ウツタイン様式を活用した救命効果の検証

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1 救急蘇生統計 ( 松江市消防本部平成 28 年 ) 平成 29 年 4 月 ウツタイン様式 Ver4.0.1

2 調査期間 調査対象 平成 28 年 1 月 1 日から 12 月 31 日までに松江消防本部管内で発生した CPA 症例を対象としました なお調査対象についてはウツタイン様式オンライン入力要領消防庁救急企画室 Ver4.0.1 の入力対象としました 調査対象症例については以下の通りです (1) 救急隊が傷病者を確認した時点において CPA 状態であった症例 (2) 救急隊が搬送途上において CPA 状態に陥った症例 (3) 通報時にCPA 状態であると推測された症例 (4) バイスタンダーによりCPRが実施されていた症例 入力対象外 何らかの理由により CPR を行なわず搬送した場合 転院搬送等で救急隊が CPR を行なわず 医師 看護師等が CPR を行なった場合 医師による二次救命処置 ( 高度な気道確保や静脈路などの確保と薬剤投与等の処置 ) がすでに行われている場合 別紙ウツタイン様式を活用した救命効果の検証とは入力の対象が異なるため 検証結 果が異なりますのでご了承下さい 2

3 1 心肺機能停止傷病者の全搬送人員及びその性別平成 28 年の心肺機能停止傷病者全搬送人員は 238 人で 男性 123 例 (51.7%) 女性 115 例 (48.3%) となっており 男性の方が多い 年齢区分にあっては 80~89 歳が最多となっている ( 第 1 表 第 2 表参照 ) 第 1 表心肺機能停止傷病者の全搬送人員及びその性別 男 女 合計 平成 24 年 145 人 130 人 275 人 平成 25 年 144 人 114 人 258 人 平成 26 年 153 人 115 人 268 人 平成 27 年 133 人 117 人 250 人 平成 28 年 123 人 115 人 238 人 3

4 年齢区分 第 2 表心肺機能停止傷病者全搬送人員のうち 年齢別件数 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 合計 0~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 不詳 合計

5 2 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ 月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例について 全年齢 での男女を比較すると 1 ヵ月後生存率は 7.3% 1 ヵ月後社会復帰率は 0.5% と男性のほ うが高い 年齢区分では男女ともに若年層の 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率が高 い ( 第 3 表参照 ) 第 3 表心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の性別及 年齢区分 び年齢区分別件数と 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 総件数 うち 男性 1 ヵ月後生存率 5 ヵ年集計 心原性かつ一般市民により目撃あり症例数 人数 1 ヵ月後生存者数 1 ヵ月後社会復帰数 1 ヵ月後社会復帰率 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰数 1 ヵ月後社会復帰率 0~ % 0 0.0% % % 10~ % 0 0.0% % 0 0.0% 20~ % 0 0.0% % 0 0.0% 30~ % % % % 40~ % % % % 50~ % % % % 60~ % % % % 70~ % % % % 80~ % 4 9.8% % 3 7.7% 90~ % 0 0.0% % % 100~ % 0 0.0% % 0 0.0% 不詳 % 0 0.0% % 0 0.0% 合計 % % % % 人数 うち 女性 1 ヵ月後生存者数 男性 女性 5

6 3 心原性で心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ 月後社会復帰率 平成 28 年の心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民により目撃された症例の 1 ヵ月後生存率は 22.0% 1 ヵ月後社会復帰率は 14.6% であった また 救急隊等に目撃された症例の 1 ヵ月後生存率は 22.2% 1ヵ月後社会復帰率は 11.1% であった 平成 24 年と比較すると 心原性かつ一般市民に心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率 社会復帰率はそれぞれ 7.2% 3.9% 下降している ( 図 1 表 4 参照 ) 図 1 心原性で心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性の心肺機能停止症例 122 件 心肺機能停止の時点が目撃された症例 50 件 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例 72 件 うち 一般市民により目撃された症例 うち 救急隊等により目撃された症例 41 件 (a) 9 件 (d) 1 ヶ月後 生存 入院後 死亡 1 ヶ月後 生存 入院後 死亡 9 件 (b) 6 件 2 件 (e) 2 件 以外 以外 6 件 (c) 3 件 1 件 (f) 1 件 生存率 : b / a 100 = 22.0% 生存率 : e / d 100 = 22.2% 社会復帰率 : c / a 100 = 14.6% 社会復帰率 : f / d 100 = 11.1% 平成 27 年の全国データ 一般市民による目撃症例 救急隊等による目撃症例 生存率 13.0% 18.5% 社会復帰率 8.6% 12.8% 6

7 表 4 心原性で心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社 会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 年 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 心原性の心肺機能停止症例 心肺機能停止の時点が目撃された症例 うち 一般市民により目撃された症例 生存率 29.2% 17.8% 25.5% 20.0% 22.0% 共に1 又は 社会復帰率 18.5% 11.1% 17.0% 17.5% 14.6% うち 救急隊等により目撃された症例 生存率 23.1% 30.0% 14.3% 0.0% 22.2% 共に1 又は 社会復帰率 7.7% 30.0% 0.0% 0.0% 11.1% 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例

8 4 心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期波形が VF 又は無脈性 VT であったものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率平成 28 年の心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民により目撃された症例で初期波形が VF 及び無脈性 VT であったものの1ヵ月後生存率は 28.6% 1ヵ月後社会復帰率は 21.4% であった また 救急隊等に目撃された症例で初期波形が VF 及び無脈性 VT であったものの1ヵ月後生存率は 100% 1ヵ月後社会復帰率は 100% であった 平成 24 年と比較すると 一般市民により目撃され初期波形が VF 及び無脈性 VT であった症例の 1 ヵ月後生存率は 41.4% 下降したが 社会復帰率は 11.4% 上昇している ( 図 2 表 5 参照 ) 図 2 心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期波形が VF 又は無脈性 VT であったものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性の心肺機能停止症例 122 件 心肺機能停止の時点が目撃された症例 50 件 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例 72 件 一般市民により目撃された症例 41 件 救急隊等により目撃された症例 9 件 初期心電図波形が VF/VT である症例 初期心電図波形が VF/VT 以外である症例 初期心電図波形が VF/VT である症例 初期心電図波形が VF/VT 以外である症例 14 件 (a) 27 件 (d) 1 件 (g) 8 件 (j) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 4 件 (b) 2 件 5 件 (e) 4 件 1 件 (h) 0 件 1 件 (k) 2 件 以外 以外 以外 以外 3 件 (c) 1 件 3 件 (f) 2 件 1 件 (i) 0 件 0 件 (l) 1 件 生存率 : b / a 100 = 28.6% 生存率 : e / d 100 = 18.5% 生存率 : h / g 100 = 100% 生存率 : k / j 100 = 12.5% 社会復帰率 : c / a 100 = 21.4% 社会復帰率 : f / d 100 = 11.1% 社会復帰率 : i / g 100 = 100% 社会復帰率 : l / j 100 = 0.0% 平成 27 年の全国データ 一般市民による目撃症例 救急隊等による目撃症例 VF/VT 症例 VF/VT 以外 VF/VT 症例 VF/VT 以外 生存率 35.4% 7.7% 51.3% 14.2% 社会復帰率 24.8% 4.8% 43.1% 8.8% 8

9 表 5 心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期波形が VF 又 は無脈性 VT であったものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 心原性の心肺機能停止症例 心肺機能停止の時点が目撃された症例 年 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 うち 一般市民により目撃された症例 うち 初期心電図波形が VF/VTである症例 生存率 70.0% 25.0% 50.0% 60.0% 28.6% 共に1 又は 社会復帰率 10.0% 12.5% 40.0% 60.0% 21.4% うち 初期心電図波形が VF/VT 以外である症例 生存率 21.8% 16.2% 18.9% 14.3% 18.5% 共に1 又は 社会復帰率 20.0% 10.8% 10.8% 11.4% 11.1% うち 救急隊等により目撃された症例 うち 初期心電図波形が VF/VTである症例 生存率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% うち 初期心電図波形が VF/VT 以外である症例 生存率 23.1% 30.0% 16.7% 0.0% 12.5% 共に1 又は 社会復帰率 7.7% 30.0% 0.0% 0.0% 0.0% 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例

10 5 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と 1 ヵ月後社会復 帰率 平成 28 年の心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による心肺蘇生法が行われたものの 1 ヵ月後生存率は 25.0% 1 ヵ月後社会復帰率は 15.6% であった 心肺蘇生法が行われなかったものと比較して 1 ヵ月社会復帰率は 4.5% 高くなっている 平成 24 年と比較すると 一般市民による心肺蘇生法が行われた 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率はそれぞれ 15.0% 11.1% 下降している ( 図 3 表 6 参照 ) 図 3 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 41 件 うち 一般市民による心肺蘇生が行われたもの うち 一般市民による心肺蘇生が行われなかったもの 32 件 (a) 9 件 (d) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 8 件 (b) 5 件 1 件 (e) 1 件 以外 以外 5 件 (c) 3 件 1 件 (f) 0 件 生存率 : b / a 100 = 25.0% 生存率 : e / d 100 = 11.1% 社会復帰率 : c / a 100 = 15.6% 社会復帰率 : f / d 100 = 11.1% 平成 27 年の全国データ 一般市民による CPR 施行症例 一般市民による CPR 未施行症例 生存率 16.1% 9.2% 社会復帰率 11.7% 4.7% 10

11 表 6 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一 般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 年 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 うち 一般市民による心肺蘇生が行われたもの 生存率 40.0% 20.7% 28.6% 19.2% 25.0% 共に1 又は 社会復帰率 26.7% 13.8% 20.0% 19.2% 15.6% うち 一般市民による心肺蘇生が行われなかったもの 生存率 5.0% 12.5% 16.7% 21.4% 11.1% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 6.3% 8.3% 14.3% 11.1% 11

12 6 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性でかつ初期心電図 波形が VF 又は無脈性 VT であった症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行 われたものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 平成 28 年の一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性かつ初期心電図波形が VF または無脈性 VT であった症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの一ヶ月生存率は 25.0% 1 ヵ月後社会復帰率は 16.7% であった 平成 24 年と比較すると 一般市民による心肺蘇生法が行われた 1 ヵ月後生存率は 50.0% 下降し 1 ヵ月後社会復帰率は 4.2% 上昇している ( 図 4 表 7 参照 ) 図 4 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性でかつ初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であった症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの1ヵ月後生存率及び1ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 一般市民により心肺機能停止目撃された心原性かつ V F / V 14 件 うち 一般市民による心肺蘇生が うち 一般市民による心肺蘇生が 12 件 (a) 2 件 (d) 1 ヶ月後 生入院後 死亡 1 ヶ月後 生入院後 死亡 3 件 (b 2 件 1 件 (e 0 件 O P C / C P O P C / C P O P C / C P O P C / C P 2 件 (c 1 件 1 件 (f) 0 件 生存率 : b / a 10 生存率 : e / d 10 社会復帰率 : c / a 社会復帰率 : f / d 平成 27 年の全国データ 一般市民による CPR 施行症例 一般市民による CPR 未施行症例 生存率 38.7% 30.5% 社会復帰率 29.0% 18.4% 12

13 表 7 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性でかつ初期心電図波 形が VF 又は無脈性 VT であった症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われ たものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 年 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性かつ VF/VT の症例うち 一般市民による心肺蘇生が行われたもの 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 生存率 75.0% 28.6% 50.0% 100.0% 25.0% 共に1 又は 社会復帰率 12.5% 14.3% 37.5% 100.0% 16.7% うち 一般市民による心肺蘇生が行われなかったもの 生存率 50.0% 0.0% 50.0% 50.0% 50.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 50.0% 50.0% 50.0% 13

14 7 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊員による心肺蘇生開始までの時間における 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月 後社会復帰率 平成 28 年の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊員による心肺蘇生開始までの時間が 10 分 ~15 分以内に実施された症例が最も多かった 救急隊員による心肺蘇生開始までの時間が短いほど 1ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率は共に高い傾向となりました ( 図 5 表 8 参照 ) 図 5 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊員による心肺蘇生開始までの時間における 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 41 件 うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された 時点から3 分以内に救急隊による 時点から3-5 分で救急隊による 時点から5-10 分で救急隊による 心肺蘇生が開始された症例 心肺蘇生が開始された症例 心肺蘇生が開始された症例 うち 心肺機能停止が目撃された 時点から 分で救急隊による 心肺蘇生が開始された症例 うち 心肺機能停止が目撃された時点から15 分以上経過してから救急隊による心肺蘇生が開始された症例 うち 心肺蘇生が実施されなかった症例 うち 目撃から心肺蘇生開始までの時間が不明の症例 1 件 (a) 4 件 (d) 11 件 (g) 15 件 (j) 7 件 (m) 3 件 0 件 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存 入院後 死亡 1 ヵ月後 生存 入院後 死亡 1 件 (b) 0 件 2 件 (e) 0 件 2 件 (h) 0 件 0 件 (k) 4 件 1 件 (n) 2 件 以外 以外 以外 以外 以外 1 件 (c) 0 件 1 件 (f) 1 件 1 件 (i) 1 件 0 件 (l) 0 件 0 件 (o) 1 件 生存率 : b/a 100= 100% 生存率 : e/d 100= 50.0% 生存率 : h/g 100= 18.2% 生存率 : k/j 100= 0.0% 生存率 : n/m 100= 14.3% 社会復帰率 :c/a 100= 100% 社会復帰率 :f/d 100= 25.0% 社会復帰率 :i/g 100= 9.1% 社会復帰率 :l/j 100= 0.0% 社会復帰率 :o/m 100= 0.0% 平成 26 年の全国データ 3 分以内 3~5 分 5~10 分 10~15 分 15 分以上 生存率 13.3% 13.2% 14.1% 10.7% 4.7% 社会復帰率 8.2% 8.7% 9.2% 6.1% 2.2% 14

15 区分 表 8 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救 急隊員による心肺蘇生開始までの時間における 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会 復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 年 15 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 うち 心肺機能停止が目撃された時点から 3 分以内に救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から3-5 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 50.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 100.0% 0.0% 0.0% 25.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から5-10 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 21.7% 12.5% 28.6% 19.0% 18.2% 共に1 又は 社会復帰率 8.7% 6.3% 21.4% 14.3% 9.1% うち 心肺機能停止が目撃された時点から10-15 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 13.3% 8.3% 23.1% 0.0% 0.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 7.7% 0.0% 0.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から15 分経過してから救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 14.3% 0.0% 7.1% 0.0% 14.3% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% うち 心肺蘇生が実施されなかった症例うち 目撃から心肺蘇生開始までの時間が不明の症例

16 8 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であったものの 救急隊員による心肺蘇 生が開始された時間区分別の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 平成 28 年中の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であったものについて 1ヵ月後生存率 1ヵ月後社会復帰率は共に 目撃された時点から救急隊員による心肺蘇生開始までの時間が短いほど 高い傾向となりました ( 図 6 表 9 参照 ) 図 6 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であったものの 救急隊員による心肺蘇生が開始された時間区分別の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された初期心電図波形が VF/VT の症例 14 件 うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された うち 心肺機能停止が目撃された うち 時点から15 分以上経過してから 心肺蘇生が 時点から3 分以内に救急隊による 時点から3-5 分で救急隊による 時点から5-10 分で救急隊による 時点から10-15 分で救急隊による 救急隊による心肺蘇生が 実施され 心肺蘇生が開始された症例 心肺蘇生が開始された症例 心肺蘇生が開始された症例 心肺蘇生が開始された症例 開始された症例 なかった症例 うち 目撃から心肺蘇生開始までの時間が不明の症例 1 件 (a) 2 件 (d) 4 件 (g) 4 件 (j) 3 件 (m) 0 件 0 件 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存入院後 死亡 1 ヵ月後 生存 入院後 死亡 1 件 (b) 0 件 1 件 (e) 0 件 2 件 (h) 0 件 0 件 (k) 1 件 0 件 (n) 1 件 共に1 又は2 共に1 又は2 以外 共に1 又は2 共に1 又は2 以外 共に1 又は2 以外 共に1 又は2 共に1 又は2 以外 共に1 又は2 以外 1 件 (c) 0 件 1 件 (f) 0 件 1 件 (i) 1 件 0 件 (l) 0 件 0 件 (o) 0 件 生存率 : b/a 100= 100% 生存率 : e/d 100= 50.0% 生存率 : h/g 100= 50.0% 生存率 : k/j 100= 0.0% 生存率 : n/m 100= 0.0% 社会復帰率 :c/a 100= 100% 社会復帰率 :f/d 100= 50.0% 社会復帰率 :i/g 100=25.0% 社会復帰率 :l/j 100=0.0% 社会復帰率 :o/m 100=0.0 % 平成 27 年の全国データ 3 分以内 3~5 分 5~10 分 10~15 分 15 分以上 生存率 38.8% 42.2% 40.7% 32.1% 20.7% 社会復帰率 28.7% 30.2% 29.8% 20.6% 12.8% 16

17 区分 表 9 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初 期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であったものの 救急隊員による心肺蘇生が 開始された時間区分別の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された初期心電図波形が VF/ 無脈性 VT の症例うち 心肺機能停止が目撃された時点から 3 分以内に救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 17 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 か月後 生存 生存率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 100.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から 3-5 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 50.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 50.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から 5-10 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 80.0% 20.0% 75.0% 100.0% 50.0% 共に1 又は 社会復帰率 20.0% 20.0% 75.0% 100.0% 25.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から10-15 分で救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 66.7% 50.0% 40.0% 0.0% 0.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 20.0% 0.0% 0.0% うち 心肺機能停止が目撃された時点から15 分経過してから救急隊による心肺蘇生法が開始された症例 か月後 生存 生存率 50.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% うち 心肺蘇生が実施されなかった症例うち 目撃から心肺蘇生開始までの時間が不明の症例 年

18 9 心肺機能停止が目撃された時点から救急隊による心肺蘇生が開始された時 間区分別の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 (5 年集計 ) 平成 24 年 ~ 平成 28 年までの 5 年集計のうち 救急隊員が心肺蘇生を開始するまで 10 分を超えると 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率は共に低下傾向を示しました また 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT の場合も同様に 救急隊員が心肺蘇生を開始するまで 10 分を超えると 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率は共に低下傾向を示しました ( 図 7 図 8 参照 ) 図 7 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された心原性の心肺機能停止症例 のうち 救急隊員による心肺蘇生開始時点における 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後 社会復帰率 (5 年集計 ) 図 8 上図のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であった症例の救急隊員によ る心肺蘇生開始時点における 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 (5 年集計 ) 18

19 10 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の うち 救急隊活動時における除細動実施効果 平成 28 年の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊活動において除細動実施した症例の 1 ヵ月後生存率は 26.7% 1 ヵ月後社会復帰率は 20.0% であった 平成 24 年と比較すると 除細動実施した症例の 1 ヵ月後生存率は 23.3% 下降し 社会復帰率は 12.9% 上昇している ( 図 9 表 10 参照 ) 図 9 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊活動時における除細動実施と1ヵ月後生存率及び1ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 41 件 うち 救急隊により除細動が実施された症例 うち 除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 15 件 (a) 26 件 (d) 1 ヶ月後 生存 入院後 死亡 1 ヶ月後 生存 入院後 死亡 4 件 (b) 2 件 5 件 (e) 4 件 以外 以外 3 件 (c) 1 件 3 件 (f) 2 件 生存率 : b / a 100 = 26.7% 生存率 : e / d 100 = 19.2% 社会復帰率 : c / a 100 = 20.0% 社会復帰率 : f / d 100 = 11.5% 平成 27 年の全国データ 救急隊除細動症例 除細動未実施症例 生存率 30.0% 7.7% 社会復帰率 20.3% 5.0% 19

20 表 10 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 救急隊活動時における除細動実施 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 生存率 50.0% 18.2% 50.0% 42.9% 26.7% 共に1 又は 社会復帰率 7.1% 9.1% 40.0% 42.9% 20.0% うち 除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 年 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例うち 救急隊により除細動が実施された症例 生存率 23.5% 17.6% 18.9% 15.2% 19.2% 共に1 又は 社会復帰率 21.6% 11.8% 10.8% 12.1% 11.5% うち 除細動の適応有無が不明の症例

21 11 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 心原性で かつ初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であり救急隊活動時における除細 動実施症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 平成 28 年の一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 心原性でかつ初期波形が VF または無脈性 VT であり救急隊活動時において除細動を実施した症例の 1 ヵ月後生存率は 28.6% 1 ヵ月後社会復帰率は 21.4% であった 平成 24 年と比較すると 除細動実施した症例の 1 ヵ月後生存率は 41.4% 下降し 社会復帰率は 11.4% 上昇している ( 図 10 表 11 参照 ) 図 10 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 心原性でかつ初 期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であり救急隊活動時における除細動実施症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された初期心電図波形が VF/VT の症例 14 件 うち 救急隊により除細動が実施された症例 うち 除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 14 件 (a) 0 件 (d) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 4 件 (b) 2 件 0 件 (e) 0 件 以外 以外 3 件 (c) 1 件 0 件 (f) 0 件 生存率 : b / a 100 = 28.6% 生存率 : e / d 100 = 0.0% 社会復帰率 : c / a 100 = 21.4% 社会復帰率 : f / d 100 = 0.0% 平成 27 年の全国データ 救急隊除細動症例 除細動未実施症例 生存率 35.3% 37.4% 社会復帰率 24.5% 29.9% 21

22 表 11 一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 心原性でかつ 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT であり救急隊活動時における除細動実施症 例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された初期心電図波形が VF/VT の症例 年 うち 救急隊により除細動が実施された症例 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 生存率 70.0% 25.0% 50.0% 60.0% 28.6% 共に1 又は 社会復帰率 10.0% 12.5% 40.0% 60.0% 21.4% うち 除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 生存率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 共に1 又は 社会復帰率 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% うち 除細動の適応有無が不明の症例

23 12 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のう ち 一般市民による除細動が行われたものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後 社会復帰率 平成 28 年の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民により除細動が行われたものの一ヵ月後生存率 社会復帰率は共に 40.0% であった 平成 24 年からの 5 か年を比較すると 一般市民により除細動が行われている症例の一ヵ月後生存率 社会復帰率は除細動未実施 ( 適応外 ) 症例よりも 2 倍以上高い ( 図 11 表 12 参照 ) 図 11 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による除細動が行われたものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 41 件 うち 一般市民により除細動が実施された症例 うち 除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 5 件 (a) 36 件 (d) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 2 件 (b) 1 件 6 件 (e) 5 件 以外 以外 2 件 (c) 0 件 3 件 (f) 3 件 生存率 : b / a 100 = 40.0% 生存率 : e / d 100 = 16.7% 社会復帰率 : c / a 100 = 40.0% 社会復帰率 : f / d 100 = 8.3% 平成 27 年の全国データ 一般市民除細動症例 除細動未実施症例 生存率 54.0% 11.1% 社会復帰率 46.1% 6.8% 23

24 表 12 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一 般市民による除細動が行われたものの 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 区分 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 心原性かつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例うち 一般市民により除細動が実施された症例 年 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 生存率 100.0% 0.0% 50.0% 0.0% 40.0% 共に1 又は 社会復帰率 100.0% 0.0% 50.0% 0.0% 40.0% うち 一般市民により除細動が実施されなかった ( 適応でなかった ) 症例 生存率 28.1% 17.8% 24.4% 20.0% 16.7% 共に1 又は 社会復帰率 17.2% 11.1% 15.6% 17.5% 8.3% うち 一般市民により除細動の適応有無が不明の症例 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率と生存者数及び 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰数の推移 平成 28 年の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点の目撃があったもの は 41 人であり そのうち1ヵ月後生存者数は 9 人 生存率は 22.0% で 1ヵ月後社会 復帰者数は 6 人 社会復帰率は 14.6% であった 平成 24 年と比較すると 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止時点が目撃さ れた1ヵ月後生存率 社会復帰率はそれぞれ 7.2% 3.9% 下降している 都道府県別の 過去 10 年間の累計データと比較すると 生存率 社会復帰率はともに高い値となった ( 図 12 図 13 参照 ) 都道府県別 一ヶ月後生存率及び社会復帰率 平成 27 年 平成 18 年から平成 27 年まで 生存率 社会復帰率 生存率 社会復帰率 1 位 石川県 22.8% 福岡県 15.5% 福岡県 17.8% 福岡県 11.8% 2 位 福岡県 21.2% 石川県 15.4% 石川県 16.2% 島根県 11.0% 3 位 沖縄県 20.8% 島根県 15.1% 沖縄県 16.1% 石川県 9.8% ( 平成 28 年版救急救助の現況から抜粋 ) 24

25 図 12 1 ヵ月後生存率と生存者数の推移 平成 26 年の全国データ : 3,186 人 13.0% 図 13 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰数の推移 平成 26 年の全国データ : 2,103 人 8.6% 25

26 14 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のう ち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT 症例の 1 ヵ月後生存率と生存者数 及び 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰者数の推移 平成 28 年の心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT 症例は 14 人であり そのうち 1 ヵ月後生存者数は 4 人 1 ヵ月後生存率は 28.6% であった また 社会復帰についても 1 ヵ月後社会復帰者数は 3 人であり 1 ヵ月後社会復帰率は 21.4% であった 平成 24 年と比較すると 心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 初期心電図波形が VF 又は無脈性 VT 症例の1ヵ月後生存率は 41.4% 下降し 社会復帰率は 11.4% 上昇している 都道府県別の過去 10 年間の累計データと比較すると 生存率 社会復帰率はともに低い値となった 都道府県別 一ヶ月後生存率及び社会復帰率 平成 27 年 平成 18 年から平成 27 年まで 生存率 社会復帰率 生存率 社会復帰率 1 位 沖縄県 50.0% 石川県 37.8% 愛知県 41.2% 福岡県 28.3% 2 位 石川県 48.6% 徳島県 37.5% 福岡県 39.7% 愛知県 28.2% 3 位 福岡県 48.5% 島根県 37.0% 大阪府 39.2% 大阪府 27.0% ( 平成 28 年版救急救助の現況から抜粋 ) 図 14 1 ヵ月後生存率と生存者数の推移 平成 27 年の全国データ : 1,650 人 35.4% 26

27 図 15 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰数の推移 平成 27 年の全国データ : 1,155 人 24.8% 15 心肺機能停止傷病者のうち 一般市民により除細動が実施された件数 平成 28 年の心肺機能停止傷病者のうち 一般市民により除細動が実施された症 例は 5 症例であった 平成 24 年から 5 か年の推移を比較すると 近年は実施数が上昇している 図 16 5 年間の推移 平成 26 年の全国データ : 1,815 件 27

28 16 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例について 全年齢での男女を比較すると 1 ヵ月後生存率は 4.1% 1ヵ月後社会復帰率は 4.7% と男性のほうが高い 年齢区分では男女ともに若年層の 1 ヵ月後生存率 1ヵ月後社会復帰率が高い ( 表 13 参照 ) 表 13 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月 後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 総件数 非心原性かつ一般市民により目撃あり症例数 人数 うち 男性 1 ヵ月後生存率 5 ヵ年集計 1 ヵ月後生存者数 1 ヵ月後社会復帰数 1 ヵ月後社会復帰率 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率 0~ % % % % 10~ % 0 0.0% % 0 0.0% 20~ % 0 0.0% % 0 0.0% 30~ % 0 0.0% % 0 0.0% 40~ % % % 0 0.0% 年齢区分 50~ % 0 0.0% % 0 0.0% 60~ % % % % 70~ % 0 0.0% % 0 0.0% 80~ % % % 2 4.9% 90~ % 1 9.1% % 1 4.2% 100~ % 0 0.0% % 0 0.0% 不詳 % 0 0.0% % 0 0.0% 合計 % % % 5 5.1% 人数 うち 女性 1 ヵ月後生存者数 1 ヵ月後社会復帰数 男性 女性 28

29 17 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率平成 28 年の非心原性でかつ心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民により目撃された症例の 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率は共に 6.1% であった また 救急隊等に目撃された症例の 1 ヵ月後生存率 1ヵ月後社会復帰率は共に 10.0% でした 平成 24 年と比較すると 非心原性かつ一般市民に心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月後生存率 社会復帰率はそれぞれ 10.6% 3.4% 下降している ( 図 19 表 14 参照 ) 図 19 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月 後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 28 年 ) 非心原性の心肺機能停止症例 116 件 心肺機能停止の時点が目撃された症例 43 件 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例 73 件 うち 一般市民により目撃された症例 うち 救急隊等により目撃された症例 33 件 (a) 10 件 (d) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 2 件 (b) 14 件 1 件 (e) 4 件 以外 以外 2 件 (c) 0 件 1 件 (f) 0 件 生存率 : b / a 100 = 6.1% 生存率 : e / d 100 = 10.0% 社会復帰率 : c / a = 6.1 % 社会復帰率 : f / d = % 平成 27 年の全国データ 一般市民による目撃症例 救急隊等による目撃症例 生存率 9.0% 10.6% 社会復帰率 3.6% 4.4% 29

30 表 14 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の 1 ヵ月 区分 後生存率及び 1 ヵ月後社会復帰率 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 年 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 非心原性の心肺機能停止症例 心肺機能停止の時点が目撃された症例 うち 一般市民により目撃された症例 生存率 16.7% 16.1% 18.9% 2.0% 6.1% 共に1 又は 社会復帰率 9.5% 12.5% 11.3% 0.0% 6.1% うち 救急隊等により目撃された症例 生存率 16.7% 33.3% 16.7% 18.2% 10.0% 共に1 又は 社会復帰率 16.7% 16.7% 16.7% 0.0% 10.0% 心肺機能停止の時点が目撃されていない症例 図 20 1 ヵ月後生存率と生存者数の推移 (5 年推移 ) 平成 27 年の全国データ : 1,538 人 9.0% 図 21 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰者数の推移 (5 年推移 ) 平成 27 年の全国データ : 616 人 3.6% 30

31 18 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例の うち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と生存者 数及び 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰者数の推移 平成 28 年の非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率は共に 6.9% であった 平成 24 年と比較すると 一般市民による心肺蘇生法が行われた 1 ヵ月後生存率 1 ヵ月後社会復帰率はそれぞれ 17.1% 5.1% 下降している ( 図 22 表 15 参照 ) 図 22 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 一般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と生存者数及び 1 ヵ月後社会復帰率と社会復帰者数の推移 ( 平成 28 年 ) 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 33 件 うち 一般市民による心肺蘇生が行われたもの うち 一般市民による心肺蘇生が行われなかったもの 29 件 (a) 4 件 (d) 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 1 ヶ月後 生存入院後 死亡 2 件 (b) 2 件 0 件 (e) 3 件 以外 以外 2 件 (c) 0 件 0 件 (f) 0 件 生存率 : b / a 100 = 6.9% 生存率 : e / d 100 = 0.0% 社会復帰率 : c / a 100 = 6.9% 社会復帰率 : f / d 100 = 0.0% 平成 27 年の全国データ 一般市民による CPR 施行症例 一般市民による CPR 未施行症例 生存率 10.9% 6.7% 社会復帰率 4.9% 2.0% 31

32 表 15 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例のうち 般市民による心肺蘇生が行われたものの 1 ヵ月後生存率と生存者数及び 1 ヵ月後 社会復帰率と社会復帰者数の推移 ( 平成 24 年 ~ 平成 28 年 ) 区分 非心原性でかつ一般市民により心肺機能停止の時点が目撃された症例 年 うち 一般市民による心肺蘇生が行われたもの 平成 24 年平成 25 年平成 26 年平成 27 年平成 28 年 生存率 24.0% 25.0% 23.1% 2.6% 6.9% 共に1 又は 社会復帰率 12.0% 19.4% 15.4% 0.0% 6.9% うち 一般市民による心肺蘇生が行われなかったもの 生存率 5.9% 0.0% 7.1% 0.0% 0.0% 共に1 又は 社会復帰率 5.9% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 32

心肺機能停止傷病者の救命率等の状況 総務省消防庁救急企画室 1

心肺機能停止傷病者の救命率等の状況 総務省消防庁救急企画室 1 心肺機能停止傷病者の救命率等の状況 総務省消防庁救急企画室 1 はじめに ウツタイン様式 とは 心肺機能停止症例をその原因別( 心臓に原因があるものかそれ以外か ) に分類するとともに 心肺停止時点の目撃の有無 バイスタンダー ( その場に居合わせた人 ) や救急隊員による心肺蘇生の有無やその開始時期 初期心電図の波形や除細動の有無などに応じて傷病者の経過を詳細に記録することにより 地域間 国際間での蘇生率等の統計比較を可能とする調査統計様式であり

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