SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期

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がんと診断された時からの緩和ケア はじめに 平成 24 年 6 月に見直された がん対策推進基本計画 において 緩和ケアは がんと診断された時からの緩和ケアの推進 として 引き続き重点的に取り組むべき課題として掲げられ より早い時期から適切に緩和ケアを提供していく体制を整備することが求められています

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もくじ 目的 目標 支援体制図 4 運用規準 ) 運用地域 ) 運用開始時期 ) 実施方法 4) 実施手順 5) 個人情報の取扱い 6) 運用に関する留意事項 5 資料 精神障害者の治療中断 4 精神障害者の治療中断の アセスメント項目 適用例 考え方 6

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医療に対するわたしの希望 思いが自分でうまく伝えられなくなった時に医療が必要になった場合 以下のことを希望 します お名前日付年月日 変更 更新日 1. わたしの医療について 以下の情報を参照してください かかりつけ医療機関 1 名称 : 担当医 : 電話番号 : かかりつけ医療機関 2 名称 :

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患者学講座第1講「医療と社会」

Transcription:

がん看護エキスパートナース育成計画 2009 年 6 月 25 日 作成者 : 祖父江正代 1. 目的江南厚生病院に通院あるいは入院しているがん患者に質の高いケアを提供できるようになるために 看護師ががん看護 ( とくに緩和ケア ) 分野の知識や技術を修得することを目的とする 2. 対象者 1) レベル Ⅱ 以上で各分野の知識と技術修得を希望する者 2) 期間中 80% 以上参加できる者 3. 教育期間 時間 2 年間の継続教育とする 第 1 期生平成 21 年 8 月 ~ 平成 22 年月 2 ヶ月に 1 回 11 回 /1 コース学習会は原則第 4 木曜日 17 時 30 分 ~18 時 45 分とする 4. プログラム内容第 1 回がん患者の闘病経過とそれに伴う患者 家族の心身の特徴診断期 化学療法および放射線療法など治療期再発期 終末期などのケア第 2 回疼痛マネジメント 1 アセスメント第 3 回疼痛マネジメント 2 薬剤の知識第 4 回呼吸困難感マネジメント第 5 回せん妄マネジメント第 6 回コミュニケーションスキル ( 患者 家族 医師 ) 第 7 回家族ケア第 8 回全身倦怠感マネジメント第 9 回スピリチュアルケア第 10 回臨死期 死後の処置のケア第 11 回倫理 デスカンファレンスの持ち方 5. 教育内容 GIO: がんを患っているケア対象者の特徴に合わせた看護ケアが提供できるようになるために がん闘病経過に伴う心身の特徴に合わせたケア方法について理解する SBOs- 1: がん患者の闘病経過について述べることができる SBOs- 2: トータルペインの考え方について説明できる

SBOs- 3: がん診断期の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 4: がん治療期 ; 化学療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 5: がん治療期 ; 放射線療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 6: がん治療期 ; 手術療法を受けている患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 7: がん終末期患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 8: 在宅療養中の患者の心身の特徴について述べることができる SBOs- 9: がん患者をもつ家族の心身の特徴について述べることができる SBOs-10: 緩和ケアの概念について説明できる SBOs-11: 最近のがん医療における問題について述べることができる 2 ) 疼痛マネジメント 1 アセスメント GIO: 疼痛緩和について正確にアセスメントできるようになるために がん性疼痛におけるマネジメント技術を修得する SBOs- 1: がん患者が体験する痛みの種類を述べることができる SBOs- 2: がん性疼痛のメカニズムについて述べることができる SBOs- 3: がん性疼痛における観察項目を説明できる SBOs- 4: がん性疼痛緩和のために患者から収集する情報を説明できる SBOs- 5: 疼痛アセスメントのために必要な画像診断の種類を列挙できる SBOs- 6: がん性疼痛緩和における医療者の姿勢について述べることができる SBOs- 7: がん性疼痛の強さをアセスメントする方法について説明できる SBOs- 8: がん性疼痛緩和のために必要な看護ケア ( 薬剤以外の対処 ) について述べることができる SBOs- 9: 総合的情報を基に疼痛の種類を判断できる SBOs-10: がん性疼痛が緩和されているか否かについて判断できる 3 ) 疼痛マネジメント 2 薬剤の知識 GIO: 疼痛緩和について効果的なマネジメントできるようになるために がん性疼痛緩和方法の知識を身につける SBOs- 1: がん性疼痛に使用する薬剤を列挙できる SBOs- 2: NSAIDs の作用について述べることができる SBOs- 3: オピオイドの作用について述べることができる SBOs- 4: オピオイドの種類について列挙できる SBOs- 5: WHO の除痛ラダーについて説明できる SBOs- 6: オピオイドローテーションについて説明できる SBOs- 7: 鎮痛補助薬の作用について述べることができる SBOs- 8: レスキューの使用方法について述べることができる SBOs- 9: 各薬剤の副作用マネジメント方法について述べることができる

SBOs -10: 事例の疼痛アセスメント結果を基に適応となる薬剤を列挙できる SBOs -11: 麻薬使用について拒否する患者への対応方法について説明できる 4 ) 呼吸困難感マネジメント GIO: 呼吸困難感のある患者の症状緩和が図れるようになるために 呼吸困難感のマネジメントに関する知識を身につける SBOs- 1: 呼吸困難感のメカニズムについて述べることができる SBOs- 2: 呼吸困難感における観察項目を説明できる SBOs- 3: 呼吸困難感の緩和のために必要な情報について説明できる SBOs- 4: 呼吸困難感に伴う日常生活への影響について述べることができる SBOs- 5: 事例を基に呼吸困難感の原因についてアセスメントできる SBOs- 6: 呼吸困難感に効果のある薬剤を列挙できる SBOs- 7: 呼吸困難感のマネジメント上の問題を列挙できる SBOs- 8: 呼吸困難感のある患者のポジショニングの必要性について述べることができる SBOs- 9: 呼吸困難感のある患者の看護ケアでの注意事項について列挙できる 5) せん妄マネジメント GIO: せん妄のある患者の症状緩和が図れるようになるために せん妄のマネジメントに関する知識を身につける SBOs- 1: せん妄のメカニズムについて述べることができる SBOs- 2: せん妄時の症状について述べることができる SBOs- 3: せん妄と認知症の違いについて説明できる SBOs- 4: せん妄の原因を探索するために必要な情報を説明できる SBOs- 5: せん妄を起こしやすい患者を列挙できる SBOs- 6: せん妄による生活への影響を説明できる SBOs- 7: せん妄時に必要な看護ケアについて述べることができる SBOs- 8: せん妄の緩和のために使用する薬剤を列挙できる SBOs- 9: 倫理的視点でせん妄時の抑制について考えることの重要性を述べることができる SBOs-10: 事例を基にせん妄時の看護ケアを展開できる 6 ) コミュニケーションスキル GIO: がん患者や家族 医師と向かい合って会話できるようになるために がん看護ケアで必要なコミュニケーションスキルを身につける SBOs- 1: がん患者と接する際に自分自身で問題と感じていることを言語化できる SBOs- 2: がん患者の闘病経過における心理変化について述べることができる SBOs- 3: がん患者を持つ家族の闘病経過における心理変化について述べることができる SBOs- 4: がん患者や家族が求めている対話について述べることができる

SBOs- 5: 共感的傾聴について述べることができる SBOs- 6: BAD NEWS の伝え方技術について説明できる SBOs- 7: がん看護に携わる医師の心理について述べることができる SBOs- 8: がん看護におけるアサーションスキルについて述べることができる 7 ) 家族ケア GIO: 家族のトータルペインを考慮した関わりできるようになるために がん患者をもつ家族へのケアについて理解する SBOs- 1: 家族のトータルペインについて説明できる SBOs- 2: 家族ケアの必要性について述べることができる SBOs- 3: 家族の発達段階について述べることができる SBOs- 4: 家族のリーダー的存在と緩衝的存在について述べることができる SBOs- 5: 家族アセスメントに必要な情報を列挙できる SBOs- 6: がん患者の家族が抱える問題について説明できる SBOs- 7: がん終末期患者の家族のニーズについて述べることができる SBOs- 8: 家族が行う意思決定への支援の方法について述べることができる SBOs- 9: 家族への精神的支援の方法について述べることができる SBOs-10: 遺族が抱える問題について説明できる SBOs-11: グリーフケアの必要性について述べることができる SBOs-12: グリーフケアの方法について列挙できる 8 ) 全身倦怠感のマネジメント GIO: 全身倦怠感のある患者の症状緩和が図れるようになるために 全身倦怠感のマネジメントに関する知識を身につける SBOs- 1: 全身倦怠感のメカニズムについて述べることができる SBOs- 2: 全身倦怠感時の症状について述べることができる SBOs- 3: 全身倦怠感と倦怠感の違いについて説明できる SBOs- 4: 全身倦怠感の原因を探索するために必要な情報を説明できる SBOs- 5: 全身倦怠感が起こる患者を列挙できる SBOs- 6: 全身倦怠感による生活への影響を説明できる SBOs- 7: 全身倦怠感時に必要な看護ケアについて述べることができる SBOs- 8: 全身倦怠感の緩和のために使用する薬剤を列挙できる SBOs- 9: 倫理的視点で全身倦怠感に対するセデーションについて考えることの重要性を述べることができる SBOs-10: 事例を基に全身倦怠感時の看護ケアを展開できる 9 ) スピリチュアルケア GIO: スピリチュアルペインのある患者のケアに自信がもてるようになるために スピリ チュアルケアに関する知識を身につける

SBOs- 1: スピリチュアルペインとは何かについて説明できる SBOs- 2: スピリチュアルペインの症状について述べることができる SBOs- 3: スピリチュアルペインと抑うつの違いについて説明できる SBOs- 4: スピリチュアルペインの原因を探索するために必要な情報を説明できる SBOs- 5: スピリチュアルペインの原因について説明できる SBOs- 6: スピリチュアルペインと身体症状との関連性を説明できる SBOs- 7: スピリチュアルペインに必要な看護ケアについて述べることができる SBOs- 8: 死にたいと言われた時の対応方法について説明できる SBOs- 9: 事例を基に全身倦怠感時の看護ケアを展開できる 10) 臨死期のケア 死後の処置 GIO: 安楽な死が迎えられるような援助ができるようになるために 臨死期のケアを理解する SBOs- 1: 臨死期の患者の身体の特徴について説明できる SBOs- 2: 臨死期に必要な看護ケアを列挙できる SBOs- 3: 臨死期における看護ケアを選択できる SBOs- 4: 臨死期における家族の苦悩を説明できる SBOs- 5: 臨死期における家族ケアについて説明できる SBOs- 6: 最終セデーションの条件について述べることができる SBOs- 7: 最終セデーション実施までに行うケアの必要性について述べることができる GIO: 死後も患者らしい姿を維持できるケアを提供できるようになるために 死後の処置方法を身につける SBOs- 1: 死後の患者のケアの重要性を説明できる SBOs- 2: 死後の患者の皮膚の特徴について述べることができる SBOs- 3: 死後の患者ケアに必要な基礎メイクについて述べることができる SBOs- 4: 死後の患者ケアに必要なメイク方法について述べることができる SBOs- 5: 死後の患者が身につける衣類選択の必要性について述べることができる SBOs- 6: 死後の患者に行うスキンケアについて述べることができる 11) 倫理 デスカンファレンスの持ち方 GIO: 効果的な看護の振り返りができるようになるために 倫理 デスカンファレンスの持ち方を理解する SBOs- 1: カンファレンスの目的について説明できる SBOs- 2: カンファレンスで話し合うべき内容について列挙できる SBOs- 3: カンファレンスの司会の役割について述べることができる SBOs- 4: 倫理の原則について列挙できる SBOs- 5: 倫理的問題となる事柄を抽出できる SBOs- 6: 倫理カンファレンスの必要性について述べることができる SBOs- 7: 倫理カンファレンスの方法について説明できる

SBOs- 7: 倫理カンファレンスが実施できる SBOs- 8: デスカンファレンスの目的について説明できる SBOs- 9: 亡くなった患者について素直な気持ちを表現できる SBOs-10: デスカンファレンスの必要性について述べることができる SBOs-11: デスカンファレンスの方法について説明できる 6. 方略 1 ) 講義 2 ) 事例検討 ( グループワーク ) 3 ) ディスカッション 7. 評価方法 事例をもとにした看護展開のレポートと出席率で評価する