済みバケットが落下 付近にいた被災者に跳ねて激突したもの 6 8 月 鉄骨 鉄筋コンクリート造家屋建築工事業 (030201) 男 3 0 代 タイル工 20 年 高温 低温の物との接触 高温 低温環境 マンション新築工事現場において コンクリート打設の補助作業に従事 昼の休憩後 午前中の作業の続きを始めたが 13 時 30 分頃 突然転倒したので小休止を取らせ様子を見ていたが 顔色が悪く 熱中症が疑われたため救急車を要請 救急隊が到着した時は意識があったが 後に意識を失い 数日後入院先の病院で死亡したもの 7 9 月 その他の建築業 (030309) 男 3 0 代 とび工 15 年墜落 転落足場 天井改修工事のため 枠組足場組立作業中 10 層目作業床上 ( 幅 100 センチ ) にて 電動ウインチを使用し ブレス材の荷揚げ作業を行っていた 同ブレス材が 10 層目の建枠に引っかかり バランスを崩したため これを保持しようとした被災者が誤って約 17 メートル下の 1 階床面に墜落したもの 8 9 月 その他の建築業 (030309) 男 2 0 代 とび工 5 年墜落 転落足場 外壁改修工事において 足場設置に伴う落下防止棚 ( 朝顔 ) の取付けを足場 10 層目にて行っていた 朝顔の骨組みの組立を終え 鋼製足場板を骨組み上に敷き詰めていたところ 骨組み先端部の単管クランプが外れたため 鋼製足場板とともに約 18m 墜落したもの 9 10 月 その他の建築業 (030309) 男 4 0 代 板金工 12 年墜落 転落屋根 平屋建て倉庫のスレート屋根補修作業において 屋根上にて作業を行っていた被災者が スレートを踏み抜き約 5m 下のコンクリート床面に墜落したもの 10

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14 足場からの墜落防止のための改正労働安全衛生規則等の概要 1 足場の組立てなどの作業の墜落防止措置を充実 安衛則第 564 条 つり足場 張出し足場 高さが 2m 以上の構造の足場を組立て 解体 変更する際に 足場材の緊結 取り外し 受け渡しなどの作業を行うときに次の措置が必要 ( いずれも ) 1 幅 40cm 以上の作業床の設置 2 安全帯を安全に取り付けるための設備などの設置 労働者による安全帯の使用 安全帯を安全に取り付けるための設備 ( 安全帯取付設備 ) 安全帯を適切に着用した労働者が墜落しても 安全帯を取り付けた設備が脱落することがなく 衝突面などに達することを防ぎ かつ 使用する安全帯の性能に応じて適当な位置に安全帯を取り付けることができるもの 1 このような要件を満たすように設計され 設置した手すり 手すりわくと親綱 2 建わく 建地 手すりなどを 安全帯を安全に取り付けるための設備として利用することができる場合もあり 手すり先行工法 手すりに安全帯を取り付ける 親綱支柱と親綱 親綱に安全帯を取り付ける 建わく 手すりわく 安全帯 安全帯 親綱 墜落する危険を低減するための 手すり先行工法 の積極的な採用 足場の一方の側面のみであっても 手すりを設ける等労働者が墜落する危険を低減させるための措置を優先的に講ずるよう指導 ( 平成 27 年 3 月 31 日付け基発 0331 第 9 号 ) 安全帯等 が 安全帯 になった理由 安全帯 については 安全帯の規格 ( 平成 14 年厚生労働省告示第 38 号 ) に適合しない命綱は含まれないため 14

15 2 足場の組立てなどの作業に特別教育が必要 安衛則第 36 条 第 39 条 足場の組立て 解体または変更の作業のための業務 ( 地上または堅固な床上での補助作業の業務を除く ) に特別教育が必要 特別教育の科目 安全衛生特別教育規程 科目時間 時間 ( 現在業務従事者 ) 1 足場及び作業の方法に関する知識 3 時間 1 時間 30 分 2 工事用設備 機械 器具 作業環境等に関する知識 30 分 15 分 3 労働災害の防止に関する知識 1 時間 30 分 45 分 4 関係法令 1 時間 30 分 平成 27 年 7 月 1 日現在 業務に就いている方に対する時間の短縮 平成 27 年 7 月 1 日現在で 足場の組立て 解体または変更の作業に係る業務に就いている方 ( 現在業務従事者 ) は 特別教育の科目について上表の時間欄の右側の時間に短縮することが可能 - 経過措置 - 現在業務従事者の方には平成 29 年 6 月 30 日までの間は経過措置があるので この間に特別教育を行うことが必要 特別教育の全部を省略することができる方 足場の組立て等作業主任者技能講習を修了した方など 3 足場の組立てなどの後は注文者も点検が必要 安衛則第 655 条 第 655 条の 2 建設業 造船業の元請事業主等の注文者は 足場や作業構台の組立て 一部解体 変更後は 次の作業を開始する前に足場を点検 修理が必要 点検結果 修理などの措置内容は記録し 足場を使用する仕事が終了するまでの間 保管することが必要 事業者による点検 ( 安衛則第 567 条 ) も必要 15

16 4 足場の作業床に関する墜落防止措置を充実 安衛則第 563 条 (1) 床材と建地との隙間 足場での高さ 2m 以上の作業場所に設ける作業床の要件として 床材と建地との隙間を 12cm 未満とすることを追加しました ( 一側足場 つり足場を除く ) 従来からの規定 + 今回改正で追加した規定 はり間方向での建地と床材の両端との隙間の合計幅が 24cm 以上であれば その隙間に鋼管足場用の部材と付属金具の規格で規定されている 24cm 床付き布わくを敷き 可能な限り床材と建地との隙間をふさぐことが可能であることから定めたもの - 経過措置 - はり間方向における建地の内法幅が 64cm 未満の足場の作業床で 床材と腕木との緊結部が特定の位置に固定される構造のものについては 平成 27 年 7 月 1 日に現に存する鋼管足場用の部材が用いられている場合に限り この規定は適用されない このような場合の扱いはどうなるか 1 床材が片側に寄ることで 12cm 以上の隙間が生じる場合 床材の組み合わせを工夫する 小幅の板材を敷く 床材がずれないように固定する 床付き幅木を設置するなどにより 常にこの要件を満たすようにすることが必要 2 床材と建地との隙間に 垂直または傾けて設置した幅木は 作業床としての機能を果たせないため この幅木の有無を考慮せずに 床材と建地との隙間を 12cm 未満とすることが必要 ( 床付き幅木の場合 床面側の部材は床材になる ) この規定が適用されない場合 1 はり間方向における建地と床材の両端との隙間の合計幅が 24cm 未満の場合 2 曲線的な構造物に近接して足場を設置する場合など はり間方向での建地と床材の両端との隙間の合計幅を 24cm 未満とすることが作業の性質上困難な場合 上記 1 2の場合に 建地と床材との隙間が12cm 以上の箇所に防網を張るなど 床材以外のものでふさぐ墜落防止措置をとったときに 16 は この規定は適用されない

17 鋼管2本組の(2) 足場用墜落防止設備を取り外す場合の措置 足場用墜落防止設備 を取り外す場合の措置として 安全帯を安全に取り付けるための設備を設け かつ 労働者に安全帯を使用させる措置またはこれと同等以上の効果のある措置をとることに加えて 以下の 2 つの措置点を追加 1 作業の性質上 足場用墜落防止設備を設けることが著しく困難な場合や 作業の必要上 臨時に足場用墜落防止設備を取り外す場合は 関係労働者以外の者の立入を禁止 2 作業の必要上 臨時に足場墜落防止設備を取り外したときは この作業が終了した後 直ちに取り外した設備を元の状態に戻さなければならない わく組足場 ( 妻面に係る部分を除く ) については 1 交さ筋かいと高さ 15cm 以上 40cm 以下の桟もしくは高さ 15cm 以上の幅木またはこれらと同等以上の機能がある設備または 2 手すりわくわく組足場以外の足場については 1 高さ 85cm 以上の手すり又はこれと同等以上の機能を有する設備 ( 手すり等 ) と 2 高さ 35cm 以上 50cm 以下の桟またはこれと同等以上の機能がある設備 ( 中桟等 ) 立入禁止されない関係労働者とは 関係労働者 には 足場用墜落防止設備を設けることが著しく困難な箇所 または作業の必要上 臨時に取り外す箇所で作業を行う人と作業を指揮する人が含まれる 5 鋼管足場 ( 単管足場 ) に関する規定の見直し 安衛則第 571 条 鋼管足場の建地の最高部から測って 31m を超える部分の建地は 建地の下端に作用する設計荷重 ( 足場の重量に相当する荷重に 作業床の最大積載荷重を加えた荷重 ) がこの建地の最大使用荷重 ( この建地の破壊に至る荷重の 2 分の 1 以下の荷重 ) を超えないときは 鋼管を 2 本組とする必要はない よ例り下の部分17 最31m高部から測ってまでの部分最31m高部から測って

18 足場からの墜落 転落災害防止総合対策推進要綱の改正の概要 ( 労働安全衛生規則等の法定事項以外 ) 1 足場の組立図の作成 2 足場の組立て等作業主任者の能力向上教育の受講 3 上さん 幅木の設置など より安全な措置 の実施 上さん 幅木の設置など 床材は隙間なく (1) 特に足場の建地の中心間の幅が 60cm 以上の場合 足場の後踏側 ( 躯体側と反対側 ) には 荷揚げなどの作業に支障がある箇所 を除いて 次の措置をとる 1 わく組足場では 下さんの代わりに 高さ 15 cm 以上の幅木 を設置 なるべく背の高い幅木にする 2 わく組足場以外の足場では 手すりや中さんに加えて幅木などを設置 (2) わく組足場について 特に足場の後踏側には 荷揚げなどの作業に支障がある箇所を除いて 上さんを設置 4 事業者や注文者が行う足場の組立等後の点検は 十分な知識 経験を有する方で 組立てなどの作業の当事者以外の方により実施 (1) 十分な知識 経験を有する方とは 足場の組立て等作業主任者で 足場の組立て等作業主任者能力向上教育を受講している方 労働安全コンサルタント ( 試験の区分が土木または建築である方 ) など労働安全衛生法第 88 条に基づく足場の設置等の届出についての 計画作成参画者 に必要な資格がある方 全国仮設安全事業協同組合が行う 仮設安全監理者資格取得講習 建設業労働災害防止協会が行う 施工管理者等のための足場点検実務研修 を受けた方など (2) 足場の組立てなどの作業に直接従事した以外の方 5 足場で作業を行う労働者などの安全衛生意識の高揚 18

19 足場に係る労働安全衛生規則の改正事項 ( 平成 27 年 7 月施行 ) 等自主点検表の点検事項 は改正労働安全衛生規則に定める措置 その他は改正 足場からの墜落 転落災害防止総合対策推進要綱 により推進する措置です 点検事項ごとに措置が 適 になっているか確認してください ( 特に が 適 となっていない場合は速やかに是正してください ) 1 設計 2 組立て等 3 通常作業 4 点検 5 特別教育 (1) 足場の組立図を作成しているか (2) 床材と建地の隙間は 12 センチメートル未満になっているか 作業の性質上この要件を満たすことが困難な場合などに その箇所に防網を張る等しているか <わく組足場 > 足場の建地の中心間の幅が60センチメートル以上の場合 足場の後踏側 ( 躯体と反対側 ) に (3) 15センチメートル以上でできるだけ高い幅木 を設けているか (4) <わく組足場 > 足場の後踏側に 上さん を設置しているか <わく組足場以外の足場 > 足場の建地の中心間の幅が60センチメートル以上の場合 足場の後踏側に 幅木 (5) 等 を設置しているか 建地の最高部から測って31メートルを超える部分の建地の鋼管が1 本である場合 設計荷重が建地の最大使 (6) 用荷重を超えていないか (1) 幅 40センチメートル以上の作業床を設けているか (2) 安全帯を安全に取り付けるための設備等を設け 労働者に安全帯を使用させているか (1) 作業の必要上臨時に手すり等を取り外す場合 関係労働者以外の労働者を立ち入らせないこととしているか (2) 作業の必要上臨時に手すり等を取り外す場合 取り外す必要がなくなった後 直ちに原状に戻しているか (1) -1 < 注文者の場合 > 請負人の労働者に足場を安全に使用させる時に 足場の組立て等の後の点検を実施しているか (1) 足場の組立等作業主任者であって 足場の組立等作業主任者能力向上教育を受講している者等の十分な知 -2 識 経験を有する者が点検しているか (1) 足場の組立て等の当事者以外が点検しているか -3 (1) -1 足場の組立て等の業務に初めて就かせる労働者に特別教育を実施しているか (1) -2 平成 27 年 7 月 1 日時点で足場の組立て等の業務に就いている労働者には 2 年以内に特別教育を実施することになっているか 19

20 足場からの墜落 転落災害 ( 死傷災害 ) の墜落箇所の高さ別発生状況 ( 平成 23 年度 ) 全体 871 件 2m 未満 342 件 (39.3%) 墜落 転落災害における墜落箇所の高さ 2m 以上 529 件 (60.7%) 2m 以上 は高さ不明を含む 足場からの墜落 転落災害 ( 死亡災害 ) の墜落箇所の高さ別発生状況 ( 平成 23 年度 ) 2m 未満 1 件 (3.3%) 全体 30 件 2m 以上 29 件 (96.7%) 足場からの墜落防止措置に関するアンケートにおける本人の墜落経験 ( 足場からの墜落防止措置の効果検証 評価検討会 ) 全体 12 件 2m 未満 5 件 (41.7%) 2m 以上 5m 未満 5 件 (41.7%) 10m 以上 1 件 (8.3%) 5m 以上 10m 未満 1 件 (8.3%) 足場からの墜落防止措置に関するアンケートにおける同僚の墜落経験 ( 足場からの墜落防止措置の効果検証 評価検討会 ) 2m 未満 9 件 (12.7%) 全体 71 件 2m 以上 5m 未満 44 件 (61.9%) 10m 以上 7 件 (9.9%) 5m 以上 10m 未満 11 件 (15.5%) ( 徒然草第 109 段 高名の木登り ) 高名の木登りといひし男 人をおきてて 高き木に登せて梢を切らせしに いと危ふく見えしほどは言ふこともなくて 下るるときに軒長ばかりになりて 過ちすな 心して下りよ とことばをかけ侍りしを かばかりになりては 飛び下るるとも下りなん いかにかく言ふぞ と申し侍りしかば そのことに候ふ 目くるめき 枝危ふきほどは 己が恐れ侍れば申さず 過ちは やすきところになりて 必ずつかまつることに候ふ と言ふ 下 2 図は無回答は除く あやしき下臈なれども 聖人の戒めにかなへり 鞠も 難きところを蹴出だしてのち やすく思へば 必ず落つと侍るやらん 20 15

21 あやまちは安き所になりて 必ず仕ることに候兼好法師徒然草木登り名人の話第百九段 20m 名人

22

23

24 あやまちすな 心しておりよ 2~3m

25 高くて目が回り 枝が危ないときは 当人が警戒しているので注意はしません 怪我は安全な所になって 必ず起きるものです

26 鞠も 難き所を蹴出して後 安く思へば必ず落つと侍るやらん

27 ハーネス型安全帯の積極的使用 ハーネス型安全帯は胴ベルト型安全帯と比べて墜落阻止時に身体への負担が少ないとされています 墜落の危険性が高い作業 墜落時に救出までの時間を要する作業などにおいては ハーネス型安全帯を積極的にご使用ください 安全帯は事前に取扱説明書の内容を確認し 必 ず点検を行ってから使用しましょう!

28 斜面崩壊による労働災害の防止 1~ 労働災害の発生状況 ~ 平成 建設業における斜面崩壊による死亡災害の発生状況 ( 人 ) 建設業 斜面崩壊 年 18 年 19 年 20 年 21 年 22 年 23 年 24 年 25 年 26 年 ( 資料出所 : 厚生労働省死亡災害報告 ) ( 人 ) 斜面崩壊により毎年 10 人から20 人の死亡災害が発生平成元年から平成 14 年の斜面崩壊による死亡災害 129 件 重大災害 20 件のうち 災害発生状況が詳細に把握できた 131 件の分析結果 道路工事中の災害 57% 請負金額 2000 万円未満の工事 30% 4000 万円未満の工事 44% 工期が半年以内の工事 65% 災害時の作業人数が10 人以下のところ 90% 中小規模施工者を中心に対策を講じることが効果的 工事種別災害発生割合 請負金額種別災害発生割合 ( 件 ) 工期別災害発生状況 災害時の作業人数別災害発生状況 ( 資料出所 : 独立行政法人労働安全衛生総合研究所 斜面崩壊による労働災害の防止対策に関する調査研究会 報告書 )

29 斜面崩壊による労働災害の防止 2~ 労働災害の発生状況 ~ 斜面の崩壊規模別災害発生状況 斜面崩壊災害における崩壊土量 50m 3 以下 46% で最多崩壊した地山を高さ 勾配別にみると以下のとおり 勾配が60 度以上 75 度未満の斜面 46% で最多 崖崩れは40 度から49 度で最も頻度が高いため 自然斜面の崩壊に比べて急勾配 労働安全衛生規則第 356 条のその他の地山の場合に法違反となる斜面高さ 勾配での掘削 40% 崩壊斜面の高さ 勾配別災害発生状況 60 未満 60 以上 75 未満 75 以上 90 未満 90 不明 計 ( 資料出所 : 独立行政法人労働安全衛生総合研究所 斜面崩壊による労働災害の防止対策に関する調査研究会 報告書 ) 2m 未満 m 以上 5m 未満 m 以上 10m 未満 m 以上 30m 未満 m 以上 50m 未満 m 以上 不明 計 * 点線部分は 労働安全衛生規則第 356 条の岩盤又は堅い粘土からなる地山の掘削において法違反となる斜面高さ 勾配 * 網掛け部分は労働安全衛生規則第 356 条のその他の地山において法違反となる斜面高さ 勾配

30 斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドラインの概要 < 趣旨 目的 > 1 中小規模の道路工事 砂防工事等の地山の掘削作業では 十分な地質調査がなされておらず 施工開始後に設計図書が地質状況を反映していないことが判明する場合がある 2 掘削中の斜面は 降雨 湧水等により日々変化し それらの変化が斜面崩壊につながる場合がある 3 点検により斜面の状態を的確に把握すること 工事関係者が点検結果に基づいた斜面崩壊の危険性を共有することが重要 < 適用範囲 > 中小規模 ( 掘削高さが概ね 1.5 から 10 メートル ) の斜面掘削工事における以下の作業設計者 : 斜面の設計作業施工者 : 手堀り又は機械掘りによる斜面の掘削作業 擁壁工事等に伴う床堀型枠の組立 解体 床均し 丁張り ブロック積み コンクリート打設の作業等及びその施工管理 設計 施行段階の点検 設計時 施行計画時 丁張設置時 掘削作業前 掘削作業終了時 < 斜面掘削工事における点検等の種類と実施時期 > 異常時対応日常点検変状時の点検シート 毎日の作業開始前 毎日の作業終了時 大雨時 震度 4 以上の地震の後等 日常点検表で変状を確認した場合 変状時点検表により変状の進行を確認した場合 < 設計者 > 1 事前調査の実施 Hは発言メモ 2 点検者による設計時点検 確認者による確認 312を踏まえた詳細設計 4 発注者からの参加要請を受けた場合の安全性検討者会議への参加 * 設計者とは 設計業務を外注した場合 当該設計業務を行う建設関連業者をいう < 設計者 元方事業者 関係請負人の点検 安全性検討関係者会議等に関する主な実施事項 > 1 掘削作業箇所の調査 2 点検者による日常点検 確認者による確認 3 点検を踏まえた危険防止措置の実施 4 施工計画書の作成 発注者への提出 5 点検者による施工段階別点検 変状時点検 確認者による確認 65 を踏まえた斜面の状況に応じた措置の実施 7 異常時対応シートの作成と発注者への < 元方事業者 > 報告 87 の場合の安全性検討関係者会議の開催 発注者への参加要請 98 の安全性検討関係者会議における斜面の状況に対応するためのハード対策等の検討 109 でハード対策が決定された場合の施工計画書の変更 それに基づく工事の実施 * 太字は法定事項 < 関係請負人 > 元方事業者と連携し 元方事業者に準じた実施事項の実施 上記実施事項の3 者による連携と安全性検討関係者会議 凡例設 4: 設計者の実施事項の 4 設計者 設 4 元方事業者の要請を受けて参加 設 4 発注者 安全性検討関係者会議 元 元 9 元 8 施工者 ( 元方事業者 関係請負人 )

31 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 点検項目13 その他 ( ) 備考ガイドラインに示した日常点検表 工事名点検箇所施工会社 設計 施工段階別点検表で確認された現象の有無無 有 ( その現象 = ) 1. この日常点検表は 斜面の崩壊を予知し 労働災害を防止するために 斜面の変状をいち早く発見するために使用する 2. この日常点検表は 斜面掘削工事 切土部での擁壁工事などの作業開始前 作業終了時 大雨時 中震以上の地震の後などに使用する 3. 点検の結果 該当する項目がある場合は その項目に をつけ 該当しない場合は レ 又は をつける 4. 点検の結果 いずれかの項目に 印がついた場合 変状時点検表 を用いて変状の推移を確認し 必要な対応を行う (10 11 を除く ) 点検月日 (A: 始業 B: 終業 :C: 大雨 D: 中震 E: ほか ) / / / / / / / / / 備考 6 切土部に地下水 ( 湧水 ) が出てきた 7 切土部などに浮石 転石が見つかった 8 周辺の樹木の傾きが変わった 1 切土勾配が丁張りと合わなくなった 2 切土部などに新たに亀裂が見つかった 3 切土部や底面などに はらみ が見つかった 4 切土部の底面などに落石が見つかった 5 切土部などの一部に崩壊が見つかった 9 周辺の構造物に変状が見つかった 下記の 項目の点検の結果 が付いた場合は直ちに改善する ( 改善により 変状時点検表には移行する必要はなくなる ) 10 降雨時に斜面の排水がスムーズでない 11 降雨時の法面保護対策 ( シート等 ) に異常がある 12 設計 施工段階別点検表 のうち 特記すべき現象が見つかった 変状場所 変状時刻 変状状況 改善状況など 点検者サイン 確認者サイン

32 斜面の点検者に対する安全教育実施要領 斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドライン により斜面崩壊による労働災害防止対策を推進するためには 斜面の点検 者により適切な点検がなされ 発注者 設計者及び施工者間で情報が適切に共有されることが重要 点検者に十分な能力を付与するため 安全教育実施要領を策定 < 教育の対象者 > 設計者施工者 元方事業者となる総合工事業者の現場担当者又は現場所長等 関係請負人等となる専門工事業者の職長 作業主任者又は監視担当者等斜面の点検を行う調査者 < 教育の実施者 > 斜面掘削作業を行う工事の設計者 施工者 調査者上記の者に代わって教育を実施する安全衛生団体等 < 教育の実施方法 > カリキュラム 斜面掘削工事での労働災害発生状況等 (30 分 ) 斜面崩壊の危険性に係る情報の共有による労働災害の防止 (30 分 ) 点検表の使い方 解説 記載例 (90 分 ) 点検結果に基づく措置 (60 分 )) 関係法令 (30 分 ) 計 4 時間講師 労働安全コンサルタントや地山の掘削等作業主任者として 掘削作業 上記カリキュラムに十分な知識と経験がある者その他 安全衛生団体等が実施する教育は1 回の定員を概ね50 人以内とすること < 結果の保存 > 設計者 施工者等 実施要領に基づく教育を実施した場合はその旨を記録し 保管すること安全衛生団体等 修了者に修了証を交付すること等により 本教育を終了したことを証明すること 教育の修了者名簿を作成し 保管すること

33 労働安全衛生法に基づく規格を具備していないパイプサポート 1 経緯平成 27 年末 一般社団法人仮設工業会からの情報提供により 労働安全衛生法に基づく規格を具備していない型枠支保工用のパイプサポートが一部で流通していることが判明 厚生労働省は 同年 12 月 25 日付けでプレスリリースを行い 規格を具備していないパイプサポートを使用しないよう注意喚起を行った 2 問題となったパイプサポート 規格で義務付けられている製造者名 製造年月日等の表示がない 鋼管や差込み管の肉厚が規格で定める値を満たしていない ( 表 1) ナイフエッジによる圧縮試験 ( 座屈に対する強度試験 ) の強度が規格で定める値を満たしていない ( 表 2) 表 1 試供体の鋼管及び差込み管の肉厚 供試体 NO 鋼管の肉厚 [mm] 規格で定められている基準 2.0mm 以上 差込み管の肉厚 [mm] 規格で定められている基準 2.2 mm 以上 写真提供 : 一般社団法人仮設工業会 表 2 試供体の圧縮試験による試験結果 供試体 NO 強度 [kn] 規格で定められている基準 26.0 kn 以上 パイプサポートの構造 33

34 労働安全衛生法に基づく規格を具備していないパイプサポート 3 事業者に対する行政指導これまでに 規格外 PS を販売していたことが特定された事業者に対し 管轄の労働局から 1 ユーザーに対して規格外 PS を使用しないよう通知すること 2 事業者の責任において当該 PS の回収又は廃棄を行うこと 3 再発防止対策を策定すること 等について指導 規格外 PS については 今後も状況把握につとめ 対処していく方針 規格外 PS の流通 使用に関する情報がございましたら 最寄りの労働基準監督署 都道府県労働局までぜひ 情報提供をお願いします 4 みなさまへのお願い 労働安全衛生法では 今回問題となった型枠支保工用のパイプサポートのほか 鋼管足場用の部材や緊結金具 ( いわゆるクランプ ) などの付属金具について規格が定められています これらについても 規格を具備していないものは流通 使用はできませんので ご注意ください これらの仮設機材を購入等される際は 労働安全衛生法の定める規格を具備しているかどうか 販売元にご確認ください 規格外品の流通 使用に関する情報がございましたら 最寄りの労働基準監督署 都道府県労働局までぜひ 情報提供をお願いします 34

35 規格外のパイプサポートピンにご注意 輸入品と思われるサポートピンが 安価で販売されている 型わく支保工用パイプサポートの規格 ( 労働省告示第 120 号 ) 1 支持ピンの材料日本工業規格 G4051 に定める S35C の規格に適合 2 支持ピンの直径が 11.0 ミリメートル以上 3 強度試験において一定の強度を有する

36 ( 独 ) 労働安全衛生総合研究所にて試験を実施 試験方法 変形した試験対象ピン

37 規格品 規格外品 許容支持力は満足するが 変位が大きい!

38 試験ピンの分析結果 資料 C S i M n P S * S 3 5 C ~ ~ ~ 以下 以下 単位 : % ( 質量分率 ) * J IS G : に記載されている S 3 5 C の成分範囲である カーボン シリコン マンガンの質量分率が S35C の規格より低く 規格を満たしていない 規格外品 ピンを見ただけでは 規格品かどうかは判別できません パイプサポートメーカー指定の補修部品を使用しましょう

39 建設業における交通事故による死亡災害の分析結果 ( 平成 24~26 年 ) 交通事故による死亡災害 人 2 道路における工事中の死亡災害 15 人 (14%) スリップ 23 人 (1 の 34%) 雪等の凍結によるものは 11 月 ~ 2 月頃 雨等による路面の濡れによるものは 6 月 ~9 月頃に多発 居眠り 4 人 ( 1 の 6%) 早朝だけでなく 午後 1 時台でも発生 夜勤明け 7 人 ( 1 の 10%) 作業の前後に発生 5 人 (2 の 34%) 作業準備 交通規制準備中 カラーコーン回収時等 1 現場と事務所間の往復における死亡災害 67 人 (63%) ( 原因等 ) 長距離の移動 13 人 ( 1 の 19%) 概ね 60km 以上離れた区間 中には 250km 程度離れている場合も ( 原因等 ) ( 対策 ) ( 対策 ) 減速 車間距離の確保 急発進 急ハンドル 急ブレーキをしない 雨の降り始めの舗装道路等が滑りやすいことに留意 タイヤチェーン スタッドレスタイヤの装着 適正な運転時間を設定した走行計画の作成 運転日前日の睡眠時間の確保 走行計画による休憩時間 仮眠時間の確保 業務終了後に運転業務を行う場合の運転業務以外の業務の軽減 自動車の侵入を防ぐような作業手順による作業 誘導者の配置 作業中の標識の設置 ( その時点でも ) 作業者の視認性が低くなる状態 4 人 (2 の 26%) 剪定された木枝の片付け 土砂の清掃等 視認性を高める作業服の着用 作業中の標識の設置 *( 原因等 ) の人数は 1 人を重複して計数している場合あり 39

40 安全衛生経費の確保 ~ 建設業法令遵守ガイドラインの改訂 ~

41 労働災害防止についての建設業法令遵守ガイドラインの改訂 1. 建設工事請負契約における労働災害防止対策に要する経費は 通常必要と認められる原価 労働安全衛生法は元請負人及び下請負人に労働災害防止対策を義務づけ それに要する経費は元請負人等が義務的に負担しなければならない費用 労働災害防止対策に要する経費は 通常必要と認められる原価 に含まれる 建設工事請負契約はこの経費を含む金額で締結することが必要 2. 労働災害防止対策の実施者及び経費負担者の明確化の流れ (1) 元請負人による見積条件の提示 元請負人は 見積条件の提示の際 労働災害防止対策の実施者及びその経費の負担者の区分を明確化し 下請負人が自ら実施する労働災害防止対策を把握でき かつ その経費を適正に見積もることができるようにしなければならない * 明示すべき労働災害防止対策の抽出に当たっては 建設工事における安全衛生経費の標準 リスト及び積算明細表 の解説並びに作成要領検討結果報告書 ( 平成 25 年 3 月建設業労働災害 防止協会 ) が参考になる * いわゆる 一次下請 や 二次下請 等の場合であっても 建設工事の下請契約の注文者となる場合は 元請負人 である (2) 下請負人による労働災害防止対策に要する経費の明示 下請負人は 元請負人から提示された見積条件をもとに 自らが負担することとなる労働災害防止対策に要する経費を適正に見積った上 元請負人に提出する見積書に明示することが必要

42 (3) 契約交渉 元請負人は 労働災害防止対策 の重要性に関する意識を共有し 下請負人から提出された労働災害防止対策に要する経費 が明示された見積書を尊重しつつ 建設業法第 18 条を踏まえ 対等な立場で契約交渉をしなければならない (4) 契約書面における明確化 元請負人と下請負人は 契約締結の書面化に際して 契約書面の施工条件等に 労働災害防止対策の実施者及びその経費の負担者の区分を明確化するとともに 下請負人が負担しなければならない労働災害防止対策に要する経費は 施工上必要な経費と切り離し難いものを除き 契約書面の内訳書などに明示することが必要 (1)~(4) の手順においては 建設業法上適切な対応が必要であり 不適切な対応があった場合に 建設業法に違反または違反するおそれがある 労働災害防止のために 発注者 元請負人に求められる事項建設業に従事する方の労働災害防止のためには 発注者 元請負人 (3. 参照 ) において以下の措置を実施することが求められています このことは 足場からの墜落防止措置の効果検証 評価検討委員会報告書 ( 平成 26 年 11 月 ) に明記されている 建設業に従事する者の災害を防止するため 発注者において施工時の安全衛生の確保のための必要な経費を積算すること 上記の経費には 一人親方等の労災保険の特別加入のために必要な費用が含まれること 上記の経費が 受注者である元請等から関係請負人へ確実に渡るようにすること 雇用から請負への安易な転換を防ぐため 法定福利費の確保をはかること 注 : 発注者 受注者間における建設業法令遵守ガイドライン において法定福利費は建設業法第 19 条の 3 に規定する 通常必要と認められる原価 に含まれるべきものとされ ています

43 あんぜんプロジェクト 1 趣旨 1. 働く人 ( 安全 働きがい 能力向上 ) 企業 ( 生産性向上 ) 家族 ( 安心 ワークライフバランス ) を元気にして企業における安全への取組を活性化 2. 国民 消費者など社会が 企業における安全への取組に関心を示し 評価される環境 ( 安全は企業価値 ) を整備 2 概要 (1) プロジェクトメンバーとしての企業の参加参加企業は 厚生労働省が運営する あんぜんプロジェクト のホームページにプロジェクトメンバ - として掲載されることで自社のイメージアップに繋げることも期待しつつ 一層の安全活動に取り組むとともに その活動状況及び自社の労働災害発生状況を自社のホームページで公表する 平成 28 年 7 月 25 日現在のプロジェクトメンバー :524 社 ( 業種別メンバー数 ) 製造業 : 249 社建設業 : 193 社運輸交通業 : 17 社その他 : 65 社 参加要件 (1) 安全活動に一生懸命に取り組んでいる事業場等であること (2) 安全活動の状況 労働災害の発生状況等を公開していること (3) 労働保険に加入していること 4 プロジェクト期間 趣旨賛同型の自主的な活動 参加したい企業はいつでもメールで登録可能! (2) 見える 安全活動コンクールの実施職場に潜む危険を可視化する 見える 安全活動 の事例を募集 好事例を公表 平成 27 年度は 366 事例の応募 有識者による選考を経て 75 の好事例を HP 公表 平成 23 年 7 月 1 日 ~ 平成 28 年 3 月 31 日 期間を延長して実施しています

44

45 平成 27 年度 見える 安全活動コンクール優良事例 高所作業安全ゴールドライセンス制度 蛍光シールによる安全帯使用状況の見える化 スラブ配筋上作業通路の見える化 脚立使用前に 脚立使用時の基本動作 の見える化 脚立昇降前に 使用禁止 8 項目 昇降時 3 点支持 を指差し故障で確認し 正しい使い方で安全施工

46 ご清聴ありがとうございました いのちつなごう 命綱 GO よし! ひと くらし みらいのために

労働災害発生状況

労働災害発生状況 斜面崩壊による労働災害の防止対策に関するガイドラインの背景 建設業における斜面崩壊による死亡災害の発生状況 6 3 ( 人 ) 6 97 8 6 建設業 3 37 36 367 377 3 3 9 斜面崩壊 3 9 8 平成 7 年 8 年 9 年 年 年 年 3 年 年 年 6 年 ( 資料出所 : 厚生労働省死亡災害報告 ) ( 人 ) 斜面崩壊により毎年 人から 人の死亡災害が発生平成元年から平成

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