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1 アセスメントと心理検査

2 概要 アセスメントの目的 子どもたちのつまずき - 見えない状態像をさぐる - 状態像にせまるプロセス 心理アセスメントの紹介 WISC-Ⅲ の概要と特徴 K-ABC の概要と特徴 その他の検査 まとめ アセスメントに関する文献

3 アセスメントとは? 子どもについての情報をいろいろな角度から収集する それらを整理 分析して子どもの状態像に迫っていくプロセスといえる 医学的検査 学力面学校の様子 行動観察 知能 認知面の検査 生育歴主訴

4 LD ADHD 高機能自閉症の 子どもたちのつまずき 認知 ( 情報処理 ) 過程のつまずき アンバランスな学習能力 さまざまな状態像 受け止め 整理し 関係づけ 表出する過程 のどこかに 十分機能しないところがある ということ 外からみているだけでは 困っている状態が捉えにくい

5 子どもの状態像にせまるプロセス 認知処理過程に十分機能しないところがある アセスメント 能力の強い部分と弱い部分を明らかに 支援の手だてにつながる! つまずきのメカニズムを理解する手がかりに

6 医学的検査 インテーク面接 心理 教育諸検査 行動観察 全般的な知的発達水準の把握 WISC-Ⅲ 田中ビネー検査他 全般的な知的発達水準の把握 学力検査学力チェックリストノート 作品他 認知能力の偏り 特徴の把握 WISC-Ⅲ K-ABC ITPA 認知領域別特徴の把握 DTVP PVT DAM 他 判断

7 WISC-Ⅲ 知能検査 適用年齢 5 歳 0ヶ月から16 歳 11ヶ月 個別式 所要時間約 60 分

8 WISC-Ⅲ の特徴 全般的な知的発達水準の推定 + 個人内差 介入的アプローチのための情報提供へ

9 WISC-Ⅲ の構成 全検査 IQ (FIQ) 言語性 IQ (VIQ) 動作性 IQ (PIQ) 言語理解 (VC) 注意記憶 (FD) 知覚統合 (PO) 処理速度 (PS)

10 各 IQ の測定しているもの 言語性 IQ 耳から情報を受け取って 話ことばによって応答する力 動作性 IQ 目から情報を受け取って 動作 ( 手 ) によって応答する力

11 下位検査が測定しているもの ( 知識 ) 一般的事実についての知識範囲 ( 類似 ) 論理的なカテゴリー的思考 ( 算数 ) 計算力 ( 単語 ) 言語発達水準単語に関する知識 ( 理解 ) 実際的知識を表現する力 過去の経験や既知の事実を正確に評価する力 ( 数唱 ) 聴覚的力短期記憶

12 各下位検査が測定しているもの ( 絵画完成 ) 視覚刺激に素早く反応する力 視覚的短期記憶 ( 符号 ) 指示に従う力 事務処理の速度と正確さ 動作の機敏さ 視覚的短期記憶 ( 絵画配列 ) 結果を予測する力 時間的な順序の認識 時間の概念 ( 積木模様 ) 全体を部分に分解する力 非言語的概念を形成する力 自分が考案した空間構想に対象を位置づける力 ( 組合せ ) 感覚運動のフィードバックを利用する能力 部分間の関係を予測する能力 思考の柔軟性 ( 記号探し ) 視覚的探索の速さ ( 迷路 ) 視覚的パターンをたどる力 見通す能力

13 群指数を構成する下位検査 言語理解 知識 類似 単語 理解 注意記憶 算数 数唱 知覚統合 絵画完成 絵画配列 積木模様 組合せ 処理速度 符号 記号探し

14 言語性の群指数が 測定しているもの 言語理解 VC 言語的な情報や自分自身がもつ言語的な知識を状況に合わせて応用できる能句 注意記憶 FD 注意を持続させて ( 集中 ) 聴覚的な情報を正確に取り込み記憶する能力

15 動作性の群指数が 測定しているもの 知覚統合 視覚的な情報を取り込み 各部分を相互的に関連づけ全体として意味のあるものへとまとめあげていく能力 言語理解 視覚的な情報を機械的に数多く処理していく能力

16 K-ABC 心理 教育アセスメントバッテリー 適用年齢 :2 歳 6 ヶ月から 12 歳 11 ヶ月まで イーゼルによる課題の提示 所要時間約 60 分

17 K-ABC の特徴 心理学的な見方と教育的な見方を併せ持つ + 個人内差 介入的アプローチのための情報提供 指導 支援

18 ABC習得度K構成 流動性知能 認知処理過程 継次処理 同時処理 新たな課題でも効果的に対処していける力 経験や獲得した知識を確実に働かせて 問題を解決する力 結晶性知能

19 各尺度を構成する下位検査 継次 手の動作 数唱 語の配列 同時 魔法の窓 顔さがし 絵の統合 模様の構成 視覚類推 位置さがし 習得度 表現ごい 算数 なぞなぞ ことばの読み 文の理解

20 継次処理尺度 ひとつひとつ順々に 分析し処理していく力 道を聞くとき 言葉で順話して欲しい 同時処理尺度 まずは全体としてとらえ その中で部分同士を関係づけていく力 道を聞く時 まず地図を書いて欲しい

21 認知処理過程尺度 継次処理と同時処理の 2 つの尺度を総合したもの 複雑で統合された知的活動の全体を表す指標 習得度尺度 読み 算数 初期の言語発達 言語概念という分野の習得など 獲得された知識や教科学習における個人の特徴を示している

22 結果を指導につなげる 聴覚 継次処理的指導 ことば> 絵 言語的 逐次的説明 視覚的なものを言語化 分析的な把握 視覚 同時処理的指導 ことば< 絵 完成したものを提示 多感覚へ働きかけ 全体的な把握

23 その他の検査 WISC-Ⅲ や K-ABC で分かった個人内差 個人内差の傾向が確かなものかどうか 一つの領域に焦点を当てる 聴覚音声系言語性の能力を詳しく調べる 視覚運動系非言語性の能力を詳しく調べる ITPA 言語学習能力診断検査 PVT 絵画語い発達検査 DTVP フロスティッグ視知覚発達検査 DAM グッドイナフ人物画知能

24 ITPA 言語学習能力診断検査 適用年齢 :3 歳 0ヶ月から9 歳 11ヶ月まで 個別式 コミュニケーション過程の詳細な分析 所要時間約 60 分

25 ITPA の臨床モデル ものの意味を伝える表象を取り扱う 複雑かつ高度な水準 習慣によって強く組織化され結合されていて あまり意識しなくても反応が自動的に行われる水準 見えるもの聞こえるものを認知し理解する能力 知覚した概念や言語表象を内的操作する能力 一部分が提示されたとき経験にもとづいて共通要素を認識する能力 無意味刺激の配列再生する能力 考えをことばや動作で表現する能力

26 聴覚的に提示されたことばの意味を理解する能力を測定する 下位検査が測定しているもの 視覚記号 絵や文字の意味を理解する能力を測定する 考えを動作で表わす能力を測定する 聴覚的に提示された概念を 意味をなすように関連づける能力を測定する 考えを話しことばで表現する能力を測定する 視覚的に提示された概念を 意味をなすように関連づける能力を測定する

27 下位検査が測定しているもの 聞き慣れた文章の一部分がよく聞きとれなくても 経験によってその部分を予測する能力を測定する 不完全な絵から共通の事物を見つけ出す能力を測定する 言語表象を順序正しく反唱する能力を測定する 記憶にもとづいて視覚的刺激の配列を再生する能力を測定する

28 ITPA 言語学習能力診断検査の特徴 児童の全体的な知的水準を知るだけでなく 個人内差を明らかにできる 個人内差をもとに 教育 指導の手がかりが得られる 言語学習年齢 (PLA) 言語学習指数(PLQ) 評価点 (SS) が算出される

29 PVT 絵画語い発達検査 適用年齢 :3 歳 0ヶ月から10 歳 0ヶ月まで 4 枚 1 組の図版の中から質問に該当する絵を選ぶ 個別実施集団実施 所要時間約 20 分

30 PVT 絵画語い発達検査の特徴 言葉の理解力 とりわけ 語いの理解力 に焦点を当てている 比較的短時間に測定できる 応答の際 言葉による表出を必要としない 語い年齢 (VA) 評価点 (SS) が算出される

31 DTVP フロスティッグ視知覚発達検査 適用年齢 :4 歳 0ヶ月から7 歳 11ヶ月まで 目から情報を受け取り 動作 ( 筆記 ) によって応答する 個別実施集団実施 所要時間 30 分 ~40 分

32 下位検査が測定しているもの 視覚と運動の協応 目の動きと 手の動きとを合わせる能力 図形と素地 色々な刺激の中から特定の刺激に注意を向け 認知する能力 ( 形の恒常性 ) 大きさなどの違いに関わらず 特定の形 の特徴は変わらないことを認知する能力

33 下位検査が測定しているもの ( 空間における位置 ) 人とものとの空間的な関係を正確に認知 する能力 ( 空間関係 ) 2 個以上のものと自分との位置関係や もの同士の位置関係を認知する能力

34 DTVP フロスティッグ視知覚発達検査の特徴 すべての下位検査が筆記課題であるため 運筆に伴う巧緻性の状態を捉えることができる 知覚指数 (PQ) という全般的な視知覚に関する水準がわかるとともに それぞれの下位検査について知覚年齢 (PA) 評価点 (SS) が算出される

35 グッドイナフ人物画知能検査 (DAM) 適用年齢 :3 歳 0ヶ月から9 歳 0ヶ月まで 人物画を用いた動作性の知能検査 個別実施集団実施 所要時間 10 分

36 グッドイナフ人物画知能検査 (DAM) の特徴 ボディーイメージを正確に認知しているかということと 目と手の協応がうまくできるかを測っている 動作性の知的水準を的確に評価していると言われている

37 新版 S-M 社会生活能力検査 適用年齢 : 満 1 歳から13 歳まで知的障害者の場合は13 歳以上でも可 児童 生徒の日常生活の状況をよく理解している父母 担任教師が記入する 個別実施 所要時間 20 分

38 各領域が測定しているもの 身辺自立 :SH 衣服の着脱 食事 排泄などの身辺自立の生活能力移動 :L 自分の行きたい所へ移動するための生活行動能力 作業 :O 道具の扱いなどの作業遂行に関する生活能力 意志交換 :C ことばや文字などによるコミュニケーション能力 集団参加 :S 社会生活への参加の具合を示す生活行動能力 自己統制 :SD わがままを抑え 自己の行動を責任を持って目的に方向づける能力

39 新版 S-M 社会生活能力検査の特徴 各領域のプロフィールから 指導の手がかりとなる発達像が得られる 社会生活指数 (SQ) という全般的な社会生活に関する水準がわかるとともに それぞれの領域について社会生活年齢 (SA) が算出される

40 まとめ どういうテストを行う必要があるのかについて計画を立てる 何を知りたいのか テスト場面では子どもが本来持っている力を発揮できるような状況を設定する 実施時間帯 環境 ( 場所 検査者 ) など テストの結果と日頃の様子を関連させて総合的な解釈を行う 空間認知が弱い ( 検査から ) そういえば地図を読み取ることが難しい 子どもの特性に合わせた提案をする

41 ( アセメントに関する文献 ) 松原達哉 心理テスト法入門 - 基礎知識と技法習得のために - ( 日本文化科学社 ) 上野一彦海津亜希子服部美佳子編 軽度発達障害の心理アセスメント WISC-Ⅲ の上手な利用と事例 ( 日本文化科学社 ) 旭出学園教育研究所 ITPA の理論とその活用 ( 日本文化科学社 ) 前田久男編著 K-ABC アセスメントと指導 - 解釈の進め方と指導の実際 - ( 丸善メイツ株式会社 )

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