PG_第3期期末配当の取扱いに関するQA

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Q. 確定申告は必要ですか? A. 今回の配当によるみなし譲渡損益が特定口座の計算対象とならない場合 または源泉徴収の無い特定口座や一般口座でお取引いただいている場合につきましては 原則として確定申告が必要になります 申告不要制度の適用可否を含め 株主の皆様個々のご事情により対応が異なりますので 具

株主各位 証券コード 7022 平成 29 年 6 月 23 日 大阪市北区中之島三丁目 3 番 23 号 取締役社長上田 孝 第 6 期期末配当の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓日頃より格別のご高配を賜り厚く御礼申しあげます さて 当社は 平成 29 年 6 月 23 日開催の第 6 期定時株主

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Invincible

3. 資本剰余金からの配当について ( ご参考 ) 今回の配当は 全額 その他資本剰余金 を配当原資とするため 資本の払戻し に該当し 一般的な 利益剰余金 を配当原資とする配当とは税務上の取扱いが異なります 今回の配当は 所得区分が 配当所得 ( みなし配当 ) 部分と みなし配当以外 の部分に分

投資主の皆様へ 平成 29 年 3 月 マリモ地方創生リート投資法人 第 1 期分配金の税務上の取扱いに関するご説明 拝啓平素は格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます さて 本投資法人は 平成 29 年 2 月 14 日開催の役員会において 第 1 期 ( 平成 28 年 12 月期 ) の (A)

 

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株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得等から控除)編

e. 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( ジュニア NISA) 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した未成年者口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 28 年 4 月 1 日から平成 35 年 12

iii. 源泉徴収選択口座への受入れ源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

投資法人の資本の払戻 し直前の税務上の資本 金等の額 投資法人の資本の払戻し 直前の発行済投資口総数 投資法人の資本の払戻し総額 * 一定割合 = 投資法人の税務上の前期末純資産価額 ( 注 3) ( 小数第 3 位未満を切上げ ) ( 注 2) 譲渡収入の金額 = 資本の払戻し額 -みなし配当金額

上場株式等の譲渡益に係る課税 上場株式等の税金について 上場株式等の譲渡益に係る税率は以下の通りです 平成 25 年 1 月 1 日 ~ 平成 25 年 12 月 31 日 平成 26 年 1 月 1 日 ~ 平成 49 年 12 月 31 日 平成 50 年 1 月 1 日 ~ % (

株式等の譲渡(特定口座(源泉徴収なし)と一般口座)編

CONTENTS 第 1 章法人税における純資産の部の取扱い Q1-1 法人税における純資産の部の区分... 2 Q1-2 純資産の部の区分 ( 法人税と会計の違い )... 4 Q1-3 別表調整... 7 Q1-4 資本金等の額についての政令の規定 Q1-5 利益積立金額についての政

 

【表紙】

(ⅲ) 源泉徴収選択口座への受入れ 源泉徴収ありを選択した特定口座 ( 以下 源泉徴収選択口座 といいます ) が開設されている金融商品取引業者等 ( 証券会社等 ) に対して 源泉徴収選択口座内配当等受入開始届出書 を提出することにより 上場株式等の配当等を源泉徴収選択口座に受け入れることができま

株式等の譲渡(前年からの繰越損失を譲渡所得及び配当所得から控除)編

49 年 12 月 31 日までの間 源泉徴収される配当等の額に係るの額に対して 2.1% の税率により復興 特別が源泉徴収されます b. 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 分割型分割及び株式分配並びに組織変更による場合を除く 以下本 1において同じ

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

特定口座一般口座株式等の譲渡 売却などが該当 ) による所得は 申告分離課税の対象となっており 原則として お客さまによる譲渡損益の計算や申告納税の手続きが必要です 特定口座には これらの事務負担を軽減する機能があります 特定口座の機能 上場株式等の譲渡損益の計算 管理を行います 特定口座内に保管す

 

1 どちらかをご選択特定口座と客さま般口座の特定口座の概要 特定口座とは 個人のお客さまが公募株式投資信託を換金され利益が出た場合は 原則 確定申告が必要ですが お客さまの確定申告にかかる負担を軽減させるべく当金庫が納税の代行などを行う制度として 特定口座 があります 特定口座 をご利用いただくこと

投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

(****) 非課税口座に設けられる勘定は 毎年 非課税管理勘定 (NISA) 又は累積投資勘定 ( つみたて NISA) のいずれかに限ります 更に 2016 年 4 月 1 日から2023 年 12 月 31 日までの期間 未成年者に係る少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称ジュニアNISA)

株式等の譲渡(特定口座(簡易申告口座)と一般口座)編

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( ロ ) 出資等減少分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る出資等減少分配 ( 所得税法第 24 条に定めるものをいいます 以下 本 ( ロ ) 出資等減少分配に係る税務 において同じです ) のうち本投資法人の税務上の資本金等の額に相当する金額を超える金額がある場合には みなし配当 ( 計


( 注 3) その他の少額上場株式等の非課税口座制度の詳細については 証券会社等の金融商品取引業者等にお問い合わせ下さ い b. 利益を超える金銭の分配に係る税務個人投資主が本投資法人から受取る利益を超える金銭の分配 ( 平成 27 年 4 月 1 日以後開始事業年度に係る利益を超える金銭の分配につ

6 課税上の取扱い日本の居住者又は日本法人である投資主及び投資法人に関する課税上の一般的な取扱いは 下記のとおりです なお 税法等の改正 税務当局等による解釈 運用の変更により 以下の内容は変更されることがあります また 個々の投資主の固有の事情によっては異なる取扱いが行われることがあります (1)

[2] 株式の場合 (1) 発行会社以外に譲渡した場合株式の譲渡による譲渡所得は 上記の 不動産の場合 と同様に 譲渡収入から取得費および譲渡費用を控除した金額とされます (2) 発行会社に譲渡した場合株式を発行会社に譲渡した場合は 一定の場合を除いて 売却価格を 資本金等の払戻し と 留保利益の分

(2) 源泉分離課税制度源泉分離課税制度とは 他の所得と全く分離して 所得を支払う者 ( 銀行 証券会社等 ) がその所得の支払の際に 一定の税率で所得税を源泉徴収し それだけで所得税の納税が完結するものです 1 対象となる所得代表的なものとして 預金等の利子所得 定期積金の給付補てん金等があります

経営 V iewpoint 相 談自己株式の取得に係る会計と税務について 宮澤正彦相談部東京相談室 自己株式の取得については 平成 18 年に資産の取得から資本の控除項目へと会計基準が変更されました この改正に伴い 税法も取扱いが変更されました 自己株式の取得についての手続きや留意

d. 少額上場株式等の非課税口座制度 ( 通称 NISA) 少額上場株式等の非課税口座制度に基づき 証券会社等の金融商品取引業者等に開設した非課税口座において設定した非課税管理勘定に管理されている上場株式等 ( 平成 26 年から平成 35 年までの 10 年間 新規投資額で毎年 100 万円を上限

( 注 3) 大口個人投資主 ( 配当基準日において発行済投資口総数の 3% 以上を保有 ) が 1 回に受け取る配当金額が 5 万円超 (6 か月決算換算 ) の場合には 必ず総合課税による確定申告を行う必要があります ( この場合には申告分離課税は 選択できません ) c. 源泉徴収選択口座への

 

課税上の取扱い

費用並びに当該一般事務受託者 当該資産保管会社及び当該資産運用会社が立て替えた立替金の遅延利息又は損害金の請求があった場合は かかる遅延利息又は損害金を負担します 前記に加え 本投資法人は 原則として以下に掲げる費用を負担するものとし その詳細については 当該一般事務受託者 当該資産保管会社又は当該

[2] 財務上の影響 自己株式を 取得 した場合には 通常の有価証券の Ⅰ. 株主資本 ように資産に計上することはせず 株主との間の資本取 1. 資本金 引と考え その取得原価をもって純資産の部の株主資本 2. 資本剰余金 (1) 資本準備金 から控除します そのため 貸借対照表上の表示は金額 (2

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

 

確定申告をする ( 下記のいずれか一方を選択 ) 総合課税 申告分離課税 確定申告をしない ( 確定申告不要制度 ) ( 注 1) 借入金利子の控除ありあり 税率累進税率上記 (ⅰ) と同じ 配当控除なし ( 注 2) なし - 上場株式等に係る譲渡損失との損益通算 なし あり 扶養控除等の判定 合

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平成 22 年 4 月 1 日現在の法令等に準拠 UP!Consulting Up Newsletter 無対価での会社分割 バックナンバーは 当事務所のホームページで参照できます 1

(4) 買付け等の価格 普通株式 1 株につき 金 2,579 円 ( 注 ) 当社が 2018 年 10 月 30 日に公表した 株式分割及び定款の一部変更 配当予想の修正並びに株主優待の拡充に関するお知らせ に記載のとおり 当社は 本公開買付けにおける公開買付期間中である 2018 年 11 月

2 2 上場株式等 の範囲の拡大 上場株式等には 上場株式 上場投資信託の受益権 (ETF) 上場不動産投資法人の投資口 (REIT) 公募株式等証券投資信託の受益権が含まれていた 今回の租税特別措置法の改正により 発行者の情報が一般に公開され その商品内容を入手することが容易に可能な公社債を 上場

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概要 平成 27 年までと平成 28 年以後の証券税制の比較 平成 27 年までは 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが異なっています 平成 28 年以後は 金融所得課税の一体化 により 上場株式等 と 公社債等 の税制上の取扱いが統一されます 平成 27 年まで 上場株式等 上場株式 公募

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税金の課税方法 個人の税金の課税方法について確認しましょう 大きく分けて 総合課税と分離課税の二種類があります 総合課税 1 年間の所得を全部まとめて一定の税率で課税する方法 所得額によって異なる税率 金額に応じて確定申告を行う 源泉分離課税他の所得と分離して その所得の支払いの際に一定の税率で源泉

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5% とされております ( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間は 復興特別所得税として 所得 税額に 2.1% を乗じた金額が併せて源泉徴収されます ) なお 個人投資主が受取る分配金については その金額にかかわらず 総合課税に代えて源泉徴収だけで納 税手続


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会社が株主に交付する金銭等に係る情報提供に関する事務取扱要領 平成 21 年 8 月 21 日平成 2 3 年 4 月 8 日改正平成 29 年 8 月 25 日改正日本証券業協会 全国株懇連合会 この取扱要領は 振替株式を発行する会社が当該振替株式につき株主に交付する金銭等に関し 当該金銭等に係る

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完全子会社同士の無対価合併 1. 会社法の規制 100% 子会社同士が合併する場合は 兄弟合併とも言われます 実務上は新設合併はマイナーで 法律上の許認可の関係で一方が存続する吸収合併が一般的です また 同一企業グループ内での組織再編成の場合は 無対価合併が一般的です 簡易合併に該当する場合は 存続

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本資料のポイント 平成 29 年度税制改正で 上場株式等に係る配当等 について 所得税 と 住民税 で異なる課税方式を選択することが可能であると明確化されました このことにより 課税所得 900 万円以下の場合 所得税は 総合課税 住民税は 申告不要 を選択することで 納税額を抑えることが可能となり

個人投資主が本投資法人から受け取る投信法第 137 条の金銭の分配のうち 本投資法人の利益および一時 差異等調整引当額 ( 利益を超える金銭の分配で 投資法人の計算に関する規則 ( 平成 18 年内閣府令第 47 号 その後の改正を含みます 以下 投資法人の計算に関する規則 といいます ) 第 2

平成 30 年 9 月 26 日 ( 水曜日 ) から平成 30 年 10 月 24 日 ( 水曜日 ) まで (20 営業日 ) 2 公開買付開始公告日 平成 30 年 9 月 26 日 ( 水曜日 ) (4) 買付け等の価格 普通株式 1 株につき 金 1,315 円 (5) 決済の方法 1 買

218 年分以降の配偶者控除額は夫の年収に応じて減っていきます 217 年分までは が 13 万円 ( 合計所得金額 38 万円 以下であれば 夫の年収にかかわらず 配偶者控除額 38 万円 ( 住民税は 33 万円 を夫の所得から控除できました 218 年分以降は が 13 万円 ( 合計所得金額

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

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1. 上場株式等の配当所得及び譲渡所得等に対する税率の特例の見直し 居住者又は国内に恒久的施設を有する非居住者が 平成 21 年 1 月 1 日から平成 23 年 12 月 31 日までの間に支払を受ける上場株式等の配当所得の申告分離課税に係る税率と 上場株式等の譲渡による譲渡所得等に対する税率が


6 成人年齢引下げに伴い一般 NISA つみたて NISA の対象年齢を 18 歳以上とするこ と 根拠法の制定 恒久化 1NISA 制度が国民の安定的な資産形成に資する恒久的な制度となるよう根拠法 (NISA 法 ) を制定すること 2 口座開設期間を恒久化すること 3 非課税期間を恒久化すること

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税法実務コース 所得税 学習スケジュール 回数 学 習 テ ー マ 内 容 第 1 章 テーマ1 所得税の仕組みテーマ2 所得税額の計算テーマ3 非課税所得 所得税の仕組み 税額計算 所得税が課税されないものについて学習します テーマ1 各種所得金額の計算の概要テーマ2 利子所得テーマ3 配当所得

1 1. 課税の非対称性 問題 1 年をまたぐ同一の金融商品 ( 区分 ) 内の譲渡損益を通算できない問題 問題 2 同一商品で 異なる所得区分から損失を控除できない問題 問題 3 異なる金融商品間 および他の所得間で損失を控除できない問題

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に相当する金額を反映して分割対価が低くなっているはずですが 分割法人において移転する資産及び負債の譲渡損益は計上されませんので 分割法人において この退職給付債務に相当する金額を損金の額とする余地はないこととなります (2) 分割承継法人適格分割によって退職給付債務を移転する場合には 分割法人の負債


第 9 章純資産の会計 問題 43 問題 43 資本剰余金の振替え 借方科目金額貸方科目金額 次の独立した取引の仕訳を示しなさい ⑴ 資本準備金 2,000,000 円とその他資本剰余金 800,000 円を資本金とすることを株主総会で決議し その効力が生じた ⑵ 資本金 500,000 円を資本準

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第 3 期期末配当の取扱いに関する Q&A Q1. その他資本剰余金 とは何ですか A1. 株主の皆様から払い込まれた資本のうち 資本金に組み入れられなかった分を 資本剰余金 といい 資本準備金 と その他資本剰余金 から構成されます 今回の配当は このうち その他資本剰余金 から行います Q2. 今回の配当原資における その他資本剰余金 の割合はどのくらいですか A2. 全額 その他資本剰余金 からの配当となります Q3. 資本剰余金を原資とする配当と 普通の配当金との違いは何ですか A3. 配当金は株主の皆様への利益の配分として行われ 利益剰余金から支払われるのが一般的ですが その他資本剰余金 は株主の皆様からの払込資本であり その剰余金を原資とした配当は 資本を株主の皆様に払い戻したものと認識します このことから その他資本剰余金 からの配当は 資本の払戻し に該当いたします Q4. 今回の配当は その他資本剰余金 からの配当ということですが 通常の利益剰余金からの配当と課税関係は異なりますか A4. 税法上 資本剰余金からの配当は 資本金等の額からなる部分が 資本の払戻し 資本金等の額以外の金額からなる部分が みなし配当 とされます 今回の配当金は全額が資本金等の額からなる部分からの支払いとなるため みなし配当部分はありません すなわち 全額が株式等に係る譲渡所得等の収入金額とみなされることになります ( 税務上 みなし譲渡 といいます ) 源泉徴収あり の特定口座で保管されている株式であっても すべて一般口座での株式等に係る譲渡として取り扱われますので 譲渡所得に対する源泉徴収は行われません なお みなし譲渡 については 譲渡所得を確定申告する必要があるほか 株式の取得価額の調整 ( 減額 ) が必要となります ただし みなし譲渡 による譲渡所得の計算や 株式取得価額の調整 ( 減額 ) 確定申告等につきましては 各株主の皆様のご事情により異なりますので お手数ですが お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします Q5. みなし配当 とは何ですか A5. 会社法上は利益剰余金からの配当に該当しなくても 税法上 資本剰余金からの配当のうち 配当として課税される部分を みなし配当 といいます 今回の配当金は みなし配当 には該当いたしません

Q6. みなし譲渡 とは何ですか A6. その他資本剰余金 からの配当のうち 配当として課税されるもの以外の部分は税務上 資本の払戻しに該当します 今回 実際には株式の譲渡は生じていませんが 株主の皆様は その他資本剰余金 からの配当を対価として 保有する当社株式の一部を当社に譲渡したものとみなされることになるため 税務上 みなし譲渡 と呼んでいます みなし譲渡 の場合には 株主の皆様の保有されている当社株式数が減ることはありませんが 株主の皆様が保有されている当社株式の 取得価額 が純資産減少割合分につき減額されます ( なお この減額される取得価額が当社に対する株式譲渡の譲渡原価となり みなし譲渡 の収入金額部分との差額が各株主の皆様の譲渡所得となります ) みなし譲渡損益の計算は 特定口座での保有 一般口座での保有のいずれの場合でも口座管理機関 ( 証券会社等 ) では行なわないとされています 確定申告の要否につきましては 各株主の皆様のご事情により異なりますのでお手数ですが お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします Q7. 純資産減少割合 とは何ですか? A7. 今回の配当に伴う純資産減少割合は 0.196 ( 小数点以下第 3 位未満切上げ ) です 純資産減少割合 は みなし譲渡 によって生じる譲渡所得の計算や保有する株式の取得価額の調整などを行う際に必要となります 具体的には 従前の取得原価合計額に 純資産減少割合 を乗じた金額が 譲渡収入金額から控除すべき取得原価となります 詳細はお取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします Q8. みなし配当以外 ( みなし譲渡 ) 部分について源泉徴収されないのはなぜですか A8. 2006 年 5 月 1 日付の税制改正により 資本剰余金を原資とする配当について みなし配当以外 の部分 ( みなし譲渡 部分) は 資本の払戻し ということで配当所得として取り扱われず 課税の対象外になったためであります Q9. みなし譲渡損益 や調整後の取得価格などを計算してもらえますか A9. 誠に申し訳ございませんが 正しい計算には取得価額などの正確な情報が必要であるほか 株主の皆様個々のご事情によって計算が異なる場合がございますので お手数ですが お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします

Q10. 特定口座でプレミアグループの株式を保有していますが 取得価額の調整はどうしたらいいですか? A10. 特定口座で保管されている株式であれば 取得価額の調整については当該特定口座を開設している証券業者等が行うこととなっております 詳細は お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) にご相談くださいますようお願いいたします Q11. 一般口座でプレミアグループの株式を保有していますが 取得価額の調整はどうしたらいいです か? A11. お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) にご相談くださいますようお願いいたします Q12. 証券会社の口座で 源泉徴収されているのですが A12. 当社の配当支払基準日後に証券会社の口座を移管した場合や 当社の配当支払基準日後に 当社の株式を売却された場合等では 源泉徴収される場合がございます 詳細は お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) にご相談くださいますようお願いいたします Q13. 確定申告が必要になるのでしょうか? A13. 発生したみなし譲渡損を損益通算してもなお控除しきれない損失の金額等が存在する場合や 株式を配当支払日以前に売却したこと等の理由により 純資産減少割合分より みなし譲渡 の収入金額部分が大きい場合など 確定申告が必要になる場合がございます なお 上記以外の場合におきましても 各株主の皆様のご事情により確定申告が必要になる可能性がございますので 確定申告が必要かどうかにつきましては お手数ですが お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします

Q14. 利益剰余金による配当との違いについて 分かりやすく説明して欲しいのですが A14. あくまで参考ではございますが 設例を用いて説明させていただきます 例 ) 保有株式数 :100 株 取得価額 :2,500 円 配当金 :1 株当たり 85.0 円 1. 配当金に対する課税について 利益剰余金による配当 その他資本剰余金による配当 計算式 1 配当金 8,500 円 8,500 円 - 2 配当所得に対する課税 1,726 円 0 円 (1 配当税率 20.3150%) 3 差引後入金配当金 6,774 円 8,500 円 (1-2) 2. 取得価額の調整について 利益剰余金による配当その他資本剰余金による配当計算式 4 取得価額 250,000 円 250,000 円 - 5 みなし譲渡に対応する 取得価額の減少額 - 49,000 円 (4 純資産減少割合 0.196) 6 譲渡損益 ( ) 40,500 円 (5-3) 7 調整後取得価額 201,000 円 (4-5) 6 譲渡損益につきましては 確定申告により その年分の上場株式等の配当等に係る利子所得の金額及び配当所得の金額と損益通算ができます また 損益通算してもなお控除しきれない損失の金額については 翌年以後 3 年間にわたり 確定申告により上場株式等に係る譲渡所得等の金額及び上場株式等に係る配当所得等の金額から繰越控除することができます 国税庁 HP(https://www.nta.go.jp/index.htm) 当 HP 内の該当ページは 右記ご参照ください (https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1474.htm) 当ページは予告なく変更 削除される場合がございますが ご容赦ください 3. 税金について 利益剰余金による配当 その他資本剰余金による配当 計算式 8 配当所得による課税 1,726 円 - (2) 9 譲渡損失による譲渡所 - 8,228 円 (6 譲渡益税率 20.3150%) 得節約額に対する課税 10 将来売却による譲渡所 - 9,954 円 (5 譲渡益税率 20.3150%) 得増加分に対する課税 税金合計 1,726 円 1,726 円 - 上記の回答を利用することにより直接的 間接的に生じた損失に対し 当社およびその関連会社は一切責任を負いかねます 正しい計算には取得価額などの正確な情報が必要であるほか 株主の皆様個々のご事情によって計算が異なる場合がございますので お手数ですが お取引の口座管理機関 ( 証券会社等 ) または最寄りの税務署または税理士等にご相談くださいますようお願いいたします

[ 本件に関するお問い合わせ先 ] プレミアグループ株式会社コーポレートIR 部 http://ir.premium-group.co.jp/ja/privacy.html ( 上記 URL より 入力フォームへお進みください )