米を作付けしている担い手の皆様へ! 品目横断的経営安定対策 収入減少影響緩和対策編 平成 19 年 1 月 農林水産省東海農政局
品目横断的経営安定対策のポイント 全農家を一律とした施策 品目横断的経営安定対策 支援の対象 意欲と能力のある担い手に限定 意欲と能力があると市町村が認定した農家 法人 ( 認定農業者 ) 及び一定の条件を備えた集落営農組織で 以下の経営規模以上のものに限定 1 認定農業者 : 4ha 以上 ( 北海道は 10ha 以上 ) 2 集落営農組織 :20ha 以上 条件が不利な中山間地域や複合経営等には 経営規模の特例あり また 国が定める環境規範を遵守すること 対象農地を農地として利用することが必要 政策転換の効果 農業の構造改革を加速化 これにより国際競争力も強化 個々の品目ごとの価格に着目した支援 支援の内容 品目別の価格政策ではなく 経営全体に着目した政策に一本化 以下の補てんを実施 1 諸外国との生産条件格差から生じる不利を補正するための補てん 生産条件不利補正交付金 過去の生産実績に基づく支払い 毎年の生産量 品質に基づく支払い 対象品目 麦 大豆 てん菜 でん粉原料用ばれいしょ 2 収入の減少の影響を緩和するための補てん 収入減少影響緩和対策 対象品目 米 麦 大豆 てん菜 でん粉原料用ばれいしょ 経営者の創意工夫の発揮とニーズに応えた生産を促進 WTO 協定における 緑の政策 に転換し 国際規律に耐え得る体系を確立 米は 諸外国との生産条件格差から生じる不利が国境措置により実質的に補正されているので 収入影響緩和対策のみの対象となります このパンフでは この部分についてわかりやすく説明しているから中を見てね!! - 1 -
収入減少影響緩和交付金のしくみ 標準的収入 米の差額麦の差額大豆の差額 品目ごとの収入差額を合算 相殺 9 割補てん金 過去 5 か年中庸 3 か年平均収入 当該年収入 補てんの原資は 標準的収入の 10% の減収に対応しうる額を 予め生産者 1: 国 3 の割合で拠出 標準的収入は 19 年春に 当該年収入は 20 年春に それぞれ都道府県別に決定されます 農業災害補償制度による補償との重複は控除されます モデル試算例 前提条件 県に住む米 4ha 小麦 2ha 大豆 2ha を作付けする農家 県の米 小麦の価格が 10% 下落 大豆の価格が 10% 上昇 米 麦 大豆の収量に変動なし 米 小麦大豆 標準的収入 当該年収入 増減額 140 千円 /10a 126 千円 /10a 14 千円 /10a 15 千円 /10a 13 千円 /10a 2 千円 /10a 21 千円 /10a 23 千円 /10a +2 千円 /10a 標準的収入 ( 仮定 ) 価格 16,000 円 /60kg 単収 525kg/10aで算定価格 2,400 円 /60kg 単収 370kg/10aで算定価格 7,000 円 /60kg 単収 180kg/10aで算定 積立金 積立金の計算 ( 品目ごとに標準的収入に面積を乗じて計算された金額の和 ) 10%(10% 減収を想定 ) 9 割 (9 割の補償 ) 1/4( 農家の拠出割合 ) このケースでは 142 千円 補てん金 減収額の計算米 14 千円 /10a 4ha= 560 千円麦 2 千円 /10a 2ha= 40 千円大豆 2 千円 /10a 2ha= 40 千円合算 相殺してこのケースでは 560 千円の減収 積立金管理団体に納付 減収額の 9 割補てんこのケースでは 504 千円 農家と国との拠出割合に応じて積立金より 126 千円の払戻 国より 378 千円の交付 農家へ 504 千円補てん 積立金の残金は翌年度に繰り越し 麦 大豆の作付がない場合は 米のみの計算となります - 2 -
加入できるのは 認定農業者で 経営規模が4ha 以上の者経営規模が20ha 以上の集落営農組織 ( 特例措置もあります 詳しくは地域課へ ) 加入申請は 受付期間平成 19 年 4 月 2 日 ( 月 )~7 月 2 日 ( 月 ) 加入申請書 積立金申出書に必要事項を記入して提出 認定農業者証の写し及び農業経営改善計画の写しを併せて提出様式は農政局 農政事務所 地域課にありますまた東海農政局のホームページからもダウンロードできます ( パソコン入力 OK) 対象になるのは 収入減少影響緩和対策の補てん金の対象となる米は 生産目標数量の範囲内で 農産物検査 3 等以上のものであって 次のものが対象となります ( 種子は除く ) 1 JA 等に出荷したもの 2 消費者等と契約を結んで直接販売したもの ( 販売価格が市場価格と連動して設定されていることが必要です ) 難しいから地域課に聞いてください 準備するものは 農地基本台帳の写し 環境規範シート 出荷量を証明する書類等々たくさんありますが 加入申請が済んだ農業者の皆様には 時期になりましたら 必要書類等について農政局よりお知らせします - 3 -
ナラシに加入しました!! 平成 18 年 9 月から 11 月までの間に 東海 3 県で麦を作付けする 815 の認定農業者と 171 の集落営農組織あわせて 986 の担い手の皆さんがナラシに加入しました 麦を作付けする担い手の皆さんは ほとんどの方が加入しました 次は 米を作付けする皆さんです!! 今までの対策より負担は軽くなります 補償は 積立金の 4 倍!! この対策では あらかじめ作付面積に応じた積立金を納付することが必要となります 補てん金は 計算された減収額の 9 割を生産者 1 国 3 の割合で交付します 納付された積立金は 積立金管理団体が管理します 積立金は掛け捨てではありません!! 積立金残額は 翌年に繰り越しとなり 積立金残高が一定金額を超えた場合は 積立を休むことができます また 対策加入をやめる場合は積立金残額は返金します 米は 販売価格や実単収の増減により 毎年の収入額が大きく変動することがあります ナラシ対策への加入により 大きな収入減少に備えることができます 稲作経営を安心して継続するためにも!! ナラシへの加入お待ちしています!! 相談は お近くの受付 相談窓口へ - 4 -
ナラシって何のことだ? その年の米 麦 大豆の販売金額の合計額が最近の平均収入額を下回った場合に その差額の 9 割を補てんする制度だよ!! 産直しかしてないぞ? 契約書と伝票があれば 大丈夫! ネット販売でも OK だけど 記録を残してね! 農業共済に入っているからいいよ! 農業共済は 気象災害や病害虫による減収にたいして補償されるけど ナラシは農家の収入の減少について補償するんだよ!! どうやってはいるんだ? 平成 19 年 4 月 2 日から 7 月 2 日の間に 加入申請書とナラシの積立金申出書に記入して 窓口に出せば OK だよ!! トホホ 米の価格が下がったよ 赤字だよ どうしよう あわてないで! ナラシにはいってるんだから!! 米の価格が下がり 収入が減少しましたが ナラシに入っていたので 減収額の 9 割が補てんされました - 5 -
収入減少影響緩和対策のスケジュール 加入者 積立金管理団体 農林水産省 平成 19 年 4 月 2 日 ( 月 )~7 月 2 日 ( 月 ) 受付窓口で加入申請 平成 19 年 ~7 月 31 日 ( 火 ) 積立金を納付する 受付 書類確認加入者番号 積立金額納付の通知 積立金額は 水稲の作付申出面積により算出されます 平成 20 年 ~4 月 15 日 ( 火 ) 19 年産の生産実績数量を報告する 積立金の管理 積立金額の確定通知 加入申請時に指定した口座に振り込まれます 過払い金の返金 積立金の確定は 生産実績数量を基に算出します 確定額が 納付した積立金の額を下回った場合は差額が返却されます 平成 20 年 ~6 月 30 日 ( 月 ) 交付申請書を提出 加入申請時に指定した口座に振り込まれます 交付金計算書の送付 交付金の交付手続き交付金交付 ( 交付金の 3/4) 積立金の返金 ( 交付金の 1/4) - 6 -
品目横断的経営安定対策受付 相談窓口 岐 阜 県 東海農政局岐阜農政事務所東海農政局岐阜農政事務所東海農政局岐阜農政事務所 機関名所在電話番号 FAX 担当部課等 東海農政局岐阜農政事務所 地域第一課 地域第二課 地域第三課 500-8288 岐阜市中鶉 2-26 058-271-4044 058-274-0656 503-0027 0584-73-4351 ( 代表 ) 大垣市笠縫町 509-7 0584-73-4353 (FAX) 506-0055 0577-32-1155 ( 代表 ) 高山市上岡本町 7-479 0577-32-1156 (FAX) 509-9132 0573-68-3838 ( 代表 ) 中津川市茄子川 1646-20 0573-68-3836 (FAX) 課長補佐 農政業務管理官等 課長補佐 農政業務管理官等 課長補佐 農政業務管理官等 東海農政局 460-8516 052-201-7271 ( 代表 ) 企画調整室名古屋市中区三の丸 1-2-2 052-219-2673 (FAX) 農政専門官等 東海農政局 466-0857 052-763-4343 ( 代表 ) 課長補佐 愛 消費 安全部 地域第一課名古屋市昭和区安田通 4-8 052-753-0230 (FAX) 農政業務管理官等 知 東海農政局 441-8064 0532-45-8195 ( 代表 ) 課長補佐 消費 安全部地域第二課豊橋市富本町国隠 20-6 0532-45-8196 (FAX) 農政業務管理官等 県 東海農政局 444-0802 0564-51-5131 ( 代表 ) 課長補佐 消費 安全部 地域第三課岡崎市美合町字平端 23-70 0564-51-5132 (FAX) 業務管理官等 東海農政局 496-8011 0567-28-2197 ( 代表 ) 課長補佐 消費 安全部 地域第四課愛西市諏訪町郷浦 64-3 0567-28-2198 (FAX) 農政業務管理官等 三 東海農政局三重農政事務所 514-0006 059-228-3151 ( 代表 ) 農政推進課津市広明町 415-1 059-225-9694 (FAX) 農政専門官等 重 東海農政局 510-0074 0593-53-4671 ( 代表 ) 課長補佐 三重農政事務所地域第一課四日市市鵜の森 1-10-2 0593-53-4673 (FAX) 農政業務管理官等 県 東海農政局 515-0005 0598-52-1511 ( 代表 ) 課長補佐 三重農政事務所 地域第二課 松阪市鎌田町字南沖 279-1 0598-52-1512 (FAX) 農政業務管理官等 ( 代表 ) (FAX) 農政推進課農政専門官等 担い手相談窓口について 品目横断的経営安定対策 の実施に関する 農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律 ( 担い手経営安定新法 ) が平成 18 年 6 月に可決 成立し 秋まき麦を作付けて収入減少影響緩和対策に加入する農業者の加入申請が平成 18 年 9 月から始まり 11 月で終了しました それ以外の農業者は平成 19 年 4 月から 6 月までの間に加入申請を行います 東海農政局では 同対策及び対象となる担い手育成 確保に係るご質問等に対応するため 担い手相談窓口を開設しています また 集落座談会等への出席要請に応じ 時間や場所にとらわれず東海農政局幹部等が出席する いつでもどこでも担い手相談会 も実施しています 品目横断的経営安定対策及び担い手育成 確保についてのご質問 ご要望等がありましたら 上記の最寄りの農政事務所 地域課並びに下記の連絡先までお願いします 連絡先 : 東海農政局担い手相談窓口 ( 経営課内 ) 受付時間月 ~ 金 9:30~17:00 052-201-7271 内線 2449