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5.1.2 気密材の種類と特長気密層は 室内と外気の境界部分に連続して設けなくてはならない 一口に気密層といっても 躯体工法 断熱工法の違いにより 必ずしも部材構成として新たに一層増えるわけではなく 従来のほかの目的を持つ部材 例えば防湿層 断熱材 防風層 あるいは構造躯体自体を気密層として考えるこ

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階の施工方法 1 は, スパン表に従って 支点間距離が許容範囲内となるように施工します 2 根太受け金物は 原則的に床梁用を使用します ( 図 10) 釘打ちには 必ず 金物専用の ZN 釘を使用し 横架材へ ZN65 10 本 Ⅰ 形梁へ ZN40 4 本とします 3 火打梁を省略す

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T-006-1 安全で確実に施工をしていただくために 乾式耐火遮音壁を 集合住宅 ( マンション等 ) の戸境壁等として施工する場合は 特例基準 消防法施行令 29 条の 4 に基づいた総務省令第 40 号 その細目を定めた消防予第 188 号および 500 号通知内容を遵守 する義務があります その 500 号通知には施工条件として 施工管理体制が整備されている場合に限る と明 記されております 施工管理体制が整備されている場合に限る とは 1 乾式壁の施工方法 メーカーが作成した施工仕様書等により明確とされていること 2 施工現場における指導 監督等 メーカーが実施する技術研修を修了した者が選任されていること 3 施工状況の確認等 自主検査による確認が行われ かつその結果が保存されていること の要件が整っていることです 標準施工指導書 が 1 にあたるものとなります 2 につきましては 耐火 遮音システムの施工管理 を徹底するため タイガー耐火遮音構造施工研究会 またはそれに準ずる組織で 現場施工を想定した実技研修などの技術研修を実施し 研修修了者には修了証 < ライ センス > を授与する制度を確立しております 上記は 施工現場で乾式戸境壁の耐火性能を確保するために施工管理体制を整備することを目的としており この考え方は戸境壁以外の耐火壁を施工する際にも必要であることから この 標準施工指導書 の内容に従い 確実に施工することとします その他 1. この 標準施工指導書 は 必ず施工前に注意深く読み よく理解してください 2. この 標準施工指導書 は この施工全般にわたって いつでも確認できるように保管してください

T-006-2 目次 1. 総則 1-1 適用範囲 1-2 周知徹底 1-3 施工 1-4 報告 2. 安全対策 3. ボードの荷姿 運搬 揚重 保管 3-1 荷 姿 3-2 運 搬 3-3 揚 重 3-4 保 管 3-5 残材処理 清掃 4. 材料 4-1 主構成材料 4-2 副構成材料 5. 施工要領 5-1 標準施工手順 5-2 施工要領 6. 検査 6-1 自主検査 6-2 立合い検査 7. 標準仕様 目地部シーリング仕様 および 増張り仕様 の一覧表 7-1 エレベーターシャフトの外側にボードを張る場合 ( 通常の場合 ) 7-2 エレベーターシャフトの内側にボードを張る場合 8. 認定書耐火構造 9. 各部の納まり例

T-006-3 1 総則 1-1 適用範囲この標準施工指導書は 吉野耐火システム S ウォールについて適用する 吉野耐火システム Sウォール < 標準仕様 > 1 時間耐火構造国土交通大臣認定 FP060NP-0007 水平断面図タイガーボード タイプZ(21mm 厚 ) スタッド 目地処理材 21 21 87~542 45~500 606 以内 吉野耐火システム Sウォール < 目地部シーリング仕様 > 1 時間耐火構造国土交通大臣認定 FP060NP-0049 水平断面図タイガーボード タイプZ(21mm 厚 ) スタッド シーリング材 21 21 45~500 87~542 606 以内 吉野耐火システム Sウォール < 増張り仕様 > 1 時間耐火構造国土交通大臣認定 FP060NP-0046 水平断面図タイガーボード タイプZ(21mm 厚 ) スタッド 増張りボード (9.5~15mm 厚 ) 606 以内 9.5~15 21 21 45~500 96.5~557 6mm 以内 標準のスタッド間隔は 455 mmとする 壁高さに応じて選択されるスタッドの形状 (45 形 50 形 65 形 75 形 90 形または 100 形など ) は異なります エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 S ウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください 本書の図面寸法値は 各部材の公称寸法を記載しております

T-006-4 1-2 周知徹底吉野耐火システム S ウォールの施工に際しては この標準施工指導書にて事前に説明会 その他の方法で 作業員全員に周知徹底を図る 1-3 施工施工業者は この標準施工指導書によって 正確 確実に施工しなければならない この標準施工指導書に明記されていない事項 または疑義が生じた場合は 吉野石膏 ( 株 ) と協議し 施工方法を検討する 1-4 報告施工業者は 工事が完了した時点で建設元請業者の監督員に報告し 検査を受ける 2 安全対策 現場の作業は 安全を第一とし 各人が各々自覚した行動をとり もし危険のある段取りや安全管理が徹底出来ない場合は 作業を中止してでも全員一体となって 安全管理を最優先し 最後まで無事故で工事を完了させることを基本とする タイガーボード類の注意 * 指定の用途以外にご使用の場合は性能を保証いたしかねます * ボードを施工する際の切断作業では集塵などに留意し 防塵カッターや集塵丸鋸を使用してください また サンディングなどの作業で発生する粉塵に対しては 防塵マスクや安全メガネを着用してください * 在庫の際 積層段数が多いと荷くずれの危険があります * タイガーボード類の廃材 洗浄排水の処理については 環境公害とならないようにご注意ください 3 ボードの荷姿 運搬 揚重 保管 3-1 荷姿保管荷姿は 通常 強化せっこうボード (21 mm ) で 60 枚を 1 山 せっこうボード (9.5 mm ) で 160 枚を 1 山 化粧せっこうボード (12.5 mm ) で 120 枚を 1 山 化粧せっこうボード (9.5 mm ) で 160 枚を 1 山としてある 3-2 運搬強化せっこうボードなどの搬入は 建設元請業者の監督員との打ち合わせにより 現場の搬入計画に基づいて行う 3-3 揚重各階への揚重は 現場設置のリフトなどで行い 現場の揚重基準に従う

T-006-5 3-4 保管 (1) 荷くずれ 角欠けがないように均等に置く (2) 壁際より 最低 1m 以上離す (3) 傾斜面 墨出し部には置かない (4) 凸凹面や水漏れ部には置かない 上階から漏水の恐れがある場合は あらかじめシートなどで養生する (5) 強化せっこうボードなどの保管は 波打ち そりがでないように下図のように 高さのそろった台上に保管し ボードの縁が台からはみ出ないこと また 各山の一番上のボードは裏面を上面とすること 1 捨て板 2 台木など 300 300 300 300 300 300 3 パレット ( 長尺品の場合は 1 または 3 とする ) (6) 2 段積みなどを行う場合は 台木の位置を 1 段目と 2 段目でそろえること (7) 強化せっこうボードなどを踏み台にしないこと 3-5 残材処理 清掃強化せっこうボード その他の残材は 各階ごとにあらかじめ決められている指定場所に毎日清掃し 集積しておく

T-006-6 4 材料 4-1 主構成材料 4-1-1 上張り 下張り材強化せっこうボード (GB-F) 商品名 : タイガーボード タイプ Z ( 以下 TBZ と称する ) (1) 規格不燃 NM-8615 JIS A 6901 (2) 寸法厚さ 21mm大きさ ( 標準 ) 606 mm 1,820,2,420,2,730 mm (3) 性能比重 0.75 以上含水率 3% 以下 4-1-2 増張り材 1) せっこうボード (GB-R) 商品名 : タイガーボード ( 以下 TBと称する ) (1) 規格準不燃 QM-9828 JIS A 6901 不燃 NM-8619 JIS A 6901 不燃 NM-8612 JIS A 6901 (2) 寸法厚さ 9.5,12.5,15 mm大きさ ( 標準 ) 910 mm 1,820,2,420,2,730 mm (3) 性能比重 0.65 以上含水率 3% 以下 2) 強化せっこうボード (GB-F) 商品名 : タイガーボード タイプ Z ( 以下 TBZ と称する ) (1) 規格不燃 NM-8615 JIS A 6901 (2) 寸法厚さ 12.5,15mm大きさ ( 標準 ) 910 mm 1,820,2,420,2,730 mm (3) 性能比重 0.75 以上含水率 3% 以下

T-006-7 3) 化粧せっこうボード (GB-D) 商品名 : タイガーハイクリンボード ( アートタイプ ) (1) 規格準不燃 QM-9824 JIS A 6901 不燃 NM-0128 JIS A 6901 (2) 寸法厚さ 9.5, 12.5mm大きさ ( 標準 ) 910 mm 1,820,2,420 mm (3) 性能比重 0.7 以上 (QM-9824) 0.72±0.072(NM-0128) 含水率 3% 以下 4-1-3 上部および下部ランナー JIS G 3302 等.5 mm以上 4-1-4 スタッド ( 間柱 ) JIS G 3302 等.5mm以上.5mm以上 壁高さとスタッドの選定例 (JIS A 6517 のスタッドと振れ止めを使用した場合 ) 壁高さ 2.7m まで : 50 45 0.8 mm 壁高さ 4.0m まで : 65 45 0.8 mm.8mm 壁高さ 4.5m まで : 90 45 0.8 mm 壁高さ 5.0m まで :.8mm エレベーターシャフトで S ウォールの壁が風圧による繰り返し変形を生じる場合 鋼材への負荷を考慮し 厚さ 0.8 mm (JIS 品 ) 以上のランナーおよびスタッドを必ず使用してください エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 S ウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください 4-1-5 振れ止め JIS G 3302 等.9 mm以上

T-006-8 4-2 副構成材料 4-2-1 ランナー固定用ピンコンクリート釘 :φ2.0 mm以上 10 mm以上バッファーピン :φ2.0 mm以上 10 mm以上その他固定用アンカーピースなど 4-2-2 スタッドスペーサー JIS G 3302 または JIS G 3313 等 4-2-3 タッピンねじ ステープルなど (1) タッピンねじ : 防錆処理をしたもの 下張り TBZ 留め付け用タッピンねじ φ3.5 mm以上 32mm以上上張り TBZ 留め付け用タッピンねじ < 標準仕様 > φ4.0 mm以上 57mm以上 < 目地部シーリング仕様 > < 増張り仕様 > φ3.5 mm以上 52mm以上増張りボード留め付け用タッピンねじ φ3.5 mm以上 62mm以上 (2) ステープル : 防錆処理をしたもの 上張り TBZ 留め付け用ステープル幅 4mm以上 長さ32 mm以上増張り材留め付け用ステープル幅 4mm以上 長さ19mm以上 (3) 両面テープ ( 増張り材留め付け用 ) アクリル樹脂系 ポリアミド系など厚さ1 mm以上 幅 20mm以上 4-2-4 接着材 (1) 上張り TBZ 留め付け用接着材 < 標準仕様 > < 目地部シーリング仕様 > 無機質系接着材 タイガートラボンド ( 吉野石膏製 ) < 増張り仕様 > 無機質系接着材 タイガートラボンド ( 吉野石膏製 ) または酢酸ビニル樹脂系接着材 吉野サクビボンド など (2) 増張り材留め付け用接着材無機質系接着材 タイガートラボンド ( 吉野石膏製 ) または酢酸ビニル樹脂系接着材 吉野サクビボンド など

T-006-9 4-2-5 継目処理などの材料 < 標準仕様 > 目地処理材 (1) ジョイントコンパウンド ( パテ ) タイガー U ライト タイガー F ライト タイガー SP ライト タイガーライト タイガー V シールパテ タイガー GL パテ タイガー UP パテ タイガー F トップパテ タイガー SP パテ タイガーパテ タイガージョイントセメント ( 吉野石膏製 ) など (2) ジョイントテープガラス繊維テープ厚さ 0.2 mm以上 幅 50 mm以上 タイガー G ファイバーテープ など < 目地部シーリング仕様 > シーリング材ウレタン系 タイガー U タイト 変成シリコーン系 タイガー耐火シーラント など 4-2-6 充てん材 (1) 耐火目地材ロックウール タイガーロックフェルト ( 厚さ 10 mm 幅 21 mm ( または 30 mm ) 長さ 1,000 mm ) など (2) 無機質充てん材 タイガージプタイト タイガージプシール ( 吉野石膏製 ) など (3) シーリング材ウレタン系 タイガー U タイト 変成シリコーン系 タイガー耐火シーラント など

T-006-10 5 施工要領 5-1 標準施工手順 墨出し ランナーの取り付け スタッドの建て込み 振れ止めの取り付け ランナー取合部に耐火目地材 タイガーロックフェルト を充てん 下張りボード張り付け 上張りボード張り付け 上張りボード取合部の充てん ( タイガー Uタイト または タイガージプタイト ) 増張り仕様 増張りボード張り付け 検査 標準仕様 継目部の処理 ( 天井より下の全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) ( タイガー G ファイバーテープ タイガージョイントセメント など ) 目地部シーリング仕様 継目部の処理 ( 全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) ( タイガー U タイト タイガー耐火シーラント など ) 増張り仕様 継目部の処理 ( 耐火認定上必須の処理ではありません ) 仕上げ ( 耐火認定上必須の処理ではありません ) 検 査 引き渡し

T-006-11 5-2 施工要領 5-2-1 墨出し (1) 墨打ち面に砂その他の汚れや凹凸がある場合は 事前によく清掃してから墨出しをする (2) 躯体の芯墨 または返り墨から所定の間仕切壁の芯墨を出し 取り付けランナーの面墨を上 下スラブ面に出す (3) 間仕切の長さが長いところでは 直線度に特に注意する (4) 墨出し終了後 墨出し位置をチェックした後 建設元請業者の監督員の承認を受ける 5-2-2 ランナーの取り付け (1) 上部および下部ランナーは 正確に墨出しされたスラブ面などに固定用ピンなどで固定する (2) 固定用ピンは ランナーの端部より約 50 mmの位置に打ち 中間部は 900 mm以内の間隔で固定する (3) 耐火被覆される鉄骨梁に上部ランナーを取り付ける場合は 耐火被覆工事に先立ってランナー受けピース材を溶接などにより固定し 上部ランナーを取り付け 鉄骨の耐火被覆を施工する 耐火被覆 ( 別途工事 ) ランナー受けピース厚さ 2.3mm 等 ( 別途工事 ) 上部ランナー < 天井スラブおよび RC への上部ランナーの取り付け > 上部ランナー < 鉄骨梁への上部ランナーの取り付け > (4) 上部および下部ランナーは 壁または柱などへは突き付けずに約 10 mm離す

T-006-12 5-2-3 スタッドの建て込み (1) スタッドは 上部および下部ランナーの内法高さ寸法より少し短く切断 ( 約 10mm ) する スタッドの形状は 壁高に応じて選定する (2) スタッドは 606 mm以内の間隔で取り付ける ( エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 Sウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください ) (3) 振れ止めは 1,200 mm以内の間隔で取り付ける (4) 形タイプのスタッドを使用する場合 スタッドスペーサーは約 600 mmの間隔で取り付ける (5) ほこりだまり防止処理が必要な場合は 右図のようにする スタッド ランナー < ほこりだまり防止例 > ビスで留めつける 5-2-4 耐火目地材の充てん (1) TBZ を下張りする前に スラブ下 梁下 壁 床などの取合部に タイガーロックフェルト ( 厚さ 10 mm 幅 21 mm ( または 30 mm ) 長さ 1,000 mm ) を張り付ける (2) タイガーロックフェルト は 躯体面に取り付け つなぎ目の部分にすき間が生じないように十分注意する 1 スラブ下 < ロックフェルト幅 21 mmの場合 > 21 下張り取合部の幅 7~9 < ロックフェルト幅 30 mmの場合 > 30 下張り取合部の幅 7~9 U タイトまたはジプタイト 2:U タイト ロックフェルト (10 21) ロックフェルト (10 30) 2 床部 < ロックフェルト幅 21 mmなどの場合 > < ロックフェルト幅 30 mmの場合 > 1: ロックフェルト (10 21) U タイトまたはジプタイト ロックフェルト (10 30) U タイトまたはジプタイト 2:U タイト 下張り取合部の幅 7~9 下張り取合部の幅 7~9 21 30 1: 床部の下張りに タイガー U タイト を使用した場合は 上張りに 必ず タイガージプタイト を使用する 2: 幅 30 mmの タイガーロックフェルト を使用した場合は 上張りに 必ず タイガー U タイト を使用する

T-006-13 5-2-5 下張り TBZ の張り付け (1) TBZ は 横張りまたは縦張りとする (2) TBZ はスラブ下 梁下 壁 床などに張り付けてある タイガーロックフェルト を軽く押しつぶすようにしながらスタッドにタッピンねじで留め付ける 留め付けの際 タイガーロックフェルト の間にすき間が生じないように充分注意する 床部に タイガーロックフェルト を使用しなかった場合は TBZ と床スラブの間に 5 mm程度の目透かしを設けて留め付ける 目透かし部に タイガージプタイト または タイガー U タイト 等をすき間が残らないように充てんする ただし 上張り張り付け時の <5-2-7 上張り TBZ 取合部の処理 > において タイガージプタイト を使用しない場合は必ず床スラブと下張りの目透かし部には タイガージプタイト を使用する (3) TBZ は スタッドと接した部分に不陸が生じないように調整しながら タッピンねじで 300 mm以内の間隔で留め付ける ねじ頭は TBZ 表面より軽く凹ませる タッピンねじの位置が TBZ の端部にあり過ぎると TBZ の端欠けにより縁が破損するので注意する (4) TBZ 同士の目地部は すき間のないように互いに突き付け張りとする 5-2-6 上張り TBZ の張り付け (1) TBZ は 縦張りまたは横張りとし 下張りの TBZ と目地が重ならないように割り付ける (2) TBZ は コンクリート壁などとの取合部は 5 mm以内の目透かしとなるように調整する (3) TBZ の張り付け方法は仕様により異なるので注意する < 標準仕様 > 1 無機質系接着材 タイガートラボンド を 300g/ m2以上の塗布量で点付けし ステープルで留め付ける 接着材およびステープルの間隔は 200 mm以内で 1 箇所あたり 1 本以上とする 2 階段室やエレベーターシャフト内側に TBZ を張る場合は 風圧や地震を考慮し 必要に応じて 1 の施工に替えて φ4.0 mm以上 57 mm以上のタッピンねじでスタッドに 300 mm以内の間隔で留め付けても良い < 目地部シーリング仕様 > 1 無機質系接着材 タイガートラボンド を 200g/ m2以上の塗布量で点付けし ステープルで留め付ける 接着材およびステープルの間隔は 100 mm以内で 1 箇所あたり 1 本以上とする 2 階段室やエレベーターシャフト内側に TBZ を張る場合は 風圧や地震を考慮し 必要に応じて 1 の施工後更に φ3.5 mm以上 52 mm以上のタッピンねじでスタッドに 600 mm以内の間隔で留め付ける < 増張り仕様 > 1 無機質系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル樹脂系接着材 吉野サクビボンド などを 200g/ m2以上の塗布量で点付けし ステープルで留め付ける 接着材およびステープルの間隔は 100 mm以内で 1 箇所あたり 1 本以上とする 2 階段室やエレベーターシャフト内側に TBZ を張る場合は 風圧や地震を考慮し 必要に応じて 1 の施工後更に φ3.5 mm以上 52 mm以上のタッピンねじでスタッドに 600 mm以内の間隔で留め付ける (4) TBZ 同士の目地部は すき間のないように互いに突き付け張りとする 5-2-7 上張り TBZ 取合部の処理 (1) 上張り TBZ の張り付け終了後 スラブ下 梁下 壁 床などの取合部は タイガージプタイト または タイガー U タイト などですき間のないように充てんする ただし 床部の下張り取合部に タイガー U タイト を使用した場合には 必ず タイガージプタイト を使用する また 下張り取合部に幅 30 mmの タイガーロックフェルト を使用した場合には 必ず タイガー U タイト を使用する (2) 吹付け耐火被覆との取合部は タイガージプシール などですき間のないよう充てんする

T-006-14 5-2-8 増張り材の張り付け ( 増張り仕様に限る ) (1) 増張り材の目地が上張り TBZ の目地と重ならないように割り付ける (2) 増張り材の目地は 突付けまたは目透かしとし 必要に応じて端部を面取りする 目透かしとする場合は 目透かし幅が 6 mm以内とする (3) 増張り材は コンクリート壁などとの取合部は 10 mm以内の目透かしとなるように調整する (4) 増張り材の留め付けは 無機質系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル樹脂系接着材 吉野サクビボンド などを 200g/ m2以上の塗布量で点付けし ステープルまたは両面テープで留め付ける 接着材およびステープルの間隔は 200 mm以内で 1 箇所あたり 1 本以上とする 両面テープは 4m/ m2以上使用する (5) エレベーターシャフトの内側にボードを張る場合は (4) の施工後更に スタッドに φ3.5 mm 62 mm以上のタッピンねじで 600 mm以内の間隔で留め付ける 5-2-9 増張り材取合部の処理 ( 増張り仕様で 必要に応じて処理する場合に限る ) 増張り材とスラブ下 梁下 壁 床などの取合部は タイガージプタイト または タイガー U タイト などですき間のないよう充てんする 5-2-10 継目部等の処理継目部等の処理は仕様により異なるので注意する < 標準仕様 >( 天井より下の全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) (1) 上張り TBZ の継目部等は ガラス繊維製のジョイントテープ タイガー G ファイバーテープ を張り付けて 200g/m 以上のジョイントコンパウンド ( パテ ) タイガー U ライト タイガー F ライト タイガー SP ライト タイガーライト タイガー V シールパテ タイガー GL パテ タイガー U P パテ タイガー F トップパテ タイガー SP パテ タイガーパテ タイガージョイントセメント を用いて平滑に仕上げる (2) ステープルの留め付け部は ジョイントコンパウンド ( パテ ) タイガー U ライト タイガー F ライト タイガー SP ライト タイガーライト タイガー V シールパテ タイガー GL パテ タイガー UP パテ タイガー F トップパテ タイガー SP パテ タイガーパテ タイガージョイントセメント を用いて仕上げる < 目地部シーリング仕様 >( 全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) 上張り TBZ の継目部は 10g/m 以上のシーリング材を用いて平滑に仕上げる < 増張り仕様 >( 必要に応じて処理する場合に限る ) 増張り材の継目部等は ジョイントコンパウンド ( パテ )) タイガー U ライト タイガー F ライト タイガー SP ライト タイガーライト タイガー V シールパテ タイガー GL パテ タイガー UP パテ タイガー F トップパテ タイガー SP パテ タイガーパテ タイガージョイントセメント などで仕上げる 5-2-11 仕上げ ( 必要に応じて処理する場合に限る ) ペイント 壁装材貼り 吹付けなどで仕上げる

T-006-15 5-2-12 その他設計 施工上の留意点 (1) この施工指導書は 認定書の中から当社が推奨する材料を明記してあります (2) 外壁や最上階スラブ下など発泡系断熱材を施工する場合は断熱工事に先立って当壁構造を施工する (3) RC 梁下に当壁構造を設ける場合は 上部ランナー留め付けピンの保持力が低下しないように 壁の芯が梁際から 80 mm程度以上内側となるように配置するか 上部ランナー固定用アンカーピースなどを埋込みとする (4) ランナー受けピースなどを鉄骨梁に溶接する場合は 鉄骨母材を傷めないように配慮してください また ランナー受けピースなど及びランナー固定用ピンなどの間隔は 壁の強度が十分保たれるように配慮してください (5) フラット型デッキプレート下に当壁構造が直交 平行にくる場合 壁芯の左右 250 mm程度に当たるデッキの山はカットし 壁がスラブまで当たるようにする ( 納まり例図参照 ) (6) デッキプレートに上部ランナーを取り付けた場合のデッキプレート凹部の中空層と上部ランナーとの納まりについては 以下の方法で処理をする 1 デッキプレート凹部とランナー上部とのすき間にロックウール 150 kg / m3をランナー幅にすき間なく充てんする ロックウールを充てんする際 落下しないよう必要に応じ 12.5 mm厚せっこうボード 1 枚を TBZ の張られていない側にタッピンねじで留め付ける 特に TBZ を張る側からしか施工できない場合は 下張り TBZ を張る前に あらかじめ 12.5 mm厚せっこうボードを張る ロックウールを充てん後に TBZ を張った側から タイガージプシール をへらなどで押し付けすき間なく塗り付ける タイガージプシール の塗り厚は 上張り + 下張りの厚さ以上とする 2 デッキプレート凹部とランナー上部とのすき間にロックウール 150 kg / m3を壁厚幅にすき間なく充てんする ロックウールを充てんする際 落下しないよう必要に応じ 12.5 mm厚せっこうボード 1 枚を T BZ の張られていない側にタッピンねじで留め付ける 特に TBZ を張る側からしか施工できない場合は 下張り TBZ を張る前に あらかじめ 12.5 mm厚せっこうボードを張る ロックウールを充てん後に TBZ を張った側から 12.5 mm厚せっこうボード 1 枚をデッキプレート下の上張り面材に接着材とステープルなどで留め付ける (7) 当壁構造は非耐力間仕切壁構造のため その四周処理法は躯体の変形等による外力が間仕切壁に伝わらないことを前提として取合部の処理 目透かし寸法などを決めております 柱 梁 などの躯体の変形 ( 床スラブのクリープ含む ) は一様ではなく 地震の大きさや建物の構造 またはその他の要因により大きく異なりますので 変形が予想される場合には別途 納まりをご検討ください (8) 当壁構造に電気ボックス類は 取り付けない (9) 当壁構造にドアを取り付ける場合は 開口部補強材を独立して 床 スラブ下 梁などの躯体に直接固定用ピンまたは溶接などにより固定する (10) 高層建築物が強風等により揺れて 当壁構造にきしみ音低減対策が必要な場合は 別途ご検討ください (11) 亜鉛めっき鋼板等は スタッドと下張り材 下張り材と上張り材または上張り材と増し張り材との間などには取り付けない

T-006-16 6 検査 6-1 自主検査 工程項目要点方法基準管理方式 墨出し基準墨寸法コンベックス ±2.0 mm ランナー取り付け固定用ピン間隔コンベックス 900 mm以内 スタッド建て込み スタッドの垂直度寸法下げ振り水準器 ±2.0 mm 割り付け間隔コンベックス 606 mm以内注 ) 振れ止め取り付けスタッドへ差し込み間隔コンベックス 1,200 mm以内 TBZ 張り付け ( 下張り ) TBZ 張り付け ( 上張り ) 増張り材張り付け 突き付け目違いスケール等 2.0 mm以内 目地すき間目視すき間がないこと タッピンねじ間隔スケール等 300 mm以内 突き付け目違いスケール等 1.5 mm以内 目地すき間目視すき間がないこと 接着材重量秤または容器 ステープル間隔スケール等 < 標準仕様 > :300g/ m2以上 < 目地部シーリング仕様 >:200g/ m2以上 < 増張り仕様 > :200g/ m2以上 < 標準仕様 > :200 mm以内 < 目地部シーリング仕様 > :100 mm以内 < 増張り仕様 > :100 mm以内 突き付け目違いスケール等 1.5 mm以内 目地目透かし幅スケール等 6.0 mm以内 接着材重量秤または容器 200g/ m2以上 両面テープ長さコンベックス 4m/ m2以上 ステープル間隔スケール等 200 mm以内 チェック検査 < 標準仕様 > ( 天井より下の全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) ガラス繊維テープ 使用目視使用していること 継目部の処理 ジョイントコンパウンド重量秤または容器 200g/m 以上 < 目地部シーリング仕様 > ( 全ての縦横目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) シーリング材 重量秤または容器 10g/m 以上 壁端部充てんすき間ライト透過光のないこと 注 ) エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 S ウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください 6-2 立合い検査立合い検査は 建設元請業者の監督員の指示に基づいて行う

T-006-17 7 標準仕様 目地部シーリング仕様 および 増張り仕様 の一覧表 吉野耐火システム S ウォールでは 各仕様によって 以下の点が異なりますのでご注意ください また ボード張り付けがエレベーターシャフトの外側と内側によっても工程が異なりますのでご参照ください 7-1 エレベーターシャフトの外側にボードを張る場合 ( 通常の場合 ) 標準仕様目地部シーリング仕様増張り仕様 国土交通大臣認定番号 FP060NP-0007 FP060NP-0049 FP060NP-0046 下地材 スタッド 45~500 45~75 0.5 mm以上 45~500 45~50 0.5 mm以上取付間隔 606 mm以内注 ) 下張り φ3.5 mm 32 mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 300 mm以内 張り付け方法継目部の処理 上張り増張り 無機系接着材 タイガートラボンド 点付け 300g/ m2以上ステープル留め付け間隔 200 mm以内 ( 天井より下の目地部は目地処理材にて平滑に仕上げる ) ガラス繊維テープ ( 厚さ 0.2 mm以上 幅 50 mm以上 ) ジョイントコンパウンド ( パテ :200g/m 以上 ) 無機系接着材 タイガートラボンド 点付け 200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 100 mm以内 タイガー U タイト タイガー耐火シーラント など (10g/m 以上 ) 無機系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル系接着材 吉野サクビボンド など点付け 200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 100mm以内目透かし ( 幅 6mm以内 ) 無機系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル系接着材 吉野サクビボンド など点付け 200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 200mm以内または両面テープ ( 厚さ1mm以上 幅 20mm以上 )4m/ m2以上 必要に応じて処理 下張り タイガーロックフェルト 取合部の処理 上張り タイガー U タイト または タイガージプタイト 増張り 必要に応じて処理 注 ) エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 S ウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください

T-006-18 7-2 エレベーターシャフトの内側にボードを張る場合 標準仕様目地部シーリング仕様増張り仕様 国土交通大臣認定番号 FP060NP-0007 FP060NP-0049 FP060NP-0046 下地材 スタッド 45~500 45~75 0.5 mm以上 45~500 45~50 0.5 mm以上取付間隔 606 mm以内注 ) 下張り φ3.5 mm 32 mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 300 mm以内 張り付け方法 上張り増張り φ4.0 mm 57 mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 300 mm以内 無機系接着材 タイガートラボンド 点付け 200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 100 mm以内 φ3.5 mm 52 mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 600 mm以内 無機系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル系接着材 吉野サクビボンド など点付け 200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 100mm以内 φ3.5 mm 52mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 600mm以内目透かし ( 幅 6mm以内 ) 無機系接着材 タイガートラボンド または酢酸ビニル系接着材 吉野サクビボンド など点付け200g/ m2以上ステープル留め付け間隔 200 mm以内または両面テープ ( 厚さ1 mm以上 幅 20mm以上 )4m/ m2以上 φ3.5 mm 62mm以上のタッピンねじで留め付け間隔 600 mm以内 継目部の処理 ガラス繊維テープ ( 厚さ 0.2 mm以上 幅 50 mm以上 ) ジョイントコンパウンド ( パテ :200g/m 以上 ) タイガー U タイト タイガー耐火シーラント など (10g/m 以上 ) 必要に応じて処理 下張り タイガーロックフェルト 取合部の処理 上張り タイガー U タイト または タイガージプタイト 増張り 必要に応じて処理 注 ) エレベーターシャフトで風圧がかかった時の壁のタワミを考慮する場合は 別添 吉野耐火 S ウォール壁高さ対応 技術資料に従ってください

T-006-19 認定書 < 耐火構造 > ( 標準仕様 )

T-006-20 認定書 < 耐火構造 > ( 目地部シーリング仕様 )

T-006-21 認定書 < 耐火構造 > ( 増張り仕様 )

T-006-22 標準垂直断面図 標準仕様 目地部シーリング仕様 U タイト又はジプタイト 上部ランナー (65 形 ) ロックフェルト (10 21) 上張り 21mm TBZ 2:Uタイトロックフェルト (10 30) ロックフェルト (10 30) を使用した場合 下張り 21mm TBZ ロックフェルト (10 30) 2:U タイト スタッド (65 形 ) ( 振れ止め1200ピッチに設置 ) 下部ランナー (65 形 ) 1: ロックフェルト (10 21) U タイト又はジプタイト U タイト又はジプタイト 65 21 21 107 1: 床部の下張りに Uタイトを使用した場合は 上張りに必ずジプタイトを使用する 2: 幅 30mm のロックフェルトを使用した場合は 上張りに必ず Uタイトを使用する 図面名 コンクリートスラブ 床との納まり

107 65 21 21 吉野耐火システム S ウォール標準施工指導書 T-006-23 標準水平断面図 標準仕様 上張り 21mm TBZ 下張り 21mm TBZ 目地処理材 スタッド (65 形 ) 455 耐火認定上のスタッド間隔は 606mm 以内標準のスタッド間隔は 455mm とする 図面名 水平断面図

107 65 21 21 吉野耐火システム S ウォール標準施工指導書 T-006-24 標準水平断面図 目地部シーリング仕様 上張り 21mm TBZ 下張り 21mm TBZ シーリング材 スタッド (65 形 ) 455 耐火認定上のスタッド間隔は 606mm 以内標準のスタッド間隔は 455mm とする 図面名 水平断面図

T-006-25 標準垂直断面図 増張り仕様 U タイト又はジプタイト 上部ランナー (65 形 ) ロックフェルト 増張り 9.5mm 上張り 21mm TBZ 下張り 21mm TBZ スタッド (65 形 ) ( 振れ止め1200ピッチに設置 ) 下部ランナー (65 形 ) ロックフェルト U タイト又はジプタイト U タイト又はジプタイト 65 21 21 116.5 9.5 床部の下張りに U タイトを使用した場合は 上張りに必ずジプタイトを使用する 図面名 コンクリートスラブ 床との納まり

116.5 65 21 21 9.5 吉野耐火システム S ウォール標準施工指導書 T-006-26 標準水平断面図 増張り仕様 増張り 9.5mm 上張り 21mm TBZ 下張り 21mm TBZ 6mm 以内 スタッド (65 形 ) 455 耐火認定上のスタッド間隔は 606mm 以内標準のスタッド間隔は 455mm とする 図面名 水平断面図