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コピー又は web からダウンロードしてご使用ください 答案用紙 Chapter1 問題 1 個人とみなされる納税義務者 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 遺贈財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額 2 生前贈与加算される贈与財産の額の計算 ( 単位 :

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2 税額控除等の計算 ( 単位 : 円 ) 項目対象者計算過程金額 答案用紙 Chapter2 問題 3 課税価格の計算 Ⅰ 相続人及び受遺者の相続税の課税価格の計算 1 分割財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 2 みなし取得財産価額の計算 ( 単位 : 千円 ) 取得者財産の種類計算過程金額

である 12 遺留分とは 遺言の内容にかかわらず一定の相続人が確実に受け取ることができる一定の 割合のことである 直系尊属のみが相続人である場合は 被相続人の財産の 1/3 その 他の場合には 被相続人の財産の 1/2 である ただし 兄弟姉妹には遺留分はない 13 相続の放棄は 被相続人の生前に行

テキスト編 第 1 章相続税 贈与税とはなにか 目次 1 相続税が課税される理由 1 2 どれくらいの遺産がある場合 相続税は課税されるか 2 3 贈与税が課税される理由 3 4 相続税と贈与税の関係 4 第 2 章相続人と相続分 1 相続人と相続順位 5 2 相続の承認と放棄 14 3 相続人の相

税法入門コース 相続税 学習スケジュール 回数学習テーマ内容 第 1 回 第 2 回 第 3 回 第 4 回 第 4 回 第 1 章 第 2 章 第 2 章 第 3 章 第 4 章 第 4 章 第 5 章 テーマ 1 相続税 贈与税とは? テーマ 2 用語の説明 テーマ 1 相続人となれる人は? テ

相続診断士試験

相続税 贈与税の基本がよくわかる! 誰が相続人になるの? 税額はどのようにして求めるの? 土地 建物の評価はどうするの? 住宅取得資金の贈与は最大 3,000 万円が非課税に? 教育資金や結婚 子育て資金の贈与は非課税に? 新しくできる配偶者居住権ってどんなもの? etc.

相続診断士試験

cf 遺贈 : 遺言によって財産が移転 遺贈者 贈与税の対象となる贈与 死亡時 遺言 一方的な意思表示 受遺者 相続税 財産を取得した受贈者 ( 個人 ) にかかる税金 贈与者 財産 受贈者 個人 個人 贈与税 法人 個人 所得税 ( 一時所得か給与所得 ) 個人 法人 法人税 2

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(2) みなし相続財産ものか13 第1 章12 2 課税される 相続財産 の範囲 海外にある財産も課税対象となる 贈与税の暦年課税適用財産も 3 年以内は課税対象となる 葬式費用 墓地や墓碑 仏壇 仏具等は非課税 相続税の課税対象となる相続財産は (1) 被相続人が亡くなったときに所有していた財産

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

相続税の総額の計算法定相続分であん分課税遺産総額実際の相続割合であん分超過累進税率の適用税価格の合計額の総額税額 基礎控除額遺産に係る相続税の基礎知識 (1) 相続税の計算過程 相続人が配偶者と子 2 人の場合課法定相続分 法定相続分 税額 算出税額 法定相続分 税額 相続税算出税額 税額控除相続人

相続税・贈与税の基礎と近年の改正点

ラリーマン 相続税の申告は? 45 相続税の申告はどのようにすればよいのでしょうか 相続が開始したことを知った日 ( 通常は被相続人が死亡した日 ) の翌日から 10 か月以内に 被相続人の住所 地の所轄税務署に申告し 相続税を納付する必要があります 申告書を提出する人が 2 名以上いる場合は 共同

税金の時効 税務では 時効のことを更正 決定処分の期間制限 = 除斥期間 といいます その概要は 以下の通りです 1. 国税側の除斥期間 ( 通則法 70) 1 期限内申告書を提出している場合の所得税 相続税 消費税 税額の増額更正 決定処分の可能期間 : 法定申告期限から 3 年 2 無申告の場合

目 次 最近における相続税の課税割合 負担割合及び税収の推移 1 地価公示価格指数と基礎控除(58 年 =100) の推移 2 最近における相続税の税率構造の推移 3 小規模宅地等の課税の特例の推移 4 相続税負担の推移( 東京都区部のケース ) 5 ( 補足資料 ) 相続税の概要 6 相続税の仕組

20 第 2 章 遺留分減殺請求権の行使 遺留分侵害行為の特定 () 遺言遺言のうち 相続分の指定 相続させる遺言 包括遺贈 特定遺贈 が遺留分を侵害する行為です (2) 生前贈与生前贈与のうち 相続開始前 年間になされた贈与 遺留分権利者に損害を与えることを知ってなされた贈与 特別受益 不相当な対

おき 太郎様 Inheritance Report 相続診断書 税理士法人おき会計 平成 28 年 7 月 20 日作成

はなく 真実が判明すると その子は相続人になれない (8) 子が被相続人より先に死亡した場合には 孫が相続人となる 孫も死亡していれば曾孫が相続人となる これを代襲相続人という 3 直系尊属についての注意点被相続人の実親 養親いずれも相続人となる ただし 被相続人が特別養子の場合には その実親は相続

(2) 課税状況の累年比較 申告状況 課税価格相続税額税額控除被相続人の数相続人の数金額人千円千円千円人 平成 24 年 平成 25 年 平成 26 年 平成 27 年 8, ,371,256 50,659,924 15,868

くらし塾 きんゆう塾 2013年夏号

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叔父から財産の贈与(1~3) を受けた場合 1/1 12/31 2/1 3/15 相選養続択与子贈時届贈精出縁与算書与 1組課提2 税出3 暦年課税相続時精算課税 養子縁組前の贈与 1については 暦年課税により贈与税額を計算し 養子縁組以後の贈与 2 及び 3は 相続時精算課税により贈与税額を計算し

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A は 全ての遺産を社会福祉施設に寄付すると遺言に書き残し死亡した A には 配偶者 B と B との間の子 C と D がある C と D 以外にも A と B との子 E もいたが E は A が死亡する前にすでに死亡しており E の子 F が残されている また A には 内妻 G との子 (

相続税

基本資料2_相続と遺言(表紙).pdf

一戸建ての自宅を所有している人のデータ 東京都内やその近郊など路線価の高い宅地に一戸建ての自宅を所有し その他に預貯金や有価証券を保有している人の相続税シミュレーションになります 路線価が高いと自宅の敷地の面積が広くなくても その宅地の評価額は高額になりますので この宅地に対して小規模宅地等の特例が

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

Microsoft Word (17B・18A) 相続アドバイザー3級 相続入門 doc

【自動車保険単位】

遺言執行者は相続人の代理人( 民法第 1015 条 ) 最判昭和 遺言執行者の就任 辞任 解任とその効果遺留分を侵害された相続人等から その遺言内容と執行に不満がでて強烈な遺産争いに巻き込まれることもある 事前に就任を辞退するのも 1 つの選択肢 一旦就任したら 正当事由があり 家裁

よくあるご質問 相続.docx

FP継続教育セミナー

平成 25 年度税制改正解説相続税 ~ 基礎控除の引き下げ 税率構造の見直し等 法定相続人の数と基礎控除法定相続人の数と基礎控除 法定相続人の数 1 人 2 人 3 人 4 人 5 人 60,000 千円 70,000 千円 80,000 千円 90,000 千円 100,000 千円 36,000

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

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問題 1 1 問題 1 1 納税義務者 相続税の納税義務者及び課税財産の範囲 課税価格 1 納税義務者 ⑴ 次に掲げる者は 相続税を納める義務がある 1 居住無制限納税義務者 ( 法 1 の 3 1 一 ) 相続又は遺贈により財産を取得した個人でその財産を取得した時において法施行地に住所を有するもの

暦年課税の贈与を毎年する人のデータ 暦年課税の贈与は 現金を贈与するのか不動産を贈与するのかで違ってきます 土地は路線価方式または倍率方式で評価し建物は固定資産税評価額で評価しますので 現金での贈与の場合よりも税率は低くなります ただし不動産の贈与では 土地や建物の贈与または共有持分の贈与になります

相続税に関するチェックリスト

20年度「応用課程・ビデオ問題」

* 老齢基礎年金の額および付加年金の額 444 月 780,100 円 +200 円 138 月 749,200 円 480 月 < 問 2> 正解 2 1) 適切 国民年金基金には 47 都道府県に設立された 地域型基金 と 25 の職種別に設立された 職能型基金 の 2 種類があり 国民年金の第

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

第 1 問次の関連業法とコンプライアンスに関する各文章 ( 問 1~ 問 10) を読んで 正しいもの または適切なものには〇を 誤っているものまたは不適切なものには を 解答用紙に 記入しなさい ( 各 1 点 ) ( 問 1) 弁護士資格を有しない相続診断士が 事件性のある法律相談を無償で行うこ

住宅取得等資金贈与の非課税特例 教育資金一括贈与の非課税特例 結婚 子育て資金贈与の非課税特例 相続時精算課税制度 贈与者 贈与年の 1 月 1 日現在で 60 歳以上の父母または祖父母 受贈者 贈与者の直系卑属 ( 子 孫 ひ孫等 ) で贈与の年の 1 月 1 日現在 20 歳以上 受贈年の合計所

5 適用手続 ⑴ 相続時精算課税の適用を受けようとする受贈者は 贈与を受けた財産に係る贈与税の申告期間内に 相続時精算課税選択届出書 ( 贈与者ごとに作成が必要 ) を贈与税の申告書に添付して 納税地の所轄税務署長に提出する ( 相法 21の92) なお 提出された当該届出書は撤回することができない

2011年税制改正のポイント

1. 相続手続の流れ お客さま (1) ジャパンネット銀行へのご連絡 口座名義人の方 ( 被相続人様 ) がお亡くなりになりましたら 被相続人様のキャッシュカードをお手元にご用意のうえ カスタマーセンターにご連絡ください その際 以下の項目について確認させていただきます ご確認項目 1 被相続人様の

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

はしがき 平成 25 年度の税制改正によって 相続税は 格差是正や富の再分配機能強化の観点から 遺産に係る基礎控除額の引下げや最高税率 55 パーセントに引上げなど 抜本的な制度改正が行われ 平成 27 年 1 月 1 日から適用されることとなりました この改正の影響で 相続税の課税対象者が約 4%

1. 贈与税のながれ はじめに行う作業 1 データの 新規追加 2 税理士登録 3 受贈者登録 4 贈与者登録 贈与税申告書の作成 5 贈与税申告書 の作成 その他の帳票作成 印刷 6 税務代理権限証書 の作成 印刷 2

税制改正を踏まえた生前贈与方法の検討<訂正版>

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() 葬儀費用を準備する 相続が発生すると預貯金は凍結され 引き出すことができなくなる 預貯金を引き出す時には 遺言書 遺産分割協議書等に記載されている預貯金の相 続人を証明する原因証書に加えて 戸籍謄本 住民票等が必要になる 相続が発生すると すぐに葬儀の費用等が必要になるので 相続発生前に 葬儀

2015 年 1 月いよいよ施行! 相続税増税の影響と対策 Part 1 相続税はどう変わる? 影響は? Part 2 相続税の負担を軽減するには?

相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

※ 住民票の除票に記載された住所は,被相続人の登記記録上の住所と一致している必要があります。被相続人の最後の住所が,登記

配偶者がいる人の一次相続と二次相続のデータ 被相続人に配偶者がいる一次相続と 配偶者がいない二次相続の相続税シミュレーションを行います 配偶者の税額軽減は その節税効果が大きいために一次相続で相続税を大幅に減額することができますが 次の二次相続では想定外の相続税が発生することがあります 配偶者がいる

例題 1 下記の事項につき ア ~ エのうち正しいものを 1 つ 選んでください 所得税および住民税の生命保険料控除 地震保険料控除についてア. 平成 23 年 12 月締結契約で 一般生命保険料の年間正味払込保険料が75,000 円の場合 この契約に係る所得税の生命保険料控除額は 38,750 円

〔問 1〕 Aは自己所有の建物をBに賃貸した

1.修正申告書を作成する場合の共通の手順編

相続人の居住用または事業用の宅地については2 割または5 割評価にするという小規模宅地等の評価減の特例があるが 平成 22 年度税制改正により 原則として申告期限まで居住または事業を継続していなければ適用が認められなくなっている 今回 基礎控除額が引き下げられることと合わせ 都市部の独居老人が亡くな

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上級相続診断士練習問題 < 注意事項 > 1 試験問題用紙は 問題用紙と解答用紙からなっています 解答はすべて解答用紙に記入してください 2 試験問題用紙は 問題用紙と解答からなっています 解答はすべて解答用紙に記入してください 3 問題数 (= 解答数 ) は合計 45 問です 本試験は試験時間

配偶者の税額軽減特例の有利な受け方 配偶者がいる場合の 相続税の具体的な計算例は以下の通りです 1. 設例 自宅 預貯金等の相続財産の遺産額 =2 億円 法定相続人 = 配偶者 + 子 2 人の合計 3 人 実際の遺産分割は 法定相続分の通りとする 未成年者控除 外国税額控除 生命保険金の非課税枠金

Microsoft Word - 36号事業承継.doc

原稿4.xls

2018年 租税法基礎答練1回

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

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相続の手続きが完了するまでのお取引について 相続手続きが完了するまで 預金等のお引出し ご入金については お取り 扱いができなくなります (1) 口座振替のご契約がある場合 口座振替も停止となります 口座振替を行っている諸代金については 別途お支払いいただくようお願いします (2) 振込での入金につ

東京太郎様 Inheritance Report 相続診断書 弁護士法人 税理士法人リーガル東京 平成 30 年 8 月 20 日作成

2.配偶者控除の特例の適用を受ける場合(暦年課税)編

1 まずは相続の基本的なお話しから 相続とは? 相続とは人が亡くなられた際に その人の財産を一定の身分関係にある誰かが承継することです 相続において 亡くなられた方を被相続人といい 被相続人の財産を承継する方を相続人といいます 誰が相続できますか? 相続人は民法で定められており法定相続人と呼ばれます

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Microsoft Word - 第67号 来年からの贈与税改正と相続時精算課税を選択する際の注意点

第 5 章 N

- 2 - 二一の遺言書は 法務省令で定める様式に従って作成した無封のものでなければならないものとすること (第四条第二項関係)三一の申請は 遺言者の住所地若しくは本籍地又は遺言者が所有する不動産の所在地を管轄する遺言書保管所(遺言者の作成した他の遺言書が現に遺言書保管所に保管されている場合にあって

Microsoft Word - 第53号 相続税、贈与税に関する税制改正大綱の内容

(3) 年金所得者公的年金等の収入金額が400 万円以下であり かつ その公的年金等の全部が源泉徴収の対象となる場合において公的年金等に係る雑所得以外の所得金額が20 万円以下である場合には 確定申告の必要はありません また 上記 (2) 又は (3) に該当する方であっても 医療費控除や住宅借入金

1. なぜ空き家が多くなってきたのか その原因? 1 賃貸経営 ( 貸家 ) に関する認識不足 2 賃貸契約に関する問題 ( 借地借家法 ) 3 相続に関する問題 2. 賃貸経営に関る問題点と対策 1 不動産の賃貸経営を事業として認識しておられない 2 借入金に対する認識が甘い ( 相続税対策が主で

特集 相続税の課税方式の改正が検討されています 今までの相続税の常識が 通用しなくなる??? 相続税の課税方式の変更を検討 * 平成 20 年 1 月 11 日 財務省発表の 平成 20 年度税制改正要綱 より ( 前略 ) この新しい事業承継税制の制度化にあわせて 相続税の課税方式をいわゆる 遺産

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スライド 1

平成 29 年 5 月 3 級 FP 技能検定 / 実技試験 < 保険顧客資産相談業務 > 解答と解説 第 1 問 番号 問 1 問 2 問 3 正解 配点 3 点 4 点 3 点 < 問 1> 正解 1 1) の語句の組み合わせが正しい 1 老齢基礎年金の年金額は 20 歳から 60

時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

(4) 相続事務手続き 事前に ご来店の日時をお取引店にご連絡くださるようお願いいたします 2. 相続形態のご確認相続の形態により必要書類が異なりますので 以下を参考にご確認ください ( はい ) (1) 遺言書はありますか記入例 1. 遺言による相続 をご覧ください ( いいえ ) 遺言は被相続人

あらかわ事業承継相談室 老後の生活資金 西相談員顧問税理士に株式の譲渡について指導を受けながら事業承継計画 を進めているという方が 相談に来るそうです 東主任今回の相談は 現社長と奥さんが 安心して老後の生活をどう設計するかがテーマだね まず 会社における奥様はどのような地位で また仕事の内容がどの

2. 制度の概要 この制度は 非上場株式等の相続税 贈与税の納税猶予制度 とは異なり 自社株式に相当する出資持分の承継の取り扱いではなく 医療法人の出資者等が出資持分を放棄した場合に係る税負担を最終的に免除することにより 持分なし医療法人 に移行を促進する制度です 具体的には 持分なし医療法人 への

3.相続時精算課税の適用を受ける場合編

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( 問題 2) ( 設問 B)2018 年 11 月末に布施さんに相続が開始した場合 布施さんの相続に係る相続税の総額等を計算するうえでの妻の法定相続分として 正しいものはどれか なお 母は相続の放棄をするものとする 1.1/2 2.1/3 3.2/3 4.3/4 ( 問題 3) ( 設問 C) 布

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はしがき 相続税は 一生のうちに何度も遭遇することがなく 一般に馴染みが薄い税ですが 多くの方が頭を悩ます税でもあります また 相続税法には 相続や遺贈に関する規定がなく 相続税の課税原因等に関する規定は すべて民法の規定を借用しているため 相続税を理解するためには 民法の基礎知識等も必要となります

Transcription:

相続 事業承継設計 CFP 資格審査試験出題項目リスト 1 項目名出題内容 相続の開始 手続きの期限 ( 諸届出を含む ) 失踪宣告 1 5 他 2 民法上の相続人の判定と相続分 10 3 相続税の計算上の法定相続人と法定相続分 10 相続人と相続分 4 相続の 養子 特別養子の取扱い 6 5 概要 特別受益者と寄与分 10 6 相続 欠格及び廃除 相続欠格及び廃除 8 7 の基 承認と放棄 相続の承認と放棄 10 8 礎 遺 贈 遺贈 ( 包括遺贈ほか ) 9 9 法務 遺産分割協議の方法 遺産分割協議書 8 知 10 識遺留分権者と遺留分 10 遺産分割遺産分割協議 11 遺留分の放棄 ( 民法円滑化法 ) 6 12 代償分割 2 13 遺言全般 ( 開封 検認を含む ) 6 遺言遺言 14 3 種類の遺言の特徴 10 15 成年後見制度 10 16 相続時精算課税制度 10 17 贈与と贈与税贈与税等 ( 暦年課税贈与 ) 10 H23 H24 H24 H25 H25 H26 H26 H27 H27 H28 頻度 18 贈与税の仕組みと計算 みなし贈与財産 5 19 贈与税 贈与税の配偶者控除 10 20 教育資金の一括贈与の特例 6 贈与税の特例 21 結婚 子育て資金の一括贈与の特例 1 22 住宅取得資金贈与の特例 ( 相続時精算課税の特例含む ) 9 23 相続税の課税財産 非課税財産 3 24 相 相続税の基礎控除 8 25 続税 課税価格合計額の計算 2 26 贈 生命保険金の非課税金額 10 27 与税 退職手当金等の非課税と弔慰金の取扱い 10 28 債務および葬式費用の控除額 10 29 障害者控除 5 相続税の仕組み相続税と計算 30 未成年控除 5 31 相次相続控除 4 32 生前贈与加算 贈与税額控除 10 33 相続税の総額の計算 9 34 配偶者の税額軽減 7 35 相続税額の2 割加算 7 36 未分割他 1

問題編 目次 問題 出題 番号 難易度 年度 P 問 1 基 H27 < 相続の概要 > 1 問 2 基 ~ 中 H26 < 相続の概要 > 5 問 3 基 ~ 中 H26 < 相続の概要 > 10 問 4 基 H25 < 相続の概要 > 14 問 5 基 ~ 中 H25 < 相続の概要 > 18 問 6 基 ~ 中 H27 < 遺言および > 22 問 7 基 ~ 中 H26 < 遺言および > 24 問 8 基 ~ 中 H26 < 遺言および > 26 問 9 基 ~ 中 H25 < 遺言および > 28 問 10 中 ~ 上 H25 < 遺言および > 30 問 11 基 ~ 中 H27 < 相続税の仕組みと課税財産 > 33 問 12 上 H27 < 相続税の課税価格等 > 36 問 13 基 ~ 中 H26 H27 < 相続税の課税価格等 > 38 問 14 基 ~ 中 H26 < 相続税の課税価格等 > 42 問 15 基 H25 < 相続税の課税価格等 > 45 問 16 基 H25 < 相続税の課税価格等 > 48 問 17 基 ~ 中 H27 < 相続税の総額 > 51 問 18 基 H26 < 相続税の総額等 > 53 問 19 基 ~ 中 H26 < 相続税の総額等 > 55 問 20 基 ~ 中 H25 < 相続税の総額等 > 57 問 21 基 H25 < 相続税の総額等 > 60 問 22 中 H27 < 相続税額の計算 > 62 問 23 基 H26 < 相続税額の計算 > 64 問 24 基 ~ 中 H26 < 相続税額の計算 > 66 問 25 基 ~ 中 H25 < 相続税額の計算 > 68 問 26 中 H25 < 相続税額の計算 > 70 問 27 中 H27 < 相続税の申告および納付等 > 72 問 28 基 H26 < 相続税の申告および納付等 > 73 問 29 基 H26 < 相続税の申告および納付等 > 74 問 30 基 H25 < 相続税の申告および納付等 > 76 問 31 基 ~ 中 H25 < 相続税の申告および納付等 > 78 問 32 基 ~ 中 H27 < 贈与税および相続時精算課税制度 > 80 問 33 基 H26 H27 < 贈与税および相続時精算課税制度 > 84 難易度のマークは FPK 研修センターが独自に振り分けたもので 次の通りです 基 = 基本レベル中 = 中級レベル上 = 上級レベル特 = 特異問題

出題頻度一覧 相続 事業承継設計 = 出題頻度 (1 つ :1~2 回 2 つ :3~4 回 3 つ :5 回 ~) =Let's try( 必ずやっておこう ) 問 1 相続の概要 ( 問題 1) 設問 A 1 ( 問題 2) 設問 B 2 ( 問題 3) 設問 C 2 ( 問題 4) 設問 D 2 ( 問題 5) 設問 E 3 ( 問題 6) 設問 F 3 ( 問題 7) 設問 G 4 ( 問題 8) 設問 H 4 ( 問題 9) 設問 I 4 問 2 相続の概要 ( 問題 10) 設問 A 5 ( 問題 11) 設問 B 5 ( 問題 12) 設問 C 6 ( 問題 13) 設問 D 6 ( 問題 14) 設問 E 7 ( 問題 15) 設問 F 7 ( 問題 16) 設問 G 8 ( 問題 17) 設問 H 8 ( 問題 18) 設問 I 9 ( 問題 19) 設問 J 9 問 3 相続の概要 ( 問題 20) 設問 A 10 ( 問題 21) 設問 B 10 ( 問題 22) 設問 C 11 ( 問題 23) 設問 D 11 ( 問題 24) 設問 E 11 ( 問題 25) 設問 F 12 ( 問題 26) 設問 G 12 ( 問題 27) 設問 H 12 ( 問題 28) 設問 I 13 ( 問題 29) 設問 J 13 問 4 相続の概要 ( 問題 30) 設問 A 14 ( 問題 31) 設問 B 14 ( 問題 32) 設問 C 15 ( 問題 33) 設問 D 15 ( 問題 34) 設問 E 16 ( 問題 35) 設問 F 16 ( 問題 36) 設問 G 17 ( 問題 37) 設問 H 17 ( 問題 38) 設問 I 17 問 5 相続の概要 ( 問題 39) 設問 A 18 ( 問題 40) 設問 B 19 ( 問題 41) 設問 C 19 ( 問題 42) 設問 D 19 ( 問題 43) 設問 E 20 ( 問題 44) 設問 F 20 ( 問題 45) 設問 G 21 ( 問題 46) 設問 H 21 問 6 遺言および ( 問題 47) 設問 A 22 ( 問題 48) 設問 B 22 ( 問題 49) 設問 C 23 ( 問題 50) 設問 D 23 問 7 遺言および ( 問題 51) 設問 A 24 ( 問題 52) 設問 B 24 ( 問題 53) 設問 C 24 ( 問題 54) 設問 D 25 ( 問題 55) 設問 E 25 問 8 遺言および ( 問題 56) 設問 A 26 ( 問題 57) 設問 B 26 ( 問題 58) 設問 C 26 ( 問題 59) 設問 D 27 ( 問題 60) 設問 E 27 問 9 遺言および ( 問題 61) 設問 A 28 ( 問題 62) 設問 B 28 ( 問題 63) 設問 C 29 ( 問題 64) 設問 D 29 ( 問題 65) 設問 E 29 問 10 遺言および ( 問題 66) 設問 A 30 ( 問題 67) 設問 B 30 ( 問題 68) 設問 C 31 ( 問題 69) 設問 D 31 ( 問題 70) 設問 E 32 ( 問題 71) 設問 F 32 問 11 相続税の仕組み と課税財産 ( 問題 72) 設問 A 33 ( 問題 73) 設問 B 34 ( 問題 74) 設問 C 34 ( 問題 75) 設問 D 35 ( 問題 76) 設問 E 35 問 12 相続税の課税価格等 ( 問題 77) 設問 A 37 ( 問題 78) 設問 B 37 問 13 相続税の課税価格等 ( 問題 79) 設問 A 38 ( 問題 80) 設問 B 39 ( 問題 81) 設問 C 39 ( 問題 82) 設問 D 40 ( 問題 83) 設問 E 40 ( 問題 84) 設問 F 41 問 14 相続税の課税価格等 ( 問題 85) 設問 A 42 ( 問題 86) 設問 B 43 ( 問題 87) 設問 C 43 ( 問題 88) 設問 D 44 ( 問題 89) 設問 E 44 問 15 相続税の課税価格等 ( 問題 90) 設問 A 45 ( 問題 91) 設問 B 46 ( 問題 92) 設問 C 46 ( 問題 93) 設問 D 47 ( 問題 94) 設問 E 47 問 16 相続税の課税価格等 ( 問題 95) 設問 A 48 ( 問題 96) 設問 B 49 ( 問題 97) 設問 C 49 ( 問題 98) 設問 D 50 ( 問題 99) 設問 E 50 問 17 相続税の総額 ( 問題 100) 設問 A 51 ( 問題 101) 設問 B 52 ( 問題 102) 設問 C 52 ( 問題 103) 設問 D 52 問 18 相続税の総額等 ( 問題 104) 設問 A 53 ( 問題 105) 設問 B 54 ( 問題 106) 設問 C 54 ( 問題 107) 設問 D 54

CFP 精選過去問題相続 事業承継設計 問 6 基 ~ 中 H27 遺言および遺言およびに関する以下の設問について それぞれの答えを 1~4 の中から 1 つ選んでください ( 問題 47) 設問 A Let's try 自筆証書遺言に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか 1. 自筆証書によって遺言をするには 遺言者が遺言の全文 日付 氏名を自書したうえで これに実印により押印しなければならない 2. 自筆証書遺言書の氏名については 著名な芸能人であっても芸名による記載は認められず 戸籍上の氏名を記載しなければならない 3. 自筆証書遺言書の加除その他の変更については その方法が定められており その方法に従わない加除その他の変更は効力を生じない 4. 自筆証書遺言書の保管者または自筆証書遺言書を発見した相続人が 相続の開始があったことを知った後 その遺言書について家庭裁判所の検認を受けなかった場合 その遺言書は無効となる ( 問題 48) 設問 B Let's try 公正証書遺言に関する次の記述のうち 最も適切なものはどれか 1. 公正証書遺言は 遺言者の住所地を管轄する公証役場で作成しなければならない 2. 公正証書遺言書に遺言者本人が署名できない場合には 公証人の承諾のもと 証人の うちのいずれかの者が遺言者に代わって署名をすることができる 3. 公正証書遺言を撤回するための新たな遺言は 公正証書遺言でなければならない 4. 公正証書遺言書を作成すると 原本は公証役場において保管され 遺言者に正本が交 付される - 22 - (c)all rights reserved FPK 研修センター株式会社

CFP 精選過去問題解答と解説相続 事業承継設計 問 6 基 ~ 中 H27 遺言および < 正解 > 設問 A 設問 B 設問 C 設問 D 3 4 4 2.. 成年後見制度については 繰り返し出題される項目のみ覚え その他は理解するようにしたい これらの知識は広範囲に及ぶため 網羅しようとすると効率が悪い ( 問題 46) 設問 A-3 自筆証書遺言 1. 不適切 自筆証書遺言書には押印が必要であるが その押印は必ずしも実印である必要はなく認印はもちろん 判例では 拇印ないし指印でもよいとされている ( 最高裁判所平成元年 2 月 16 日判決 ) なお 花押は押印として認められないとされた ( 最高裁平成 28 年 6 月 3 日 ) 花押とは本人の書状であることを示すために使われているサインの一種であり 戦国武将のサインとして知られる 2. 不適切 自筆証書遺言書の氏名は 無用なトラブルを避けるため 戸籍上の氏名を記載することが望ましいが 通称 雅号 ペンネーム 芸名でも 遺言者が特定できればよいとされている ( 大審院大正 4 年 7 月 3 日判決 ) 3. 適切 自筆証書遺言書の加除やその他の変更については 遺言者が変更場所を指示し これを変更した旨を付記して特にこれに署名し その変更の場所に押印しなければ 変更の効力を生じない ( 民法第 968 条第 2 項 ) 訂正が民法の規定どおりでない場合 訂正前の文言が判読できる場合は 訂正前の遺言が有効となる 4. 不適切 自筆証書遺言書の保管者は 相続の開始があったことを知った後 遅滞なくこれを家庭裁判所に提出して検認を受けなければならない ( 同法第 1004 条第 1 項 ) 遺言書の提出を怠り この検認を経ないで遺言を執行し または家庭裁判所以外の場所でその開封をした場合は 遺言そのものは無効とはならないが その者は 5 万円以下の過料に処せられる ( 同法第 1005 条 ) なお 公正証書遺言書は検認が不要とされている ( 問題 47) 設問 B-4 公正証書遺言 1. 不適切 遺言者が公証役場に出向いて作成する場合 全国どこの公証役場でも作成することができる 一方 公証人は公証役場で執務することが原則である 例外として 遺言者が入院中である場合等には 公証人が入院先等に出向いて作成することも可能である ( この場合は 割り増しの手数料と公証人の日当 交通費が必要となる ) その場合における公証人の職務執行の区域は その所属する法務局の管轄区域である 2. 不適切 公正証書遺言書を作成する場合には 遺言者および証人は 筆記の正確なことを承認した後 各自が署名押印しなければならない ただし 遺言者が署名することができない場合には 公証人がその事由を付記して署名に代えることができる ( 民法第 969 条第 1 項第 4 号 ) 証人が署名することはできない 3. 不適切 公正証書遺言を撤回するには 新たな遺言をして 前の遺言を撤回する必要があるが この撤回のための遺言は公正証書遺言に限定されていない ( 同法第 1022 条 ) 4. 適切 公正証書遺言書は原本の他に正本が作成される 遺言者や証人が署名するのは原本のみであり 公証役場で保管される ( 公証人法第 25 条 ) 公正証書の保管期間は 20 年とされているが 遺言の場合は 遺言者が死亡するまで保管されることとなっている 参考 遺言公正証書 - 176 - (c)all rights reserved FPK 研修センター株式会社