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1 新規抽出剤を用いた溶媒抽出法による 希土類元素の分離 日本原子力研究開発機構原子力基礎工学研究センターグループリーダー松村達郎

2 目次 2 1. 研究背景 2. 希土類元素 (RE) 分離回収のための抽出剤 ジグリコールアミド DGA 抽出剤 ヘキサオクチル TA アミド HTA 抽出剤 アルキルジアミドアミン ADAAM 抽出剤 3. まとめ 4. 実用化に向けた課題 5. 企業への期待 6. その他

3 研究背景新規抽出剤の希土類元素分離利用 高レベル放射性廃液 HLLW 1. MA RE 一括回収プロセス FP 2. MA/RE 相互分離プロセス RE 逆抽出 [H3] = 0.08 M 抽出 [H3] = 0.08 M 逆抽出 [H3] = 1.5 M 抽出 [H3] = 1.5 M 3. Am/m 相互分離プロセス m Am 抽出 [H3] = 2 M 逆抽出 [H3] = 0.1 M マイナーアクチノイド MA : Am, m, p TDdDGA HTA ADAAM 3

4 溶媒抽出を用いた分離プロセス 溶媒抽出法 ( 液 - 液抽出法 ) 混じり合わない液相間での 溶質の分配性の差を利用した分離法. 抽出剤を含む有機相と 溶質を含む水相とを接触. 抽出されやすい元素のみ 選択的に有機相中に移動させ分離. 有機相 抽出剤 混合静置逆抽出 再利用 金属イオン 水相 逆抽出液 回収 < 利点 > 大量 高濃度 連続処理 : 容易. 工業的実績 : 豊富. < 課題 > 抽出剤選定 開発. 廃溶媒処理. 装置規模. 4

5 RE 分離回収のための抽出剤 抽出剤に求められる特性 (1). 金属イオンに対する選択性か 大きい. (2). 抽出速度か 速い. (3). 逆抽出か 容易. (4). 金属イオンの抽出量 ( 抽出容量 ) か 大きい. (5). 抽出剤や金属錯体か 有機相によく溶け 第 3 相を生成しない. (6). 抽出剤か 水相に溶けにくく 損失されない. (7). 有機相と水相の相分離か 容易. (8). 化学的に安定で 長期間使用できる. (9). 廃棄か 容易である. (10). 安価である. (11). 毒性か ない. P P H P H TBP P88A D2EHPA 希土類元素分離に用いられている抽出剤 5

6 ジグリコールアミド DGA 抽出剤 アルキル鎖 : 長親油性 テトラオクチルジグリコールアミド TDGA テトラドデシルジグリコールアミド TDdDGA テトラ -2- エチルヘキシルジグリコールアミド TEHDGA テトラメチルジグリコールアミド TMDGA アルキル鎖 : 短水溶性 テトラエチルジグリコールアミド TEDGA 6

7 DGA 抽出剤 TDdDGA TDGA 3 つの酸素原子で RE に強く結合 RE に高選択性 テトラドデシルジグリコールアミド Tetra dodecyl diglycol amide : TDdDGA 高い実用性, H,, で構成. 希釈剤への溶解性 : 大. 抽出容量 : 大. 反応速度 : 大. 相分離性 : 良好. 化学的安定性 : 良好. 合成容易 : 比較的安価. 水相への損失 : なし. 酸濃度条件 : 扱い易い 7

8 TDdDGA による抽出分離 分配比 TDdDGA 抽出 硝酸濃度依存性 < 有機相 > [ TDdDGA ] = 0.1 M [ 2-ethyl-1-hexanol ] = 20 vol% = 一定 in n-dodecane < 水相 > [ H3 ] = M 分配比 : DM = [ M ]org [ M ]aq 逆抽出 抽出試験酸濃度条件抽出 (DM > 1) [ H3 ] = 2 M 逆抽出 (DM < 1) [ H3 ] = 0.02 M [H3] / M 8

9 TDdDGA によるランタノイドの抽出分離 有機相 : [DGA] = 0.1 M [2-ethylhexanol] = 20vol% / n- ドデカン水相 : [H3] = 2 M TDdDGA 分離 : 大 TDdDGA 中 重希土類高選択性 軽希土類相互分離可能 TEHDGA 9

10 TDdDGA による連続抽出 多段向流式ミキサセトラ連続抽出器 抽出溶媒 (1 段目 ) 0.1 M TDdDGA 20 vol% アルコール in n- ト テ カンホ ンフ o ml/h ラフィネート FEED(8 段目 ) 2 M H M H M HEDTA 12 元素 Am+ 237 p ホ ンフ o.2 50 ml/h 抽出 (8 段 ) 洗浄 (8 段 ) 抽出器 A 17 段目へ通液 フラクション MA, RE 洗浄液 (16 段目 ) 1.5 M H M H M HEDTA ホ ンフ o.3 50 ml/h 逆抽出 (16 段 ) 抽出器 B 10 時間 逆抽出液 (32 段目 ) 0.02 M H 3 ホ ンフ o ml/h 使用済溶媒 FEED 液の組成 元素 濃度 Sr 1.7 mm Y 0.9 mm Zr 9.6 mm Mo 6.6 mm Ru 9.9 mm Rh 2.9 mm Pd 7.7 mm s 9.4 mm Ba 3.9 mm La 7.8 mm d 1 4 mm Eu 3.1 mm p 3.1 MBq/L Am 2.2 MBq/L H M HEDTA 0.1 M H M 10

11 多段向流式小型ミキサセトラでの連続抽出 全 RE 回収に成功. 11

12 ヘキサオクチル TA アミド抽出剤 窒素ドナー : ソフト分離能 + 酸素ドナー : ハード抽出能 = ハイブリッド配位子相乗効果 R 1 R1, R2, R3: アルキル基 R 1 少ない炭素数のアルキル基 水溶性も可能. ニトリロトリアセト (TA) アミド (TA アミド ) * R 2 課題をすべて解決 高い実用性 R 3 R 2 R 3 系抽出剤の課題 溶解性 抽出容量 反応速度 抽出条件 化学的安定性 耐放射線性 経済性 *SASAKI et.al hem. Lett. 2013, 42,

13 13 TA アミド (EH 4, ct 2) TA アミド (EH 6) アルキル鎖の異なる TA アミドヘキサオクチル TA アミド Hexa octyl TA amide TA アミド (ct 6) TA アミド (EH 2, ct 4) HTA

14 HTA の d 抽出における抽出容量 有機相中に抽出された d の濃度 [ mm ] 抽出容量 : 抽出可能量 HTA : 100 mm d(iii) 60 mm 十分な抽出容量 第 3 相 : 未生成 HTA 水相中の d の初期濃度 [ mm ] 有機相 :[ HTA ] = 100 mm in n- ドデカン水相 : [ H3 ] = 0.05 M = 一定 14

15 HTA による MA/RE 抽出分離 HTA Sc: 高選択性 有機相 : [ HTA ] = 0.1 M = 一定 / n- ドデカン水相 : [ H3 ] = M 分離係数 : SFAm/Eu = DAm DEu SFAm/Eu = 5.0 Am/RE 分離 低い酸濃度条件スカンジウム : Sc に高い選択性. 硫酸で逆抽出可能 15

16 スカンジウム Sc とは 希土類元素 (RE) に分類 金や白金なと より 高価 (4,000 30,000 円 /g) 地殻中に分散して存在し Sc 鉱床はない 中国やロシアを中心に約 t / 年 (Sc 2 3 換算 ) 生産され 世界的に生産量か 少ない ウランやタングステン製錬 ジルコニウム精錬の副産物として回収 近年 ニッケル製錬法の副産物として注目されている 酸性溶液中では 3 価の陽イオンか 安定 溶媒抽出法や吸着法で 抽出や吸着は可能だか 逆抽出や溶離か 非常に困難 < 主な用途 > 照明での利用として 水銀灯のメタルハライドランプとして 強い光か 得られる Al 合金に添加し 高い強度を得ることで 航空宇宙用部品やスポーツ用品に用いられる ジルコニア磁器に酸化スカンジウムを添加することで ひび割れを防ぐ効果か ある ニッケル アルカリ蓄電池の陽極に Sc を加え 電圧を安定させ寿命を延ばせる 燃料電池 ( 家庭用 小型固体酸化物形燃料電池 (SF)) の電解質に用いる トリフルオロメタンスルホン酸スカンジウムは ルイス酸触媒として用いられる Sc は 次世代のハイテク産業を支える新規材料として様々な分野での活用か 期待されており 今後需要の増大か 見込まれる 16

17 アルキルジアミドアミン ADAAM 抽出剤 窒素原子 : ソフトドナー ( 分離能 ) + 酸素原子 : ハードドナー ( 抽出能 ) = ハイブリッド配位子 + ( 相乗効果 ) R 1 R 1 R 2 R 1 R 1 アルキルジアミドアミン AlkylDiAmideAmine : ADAAM R1, R2: アルキル基 異なるアルキル基での分子設計か 可能. 17

18 アルキル鎖の異なる ADAAM a. (ADAAM(EH, (EH)) ADAAM(EH) b. (ADAAM(EH, (ct)) 実用性 : 高 c. (ADAAM(ct, (EH)) d. (ADAAM(ct, (ct)) e. (ADAAM(EH, (nbu)) f. (ADAAM(EH, (tbu)) 18

19 ADAAM の反応速度 d(iii) 抽出率 [%] 正抽出 : 約 20 秒逆抽出 : 約 90 秒振とう抽出平衡 大きな反応速度 混合後 : 約 60 秒静置 2 相分離 優れた相分離性 縦振り振とう : 240 回 / 分ヤヨイ社製 YS-8D [ 振とう時間 ] [ 秒 ] ADAAM(EH) 有機相 :[ ADAAM ] = 0.2 M in n-ドデカン水相 :[ H3 ] = 1.5 M, 0.1 M, [ d ]init. = 100 ppm 19

20 ADAAM + TEDGA による希土類元素の分離 ADAAM org. ph. Pr SF = 2.7 d SF = 6.7 Pr Sm d SF = 86.4 SF = 17.3 ADAAM(EH) [ADAAM]org = 0.5 M = const. in n-dodecane [H3]aq = 1.5 M ADAAM Aq. ph. org. ph. d Pr ADAAM(EH) + Sm TEDGA:water-soluble SFPr/d = 17.5 [ADAAM]org = 0.5 M = const. in n-dodecane [H3]aq = 1.5 M [TEDGA]aq = 0.01 M TEDGA Aq. ph. d Pr 20

21 ADAAM による希土類元素の分離 ネオジム磁石スクラップからのネオジム (d), プラセオジム (Pr), テルビウム (Tb), ディスプロシウム (Dy), サマリウム (Sm) 等の分離に利用可能 SFPr/d = 2.7 SFd/Sm = 17.3 SFSm/Dy = 36.7 ADAAM(EH) <ネオジム磁石の用途 > ハイブリッドカー パソコン 携帯電話 MRIなと の医療機器 エアコン 洗濯機等の家電製品 21

22 まとめ TDdDGAは中 重希土類に高い選択性. HTAはスカンジウムに高い選択性. ADAAMは希土類間の相互分離可能. いずれの抽出剤も水相に損失されない. リンを含まないため焼却可能. TDdDGA HTA ADAAM 22

23 想定される用途 本技術は 希土類元素の分離 精製を効率よく行うための基礎技術となる 廃液中からの有用元素の回収 海水や河川 湖沼なと 環境中の微量元素の回収なと への適用も期待できる 本試薬を樹脂に含浸させた吸着剤を用いた 抽出クロマト への適用も現在検討中で 良好な結果か 得られている 本技術で用いた抽出装置は 小型で多段向流接触を高効率で達成しており 研究室なと 基礎試験に有効に利用可能である 23

24 実用化に向けた課題 希土類元素の抽出特性については検討済みであるか 今後 全元素の詳細なデータを取得する予定である 塩酸系 硫酸系での抽出分離条件を検討する 実用化に向けて 試薬の製造コストを現在市販されている抽出剤の価格に近いレベルまで低減する 24

25 企業への期待 本技術で用いている抽出剤の改良 及び抽出条件の最適化により 分離性能か 向上できると考えている 有機合成の技術を持つ 企業との共同研究を希望致します 本技術で用いている小型ミキサセトラ抽出装置の利用に興味をお持ちの企業からのご連絡をお待ちしております 25

26 本技術に関する知的財産権 発明の名称 : アクチノイド及び / 又はランタノイドの抽出方法出願番号 : 特願 出願人 : 日本原子力研究開発機構発明者 : 松村達郎 鈴木英哉 卜部峻一 黒澤達也 川崎倫弘 発明の名称 : アクチノイド及び / 又はレアアースの抽出方法 出願番号 : 特願 出願人 : 日本原子力研究開発機構 発明者 : 松村達郎 鈴木英哉 26

27 産学連携の経歴 2013 年 年 JST 原子力システム研究開発事業 環境負荷低減技術研究開発タイプ A 加速器駆動未臨界システムによる核変換サイクルの工学的課題解決に向けた研究開発 に採択 年 JST 原子力システム研究開発事業 タイプ A MA 分離変換技術の有効性向上のための柔軟な廃棄物管理法の実用化開発 のうち 廃液再生技術開発 に採択. 27

28 お問い合わせ先 日本原子力研究開発機構研究連携成果展開部 TEL: FAX:

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