100526漢方CPGTable.xls

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1 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A- 六 君 子 湯 Functional Dyspepsia (FD) 原 澤 茂, 三 好 秋 馬, 三 輪 剛, ほか. 運 動 不 全 型 の 上 腹 部 愁 訴 (DYSMOTILITY-LIKE DYSPEPSIA) に 対 するTJ- 六 君 子 湯 の 多 施 設 共 同 市 販 後 臨 床 試 験 - 二 重 盲 検 群 間 比 較 法 に よる 検 討 -. 医 学 のあゆみ ; : 0-. Ⅱ: つ 以 上 のランダ ム 化 比 較 試 験 によ B: 行 うことを 推 奨 る FDに 対 する 治 療 手 段 の 薬 物 療 法 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 漢 方 薬 では 六 君 子 湯 に 関 してRCTで 有 効 との 報 告 があるが よい 研 究 デザインの 報 告 は 少 なく 結 論 は 出 ていない 漢 方 薬 は 併 存 する 身 体 症 状 や 精 神 症 状 も 含 めた 処 方 が 可 能 なので FDのようにさまざまな 症 状 を 並 存 する 患 者 では 訴 えを 受 容 しながら 使 用 しやすい 薬 物 とい える FD 治 療 の 候 補 にはこれ 以 外 に 半 夏 瀉 心 湯 安 中 散 などがあるが 今 のところエビデンスはない FDの 汎 用 薬 剤 の 一 覧 表 の 中 に 症 状 : 嘔 気 胸 やけの 欄 に ツム ラ 六 君 子 湯.g 分 食 間 の 記 載 がある A F. 心 身 症 診 断 治 療 ガイドラ イン 00 社 団 法 人 日 本 心 身 医 学 会 ( 編 集 : 小 牧 元 久 保 千 春 福 土 審 ) I: システマティックレビュー メタアナリシス II: つ 以 上 のランダム 化 比 較 試 験 による III: 非 ランダム 化 比 較 試 験 による IV: 分 析 疫 学 的 研 究 (コホート 研 究 や 症 例 対 照 研 究 によ V: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 やケース シリーズ) による VI: 患 者 データに 基 づかない 専 門 委 員 会 や 専 門 家 個 人 の 意 見 A: 行 うことを 強 く 推 奨 B: 行 うことを 推 奨 C: 推 奨 する 根 拠 がはっきりしない D: 行 わないよう 勧 められる 協 和 企 画 00 年 月 日 第 版 第 刷 A- 漢 方 薬 更 年 期 障 害 木 村 武 彦, 赤 松 達 也, 矢 内 原 巧. 更 年 期 障 害 の 漢 方 療 法. 漢 方 と 最 新 治 療 ; : -. Ⅴ: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 やケース シ リーズ) による B: 行 うことを 推 奨 更 年 期 障 害 の 治 療 ガイドラインとして HF (+) でHRTを 希 望 しない 例 や 禁 忌 例 HF (-) 例 の 中 の 漢 方 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 更 年 期 障 害 に 多 くみられる 症 状 を 選 択 し 症 状 に 見 合 った 虚 証 中 間 証 実 証 に 分 けた 漢 方 薬 を 表 にまとめた 中 間 証 は 虚 証 と 実 証 の 間 の 証 であり 証 が 分 かりづらいときには 中 間 証 の 薬 剤 を 選 択 するのがよい A- 桂 枝 茯 苓 丸 更 年 期 障 害 Ⅴ: 記 述 研 究 ( 症 例 木 村 武 彦, 矢 内 原 巧. 更 年 期 の 漢 方 治 療. 産 婦 人 科 治 療 A- 加 味 逍 遙 散 更 年 期 障 害 報 告 やケース シ B: 行 うことを 推 奨 ; : -0. リーズ) による A- 当 帰 芍 薬 散 更 年 期 障 害 更 年 期 障 害 の 治 療 ガイドラインとして HF (+) でHRTを 希 望 しない 例 や 禁 忌 例 HF (-) 例 の 中 の 漢 方 の 項 に 下 記 の 記 載 がある A- 桂 枝 茯 苓 丸 更 年 期 障 害 漢 方 の 中 で 桂 枝 茯 苓 丸 加 味 逍 遙 散 当 帰 芍 薬 散 のつは 女 性 大 漢 方 と 呼 ばれており この 剤 で 更 年 期 症 状 のかなりの 部 分 をカバーで きる 女 性 の 証 が 類 似 しているからと 考 えられる 冷 え 症 状 に 対 してHRTと 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 との 比 較 試 験 では 漢 方 の 有 効 A- Ⅵ: 患 者 データに 基 性 が 高 い 村 田 高 明. 更 年 期 障 害 の 漢 方 療 法. Current Therapy 0; : づかない 専 門 委 員 加 味 逍 遙 散 更 年 期 障 害 B: 行 うことを 推 奨 -. 会 や 専 門 家 個 人 の 意 見 章 末 に 更 年 期 障 害 の 症 状 と 漢 方 製 剤 の 一 覧 表 があり 処 方 が 解 説 されている A- 当 帰 芍 薬 散 更 年 期 障 害 A- 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 冷 え 症 湯 A H. 科 学 的 根 拠 (evidence) に 基 づく 白 内 障 診 療 ガイドラ イン 厚 生 科 学 研 究 費 補 助 金 ( 世 紀 型 医 療 開 拓 推 進 研 究 事 業 : EBM 分 野 ) ( 分 担 研 究 者 : 茨 木 信 博 日 本 医 科 大 学 付 属 千 葉 北 総 病 院 眼 科 教 授 ) I: ランダム 化 比 較 試 験 のメタ 分 析 II: つ 以 上 のランダム 化 比 較 試 験 III: 非 ランダム 化 比 較 試 験 IV: コホート 研 究 / 症 例 対 照 研 究 V: ケースシリーズ/ケースレポート VI: 患 者 データに 基 づかない 専 門 委 員 会 や 専 門 家 個 人 の 意 見 A: 行 うよう 強 く 勧 められる B: 行 うよう 勧 められる C: 行 うか 行 わないか 勧 められるだけの 根 拠 が 明 確 でない D: 行 わないよう 勧 められる 日 本 白 内 障 学 会 誌 Vol. 別 冊 00 平 成 年 月 日 A- 八 味 地 黄 丸 白 内 障 A- 牛 車 腎 気 丸 白 内 障 A- 牛 車 腎 気 丸 老 人 性 白 内 障 尾 羽 沢 大. 眼 に 対 する 漢 方 の 適 応 について 白 内 障. 医 薬 ジャーナル 0; : -. Ⅲ: 非 ランダム 化 比 較 試 験 Ⅲ: 非 ランダム 化 比 較 試 験 尾 羽 沢 大. 眼 に 対 する 漢 方 の 適 応 について 白 内 障. 医 Ⅲ: 非 ランダム 化 比 薬 ジャーナル 0; : -. 較 試 験 C: 行 うか 行 わない か 勧 められるだけの 根 拠 が 明 確 でない C: 行 うか 行 わない か 勧 められるだけの 根 拠 が 明 確 でない 白 内 障 の 薬 物 療 法 : 内 服 ( 国 内 認 可 薬 物 ) のうち 漢 方 薬 は 八 味 地 黄 丸 牛 車 腎 気 丸 に 適 応 があり その 研 究 結 果 として 下 記 の 記 載 があ る 勧 告 (ガイドライン) 漢 方 薬 は 白 内 障 に 対 する 効 果 に 科 学 的 根 拠 が 無 いので 一 般 的 な 使 用 は 勧 められない エビデンス 漢 方 薬 は 八 味 地 黄 丸 牛 車 腎 気 丸 に 適 応 があるが ランダム 化 比 較 試 験 はなく 有 効 性 が 明 らかではない 老 人 性 白 内 障 例 を 対 象 にした 研 究 について 下 記 の 記 載 がある 目 的 と 方 法 : 牛 車 腎 気 丸 の 白 内 障 進 行 防 止 効 果 牛 車 腎 気 丸.g/ 日 カタリン 点 眼 徹 照 像 混 濁 面 積 定 量 し 年 間 での 増 加 率 を 算 出 統 計 手 法 記 載 なし 結 果 : 混 濁 増 加 率 は 牛 車 腎 気 丸 + カタリン0.%/ 年 両 薬 (-).%/ 年 牛 車 (+) : 牛 車 (-) =.:.%/ 年

2 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A- 小 青 竜 湯 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 馬 場 駿 吉, 高 坂 知 節, 稲 村 直 樹, ほか. 小 青 竜 湯 の 通 年 性 鼻 アレルギーに 対 する 効 果 二 重 盲 検 比 較 試 験. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; : -0. Ⅰ: ランダム 化 比 較 試 験 A: 行 うことを 強 く 推 奨 ランダム 化 された 多 施 設 共 同 第 Ⅲ 相 二 重 盲 検 比 較 試 験 : ツムラ 小 青 竜 湯 エキス 顆 粒.0g/ 日 例 (TJ- 群 ) プラセボ 例 (P 群 ) 週 間. 投 与 薬 剤 との 因 果 関 係 が 疑 われた 副 作 用 症 投 与 の 最 終 全 般 改 善 度 症 状 別 改 善 度 概 括 安 全 度 有 用 度 の 比 較 をした 結 果 考 察 として 下 記 の 記 載 がある 例 の 発 現 率 はTJ- 群 で 例 中 例 (.%) であ. TJ- 群 の 中 等 度 以 上 の 全 般 改 善 度 は 例 中 例 (.%) であり プラセボ 群 の 例 中 例 (.%) と 比 較 し 有 意 に 優 れていた り プラセボ 群 で 例 中 例 (.%) であり 両 群 (U 検 定 : p<0.00) 間 に 有 意 差 はなかった TJ- 群 の 主 な 副 作 用 は. TJ- 群 の 有 用 度 ( 有 用 以 上 ) は 例 中 例 (.%) であり プラセボ 群 の 例 中 例 (.%) に 比 べて 有 意 に 優 れていた (U 検 定 : 消 化 器 症 状 頭 痛 などで 重 篤 なものは 認 められ P<0.00) なかった A- 麻 黄 附 子 細 辛 湯 鼻 アレルギー 中 井 義 明, 大 橋 淑 宏, 江 崎 裕 介, ほか. 鼻 アレルギーに 対 する 麻 黄 附 子 細 辛 湯 の 臨 床 効 果 の 検 討. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 0; : -. A- 柴 苓 湯 鼻 アレルギー 橋 口 一 弘, 小 川 浩 司, 増 田 はつみ, ほか. 柴 苓 湯 による 鼻 アレ ルギーの 治 療. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 0; : -. A- 麻 黄 附 子 細 辛 湯 鼻 アレルギー 伊 藤 博 隆, 馬 場 駿 吉, 高 木 一 平, ほか. 鼻 アレルギーに 対 する 麻 黄 附 子 細 辛 湯 の 薬 効 評 価 鼻 閉 症 状 の 臨 床 効 果 につい て. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; 補 : -. A- 小 青 竜 湯 通 年 性 鼻 過 敏 症 荻 野 敏, 原 田 保, 入 船 盛 弘, ほか. 通 年 性 鼻 過 敏 症 に 対 する 小 青 竜 湯 の 臨 床 効 果 - 証 との 関 係 -. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 ; : -. A- 柴 苓 湯 鼻 アレルギー 橋 口 一 弘, 小 川 浩 司, 神 崎 仁. 柴 苓 湯 による 鼻 アレルギーの 治 療 - 特 に 鼻 閉 に 対 する 効 果 について-. Progress in Medicine ; : -. A- 麻 黄 附 子 細 辛 湯 通 年 性 鼻 アレル ギー 真 弓 広 子, 鵜 飼 幸 太 郎, 坂 倉 康 夫. 麻 黄 附 子 細 辛 湯 エキスカ プセルの 通 年 性 鼻 アレルギーに 対 する 臨 床 成 績. アレルギー の 臨 床 ; : -. A- 麻 黄 附 子 細 辛 湯 鼻 アレルギー 大 橋 淑 宏, 中 井 義 明, 古 谷 博 之, ほか. 鼻 アレルギーに 対 する 麻 黄 附 子 細 辛 湯 の 効 果. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; : -. A- 柴 苓 湯 鼻 アレルギー A- 漢 方 薬 鼻 アレルギー 橋 口 一 弘, 小 川 浩 司. 柴 令 湯 による 鼻 アレルギーの 治 療. 現 代 医 療 学 ; : -. 馬 場 廣 太 郎. 鼻 アレルギーの 漢 方 治 療. アレルギーの 臨 床 ; : -. A J0. アレルギー 性 鼻 炎 の 科 学 的 根 拠 に 基 づく 医 療 (Evidence Based Medicine) に よるガイドライ 平 成 年 度 厚 生 科 学 研 究 費 補 助 金 事 業 : ア レルギー 性 鼻 炎 の 科 学 的 根 拠 に 基 づく 医 療 (Evidence Based Medicine) によるガイドライン 策 定 に 関 する 研 究 研 究 班 I: ランダム 化 比 較 試 験 II-: 非 ランダム 化 比 較 試 験 II-: コホート 研 究 または 症 例 対 照 研 究 II-: 時 系 列 研 究, 非 対 照 実 験 III: 権 威 者 の 意 見, 記 述 疫 学 ン 策 定 に 関 す る 研 究 A: 行 うことを 強 く 推 奨 B: 行 うことを 中 等 度 推 奨 C: 中 間 ( 推 奨 する 根 拠 がはっきりしない) D: 行 わないことを 中 等 度 支 持 E: 行 わないことを 強 く 支 持 鼻 アレルキ ー 診 療 ガイドライン - 通 年 性 鼻 炎 と 花 粉 症 - 00 年 版 付 録 A- 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 A- 辛 夷 清 肺 湯 鼻 アレルギー A- 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 A- 補 中 益 気 湯 アレルギー 性 鼻 炎 A- 漢 方 薬 鼻 アレルギー A- 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 澤 木 修 二. アレルギー 性 鼻 炎 の 漢 方 治 療. 現 代 東 洋 医 学 ; : -. 小 川 浩 司, 橋 口 一 弘. 鼻 アレルギーとその 周 辺 に 対 する 辛 夷 清 肺 湯 の 治 療 効 果. Progress in Medicine ; : -. 荻 野 敏. アレルギー 性 鼻 炎 における 漢 方 の 位 置 づけ. Progress in Medicine ; : -. 荻 野 敏. アレルギー 性 鼻 炎 に 対 する 補 中 益 気 湯 の 使 用 経 験. Progress in Medicine ; : -. 大 山 勝. 鼻 アレルギーの 漢 方 療 法. アレルギーの 臨 床 ; : -. 佐 藤 むつみ, 緒 方 哲 郎, 山 崎 充 代. 通 年 性 アレルギー 性 鼻 炎 に 対 する 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 の 使 用 経 験. Progress in Medicine ; : -. 上 記 以 外 の 参 考 文 献 として 漢 方 の 項 に 文 献 の 一 覧 が 記 載 されて いる A- 小 青 竜 湯 鼻 アレルギー 前 田 稔 彦, 柏 木 令 子, 松 永 喬. 鼻 アレルギーに 対 する 小 青 竜 湯 の 臨 床 効 果. Progress in Medicine ; : -. A- 小 青 竜 湯 A- 小 青 竜 湯 アレルギー 性 鼻 炎 患 者 の 鼻 閉 鼻 アレルギー 患 者 の 鼻 閉 塞 中 村 信 一, 松 本 勲, 堀 孝 郎, ほか. アレルギー 性 鼻 炎 患 者 の 鼻 閉 に 対 する 小 青 竜 湯 の 影 響 -Acoustic rhinometryを 用 いた 評 価 法 -. 和 漢 医 薬 学 雑 誌 ; : -. 山 際 幹 和, 徳 力 俊 治. 小 青 竜 湯 (TJ-) の 鼻 アレルギー 患 者 の 鼻 閉 塞 に 対 する 効 果. 診 断 と 治 療 ; : -. A-0 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 A- 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 A- 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 大 山 勝. アレルギーと 漢 方 薬 基 礎 と 臨 床 アレルギー 性 鼻 炎 - 基 礎 病 態 生 理 と 作 用 点. アレルギーの 臨 床 ; : -. 大 山 勝. 漢 方 薬 と 西 洋 薬 の 併 用 アレルギー 性 鼻 炎 における 併 用 配 合 の 留 意 点. 漢 方 調 剤 研 究 ; : -. 馬 場 駿 吉. アレルギー 性 鼻 炎 - 臨 床 漢 方 の 使 い 方 と 薬 効 評 価. アレルギーの 臨 床 ; : -. A- 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 鼻 アレルギー 前 田 稔 彦, 松 永 喬. 鼻 アレルギーに 対 する 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 の 臨 床 効 果. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; 補 : -. A- 小 青 竜 湯 鼻 アレルギー 患 者 の 鼻 閉 塞 山 際 幹 和. 小 青 竜 湯 (TJ-) の 鼻 アレルギー 患 者 の 鼻 閉 塞 に 対 する 効 果. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; 補 : -. A- 小 青 竜 湯 アレルギー 性 鼻 炎 清 水 正 彦, 清 水 和 彦, 宮 川 礎, ほか. アレルギー 性 鼻 炎 に 対 す る 小 青 竜 湯 の 有 効 例 と 無 効 例 に 関 する 臨 床 的 検 討 (retrospective study). 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; 補 : -. A- 小 青 竜 湯 鼻 アレルギー 松 野 栄 雄, 松 井 健 一 郎, 山 口 宣 夫. 鼻 アレルギー 誘 発 時 の 末 梢 血 CD 陽 性 細 胞 レベルでみた 小 青 竜 湯 の 作 用 機 作. 漢 方 と 最 新 治 療 ; : -. A- 麻 黄 剤 アレルギー 性 鼻 閉 塞 山 際 幹 和. アレルギー 性 鼻 閉 塞 に 対 する 麻 黄 剤 の 即 時 的 効 果 - 方 剤 と 効 果 発 現 様 式 の 比 較 -. 漢 方 診 療 ; : -.

3 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A- 麦 門 冬 湯 渡 邉 直 人, 成 剛, 福 田 健. 咳 感 受 性 の 亢 進 している 気 管 支 喘 咳 感 受 性 の 亢 進 し 息 患 者 に 対 する 麦 門 冬 湯 の 効 果 の 検 討. アレルギー 00; ている 気 管 支 喘 息 : -. Ⅲ: 非 ランダム 化 比 較 試 験 による A: 行 うことを 強 く 推 奨 咳 感 受 性 の 亢 進 している 気 管 支 喘 息 患 者 に 対 して 麦 門 冬 湯 日 回 g 投 与 した 結 果 として 下 記 の 記 載 がある 麦 門 冬 湯 投 与 群 は 咳 点 数 治 療 点 数 を 有 意 に 減 少 させ カプサイシン 咳 閾 値 の 有 意 な 改 善 を 認 めた A- 柴 朴 湯 アスピリン 喘 息 西 澤 芳 男, 西 澤 恭 子, 吉 岡 二 三, ほか. 柴 朴 湯 吸 入 の 抗 アスピ Ⅲ: 非 ランダム 化 比 B: 行 うことを 推 奨 リン 喘 息 効 果. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 00; : -. 較 試 験 による アスピリン 喘 息 に 対 して 柴 朴 湯 0mg/mL ml 回 / 日 生 食 回 / 日 を 投 与 した 結 果 として 下 記 の 記 載 がある アスピリン 誘 発 気 管 支 肺 胞 洗 浄 液 中 ロイコトリエン ECP 好 酸 球 IL- の 有 意 な 低 下 を 認 めた 柴 朴 湯 は 吸 入 A J. EBMに 基 づ いた 喘 息 治 療 ガイドライン 00 厚 生 労 働 科 学 特 別 研 究 事 業 診 療 ガイドライ ンのデータベース 化 に 関 する 研 究 班 ( 主 任 研 究 者 宮 本 昭 正 日 本 臨 床 アレルギー 研 究 所 所 長 ) I: システマティックレビュー メタアナリシス II: 一 つ 以 上 のランダム 化 比 較 試 験 III: 非 ランダム 化 比 較 試 験 による IV: 分 析 疫 学 的 研 究 (コホート 研 究 や 症 例 対 照 研 究 によ V: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 やケース シリーズ) VI: 患 者 データに 基 づかない 専 門 委 員 会 や 専 門 家 個 人 の 意 見 A: 行 うことを 強 く 推 奨 B: 行 うことを 推 奨 C: 推 奨 する 根 拠 がはっきりしない D: 行 わないよう 勧 められる 協 和 企 画 00 年 月 0 日 第 版 第 刷 A- 柴 朴 湯 気 管 支 喘 息 西 澤 芳 男, 西 澤 恭 子, 吉 岡 二 三, ほか. 柴 朴 湯 の 抗 不 安 効 果 に 基 づく 抗 気 管 支 喘 息 治 療 効 果 : 抗 不 安 薬 との 他 施 設 無 作 為 前 向 き 比 較 検 討 試 験. 日 本 東 洋 心 身 医 学 研 究 00; : 0-. Ⅲ: 非 ランダム 化 比 較 試 験 による B: 行 うことを 推 奨 気 管 支 喘 息 に 対 して 柴 朴 湯.g/ 日 クロチアゼパム (~0mg/ 日 ) を 投 与 した 結 果 として 下 記 の 記 載 がある 柴 朴 湯 投 与 群 において 有 意 に 気 道 炎 症 の 改 善 効 果 を 認 め 不 安 や 抑 鬱 状 態 の 改 善 も 認 めた 前 文 A- 漢 方 薬 喘 息 喘 息 の 漢 方 療 法 は 伝 統 医 学 として 長 い 歴 史 がある 古 来 喘 息 は 漢 方 療 法 のよい 適 応 とされ 多 くの 経 験 に 裏 づけされた 一 定 の 治 療 指 針 が 検 討 されている 漢 方 薬 の 投 与 は 随 証 治 療 といって 患 者 の 体 質 体 力 とその 時 点 での 闘 病 反 応 の 強 弱 によって 方 剤 を 選 ぶという 原 則 がある これは 薬 剤 が 天 然 生 薬 であり 新 薬 のような 攻 撃 的 な 薬 効 は 有 していないので 投 与 前 にあらかじめresponderとnon-responderを 区 別 するという 経 験 則 に 基 づいている このような へのアプローチは 無 作 為 化 比 較 試 験 の 実 施 を 困 難 としている A- 小 青 竜 湯 喘 息 一 般 に 喘 息 発 作 の 急 性 期 には 麻 黄 剤 ( 小 青 竜 湯 他 ) を 慢 性 期 には 体 質 改 善 を 目 指 して 柴 胡 剤 ( 柴 朴 湯 他 ) を 投 与 するのが 原 則 であ る 麻 黄 剤 はエフェドリン 類 を 含 む 麻 黄 を 主 薬 とした 方 剤 で 気 管 支 拡 張 作 用 や 鎮 咳 作 用 を 有 し 効 果 の 発 現 は 比 較 的 早 い 柴 胡 剤 は 抗 炎 症 作 用 を 有 し 長 期 投 与 によって 症 状 の 安 定 がもたらされる 脾 虚 とは 消 化 機 能 全 般 の 機 能 低 下 を 意 味 しており 補 剤 ( 補 中 益 気 湯 他 ) の 投 与 によって 栄 養 状 態 の 改 善 と 体 力 の 増 強 を 図 る 高 齢 者 の 喘 息 には 腎 虚 の 病 態 があることが 中 医 では 重 視 されており それらのケース には 補 腎 剤 である 八 味 地 黄 丸 などの 適 用 が 有 用 とされている A- 柴 朴 湯 喘 息 現 在 の 喘 息 での 漢 方 療 法 の 目 安 を 示 す 重 症 のケースや 発 作 がひどいときは 当 然 西 洋 薬 を 優 先 する 軽 症 中 等 症 の 喘 息 にはよ い 適 応 があり 病 型 にはそれほどこだわらなくてもよい 漢 方 の 選 択 はなるべく 証 ( 東 洋 医 学 的 に 見 た 診 断 と 治 療 ) に 基 づいて 行 う 漢 方 薬 の 効 果 はすぐには 現 れない 約 ~ 週 目 に 効 果 の 有 無 をチェックし 効 果 が 実 感 できるときは 長 期 ( 半 年 ~ 年 ) に 服 用 を 続 ける 効 果 が 実 感 できないときには その 時 点 で 方 剤 の 見 直 しを 行 う 推 奨 : 漢 方 薬 は 長 年 の 経 験 に 基 づいて 喘 息 での 有 効 性 が 示 されている 伝 統 的 医 薬 である A- 麻 杏 甘 石 湯 喘 息 柴 朴 湯 は 喘 息 における 長 期 管 理 での 有 用 性 が 示 されている 小 青 竜 湯 麻 杏 甘 石 湯 は 気 管 支 拡 張 作 用 で 急 性 期 に 使 用 されてきた 最 近 咳 感 受 性 の 亢 進 している 喘 息 における 麦 門 冬 湯 の 有 効 性 が 示 された 漢 方 薬 は 重 症 喘 息 や 高 度 発 作 に 適 応 でなく 軽 症 中 等 症 喘 息 での 効 果 が 見 られる 例 に 長 期 的 に 使 用 することが 望 ましい 科 学 的 根 拠 漢 方 薬 は 東 洋 医 学 的 証 に 基 づく 治 療 であり 適 切 な 偽 薬 が 得 難 いこともあり EBMに 対 応 する 無 作 為 化 比 較 臨 床 試 験 は 行 われていな A- 補 中 益 気 湯 喘 息 い 新 しい 知 見 としては 咳 感 受 性 が 亢 進 している 喘 息 患 者 に 麦 門 冬 湯 を 投 与 し 気 道 炎 症 の 指 標 として 喀 痰 好 酸 球 や 末 梢 血 好 酸 球 の 改 善 を 認 め 血 清 中 のECPの 減 少 も 認 めた また 有 意 に 咳 感 受 性 も 低 下 させた また 柴 朴 湯 においては 従 来 から 知 られている 喘 息 症 状 の 改 善 率 ステロイド 薬 の 減 量 率 が 非 投 与 群 に 比 して 優 れる 報 告 以 外 にアスピリン 喘 息 に 対 する 抑 制 効 果 や 抗 不 安 効 果 に 基 づく 喘 息 の 治 療 効 果 も 示 されている 結 論 A- 八 味 地 黄 丸 喘 息 主 として 臨 床 的 経 験 から そして 少 数 ではあるが 比 較 対 照 試 験 からその 有 効 性 が 示 されており 軽 症 中 等 症 喘 息 の 長 期 管 理 に 単 独 に また 西 洋 医 学 薬 と 併 用 することができる

4 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A- 荊 芥 連 翹 湯 ザ 瘡 ( 面 皰 ) 橋 本 喜 夫, 松 尾 忍, 飯 塚 一. ザ 瘡 に 対 する 荊 芥 連 翹 湯 の 使 用 経 験. 第 回 皮 膚 科 東 洋 医 学 研 究 会 記 録 ; -. III: 非 ランダム 化 比 較 試 験 ( 統 計 処 理 のある 前 後 比 較 試 験 を 含 む) C: 良 質 な 根 拠 は 少 ないが 選 択 肢 の つとして 推 奨 する ( 質 の 劣 るIII~IV 良 質 な 複 数 のV あるい は 委 員 会 が 認 める VIのエビデンスがあ C: 十 分 な 根 拠 がな A- 黄 連 解 毒 湯 ザ 瘡 ( 面 皰 ) いので ( 現 時 点 では) III: 非 ランダム 化 比 大 熊 守 也. 尋 常 性 ザ 瘡 の 漢 方 内 服 外 用 剤 併 用 療 法. 和 漢 医 推 奨 できない ( 有 効 較 試 験 ( 統 計 処 理 薬 学 会 誌 ; : -. のエビデンスがな のある 前 後 比 較 試 い あるいは 無 効 で 験 を 含 む) A- 十 味 敗 毒 湯 ザ 瘡 ( 面 皰 ) あるエビデンスがあ A- 桂 枝 茯 苓 丸 ザ 瘡 ( 面 皰 ) A- 桂 枝 茯 苓 丸 + 茵 チン 蒿 湯 ザ 瘡 ( 面 皰 ) ) 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 枝 茯 苓 丸 の 使 用 経 験. 新 薬 と 臨 床 00; : 0-. ) 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 枝 茯 苓 丸 の 使 用 経 験 ( 第 報 ). 新 薬 と 臨 床 00; : -. 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 枝 茯 苓 丸 の 使 用 経 験 ( 第 報 ). 新 薬 と 臨 床 00; : -. V: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 や 症 例 集 積 研 究 ) CQ ザ 瘡 ( 面 皰 ) に 漢 方 療 法 は 有 効 か? に 対 して 下 記 の 推 奨 文 と 解 説 が 記 載 されている 推 奨 文 : ザ 瘡 ( 面 皰 ) に 対 して 他 の 治 療 が 無 効 あるいは 他 の 治 療 が 実 施 できない 状 況 では 荊 芥 連 翹 湯 を 選 択 肢 の 一 つとして 推 奨 す る 黄 連 解 毒 湯 十 味 敗 毒 湯 桂 枝 茯 苓 丸 については 行 ってもよいが 推 奨 はしない 解 説 : ザ 瘡 に 対 しては 黄 連 解 毒 湯 十 味 敗 毒 湯 荊 芥 連 翹 湯 清 上 防 風 湯 桂 枝 茯 苓 丸 など 種 々の 漢 方 薬 が 使 用 されてきた しかしな C: 十 分 な 根 拠 がな いので ( 現 時 点 では) がら 臨 床 評 価 としては 漢 方 エキス 剤 の 炎 症 性 皮 疹 に 対 する 効 果 を 評 価 したものが 大 多 数 であり 面 皰 について 検 討 したものは 非 常 に 限 ら 推 奨 できない ( 有 効 れている 黄 連 解 毒 湯 十 味 敗 毒 湯 についてはクリンダマイシンローション % 硫 酸 ゲンタマイシン 含 有 吉 草 酸 ベタメサゾンローション ある のエビデンスがな いはイオウカンフルローション 外 用 と 併 用 することで 面 皰 丘 疹 膿 疱 の 減 少 と 消 失 に 有 効 とする 報 告 があり 荊 芥 連 翹 湯 及 びテトラサイクリ い あるいは 無 効 で ン 系 抗 菌 薬 併 用 とテトラサイクリン 系 抗 菌 薬 のみの 群 を 比 較 した 時 に 荊 芥 連 翹 湯 併 用 群 で 有 効 性 が 高 かったとする 報 告 と 桂 枝 茯 苓 丸 と 茵 チ あるエビデンスがあ ン 蒿 湯 を 併 用 した 使 用 経 験 の 報 告 がある また 煎 薬 に 関 してはエビデンスがあまりに 不 足 していて 評 価 できない ただし 副 作 用 が 少 ない 点 が 考 慮 され 他 の 治 療 に 抵 抗 性 あるいは 他 の 治 療 が 実 施 できない 状 況 では 上 記 の 漢 方 エキス 剤 も 選 択 肢 の 一 つとなりうる なお ザ 瘡 に 対 して 保 険 適 応 を 有 しているのは 荊 芥 連 翹 湯 清 上 防 風 湯 のみである A- 清 上 防 風 湯 ザ 瘡 ( 面 皰 ) III: 非 ランダム 化 比 堀 口 裕 治, 松 本 いづみ, 唐 崎 健 一 郎. 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 清 較 試 験 ( 統 計 処 理 上 防 風 湯 エキス 顆 粒 多 剤 併 用 療 法 の 治 療 効 果. 皮 膚 科 紀 のある 前 後 比 較 試 要 ; : 0-. 験 を 含 む) A L0.0 尋 常 性 ザ 瘡 治 療 ガイドラ イン 日 本 皮 膚 科 学 会 ザ 瘡 治 療 ガイドライン 策 定 委 員 会 ( 委 員 長 : 川 島 眞 東 京 女 子 医 科 大 学 皮 膚 科 ) I: システマティック レビュー/メタアナリシス II: つ 以 上 のランダム 化 比 較 試 験 III: 非 ランダム 化 比 較 試 験 ( 統 計 処 理 のある 前 後 比 較 試 験 を 含 む) IV: 分 析 疫 学 的 研 究 (コホート 研 究 や 症 例 対 照 研 究 ) V: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 や 症 例 集 積 研 究 ) VI: 専 門 委 員 会 や 専 門 家 個 人 の 意 見 A: 行 うよう 強 く 推 奨 する ( 少 なくともつの 有 効 性 を 示 すレベルIもしくは 良 質 のレベルIIの エビデンスがあ B: 行 うよう 推 奨 する ( 少 なくともつ 以 上 の 有 効 性 を 示 す 質 の 劣 るレベルIIか 良 質 のレベル IIIあるいは 非 常 に 良 質 のIVのエビデンスが あ C: 良 質 な 根 拠 は 少 ないが 選 択 肢 のつと して 推 奨 する ( 質 の 劣 るIII~IV 良 質 な 複 数 のV あるいは 委 員 会 が 認 めるVIのエビデン スがあ C: 十 分 な 根 拠 がないので ( 現 時 点 では) 推 奨 できない ( 有 効 のエビデンスがない ある いは 無 効 であるエビデンスがあ D: 行 わないよう 推 奨 する ( 無 効 あるいは 有 害 であることを 示 す 良 質 のエビデンスがあ 日 本 皮 膚 科 学 会 雑 誌 Vol. 00 平 成 0 年 月 0 日 A- A- 黄 連 解 毒 湯 十 味 敗 毒 湯 荊 芥 連 翹 湯 清 ザ 瘡 ( 面 皰 ) 上 防 風 湯 桂 枝 茯 苓 丸 など III: 非 ランダム 化 比 大 熊 守 也. 尋 常 性 ザ 瘡 の 漢 方 内 服 外 用 剤 併 用 療 法. 和 漢 医 較 試 験 ( 統 計 処 理 薬 学 会 誌 ; : -. のある 前 後 比 較 試 験 を 含 む) ) 武 市 牧 子. ザ 瘡 に 対 する 漢 方 薬 の 実 践 的 投 与. 漢 方 医 学 V: 記 述 研 究 ( 症 例 00; : -. 報 告 や 症 例 集 積 研 ) 林 知 恵 子. 婦 人 科 における 尋 常 性 ザ 瘡 の 治 療 ( 第 報 ). 産 究 ) 婦 人 科 漢 方 研 究 のあゆみ 00; : -. III: 非 ランダム 化 比 A- 十 味 敗 毒 湯 大 熊 守 也. 尋 常 性 ザ 瘡 の 漢 方 内 服 外 用 剤 併 用 療 法. 和 漢 医 較 試 験 ( 統 計 処 理 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) 薬 学 会 誌 ; : -. のある 前 後 比 較 試 験 を 含 む) ) 武 市 牧 子. ザ 瘡 に 対 する 漢 方 薬 の 実 践 的 投 与. 漢 方 医 学 V: 記 述 研 究 ( 症 例 00; : -. A- 十 味 敗 毒 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) 報 告 や 症 例 集 積 研 ) 林 知 恵 子. 婦 人 科 における 尋 常 性 ザ 瘡 の 治 療 ( 第 報 ). 産 究 ) 婦 人 科 漢 方 研 究 のあゆみ 00; : -. C: 良 質 な 根 拠 は 少 A- 荊 芥 連 翹 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) ないが 選 択 肢 の III: 非 ランダム 化 比 つとして 推 奨 する ( 質 橋 本 喜 夫, 松 尾 忍, 飯 塚 一. ザ 瘡 に 対 する 荊 芥 連 翹 湯 の 使 用 較 試 験 ( 統 計 処 理 の 劣 るIII~IV 良 質 経 験. 第 回 皮 膚 科 東 洋 医 学 研 究 会 記 録 ; -. のある 前 後 比 較 試 な 複 数 のV あるい 験 を 含 む) は 委 員 会 が 認 める A- 清 上 防 風 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) VIのエビデンスがあ は 委 員 会 が 認 める A- 清 上 防 風 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) VIのエビデンスがあ CQ ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) に 漢 方 療 法 は 有 効 か? に 対 して 下 記 の 推 奨 文 と 解 説 が 記 載 されている 推 奨 文 : ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) に 対 して 他 の 治 療 が 無 効 あるいは 他 の 治 療 が 実 施 できない 状 況 では 荊 芥 連 翹 湯 清 上 防 風 湯 十 味 敗 毒 湯 を 選 択 肢 の 一 つとして 推 奨 する 黄 連 解 毒 湯 温 清 飲 温 経 湯 桂 枝 茯 苓 丸 については 行 ってもよいが 推 奨 はしない 解 説 : ザ 瘡 の 炎 症 性 皮 疹 に 対 し 黄 連 解 毒 湯 十 味 敗 毒 湯 荊 芥 連 翹 湯 清 上 防 風 湯 にはエビデンスレベルIIIとV 温 清 飲 温 経 湯 桂 枝 III: 非 ランダム 化 比 茯 苓 丸 にはエビデンスレベルVの 有 効 性 に 関 するエビデンスが 存 在 する (いずれもエキス 剤 ) ただし 抗 菌 薬 を 併 用 しているものもあり 現 大 熊 守 也. 尋 常 性 ザ 瘡 の 漢 方 内 服 外 用 剤 併 用 療 法. 和 漢 医 較 試 験 ( 統 計 処 理 A- 黄 連 解 毒 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) C: 十 分 な 根 拠 がな 時 点 ではその 評 価 に 問 題 なしとは 言 えない また 煎 薬 に 関 してはエビデンスがあまりに 不 足 していて 評 価 できない ただし 副 作 用 が 少 な 薬 学 会 誌 ; : -. のある 前 後 比 較 試 験 を 含 む) ) 武 市 牧 子. ザ 瘡 に 対 する 漢 方 薬 の 実 践 的 投 与. 漢 方 医 学 V: 記 述 研 究 ( 症 例 00; : -. A- 黄 連 解 毒 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) 報 告 や 症 例 集 積 研 ) 林 知 恵 子. 婦 人 科 における 尋 常 性 ザ 瘡 の 治 療 ( 第 報 ). 産 究 ) 婦 人 科 漢 方 研 究 のあゆみ 00; : -. C: 良 質 な 根 拠 は 少 ないが 選 択 肢 の つとして 推 奨 する ( 質 の 劣 るIII~IV 良 質 な 複 数 のV あるい は 委 員 会 が 認 める VIのエビデンスがあ C: 良 質 な 根 拠 は 少 A- 荊 芥 連 翹 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) ないが 選 択 肢 の つとして 推 奨 する ( 質 V: 記 述 研 究 ( 症 例 武 市 牧 子. ザ 瘡 に 対 する 漢 方 薬 の 実 践 的 投 与. 漢 方 医 学 の 劣 るIII~IV 良 質 報 告 や 症 例 集 積 研 00; : -. な 複 数 のV あるい 究 ) いので ( 現 時 点 では) 推 奨 できない ( 有 効 のエビデンスがな い あるいは 無 効 で あるエビデンスがあ い 点 が 考 慮 され 他 の 治 療 が 無 効 あるいは 他 の 治 療 が 実 施 できない 状 況 では 上 記 の 漢 方 エキス 剤 も 選 択 肢 の 一 つとなりうる ザ 瘡 に 対 して 保 険 適 応 を 有 しているのは 荊 芥 連 翹 湯 清 上 防 風 湯 であり 十 味 敗 毒 湯 は 化 膿 性 皮 膚 に 対 して 適 応 をもつ Clinical Questionのまとめの 一 覧 表 の 記 載 がある 下 記 リンクには 各 論 文 の 詳 細 解 説 が 記 載 されている guideline/pdf/j.pdf A- 温 清 飲 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) C: 十 分 な 根 拠 がな いので ( 現 時 点 では) V: 記 述 研 究 ( 症 例 林 知 恵 子. 婦 人 科 における 尋 常 性 ザ 瘡 の 治 療 ( 第 報 ). 産 婦 推 奨 できない ( 有 効 報 告 や 症 例 集 積 研 人 科 漢 方 研 究 のあゆみ 00; : -. のエビデンスがな 究 ) い あるいは 無 効 で A- 温 経 湯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) あるエビデンスがあ A- 桂 枝 茯 苓 丸 ) 武 市 牧 子. ザ 瘡 に 対 する 漢 方 薬 の 実 践 的 投 与. 漢 方 医 学 00; : -. ) 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) 枝 茯 苓 丸 の 使 用 経 験. 新 薬 と 臨 床 00; : 0-. ) 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 枝 茯 苓 丸 の 使 用 経 験 ( 第 報 ). 新 薬 と 臨 床 00; : -. A-0 桂 枝 茯 苓 丸 + 茵 チン 蒿 湯 手 塚 匡 哉. 気 滞 血 オと 弁 証 された 尋 常 性 ザ 瘡 に 対 する 桂 枝 茯 ザ 瘡 ( 炎 症 性 皮 疹 ) 苓 丸 の 使 用 経 験 ( 第 報 ). 新 薬 と 臨 床 00; : -. V: 記 述 研 究 ( 症 例 報 告 や 症 例 集 積 研 究 ) C: 十 分 な 根 拠 がな いので ( 現 時 点 では) 推 奨 できない ( 有 効 のエビデンスがな い あるいは 無 効 で あるエビデンスがあ

5 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A N0-N 男 性 下 部 尿 路 症 状 診 療 ガイドライン 日 本 排 尿 機 能 学 会 男 性 下 部 尿 路 症 状 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 本 間 之 夫 東 京 大 学 ) ( 論 文 のレベル) I: 大 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの II: 小 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの III: 無 作 為 割 付 けによらない 対 照 を 有 するも の IV: 無 作 為 割 付 けによらない 過 去 の 対 照 を 有 するもの V: 対 照 のない 症 例 集 積 研 究 専 門 家 の 意 見 ブラックウェル パブリッシン グ 00 年 月 0 日 第 版 第 刷 ( 根 拠 のレベル) A: つ 以 上 のレベルIの 研 究 に 裏 付 けられる B: つのレベルIの 研 究 に 裏 付 けられる C: レベルIIの 研 究 に 裏 付 けられる D: レベルIIIの 研 究 に 裏 付 けられる E: レベルIV, Vの 研 究 に 裏 付 けられる Zhang X, Ishizuka O, Tanabe T, et al. Effects of goshajinkigan A- 牛 車 腎 気 丸 (niu-che-sen-qi-wan) for resiniferatoxin-sensitive afferents on E: レベルIV, Vの 研 男 性 下 部 尿 路 症 状 detrusor overactivity induced by acetic acid in conscious rats. 究 に 裏 付 けられる American Journal of Chinese Medicine 00; : -. c+: 行 ってもよい Ishizuka O, Nishizawa O, Hirao Y, et al. Evidence-based mataanalysis of pharmacotherapy for benign prostatic hypertrophy. E: レベルIV, Vの 研 A- 牛 車 腎 気 丸 男 性 下 部 尿 路 症 状 究 に 裏 付 けられる c+: 行 ってもよい International Journal of Urology 00; : 0-. その 他 の 内 服 薬 の 漢 方 薬 ( 八 味 地 黄 丸 牛 車 腎 気 丸 ) の 項 に 下 記 の 記 載 がある 検 索 では 編 の 論 文 があったが 引 用 すべき 論 文 はなく 基 礎 研 究 論 文 編 と 総 説 論 文 編 を 引 用 した 有 効 性 を 支 持 する 根 拠 は 乏 しい 牛 車 腎 気 丸 は ラットを 用 いた 実 験 で 膀 胱 内 酢 酸 注 入 によって 誘 発 される 排 尿 筋 過 活 動 を 抑 制 することが 報 告 されており 八 味 地 黄 丸 と 同 様 に 男 性 の 下 部 尿 路 症 状 の 改 善 目 的 で 使 用 されている しかし ともに 臨 床 的 に 有 効 性 を 支 持 する 根 拠 は 乏 しい 有 害 事 象 はまれで 軽 微 である 有 害 事 象 はみるべきものはなかった 論 文 そのものは レベルI ( 大 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの) と されているが この 論 文 は 総 説 で あり 他 の 薬 剤 が 大 規 模 のRCTで あるため レベルIに 該 当 してい る 牛 車 腎 気 丸 や 八 味 地 黄 丸 に ついてではない a: 行 うよう 強 く 勧 められる b: 行 うよう 勧 められる c: 行 うよう 勧 めるだけの 根 拠 が 明 確 でない c+: 行 ってもよい c-: 行 うよう 勧 められない d: 行 わないよう 勧 められる Ishizuka O, Nishizawa O, Hirao Y, et al. Evidence-based mataanalysis of pharmacotherapy for benign prostatic hypertrophy. E: レベルIV, Vの 研 A- 八 味 地 黄 丸 男 性 下 部 尿 路 症 状 究 に 裏 付 けられる c+: 行 ってもよい International Journal of Urology 00; : 0-. 日 本 排 尿 機 能 学 会 夜 間 頻 尿 診 療 ガイドライ ン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 西 澤 理 ) A R I: 大 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの II: 小 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの III: 無 作 為 割 付 によらない 同 時 期 のコント ロールを 有 するもの IV: 無 作 為 割 付 によらない 過 去 のコントロー ルを 有 するもの ブラックウェル パブリッシン グ 00 年 月 0 日 第 版 第 V: 症 例 集 積 研 究 (コントロールのないもの) 専 門 家 の 意 見 の 加 わったもの 夜 間 頻 尿 診 療 ガイドライン A: 最 低 つ 以 上 のレベルIの 臨 床 研 究 に 裏 付 刷 けられる B: つのレベルIの 臨 床 研 究 に 裏 付 けられる C: レベルIIの 臨 床 研 究 に 裏 付 けられる D: 最 低 つ 以 上 のレベルIIIの 臨 床 研 究 に 裏 付 けられる E: レベルIVまたはレベルVの 臨 床 試 験 しか 存 在 しない F: 保 留 ( 本 邦 において 未 承 認 あるいは 日 本 人 における 有 効 性 安 全 性 が 確 立 されていな い) A- 柴 苓 湯 夜 間 頻 尿 A- 牛 車 腎 気 丸 夜 間 頻 尿 杉 山 高 秀, 大 西 規 夫, 尾 上 正 浩, ほか. 前 立 腺 肥 大 症 に 対 す る 漢 方 製 剤 柴 苓 湯 の 有 用 性 の 検 討 - 夜 間 頻 尿 症 状 の 改 善 効 果 についての 検 討. 泌 尿 器 科 紀 要 00; : -. 渡 部 明 彦, 明 石 拓 也, 藤 内 靖 喜, ほか. 頻 尿 に 対 する 牛 車 腎 気 丸 の 効 果. 泌 尿 器 科 紀 要 00; : -0. V: 症 例 集 積 研 究 (コントロールのない もの) 専 門 家 の 意 見 の 加 わったもの E: レベルIVまたはレ ベルVの 臨 床 試 験 し か 存 在 しない V: 症 例 集 積 研 究 E: レベルIVまたはレ (コントロールのない ベルVの 臨 床 試 験 し もの) 専 門 家 の 意 か 存 在 しない 見 の 加 わったもの 前 立 腺 肥 大 症 (BPH) に 伴 う 夜 間 頻 尿 に 対 する 治 療 の 漢 方 薬 の 項 に 下 記 の 記 載 がある BPH と 夜 間 頻 尿 および 漢 方 薬 をキーワードとして 検 索 を 行 い PubMedで0 編 医 中 誌 で 編 のみであったため これら 編 の 関 連 する 論 文 を 用 いた BPHに 伴 う 夜 間 頻 尿 に 対 し 漢 方 薬 の 効 果 も 報 告 されている 杉 山 らは 柴 苓 湯 による 検 討 渡 部 らは 牛 車 腎 気 丸 による 検 討 を 行 い 双 方 と も 夜 間 排 尿 回 数 の 減 少 が 得 られ 有 効 であると 報 告 している 高 血 圧 に 対 する 治 療 の 二 次 性 高 血 圧 の 分 類 の 表 中 に 薬 物 誘 発 性 高 血 圧 として 漢 方 薬 の 記 載 がある 夜 間 多 尿 および 夜 間 頻 尿 に 対 す る 薬 物 治 療 の 表 中 に 柴 苓 湯 牛 車 腎 気 丸 の 記 載 がある

6 タイプA 引 用 論 文 が 存 在 し エビデンスと 推 奨 のグレーディングがあり その 記 載 を 含 むもの (s) ICD GS of GS of A- 漢 方 薬 慢 性 頭 痛 ( 漢 方 薬 全 体 として) 漢 方 薬 は 予 防 薬 あるいは 急 性 期 治 療 薬 として 長 期 にわたり 使 用 されており 経 験 的 あるいは 伝 統 的 には 効 果 安 全 性 の 両 面 から 有 用 で B: 行 うよう 勧 められ あると 評 価 されている これを 裏 付 ける 科 学 的 エビデンスも 近 年 集 積 されつつあり 予 防 薬 として 推 奨 可 能 である る A- 呉 茱 萸 湯 慢 性 頭 痛 前 田 浩 治, 宮 城 敦, 菅 原 武 仁. 慢 性 頭 痛 に 対 する 呉 茱 萸 湯 の 効 果. 漢 方 医 学 ; : -. Ⅱb: 個 のコホート 研 究 ( 質 の 低 いラン ダム 化 比 較 試 験 を 含 む; たとえば 追 跡 率 0% 未 満 のもの) A- 呉 茱 萸 湯 緊 張 型 頭 痛 赤 嶺 真 理 子, 兵 頭 靖 博, 芦 原 睦, ほか. 緊 張 型 頭 痛 に 対 する 呉 茱 萸 湯 の 有 用 性. 日 本 東 洋 心 身 医 学 研 究 000; : -. Ⅲ: 均 質 な 症 例 対 象 研 究 による 系 統 的 レ ビューあるいは 個 の 症 例 対 象 研 究 症 例 集 積 研 究 が 件 と 漢 方 薬 同 士 のランダム 化 比 較 試 験 が 件 である いずれもエビデンスレベルは 低 いが 呉 茱 萸 湯 の 高 い 有 用 性 が 示 されている 北 里 研 究 所 等 で 研 究 段 階 のレスポンダー 限 定 多 施 設 無 作 為 化 二 重 盲 検 プラセボ 対 照 比 較 試 験 ではレスポンダーに 対 する 有 用 性 が 認 められた 漢 方 薬 の 特 性 にかなったデザインによる 研 究 で 有 用 性 が 示 されたことは 価 値 があると 考 えられるが レスポンダーの 選 定 基 準 等 問 題 もある 編 集 : 日 本 頭 痛 学 会 A- 呉 茱 萸 湯 慢 性 頭 痛 関 久 友, 沖 田 直, 高 瀬 貞 夫, ほか. 慢 性 頭 痛 に 対 する 呉 茱 萸 湯 の 効 果 - 封 筒 法 による 桂 枝 人 参 湯 との 比 較 -. Pharma Medica ; : -. Ⅰb: 信 頼 区 間 の 狭 い 個 のランダム 化 比 較 試 験 A R 慢 性 頭 痛 の 診 療 ガイドラ イン Ia: 均 質 なランダム 化 比 較 試 験 の 系 統 的 レ ビュー Ib: 信 頼 区 間 の 狭 い 個 のランダム 化 比 較 試 験 Ic: すべてか-なしか IIa: 均 質 なコホート 研 究 による 系 統 的 レ ビュー IIb: 個 のコホート 研 究 ( 質 の 低 いランダム 化 比 較 試 験 を 含 む: 例 えば 追 跡 率 0% 未 満 の もの) IIc: アウトカム 研 究 III: 均 質 な 症 例 対 照 研 究 による 系 統 的 レ ビューあるいは 個 の 症 例 対 照 研 究 IV: 症 例 集 積 研 究 と 質 の 低 いコホート 研 究 や 症 例 対 照 研 究 V: 明 白 な 批 判 的 吟 味 のない あるいは 生 理 学 や 実 験 室 での 研 究 根 本 原 理 に 基 づく 専 門 家 の 意 見 A: 行 うよう 強 く 勧 められる B: 行 うよう 勧 められる C: 行 うよう 勧 められるだけの 根 拠 が 明 確 でな い D: 行 わないよう 勧 められる 医 学 書 院 00 年 月 日 第 版 第 刷 A- 桂 枝 人 参 湯 慢 性 頭 痛 A- 釣 藤 散 慢 性 頭 痛 A- 釣 藤 散 A- 釣 藤 散 慢 性 緊 張 型 頭 痛 松 本 博 之, 柏 木 基, 松 谷 学, ほか. 慢 性 頭 痛 に 対 する 桂 枝 人 参 湯 と 釣 藤 散 の 有 用 性 に 関 する 研 究. 臨 床 と 研 究 ; : -0. 松 本 博 之, 柏 木 基, 松 谷 学, ほか. 慢 性 頭 痛 に 対 する 桂 枝 人 参 湯 と 釣 藤 散 の 有 用 性 に 関 する 研 究. 臨 床 と 研 究 ; : -0. Ⅰb: 信 頼 区 間 の 狭 い 個 のランダム 化 比 較 試 験 Ⅰb: 信 頼 区 間 の 狭 い 個 のランダム 化 比 較 試 験 Ⅱb: 個 のコホート 研 究 ( 質 の 低 いラン 脳 血 管 障 害 患 者 の 木 村 格, 笹 生 俊 一. 脳 血 管 障 害 患 者 の 慢 性 頭 痛 に 対 するツム ダム 化 比 較 試 験 を 慢 性 頭 痛 ラ 釣 藤 散 の 臨 床 効 果. Geriatic Medicine ; : -. 含 む; たとえば 追 跡 率 0% 未 満 のもの) 高 田 理. 慢 性 緊 張 型 頭 痛 に 対 する 釣 藤 散 の 有 効 性 について. 漢 方 医 学 ; : -. Ⅱb: 個 のコホート 研 究 ( 質 の 低 いラン ダム 化 比 較 試 験 を 含 む; たとえば 追 跡 率 0% 未 満 のもの) 漢 方 薬 同 士 のランダム 化 比 較 試 験 が 件 と 漢 方 薬 同 士 の 非 ランダム 化 クロスオーバー 比 較 試 験 が 件 である 前 者 は 漢 方 薬 同 士 であるた め 漢 方 薬 の 有 用 性 を 示 すエビデンスとしてはレベルが 低 いが 頭 痛 改 善 に 対 する 高 い 効 果 が 示 されている 後 者 はデザインに 問 題 があり 漢 方 薬 同 士 であるためエビデンスレベルは 低 い さらに 評 価 方 法 も 問 題 である 漢 方 薬 同 士 の 非 ランダム 化 クロスオーバー 比 較 試 験 が 件 と 症 例 集 積 研 究 が 件 である 前 者 については 桂 枝 人 参 湯 で 述 べた 後 者 についてもエビデンスレベルは 低 いが 釣 藤 散 の 有 用 性 は 示 されている 文 献 評 価 は 冊 子 体 の 方 には 記 載 されていない 日 本 頭 痛 学 会 ホー ムページ 掲 載 の 慢 性 頭 痛 の 診 療 ガイドライン から 参 考 論 文 の Abstract Formにリンクがはられて おり 文 献 評 価 が 記 載 されてい る //AF/-_af.htm A- 葛 根 湯 慢 性 緊 張 型 頭 痛 Ⅱb: 個 のコホート 研 究 ( 質 の 低 いラン 山 本 光 利. 肩 頸 部 のこりに 起 因 する 慢 性 緊 張 型 頭 痛 に 対 する ダム 化 比 較 試 験 を 葛 根 湯 の 臨 床 効 果. 臨 床 と 研 究 ; : 0-. 含 む; たとえば 追 跡 エビデンスレベルの 低 い 症 例 集 積 研 究 件 だけであり 効 果 も 明 確 でない 率 0% 未 満 のもの) A- 呉 茱 萸 湯 慢 性 頭 痛 花 輪 壽 彦, ほか. 慢 性 頭 痛 に 対 する 呉 茱 萸 湯 の 効 果 : レスポ ンダー 限 定 多 施 設 無 作 為 化 ニ 重 盲 検 プラセボ 対 照 比 較 試 験 (トライアル 段 階 ) Ⅰb: 信 頼 区 間 の 狭 い 個 のランダム 化 比 較 試 験 これまで 頭 痛 に 対 する 漢 方 薬 の 効 果 についてのエビデンスは 少 ない 漢 方 薬 が 有 用 であることは 経 験 的 伝 統 的 にはほぼ 疑 いがないの で 花 輪 らの 研 究 のようにさらなるエビデンスの 集 積 が 必 要 である その 際 漢 方 薬 の 特 性 を 生 かした 臨 床 研 究 デザインが 使 用 されるべきで ある A- 漢 方 薬 片 頭 痛 の 予 防 急 性 期 の 片 頭 痛 予 防 療 法 として 他 の 薬 物 とともに 漢 方 薬 が グレードA ( 行 うこと を 強 く 推 奨 ) で 推 奨 さ れているが 引 用 論 文 や 推 奨 根 拠 の 記 載 はない

7 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B B. 日 本 小 児 科 学 小 児 B 型 肝 炎 日 本 小 児 栄 養 消 化 器 肝 臓 学 会 小 児 B 型 肝 炎 会 雑 誌 第 の 診 療 指 針 診 療 指 針 作 成 ワーキンググループ 巻 第 号 00 年 月 日 B- 小 柴 胡 湯 B 型 肝 炎 ) 佐 藤 俊 一, 石 川 和 克, 千 葉 俊 明. B 型 慢 性 肝 炎 に 対 する 小 柴 胡 湯 の 臨 床 効 果. 消 化 器 科 ; : -. ) 田 尻 仁, 古 座 岩 宏 輔, 尾 崎 由 和, 他. 小 児 HBVキャリアーに ついての 臨 床 的 検 討 - 肝 炎 発 症 例 における 小 柴 胡 湯 の 効 果 -. 日 本 小 児 科 学 会 雑 誌 0; : -. ) 白 木 和 夫, 谷 本 要, 富 樫 武 弘, 他. HBe 抗 原 陽 性 小 児 慢 性 B 型 肝 炎 に 対 する 小 柴 胡 湯 の 有 効 性 に 関 する 検 討. 小 児 科 臨 床 ; : -. その 他 の 治 療 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 小 柴 胡 湯 : 小 柴 胡 湯 は 血 清 トランスアミナーゼ 値 低 下 HBe 抗 体 産 生 促 進 HBe 抗 原 からHBe 抗 体 へのSC 促 進 を 目 的 に 投 与 されてきた が IFNとの 併 用 で 重 篤 な 間 質 性 肺 炎 を 起 こすことが 報 告 され 最 近 ではその 使 用 頻 度 は 減 った 肝 癌 診 療 ガイドライン 改 訂 委 員 会 ( 総 括 : 幕 内 雅 敏 日 本 赤 十 字 社 医 療 センター 院 長 ) a: ランダム 化 比 較 試 験 のメタアナリシス b: 少 なくともつのランダム 化 比 較 試 験 a: ランダム 割 付 を 伴 わない 同 時 コントロール を 伴 うコホート 研 究 ( 前 向 き 研 究, prospective study, concurrent cohort studyなど) b: ランダム 割 付 を 伴 わない 過 去 のコントロー CQ: 肝 庇 護 療 法 は 肝 細 胞 癌 の 発 癌 予 防 に 有 効 か? に 対 して C 型 慢 性 肝 炎 患 者 に 対 する 発 癌 予 防 としてグリチルリチン 製 剤 静 脈 内 投 与 が 推 奨 される (グレードB) と 推 奨 されており その 本 文 中 に 下 記 の 記 載 がある 背 景 : グルチルリチン 製 剤 は 抗 炎 症 作 用 を 有 し 肝 の 炎 症 を 抑 制 し 肝 酵 素 値 を 減 少 させる 小 柴 胡 湯 は 種 の 生 薬 を 混 合 した 漢 方 薬 で その 作 用 として 細 胞 膜 保 護 作 用 抗 炎 症 作 用 肝 血 流 増 加 作 用 肝 再 生 促 進 作 用 等 が 推 定 されている これら 剤 は 肝 庇 護 目 的 でわが 国 で 広 く 投 与 されている サイエンティフィックステートメント: 大 阪 地 区 の 肝 硬 変 患 者 0 人 を 対 象 とした 小 柴 胡 湯 投 与 のRCTでは 平 均 ヵ 月 の 観 察 期 間 中 投 与 群 0 人 中 人 非 投 与 群 0 人 中 人 の 発 癌 が 認 められた 小 柴 胡 湯 投 与 は 発 癌 率 を 減 少 させたが 有 意 ではなかった (P=0.0) HBs 抗 原 陰 性 例 に 限 ると 小 柴 胡 湯 投 与 によって 年 発 癌 率 が%から%に 減 少 し (P=0.0) さらに 年 生 存 率 が0%から%に 改 善 した (P=0.0) B C.0 科 学 的 根 拠 に 基 づく 肝 癌 診 療 ガイドラ イン 00 年 版 ルを 伴 うコホート 研 究 (historical cohort study, retrospective cohort studyなど) : case-control study 研 究 ( 後 ろ 向 き 研 究 ) : 処 置 前 後 の 比 較 などの 前 後 比 較, 対 照 群 を 伴 わない 研 究 : 症 例 報 告, ケースシリーズ : 専 門 家 個 人 の 意 見 ( 専 門 家 委 員 会 報 告 を 含 む) A: 行 うよう 強 く 勧 められる B: 行 うよう 勧 められる C: 行 うことを 考 慮 してもよいが, 十 分 な 科 学 的 根 拠 がない C: 科 学 的 根 拠 がないので, 勧 められない D: 行 わないよう 勧 められる 金 原 出 版 00 年 月 日 第 版 第 刷 B- 小 柴 胡 湯 B- 小 柴 胡 湯 肝 細 胞 癌 の 発 癌 予 防 Oka H, Yamamoto S, Kuroki T, et al. Prospective study of 肝 細 胞 癌 の 発 癌 予 b: 少 なくともつの chemoprevention of hepatocellular carcinoma with Sho-saiko-to 防 (TJ-). Cancer ; : -. ランダム 化 比 較 試 験 解 説 : 小 柴 胡 湯 と 肝 腫 瘍 をキーワードに 論 文 検 索 を 行 い 本 の 論 文 を 採 択 した 上 述 したように 肝 硬 変 患 者 に 対 する 小 柴 胡 湯 投 与 は 発 癌 を 抑 制 する 可 能 性 があるが 有 意 ではなかった ただし HBs 抗 原 陰 性 例 に 限 る と 発 癌 予 後 ともに 改 善 されるという 結 果 となっている 本 研 究 が 実 施 された 年 にはC 型 肝 炎 ウイルスは 発 見 されていない その 後 の 疫 学 統 計 その 他 から 大 多 数 のHBs 抗 原 陰 性 肝 硬 変 がC 型 肝 炎 ウイルスに 起 因 していることが 明 らかになった 点 を 考 慮 すると C 型 肝 硬 変 の 発 癌 を 小 柴 胡 湯 投 与 が 抑 制 する 可 能 性 は 高 い しかし 現 在 わが 国 では 肝 硬 変 に 対 する 小 柴 胡 湯 投 与 は 適 応 禁 忌 となっており その 後 新 たなエビデンスが 報 告 されていないため 今 回 は 推 奨 を 行 わないこととした 付 録 のCD-ROMにアブストラクト フォームがある B F00. アルツハイ マー 型 痴 呆 の 診 断 治 療 ケアに 関 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 医 療 技 術 評 価 するガイドライ 総 合 研 究 事 業 ( 主 任 研 究 者 本 間 昭 ) ンの 作 成 ( 一 般 向 け) に 関 する 研 究 平 成 年 度 ~ 平 成 年 度 総 合 研 究 報 告 書 平 成 年 (00 年 ) 月 B- Herbal drugs アルツハイマー 型 痴 呆 Geng, J. Treatment of 0 cases of senile dementia by acupuncture combined with inhalation of herbal drugs and oxygen. Journal of Traditional Chinese Medicine ; : -. 薬 物 療 法 の 他 の 薬 剤 の 項 の 中 に Herbal drugs とあり これらの 薬 剤 に 関 する 報 告 はきわめて 少 なく 今 後 の 検 討 を 待 たねばならない と 記 載 されている B F0. 摂 食 障 害 の 診 断 と 治 療 ガイドライン 00 厚 生 労 働 省 精 神 神 経 研 究 委 託 費 によ マイライフ 社 る 摂 食 障 害 の 治 療 ガイドライン 作 成 とその 実 00 年 月 証 的 研 究 班 B- 温 経 湯 無 月 経 B- 芍 薬 甘 草 湯 薬 剤 性 高 プロラク チン (PRL) 血 症 後 山 尚 久, 坪 倉 省 吾, 植 木 実, ほか. 第 度 無 月 経 への 温 経 湯 -メサルモン-F 併 用 療 法 時 の 内 分 泌 変 動. 日 本 不 妊 学 会 雑 誌 ; : -. 福 島 峰 子, 成 田 章 子, 一 関 和 子, ほか. 高 プロラクチン 血 症 を 伴 う 排 卵 障 害 に 対 する 芍 薬 甘 草 湯 の 効 果. 和 漢 医 薬 学 会 誌 ; : -0. 摂 食 障 害 と 無 月 経 : 無 月 経 の 治 療 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 妊 娠 希 望 の 場 合 は 第 度 無 月 経 にはクロミフェン 療 法 を 第 一 選 択 薬 とします 周 期 反 復 投 与 して 排 卵 なき 場 合 は 中 止 とし 第 度 無 月 経 と ともにゴナトロピン 療 法 (FSH-hCGあるいはhMG-hCG 療 法 ) を 行 います 他 にGnRH 律 動 療 法 隔 日 投 与 法 や 温 経 湯 などの 漢 方 療 法 も 有 効 と 考 えられます 温 経 湯 はラットの 実 験 で 視 床 下 部 に 作 用 してLH-RHの 放 出 を 促 進 し ヒト 排 卵 障 害 例 ではLH 律 動 性 分 泌 を 賦 活 させます 臨 床 試 験 成 績 では 無 排 卵 周 期 症 で% 第 度 無 月 経 で~% 第 度 無 月 経 で~%の 排 卵 誘 発 効 果 があり 温 経 湯 とクロミフェ ン 温 経 湯 とメサルモン 併 用 療 法 も 有 効 とされます 摂 食 障 害 と 無 月 経 : 無 月 経 の 治 療 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 薬 剤 性 高 プロラクチン (PRL) 血 症 に 対 し 芍 薬 甘 草 湯 のPRL 低 下 作 用 も 証 明 されており 摂 食 障 害 の 高 PRL 症 例 の 無 月 経 に 対 しては 選 択 肢 のつと 考 えられます B- 漢 方 薬 摂 食 障 害 平 成 年 度 厚 生 労 働 省 摂 食 障 害 研 究 班 での 筆 者 が 行 ったCAMの 実 態 調 査 結 果 では アンケート 調 査 をした0 名 の 摂 食 障 害 患 者 のうち %が 何 らかのCAMを 試 みた 経 験 があり その 目 的 としてはリラクゼーションが 最 も 多 く 挙 げられていました 種 類 としてはアロマセラピーと 指 圧 あんまマッサージが 最 も 多 く 続 いて 健 康 食 品 漢 方 薬 鍼 灸 の 順 でした B H. 小 児 急 性 中 金 原 出 版 小 児 急 性 中 耳 炎 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 耳 炎 診 療 ガイ 00 年 月 ( 委 員 長 : 喜 多 村 健 東 京 医 科 歯 科 大 学 大 学 ドライン 00 日 第 版 第 刷 院 耳 鼻 咽 喉 科 学 ) 年 版 B- 十 全 大 補 湯 反 復 性 中 耳 炎 Maruyama Y, Hoshida S, Furukawa M, et al. Effects of Japanese herval medicine, Juzen-taiho-to, in otitis-prone children-a preliminary study. Acta Otolaryngol 00; Jun : -. 付 記 反 復 性 中 耳 炎 の 診 療 についての 提 案 の 中 の 反 復 性 中 耳 炎 の 治 療 の 項 に 下 記 の 記 載 がある わが 国 独 自 の 治 療 として 提 唱 されているのが 漢 方 補 剤 による 免 疫 能 の 上 昇 由 来 による 予 防 効 果 で 十 全 大 補 湯 の 有 効 性 が 報 告 され た

8 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B I 高 血 圧 治 療 ガイドライン 00 日 本 高 血 圧 学 会 高 血 圧 治 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 荻 原 俊 男 大 阪 大 学 名 誉 教 授 ) ライフサイエン ス 00 年 月 日 B- B- 甘 草 含 有 漢 方 薬 芍 薬 甘 草 湯 小 柴 胡 湯 甘 草 含 有 漢 方 薬 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 ( 副 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 ( 副 ) Cosmetic Ingredient Review Expert Panel. Final report on the safety assessment of glycyrrhetinic acid, potassium glycyrrhetinate, disodium succinoyl glycyrrhetinate, glyceryl glycyrrhetinate, glycyrrhetinyl stearate,stearyl glycyrrhetinate, glycyrrhizic acid, ammonium glycyrrhizate, dipotassium glycyrrhizate, disodium glycyrrhizate, trisodium glycyrrhizate, methyl glycyrrhizate, and potassium glycyrrhinate. International Journal of Toxicology 00; : -. ) 本 間 真 人, 千 文, 幸 田 幸 直, ほか. 芍 薬 甘 草 湯 と 小 柴 胡 湯 の 運 用 が 血 清 カリウム 値 に 及 ぼす 影 響. 薬 学 雑 誌 00; : -. カンゾウ ( 甘 草 ) は 肝 治 療 薬 消 化 器 治 療 薬 その 他 多 くの 漢 方 薬 健 康 補 助 食 品 化 粧 品 などに 含 まれている 主 要 有 効 成 分 であるグリ チルリチンはコルチゾールを 不 活 性 のコルチゾン へ 代 謝 するβ 水 酸 化 ステロイド 脱 水 素 酵 素 を 阻 害 して コルチゾールの 半 減 期 を 延 長 して 内 因 性 ステロイド 作 用 を 増 強 させ Na 水 の 貯 留 K 低 下 をきたし 偽 性 アルドステロン 症 を 発 症 する グリ チルリチンの 投 与 量 投 与 期 間 年 齢 (0 歳 以 上 ) が 本 症 の 危 険 因 子 であるとれているが 大 量 長 期 にわたりグリチルリチンを 服 用 しなければ 高 血 圧 が 問 題 となることは 少 ない 診 断 は 高 血 圧 と 同 時 に 低 K 血 症 を 認 め 低 レニ ン 活 性 血 漿 アルドステロン 低 値 であれば ( 偽 性 アルドステロン 症 ) 本 症 を 疑 う 患 者 自 身 から 漢 方 薬 健 康 補 助 食 品 の 利 用 が 報 告 されることは 少 ないので 使 用 の 有 無 については 注 意 を 要 する 臨 床 的 には 数 週 間 ( 最 大 か 月 ) のカンゾウの 中 断 あるいはアルドステロン 拮 抗 薬 の 併 用 で 改 善 する POINT e 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 の 項 に 下 記 の 記 載 がある カンゾウの 主 要 有 効 成 分 であるグリチルリチンの 大 量 使 用 で 低 K 血 症 を 伴 う 高 血 圧 ( 偽 性 アルドス テロン 症 ) をきたすことがある 特 に 漢 方 薬 使 用 時 には 注 意 する 中 止 が 困 難 であればアルドステロ ン 拮 抗 薬 を 用 いる B- 甘 草 含 有 漢 方 薬 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 ( 副 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 の 原 因 薬 物 と 高 血 圧 治 療 法 の 表 中 に 下 記 の 記 載 がある 原 因 薬 物 : カンゾウ ( 甘 草 ) / グリチルリチンを 含 有 する 肝 治 療 薬 消 化 器 治 療 薬 漢 方 薬 健 康 補 助 食 品 化 粧 品 など 高 血 圧 の 原 因 : β 水 酸 化 ステロイド 脱 水 素 酵 素 阻 害 によるコルチゾール 半 減 期 延 長 に 伴 う 内 因 性 ステロイド 作 用 増 強 を 介 した 水 Naの 貯 留 とK 低 下 高 血 圧 治 療 への 対 策 : 漢 方 薬 などの 減 量 中 止 アルドステロン 拮 抗 薬 B I 脳 卒 中 治 療 ガイドライン 00 Ia: RCTのメタアナリシス (RCTの 結 果 がほぼ 一 様 ) Ib: RCT IIa: 良 くデザインされた 比 較 研 究 ( 非 ランダム 化 ) IIb: 良 くデザインされた 準 実 験 的 研 究 III: 良 くデザインされた 非 実 験 的 記 述 研 究 ( 比 較 相 関 症 例 研 究 ) IV: 専 門 家 の 報 告 意 見 経 験 A: 行 うよう 強 く 勧 められる (Iaまたは 少 なくとも つ 以 上 のレベルIbの 結 果 ) B: 行 うよう 勧 められる ( 少 なくともつ 以 上 の レベルII 以 上 の 結 果 ) C: 行 うことを 考 慮 しても 良 いが 十 分 な 科 学 的 根 拠 がない C: 科 学 的 根 拠 がないので 勧 められない D: 行 わないよう 勧 められる 協 和 企 画 00 年 月 0 日 第 版 第 刷 B- 抑 肝 散 血 管 性 認 知 症 血 管 性 認 知 障 害 Iwasaki K, Satoh-Nakagawa T, Maruyama M, et al. A randomized, observer-blind, controlled trial of the traditional Chinese medicine Yi-Gan San for improvement of behavioral and psychological symptoms and activities of daily living in dementia patients. Journal of Clinical Psychiatry 00; : -. IIb: 良 くデザインされ た 準 実 験 的 研 究 血 管 性 認 知 症 血 管 性 認 知 障 害 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 抑 肝 散 は 少 数 例 の 臨 床 試 験 で 周 辺 症 状 の 改 善 に 有 効 であった B J0 鼻 アレルギー ライフ サイエ 診 療 ガイドラ 鼻 アレルギー 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ンス 00 年 イン- 通 年 性 ( 編 集 顧 問 : 奥 田 稔 日 本 医 科 大 学 名 誉 教 授 月 日 改 鼻 炎 と 花 粉 症 -00 年 版 石 川 哮 熊 本 大 学 名 誉 教 授 ) 訂 第 版 第 刷 ( 改 訂 第 版 ) B- 小 青 竜 湯 鼻 アレルギー ) 大 山 勝. アレルギー 性 鼻 炎 と 漢 方. アレルギーの 領 域 ; : -. ) 馬 場 駿 吉, 高 坂 知 節, 稲 村 直 樹, ほか. 小 青 竜 湯 の 通 年 性 鼻 アレルギーに 対 する 効 果 - 二 重 盲 検 比 較 試 験 -. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; : -0. ) 河 野 英 浩, 山 田 昌 宏, 山 岡 秀 之, ほか. 小 青 竜 湯 エキスの スギ 花 粉 症 の 鼻 炎 症 状 に 対 する 臨 床 効 果. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 000; : -. B- 葛 根 湯 鼻 アレルギー ) 日 本 東 洋 医 学 会 学 術 教 育 委 員 会 ( 編 ). 入 門 漢 方 医 学 00; 0-. ) 荻 野 敏. 漢 方 薬 はどんな 患 者 に 有 効 か? 治 療 00; : B- 小 柴 胡 湯 鼻 アレルギー -00. 漢 方 薬 では 小 青 竜 湯 葛 根 湯 小 柴 胡 湯 などが 用 いられているが 証 による 病 態 把 握 漢 方 診 断 に 始 まり 病 期 病 因 分 類 が 行 われ 方 剤 が 選 択 され 経 験 則 に 基 づいて 行 われる 同 名 でも 発 売 会 社 により 組 成 が 異 なり 有 効 性 成 分 配 合 の 根 拠 などは 必 ずしも 明 らかではな い 小 青 竜 湯 のみがプラセボとの 比 較 対 照 試 験 が 行 われ 有 効 性 が 証 明 されている 即 効 性 持 続 性 からみると 麻 黄 中 に 含 まれているエフェ ドリンが 作 用 していると 考 えられるが 作 用 機 序 については 不 明 な 点 も 多 い 主 な 漢 方 製 剤 の 一 覧 表 に 葛 根 湯 柴 朴 湯 小 柴 胡 湯 小 青 竜 湯 の 組 成 性 状 効 能 効 果 用 法 用 量 薬 効 薬 理 警 告 禁 忌 相 互 作 用 副 作 用 が 記 載 されてい る

9 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of ) Egashira Y, Nagano H. A multicenter clinical trial of TJ- in patients with steroid dependent asthma, A comparison of groups 気 管 支 喘 息 の 漢 方 療 法 は 伝 統 医 学 として 長 い 歴 史 がある 古 来 喘 息 は 漢 方 療 法 のよい 適 応 とされ 多 くの 経 験 に 裏 づけされた 一 定 の 治 B- 柴 朴 湯 ステロイド 依 存 性 allocated by the envelope method. Annals of the New York 療 指 針 ができ 上 っている 漢 方 薬 の 投 与 は 随 証 治 療 といって 患 者 の 体 質 体 力 とその 時 点 での 闘 病 反 応 の 強 弱 によって 方 剤 を 選 ぶという 喘 息 Academy of Science ; : 0-. 原 則 がある これは 薬 剤 が 天 然 生 薬 であり 新 薬 のような 攻 撃 的 薬 効 は 有 していないので 投 与 前 にあらかじめresponderとnon-responderを 区 ) 江 頭 洋 祐. 特 集 アレルギー の 漢 方 治 療 - 気 管 支 喘 息. アレルギーの 臨 床 ; : -0. 別 するという 経 験 則 に 基 づいている 一 般 に 喘 息 発 作 の 急 性 期 には 麻 黄 剤 ( 小 青 竜 湯 他 ) を 慢 性 期 には 体 質 改 善 を 目 指 して 柴 胡 剤 ( 柴 朴 湯 他 ) を 投 与 するのが 原 則 である 重 症 のケースや 発 作 がひどいときは 当 然 西 洋 薬 を 優 先 する 軽 症 中 等 症 の 喘 息 にはよい 適 応 があり 病 型 にはそれほどこだわら B- 麻 杏 甘 石 湯 気 管 支 喘 息 なくてもよい 漢 方 の 選 択 はなるべく 証 ( 東 洋 医 学 的 にみた 診 断 と 治 療 ) に 基 づいて 行 う 漢 方 薬 の 効 果 はすぐには 現 れないので 約 ~ 週 目 に 効 果 の 有 無 をチェックし 効 果 が 実 感 できるときは 長 期 ( 半 年 ~ 年 ) に 服 用 を 続 ける 効 果 が 実 感 できないときには その 時 点 B- 小 青 竜 湯 気 管 支 喘 息 で 方 剤 の 見 直 しを 行 う B- 小 柴 胡 湯 気 管 支 喘 息 江 頭 洋 祐. 特 集 アレルギー の 漢 方 治 療 - 気 管 支 喘 息. 気 管 支 喘 息 への 漢 方 薬 の 投 与 指 針 の 表 中 に 下 記 の 記 載 がある アレルギーの 臨 床 ; : -0. 発 作 期 ( 麻 黄 剤 ) 熱 証 ( 暑 がり 汗 をかく) : 麻 杏 甘 石 湯 寒 証 ( 寒 がり くしゃみ 鼻 水 ) : 小 青 竜 湯 B- 補 中 益 気 湯 気 管 支 喘 息 慢 性 期 ( 柴 胡 剤 ) ( 体 力 中 等 度 虚 実 間 ) : 柴 朴 湯 小 柴 胡 湯 脾 虚 ( 胃 腸 が 弱 い) : 補 中 益 気 湯 腎 虚 ( 足 腰 の 冷 え 弱 り) : 八 味 地 黄 丸 * 柴 朴 湯 はステロイド 投 与 例 にステロイド 節 減 作 用 や 下 垂 体 副 腎 機 能 の 賦 活 作 用 があることが 認 められている B- 八 味 地 黄 丸 気 管 支 喘 息 B- 小 青 竜 湯 B- 葛 根 湯 B- 小 柴 胡 湯 鼻 アレルギー ( 含 花 粉 症 ) 鼻 アレルギー ( 含 花 粉 症 ) 鼻 アレルギー ( 含 花 粉 症 ) 漢 方 薬 では 小 青 竜 湯 葛 根 湯 小 柴 胡 湯 などが 用 いられているが 有 効 性 成 分 配 合 の 根 拠 作 用 機 序 などはまだよく 検 討 されていな い B- 漢 方 薬 アトピー 性 皮 膚 炎 濱 田 稔 夫. アレルギー 性 皮 膚 に 対 する 漢 方 療 法. Modern Physician ; : 0-. アトピー 性 皮 膚 炎 は 多 病 因 的 で その 病 因 の 中 でも 患 者 の 有 する 素 因 いわゆる 内 因 の 占 める 比 率 が 高 い このような 内 因 の 関 与 する 疾 患 として 本 症 はまた 漢 方 療 法 の 対 象 にもされている 漢 方 薬 は 単 独 の 薬 ではなく いくつかの 生 薬 から 構 成 されている 例 えば アレルギー 反 応 を 抑 制 する 生 薬 として 柴 胡 甘 草 麻 黄 当 帰 黄 ゴン 大 棗 等 が 知 られているが 実 際 に 治 療 に 用 いられるものは これらの 生 薬 がいくつか 組 み 合 わされた 方 剤 である 西 洋 医 学 では 病 名 に 対 し それに 合 った 薬 を 投 与 するが 東 洋 医 学 は 随 証 投 与 が 基 盤 にあり 証 に 従 って 漢 方 薬 を 処 方 するのが 通 例 と なっている しかし 一 般 的 には 西 洋 医 学 的 な 診 断 法 で 診 断 し その の 病 態 を 近 代 医 学 的 に 把 握 し 一 方 で 生 薬 の 臨 床 的 薬 理 作 用 を 熟 知 した 上 で それらを 組 み 合 わせた 方 剤 を 患 者 の 体 質 に 合 うよう 処 方 する 方 法 が 行 われている B- 十 味 敗 毒 湯 湿 疹 皮 膚 炎 群 B- 消 風 散 湿 疹 皮 膚 炎 群 B- 柴 胡 清 肝 湯 湿 疹 皮 膚 炎 群 B- 越 婢 加 朮 湯 湿 疹 皮 膚 炎 群 B- 当 帰 飲 子 湿 疹 皮 膚 炎 群 山 口 全 一, 馬 場 俊 一. 痒 い 皮 膚 病 の 漢 方 治 療 (その). 日 本 小 児 皮 膚 科 学 会 雑 誌 ; : -0. 病 名 投 与 法 を 実 施 する 場 合 主 な 保 険 適 応 症 として 湿 疹 皮 膚 炎 群 では 十 味 敗 毒 湯 消 風 散 柴 胡 清 肝 湯 越 婢 加 朮 湯 当 帰 飲 子 など がよく 用 いられる B- 消 風 散 アトピー 性 皮 膚 炎 消 風 散 は 荊 芥 防 風 牛 蒡 子 蝉 退 に 止 痒 作 用 があり 一 般 に 実 証 ないし 中 間 証 の 患 者 に 用 いられる B J J0 L0-L0 アレルギー 疾 患 治 療 ガイド ライン 改 訂 版 日 本 アレルギー 学 会 ( 監 修 : 牧 野 荘 平 獨 協 医 科 大 学 医 学 部 アレルギー 内 科 教 授 ) ライフサイエン ス メディカ 年 月 B- 柴 胡 清 肝 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 B- 柴 朴 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 堀 口 裕 治, 大 桑 隆, 今 村 貞 夫. アトピー 性 皮 膚 炎 における 漢 方 治 療 -ツムラ 柴 胡 清 肝 湯 の 使 用 経 験. 皮 膚 科 における 漢 方 治 療 の 現 況 ; : -. 渡 辺 雅 久, 吉 田 彦 太 郎. アトピー 性 皮 膚 炎 -アトピー 性 皮 膚 炎 に 対 する 柴 朴 湯 の 使 用 経 験. 皮 膚 科 における 漢 方 治 療 の 現 況 ; : -. 柴 胡 清 肝 湯 は 元 来 漢 方 でいう 解 毒 症 に 当 たる 小 児 腺 病 性 体 質 の 改 善 薬 として 使 用 されるが 解 毒 証 の 患 者 とは 望 診 上 やせ 型 あるい は 筋 肉 質 で 皮 膚 の 色 は 浅 黒 いかまたは 青 白 く 汚 くくすんでいる 場 合 が 多 いといい さらにこの 証 は 大 部 分 遺 伝 するもので 成 長 するにつ れて 軽 快 するという これらの 傾 向 はアトピー 性 皮 膚 炎 患 者 と 共 通 する 部 分 が 少 なくなく 柴 胡 清 肝 湯 が 本 症 に 応 用 される 理 由 とされてい る この 柴 胡 清 肝 湯 を 投 与 して 白 色 ワセリンを 外 用 した 場 合 で% ステロイド 外 用 剤 で%の 有 効 率 が 得 られている 柴 朴 湯 の 有 用 性 も 知 られており 臨 床 症 状 の 改 善 とともにステロイド 外 用 剤 の 減 量 が 可 能 であったと 報 告 されている 柴 朴 湯 はⅠ 型 とⅣ 型 アレルギー 反 応 の 両 方 に 抑 制 的 に 働 くということも 知 られているが 小 柴 胡 湯 も 効 果 があり 上 記 の 柴 胡 清 肝 湯 とも これら 三 者 は 構 成 生 薬 として 柴 胡 が 共 通 しており サイコサポニンの 抗 アレルギー 作 用 からもこれらの 方 剤 の 本 症 への 効 果 が 説 明 される 下 記 の 処 方 について 構 成 生 薬 適 用 証 の 一 覧 表 が 掲 載 されている : 越 婢 加 朮 湯 黄 連 解 毒 湯 葛 根 湯 柴 胡 清 肝 湯 柴 朴 湯 十 味 敗 毒 湯 小 柴 胡 湯 小 青 竜 湯 消 風 散 大 黄 牡 丹 皮 湯 当 帰 飲 子 麦 門 冬 湯 八 味 地 黄 丸 補 中 益 気 湯 麻 杏 甘 石 湯 B- 補 中 益 気 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 小 林 裕 美, 石 井 正 光, 谷 井 司, ほか. アトピー 性 皮 膚 炎 の 漢 方 治 療 - 補 中 益 気 湯 の 有 用 性 について-. 西 日 本 皮 膚 科 ; : 0-. 補 中 益 気 湯 は 小 児 のアトピー 性 皮 膚 炎 に 奏 効 することが 多 い われわれは 漢 方 方 剤 の 選 択 に 際 し 一 般 にアトピー 性 皮 膚 炎 の 患 者 は 色 青 白 くやせ 型 で 感 染 に 対 して 抵 抗 力 が 弱 いという 特 徴 を 有 することが 多 いことから これを 虚 証 としてとらえ 体 質 改 善 の 目 的 で 補 中 益 気 湯 を 用 い 西 洋 医 学 的 療 法 との 併 用 を 試 みた その 結 果 本 剤 が 有 用 であるとの 成 績 が 得 られた 補 中 益 気 湯 の 主 役 は 黄 耆 で これに 甘 草 と 人 参 を 加 えてこの 剤 が 主 剤 で 他 に 白 朮 柴 胡 升 麻 当 帰 大 棗 生 姜 陳 皮 からなる 補 気 薬 である 黄 耆 人 参 甘 草 白 朮 は 元 気 をよくし 筋 肉 を 強 くする 働 きがある 人 参 は 補 気 の 作 用 が 強 く 体 内 に 水 分 を 保 ち 鎮 静 作 用 があ る 甘 草 には 緩 和 解 毒 作 用 抗 アレルギー 作 用 などがある 抗 炎 症 作 用 は 柴 胡 升 麻 にも 含 まれ 抗 アレルギー 作 用 は 柴 胡 大 棗 陳 皮 にもあり いずれの 作 用 もアレルギーの 関 与 するアトピー 性 皮 膚 炎 に 有 用 と 思 われる これらに 胃 腸 機 能 を 調 整 する 生 姜 が 加 わって 補 中 益 気 湯 が 構 成 される また 補 中 益 気 湯 の 薬 理 作 用 のつにnatural killer (NK) 活 性 の 増 強 作 用 があり アトピー 性 皮 膚 炎 の 中 には 病 因 のつと してNK 活 性 の 低 値 が 関 与 している 例 も 存 在 し そのような 例 では 有 効 に 働 くことが 考 えられる B-0 越 婢 加 朮 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 越 婢 加 朮 湯 は 実 証 ないし 虚 実 中 間 証 の 人 で 顔 面 が 湿 潤 したような 急 性 増 悪 期 に 用 いられることが 多 い B- 十 味 敗 毒 湯 ) 濱 田 稔 夫. アレルギー 性 皮 膚 に 対 する 漢 方 療 法. アトピー 性 皮 膚 炎 Modern Physician ; : 0-. 脂 漏 性 皮 膚 炎 ) 山 口 全 一, 馬 場 俊 一. 痒 い 皮 膚 病 の 漢 方 治 療 (その). 日 本 小 児 皮 膚 科 学 会 雑 誌 ; : -0. 十 味 敗 毒 湯 も 実 証 ないし 虚 実 中 間 証 の 人 で 慢 性 期 のアトピー 性 皮 膚 炎 に 用 いられる この 方 剤 はもともと 化 膿 性 皮 膚 (セツや 毛 嚢 炎 など) に 適 応 となっているが 経 験 的 に 脂 漏 性 皮 膚 炎 に 奏 効 する 場 合 が 多 く よく 使 用 される B- 当 帰 飲 子 アトピー 性 皮 膚 炎 濱 田 稔 夫. アレルギー 性 皮 膚 に 対 する 漢 方 療 法. 皮 脂 欠 乏 性 湿 疹 Modern Physician ; : 0-. 当 帰 飲 子 は 虚 証 の 人 で アトピー 性 皮 膚 炎 が 慢 性 化 して 皮 膚 が 乾 燥 してかさかさし 体 力 がなく 血 虚 症 状 を 伴 うときなどに 用 いられる 老 人 性 の 皮 膚 掻 痒 症 に 二 次 的 な 湿 疹 を 伴 ったような 皮 脂 欠 乏 性 湿 疹 にも 当 帰 飲 子 が 奏 効 することが 多 い B- 治 頭 瘡 一 方 B- 補 中 益 気 湯 B- 柴 胡 清 肝 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 湿 潤 性 痂 皮 性 湿 疹 幼 小 児 期 アトピー 性 皮 膚 炎 幼 小 児 期 アトピー 性 皮 膚 炎 治 頭 瘡 一 方 は 実 証 の 患 児 で 主 として 乳 児 期 の 頭 部 顔 面 に 生 じた 湿 潤 性 痂 皮 性 湿 疹 に 対 して 用 いられる 年 齢 の 変 化 による 漢 方 薬 の 使 い 方 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 幼 小 児 期 は 乳 児 期 より 引 き 続 きみられる 場 合 と その 先 駆 なしにみられる 場 合 がある 歳 頃 より~ 歳 頃 までの 時 期 を 指 す 乳 児 期 に 比 較 し 一 般 に 湿 潤 傾 向 は 減 少 し おおむね 乾 燥 性 である この 時 期 には 肘 窩 膝 窩 など 四 肢 関 節 の 屈 側 部 などにみられる 苔 癬 型 病 変 が 特 徴 的 である このような 時 期 の 患 児 においては 色 青 白 くやせ 型 で 風 邪 をひきやすいという 傾 向 がみられることが 多 い これは 虚 証 としてとらえることができる このような 虚 弱 体 質 を 改 善 するために 作 られた 方 剤 に 補 中 益 気 湯 がある また 前 記 の 柴 胡 清 肝 湯 なども 虚 証 の 患 児 に 用 いられる B- 通 導 散 成 人 型 アトピー 性 皮 膚 炎 濱 田 稔 夫. アレルギー 性 皮 膚 に 対 する 漢 方 療 法. Modern Physician ; : 0-. 年 齢 の 変 化 による 漢 方 薬 の 使 い 方 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 成 人 型 のアトピー 性 皮 膚 炎 は 非 常 に 治 りにくいものであるが 強 い 慢 性 湿 疹 様 の 変 化 には 強 力 な 駆 オ 血 剤 が 奏 効 することが 多 いので 通 導 散 などが 用 いられる B- 黄 連 解 毒 湯 B- 大 黄 牡 丹 皮 湯 成 人 型 アトピー 性 皮 膚 炎 成 人 型 アトピー 性 皮 膚 炎 年 齢 の 変 化 による 漢 方 薬 の 使 い 方 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 成 人 期 のアトピー 性 皮 膚 炎 に 多 くみられる 顔 面 の 強 いびまん 性 紅 斑 を 伴 った 湿 疹 様 病 巣 は 難 治 性 のもので ステロイド 外 用 剤 の 長 期 連 用 も 原 因 のつに 挙 げられている 黄 連 解 毒 湯 は 構 成 生 薬 のうち 黄 ゴン 黄 柏 は 消 炎 作 用 があり 黄 連 山 梔 子 には 解 毒 消 炎 作 用 があり これらの 作 用 が 相 まって 徐 々にではあるが 効 果 がみられることが 多 い 大 黄 牡 丹 皮 湯 も 同 じような 目 的 で 用 いられることがある B J 副 鼻 腔 炎 診 療 の 手 引 き 日 本 鼻 科 学 会 副 鼻 腔 炎 診 療 の 手 引 き 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 洲 崎 春 海 ) 金 原 出 版 00 年 月 日 第 版 第 刷 発 行 B- 葛 根 湯 加 川 キュウ 辛 夷 B- 荊 芥 連 翹 湯 副 鼻 腔 炎 B- 辛 夷 清 肺 湯 慢 性 副 鼻 腔 炎 伊 藤 博 隆, ほか. 小 児 慢 性 副 鼻 腔 炎 に 対 する 葛 根 湯 加 川 キュ 小 児 慢 性 副 鼻 腔 炎 ウ 辛 夷 の 治 療 効 果 について. 耳 鼻 咽 喉 科 臨 床 ; : -. 荻 野 敏. 漢 方 医 学 からみた 副 鼻 腔 炎 の 病 態 と 治 療. JOHNS 00; : -. 間 島 雄 一, ほか. 慢 性 副 鼻 腔 炎 に 対 する 辛 夷 清 肺 湯 の 効 果. 耳 鼻 臨 床 ; : -0. 薬 物 療 法 の 漢 方 薬 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 慢 性 副 鼻 腔 炎 に 対 して 使 用 されている 漢 方 薬 は 葛 根 湯 加 川 キュウ 辛 夷 荊 芥 連 翹 湯 辛 夷 清 肺 湯 が 多 く 使 用 されている 報 告 があるが 二 重 盲 検 法 による 検 討 が 行 われていないため その 臨 床 的 有 用 性 に 関 する 明 確 なエビデンスはない B- 辛 夷 清 肺 湯 慢 性 副 鼻 腔 炎 間 島 雄 一, ほか. 慢 性 副 鼻 腔 炎 に 対 する 辛 夷 清 肺 湯 の 効 果. 耳 鼻 臨 床 ; : -0. 作 用 機 序 に 関 しては 低 下 している 粘 液 線 毛 輸 送 機 能 の 改 善 作 用 が 報 告 されているが 不 明 な 点 が 少 なくない 0

10 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B- 小 柴 胡 湯 柴 朴 湯 柴 苓 湯 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 辛 夷 清 肺 湯 清 肺 湯 大 柴 胡 湯 半 夏 瀉 心 湯 清 心 蓮 子 飲 防 風 通 聖 散 三 物 黄 ゴン 湯 防 已 黄 耆 湯 CHAPTER. 疫 学 の 項 に より 緊 急 性 を 要 する 副 作 用 情 報 である 緊 急 安 全 性 情 報 で 通 達 された 薬 剤 による 間 質 性 肺 炎 を 表 に 示 す 金 製 剤 の sodium aurothiomalate (シオゾール) 漢 方 薬 の 小 柴 胡 湯 および 新 しい 抗 癌 剤 分 子 標 的 薬 剤 の gefitinib (イレッサ) であった の 記 載 があり 表 に 小 柴 胡 湯 についての 記 載 がされている 表 主 な 医 薬 品 副 作 用 情 報 医 薬 品 医 療 用 具 安 全 性 情 報 における 間 質 性 肺 炎 肺 病 変 の 一 覧 には 副 作 用 が 発 生 した 処 方 について 経 時 的 に 記 載 されている B- 小 柴 胡 湯 CHAPTER. 臨 床 病 型. 臨 床 病 態 の 項 に 薬 剤 の 種 類 と 出 現 しやすい 病 理 組 織 所 見 臨 床 像 と の 関 連 性 を 示 した 表 薬 剤 性 肺 障 害 の 主 な 原 因 薬 剤 の 表 中 で ARDS/ALI 非 心 原 性 肺 水 腫 AIP と HP 肉 芽 腫 性 間 質 性 肺 の 欄 に 小 柴 胡 湯 の 記 載 がある B- 小 柴 胡 湯 ) 築 山 邦 規, 田 坂 佳 千, 中 島 正 光, ほか. 小 柴 胡 湯 による 薬 剤 性 誘 起 性 肺 炎 の 例. 日 本 胸 部 学 会 誌 ; : -. ) 厚 生 省 薬 務 局. 医 薬 品 副 作 用 情 報 ;.. 漢 方 薬 による 肺 障 害 の. 小 柴 胡 湯 にて 小 柴 胡 湯 の 副 作 用 報 告 例 が 記 載 されている B- 小 柴 胡 湯 ) 佐 藤 篤 彦, 豊 嶋 幹 生, 近 藤 有 好, ほか. 小 柴 胡 湯 による 薬 剤 性 肺 炎 の 臨 床 的 検 討. 副 作 用 報 告 書 からの 全 国 調 査. 日 本 胸 部 学 会 誌 ; : -. ) 佐 藤 篤 彦. 小 柴 胡 湯 による 薬 剤 性 肺 炎. 日 本 東 洋 医 学 会 誌 ; : -. ) 鈴 木 宏, 熊 田 博 光, 佐 藤 篤 彦, ほか. 小 柴 胡 湯 による 副 作 用 検 討 班 報 告 : C 型 ウイルス 性 慢 性 肝 炎 患 者 への 小 柴 胡 湯 投 与 に 関 するガイドライン. 和 漢 医 薬 学 会 誌 000; : - 0. 漢 方 薬 に 起 因 する 代 表 的 肺 障 害 として 小 柴 胡 湯 単 独 による0 例 の 臨 床 像 を 呈 示 する ( 表 ) ( 中 略 ) 全 体 で0 例 が 速 やかに 治 癒 したが 例 が 死 亡 した 死 亡 例 を 生 存 例 と 比 較 すると 死 亡 例 では 発 症 から 薬 剤 中 止 までの 期 間 が 長 く (. 日 vs. 日 ) 基 礎 として 呼 吸 器 を 合 併 (0%vs.%) した 例 の 予 後 が 不 良 であった B- 小 柴 胡 湯 他 漢 方 薬 寺 田 真 紀 子, 北 澤 英 徳, 川 上 純 一, ほか. 漢 方 薬 による 間 質 性 肺 炎 と 肝 障 害 に 関 する 薬 剤 疫 学 的 検 討. 医 療 薬 学 00; : -. 各 種 漢 方 薬 による 薬 剤 性 肺 障 害 をまとめて 報 告 した 例 中 例 が 小 柴 胡 湯 によるもので 例 は 他 の 漢 方 製 剤 によるものであった B J0 薬 剤 性 肺 障 メディカルレ 害 の 評 価 治 日 本 呼 吸 器 学 会 薬 剤 性 肺 障 害 ガイドライン 作 ビュー 社 療 についての 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 久 保 惠 嗣 ) 00 年 月 日 ガイドライン 第 版 第 刷 B- 漢 方 薬 B- 加 味 逍 遙 散 ARDS 急 性 呼 吸 窮 迫 症 候 群 ( 副 松 島 秀 和, 高 柳 昇, 徳 永 大 道 ほか. 薬 剤 性 肺 炎 のCT 所 見 の 検 討 組 織 所 見 に 基 づいたCT 所 見 の 特 徴 と 亜 分 類 の 試 み. 日 本 呼 吸 器 学 会 誌 00; : -. Shiota Y, Wilson JG, Matsumoto H, et al. Adult respiratory distress syndrome induced by a Chinese medicine, Kamisyoyosan. Internal Medicine ; : -. 薬 剤 性 肺 障 害 例 のCT 所 見 について 報 告 した ( 中 略 ) また 気 管 支 血 管 束 の 肥 厚 牽 引 性 気 管 支 拡 張 肺 の 縮 小 は 認 めなかった 肺 障 害 として 臨 床 的 にARDS 急 性 呼 吸 窮 迫 症 候 群 を 呈 した 例 B- 小 柴 胡 湯 肺 水 腫 ( 副 ) 宮 崎 英 士, 安 藤 優, 伊 井 和 成 ほか. 肺 水 腫 を 呈 した 小 柴 胡 湯 誘 起 性 肺 炎. 日 本 呼 吸 器 学 会 誌 ; : -0. ) 吉 田 良 昌. 非 心 原 性 肺 水 腫 を 呈 した 小 柴 胡 湯 による 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 呼 吸 器 学 会 誌 00; : 00-. 肺 障 害 として 肺 水 腫 を 呈 した 例 B- 小 柴 胡 湯 DAD びまん 性 肺 胞 障 害 ( 副 富 岡 洋 海, 橋 本 公 夫, 大 西 尚 ほか. 小 柴 胡 湯 服 用 中 に 発 症 し た 間 質 性 肺 炎 の 剖 検 例. 日 本 呼 吸 器 学 会 誌 ; : -. 肺 障 害 として 剖 検 でDAD びまん 性 肺 胞 障 害 を 呈 した 例 B- 漢 方 薬 EP 好 酸 球 性 肺 炎 OP 器 質 化 肺 炎 ( 副 久 保 田 勝, 花 田 伸 英, 増 田 千 代 彦 ほか. 漢 方 薬 による 薬 剤 誘 起 性 肺 臓 炎 の 症 例. 呼 吸 ; : -. 肺 障 害 として 肺 生 検 でEP 好 酸 球 性 肺 炎 OP 器 質 化 肺 炎 を 呈 した 例 B- 漢 方 薬 松 島 秀 和, 高 柳 昇, 徳 永 大 道 ほか. 牛 車 腎 気 丸 による 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 胸 部 臨 床 00; : -. 漢 方 薬 による 薬 剤 性 肺 障 害 例 (IFN 併 用 例 を 含 む) を 集 計 し 小 柴 胡 湯 が 例 その 他 例 で あった B- 小 柴 胡 湯 田 代 真 一. 小 柴 胡 湯 と 間 質 性 肺 炎 の 関 連 に 関 する 薬 理 学 疫 学 からの 検 討. 日 本 東 洋 医 学 会 誌 ; : -. 薬 剤 性 肺 障 害 の 発 生 頻 度 は 例 に 件 程 度 と 低 く IPFの 混 入 やC 型 肝 炎 とIPFの 合 併 頻 度 が 高 いことから 小 柴 胡 湯 と 肺 障 害 の 因 果 関 係 をさら に 検 証 すべきであるとの 指 摘 もある B- 黄 ゴン 含 有 漢 方 薬 B- 牛 車 腎 気 丸 ) 寺 田 真 紀 子, 北 澤 英 徳, 川 上 純 一, ほか. 漢 方 薬 による 間 質 性 肺 炎 と 肝 障 害 に 関 する 薬 剤 疫 学 的 検 討. 医 療 薬 学 00; : -. ) 西 森 文 美, 山 崎 啓 一, 神 靖 人 ほか. 黄 ゴンによると 思 われ る 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 呼 吸 器 学 会 誌 ; : -. 松 島 秀 和, 高 柳 昇, 徳 永 大 道 ほか. 牛 車 腎 気 丸 による 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 胸 部 臨 床 00; : -. 黄 ゴンは 寺 田 らの 調 査 した 薬 剤 性 肺 障 害 例 に 投 与 された 漢 方 製 剤 の 剤 に 含 まれていた ( 中 略 ) 一 方 患 者 の 同 意 後 あるいは 偶 発 的 に 再 投 与 されたチャレンジテストは 例 ( 製 剤 ) の 報 告 があり 全 例 で 黄 ゴンが 含 まれており 黄 ゴ ンの 関 与 が 推 察 される 添 付 文 書 に 重 大 な 副 作 用 として 記 載 のない 製 剤 においても 肺 障 害 の 報 告 がある いずれも 黄 ゴ ンを 含 んでいない B- 六 君 子 湯 丸 山 佳 重, 丸 山 倫 夫, 高 田 俊 範 ほか. 六 君 子 湯 による 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 胸 部 会 誌 ; : -. 添 付 文 書 に 重 大 な 副 作 用 として 記 載 のない 製 剤 においても 肺 障 害 の 報 告 がある いずれも 黄 ゴ ンを 含 んでいない B- 大 建 中 湯 添 付 文 書 に 重 大 な 副 作 用 として 記 載 のない 製 剤 においても 肺 障 害 の 報 告 がある いずれも 黄 ゴ ンを 含 んでいない B J. 呼 吸 器 感 染 症 に 関 するガ イドライン 成 人 気 道 感 染 症 治 療 の 基 本 的 考 え 方 日 本 呼 吸 器 学 日 本 呼 吸 器 学 会 呼 吸 器 感 染 症 に 関 するガイ 会 ドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 松 島 敏 春 川 崎 医 科 大 学 呼 吸 器 内 科 ) 00 年 月 0 日 B- 葛 根 湯 麻 黄 湯 かぜ 症 候 群 ) 磯 部 秀 之. 漢 方 製 剤 の 適 正 使 用 - 漢 方 治 療 の 現 代 医 学 的 アプローチ-かぜ 症 候 群. 薬 局 ; : -. ) 川 名 明 彦, 工 藤 宏 一 郎. かぜ 症 候 群 の 対 症 療 法. 薬 局 ; : -. 漢 方 薬 は 日 常 臨 床 でも 葛 根 湯 や 麻 黄 湯 などが かぜ 症 候 群 によく 用 いられている 漢 方 薬 は 通 常 病 態 分 類 による 漢 方 診 断 によって 総 合 的 に 治 療 薬 を 選 別 して 行 われるもので ある 程 度 の 経 験 と 知 識 が 必 要 である 漢 方 薬 を 用 いる 時 には 西 洋 医 療 での 薬 物 と 同 様 に 副 作 用 等 にも 注 意 すべきである

11 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B- 漢 方 薬 有 熱 かぜ 症 候 群 本 間 行 彦. 有 熱 かぜ 症 候 群 患 者 における 漢 方 治 療 の 有 用 性. 日 本 東 洋 医 学 雑 誌 ; : -. 本 間 は 学 生 で 初 診 時 に 以 上 の 症 例 を 対 象 として 解 熱 鎮 痛 消 炎 剤 fenoprofenと 随 証 漢 方 治 療 の 比 較 を 封 筒 法 により 行 った 熱 の 持 続 時 間 は 解 熱 剤 群.±. 日 に 対 して 漢 方 薬 群.±. 日 と 推 計 学 的 に 有 意 に 短 縮 した また 全 症 状 持 続 率 は 解 熱 剤 投 与 群.±. 日 に 対 して 漢 方 薬 群.±. 日 と 有 意 に 短 縮 した B- 葛 根 湯 インフルエンザ 感 冒 村 岡 健 一, 吉 田 哲, 長 谷 川 和 正, ほか. 葛 根 湯 製 剤 の 作 用 機 序 の 薬 理 学 的 検 討 -イヌによる 体 温 上 昇 と 免 疫 能 活 性 につ いて-. 和 漢 医 薬 学 雑 誌 00; 0: 0-. 葛 根 湯 服 用 後 の 体 温 上 昇 時 にマクロファージの 活 性 化 が 指 摘 されている (Kurokawa M, et al. Effect of interleukin- level augmented by Kakkon-to, a herbal medicine. on the early stage of influenza infection in mice. Antiviral Res 00; : -) 葛 根 湯 はインフルエンザ 感 染 マウスに 発 熱 の 抑 制 体 重 減 少 の 抑 制 と 肺 炎 の 軽 症 化 を 示 した 感 冒 に 伴 うサイトカインの 過 剰 反 応 をインター フェロンからlL-の 誘 導 を 阻 害 することによって 解 熱 効 果 を 示 すことが 報 告 された B- 小 青 竜 湯 気 管 支 炎 宮 本 昭 正, 井 上 洋 西, 北 村 諭, ほか. TJ-ツムラ 小 青 竜 湯 の 気 管 支 炎 に 対 するPlacebo 対 照 二 重 盲 検 群 間 比 較 試 験. 臨 床 医 薬 00; : -. Placeboを 対 照 とした 二 重 盲 検 比 較 試 験 ( 気 管 支 炎 例 ) 気 管 支 炎 の 主 要 症 状 である 咳 の 回 数 強 さの 症 状 別 改 善 度 症 状 消 失 率 喀 痰 の 切 れ 日 常 生 活 の 症 状 別 改 善 度 において 小 青 竜 湯 がPlaceboに 比 較 し 有 意 に 優 れていた B- 麻 黄 附 子 細 辛 湯 かぜ 症 候 群 本 間 行 彦, 高 岡 和 夫, 與 澤 宏 一, ほか. かぜ 症 候 群 に 対 する 麻 黄 附 子 細 辛 湯 の 有 用 性 - 封 筒 法 による 比 較 試 験 -. 日 本 東 洋 医 学 雑 誌 ; : -. 対 象 は 初 期 のかぜ 症 候 群 に 罹 患 した 歳 以 上 の 例 以 上 抗 生 物 質 の 適 応 ある 場 合 ( 熱 証 と 思 われ は 除 いた 麻 黄 附 子 細 辛 湯 エキスあるいは 総 合 感 冒 薬 の 封 筒 法 による 多 施 設 比 較 試 験 を 行 った 解 析 例 は 実 薬 群 例 対 照 群 例 であった 中 等 度 改 善 以 上 の 症 例 は 実 薬 群.% 対 照 群 0.%で 前 者 において 優 れていた 発 熱 持 続 日 数 はそれぞれ.±0. 日.±. 日 であり 前 者 で 短 縮 してい た 全 身 倦 怠 感 咽 頭 痛 違 和 感 咳 痰 についても 症 状 日 数 は 前 者 で 短 縮 していた B- 小 柴 胡 湯 感 冒 加 地 正 郎, 柏 木 征 三 郎, 山 木 戸 道 郎. TJ-ツムラ 小 柴 胡 湯 の 感 冒 に 対 するPlacebo 対 照 二 重 盲 検 群 間 比 較 試 験. 臨 床 と 研 究 00; : -. 発 病 後 日 間 以 上 経 過 した 感 冒 患 者 で 咳 を 有 し 口 中 不 快 食 欲 不 振 倦 怠 感 のいずれかを 伴 う 患 者 を 対 象 にPlaceboを 対 照 とした 二 重 盲 概 括 安 全 度 と 副 作 用 発 現 率 は 群 間 に 有 意 差 は 検 比 較 試 験 を 行 い 小 柴 胡 湯 (TJ-) の 有 効 性 安 全 性 を 評 価 全 般 改 善 度 は Placebo 群 と 比 べ 小 柴 胡 湯 群 が 有 意 に 優 れていた 認 められず 両 群 とも 重 篤 な 副 作 用 の 発 現 は 認 め 有 用 度 において 小 柴 胡 湯 はPlaceboに 対 して 有 意 に 優 れていた られなかった 藤 森 勝 也, 鈴 木 栄 一, 下 条 文 武. かぜ 症 候 群 後 咳 嗽 に 対 する B- 麦 門 冬 湯 かぜ 症 候 群 後 咳 嗽 麦 門 冬 湯 と 臭 化 水 素 酸 デキストロメトルファンの 効 果 の 比 較 (パイロット 試 験 ). 日 本 東 洋 医 学 雑 誌 00; : -. 非 喫 煙 者 で かぜ 症 候 群 後 週 間 以 上 咳 嗽 が 続 き ACE 阻 害 薬 を 内 服 しておらず 鼻 副 鼻 腔 慢 性 呼 吸 器 アトピー 歴 胃 食 道 逆 流 症 がなく 胸 部 単 純 X 線 呼 吸 機 能 末 梢 血 好 酸 球 数 CRP 血 清 IgE 値 に 異 常 のない 症 例 を 無 作 為 に 麦 門 冬 湯 エキス 顆 粒 g/ 日 ( 例 ) と 臭 化 水 素 酸 デキストロメトルファン0mg/ 日 ( 例 ) の 群 に 分 け ( 週 間 内 服 ) 咳 日 記 ( 咳 点 数 0- 点 に 分 布 ) を 用 いて 群 間 の 咳 嗽 抑 制 効 果 を 比 較 検 討 した 麦 門 冬 湯 は 臭 化 水 素 酸 デキストロメトルファンに 比 し 日 目 で 咳 嗽 抑 制 効 果 が 強 かった (P<0.0) B- 補 中 益 気 湯 COPD 杉 山 幸 比 古, 北 村 諭. COPDに 対 する 漢 方 補 剤 補 中 益 気 湯 の 効 果. 日 本 胸 部 臨 床 ; : -. 補 中 益 気 湯 がCOPD 患 者 の 感 冒 罹 患 回 数 を 減 少 させ 体 重 増 加 をもたらす DPBおよび 間 質 性 肺 炎 を 含 むCOPD 患 者 名 を 群 に 分 け 名 には 補 中 益 気 湯 を 服 用 させ 月 から 月 まで 冬 のヶ 月 間 感 冒 罹 患 回 数 を 比 較 した さらに 比 較 的 安 定 したCOPD 患 者 例 については ヶ 月 以 上 呼 吸 機 能 体 重 などを 経 過 観 察 した その 結 果 感 冒 罹 患 は 補 中 益 気 湯 内 服 群 で 有 意 に 少 なく また 長 期 観 察 に 於 いて 標 準 を 下 回 るやせが 見 られた 例 で 体 重 が 平 均.kg 増 加 した B- 柴 朴 湯 ステロイド 依 存 性 喘 息 Egashira Y, Nagano H. A multicenter clinical trial of TJ- in patients with steroid dependent asthma, A comparison of groups allocated by the envelope method. Annals of the New York Academy of Science ; : 0-. ステロイド 依 存 性 喘 息 患 者 0 例 を 封 筒 法 でランダムに 群 に 分 け 改 善 度 を 比 較 したランダム 化 比 較 臨 床 試 験 において 柴 朴 湯 は 有 意 差 をもって 改 善 度 が 高 かった B- 柴 朴 湯 気 管 支 喘 息 西 澤 芳 男, 西 澤 恭 子, 永 野 富 美 代, ほか. ベクロメタゾン 吸 入 量 半 減 時 の 柴 朴 湯 吸 入 療 法 とクロモグリセート 吸 入 療 法 の 代 替 療 法 比 較 試 験. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 00; : -. 症 状 の 安 定 した 気 管 支 喘 息 患 者 例 を 対 象 に 無 作 為 に 群 に 分 け クロモグリセート (DSCG) 0mg/カプセル 回 / 日 (D 群 ) と 柴 朴 湯 (CPT) 粉 末 00μg/カプセル 回 / 日 (C 群 ) をDSCG 用 スピンへラーで 吸 入 させた 試 験 開 始 年 後 好 酸 球 数 interferon-γ eosinophil cationic proteinはc 群 で 有 意 に 減 少 した 気 管 支 肺 胞 洗 浄 液 中 のLeukotrienes 各 種 アレルギー 炎 症 関 連 各 種 インターロイキン (IL) 化 学 物 質 の 産 生 遊 離 も C 群 では 有 意 に 抑 制 されていたが D 群 ではIL TXA Endothelin-の 抑 制 は 見 られなかった これらの 相 乗 効 果 によって C 群 では 自 覚 症 状 の 改 善 呼 吸 機 能 の 改 善 β - 刺 激 剤 頓 用 使 用 回 数 の 減 少 が 認 められた CPTは DSCGよりもベクロメタゾン 半 減 時 の 代 替 薬 剤 として 有 効 有 用 性 に 優 れていることが 示 された B- 麦 門 冬 湯 咳 感 受 性 の 亢 進 渡 邉 直 人, 成 剛, 福 田 健. 咳 感 受 性 の 亢 進 している 気 管 支 喘 息 患 者 と 非 喘 息 患 者 に 対 する 麦 門 冬 湯 の 効 果 の 比 較 検 討. 日 本 呼 吸 器 学 会 雑 誌 00; : -. カプサイシン 咳 感 受 性 試 験 で 咳 閾 値 が.μM 以 下 を 示 した 気 管 支 喘 息 患 者 名 ( 喘 息 群 ) と 慢 性 咳 嗽 症 状 を 有 し 咳 感 受 性 が 亢 進 して いるものの 喘 息 の 診 断 には 至 らない 名 ( 非 喘 息 群 ) に 麦 門 冬 湯 をヵ 月 間 投 与 し 咳 感 受 性 と 気 道 炎 症 に 対 する 効 果 を 比 較 した 咳 感 受 性 への 効 果 は 両 群 間 に 有 意 差 を 認 めなかった 気 道 炎 症 については 両 群 とも 約 半 数 で 改 善 がみられたが 有 意 ではなかった 気 道 炎 症 の 程 度 別 に 検 討 すると 両 群 とも 喀 痰 中 に 好 中 球 が% 以 上 検 出 されている 症 例 で 咳 感 受 性 の 有 意 な 低 下 が 認 められた B J 呼 吸 器 治 療 用 医 薬 品 の 適 正 使 用 を 目 的 とし たガイドライ ン: 漢 方 薬 治 療 における 医 薬 品 の 適 正 な 使 用 法 ガイ ドライン 呼 吸 器 治 療 用 医 薬 品 の 適 正 使 用 を 目 的 としたガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 栗 山 喬 之 千 葉 大 学 大 学 院 医 学 研 究 院 ) 日 本 呼 吸 器 学 会 00 年 月 0 日 第 刷 B- 神 秘 湯 アスピリン 喘 息 B- 半 夏 厚 朴 湯 B- 半 夏 厚 朴 湯 B- 半 夏 厚 朴 湯 西 澤 芳 男, 西 澤 恭 子, 吉 岡 二 三, ほか. 神 秘 湯 (Shen-bi-tang: SBT) 吸 入 療 法 とsodium cromoglicate 吸 入 療 法 とのアスピリン 喘 息 への 多 施 設 無 作 為 効 果 比 較 検 討. 耳 鼻 咽 喉 科 展 望 00; : -. Iwasaki K, Wang Q, Nakagawa T, et al. The traditional Chinese 脳 血 管 性 障 害 患 者 medicine banxia houpo tang improves swallowing reflex. の 嚥 下 反 射 Phytomedicine ; : -. パーキンソン 病 の 嚥 下 反 射 Iwasaki K, Wang Q, Seki H, et al. The effect of the traditional chinese medicine, Banxia Houpo Tang (Henge-Kouboku To) on the swallowing reflex in Parkinson's disease. Phytomedicine 000; : -. Iwasaki K, Kitada S, et al. A traditional Chinese herbal medicine, 脳 血 管 性 障 害 患 者 banxia houpo tang,improves cough reflex of patients with の 咳 反 射 aspiration pneumonia. Journal of American Geriatrics Society 00; 0: -. アスピリン 喘 息 患 者 でリジン-アスピリン 吸 入 試 験 吸 入 閾 値 の 決 定 した 例 を 対 象 に 神 秘 湯 (SBT) 吸 入 療 法 とsodium cromoglicate (DSCG) 療 法 について 多 施 設 無 作 為 効 果 比 較 対 照 試 験 を 行 った A 群 例 にはSBT00μgを 充 填 したDSCG 用 カプセル B 群 例 には DSCG0mgを 充 填 したカプセルを 用 い 日 回 時 間 毎 にDSCG 用 スピンへラーによる 吸 入 を 行 った その 結 果 SBTはヒト 気 道 粘 膜 胞 活 細 胞 の-リポキシゲナーゼ 活 性 の 抑 制 により ロイコトリエン 産 生 を 抑 制 した A 群 はB 群 に 比 較 して 閾 値 濃 度 リジン-アスピリン 吸 入 時 の 秒 量 低 下 が 改 善 し 副 作 用 や 検 査 値 異 常 も 少 なく アスピリン 喘 息 は 有 意 に 改 善 した 近 年 の 研 究 では 半 夏 厚 朴 湯 は 脳 血 管 性 障 害 やパーキンソン 病 に 伴 う 誤 嚥 を 生 じた 患 者 に 於 いて 嚥 下 反 射 を 改 善 し また 咳 反 射 をも 同 時 に 改 善 することが 報 告 されている すなわち 原 典 にあるとおり 実 際 に 食 物 が 喉 に 詰 まることを 改 善 するのである 従 って 誤 嚥 性 肺 炎 の 原 因 となる 嚥 下 障 害 咳 反 射 の 障 害 に 用 いることが 出 来 る 半 夏 厚 朴 湯 の 臨 床 的 エビデンス 半 夏 厚 朴 湯 は 脳 血 管 性 傷 害 患 者 に 於 ける 嚥 下 反 射 を 改 善 した ( 比 較 臨 床 試 験 ) 半 夏 厚 朴 湯 はパーキンソン 病 に 於 ける 嚥 下 反 射 を 改 善 した ( 比 較 臨 床 試 験 ) 半 夏 厚 朴 湯 は 脳 血 管 性 傷 害 患 者 の 咳 反 射 を 改 善 した ( 比 較 臨 床 試 験 ) 日 本 東 洋 医 学 会 00 年 中 間 報 告 漢 方 治 療 におけるEBMにお ける 呼 吸 器 分 野 論 文 を 参 考 に 作 成 本 表 の 記 載 以 外 にも 漢 方 的 見 地 から 各 種 処 方 の 記 載 がある B- 清 肺 湯 誤 嚥 性 肺 炎 Mantani N, Kasahara Y, Kamata T, et al. Effect of Seihai-to, a Kampo medicine, in relapsing aspiration pneumonia-an open label pilot study. Phytomedicine 00; : -0. 清 肺 湯 は 抗 菌 作 用 抗 炎 症 作 用 を 持 つ 生 薬 を 多 数 少 量 ずつ 集 めた 方 剤 であるが ADLの 低 下 した 慢 性 呼 吸 器 炎 症 を 有 する 高 齢 者 に 於 いて 炎 症 を 抑 制 することが 報 告 されており そのメカニズムの 一 部 は 活 性 酸 素 の 発 生 を 抑 制 するためであることが 示 唆 されている 従 って 常 に 誤 嚥 を 繰 り 返 し 気 道 の 炎 症 が 収 まらない 症 例 に 用 いることが 出 来 る 清 肺 湯 の 抗 炎 症 効 果 に 関 する 臨 床 的 エビデンス 清 肺 湯 は 再 発 する 誤 嚥 性 肺 炎 を 予 防 する ( 比 較 臨 床 試 験 ) B- 抑 肝 散 認 知 機 能 障 害 痴 呆 のBPSD Iwasaki K, Satoh-Nakagawa T, Maruyama M, et al. A randomized, observer-blind, controlled trial of the traditional Chinese medicine Yi-gan san for improvement of behavioral and psychological symptoms and activities of daily living in dementia patients. Journal of Clinical Psychiatry 00; : -. ( 本 ガイドラインの 記 載 : Iwasaki K, Satoh-Nakagawa T, Maruyama M, et al. A randomized, observer-blind, controlled trial of the traditional Chinese medicine Yi-gan san on behavioral and psychological symptoms and activities of daily living in dementia patients, in press. ) 痴 呆 に 伴 う 精 神 症 状 は 近 年 BPSDと 総 称 されるが これらの 症 状 を 抑 制 するために 鎮 静 剤 向 精 神 薬 を 多 用 すれば 薬 剤 性 の 誤 嚥 を 生 じ 誤 嚥 性 肺 炎 を 惹 起 する 危 険 がある 抑 肝 散 を 痴 呆 に 伴 う 情 動 不 穏 に 使 用 することで 精 神 安 定 剤 向 精 神 薬 の 使 用 を 減 らし 誤 嚥 を 減 少 さ せる 可 能 性 が 示 唆 される 抑 肝 散 のBPSDに 関 する 臨 床 的 エビデンス 抑 肝 散 はBPSDを 沈 静 化 させる ( 単 純 盲 検 化 ランダム 化 比 較 臨 床 試 験 ) B- 麦 門 冬 湯 B- 清 肺 湯 B- 柴 朴 湯 間 質 性 肺 炎 ( 副 作 用 ) 間 質 性 肺 炎 ( 副 作 用 ) 間 質 性 肺 炎 ( 副 作 用 ) Takeshita K, Saisho Y, Kitamura K, et al. Pneumonitis induced by Ou-gon (scullcap). Internal Medicine 00; 0: -. 麦 門 冬 湯 清 肺 湯 柴 朴 湯 については 間 質 性 肺 炎 を 惹 起 するおそれがあるとして 使 用 上 の 注 意 が 喚 起 されている その 原 因 生 薬 は 黄 ゴンである との 報 告 もあるが 麦 門 冬 湯 は 黄 ゴンを 含 まない にも 関 わらず 過 去 数 例 ではあるが 間 質 性 肺 炎 の 発 症 が 報 告 されている ( 因 果 関 係 は 不 明 ) B-0 補 中 益 気 湯 全 身 倦 怠 B- 補 中 益 気 湯 無 症 候 性 MRSA 尿 症 B- 補 中 益 気 湯 Mycosis Fungoides Kuroiwa A, Liou S, Yan H, et al. Effect of a traditional Japanese herbal medicine, Hochu-ekki-to (Bu-Zhong-Yi-Qi Tang), on immunity in elderly persons. International Immunopharmacology 00; : -. Nishida S. Effect of Hochu-ekki-to on asymptomatic MRSA bacteriuria. Journal of Infection Chemotherapy 00; : -. Tokura Y, Sakurai M, Yagi H, et al. Systemic administration of Hochu-ekki-to (Bu-zhong-yi-qi-tang), a Jqpanese-Chinese herbal medicine, maintains interferon-gamma production by peripheral bood mononuclear cells in patients with mycosis fungoides. Journal of Dermatology ; : l-. さまざまな 補 益 生 薬 からなるが 特 に 消 化 吸 収 機 能 を 高 め 免 疫 力 を 向 上 させることに 力 点 が 置 かれている そこで 軽 度 から 中 等 度 の 全 身 倦 怠 食 欲 低 下 易 感 染 性 微 熱 がしばしば 出 るような 場 合 に 用 いるとよい ただし 食 欲 不 振 や 消 化 不 良 が 顕 著 な 症 例 では 却 って 悪 心 腹 満 などで 服 薬 が 困 難 な 場 合 もある 補 中 益 気 湯 の 臨 床 的 エビデンス 補 中 益 気 湯 は 全 身 倦 怠 を 訴 える 高 齢 者 でNK 細 胞 活 性 血 中 IFNγの 増 加 を 示 した ( 比 較 臨 床 試 験 ) 無 症 候 性 MRSA 尿 症 の 患 者 に 於 いて 補 中 益 気 湯 は 非 使 用 群 に 比 べ 有 意 に 細 菌 量 を 減 少 させ prognostic nutrition indexを 改 善 させた ( 比 較 臨 床 試 験 ) 補 中 益 気 湯 はmycosis fungoidesの 患 者 の 末 梢 単 核 球 のIFNγ 産 生 を 維 持 させた

12 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B- 漢 方 薬 アトピー 性 皮 膚 炎 漢 方 医 学 的 概 念 証 の 中 には 西 洋 医 学 の 病 態 生 理 の 立 場 からは 現 時 点 では 説 明 しきれない 部 分 もあるが 体 質 が 重 要 な 部 分 を 占 め 慢 性 であるアトピー 性 皮 膚 炎 では 体 の 機 能 の 流 れを 流 動 的 に 捉 える 漢 方 治 療 を 併 用 または 補 助 的 治 療 とすることが 有 用 であ ることは 否 定 できない B- 十 味 敗 毒 湯 小 林 衣 子, 大 河 原 章. 慢 性 湿 疹 アトピー 性 皮 膚 炎 に 対 する 慢 性 湿 疹 アトピー 十 味 敗 毒 湯 の 治 療 効 果. 皮 膚 科 における 漢 方 治 療 の 現 況 性 皮 膚 炎 ; : -. 解 説 : 体 力 中 等 度 の 人 の 皮 膚 で 患 部 は 発 散 性 あるいはびまん 性 の 発 疹 で 覆 われ 滲 出 液 の 少 ない 場 合 方 法 : 封 筒 法 による 比 較 試 験 十 味 敗 毒 湯 例 およびクレマスチンフマル 酸 塩 0 例 を 週 間 連 続 投 与 併 用 薬 はステロイド 外 用 薬 中 等 度 使 用 可 結 果 : 週 間 後 の 改 善 率 は 十 味 敗 毒 湯 では 改 善 以 上 で0% 軽 度 改 善 以 上 で.% クレマスチンフマル 酸 塩 は 改 善 以 上 で0% 軽 度 改 善 以 上 で0% 群 間 には 有 意 差 は 認 められず ほぼ 同 等 の 作 用 B L0. 社 団 法 人 日 本 アレルギー 学 会 アトピー 性 皮 協 和 企 画 アトピー 性 皮 膚 炎 ガイドライン 専 門 部 会 ( 委 員 長 : 片 山 一 朗 00 年 月 膚 炎 診 療 ガイ 大 阪 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 分 子 病 態 医 日 第 版 第 刷 ドライン00 学 皮 膚 科 学 ) B- 消 風 散 B- 柴 胡 清 肝 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 アトピー 性 皮 膚 炎 筒 井 清 広, 田 中 武 司, 広 根 孝 衛, ほか. アトピー 性 皮 膚 炎 脂 脂 漏 性 湿 疹 貨 幣 漏 性 湿 疹 貨 幣 状 湿 疹 慢 性 湿 疹 に 対 する 消 風 散 の 臨 床 効 状 湿 疹 慢 性 湿 疹 果. 漢 方 医 学 ; : 0-. 堀 口 裕 治, 大 桑 隆, 今 村 貞 夫. アトピー 性 皮 膚 炎 における 漢 方 治 療 -ツムラ 柴 胡 清 肝 湯 の 使 用 経 験. 皮 膚 科 における 漢 方 治 療 の 現 況 ; : -. 解 説 : 比 較 的 体 力 のある 人 の 慢 性 の 皮 膚 で 患 部 に 熱 感 があって 多 くは 湿 潤 し 掻 痒 のはなはだしい 場 合 方 法 : 消 風 散 例 を 週 間 以 上 連 続 投 与 併 用 薬 はステロイド 外 用 薬 weak 以 下 使 用 可 結 果 : 試 験 開 始 週 間 後 および 週 間 後 の 中 等 度 改 善 以 上 は.%および.% 週 間 後 の 有 用 度 は 有 用 以 上 が.% 解 説 : 弱 々しく 体 力 の 低 下 した 人 で 皮 膚 の 色 が 浅 黒 く 扁 桃 頸 部 や 顎 下 部 リンパ 節 などに 炎 症 腫 脹 をおこしやすい 場 合 方 法 : 柴 胡 清 肝 湯 と 白 色 ワセリン 例 および 外 用 ステロイド 薬 例 を 投 与 結 果 : 全 体 では 約 半 数 に 著 効 あるいは 有 効 外 用 ステロイド 薬 群 (%) と 白 色 ワセリン 群 (%) 間 に 著 明 な 差 はなし やや 有 効 も 含 めた 成 績 では 外 用 ステロイド 薬 併 用 群 に より 高 い 有 効 率 副 作 用 については 漢 方 薬 といえども 注 意 が 必 要 である これらの 漢 方 処 方 には 甘 草 が 含 有 され ており 偽 アルドステロン 症 ミオパシーが 現 れる ことがある 補 中 益 気 湯 には 間 質 性 肺 炎 肝 機 能 障 害 黄 疸 が 報 告 されており 使 用 には 十 分 な 注 意 を 要 する B- 補 中 益 気 湯 気 虚 を 有 するアト ピー 性 皮 膚 炎 古 江 増 隆, 田 中 洋 一, 小 林 裕 美, ほか. 気 虚 を 有 するアトピー 性 皮 膚 炎 患 者 に 対 するカネボウ 補 中 益 気 湯 の 効 果 - 多 施 設 二 重 盲 検 法 による 検 討 -. アレルギー 00; : 0. ( 本 ガイドラインの 記 載 : 古 江 増 隆, 田 中 洋 一, 小 林 裕 美, ほか. 気 虚 を 有 するアトピー 性 皮 膚 炎 患 者 に 対 するカネボウ 補 中 益 気 湯 の 効 果 - 多 施 設 二 重 盲 検 法 による 検 討 -. 第 回 日 本 アレルギー 学 会 秋 季 学 術 大 会 講 演 要 旨. 盛 岡. 00; : 0- ) 解 説 : 比 較 的 体 力 の 低 下 した 人 が 全 身 倦 怠 感 食 欲 不 振 などを 訴 える 場 合 方 法 : 多 施 設 二 重 盲 検 比 較 試 験 補 中 益 気 湯 例 およびプラセボ0 例 を 週 間 連 続 投 与 前 後 の 症 状 の 変 化 を 比 較 評 価 結 果 : 皮 疹 改 善 率 はプラセボ 群 に 比 較 して 若 干 の 改 善 は 認 められるが 有 意 差 はなし しかし ステロイドおよびタクロリムス 外 用 薬 使 用 量 は 有 意 な 減 少 B N0. 小 児 IgA 腎 症 治 療 ガイドラ イン.0 版 日 本 小 児 腎 臓 病 学 会 学 術 委 員 会 小 委 員 会 小 児 IgA 腎 症 治 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 吉 川 徳 茂 和 歌 山 県 立 医 科 大 学 小 児 科 ) 日 本 小 児 科 学 会 雑 誌 第 巻 第 号 00 年 月 日 B- 柴 苓 湯 小 児 IgA 腎 症 小 児 IgA 腎 症 軽 症 例 の 治 療 の 薬 物 選 定 根 拠 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 小 児 の 軽 症 IgA 腎 症 では 非 免 疫 抑 制 薬 が 推 奨 される 成 人 のIgA 腎 症 ではアンギオテンシン 変 換 酵 素 阻 害 薬 (ACE-Ⅰ) やアンギオテンシ ンⅡ 受 容 体 拮 抗 薬 (ARB) のランダム 化 比 較 試 験 が 存 在 し 有 効 性 と 安 全 性 が 証 明 されている 小 児 のIgA 腎 症 ではこれらの 薬 剤 のランダ ム 化 比 較 試 験 はないが リシノプリルの 巣 状 メサンギウム 増 殖 を 示 すIgA 腎 症 に 対 する 有 効 性 と 安 全 性 がオープン 試 験 で 示 されている 一 方 柴 苓 湯 は 小 児 の 巣 状 メサンギウム 増 殖 を 示 すIgA 腎 症 へのランダム 化 比 較 試 験 でその 有 効 性 と 安 全 性 が 証 明 されている 以 上 より 本 主 な 副 作 用 の 項 に 下 記 の 記 載 がある ガイドラインでは 上 記 剤 を 第 一 選 択 薬 とした 上 記 剤 を 併 用 したときの 有 効 性 と 安 全 性 についてのエビデンスは 存 在 しない 柴 苓 湯 : アレルギー 性 膀 胱 炎 肝 機 能 障 害 間 治 療 指 針 の 表 中 に 以 下 の 記 載 がある 質 性 肺 炎 偽 アルドステロン 症 以 下 の 剤 のいずれかを 年 間 以 上 投 与 する * 薬 物 投 与 量 は 身 長 をもとにした 標 準 体 重 により 計 算 する アンギオテンシン 変 換 酵 素 阻 害 薬 : リシノプリル0.mg/kg/ 日 分 ( 最 大 0mg/ 日 ) 漢 方 薬 : 柴 苓 湯 包 分 ( 体 重 0kg 以 下 ) 包 分 (0~0kg) 包 分 (0kg 以 上 ) ( 注 ) 注 : 本 剤 包 とは ツムラ 柴 苓 湯 エキス 顆 粒 のg カネボウ 柴 苓 湯 エキス 顆 粒 の.gに 相 当 する B- 柴 苓 湯 小 児 IgA 腎 症 吉 川 徳 茂, 伊 藤 拓, 酒 井 糾, ほか. 巣 状 微 小 メサンギウム 増 殖 を 示 す 小 児 期 IgA 腎 症 における 柴 苓 湯 治 療 のプロスペク ティブコントロールスタディ. 日 本 腎 臓 学 会 誌 ; : 0-. 柴 苓 湯 には 抗 炎 症 作 用 ステロイド 様 作 用 免 疫 抑 制 作 用 などがあると 考 えられている わが 国 で 施 行 されたランダム 化 比 較 試 験 では 歳 以 下 の 巣 状 メサンギウム 増 殖 を 示 すIgA 腎 症 患 者 において 年 間 の 観 察 にて 無 治 療 群 例 の 日 尿 蛋 白 が0. ± 0.gから0. ± 0.g 副 作 用 を 認 めた 症 例 は 例 もなく 柴 苓 湯 は 軽 症 と 不 変 であったのに 対 し 柴 苓 湯 群 例 では 日 尿 蛋 白 量 が0. ± 0.gから0. ± 0.g (p=0.00) と 有 意 に 減 少 した また 尿 正 常 化 率 も IgA 腎 症 に 有 効 かつ 安 全 な 治 療 薬 と 考 えられる 無 治 療 群 %に 対 し 柴 苓 湯 群 は%と 良 好 であった (p<0.00) 泌 尿 器 科 領 域 の 治 療 標 準 化 に 関 する 研 究 班 B N0 EBMに 基 づく 前 立 腺 肥 大 症 診 療 ガイド ライン Ⅰ: 大 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの Ⅱ: 小 規 模 のRCTで 結 果 が 明 らかなもの Ⅲ: 無 作 為 割 付 によらない 同 時 期 のコント ロールを 有 するもの Ⅳ: 無 作 為 割 付 によらない 過 去 のコントロー ルを 有 するもの Ⅴ: 症 例 集 積 研 究 (コントロールのないもの) 専 門 家 の 意 見 の 加 わったもの じほう 平 成 年 月 日 B- 漢 方 薬 前 立 腺 肥 大 症 Dreikorn K, Borkowski A, Braeckman J, et. al. Other medical tharapies. In Proceedings th International Consultation on Benign Prostatic Hyperplasia ; -. Ⅴ: 症 例 集 積 研 究 (コントロールのない もの) 専 門 家 の 意 見 の 加 わったもの 薬 物 療 法 : その 他 の 薬 剤 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 植 物 エキス 製 剤 アミノ 酸 製 剤 漢 方 薬 などがあるが その 作 用 機 序 や 有 用 性 については 十 分 解 明 されておらず 今 後 の 検 討 が 必 要 で ある 引 用 は Phytotherapy 全 体 の 解 明 が 不 十 分 であることを 述 べたもの である B R0 日 本 呼 吸 器 学 会 咳 嗽 に 関 するガイドライン 作 咳 嗽 に 関 する ガイドライン 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 河 野 茂 長 崎 大 学 大 学 院 医 歯 薬 学 総 合 研 究 科 ) 日 本 呼 吸 器 学 会 00 年 月 0 日 第 版 第 刷 B- 麦 門 冬 湯 咳 嗽 宮 田 健, 渕 上 淳 一, 甲 斐 広 文, ほか. 鎮 咳 作 用 - 麦 門 冬 湯 と 麦 門 冬 湯 抽 出 成 分 の 鎮 咳 作 用 特 性 と 作 用 機 序. 代 謝 ; : -. 漢 方 薬 の 中 には ツムラ 麦 門 冬 湯 のように 科 学 的 に 鎮 咳 作 用 機 序 が 検 討 されているものもあるが 咳 嗽 を 有 する 大 規 模 集 団 を 対 象 にした 二 重 盲 検 比 較 試 験 は 行 われておらず 咳 嗽 治 療 における 役 割 は 確 率 されていない 成 人 の 咳 嗽 治 療 薬 の 表 中 に 代 表 的 薬 剤 : ツムラ 麦 門 冬 湯 ( 非 特 異 的 に 使 用 される ) の 記 載 が ある

13 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B- 漢 方 薬 頭 痛 ) 日 本 東 洋 医 学 会 学 術 教 育 委 員 会 ( 編 ). 入 門 漢 方 医 学 00 ) 中 村 謙 介. 和 漢 薬 方 意 辞 典 00 ) 高 山 宏 世. 腹 証 図 解 漢 方 常 用 処 方 解 説 ) 花 輪 壽 彦. 漢 方 診 療 のレッスン 増 補 版 00 ) 林 明 宗. 東 洋 医 学 的 治 療 による 片 頭 痛 の 予 防. 日 本 頭 痛 学 会 誌 00; : -. 漢 方 治 療 は 個 人 の 体 質 体 調 を 重 視 し 心 身 全 体 の 調 和 安 定 をはかる 医 療 で 頭 痛 の 治 療 には 自 覚 症 状 や 漢 方 医 学 的 所 見 ( 虚 と 実 陰 と 陽 気 血 水 など) に 留 意 し 証 を 見 きわめて 漢 方 方 剤 を 決 定 する 子 どもでは 年 少 児 ほど 陰 陽 虚 実 気 血 水 の 病 態 がつかみにくく 症 状 や 視 診 ( 望 診 ) 客 観 的 所 見 などと 共 に 家 族 からの 情 報 収 集 が 重 要 になる 学 童 期 思 春 期 の 慢 性 頭 痛 に 対 して 比 較 的 よく 使 われる 漢 方 方 剤 について 虚 実 に 分 けて 示 す 初 心 者 が 漢 方 治 療 を 行 う 場 合 まず 子 どもの 体 力 の 有 無 ( 実 証 か 虚 証 かの 判 定 胃 腸 が 丈 夫 かどうか 寒 がりか 否 か) を 見 きわめる 実 証 の 場 合 多 くは 食 欲 旺 盛 で 胃 腸 が 丈 夫 で 暑 がりである 漢 方 薬 にアレルギーをもつ 場 合 もあるので 好 ま 漢 方 医 学 的 視 点 からみると 頭 痛 は 冷 えに 由 来 する 場 合 が 多 く 生 活 背 景 として 陰 性 食 品 ( 体 を 冷 やす 食 品 ) を 摂 りすぎている 場 合 が 多 い しくない 反 応 が 出 た 場 合 は 使 用 を 中 止 する ので 生 活 指 導 が 重 要 である 漢 方 薬 の 有 効 性 を 高 めるためには 腸 内 細 菌 の 助 けが 必 要 であり 食 事 の 影 響 を 受 けない 空 腹 時 の 服 用 が 勧 められる 漢 方 エキス 剤 の 服 用 方 法 は 食 前 ( 食 事 の0 分 以 上 前 ) あるいは 食 間 ( 食 後 ~ 時 間 後 ) に 熱 い 湯 に 溶 いて 服 用 するが 苦 く 飲 みづらい 場 合 は オブラートに 包 んだり ココア 蜂 蜜 などに 混 ぜて 飲 ませてもよい 年 長 児 に 服 用 させる 場 合 薬 について 納 得 のいく 説 明 をし どうしたらうまく 飲 めるかに ついて 一 緒 に 検 討 する 飲 みづらくても 薬 の 効 果 を 納 得 できると 我 慢 して 飲 む 子 が 多 い 漢 方 薬 は 指 示 どおりにきちんと 服 用 することで 体 がなじみよく 効 くようになるので 週 間 からカ 月 を 目 途 に 効 果 判 定 を 行 う B- 葛 根 湯 頭 痛 B- 五 苓 散 頭 痛 葛 根 湯 は 通 常 風 邪 の 初 期 に 使 われる 肩 こりがひどく 体 格 ががっしりしていて あまり 汗 をかかないタイプには 一 度 試 みる 必 要 があ る 口 渇 があり 尿 が 少 なく 胃 部 に 振 水 音 ( 仰 臥 位 にして 指 先 で 軽 く 叩 いて 聞 こえるジャブジャブ 音 ) があれば 五 苓 散 が 有 効 である 可 能 性 が 高 い B- 桂 枝 人 参 湯 半 夏 白 朮 天 麻 湯 当 帰 芍 薬 散 真 武 湯 呉 茱 萸 湯 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 頭 痛 冷 えの 度 合 いは おおむね 桂 枝 人 参 湯 半 夏 白 朮 天 麻 湯 当 帰 芍 薬 散 真 武 湯 呉 茱 萸 湯 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 の 順 に 強 くなる 学 童 思 春 期 の 頭 痛 に 対 する 主 な 漢 方 方 剤 と 選 択 の 目 安 のチャート が 記 載 されている B R R くり 返 す 子 ど もの 痛 みの 理 解 と 対 応 ガ 日 本 小 児 心 身 医 学 会 くり 返 す 子 どもの 痛 み イドライン - 小 の 理 解 と 対 応 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 児 心 身 医 学 長 : 石 崎 優 子 関 西 医 科 大 学 小 児 科 ) 会 ガイドライン 集 - 南 江 堂 00 年 月 0 日 発 行 B- B- 桂 枝 茯 苓 丸 桃 核 承 気 湯 頭 痛 当 帰 芍 薬 散 加 味 逍 遙 散 桂 枝 茯 苓 丸 + 葛 根 湯 頭 痛 思 春 期 女 子 では 生 理 痛 生 理 不 順 に 関 係 する 頭 痛 が 多 い 生 理 痛 と 関 連 する 頭 痛 としては 桂 枝 茯 苓 丸 が 代 表 的 であるが 生 理 痛 が 強 く 生 理 中 にイライラが 目 立 ち 赤 ら 顔 で 便 秘 がち がっしりした 体 格 の 女 性 には 桃 核 承 気 湯 を 考 慮 する 冷 え 性 で 色 白 で 華 奢 な 女 子 で 四 肢 がむくみやすいときには 当 帰 芍 薬 散 冷 え のぼせがあり イライラして 訴 えが 多 く 情 緒 不 安 定 な 場 合 に は 加 味 逍 遙 散 を 考 慮 する 生 理 痛 が 強 く 肩 こりのひどい 女 性 の 場 合 桂 枝 茯 苓 丸 と 葛 根 湯 の 併 用 が 有 効 な 場 合 もある B- 苓 桂 朮 甘 湯 半 夏 白 朮 天 麻 湯 起 立 性 調 節 障 害 苓 桂 朮 甘 湯 や 半 夏 白 朮 天 麻 湯 や 当 帰 芍 薬 散 は 起 立 性 調 節 障 害 症 状 の 例 によく 使 われる 当 帰 芍 薬 散 B- 呉 茱 萸 湯 片 頭 痛 呉 茱 萸 湯 は 片 頭 痛 によく 使 われる 方 剤 で 胃 部 の 振 水 音 があり 嘔 気 があるなど 五 苓 散 と 似 るが 頭 痛 が 激 烈 で 顔 色 不 良 で 冷 えがあり 心 窩 部 を 指 先 で 軽 く 叩 くと 振 水 音 が 聞 こえる 場 合 に 用 いる B- 真 武 湯 頭 痛 冷 え 性 で 寒 がりで 顔 色 不 良 でめまいがある 場 合 や だるさを 訴 え 横 になりたがる 場 合 に 真 武 湯 が 有 効 な 頭 痛 を 疑 う B- 呉 茱 萸 湯 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 頭 痛 湯 頭 痛 時 によく 使 われる 呉 茱 萸 湯 あるいは 当 帰 四 逆 加 呉 茱 萸 生 姜 湯 は 漢 方 薬 の 中 でももっとも 苦 くて 服 用 しにくい 薬 であることをあらかじめ 伝 え 初 めての 服 薬 で 嫌 にならないように 配 慮 すること が 望 ましい B- 漢 方 薬 痛 み 一 般 的 な 痛 みへの 薬 物 療 法 の 表 中 に 特 異 的 な 治 療 薬 : その 他 の 項 として 漢 方 薬 の 記 載 がある B- 桂 枝 加 芍 薬 湯 小 建 中 湯 人 参 湯 半 夏 瀉 心 湯 過 敏 性 腸 症 候 群 過 敏 性 腸 症 候 群 に 対 する 薬 物 療 法 の 表 中 に 漢 方 製 剤 の 分 類 として 下 記 の 記 載 がある 桂 枝 加 芍 薬 湯 (すべての 症 状 ).0~.0g/ 日 分 ~ 小 建 中 湯 ( 虚 証 腹 痛 下 痢 ).~.0g/ 日 分 ~ 人 参 湯 ( 虚 証 冷 え 下 痢 ).0~.0g/ 日 分 ~ 半 夏 瀉 心 湯 ( 中 間 実 証 ).0~.0g/ 日 分 ~ B- 漢 方 薬 小 児 慢 性 頭 痛 小 児 慢 性 頭 痛 の 治 療 アルゴリズムの 薬 物 療 法 に 頭 痛 の 漢 方 療 法 が 記 載 されている

14 タイプB 引 用 論 文 が 存 在 するが エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of B- 抑 肝 散 認 知 機 能 障 害 痴 呆 のBPSD Iwasaki K, Satoh-Nakagawa T, Maruyama M, et al. A randomized, observer-blind, controlled trial of the traditional Chinese medicine Yi-gan san for improvement of behavioral and psychological symptoms and activities of daily living in dementia patients. Journal of Clinical Psychiatry 00; : -. 漢 方 薬 である 抑 肝 散 は 姿 勢 バランスやADLを 障 害 することなくBPSDのコントロールに 有 効 である B- 半 夏 厚 朴 湯 誤 嚥 性 肺 炎 Iwasaki K, Wang Q, Seki H, et al. The effect of the traditional chinese medicine, Banxia Houpo Tang (Henge-Koboku To) on the swallowing reflex in Parkinson's disease. Phytomedicine 000; : -. 降 圧 剤 のアンジオテンシン 変 換 酵 素 阻 害 剤 (ACE 阻 害 剤 ) では 乾 性 咳 の 副 作 用 がある ACE 阻 害 剤 によってブラジキニンが 増 加 し 気 道 のC 線 維 末 端 を 刺 激 し サブスタンスPが 遊 離 するためと 考 えられる しかし 同 時 に 咳 反 射 嚥 下 反 射 を 高 める 効 果 もあり ACE 阻 害 剤 に よって 誤 嚥 性 肺 炎 の 発 症 が 抑 制 される 半 夏 厚 朴 湯 にも 同 様 の 効 果 が 報 告 されている B- 小 青 竜 湯 間 質 性 肺 炎 ( 副 作 用 ) 畑 芳 夫, 上 原 久 幸. 経 過 中 reversed halo signがみられた 小 青 竜 湯 による 薬 剤 性 肺 炎 の 例. 日 本 呼 吸 器 学 会 雑 誌 00; : -. 去 痰 薬 の 項 に 下 記 の 記 載 がある まれながら 間 質 性 肺 炎 の 副 作 用 報 告 がある B- 麦 門 冬 湯 咳 嗽 去 痰 薬 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 漢 方 薬 の 麦 門 冬 湯 は 気 道 を 湿 潤 し 気 道 のレオロジーを 改 善 し 鎮 咳 去 痰 作 用 をもたらす 呼 吸 器 の 病 態 により 特 に 慎 重 な 投 与 を 要 す る 薬 物 のリスト 中 に 間 質 性 肺 炎 の 記 載 がある B- 漢 方 薬 ( 用 法 ) 飲 み 忘 れないための 工 夫 服 用 する 薬 の 用 法 について 下 記 の 記 載 がある 漢 方 製 剤 のように 食 前 ( 食 前 0 分 を 意 味 す や 食 間 ( 食 事 と 食 事 の 間 通 常 食 後 時 間 を 意 味 す を 糖 尿 病 用 薬 ( 食 後 過 血 糖 改 善 剤 ) のように 食 直 前 を イトラコナゾール 製 剤 イコサペント 酸 エチル 製 剤 のように 食 直 後 を 指 定 して 処 方 するものなど さまざまな 服 用 時 間 が 存 在 する B R 高 齢 者 の 安 全 な 薬 物 療 法 ガイドライン 00 メジカルビュー 日 本 老 年 医 学 会 ( 委 員 長 : 鳥 羽 研 二 杏 林 大 社 00 年 月 学 医 学 部 高 齢 医 学 教 授 ) 日 第 版 第 刷 生 薬 成 分 B- ( 甘 草 ききょ 咳 嗽 う 麻 黄 半 夏 ) 末 梢 性 の 鎮 咳 薬 は 気 管 支 に 直 接 作 用 して 気 管 支 平 滑 筋 を 弛 緩 させる テオフィリン SABA ( 塩 酸 プロカテロールなど) などの 気 管 支 拡 張 剤 である 生 薬 成 分 として 甘 草 ききょう 麻 黄 半 夏 なども 用 いられる B- 小 柴 胡 湯 間 質 性 肺 炎 ( 副 作 用 ) Ishizaki T, Sasaki F, Ameshima S, et al. Pneumonitis during interferon and/or herbal drug therapy in patients with choronic active hepatitis. European Respiratory Journal ; : -. 呼 吸 器 に 関 連 して 注 意 すべき 薬 剤 として 間 質 性 肺 炎 の 危 険 性 が 高 まるので 発 症 の 可 能 性 を 念 頭 において 治 療 に 当 たる 必 要 がある との 記 載 がある 呼 吸 器 の 病 態 により 特 に 慎 重 な 投 与 を 要 す る 薬 物 のリスト 中 に 間 質 性 肺 炎 の 記 載 がある B- 甘 草 含 有 製 剤 薬 剤 相 互 作 用 相 互 作 用 に 注 意 が 必 要 な 薬 物 のリスト[ 高 血 圧 ] 中 に サイアザイド 系 利 尿 薬 として グリチルリチ ン: 甘 草 含 有 製 剤 ( 低 K 血 症 ) の 記 載 がある B- 小 柴 胡 湯 低 K 血 症 ミオパ シー 偽 性 アルドス テロン 症 ( 副 消 化 器 の 病 態 により 慎 重 な 投 与 を 要 する 薬 物 のリスト 中 に 肝 硬 変 : 小 柴 胡 湯 ( 低 K 血 症 ミ オパシー 偽 性 アルドステロン 症 ) の 記 載 があ る B- 漢 方 薬 高 齢 者 特 有 の 症 状 群 高 齢 者 特 有 の 症 状 群 に 対 し 多 くの 漢 方 薬 が 用 いられる 多 彩 な 症 候 病 態 を 併 せ 持 つ 高 齢 者 には 多 成 分 系 である 漢 方 薬 を 個 人 の 病 態 に 応 じて 加 減 配 合 する 漢 方 薬 は 基 本 的 に 適 した 薬 剤 であるといえる その 他 に 虚 実 や 個 々の 生 薬 についての 記 載 がある 注 意 すべき 生 薬 生 薬 と 西 洋 薬 との 相 互 作 用 につ いて 記 載 がある その 他 高 齢 者 に 対 して 注 意 すべき 生 薬 のリス ト 症 候 別 注 意 すべき 処 方 と 生 薬 のリスト 相 互 作 用 に 注 意 が 必 要 な 薬 物 リスト ( 生 薬 と 西 洋 薬 ) の 記 載 がある

15 タイプC 引 用 論 文 も 存 在 せず エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of C A 性 感 染 症 診 断 治 療 ガイ ドライン 00 日 本 性 感 染 症 学 会 (ガイドライン 委 員 長 : 川 名 尚 ) 日 本 性 感 染 症 学 会 誌 Vol., Supplement 00 年 月 0 日 C- 漢 方 薬 細 菌 性 膣 症 細 菌 性 膣 症 の 内 服 療 法 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 更 年 期 症 状 の 強 い 症 例 などでは ホルモン 補 充 療 法 や 東 洋 医 学 的 治 療 ( 漢 方 治 療 ) などが 併 用 される C B 抗 HIV 治 療 ガ イドライン 00 年 月 版 平 成 0 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 費 補 助 金 エ イズ 対 策 研 究 事 業 ( 服 薬 アドヒアランスの 向 上 維 持 に 関 する 研 究 班 ) ( 研 究 代 表 者 : 白 阪 琢 磨 国 立 病 院 機 構 大 阪 医 療 センター) C- 漢 方 薬 薬 剤 相 互 作 用 プロテアーゼ 阻 害 剤 や 非 ヌクレオシド 系 逆 転 写 酵 素 阻 害 剤 は チトクロームP0の 基 質 であると 同 時 にその 活 性 を 抑 制 ( 時 に 促 進 ) する 作 用 があ る したがって チトクロームP0で 代 謝 される 他 の 薬 剤 との 相 互 作 用 が 生 じる ( 中 略 ) 健 康 食 品 や 漢 方 薬 として 市 販 されているものの 中 にも 相 互 作 用 を 有 するものがあり (セイヨウオトギリソウ St.Johns Wartが 代 表 的 ) 注 意 を 要 する C C0. 科 学 的 根 拠 に 基 づく 乳 癌 診 療 ガイドラ イン. 薬 物 療 法 00 年 版 日 本 乳 癌 学 会 編 乳 癌 学 会 診 療 ガイドライン 薬 物 療 法 小 委 員 会 ( 小 委 員 長 ガイドライン 作 成 責 任 者 : 渡 辺 亨 国 際 医 療 福 祉 大 学 臨 床 医 学 研 究 センター) A: 十 分 なエビデンスがあり 推 奨 内 容 を 日 常 診 療 で 積 極 的 に 実 践 するよう 推 奨 する B: エビデンスがあり 推 奨 内 容 を 日 常 診 療 で 実 践 するよう 推 奨 する C: エビデンスは 十 分 とはいえないので 日 常 診 療 で 実 践 する 際 は 十 分 な 注 意 を 必 要 とす る D: 患 者 に 害 悪 不 利 益 が 及 ぶ 可 能 性 がある というエビデンスがあるので 日 常 診 療 では 実 践 しないよう 推 奨 する 金 原 出 版 00 日 月 日 第 版 第 刷 C- 漢 方 薬 を 含 む 補 完 代 替 乳 癌 療 法 D: 乳 癌 の 進 行 抑 制 や 延 命 効 果 のある 補 完 代 替 療 法 は 存 在 せず 行 うべきでな い C: 標 準 的 な 癌 治 療 に 伴 う 有 害 事 象 や 癌 性 疼 痛 などの 症 状 の 緩 和 目 的 あるいは 心 理 的 不 安 の 軽 減 などを 目 的 とした 補 完 代 替 療 法 は 一 部 有 用 である 乳 癌 治 療 として 補 完 代 替 療 法 は 有 用 か 背 景 目 的 : 癌 患 者 における 補 完 代 替 療 法 (complementary and alternative medicine; CAM) の 普 及 率 は 海 外 では~% 国 内 では.%と 広 く 使 用 されている CAMの 利 用 傾 向 や 目 的 は 民 族 背 景 で 異 なる 白 人 女 性 は 食 事 療 法 や 精 神 療 法 アフリカ 系 女 性 は 瞑 想 など を 好 み 中 国 系 女 性 は 漢 方 を 好 む 傾 向 をもつ わが 国 のCAM 利 用 者 の 割 近 くはアガリクスや 漢 方 サメの 軟 骨 などの 製 品 を 使 用 する 傾 向 があり 000 年 の 国 内 全 体 の 漢 方 薬 市 場 は 実 に000 億 円 を 越 えている ( 以 下 省 略 ) 患 者 に 害 悪 が 及 ぶ 可 能 性 があり 避 けるべき CAMとしては 高 度 の 食 事 制 限 化 学 療 法 や 放 射 線 治 療 中 の 抗 酸 化 サプリメント (コエンザイム Qなど) 摂 取 乳 癌 患 者 のイソフラボンや 大 豆 の 高 用 量 摂 取 抗 凝 固 療 法 中 の 鍼 治 療 やマッサー 解 説 : CAMは 大 まかに 次 のつに 分 類 される 代 替 医 療 システム ( 伝 統 医 学 系 統 民 族 療 法 東 洋 医 学 など) エネルギー 療 法 ( 気 功 ジ 療 法 化 学 療 法 中 におけるある 種 の 漢 方 やセイ レイキなど) 肉 体 的 療 法 (カイロプラクティック マッサージ 療 法 など) 精 神 心 体 介 入 ( 精 神 療 法 催 眠 瞑 想 など) 薬 物 学 生 物 学 ントジョーンズワートの 摂 取 高 用 量 のビタミンAや にもとづく 療 法 ( 漢 方 サメ 軟 骨 食 事 療 法 免 疫 療 法 などの 先 端 医 療 も 含 まれる ) ( 以 下 省 略 ) ビタミンC 療 法 などが 挙 げられる 日 本 癌 治 療 学 会 編 日 本 癌 治 療 学 会 がん 診 療 ガイドライン 委 員 会 ( 委 員 長 : 佐 治 重 豊 岐 阜 大 学 名 誉 教 授 ) C C0 A: 十 分 なエビデンスがあり 推 奨 内 容 を 日 常 抗 ガン 剤 適 正 日 本 癌 治 療 学 使 用 のガイド 診 療 で 実 践 するように 強 く 推 奨 する 会 00 年 月 ライン B: エビデンスがあり 推 奨 内 容 を 日 常 診 療 で 日 実 践 するように 推 奨 する C: エビデンスは 十 分 とはいえないので 日 常 診 療 で 実 践 することは 推 奨 しない D: 患 者 に 害 悪 が 及 ぶ 可 能 性 があるというエ ビデンスがあるので 日 常 診 療 で 実 践 しないよ うに 推 奨 する C- 漢 方 薬 乳 癌 乳 がん 治 療 として 代 替 療 法 は 有 用 か C: 乳 癌 治 療 におい いわゆる 民 間 療 法 は ある 種 の 植 物 や 人 工 合 成 物 の 服 用 気 功 や 運 動 療 法 さらに 温 泉 療 法 などさまざまなものが 宣 伝 されていて0 種 て 代 替 療 法 を 推 奨 す 類 以 上 あるといわれている そして 普 及 率 ~%との 調 査 もあるように 癌 患 者 の 多 くがこれら 治 療 を 取 り 入 れている 経 済 的 にも 莫 大 な るだけの 根 拠 はな 費 用 がつぎ 込 まれ000 年 の 国 内 の 漢 方 薬 市 場 だけを 取 り 上 げても 実 に 兆 円 を 越 えると 報 告 されている このように 広 く 使 用 されているに い もかかわらず その 効 果 や 毒 性 について 科 学 的 に 検 証 されたものはほとんどないのが 実 情 である ( 以 下 省 略 ) 本 ガイドラインでは 漢 方 は 代 替 医 療 の 一 部 とされており 漢 方 を 含 む 代 替 医 療 全 体 として 推 奨 するだけの 根 拠 はない とされている C E-E 科 学 的 根 拠 に 基 づく 糖 尿 病 診 療 ガイド ライン [ 改 訂 第 版 ] 日 本 糖 尿 病 学 会 編 科 学 的 根 拠 に 基 づく 糖 尿 病 診 療 ガイドライン ( 改 訂 第 版 ) 策 定 に 関 す る 委 員 会 ( 委 員 長 : 田 嶼 尚 子 東 京 慈 恵 会 医 科 大 学 糖 尿 病 代 謝 内 分 泌 内 科 ) 南 江 堂 00 年 月 日 改 訂 第 版 C- 漢 方 薬 注 意 糖 尿 病 腎 症 の 治 療 顕 性 腎 症 の 治 療 の 項 の ACE 阻 害 薬 /ARB 使 用 時 の 注 意 の 表 中 に Kの 排 泄 に 影 響 を 与 える 薬 剤 に 注 意 : NSAIDs 漢 方 薬 な ど の 記 載 がある C E. 加 齢 男 性 性 腺 機 能 低 下 症 候 群 (LOH 症 候 群 ) 診 療 の 手 引 き 日 本 泌 尿 器 科 学 会 / 日 本 Men, s Health 医 学 会 LOH 症 候 群 診 療 ガイドライン 検 討 ワーキン グ 委 員 会 じほう 00 年 月 日 C- 漢 方 薬 男 性 更 年 期 障 害 発 刊 によせて ( 社 団 法 人 日 本 泌 尿 器 科 学 会 理 事 長 奥 山 明 彦 ) の 中 に 下 記 の 記 載 がある 本 邦 では 男 性 更 年 期 障 害 という 疾 病 概 念 が 先 行 し これに 従 って 男 性 ホルモン 補 充 療 法 抗 うつ 薬 ED 治 療 薬 漢 方 薬 等 を 用 いた 治 療 が 開 始 されましたが 現 実 には 男 性 ホルモン 値 など 診 断 や 治 療 の 基 準 がなく 医 療 現 場 の 混 乱 を 招 いてきました C F.0 夜 尿 症 診 療 日 本 夜 尿 症 学 会 ガイドライン 作 成 委 員 会 編 のガイドライン 平 成 年 月 n.jp/guideline/i ndex.htm C- 漢 方 薬 夜 尿 症 夜 尿 症 に 対 する 薬 物 療 法 には 三 環 系 抗 うつ 剤 抗 コリン 剤 抗 利 尿 ホルモン 剤 プロスタグランジン 合 成 阻 害 剤 β 刺 激 剤 漢 方 薬 選 択 的 セロトニン 再 取 り 込 み 阻 害 剤 (SSRI) などの 報 告 が 見 られる そのうちメタアナリシスにより 有 効 性 が 証 明 されているものは 三 環 系 抗 う つ 剤 抗 利 尿 ホルモン 剤 のみである C G. 睡 眠 障 害 の 睡 眠 障 害 の 診 断 治 療 ガイドライン 研 究 会 ( 主 じほう 平 成 対 応 と 治 療 ガ 任 研 究 者 : 内 山 真 国 立 精 神 神 経 センター 年 月 日 イドライン 精 神 保 健 研 究 所 ) C- 大 柴 胡 湯 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 半 夏 厚 朴 湯 抑 肝 散 帰 脾 湯 酸 棗 仁 湯 温 経 湯 不 眠 症 漢 方 などは 一 般 に 副 作 用 が 少 ないとされている が これは 薬 効 成 分 の 含 有 量 が 少 ないためであ Q 民 間 療 法 漢 方 サプリメントで 睡 眠 薬 の 代 わりになるものはありますか? り 多 量 に 摂 取 すると カンゾウでは 腎 機 能 異 常 漢 方 薬 で 不 眠 症 に 保 険 適 応 とされているものは 大 柴 胡 湯 柴 胡 桂 枝 乾 姜 湯 半 夏 厚 朴 湯 抑 肝 散 帰 脾 湯 酸 棗 仁 湯 温 経 湯 などがあ り これらにはハンゲ サイコ オウゴン カンゾウ トウキ オウギなどの 生 薬 が 配 合 されている 多 くは 神 経 症 や 更 年 期 障 害 にも 有 効 とされ ており 自 律 神 経 系 の 活 動 や 気 分 の 安 定 化 により 睡 眠 促 進 効 果 を 発 現 する カルシウムでは 尿 路 結 石 などの 副 作 用 が 出 現 す る また 原 料 の 植 物 に 含 まれている 微 量 の 物 質 や 製 造 過 程 で 混 入 した 物 質 による 思 わぬ 副 作 用 も 起 こりうる C- 漢 方 薬 更 年 期 障 害 に 伴 う 不 眠 神 経 症 症 状 や 抑 うつ 症 状 などがある 場 合 には 精 神 安 定 剤 抗 うつ 薬 漢 方 製 剤 や 心 理 療 法 の 併 用 が 必 要 である C I. 虚 血 性 心 疾 患 の 一 次 予 防 ガイドライン (00 年 改 訂 版 ) 循 環 器 病 の 診 断 と 治 療 に 関 するガイドライン 合 同 研 究 班 ( 日 本 循 環 器 学 会 日 本 栄 養 食 糧 学 会 日 本 高 血 圧 学 会 日 本 更 年 期 医 学 会 日 本 小 児 循 環 器 学 会 日 本 心 臓 病 学 line/pdf/jcs0 会 日 本 心 臓 リハビリテーション 学 会 日 本 0_kitabatake_ 糖 尿 病 学 会 日 本 動 脈 硬 化 学 会 日 本 老 年 h.pdf 医 学 会 ) C- 漢 方 薬 薬 剤 誘 発 性 高 血 圧 ( 副 二 次 性 高 血 圧 の 分 類 の 表 中 に 薬 物 誘 発 性 高 血 圧 をおこすものとして 糖 質 コルチコイド グリチル リチン 製 剤 漢 方 薬 エストロゲン 製 剤 非 ステロ イド 性 抗 炎 症 薬 カテコラミン 類 似 化 合 物 三 環 系 抗 うつ 薬 サイクロスポリン エリスロポエチンな ど の 記 載 がある C I. 小 児 起 立 性 調 節 障 害 診 断 治 療 ガイ 日 本 小 児 心 身 医 学 会 小 児 起 立 性 調 節 障 害 ドライン - 小 児 診 断 治 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 心 身 医 学 会 田 中 英 高 大 阪 医 科 大 学 小 児 科 ) ガイドライン 集 - 南 江 堂 00 年 月 0 日 発 行 C- 漢 方 薬 起 立 性 調 節 障 害 ガイドライン 解 説 の 部 の. 総 説 OD 起 立 性 調 節 障 害 の 病 態 生 理 と 治 療 の h. 重 症 OD 起 立 性 調 節 障 害 に 対 する 心 理 社 会 的 対 応 ( 専 門 医 向 け) のその 他 の 治 療 法 の 項 に 下 記 の 記 載 がある OD 起 立 性 調 節 障 害 の 治 療 においては 上 記 の 西 洋 医 学 に 基 づく 治 療 以 外 にもさまざまな 治 療 が 実 際 の 臨 床 現 場 においてなされてい る それには 漢 方 療 法 補 完 代 替 療 法 と 呼 ばれるものが 含 まれ 医 療 機 関 で 個 別 に 実 施 されていると 推 定 される これらの 治 療 によって 改 善 する 例 ( 場 合 ) もあるが 未 だに 明 確 なエビデンスが 得 られたとはいえない したがって これらの 治 療 については 本 ガイドラインによる 治 療 を 行 っても 改 善 がみられない 重 症 例 に 対 して 患 者 や 保 護 者 の 希 望 があれば 試 してもよいと 考 えられる この 解 説 では 漢 方 療 法 と 補 完 代 替 療 法 について 簡 単 に 触 れたが 今 後 の 研 究 が 待 たれるところである 漢 方 療 法 の 一 覧 表 の 中 に 半 夏 白 朮 天 麻 湯 補 中 益 気 湯 小 建 中 湯 真 武 湯 苓 桂 朮 甘 湯 の 服 用 法 ( 服 用 分 小 学 生.0g 中 学 生.g) の 記 載 がある

16 タイプC 引 用 論 文 も 存 在 せず エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) ICD GS of GS of C- 漢 方 薬 成 人 喘 息 成 人 喘 息 の 長 期 管 理 における 薬 物 療 法 プランの 他 の 薬 剤 療 法 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 漢 方 薬 : 漢 方 薬 の 投 与 は 患 者 の 体 質 体 力 とその 時 点 での 闘 病 反 応 の 強 弱 によって 方 剤 を 選 ぶという 原 則 があり 投 与 前 にあらかじめ responderとnon-responderを 区 別 するという 経 験 則 に 基 づいている C- 漢 方 薬 アレルギー 性 鼻 炎 アレルギー 性 鼻 炎 治 療 薬 の 表 中 に その 他 : 変 調 療 法 薬 生 物 製 剤 漢 方 薬 と 記 載 されている C- 小 青 竜 湯 葛 根 湯 小 柴 胡 湯 アレルギー 性 鼻 炎 その 他 の 薬 物 療 法 の 非 特 異 的 変 調 療 法 薬 生 物 製 剤 漢 方 薬 の 特 徴 の 表 中 に 下 記 の 記 載 がある 漢 方 薬 : 小 青 竜 湯 葛 根 湯 小 柴 胡 湯 などが 用 いられるが 小 青 竜 湯 のみがプラセボとの 比 較 対 照 試 験 が 行 われ 有 効 性 が 証 明 されてい る C J J0 L0 アレルギー 疾 協 和 企 画 患 診 断 治 療 社 団 法 人 日 本 アレルギー 学 会 ガイドライン 委 00 年 月 ガイドライン 00 員 会 日 第 版 第 刷 C- 漢 方 薬 アトピー 性 皮 膚 炎 C- 十 味 敗 毒 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 C- 消 風 散 アトピー 性 皮 膚 炎 C- 柴 胡 清 肝 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 漢 方 医 学 的 概 念 証 の 中 には 西 洋 医 学 の 病 態 生 理 の 立 場 からは 現 時 点 では 説 明 しきれない 部 分 もあるが 体 質 が 重 要 な 部 分 を 占 め 慢 性 であるアトピー 性 皮 膚 炎 では 体 の 機 能 の 流 れを 流 動 的 に 捉 える 漢 方 治 療 を 併 用 または 補 助 的 治 療 とすることが 有 用 であ る 場 合 もあることは 否 定 できない 近 年 漢 方 薬 の 薬 効 についてのコントロールスタディが 行 われるようになり より 客 観 的 なエビデンスが 得 られるようになった 解 説 : 体 力 中 等 度 の 人 の 皮 膚 で 患 部 は 発 散 性 あるいはびまん 性 の 発 疹 で 覆 われ 滲 出 液 の 少 ない 場 合 方 法 : 封 筒 法 による 比 較 試 験 十 味 敗 毒 湯 例 およびフマル 酸 クレマスチン0 例 を 週 間 連 続 投 与 併 用 薬 はステロイド 外 用 薬 中 等 度 使 用 可 結 果 : 週 間 後 の 改 善 率 は 十 味 敗 毒 湯 では 改 善 以 上 で0% 軽 度 改 善 以 上 で.% フマル 酸 クレマスチンは 改 善 以 上 で0% 軽 度 改 善 以 上 で0% 群 間 には 有 意 差 は 認 められず ほぼ 同 等 の 作 用 解 説 : 比 較 的 体 力 のある 人 の 慢 性 の 皮 膚 で 患 部 に 熱 感 があって 多 くは 湿 潤 し 掻 痒 のはなはだしい 場 合 方 法 : 消 風 散 例 を 週 間 以 上 連 続 投 与 併 用 薬 はステロイド 外 用 薬 weak 以 下 使 用 可 結 果 : 試 験 開 始 週 間 後 および 週 間 後 の 中 等 度 改 善 以 上 は.%および.% 週 間 後 の 有 用 度 は 有 用 以 上 が.% 解 説 : 弱 々しく 体 力 の 低 下 した 人 で 皮 膚 の 色 が 浅 黒 く 扁 桃 頸 部 や 顎 下 部 リンパ 節 などに 炎 症 腫 脹 をおこしやすい 場 合 方 法 : 柴 胡 清 肝 湯 と 白 色 ワセリン 例 および 外 用 ステロイド 薬 例 を 投 与 結 果 : 全 体 では 約 半 数 に 著 効 あるいは 有 効 外 用 ステロイド 薬 群 (%) と 白 色 ワセリン 群 (%) 間 に 著 明 な 差 はなし やや 有 効 も 含 めた 成 績 では 外 用 ステロイド 薬 併 用 群 に より 高 い 有 効 率 副 作 用 については 漢 方 薬 といえども 注 意 が 必 要 である 上 記 これら の 漢 方 処 方 には 甘 草 が 含 有 されており 偽 アルドステロン 症 ミオパシー が 現 れることがある 補 中 益 気 湯 には 間 質 性 肺 炎 肝 機 能 障 害 黄 疸 が 報 告 されており 使 用 に は 十 分 な 注 意 を 要 する 巻 末 の 漢 方 製 剤 の 一 覧 表 に 葛 根 湯 五 虎 湯 柴 朴 湯 小 柴 胡 湯 小 青 竜 湯 麦 門 冬 湯 麻 黄 湯 麻 杏 甘 石 湯 の 商 品 名 剤 形 組 成 用 量 ( 日 用 量 ) 適 応 副 作 用 禁 忌 が 記 載 されている 成 人 気 管 支 喘 息 小 児 気 管 支 喘 息 アレルギー 性 鼻 炎 アレル ギー 性 結 膜 炎 アトピー 性 皮 膚 炎 食 物 アレルギーの 診 療 ガイド ラインが00~00 年 に 改 訂 版 最 新 版 が 出 たのでそれを 契 機 に 日 本 アレルギー 学 会 ガイドライン 委 員 会 がガイドラインの 統 合 版 を 作 成 C- 補 中 益 気 湯 アトピー 性 皮 膚 炎 解 説 : 比 較 的 体 力 の 低 下 した 人 が 全 身 倦 怠 食 欲 不 振 などを 訴 える 場 合 方 法 : 多 施 設 二 重 盲 検 比 較 試 験 補 中 益 気 湯 例 およびプラセボ0 例 を 週 間 連 続 投 与 前 後 の 症 状 の 変 化 を 比 較 評 価 結 果 : 皮 疹 改 善 率 はプラセボ 群 に 比 較 して 若 干 の 改 善 は 認 められるが 有 意 差 はなし しかし ステロイドおよびタクロリムス 外 用 薬 使 用 量 は 有 意 な 減 少 C J.0 小 児 気 管 支 日 本 小 児 アレルギー 学 会 ガイドライン ( 小 児 喘 息 治 療 管 気 管 支 喘 息 治 療 管 理 ガイドライン00) 作 理 ガイドライン 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 西 牟 田 敏 之 国 立 病 院 機 00 構 下 志 津 病 院 ) 協 和 企 画 00 年 月 日 第 版 第 刷 C- 漢 方 薬 気 管 支 喘 息 主 な 抗 喘 息 薬 一 覧 表 の 中 に 気 管 支 喘 息 に 適 応 のある 漢 方 製 剤 として 下 記 の 処 方 が 記 載 されている 五 虎 湯 柴 陥 湯 柴 朴 湯 小 柴 胡 湯 小 青 竜 湯 神 秘 湯 大 柴 胡 湯 大 柴 胡 湯 去 大 黄 麦 門 冬 湯 半 夏 厚 朴 湯 麻 杏 甘 石 湯 麻 黄 湯 苓 甘 姜 味 辛 夏 仁 湯 C J. 喘 息 予 防 管 社 団 法 人 日 本 アレルギー 学 会 喘 息 ガイドライ 協 和 企 画 理 ガイドライン ン 専 門 部 会 ( 部 会 長 : 大 田 健 帝 京 大 学 医 学 00 年 月 C- 漢 方 薬 成 人 喘 息 00 部 内 科 ) 日 第 版 第 刷 漢 方 薬 の 投 与 は 随 証 治 療 といって 患 者 の 体 質 体 力 とその 時 点 での 闘 病 反 応 の 強 弱 によって 方 剤 を 選 ぶという 原 則 があり 投 与 前 にあ らかじめresponderとnon-responderを 区 別 するという 経 験 則 に 基 づいている しかし 適 切 な 偽 薬 が 得 難 く 喘 息 治 療 における 有 効 性 を 実 証 で きるプラセボコントロール 試 験 の 成 果 がない 喘 息 長 期 管 理 薬 の 種 類 と 薬 剤 の 表 中 に その 他 の 薬 剤 療 法 ( 漢 方 薬 特 異 的 免 疫 療 法 非 特 異 的 免 疫 療 法 ) の 記 載 がある 巻 末 に 五 虎 湯 柴 朴 湯 小 青 竜 湯 麦 門 冬 湯 麻 黄 湯 麻 杏 甘 石 湯 の 処 方 の 一 般 名 商 品 名 剤 形 組 成 用 量 適 応 の 一 覧 表 が 掲 載 されている C J. 特 発 性 間 質 性 肺 炎 診 断 と 治 療 の 手 引 き 日 本 呼 吸 器 学 会 びまん 性 肺 診 断 治 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 南 江 堂 00 年 月 0 日 C- 漢 方 薬 特 発 性 間 質 性 肺 炎 ( 副 薬 剤 性 肺 炎 の 原 因 薬 としては アミオダロン ピ ンドロール サラゾピリン ブスルファン ニトロフラ ントイン 金 製 剤 種 々の 抗 癌 剤 漢 方 薬 などさま ざまであり 間 質 性 肺 炎 発 症 時 に 服 用 している 薬 剤 は すべて 鑑 別 の 対 象 となるといっても 過 言 で はない C K0 K NASH NAFLDの 診 日 本 肝 臓 学 会 編 療 ガイド 文 光 堂 00 年 月 日 第 版 第 刷 C- 防 風 通 聖 散 アルコール 性 脂 肪 性 肝 (NAFLD) 防 風 通 聖 散 は 白 色 脂 肪 細 胞 に 蓄 積 した 中 性 脂 肪 を 分 解 して 体 脂 肪 を 減 少 させ また 褐 色 脂 肪 細 胞 の 熱 産 生 を 促 進 し 基 礎 代 謝 を 亢 進 さ せることで 体 重 を 減 少 させる 作 用 がある 肥 満 症 の 適 応 を 持 つ 防 風 通 聖 散 を 食 事 療 法 と 併 用 すると BMIの 改 善 血 中 脂 質 の 減 少 がみら れる 防 風 通 聖 散 は 内 臓 脂 肪 蓄 積 の 改 善 に 有 効 である 可 能 性 があるが NAFLDに 対 する 有 効 性 は 確 認 されていない 処 方 例 : 防 風 通 聖 散.g 分 ~ 食 前 または 食 間 適 応 高 血 圧 の 随 伴 症 状 ( 動 悸 肩 こり のぼせ) 肥 満 症 むくみ 便 秘 注 肝 機 能 障 害 黄 疸 は 重 篤 な 副 作 用 C L-L 接 触 皮 膚 炎 診 療 ガイドラ イン 日 本 皮 膚 科 学 会 接 触 皮 膚 炎 診 療 ガイドライン 委 員 会 日 本 皮 膚 科 学 会 雑 誌 Vol. 00 平 成 年 月 0 日 C- 甘 草 十 全 大 補 湯 副 作 用 医 薬 品 による 接 触 皮 膚 炎 ( 湿 疹 型 薬 疹 を 含 む) の 項 の 湿 疹 型 薬 疹 の 原 因 薬 として 報 告 されている 主 な 医 薬 品 の 表 中 に 漢 方 薬 として 甘 草 十 全 大 補 湯 柿 の 葉 +スギナ の 記 載 がある C L0 蕁 麻 疹 血 管 蕁 麻 疹 血 管 性 浮 腫 の 治 療 ガイドライン 作 成 性 浮 腫 の 治 委 員 会 療 ガイドライン 日 本 皮 膚 科 学 会 雑 誌 第 巻 第 号 第 0- 頁 ( 平 成 年 月 ) 別 刷 C- 漢 方 薬 特 発 性 蕁 麻 疹. 特 発 性 の 蕁 麻 疹 の 治 療 ) 慢 性 蕁 麻 疹 の 中 に この 他 適 宜 図 に 示 した 補 助 的 治 療 薬 を 追 加 しても 良 い これらの 治 療 薬 は 一 般 にはヒスタミンH 受 容 体 拮 抗 薬 ほどの 高 い 有 効 性 を 期 待 することはできないものの 一 部 の 症 例 では 極 めて 高 い 効 果 が 得 られていることが ある と 記 載 され 図 特 発 性 の 蕁 麻 疹 に 対 する 治 療 手 順 の 表 中 に 補 助 的 治 療 薬 として 漢 方 薬 が 記 載 されている C- 人 参 養 栄 湯 シェーグレン 症 候 群 ( 乾 燥 症 状 に 対 する 内 服 薬 ) ( 用 法 用 量 ).g~g 分 * 体 力 低 下 疲 労 気 管 支 喘 息 食 欲 不 振 等 が 適 用 となっている ( 禁 忌 慎 重 投 与 副 作 用 など) 著 しい 胃 腸 虚 弱 ( 慎 重 投 与 ) 電 解 質 バランスの 乱 れ 過 敏 症 C M.0 シェーグレン 症 候 群 治 療 厚 生 省 特 定 自 己 免 疫 調 査 研 究 班 指 針 マニュア ( 班 長 : 宮 坂 信 之 ) ル 厚 生 省 自 己 免 疫 調 査 研 究 班 平 成 年 月 日 第 版 C- 麦 門 冬 湯 シェーグレン 症 候 群 ( 乾 燥 症 状 に 対 する 内 服 薬 ) ( 用 法 用 量 ) g 分 * 体 力 低 下 疲 労 気 管 支 喘 息 食 欲 不 振 等 が 適 用 となっている ( 禁 忌 慎 重 投 与 副 作 用 など) 電 解 質 バランス の 乱 れ 過 敏 症 C- 小 柴 胡 湯 シェーグレン 症 候 群 ( 乾 燥 症 状 に 対 する 内 服 薬 ) ( 用 法 用 量 ) g~g 分 * 体 力 低 下 疲 労 気 管 支 喘 息 食 欲 不 振 等 が 適 用 となっている ( 禁 忌 慎 重 投 与 副 作 用 など) 電 解 質 バランス の 乱 れ 過 敏 症 肝 機 能 障 害 C M. 難 病 の 診 断 と 治 療 指 針 ed 疾 病 対 策 研 究 会 編 vol. 東 京 六 法 出 版 00 年 月 C- 漢 方 薬 ベーチェット 病 主 な 薬 剤 とその 使 用 法 として 漢 方 薬 エイコサペンタエン 酸 製 剤 との 記 載 があるが 具 体 的 な は 書 かれていない C0 N0. 尿 路 結 石 症 診 療 ガイドラ イン 改 訂 版 (00 年 ) 平 成 - 年 度 厚 生 労 働 科 学 研 究 医 療 技 術 評 価 総 合 研 究 事 業 尿 路 結 石 症 診 療 ガイドラ インの 適 正 評 価 に 関 する 研 究 班 C0- 漢 方 薬 閉 塞 を 伴 わない 尿 酸 結 石 やシスチン 結 石 鎮 痛 鎮 痙 剤 として 抗 コリン 薬 や 選 択 的 抗 ムスカリン 薬 などがあり 排 石 促 進 薬 として 生 薬 や 漢 方 薬 などがある 疼 痛 がなければ 適 度 な 運 動 とともに 投 与 を 行 うことが 効 果 的 と 考 えられている C R. 小 児 科 医 の ための 不 登 校 診 療 ガイド 日 本 小 児 心 身 医 学 会 小 児 科 医 のための 不 南 江 堂 00 ライン - 小 児 登 校 診 療 ガイドライン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 村 年 月 0 日 発 心 身 医 学 会 ガイドライン 集 - 上 佳 津 美 近 畿 大 学 医 学 部 堺 病 院 小 児 科 ) 行 C- 漢 方 薬 機 能 性 頭 痛 不 登 校 の 診 療 にあたり 知 っておきたい 知 識 の. 身 体 症 状 の 治 療 に 有 用 な 心 身 症 の 知 識 の 機 能 性 頭 痛 の 項 に 下 記 の 記 載 がある 緊 張 型 頭 痛 には 鎮 痛 薬 漢 方 薬 のほか 筋 弛 緩 薬 抗 不 安 薬 を 予 防 的 に 投 与 すると 効 果 的 です

17 タイプC 引 用 論 文 も 存 在 せず エビデンスグレードと 推 奨 のグレーディングのないもの (s) C ICD R GS of GS of 日 本 ペインクリ ペインクリニッ ニック 学 会 誌 日 本 ペインクリニック 学 会 ペインクリニック 治 ク 治 療 指 針 別 冊 平 成 療 指 針 作 成 委 員 会 改 訂 第 二 版 年 月 日 発 行 C- 漢 方 薬 三 叉 神 経 痛 カルバマゼピン 以 外 の 薬 物 療 法 として 漢 方 薬 を 使 用 するという 報 告 もある C R. Evidence- Based Medicineに 則 ったがん 疼 痛 治 療 ガイド ライン 日 本 緩 和 医 療 学 会 がん 疼 痛 治 療 ガイドライ ン 作 成 委 員 会 ( 委 員 長 : 平 賀 一 陽 国 立 がん センター 中 央 病 院 手 術 部 部 長 ) 真 興 交 易 ( 株 ) 医 書 出 版 部 000 年 月 日 第 版 第 刷 C- 大 建 中 湯 潤 腸 湯 大 黄 甘 草 湯 モルヒネ 副 作 用 対 麻 子 仁 丸 策 としての 緩 下 薬 調 胃 承 気 湯 桂 枝 加 芍 薬 大 黄 湯 モルヒネ 副 作 用 対 策 としての 緩 下 薬 一 覧 の 表 中 に 下 記 の 記 載 がある 大 建 中 湯.~g/ 日 緩 下 薬 の 適 応 はない 潤 腸 湯.g/ 日 大 黄 甘 草 湯.g/ 日 麻 子 仁 丸.g/ 日 調 胃 承 気 湯.g/ 日 桂 枝 加 芍 薬 大 黄 湯.g/ 日 巻 末 の 付 録 モルヒネ 副 作 用 対 策 に 用 いる 薬 剤 の 表 にも 同 様 の 記 載 あり C R 改 訂 高 齢 女 性 の 健 康 増 厚 生 労 働 省 長 寿 科 学 総 合 研 究 老 年 者 に 進 のためのホ 対 するホルモン 補 充 療 法 に 関 する 総 合 的 研 ルモン 補 充 療 究 班 ( 代 表 : 武 谷 雄 二 / 大 内 尉 義 ) 法 ガイドライン メディカルレ ビュー 社 00 年 月 C- 漢 方 薬 更 年 期 障 害 ホットフラッシュ (のぼせ ほてり) 発 汗 などの 血 液 運 動 神 経 症 状 を 主 体 とする 自 律 神 経 更 年 期 障 害 には HRTにより 即 効 性 に 約 か 月 で 症 状 の 改 善 をみることができる 一 方 社 会 心 理 的 要 因 により 誘 発 されると 考 えられているうつ 神 経 症 などの 神 経 症 状 を 伴 う 更 年 期 障 害 に 対 してもHRTはかなり 有 効 であり 約 か 月 で 症 状 の 改 善 をみることもある 更 年 期 障 害 は 自 律 神 経 失 調 症 状 と 精 神 症 状 が 混 在 し 相 互 に 修 飾 しあって 病 態 を 複 雑 にしている 場 合 が 多 いので HRT 施 行 後 ヶ 月 が 経 過 しても 症 状 の 改 善 が 認 められなければ カウンセリング 心 理 療 法 漢 方 薬 向 精 神 薬 などの 使 用 も 考 慮 される C Z0. 臨 床 検 査 の ガイドライン 日 本 臨 床 検 査 医 学 会 包 括 医 療 検 討 委 員 会 00/00 症 および 厚 生 労 働 省 編 候 編 編 検 査 編 宇 宙 堂 八 木 書 店 平 成 年 月 日 第 版 C- 甘 草 含 有 薬 ( 小 柴 胡 湯 ) 薬 剤 性 浮 腫 ( 副 作 用 ) 甘 草 含 有 薬 ( 小 柴 胡 湯 強 力 ミノファーゲンC) や エストロゲン 作 用 薬 はアルドステロン 様 作 用 があ り Naを 貯 留 させる ヒドララジンなどの 血 管 拡 張 薬 やCa 拮 抗 薬 は 血 管 透 過 性 を 亢 進 させ 浮 腫 を 来 たす そのほかNSAIDなど 多 くの 薬 物 が 浮 腫 の 原 因 となるので 疑 わしい 薬 物 を 服 用 しているときは 中 止 して 浮 腫 の 消 退 を 確 認 する