(発表用)260819 求人内容及び労働条件の適正化発表資料(案)

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基発第 号

平均賃金を支払わなければならない この予告日数は平均賃金を支払った日数分短縮される ( 労基法 20 条 ) 3 試用期間中の労働者であっても 14 日を超えて雇用された場合は 上記 2の予告の手続きが必要である ( 労基法 21 条 ) 4 例外として 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の

2 就業規則について 労働条件は個別に労働者に説明しているため 就業規則は作成していない 常時雇用している労働者が 10 人未満の場合は除く 就業規則について 使用者が一方的に作成しており 労働者からの意見は聴いていない 就業規則を作っているものの 担当者が管理しており 労働者が自由に見られるように

労働基準関係法令に違反するおそれがある事項 労働時間 15 タイムカード等の客観的な記録から確認するなどにより 実際に働いた時間を適正に把握していますか 16 準備や片付けの時間 ( 学習塾等の場合 授業以外に行う質問対応 報告書の作成等に要した時間 ) を労働時間としていますか 賃金 17 賃金を

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025 of 訪問介護員のための魅力ある就労環境づくり

改正労働基準法

平成 31 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで 63 歳平成 34 年 4 月 1 日から平成 37 年 3 月 31 日まで 64 歳 4 定年について 労働者の性別を理由として差別的取扱いをしてはなりません ( 均等法第 6 条 ) ( 退職 ) 第 48 条前条に定める

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規定例 ( 育児 介護休業制度 ) 株式会社 と 労働組合は 育児 介護休業制度に関し 次 のとおり協定する ( 対象者 ) 育児休業の対象者は 生後満 歳に達しない子を養育するすべての従業員とする 2 介護休業の対象者は 介護を必要とする家族を持つすべての従業員とする 介護の対象となる家族の範囲は

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PowerPoint Presentation

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9-1 退職のルール 職することは契約違反となります したがって 労働者は勝手に退職することはできません 就業規則に 契約期間途中であっても退職できる定めがある場合には それに従って退職できることになりますが 特段の定めがない場合には なるべく合意解約ができるように 十分話し合うことが大切です ただ

申出が遅れた場合は 会社は育児 介護休業法に基づき 休業開始日の指定ができる 第 2 条 ( 介護休業 ) 1 要介護状態にある対象家族を介護する従業員 ( 日雇従業員を除く ) 及び法定要件を全て満たした有期契約従業員は 申出により 介護を必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲で

改正労働基準法

2. 使用者は 労働者を解雇しようとする場合においては 少なくとも30 日前にその予告をしなければならない 30 日前に予告をしない使用者は 30 日分以上の平均賃金を支払わなければならない 但し 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の継続が不可能となった場合又は労働者の責に帰すべき事由に基づ

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( イ ) 従業員の配偶者であって育児休業の対象となる子の親であり 1 歳 6か月以降育児に当たる予定であった者が死亡 負傷 疾病等の事情により子を養育することが困難になった場合 6 育児休業をすることを希望する従業員は 原則として 育児休業を開始しようとする日の1か月前 (4 及び5に基づく1 歳

4-1 育児関連 育児休業の対象者 ( 第 5 条 第 6 条第 1 項 ) 育児休業は 男女労働者とも事業主に申し出ることにより取得することができます 対象となる労働者から育児休業の申し出があったときには 事業主は これを拒むことはできません ただし 日々雇用される労働者 は対象から除外されます

平成 27 年改正の概要 ( サマリー ) 一般労働者派遣事業 ( 許可制 ) 特定労働者派遣事業 ( 届出制 ) 26 業務 期間制限なし 26 業務以外 原則 1 年 意見聴取により最長 3 年まで 規定なし 規定なし 1. 許可制への統一 2. 派遣契約の期間制限について すべての労働者派遣事

必要とする家族 1 人につき のべ 93 日間までの範囲内で 3 回を上限として介護休業をすることができる ただし 有期契約従業員にあっては 申出時点において 次のいずれにも該当する者に限り 介護休業をすることができる 一入社 1 年以上であること二介護休業開始予定日から 93 日を経過する日から

無期契約職員就業規則

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 平成年月日 会社名 あなたから平成年月日に 育児 介護 休業の 申出 期間変更の申出 申出の撤回 がありました 育児 介護休業等に関する規則 ( 第 3 条 第 4 条 第 5 条 第 7 条 第 8 条及び第 9 条 ) に基づき その取扱いを下のとおり通

育児休業申出書式例

育児休業をすることができる有期契約労働者の範囲 申出の時点で 次の12の両方を満たす方です 同一の事業主に引き続き 1 年以上雇用されていること 子が1 歳 6か月に達する日までに 労働契約 ( 更新される場合には 更新後の契約 ) の期間が満了することが明らかでないこと ご注意 :1 歳以降の育児

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短時間 有期雇用労働者及び派遣労働者に対する不合理な待遇の禁止等に関する指針 について ( 同一労働同一賃金ガイドライン ) 厚生労働省雇用環境 均等局有期 短時間労働課職業安定局需給調整事業課

社内様式 2 育児 介護 休業取扱通知書 あなたが平成年月日にされた 育児 介護 休業の申出について 育児 介護休業等に関する規則 第 3 条 第 7 条 に基づき その取扱いを下のとおり通知します ( ただし 期間の変更の申出があった場合には下の事項の若干の変更があり得ます ) 1 休業の期間等

その他のチェックポイント 次ページ ➊~➎ のチェックポイントについて ご説明します 受付年月日 紹介期限日 受付年月日は 求人の申込書を安定所が受理した日です 紹介期限日は応募の締切日のことではなく 最大限公開可能な期限であり 採用者が決定した場合 や 求人者から募集打ち切りの連絡を受けた場合 な

4-1 育児関連 休業期間を有給にするか 無給にするかは 就業規則等の定めに従います また 雇用保険に加入している労働者には 国から給付金が支給されます (P106 参照 ) 産前産後休業期間中及び育児休業期間中は 労働者 使用者とも申請により社会保険料が免除になります 育児休業の対象者 ( 第 5

育児のための両立支援制度 制度の概要 ( イメージ ) 出生 1 歳 1 歳 6か月 3 歳就学 パパ ママ育休プラス 1 歳 6 か月延長 ( 子の年齢 ) ⑴ 育児休業 Ⅰ Ⅱ 努力義務 ⑵ 短時間勤務制度 ⑶ 所定外労働の免除 努力義務 努力義務 ⑷ 子の看護休暇 ⑸ 法定時間外労働の制限 ⑹

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Microsoft Word - 改訂 H28 H27施行状況記者発表(リード文)

第 1 章育児休業 第 1 条 ( 対象者 ) 生後 1 年未満 ( 第 5 条による育児休業の場合は 1 歳 6 ヶ月 ) の子と同居し養育する従業員であって 休業後も引き続き勤務する意思のある者は 育児のための休業をすることができる ただし 日々雇用者 期間雇用者 ( 申出時点において雇用期間が

就業規則への記載はもうお済みですか

学生アルバイトの労働条件に関する自主点検表 労働基準関係法令に違反する事項 労働条件の明示 1 アルバイトを雇い入れる際 賃金や労働時間などの労働条件を記載した書面を交付していますか 解説 労働条件を明確にすることは全てのトラブル防止の基本です そこで 労基法では 労働者との間で労働契約を締結するに

Microsoft Word - 22育児・介護休業等規程

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Microsoft Word 第二弾【公開版】改正育介法Q&A

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目次 問 1 労使合意による適用拡大とはどのようなものか 問 2 労使合意に必要となる働いている方々の 2 分の 1 以上の同意とは具体的にどのようなものか 問 3 事業主の合意は必要か 問 4 短時間労働者が 1 名でも社会保険の加入を希望した場合 合意に向けての労使の協議は必ず行う必要があるのか

企業ブランディング計画

中央教育審議会(第119回)配付資料

(案)

Microsoft Word - H29 結果概要

均衡待遇・正社員化推進奨励金 支給申請の手引き

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Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書 記入例

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H28.10・育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について

「高年齢者雇用安定法《のポイント

育児休業制度の概要

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

H29.10・育児休業や介護休業をすることができる有期契約労働者について

知って役立つ労働法

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働 者

1 求人内容の適法性の確認 ハローワークに掲示されて求職者に利用される求人票は 労働条件に関する法令違反があってはならず 求人事業主からの求人申込みの内容に対する適法性の確認が不可欠 600, , , , ,000 新規求人数 < 岩手 宮城 福島の

パートタイマー就業規則

Microsoft PowerPoint - 2の(別紙2)雇用形態に関わらない公正な待遇の確保【佐賀局版】

契約の終了 更新18 無期労働契約では 解雇は 客観的に合理的な理由を欠き 社会通念上相当であると認められない場合 は 権利濫用として無効である と定められています ( 労働契約法 16 条 ) 解雇権濫用法理 と呼ばれるものです (2) 解雇手続解雇をする場合には 少なくとも30 日前に解雇の予告

労働時間の適正な把握のために.indd

問 1-2 法第 5 条の3 第 1 項で義務付けられている労働条件明示は いつまでに行わなければならないのか 労働条件明示は 求職者等と最初に接触する時点までに 労働条件に関する全ての事項を明示することが原則です 指針第 3の1(4) イ 例えば ホームページへの募集要項の掲載や求人広告の掲載等を

期日に支払っていますか 労働契約に基づく賃金が適切に支払われていますか 賃金の控除については 法令で定められているもの ( 税金 社会保険料など ) 労使協定で定めたもの ( 宿舎家賃や食費など ) に限定していますか 5 強制貯金の禁止 ( 労働基準法第 18 条 ) 技能実習生に対して 労働契約

育児休業及び育児短時間勤務に関する規則

今回の改正によってこの規定が廃止され 労使協定の基準を設けることで対象者を選別することができなくなり 希望者全員を再雇用しなければならなくなりました ただし 今回の改正には 一定の期間の経過措置が設けられております つまり 平成 25 年 4 月 1 日以降であっても直ちに希望者全員を 歳まで再雇用

Microsoft Word - ①(様式第1号)キャリアアップ計画書

ただし 日雇従業員 期間契約従業員 ( 法に定める一定の範囲の期間契約従業員を除く ) 労使協定で除外された次のいずれかに該当する従業員についてはこの限りではない (2) 週の所定労働日数が2 日以下の従業員 (3) 申出の日から93 日以内に雇用関係が終了することが明らかな従業員 2 要介護状態に

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( 様式第 1 号 ( 共通 )) 共通事項 1 キャリアアップ管理者 情報 ( 氏名 ): 役職 ( 配置日 ): 年月日 2 キャリアアップ管理者 の業務内容 ( 事業所情報欄 ) 3 事業主名 印 4 事業所住所 ( - ) 5 電話番号 ( ) - 6 担当者 7 企業全体で常時雇用する労働

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貨物自動車運送事業のモデル三六協定およびその届 様式第 9 号 ( 第 17 条関係 ) 時間外労働休日労働に関する協定届 事業の種類 事業の名称 事業の所在地 ( 電話番号 ) 貨物自動車運送事業 新宿運輸株式会社 新宿区西新宿 ( ) 延長することができる時間

Microsoft PowerPoint - ★291212訂正版【P.4~P.7】求人申込書記入例(更新)_ (更新)_

育児 介護休業規程 第 1 章 目的 第 1 条 ( 目的 ) 本規程は社員の育児 介護休業 育児 介護のための時間外労働および深夜業の制限並びに育児 介護短 時間勤務等に関する取り扱いについて定めるものである 第 2 章 育児休業制度 第 2 条 ( 育児休業の対象者 ) 1. 育児のために休業す

等により明示するように努めるものとする ( 就業規則の作成の手続 ) 第 7 条事業主は 短時間労働者に係る事項について就業規則を作成し 又は変更しようとするときは 当該事業所において雇用する短時間労働者の過半数を代表すると認められるものの意見を聴くように努めるものとする ( 短時間労働者の待遇の原


【全文】就業規則(今井保育園H29.1.1)

36協定で定める時間外労働及び休日労働 について留意すべき事項に関する指針 (労働基準法第三十六条第一項の協定で定める労働時間の延長及び休日の労働について留意すべき事項等に関する指針)

第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

1.セキュリティ確認用チェックシート(公募時)

制度名 No. 1 ( 働 1) フレックスタイム制度 対象者: 営業職の正社員 労働時間の清算期間: 毎月 1 日から末日までの1か月 1 日の所定労働時間は 8 時間 清算期間内の総労働時間: 1 日あたり8 時間として 清算期間中の労働日数を乗じて得られた時間数 ただし 清算期間内を平均し1

(3) 始業 終業時刻が労働者に委ねられることの明確化裁量労働制において 使用者が具体的な指示をしない時間配分の決定に始業及び終業の時刻の決定が含まれることを明確化する (4) 専門業務型裁量労働制の対象労働者への事前通知の法定化専門業務型裁量労働制の導入に当たり 事前に 対象労働者に対して 1 専

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労働相談とはなにか

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Microsoft Word - 様式第1号 キャリアアップ計画書記入例(全国版)

目 次 第 1 条 目的及び内容 1 第 2 条 育児休業 2 第 3 条 パパ ママ育休プラス 2 第 4 条 1 歳 6 か月までの育児休業 2 第 5 条 育児休業の申出の手続等 3 第 6 条 パパ休暇の特例 3 第 7 条 介護休業 3 第 8 条 介護休業の申出の手続等 4 第 9 条

筑紫野市学童保育連絡協議会学童クラブ指導員就業規則

題名

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(2)3 年以内の有期プロジェクト型業務 ( 同項第 2 号イ ) 事業の開始 転換 拡大 縮小または廃止のために必要な業務で 一定期間内で完了することが予定されている業務への派遣については その業務が完了するまでの期間であれば 受入期間の制限はありません (3) 日数限定業務 ( 同項第 2 号ロ

< 是正勧告書の例 > 是正勧告書はあくまで勧告であり事業主の主体的な是正措置を期待するものですから 強制力は持っていません 法違反に対する行政指導上の措置であり 法的効果は生じません 改善しないことによる罰則はありません しかし 是正勧告書という行政指導文書の中に書かれていることは 罰則のある法令

条第一項の通算契約期間に関する基準を定める省令 ( 平成 24 年 10 月 26 日厚生労働省令第百四十八号 ) に定める期間 ) 以上であるときは 当該空白期間前に満了した労働契約の期間は含まないものとする 5 第 1 項から第 3 項の労働契約の期間を定める場合において 労働契約の期間の終期は

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Ⅲ コース等で区分した雇用管理を行うに当たって留意すべき事項 ( 指針 3) コース別雇用管理 とは?? 雇用する労働者について 労働者の職種 資格等に基づき複数のコースを設定し コースごとに異なる配置 昇進 教育訓練等の雇用管理を行うシステムをいいます ( 例 ) 総合職や一般職等のコースを設定し

Transcription:

厚生労働省 埼玉労働局発表 平成 26 年 8 月 29 日担当埼玉労働局職業安定部職業安定課課長鈴木良尚課長補佐木崎淑子電話 048-600-6208 埼玉労働局労働基準部監督課課長友住弘一郎主任監察監督官布施武雄電話 048-600-6204 埼玉労働局における求人内容及び労働条件の適正化並びに採用時の労働条件の明示等の推進について ハローワークと労働基準監督署が連携し求人や労働条件の適正化を図ります 埼玉労働局 ( 局長阿部充 ) では ハローワークの求人票と実際の労働条件が異なることに起因するトラブル等を防止するため 本年 9 月より 求人受理時の求人票の適切な記入についての確認及び指導の徹底 労働基準法第 15 条に基づく書面 ( 労働条件通知書 ) による労働条件の明示の推進を図るとともに ハローワークと労働基準監督署において相互に情報提供等を行い 問題が認められる事業場に対し監督指導を実施するなど 求人事業場における適正な労働条件の確保等を図ってまいります 具体的取組内容 適正な求人内容及び労働条件の確保等の推進 ハローワークにおいては 別添 1のリーフレットにより 求人内容で特にトラブルの多い 固定残業代 就業時間 ( 特に時間外労働 ) 就業規則及び年齢制限等について重点的に確認を行います また ハローワークと労働基準監督署の連携を強化し ハローワークの求人票と実際の労働条件が異なる等の申し出があった場合は ハローワークと労働基準監督署で相互に情報提供を行い 労働基準関係法令違反が疑われる事業場に対して 労働基準監督署における監督指導等を実施します 労働条件通知書による労働条件の明示の推進 ハローワークにおいては 別添 2のリーフレットにより 求人事業所に対して 採用時の労働条件通知書の交付について積極的に周知するとともに ハローワークの職業紹介により就職した求職者に対して 求人事業所に労働条件通知書の交付を求めるよう助言します 労働条件通知書を交付しない求人事業所を把握した場合は 労働条件通知書の交付が確認されるまでの間 ハローワークにおいて その求人の紹介を保留します また ハローワークから労働基準監督署に対して情報提供し 必要に応じ労働基準監督署による監督指導等を実施します

求人情報の適正な記入をお願いします! 求人票の記載については 求職者が従事すべき業務の内容及び賃金 労働時間その他の労働条件を可能な限り正確に明示していただいているところです ( 職業安定法第 5 条の 3 労働条件の明示 ) この労働条件のうち労働トラブルの多い固定残業代 就業規則 就業時間及び年齢制限等について 重点的に確認させていただきますので 求人を申し込まれる事業主の皆さまにご協力をお願いするとともに 労働関係法令の遵守へのご協力をお願いします 固定残業代の重点確認事項 ( 定額残業代を含む ) 固定残業代等の額 固定残業時間を超えた場合の取扱い 固定残業代等の時間当たり金額が時間外労働の割増賃金に違反していないこと 固定残業代等は 固定残業時間数 通常の賃金時間額 1.25 を上回る金額でなければなりません ( 労働基準法第 37 条 ) 固定残業時間を超えて残業を行った場合については 超過分について通常の時間外労働と同様に 割増賃金が追加で支給されることが明記されていること 固定残業代等の残業時間数を超えて残業を行わせた場合はその超えた時間について法定の割増賃金を支払わなければなりません ( 労働基準法第 37 条 )( 注 ) ( 職業安定法第 5 条の 3) ( 労働基準法第 37 条 ) ( 職業安定法第 5 条の 3) ( 労働基準法第 37 条 ) ( 注 ) 労働基準法第 37 条は時間外 休日及び深夜の割増賃金について定めています この割増賃金については固定 ( 定額 ) 残業代制度の有無に関係なく 労働した時間 に適用されるため 固定 ( 定額 ) 残業時間を超過した労働時間分について 固定 ( 定額 ) 残業制度を理由に割増賃金を支払わないといった取り扱いはできませんのでご注意ください 最低賃金の重点確認事項 最低賃金 労働者に支払われる賃金が就労する地域の最低賃金額 ( 地域別 特定 ( 産業別 ) 最低賃金額 ) を上回っていること 埼玉県で就労する場合には埼玉県 東京都で就労する場合には東京都の最低賃金が適用になります ( 最低賃金法第 28 条 ) 就業規則の重点確認事項 フルタイムに適用される就業規則 パートタイムに適用される就業規則 常時 10 人以上の労働者を雇用している場合は労働者全員に適用される就業規則を作成し 所轄労働基準監督署長に届出を行っていること パートタイム労働者を含め常時 10 人以上の労働者を雇用している場合は フルタイムに適用される就業規則に加え パートタイム労働者に適用される就業規則を作成し 所轄労働基準監督署長に届出を行っていること ( 労働基準法第 89 条 ) ( 労働基準法第 89 条 )

労働者を採用したら適正な労務管理を労働関係法令に基づく適正な労働条件を確保しましょう! 労働者を採用した場合 労働関係法令に基づく適正な労務管理を行っていただく必要があります また労働関係法令に違反した場合 行政指導等の対象となります 労働関係法令の遵守に努めていただくとともに 以下の事項について労務管理を適正に行ってください 労働条件通知書を交付しましょう 労働者を採用した場合 労働条件を明示しなければなりません 特に 1 契約期間 2 就業場所及び業務内容 3 労働時間 残業の有無 休憩時間 休日 休暇等 4 賃金 5 退職に関する事項 については 書面により明示をする必要があります ( 労働基準法第 15 条 ) なお パート ( 短時間労働者 ) については 昇給 退職手当 賞与の有無についても書面により明示する必要があります ( パートタイム労働法第 6 条 ) 労働条件通知書の様式は埼玉労働局 HP よりダウンロードできます ( ホーム > 各種法令 制度 手続き > 労働基準 労働契約関係 ) 有期労働契約の場合には 期間を定めて労働者を採用した場合 ( 有期労働契約 ) は 上記のほか 契約の更新の有無及び更新の基準についても明示しなければなりません ( 労働基準法第 15 条 ) なお 契約期間の上限は 3 年 ( 特定の業務に就く者や 60 歳以上の者を雇用する場合は 5 年 ) です また 契約の更新を繰り返して通算 5 年を超えた場合には 期間の定めのない契約 ( 無期労働契約 ) に転換しなければなりません ( 労働契約法第 5 条 ) 採用内定と試用期間について 採用内定により労働契約が成立したと認められる場合には 内定の取消しは解雇に当たります また 試用期間とは 本採用決定前の一定期間 試験的な雇用を行い その期間中の勤務状況により正式に採用するか否かを決定するものですが 本採用に至らず契約解除した場合はやはり解雇に当たります 解雇は 客観的に合理的な理由を欠き 社会通念上相当であると認められない場合は 権利を濫用したものとして無効となります ( 労働契約法第 16 条 ) また 解雇手続として 30 日前の解雇予告を行うか 30 日分の解雇予告手当の支払等を行う必要があります ( 労働基準法第 20 条 ) 労働契約の禁止事項 以下の事項を労働契約に盛り込むことは禁止されています 1 違約金を支払わせることやその金額を決めておくこと ( 労働基準法第 16 条 ) 2 労働者に金銭を前貸しし 一方的に給料から天引きで返済させること ( 労働基準法第 17 条 ) 3 給料から積み立てて強制的に貯金させること ( 労働基準法第 18 条 ) 定年後の継続雇用について 定年 (65 歳未満 ) の定めをする場合には 65 歳までの安定した雇用を確保するため 1 定年の引き上げ 2 継続雇用制度 ( 希望者全員の継続雇用 ) の導入 3 定年制の廃止のいずれかの措置を講じなければなりません 労働基準法 労働契約法については労働基準監督署 男女雇用機会均等法 育児 介護休業法 パートタイム労働法については埼玉労働局雇用均等室 職業安定法等についてはハローワークにお尋ねください

休憩 休日について 1 日の労働時間が 6 時間を超える場合は 45 分 8 時間を超える場合は 60 分の休憩を途中で与えなければならず 休憩時間は労働者が自由に利用できることが必要です ( 労働基準法 34 条 ) また 毎週 1 日 あるいは 4 週間に 4 日以上の休日を与えなければなりません ( 労働基準法第 35 条 ) 年次有給休暇について 6 か月以上継続勤務し 全労働日の 8 割以上出勤した労働者には 10 日以上の年次有給休暇を付与することとし その後は勤続年数に応じて下表の年次有給休暇を付与しなければなりません ( 労働基準法第 39 条 ) ( 短時間労働者については所定労働日数に応じて比例付与 ) 育児 介護休業等について 育児休業 介護休業 看護休暇等の制度が利用できるよう育児 介護休業等に関する規定を作成し 労働者に周知しなければなりません ( 育児 介護休業法 ) なお 常時 10 人以上の労働者を雇用する場合には 就業規則の中の育児 介護休業規定を所轄労働基準監督署に届け出なければなりません ( 労働基準法第 89 条 ) 厚生年金 労働保険等の加入について 労働契約の内容に応じ 労災保険 雇用保険 厚生年金保険 健康保険のうち加入が義務付けられているものについては 各保険制度の期限までに加入手続をしなければなりません なお 加入状況に問題がある場合には 年金事務所等に連絡する場合があります 男女の均等な取扱いについて 以下の事項による男女労働者の差別等は禁止されています 1 性別を理由に募集 採用 昇進等を差別すること ( 男女雇用機会均等法第 5 条 第 6 条 ) 2 合理的な理由なく転勤を募集 採用 昇進等の要件とすること ( 男女雇用機会均等法第 7 条 ) 3 婚姻 妊娠 出産等を理由として女性に不利益な取扱い等を行うこと ( 男女雇用機会均等法第 9 条 ) (H26.8)

就業時間の重点確認事項 就業時間 時間外の 月平均 就業時間に関する特記事項 労働基準法第 32 条の法定労働時間 (1 日 8 時間 1 週 40 時間 ) の範囲内で定められた所定労働時間となっていること 一部の特例事業場 ( 労働者数が常時 10 人未満の商業 映画 演劇業 保健衛生業 接客娯楽業 ) については 週の法定労働時間は 44 時間となっています 労働基準法第 36 条第 1 項に基づく労使協定 (36 協定 ) の締結 届出が行われている場合であっても この欄には法定労働時間を超えない範囲で定めた所定労働時間を記載してください 1 月平均の時間外労働時間数を記載することとし 締結 届出を行っている 36 協定の月の時間外労働時間数以内の時間数とすること 36 協定で定めることができる時間外労働の時間数は 一部の業種 業務 ( 建設 自動車運転 研究開発ほか ) を除き 限度基準 ( 厚生労働省告示 ) により以下のとおり限度が定められています 11 年単位の変形労働時間制 ( 労働基準法第 32 条の 4) の場合 1 か月 42 時間 1 年 320 時間 2 上記以外の場合 1 か月 45 時間 1 年 360 時間 特別条項 付き 36 協定を締結 届出している場合は 特別条項の内容が分かるように記載すること ( 例 ; 納期ひっ迫の場合の 1 か月 60 時間までの特別条項あり ) 特別条項 付き 36 協定とは 特別な事情 ( 臨時的なものに限ります ) が生じた場合に 労使当事者間において定める手続を経てその協定で定めた時間外労働時間の限度を超えて延長することができる労働時間を定めた協定のことです 限度基準 の対象外の業種 業務については 36 協定の上限時間を記載すること ( 例 ; 上限は月 45 時間まで ) ( 労働基準法第 32 条 ) ( 労働基準法第 40 条 労働基準法施行規則第 25 条の 2) ( 労働基準法第 32 条 ) ( 労働基準法第 32 条の 4) ( 労働基準法第 36 条 ) ( 平成 10 年労働省告示 労働基準法第 36 条第 1 項の協定で定める労働時間の延長の限度等に関する基準 ) ( 労働基準法第 36 条 ) ( 平成 10 年労働省告示 労働基準法第 36 条第 1 項の協定で定める労働時間の延長の限度等に関する基準 第 3 条第 1 項 ) 休憩時間の重点確認事項 休憩時間 労働時間が 6 時間を超える場合には 45 分以上 8 時間を超える場合には 60 分以上の休憩時間が確保されていること ( 労働基準法第 37 条 ) 年齢 年齢制限の重点確認事項 雇用対策法施行規則第 1 条の 3 第 1 項により 例外として年齢制限が認められる事由のうち 例外事由 1 号 例外事由 3 号イ 及び 例外事由 3 号ロ については 雇用期間の定めのない募集を行う場合に限られること 例外事由 1 号 定年年齢を上限として その上限年齢未満の労働者を期間の定めのない労働契約の対象として募集 採用する場合 例外事由 3 号イ 長期勤続によるキャリア形成を図る観点から 若年者等を期間の定めのない労働契約の対象として募集 採用する場合 確認が取れない場合の求人の取扱について 例外事由 3 号ロ 技能 ノウハウの継承の観点から 特定の職種において労働者数が相当程度少ない特定の年齢層に限定し かつ 期間の定めのない労働契約の対象として募集 採用する場合 ( 雇用対策法施行規則第 1 条の 3 第 1 項 ) 上記確認事項が確認できない場合は 求人を受理できないことや 紹介を保留とさせていただくことがありますのでご注意ください ( 職業安定法第 5 条の 5 求人の申込み ) 求人により人を採用した場合には労働関係法令に基づく適正な労務管理が必要となります 詳しくは裏面をご覧ください (H26.8)

事業主の皆様へ ハローワークからのお知らせ 労働条件通知書を交付しましょう! 労働者を採用する場合には 書面による労働条件の明示を行わなければなりません ( 労働基準法第 15 条 ) 採用した方に対しては 必ず労働条件通知書 ( 雇入れ通知書 ) を交付してください 採用した方に対し 労働基準法第 15 条 ( 労働基準法施行規則第 5 条 ) に基づき 裏面の労働条件通知書を交付し労働条件の明示を行ってください 労働条件通知書には少なくとも1-1 労働契約の期間 1-2 期間の定めのある労働契約を更新する場合の基準 2 就業の場所 従事する業務の内容 3 労働時間 ( 始業 終業時刻 所定労働時間を超える労働の有無 休憩時間 ) や休日 休暇 交替制勤務をさせる場合は就業時転換に関する事項 4 賃金の決定 計算 支払いの方法 賃金の締切 支払の時期に関する事項 5 退職に関する事項を記載しなければなりません また 短時間労働者 ( パートタイム労働者 ) を雇い入れる事業場は パートタイム労働法第 6 条の規定により 昇給の有無 退職手当の有無 賞与の有無 を追加し書面に明示することも必要です 労働条件通知書の様式は? 埼玉労働局ホームページからダウンロードすることができます ( 埼玉労働局 HP> 各種法令 制度 手続き > 労働基準 労働契約関係 事業主の皆様へ ~ 労働条件通知書を交付しましょう!~ ) 労働条件通知書の交付は? 労働条件通知書の交付は 労働条件の決定について権限のある方が作成し 本人に交付してください 就業規則の作成 周知 常時 10 人以上の労働者を雇用している場合は就業規則を作成し 労働基準監督署へ届け出るとともに 労働者にその内容を周知する必要があります 労働条件通知書の交付は 労働基準法第 15 条に基づく労働条件の明示だけでなく 労働者が自分の労働条件を書面で確認できるため 納得 安心して働くことができます その結果 労働条件における労使のトラブルを防止できるばかりでなく 労使の信頼関係を高めることができ 労働者のやる気 ( モチベーション ) を高めることにもつながります

労働者を採用したら適正な労務管理を 労働者を採用した場合 労働関係法令に基づく適正な労務管理を行っていただく必要があります 以下の労働関係法令に留意し 労働条件通知書により適正な労働条件を明示してください 労働契約の期間 期間を定めて労働者を採用する有期労働契約については 一部の場合を除き労働契約の期間を 3 年以内 ( 特定の業務に就く者や 60 歳以上の者を雇用する場合は 5 年 ) としなければなりません ( 労働基準法第 14 条 ) 有期労働契約では 契約の更新の有無及び更新の基準についても明示する必要があります また 契約の更新を繰り返して通算 5 年を超えた場合には 期間の定めのない契約 ( 無期労働契約 ) に転換しなければなりません ( 労働契約法第 5 条 ) 就業の場所及び従事すべき業務の内容 雇入れ直後のものとし 将来の就業場所や従事させる業務を併せて明示しても差し支えありません 始業 終業の時刻 休憩時間 就業時転換 所定時間外労働の有無 法定労働時間 (1 日 8 時間 1 週 40 時間 ) の範囲内で定められた所定労働時間とし ( 労働基準法第 32 条 ) 採用した労働者に適用される具体的な条件を明示してください 休日及び休暇について 休日は 毎週 1 日 あるいは 4 週間に 4 日以上の休日を確保し ( 労働基準法第 35 条 ) 曜日又は日を特定して所定休日を記載してください 年次有給休暇は 6 か月以上継続勤務し 全労働日の 8 割以上出勤した労働者に 10 日以上付与 ( 労働基準法第 39 条 ) する必要があります その他の休暇については 制度がある場合に有給 無給別に休暇の種類 日数 ( 期間等 ) を記載してください 賃金について 埼玉県最低賃金額以上の額とし 基本給等について具体的な額を明記してください 就業規則に規定されている賃金等級等により賃金額を確定できる場合は その等級等を明示しましょう 割増賃金率については 労働基準法第 37 条で定める率 ( 法定時間外労働は 2 割 5 分 (1 箇月 60 時間超は 5 割 ( 中小事業主を除く )) 法定休日労働は 3 割 5 分 深夜労働は 2 割 5 分 ) 以上の率としてください 営業手当等の名目で定額の割増賃金を支払う場合には その旨を明示し 労働基準法第 37 条の割増率以上の金額としてください ( 記載例 営業手当 万円 / 計算方法 :30 時間分の時間外労働の割増賃金 ) 退職に関する事項及びその他 退職の事由及び手続 解雇の事由等を具体的に記載してください 定年制を設ける場合は 60 歳を下回ってはならず 65 歳未満の定年の定めをしている場合は 65 歳までの安定した雇用を確保するための措置 (1 定年引き上げ 2 継続雇用制度 3 定年制の廃止 ) を講じなければなりません その他 の欄については 当該労働者についての社会保険の加入状況及び雇用保険の適用の有無のほか 労働者に負担させるべきものに関する事項 安全及び衛生に関する事項 職業訓練に関する事項 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項 表彰及び制裁に関する事項 休職に関する事項等を制度として設けている場合に記入してください (H26.8)

労働条件通知書について詳しく知りたいときには最寄りの労働基準監督署にお尋ねください

破線内及び二重線内の事項以外の事項は 書面の交付により明示することが労働基準法により義務付けられている事項です また 退職金に関する事項 臨時に支払われる賃金等に関する事項 労働者に負担させるべきものに関する事項 安全及び衛生に関する事項 職業訓練に関する事項 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項 表彰及び制裁に関する事項 休職に関する事項については 当該事項を制度として設けている場合には口頭又は書面により明示する義務があります 適用する部分を明確にした上で就業規則を交付する場合は その項目は具体的に記入しなくても差し支えありません