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一 身体障害者障害程度等級表 ( 抜すい ) 級別視覚障害 1 級両眼の視力 ( 万国式試視力表によって測ったものをいい 屈折異常のある者については きょう正視力について測ったものをいう 以下同じ ) の和が0.01 以下のもの 2 級 1. 両眼の視力の和が0.02 以上 0.04 以下のもの 2

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第1 総 括 的 事 項

手引き 前編

障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

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年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

の病床数及び新たに併設する介護保険施設の入所定員 ( 病院から転換した病床 ( 以下 転換病床 という ) を活用するものに限る ) の合計が転換前の病院の病床数以下である場合には 実態として 転換後の施設 ( 病院と介護保険施設を併せた全体をいう 以下同じ ) 全体の医療提供の内容は 転換前の病院

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( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

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年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

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薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

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( 別添 ) 障害者自立支援法等の下での介護福祉士等による喀痰吸引等の対価に係る医療費控 除の取扱いについては 下記のとおりとする 1 者 障害福祉サービス等の利用中において 介護福祉士等による喀痰吸引等が行われる こと 2 となる障害福祉サービス等次の (1) から (12) に掲げる障害福祉サー

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る として 平成 20 年 12 月に公表された 規制改革推進のための第 3 次答申 において 医療機器開発の円滑化の観点から 薬事法の適用範囲の明確化を図るためのガイドラインを作成すべきであると提言したところである 今般 薬事法の適用に関する判断の透明性 予見可能性の向上を図るため 臨床研究におい

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( 別記 ) 公益社団法人日本医師会会長公益社団法人日本歯科医師会会長公益社団法人日本薬剤師会会長一般社団法人日本病院会会長公益社団法人全日本病院協会会長公益社団法人日本精神科病院協会会長一般社団法人日本医療法人協会会長一般社団法人日本社会医療法人協議会会長公益社団法人全国自治体病院協議会会長一般社

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( 保 8) 平成 31 年 4 月 3 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 出産育児一時金等の受取代理制度の届出について ( 平成 31 年度 ) 出産育児一時金等の受取代理制度の届出につきましては 平成 23 年 2 月 7 日付け日医発第 1009 号 ( 保

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年管発 0331 第 1 号 平成 29 年 3 月 31 日 日本年金機構理事長殿 厚生労働省大臣官房年金管理審議官 ( 公印省略 ) 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件等について 国民年金の保険料を追納する場合に納付すべき額を定める件 ( 平成 29 年厚生労働省告示第 12

に 正当な理由がない限り無償で交付しなければならないものであるとともに 交付が義務付けられている領収証は 指定訪問看護の費用額算定表における訪問看護基本療養費 訪問看護管理療養費 訪問看護情報提供療養費及び訪問看護ターミナルケア療養費の別に金額の内訳の分かるものとし 別紙様式 4を標準とするものであ

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障発第 号 0 3 平成 18 年 10 月 18 日 都道府県知事 各指定都市市長 中核市市長 殿 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 障害者自立支援法の施行に伴う移行時特別積立金等の取扱いについて 標記については 平成 18 年 10 月 1 日からの障害者自立支援法の本格

第 5 条市長は 前条に規定する申請書等に基づいて健康管理費を受けることができる者であることを確認したときは 当該資格を認定する 2 市長は 前項により資格を認定した者 ( 以下 受給者 という ) に対し 重障老人健康管理事業対象者証 ( 以下 対象者証 という ) を交付する ( 不認定の通知

ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

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薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

1 0 年保存 基発 第 1 号 平成 3 0 年 3 月 9 日 都道府県労働局長殿 厚生労働省労働基準局長 ( 公印省略 ) 労働基準法施行規則の一部改正について 労働基準法施行規則の一部を改正する省令( 平成 30 年厚生労働省令第 21 号 ) が平成 30 年 3 月 9

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障発 0 4 2 7 第 2 号 平成 30 年 4 月 27 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 身体障害者障害程度等級表の解説 ( 身体障害認定基準 ) について の一部改正について 身体障害者福祉法施行規則 ( 昭和 25 年厚生省令第 15 号 ) の別表第 5 号 身体障害者障害程度等級表 については 身体障害者障害程度等級表の解説 ( 身体障害認定基準 ) について ( 平成 15 年 1 月 10 日障発第 0110001 号厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長通知 ) の別紙 身体障害認定基準 により取り扱っているところであるが 今般 身体障害認定基準の一部を別添のとおり改正し 平成 30 年 7 月 1 日から適用することとしたので 留意の上 その取扱いに遺漏なきよう願いたい なお 改正内容につき 平成 30 年 6 月 30 日までに身体障害者福祉法第 15 条第 1 項に規定する医師の診断書及び同条第 3 項に規定する意見書が作成された場合については 従前の取扱いのとおりとする 本通知は 地方自治法 ( 昭和 22 年法律第 67 号 ) 第 245 条の4 第 1 項の規定に基づく技術的助言 ( ガイドライン ) として位置づけられるものである

別添 身体障害者障害程度等級表の解説 ( 身体障害認定基準 ) について ( 平成 15 年 1 月 10 日障発第 0110001 号厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長通知 ) ( 抄 ) ( 変更点は下線部 ) 新 別紙 別紙 身体障害認定基準 身体障害認定基準 第 1 ( 略 ) 第 1 ( 略 ) 第 2 個別事項 第 2 個別事項 一 視覚障害 一 視覚障害 1 総括的解説 1 総括的解説 (1) 屈折異常がある者については 最も適正なレンズを選び 矯正視力によって判定する (1) 視力の屈折異常がある者については 眼科的に最も適当な矯正眼鏡を選び 矯正後の視力によって判定する (2) 視力表は万国式を基準とした視力表を用いるものとする (2) 視力表は万国式を基準とした視力表を用いるものとする (3) 視野はゴールドマン型視野計 あるいは自動視野計を用いて測定する ゴールドマン型視野計を用いる場合は 周辺視野角度 (Ⅰ/4 視標による ) の総和が左右眼それぞれ 80 度以下のもの 両眼による視野の 2 分の 1 以上が欠けているもの をⅠ/ 4 の視標を用い判定する 両眼中心視野角度 (Ⅰ/2 視標による ) はⅠ/2 の視標を用いて中心視野角度を測定した値により判定する 自動視野計を用いる場合は 両眼開放視認点数の算定には 両眼開放エスターマンテスト ( 図 1) で 120 点を測定する 中心視野視認点数の算定には 10-2 プログラム ( 図 2) で中心 10 度内を 2 度間隔で 68 点測定する (3) 視野はゴールドマン視野計及び自動視野計又はこれらに準ずるものを用いて測定する ゴールドマン視野計を用いる場合 中心視野の測定にはⅠ/2 の視標を用い 周辺視野の測定にはⅠ/4 の視標を用いる それ以外の測定方法によるときは これに相当する視標を用いることとする 旧

( 図 1) 90 両眼開放エスターマンテスト (120 点 ) 60 30 0-30 -60-90 -90-60 -30 0 30 60 90

( 図 2) 10 10-2 プログラム (68 点 ) 5 0-5 -10-10 -5 0 5 10 2 各項解説 (1) 視力障害ア視力は万国式試視力表によって測ったものをいい 屈折異常のある者については 矯正視力を用いる 両眼の視力を別々に測定し 視力の良い方の眼の視力と他方の眼の視力とで等級表から等級を求める 等級の換算表 ( 表 2 各項解説 (1) 視力障害ア等級表中 両眼の視力の和 とは両眼視によって累加された視力の意味ではなく 両眼の視力を別々に測った数値の和のことである これを図解すれば次の表のとおりである

1) の横軸には視力の良い方の眼の視力 縦軸には他方の眼の視力が示してある イ両眼を同時に使用できない複視の場合は 非優位眼の視力を 0 として取り扱う 例えば 両眼とも視力が 0.6 で眼筋麻痺により複視が起こっていて 日常生活で片眼を遮閉しなければならないような場合には 一眼の視力を 0 とみなし 6 級となる なお 顕性の眼位ずれがあっても 両眼複視を自覚しない場合には これには該当しない すなわち横軸及び縦軸に両眼の視力をとれば上段は視力の和 下段は等級を示す 例えば一眼の視力 0.04 他眼の視力 0.08 ならばその和は 0.12 となり 4 級となる イ視力 0.01 にみたないものの内 明暗弁のもの又は手動弁のものは視力 0 として計算し 指数を弁ずるもの (50cm 以下 ) は 0.01 として計算する 例えば一眼明暗 他眼 0.04 のものは 視力の和は 0.04 となり 2 級となる ウ両眼を同時に使用できない複視の場合は 非優位眼の視力を 0 として取り扱う 例えば両眼とも視力が 0.6 で眼筋麻痺により複視の起こっているものは一眼の視力を 0 とみなし 6 級となる ( 表 1) 0.1 0.09 0.08 0.07 0.06 0.05 0.04 0.03 0.02 0.01 0 0.2 5 0.18 0.19 5 5 0.16 0.17 0.18 5 5 5 0.14 0.15 0.16 0.17 5 5 5 5 0.12 0.13 0.14 0.15 0.16 4 5 5 5 5 0.1 0.11 0.12 0.13 0.14 0.15 4 4 4 5 5 5 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.13 0.14 3 4 4 4 4 5 5 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.13 3 3 3 4 4 4 4 5 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.12 0.22 0.32 0.42 0.52 0.62 2 3 3 3 3 4 4 4 4 6 6 6 6 6 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.11 0.21 0.31 0.41 0.51 0.61 2 2 2 3 3 3 3 4 4 4 6 6 6 6 6 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6 1 1 2 2 2 3 3 3 3 4 4 5 6 6 6 6 0 0.01 0.02 0.03 0.04 0.05 0.06 0.07 0.08 0.09 0.1 0.2 0.3 0.4 0.5 0.6

(2) 視野障害アゴールドマン型視野計を用いる場合は 周辺視野角度 (Ⅰ /4 視標による ) の総和が左右眼それぞれ 80 度以下のもの 両眼中心視野角度 (Ⅰ/2 視標による ) を以下によって判定する ( ア ) Ⅰ/4 の視標による 8 方向の周辺視野角度 ( 上 内上 内 内下 下 外下 外 外上 8 方向の角度 ) の総和が左右眼それぞれ 80 度以下であるかどうかを判定する 8 方向の周辺視野角度は Ⅰ/4 視標が視認できない部分を除いて算出する Ⅰ/4 の視標で 周辺にも視野が存在するが中心部の視野と連続しない場合は 中心部の視野のみで判定する Ⅰ/4 の視標で 中心 10 度以内に視野が存在しない場合は 周辺視野角度の総和が 80 度以下として取り扱う ( イ ) Ⅰ/2 の視標による 8 方向の中心視野角度の総和を左右眼それぞれ求める 8 方向の中心視野角度は Ⅰ/2 視標が視認できない部分を除いて算出する さらに 次式により 両眼中心視野角度を計算する ( 小数点以下は四捨五入し 整数で表す ) 両眼中心視野角度 =(3 中心視野角度の総和が大きい方の眼の中心視野角度の総和 + 中心視野角度の総和が小さい方の眼の中心視野角度の総和 )/4 なお Ⅰ/2 の視標で中心 10 度以内に視野が存在しない場合は 中心視野角度の総和は 0 度として取り扱う (2) 視野障害ア 両眼の視野が 10 度以内 とは 求心性視野狭窄の意味であり 輪状暗点があるものについて中心の残存視野がそれぞれ 10 度以内のものを含む イ視野の正常域の測定値は 内 上 下内 内上 60 度 下 70 度 上外 75 度 外下 80 度 外 95 度であり 合計 560 度になる ウ両眼の視能率による損失率は 各眼毎に 8 方向の視野の角度を測定し その合算した数値を 560 で割ることで各眼の損失率を求める さらに 次式により 両眼の損失率を計算する 損失率は百分率で表す ( 各計算における百分率の小数点以下は四捨五入とし 整数で表す ) (3 損失率の低い方の眼の損失率 + 損失率の高い方の眼の損失率 ) 4 エ 両眼による視野の 2 分の 1 以上が欠けているもの とは 両眼で一点を注視しつつ測定した視野の生理的限界の面積が 2 分の 1 以上欠損している場合の意味である したがって両眼の高度の不規則性視野狭窄又は半盲性視野欠損等は該当するが 交叉性半盲症等では 該当しない場合もある この場合の視野の測定方法は 片眼ずつ測定し それぞれの視野表を重ね合わせることで視野の面積を測定する その際 面積は厳格に測定しなくてもよいが 診断書には視野表を添付する必要がある イ自動視野計を用いる場合は 両眼開放視認点数及び両眼中心視野視認点数を以下の方法で判定する ( ア ) 視標サイズⅢによる両眼開放エスターマンテストで両眼開放視認点数が 70 点以下かどうかを判定する ( イ ) 視標サイズⅢによる 10-2 プログラムで測定を行い 左

右眼それぞれ感度が 26dB 以上の検査点数を数え中心視野視認点数を求める db の計算は 背景輝度 31.5asb で 視標輝度 10,000asb を 0 db としたスケールで算定する さらに 次式により 両眼中心視野視認点数を計算する ( 小数点以下は四捨五入し 整数で表す ) 両眼中心視野視認点数 =(3 中心視野視認点数が多い方の眼の中心視野視認点数 + 中心視野視認点数が少ない方の眼の中心視野視認点数 )/4 ウ 両眼による視野の 2 分の 1 以上が欠けているもの とは 両眼で一点を注視しつつ測定した視野が 生理的限界の面積の 2 分の 1 以上欠損している場合の意味である ( ア ) 視野の生理的限界は 左右眼それぞれに上 内上 内 内下 60 度 下 70 度 外下 80 度 外 95 度 外上 75 度である ( イ ) ゴールドマン型視野計を用いる場合は 左右眼それぞれに測定したⅠ/4 の視標による視野表を重ね合わせることで 両眼による視野の面積を得る その際 面積は厳格に計算しなくてよい ( ウ ) 自動視野計を用いる場合は 両眼開放エスターマンテストで視認点数が 100 点以下である エなお ゴールドマン型視野計又は自動視野計を用いた場合の等級判定について 表 2のとおり示したので参照されたい

( 表 2) 二 ~ 六 ( 略 ) 二 ~ 六 ( 略 )