三橋貴明の 新 日本経済新聞ゴールドメンバー講座 ポイントまとめ & 月刊三橋が 10 倍おもしろくなる経済用語 朝日 < いわゆる従軍慰安婦 > 誤報問題の本質 ~ 日本が情報戦争で負けないために重要なこととは 目次 TRACK1 (19:37) いわゆる従軍慰安婦問題とは? TRACK2 (09:11) いわゆる従軍慰安婦問題への疑問 TRACK3 (06:41) 朝日新聞の報道は誤報なのか 捏造なのか? TRACK4 (09:30) 日本人が日本人を貶めている TRACK5 (13:33) 韓国における挺対協の影響力とは? TRACK6 (04:05) 情報工作としてのいわゆる従軍慰安婦問題 TRACK7 (07:46) 日本はこれからどうしていけばよいのか? TRACK 1 いわゆる従軍慰安婦問題とは? なぜ いわゆる と付くのか 慰安婦 はいたが 従軍慰安婦 はいない 従軍慰安婦 は戦後の造語 吉田清治氏のウソ 朝日は何を認め 何を認めなかったのか 世界が誤解している 慰安婦 はほぼ日本人女性 強制連行などなかった 慰安婦 と 女子挺身隊 の混同 多くの人が必死で探しているにもかかわらず 日本軍が朝鮮半島の女性を強制連行した ことを示す証拠は未だに見つかっていない ポイントは2つ 強制連行があったかどうか と 慰安婦は性奴隷だったのかどうか 奴隷 は給料をもらえるのか 管理すること と 従軍 とは違う - 1 -
TRACK 2 いわゆる従軍慰安婦問題への疑問 そもそも河野談話とは何なのか 河野談話を作る際 韓国側の人から こう書いてほしい と言われた 親の借金のかたに売られたのは 強制連行 とは言わない 何万人も強制連行されたというのが事実だとしたら なぜ証拠がまったく出てこないのか 周囲の人たちは 知らなかったのか 私の戦争犯罪 の時系列的矛盾とは 8 万人 20 万人 の根拠とは 元朝日新聞記者 植村隆氏の義母は韓国人で 慰安婦訴訟の原告団の代表者 TRACK 3 朝日新聞の報道は誤報なのか 捏造なのか? 朝日新聞の体質とは 国連や韓国は朝日新聞の記事と河野談話を元に 従軍慰安婦問題 を語っている 女性の尊厳 の問題に論理をすり替えようとしている朝日新聞 日本国民に加害者意識を持たせようとしている 南京大虐殺も朝日新聞が発信源 加害者意識を持たせて お金を取ろうとする ビジネス TRACK 4 日本人が日本人を貶めている 韓国が言うのはまだわかるが なぜ日本の報道機関である朝日新聞が日本を貶めるのか 事を大きくしているのは 実は日本人 在日の人や帰化した人ではない そこが問題 戦後は自虐を植え付けられてきた時代 日本を貶めることに喜びを覚える日本人が育ってしまった 人のよさと外交の未熟さにつけ込まれる日本 TRACK 5 韓国における挺対協の影響力とは? 毎週水曜日 韓国の日本大使館前でデモをやっている 慰安婦 は日本軍に協力した人たちなので 本来なら韓国では 売国奴 ということになる ところが 挺対協が力を持ったおかげで 彼女たちは韓国のヒロインになれた 慰安婦 を武器に 強い政治力を持つようになっている 韓国にとって歴史とは政治である 賠償金は日韓基本条約 日韓請求権協定で支払い済み 強制連行と徴用は違う - 2 -
第三者を巻き込んで言い付ける弱者の発想 挺対協と北朝鮮との関係 TRACK 6 情報工作としてのいわゆる従軍慰安婦問題 いわゆる従軍慰安婦問題は アジアの情報工作の一環になってしまった 最大の問題点は 首謀者が日本人だということ これが戦後レジーム 自虐思想の教育とプロパガンダを集中的に受けてしまった世代が団塊の世代 ただ 最近 目覚め始めている 団塊の世代には マスコミで力を持っている人たちが多い 女性の尊厳の問題と言うなら なぜ今 数万人もいる韓国人売春婦の人たちを何とかしてあげないのか TRACK 7 日本はこれからどうしていけばよいのか? 朝日新聞の問題は日本人が解決しなければならない問題 韓国の問題は 無視することと 相手よりも100 倍以上大きな声で 正しい情報を発信すること それでも何かをやってくるようなら 強制力を持つような対処をすること 外交で性善説は成り立たない 事実を知って 周囲の人たちに話すこと 日本という共同体の中ではお互いに助け合って生きていくべきだという 当たり前のことにやがて気付くはず 自虐意識を捨てて 日本に誇りを持とう - 3 -
経済用語集 いわゆる従軍慰安婦問題 1982 年 9 月 2 日付の朝日新聞が大阪本社版朝刊社会面で 私の戦争犯罪 を著した吉田清治氏が行った大阪市内での講演内容として 済州島で200 人の若い朝鮮人女性を 狩り出した と報じた この記事を書いたのが当時 朝日新聞大阪本社社会部の記者だった植村隆氏 その後 朝日新聞はこの吉田氏の発言に関する記事を何度も掲載 この 若い朝鮮人女性 というのは 軍によって慰安所に強制連行され 軍の性奴隷になったという話になり 韓国で 自分は従軍慰安婦だった という女性が名乗り出るなど 話が大きくなっていった だが そもそもの吉田清治氏の証言自体が嘘だったことが判明し 2014 年 8 月 5 日付の朝日新聞朝刊で いわゆる 慰安婦 問題を報じた記事の一部に誤りがあったとする検証記事を掲載した ちなみに いわゆる と付くのは 実際にはなかったものだからである 慰安婦 公娼制度のもと 国家 ( 軍 ) 公認の公娼施設を慰安所と呼んだ 慰安所で働く女性を慰安婦と呼んだが 彼女たちは奴隷などではなく 将校クラスの軍人並みの 非常に高い給料をもらっていた また 新聞や雑誌の広告などで求人が行われており 強制的に連れて来られたわけではなかった 親の借金のかたに無理やり連れて来られた人もいたかもしれないが それは 日本軍が強制的に連行した ということとは明らかに異なる カストリ誌 終戦直後に出版の自由化に伴って発行された大衆向けの娯楽雑誌 カストリ雑誌 とも 紙質 内容ともに安っぽい作りの雑誌で エロ ( 性風俗 ) グロ( 猟奇犯罪 ) を特徴とした 女子挺身隊 第二次世界大戦中 1943 年に創設された 女性による勤労奉仕団 多くは軍需工場での仕事や 当時は女性の仕事とされた保育士や看護師といった仕事に就いた なお しばしば 慰安婦 との混同が見られ 朝日新聞もこれを混同したと発表している 吉田清治 ( 以下 経済用語集 14 韓国の正体 より) 作家 1983 年に 私の戦争犯罪 という本を書き その中で済州島などで朝鮮人女性を慰安婦にするために 軍令によって強制連行したなどと証言した 吉田本人が韓国で謝罪活動を行うなど話題となったが のちに数々の客観的調査で本の記述が虚偽であることが明らかとなり また吉田本人も本はフィクションを含むものだったことを認めている しかし 慰安婦問題が語られる際 この著書の記載を根拠として議論が行われるケースが多い 私の戦争犯罪 吉田清治が1983 年に著した書籍 戦時中 済州島で朝鮮人女性を慰安婦にするために 軍の命令で強制連行したなどと記述 これを根拠に いわゆる従軍慰安婦問題 が事実であるかのように扱われるようになる 秦郁彦 歴史学者 1992 年に済州島で慰安婦の強制連行を行ったとする吉田清治の証言について 現地調査を行い そうした事実はなかったことを明らかにしている 1999 年に 慰安婦と戦場の性 を出版し 慰安婦の実態についての考察を行っている - 4 -
挺対協 韓国挺身隊問題対策協議会 韓国において いわゆる従軍慰安婦問題解決のために設立された団体とされているが 実際の活動はむしろ問題を大きくし 解決を妨害するようなものが多い 仮に問題が解決した場合 この組織の存在意義がなくなることを考えれば あえて焚き付けて 問題を大きくしようとする理由もわかる 問題を大きくすることで世論を味方に付け 韓国国内では政治的な圧力団体としての性格を呈している なお 団体の常任代表である尹美香の夫とその妹は1993 年にスパイ事件で摘発されており 団体と北朝鮮との関係も疑われている 河野談話 ( 以下 経済用語集 14 韓国の正体 より) 1993 年 8 月 4 日に発表された 河野洋平氏による いわゆる 慰安婦問題 に関する官房長官談話 第二次世界大戦中 朝鮮半島などでの慰安所の設置に 旧日本軍が直接あるいは間接に関与した と認め 心からおわびと反省の気持ち を示したもの ただし 慰安所の設置 管理 移送について 旧日本軍の関与を認めたが 強制連行は認めてはいない この談話は事あるごとに韓国側から持ち出され 日本叩きの根拠とされている 女衒 ぜげん と読む 若い女性を買い付け 遊郭など性風俗業者に売り渡す仲介業者のこと 時代劇などで 食い詰めた人が 娘を吉原に売り飛ばす というシーンを見ることがあるが その時 親に金を支払い 娘を吉原に連れていくのが女衒である ビジネスなので 基本的には女性を強制的に連れていくことはない 植村隆 元朝日新聞記者 いわゆる従軍慰安婦問題の発端となったとも言える記事を書き 朝日新聞に掲載 当時 彼は朝日新聞大阪本社社会部の記者で 韓国支局長からの情報を受け 特派員という形で韓国で取材したとされている だが すでに記事中で 慰安婦 と 女子挺身隊 との混同が見られるなど 問題のある記事だった 彼の妻の母親は 韓国の反日団体の代表を務め 日本政府から補償金を取れる などと言って金銭を騙し取ったなどとして ソウル市警察に逮捕されている この義母の詐欺活動のための記事だったのではないかとの疑いもかけられている 金学順 1991 年 自ら 慰安婦である と名乗り出て いわゆる従軍慰安婦問題に関する多くの証言を行った いわゆる従軍慰安婦は 日本軍が若い女性を強制連行して慰安所に連れて行ったという話になっているが 彼女の証言では 15 歳の時に妓生 ( キーセン 次項参照 ) の養成所に40 円で売られ 養成所を卒業後 義父によって中国の日本軍慰安所に連れて行かれた ( 証言の中には 義父に連れて行かれる途中で日本兵にスパイと疑われ 軍の施設に連れて行かれた というものもある ) という いずれにしても 軍が朝鮮半島の女性を慰安婦にするために 何万人もの人を強制連行したという話とは異なる キーセン 妓生 朝鮮において 踊りや音楽で 外国からの使者や高官をもてなしたり 宮中での宴会などで芸妓を披露した女性たちのこと 表向きは芸事の披露だが その実は性接待のための女性たちだったとされる 水曜デモ 日本軍 慰安婦 問題解決全国行動 毎週水曜日に 韓国の日本大使館前で行われている 元慰安婦やその支援者らによるデモのこと 挺対協が主催して行われるケースが多い 慰安婦問題解決 といいつつ 日の丸に 印を書いたり 日の丸を燃やしたり 日本人に対するヘイトスピーチを行うなど 趣旨がずれたパフォーマンスが行われることも多い 岡崎トミ子 福島瑞穂ら 日本の国会議員が参加したこともある - 5 -
ハルモニ 朝鮮語で おばあさん のこと 転じて 元慰安婦の女性たちを指す言葉としても使われるようになった 日韓請求権協定 1965 年に結ばれた 財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定 のこと 日韓の国交正常化のための 日韓基本条約 とともに結ばれた 日本が韓国に5 億ドル ( 当時は1ドル= 360 円 ) の経済支援を行うことで 両国及び国民の間での請求権を完全かつ最終的に解決したという内容になっている さらに 政府による5 億ドル以外にも 民間から3 億ドル以上の融資もあった 漢江 ( ハンガン ) の奇跡 朝鮮戦争の影響で深刻な貧窮状態にあった韓国だったが 日韓請求権協定による日本からの多額の資金援助を受けるなどによって 1960 年代以降 急激な復興と経済発展を遂げた 漢江とはソウル市を横切る川の名前 漢江の奇跡 という呼び名は 西ドイツの戦後復興と経済的急成長を ライン川の奇跡 と呼んだことに模している 1997 年のアジア通貨危機まで およそ30 年間 経済成長を続けた ライダイハン ベトナム戦争時 韓国軍がベトナム人女性を強姦するなどによって生まれた子ども もしくは妻としながらも軍の撤退によって帰国し ( 母親とともに ) 置き去りになってしまった子どものこと 混血として あるいは敵軍の子としてベトナム国内で差別を受けたとされている - 6 -