みんなではぐくむ介護保険

Similar documents
社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

Taro 社福軽減(新旧)

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

た世帯に引き続き属するとみなす ( 対象サービス及び軽減内容 ) 第 3 条軽減対象者が利用者負担の一部軽減を受けることができる介護保険サービスは 当該サービスを提供する事業所及び施設の所在地の都道府県知事及び豊中市長に対して利用者負担の軽減を行う旨の申出を行った社会福祉法人が実施する次のサービスと

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

indd

王子高齢者あんしんセンター ( 高齢福祉課高齢相談係 ) 名称住所電話番号 王子本町 区役所第一庁舎 1 階 十条台高齢者あんしんセンター中十条 障害者福祉センター 3 階 王子光照苑高齢者あんしんセンター王子

<4D F736F F F696E74202D ED CC8C798CB882C982C282A282C E937894C5816A5F388C8E8F4390B32E >

高齢者サービスのしおり

①【表紙】介護保険最新情報

サービスガイド(カラー表紙,目次)2018.8月

平成13年4月20日

負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

2 居宅サービス事業所の状況

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

○国民健康保険税について

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ 介護保険サービス利用料のご本人負担額が軽減されます ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ 世田谷区では 所得の低い方を対象に 生計困難者等に対する利用者負担額軽減確認証 ( さくら証 ) を発行し 対象となる介護サービスをご利

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

「社会福祉法人による

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

参考資料

Microsoft PowerPoint - ⑤資料4参考資料.pptx

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

3 介護サービス自己負担助成制度について (1) 対象サービスと助成対象要件 助成対象要件 対象サ - ビス 基準 収入基準 資産基準 訪問介護 ( 介護予防 ) 訪問入浴介護 ( 介護予防 ) 訪問看護 ( 介護予防 ) 訪問リハビリテーション 通所介護 3 ( 介護予防 ) 通所リハビリテーショ

負担割合証の発行 : 認定者全員 (1 割負担の者も含む ) に交付 システムによる自動判定を行うため 本人の申請は不要 有効期間 8 月 1 日 ~ 翌年度の7 月 31 日 ( 毎年度発行 ) 様式 ( 予定 ) 審査支払での確認 : 国民健康保険団体連合会の審査支払においては保険者からの受給者

6. 介護給付費等の過誤処理について

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

別紙2

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

様式第九(附則第二条関係)

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

(2) 世帯の預貯金等が基準貯蓄額 ( 単身世帯の場合は 350 万円とし 世帯構成員が 1 人増え る毎に 100 万円を加算した額 ) 以下であること (3) 世帯がその居住の用に供する家屋その他日常生活のために必要な資産以外に利用し得る資産 を所有していないこと (4) 負担能力のある親族等に

介護報酬体系見直しの概要

_念)健康保険_本.indd

PowerPoint プレゼンテーション

事務連絡

平成 27 年度介護保険制度改正について ( 保険料 ) 第 1 号保険料の多段階化 軽減強化 (から ) 第 6 期保険料については 国の標準段階が 6 段階から 9 段階 ( 第 1 段階 第 2 段階の統合 ) に見直されますが 横浜市においては 第 5 期同様に第 1 段階 第 2 段階を区

<4D F736F F D F955791E EE8CEC8B8B957494EF96BE8DD78F9182CC8B4C8DDA8E9697E1817A2E646F63>

はじめに この冊子では タルグレチンによる皮膚 T 細胞性リンパ腫の治療を受ける方に対して 高額療養費制度を活用した時の医療費 ( 自己負担限度額 ) がどのくらいかかるかを紹介しています 高額療養費制度では 年齢や所得によって自己負担限度額が異なります 自己負担限度額の計算例も示していますので ご

<8B8F91EE8AC7979D8E7793B B B C2E786C73>


= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

2 5 ページ ( 第 1 号訪問事業 ) 訪問介護 : ロング ライフ訪問介護事業所 訪問型サービス費 1,168 月 訪問型サービス費 2,335 月 * 訪問型サービス費 (Ⅲ) 3,704 月 20 分未満 20 分以上 30 分未満 30 分以上 60 分未満 60 分以上 20 分以上

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

「指定居宅サービス」重要事項説明書

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

4 保険料の状況 (1) 保険料の設定及び徴収第 1 号被保険者の介護保険料基準額は 区介護保険事業計画の3 年間の計画期間ごとに必要な介護サービス給付費の見込み額等を基に 高齢者人口の見込み数値等により算出する仕組みになっている この基準額を基に所得状況に応じた ( 段階ごとに ) 保険料を設定し

Microsoft Word - 15 所得制限.doc

★★那覇市役_那覇市介護保険便利帳まとめ.indb

くらしのおてつだいH30 本文.indd

はじめに 日本の医療保険制度は 一人ひとりが何らかの公的医療保険に 加入し 互いの医療費を支えあう 国民皆保険 という考え方に基 づいています 患者さんが医療機関で支払う医療費の自己負担額はかかった医療費の一部で 残りは保険から支払われています しかし病気によっては 保険からの支払いがあったとしても

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

4 小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 通い を中心として 利用者の様態や希望などに応じ 随時 訪問 や 泊まり を組み合わせてサービスを提供することにより 在宅生活の継続を支援するサービスです 介護予防小規模対機能型居宅介護は 介護予防を目的とした小規模多機能型居宅介護で 要支

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

請求事業者保険者付費明者細)給欄象地特例対請求額集計欄様式第二 ( 附則第二条関係 ) 居宅サービス 地域密着型サービス介護給付費明細書 ( 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハ 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハ 福祉用具貸与 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 地域密着

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

目 次 はじめに 抗がん剤治療は 患者さんの身体的 精神的な負担に加えて 医療費も大きな負担の一つとなっているのではないでしょうか 1. 制度とは 2. 制度を利用するには 1 限度額適用認定証を提示すると 窓口での支払いが自己負担限度額までとなります 2 の払い戻し 参考自己負担限度額を計算してみ

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

0表紙(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

(頭紙)公布通知

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

スライド 1

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

<4D F736F F D205F F89EE8CEC95DB8CAF8DC590568FEE95F1955C8E C605F95DB8CAF8ED293FC82E8816A2E646F63>

4 各保険等を所管する行政庁 医療保険と介護保険を所管する行政機関は 厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 及び県 ( 長寿社会課 ) ですが それぞれの所管は次のとおりとなっています 被用者保険厚生労働省 ( 中国四国厚生局岡山事務所 ) 岡山市北区下石井 岡

介護給付費請求に係る留意事項

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

後期高齢者支援金等賦課額 ( 後期高齢者支援金等分 ) 所得割一般被保険者に係る後期高齢者支援金等賦課総額の 100 分の50に相当する額を基礎控除後の総所得金額等の総額で除して得た数 ( 小数点以下第 4 位未満の端数は 切り上げ ) 被保険者均等割 世帯別平等割 賦課限度額 一般被保険者に係る後

01 表紙 老人保健課 - コピー

<4D F736F F F696E74202D DB92B789EF8B638E9197BF C CA8F8A8E7B90DD81458DDD91EE B ED2816A817989DB92B789EF8B638CE38A6D92E894C5817A2E707074>

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

<4D F736F F D C8892E88D65817A8FE18A518ED2959F8E8382CC82A082F182C882A2>

国民健康保険料の減額・減免等

平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

知っておきましょう!窓口負担の豆知識

第 1 巻人間と社会 介護 1 1 科目 4 介護 福祉サービスの理解と医療との連携第 1 章第 1 節介護保険制度創設の背景 目的および動向変更箇所介護保険法等の改正内容 191 頁〇介護保険制度施行後の状況 2017( 平成 29) 年の介護保険制度改正 ( 地域包括ケアシステムの強化 ) 1

スライド 1

高額療養費制度とは 高額療養費の支給を受けるには 健康保険限度額適用認定証 記号 交付 番号 氏名 生 適用対象者 入院時の食事負担や差額ベッド代等は含みません 1 氏名 生 住所 発効 有効期限 適用区分 保 険 者 健 康 保 険 証 に記載されています に交付申請し 事前に 認 定 証 1 を

平成30年度_介護保険負担限度額認定申請書


高額療養費制度を利用される皆さまへ

Microsoft Word - Ⅳ-3_(資料3)介護給付費請求書・明細書及び給付管理票様式

介護保険負担限度額認定の申請にあたって 平成 28 年 8 月からの食費 部屋代の負担軽減の基準が変わります 〇自宅で暮らす方 保険料を負担する方 老齢年金を受給している方との公平性を更に高めるため 食費 部屋代の負担軽減措置の利用者負担段階の判定に 非課税年金 ( 遺族年金 障害年金 ) も含める

Microsoft Word kaiseisetsumeikaishiryou

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

Transcription:

各種介護サービス利用料軽減制度 介護保険では 介護サービスなど各種のサービスを利用すると 原則としてかかった費用の 1 割または 2 割をサービス事業者に支払います ただし 利用者負担が重くならないように 所得の状況により利用者負担や利用料を軽減する制度があります 各種利用料軽減制度を受けるには申請が必要です < 介護保険施設等の食費 居住費の負担軽減 ( 特定入所者介護サービス費 ( 負担限度額認定 ))> 介護保険施設を利用 ( 短期利用を含む ) した場合に 住民税世帯非課税の人など低所得の方には 施設利用が困難とならないよう 所得に応じサービス利用時の食費や居住費について負担限度額が認定され 特定入所者介護サービス費を支給することにより負担を軽減します 本人の世帯の課税状況に応じて適用されていた負担限度額認定に次のとおり新たに認定要件が設定されました 配偶者( 別世帯の配偶者を含む ) の所得及び財産要件 ( 実施時期 : 平成 27 年 8 月から ) 世帯分離後の配偶者の所得及び財産についても審査対象となります 預貯金等の要件( 実施時期 : 平成 27 年 8 月から ) 一定額の預貯金 ( 単身では 1,000 万円以下 夫婦世帯では 2,000 万円以下 ) 以内であること 非課税年金( 遺族年金 障害年金等 ) の要件 ( 実施時期 : 平成 28 年 8 月から予定 ) 居住費等の負担限度額 利用者負担段階 ユニット型ユニット型個室準個室 従来型個室 多床室 食費の負担限度額 第 1 段階 住民税世帯非課税で生活保護受 給者か老齢福祉年金受給者 820 円 490 円 320 円 (490 円 ) 0 円 300 円 第 2 段階 住民税世帯非課税で年金収入等が年 80 万円以下の人 820 円 490 円 420 円 (490 円 ) 370 円 390 円 第 3 段階 住民税世帯非課税で利用者負担段階が第 1 第 2 段階以外の人 住民税世帯課税の特例措置者 1,310 円 1,310 円 820 円 (1,310 円 ) 370 円 650 円 第 4 段階住民税課税世帯に属する人負担軽減なし ( 介護保険施設との契約額を支払うことになります ) 370 円 参考 国が示した標準的な金額 1,970 円 1,640 円 1,150 円 (1,640 円 ) 平成 27 年 8 月以降は 840 円 1,380 円 対象となるサービス 介護福祉施設サービス 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 短期入所生活介護 介護予防短期入所生活介護 従来型個室の ( ) 内の金額は 介護老人保健施設 介護療養型医療施設の金額です 負担限度額の認定対象となる方は 利用者負担段階の第 1 段階 ~ 第 3 段階までの方です 1 / 5

介護保険からは 国が示した標準的な金額と各施設が設定した金額を比較し 低い方の額と負担限度 額との差額を給付します 利用者負担第 4 段階の方でも 特例で利用者負担第 3 段階になる場合があります ( 特例減額措置 ) 手続き等について昨年度から変更がありましたので ご注意ください 負担限度額認定に関する介護保険制度改正により 負担限度額認定の申請書様式及び添付書類等の申請手続きが変更になります ( 申請書に配偶者の有無や預貯金額等の申告記載欄の新設や添付書類として預貯金等の通帳の写し及び預貯金調査の同意書の提出など ) 審査については本人の申告に基づき行いますが 市は金融機関への照会を行うことがあります 偽りの申告等による不正受給に対しては 給付した特定入所者介護サービス費の額の返還に加えて 加算金を課すペナルティが設けられています < 社会福祉法人等による生計困難な人に対する利用者負担の軽減 > 生計が困難な方が 社会福祉法人が提供するサービスを利用した場合に その利用者負担等が軽減される制度で す 対象となる方 世帯全員が住民税非課税で本人が老齢福祉年金受給者 生活保護受給者 上記以外の方で 次の要件を全て満たす 特に生計困難な方 世帯全員が住民税非課税であること 年間収入が単身世帯で 150 万円以内 ( 世帯員が 1 人増えるごとに 50 万円加算した額以内 ) 預貯金額等が単身世帯で 350 万円以内 ( 世帯員が 1 人増えるごとに 100 万円加算した額以内 ) 日常生活に供する資産以外に活用できる資産がないこと 負担能力のある親族等に扶養されていないこと 介護保険料を滞納していないこと 軽減割合 介護保険の利用負担額 (1 割負担分 ) 食費及び居住費を 50/100 軽減個室の居住費にかかる利用者負担額を 100/100 軽減 介護保険の利用負担額 (1 割負担分 ) 食費及び居住費を 25/100 軽減 対象となるサービス 訪問介護 通所介護 短期入所生活介護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介 護 看護小規模多機能型居宅介護 介護予防訪問介護 介護予防通所介護 介護予防短期入所生活介護 介護予 防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 介 護福祉施設サービス 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 第 1 号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する 事業及び第 1 号通所事業のうち介護予防通所介護に相当する事業 ( 自己負担割合が保険給付と同様のもの ) 今回の介護保険の制度改正により特定入所者介護サービス費 ( 負担限度額認定 ) の対象外となる施設入所者等 ( 介護福祉施設サービス 地域密着型介護老人福祉施設入居者生活介護 短期入所生活介護 介護予防短期入所生活介護のサービスを受給している方 ) の食費及び居住費は社福軽減制度の対象外となります 2 / 5

< 訪問介護等を利用される人の利用者負担の軽減 > 障害者総合支援法によるホームヘルプサービスの利用において 生活保護法による被保護世帯の境界層該当として定率負担額が0 円となっている方の利用者負担を軽減します 対象となる人軽減内容年齢が65 歳に到達する日以前のおおむね1 年の間に障害者施策によるホームヘルプサービスを利用してい 0%( 全額免除 ) た人で 年齢が65 歳に到達したことで介護保険の対象ただし 障害者総合支援法における境界層の該となった要介護者等当でなくなった場合 以後は軽減対象とならな特定疾病によって生じた身体又は精神上の障害が原因いで 要介護又は要支援の状態となった40 歳から64 歳までの方 対象となるサービス 訪問介護 介護予防訪問介護 夜間対応型訪問介護及び第 1 号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する事業 ( 自己負担割合が保険給付と同様のもの ) < 離島等地域における特別地域加算に係る利用者負担の軽減 > 社会福祉法人等で離島等地域にある事業所が提供する訪問介護サービス ( 訪問介護 介護予防訪問介護 ) 定期巡回 随時対応型訪問介護看護及び第 1 号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する事業 ( 自己負担割合が保険給付と同様のもの ) は 15% の割増になるため 利用料を軽減するものです 対象者軽減内容利用者本人が住民税非課税で 離島等地域にある事業 15% の特別地域加算をされた介護報酬について 利用所の訪問介護等を利用した場合者負担を 10% から 9% に軽減 離島等地域の特別地域加算対象地域 旧福知山市 ( 金山 三岳 金谷 雲原 ) 旧三和町全域 旧夜久野町全域旧大江町 ( 河守上 河東 有路下 ) この制度が利用できる市内の申出対象事業所は岩戸ホームです ( 平成 27 年 5 月 1 日現在 ) この制度は 他の軽減制度と併用はできません < 中山間地域等の地域における加算に係る利用者負担の軽減 > 社会福祉法人等で中山間地域等の地域に所在する小規模の事業所が提供する訪問介護サービス ( 訪問介護 介護予防訪問介護 ) 定期巡回 随時対応型訪問介護看護及び第 1 号訪問事業のうち介護予防訪問介護に相当する事業 ( 自己負担割合が保険給付と同様のもの ) は 10% の割増になるため 利用料を軽減するものです 対象者軽減内容利用者本人が住民税非課税で 中山間地域等の地域に 10% の加算をされた介護報酬について 利用者負担を所在する小規模の事業所の訪問介護を利用した場合 10% から 9% に軽減 中山間地域等の加算対象地域 福知山市全域です 小規模の事業所 訪問介護の訪問回数が200 回以下 / 月 ( 介護予防訪問介護は実利用者が5 人以下 / 月 ) の事業所です この制度は 他の軽減制度と併用はできません 3 / 5

< 高額介護サービス費 ( 利用料の自己負担額が高額になった場合 )> 1か月間の介護サービス利用料 ( 利用者 1 割または 2 割負担分 ) が一定額以上となった場合に払い戻します ( 施設サービス等の食費 居住費 日常生活費 在宅サービスの福祉用具購入費 住宅改修費の利用者負担額については高額介護サービス費の対象となりません ) 利用者負担段階区分高額介護サービス費の額利用者負担第 1 段階利用者負担分が月額 15,000 円を超える部分について支給利用者負担第 2 段階利用者負担分が月額 15,000 円を超える部分について支給利用者負担第 3 段階利用者負担分が月額 24,600 円を超える部分について支給利用者負担第 4 段階利用者負担分が月額 37,200 円を超える部分について支給 ( 一般世帯 ) 現役並み所得者利用者負担分が月額 44,400 円を超える部分について支給高額介護サービス費の支給申請は 原則として一度の申請で足ります 申請時に 被保険者証 印鑑 振込みを希望する金融機関口座が分かるものが必要です 申請日より過去 2 年以内の利用分について さかのぼって払い戻しを受けることができます 同一世帯の利用者が支払った1か月ごとの利用者負担額の合計が上限を超えた場合も対象になります 振込口座等の変更が生じた時は 再度の申請が必要です 現役並み所得者 の方で 一定の収入条件を満たす方については 申請により 一般世帯 になる場合があります < 高額介護合算療養費 ( 介護と医療の自己負担が高額になった場合 > 介護サービス利用料が高額になった場合は介護保険から月額の限度額を超える分が 高額介護サービス費 として支給され 医療費が高額になった場合は国保や社保などの医療保険から月額の限度額を超えた分が 高額療養費 として支給されています さらに 自己負担額を軽減するために 同一世帯で介護サービス利用料と医療費の両方の自己負担が高額になった場合に 両方の制度の自己負担限度額を適用したうえで それぞれの自己負担額を合算し 定められた年額の限度額を超えた分が 高額介護合算療養費 として支給されます 通常の高額介護サービス費とは 制度が異なるため 別に申請が必要です 介護サービス利用料が高額になった場合 ( 介護保険 ) 月額の限度額を超えた分が 高額介護サービス費 として支給されます 医療費が高額になった場合 ( 国保や社保など ) 月額の限度額を超えた分が 高額療養費 として支給されます 介護サービス利用料と医療費の両方が高額になった場合それぞれの自己負担を合算して 年額の限度額を超えた分が 高額介護合算療養費 として支給されます 4 / 5

支給対象者要件などは次のとおりです 支給対象者 医療保険 介護保険の両方の自己負担額がある場合で 国保は世帯主に支給し 社保等 後期高 齢者医療及び介護保険では被保険者に支給 支給対象期間 1 年間 (8 月 1 日 ~ 翌年 7 月 31 日 ) の合計 支給額 期間内の医療保険と介護保険の自己負担額を合算して 世帯の負担限度額を超えた額 世帯の 1ヶ月の自己負担額は 高額療養費 高額介護サービス費の支給額を控除する 高額療養費 高額介護サービス費の支給が未申請の場合は これらを支給したものと仮定し た自己負担額を対象とする 合算は世帯ごとに行います ただし同一世帯でも 国保 社保 後期高齢者医療では それぞれ別計算します 所得や年齢に応じて限度額が違います 高額介護合算療養費の限度額は所得や年齢に応じて異なります 下表の限度額 ( 年額 ) を超えたときに その超えた額 について 医療保険と介護保険で自己負担した金額に応じて支給額を按分した金額で 医療保険と介護保険からそれぞれ 支給されます ( 別表 1 2) ただし 限度額を超えた額が 500 円未満の場合は支給されません ( 別表 1 ) 世帯の負担限度額 所得区分 後期高齢者医療制度 + 介護保険 社会保険等または国民健康保険 + 介護保険 ( 世帯内の 70~74 歳 ) 現役並み所得者 67 万円 67 万円 一般 56 万円 56 万円 低所得者 Ⅱ 31 万円 31 万円 Ⅰ 19 万円 19 万円 別 表 1 の 所 得 区 分 表 現役並み所得者 同一世帯に一定以上 ( 課税所得 145 万円以上 ) の所得がある 70 歳以上の人または後期高齢者医療制度の対象者がいる方 ( 例 ) 単身世帯の場合 ( 年金 + 給与収入 等 ) 年収 383 万円以上 低所得者 Ⅱ 世帯全員が住民税非課税の方 低所得者 Ⅰ 世帯全員が住民税非課税で所得が一定基準以下の方 ( 例 ) 年金受給額 80 万円以 下など 一 般 上記以外の方 ( 別表 2 ) 世帯の負担限度額 所得区分 社会保険等または国民健康保険 + 介護保険 (70 歳未満 ) 基礎控除後の所得が 901 万円超 176 万円 基礎控除後の所得が 600 万円超 ~901 万円以下 135 万円 基礎控除後の所得が 210 万円超 ~600 万円以下 67 万円 基礎控除後の所得が 210 万円以下 63 万円 住民税非課税 34 万円 5 / 5