目 次 1 実施計画策定の目的 1 2 本市の現状 2 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率 (2) 特別徴収未実施事業者の把握 (3) 個人住民税の収入状況等 3 本市の取組み 3 (1) 対象事業者の選定 (2) 指定予告通知等の発送 (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 (

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特別徴収制度説明会

個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

1 個人住民税とは 1 2 特別徴収とは (1) 特別徴収と普通徴収 1 (2) 特別徴収義務者の指定 1 3 特別徴収の流れ (1) 給与支払報告書の提出 2 (2) 特別徴収税額決定通知書等の送付 6 (3) 納期と納入方法 6 (4) 税額の変更通知 7 4 随時の手続き ( 納税義務者に異動

特別徴収制度説明会

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

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個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 従業員様向け 本文 H30.1 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? また利用することで どんなメリットがありますか? 回答 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業主が毎月の給与を支払う際に 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 (

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個人住民税の特別徴収に関するQ&A

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3 目標に対する実績や優れた取組を 車座集会 地域セミナー や 埼玉県 市町村税務職員税収確保取組情報活用システム ( 通称 税 in. NET ) で紹介し 会員間で情報共有する 重点実施事項 2 給与特別徴収の徹底 1 給与特別徴収の割合 ( ) を全県平均 85% 以上とする 特別徴収による納

Random thoughts relay No.186

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務担当課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする

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田沼 薫  様

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出先機関名市立病院事務局総務課 編集年度分類記号種別 書 目 24 C36 3 所得税 県市町村税関係 全 1 冊の 1 冊 索引番号 完結年月日文書番号 件 名 備 考 平成 24 年 3 月分住民税の納入について ( 伺い ) 平成 24 年 3 月分所得税の

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの引き去りはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給

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法によって徴収することになっています したがって パートやアルバイトの従業員であっても この要件に該当する場合は特別徴収しなければなりません ただし 次のようなケースは特別徴収することが著しく困難なため 特別徴収の対象とならない場合があります ( 詳しくは各市町村の個人住民税担当課へご確認ください

個人住民税 特別徴収Q&A

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従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいです 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりません 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのです 特別徴収 のメリットは何です 家族に対して支払う給与から所得税を源泉

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個人住民税の現年課税化に係る課題について

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過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の

第14回税制調査会 総務省説明資料(・地方税務手続の電子化等2・個人住民税2)

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5 仙台市債権管理条例 ( 中間案 ) の内容 (1) 目的 市の債権管理に関する事務処理について必要な事項を定めることにより その管理の適正化を図ることを目的とします 債権が発生してから消滅するまでの一連の事務処理について整理し 債権管理に必要 な事項を定めることにより その適正化を図ることを目的

納税義務者とは従業員等をいいます 特別徴収義務者用より詳細な内容になっています 市町村によっては個人情報保護から特別徴収義務者用の通知書が圧着 加工等されていることがあります この場合 開かずに本人に渡すよ う要請されています ミシン目で切り離し 各個人にお渡しください 6 月の給料袋に同封 するこ

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 事業主様向け 本文 ( 特別徴収とは ) 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? H30.1 回答 事業主が 従業員へ支払う毎月の給与から 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 ( 市町村民税と府民税 ) を徴収して ( 天引きして ) 従

中小法人の地方法人二税の eltax の利用率 70% 以上という目標達成に向けて 下記の eltax の使い勝手改善等の取組を進めるとともに 地方団体の協力を得つつ 利用勧奨や広報 周知等 eltax の普及に向けた取組を一層進める また 中小法人の地方法人二税の eltax の利用率の推移等を踏

【別紙】リーフレット①

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「公的年金からの特別徴収《Q&A

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目 次 1. 特別徴収について 3 2. 特別徴収の根拠法令等 3 3. 特別徴収義務者の指定について 4 4. 特別徴収のしくみ 4 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 4 6. 特別徴収の事務処理 5 1 給与支払報告書の提出義務 5 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等し

特別徴収の事務は決して難しくありません この冊子で具体的な事務手続きについて分かりやすくご案内いたします 目 次 個人市 県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 対象になる人 2 特別徴収の流れ 3 給与支払

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各特別徴収義務者殿 市民税 県民税の特別徴収事務につきましては 日頃から格別のご協力をいただき厚くお礼申し上げます 本年度 特別徴収をお願いすることになりましたので その取り扱いに必要な関係書類をお送りします 特に この 特別徴収のしおり は 事務を円滑に進めていただくためのものです ご一読のうえ

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特定個人情報保護評価書 ( 基礎項目評価書 ) 評価書番号評価書名 7 鳥取市個人住民税事務基礎項目評価書 個人のプライバシー等の権利利益の保護の宣言 鳥取市は個人住民税事務における特定個人情報ファイルの取扱いにあたり, その取扱いが個人のプライバシー等の権利利益に影響を及ぼしかねないことを認識し,

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市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

特別徴収税額の変更特別徴収税額を通知した後 その税額に誤りがあったり また これを変更する理由が生じたときは 市役所から 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) および 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 納税義務者用 ) を送付いたします これらの通知書が届いた際

個人住民税 ( 市民税 府民税 ) 特別徴収事務の取扱要領 京丹後市役所市民環境部税務課 電話 : 直通 HP: 特別徴収とは 特別徴収とは 給与支払者 ( 会社 事業所など ) が納税義務者 ( 納税義務のある

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資料3

(4) 今月下旬に所得税法施行令を改正するとともに 法令解釈通達を発遣し 上記のとおり 保険年金 に係る所得税の取扱いを変更いたします 取扱い変更後 所得税の還付の手続きが可能となります なお 納税者の方々には 次の点にご注意いただく必要があります 所得税が納めすぎとなっていた場合の還付手続きには

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所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

目次 1. 年末調整とは 2. 平成 30 年分の留意点 3. 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書の書き方 4. 給与所得者の配偶者控除等申告書の書き方 5. 給与所得者の保険料控除申告書の書き方 2

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改正された事項 ( 平成 23 年 12 月 2 日公布 施行 ) 増税 減税 1. 復興増税 企業関係 法人税額の 10% を 3 年間上乗せ 法人税の臨時増税 復興特別法人税の創設 1 復興特別法人税の内容 a. 納税義務者は? 法人 ( 収益事業を行うなどの人格のない社団等及び法人課税信託の引

イ税務署へ確定申告書を提出し 所得税の住宅ローン控除の適用を受けている 退職所得 山林所得がある方 所得税の平均課税の適用を受けている方は 住宅ローン控除申告書を提出することにより控除額が大きくなる場合があります 申告書を提出される方は3 月 15 日 ( 月 ) までに申告してください 申告しなけ


Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

「図解 外形標準課税」(仮称)基本構想

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公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図

計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

目次 1 個人住民税について 特別徴収義務者の指定 特別徴収の対象になる方 特別徴収の対象にならない方 特別徴収事務の概要 給与支払報告書の提出 特別徴収税額通知書の送付 納期と納入方法

( 別添 ) 個人住民税の現年課税化に係るこれまでの議論 これまでの議論の中で 大きな比重を占めているのは 特別徴収義務者の事務負担軽減である そのためにもわかりやすいシステム設計とICTを使った事務の軽減を考えなければならない したがって パソコンやスマホを使用してできる所得税及び個人住民税の計算

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給与所得者異動届出書 の書き方 町県民税 給与支払報告書 特別徴収 平成 提出 ( 所在地 99-2 おおい町本郷 6-- 法人番号 指定番号 ( 名称 株式会社 給与所得者 ( ア ( イ ( ウ 異動の由 以降 宛名番号 特別徴収税額徴収済税額未徴収税額 退職退職時ま

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Transcription:

個人住民税の特別徴収義務者の一斉指定 八尾市実施計画 平成 28 年 1 月 12 日 大阪府八尾市市民税課

目 次 1 実施計画策定の目的 1 2 本市の現状 2 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率 (2) 特別徴収未実施事業者の把握 (3) 個人住民税の収入状況等 3 本市の取組み 3 (1) 対象事業者の選定 (2) 指定予告通知等の発送 (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 (4) 広報 啓発事業の実施 (5) 課税部門と徴収部門の連携体制 4 普通徴収を認める基準 4 (1) 普通徴収を認める給与受給者 (2) 特別徴収の開始を一定期間猶予する給与支払者 (3) 普通徴収切替理由書 5 各年度の実施事務 6 (1) 平成 27 年度実施事務 (2) 平成 28 年度実施事務 (3) 平成 29 年度実施事務 (4) 平成 30 年度実施事務 6 広報計画 8 (1) 広報のポイント (2) 具体的な取組み 7 取組みスケジュール 9

1 実施計画策定の目的 大阪府及び府内市町村は 平成 27 年 4 月に 個人住民税の特別徴収義務者の一斉指定に関する基本方針 を確認し 一斉指定の実施に関する取組みを推進するため 大阪府個人住民税特別徴収推進会議 ( 以下 推進会議 という ) を設置した 給与所得に係る個人住民税については 地方税法第 321 条の 3 の規定により 原則として特別徴収の方法により徴収するとされており 同法第 321 条の 4 及び各市町村の条例の規定 ( 本市においては八尾市市税条例 ( 平成 12 年条例第 39 号 ) 第 35 条に規定 ) により 給与支払者である事業者が所得税の源泉徴収義務者である場合 当該事業者は個人住民税の特別徴収義務者として指定され 給与支払いの際 給与所得者 ( 従業員等 ) から個人住民税を特別徴収しなければならないと規定されている 同基本方針では 大阪府及び府内市町村は 法令順守を徹底し特別徴収制度の適正な運用を図るため 特別徴収義務者となるべき事業者の一斉指定の実施が必要であることを共通の認識とし 平成 30 年度を目指して一斉指定に取り組むことを確認した この取組みを住民に広く周知するため 平成 27 年 9 月 18 日の推進会議において 大阪府及び府内全 43 市町村が合意して 個人住民税の特別徴収義務者一斉指定に関するオール大阪共同アピール を採択した 府内市町村が足並みをそろえて平成 30 年度までに一斉指定を実施するためには 各市町村において具体的な取組みを定めた 実施計画 を策定し 計画的に取組みを進めることが必要である この実施計画は 本市が平成 30 年度の一斉指定の実施に向けて 具体的な取組み内容及び工程を定めるものである 個人住民税の特別徴収義務者一斉指定に関するオール大阪共同アピール ( 抜粋 ) 大阪府及び府内全 43 市町村は 平成 30 年度から 原則として 法定要件に該当する事 業主すべてを特別徴収義務者に指定し 個人住民税の給与からの特別徴収 ( 給与から差 引き ) を徹底します 主な取組み平成 27 年 ~29 年平成 29 年冬頃平成 30 年 5 月 一斉指定に向けた準備 周知活動事業主への指定予告通知の送付一斉指定実施特別徴収税額決定通知書の送付 ( 特別徴収義務者に指定 ) - 1 -

2 本市の現状 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率本市における平成 26 年度の給与所得者は 86,334 人 (A) うち 特別徴収されている者は 67,080 人 (B) 本市における特別徴収の実施率 ((B)/(A)) は 77.6% (2) 特別徴収未実施事業者の把握特別徴収推進の取組みを実施するに当たっては 特別徴収を実施していない事業者を把握することが重要である しかし 現状においては 普通徴収としている納税義務者の給与支払者に関する情報は 直接の課税情報ではないことから把握が十分になされていないため 特別徴収を実施していない事業者の把握もできていない状況にある 特別徴収義務者の一斉指定を円滑に実施するためには 普通徴収としている事業者に対して 事前に十分周知することが必要である そのためには 対象となるべき事業者 ( 特別徴収義務者 ) を把握し 対象事業者のリスト化等により一斉指定の対象となる事業者を選定する必要がある (3) 個人住民税の収入状況等 個人市民税の収入状況 ( 単位 : 千円 %) 区 分 直近状況税源移譲直後税源移譲前 H26 年度構成比 H19 年度構成比 H18 年度構成比 個人市民税 13,205,067 34.2 14,681,777 35.2 12,786,454 33.0 その他の税 25,389,412 65.8 26,960,199 64.8 25,904,147 67.0 市税収入合計 38,594,479 100.0 41,641,976 100.0 38,690,601 100.0 個人市民税の収入未済額状況 ( 単位 : 千円 %) 区 分 H26 年度 構成比 H19 年度 構成比 H18 年度 構成比 個人市民税 292,925 28.4 424,374 27.5 354,766 21.3 その他の税 737,202 71.6 1,118,217 72.5 1,309,115 78.7 収入未済額合計 1,030,127 100.0 1,542,591 100.0 1,663,881 100.0 所得税から住民税への税額移譲 ( 平成 19 年度 ) により個人市民税の収入額が増加する とともに 収入未済額も増加 市税全体の収入未済額に占める個人住民税の割合はH26 年度では約 3 割の状況 個人市民税の徴収区分別 収入歩合の推移 ( 単位 :%) H26 H25 H24 H23 H22 H21 H20 H19 H18 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 年度 普通徴収 96.31 96.23 95.20 95.29 95.23 94.98 96.69 96.02 98.88 特別徴収 99.83 99.89 99.97 99.95 99.75 99.83 98.17 99.11 99.61 合 計 98.67 98.66 98.36 98.37 98.23 98.25 97.67 98.03 99.35 普通徴収の収入歩合は H19 年度の税源移譲や景気低迷等の影響等で悪化 特別徴収の収入歩合は 普通徴収を大きく上回り 98.17~99.97% で推移 - 2 -

3 本市の取組み 平成 30 年度において 特別徴収義務者となるべき事業者に対して特別徴収税額の通知 を行うため 次のとおり取組む (1) 対象事業者の選定給与支払報告書等に基づき 特別徴収義務者として指定すべき事業者の選定を行う (2) 指定予告通知等の発送 (1) により選定した事業者に対して 平成 28 年度に事前予告通知を 平成 29 年度に指定予告通知を送付する 1 平成 28 年度の 特別徴収未実施事業者への事前予告通知 の送付ア所得税の源泉徴収義務のある事業者 ( 給与支払者 ) には 原則として特別徴収の義務があること イ 平成 30 年度を目指して特別徴収義務者の指定を徹底すること をお知らせする 2 平成 29 年度 特別徴収義務者指定予告通知 の送付 平成 30 年度には 所得税の源泉徴収義務のある事業者 ( 給与支払者 ) を原則として 特別徴収義務者に指定すること を通知する (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 平成 30 年度の当初課税において 対象事業者を特別徴収義務者に指定し 特別徴収の 税額決定通知書を送付する (4) 広報 啓発事業の実施中河内府税事務所とも協力して次の取組みを実施する 1 各種説明会における広報 2 税理士会支部 商工会議所等の関係団体への協力依頼 3 事業者への広報 ( チラシ リーフレット送付等 ) (5) 課税部門と徴収部門の連携体制 特別徴収義務者として指定した者による確実な個人住民税の納入を図るため 課税部 門と徴収部門の連携体制を強化する - 3 -

4 普通徴収を認める基準 特別徴収の対象となる納税義務者及び特別徴収義務者として指定する事業者については 給与所得者 給与支払者のうち 給与の支払期間が 1 か月を超える期間により定められている場合などを除き 原則として特別徴収とすることとされている しかし 現在の就業形態 雇用関係においては 特別徴収によることとしても異動届出 書の提出等による普通徴収への切換えが見込まれる場合が多い したがって この取組みに当たっては 普通徴収を認める基準を明確にし 基準に合致 した場合については 普通徴収を認めることとし それ以外の者を特別徴収となる納税義 務者及び特別徴収義務者として指定することにより 特別徴収の推進を円滑に進める (1) 普通徴収を認める給与受給者 給与の支払いを受ける従業員に関する事項 1 退職者または給与支払報告書を提出した年の 5 月 31 日までの退職予定者 給与支払報告書の提出 ( 期限後に提出されたものを含む ) 時点において 退職 や休職などが決まっている場合で特別徴収を行うことができないことが明白で ある給与受給者 2 給与が少なく 個人住民税を特別徴収しきれない者 給与支払報告書提出時点において 給与の支給が少額 ( 日給月給 休職等によ る支給額の減少など ) であり 特別徴収税額を給与から引き去ることができない 月があると見込まれる給与受給者 特別徴収義務者指定後において 同様の状況となることが見込まれる場合は 特別徴収義務者から異動届出書の その他 欄に普通徴収を認める基準の記号を 記入の上 報告してもらう 3 給与の支払期間が不定期 ( 例 : 給与の支払いが毎月ではない ) 当該年度において 給与が支給されない月が生じる ( 派遣労働者等のインター バル期間 事業閉鎖など ) ことが見込まれる給与受給者 特別徴収義務者指定後において 同様の状況となることが見込まれる場合は 特別徴収義務者から異動届出書の その他 欄に普通徴収を認める基準の記号を 記入の上 報告してもらう 4 他から支給される給与から個人住民税が特別徴収されている者 給与支払者が複数ある場合で 一の特別徴収義務者から特別徴収される給与支 払報告書のほかに給与支払報告書があるときは 当該給与支払報告書に係る税額 については 当面 普通徴収とすることができる なお 本来は特別徴収を実施する必要があることから 取組みの進捗状況に応 じて改めて検討する - 4 -

(2) 特別徴収の開始を一定期間猶予する給与支払者 給与の支払いをする事業者に関する事項 特別徴収実施のために給与システム改修を要するため 直ちに実施することが困難な事情がある事業者 給与システム改修による特別徴収の猶予の認定については 府内市町村が統一した基準で対応する 特別徴収の猶予をする場合は 事業者から猶予届出書を提出させる 特別徴収しないことを認める期間は 原則 1 年とする (3) 普通徴収切替理由書 1 普通徴収切替理由書の趣旨ア本市は 事業者からの 個人住民税の普通徴収への切替理由書 ( 以下 普通徴収切替理由書 という ) の提出によって (1) による普通徴収を認める給与受給者に該当することを 確認する イ普通徴収切替理由書は 原則として給与支払報告書と同時に提出させる 2 普通徴収切替理由書の主な記載内容ア申請者に関する事項 ( 事業者名 指定番号等 ) イ普通徴収を認める給与受給者に関する事項普通徴収切替理由書の該当する項目に該当する人数を記入する 3 普通徴収切替理由書 様式( 案 )( で検討中 ) - 5 -

5 各年度の実施事務 (1) 平成 27 年度実施事務 普通徴収となっている給与支払者 ( 事業者 ) の把握とデータ入力 本市の非常勤職員等に対する特別徴収実施の庁内調整 平成 28 年度実施事務等に対する予算措置 人員措置 事業者への電話勧奨 訪問勧奨 給与支払報告書総括表を事業者に送付する際の周知文書の掲載等 新規事業者への特別徴収の徹底 府税事務所と協力して次の取組みを実施する 年末調整説明会における特別徴収推進の説明と依頼 関係団体 ( 税理士会支部等 ) への協力要請 (2) 平成 28 年度実施事務 普通徴収となっている給与支払者 ( 事業者 ) の把握とデータ入力 本市の非常勤職員等に対する特別徴収実施の庁内調整 給与支払報告書総括表等の様式見直し 平成 29 年度実施事務等に対する予算措置 人員措置 特別徴収義務者指定事前予告通知の送付等 特別徴収義務者指定事前予告通知等に対する問い合わせ対応 事業者への電話勧奨 訪問勧奨 給与支払報告書総括表を事業者に送付する際の周知文書の掲載等 新規事業者への特別徴収の徹底 府税事務所と協力して次の取組みを実施する 年末調整説明会における特別徴収推進の説明と依頼 関係団体 ( 税理士会支部等 ) への協力要請 (3) 平成 29 年度実施事務 普通徴収となっている給与支払者 ( 事業者 ) の把握とデータ入力 本市の非常勤職員等に対する特別徴収実施の庁内調整 特別徴収義務者指定予告通知の送付 ( 給与支払報告書総括表 普通徴収切替理由書及びパンフレットを同封 ) 特別徴収義務者指定予告通知に対する問い合わせ対応 全事業者に給与支払報告書総括表を送付する際に普通徴収切替理由書を同封 平成 30 年度実施事業に対する予算措置 人員措置 事業者への電話勧奨 訪問勧奨 新規事業者への特別徴収の徹底 給与支払報告書の提出時 普通徴収切替理由書未提出の事業者等に税額決定通知直前 (2 月 ~3 月 ) に再度 特別徴収義務者指定予告通知を送付 府税事務所と協力して次の取組みを実施する 関係団体 ( 税理士会支部等 ) への協力要請 年末調整説明会における特別徴収推進の説明と依頼 - 6 -

(4) 平成 30 年度実施事務 普通徴収となっている給与支払者 ( 事業者 ) の把握とデータ入力 給与支払報告書総括表及び普通徴収切替理由書の確認と対応 特別徴収義務者指定通知の送付 特別徴収義務者指定通知に対する問い合わせ対応 納期の特例の対応 一斉指定した滞納事業者への電話等による納入勧奨 - 7 -

6 広報計画 (1) 広報のポイント 府と市町村は オール大阪として特別徴収の推進に取り組んでいることを周知する 特別徴収の制度全般を広報することで 府民はもとより特別徴収未実施の事業者やその従業員に対して 特別徴収が義務的な制度であることへの理解を深めてもらうとともに この取組みについての理解を求めていく さらに 具体的に平成 30 年度において 府内全市町村で特別徴収義務者の一斉指定を実施し特別徴収を徹底することを周知し 事業者の事前準備及び自主的な特別徴収への切換えを促す (2) 具体的な取組み平成 30 年度の一斉指定に向けて 次の取組みを実施する 1 大阪府 府内市町村共通の取組み 市町村 府広報誌への掲載 市町村 府ホームページへの掲載 パンフレット チラシの作成配付 新設法人 ( 法人府民税 市町村民税 ) に対し 設立届の提出時での周知徹底 2 府税事務所と協力した取組み 関係団体 ( 税理士会等 ) への協力要請 関係団体への説明 チラシ等の共同配布 年末調整説明会における特別徴収推進の説明と依頼 - 8 -

7 取組みスケジュール 市町村府推進会議 平成 27 年 9 月 10 月 11 月 12 月 平成 28 年 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 平成 29 年 1 月 2 月 3 月 4 月 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 実施計画の策定 一斉指定実施に向けた課税事務の準備 対象事業者の把握 対象事業者の把握 対象事業者あて事前予告通知の送付等 対象事業者の把握 一斉指定実施に向けた課税事務の検討 事業者への周知 広報紙等を活用した広報 年末調整説明会での周知 30 年度に一斉指定する旨を強調した広報 年末調整説明会での周知 関係団体への協力依頼 広報取組み強化 モデル実施計画の策定 全体会議 ( 課題等の集約 整理 ) 各市町村の実施計画の取りまとめ ( 進捗状況の把握 課題等の集約 整理 ) 全体会議 ( 進捗状況の把握 課題等の集約 整理 ) 実施状況等の把握 ( 進捗状況の把握 課題等の集約 整理 ) 全体会議 ( 進捗状況の把握 課題等の集約 整理 ) 11 月 12 月 予告通知 普通徴収切替理由書の送付等 年末調整説明会での周知 実施状況等の把握 平成 30 年 1 月 2 月 3 月 4 月 新規特別徴収義務者の確定 5 月 6 月 7 月 8 月 9 月 10 月 11 月 12 月 税額通知 ( 特別徴収義務者の一斉指定 ) ( 実施後の検証 課題集約 ) 全体会議 ( 実施後の課題整理 ) - 9 -