. 個人投資家の年齢層と年収 個人投資家 ( 回答者 ) の年齢層 8% 6% 28% 2~3 代 5% 2% 3% 4 代 5 代 6~64 歳 65~69 歳 7 代以上 個人投資家 ( 本調査の回答者 ) の過半数 (56%) は 6 歳以上のシニア層 昨年調査 6 歳以上の個人投資家 56%

Similar documents
個人投資家の証券投資に関する意識調査(結果概要)

「個人投資家の証券投資に関する意識調査」の結果について

相続の基礎 ~ 「相続」を学ぼう!! ~ 生前贈与①有価証券

個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書

積立 NISA の創設 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 1 家計の安定的な資産形成を支援する観点から 少額の積立 分散投資を促進するための 積立 NISA が創設される (2) 内容 1 積立 NISA は 20 歳以上の居住者等が金融機関に開設した非課税口座内に 積立 NISA 専用の累

PowerPoint プレゼンテーション


贈与税の非課税特例 ①住宅取得等資金の贈与

図表 1 金融や貯蓄への関心

houkokusyo

目次 エグゼクティブ サマリー 調査概要 1 総合分析編 3 1. 金融商品の保有状況と投資に対する考え方 3 (1) 回答者の特性 3 (2) 証券の保有状況 5 (3) 株式投資の状況 7 (4) 投資信託 公社債について 少額投資非課税制度 ( 日本版 ISA) に対する考え方 1

報告書作成テンプレート 1


NISAファンドナビ_t4

7.(1)NISA 口座の開設時の手続きの見直し 1. 改正のポイント (1) 趣旨 背景 NISA 口座の稼働率向上のため 非課税口座の開設手続きについての見直しが行われる (2) 内容 NISA 口座の開設申し込み時に 即日での買付けを可能とすること (3) 適用時期平成 31 年 1 月 1

6 成人年齢引下げに伴い一般 NISA つみたて NISA の対象年齢を 18 歳以上とするこ と 根拠法の制定 恒久化 1NISA 制度が国民の安定的な資産形成に資する恒久的な制度となるよう根拠法 (NISA 法 ) を制定すること 2 口座開設期間を恒久化すること 3 非課税期間を恒久化すること

2017 年度税制改正大綱のポイント ~ 積立 NISA の導入 配偶者控除見直し ~ 大和総研金融調査部研究員是枝俊悟

関係各位 2016 年 1 月 13 日 野村アセットマネジメント株式会社 第 9 回 NISA に関する意識調査 結果について ~ ジュニア NISA は教育資金形成手段として期待されている ~ 野村アセットマネジメント株式会社 (CEO 兼執行役社長 : 渡邊国夫 ) は 少額投資非課税制度 (

ニュースリリース 野村アセットマネジメント 第8回「NISAに関する意識調査」結果について (PDF)

<4D F736F F D A83414E A290AC944E8ED28FAD8A7A938A8E9194F189DB90C590A A82C98AD682B782E E82568C8E825593FA814091E C581762E646F6378>

! ジュニア NISA の 5 つのポイント 28 年から 未成年者が利用できる ジュニア NISA が始まりました! 父母や祖父母さまが 大切なお子さま お孫さまの将来のために お子さま お孫さま名義で投資を行い 非課税でお金を育てる制度です 対象は日本に住む 0~19 歳の未成年者

Ⅰ 家計の自助努力による資産形成を支援するための税制措置 1. つみたて NISA の制度期限の延長 NISA 制度の恒久化 根拠法の制定等 1つみたて NISA について 平成 49 年までとされている投資可能期間 ( 制度期限 ) を延長することにより 来年以降に投資を開始しても投資可能期間が少

なっとくインドネシア

金融資産運用設計関連 主な改正事項

他制度より圧倒的に自由度が高いNISA~「使いづらさ」とうまく付き合ってNISAを活用する方法を考える

ジュニアNISA(未成年者少額投資非課税制度)に関するQ&A

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

<4D F736F F F696E74202D F95BD90AC E D9192B28DB88C8B89CA8A E B93C782DD8EE682E890EA97705D>

それが知りたい!NISA講座

Microsoft PowerPoint - +修æ�£ä¸�;㕒間帅çfl¨ã•‚ㆤㆿㅅㅊ咓呤屉FPmama - ㇳã…flã…¼.ppt [äº™æ‘łã…¢ã…¼ã…›]

以下本人の給与収入速報 平成 29 年度税制改正解説所得課税 ~ 配偶者控除及び配偶者特別控除の見直し 2 配偶者の給与収入が 万円超 15 万円以下の場合の改正案の控除額及び改正前後の影響について 配偶者特別控除 配偶者の給与収入 万円超 15 万円 15 万円以上 11 万円 11 万円以上 1

Microsoft Word - NISAに関するQ&A 2013年10月25日 改訂版.docx

各 位 平成 27 年 3 月 31 日 大和証券株式会社 NISA 口座開設キャンペーン 及び NISA 積立サービスキャッシュバックキャンペーン ご家族 ご友人紹介キャンペーン ( 第 7 弾 ) 実施のお知らせ 大和証券株式会社 ( 以下 大和証券 ) は これまで証券会社とお取引のなかったお

Microsoft Word 役立つ情報_税知識_.doc

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

2013年5月18日 MSセミナー資料

(Q13) 複数の金融機関に NISA( 少額投資非課税制度 ) の非課税口座開設の申込みをしてしまいましたが ど うすればよろしいですか... 6 (Q14) 非課税適用確認書の交付を行わない旨の通知書 が送られてきましたが どうすればよろしいですか 6 ( 基準日における国内の住所を証する書類

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

2013(平成25年度) 確定拠出年金実態調査 調査結果について.PDF

の つみたて NISA 積立設定手続きガイド (PC 版 ) つみたて NISA 口座を開設されて積立設定が まだお済みでない方は今すぐはじめましょう STEP4 STEP3 STEP2 STEP1 カブコムの積立設定は 4STEP で始められます! 詳しい手順は次ページ以降をご覧ください 1 積立

参考 調査結果を踏まえた NISA DC 年金 ファンドラップの潜在的利用者数および資産額 NISA DC 年金 ファンドラップを通じた資産額は 2016 年 3 月末で合計 18 兆円 (NISA は累計投資 額 DC 年金は投資信託資産額 (2015 年 3 月末 ) ファンドラップは資産額 )

<4D F736F F D20836A B A838A815B C282DD82BD82C44E D7793FC905C8D9E8EF C982C282A282C481762E646F63>

NIS を理解する NIS( ニーサ ) ってどんな制度なの? NIS は 中長期な資産形成を支援することを目的とした 個人投資家のための税制優遇制度です NIS を活用すれば NIS 口座で購入した株式投資信託 上場株式等の値上がり益や配当 分配金等が非課税となります 証券税制のイメージ 平成 2

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

Microsoft Word - NISA手数料無料化 docx

PowerPoint プレゼンテーション

投信つみたてプラン-12P.indd

メモ 1

銀行ではじめるNISA・つみたてNISAガイドブック

- 16 -

目次 調査概要等 調査結果概要 1. 金融商品の保有実態等 2. 有価証券の保有実態等 3. 証券投資に対する意識 必要性 4. 証券投資教育の意義 5. 証券会社等

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

株式等の譲渡(特定口座の譲渡損失と配当所得等の損益通算及び翌年以後への繰越し)編

Microsoft Word - NO.2 株式の譲渡 2.docx

口座開設を検討している人が重視するのは 手数料や手続きなどのサービス内容 すでに 口座を開設した人に金融機関の選定理由を聞くと 主に利用している金融機関だった 58.9% 口座開設のキャンペーンがあった 35.7% など がスタートした際 なじみのある金融機関でキャンペーンもやっていたからという理由

( 契約締結前交付書面 ) 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の説明書 平成 30 年度富士の国やまなし県民債の契約締結にあたっては この書面の記載事項をよくお読みいただいたうえで お申し込みください ( 平成 30 年 12 月 3 日現在 )

Ⅰ. 証券会社における NISA 口座開設 利用状況調査結果 ( 平成 30 年 6 月 30 日現在 ) 1

PowerPoint プレゼンテーション

税金読本(5-3)ジュニアNISA

公募株式投資信託の解約請求および償還時

NISAガイドブック

なるほどNISA 第9回 財形貯蓄・確定拠出年金などとの違い

上場株式等の配当等に対する課税

質問 1 敬老の日 について (1) 贈る側への質問 プレゼントは何を贈る予定ですか? ( 回答者数 :4,450 名 ) (2) 贈られる側への質問 プレゼントは何がほしいですか? ( 回答者数 :1,061 名 ) 昨年同様 贈る側 贈られる側ともに 食事 グルメ がトップ 贈られる側は 旅行

ご参考資料 目次 制度編 ってどんな制度なの? 2 ページへ 手続き編 を始めるには? 9 ページへ 活用編 の活用方法は? 11 ページへ NISA( ニーサ ) は 2014 年 1 月から始まった少額投資非課税制度の愛称です 証券会社や銀行 郵便局などの金融機関で 少額投資非課税口座 (NIS

日本の富裕層は 122 万世帯、純金融資産総額は272 兆円

なるほどNISA 第3回 なぜ、どのような経緯でNISAが導入されたか?

NISA 制度の概要について 7 割以上が知らないと回答 NISA の認知度について尋ねると 26.2% の方が制度の概要まで知っていると回答 一方 制度の概要を知らないという方は 名称は知っているが概要は知らない まったく知らないと答えた方をあわせ 73.7% となりました 4 月 30 日に愛称

tkb1805_修正対応.indd

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

〇なぜ 家計の安定的な資産形成 を推進? 〇なぜ つみたて NISA? 〇職場で つみたて NISA を普及!! はじめに! 1

~ この操作の手引きをご利用になる前に ~ この操作の手引きでは 確定申告書の作成方法を説明しています 操作を始める前に 以下の内容をご確認ください 共通の操作の手引きの確認入力方法やデータ保存 読込方法などを説明した ( 共通 )e-tax で送信するための準備編 又は ( 共通 ) 書面提出 (

ポイント 年の一般 NISA * 口座 18 年末に非課税期間終了へ 2 一般 NISA 開始以降の主要資産の価格推移 1.5 倍 日 米株式 1.7 倍 外国債券 1.1 倍 3 今後の運用方針 ( 投資先 ) を再検討 主な資産の方向性 ( 見通し ) 5 年間リターン実績 グローバ

各 位 平成 26 年 3 月 28 日 株式会社大和ネクスト銀行 大和証券株式会社 ダイワの NISA 口座開設キャンペーン ( 第 2 弾 ) 大和ネクスト銀行円定期預金 金利優遇キャンペーン ( 第 3 弾 ) および ご家族 ご友人紹介キャンペーン ( 第 3 弾 ) 実施のお知らせ 大和証

なるほどNISA 第5回 なぜこのような制度になったのか? -それには理由があります-

ダイワファンドラッププレミアム 暦年贈与サービス キャンペーンについて ダイワファンドラッププレミアム 暦年贈与サービス の更なる普及に向け キャンペーン期間中にご入金等で初めて ダイワファンドラッププレミアム ( 以下 FWP) を運用開始されるとともに 本年の 暦年贈与サービス ( 以下 同サー

中小企業の退職金制度への ご提案について

金融庁の税制改正要望について(1)

税金の課税方法 個人の税金の課税方法について確認しましょう 大きく分けて 総合課税と分離課税の二種類があります 総合課税 1 年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法 所得額によって異なる税率 金額に応じて確定申告を行う 源泉分離課税他の所得と分離して その所得の支払いの際に一定の税率で源泉

1 1. 課税の非対称性 問題 1 年をまたぐ同一の金融商品 ( 区分 ) 内の譲渡損益を通算できない問題 問題 2 同一商品で 異なる所得区分から損失を控除できない問題 問題 3 異なる金融商品間 および他の所得間で損失を控除できない問題

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

調査概要 調査名投資信託保有者に関するアンケート調査 調査方法インターネットリサーチ 調査主体ドイチェ アセット マネジメント ( 株 ) 資産運用研究所 実施機関株式会社マクロミル 実施期間 2015 年 10 月 14 日 ( 水 )~2015 年 10 月 15 日 ( 木 ) 調査サンプルマ

世帯主年齢別にみると 加入 追加加入意向あり の割合は 概ね若年齢層ほど高くなって おり 30~34 歳 では 59.3% となっている ( 図表 Ⅱ-75) 図表 Ⅱ 75 今後の加入 追加加入意向 ( 世帯主年齢別 ) - 加入 追加加入意向あり の割合

改訂履歴 更新日ページ内容 2013 年 12 月 10 日初版作成 2013 年 12 月 11 日訂正 P3 約常時 約定時 に訂正 2013 年 12 月 11 日 訂正 P11 投信注文時に 現物買注文中またはIPO 購入申込済みの場合のエラーメッセージ訂正 NISA 預りが存在しています

P12 第 6 章個人向け国債国債の契約締結前交付書面 手数料などなど諸費用諸費用について 個人向け国債を中途換金する際 原則として下記により算出される中途換金調整額が 売却される額面金額に経過利子を加えた金額より差し引かれることになります ( 1 変動 10 年 : 直前 2 回分の各利子 ( 税

看護師赤城カオリ斉藤先生!赤城さん服部先生から聞いちゃったNISA始めるんだってねお疲れさま第 2 話 NISA には積立投信で研修医斉藤英二郎最終ページの ご注意事項 を必ずお読みください 1

NISAガイドブック

<4D F736F F F696E74202D E93788E968BC68FB38C7090C590A789FC90B38A E >

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

個人情報の利用目的について 当社は 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年 5 月 30 日法律第 57 号 ) に基づき お客さまの 個人情報を 下記業務ならびに利用目的の達成に必要な範囲内で利用いたします (1) 当社の業務 1 金銭信託 金銭信託以外の金銭の信託 年金信託 団体信託 財

商品分類 属性区分 委託会社の情報 1

NISA( 少額投資非課税制度 ) って何? ~ 個人投資家のための税制優遇制度 ~ NISA では公募株式投資信託 上 場株式等 ( 1) を運用することにより得られる分配時の 普通分 配金 ( 配当所得 ) と売却時の 値上がり益 ( 譲渡所 得 ) が非課税となります ( 課 税口座 ( 特定

【投信調査室コラム】日本版ISAの道[その1]

ジュニアNISAって どんな制度 ジュニアNISA とは 未成年者少額投資非課税制度の愛称で お子様 お孫様の将来の資産形成に活用できる制度です まずはジュニアNISA まずは ジュニアNISAを簡単にご紹介 を簡単にご紹介 日本に住む未成年者 0 19歳 が対象 資産

投資信託ホームページ構成案

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

<4D F736F F D208B4D8BE091AE938A8E9182C98AD682B782E992B28DB88CB48D D4C95F189DB816A2E646F63>

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

4. つみたてNISA 商品のおもな選定理由について (1) つみたてNISA は長期運用 資産分散 時間分散により 投資リスクを低減しながらリターンを目指す制度であることから 商品選定にあたっては 長期運用と資産分散の観点を重視しました (2) 複数の投資信託商品を購入いただき組合せるのではなく

Transcription:

個人投資家の証券投資に関する意識調査 ( 概要 ) 9 月 5 日 日本証券業協会 調査概要 調査地域 : 日本全国 2 調査対象 : 日本全国の 2 歳以上の証券保有者 熊本県 大分県を除く 3 サンプル数 :5,( うち 回収 2,24) 4 調査方法 : 郵送調査 5 調査実施時期 : 6 月 日 ~6 月 2 日 前年調査結果との比較に当たっては 下記の通り調査概要が若干異なる点 ( 下線箇所 ) に留意する必要がある 調査調査概要 調査地域 : 日本全国 2 調査対象 : 日本全国の 2 歳以上の証券保有者 3 サンプル数 :2,2( うち 回収,44) 4 調査方法 : 郵送調査 5 調査実施時期 : 7 月 2 日 ~7 月 4 日

. 個人投資家の年齢層と年収 個人投資家 ( 回答者 ) の年齢層 8% 6% 28% 2~3 代 5% 2% 3% 4 代 5 代 6~64 歳 65~69 歳 7 代以上 個人投資家 ( 本調査の回答者 ) の過半数 (56%) は 6 歳以上のシニア層 昨年調査 6 歳以上の個人投資家 56% N=224 個人投資家の年収 2% 9% 6% % 24% 49% 3 万円未満 ~5 万円未満 ~7 万円未満 ~ 万円未満 万円以上 年収は 3 万円未満が 49% と最も多く 約 7 割 (73%) が年収 5 万円未満 昨年調査 3 万円未満 48% 5 万円未満 72% N=224

2. 個人投資家の証券保有額 個人投資家の証券 ( 株式 投資信託 公社債 ) 保有額 ( 時価 ) 2% % 6% 3% 万円未満 3% ~5 万円未満 % 5% 9% 5~ 万円未満 ~3 万円未満 3~5 万円未満 5% 5~ 万円未満 25% ~3 万円未満 3~5 万円未満 3% 5 万円以上有価証券は保有していない N=224 証券保有額は ~3 万円未満 が 25% と最も多く 75% が保有額 万円未満 昨年調査 ~3 万円未満 26%, 万円未満 75% 個人投資家の株式保有額 ( 時価 ) 3% 3% % 2% % % 27% 4% 6% 3% 万円未満 ~5 万円未満 5~ 万円未満 ~3 万円未満 3~5 万円未満 5~ 万円未満 ~3 万円未満 3~5 万円未満 5 万円以上 N=526 株式保有額は ~3 万円未満 が 27% と最も多く 7 割超 (73%) が保有額 5 万円未満 昨年調査 ~3 万円未満 33% 5 万円未満 73% 2

3. 個人投資家の証券保有状況 証券の保有状況 8% 6% 4% 2% % % 8% 6% 4% 2% % 74% 93% 92% 国国内内上株場 75% 8% 8% 従業員持株 54% 53% 4% 4% 2% 4% 3% 2% 国非内上株場 国外内国上株場 25% 22% 株式投資信託公社債 保有株式の種類 N=44( ) N=224( ) 非外国国内株上場 複数回答 N=767( ) N=526( ) 複数回答 保有投資信託の種類 8% 6% 4% 2% % 58% 57% 株信式託投資 43% 38% 外信国託投資 33% 32% 公信社託債投資 29% 26% 9% % R E I T N=564( ) N=68( ) E T F 複数回答 75% が株式 53% が投資信託 22% が公社債を保有している 昨年と比べて株式は保有率が上昇し 投資信託 公社債は低下した 投資信託では REIT と ETF が昨年と比べて上昇した 3

4. 個人投資家の証券保有状況の推移 8% 7% 74 7 74 7 73 73 72 72 74 75% 6% 5% 4% 47 52 56 52 49 5 5 49 54 53% 株式 投資信託 3% 2% 35 37 36 34 32 32 29 27 25 22% 公社債 % % 平成 9 年平成 2 年平成 2 年平成 22 年平成 23 年平成 24 年平成 25 年平成 26 年 公社債は平成 2 年以降 低下傾向が見られる 一方で株式は平成 9 年以降で初めて 75% に達した 4

5. 株式の投資方針 % 2% 4% 6% 8% % 概ね長期保有 値上がり益あれば売却 (N=526) 49 8 3 2 3 6 値上がり益重視 短期間に売却 配当を重視 株主優待を重視 その他 (N=767) 5 8 2 2 6 特に決めていない 概ね長期保有 値上がり益あれば売却 が 49% で最も多く 次いで 特に決めていない 6% 配当を重視 3% 株主優待を重視 2% 値上がり益重視 短期間に売却 8% の順であった 昨年と比べると 大きな差は見られなかった 5

6. 株式の平均保有期間 % 2% 4% 6% 8% % ~ か月 ~3 か月 (N=526) 2 3 7 2 7 6 33 ~6か月 ~ 年 ~3 年 ~5 年 ~7 年 (N=767) 2 4 8 4 9 7 2 32 ~ 年 年超 年超が 33% で最も多く 全体の半数程度が 5 年以上と回答 累計でみると か月以下は 2% 3 か月以下は 3% 6 か月以下は 6% 年以下は 3% であった 昨年と比べると ~3 年 では 6 ポイント増加したが 他の期間では大きな差は見られなかった 6

7. 株式配当の受領方法 % 2% 4% 6% 8% % 郵便局 ゆうちょ銀行窓口で現金受取 (N=526) 3 33 3 4 指定の銀行口座で受取 証券会社の取引口座で受取 (N=767) 32 32 33 2 株式は非保有 / 配当金受取していない 証券会社の取引口座で受取 が 3% 郵便局 ゆうちょ銀行窓口で現金受取 は 3% 指定の銀行口座で受取 は 33% であった 昨年と比べると 大きな差は見られなかった 7

8.NISA 口座の開設申込みの状況 全体の開設申込み状況 % 2% 4% 6% 8% % 証券会社に開設している 銀行 信用金庫等に開設している 2 (N=224) 37 5 2 7 37 郵便局に開設している 3 今後 証券会社で申込む予定今後 銀行 信用金庫等で申込む予定 今後 郵便局で申込む予定 (N=44) 4 4 4 8 33 意向あり 申込み先は決めていない申込むつもりはない は 以下のカテゴリー : 既に証券会社で申込んだ 2: 既に銀行 信用金庫等で申込んだ 3: 既に郵便局で申込んだ NISA 口座を開設した割合は 53% であった 申込み意向ありまで含めると 62% に達する 8

8.NISA 口座の開設申込みの状況 2 年代別の開設申込み状況 % 2% 4% 6% 8% % 2~3 代 (N=59) 28 5 2 8 44 4 代 (N=37) 27 2 2 3 44 証券会社に開設している 銀行 信用金庫等に開設している 5 代 (N=44) 6~64 歳 (N=254) 65~69 歳 (N=32) 7 代以上 (N=568) 34 4 4 44 5 2 2 6 4 23 5 33 38 3 4 33 郵便局に開設している今後 証券会社で申込む予定今後 銀行 信用金庫等で申込む予定今後 郵便局で申込む予定意向あり 申込み先は決めていない申込むつもりはない 年代別にみると 開設者が最も多いのは 6~64 歳で 63% であった 一方最も少ないのは 4 代で 4% 6 歳以上と比べると 2~5 代では開設者は少ないが 開設意向がある人は ~7% と若干多い 9

8.NISA 口座の開設申込みの状況 3 個人年収別の開設申込み状況 % 2% 4% 6% 8% % 3 万円未満 (N=98) 37 7 6 38 証券会社に開設している銀行 信用金庫等に開設している ~5 万円未満 (N=487) 4 7 2 6 32 郵便局に開設している今後 証券会社で申込む予定 ~7 万円未満 (N=23) ~ 万円未満 (N=79) 35 34 2 9 9 3 4 44 今後 銀行 信用金庫等で申込む予定今後 郵便局で申込む予定意向あり 申込み先は決めていない申込むつもりはない 万円以上 (N=7) 38 5 5 8 33 個人年収別にみると 開設済みと意向ありの合計が多い層は 3~5 万円未満の層で 69% 万円以上の層で 68% であった

9.NISA の改善点 N 非課税期間の拡充 年間投資可能額の拡大 NISA 口座非課税枠の繰越しや再利用 口座開設可能期間の恒久化 一般 特定口座との間の損益通算 NISA 口座投資可能商品の拡大 その他わからない 複数回答 全体 264 5 37 22 2 9 8 2 22 9 2~3 代 89 55 37 33 23 26 5 7 5 4 代 79 54 36 7 25 24 8 2 7 6 5 代 255 58 4 2 24 8 3 22 6 6~64 歳 78 54 39 26 9 23 4 2 8 65~69 歳 88 47 34 9 7 2 6 3 22 4 7 代以上 375 46 35 2 7 3 5 28 (%) 既に NISA 口座開設済み及び口座開設意向のある者を対象に質問 非課税期間の拡充 は全体の 5% が望んでいる 特に 2~6 代前半で比較的回答が多い また 年間投資可能額の拡大 ( からは 2 万円に増加 ) が 37% NISA 口座非課税枠の再利用 が 22% となっている

.NISA を 申し込むつもりはない 理由 複数回答 制度が複雑でわかりづらい 口座開設手続きが面倒そう 投資する資金が確保できなかった 年間投資可能額が小さい 口座開設にマイナンバー提出を要する 非課税期間 (5 年間 ) 限定 投資したい金融商品が対象ではない 他口座との損益通算ができない 口座開設可能期間 ( 年間 ) の設定 非課税枠の繰越しや再利用ができない その他 N 全体 754 42 33 2 7 8 7 4 4 3 3 23 5 2~3 代 7 4 4 26 7 4 9 4 6 9 4 代 38 49 43 24 2 9 9 4 3 3 7 3 5 代 58 45 4 24 5 8 5 3 4 2 5 6~64 歳 76 43 29 26 5 3 7 5 7 5 24 4 65~69 歳 24 35 27 24 23 9 8 5 4 3 5 29 3 7 代以上 88 4 25 2 8 5 4 5 4 3 2 27 (%) 制度が複雑でわかりづらい が 42% と最も多い 年代別にみると 4~5 代で比較的回答が多い 口座手続きが面倒そう が 33% 投資する資金が確保できなかった が 2% で続く 2

. 確定拠出年金制度の改善点 N 引き出し条件の緩和 毎月の拠出限度額を引き上げる 拠出限度額の使い残しの翌年以降への繰越し マッチング拠出上限額の撤廃 その他 改善してほしい点は特にない わからない 複数回答 全体 224 3 9 6 5 2 2 62 2 2~3 代 59 8 6 5 6 53 4 代 37 9 7 7 3 55 5 代 44 6 8 6 3 5 57 6~64 歳 254 3 8 2 2 6 65~69 歳 32 8 5 4 2 7 2 7 代以上 568 7 7 5 3 2 7 5 (%) 引き出し条件の緩和 が 3% で最も多い 特に 2~4 代では 2 割近くとなっている 3

2. 上場株式の相続税制について N 親子間での円滑な資産移転可能な制度が必要 生前贈与しやすい課税制度が必要 保険のように非課税枠が必要 現行制度どおりでよい 評価を時価から一定程度割り引くべき 納税時までの価格変動リスクを考慮し評価 評価が他の資産と比べて不利 評価は死亡日前 年程度の期間で判定すべき 全体 224 36 3 28 2 7 7 3 2 7 3 2~3 代 9 36 22 27 24 6 7 7 3 3 4 代 77 3 28 23 32 6 2 6 2 その他 複数回答 男 性 5 代 23 38 3 3 25 2 9 5 3 5 2 6~64 歳 26 26 23 3 23 26 7 8 2 65~69 歳 74 35 27 22 2 7 22 7 8 3 7 代以上 365 34 38 3 22 24 8 4 6 6 4 2~3 代 69 33 32 9 5 5 2 7 4 代 4 44 34 22 24 6 3 6 8 4 3 女 性 5 代 84 4 33 32 7 2 4 9 5 2 6~64 歳 28 42 28 34 6 5 2 4 9 2 65~69 歳 38 34 22 25 8 2 9 9 9 9 4 7 代以上 23 39 34 3 6 5 6 2 5 7 (%) 資産移転が可能となる制度が必要 が 36% と最も多い 特に女性 4~6 代前半での回答が多い 生前贈与しやすい課税制度が必要 が 3% 保険のように非課税枠が必要 が 28% と続く 4

3. 特定口座の開設状況 % 2% 4% 6% 8% % 複数の金融機関で開設している (N=224) 9 35 46 一社の金融機関で開設している 開設していない (N=44) 9 42 39 複数の金融機関で開設している 一社の金融機関で開設している を合わせると 54% が特定口座を開設している 5

4. 金融機関からマイナンバーの提出を求められることについて 金融機関からマイナンバーの提出を求められたか % 2% 4% 6% 8% % 提出を求められた (N=224) 24 75 提出を求められていない 金融機関からマイナンバーを求められた感想 ( マイナンバーの提出を求められた人 ) N 悪用や漏えいしないか不安 特に抵抗なく提出した 何種類も本人確認書類求められ面倒 提出求められ口座開設をやめたその他わからない 全体 492 52 27 25 2 4 2 複数回答 2~3 代 26 35 35 39 4 4 8 4 代 57 4 32 6 2 9 7 4 5 代 9 59 24 3 2 2 2 6~64 歳 83 59 23 24 4 2 65~69 歳 9 55 29 26 2 7 代以上 45 5 26 23 3 3 5 3 (%) 金融機関からマイナンバーの提出を求められたことがあるのは全体の 24% 求められたことがある人の感想としては 悪用や漏えいしないか不安 が約半数の 52% であり 5 代以上の高齢層で特に多い 6