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- たつぞう ありはら
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1 東京産婦人科医会との協力による 子宮がん細胞診 検診を指導した先生 青木大輔 慶應義塾大学医学教授 青木基彰 検診の方法とシステム この検診は 東京産婦人科医会 以下 医会 旧東京母性保護 医協会 以下 東母 の会員の施設を利用して検体を採取し 東京産婦人科医会顧問 それを東京都予防医学協会細胞診センターに郵送して細胞診断を 伊藤良彌 行う施設検診方式 東母方式 で実施されている 東京都予防医学協会婦人検診長 岩倉弘毅 東京婦人科医会監事 大橋克洋 東京産婦人科医会副会長 落合和彦 この東母方式には 下図のような流れがある一つは 受診 希望者が医会会員の施設を訪れ 自費で検診を受けるものであり 自由検診 といわれている 自由検診 に対して 行政検診 は 区 市 町 村が検診の 東京産婦人科医会副会長 費用を公費で負担するもので 受診者は各自治体が発行した受診 木村好秀 券を持って地区内の医会会員の施設に出向いて検診を受ける方式 東京産婦人科医会学術長 田中忠夫 東京慈恵会医科大学教授 塚﨑克己 慶應義塾大学医学准教授 長谷川壽彦 東京都予防医学協会検査研究センター長 である 自由検診 行政検診 ともに原則1次スクリーニングでclass Ⅲ以上と判定された受診者は 医会会員の施設または東京都予防 医学協会内の精密検診センターなどで精密検査を受ける方式で実 施される 町田利正 東京産婦人科医会会長 東京都予防医学協会年報 年版 第号
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4 表 年度別 検診別 子宮頸がん検診成績 年度 年度 自由検診 Ⅰ Ⅱ,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.. Ⅲ Ⅳ Ⅴ,.,.,.,,,.,.,.,.,.,.,.,.,., , ,.,,,,,,,,,,, 度と年度の比較では 自由検診受診者と行政検 診受診者合わせて,件の減少で 年度とほぼ 行政検診 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ,,,,,.,.,,,,,,,,,,,,,,,,,,,.,.,.,.,.,.,.,.,.,,,,, ,. Ⅴ.,, ,.,,,,,,,,,,, まった疑陽性率の減少は今後の課題である 年齢別子宮頸がん検診受診者数の推移 同じ水準に戻ったことになる体がん検診を保険で 自由検診における検診受診者の年齢構成は 行う場合が増加していると推測するのは 今後の推 昭和 年度までのピーク 歳に対 移を見ながら判断すべきであろう 表 細胞診の疑陽性 陽性率を見ると 年度と対 比してほぼ同程度の結果であった細胞診を行う立 して 歳にピークを認めているこの傾向は 年度以来大きな変化を認めていない 図 行政検診について 歳未満受診者は年度 場としては 極力疑陽性率を下げようと努力はして 年度 年度それぞれ...と推 いるが 内膜細胞診判定の困難さから 病変の存在 移している歳未満受診者が増加傾向にあるのか を見逃してはならないこともあり かなりの率 自由 判断するのは難しいが 若年者の検診受診者が一定 検診. 行政検診. で疑陽性と判断してし の割合を占めるようになったと考えている 東京都予防医学協会年報 年版 第号
5 表 年度別 検診別 子宮体がん検診成績 年度 検診別 自 由 検 診 判 定 陰 性,,..,,,..,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,, 疑陽性 % 行 政 検 診 陽 性 % 陰 性 疑陽性 % 陽 性 %,,,,,, 子宮がん発見症例数 考えると大きな問題である個人情報保護法の影響 年度の子宮頸がんの発見者数を年度と比 が大きいとの指摘もあるが 検診の質の向上を考え 較すると 自由検診で例 行政検診で例の減少 るのであれば 検診関係者は一層の努力を行うべき であったがん発見率については 自由検診では低 であろう 下傾向を認めるが 行政検診では傾向は認めるとし 年度の子宮がん発見率を全体 年 ても 明らかに低下したと言い切れる数値ではない の合 と比較すると 大幅な低下傾向にあるが 追跡が終了していない症例もあるので 年度に んと診断する前に治療 高度等で治療した す 年度と年度を比較してみてから傾向をみる る症例が増加すれば この傾向は持続するが 子宮 べきである がん罹患率や死亡率はむしろ増加しているデータも 考慮すべき問題は 年版年報でも述べたが あり がん症例が大幅に減少したと思われないので 年々低下する追跡率で 特に自由検診での追跡率が 今後の推移を注意深く見守ることが大切である 表 を下回るまで低下していることは検診の精度を 子宮頸がん検診で発見されたがんの種類別で 東京都予防医学協会年報 年版 第号
6 表 年度別 検診別 子宮がん検診数 頸がん 体がん と子宮がん発見数および発見率 年度 年度 自 由 検 診 行 政 検 診 検診数 人 がん発見数 人 発見率 追跡率 検診数 人 がん発見数 人 発見率 追跡率,,,,,,,,,,, ,,,,,,,,,,, ,,,..,,,.. 自由検診と行政検診の合およびがん発見数 発見率,, 件, 人.% 注①がん発見数は 年 月 日現在の上皮内癌を含むがんの確定数 ② 年から 子宮体がんの検診数を含む は 全体と比較すると上皮内癌を含めたがん例は自 由検診 行政検診ともに低率化している軽度異形 成 中等度 高度 上皮内癌について める場合での検診が多いためと思われる 表 細胞診成績 年齢別 年度別子宮頸がん検診細胞診成績 年度と年度の検出率を比較すると 大きな 子宮頸がん検診の細胞診で いわゆる異常があり 差を認めていないに対する上皮内癌と微小 精密検査の対象としていたクラスⅢ ⅣとⅤの全体 合数の比率は 過去の総上で自由検診が に占める割合は クラスⅢで年度と年度を ほぼ対 行政検診が約対であった年度 追 比較すると 自由検診で.と. 行政検診で 跡が終了していないので未集分が存在する でみ.であった年度による変動範囲内と考え 誤差 ると それぞれ約.倍.倍であった年度に 範囲とみたいクラスⅣとⅤについてみると 自由 ついては に対して上皮内癌 微小症 検診で.と. 行政検診で.と.と 例比率は減少傾向にあった 大きな差を認めていない近年増加傾向にあるのは ベセスダシステムが導入されると問題になるのが 歳未満若年者のクラスⅢ増加であり その原因は H-SIL 高度扁平上皮内病変 の扱いである中等度異 HPV感染症例の増加である子宮頸がん取り扱い規 形成から上皮内癌 微小疑いを含め までを包 約でHPV感染を軽度相当と評価しているので 括する組織分類なので そのまま採用することなく HPV感染症例のクラス分類をクラスⅢaとしている これまでの分類方式を当てはめて 日本産婦人科医 のが大きな要因である 表 会で採択したベセスダシステム準拠子宮頸報 ベセスダシステムが普及すると 現行でのクラス 告様式にしたがってH-SIL診断を再分類し これまで 分類による統をベセスダ用語に変えなければなら 同様中等度 高度 上皮内癌 微小浸 ないが ASC-USとASC-Hの扱いとクラスⅢa扱い 潤癌疑いを付記することになる 表 図 であったベセスダシステムH-SILの中等度の扱 子宮体がん検診で発見された新生物症例 特に子 いは なんらかの取り決めが必要であろう 宮内膜がんについて がん発見率は扁平上皮系の低 下傾向と比較して 大きな変動を認めていない体 おわりに がん発見率については 自由検診が行政検診と比較 本会における子宮がん検診の結果について 子宮 して高値を示しているが 症状 主として出血 を認 がん検診を取り巻く最近の話題 特にベセスダシス 東京都予防医学協会年報 年版 第号
7 表 子宮頸がん検診の追跡結果 年度 確定病変 頸 体 良 良 自由検診 行政検診 合 年度 自由検診 行政検診 合,..,.., 内 膜 増 殖 症 内膜異型増殖症 成 度 度 度,,,....,,,....,,, 上 皮 内 癌 微 小 浸 潤 癌 上 皮 内 腺 癌 微小浸潤腺癌 そ の 他,.....,.....,, 扁 平 上 皮 癌 頸 腺 癌 腺扁平上皮癌 体 腺 癌 頸 そ の 他 そ の 他, , 追 跡 可 能 例 追 跡 不 可 能 例,,..,,..,,......,,.. 追 跡 対 象 例, 性 性 腺 異 形 軽 中 等 高 早期癌,,,,, 注 各症例のは追跡可能例に対する割合を示す その他のがんは子宮以外のがんや 位不確定のがん等の症例 テムの導入と影響 さらに移行期の対応について解 しなければならないと思っている 説した転換期にある子宮がん検診を 国民健康の 注 より詳しい資料をお求めの場合 保持 増強に益するように方向づけしなければなら ここに示した統資料は本会開設以来年度毎に集 ない毎年強調している事項であるが 国民の利益 したものを簡略化しています詳しい資料につい にかなうよう 検診関係者一同がなお一層の努力を ては ご連絡をいただければ開示します 東京都予防医学協会年報 年版 第号
8 表 子宮体がん検診の追跡結果 年度 年度 自由検診 行政検診 合 性 性,..,.., 内 膜 増 殖 症 内 膜 異 型 増 殖 症...., 体 癌 腺 軽 中 高 成 度 度 度 早期癌 上 皮 内 癌 微 小 浸 潤 癌 上 皮 内 腺 癌 微小浸潤腺癌 確定病変 扁 平 上 皮 癌 頸 腺 癌 その他の組織型 癌 追 跡 可 能 例 追 跡 不 可 能 例,,..,..,, 追, 体 頸 頸 病 変 そ 良 良 の 跡 腺 異 形 等 他 対 の 象 例, 自由検診, 行政検診 合 注 各症例のは追跡可能例に対する割合を示す その他のがんは子宮以外のがんや 位不確定のがん等の症例 表 年齢別子宮頸がん検診成績 自由検診 class 年度 検査数 歳 歳 年度 年令 不明 検査数 歳 歳 年令 不明 Ⅰ,.,,,,,,,.,,, Ⅱ,.,,,,,,,.,,,,, Ⅲ,.,,,,,,. Ⅳ,.. Ⅴ,..,,,..,.,.,,.,.,.,.,..,,.. 行政検診 年度 年度 年令 不明 検査数 Ⅰ,,.,,,,,,,.,,,,, Ⅱ,,.,,,,,,,.,,,,, Ⅲ,.,,,,,,. Ⅳ,.. Ⅴ..,,,,,,,,.....,.,,.,.,.,.,.. 歳 歳 自由検診と行政検診の合,,件 検査数 年令 不明 class 歳 歳 自由検診と行政検診の合, 件 東京都予防医学協会年報 年版 第号
9 子宮がん精密検診センターの実施成績 塚 克 己 慶應義塾大学医学准教授 はじめに これら会員からの要精検者のほかにも 本会婦人科 子宮がんは 年来の検診体制の整備などにより 検診センター 通称グリーンルーム や行政検診にお 右下がりの死亡率の減少を示してきたが 近年の若 ける要精検者の精密検査も行っており 毎年 年報 年者の罹患率の上昇などにより その死亡率は横ば を発行してその成績を報告するとともに 問題点を いあるいは軽度上昇の傾向すら認めており 頸がん 考察し 検診精度の向上に努めてきた だけをみても毎年約,人が罹患し 約,人が 本稿では 平成 年度の成績を中心に 他 頸がんで死亡しているこの現状を打開するために 年度との比較や若干の考察を交えて報告する は 子宮がん検診の更なる質の向上こそが必須であ 精検実施数 り 早期発見のための検診受診率の向上や検診精度 年度の年間受診者数は,人であり 前年度 の向上が急務となっている 東京産婦人科医会では 会員が自分の施設で行う より人増加し 年ぶりに,人を超えた 子宮がんの検診方法を 昭和 年より開設した 年のセンター開設以来年度までの年間の精検 その事業の実務を東京都予防医学協会 以下 本会 者数の合は,人となる月別の受診者数の傾 が全面的に引き受け 細胞診異常例に対する精密検 向をみると 例年どおり夏にやや増加する傾向を認 診センターも本会内に開設し 医会会員から委託さ めるものの 年度では月 月の冬の受診者 れた要精検者の精密検査を実施してきた現在では が多く 珍しい傾向を示した 表 表1 年度別 月別 精検実施数 年度 年度 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月 月..,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,,,,, ,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,. 注 年度および年度の下段の数字は表,, も同じ 東京都予防医学協会年報 年版 第号
10 精検受診者の年齢分布 拍車がかかっているこの年度 年度にお 精検受診者の年齢を歳ごとに区別すると ける体がんの精検者数の減少に関しては 年に 年度では 歳が人. と最も多く 次 出された指針による体がんの行政検診者数の減少が いで 歳の人. であった歳以下 定着してきた表れであると考えられる 表 の占める割合は全体の.と 久しぶりに前年度よ 病理組織診断 り低下し 近年増加傾向にあった若年受診者の割合 年度の精検受診者の子宮頸病理診断は 軽 にストップがかかったこの理由は不明だが 今後 の動向に注目したい 表 度例. 高度例. 上皮内癌例. 微小例. 浸潤 精検受診者の 次検診における細胞診判定 癌例. であったこれを年度から 頸がん検診に関しては 年度の受診者のclass 年度までの各病変における平均比率と比較すると 分類をみると classⅢaが例. で圧倒的 軽度が増加. しているのに反し に多く 以下classⅢbの例. classⅣの 上皮内癌以上の病変ではすべて低下しており 細胞 例. classⅤの例. classⅠ Ⅱの例 診判定における結果 表 とほぼ同様の傾向を示し. の順であったこれを年度から年 た特に リンパ節郭清等を伴い 術後の合併症頻 度までの平均頻度と比較すると classⅢaは増加傾 度の高いの頻度を激減.. させる 向 classⅠ Ⅱ classⅢb classⅣやclassⅤは減少 ことができたことは がんの早期発見に有用であり 傾向にあることが示唆され ここ数年と比べてみて 医療費の面のみならず患者のquality of lifeの面から も 上皮内癌やの減少と 軽 中等度 の意義が大きい 一方 子宮体病変では 年度における子 の益々の増加傾向が認められる 一方 体がん検診に関して 年度は内膜細胞 宮内膜増殖症と体がんはそれぞれ例. 例 診疑陽性が例 で 陽性例は例 であ. であり 年度から年度までの平均 り 精検者総数は人であるこれは 年度か 比率と比べ いずれも減少... ら年度までの平均である.人,/ より. を示したしかしながら この数字は内膜 増加しているものの 年度よりほぼ横ばいであっ 増殖症や体がんの実態を表した数字ではなく 頸 た例年に比べ 年度 年度と減少の傾向に の数の増加による見かけ上の減少であり 症 表 年度別 受診者の年令分布 年度 年齢 年度 歳.,.,.,.,.,.,....,.,,,,, ,.,.,.,.,.,.,.,.,...,. 人 歳 東京都予防医学協会年報 年版 第号
11 表 精検受診者の 次検診における細胞診判定 年度 判定 頸がん検診 体がん検診 Ⅰ Ⅱ Ⅲa Ⅲb Ⅳ Ⅴ 疑陽性.,.,.,..,.,.,,..... 人.,.,.,. 全体における.... 年度 陽性 なし.,..,,,,,,....,.,.,..,., ,. 注 各年度に重複例が含まれる表も同じ 体不能再検例は含まない 表 病理組織診断 年度 組織診断 年度 人 高 度 上皮内 癌 微小 良性 軽 度,,,,,,,,,,,,,,, ,,.,.,.,.,.,....,..., 例数はここ数年余り変わっていない前述したごと 体がん 内 膜 増殖症 その他 未実施 判定 不能 追跡中 頸がん患者の年齢の推移 く 体がんの行政検診者数が減少していることを考 頸がん 上皮内癌以上で 頸腺癌も含む の症例 慮に入れれば 実数は増加している印象を持つこと 数は近年減少傾向にあるまた その年度別の年齢 はあれ 決して減少していないしかも 対頸がん 構成の推移をみると 例年は 歳以上の頸がんの 平均比 上皮内癌は除く は 年度 年度が 減少 歳以下の増加が認められ 頸がんの若年化. 体がん.例/頸がん.例 年度 傾向を示してきたが 年度では 歳以下の頻 年度は. 体がん.例/.例 と約.倍に 度が.と減少し 逆に歳以上の頻度は.と 増加しており 症例数 対頸がん比とも近年体がん 増加したこの現象が単年度の偶発的なものなのか が増加していることが想定される 表 図 歳以上の検診者の割合が増加したことが影響して いるのか その他の要素によるものなのか その理 東京都予防医学協会年報 年版 第号
12 由は不明であるが 今後の動向に注目したい 図 の細胞診における偽陽性率は依然として高いものの 年度の. 年度の.に比べれば低下 次検診時の細胞診と病理組織診断 表における細胞診classⅠ Ⅱ症例は グリーン ルームで次検診を行った症例の内 細胞診陰性 コ ルポ診有所見にて精検を行った症例である している 精検センター受診時の細胞診と病理組織診断 表におけるclassⅠ Ⅱ症例は 次検診でclassⅢ 年度では classⅢaと推定病変の軽度 a以上であったが 精検センターでの細胞診でⅠ Ⅱ が合致した割合は. / であり 例 であった症例で 次検診と精検との間隔が短い場合 の高度 例の上皮内癌 例の微小を に起り得るが コルポスコピー下での組織診で軽度 検出している一方 良性所見 偽陽性 が.に が. / 高度が. / 認められているClassⅢa例の取り扱いに関しては 検出されており 次検診におけるコルポ診の有用性 従来 偽陽性率が高いことから 年度より良性 が示唆される頸における成績は 次検診時と 異型やHPV感染に起因すると考えられ る症例については要精検とせず ヵ月 後のfollow upとして 細胞診classⅢa 症例における要精検率を絞り込んでき た年度では残念ながらその効果 は認められず 偽陽性率は.であっ たが 年度は. 年度は.と ここ数年と比べても年連続 で低値を維持しており 絞り込みの効 果が定着してきた可能性がある 子宮内膜細胞診の疑陽性における合 致率は. / と低いが 例の 体がんが検出されている一方 偽陽 性率は.であるまた 次検診時 東京都予防医学協会年報 年版 第号
13 表 1次検診時の細胞診と病理組織診断 年度 病理組織診断 細 胞 診 頸 Ⅰ Ⅱ Ⅲa Ⅲb Ⅳ Ⅴ 体 疑 陽 性 陽 性 人 良性 軽 度 高 度 上皮内 癌 微 小 体がん 内 膜 増殖症 その他 未実施 判定 不能. 表 精検センター受診時の細胞診と病理組織診断 年度 病理組織診断 細 胞 診 Ⅰ Ⅱ Ⅲa Ⅲb Ⅳ Ⅴ 頸 体 陰 性 疑 陽 性 陽 性 判定不能 人 良性 軽 度 高 度 上皮内 癌 微 小 体がん 内 膜 増殖症 その他 未実施 判定 不能, ほぼ同様の傾向を示しているが 全体として 合致 的には 早期発見のための検診受診率の向上であ 率 偽陽性率とも次検診より良好であり ちなみに り 検診精度の向上である受診率の向上に向けて classⅢa例における合致率は. / 偽陽 は 厚生労働省健康局がん対策推進室が年月 性率は. / と改善が認められているこ 日に 子宮頸がん 乳がん検診の無料クーポン券 のことから 頸細胞診の精度向上のためには 適 の交付を決定するなどの対策が講じられ 月ごろか 正な標本作製が重要であることが示唆される一方 ら都内でもこの無料クーポン券を利用する受診者が 体の成績では疑陽性例における偽陽性率は. みられるようになった現場としては 増えた細胞 / と例年 年度. 年度. に 診標本の診断や 精度管理の維持に大わらわである 比べ低値であり ここにも疑陽性例の絞り込みの成 が これを機に女性特有のがんに対する国民の理解 果が表れていると考えられるなお 細胞診陽性例 が深まり 検診受診率が高まればと期待している では偽陽性例は認められず 例年のことではあるが 細胞診陽性例の偽陽性率は極めて低いことがわかる おわりに また 精度の向上に向けては ①頸がんの細胞診 断に対するベセスダシステムの導入 ②HPV検査の 頸がん検診への導入 ③細胞診標本の作製における 液状処理細胞診 LBC の導入などが検討されている 冒頭にも述べたように 今 子宮がん検診に求 ベセスダシステムに関しては 年月以降 医 められているものは 更なる質の向上であり 具体 会ですでに導入されているが 標本の適否が重視さ 東京都予防医学協会年報 年版 第号
14 れる点 また 意義不明異型扁平上皮 表 頸スメア class Ⅲ a 体スメア疑陽性症例の 偽陽性率の年次推移 ASC-US がすぐ精検ではなくfollow up 年 度 またはHPV検査のワンクッションが入 次検診classⅢa症例での組織診良性率 精検センターclassⅢa症例での組織診良性率 ることなどにより 偽陽性率の低下に貢 頸 献するものと考えられるが 反面 その 次検診疑陽性症例での組織診良性率 体 精検センター疑陽性症例での組織診良性率 頻度が以内であることが期待される という制約はあるものの 異型扁平上皮 ASC が従来のclassⅢaのように意味 不明標本の温床になるのではとの危惧もあるこれ された各種病変の細胞像の検討や classⅢaまたは疑 については 来年以降の成績に注目したいと考えて 陽性と判定して 組織診断で不一致であった多数例 いる における細胞像の再評価を行い 子宮がん検診にお また HPV検査の検診への導入に関しては HPV ける診断精度の向上に有用な細胞診判定基準作成を 検査の陰性反応適中度が高いことなど 検査の精度 試みている J.Jpn.SOC.Clin.Cytol.: :- 感度 特異度 に関してはほぼ明らかになっている 表は 年から年までの頸スメアclass ものの 子宮頸がん検診のエンドポイントを死亡率 Ⅲa症例と 腔内スメア疑陽性症例における 次検 の低下におくか 妊孕性の確保など患者のquality of 診時ならびに精検センター受診時の偽陽性率を示し lifeの向上に置くかの立場で意見が分かれており 保 たものである有意差検定は行っていないが 次 険収載の問題なども含めて早急な導入は難しそうな 検診に比べ 精検センターにおける偽陽性率が低い 現状となっているさらに LBCに関しては その 傾向が認められるこのことは 細胞の採取法 採取 導入の問題点として 標本作製機器が高価であるこ 器具 採取場所 細胞の塗沫法 固定法などが適切 とがあげられている一方 LBCは標本作製方法で で 細胞診標本のクオリティーが高ければ偽陽性率 あるため その実施にあたって指針上の問題はなく は低下することを示唆していると考えられるした したがって 機器の低価格化の実現や 今後従来法 がって クオリティーの高い標本の作製に対する更 との比較の中でLBC標本の精度が優れていることが なる啓発こそが急務であると思われるまた 偽陽 判明すれば 検診精度向上の上から導入されるもの 性率の年次変化に関しては われわれが検討を始め と考えられる た年に比べ年は逆に偽陽性率が上昇してい 以上 最近の診断精度向上に向けての取り組みに たが 年 年と改善の傾向が認められている ついて述べてきたが 本会も年頃より頸スメ これがわれわれの検討の成果か否か まだデータが アのclassⅢa検体における偽陽性率の低下 腔内ス 少なく 判断は控えるが 年以降更なる成績と メアにおける疑陽性検体の偽陽性率の低下を目指し 考察を重ねることにより 細胞診の精度向上に向け て検討を行ってきたその方法は 組織学的に診断 た努力を続けていきたいと考えている 東京都予防医学協会年報 年版 第号
子宮がん細胞診の実施成績 長谷川 壽彦 東京都予防医学協会検査研究センター長 はじめに わって採用されるまでに至らなかったTBSは 厚生労働省内に設置された がん検診に関する検討 平成 年に それまでの実績の評価や指摘され 会 は 検診開始年齢や検診間隔についての指針を示 た問題点を検討し改訂がなさ
東京産婦人科医会との協力による 子宮がん細胞診 検診を指導した先生 青木大輔 慶應義塾大学医学教授 青木基彰 検診の方法とシステム この検診は 東京産婦人科医会 以下 医会 旧東京母性保護 医協会 以下 東母 の会員の施設を利用して検体を採取し 東京産婦人科医会副会長 それを東京都予防医学協会細胞診センターに郵送して細胞診断を 伊藤良彌 行う施設検診方式 東母方式 で実施されている 東京都予防医学協会婦人検診長
<4D F736F F D CB48D655F87562D31926E88E695DB8C928A E947882AA82F F4390B38CE32E646F6378>
子宮がん検診 [ 実施状況 ] 子宮がん検診は 県内 48の自治体から委託を受け検診を行った 受託率は全市町村の88.9% である 平成 23 年度の受診人数は 頸部検診の受診者が 88,41 人 要精密検査 1,111 人 要精検率 1.3% 体部検診の受診者は45 人 要精密検査 人 延べ受診者数は88,446 人であった ( 図 1 2) なお 個別検診等を含む細胞診の検査件数は 146,26
Microsoft PowerPoint - ASC-Hの分析について.ppt
ベセスダシステム ASC-H 判定の分析 ( 株 ) AKH research center 阿部一之助 金子翔 齊藤千佳 高橋正人 佐藤伸 南條博 子宮頸部細胞診報告様式 ベセスダシステムの背景 ( 米国 ) 1980 年代後半 米国内において 婦人科がん検診の細胞診と組織診の不一致率が高いこと 細胞診報告様式や用語が統一されていないため 臨床的な取り扱いに混乱を生じていることを大きく取り上げ 婦人科がん検診における細胞診が社会問題となった
スライド 1
ベゼスダ システムの運用 藤田保健衛生大学病院での運用例 愛知県臨床衛生検査技師会病理細胞研究班 藤田保健衛生大学病院病理部 田中浩一 藤田保健衛生大学病院での運用 1. ベゼスダシステム導入時期 藤田保健衛生大学病院の病理部では 2009 年 4 月 1 日よりベゼスダシステム判定を取り入れた運用を行っている 2. 運用方法 従来の日母分類に加えベセスダシステム判定を併記すると同時に 標本の評価
子宮頸がん死亡数 国立がん研究センターがん対策情報センターHPより
子宮頸がん死亡数 国立がん研究センターがん対策情報センター HP より 2016 年 2,710 人 ( 全部位 153,201 人女性 ) 子宮頸がん罹患数 国立がん研究センターがん対策情報センター HP より 2013 年 10,520 人 ( 全部位 363,732 人女性 ) がん年齢階級別罹患率 (2013 年女性 ) 大腸 乳房 胃 40-44 歳 10 万人あたり 30.195 人 肺
<4D F736F F D20288E518D6C8E9197BF AA82F18C9F90668F64935F8EF390668AA98FA791CE8FDB8ED282CC90DD92E882C982C282A282C AD8F6F94C5817A2E646F6378>
がん検診重点受診勧奨対象者の設定について 1. がん検診における受診勧奨の背景 国のがん対策推進基本計画の目標である 75 歳未満のがん死亡率減少を達成するためには タバコ対策を柱とした一次予防の推進に加えて 二次予防としてのがん検診の受診率向上が必要である がん検診の受診勧奨として 市町村の広報誌による受診勧奨が広く行われてきた しかしながら 個人を特定しない受診勧奨が受診率向上につながるという科学的根拠はない
子宮頸部細胞診陰性症例における高度子宮頸部病変のリスクの層別化に関するHPV16/18型判定の有用性に関する研究 [全文の要約]
Title 子宮頸部細胞診陰性症例における高度子宮頸部病変のリスクの層別化に関する HPV16/18 型判定の有用性に関する研究 [ 全文の要約 ] Author(s) 青山, 聖美 Issue Date 2018-03-22 Doc URL http://hdl.handle.net/2115/70813 Type theses (doctoral - abstract of entire text)
ベセスダシステム2001の報告様式 ーASC-US、ASC-Hの細胞像と臨床的意義ー
子宮頸部細胞診 : 日母分類からベセスダシステムへ ー SIL の概念と判定ー 慶應義塾大学医学部産婦人科 照井仁美 (CT) ベセスダシステム 2001 の報告様式 1 specimen type conventional smear( 従来法 ) liquid-based preparation( 液状処理法 ) specimen adequacy 標本の適否の評価 endocervical/transformation
子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱
第一総則 子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱 一目的 けいりこの法律は 子宮頸がんの罹患が女性の生活の質に多大な影響を与えるものであり 近年の子宮頸が んの罹患の若年化の進行が当該影響を一層深刻なものとしている状況及びその罹患による死亡率が高い 状況にあること並びに大部分の子宮頸がんにヒトパピローマウイルスが関与しており 予防ワクチンの 接種及び子宮頸部の前がん病変 ( 子宮頸がんに係る子宮頸部の異形成その他の子宮頸がんの発症前にお
婦人科がん検診Q&A
女性特有のがん検診推進事業 が実施されます 本事業は厚生労働省が がんの早期発見と正しい健康意識の普及および啓発を目的に 特定の年齢に達する方を対象に 子宮頸がん検診 および 乳がん検診 に限定し 無料クーポン券を送付するものです ( クーポン券のご利用で 窓口負担が無料になります ) 相模原市では 平成 21 年 9 月 1 日から平成 22 年 3 月 31 日の期間に実施します 無料クーポン券配布対象者
モノクローナル抗体とポリクローナル抗体の特性と
Epidermal growth factor receptor(egfr) p53 免疫染色を用いた尿細胞診の良悪性鑑別 総合病院土浦協同病院病理部 池田聡 背景膀胱や腎盂に出来る尿路上皮癌の頻度は近年増加している この尿路上皮癌の診断や経過観察において尿細胞診は最も重要な手段の 1 つである この検査は 患者への負担が小さく繰り返しの検査が容易であることから尿細胞診の診断価値は非常に高く 検査の頻度は年々増加している
日産婦誌61巻4号研修コーナー
( 表 E-8-3)-(4)-1) 子宮頸癌取扱い規約組織分類 ( 日本産科婦人科学会, ほか編 : 子宮頸癌取扱い規約, 改訂第 2 版 1) より一部改変 ) ( 図 E-8-3)-(4)-1) 微小浸潤扁平上皮癌の計測 ( 日本産科婦人科学会, ほか編 : 子宮頸癌取扱い規約. 改訂第 2 版 1) ) 浸潤の深さと縦軸方向の広がりはいずれも組織標本上での計測により mm 単位で記載する.
僕が見た21世紀の 産婦人科医療
婦人科疾患について 3 子宮の腫瘍性病変 について 3 ~ 子宮頸がん 子宮頸がんについて ~ 疫学 世界で年間約 50 万人が発症, 約 27 万人が死亡している. 世界的に婦人科悪性腫瘍の中では最も頻度が高く, 女性に発症する癌としては乳癌に次いで 2 番目に多い. 日本においても年間 15,000 人以上が発症し, 約 3,500 人が死亡していると推計される. 子宮頸がん ~ 疫学 頸がん患者全体の平均年齢は
2017 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 件で 前年から 29 件増加した HIV 感染者は前年から 3 件 AIDS 患者は前年から 26 件増加した ( 図 -1) 2 HIV 感染者
217 年 3 月臨時増刊号 [No.165] 平成 28 年のトピックス 1 新たに報告された HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた数は 464 で 前年から 29 増加した HIV 感染者は前年から 3 AIDS 患者は前年から 26 増加した 図 -1 2 HIV 感染者 AIDS 患者を合わせた報告数の概要として 主に以下のことが挙げられる 図 -2 3 4 外国籍男性は前年から 11
( 7 5) 虫垂粘液嚢胞腺癌の 1切除例 F g 5 H s t l g lf d g sshwdm s y s t d r m ( H E s t ) 考 型度粘液腫蕩で再発リスクが低い ) C I低異型度を示 察 す粘液産生腫蕩で 腫蕩成分を含む粘液が虫垂以外に 原発性虫垂癌は全大腸癌手術件数の 8 3 %で 大 存在する群(低異型度粘液腫蕩で再発リスクが高い ) 腸癌取扱い規約 却によると
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普段私たちはこんな細胞をみています 細胞診 ~ 婦人科子宮頸部編 ~ 平成 20(2008) 年 12 月に 社団法人日本産婦人科医会より ベセスダシステム 2001 準拠子宮頚部細胞診報告様式の理解のために が発表されました いわゆる医会分類と呼ばれているもので 子宮頸がん検診の報告様式が従来のパパニコロウ分類 (Class 分類 ) からベセスダシステム 2001 に移行する流れとなりました (
日本における子宮頸がん検診の時代的背景 1982 年老人保健法にて 20 年かけて子宮頸がんを半減させる 30 歳以上の女性を対象受診間隔は 1 年に 1 回費用は行政が全額負担 1998 年地方交付税による財源措置に変更費用の一部個人負担が必要となる 2004 年子宮頸がん検診の見直し受診対象年齢
子宮がん検診 ヒトパピローマウイルス (HPV) 細胞診 広島市医師会臨床検査センター 検査科 科長渡辺昌三 日本における子宮頸がん検診の時代的背景 1982 年老人保健法にて 20 年かけて子宮頸がんを半減させる 30 歳以上の女性を対象受診間隔は 1 年に 1 回費用は行政が全額負担 1998 年地方交付税による財源措置に変更費用の一部個人負担が必要となる 2004 年子宮頸がん検診の見直し受診対象年齢の
図 3. 新規 HIV 感染者報告数の国籍別 性別年次推移 図 4. 新規 AIDS 患者報告数の国籍別 性別年次推移 (2) 感染経路 1 HIV 感染者 2016 年の HIV 感染者報告例の感染経路で 異性間の性的接触による感染が 170 件 (16.8%) 同性間の性的接触による感染が 73
Ⅰ. 平成 28(2016) 年エイズ発生動向 概要 厚生労働省エイズ動向委員会エイズ動向委員会は 都道府県等からの報告に基づき日本国内の患者発生動向を把握し公表している 本稿では 平成 28(2016) 年 1 年間の発生動向の概要を報告する 2016 年に報告された HIV 感染者数は 1,011 件 AIDS 患者数は 437 件であり 両者を合わせた新規報告件数は 1,448 件であった 2016
原 著 最近の動向から見た子宮頸がん検診の判定と事後指導に対する提案 人間ドック 26: , ,4) 岩﨑武輝 1,5) 奥村次郎 1,6) 山本嘉昭 松井 1,2) 薫 1,2) 水口善夫 1,3,7) 宇野正敏 要約 キーワード 目的 : 今までの子宮頸部細胞診のいわゆる
原 著 最近の動向から見た子宮頸がん検診の判定と事後指導に対する提案 人間ドック 26:531-538, 2011 1,4) 岩﨑武輝 1,5) 奥村次郎 1,6) 山本嘉昭 松井 1,2) 薫 1,2) 水口善夫 1,3,7) 宇野正敏 要約 キーワード 目的 : 今までの子宮頸部細胞診のいわゆる日母分類からベセスダ新分類の移行に伴い, 成績判定及び事後指導に関する日本人間ドック学会のガイドラインを再考する必要が出てきた.
32 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 進行期分類の相違点 結果 考察 1 子宮頚癌ではリンパ節転移の有無を病期判定に用いない 子宮頚癌では0 期とⅠa 期では上皮内に癌がとどまっているため リンパ節転移は一般に起こらないが それ以上進行するとリンパ節転移が出現する しかし 治療方法
31 子宮頸癌 子宮体癌 卵巣癌での進行期分類の相違点 岡本真知 倉澤佳奈 ( 病理形態研究グループ 指導教員 : 覚道健一 ) 目的今回 いくつかの臓器の癌取り扱い規約を比較検討した結果 臓器ごとに異なっている点があることがわかった その中でも 細胞診を行っていく上で検体数が多く 診断する機会も多い婦人科臓器である子宮 卵巣の癌取り扱い規約について今回はその中から進行期分類の相違点を重点的に調べたので報告する
子宮頸がん 1. 子宮頸がんについて 子宮頸がんは子宮頸部に発生するがんです ( 図 1) 約 80% は扁平上皮がんであり 残りは腺がんですが 腺がんは扁平上皮がんよりも予後が悪いといわれています 図 1 子宮頸がんの発生部位 ヒトパピローマウイルス (HPV) 感染は子宮頸がんのリスク因子です
婦人科がん がんは昭和 56 年に日本人の死亡原因の第 1 位となって以来 徐々に増加しています 婦人科が んである子宮がん ( 子宮頸がん+ 子宮体がん ) と卵巣がんの死亡数は平成 18 年の人口動態統計に よるとそれぞれ第 8 位と第 10 位ですが ( 表 1) 各部位別の死亡率を年齢別にみると婦人科がんは 20~54 歳で上位に位置しています ( 表 2) 表 1 女性の主要部位別がん死亡数
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もっと知りたい子宮がん - 疫学 病因 診断 予防 - 広島市立広島市民病院 産婦人科 児玉 順一 K-NET 医療者がん研修会 2015.1.15. - 子宮頸癌と子宮体癌 - 子宮体部子宮頸部 子宮の入り口である頸部の上皮から発生する 子宮の奥にあたる体部の子宮内膜から発生する 子宮頸癌の症状 不正性器出血 無症状 子宮頸がん検診の際の 細胞診異常で発見 先進国の子宮頸がん検診受診率 細胞診検査
がん登録実務について
平成 28 年度東京都がん登録説明会資料 2-1 がん登録届出実務について (1) 1. 届出対象 2. 届出候補見つけ出し 3. 診断日 4. 届出票の作成例示 東京都地域がん登録室 1 1. 届出対象 1 原発部位で届出 2 入院 外来を問わず 当該腫瘍に対して 自施設を初診し 診断あるいは治療の対象 ( 経過観察を含む ) となった腫瘍を届出 3 届出対象となった腫瘍を 1 腫瘍 1 届出の形で届出
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子宮頸癌の最近の話題 札幌西孝仁会クリニック婦人科腫瘍寒河江 ( さがえ ) 悟 ( さとる ) 子宮頸癌の治療成績 2001 年と最新の2008 年の5 年生存率の比較子宮頸癌の治療成績 5 年生存率は 2001 年と最新の 2008 年の比較で 予後はあまり改善していない Ib1 期 (91.7% から 94.1% へ ) IIb 期 (71.6% から 71.5% へ ) IIIb 期は 47.8%
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教育実践学研究 23,2018 1 Studies of Educational Psychology for Children (Adults) with Intellectual Disabilities * 鳥海順子 TORIUMI Junko 要約 : 本研究では, の動向を把握するために, 日本特殊教育学会における過去 25 年間の学会発表論文について分析を行った 具体的には, 日本特殊教育学会の1982
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Cooper Genomics 社 Serenity 検査について 検査概要 検査名称 :Serenity Basic / Serenty24 検査機関 :Cooper Genomics 社 ( イギリス ) 検査実施国 : イギリス検体 : 血液 10ml 検査対象 妊娠 10 週目以降 ( 採血時 ) で単胎または双胎妊娠の妊婦 Serenity Basic 検査項目 21 トリソミー ( ダウン症候群
子宮頸がんと子宮体がん 卵管 子宮体癌 子宮頸癌 子宮体癌 自覚症状初期は無症状不正性器出血 好発年齢 30~40 代 (20~30 代で急増 ) 閉経後の 50 代以降 卵巣 子宮頸癌 リスクファクター 高リスク型 HPV 感染 肥満 高血圧 糖尿病 未経産婦 エストロゲン製剤の長期使用など 腟
記者懇談会 子宮体がんのトピックス -LBC 内膜細胞診を中心に - 日本産婦人科医会常務理事新百合ヶ丘総合病院がんセンター鈴木光明 2015 年 9 月 9 日 子宮体がんのトピックス # 子宮体がんの概要 # 増え続ける子宮体がん # 不妊はハイリスク 発見の契機 # 子宮体がん検診に向けて : 内膜細胞診の精度 1 子宮頸がんと子宮体がん 卵管 子宮体癌 子宮頸癌 子宮体癌 自覚症状初期は無症状不正性器出血
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愛知県がんセンター 婦人科部 中央病院 水野美香部長 近藤紳司 森正彦 清水裕介 宇野あす香 けいテーマ~ 子宮頸がん~ 1 病態 : 子宮頸がんって? : 若い女性にも多い 珍しい病気じゃない 2 原因 : ウィルスが原因 誰がなる? 3 進行期 4 治療法 : 治療法について 妊娠はできる? 5 早期発見 : 検診について 6 新しい取り組みは? はじめに 我々の使命は それぞれの患者さんに 最善の治療を行うことです
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平成 31 年京都臨床細胞学会第 31 回生活習慣病予防健診細胞従事者研修会 女性が健康で健やかに暮らすために ~ 子宮頸がん克服のために知っておきたい知識 ~ 平成 31 年 2 月 17 日 13 時 00 分 ~ 京都イオンモール KOTO ホール 山梨県立中央病院顧問山梨県厚生連健康管理センター 寺本勝寛 全がんの部位別罹患数の比較 がんになる確率 死亡する確率 子宮がん ( 頸がん 体がん
OSAKA INDEX マンモグラフィ検査で発見された例 マンモグラフィ検査 乳腺超音波検査 マンモグラフィ検査 乳腺超音波検査 マンモグラフィ検査 乳腺超音波検査 この事例では 乳腺超音波検査では 異常なし であったが マンモグラ フィ検査では左乳房に区域性に 微小円形に石灰化を認めます このようにマンモグラフィ検 査は 石灰化を認めることに優れており 超音波検査では見つけにくいことが 分かります
10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) (Period 法 ) Key Point 1 10 年相対生存率に明らかな男女差は見られない わずかではあ
(ICD10: C91 C95 ICD O M: 9740 9749, 9800 9999) 全体のデータにおける 治癒モデルの結果が不安定であるため 治癒モデルの結果を示していない 219 10 年相対生存率 全患者 相対生存率 (%) 52 52 53 31 29 31 26 23 25 1993 1997 1998 01 02 06 02 06 (Period 法 ) 21 17 55 54
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平成 23 年度 愛知県臨床検査精度管理調査報告 細胞検査部門 精度管理事業部員住吉尚之 実務担当者 榊原沙知 実務担当者 成田淳 はじめに 細胞検査部門では細胞検査における細胞の見方および所見の表現方法の統一化を目的とした精度管理調査を実施してきた 本年度は婦人科 呼吸器 泌尿器の分野においてフォトサーベイ形式にて 6 症例を出題した 方法 参加施設平成 23 年度精度管理調査参加施設 :119
第58回日本臨床細胞学会 Self Assessment Slide
7/6/5 回答者 (n=3) 第 58 回日本臨床細胞学会 自己採点方式 6% % 5% DR スライドカンファレンス CT 解答と集計結果 77% Other ( 空白 ) 勤務施設 (n=3) 日頃領域 6% 5% 3% % % 5% 7% 病院検査センター検診センター働いていない他 ( 空白 ) 37% 5% 46% ほぼ全科 (4 科以上 ) 複数科 (-3) 単科空白 経験年数 (n=3)
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祉センターで開催されました このコンクールは 歯の衛生週間の一環として歯 に関する正しい知識を普及啓発し 虫歯や歯周病を予防することを目的に実施し ています 対象は 昨年度 3 歳 6 ヵ月児歯科健診を受けた幼児とその母親で 今 年は 紀北町代表として5組の親子が出場しました 審査の結果 優秀賞に上村ゆかさん まいちゃんが選ばれました 濵畑直美さん 夢彩ちゃん おやつの組み合わせを考えていま す 仕上げ磨きをしています
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生年月日 住所 M T S H 西暦 電話番号 年月日 ( ) - 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 ( ) - 家族構成 ( ) - ( ) - ( ) - ( ) - 担当医情報 医
佐賀県肺がん地域連携パス様式 1 ( 臨床情報台帳 1) 患者様情報 氏名 性別 男性 女性 生 住所 M T S H 西暦 電話番号 氏名 ( キーパーソンに ) 続柄居住地電話番号備考 家族構成 情報 医療機関名 診療科 住所 電話番号 紹介医 計画策定病院 (A) 連携医療機関 (B) 疾患情報 組織型 遺伝子変異 臨床病期 病理病期 サイズ 手術 有 無 手術日 手術時年齢 手術 有 無 手術日
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子宮頸がん検診受診者コホート研究 研究実施計画書 平成 25 年 5 月 20 日第 1 版 - 平成 25 年 6 月 6 日第 2 版 - 平成 25 年 9 月 1 日第 3 版 - 内容 1 研究計画の概要... 1 1.1 対象自治体 ( 市区町村 )... 1 1.2 予定対象者数... 1 1.3 対象者の定義... 1 1.4 研究期間... 1 1.5 検診受診後に得る情報...
2009年8月17日
医師 2,000 人超の調査結果を多数掲載中です https://www.facebook.com/medpeer 2013 年 8 月 1 日 メドピア株式会社 マイコプラズマ感染症診断における迅速診断キットの使用状況 について 半数以上はキットを使用していない 医師約 6 万人が参加する医師専用サイト MedPeer ( メドピア https://medpeer.jp/) を運営するメドピア 株式会社
ヒト慢性根尖性歯周炎のbasic fibroblast growth factor とそのreceptor
α μ μ μ μ 慢性化膿性根尖性歯周炎の病態像 Ⅰ型 A D Ⅱ型 E H Ⅰ型では 線維芽細胞と新生毛細血管が豊富で線維成分 に乏しく マクロファージ リンパ球や形質細胞を主とす る炎症性細胞の多数浸潤を認める Ⅱ型では Ⅰ型よりも線維成分が多く 肉芽組織中の炎 症性細胞浸潤や新生毛細管血管の減少や Ⅰ型よりも太い 膠原線維束の形成を認める A C E G B D F H A B E F HE
28年版 こくほのしおり.indd
医療費等の動向 医療費を大切に 国保の医療費は 高度医療技術の進歩や疾病構造の変化 などに伴い年々増加しています このままの勢いで医療費が増え続けると 国保財政はさ らに圧迫され 保険税の値上げなどでわたしたちの負担が ますます大きくなってきます わたしたちが日頃から自分の健康管理に留意し 健康で 明るい生活を送ることが 医療費の節減や保険税負担の軽 減につながることになります 大分市の保険税と医療費の動き
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にあります
2017 年 8 月 9 日放送 結核診療における QFT-3G と T-SPOT 日本赤十字社長崎原爆諫早病院副院長福島喜代康はじめに 2015 年の本邦の新登録結核患者は 18,820 人で 前年より 1,335 人減少しました 新登録結核患者数も人口 10 万対 14.4 と減少傾向にありますが 本邦の結核では高齢者結核が多いのが特徴です 結核診療における主な検査法を示します ( 図 1) 従来の細菌学的な抗酸菌の塗抹
マンスリー・ヘルシートピックス(2015年4月号)
1 マンスリー ヘルシートピックス (2015 年 4 月号 ) 4 月 9 日は 子宮の日 4 月 9 日は し (4) きゅう (9) の語呂から子宮の日とされ これにちなんで子宮頸がん予防啓発デーが制定されました 当初は 市民団体が独自に 4 月 9 日を 子宮頸がんを予防する日 子宮の日 と提唱していましたが 啓発活動の強化により 2009 年 日本記念協会が 4 月 9 日を 子宮頸がんを予防する日と認定したものです
スライド 1
女性の健康週間セミナー 2013/3/4 元気に働き 人生を楽しむ女性の健康講座 女性のライフサイクルと健康管理 元気に働き 人生を楽しむために! 子宮頸がん検診のススメ 東京慈恵会医科大学産婦人科講師こころとからだの元氣プラザ診療部長小田瑞恵 1 2013/3/29 ライフプランの 3 大要素 1. 生きがい 2. 健康 3. 経済 2 2013/3/29 健康の管理はお金の管理と同じ 1. 経済の仕組みについて最低限の知識を持つ
イルスが存在しており このウイルスの存在を確認することが診断につながります ウ イルス性発疹症 についての詳細は他稿を参照していただき 今回は 局所感染疾患 と 腫瘍性疾患 のウイルス感染検査と読み方について解説します 皮膚病変におけるウイルス感染検査 ( 図 2, 表 ) 表 皮膚病変におけるウイ
2012 年 12 月 13 日放送 第 111 回日本皮膚科学会総会 6 教育講演 26-3 皮膚病変におけるウイルス感染検査と読み方 川崎医科大学皮膚科 講師山本剛伸 はじめにウイルス性皮膚疾患は 臨床症状から視診のみで診断がつく例もありますが ウイルス感染検査が必要となる症例も日常多く遭遇します ウイルス感染検査法は多種類存在し それぞれに利点 欠点があります 今回は それぞれのウイルス感染検査について
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大阪府豊中保健所 永井仁美 コッホ現象を診断したら 市町村長は ( 中略 ) 医師がコッホ現象を診断した場合 直ちに被接種者の居住区域を管轄する市町村長へ報告するよう協力を求めること ( 平成 7 年 月 7 日厚生労働省健康局長通知 ) 市町村長 都道府県知事 厚生労働大臣に報告 BCG による皮膚病変の推移 BCG 接種制度変更 森亨, 山内祐子.BCG 副反応としての皮膚病変の最近の傾向. 結核
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新 年 明 けましておめでとうございます 第 1 区 第 2 区 人間ドック 受けっぱなしになっていませんか 共済組合では 組合員の皆様が 健康で充実した生活を過ごしていただくための疾病予防対策とし て 人間ドック受に要した費用の助成事業を行っています 今回 平成21年4月から平成22年3月までの1年間の間に人間ドックを受された組合員の方を 対象として どのような異常を発見されたかなどを調しました
院内がん登録における発見経緯 来院経路 発見経緯がん発見のきっかけとなったもの 例 ) ; を受けた ; 職場の健康診断または人間ドックを受けた 他疾患で経過観察中 ; 別の病気で受診中に偶然 がん を発見した ; 解剖により がん が見つかった 来院経路 がん と診断された時に その受診をするきっ
15 年 12 月時点 院内がん登録統計 (13 年 ) 登録対象 当院で診断された または治療された がん 当院で がん と判明した場合や他施設から がん の治療のためにされた場合に登録 診断された時点で登録を行うため 治療実績 手術件数などとは件数が異なります 例 )A さんは X 医院で胃がんと診断され 治療のために当院に来院された 胃がん を登録 1 腫瘍 1 登録 1 人が複数の部位に がん
院内がん登録について 院内がん登録とは がん ( 悪性腫瘍 ) の診断 治療 予後に関する情報を収集 整理 蓄積し 集計 解析をすることです 登録により収集された情報は 以下の目的に使用されます 診療支援 研修のための資料 がんに関する統計資料 予後調査 生存率の計測このほかにも 島根県地域がん登録
15 年 7 月時点 院内がん登録統計 (13 年 ) 登録対象 13 年 1 月 1 日 ~13 年 12 月 31 日の間に当院で診断された がん を対象としています 院内がん登録について P2 院内がん登録で使用される用語について P4 1 部位別登録件数 P6 2 部位別 性別登録件数( 上位 1 部位 ) P8 3 部位別 年齢階層別登録件数( 上位 1 部位 ) P9 4 部位別 組織型別登録件数
1. ストーマ外来 の問い合わせ窓口 1 ストーマ外来が設定されている ( / ) 上記外来の名称 ストマ外来 対象となるストーマの種類 コロストーマとウロストーマ 4 大腸がん 腎がん 膀胱がん ストーマ管理 ( 腎ろう, 膀胱ろう含む ) ろう孔管理 (PEG 含む ) 尿失禁の管理 ストーマ外
がんの診療に関連した専門外来の問い合わせ窓口 記載の有無 あり とするとデータ抽出の対象となります 記載する内容がない場合は なし としてください なし の場合は以下について記入の必要はありません 病院名 : 岐阜大学医学部附属病院 平成 9 年 9 月 1 日現在 あり がん診療に関連した専門外来の の項目は 以下の表の疾患名を用いて記載してください 表の中に 該当する病名がない場合は その病名を直接記載してください
