高齢者医療制度に関する

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01 鑑文

                       

の両方を提出する必要がある 問 3 還付額は 領収証に記載されている金額を還付するのか それともレセプト情報から自己負担分を計算するのか 領収証により保険診療に係る一部負担金の額を確認して還付する 問 4 領収証の紛失 または医療機関等の全壊等により 対象の被保険者が負担した一部負担金の額の確認が取

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

⑵ 外来年間合算の支給額計算の基礎となる合算対象額は 基準日において 同一保険者の同一世帯に属しているか否かにより判断されます ( 例 ) 下記の事例の場合 基準日において 甲と乙が同一世帯であれば 3 と 4 は合算できるが 甲と乙が別世帯であれば 3 と 4 は合算できない 基準日保険者である

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附則 ( 平成 26 年 4 月 1 日訓令第 1 号 ) この規程は 平成 26 年 4 月 1 日から施行する 附則 ( 平成 26 年 5 月 22 日訓令第 2 号 ) この規程は 平成 26 年 8 月 1 日から施行する 附則 ( 平成 27 年 3 月 19 日訓令第 1 号 ) この

老発第    第 号

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

【事務連絡】「高額療養費制度の見直しに関するQ&A」の送付について

(様式2)特別徴収中止市町村リスト.xls

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

PowerPoint プレゼンテーション

資料2-1(国保条例)

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

1. 制度趣旨関連 問 1 なぜ 制度の見直しが必要なのですか? 国保制度は 年齢構成が高く医療費水準が高い 所得水準が低く保険料負担が重い 小規模な運営主体 ( 市町村 ) が多く財政が不安定になりやすい などといった構造的な課題を抱えています また 市町村ごとに運営されているため 被保険者の医療

< 現行 > 対象者医療区分 Ⅰ(Ⅱ Ⅲ 以外の者 ) 1 * 医療の必要性の低い者医療区分 Ⅱ Ⅲ 1 2 * 医療の必要性の高い者 ( 指定難病患者を除く ) 3 指定難病患者 2 生活療養標準負担額のうちにかかる部分 1 日につき32 1 日につき 1 日につき < 見直し後 > 対象者医療区

過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の


国民健康保険で受けられる給付 保険の給付 1 3 区分 療養の給付 2 3 負担割合 1 2 療養費として払い戻されるもの 高額療養費の支給 高額療養費の自己負担限度額 70 歳未満の方 区分 所得要件 自己負担限度額 ( 月額 )

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

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別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

( 以下 対象者 という ) が健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時金の支給を受ける旨の意思表示をしたときは 健康保険の保険者が当該対象者に対して出産育児一時金の支給を行うものである また 健康保険の保険者は この法律の規定の趣旨を踏まえ 被保険者がその意思に基づき 保険給付を受けるこ

国民健康保険、後期高齢者医療及び介護保険に係る保険料の還付の促進及び還付加算金の取扱いの改善(あっせん)

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

老発第    第 号

健保連業務支援 G 補足資料 高額療養費の制度改正事項 平成 29 年 8 月施行 1 の引き上げ ( 対象 :70 歳以上の者 ) 1 70 歳以上の外来におけるの引き上げ 70 歳以上の外来におけるが これまでの一般ので 12,000 円 現役並みので 44,400 円だったものが 一般ので 1

第 3 条市長は 前条に規定する申請に基づいて医療費の給付を受けることができる者であることを確認したときは 申請者に重度心身障がい者医療費受給者証 ( 第 2 号様式 以下 受給者証 という ) を交付するものとする 2 前項の受給者証の資格取得日は 市長が交付決定をした日の属する月の翌月の初日 (

別添 一部負担金減免の実施に係る減免額の特別調整交付金による補填に関する Q&A ( 平成 23 年 2 月 ) Q1 平成 22 年 9 月 13 日付け事務連絡 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A について 別添 一部負担金減免 保険者徴収に関する Q&A ( 以下 Q&A と いう )

保保発 0607 第 1 号 保国発 0607 第 1 号 平成 24 年 6 月 7 日 全国健康保険協会理事長 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 長 御中 厚生労働省保険局保険課長 厚生労働省保険局国民健康保険課長 健康保険法第 106 条の規定に基づく出産育児一時

納税義務者について Q 私自身は以前から社会保険に加入しているのに 国保税の納税通知書が私宛に届きましたがなぜですか? A 国保税は世帯主の方に納税義務があります ( 地方税法第 703 条の 4) 世帯主が国保以外の健康保険に加入していても ご家族のどなたかが国保に加入していれば あくまでも加入し

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区分に応じ 当該各号に掲げる書類に必要な事項を記載して交付しなければならない (1) 条例第 2 条第 2 項第 1 号に掲げる重度心身障害者等である受給者重度心身障害者等医療費受給資格証 ( 様式第 3 号 ) 及び福祉医療費請求書 ( 様式第 6 号 ) 又は重度心身障害者等医療費 ( 療養費払

厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

別紙1 自立支援医療費支給認定通則実施要綱

4-2砺波市重度心身障害者等医療費の助成に関する条例施行規則

女性部ボランティアの日程について

事務取扱通知

( 例 2) 特定被災区域にある住家と区域外にある住家を行き来して生活しており 特定被災区域の家が被災したが 住民票は区域外にある場合 公共料金の支払等により生活実態が確認されれば対象として差し支えない ( 例 3) 学生で特定被災区域外に居住している ( 区域外に住民票 ) が 特例により 特定被

国民健康保険料の減額・減免等

入院時生活療養費の見直し内容について(厚生労働省保険局保険課:H29.4.7)

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「公的年金からの特別徴収《Q&A

第6 北海道国民健康保険調整交付金

Microsoft PowerPoint - 【がっちゃんこ版(分科会)】全国課長会議資料

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健康保険料と国民健康保険料の二重払いの解消(概要)

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

常務理事事務長係係 70 歳以上 ソニー健康保険組合理事長殿 1 被保険者証の記号 番号 健康保険限度額適用認定申請書 [ 兼食事療養標準負担額減額申請書 ( 被保険者が非課税の場合に限る )] 被保険者の氏名 押 被保険者本人が氏名を記入した場合は押不要 平成年月日 認 日中連絡の取れる電話番号

をしていないもの と読み替えた場合に同号イに該当する所得割の納税義務者又は同項第 12 号中 妻と死別し 若しくは妻と離婚した後婚姻をしていない者又は妻の生死の明らかでない者で政令で定めるもの とあるのを 婚姻によらないで父となった男子であって 現に婚姻をしていないもの と読み替えた場合に同号に該当

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( 補助金の交付申請 ) 第 4 条補助金の交付を受けようとする保護者 ( 以下 申請者 という ) は 大阪狭山市私立幼稚園就園奨励費補助金交付申請書 ( 様式第 1 号 ) を市長に提出しなければならない ( 補助金の交付決定 ) 第 5 条市長は 前条の申請があった場合は 内容を審査し適当と認

番号制度の実施に伴う社会保障関係システムの改修について 国 都道府県 市町村 市町村 医療保険者等 システム名 社会保険オンラインシステム 労災行政情報管理システム ハローワークシステム 障害者福祉システム 児童福祉システム 生活保護システム 国民年金システム 国民健康保険システム 後期高齢者医療シ

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伊丹市市民福祉金条例の一部を改正する条例(平成12年  伊丹市条例第  号)

6 平成 30 年度 ( 平成 29 年所得分 ) 市町村民税課税証明書 ( 全項目証明 ) 受診者 ( 患者 ) の加入保険 市町村国保後期高齢者医療保険 社会保険等の被用者保険 ( 健康保険組合 協会けんぽ等 ) 書類を提出していただく対象者 同一医療保険に加入している全員 ( 中学生以下は不要

沖縄市こども医療費助成要綱

日の属する月の初日から65 歳の誕生日の前日までの期間 (2) 条例第 2 条第 2 項第 2 号に掲げる重度心身障害者等である受給者受給資格の登録をした日の属する月の初日から70 歳の誕生日の属する月の末日 ( その誕生日が月の初日であるときはその日の属する月の前月の末日 ) までの期間 (3)

(4) 今月下旬に所得税法施行令を改正するとともに 法令解釈通達を発遣し 上記のとおり 保険年金 に係る所得税の取扱いを変更いたします 取扱い変更後 所得税の還付の手続きが可能となります なお 納税者の方々には 次の点にご注意いただく必要があります 所得税が納めすぎとなっていた場合の還付手続きには

国民健康保険加入者の皆さんへ 皆さんの保険税は国保をささえる大切な財源です 平成 30 年度 国民健康保険 ( 国保 ) は 病気やけがに備えて加入者の皆さんが 国民健康保険税 ( 国保税 ) を納め 医療費の支払いにあてる保険制度です 医療費の支払いは 病院などで支払う一部負担金のほか 国などから

老人医療給付費等の国庫負担(補助)について


サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

02【通知案】年管管発 第号(周知・機構宛)

301121答申件数表

時効特例給付制度の概要 制度の概要 厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付に係る時効の特例等に関する法律 ( 平成 19 年 7 月 6 日施行 ) に基づき 年金記録の訂正がなされた上で年金が裁定された場合には 5 年で時効消滅する部分について 時効特例給付として給付を行うこととされた 法施行前

となっています なお 1 日生まれの方は前月末日が満年齢到達日になりますので 前月を含めて介護保 険料が計算され 健康保険に含まれる介護保険分は前々月までの計算となります 65 歳以上の介護保険料が健康保険に含まれていた時より高額になったと思うのですが 答え 40 歳から 64 歳までの健康保険に含

(案)

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Q3 なぜ 必要な添付書類が変わるのですか? A3 厚生労働省より 日本国内にお住いのご家族の方を被扶養者に認定する際の身分関係及び生計維持関係の確認について 申立のみによる認定は行わず 証明書類に基づく認定を行うよう 事務の取扱いが示されたことから 届出に際して 確認書類の添付をお願いすることとな

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⑵ 蒲郡市が世帯主に対して支給する出産育児一時金の額を限度として 医療機関等が世帯主に代わって出産育児一時金を受領する旨及び出産育児一時金の額を超えた出産費用については 別途被保険者が医療機関等の窓口で支払う必要がある旨 ⑶ 医療機関等が世帯主に代わって出産育児一時金を受領した額の範囲で 蒲郡市から

0 表紙

48

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強制加入被保険者(法7) ケース1


表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)3課連名

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

Ⅱ. 赤字の解消計画 Ⅱ (1) 赤字解消のための基本方針 Ⅱ (2) 赤字解消のための具体的取組 平成 28 年度決算時点において 本市に解消すべき法定外繰入金及び赤字はない Ⅱ (3) 赤字解消の年次計画 ( 総括表国定義 ) 以下の法定外繰入にかかる項目は別紙の内訳を自動集計します 法定外繰入

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標準例6

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

事務連絡平成 23 年 6 月 1 日 都道府県民生主管部 ( 局 ) 国民健康保険主管課 ( 部 ) 都道府県総務主管部 ( 局 ) 市区町村主管課 御中 厚生労働省保険局国民健康保険課総務省自治税務局市町村税課 東日本大震災により被災した被保険者に係る国民健康保険料 ( 税 ) の減免に対する財

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1 2

保険料は個人ごとに 後期高齢者医療制度では 被保険者一人ひとりに保険料を負担していただくことになります 新たに 75 歳になられた方 (65 歳以上 75 歳未満で一定以上の障害があり 認定を受けた方を含む ) は 以前に加入していた国民健康保険や被用者保険を脱退して この制度に移行することになりま

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( 概要図 ) 告知書発行納期限督促状発行督促状による 対象月 ( 翌月 20 日まで ) ( 翌月末 ) 納付指定期限 延滞金の割合 10 日 ( 運用 ) 10 日 3 ヶ月 2.6% ) 8.9% 2 ただし 督促状による納付指定期限までに掛金を完納したときは 延滞金は発生しない 1 平成 3

特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 9 国民年金に関する事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 羽島市は 国民年金に関する事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり 特定個人情報ファイルの取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼ

件数表(神奈川)

第 1 号被保険者 資格取得の届出の受理 種別変更の届出の受理 資格喪失の承認申請 ( 任意脱退 ) の受理 資格喪失届出の受理 資格喪失の申出 第 1 号被保険者 任意加入被保険者 付加保険料の納付の申出の受理 付加保険料の納付しないことの申出の受理 に申請 届出または申出をした場合 被保険者 世

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

実務上の取扱い(改正)

(頭紙)公布通知

平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税務上の措置 ( 手続 )FAQ 平成 30 年 7 月広島国税局 平成 30 年 7 月豪雨により被害を受けられた方の税制上の措置 ( 手続 ) 等につきまして 照会の 多い事例を取りまとめましたので 参考としてください 目次 Ⅰ 災害にあった場

1. 高額療養費制度について 高額療養費制度とは 患者さんの高額な医療費負担を軽減するための制度です 医療機関や薬局で 診察や治療を受けたときや薬局でお薬を受け取ったときなどに 支払った医療費の自己負担額が一定の金額 ( 自己負担限度額 ) を超えた場合 加入している健康保険 に申請することで 超え

茨城厚生年金事案 2029 第 1 委員会の結論総務大臣から平成 24 年 10 月 10 日付けで行われた申立人の年金記録に係る苦情のあっせんについては 同日後に新たな事実が判明したことから 当該あっせんによらず 申立人のA 社における資格喪失日に係る記録を昭和 41 年 9 月 5 日に訂正し

Transcription:

高齢者医療制度に関する Q&A ( 平成 21 年 5 月分 ) 今後 逐次 加除修正を行う予定 1

資格 給付関係 < 高額介護合算療養費関連 > ( 問 1) 国保連合会への委託を行わず 独自に申請対象者を抽出して勧奨を行う場合 介 護保険者や他医療保険者における自己負担額を把握するために 各保険者からデータ提 供を受けることは可能か 高額介護合算の申請勧奨を目的として 広域連合が各保険者に対し被保険者の自己負担額の提供を求めたことに対し 各保険者が当該額の提供を行うかどうかについては 各保険者の判断によることとなる ( 問 2) 基準日に加入している保険者 ( 広域連合を含む 以下同じ ) 以外の保険者 ( 以下 他の保険者 という ) への加入履歴がある場合 当該保険者が広域連合管内の市町村 国保や介護保険であっても 自己負担額証明書の添付が必要なのか 原則として必要である ただし いわゆるワンストップサービスにより長寿医療制度の窓口において当該他の保険者に対する申請書を併せて受け付け その原本を当該他の保険者に送付することにより自己負担額の通知を受けることについて 当該他の保険者との間で調整が図られている場合にあっては 自己負担額証明書の添付を省略することとして差し支えない ( 問 3) 世帯に精算対象者がいる場合においては 当該清算対象者が属していた世帯の他 の被保険者から高額介護合算療養費の支給申請が行われたことをもって 当該精算対象 者に係る申請についても行われたものとみなすことは可能か 当該精算対象者に係る申請が必要である ( 問 4) 申請の受付をワンストップで行った場合でも 支給 ( 不支給 ) 決定通知書の送付 は各保険者で行うと考えて良いか お見込みのとおり 2

( 問 5) 高額介護合算療養費に係る消滅時効と高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費に 係る消滅時効との関係如何 高額介護合算療養費に係る消滅時効と高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費に係る消 滅時効はそれぞれ別に進行する 3

< 高額介護合算以外 > ( 問 6) システムの不具合に起因して高額療養費の計算誤りが生じ 過払い額の戻し入れ を行う場合の時効については 高齢者医療制度に関する Q&A( 平成 21 年 1 月分 ) 問 24 の回答で示された取扱いと同様に 地方自治法に基づき 5 年という理解でよいか お見込みのとおり ( 問 7) 基準収入額の適用申請については 平成 21 年 1 月分及び平成 21 年 3 月分のQ &Aにより 広域連合内で転居した場合には 判定の対象となる方の収入額を把握している場合には 再度の申請は要しない 旨が示されたところであるが 限度額適用 標準負担額減額認定の申請についても下記のケースすべてにおいて同様の取扱いとしてよろしいか 1 世帯構成が変わらずに 広域連合内で転居した場合 2 世帯構成の変更を伴って広域連合内で転居した場合 3 広域連合外に転出した者が 再度広域連合内に転入して被保険者となった場合 4 障害認定を撤回した方が 再度 障害認定の申請又は75 歳に年齢到達して資格取得した場合また 1から4までの場合において 当該世帯が未申告者を含む市町村民税世帯非課税であるときは 低所得者 Ⅱに該当するものとして取り扱ってよいか お見込みのとおり ただし 当該申請の省略にあたっては 一律に行うのではなく 被保険者の意思踏まえた上で行われたい 4

( 問 8) 平成 21 年 2 月分のQ&Aの問 3の回答において 所得区分の判定に係る簡易申告書の取扱いについて 1 月 1 日に国内に住所のある方については 高齢者医療確保法第 138 条の規定により 市町村の税担当部署に所得照会を行い 必要な情報を受ける等により対応されたい とあるが 被保険者が市町村民税世帯非課税 ( 低所得者 Ⅱ) であって その世帯の中に未申告者 ( 被保険者本人である場合を含む ) がいる方については 市町村の条例により申告義務が免除されていることを理由に申告が受け付けられない場合があり 市町村の税担当部署に所得照会を行っても 必要な情報が得られないことがある このような場合において 低所得者 Ⅰに該当するものとして 被保険者から限度額適用認定の申請があった際は どのように取り扱うこととなるのか お尋ねの場合においては 高齢者医療確保法施行規則第 67 条第 1 項の規定に基づき 限度額適用認定の申請に際し必要な書類を添付させることにより対応されたい ( 問 9) 老齢福祉年金の受給権を有している被保険者に係る低所得者 Ⅰの適用について 例えば 5 月 10 日に世帯に転入者があったことにより 当該年金の全額につき支給が停止されることとなった場合においては 当該被保険者に係る所得区分の変更はいつから適用されるのか 6 月 1 日 ( 老齢福祉年金の支給の停止事由が発生した日の属する月の翌月 ) から適用さ れる ( 問 10) 老齢福祉年金の受給権を有している被保険者が転入してきた際 当該転入時には当該受給権を有している事実が確認できなかったため 低所得者 Ⅱ の判定をしていたが 後日事実が判明した この場合 所得区分の変更は転入当初まで遡及して低所得者 Ⅰの区分を適用するのか もしくは事実が判明した時点からとなるのか 高額療養費の支給額の計算に当たっては 時効の適用を受けない範囲で転入当初まで遡及して低所得者 Ⅰの区分を適用することとなる また 限度額適用認定の申請があった場合においては 申請のあった日の属する月の初日を発効期日欄に記載して 低所得者 Ⅰの区分の限度額適用 標準負担額減額認定証を交付することとなる 5

( 問 11) 一部負担金の減額 免除又は徴収猶予の取扱いについては 一部負担金の減額 免除又は徴収猶予の取扱いについて ( 平成 20 年 3 月 24 日付け保総発第 032400 5 号 ) において 一部負担金を支払うことが困難と認められる場合として 市町村の条例に定めるところにより当該市町村民税が減免された場合が示されている しかしながら 市町村によっては 高齢者医療確保法第 138 条により被保険者の市町村民税についての徴収猶予又は減免状況を照会しても 徴収猶予及び減免状況等については地方税法第 22 条 ( 秘密漏えいに関する罪 ) の規定に抵触するため回答できない 旨の回答をいただくことがあり その場合の対応についてご教示いただきたい お尋ねの場合にあっては 高齢者医療確保法施行規則第 33 条第 2 項の規定に基づき 一部負担金の減免の申請の際に 市町村民税が減免されている旨を確認できる書類の添付を求めることにより対応されたい ( 問 12) 後期高齢者医療制度における 世帯 及び 世帯主 は 住民基本台帳により 判断するのか それとも個々の実態ごとに判断するのか 住民基本台帳上の世帯を基本としつつ 個々の実態を踏まえて判断されたい ( 問 13) 被保険者証については 高齢者医療確保法施行規則に様式が規定されています が 被保険者名の上段に住基情報等に基づいた よみがな を追加記載することは可能 でしょうか 差し支えない < 平成 21 年 1 月分 Q&A 問 4の訂正 > ( 問 4) 精算対象者に係る高額介護合算療養費の計算において 精算対象者の資格喪失日が月の途中であった場合 精算対象者が基準日に属する世帯の他の後期高齢者医療被保険者の自己負担額については 精算対象者に係る基準日の前日までの療養に係る自己負担額を合算するのか 後期高齢者医療の被保険者の自己負担額を月の途中までで計算することは困難であることから 精算対象者に係る基準日が月の途中である場合における 当該基準日に当該精算対象者と同一の世帯に属する他の後期高齢者医療被保険者の自己負担額については 当該基準日の前日の属する月までの自己負担額を合算する 6

保険料 特別徴収関連 ( 問 14) 標準システムが保有する年度集計処理に用いる保険料の収納情報の中に 市町村の決算上の額と異なるものがあるが 差し支えないか また 出納閉鎖までの間に発生した還付が未済である場合の市町村の決算方法を示していただきたい 標準システムの収納情報を市町村における決算額に合わせた上で 年度集計処理を行っていただきたい なお 市町村における決算額については 還付未済額を収納額から除くことに留意されたい ( 問 15) 社会保険の保険料等に係る延滞金を軽減するための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 が 5 月 1 日に公布され 平成 22 年 1 月 1 日より施行されることを受けて 本市においても 延滞金の軽減期間についての条例改正を検討している 本市においては 地方税の例により 延滞金の取扱いについて規定しているが 地方税法における延滞金の軽減規定については改正がないと考えてよいか お見込のとおり ( 問 16) 社会保険の保険料等に係る延滞金を軽減するための厚生年金保険法等の一部を改正する法律 においては 源泉徴収による国税の例にならい 延滞金の軽減期間を 3ヶ月としているが 国税通則法における軽減期間は2ヶ月ではないのか 源泉徴収による国税が法定納期限までに納付されなかった場合 国税通則法第 36 条第 1 項に基づき納税の告知を行うこととされており その場合の納期限は同条第 2 項及び国税通則法施行令第 8 条第 1 項により 納税告知書を発する日の翌日から起算して1 ヶ月を経過する日とされている 一方 源泉徴収による国税を法定納期限までに完納しない場合においては 国税通則法第 60 条第 1 項の規定により延滞税を徴収することとなるが 当該延滞税の算定に係る利率については 同条第 2 項において 法定納期限の翌日から納税の告知による納期限までの期間と納税の告知による納期限の翌日から2ヶ月を経過する日までの期間について軽減することが規定されている 以上を踏まえ 先般 社会保険の保険料等に係る延滞金について 納期限から3ヶ月軽減することとされたものである 7

( 問 17) 長寿医療制度加入前に加入していた国民健康保険の保険料 ( 税 ) を現在も分納している場合で その者が特別徴収対象者になった場合 市町村がやむを得ないと判断すれば 特別徴収から普通徴収に切り替えることとして良いか 国民健康保険の保険料 ( 税 ) その他の市町村における徴収金を分納している等により 現在の収入や生活状況に鑑みて 長寿医療制度の保険料について減免 徴収猶予又は分割納付を行う必要性が認められる者については 高齢者医療確保法第 110 条において読み替えて準用する介護保険法第 135 条に規定する 特別な事情 に該当するものとして 特別徴収から普通徴収に切り替えることとして差し支えない ( 問 18) 特別徴収と口座振替との選択制の周知について 今後自治体としてどのような方法で行っていくべきか 見解如何 特別徴収と口座振替との選択制の周知については 本年 4 月からの実施にあわせて 対象となる被保険者に対するダイレクトメールの送付等による周知を依頼してきたところであるが 今後とも 保険料額決定通知書や被保険者証の送付時等に周知文書を同封するとともに 市町村の広報紙等により更なる周知に努めていただきたい ( 問 19) 先般示された 離職者に係る保険料の減免に関する平成 21 年度特別調整交付金交付基準に関する Q&A 問 2によると 平成 21 年度の交付金の算定対象は 被保険者の離職日にかかわらず平成 21 年 4 月から12 月 31 日までに納付期限が到来する保険料について減免した額とのことだが 1 平成 22 年 1 月に 被保険者から平成 21 年 3 月にすでに離職していたことを理由とする減免申請があり 広域連合の要綱に基づき 遡って平成 21 年 7 月から12 月までに納付期限が到来した保険料の減免を行った場合 2 平成 21 年 7 月に離職を理由とした保険料減免の対象となった被保険者について 平成 19 年分所得の増額更正があったことに伴い 平成 21 年 8 月に平成 20 年度分保険料の増額賦課があり 当該賦課分が減免対象となる場合についても算定対象となるのか 1について平成 21 年 4 月 1 日から12 月 31 日までの間に納付期限が到来する保険料について 同年 12 月 31 日までに減免を行った額を算定の対象とするため 平成 22 年 1 月以降に減免を行った額については算定の対象とならない 2について相当年度が平成 21 年度である保険料であり 平成 21 年 4 月 1 日から12 月 31 日までの間に納付期限が到来するものについて減免を行った額を算定の対象とするため 平成 20 年度の保険料について減免を行った額については算定の対象とならない 8

( 問 20) 後期高齢者医療保険料の徴収業務のうち 事実上の行為に当たる業務 ( 具体的には 滞納者に対する電話や文書による自主的納付の呼びかけ業務 ( コールセンター業務を含む )) について民間に委託してよいか 差し支えない なお 国民健康保険関係の窓口業務及び国民健康保険料等の徴収業務の民間委託に係る取扱い等については 公共サービス改革基本方針 の改定 ( 国民健康保険関係の窓口業務及び国民健康保険料等の徴収業務の民間委託に関する留意事項 ) について ( 平成 19 年 3 月 28 日付け老介発第 0328001 号 保国発第 0328002 号厚生労働省老健局介護保険課長 保険局国民健康保険課長通知 ) により示されているところであるが 長寿医療制度においても 同通知に準じて取り扱うこととされたい 9