Ⅱ. 風水害 土砂災害編
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- ゆき あさま
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1 Ⅱ. 風水害 土砂災害編
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3 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 1 章災害の予防計画 第 1 節水害予防計画第 1 計画の方針市は 治山 治水対策を推進するとともに 水防体制を強化し 台風 集中豪雨等による水害の防止を図る 第 2 治山対策の推進山地災害の防止 水源かん養機能の向上及び森林の保全 形成による生活環境の向上等を図るため 山地治山 防災林等の治山事業等を計画的に推進する 1 山地治山事業 ( 復旧 予防治山 ) 荒廃地の復旧及び荒廃危険地の整備を推進し 山地に起因する災害を未然に防止する また 荒廃地及び荒廃危険地が存する一定地域において 治山施設 森林の整備を緊急かつ総合的に実施し 山地に起因する災害を未然に防止する 2 保安林整備事業 ( 保安林改良 保育 ) 荒廃地 被災等により機能の低下した保安林の整備を推進し 水源かん養機能及び 土砂流出 土砂崩壊等の防災機能の高度発揮を図る 3 水源地域整備事業 水資源の確保上重要な水源地域に存する荒廃した森林の復旧と周辺森林の整備を緊 急かつ総合的に実施する 4 その他事業 地すべり防止整備事業を推進し 市域の治山対策の促進を図る 第 3 治水対策の推進雨水の流出状況及び土砂の水流への流入状況を把握し 円滑な排水を行うべく市内河川の改修事業 砂防事業を促進する 1 河川改修事業 県管理河川については 対策が必要なところについて 県が河川改修事業を逐次実 施する 市単独事業としては生活排水路の改修を実施する Ⅱ-1-1
4 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 2 河川の管理の整備市長 ( 水防管理者 ) 及び各河川の管理者は 平素から河川を巡視して河川施設の状況を把握し 異常が認められたときは直ちに原因究明と補修を行う また 洪水に際して河川内で安全に流しうるよう 堤防の維持 護岸 水制及び根固工の修繕 堆積土砂の除去等を実施する 第 4 水防体制の強化 1 水防体制の確立河川 ため池等の管理者は 水防に関する組織 動員体制 情報連絡体制等の整備充実を図り 水防体制の万全を期する 2 河川等の管理強化 河川 ダム ため池等の管理者は 堰 水門等その管理する施設の操作に当たって は 下流域における異常増水の防止に十分配慮して行う 3 水防施設の整備 点検河川 ダム ため池等の管理者は 河川水位 雨量等の観測施設及び警報施設の整備を図るとともに 平素から計画的な点検整備を行い 施設の改善等機能の維持に努める 4 水防用資機材の備蓄及び点検 市及び水防管理団体は 重要水防区域等について具体的な水防工法を検討し 水防 活動に必要な資機材の整備を図り 平素から計画的な点検整備と補充等に努める 5 河川パトロールの強化市は 河川の増水による堤防の決壊など浸水被害が予想される箇所の把握に努め 立札や広報等で住民に注意を促すとともに 毎年の増水期に先立ち パトロールを強化する 6 水防訓練の充実 市は 消防団 ( 水防団 ) や自主防災組織等と連携して 土のう作り 水防工法 水 難救助訓練等の水防訓練を行い その充実を図る Ⅱ-1-2
5 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 5 警戒避難体制の整備 1 浸水想定における避難確保措置市は 新たな浸水想定区域の指定があったときは 当該浸水想定区域ごとに洪水予報等の伝達方法 指定避難所等円滑かつ迅速な避難確保を図るために必要な事項を別途定める また 広報紙 洪水ハザードマップ等を通して 浸水想定区域に指定された区域の住民に対し 指定避難所その他避難確保のための必要事項の周知を図る 2 避難確保計画の作成指導等浸水想定区域内に地下街等が建設される場合 所有者 管理者等に国土交通省令に則した避難確保計画の作成を指示し 速やかに計画を公表するよう指導する また これに該当しない特定少数の者が利用する地下空間の所有者 管理者 建設予定者についても 国土交通省の 地下空間における浸水対策ガイドライン に基づき浸水対策 避難対策の普及を促進する 第 6 要配慮者利用施設の所有者又は又は管理者の責務地域防災計画に名称及び所在地を定められた要配慮者利用施設の所有者又は管理者は 防災体制に関する事項 避難誘導に関する事項 避難の確保を図るための施設の整備に関する事項 防災教育 訓練に関する事項 自衛水防組織の業務に関する事項等の計画の作成 当該計画に基づく自衛防災組織の設置に努めるものとし 作成した計画及び自衛防災組織の構成員等について市長に報告する また 当該計画に基づき 避難誘導等の訓練の実施に努める 第 7 大規模工場等の所有者又は又は管理者の責務大規模工場等の所有者又は管理者は 防災体制に関する事項 避難誘導に関する事項 防災教育 訓練に関する事項 自衛水防組織の業務に関する事項等に関する計画 ( 以下 浸水防止計画 という ) の作成及び浸水防止計画に基づく自衛防災組織の設置に努めるものとし 作成した浸水防止計画 自衛防災組織の構成員等について市長に報告する また 当該計画に基づき 浸水防止活動等の訓練の実施に努める 第 8 親水施設利用者の安全確保親水施設の管理者は 河川 ダム ため池等の管理者と連携して 施設の安全性及び利用者の安全確保のため 施設の点検や定期パトロール等の充実を図るとともに 急激な河川等の増水による水難事故を防止するため 平素からの啓発を行い 必要に応じて看板や警報装置等の設置を行う Ⅱ-1-3
6 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 < 資料編 > 1-4 保安林の状況 1-5 河川一覧 ( 一級河川 ) 1-6 親水施設一覧 1-34 要配慮者関連施設一覧 Ⅱ-1-4
7 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 2 節土砂災害予防計画第 1 計画の方針市は 土砂災害 山地災害対策を推進するとともに 警戒避難体制を強化し 台風 集中豪雨等による土砂災害の防止を図る 第 2 土砂災害対策の推進荒廃した山地 渓流からの集中豪雨等による土砂災害 ( 土石流災害 がけ崩れ災害 地すべり災害等 ) から人命 財産を守るため 本節第 4 による土砂災害警戒区域において 砂防事業 急傾斜地崩壊対策事業 地すべり対策事業を推進する 特に 土砂災害特別警戒区域内に保全人家のある箇所 保全人家の多い箇所 要配慮者関連施設がある箇所を優先する 1 砂防事業山地の荒廃 集中豪雨等による土石流 土砂流出災害に対処するため その危険度の高いもの及び社会福祉施設等で保全の対象となるものについて災害の未然防止を図るよう 国及び県に働きかける また 土石流危険渓流については 他の荒廃渓流に優先して砂防工事を実施するよう県に働きかける 2 地すべり対策融雪 大雨 長期降雨等の影響を受け 土地の一部が地下水等に起因して地すべりが発生する危険度の高い地域については 地すべり防止区域 の指定を推進し 順次 地下水の排除施設等 地すべり防止施設の整備を図るよう国及び県に働きかける 3 急傾斜地崩壊対策集中豪雨等による崖崩れ災害に対処するため 指定基準を満たす箇所について 急傾斜地崩壊危険区域 の指定を推進するとともに 崩壊防止施設の整備を土地所有者や関係機関に働きかける 第 3 山地災害対策の推進山腹の崩壊 崩壊土砂の流出が 現に発生し又は発生する危険のある森林で その危害が直接人家又は公共施設に及ぶおそれがある地域について 山地災害危険地区 とし 森林法及び地すべり等防止法 森林の維持造成を通じて 山地災害の未然防止を図るよう県に働きかける Ⅱ-1-5
8 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 4 警戒避難体制の整備 1 土砂災害警戒区域等における計画策定土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 57 号 ) に基づく警戒区域の指定があったときは 当該警戒区域ごとに次の項目について計画を定める (1) 土砂災害に関する情報の収集及び伝達 (2) 予報又は警報の発令及び伝達 (3) 避難 救助その他当該警戒区域における土砂災害を防止するために必要な警戒避難体制に関する事項 2 土砂災害による被害軽減対策土砂災害に関する情報の伝達方法 急傾斜地の崩壊等のおそれがある場合の避難地に関する事項その他警戒区域における円滑な警戒避難が行われるために必要な事項について 次の方法で住民に周知するよう努める (1) 平素の防災意識高揚を促す方法 1 土砂災害情報を記載した平面図の作成 公表 2 土砂災害に対して警戒を要する区域であることの明示 3 過去の土砂災害に関する情報の提供 4 土砂災害発生のおそれを判断する基準雨量に関する情報の提供 5 土砂災害ハザードマップの作成 配布 6 簡易雨量計や警報装置等の整備 (2) 緊急時の警戒 避難を促す方法 1 インターネット等により雨量情報や土砂災害警戒情報等の収集と提供 2 防災行政無線等を活用した避難準備情報 避難勧告 指示等の伝達 3 防災パトロール及び点検の実施危険地区等における災害の未然防止及び被害の軽減を図るため 他の防災関係機関の協力を得て 毎年 梅雨期 台風期の前 融雪期及び豪雨が予想されるときにおける防災パトロールを実施し 危険区域等の点検を行う Ⅱ-1-6
9 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 < 資料編 > 1-7 砂防指定地一覧 1-8 土石流危険渓流一覧 1-9 地すべり危険箇所一覧 1-10 急傾斜地崩壊危険箇所一覧 1-11 急傾斜地崩壊危険区域指定箇所一覧 1-12 崩壊土砂流出危険地区一覧 1-13 地すべり危険地区一覧 1-14 山腹崩壊危険地区一覧 1-15 土砂災害警戒区域指定箇所一覧 Ⅱ-1-7
10 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 3 節暴風 竜巻等災害予防計画第 1 計画の方針市は 暴風 竜巻等によって 建物等の倒壊や破損 飛来物による被害を最小にとどめるため 防災関係機関と連携して被害の軽減 防止を図る 第 2 暴風 竜巻等の防災対策市は 暴風 竜巻等により 公共施設や備品等が倒壊 飛散しないよう平素から対策を講じ 被災した家屋等に使用するビニールシートや土のう等を備蓄するとともに 事業者に対し 建物や付属物 工事現場等の資機材等が倒壊 飛散しないための対策を講じるよう努める また 暴風 竜巻等による人的被害や 建物 立木 標識等の物的被害に備え 速やかに救出救助やがれき撤去等の応急対策を実施する体制を整備する 第 3 情報の収集 伝達体制の整備市は 暴風 竜巻等による災害が発生した場合に 速やかに関係機関と災害情報を共有できるよう 平素から連携体制の整備に努める 気象庁は 暴風 竜巻等による被害の軽減に資するために 強風注意報 暴風警報 暴風特別警報 竜巻注意情報を発表し 市 県へ伝達するものとする また 市 県 関係機関は 竜巻注意情報が発表された場合において 気象情報 ( 気象庁ホームページ テレビ ラジオ等 ) の確認や屋外の変化に注意するなど情報の収集に努める 第 4 住民への普及啓発暴風 竜巻等による被害を軽減 防止するため 以下の点について 住民に普及 啓発を行う (1) 被害の予防対策 強風注意報 暴風警報 暴風特別警報 竜巻注意情報等の情報の入手手段( テレビ ラジオ ホームページ等 ) を確認する 身の回りの屋内外の避難場所 避難方法を確認する ガラスの破砕防止対策( 飛散防止フィルムを張ること等 ) を講じる (2) 暴風 竜巻等への対応 ( 屋内にいる場合 ) 雨戸 シャッター等を閉める ガラス飛散防止のためカーテンを閉める 建物の中心部等の窓から距離のある場所へ移動する (3) 暴風 竜巻等への対応 ( 屋外にいる場合 ) 電柱 街路樹等の付近を避けて 堅固な建物に避難する Ⅱ-1-8
11 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 第 4 節農業災害予防計画第 1 計画の方針市は 農地保全事業を推進し 水害による農地 農作物等の被害の防止を図る 第 2 農地保全事業の推進 1 湛水防除事業流域の環境変化により 湛水被害のおそれのある地域においてこれを防止するため 水門 排水路等の新設 改修を促進する 2 ため池等整備事業 農業用ため池の老朽化による決壊を防止するため 堤体の補強その他必要な管理施 設の新設 改修を促進する 3 用排水施設整備事業 自然的 社会的環境の変化に伴い 効果の低下した用排水施設の機能回復を図るた め 水門 排水路の新設 改修を促進する 4 土砂崩壊防止事業 土砂崩壊の危険の生じた箇所において災害を防止するため 擁壁 土砂留堰堤 水 路の新設 改修を促進する 第 3 防災営農対策の推進各種災害による農作物等の被害 ( 病虫害を含む ) の減少を図る防災営農を推進するため 関係機関との連携を密にし 防災営農指導体制の確立及び気象条件に対応した防災営農技術の確立と普及を図る < 資料編 > 1-16 ため池一覧 1-17 農業関係一覧 Ⅱ-1-9
12 第 Ⅱ 編第 1 章災害の予防計画 Ⅱ-1-10
13 第 2 章災害の応急対策 第 1 節防災気象計画第 1 計画の方針福井地方気象台等は 暴風 豪雨 豪雪 洪水等の異常気象又は大規模火災等による災害を未然に防止し 又はその被害を軽減するため 特別警報 警報 注意報等の発表又は伝達を行う 第 2 福井地方気象台の発表する特別警報 警報警報 注意報等福井地方気象台は 気象現象等で災害の発生のおそれがあると予想される場合 気象業務法 ( 昭和 27 年法律第 165 号 ) に基づき 特別警報 警報 注意報を発表する なお 福井県予報区における大野市の一次細分区域は 嶺北 であり 二次細分区域は 奥越 に該当する 大雨 強風等の気象現象によって 災害が起こるおそれのある場合には 注意報 が 重大な災害が起こるおそれのある場合には 警報 が 重大な災害が起こるおそれが著しく大きい場合には 特別警報 が発表される また 大雨や洪水等の警報が発表された場合のテレビやラジオによる放送等では 重要な内容を簡潔かつ効果的に伝えられるよう 市町をまとめた地域の名称を用いる場合がある 1 特別警報 警報 注意報の種類特別警報 警報 注意報の種類及び発表基準は 以下のとおりである 種類 発表基準 特別警報 一般の利用に適合するもの 気象特別警報 暴風特別警報 大雨特別警報 大雪特別警報 暴風雪特別警報 数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により暴風が吹くと予想される場合 台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大雨が予想され 若しくは 数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合 大雨特別警報 ( 土砂災害 ) 大雨特別警報 ( 浸水害 ) 大雨特別警報 ( 土砂災害 浸水害 ) と特に警戒すべき事項を明記 数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合 数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧により雪を伴う暴風が吹くと予想される場合 Ⅱ-2-1
14 種類 発表基準 暴風警報 暴風により重大な災害が発生するおそれがあると予想される場合 平均風速が陸上で 20m/s 以上 海上で 25m/s 以上と予想される場合 警報 一般の利用に適合するもの 気象警報 大雨警報 暴風雪警報 大雪警報 大雨により重大な災害が発生するおそれがあると予想される場合 大雨警報 ( 土砂災害 ) 大雨警報 ( 浸水害 ) 大雨警報 ( 土砂災害 浸水害 ) と特に警戒すべき事項を明記 1 時間雨量 3 時間雨量が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 2) 土壌雨量指数 ( 1) が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 2) 暴風雪によって重大な災害の起こるおそれがある場合 雪を伴い平均風速が陸上で 20m/s 以上と予想される場合 大雪によって重大な災害の起こるおそれがある場合 別添の大雪警報 注意報基準一覧表のとおり ( 3) に適合するもの 水防活動の利用 洪水警報 水防活動用気象警報 水防活動用洪水警報 洪水警報 大雨特別警報又は大雨警報 洪水警報 大雨 長雨 融雪等により河川が増水し 重大な災害が発生するおそれがあると予想された場合 1 時間雨量 3 時間雨量が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 3) 流域雨量指数 ( 2) が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 3) 流雨量指数 ( 2) と 1 時間雨量 3 時間雨量がともに基準以上と予想される場合 ( 基準別表 3) 指定河川洪水予報による基準 ( 基準別表 3) 一般の利用に適合する大雨特別警報 大雨警報に同じ 一般の利用に適合する洪水警報に同じ Ⅱ-2-2
15 注意報 一般の利用に適合するもの 種類 気象注意報 強風注意報 大雨注意報 雷注意報 乾燥注意報 濃霧注意報 霜注意報 低温注意報 発表基準 強風により災害が発生するおそれがあると予想される場合 平均風速が陸上で 12m/s 以上と予想される場合大雨による災害が発生するおそれがあると予想されたときに発表される 1 時間雨量が 20 mm以上と予想される場合 ( ただし 総雨量が 50 mm以上になると予想される場合 )( 基準別表 4) 3 時間雨量が 40 mm以上と予想される場合 ( 基準別表 4) 土壌雨量指数 ( 1) が基準値以上と予想される場合 ( 基準別表 4) 落雷により災害が発生するおそれがあると予想される場合 発達した雷雲の下で発生することの多い突風や ひょう による災害についての注意喚起急な強い雨の注意空気の乾燥により災害が発生すると予想される場合 気象官署の値で 実効湿度が 65% 以下 最小湿度が 30% 以下になると予想される場合濃い霧により災害が発生するおそれがあるときに発表される 濃霧によって視程が陸上で 100m 以下霜により災害が発生するおそれがあると予想される場合 早霜や晩霜等により農作物への被害が起こるおそれがあり 最低気温が 3 以下低温により災害が発生するおそれがあると予想される場合低温のために農作物に著しい被害が発生するおそれがあるときや 冬季の水道管凍結 破裂により著しい被害の発生するおそれがあるとき 7~8 月の日平均気温が平年値より 3 以上低い日が 3 日以上継続すると予想される場合 12~3 月の日最低気温が平野部で-5 以下 山沿いで-10 以下と予想される場合 Ⅱ-2-3
16 注意報 一般の利用に適合するもの 合水す防る活も動のの ( 利 用に 3) 適 種類 気象注意報 洪水注意報 水防活動用気象注意報 水防活動用洪水注意報 風雪注意報 大雪注意報 なだれ注意報 着氷 ( 雪 ) 注意報 融雪注意報 洪水注意報 大雨 注意報 洪水注意報 発表基準 風雪によって災害の起こるおそれがある場合 雪を伴い平均風速が陸上で 12m/s 以上 海上で 15m/s 以上と予想される場合大雪によって災害の起こるおそれがある場合 ( 大雪警報 注意報基準一覧表 ) なだれによって災害の起こるおそれがある場合 降雪の深さが 50 cm以上 積雪が 100 cm以上であって 最高気温が 10 以上になると予想される場合着氷 着雪によって災害のおそれがある場合 着氷 着雪が著しく通信線や送電線等に被害が起こるおそれがあると予想される場合融雪によって災害の起こるおそれがある場合 積雪地域の日平均気温が 12 以上と予想される場合又は積雪地域の日平均気温が 10 以上かつ日雨量が 20 mm以上と予想される場合大雨 長雨 融雪等により河川が増水し 災害が発生するおそれがあると予想された場合 11 時間雨量 3 時間雨量が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 5) 2 流域雨量指数 ( 2) が基準以上と予想される場合 ( 基準別表 5) 3 流域雨量指数 ( 2) と 1 時間雨量又は 3 時間雨量がともに基準以上と予想される場合 ( 基準別表 5) 4 指定河川洪水予報による基準 ( 基準別表 5) 一般の利用に適合する大雨注意報に同じ 一般の利用に適合する洪水注意報に同じ ( 注 )1. 特別警報発表に当たっては 降水量 積雪量 台風の中心気圧 最大風速などについて過去の災害事例に照らして算出した客観的な指標を設け これらの実況及び予想に基づいて判断をする ( 別表 1) 2. 警報 注意報の発表基準に記載した数値は 福井県における過去の災害頻度と気象条件との関係を調査したものであり 気象要素によって災害を予想する際の目安である なお 大地震が発生した場合に設定する大雨警報 ( 土砂災害 ) 注意報の暫定基準は 震度 5 強を観測した市町は土壌雨量指数基準を通常の 7 割とし 震度 6 弱以上を観測した市町は土壌雨量指数基準を通常の 5 割とする 3. 特別警報 警報及び注意報はその種類に係らず解除されるまで継続される また 新たな注意報 警報が発表される時には これまで継続中の注意報 警報は自動的に解除又は更新されて 新たな注意報 警報に切り替えられる 4. 注意報 警報については その防災効果を高めるため 気象特性 災害特性 及び地理的特性等により地域細分 ( 行政区画により調整 ) し 必要に応じて可能な限り細分した地域を示して行う 1 土壌雨量指数 : 降雨による土砂災害発生の危険性を示す指標で 土壌中に貯まっている雨水 Ⅱ-2-4
17 の量を示す指数 解析雨量 降水短時間予報をもとに 5km 四方の領域ごとに算出する 2 流域雨量指数 : 降雨による洪水災害発生の危険性を示す指標で 対象となる地域 時刻に存在する流域の雨水の量を示す指数 解析雨量 降水短時間予報をもとに 5km 四方の領域ごとに算出する 3 水防活動の利用に適合する特別警報 警報 注意報は 一般の特別警報 警報 注意報のうち 水防に関するものを用いて行い 水防活動の語は用いない 特別警報 警報 注意報や天気予報の発表区域 2 気象情報気象の予報等について 特別警報 警報 注意報に先立って注意を喚起する場合や 警報 注意報が発表された後の経過や予想 防災上の注意を解説する場合等に発表される 全般気象情報 北陸地方気象情報 福井県気象情報気象の予報等について 特別警報 警報 注意報に先立って注意を喚起する場合や 警報 注意報が発表された後の経過や予想 防災上の注意を解説する場合等に発表する 土砂災害警戒情報福井県と福井地方気象台が共同で発表する情報で 大雨警報 ( 土砂災害 ) 発表中に 大雨による土砂災害発生の危険度が高まったとき 市町の長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう市町ごとに発表する Ⅱ-2-5
18 記録的短時間大雨情報県内で 数年に一度程度しか発生しないような激しい短時間の大雨を観測 ( 地上の雨量計による観測 ) 又は解析 ( 気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析 ) したとき (1 時間雨量 80mm 以上 ) に 福井県気象情報の一種として発表する 竜巻注意情報積乱雲の下で発生する竜巻 ダウンバースト等による激しい突風に対して注意を呼びかける情報で 雷注意報が発表されている状況下において竜巻等の激しい突風の発生する可能性が高まった時に県単位で発表する この情報の有効期間は 発表から 1 時間である 指定河川洪水予報 河川の増水やはん濫等に対する水防活動のため あらかじめ指定した河川につい て 区間を決めて水位又は流量を示して発表する警報及び注意報である 火災気象通報 消防法の規定により 気象の状況が火災の予防上危険と認められるときに福井地 方気象台が福井県知事に対して通報し 市町に伝達される 災害時気象支援資料 福井地方気象台は 災害時の応急活動を支援するため 被災地を対象とした詳細 な気象情報等の提供に努める 第 3 気象情報の伝達 1 気象特別警報 警報 注意報の伝達災害予防のための気象情報の伝達は 県から防災行政無線を用いた情報 ( 福井地方気象台から通知された事項等 ) 及び西日本電信電話 又は東日本電信電話 から電話回線を用いた情報 ( 福井地方気象台から通知された気象警報等 ) による なお 特別警報 警報 注意報の伝達経路は別表 6 に示すとおりであり 特に暴風 暴風雪 大雨 洪水等の特別警報 警報は 住民等への周知を図る 2 住民への周知必要に応じて 予想される事態とそれに対してとるべき措置を防災行政無線 全国瞬時警報システム (J-ALERT) 広報車 防災メール等を利用して住民に予警報を伝達する 特別警報が発表された場合には 市は県から通知された事項を 可能な限り多くの手段を用いて 直ちに住民等に周知する また 状況に応じて自主防災組織や社会福祉協議会と連携し 要配慮者に配慮した広報を行う Ⅱ-2-6
19 ( 別表 1) 気象特別警報の指標要因指標 148 時間降水量及び土壌雨量指数において 50 年に一度の値を超過した 5km 格子が ともに府県程度の広がりの範囲内で 50 格子以上出現すると予想され かつ 更に雨が降り続くと予想される場合雨 23 時間降水量及び土壌雨量指数において 50 年に一度の値を超過し 5km 格子が ともに府県程度の広がりの範囲内で 10 格子以上出現する ( ただし 3 時間降水量が 150mm を超える格子のみをカウント対象とする ) と予想され かつ 更に雨が降り続くと予想される場合台風等 伊勢湾台風 級 ( 中心気圧 930hPa 以下 風速 50m/s 以上 ) の台風や同程度の温帯低気圧が来襲する場合府県程度の広がりをもって 50 年に一度の積雪深となり かつ その後も警報級雪の降雪が丸一日程度以上続くと予想される場合 雨に関する各市町の 50 年に一度の値一覧 48 時間降水量 (mm) 3 時間降水量 (mm) 土壌雨量指数 ( 注 )1.50 年に一度の値は 各市町にかかる 5 km格子の 50 年に一度の値の平均値をとったものである 2.50 年に一度の値は 統計値であり 一の位の大小まで厳密に評価する意味はない 3. 特別警報は 府県程度の広がりで 50 年に一度の値となる現象を対象 個々の市町で 50 年に一 度の値となることのみで特別警報となるわけではないことに留意 雪に関する各地の 50 年に一度の値一覧 地点積雪深さ (cm) 大野 238 九頭竜 311 ( 注 )1.50 年に一度の値は 統計値であり 一の位の大小まで厳密に評価する意味はない 2. 特別警報は 府県程度の広がりで 50 年に一度の値となる現象を対象 個々の地点で 50 年に一度の値となることのみで特別警報となるわけではないことに留意 ( 別表 2) 大雨警報基準 二次細分区域 奥越 市町村雨量基準土壌雨量指数基準 大野市 勝山市 平坦地 :R1=40 平坦地以外 :R1=80 平坦地 :R3=80 平坦地以外 :R1= Ⅱ-2-7
20 ( 別表 3) 洪水警報基準 二次細分区域 奥越 市町村雨量基準流域雨量指数基準複合基準 大野市 勝山市 平坦地 :R1=40 平坦地以外 :R1=80 平坦地 :R3=80 平坦地以外 :R1=60 九頭竜川流域 =58 赤根川流域 =14 打波川流域 =17 石徹白川流域 =25 九頭竜川流域 =61 滝波川流域 =15 平坦地 :R3=70 and 九頭竜川流域 =20 ( 別表 4) 大雨注意報基準 二次細分区域 奥越 市町村雨量基準土壌雨量指数基準 大野市 勝山市 平坦地 :R1=25 平坦地以外 :R1=50 平坦地 :R3=50 平坦地以外 :R1= ( 別表 5) 洪水注意報基準 二次細分区域 奥越 市町村雨量基準流域雨量指数基準 大野市 勝山市 平坦地 :R1=25 平坦地以外 :R1=50 平坦地 :R3=50 平坦地以外 :R1=40 九頭竜川流域 =46, 赤根川流域 =11 打波川流域 =14, 石徹白川流域 =20 九頭竜川流域 =49, 滝波川流域 =12 大雨及び洪水警報 注意報基準の見方 (1) 大雨及び洪水の欄中 R1 R3 はそれぞれ 1 3 時間雨量を示し RT は総雨量を示す 例えば R1=70 であれば 1 時間雨量 70 mm以上 を意味する (2) 大雨及び洪水の欄中 and は 2 つの指標による基準を示す 例えば R1=40 and R3=150 であれば 1 時間雨量 70 mmかつ 3 時間雨量 150 mm以上 を意味する (3) 大雨及び洪水の欄中においては 平坦地 平坦地以外 等の地域名で基準値を記述する場合がある (4) 土壌雨量指数基準値は 1 km四方ごとに設定している 大雨の欄中 土壌雨量指数基準には 市内における基準値の最低を値示す (5) 洪水の欄中 川流域 =R30 は 川流域の流域雨量指数 30 以上 を意味する Ⅱ-2-8
21 [ 別表 6] 気象特別警報 警報 注意報の伝達先及び伝達系統 福井県 消防本部 福 ( 警報のみ ) 井 地 方 福井県警察本部 西日本電信電話又は東日本電信電話 ( 株 ) 日本放送協会福井放送局 福井放送 ( 株 ) 福井テレビジョン放送 ( 株 ) 福井エフエム放送 ( 株 ) 県出先機関大野市役所放送放送 住 民 気 象 ( 株 ) 福井新聞社日刊県民福井 ( 株 ) 朝日新聞福井総局中日新聞福井支局 新聞 等 台 国土交通省福井河川国道事務所 北陸電力 ( 株 ) 福井総合制御所えちぜん鉄道 ( 株 ) 西日本旅客鉄道 ( 株 ) 金沢支社京福バス ( 株 ) 凡例 法令 ( 気象業務法等 ) による通知系統 法令 ( 気象業務法等 ) による公衆への周知依頼及び周知系統 地域防災計画 行政協定 その他による伝達系統 防災情報提供装置等 県防災行政無線 法令により 気象官署から警報事項を受領する機関 第 4 避難勧告等の助言市は避難勧告等の発令に際し 必要な場合は福井地方気象台に助言を求める Ⅱ-2-9
22 第 2 節水防計画第 1 計画の方針市は 水防法及び県水防計画に基づき 洪水による水災を警戒 防御し これによる被害を軽減することで公共の安全を保持する なお 具体的実施計画は 水防法第 32 条に基づく 大野市水防計画 で定める 第 2 水防区域この計画は 水災のおそれがあると認められる下記の河川その他必要な河川等と認められるものにつき運用する (1) 水防警報河川 ( 知事が水防法第 16 条に基づき警報を行う河川 ) 赤根川 清滝川 (2) 県管理河川九頭竜川 真名川 ( 九頭竜ダム 真名川ダム区域は国管理 ) 打波川 旅塚川 日詰川 内川 堂動川 木瓜川 石徹白川 大納川他 33 河川 (3) 市管理河川善導寺川 尾永見川その他一般河川 (4) 水災のおそれのある危険区域 ( 次表のとおり ) 河川名延長 (m) 区域 赤根川 8,400 清滝川 5,200 日詰川 1,400 太田堰 重要水防区域一覧表 ~ 飯降谷川合流点国道 157 号 新在家橋 ~ 県道大野勝山線 駅東大橋 JR 越美北線日詰川鉄橋 ~ 国道 158 号 花山橋 から上流 100m 県奥越土木事務所調べ重要度摘要 A B 右 4,200 - 左堤防断面 4,200 右 2,600 左 2,600 右 700 左 水衝 洗掘 堤防断面 第 3 水防本部の機構市長は 水防法第 11 条に基づく洪水予報又は第 16 条に基づく水防警報を受け かつ 市において水害が予想される場合は 市に水防本部を設置して事務を処理する 水防本部の組織は 大野市災害対策本部に準ずる ただし 大野市災害対策本部設置後は 本計画に基づき運営する 第 4 水防機構水防本部は 水防活動に関する気象若しくは洪水の注意報若しくは警報又は知事からの水防警報を受けたときは 直ちに水防通信連絡系統により関係者に周知する Ⅱ-2-10
23 [ 水防通信連絡系統図 ] 国土交通省近畿地方整備局 九頭竜川ダム統合管理 事務所 福井県水防本部県砂防防災課福井 防 ~6 県危機対策 防災課 福井 防 福井地方気象台 福井 防 奥越土木事務所 防 西谷地区雨量調査笹生川ダム 雲川ダム 公民館大野 下庄 大野市水防本部 防 ( 市 ) 防 311-2( 支所 ) 大野市消防本部 防 ( 消防 ) 大野警察署 乾側 小山 上庄 富田 阪谷 五箇 和泉 一般市民 要配慮者関連施設 電話 FAX 資料編要配慮者関連施設一覧 駐在所交番 * 防は福井県防災行政無線を表す Ⅱ-2-11
24 第 5 雨量 水位の通報水防本部は 気象状況により相当の降雨があると予想される場合は 関係機関と連絡を密にし 雨量 水位等の状況を把握する 1 主要水位観測通報箇所 河川名 観測地点 水防団待機水位 ( 通報水位 ) はん濫注意水位 ( 警戒水位 ) 避難判断水位 ( 特別警戒水位 ) はん濫危険水位 ( 危険水位 ) 観測通報者 九頭竜川松丸 300cm 400cm - 500cm - 五条方下流 真名川井ノ口 300cm 400cm - 500cm - 奥越土木清滝川新在家 120cm 150cm 200cm 280cm 事務所奥越土木赤根川大橋 190cm 220cm 250cm 300cm 事務所石徹白川貝皿 140cm 300cm - 500cm - 避難判断水位 ( 特別警戒水位 ) は 洪水による災害の発生を特に警戒すべき水位で あって その水位に到達したときは水防管理者及び量水標管理者に通知され一般に周知 される 2 主要雨量観測所 観測所名所在地管理者及び観測者連絡先福井地方気象台大野大野市 93 字蛇塚ノ四 ( アメダス ) 福井地方気象台九頭竜大野市貝皿 18 字 ( アメダス ) - 大野市天神町 7-14 消防本部 奥越土木大野市友江 県奥越土木事務所 下山大野市下山県奥越土木事務所 Ⅱ-2-12
25 第 6 水防活動 1 水防体制市長又は消防機関の長は 水防活動が必要と推定される場合又は区域内の河川が水防団待機水位 ( 通報水位 ) に達し 出動が予測されるとき若しくははん濫注意水位 ( 警戒水位 ) に達したときは 大野市水防計画に定められた配備基準により水防体制に入る なお 水防本部を設けずに水防体制に入った場合もこの計画に準じて行う また 市長は 災害の状況によりこれらの配備体制では対処できないと判断したときは 直ちに水防本部を災害対策本部に切り替える 配備体制 内 容 準備体制 警戒体制 非常体制 2 水防資機材 少人数で情報収集と連絡活動を行い 事態の推移により直ちに招集その他の活動ができる体制 水防事態が発生した場合 そのまま水防活動が遅滞なく遂行できる体制 ( 危険箇所の巡視など ) 所属人員の全員をもって水防活動に当たる完全な体制 水防倉庫に 水防に必要な資機材を備蓄し 適時点検を行わなければならない ま た 資機材の使用又は損傷により不足を生じた場合は 速やかに補充しておく < 資料編 > 2-8 大野市水防協議会設置条例 Ⅱ-2-13
26 第 3 節土砂災害応急対策計画第 1 計画の方針市は 土砂災害に警戒するとともに 災害の発生した場合又は発生するおそれがある場合は速やかな対策を実施する 第 2 災害原因情報の収集 伝達 市及び防災機関は 第 Ⅱ 編第 1 章第 1 節 水害予防計画 及び第 Ⅰ 編第 6 章第 5 節 通 信運用 情報収集伝達計画 を活用し 緊密な連携のもとに災害情報の収集に努めるもの とし 特に大雨注意報 警報 特別警報の伝達周知については 各危険地域を所管する防 災関係機関に徹底を図る 1 前兆現象 ( 異常気象 ) の把握市及び関係機関は 所管する各危険地域のパトロールを実施して 前兆現象の把握 に努める 2 降雨状況の把握 市及び関係機関は 各危険地域の雨量測定を実施する 第 3 警戒体制の確立福井県土砂災害雨量情報システム等により提供される土砂災害警戒情報 ( 土砂災害発生の危険度等 ) を活用し 警戒体制を確立する 第 4 避難活動 1 避難勧告 指示 (1) 市長市長は 土砂災害が発生し 又は発生するおそれがある場合 その他災害の拡大防止のため 必要があると認めるときは 速やかに当該危険地域の住民に対して避難のための立退きを勧告又は指示する (2) 警察官警察官は 市長による避難の指示ができないと認めるとき 又は市長からの要求があったときは 関係住民に対し避難のための立退きを指示する (3) 避難の勧告 指示を行った者は 防災関係機関へ通知する Ⅱ-2-14
27 2 関係住民への周知徹底 市長が避難の勧告 指示を行う場合は 関係住民に次の事項について 明確な指示 を与え周知徹底を図る また 要配慮者にも配慮し周知徹底を図る 避難勧告 指示の実施者 避難勧告 指示の理由 対象となる地域 ( 地区名等 ) 避難先 避難経路等 その他注意事項 3 避難者の誘導市長は 自主防災組織等の責任者の協力を得て 避難経路の安全を確認し あらかじめ定められた避難計画にそって避難地に誘導する 地域住民は地域の避難行動要支援者の避難誘導について地域ぐるみで協力支援を行うものとする 4 指定避難所の開設 (1) 指定避難所は危険地域ごとに安全な場所を選定し開設する (2) 指定避難所を開設したときは 直ちに次の事項を県に報告する 1 災害発生場所 危険地域名 2 指定避難所開設の日時及び場所 3 避難状況と避難人員 4 開設期間の見込み 第 5 救助活動 1 市及び消防機関市及び消防機関は 土砂災害から市民の生命 身体及び財産を守るため 直ちに救 助活動を実施する また 救助に従事する者が活動中に二次災害の被害に遭うことがな い様 安全の確保に十分留意する 2 大野警察署 大野警察署は 土砂災害が発生した場合は 市その他の関係機関と連携し 死傷者 及び要救出者の確認とその救助活動に当たるとともに 第二次崩壊の発生等災害の拡大 防止に必要な警戒警備 交通規制等の所要な措置をとる 第 6 災害応急対策市及び消防機関は 土砂災害による災害が発生した場合は 速やかに災害応急対策を行う Ⅱ-2-15
28 第 4 節暴風 竜巻等災害応急対策計画第 1 計画の方針市は 暴風 竜巻等による被害を最小にとどめるため 防災関係機関と連携して災害が発生した場合に迅速かつ適切な応急対策を実施する 第 2 災害情報の収集 伝達 第 Ⅱ 編第 2 章第 1 節 風水害 土砂災害に関する気象情報 及び第 Ⅰ 編第 6 章第 5 節 通 信運用 情報収集伝達計画 を活用し 緊密な連携のもとに災害情報の収集に努める また 強風注意報 暴風警報 竜巻注意情報等の伝達周知について 防災関係機関に徹底を図る 第 3 住民の安全確保住民は 実際に暴風 竜巻等により 危険が間近に迫ったときは 直ちに安全な場所へ避難するなどし 安全を確保する 第 4 災害応急対策の実施市及び防災関係機関は 暴風 竜巻等による災害が発生した場合は 速やかに災害応急対策を行う Ⅱ-2-16
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洪水時の避難確保計画 作成の手引き 平成 28 年 9 月 洪水時の避難確保計画の目的 施設職員 関係者が ( 必要に応じて地域住民と一緒に ) 施設利用者の避難について話し合い 施設独施設独自の避難確保計画を作成する 施設の実情を把握し 日頃からの備えを充実する 洪水時の判断基準 対応行動を把握し はやめの行動を行う 洪水時にすべての施設利用者が安全に避難できることを目指す ここでいう 洪水時 とは
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資料 -1 水害 土砂災害への備え ~ 早期の避難による安全の確保をめざして ~ 国土交通省関東地方整備局 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 目次 1. 説明会の背景と目的 3. 避難に必要な情報の入手方法 4. 避難確保計画 ( 非常災害対策計画 ) の作成 避難訓練 1 1. 説明会の背景と目的 おもとがわ いわいずみちょう
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第3章 第1節 災害応急対策計画 災害応急活動体制 対策項目と公助の担当機関 項 目 第1 災害対策本部の設置 廃止 第2 職員の参集 配備 第3 自主防災活動体制 第4 災害救助法の適用 担 当 総括対策部 総括対策部 総括対策部 援護対策部 関係機関 第3章 自助 共助の役割 市民 自治会自主防災組織の自主防災活動に参加する 事業所 事業所の防災組織を立ち上げ 自主防災活動を行う 自治会自主防
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水防災意識社会再構築ビジョン に基づく 中能登地区の減災に係る取組方針 説明資料 平成 30 年 3 月 27 日 中能登地区大規模氾濫減災協議会 1 地域の取組方針 目次 1 はじめに 2 本協議会の構成員 3 中能登地区の概要 4 現状の取組状況と課題 5 減災のための目標 6 実施する取組 7 フォローアップ 2 地域の取組方針 1. はじめに 協議会設立の背景や課題 取組の概要を記載 3 地域の取組方針
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第 13 地象 (1 傾斜地 ) 1 調査の手法 (1) 調査すべき情報ア土地利用の状況傾斜地の崩壊により影響を受ける地域の住宅等の分布状況 その他の土地利用の状況 ( 将来の土地利用も含む ) イ傾斜地の崩壊が危惧される土地の分布及び崩壊防止対策等の状況既に傾斜地の崩壊に係る危険性が認知 危惧されている土地の分布当該傾斜地の崩壊防止対策等の状況ウ降水量の状況当該地域の降雨特性の把握に必要な対象事業の実施区域等の降水量の状況エ地下水及び湧水の状況傾斜地の安定性に影響を与える地下水の水位及び湧水の分布
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洪水予報河川とは ( 水防法 ) ( 国の機関が行う洪水予報 ) 第 10 条気象庁長官は 気象等の状況により洪水又は高潮のおそれがあるときは その状況を国土交通大臣及び関係都道府県知事にするとともに 必要に応じ報道機関の協力を求めて これを一般に周知させなければならない 2 国土交通大臣は 二以上の都府県の区域にわたる河川その他の流域面積が大きい河川で洪水により国民経済上重大な損害を生ずるおそれがあるものとして指定した河川について
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第 7 章砂防第 1 節砂防の概要 秋田県は 北に白神山地の二ツ森や藤里駒ケ岳 東に奥羽山脈の八幡平や秋田駒ヶ岳 南に鳥海山など 1,000~2,000m 級の山々に三方を囲まれています これらを水源とする米代川 雄物川 子吉川などの上流域は 荒廃地が多く 土砂の発生源となっています また 本県の地質は 大部分が第三紀の堆積岩と第四紀の火山噴出物からなり 一部には花崗岩地帯もあるなど 非常にもろく崩れやすい地質となっています
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< ホームページ公開用 > 文化財所有者のための 防災対策マニュアル ( 簡略版 ) [ 風水害対策編 ] 平成 23 年 3 月京都府 京都市 風水害対策編 台風や集中豪雨等による風水害の被害は 浸水 溢水や強風による文化財建造物 野外展示物の損壊だけでなく 土砂災害 落雷による停電や火災などの被害も発生しています 事前に気象情報等の情報をしっかりと収集し 過去の災害経験や防災マップ等を参考に被害の発生が予想される箇所を予め把握しておき
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第 16 節災害警備計画 災害に関する中標津警察署の諸活動は 本計画の定めるところによる 1 災害に関する警察の任務警察は災害が発生し 又は発生するおそれがある場合において 災害の発生を防御し 又は災害の拡大を防止するために 住民の避難誘導及び救助 犯罪の予防 交通の規制等の応急対策を実施して 住民の生命 身体及び財産を災害から保護し 災害地における社会秩序の維持にあたることを任務とする 2 災害時における警備体制の確立災害に対処する警備体制は
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防災業務計画 株式会社ローソン 制定日 :2018 年 6 月 25 日 1 目次 第 1 章総則第 1 条 ( 計画の目的 ) 第 2 条 ( 基本方針 ) 第 2 章防災体制の確立第 3 条 ( 防災活動の実施体制 ) 第 4 条 ( 緊急参集体制の整備 ) 第 3 章災害予防に関する事項第 5 条 ( 店舗に関する備え ) 第 6 条 ( 当社施設等に関する備え ) 第 7 条 ( 情報収集
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日光川流域排水調整要綱 ( 排水調整の目的 ) 第一条昭和 52 年 9 月 1 日に施行された 日光川水系排水対策調整連絡会議要綱 の趣旨に基づき 二級河川日光川流域において 流域の排水のために設置された排水機の排水調整は 現在の河川の整備水準を上回る洪水に見舞われ 河川からの越水及び破堤などによる氾濫のおそれがあるとき 外水氾濫による沿川の甚大な浸水被害の発生を回避し 人的被害の防止並びに財産及び経済的被害を軽減することを目的として
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平成 30 年 7 月豪雨災害を踏まえた今後の水害 土砂災害対策のあり方検討会第 2 回砂防部会 資料 5 今後の土砂災害対策について 平成 30 年 11 月 29 日 広島県砂防課 7 月豪雨災害を踏まえた今後の土砂災害対策のイメージ 7 月豪雨により被災をうけ, 緊急的に対応が必要な箇所については, 渓流内にある不安定な土砂の流出を防止するための砂防ダム等の緊急的な整備に取り組む必要がある 緊急的な対応が必要
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豪雨災害対策のための情報提供の推進について 豪雨災害対策のための情報提供の推進について ~ 平成 11 年梅雨前線豪雨災害の検証より~ 平成 12 年 4 月 20 日国土庁農林水産省気象庁郵政省建設省消防庁 昨年 6 月末から 7 月初めにかけて 梅雨前線の活発な活動のため各地で豪雨となり 広島県を中心として 土砂災害等により 死者 38 名 行方不明 1 名 負傷者 78 名 住家の全 半及び一部損壊
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資料 2 令和元年 7 月 4 日江の川上流水害タイムライン検討会第 1 回 防災気象情報の利活用について 気象庁広島地方気象台 Japan Meteorological Agency Hiroshima Local Meteorological Office 危険度を色分けした時系列 気象警報 注意報には 警報級の現象が予想される期間 注意報級の現象が予想される期間 雨量や潮位の 予想値 等が記述されているが
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第 3 編河川氾濫避難計画 第 1 章避難対象地区の設定第 2 章避難所 避難路の設定第 3 章災害時の対応 第 1 章避難対象地区の設定 1.1 河川氾濫浸水想定区域 本計画で想定する河川氾濫は 大阪府が平成 25 年 3 月までに作成し 洪水リスク表示図 として開示している見出川 佐野川 樫井川を対象とする < 洪水リスク表示図 > 洪水リスク表示図の洪水氾濫シミュレーションは 平成 22 年度末時点での対象河川の河道の整備状況等を設定し
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水防災意識社会の実現に向けた取り組み 水防災意識社会の実現に向けた取り組み ( 木曽川下流水防災協議会 ) 伊勢湾台風で甚大な被害を受けた木曽三川下流部において 再び施設能力を上回るような高潮や洪水が発生することを前提として 関係市町村や県等が連携して減災のための目標を共有し ハード ソフト対策を一体的かつ計画的に推進するための協議 情報共有を行うことで 水防災意識社会 を再構築する取り組みを実施します
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第 1 節第 2 節第 3 節第 4 節第 5 節第 1 節第 2 節第 3 節 計画の策定方針 関係機関等の業務大綱 市の概況 災害危険性 防災対策の基本目標 災害に強い組織 ひとづくり 災害に強いまちづくり 災害に備えた防災体制づくり 目次 -1 第 1 編総 則 第 1 章総 則 第 1 計画の目的 総則 -1 第 2 計画の位置づけ 総則 -1 第 3 見直しの背景と方針 総則 -2 第 4
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このたび策定した 練馬区空き家等対策計画 に基づく取組を進めるに当たり ( 仮称 ) 練馬区空家等および不良居住建築物等の適正管理に関する条例 の制定に取り組んでいます この条例では 所有者等の責務や区の責務 空家等対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 26 年法律第 127 号 以下 特措法 といいます ) に定める措置等を進める手続のほか 堆積物等による不良な状態にある居住建築物等 ( いわゆる
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朝倉市の事例 自主防災組織の育成 強化東日本大震災以降 地域防災力の強化を図るため 自主防災組織を育成 強化 自主防災マップの作成平成 24 年 7 月九州北部豪雨を契機に 平成 26 年度までに全自主防災組織分 ( 全地区 ) の自主防災マップを作成し 全戸へ配布 自主避難場所の指定指定避難所とは別に 川から離れた自主避難場所を指定 避難訓練の実施毎年 子どもからお年より 要支援者 ( ) などが参加する避難訓練や避難経路の安全対策
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宮城県土砂災害 警戒情報システム 操作マニュアル 平成 22 年 9 月 宮城県土木部防災砂防課 土砂災害警戒情報って何? 土砂災害警戒情報とは 大雨警報が発表されている状況でさらに土砂災害の危険性が高まったときに, 市町村長が避難勧告等を発令する際の判断や住民の方々が自主避難をする際の参考となるよう, 宮城県と仙台管区気象台が共同で発表する防災情報です 気象庁 HP より :http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/bosai/index.html
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起きてはならない最悪の事態 7 制御不能な二次災害を発生させない 南海トラフ地震により 市街地の各所で火災が発生し また 石油タンクから流出した油に引火し 津波による漂流物に燃え移るなど大規模な火災が発生する 沿線や沿道の建物等が倒壊し 避難路が塞がれ避難の支障となり 道路に車が放置され交通麻痺が発生する ダムに大量の土砂や流木が流入し 洪水調節機能が低下 また 山腹崩壊により天然ダムが形成され その後の豪雨等により決壊し
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土砂災害防止法の概要 土砂災害防止法 とは 土砂災害から国民の生命を守るため 土砂災害のおそれのある区域について危険の周知 警戒避難態勢の整備 住宅等の新規立地の抑制 既存住宅の移転促進等のソフト対策を推進しようとするものです 正式名称 土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律 土砂災害防止対策基本指針の作成 [ 国土交通省 ] 土砂災害防止対策の基本的事項 基礎調査の実施指針
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幼稚園警報等の発表時における安全確保について ( 平成 29 年 9 月改訂版 ) 保育幼稚園課 警報等発表時における園の対応は 下記を基準とします 各園における対応についてはこの基準を踏まえ 幼児の安全確保を最優先として それぞれの実情に応じたものとします その際 各園で ラジオ インターネット等の報道や市災害対策本部 ( 危機管理室 ) 等から出される情報を収集するとともに 校区及びその周辺の状況
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