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せせらそめや
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1 前立腺の手術 ( 体腔鏡下手術 ) を受けられるさま独立行政法人国立病院機構四国がんセンター泌尿器科病棟主治医受け持ち看護師改訂

治療に伴い日常生活や通院など困ることがある家族 ( 特に子ども ) への病気の伝え方について相談したいその他 4.. 気がかりなことや心配なことについて専門のチームへの相談を希望しますか?

2 あなたのからだや気持ちのつらさについてお伺いします 1. からだの症状についてお伺いします 2. 気持ちのつらさについてお伺いします 3. 気がかりなことや心配していることがあればチェックしてください今の不安な気持ちや心配なことを相談したり聞いてほしいと思う仕事のことや治療費など経済的なことで相談したいと思う治療に伴い日常生活や通院など困ることがある家族 ( 特に子ども ) への病気の伝え方について相談したいその他 4.. 気がかりなことや心配なことについて専門のチームへの相談を希望しますか? からだの痛みや気持ちのつらさに対応する緩和ケアの医師や看護師や心理士仕事や経済的な問題制度について対応する医療ソーシャルワーカー自宅での生活を支援するための介護保険の利用やかかりつけ医について現時点では希望しないが今後必要時に相談したい月日担当看護師

3 目次はじめに 1 入院前の病棟での説明について 2 コーチ2 日誌 3 手術までに準備していただく物品について 4 ダイアリー ( 入院日 ~ 退院まで ) 5~43 手術に備えての練習 7 地域医療連携について 9 膀胱造影検査前後の注意点 22 尿とりパッドを使用される方へ 23 骨盤底筋体操について 28 排尿日誌記入例 31 退院後の生活について 45 地域医療連携のご案内 47 外来受診について 48 リンパ浮腫 ( 脚のむくみ ) の予防と治療 49 前立腺がんの治療と経過 53 四国がんセンターの連絡先 56

4 はじめに今回前立腺全摘除術を受けられることになり病気や手術について心配なうえに自宅を離れ入院生活をするということで不安も大きいことと思います皆様の不安が少しでも軽減され快適な入院生活をおくっていただけるよう私たち医療スタッフは日々努力しております私たちは Ⅰ 入院や手術に対する不安を軽減し最良の状態で手術が受けられるようにお手伝いいたします Ⅱ 手術後の苦痛を軽減し合併症を起こさず順調に回復され安心して退院を迎えられるようお手伝いいたします -1-

入院前の病棟での説明について自己血採取のために来院されたときに手術や入院生活に必要な物品呼吸訓練の方法について病棟スタッフから説明いたします時間は 20~30 分程度かかります自己血採取後 4 階東病棟までお越しくださいその際医療品ショップくろ ~ ば ~ で呼吸訓練用器械 ( コーチ 2) を購入してこのパンフレットと一緒にご持参くださいパンフレットについてこのパンフレット

5 入院前の病棟での説明について自己血採取のために来院されたときに手術や入院生活に必要な物品呼吸訓練の方法について病棟スタッフから説明いたします時間は 20~30 分程度かかります自己血採取後 4 階東病棟までお越しくださいその際医療品ショップくろ ~ ば ~ で呼吸訓練用器械 ( コーチ 2) を購入してこのパンフレットと一緒にご持参くださいパンフレットについてこのパンフレット前立腺の手術 ( 体腔鏡下手術 ) を受けられる ~ さまへは手術を少しでも安心して受けていただくために入院中の日々の予定気を付けていただきたいこと退院後の生活などについて説明したものです入院中に使用しますので必ずご持参下さい手術までに一度目を通していただきわからないことや不安なことがありましたら入院後に医師または看護師にいつでもご質問下さいコーチ 2 についてコーチ 2 の使用方法について購入時に付いている添付の資料で説明いたします手術後の肺の合併症を予防するために大切な呼吸訓練です手術まで次ページのコーチ 2 日誌に記録しながら毎日続けていきましょうコーチ医療品ショップくろ ~ ば ~ 当院 2 階中央処置室前にて営業しています営業時間 830~1700 定休日土日祝日年末年始電話 (089)

6 コーチ 2 日誌手術後の肺の合併症を予防するため手術前から呼吸訓練を行いますコーチ 2 を行うと肺がきたえられ手術後痰が出しやすくなります手術まで毎日繰り返し練習しましょう練習後目盛りの数字 ( 量 ) と秒数を記録してください 1 回目 2 回目 3 回目 4 回目 ( 例 ) 月日 750ml 3 秒 800ml 4 秒 750ml 5 秒 900ml 3 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒月日 ml 秒 ml 秒 ml 秒 ml 秒目盛りにとらわれずニコニコマーク内で長く保てるよう練習しましょう -3-

7 手術までに準備していただく物品について他の病院で処方されているお薬を飲んでいる方は入院時に必ずお持ちください ( 少なくとも 3 週間分 ) <ご自宅からお持ち下さい> タオル 2 枚バスタオル 2 枚 ( 名前を書いてください ) 吸い飲みまたは曲がるストロー 2~3 本ティッシュ 1 箱水のペットボトル500ml( 未開封 ) 1 本歯磨きセットなど < 以下のものはくろ~ば~ で購入できます> 術衣手術後当日用 1 枚 ( レンタルできます ) 病衣 4~5 枚 ( レンタルできます ) 1 枚はひとサイズ大きいものを準備してください 1 枚枚 350 紙オムツ( マジックテープ付き ) 2 枚 Mサイズ 1 枚 130 L サイズ 1 枚 150 なお手術後尿の管が抜けてからブリーフと尿とりパッド ( 各 2~3 枚 ) が必要になりますこれらの物品は必要最低限の数です尿の管が入っている間清潔を保つために毎日更衣いたしますまた予定外に着替えが必要なこともありますから余分にご準備下さいもちろん洗濯したものもご利用いただけます -4-

8 ダイアリーここからは入院後の日々の予定病気や手術日常生活で注意していただきたいポイントなどを記載していますまたよりよい状態で退院を迎えられるよう患者様ご自身の日々の目標をあげています入院は約 2 週間前後を予定しています私達はあなたが不安なく入院生活を送れるようサポートさせていただきますダイアリーの内容は当院での標準的な医療を記載しています手術後の回復の経過は個人差が大きいためあなたの身体の状態によっては目標どおりに進まないこともありますが私達医療スタッフはその都度対応していきますのでご安心ください -5-

入院日 ( 手術 2 日前 ) 月日今日の目標医師看護師の説明についてわからないことは質問しましょう骨盤底筋体操手術前の呼吸訓練をしましょう < 時間 > < 予定 > 1200 食事 ( 消化の良い特別食 ) 手術前手術後の予定を説明します骨盤底筋体操の DVD を見て練習します (25 ページ ~ 参照 ) 寝たままでのうがいや深呼吸を練習をします

9 入院日 ( 手術 2 日前 ) 月日今日の目標医師看護師の説明についてわからないことは質問しましょう骨盤底筋体操手術前の呼吸訓練をしましょう < 時間 > < 予定 > 1200 食事 ( 消化の良い特別食 ) 手術前手術後の予定を説明します骨盤底筋体操の DVD を見て練習します (25 ページ ~ 参照 ) 寝たままでのうがいや深呼吸を練習をします必要物品を説明します手術前日までに準備しておきましょう入院前にお伝えした物はご用意いただけましたか? 前ページで確認しましょう ICUに入室される方は準備物品に氏名をお書き下さい病衣に記名の必要はありません弾性ストッキング 1 足 ( 血栓予防目的で手術中に使用します足の採寸をさせて頂き看護師が用意します ) 1800 食事 ( 消化の良い特別食 ) 2100 下剤を内服します 2130 消灯かかりつけの先生はいらっしゃいますか? ( かかりつけの先生をお持ちの方は看護師にお知らせ下さい ) MEMO -6-

10 手術に備えての練習深呼吸痰の出し方について手術後は傷の痛みがあるために深呼吸がしにくくなったり痰が出しにくくなりますその為に痰がたまりやすく肺の合併症が起こりやすくなっています肺を十分広げて痰を上手に出せるよう十分練習をしておきましょう ~ 深呼吸の方法 ~ 胸式呼吸胸を上下することによって肋骨を動かし呼吸する方法ですラジオ体操の深呼吸のようにします 1 仰向けに寝て全身の力を抜く 2 鼻から大きく息を吸う 3 口からゆっくり息を吐く ~ 痰の出し方 ~ 傷口を押さえて小さな咳を 2~3 回し痰を徐々にのどからあげていきます最後に大きな咳をして痰を出しましょうちなみに腹式呼吸おなかを出したり引っ込めたりする事で横隔膜を下げ呼吸する方法ですウエストを太くしたり細くしたりする気持ちでします 1 手をおなかの上に置き息をゆっくり吐く 2 おなかに当てた手を押し上げるようにして息を吸う 3 おなかを引っ込めるように息を吐く -7-

横向きになってみましょう手術後に身体を動かすことは痛みをともないつらいと思いますが (1) 痰を出しやすくする (2) 血液循環をよくして傷の治りを早める (3)

11 うがいの練習手術後は絶飲食や麻酔の影響で口が渇きますまた口の中を清潔に保つために意識がはっきりしたらうがいをしますうがいをすることで痰も出しやすくなります < 寝たままでのうがいの方法 > 顔を横に向けブクブクうがいをした後ゆっくり吐き出しましょう ( 手術後は看護師がお手伝いします ) からだの動かし方麻酔がさめたら横向きになってみましょう手術後に身体を動かすことは痛みをともないつらいと思いますが (1) 痰を出しやすくする (2) 血液循環をよくして傷の治りを早める (3) 腸の動きを良くしてガスを出すなど回復を早めることができますので積極的にがんばりましょう看護師もお手伝いしますまた肺塞栓症 ( いわゆるエコノミー症候群 ) 予防のために足を動かしましょう -8-

12 地域医療連携についてあなたを支える地域医療連携とは? 地域医療連携とは病院と診療所がお互いに連携して医療を提供することです診療所の医師 ( かかりつけ医 ) が患者さんの日常的な健康管理と検査治療 ( 内服薬の処方 ) を担当し四国がんセンターは精密検査や治療 ( 手術放射線治療など ) を担当します地域医療連携には次のような良い点がありますゆとりのある診察が受けられます病院診療所での待ち時間が短くなります重複した検査投薬が避けられます遠い人は通院の費用も軽減されます診療所で診てもらっている人も最先端の医療が受けられます地域医療連携には地域連携パス ( 私のカルテ ) を使用します病院と診療所がお互いに患者さんの状態を把握するために地域連携パス ( 私のカルテ ) を使用します治療が終わり退院の準備をする頃にかかりつけの先生とあなたの今後のことについて相談しますかかりつけの先生をお知らせください. -9-

13 手術前日月日今日の目標手術を受けられるように体調を整えましょう医師看護師の説明についてわからないことがあれば質問しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床活動に制限はありません 730 食事 ( 流動食 ) 1000 検温おへその掃除をし手術部位の毛をカットします処置が終われば入浴またはシャワー浴をしましょうひげも剃って爪は短く切りしましょう 1200 食事 ( 流動食 ) 昼食以降は何も食べないようにしてくださいお水やお茶は手術開始 6 時間前 ( 月日 ) までは構いませんが多くはとらないようにしましょう医師より手術麻酔等の説明があります説明日や時間は変更することもありますそれぞれの同意書にサインをして看護師にお渡しください印鑑は必要ありません手術室の看護師から説明があります ICU( 集中治療室 ) の看護師から説明があります ICU へ入室しないこともありますわからないことやもう少し詳しく説明を聞きたいことなどがありましたら遠慮なくお聞きください必要物品の準備はできましたか? 確認いたします 1400 下剤を飲みます夕方から点滴を行います ( 消灯までには終了する予定です ) 1800 絶食 ( お食事はありません ) 2130 消灯眠れない場合は安定剤を飲むことができますいよいよ明日は手術となりました今日は手術の準備をします -10-

手術当日月日手術前の目標リラックスして手術までの時間を過ごしましょう手術前 600 起床指示された薬がある方は少量の水でお飲み下さい ( 薬名 ) 検温血圧測定 9 時手術の方弾性ストッキングをはきます 700 体重を測定します ( )kg 1000 午後手術の方弾性ストッキングをはきます検温血圧測定点滴を行いますいよいよ手術当日です手術までお部屋で静かに過ごしましょう手術洗面

14 手術当日月日手術前の目標リラックスして手術までの時間を過ごしましょう手術前 600 起床指示された薬がある方は少量の水でお飲み下さい ( 薬名 ) 検温血圧測定 9 時手術の方弾性ストッキングをはきます 700 体重を測定します ( )kg 1000 午後手術の方弾性ストッキングをはきます検温血圧測定点滴を行いますいよいよ手術当日です手術までお部屋で静かに過ごしましょう手術洗面歯磨きトイレを済ませてください 30 分 ~ 看護師が準備した手術着に着替えます 1 時間前名前を確認するためのネームバンドを手首に付けます ( ) 身につけている貴金属等をはずして準備してください ( 眼鏡指輪ネックレスピアスヘアピン時計義歯コンタクトレンズ等 ) 手術検温血圧測定 30 分前必要時気持ちが落ち着く筋肉注射をすることがあります ( ) 筋肉注射前後には検温血圧測定を行います手術 5 分前 ( ) 移動用ベッドで手術室へ行きます MEMO -11-

手術当日月日手術後の目標痛みを我慢しないようにしましょう手術が終わりあなたが集中治療室 ( ICU ) または病室に戻ったら医師看護師はあなたの状態を最善に保つため以下のことを行います検温血圧測定心電図モニターを装着し状態観察のため測定します帰室時帰室後 15 分後 30 分後 1 時間おきに測定にうかがいます ( これ以外にも必要なとき測定します ) 酸素吸入深呼吸

15 手術当日月日手術後の目標痛みを我慢しないようにしましょう手術が終わりあなたが集中治療室 ( ICU ) または病室に戻ったら医師看護師はあなたの状態を最善に保つため以下のことを行います検温血圧測定心電図モニターを装着し状態観察のため測定します帰室時帰室後 15 分後 30 分後 1 時間おきに測定にうかがいます ( これ以外にも必要なとき測定します ) 酸素吸入深呼吸麻酔が完全に覚めるのを助けるために翌朝まで酸素吸入を行います目が覚めたら大きく深呼吸をしましょう硬膜外チューブ痛み止めのチューブが背中から入り持続的にお薬が入ります点滴手術の後は絶飲食のため点滴があります尿の管尿をとる管が入ります管を引っ張って固定しているためテープでとめている側の足は曲げないようにしましょう ( 手術後 6 日目頃に膀胱造影検査を行いその結果で尿の管は抜けます ) ドレーン貯まった液を出すためにお腹にチューブが入ります AV インパルス ( 肺塞栓症予防の器械 ) 足の血の流れを良くして血栓を予防する器械をつけます MEMO -12-

16 お腹の傷傷口はテープでとめその上を茶色のテープで覆います術後数日は貼ったままで傷の観察をしますが剥がした後はガーゼなど何も貼りません ( 血液や体液によって早めに剥がれたときはその時点で剥がします ) 痛み痛みはがまんする必要はありません痛みが強い場合は痛み止めを使いますうがい初回は看護師がお手伝いします許可があるまで飲水は控えてください麻酔が覚めたらベッドの頭元を少し上げます手術後より看護師がお手伝いし身体を横向きに動かします肺塞栓症予防のために足を動かしましょう * ご家族の方へ手術中は病棟の談話室でお待ちください手術後主治医から手術の結果について説明させていただきますなお他の患者様の手術の関係で手術後すぐには主治医が説明できないことがありますのでご了承ください MEMO -13-

手術後 1 日目月日今日の目標午前中ベッドの上で座ってみしょう午後よりベッドの横で立ってみましょう看護師と廊下を歩いてみましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血液検査 800 酸素と心電図モニター AV インパルスをはずしますベッドの頭元をあげて座り

に入室されている方は病棟に戻ります ~ 1300 ベッドの横に立ち少し歩いてみましょう手術後初めて立ったり歩いたりする時は必ず医師または看護師が一緒に行います歩行できれば弾性ストッキングを脱ぎます体には尿の管やドレーン痛み止めのチューブが繋がっています動くときには引っ張らないように注意しましょう

17 手術後 1 日目月日今日の目標午前中ベッドの上で座ってみしょう午後よりベッドの横で立ってみましょう看護師と廊下を歩いてみましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血液検査 800 酸素と心電図モニター AV インパルスをはずしますベッドの頭元をあげて座り洗面うがいをします ( 看護師がお手伝いします ) MEMO 930 回診尿の管の引っ張りを緩めます水分を摂ります ( 医師の指示で開始します ) 午前中 200 ml 程度午後制限はありませんからだを拭き着替えます ( 看護師がお手伝いします ) 1000 頃 ICU に入室されている方は病棟に戻ります ~ 1300 ベッドの横に立ち少し歩いてみましょう手術後初めて立ったり歩いたりする時は必ず医師または看護師が一緒に行います歩行できれば弾性ストッキングを脱ぎます体には尿の管やドレーン痛み止めのチューブが繋がっています動くときには引っ張らないように注意しましょう尿の袋は下腹より下にしましょう体重を測定します ( )kg 1400 検温血圧測定 1800 検温血圧測定 2100 洗面うがいをしましょう 2130 消灯室内廊下を歩いてみましょう尿の管のテープが剥がれていないか確認しましょう剥がれたら看護師にお知らせ下さい手術の後から続けている点滴は終了したら針を残して留めます -14-

手術後 2 日目月日今日の目標病棟の廊下を端から端を 2 回以上歩いてみましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血圧測定 MEMO 730 食事が始まります ( おかゆ ) 900 回診ドレーンを抜きます ( 排液の量によっては抜けないこともあります ) 点滴をはじめます 1000 検温血圧測定

18 手術後 2 日目月日今日の目標病棟の廊下を端から端を 2 回以上歩いてみましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血圧測定 MEMO 730 食事が始まります ( おかゆ ) 900 回診ドレーンを抜きます ( 排液の量によっては抜けないこともあります ) 点滴をはじめます 1000 検温血圧測定体重を測定します ( )kg 看護師と一緒に歩きましょう歩く練習をしましょう 1200 昼食 ( 米飯 ) 1300 身体を拭きますできるところは自分で拭いてみましょう届かないところはお手伝いします 1400 検温血圧測定歩く練習をしましょう 1800 夕食 ( 米飯 ) 廊下を歩いて体を動かすようにしましょう 1900 検温血圧測定 2130 消灯 -15-

19 手術後 3 日目月日今日の目標病棟の廊下を端から端を 3 回以上歩いてみましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分をとりましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血圧測定 730 朝食 900 回診背中から入っている痛み止めのチューブを抜きます ( 薬が残っている場合は翌日になることがあります ) 点滴を始めます水分摂取量を次ページの表に記入しましょう 1000 検温血圧測定 1200 昼食 1300 ドレーンや背中の痛み止めが抜けたらシャワー浴をしましょう看護師がお手伝いします手術の傷はこすらずお湯をかけて洗いましょう 1400 検温血圧測定 1800 夕食 1900 検温血圧測定便がないときは下剤を使用しますのでお知らせ下さい 2130 消灯 MEMO -16-

20 水分摂取量を記入しましょう一日の尿量が 2000ml になるように水分をとりましょう手術後 3 日目手術後 4 日目月日月日時間水分摂取量 (ml) 時間水分摂取量 (ml) -17-

21 手術後 4 日目月日今日の目標病棟の廊下を端から端までを 3 回以上歩いてみましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分をとりましょうシャワー浴をしましょう痛みを我慢しないようにしましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床検温血圧測定 730 朝食 900 回診手術の傷に貼っている茶色のテープをはがします 1000 検温血圧測定 1200 昼食シャワー浴をしましょう 1400 検温血圧測定 1800 夕食 1900 検温血圧測定 2130 消灯 MEMO -18-

手術後 5 日目月日今日の目標 1 日尿量 2000ml を目安に水分をとりましょう尿の管を抜いた後の準備をしましょう骨盤底筋体操を復習しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 730 朝食 900 回診 1000 検温 1200 昼食シャワー浴をしましょう明日尿の管を抜きますその後の準備をしましょう骨盤底筋体操の DVD を見ていただきます

22 手術後 5 日目月日今日の目標 1 日尿量 2000ml を目安に水分をとりましょう尿の管を抜いた後の準備をしましょう骨盤底筋体操を復習しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 730 朝食 900 回診 1000 検温 1200 昼食シャワー浴をしましょう明日尿の管を抜きますその後の準備をしましょう骨盤底筋体操の DVD を見ていただきます体操は尿の管が抜けてから開始します尿の管が抜けた後に必要な物品 ( 尿とりパッドブリーフ ) を看護師が確認します尿とりパッドは当院くろ ~ ば ~ で販売しています 1800 夕食 MEMO 2130 消灯明日は膀胱造影検査を行いますその結果で尿の管が抜けます尿の管が抜けた後は尿もれが起こりやすいため尿とりパッドを準備しておきましょうパッドの巻き方は別紙をご参照下さい -19-

23 水分摂取量を記入しましょう一日の尿量が 2000ml になるように水分をとりましょう手術後 5 日目手術後 6 日目月日月日時間水分摂取量 (ml) 時間水分摂取量 (ml) -20-

24 手術後 6 日目月日今日の目標尿の管が抜ける自尿がでる骨盤底筋体操をはじめましょう排尿日誌をつけましょう 1 日尿量 2000mlを目安に水分の取り方を調整しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 MEMO 730 朝食 930 回診 1000 検温 1200 昼食膀胱造影検査を行い尿の管を抜きます ( 検査の結果で抜けないこともあります ) 詳細は次ページにありますシャワー浴をしましょう 1800 夕食 2130 消灯就寝前に排尿を済ませましょう水分は昼間にしっかり取り夜は控えましょう夜間はパッドを余分に当てるか紙パンツを使用して休みましょう -21-

25 膀胱造影検査前後の注意点膀胱造影検査について手術で前立腺を摘出した後膀胱と尿道をつないでいますそのつないだ部分から尿が漏れていないかを確認するために膀胱造影検査を行います検査で尿の漏れがないことが確認できれば尿の管を抜きます [ 膀胱造影検査に行くとき ] 検査の順番がきたら検査室からよばれますそれまで病棟内でお過ごし下さい尿とりパッドブリーフ検査カード診察券をお持ち下さい看護師が尿袋にたまった尿を捨てますので検査室に降りる前にナースステーションで声をおかけ下さいナースステーションでカルテをお渡ししますので一緒にお持ち下さい検査受付は 2 階受付 H です検査カードと診察券カルテをお渡し下さい尿の管が抜けたら尿量と尿もれの量を排尿日誌に記録していただくようになります ( 記録方法は看護師がご説明いたします ) 初回の排尿パッド交換 ( 約 2 時間後 ) 時には看護師にお知らせ下さい管が抜けた後尿が出ない方はお知らせ下さい日中は尿意がなくても 2 時間ごとにトイレに行きましょう夜間はパッドを多めにあてるか紙パンツを使用して休みましょうパッドの使用方法は次ページをご参照下さい骨盤底筋体操を始めましょう -22-

肌に刺激となりスキントラブルとなる尿とりパッドを使用することおむつがゴワゴワする股間が盛り上がって気になるパッドがズレたり落ちたりするのが不安今後尿もれや尿とりパッドの使用で

26 尿とりパッドを使用される方へ尿の管が抜けたら個人差はありますが尿の管が抜けてしばらくの間は多くの人に尿もれ ( 尿失禁 ) が見られます起き上がったりくしゃみをしたり自分の意識とは関係なくふいに体を動かすと尿もれをしていると思いますそこでしばらくの間は尿とりパッドを用いて尿もれ対策が必要になりますこれからの生活で不安を感じること尿もれすること臭いが気になり不快肌に刺激となりスキントラブルとなる尿とりパッドを使用することおむつがゴワゴワする股間が盛り上がって気になるパッドがズレたり落ちたりするのが不安今後尿もれや尿とりパッドの使用でこれからの生活にいろいろな不安や心配を感じると思いますしかし尿がもれるからといって水分の量を控えることはよくありません退院して今まで通りの生活をするために少しでもこれらの不安や心配を解消できるように尿とりパッドとその使い方種類についてご紹介します -23-

27 尿とりパッドの使い方かぶれを予防するために汚れたら交換して陰部を清潔に保つようにしましょう尿とりパッドの種類によってテープの位置は変わります -24-

肌触りの良いソフトな不織布でかぶれを防ぐ尿とりパッドがずれたり落ちたりしないために特徴強い保持力で動いてもパッドがずれにくい

28 尿とりパッドの種類尿もれの量が多い時期メーカーリフレ商品名パットタイプ男性用レギュラー値段 1 枚 30 円 30 枚入り 630 円吸収量約 380ml 特徴吸収量が多い尿もれの量が多い時期や夜間などのあまり活動をしないときに最適こまめな交換に簡単経済的肌触りの良いソフトな不織布でかぶれを防ぐ尿とりパッドがずれたり落ちたりしないために特徴強い保持力で動いてもパッドがずれにくいコットン素材で優しい肌触りメーカー T E N A 商品名 T E N A フィックスコットンスペシャル ( ホルダーパンツ ) 値段 1 枚あたり 788 円 ~1,050 円 -25-

29 尿もれの量が少なくなってきたらメーカーリフレ商品名 Mr.DRY( ミスタードライ ) 値段 1 枚約 50 円吸収量約 150ml 特徴取り付けても目立ちにくい通気性が良く吸収ポケットつきで臭いもれの防止に最適ここで紹介した商品は当院の医療福祉用具専門店くろ ~ ば ~ で取り扱っています医療品ショップくろ ~ ば ~ 当院 2 階中央処置室前にて営業しています営業時間 830~1700 定休日土日祝日年末年始電話 (089)

30 MEMO 疑問に思ったこと質問したいことなどメモ用紙としてご利用下さい -27-

31 骨盤底筋体操について骨盤底筋体操って何? なぜするの? 前立腺全摘除術の後多くの人に尿もれ ( 尿失禁 ) がみられます尿もれは尿道括約筋や骨盤底筋など排尿を調節する筋肉が衰え尿道がきちんと閉まらなくなるために腹圧をかけると起こります腹圧は咳やくしゃみ歩く立ち上がる座るなどおなかに力がはいる多くの動作の時にみられます手術後の尿もれの治り方には個人差があります治療として薬を飲む場合もありますが患者さん自身にできることがありますそれが尿失禁予防体操 ( 骨盤底筋体操 ) です骨盤底筋を鍛えるこの体操をすることで尿もれに悩まされる期間が随分短くなります体操の開始時期入院した日から始めましょう ( / )~ 手術後尿の管が入っている間は体操を中止しましょう ( / )~( / ) 手術後尿の管が抜けた日から体操を再開しましょう ( / ) -28-

肛門の回りの筋肉を縮めてゆっくり 1 2 3 と数えましょう ( 人前でおならが出そうになった時にキュッと肛門をしめて我慢する

32 骨盤底筋体操をしてみましょう骨盤底筋体操は腹筋や太ももの筋肉に力が入ると効果がありません尿道や肛門の回りの筋肉をうまく収縮させているかまずは次の方法で確認してみましょう ~ 骨盤底筋の確認 ~ 1. 肛門の回りの筋肉を縮めてゆっくりと数えましょう ( 人前でおならが出そうになった時にキュッと肛門をしめて我慢するあの感じを頭に描いてください ) * 筋肉がうまく収縮している感覚をつかむにはなにがどうなればよいのじゃ? 体全体の力を抜いて尿道や肛門の回りの筋肉の所だけキュッとしめて持ち上げる感じでやればうまくできます 2. トイレで排尿する際に勢いよく出だしたところで一度中断してみましょう -29-

骨盤底筋体操の方法 1 仰向けに寝て両足を少し開き膝は軽く曲げます尿道や肛門の回りの筋肉の収縮とリラックスを 3~10 秒間

足を肩幅に開き机のそばに立ちます腕を肩幅に広げ机に手をつきます体重をすべて腕にかけ背中を伸ばし

回程度繰り返します日常生活の中に無理なく取り入れるには朝晩ベッドの中で寝たまま 5 分テレビを見ながら ( 座ったまま

33 骨盤底筋体操の方法 1 仰向けに寝て両足を少し開き膝は軽く曲げます尿道や肛門の回りの筋肉の収縮とリラックスを 3~10 秒間 10 回程度繰り返します 2 椅子に座り肛門の回りの筋肉の収縮とリラックスを3~10 秒間 10 回程度繰り返します 3 足を肩幅に開き机のそばに立ちます腕を肩幅に広げ机に手をつきます体重をすべて腕にかけ背中を伸ばし顔をあげます肩やお腹に力が入らないようにしましょう肛門の回りの筋肉の収縮とリラックスを 3~10 秒間 10 回程度繰り返します日常生活の中に無理なく取り入れるには朝晩ベッドの中で寝たまま 5 分テレビを見ながら ( 座ったまま )5 分といった具合に工夫して行いましょう自分の練習パターンを作り毎日 10 分 ~20 分根気よく続けることが重要です入院中は繰り返し体操を続けてください -30-

34 排尿日誌記入例排尿日誌日目 6/10~6/11(10 時 ) までの分入院中は午前 10 時から 24 時間でチェックします時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) なしなし少し尿取りパッドの重さを引いた量を記入しましょう症状の有無を記入しましょう -31-

35 排尿日誌 1 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -32-

36 手術後 7 日目月日今日の目標定期的にパットを交換しましょう排尿日誌をつけましょう骨盤底筋体操をしましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分の取り方を調整しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 730 朝食午前中に 2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) 930 回診お腹の傷をとめているテープをとります 1000 検温 1200 昼食午後から2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) シャワ- 浴 1800 夕食 2130 消灯就寝前に排尿を済ませましょう午前中から昼すぎまでにしっかり水分をとり夜間はひかえるようにしましょう MEMO 尿もれを改善するためには骨盤底筋体操を続けることが大切です 1 日 4 回以上の体操を続けましょう!!! -33-

37 排尿日誌 2 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -34-

38 手術後 8 日目月日今日の目標定期的にパットを交換しましょう排尿日誌をつけましょう骨盤底筋体操をしましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分の取り方を調整しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 MEMO 730 朝食午前中に 2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) 930 回診 1000 検温 1200 昼食午後から 2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) 看護師から退院後の生活についてお話しします ( 日常生活地域医療連携など ) 不安なことやわからないことがありましたらご質問下さい入浴をしましょう 1800 夕食 2130 消灯就寝前に排尿を済ませましょう午前中から昼すぎまでしっかり水分をとり夜間はひかえるようにしましょう尿もれを改善するためには骨盤底筋体操を続けることが大切です 1 日 4 回以上の体操を続けましょう!!! -35-

39 排尿日誌 3 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -36-

40 術後 9 日目月日今日の目標 < 時間 > < 予定 > 600 起床定期的にパットを交換しましょう排尿日誌をつけましょう骨盤底筋体操をしましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分の取り方を調整しましょうリンパマッサージの説明を受けましょう MEMO 730 朝食午前中に 2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) 930 回診 1000 検温 1200 昼食看護師から退院後の受診 ( 地域医療連携 ) とリンパマッサージについてお話しします午後から 2 回骨盤底筋体操を行いましょう ( ) ( ) 入浴をしましょう 1800 夕食 2130 消灯就寝前に排尿を済ませましょう午前中から昼すぎまでにしっかり水分をとり夜間はひかえるようにしましょう尿もれを改善するためには骨盤底筋体操を続けることが大切です 1 日 4 回以上の体操を続けましょう!!! -37-

41 排尿日誌 4 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -38-

42 手術後 10 日目 ~11 日目 ( 退院日 ) 月日 ~ 月日今日の目標退院後の生活に向け散歩をしましょう定期的にパットを交換しましょう排尿日誌をつけましょう骨盤底筋体操をしましょう 1 日尿量 2000ml を目安に水分の取り方を調整しましょう < 時間 > < 予定 > 600 起床 MEMO 730 朝食午前中に骨盤底筋体操を 2 回行いましょう ( ) ( ) 930 回診 1000 検温 1200 昼食午後から骨盤底筋体操を 2 回行いましょう ( ) ( ) 退院後の生活について不安なことやわからないことがありましたらいつでもご質問下さい入浴 1800 夕食 2130 消灯尿意が出てきたら 1 回尿量 200 ml を目標にしましょう 1 回尿量が 300 ml 以上にならないよう心がけましょう骨盤底筋体操で尿もれは改善されます 1 日 4 回以上は続けましょう -39-

43 排尿日誌 5 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -40-

44 排尿日誌 6 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -41-

45 排尿日誌 7 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -42-

46 排尿日誌 8 日目 / ~ / ( 時 ) までの分時間尿量 (ml) 小計尿もれ (g) 小計尿意時間水分摂取量 (ml) -43-

47 MEMO 疑問に思ったこと質問したいことなどメモ用紙としてご利用下さい -44-

48 退院後の生活について退院後の生活が安心して送れるようそして一日も早く体調を回復していただけるように注意点をご説明します日常生活について < 尿もれについて > 尿もれ改善のため骨盤底筋体操を継続しましょう退院後 1 ヶ月程度は尿に細菌がつきやすくなっています尿もれを気にして水分を控えないようにしましょう夜間排尿の多い方は朝から昼にかけてしっかり水分を取り夜は控えるようにしましょう < 清潔について > からだを清潔に保つことが大切です尿とりパッドによるかぶれがないよう定期的にパッドを交換しましょうまた毎日入浴またはシャワー浴をするようこころがけましょうお腹の傷のところもやさしく石けんで洗って下さい < 食事 > 制限はありませんバランスのいい食事を取るようにしましょう -45-

49 < 活動 > 活動に制限はありません規則正しい生活をして適度な運動をしましょうまずは軽い散歩や買い物から始めてみましょう徐々に活動量を増やしていき疲れないように調節しましょう自転車やバイク自動車の運転もできます < 社会復帰 > 仕事の開始時期等については医師と相談しましょう < 内服 > 薬のある方は薬袋に書いてある指示どおりに服用してくださいほかの病院の薬を内服する場合は主治医に相談しましょう < その他 > 定期受診は必ず受けるようにしましょう主治医よりひとこと ( ) 主治医サイン -46-

四国がんセンターの泌尿器科では地域医療連携をすすめています 1 地域医療連携とは?

が患者さんの日常的な健康管理治療 ( 内服薬の処方 ) を担当し精密検査や治療 ( 手術放射線治療など )

検査の値を調べることによって再発を発見できますご自宅近くの泌尿器科診療所の先生にかかりつけ医になっていただき

診療所で診てもらっている人も最先端の医療が受けられます病院診療所での待ち時間が短くなります重複した検査

50 四国がんセンターの泌尿器科では地域医療連携をすすめています 1 地域医療連携とは? 地域医療連携とは病院と診療所がお互いに連携して医療を提供することです診療所の医師 ( かかりつけ医 ) が患者さんの日常的な健康管理治療 ( 内服薬の処方 ) を担当し精密検査や治療 ( 手術放射線治療など ) は四国がんセンターが担当します前立腺がんの手術を受けられた後は血液 ( 前立腺特異抗原 =PSA) 検査の値を調べることによって再発を発見できますご自宅近くの泌尿器科診療所の先生にかかりつけ医になっていただき日常的な健康管理とともに今後の経過観察をお願いしましょう 2 地域医療連携には次のような良い点があります診療所で診てもらっている人も最先端の医療が受けられます病院診療所での待ち時間が短くなります重複した検査投薬が避けられます遠い人は通院の費用も軽減されますゆとりのある診察で医師が優しくなります 3 四国がんセンターとの関係は? 四国がんセンターと縁が切れるわけではありませんかかりつけ医に紹介した患者さんは四国がんセンターでも定期的に経過観察していきますし必要なときはいつでも対応いたします CT などの検査が必要な場合はかかりつけ医から予約 (FAX 予約 ) が可能です ( 予約は紹介医優先なので早いです ) 4 急なとき診てもらえないのではないかという不安を抱かれる方へ四国がんセンターは救急病院ではないため緊急の場合の対応に不安を抱いている患者さんもいらっしゃると思いますしかしかかりつけ医からの連絡には責任をもって対応していますかかりつけ医を持たれている方が実は対応が円滑なのです -47-

51 外来受診について前立腺がんの手術を受けられた後に経過観察が必要な項目は尿の状態( 尿もれ尿が出にくい尿が頻回 ) 血液検査( 前立腺特異抗原 =PSA) です症状について尿もれ ( 尿失禁 ) 手術後徐々に改善してきますがだんだん尿もれの量が多くなる皮膚がただれるなどの場合はかかりつけの先生を受診してください尿が出にくい ( 排尿困難 ) 手術後徐々に改善してきますがだんだん出にくさが強くなるなどの場合はかかりつけの先生を受診してください尿が頻回 ( 頻尿 ) 手術後徐々に改善してきますが尿の回数が変わらない尿の回数が増えるなどの場合はかかりつけの先生を受診してくださいそのほかの症状発熱血尿傷に異常があるときはかかりつけの先生を受診してください ( 何かあればかかりつけの先生から四国がんセンターに連絡がきます ) 血液検査 PSA 数値は 0.2 ng/ml 以下であれば再発の心配はありません受診検査の目安 PSA 検査手術後 1 年間 ( 毎月 ) 手術後 2~5 年間 (3ヶ月ごと) 検査値が 0.2 ng/ml 以下であれば半年に一度の四国がんセンターの受診でかまいません * かかりつけの先生の診療時に血液の検査値や症状など何か問題がある場合はすぐに連絡しあい四国がんセンターで対応するようにしています * 退院後の外来受診の間隔はご不安のないようにかかりつけの先生とよくご相談ください * 症状検査値に問題がなければ四国がんセンターの次回の受診は月日になります受診時には私のカルテを必ずお持ち下さい -48-

52 リンパ浮腫 ( 脚のむくみ ) の予防と治療 -49-

53 -50-

54 -51-

55 -52-

56 発見検査診断治療方針和ケア心のケアがんに対する積極的治療延命治療を終えられた後和期天寿を全うされるまでの期間緩和医療を行います緩前立腺がんの治療と経過症状なし PSA 上昇受診症状あり PSA 上昇前立腺生検骨シンチ CT 限局性前立腺がん局所進行前立腺がん転移性前立腺がん前立腺全摘除術放射線療法 ( 小線源治療含む ) 放射線療法 + ホルモン療法ホルモン療法 PSA 経過観察再発再燃放射線療法ホルモン療法抗がん剤 ( ドセタキセル ) 療法緩和ケア症状管理痛み倦怠感吐き気など心のケア精神的サポートカウンセリングなど緩-53-

57 MEMO 疑問に思ったこと質問したいことなどメモ用紙としてご利用下さい -54-

58 MEMO 疑問に思ったこと質問したいことなどメモ用紙としてご利用下さい -55-

59 * ご心配な点があればまずはかかりつけ医にご相談ください * なおかかりつけ医に連絡がつかない場合は以下の連絡先にご連絡下さい四国がんセンターの連絡先平日 830~1715 四国がんセンターがん相談支援情報センター ( 直通番号 ) 平日上記時間外および土日祝祭日日直 / 夜間当直師長 ( 代表番号 )

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PowerPoint プレゼンテーション患者さんパンフレット四国がんセンター泌尿器科経尿道的膀胱腫瘍切除術を受けられる方へさま主治医受け持ち看護師 2000 年 8 月 1 日作成 2017 年 11 月 6 日改定私たち医療スタッフは Ⅰ 入院や手術に対する不安を軽減し最良の状態で治療が受けられるようにお手伝いいたします Ⅱ 手術後の苦痛を軽減し合併症を起こさず順調に回復され安心して退院を迎えられるようお手伝いいたします