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1 平成 27 年度経済産業省委託非化石エネルギー等導入促進対策調査等事業 ( 新エネルギー技術等の安全な普及のための高圧ガス技術基準策定 ) (1) 燃料電池自動車等に関する水素関連技術の 安全性の評価 基準の検討 ウ燃料電池自動車及び圧縮水素スタンドの 普及拡大に伴う法技術的な課題の検討 報告書 平成 28 年 3 月 高圧ガス保安協会

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3 目次 1. 総論 目的 委員会の構成 委員会開催状況等 これまでの水素スタンドに関わる法整備について 圧縮水素スタンドの概要 郊外型スタンド ( 一般則第 7 条の 3 第 1 項 ) 都市型スタンド ( 一般則第 7 条の 3 第 2 項 ) 移動式圧縮水素スタンド スタンドに係る法規制の概要 圧縮水素スタンドの技術基準の概要 圧縮水素スタンドの設置状況 検討課題について 距離規制の代替措置の検討について 距離規制について 離隔距離に関する規制の改正について 距離規制の代替措置について 既に代替措置が規定されている例示基準について 障壁の構造について 最低離隔距離 まとめ 貯槽等の地下設置基準の検討について 貯槽等の地下設置基準について 圧縮水素スタンドにおける貯槽等の地下設置基準の検討 高圧ガス設備を地下に設置する室の基準の比較 貯槽等の地下設置基準 ( 案 ) その他提言 セルフ充塡に関する基準の検討について セルフ充塡について セルフ充塡に係る基準の確認 許可申請 届出等に関する法整理について 一般の消費者が製造行為を行うと整理した場合 一般の消費者が製造するための準備をすると整理した場合 圧縮水素スタンドにおける技術基準の成り立ちからの技術基準の検討 処理能力による区分 設備による区分 海外における圧縮水素スタンドのセルフ充塡について City of west sacrament fire station でのヒアリング調査 State of California government, California of partnership でのヒアリング調査 South San Francisco 圧縮水素スタンドの調査 民間団体等における検討 民間団体等における新たな検討 ガソリンスタンドにおけるセルフスタンド方式の給油取扱所について まとめ 温度上昇を防止する措置 ( 散水基準 ) に関する基準の検討について I

4 10.1 温度上昇を防止する措置について 関係団体におけるこれまでの検討 過去の基準検討 散水量について 本委員会における検討 対象となる蓄圧器への入熱を効果的に防ぐ方法 安全弁が作動する前に 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放する方法 容器の構造の違いからの検討 安全に放出するための措置等の違いからの検討 循環水の利用 まとめ II

5 1. 総論 1.1 目的規制改革会議等における検討状況を踏まえ 今後普及拡大が見込まれる燃料電池自動車 圧縮水素スタンド等について 高圧ガス保安法 ( 以下 高圧法 という ) における法技術的な課題 ( 距離規制の代替措置 貯槽等の地下設置及びセルフ充塡等 ) の検討委員会を設置し 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討 提案を行った 1.2 委員会の構成 委員長 吉川暢宏 東京大学生産技術研究所革新的シミュレーション研究センター教授 委員 菊地隆司 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻准教授 熊崎美枝子 横浜国立大学大学院環境情報研究院准教授 相馬一夫 一般社団法人日本産業 医療ガス協会水素スタンドプロジェクトリーダー 吉田剛 一般財団法人石油エネルギー技術センター自動車 新燃料部上席主任研究員 田村陽介 一般財団法人日本自動車研究所 FC EV 研究部安全研究 Gr 長 曽根洋一 水素供給 利用技術研究組合 FCV インフラ研究部長 末吉光太 福岡県商工部工業保安課高圧ガス電気係主任技師 佐藤弘充 愛知県防災局消防保安課産業保安室高圧ガスグループ主査 1.3 委員会開催状況等 回数 開催日 主な議事 第 1 回 平成 27 年 10 月 29 日 これまでの水素スタンドに関わる法整備について 検討課題について 今後の進め方について 第 2 回 平成 28 年 2 月 2 日 距離規制の代替措置の検討について 貯槽等の地下設置基準の検討について セルフ充塡に関する基準の検討について 温度上昇を防止する措置( 散水基準 ) に関する基準の検討について 第 3 回平成 28 年 3 月 3 日 報告書 ( 案 ) について 1

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7 2. これまでの水素スタンドに関わる法整備について 2.1 圧縮水素スタンドの概要圧縮水素スタンドの事業形態としては 一般高圧ガス保安規則 ( 以下 一般則 という ) 第 7 条の 3 第 1 項に定めるいわゆる郊外型と 同条第 2 項に定める都市型 第 8 条の 2 に定める移動式圧縮水素スタンドの 3 つ形態がある その概要を次に示す 2.2 郊外型スタンド ( 一般則第 7 条の 3 第 1 項 ) 郊外型スタンドの技術基準の特徴としては 第一種設備距離 第二種設備距離が確保されている点があげられる また 製造設備に使用する材料は 十分な耐水素劣化特性を有していると認められるものを使用すること ( 一般則例示基準 9.) ディスペンサーから公道までの距離を規制することなど 圧縮水素スタンドに特有な事項については 別途基準が追加されている 図 1. 郊外型スタンドの概要 ( 一般則第 7 条の 3 第 1 項 )( 出展 :JHFC) 2.3 都市型スタンド ( 一般則第 7 条の 3 第 2 項 ) 都市型スタンドの技術基準の特徴としては 第一種設備距離 第二種設備距離の代わりに 敷地境界までの距離を確保すること 高圧ガス設備と敷地境界との間に防火壁を設けること 水素の漏えいに対し 検知警報設備の設置に加え 製造設備を自動的に停止する措置などが規定されている CNG 図 2. 都市型スタンドの概要 ( 一般則第 7 条の 3 第 2 項 ) 3

8 2.4 移動式圧縮水素スタンド移動式圧縮水素スタンドは 一般則第 8 条の 2 移動式製造設備の基準が適用され 高圧ガスの製造時には 第一種保安物件まで第一種設備距離以上 第二種保安物件まで第二種設備距離以上の距離を有すること ( 圧力リリーフ弁等の安全措置を追加した場合は それぞれ 15m 10m となる ) また 充塡場所について届出を提出する必要がある 図 3. 移動式圧縮水素スタンドの概要 ( 出展 :JHFC) 3. スタンドに係る法規制の概要高圧法は 高圧ガスの製造 貯蔵 販売 移動その他の取扱及び消費並びに容器の製造及び取扱を規制しており 製造設備に関する技術基準としては 定置式製造設備 移動式製造設備 スタンド等に関する技術基準が規定されている スタンドの技術基準は 一般的な高圧ガス製造事業所に適用される基準を準用した形で規定されているが 一般的な事業所に比べ スタンドは 最終的なユーザーが一般の消費者であること 一般の消費者が高圧ガス製造設備であるディスペンサー等に近づけること 一般の自動車が出入りすること等 保安上注意しなければならない特徴があり それらに対応するため 別途技術的な基準が追加されている 一般的な高圧ガス製造事業所とスタンドの例を図 4 に示す < 高圧ガス製造事業所の例 > トレーラ 供給先 : 製鉄所 ガラス製造 半導体工場 ガス精製装置 貯槽 圧縮機 カードル 石油 化学プラント 容器 < スタンドの例 > トレーラ ディスペンサー 供給先 : 燃料電池自動車等 高圧ガス製造事業所から 圧縮機 蓄圧器 カードル 燃料電池自動車 図 4. 一般的な高圧ガス製造事業所とスタンドの例 4

9 圧縮水素スタンドの技術基準は 当初 常用の圧力が 40MPa 以下の特定圧縮水素スタンドに関する技術基準として制定 ( 平成 17 年 3 月 24 日省令第 26 号 ) され その後常用の圧力が 82MPa 以下の圧縮水素スタンドの技術基準として改正 ( 平成 24 年 11 月 26 日省令第 85 号 ) されている 4. 圧縮水素スタンドの技術基準の概要圧縮水素スタンドの技術基準は 取り扱う水素の圧力が それまで一般的な産業用で使用されていた 20MPa 程度の圧力に比べ 82MPa と高圧であることから 水素脆化に対する材料の検討が行われた 圧縮水素スタンドの技術基準は 水素の大量漏えいを発生させないように基準が整備されているが シール部等からの微小な漏えいについては その影響を検討する必要があったため 漏洩拡散 火炎長等に関して調査が行われ火気離隔距離等に関する基準が検討された また 一般的な高圧ガスの製造事業所と異なり 不特定多数の人間が 自動車に高圧ガスを充塡する観点から ディスペンサーに関する基準が検討された その概要を図 5 及び図 6 に示す なお 第 2 項の技術基準は 第 1 項の技術基準を包括する形で 基準が整備されているので 以降 第 2 項の基準について示す 第 7 条の 3 第 2 項圧縮水素スタンドの技術基準の概要 ( 常用の圧力が 40MPa 以下の場合は 8m の部分を 6m に読みかえる ) (a) 高圧ガス設備の外面から敷地境界まで 8m 以上の距離を有し 又はこれと同等以上の措置 (b) ディスペンサー本体の外面から道路境界線まで 8m 以上の距離 (c) 圧縮水素充塡時に過充塡防止のための措置 (d) 圧縮水素の貯槽に取り付けた配管には 2 以上の自動遮断措置 (e) 蓄圧器から圧縮水素を受け入れる配管に圧力リリーフ弁を設ける措置 (f) 蓄圧器出口には流量が著しく増加することを防止する措置 (g) 蓄圧器 配管に取り付けた遮断装置等を同一フレーム内に固定する措置 (h) 漏えいを検知し 警報し かつ 運転を自動停止するための装置を設ける (i) ディスペンサーの周囲に 火災を検知し 警報し かつ 運転を自動停止するための措置 (j) 蓄圧器に 火災を検知し 警報し かつ 運転を自動停止するとともに温度の上昇を防止するための措置 (k) 圧縮機及び蓄圧器とディスペンサーの間に障壁を設ける (l) 高圧ガス設備と敷地境界との間に 高さ 2 メートル以上の防火壁の設置上述の (a) (e) (g)~(l) の基準は 第 2 項にのみ適用される基準であり (b) (c) (d) (f) は第 2 項 第 1 項双方に適用される基準である (a) 高圧ガス設備の外面から敷地境界に対する距離 (c) 圧縮水素充塡時に過充塡防止のための措置 (h) 漏えいを検知し 警報し かつ 運転を自動停止するための装置を設ける (i) ディスペンサーの周囲に 火災を検知し 警報し かつ 運転を自動停止するための措置 (k) 圧縮機及び蓄圧器とディスペンサーの間に障壁を設ける CNG (d) 圧縮水素の貯槽に取り付けた配管には 2 以上の自動遮断措置 (j) 蓄圧器に 火災を検知し 警報し かつ 運転を自動停止するとともに温度の上昇を防止するための措置 (b) ディスペンサーから道路境界に対する距離 (l) 高圧ガス設備と敷地境界との間に 高さ 2 メートル以上の防火壁の設置 5

10 図 5. 圧縮水素スタンドの技術基準の概要 (e) 蓄圧器から圧縮水素を受け入れる配管に圧力リリーフ弁を設ける措置 (f) 蓄圧器出口には流量が著しく増加することを防止する措置 (g) 蓄圧器 配管に取り付けた遮断装置等を同一フレーム内に固定する措置 図 6. 圧縮水素スタンドの蓄圧器に関する技術基準の概要 5. 圧縮水素スタンドの設置状況現在 商用の圧縮水素スタンドは全国で 81 箇所 ( 図 7 参照開所 :33 箇所平成 27 年 12 月 10 日時点 ) の設置が見込まれている 更に 高圧水電解システムを利用したコンパクトな圧縮水素スタンド より安全な水素の貯蔵 移動のための水素キャリアの開発等が進められている 図 7 水素スタンドの設置状況 ( 平成 27 年 12 月 10 日時点 ) ( 出展 :HySUT 水素供給 利用技術研究組合 ) 6

11 6. 検討課題について今回検討を行った各テーマを表 1 にまとめる 表 1. 検討を行ったテーマと委員会での対応 事項名規制改革の内容等委員会の対応 距離規制の代替措置の検討 規制改革実施計画 NO.27 貯槽等の地下設置基準の検討 セルフ充塡に関する基準の検討 規制改革実施計画 NO.24 温度上昇を防止する装置 ( 散水基準 ) に関する基準の検討 規制改革実施計画 NO.30 業界団体等における安全性に関する技術的検証により必要なデータ 規格等が示された場合には 離隔距離の短縮を可能とする代替措置について 必要な措置を講ずる 実施時期平成 29 年度までに 必要なデータ 規格等が示され次第速やかに検討 結論 措置 規制改革における記載事項ではないが 現行の省令では 圧縮水素スタンドに地下設置基準がないため 事業者が高圧ガス設備を地下設置したい場合でも 省令に準じた設置検討ができない問題が生じるおそれがある 一般ドライバーによる水素のセルフ充填について 海外の事例も参考としつつ 安全性と利便性の確保の観点から必要なハード面及びソフト面の適切な措置を事業者と協力して検討し 結論を得た上で セルフスタンドを可能とする 実施時期平成 27 年度検討開始 平成 30 年度までに 結論を得次第速やかに措置 業界団体等における安全性に関する技術的検証により必要なデータ 規格等が示された場合には 水素スタンドに設置が義務付けられている散水設備について所要の合理化をする方向で 必要な措置を講ずる 実施時期平成 28 年度までに 必要なデータ 規格等が示され次第速やかに検討 結論 措置 圧縮水素スタンドのディスペンサーと公道の離隔距離について検討した内容を再確認し 離隔距離の短縮を可能とする代替措置について 課題を抽出 整理し 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討にむけた提言をとりまとめた 液化天然ガススタンド 液化石油ガススタンドの技術基準における地下埋設基準を参考に 圧縮水素スタンドにおける貯槽等の地下埋設基準について 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討 提案を行った 高圧ガス保安法において セルフ充塡を実施しようとした場合 高圧ガスの製造事業の許可を受けた者ではない一般のユーザーが 高圧ガスの製造行為を行うこととなる どのような措置を講ずれば 圧縮水素スタンドでの充塡作業において 保安の確保を前提に一般のユーザーが製造事業の許可を受けた者と同等みなせるか等について課題を抽出 整理し 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討にむけた提言をとりまとめた 平成 27 年 NEOD 委託事業において JPEC が中心となって検討している 散水基準見直し検討会の検討をふまえ 現状の課題を抽出 整理し 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討 提案を行った 省令改正案の有無 ( 平成 28 年 2 月 26 日 ) ディスペンサーと公道との離隔距離について これと同等の代替措置を設けることにより 本来取るべき離隔距離を短縮することが可能となった なしなしなし 7

12 7. 距離規制の代替措置の検討について 7.1 距離規制について圧縮水素スタンドは 都市部への設置が進められており 用地確保やガソリンスタンドのディスペンサーとの併設を考慮した場合のレイアウトなどの観点から 公道の道路境界との離隔距離について 設置事業者等の業界団体から距離緩和要望があり 規制改革実施計画 ( 平成 27 年 6 月 30 日閣議決定 ) の項目として取り上げられている 一般則第 7 条の 3 等の圧縮水素スタンドの技術基準では ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離について 一律 8m 以上 ( 常用の圧力が 40MPa 以下の場合は 6m 以上 ) の離隔距離を確保するよう技術基準が整備されている この技術基準については 70MPa 水素スタンド技術基準検討委員会報告書 ( 平成 24 年 2 月高圧ガス保安協会 ) に 技術基準検討時の設定根拠等が記載されている その概要を表 2 に示す 表 2. 70MPa 水素スタンドにおける離隔距離について 離隔距離 設定根拠等 項目 値判断基準考慮事項 (m) ( 実験値 ) 備考 水素濃度 常設火気に対する安全裕度として LEL1/4 火気取扱施設との距離 8 漏えい拡散 1% 以下 (7.7m) ( 例示基準によるガス漏洩検知警報設備の警報設定値と同様 ) とする 敷地境界距離 漏えい拡散 水素濃度 1% 以下 (7.7m) 常設火気に対する安全裕度として LEL1/4 ( 例示基準によるガス漏洩検知警報設備の警報設定値と同様 ) とする 1kPa 以下人及び物に与える影響を保安上支障のない爆風圧ディスペンサーと公道と (4m) レベルに止める 8 の距離火炎長以下火炎長火炎が到達しない (3.4m) 1.26kW/m 2 設備間距離 輻射熱 以下 (5m) 人が長時間暴露されて安全な強度 7.2 離隔距離に関する規制の改正について圧縮水素スタンドにおける ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離については 平成 28 年 2 月 26 日の省令改正において 性能規定化されている この省令改正では ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離について これまで一律 8m 以上 ( 常用の圧力が 40MPa 以下の場合は 6m 以上 ) の離隔距離が必要であったが 離隔距離を設けることと同等の代替措置を設けることによって 本来満たすべき離隔距離を短縮することが可能となっている 表 3 に一般則第 7 条の 3 第 1 項第 2 号 同条第 2 項第 3 号の省令改正の新旧を示す ( 下線部は 今回改正された部分を示している ) 表 3. ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離に関する省令改正 ( 平成 28 年 2 月 26 日省令第 10 号 ) 条項号新旧 第 7 条の 3 第 1 項第 2 号 第 7 条の 3 第 2 項第 3 号 ディスペンサーは 第六条第一項第二号に規定する処理設備の例による距離以上の距離を有すること また ディスペンサー本体の外面から公道の道路境界線に対し八メートル ( 圧縮水素スタンドの常用の圧力が四十メガパスカル以下の場合にあつては 六メートル ) 以上の距離を有し 又はこれと同等以上の措置を講ずること ディスペンサーは その本体の外面から公道の道路境界線に対し八メートル ( 圧縮水素スタンドの常用の圧力が四十メガパスカル以下の場合にあつては 六メートル ) 以上の距離を有し 又はこれと同等以上の措置を講ずること ディスペンサーは 第六条第一項第二号に規定する処理設備の例によるものであり かつ ディスペンサー本体の外面から公道の道路境界線に対し八メートル ( 圧縮水素スタンドの常用の圧力が四十メガパスカル以下の場合にあつては 六メートル ) 以上の距離を有すること ディスペンサーは その本体の外面から公道の道路境界線に対し八メートル ( 圧縮水素スタンドの常用の圧力が四十メガパスカル以下の場合にあつては 六メートル ) 以上の距離を有すること 8

13 7.3 距離規制の代替措置について圧縮水素スタンドのディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離については 表 3 で示した様に 既に代替措置を認める省令改正が行われている 委員会では 具体的な代替措置について 過去に技術基準が検討された経緯や ディスペンサーと公道の離隔距離以外の離隔距離について 代替措置を認めている技術基準の内容を再確認し 離隔距離の短縮を可能とする代替措置について検討を行った ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離の技術基準が現状のようになった背景は 表 2 で示した様に 漏えい拡散 爆風圧 火炎長 輻射熱の影響を検討し その中で 最も到達距離の長かった漏えい拡散の実験結果 敷地境界上の火気を懸念した結果からである そのため 水素が漏えいし拡散した際に公道の道路境界まで到達しないような措置 または 公道の道路境界上における火気を皆無にする措置をとることができれば 次に離隔距離の長い 輻射熱の到達距離 5m までは離隔距離を短縮することが可能であると考えられる 公道の道路境界上における火気を皆無にすることは 通行者や公道を走行する車両等を規制する必要があるため 現実的には困難であることから ここでは 水素が漏えいし拡散した際に公道の道路境界まで到達しないような措置について 既に代替措置が例示基準で示されている技術基準等を参考に検討を行った 既に代替措置が規定されている例示基準について圧縮水素スタンドの技術基準の中で 離隔距離の代替措置が既に定められている技術基準について表 4 に示す さらに 考慮事項として表 2 で示した内容を追加している なお 今回検討するディスペンサーと公道の道路境界の離隔距離の短縮については 用地確保が困難な狭小地でも保安確保のための措置を追加して 安全を確保している一般則第 7 条の 3 第 2 項のみを対象としている これにより 各技術基準がどの様な考慮事項を踏まえて 離隔距離の代替措置が規定されているか確認することができる ( 下線部は 各技術基準の代替措置を示している ) 表 4. 離隔距離の代替措置が定められている技術基準 ( 一般則圧縮水素スタンド関係 ) 条項号 本文 例示基準 考慮事項 第 7 条の 3 第 2 項第 3 号 ディスペンサーは その本体の外面から公道の道路境界線に対し八メートル ( 圧縮水素スタンドの常用の圧力が四十メガパスカル以下の場合にあつては 六メートル ) 以上の距離を有し 又はこれと同 漏えい拡散爆風圧火炎長輻射熱 等以上の措置を講ずること 第 7 条の 3 第 1 項 圧縮水素スタンド ( 可燃性ガスの通る部分に限 2. 流動防止措置 漏えい拡散 第 10 号第 7 条の 3 第 2 項第 27 号 る ) は その外面から火気 ( 当該圧縮水素スタンド内のものを除く ) を取り扱う施設に対し八メートル ( 常用の圧力が四十メガパスカル以下の可燃性ガス ( 液化水素を除く ) の通る部分にあつては六メートル 液化水素の通る部分にあつては二メートル ) 以上の距離を有し 又は流動防止措置若しくは当該可燃性ガスが漏えいしたときに連動装置により直ちに使用中の火気を消すための措置を講ずること 基準の概要 迂回水平距離が 省令で要求されている距離を満足する様に 障壁 防火壁を設置 第 7 条の 3 第 1 項第 12 号の 2 圧縮水素スタンドの処理設備及び貯蔵設備は その外面から圧縮天然ガススタンドの処理設備及び貯蔵設備に対し六メートル以上の距離を有し 又はこ 56 の 3. 圧縮水素スタンド又は圧縮天然ガススタンドの処理設備及び貯蔵設備に対し 6m 以上の距離を有することと同 爆風圧火炎長輻射熱 第 7 条の 3 第 2 項第 29 号の 2 れと同等以上の措置を講ずること 等の措置 基準の概要 設備間に障壁を設置することで 直線距離 6m が短縮され 3.3m(1.8m+1.5m) となる 第 7 条の 3 第 2 項第 2 号 高圧ガス設備 ( 次号及び第三号に掲げるものを除く ) は その外面から当該事業所の敷地境界 ( 以下この項において 敷地境界 という ) に対し八メートル ( 常用の圧力が四十メガパスカル以下の可燃性 56 の 2. 敷地境界に対し所定の距離を有することと同等の措置 基準の概要 高圧ガス設備と敷地境界との間に障壁を 漏えい拡散爆風圧火炎長輻射熱 9

14 条項号 本文 例示基準 考慮事項 ガスの通る部分にあつては 六メートル ) 以上の距離を有し 又はこれと同等以上の措置を講ずること 設置し 直線距離が 8m(40MPa 以下の場合にあっては 6m) 以上 第 7 条の 3 第 2 項第 33 号ロ 容器置場は その外面から 敷地境界に対し八メートル ( 容器置場内の充塡容器等の最高充塡圧力が四十メガパスカル以下の場合又は液化水素に係る充塡容器等の容器置場にあつては 六メートル ) 以上の距離を有し 又はこれと同等以上の措置を講ずること 56 の 2. 敷地境界に対し所定の距離を有することと同等の措置 基準の概要 高圧ガス設備と敷地境界との間に障壁を設置し 直線距離が 8m(40MPa 以下の場合にあっては 6m) 以上 漏えい拡散爆風圧火炎長輻射熱 表 4 から 離隔距離の代替措置が既に定められている各技術基準は ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離に関する技術基準と同様に 漏えい拡散 爆風圧 火炎長 輻射熱を考慮して 代替措置が定められている 代替措置の技術基準としては 障壁を設置し 遮蔽距離 ( 直線距離 ) が 8m 以上となるようにしていることがわかる そのため ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離に関する代替措置については 障壁を設置する方法が有効であると考えられる 図 8 にディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離に関する代替措置について 障壁を設置した場合のレイアウトの例を示す 防火壁 防火壁 高圧ガス設備 障壁 高圧ガス 設備 8m 以上または ディスペンサーからの視野角内に道路境界が入っていない 停車位置 ディスペンサー 8m 以上または ディスペンサーからの視野角内に道路境界が入っていない 道路境界の鉛直線 公道 公道 図 8. ディスペンサーに障壁を設けた場合のレイアウトの例 また 図 8 に示した障壁以外の代替措置を検討しようとした場合は 圧縮水素スタンドの技術基準における常用の圧力による離隔距離の違いが参考となる 表 4 でも示しているように 常用の圧力が 82MPa 以下の場合は 8m 以上 常用の圧力が 40MPa 以下の場合は 6m 以上と離隔距離が規定されている このことから 充塡時以外のディスペンサー内の圧力が 82MPa 未満の場合であって ディスペンサー内の圧縮水素の滞留量が少量である場合にあっては その圧力や滞留量の度合いに応じて距離を減じても差し支えないと考えられる しかしながら 燃料電池自動車への充塡中は 常用の圧力までディスペンサー内も昇圧されることとなるので その場合の漏えい対策等については別途検討が必要である 障壁の構造について障壁の構造については 例示基準 22. 障壁に具体的な基準が規定されており 鉄筋コンクリート製障壁 コンクリートブロック製障壁 鋼板製障壁の基準がそれぞれ規定されている これらの障壁は も 10

15 ともと圧縮水素スタンドの圧縮機 蓄圧器 液化水素の貯槽及び槽ガス蒸発器とディスペンサーとの間に設けなければならないものである これは 圧縮機が高圧の状態を作り出す機器であるため 万が一ヘッドカバー等が破損し部品等が飛散した場合や その後大量に漏えいした水素に着火した場合に 外部への影響を最小限に抑えること また大量に水素を保有する蓄圧器が万が一損傷した場合でも高圧の水素や 破損した部品等による外部への影響を最小限に押さえることを目的として設置されたものである また 図 8 に示す様に 圧縮機や蓄圧器は ディスペンサーと障壁で区切った区域 ( 図 8 の上半分 ) に設置されること 万が一ディスペンサー等下流側の配管破断等が生じた場合に 大量に水素が流出しないような措置をとること等が省令で規定されている その様な基準が既に整備されていることを考慮すると 圧縮機のように高圧の状態を作り出さず また水素の滞留量も蓄圧器ほど大量ではないディスペンサーに対して 例示基準 22 と同様の障壁が必要かということについては 検討の余地があると考えられる 例えば 障壁を別途設置しなくとも ディスペンサーの筐体を耐火構造 ( 通常想定しうる火災に対して 30 分耐えうるもの ) にし 想定される爆風圧に耐えうる構造等にする事なども対策として有効と考えられる 最低離隔距離次に ディスペンサーと公道の道路境界の離隔距離における最低離隔距離について 障壁を設置することにより どの程度まで近接させてよいか検討する 高圧ガス設備については 図 9 に示す様に 8m 未満となる部分は障壁により遮蔽し かつ敷地境界までに防火壁が設置されることとなるため 一般の人間が高圧ガス設備の設置された区域に侵入することは容易ではない そのため 敷地境界上の鉛直線まで所定の距離以上の距離が確保できる場合は 障壁に近接した位置で高圧ガス設備を設置することが可能となっている 障壁と高圧ガス設備のレイアウトの例を図 9 に示す 8m 以上 高圧ガス設備又は容器置場 図 9. 障壁と高圧ガス設備のレイアウトの例 一方 ディスペンサーについては 車両の出入口が必要であるため 防火壁を設置できない道路境界があり 図 8 に示すように障壁でディスペンサーの周囲を囲った場合でも 一般の人間が道路境界側からディスペンサーに近づくことが想定される そのため ディスペンサーを障壁で覆った場合でも 視野角上には 漏えいにより生じた火炎が存在すると想定し その面からの輻射熱 爆風圧については考慮すべきと考えられる 70MPa 水素スタンド技術基準検討委員会報告書 ( 平成 24 年 2 月 ) によると JPEC を中心とした民間団体等が行った検討では 輻射熱の範囲は火炎長から計算されていることが分かる 図 10 にそ 11

16 の考え方と計算結果を示す 図 10. 火炎による輻射熱の算出結果 ( 70MPa 水素スタンド検討委員会報告書 ( 平成 24 年 2 月高圧ガス保安協会 ) より ) 図 10 に示されているように 輻射熱の範囲計算は 火炎長を元に計算されており 火炎長については 漏えい箇所から噴出方向に向かって伸びていることがわかる そのため 厳密に最低離隔距離を検討する場合には ディスペンサーに障壁を設けた場合の漏えいパターンと 火炎がどの様な方向に伸びるか等を検証する必要がある 一方 圧縮水素スタンドにおけるディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離の計測については これまでホース長については議論にあげられていない これは ディスペンサーには 緊急遮断弁や緊急離脱カプラなどの保安措置が既にとられており また充塡時以外の場合はホース内の水素の滞留量が最小限になるよう措置がされており 万が一漏えいした場合でも瞬時に遮断されるなど 限定的な漏えい量であると想定されることから 離隔距離については ディスペンサーの外面からと計測することとなっている その様な現状も踏まえ 現時点では輻射熱の離隔距離として明確になっている数値を採用することとし ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離における最低離隔距離として 5m 以上とすることを提案する また で述べたようにディスペンサーの筐体を耐火構造 かつ想定される爆風圧に耐える構造とした場合については ディスペンサーの筐体の外面から 5m 以上とする 参考までに 最低離隔距離のレイアウト例を図 11 に示す 12

17 高圧ガス設備 防火壁 障壁 防火壁 高圧ガス 設備 停車位置 視野角面 ディスペンサー 8m 未満は遮蔽されている 視野角面から道路境界の距離 5m 以上 公道 図 11. 最低離隔距離のレイアウトの例 7.4 まとめ以上のことから 距離規制の代替措置の提言を以下の通りまとめる 1) 例示基準等で既に離隔距離の代替措置を認めている基準を再確認した結果 ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離の代替措置としては 障壁の設置が有効であると言える 2) 障壁以外の代替措置については 圧縮水素スタンドの技術基準における常用の圧力による離隔距離の違いが参考となる 常用の圧力が 82MPa 以下の場合は 8m 以上 常用の圧力が 40MPa 以下の場合は 6m 以上と離隔距離が規定されていることから 充塡時以外のディスペンサー内の圧力が 82MPa 未満の場合であって ディスペンサー内の圧縮水素の滞留量が少量である場合にあっては その度合いに応じて距離を減じても差し支えないと考えられる しかしながら 燃料電池自動車への充塡中は 常用の圧力までディスペンサー内も昇圧されることとなるので その場合の漏えい対策等については別途検討が必要である 3) 障壁の構造については 検討の余地があり 例えば 障壁を別途設置しなくとも ディスペンサーの筐体を耐火構造 ( 通常想定しうる火災に対して 30 分耐えうるもの ) にし 想定される爆風圧に耐えうる構造にする事も有効と考えられる 4) ディスペンサーと公道の道路境界との最低離隔距離については ディスペンサーと道路境界との間に障壁を有し 直線距離が 8m 以上となる場合または 道路境界がディスペンサーからの視野角内に入らないように障壁を有している場合は 漏えい拡散 火炎長に関する距離については 短縮が可能と考えられる しかし ディスペンサーを障壁で覆った場合でも 視野角上には 漏えいにより生じた火炎が存在すると想定し その面からの輻射熱 爆風圧については考慮すべきである 輻射熱の範囲計算は 火炎長を元に計算されており 火炎長については 漏えい箇所から噴出方向に向かって伸びていることから 厳密に最低離隔距離を検討する場合には ディスペンサーに障壁を設けた場合の漏えいパターンと 火炎がどの様な方向に伸びるか等を検証する必要がある 一方 圧縮水素スタンドにおけるディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離については 緊急遮断弁や緊急離脱カプラなどの保安措置が既にとられており また充塡時以外の場合はホース内の水素の滞留量が最小限になるように措置されていること等 万が一漏えいした場合でも瞬時に遮 13

18 断され 限定的な漏えい量であると想定されることから ディスペンサーの外面からと計測することとなっている その様な現状も踏まえ 現時点では輻射熱の離隔距離として明確になっている数値を採用することとし ディスペンサーと公道の道路境界との離隔距離における最低離隔距離として 5m 以上とすることを提案する また ディスペンサーの筐体を耐火構造 かつ想定される爆風圧に耐える構造とした場合については ディスペンサーの筐体の外面から 5m 以上とする 14

19 8. 貯槽等の地下設置基準の検討について 8.1 貯槽等の地下設置基準について圧縮水素スタンドの技術基準は 一般則第 7 条の 3 等に示されているが その処理設備 貯蔵設備に関して 地盤面下に設置する技術基準は規定されていない スタンドに係る高圧ガス設備を地盤面下に設置する技術基準としては 一般則第 7 条 ( 圧縮天然ガススタンドに係る技術上の基準 ) 第 7 条の 2( 液化天然ガススタンドに係る技術上の基準 ) 及び液化石油ガス保安規則 ( 以下 液石則 という ) 第 8 条 ( 液化石油ガススタンドに係る技術上の基準 ) 等に基準があり 高圧ガス設備を地盤面下に設置した場合には 当該設備からの保安距離が緩和されている また 液化天然ガスの高圧ガス設備の地下設置を検討した LNG 自動車用充てん設備の高圧ガスに関する技術基準検討報告書 ( 平成 11 年 3 月社団法人日本ガス協会 ) 保安物件に対する適正な離隔距離 によると 以下の基準に適合する地下室に高圧ガス設備を設置すれば 高圧ガス設備から敷地境界までの離隔間隔は不要であると報告されている 1 地下室の構造 隣接する建築物等の内 高圧ガス設備から半径 6m の球面内にある部分を遮蔽するものであること 2 地下室の換気設備は 内部でガスが滞留しないように設けられ かつ 換気能力は 700Nm 3 /h 以上であること 上記の報告を基に 現状の例示基準が規定されている ( 例示基準 57. 地盤面下に設置する高圧ガス設備の室について ( 圧縮天然ガススタンド 液化天然ガススタンド )) 圧縮水素スタンドにおいても 都市部での設置を考慮した技術基準が 一般則第 7 条の 3 第 2 項に規定されているが 高圧ガス設備を地盤面下に設置出来れば 当該設備については 保安距離の短縮が可能との考えがある 8.2. 圧縮水素スタンドにおける貯槽等の地下設置基準の検討圧縮水素スタンドの技術基準としては 既に一般則等に技術基準が規定されているため 圧縮水素スタンドを構成する機器については保安が確保されている そのため 圧縮水素の高圧ガス設備を地盤面下に設置する場合には 高圧ガス設備を設置する室の構造等に注意すればよいものと考えられる 高圧ガス設備を設置する室の技術基準としては 既に地下設置基準が整備されている 圧縮天然ガススタンド 液化天然ガススタンド 液化石油ガススタンドの技術基準が参考となる 圧縮天然ガススタンド 液化天然ガススタンドの高圧ガス設備の地下設置に関する技術基準については 一般則例示基準 57. に具体的な基準が示されており 貯槽室の構造や 換気設備に関する基準が規定されている 液化石油ガススタンドの高圧ガス設備の地下設置に関する技術基準については 液石則例示基準 21. に具体的な基準が示されている これらの技術基準について比較を行い 圧縮水素スタンドに適用すべき 高圧ガス設備を設置する室の基準について検討を行った 8.3 高圧ガス設備を地下に設置する室の基準の比較高圧ガス設備を地下に設置する室の基準については それぞれ例示基準が整備されている それらの基準と運用の状況を比較した結果を表 5 に示す 圧縮天然ガススタンド 液化天然ガススタンドの技術基準としては 強制換気方式のみが規定されている 液化石油ガススタンドの技術基準としては 周囲に乾燥砂を詰める方式 室内を水没させる方式 及び強制換気方式が規定されている しかし 強制換気方式以外の方式については 既設の設備としては存在するが 保安検査時の対応への煩雑さから 新規設備については それらの方式は採用されていないという運用状況がある なお 液化石油ガススタンドについては 貯槽を貯槽室ではなく 直接地下に埋設する技術基準が整備されているが 上記と同様の理由から 新規設備については採用されておらず また 貯槽以外の高圧ガス設備を考慮した場合 直接埋設することは困難であるため 表 1 の比較表には含めなかった 15

20 圧縮天然ガススタンド液化天然ガススタンド液化石油ガススタンド 表 5. 高圧ガス設備を地下に設置する室の基準と運用状況の比較 高圧ガス設備を基準の運用状況地下に設置する室の方式 室内を強制換気する方式 ( 一般則第 7 条第 2 項第 3 号 ) ( 例示基準 57) 室内を強制換気する方式 ( 低温の液化天然ガスを地盤面下に設置する室内を強制換気する方式のみ 基準がある ) ( 一般則第 7 条の 2 第 1 項第 3 号 ) ( 一般則第 7 条の 2 第 1 項第 4 号 ) ( 一般則例示基準 57) 周囲に乾燥砂を詰める方式貯槽を貯槽室内に設置する場合の基準として規定されてい ( 液石則第 8 条第 1 項第 1 号 ) るが 保安検査時には周囲の乾燥砂を取り除く必要がある ( 液石則例示基準 5) ほか 腐食防止のために電気防食等を実施する必要があるため 新規の設備については採用されていない 室内を水没させる方式貯槽を貯槽室内に設置する場合の基準として規定されてい ( 液石則第 8 条第 1 項第 1 号 ) るが 保安検査時には周囲の水を排出する必要があるほか ( 液石則例示基準 5) 浮力対策を講じる事や 腐食防止のために電気防食等を実施する必要があるため 新規の設備については採用されていない 室内を強制換気する方式室内を強制換気する方式であり 新規の設備については ( 液石則第 8 条第 1 項第 1 号 ) この方法が採用されている ( 液石則例示基準 5) 以上のことから あらたに高圧ガス設備を地下に設置する室の基準としては 室内を強制換気する方式が妥当ではないかと考えられる また 圧縮水素スタンドにおいては 低温の液化水素を貯蔵する技術基準が規定されている 低温の液化ガスを地盤面下に設置する技術基準としては 液化天然ガススタンドの技術基準が規定されているので 上記の強制換気の基準と合わせて考えると 圧縮水素スタンドの高圧ガス設備を地下に設置する技術基準としては 液化天然ガススタンドの技術基準を準用するべきであると考えられる 8.4 貯槽等の地下設置基準 ( 案 ) 圧縮水素スタンドに設置する場合の技術基準 ( 案 ) を表 6 に示す 表 6. 圧縮水素スタンドに設置する貯槽等の地下設置基準 ( 案 ) 一般高圧ガス保安規則第 7 条の 3 備考欄 1( 略 ) 一 ~ 十五 ( 略 ) 十六地盤面下に高圧ガス設備を設置する室の上部は 十分な強度を有し 圧縮天然ガススタンド 液化天然ガススタンドともかつ 当該室の構造に応じ漏えいしたガスの滞留を防止するための措置をに同じ基準であり そのまま準用 講ずること 十七前号により設置した室のうち 液化水素の貯槽を設置した室は 防水液化天然ガスの基準より準用 措置を施すこと 十八第十六号の室に設置した液化水素の貯槽は 二重殼真空断熱式構造に低温の液化ガスの貯槽を地下に設置する基準は 液より 貯槽内の液化水素の温度が常用の温度を超えて上昇しないような措化天然ガススタンドの基準にあるので その基準を置を講じ または これと同等以上の措置を講ずること 準用 ただし 地盤面下に設置することに限定しないように文面は配慮した 2( 略 ) 一第六条第一項第一号 第六号から第十四号まで 第十六号から第十九号第七条の三第一項十六号から第十八号の基準を準用まで 第二十一号 第二十二号 第二十四号から第二十七号まで 第三十することとした 二号 第三十八号 第四十一号及び第七条の三第一項第十六号から第十八号の基準に適合すること 二 ~ 三十七 ( 略 ) 16

21 8.5 その他提言今回圧縮水素スタンドにおける地下貯槽基準を検討した際に 法の横並びとして 一般則第 7 条の 2 液化天然ガススタンドの技術基準について 液化天然ガス貯槽を地上設置する場合の技術基準が規定されていないことが 改めて明らかになり 液化天然ガススタンドの技術基準においても液化天然ガス貯槽を地上設置する基準を検討する余地はあると考えられる なお 液化天然ガスの技術基準が検討された背景ついては LNG 自動車用燃料充てん設備に高圧ガスに関する技術基準検討報告書 ( 平成 11 年 3 月社団法人日本ガス協会 ) に記述されている 報告書によれば 液化天然ガススタンドを円滑に整備していくためには 保安確保に必要な技術基準を合理的なものとすることと共に スタンド立地地域の住民の理解を得ることが欠かせない条件であること等が述べられている 以下に 報告書の内容を示す LNG スタンドの貯槽は 貯蔵するエネルギー量が CNG スタンドに比べて桁違いに多いこと 地上設置とした場合はスタンド用地とのバランス上 貯槽が目立つこと等から 保安確保に必要な技術基準を単に満たすのみでは 特に以下の点において住民の理解が得られないと考えられる 1 耐震性耐震設計法については 平成 7 年 1 月の兵庫県南部地震の知見を基に高圧ガス設備等耐震設計指針が改定された この基準を遵守することにより LNG 貯槽の必要な耐震性は確保されると考えられるが これのみで地震時の絶対的安全性について 住民に納得していただくことは困難であると考えられる 2 耐火性兵庫県南部地震では消火活動が停止した市街地において火災が長時間継続したが このような場合の LNG 貯槽の絶対的安全性を証明し 住民に納得していただくことは困難であると考えられる 以上の観点から 合理的な離隔距離等の技術基準を検討する LNG スタンドの貯槽については 一定の保安措置を講じた上 地下設置することを前提として検討する なお LPG スタンドの場合も 自治体によっては貯槽の地下設置を許可条件として指導している場合がある 上記の報告書では 保安確保の問題と 外観上の問題を合わせて考えているが 本来は保安確保の問題と 外観上の問題は分けて考えられるべきであり 前者は高圧法や各規則で規定され 後者については 事業者の自主的な活動やガイドラインにまとめられるべき内容であると考えられる 17

22 9. セルフ充塡に関する基準の検討について 9.1 セルフ充塡について高圧法では 高圧ガスの製造行為を行う第一種製造者は 高圧ガスの製造許可 ( 法第 5 条第 1 項 ) を受けなければならず 第二種製造者は 届け出 ( 法第 5 条第 2 項 ) しなければならない 許可を受けた または届出を行った事業所では高圧ガスの製造が可能となるが 原則として 第一種製造者 第二種製造者の従業者が高圧ガスを製造する場合について 高圧ガスの製造が可能であると考えられる そのため セルフ充塡を実施しようとした場合 高圧ガスの製造に関する許可 届出を行った製造者事業所の従業者以外の人間が充塡を行うこととなるため 法解釈の整理が必要であると考えられる また 第一種製造者は保安教育計画を定め これを忠実に実行しなければならず 第二種製造者にあっては 従業者に保安教育を施さなければならないことが規定されている ( 法第 27 条 ) セルフ充塡では 一般の消費者が 高圧ガスの製造 ( 車両への充塡 ) を行うこととなるため どのような措置を講ずれば 製造者事業所の従業者が充塡作業を行う場合と同様の保安確保ができるのかという事についても検討が必要であると考えられる このような事項に対し セルフ充塡に係る基準を確認し 課題を抽出 整理し また 海外調査の結果等を踏まえ 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討にむけた提言をとりまとめることとした 9.2 セルフ充塡に係る基準の確認セルフ充塡を検討するにあたっては 高圧ガスの製造に係る基準のうち どのような基準が セルフ充塡に関係するかを整理する必要がある セルフ充塡に関係すると考えられる基準と課題を表 7 にまとめる 表 7. セルフ充塡に関係する基準と課題 No. 法律 法の概要 課題 第 5 条第 1 項第 1 号 製造の許可 セルフ充塡の場合 高圧ガスの製造を行う者が 製造 1 高圧ガスの製造を行うものは 都道府県知事の許可が必要 の許可申請または 届出を行った者以外の者となる 第 5 条第 2 項第 2 号 製造の届出 2 高圧ガスの製造を行うものは 都道府県 知事に届出を行う 第 26 条第 3 項 危害予防規程の遵守 第一種製造者及びその従業者は 危害予防規程を守る 3 必要がある セルフ充塡を行う場合も同様と考えられるが 具体的 にはどの様に周知し 遵守してもらうか 第 27 条第 1 項 保安教育の実施 第一種製造者は保安教育を実施しなければならない 4 第一種製造者は その従業者に保安教育を実施しなければならない セルフ充塡を行う者に対する保安教育はどう扱うか 第 48 条 充塡に係る確認等 高圧ガスを容器に充塡する場合は 刻印 表示 バル 5 高圧ガスを容器に充塡する場合は 刻印 ブの装着等を確認しなければならないが セルフ充塡表示 バルブの装着等を確認しなければを行う者が確認するのか ならない 9.3 許可申請 届出等に関する法整理について高圧ガスの製造をしようとするものは 9.1 でも述べた様に 許可申請または届出を行う必要がある セルフ充塡の場合については 一般の消費者が充塡を行うこととなるため 法をそのまま解釈すれば 一般の消費者が許可申請または届出を行う必要が生じる しかしながら 一般の消費者は いつも同じ圧縮水素スタンドで充塡するとはかぎらず 充塡場所が異なる度に 許可申請または届出の対象となってしまう さらに 充塡設備を所有 占有しているわけでは無いため 許可申請または届出対象となる設備が無いこととなり 法的に解釈する事が難しく 一般の消費者が許可申請または届出を行うことは 現実できは無いと考えられる そのため セルフ充塡を行うにあたっては 許可申請または届出について あらたな解釈が必要であると考えられる 18

23 9.3.1 一般の消費者が製造行為を行うと整理した場合セルフ充塡における製造行為の解釈の方法として 一つは 高圧ガス保安法及び関係政省令の運用及び解釈について ( 内規 ) ( 以下 内規 という ) の高圧ガス保安法関係第 5 条関係 (7) の例にあるように 高圧ガスの充塡作業について 一般の消費者と圧縮水素スタンドの事業者との間に請負契約が成立しているとして整理し解釈する方法がある この場合 許可申請または届出を行うのは 事業者であり そこについては 新たな法の解釈は必要ないが 一般の消費者は従業者とみなすことができるため 保安教育を受けることや危害予防規程に従って 充塡作業を行う事が求められると考えられる 一般の消費者が製造するための準備をすると整理した場合セルフ充塡における製造行為の解釈の方法として もう一つは 一般の消費者が燃料電池自動車の充塡口に圧縮水素スタンドの充塡ホースを接続し 製造するための準備をしているにすぎず 充塡行為と見なさいとして整理し解釈する方法がある この場合 許可申請または届出を行うのは 事業者であり そこについては と同様に 新たな法の解釈は必要ないが 一般の消費者が操作する範囲のみでは 絶対に高圧ガスの製造が開始されないことなどの対策を 充塡設備側で講じている必要があると考えられる また 製造するための準備であると整理した場合であっても 一般の消費者が充塡設備の近くにいることとなるため 必要な教育等の有無を検討する必要があると考えられる 9.4. 圧縮水素スタンドにおける技術基準の成り立ちからの技術基準の検討 処理能力による区分セルフ充塡を実施しようとした場合 大規模な製造施設では監督が行き届かない場合も生じると考えられる また 圧縮水素スタンドの高圧ガスの製造は 化学反応等を伴わない 比較的単純な圧縮 減圧によっていることから 処理能力 25 万 m 3/ 日未満の圧縮水素スタンドでは 保安統括者 保安係員等を選任するかわりに 保安について監督するものを選任することで 保安を確保している ( 一般則第 64 条第 2 項第 5 号 ) セルフ充塡を許可する前提条件としては 処理能力が 25 万 m 3 / 日未満の事業所である方がよいと考えられる 設備による区分一般則第 7 条の 3 第 2 項における技術基準は 同条第 1 項に技術基準にくわえ 製造設備を自動的に停止させる措置を追加するなど さらに保安を確保した技術基準となっており 保安距離が確保しにくい狭小地でも設置しやすい技術基準となっているが この製造設備を自動的に停止させる措置は セルフ充塡を実施した際に 万が一漏えい等が生じた場合においても有効であると考えられる そのような観点で考えると セルフ充塡を許可する条件としては 一般則第 7 条の 3 第 2 項の基準に適合するものであるか またはこれと同様の各種安全対策が施された圧縮水素スタンドである必要があると考えられる 9.5 海外における圧縮水素スタンドのセルフ充塡について本年度の委託事業において 海外の圧縮水素スタンドにおけるセルフ充塡の状況を調査しており その概要について紹介する City of west sacrament fire station でのヒアリング調査カリフォルニア州では IFC(International Fire Code) を雛形にして CFC(California Fire Code) を作成している 圧縮水素スタンドにおけるセルフ充塡に関する技術基準が定められており 営業時間中は有資格者が少なくとも 1 人常駐すること等でセルフ充塡を認める技術基準がある また 要求されている技術基準を満足したディスペンサーを設置する事等により 無人でのセルフ充塡も可能となっている なお オレゴン州とニュージャージー州においては 雇用問題の観点から州法でセルフ充塡が禁止されている State of California government, California of partnership でのヒアリング調査商用化する前の圧縮水素スタンドでは セルフ充塡をする場合に 自主規制にて PIN ナンバーの入力 19

24 及びスタンドのオーナーによるトレーニングを受ける必要があったが 現在は PIN ナンバーによる自主規制は廃止されている これは PIN ナンバーの使い回しが懸念されたため 商用の圧縮水素スタンドが開所される前に廃止されたもの 現在は 圧縮水素スタンドに設置されているディスペンサーに トレーニングビデオを映す画面が設置されており セルフ充塡を行う一般の消費者に対してトレーニングを行う事ができるようになっている トレーニングビデオの内容については 圧縮水素スタンドを設置した事業者によって異なっている また 圧縮水素スタンドではないが トヨタ自動車では 自社の車両購入者に対して 独自に充塡の教育を行っている South San Francisco 圧縮水素スタンドの調査一般の消費者が 初回にセルフ充塡を実施使用とした際に 3 分程度のトレーニングビデオがディスペンサーの画面に流れる仕組みになっている 充塡の際 初回かどうかの判定については クレジットカードを利用しているため 料金の支払いについては クレジットカードのみの取扱となっている 一度圧縮水素スタンドで決済を行ったクレジットカードを使用した場合は トレーニングビデを見ることなくセルフ充塡することが出来る 9.6 民間団体等における検討 規制 制度改革に係る対処方針 ( 平成 22 年 6 月 18 日閣議決定 ) の セルフ充塡式水素スタンド実現に向けた高圧ガス製造の許可を受けた者以外による水素の充填行為の許容の充塡行為の許容 という項目について 民間団体等よる規制の再点検が行われた その結果を受け 70MPa 水素スタンド技術基準検討委員会報告書 ( 平成 24 年 2 月高圧ガス保安協会 ) では 以下の様な助言事項が取りまとめられている 70MPa 水素スタンド技術基準検討委員会報告書において取りまとめられた助言事項 1) 稼働実績が十分でない現段階では時期尚早 2) 一般市民への説明 意見の取り込みが必要 3) 保安管理体制の強化 事故時の対応強化が必要 4) 実施に当たり 法令改正のアイデア提示 実施に当たり 一般社会からの認知は重要条件で 一般市民への説明 意見聴取の手続きを 過去のガソリンスタンドのセルフ化の例を確認 分析した上で 対応すべきである 実施に当たっては より広範な事故想定と対応策が必要との助言もあるが これは 一般市民が充塡作業を行うことにより 想定外の事故発生もあり得ることを示唆しており 傾聴に値する事項と考える この助言を踏まえ 平成 24 年度に民間団体にて 時期尚早として改めて要望する と整理されている ( 規制改革会議第 6 回投資促進等ワーキング グループ資料 2-2 より平成 27 年 2 月 20 日 ) 9.7 民間団体等における新たな検討セルフ充塡に関する技術基準の検討については NEDO 事業において JPEC を中心とした民間団体等よる セルフ水素スタンド検討会 が平成 27 年 平成 28 年の 2 年計画で実施されている 平成 23 年 平成 24 年の事業における検討の成果としては 表 8 に示すような課題が抽出されており 今回の検討会ではこれらの課題解決に向けた検討が実施される なお 課題の抽出にあたっては 圧縮水素スタンドにおけるセルフサービス フルサービスのイベントフロー比較 ( 利用者が来店してから充塡を完了し 発進するまでの流れ ) 事故事例の調査結果から課題が抽出されている 20

25 表 8. セルフ充塡に関する技術基準の検討課題 ( 平成 23 年 ~ 平成 24 年 NEDO 事業実施分 ) 課題 (1) セルフ水素スタンドであることの表示 車両停止位置の表示 (2) 人体の静電気を有効に除去する (3) 充塡設備の使用方法の掲示 (4) 制御卓から監視 顧客と会話出来る措置 充塡開始と停止の制御 (5) 充塡ホースの損傷防止 (6) 充塡ノズルの落下による損傷防止 (7) 充塡ノズルの計量化 (8) ノズルの凍結状態での接続防止と水滴の凍結による固着防止 (9) 充塡する容器の記載内容の確認 (10) ノズル装着の確認 (11) 脱圧の自動化と充塡状況表示 (12) 従業者による充塡開始 ( 高圧ガスの製造許可の対象は事業者 ) (13) セルフ充塡に対応した保安教育 保安監督者の職務を示した危害予防規程 9.8 ガソリンスタンドにおけるセルフスタンド方式の給油取扱所についてガソリンスタンドにおけるセルフスタンド方式の給油取扱所は 危険物の規制に関する政令の一部を改正する政令 ( 平成 10 年政令第 31 号 ) が平成 10 年 2 月 25 日に 危険物の規制に関する規則の一部を改正する省令 ( 平成 10 年自治省令第 6 号 ) が平成 10 年 3 月 4 日にそれぞれ公布され 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所に関係する部分について 平成 10 年 4 月 1 日から施行されることがはじまりとなっている それ以前のガソリンスタンドでは 危険物取扱者である従業員等が給油行為を行うか 危険物取扱者免状を取得していない者が給油行為を行う場合は 危険物取扱者が立ち会わなければならなかった ( 参考 ) 消防法第十三条政令で定める製造所 貯蔵所又は取扱所の所有者 管理者又は占有者は 甲種危険物取扱者 ( 甲種危険物取扱者免状の交付を受けている者をいう 以下同じ ) 又は乙種危険物取扱者 ( 乙種危険物取扱者免状の交付を受けている者をいう 以下同じ ) で 六月以上危険物取扱いの実務経験を有するもののうちから危険物保安監督者を定め 総務省令で定めるところにより その者が取り扱うことができる危険物の取扱作業に関して保安の監督をさせなければならない 2 製造所 貯蔵所又は取扱所の所有者 管理者又は占有者は 前項の規定により危険物保安監督者を定めたときは 遅滞なくその旨を市町村長等に届け出なければならない これを解任したときも 同様とする 3 製造所 貯蔵所及び取扱所においては 危険物取扱者 ( 危険物取扱者免状の交付を受けている者をいう 以下同じ ) 以外の者は 甲種危険物取扱者又は乙種危険物取扱者が立ち会わなければ 危険物を取り扱つてはならない その後の法改正により ガソリンスタンドにおけるセルフスタンドでは 次のような基準が設けられている < 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所に係る運用について > 1 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所には 当該給油取扱所へ進入する際見やすい箇所に 顧客が自ら給油等を行うことができる給油取扱所である旨を表示すること 21

26 2 給油ホースの先端部に 手動開閉装置を備えた給油ノズルを設けること 3 給油ノズルは 自動車等の燃料タンクが満量となったとき給油を自動停止する構造であること 4 給油ホースは 著しい引張力が加わったときに安全に分離し 分離した部分から危険物が漏えいしない構造であること 5 ガソリン及び軽油相互の誤給油を有効に防止することができる構造のものとすること 6 一回の連続した給油量及び給油時間の上限をあらかじめ設定できる構造のものとすること 7 地震時にホース機器への危険物の供給を自動的に停止する構造のものとすること 8 固定給油設備及び固定注油設備並びに簡易タンクには 自動車の衝突を防止するための措置 ( 衝突防止措置 ) を講ずること 9 顧客自らによる給油作業又は容器への詰替え作業を監視し 及び制御し 並びに顧客に対し必要な指示を行うための制御卓その他の設備を設置すること 10 第三種の固定式の泡消火設備を危険物 ( 引火点 40 度未満のもので顧客が自ら取り扱うものに限る ) を包含するように設置すること 11 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所にあっては 予防規程に 顧客に対する監視その他保安のための措置に関することを規定すること ( 顧客に自ら給油等をさせる給油取扱所に係る運用について 消防危代 25 号平成 10 年 3 月 13 日より抜粋 ) このような消防法における技術基準も 圧縮水素スタンドにおいてセルフ充塡を実現する上では参考となる 日本のガソリンスタンドにおけるセルフスタンドの基準を圧縮水素スタンドにおける基準について比較すると表 9 のようになる 表 9. ガソリンスタンド ( セルフ ) と圧縮水素スタンドの基準の比較 ガソリンスタンド ( セルフ ) の基準 圧縮水素スタンドの基準 基準化検討の 項目 補足説明 要否等 1 一般消費者への教育 予防規程に 顧客に対する監視その他保安の措置に関することを規定しなければならない なし ( 危害予防規程では 保安統括者等の職務範囲や 従業者への周知 危害予防規程の基準に追加することで代用可能 方法 災害の発生の防止のために必要な事項などを定めることが規定されている ) 2 顧客が自ら給油等を行うことができる給油取扱所である旨を表示すること セルフ セルフサービス と表示 なし ( 製造事業所等における警戒標に関する基準がある ) 警戒標の基準に追加することで対応可能 3 給油ホースの先端部に 手動開閉装置を備えた給油ノズルを設けること 給油を開始しようとする場合において 給油ノズルの手動開閉装置が開放状態であるときは 当該手動開閉装置を一旦閉鎖しなければ給油を開始することができない構造等 なし ( 充塡プロトコルにより自動的に充塡を制御しており 手動充塡 ( 繰り返し充塡 ) はできない ) 不要充塡プロトコルにより制御されており 手動開閉装置は不要 4 給油ホースは 著しい引張力が加わったときに安全に分離し 分離した部分から危険物が漏えいしない構造であること 構造の具体的な例としては 給油ホースの途中に緊急離脱カプラを設置する あり ( 緊急離脱カプラを設置する基準がある ) 不要 5 ガソリン及び軽油相互の誤給油を有効に防止することができる構造のものとすること ガソリン又は軽油いずれかの油種のみを取り扱う等 あり (70MPa ノズルが 35MPa のカプラに誤装着できないように基準が整備されている ) 不要 6 一回の連続した給油量及び給油時間の上限をあらかじめ設定できる構造のものとすること ガソリンの場合 60 リットル 4 分間が標準 あり ( 過充塡防止 ) ( 充塡プロトコルにより最高充塡圧力を超えて充塡できない 時間は概ね 3 分 ) 不要 22

27 ガソリンスタンド ( セルフ ) の基準圧縮水素スタンドの基準基準化検討の項目補足説明要否等 7 地震時にホース機器への危険物の供給を自動的に停止する構造のものとすること 地震を感知する感震器は 震度階級 5 強 の衝撃又は震動を感知した場合に作動するものであること 8 固定給油設備及び固定 車両の進入 退出方向に対し固 注油設備並びに簡易タン 定給油設備等からの緩衝空間が クには 自動車の衝突を 確保されるよう ガードポール又 防止するための措置 は高さ150mm 以上のアイラ ( 衝突防止措置 ) を講ず ンドを設置する等 ること 9 顧客自らによる給油作 制御卓は すべての顧客用固定 業又は容器への詰替え作 給油設備等における使用状況を 業を監視し 及び制御し 直接視認できる位置に設置する 並びに顧客に対し必要な こと等 指示を行うための制御卓 その他の設備を設置する こと 10 第三種の固定式の泡消火 第三種の消火設備には 泡消火設 設備を危険物 ( 引火点 4 備以外に 水噴霧消火設備 粉末 0 度未満のもので顧客が 消火設備 ハロゲン化物消火設備 自ら取り扱うものに限 等がある る ) を包含するように設 置すること 11 顧客に自ら給油等をさせ 監視等を行う危険物取扱者及び る給油取扱所にあって その指揮下で監視等を行う従業 は 予防規程に 顧客に 者の体制等の規定 対する監視その他保安の ための措置に関すること を規定すること あり不要感震装置により自動停止する措置 あり不要ディスペンサーをアイランドへ設置することや ガードポールの設置 なし基準化要検討あり圧縮水素スタンドの規模に応じた消火設備の設置 なし危害予防規程に関す危害予防規程はあるが 現在の規る規定を改定するこ定では 一般の消費者が充塡するとで対応可能 ことを想定していないため 9.9 まとめ以上のようなことから 高圧法における圧縮水素スタンドにおいて 一般の消費者がセルフ充塡を実現するために必要な技術基準案又は法令解釈等の検討にむけた提言として 以下の提言を行う 1) 一般の消費者が行う圧縮水素の充塡行為について 製造行為として整理するか準備行為として整理するかについては 継続して議論が必要ではあるが 消防法においても基本的に製造設備への保安確保のための措置の追加 及び管理体制の強化等によりセルフ充塡を実現していることから 高圧法においても同様に 充塡設備に対する保安確保のための措置の追加 及び管理体制の強化等により セルフ充塡を実現することが望ましい 2) 一般の消費者が操作する範囲では 燃料電池自動車へ圧縮水素の充塡が開始されないこと 3) 設備としては 25 万 m 3 / 日未満の製造事業所であって 一般則第 7 条の 3 第 2 項と同等の保安を確保した事業所であること 4) 一般の消費者が行う充塡作業を監視し 及び制御し 並びに一般の消費者に対し必要な指示を行うための制御卓その他の設備を設置すること 5) 圧縮水素スタンドの規模に応じた消火設備を設置するとともに 一般の消費者でも操作できる消火設備を設置すること 6) 危害予防規程に 一般の消費者が圧縮水素を充塡する場合の監視その他保安のための措置に関することを規定すること また セルフ充塡を実現するにあたっては 高圧ガスについて 何の知識も持ち合わせていない一般の消費者が 水素を燃料電池自動車に充塡することを想定し 圧縮水素スタンドの事業者が自主的に 一般の消費者に対し水素を取り扱う上での注意事項の周知や 周知状況の管理等を実施することで 一 23

28 般の消費者 事業者それぞれの責任の所在を明確化し 高圧ガスによる事故を未然に防ぐ取り組みを継続していくことが重要である 24

29 10. 温度上昇を防止する措置 ( 散水基準 ) に関する基準の検討について 10.1 温度上昇を防止する措置について一般則第 7 条の 3 第 2 項第 15 号等の規定により 移動式製造設備により圧縮水素を供給する際に車両が停止する位置 また 一般則第 6 条第 1 項第 32 号の規定により ( 一般則第 7 条の 3 第 1 項第 1 号で準用 ) 可燃性ガスの貯槽等には 設備の規模に応じ自動的に温度の上昇を防止するための装置を設置することとなっている この装置については 一般則例示基準 24. 貯槽及び支柱の温度上昇防止措置 59 の 3. 温度上昇を防止するための装置 に詳細な技術基準が規定されており 貯槽 移動式製造設備 容器及び蓄圧器の表面積 ( 複合容器蓄圧器にあっては 覆い等の外面又は内面及び当該蓄圧器の表面積 )1 平方メートルにつき 5l/min 以上の水量を全表面に放射できる能力をもった水噴霧装置又は散水装置と規定されている このため 散水設備用の貯水槽の大きさが 都市部のスタンドでは その敷地面積に比べて大きなものとなり 圧縮水素スタンドを普及させる際に 用地を選定する上で課題となっている 10.2 関係団体におけるこれまでの検討散水量の見直しについては JPEC を中心とした民間団体等により 散水基準見直し検討会 が 水素ステーションの設置 運用等における規制の適正化に関する研究開発 (NEDO 事業 ) 内に設置されており 関係法令の整理やシミュレーション等により散水量の低減が検討されている 適切な散水量について 過去の省令の制定経緯も参考にしつつ 散水基準見直し検討会 の検討内容を踏まえ 課題を抽出 整理し 必要な技術基準案又は法令解釈等の検討 提案を行う 10.3 過去の基準検討散水量を検討した資料としては 貯槽等火災対策基準 ( 液化石油ガス関係 ) に参考となる記述がある その解説によれば 当時の省令保管基準における散水量 4l/min m 2 ( 現状の一般則例示基準 24. 液石則例示基準 23. では 5l/min m 2 となっている ) は次のようなこととなっている 貯槽等火災対策基準 ( 液化石油ガス関係 ) 昭和 48 年 1 月高圧ガス保安協会より 防護すべき単位面積当たりの散水量 4l/min m 2 の算定根拠は次によった a. 昭和 42 年 10 月 30 日および 31 日の両日に 東京港第 11 号地において行われた LP ガス貯槽の火災実験と同時に行われた散水実験のデータによると 散水量 2l/min m 2 のときの乾き部分の貯槽表面の最高温度は 560 4l/min m 2 のときは 420 そして 7l/min m 2 のときは 320 となっている したがって 本実験と類似の環境条件および同散水量の下で LP ガスの火災が発生すれば 乾き部分の最高温度が上記と同程度になる可能はある 鋼板は 560 の高温状態に達すれば その強度は常温のときに比較して著しく低下し その結果 安全弁の作動圧力程度の圧力においても破壊するおそれがある 420 の温度でも十分安全であるとは断言できないが 短時間であれば一応耐圧性能を保持できるであろう b. 現行の省令補完基準では 散水量を 2l/min m 2 と定めているが 4l/min m 2 以上の散水量をもっている設備が現実に多くあることも考慮した c. Socony Mobil Oil co. で発表している Engineering Practice によると LP ガス貯槽の散水量は同板に対して 8l/min m 2 鏡板に対して 12l/min m 2 程度の散水量があれば 環境条件や風向き等に関係なく 貯槽を火災から防護しうるといわれている 10.4 散水量について上記の様に 過去に散水量が検討された際には 実機による火災実験から 周辺火災により鋼製容器の強度が低下した場合でも 短時間であれば 耐圧性能を保持できる温度に留めること また 安全弁 25

30 が作動する程度の圧力では破壊しないような温度域に留めることを指標としていることがわかる そのため 過去の技術基準検討時の考え方を参考とした場合 散水量を低減については 1 周辺火災により対象となる蓄圧器への入熱を 散水以外の方法で効果的に防ぐこと 2 安全弁が作動する前に 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放する方法があると考えられる 10.5 本委員会における検討 対象となる蓄圧器への入熱を効果的に防ぐ方法周辺火災により対象となる蓄圧器への入熱を 散水以外の方法で効果的に防ぐことについては 実験やシミュレーションよる検討が必要であると考えられるが そちらについては現在 NEDO 事業において JPEC を中心とした民間団体等が検討を行っている その検討の中では 圧縮水素スタンドに複合構造を有する蓄圧器を設置した場合は その周囲に覆いを設けることとなっており それが輻射熱を遮る効果があるのではないかということが検討されているので その検討結果も踏まえることとする また 現状の例示基準では 準耐火構造貯槽である場合は 表面積 1m 2 あたりの散水量が軽減される規定があるので このような措置の仕方も参考となると考えされる 以下に該当する例示基準における温度上昇防止措置等の概要と散水量の軽減措置等の内容を表 10 に示す 表 10. 例示基準における温度上昇防止措置の概要と散水量の軽減措置等の比較 ( 一般則 ) 温度上昇防止装置散水量 24. 貯槽及び支柱の温度上昇防止措置 59 の 3. 温度上昇を防止するための装置 ( 圧縮水素スタンド ) 水噴霧装置又は散水装置 当該貯槽の表面積 1m 2 につき 5l /min 以上の割合で計算した水量 水噴霧装置又は散水装置 移動式製造設備の容器及び蓄圧器の表面積 1 平方メートルにつき 5l/min 以上の水量を 軽減措置 水量 準耐火構造貯槽 にあっては その水量を 表面積 1m 2 につき 2.5 l /min 以上の割合で計算した水量 水噴霧装置等は 同時に放射を必要とする最大水量を 30 分間以上連続して放射できる量を有する水源に接続されているものとする 複合構造を有する圧縮水素の蓄圧器にあっては 紫外線等による劣化を防止するために設置した覆い等の表面積又は当該蓄圧器の表面積 1 平方メートルにつき 5 l/min 以上の水量 なし 紫外線等による劣化を防止するために設置した覆い等の表面積又は当該蓄圧器の表面積の合計のいずれか大なるものに 30 分間以上連続して放射できる水量を有すること 準耐火構造貯槽厚さ 25mm 以上のロックウールで被覆され その外側を厚さ 0.35mm 以上の日本工業規格 G3302(1970) 亜鉛鉄板で被覆したもの 上記の比較から 例示基準の横並びを考えた場合 温度上昇防止措置における散水量について 準耐火構造貯槽である場合は 半減させてもよいのではないかと考えられる 安全弁が作動する前に 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放する方法安全弁が作動する前に 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放する方法としては 一般則第 7 条の 3 第 2 項第 10 号に 圧力リリーフ弁の技術基準がある 26

31 この技術基準の検討については 燃料電池システム技術基準に関する技術調査報告書 ( 別冊 ) ( 平成 18 年 3 月高圧ガス保安協会 ) に報告されている 報告書よれば 火災の輻射熱等により蓄圧器の安全弁が作動すると 短時間に大量の水素がベントから放出されると想定され これも考慮しベントの開口部は安全な位置に設置されることになっている しかしながら 気象条件によっては放出された水素ガスが拡散せず 可燃範囲が 6m を超える可能性があること 水素ガスが理想的な燃焼混合気体を形成した場合には爆発の危険性があることから 市街地における保安距離 6m では安全が確保できない可能性がある そこで安全弁が作動する前に少しずつ安全な量の水素を放出して 圧力を開放する圧カリリーフ弁を設置することとしたもの と報告されている ( 報告書は 常用の圧力が 40MPa 以下の圧縮水素スタンドの技術基準検討時のものであり 水素濃度が LEL1/4 以下となる距離から 6m となっている 常用の圧力が 82MPa 以下の圧縮水素スタンドにおいては 同様に考えこの部分を 8m としている ) 圧力リリーフ弁は 安全弁が作動する前に圧力を解放することから 直接蓄圧器の温度を低下させるはたらきはないものの 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放することで 蓄圧器の破壊を防ぐ方向にも役立つものと考えられる このため 散水量を低減する一要件として 蓄圧器への入熱を効果的に防ぐ方法のほか 一般則第 7 条の 3 第 2 項第 10 号に規定されている圧力リリーフを設置していることも含むべきと考えられる 容器の構造の違いからの検討圧縮水素スタンドに設置する蓄圧器には 鋼製の蓄圧器と 複合構造を有する蓄圧器がある 前者は 鋼で作られた容器であり 後者は 鋼製のライナーに 樹脂を含浸させた炭素繊維を巻き付けた構造を有している 鋼製の蓄圧器は 比較的熱の伝わりが早く 外部から入熱があった場合 容器全体の温度が上昇すると考えられている そのため万が一散水設備の保有水量を使いきった場合でも 蓄圧器内部の圧力が上昇し 圧力リリーフ弁 安全弁等が作動し 蓄圧器の破裂を防ぐと考えられている 複合構造を有する蓄圧器は 鋼製の蓄圧器ほど熱の伝わりが早くないと考えられており 万が一散水設備の保有水量を使い切った場合であって 蓄圧器内の圧力が上昇せず 圧力リリーフ弁 安全弁等が作動しななかった場合には 容器が破損する恐れがあるため 適切な位置に溶栓式安全弁を設置するべきであると考えられる なお 移動式圧縮水素スタンドの蓄圧器については 溶栓式安全弁を設置することが義務づけられている 安全に放出するための措置等の違いからの検討一般則第 7 条の 3 第 2 項第 35 号には 当該蓄圧器が危険な状態となったときに圧縮水素を安全に放出するための適切な措置を講ずることが規定されている この技術基準も 直接蓄圧器の温度を低下させるは効果はないものの 外部からの入熱により上昇した蓄圧器内の圧力を解放することで 蓄圧器の破壊を防ぐ方向にも役立つものと考えられる このため 散水量を低減する一要件として 含むべきであると考えられる 循環水の利用これまでとはまったく別の方法で 散水量 ( 保有水量 ) を低減する方法としては 例えば 一度使用した水を回収し 再利用する方法があると考えられる この方法については 最低限保有する水量や 循環させる機器類の電源の確保 また循環させる水路の日常的な点検等について検討する必要がある 最低限保有する水量としては 例示基準上では現在 30 分間散水可能な水量を保有することとなっていので 循環させることによって 30 分間散水を持続できるような検証結果があれば その検証において用いた保有水量をもって同等とみなしても差し支えないと考えられる また 電源の確保について 保安電力の様に停電時においても 30 分間水を循環させることが可能な電源を保有していればよいと考えられる 水路の日常的な点検ついては 自主的に事業者が点検を行うこととして差し支えないと考える 27

32 10.6 まとめこれまで検討した結果をもとに 圧縮水素スタンドにおける 温度上昇を防止する措置 ( 散水基準 ) に関する技術基準の検討について 次の基準を追加する等の措置により 散水量を低減できると考えられる 表 11. 温度上昇を防止する措置 ( 散水基準 ) について 具体的な対応 追加する措置一般則第 7 条の 3 第 1 項一般則第 7 条の 3 第 2 項 鋼製の蓄圧器 複合構造の蓄圧器ともに 外部からの輻射熱を有効に遮る措置が講じられていること 圧力リリーフ弁の設置 複合構造の蓄圧器については 熱作動式安全弁または溶栓式安全弁が設置されていること 例示基準 59 の 3 4. に 準耐火構造貯槽にあっては その水量を 表面積 1m 2 につき 2.5 l /min 以上の割合で計算した水量 の規定を追加する または NEDO 事業において検討されている 蓄圧器に設置する覆いの効果を勘案し 散水量の低減できることとする 散水量を低減する場合には 第一項で設置された 圧縮水素スタンドの蓄圧器であっても 圧力リリーフ弁が設置されていること義務づける 基準有り ( 第 10 号 ) 散水量を低減する場合には 複合構造を有する蓄圧器の場合は 熱作動式安全弁または溶栓式安全弁の設置を義務づける 蓄圧器が危険な状態になった場合は 安全に放出する措置が講じられていること 散水量を低減する場合には 第一項で設置された 圧縮水素スタンドの蓄圧器であっても 蓄圧器が危険な状態になった場合は 安全に放出する措置が講じられていることを義務づける 基準あり ( 第 35 号 ) また 上記とはまったく別の方法として 散水した水を循環させ再利用することができる場合には 再利用できる能力に応じて散水量を減じる事が出来ると考えられる その場合 最低限保有する水量としては 循環させることによって 30 分間散水を持続できるような検証結果があれば その検証において用いた保有水量をもって同等とみなしても差し支えないと考えられる また 循環させるための機器の電源の確保について 保安電力の様に停電時においても 30 分間水を循環させることが可能な電源を保有していればよいと考えられる 28

33

目次 1 総論 趣旨等 委員会の構成 委員会開催状況 4 2 圧縮水素スタンドに設置されるについて 検討対象となる 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出する技術基準 6 3 民間団体等から提案された検討内容 7 4 緊急時に内の圧縮水素を安全に

目次 1 総論 趣旨等 委員会の構成 委員会開催状況 4 2 圧縮水素スタンドに設置されるについて 検討対象となる 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出する技術基準 6 3 民間団体等から提案された検討内容 7 4 緊急時に内の圧縮水素を安全に 平成 26 年度経済産業省委託非化石エネルギー等導入促進対策調査等事業 ( 新エネルギー技術等の安全な普及のための高圧ガス技術基準策定 ) 燃料電池自動車等に関する水素関連技術の 安全性評価 基準検討委員会 緊急時に内の圧縮水素を安全に放出するための 技術基準案の検討報告書 平成 27 年 3 月 高圧ガス保安協会 目次 1 総論 3 1.1 趣旨等 3 1.2 委員会の構成 3 1.3 委員会開催状況

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