Microsoft Word - 03_別紙-2_要領 (最終版)doc

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1 参考見積内容 別紙 - 見積の目的水資源機構総合技術センター 以下 機構 という が保有する鉛直二次元富栄養化モデルについて 曝気循環に関する最新の知見に基づき モデルの改造を行うものである 本見積は そのために必要な歩掛かりを調査するものである 見積業務内容 計画準備本業務の実施にあたり 業務目的 業務内容および機構が保有する鉛直二次元富栄養化モデルの内容を把握したうえで業務計画を策定するものとする 水質予測モデル改良. 曝気モデルの改良既に JA モデルに組み込まれている曝気モデルに 第 循環流表層における射流構造を追加し これに伴う関連箇所等も含め改造するものとする 曝気モデルの第 循環流及び第 循環流の流量等の計算結果については エクセルファイル等で整理し 鉛直二次元富栄養化モデル改良業務報告書 平成 4 年 月 及び 水質予測モデル改良業務報告書 平成 3 年 3 月 の各段階のモデルにおける第 循環流及び第 循環流の流量等と比較を行うものとする なお 改造にあたっては 以下の文献及びその他の関連する論文等を参照し行うこととする 古里ら, 貯水池気泡循環対策による広域水平密度流 ~ 低プルーム数における実用式 ~, 土木学会論文集 G 環境,Vl.7,.7, Ⅲ_455-Ⅲ_466, 5. 古里ら, 大量の圧縮空気を活用した気泡循環に関する現地実験 - 広域水平密度流の水平成層変形法による評価 -, ダム工学 8, 86-97, 8. 3Ase,. Imerer,J. : rcre f le plmes lerl srfe ermes, J.Fl Mech.,Vl.49, pp.35-57, 動作確認 調整改良した鉛直二次元富栄養化モデルで 大山ダムを対象に動作確認 調整を実施する なお 計算に必要なデータは機構が貸与する 3. モデル基礎データ作成機構が指定した 3 ダム 草木ダム 滝沢ダム 岩屋ダムを予定 について 測量成果データを整理し 鉛直二次元富栄養化モデルで適用可能な基本データ 貯水池メッシュデータ を作成する メッシュの寸法については 上下流方向が m 深度方向が m を予定とする なお 測量成果データとして 測量業務の電子成果品 A ファイル エクセルファイル を提供するものとする 3 報告書作成業務の成果をとりまとめ 報告書を作成する

2 3 参考資料 : 鉛直二次元富栄養化モデルの概要独立行政法人水資源機構総合技術センターが所有する鉛直二次元富栄養化モデル 以下 機構モデル という の概要を以下に示す ア 水理モデル機構モデルでは 動水圧を考慮し鉛直方向の運動量の輸送も考慮すると共に 全メッシュにおいて運動方程式と連続式が同時に成り立つように計算を実施している 基礎方程式 水の連続式 運動方程式 方向 : 流下方向 運動方程式 方向 : 鉛直方向 m m m m ここに : 時間,: 水平軸,: 鉛直軸 上向き正,,:, 方向の流速, m, m :, 方向の渦動拡散係数,: 圧力, : 水の密度, : 水の基準密度, / : 密度差,: 重力加速度である 数値解析モデル HMA 法 第一段階前時刻の を用いて仮の速度, を算定 p m m 第二段階, から連続式が成立するように を補正し 現時刻の を算定, j, j を用いて p, X Y を算定 m m m m m m 境界部の取扱い 3- 水面の取り扱い及び水位の計算方法

3 水面の取り扱い: 水面は水平湛水と仮定したが 動水圧を導入して運動量 水平 鉛直 水収支 連続式 いずれも満足できる解を収束計算により算出する 水位の計算方法: 表層各メッシュで異なる水位と水平湛水水位との差分を動水圧で表現しているため 水位を計算する場合には静水圧と動水圧との差分を水平湛水水位に加算して求める 3- 放流端 q : 放流端流速でありガウス分布により与える q : 放流量である 3-3 流入端 q : 流入端流速であり対数則により与える q : 流入量である 3-4 底面 U U ここに : 底面のせん断力, U : 底面を含むコントロールボリュームの 方向の流速成分, : 水の密度, : 摩擦係数である : 摩擦係数 =.6 出典 : 水理公式集 6 年版 p577 とした 3-5 密度の取扱い Fc,

4 イ 水温 濁水 水質モデル 水温モデル - 基礎式 ここに : 水温,, :, 方向の水温拡散係数, : 日射による吸収熱量, : 水の 比熱である - 水温関連諸量の取扱い 日射による輻射熱日射による輻射熱 は水面の反射 r によって となり 表層でその約 5 割が吸収され 残りは指数関数的に減衰しながら貯水池内に伝達されていく ep ここに : 水面反射 表層吸収を差し引いた後の日射量, : 標高 に到達する輻射熱, : 減衰係数.5 とした, : 水面標高である -3 水面からの熱損失水面からの熱損失は次式で与える L e c r ここに L : 貯水池表面からの熱損失, e : 蒸発による熱損失, c : 伝導による熱損失, r rw Rhwer の式 e c ここに L : 有効逆輻射, rw : 逆輻射, : 大気輻射であり 各熱損失は次式を用いる e s e L V 69. e A e : 単位 kcl/m 日,: 風速 水面上 5mm/s,es: 表面水温に相当す る飽和蒸気圧 mmh=4.58 e.633 s,e: 気温に相当する飽和蒸気圧 mmh=4.58 e.633,: 表面水温,A: 気温, : 相対湿度,LV: 蒸発の潜熱 kcl/k, : 比熱 kcl/k である wk の式 k r. A ここに k:ef Blm 定数 =.7-6 kcl/m 日 k, : 表面水温 k: 絶対温度, A : 気温 k: 絶対温度,: 雲量である 濁水モデル

5 ここに : 濃度,, :, 方向の 拡散係数,:w : 沈降速度である 沈降速度はストークスの式より算定し 動粘性係数 νは水温の関数とする νは 3 で.84cm /s で.3cm /s であることから 成層期のダム湖では躍層上と躍層下では 倍程度沈降速度が変化することになる σ ρ ν 3 水質モデル 3- 基礎式 F ここに : 水質濃度,, :, 方向の水質拡散係数, F: 内部生産関連モデル 沈 降 巻き上げを含む である 3- 低次生態系モデル :F 低次生態系モデル式を表 に示す 5

6 表 低次生態系モデル 水質項目時間変化項他の水質項目からの変換増殖 吸収死滅 分解捕食 同化 死滅 排泄沈降溶出再曝気 表層のみ 植物プランクトン 3 G [ ] GZ 捕食 w G [ ] GZ 捕食 w 3 3 G 3 [ 3] 3 3 GZ 3 捕食 w3 3 4 未使用 α α Z GZ 捕食 同化 動物プランクトン Z 死滅 O O O O O O O c デトリタス R O 分解 β Z 死滅 w O O O R O 分解 A V O O O I O O デトリタス R O 分解 β Z 死滅 w O I I G [ ] R O 分解 α α GZ 排泄 Z A V O4 O O 4 O O デトリタス R O 分解 β Z 死滅 w O O4 O4 R O 4 共沈 w 4 O O4 O 4 G [ ] R O 分解 R O 4 共沈 α α GZ 排泄 Z A V O O K G [ ] 光合成 K K R R O 分解 A O 分解 O V k 3 O O A V 6

7 表中の主たるパラメータは下記のように取り扱う 増殖速度:G G= F FH F F ここに : 最大増殖速度,F: 水温関数,FH: 日射量関数,F:I- 関数,F: O4- 関数である 死滅速度 : = θ []- ここに : での死滅速度,θ: 水温に関するパラメータである 分解係数:R R=R θ []- ここに R: での分解速度,θ: 水温に関するパラメータである 溶出速度: F ここに : における溶出速度,F: 水温関数である 光合成による O 供給量 :K K =cs 分解による O 消費量 :K K =K θ []- ここに K : での O 消費量,θ: 水温に関するパラメータである 底泥による O 消費量 :γ γ =γ θ []- ここに γ : での底泥による O 消費量,θ: 水温に関するパラメータである 再曝気係数 :K 3 K 3 =X K θ []- ここに X K : での再曝気係数,θ: 水温に関するパラメータである 7

8 8 ウ 浅層曝気装置 散気式 のモデル曝気では放出された気泡群の挙動 周辺水の連行現象など複雑な過程を含んでいる そこで Ase Imerer の提案したダブルプルームモデルを曝気過程の解析モデルとして採用し これを流動解析に組み込むこととしている β γ α β 外部プルーム内部プルーム表層での連行イントリュージョン図 ダブルプルームモデルの構造図曝気により生じる流動に関しては 浅枝らによるダブルプルームモデルを元に数値モデル化を行った 内部 上昇 プルーム及び外部 下降 プルーム内の流速及び密度の分布を長方形分布であると仮定すると 水の連続式 運動方程式 浮力の保存式として 以下のような基礎方程式が成り立つ 内部の上昇プルーム ' r F " ' 外部の下降プルーム " " ここで,= 上昇プルームおよび下降プルームの半径 [m], = 上昇プルームおよび下降プルームの平均上昇速度 [m/s], = 上昇プルームおよび下降プルームの周囲流体に対する浮力 [m/s ] であり,, = それぞれ周囲水 内部プルーム 外部プルームの密度としたとき r r / ", / ' と定義した ここに r= 基準密度 [k/m 3 ] である また は のうち水に起因する割合であり F を断面中の気体含有率 Q H を水深 H における気体流量としたとき

9 QH ' F ' s で与えられる さらにモデル上のパラメータとしては,, = 周囲から外部プルームへの連行係数 外部プルームから内部プルームへの連行係数 内部プルームから外部プルームへの連行係数 = 内部プルームと中央の気泡プルームの半径の比がある 現地スケールの現象においては.7 程度であるとされている また 古里らは 曝気装置による気泡噴流について これにより生じる広域的流動 図 ついて着目し 現地実験で表層流 Q を観測し 図 3 に示すような プルーム数との関係を整理している 低プルーム数の条件下では 広域水平密度流の表層流量 Q 及び気泡噴流量と混合して沈み込む連行流量 Q-e は 高プルーム数の条件下と異なる傾向を示し 高プルーム数では一定値であるのに対し 現地条件である低プルーム数では プルーム数の低下に伴い 第 循環流の表層流量が低下する傾向があり これを昨年度組み込んだ 図 対象とする流動の模式図 古里ら 気泡循環による局所流構造 pe, グレー矢印, 広域流動 黒矢印 パラメータ 図 3 無次元表層流量 Q 連行流量 Q -e とプルーム数 の関係 古里ら 9

10 エ 高水時の懸濁成分の早期沈降作用機構モデルでは 高水後に見られる富栄養化項目の長期浮遊現象を低減するために 高水時の流入負荷 -O O- 及び O- を通常沈降領域及び早期沈降領域に区分し 早期沈降領域に属する流入負荷については内部生産由来の沈降速度とは別の沈降速度を与えている 平水時高水時 >.35 m 3 /s/km O 比負荷量 /s/km.. 早期沈降対象領域 通常沈降領域.... 比流量 m 3 /s/km 図 4 高水時の濁質沈降作用設定のイメージ 緑と黄色を別々に与える 各領域の取り扱いは以下の通り 通常沈降領域 低水時の l-q 式が適用される範囲 内部生産由来の沈降速度に従い沈降する 早期沈降領域 高水時の l-q 式が適用される範囲 貯水池の濁りに影響を与える濁質成分 粒径区分 を決定した後 その成分比 粒度分布に基づく重量 % 及び代表粒径を求める 濁りに影響を与える濁質成分は 貯水池へそのまま流入し代表粒径の沈降速度 kes 式より算定 に従い沈降するものとする 残りの濁質成分は 貯水池上流端において沈降するものとする

11 オ 濁質粒子による光制御効果 機構モデルでは 無機物由来の濁りによる貯水池内における光の減衰に加えて 植物 プランクトン由来の濁りによる光の減衰についても考慮している I Iep.3 '. hl Z ここに I: 水深 Zm における照度 I: 水表面における照度 Z: 水深 m : 無機物による濁度 hl-: クロロフィル μ/l

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